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もし情報システム部のマネージャーが ドラッカーの『マネジメント』を読んだら

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もし情報システム部のマネージャーが ドラッカーの『マネジメント』を読んだら
もし情報システム部のマネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら
2010年9月7日
株式会社アイ・ティ・イノベーション
http://www.it-innovation.co.jp
取締役 兼 常務執行役員
能登原 伸二
Copyright © IT innovation, Inc. All rights reserved.
1
Ver1.0.0
講師プロフィール
能登原 伸二
株式会社アイ・ティ・イノベーション 取締役 兼 常務執行役員
名古屋工業大学 情報工学科非常勤講師
1960年生まれ、名古屋工業大学情報工学科卒業(1983年3月)。
株式会社ジャパンエナジー(現:JX日鉱日石エネルギー)の情報システム部門において、
長年、情報システムの企画、開発、運用までの幅広い業務に携わり、ITによる業務改革、
収益向上を支援してきた。現在はITベンダー、ユーザー企業の情報システム部門へのプ
ロジェクト管理標準導入、PMO(Project Management Office)の運営、及びITプロジェクト
におけるプロジェクト管理支援コンサルティングを幅広く手がける。常に顧客と共に考え、
行動し、成果を上げることをモットーとしている。
大規模で、複雑なプロジェクト管理の専門家。
プロジェクトマネジメント協会(PMI)会員、PMP、
【著書】
「プロジェクト管理大全(共著)」(日経BP)
日経SYSTEMSにて「のとはら先生」シリーズを連載
「プロジェクトマネジメント現場マニュアル」(日経BP)
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Ver1.0.0
目次
„
„
„
„
„
„
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『マネジメント』を読んだら を振り返って
情報システム(IS)部門に対する顧客の要求
IS部門の役割と目的
IS部門のマーケティング
ビジネスに役立つシステムを生み出す
人の強みを生かした人材育成
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3
Ver1.0.0
もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら
を振り返って
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4
Ver1.0.0
真摯さ
„真摯さ:
まじめで熱心なこと。また、そのさま。
(大辞泉)
„ integrity:
(強固な)正直さ、誠実;高潔、清廉
(honestyより堅い語)
(シーニアス英和大辞典)
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Ver1.0.0
高校野球部の顧客と目的
学校
高校野球
ファン
スキル
高校野球
連盟
先生
都立高校の
野球部の顧客
スキル
野球部員
東京都民
(都立高校)
スキル
野球部員
の親
顧客に感動を与えること!!
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Ver1.0.0
高校野球部の定義と目標
<高校野球部の定義>
顧客に感動を与えるための組織
<目標>
甲子園に行く
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Ver1.0.0
甲子園出場
<プロセス:夏の地方予選>
夏の大会で一大旋風を巻き起こす。
<結果>
予選を勝ち抜き、甲子園出場を決める
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Ver1.0.0
情報システム(IS)部門に対する
顧客の要求
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Ver1.0.0
情報システム(Information System:IS)とは
<一般的な定義>
<一般的な定義>
情報システムとは,組織体(または社会・個人)の活動に必要な情報の
情報システムとは,組織体(または社会・個人)の活動に必要な情報の
収集・蓄積・処理・伝達・利用にかかわる仕組みである。
収集・蓄積・処理・伝達・利用にかかわる仕組みである。 (出典:情報システム学会)
(出典:情報システム学会)
<企業における定義>
<企業における定義>
企業で扱うシステムは経営情報システムを意味する。
企業で扱うシステムは経営情報システムを意味する。
よって、「経営目的を達成するための仕組み」と定義することができる。
よって、「経営目的を達成するための仕組み」と定義することができる。
<経営情報システムの仕組み>
<経営情報システムの仕組み>
経営情報システム
経営情報システム
サービス
の利用
情報の
やり取り
効果
1.業務生産性向上
2.経営判断や意思
決定の材料提供
経営判断や
意思決定は
あくまでも人が行う
業務の仕組み
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コンピュータシステム
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Ver1.0.0
利用形態の変化
z 情報システムの利用形態は、個別の業務合理化から、社会的なイ
ンフラの一部へとその位置づけが変化しつつある。
1960
個別
1980
集中
2000
統合
分散
一昔前
一昔前
ISの
利用形態
2010
社会インフラ
現在
現在
主にコスト削減や生産性向上が目的。
主にコスト削減や生産性向上が目的。
OAやFAなどと言われるように「自動化」の視点。
OAやFAなどと言われるように「自動化」の視点。
コスト削減や生産性向上のみならず、戦略的で高
コスト削減や生産性向上のみならず、戦略的で高
度な活用が進む。
度な活用が進む。
ビジネスを支えるための手段としての位置付け。
ビジネスを支えるための手段としての位置付け。
ビジネスに直結、場合によってはIS自体が企業競
ビジネスに直結、場合によってはIS自体が企業競
争力の中心となることもある(Amazonといったドット
争力の中心となることもある(Amazonといったドット
コム企業と呼ばれるビジネスが成立する時代)。
コム企業と呼ばれるビジネスが成立する時代)。
主に定量的な効果を期待(人件費の削減、ペー
主に定量的な効果を期待(人件費の削減、ペー
パーレス化、など)。
パーレス化、など)。
定量的効果と共に定性的な効果も重視(顧客サー
定量的効果と共に定性的な効果も重視(顧客サー
ビスの向上、ビジネスチャンスの拡充、ブランドイ
ビスの向上、ビジネスチャンスの拡充、ブランドイ
メージの向上など数字で表しにくい効果)。
メージの向上など数字で表しにくい効果)。
ISの
位置付け
ISに求める
効果
2005
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19
Ver1.0.0
情報システム部門の顧客・ステークホルダー
z 経営者、ユーザ部門、情報システム部門はそれぞれ異なる立場で情報システム
に関わっており、お互いの視点を理解することが重要。
投資により利益を
上げたい
納期やコスト遵守、
システムの品質が
重要
経営者
投資・
組織マネジメント
ビジネス目的の達成
ビジネスの発展
事業部門
情報システム部門
サービス提供のための
各種サポート
サービス
(情報システム)の
提供
売上げを伸ばしたい
業務を効率化したい
ベンダー
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Ver1.0.0
なぜ情報システム開発が失敗するのか
発注前に、ベンダーに対して「何をやりたいのか」「どう進めたいのか」が明確に伝
えられないと失敗の原因となる。
発注側が「何をやり
発注側が「何をやり
たいのか」明確化が
たいのか」明確化が
不十分
不十分
発注側の「やりたい
発注側の「やりたい
こと」が具体化
こと」が具体化
シス
ステ
テム
ム部
部門
門
シ
発注
注側
側
発
ユー
ーザ
ザ部
部門
門
ユ
ユーザからの
ユーザからの
要求提示
要求提示
情報
情報
システム
システム
の構想・
の構想・
企画
企画
ここで計画の甘さが
ここで計画の甘さが
判明!!
判明!!
(時間・コストの追加が必要に)
システム利用・保守
システム利用・保守
要件提示
要件提示
受入テスト
受入テスト
プロジェクト
プロジェクト
運用
運用
計画
計画
委託
託先
先︵
︵
ベン
ンダ
ダー
ー︶
︶
委
ベ
要件定義
要件定義
稼動後
稼動後
やりたいことが曖昧な
やりたいことが曖昧な
まま、見通しの悪い
まま、見通しの悪い
計画が作られる
計画が作られる
設計
設計
構築
構築
移行
移行 本番
稼動
品質の悪さは
品質の悪さは
主にここが原因
主にここが原因
ベンダー委託
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テスト
テスト
フォロー
フォロー
導入・
導入・
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Ver1.0.0
IS部門の役割と目的
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Ver1.0.0
ITガバナンスとは
ITガバナンスとは
IT活用に関する行動を企業が競争優位構築のために
あるべき方向へ導く組織行動である。
(日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の定義)
IT Governanceはギリシャ語のGouvernare:舵取り
から発生しており統治するというよりも、
先見者・リーダシップをいかに発揮するか?
という観点から検討を進める。
(JUAS ITガバナンス特別プロジェクトより)
※JUAS IT ガバナンス研究2001
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Ver1.0.0
ITガバナンスのPDCAサイクル
トップマネージメントチーム
・社長/CEO
・CIO
ライン部門[効果、費用の責任]
・活用
・運用分担
・競争力強化
・業績向上
IS組織[有効なシステムの提供責任]
・IT戦略
・ITサポート/サービス機能
実行計画立案
(組織としての意思明確化)
事業環境およびIT活用の認識
・危機認識
経営戦略(戦略変数認識)
・商品・プロセス
・IT(要求仕様の明確化)
開発・進捗管理
(組織としての実行調整)
評価、戦略変更
(組織としての定量、定性、
戦略性評価)
実施案の策定
(戦略的、有効に使いこなす案を
利用者が作成する)
実施、運用、活用促進
(組織意思に基づく行動/結果と
フォロー)
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※IT ガバナンスのJUASモデルより
Ver1.0.0
情報システム部門の目的
z 情報システム部門(以後「IS部門」と表記)の目的は、一般的に以下と考える。
安定したITサービスを提供する
多様化する要求に対して、柔軟にスピーディーに対応する
ITサービスの導入にあたり、高品質、短納期、低コストを実現する
ITサービスにおけるセキュリティ、コンプライアンスを統制する
グローバルの観点は必要
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Ver1.0.0
IS部門が果たすべき機能
z 目的を達成するために、IS部門が果たすべき機能として、以下の4
つがあげられる。
9ビジネス上の課題・問題解決
•情報体系と情報基盤を使ってどのように課題・問題を解決するかを決定する。
•全社横断的な視点から、業務改善を推進する。
9情報体系の管理
•ユーザから要求される情報を、正確かつ効率的に提供するために、情報システムで
扱われるデータ(意味、属性)全体を整備する。
9情報基盤の管理
•情報基盤(インフラ、アプリケーション)のアーキテクチャを整備する。
•情報基盤の構築、運用の方針を決定し、常に最適な状態となるように管理する。
9情報システムと組織の管理
•情報戦略を立案する。
•情報システムの企画、開発、運用プロセスを整備する。
•情報システムに係わる組織を管理する。
•情報システムの投資対効果を管理する。
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Ver1.0.0
IS部門の役割分担
z 機能を果たすために、IS部門は一般的に、以下のように役割を分担している。
パートナー(ベンダー)
ユーザー企業
エンド
ユーザ
ー
情報システム部門
ユーザー部門
ITサービス全般
ビジネス計画管理
ビジネス計画管理
サービス評価分析
サービス評価分析
ビジネス戦略
ビジネス戦略
ITサービス全般
ITサービス全般
エンドユーザー
エンドユーザー
活用支援
活用支援
エンドユーザー
エンドユーザー
活用支援
活用支援
エンドユーザー要求
ITサービス支援管理
ITサービス支援管理
ITサービス統制管理
ITサービス統制管理
(IT組織運営)
(IT組織運営)
ITサービス運用提供
ITサービス運用提供
サービス計画管理
サービス計画管理
←エンドユーザー要求
ユーザ支援→
・ユーザー満足度情報
・サービスレベル情報
・利用支援状況
・ヘルプデスク問合せ集計情報
・ユーザー要望
・ITサービス運用状況
・信頼性、効率等向上提案
・障害情報
サービス提供
エ
エ
ン
ン
ド
ド
ユ
ユ
|
|
ザ
ザ
|
|
情報システム
情報システム
設計・開発
設計・開発
情報システム設計・開発
情報システム設計・開発
情報システム導入・変更
情報システム導入・変更
情報システム導入変更
情報システム導入変更
業務・システムの移行が連携
プロセスで発生する
全ての資産
IT資産管理
IT資産管理
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Ver1.0.0
IS部門のマーケティング
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28
Ver1.0.0
IS部門の課題、問題意識(整理)
• 現行情報システムがネックになり、スピード変化に応えられない。
• 戦略的投資に向けたコミットメントが得られない。
情報戦略・
中長期計画
• ビジョン、使命・戦略が公開されていない。
• ユーザーとの連携が出来ていない。
• 情報漏洩や災害発生時に大きなリスクを抱えている。
• 構築にあたり品質低下、納期遅延、コスト超過を招いている。
• 運用のコストが掛かりすぎる、サービスレベルが不適正。
ユーザー
マネジメント
統制管理
• 障害や移行時のサービス停止によるビジネスへの支障に対す
る認識不足。
• 機能構成、テクノロジーが複雑で、維持管理が非常に困難な構
造になっている。
• 基幹のデータが分散し、且つ不整合をきたしている。
• 重要な役割を外部に依存し、コスト高、意思決定・遂行のスピー
ドに欠ける。
• リーダーの人材が不足している、育成する環境や機会が乏しい。
• ビジネスと乖離しているため、情報システムが活用されていな
い。
情報システムの開発・
保守・運用
情報システムの企画
情報基盤
人材育成
• 投資効果、優先度が不明確。
• 要求、企画から開発、運用におけるシステム案件の情況が不明
確。
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プロジェクトマネジメント
Ver1.0.0
IS部門の課題、問題意識
‹ ユーザ企業のIS部門が担当する領域はITサービス全般にわたる。
[標準化]
:優先課題領域
[ITサービス部門の組織]
部門の規約・管理ルール
・内部統制 ・セキュリティ
プロジェクトマネジメント標準
インフラ標準
・開発標準
・テスト標準
情報システムの中長期計画(将来像)
[情報共有]
・標準
ITサービス部門の役割
改善活動
全体統括
管理
ノ
ウ
ハ
ウ
・課金
予算承認
プロセス
IT資産管理
[ユーザ]
[開発・運用]
構想・企画
キーマンの参画
業務プロセス定義
・プロジェクト
実績
プロジェクトマネジメント
計画
実行
・業務プロセス
定義書
監視コントロール
終結
評価
運用・保守
システム開発
[情報基盤]
・成果物
(仕様書ほか)
技
術
・サービスレベル
・運用管理実績
・ヘルプデスク
・満足度
・最新情報
(プラットフォーム、
アーキテクチャ)
プラットフォームの統一
・トレーニング
[人材育成活動]
適切なOJT
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スキルアッププラン
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人材育成モデル
・スキル定義
Ver1.0.0
ビジネスに役立つシステム
を生み出す
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Ver1.0.0
ビジネスに役立つシステムを生み出すには何が大切か?
市場で競争優位を
もたらすビジネスモデル
経営企画部門
ビジネス
戦略
事業企画・遂行部門
ビジネス
プロセス
戦略
ビジネス
プロセス
設計
ビジネス
プロセス
詳細設計
事業遂行部門
サービスイン
IT企画・開発部門
情報
情報戦略 システム
構想・企画
業務 運用・保守
移行・導入
情報システム構築
RFP
提案書
IT運用部門
情報システム 保守・運用
移行・導入
サービスイン
ビジネス戦略に
同期した
情報システム構想・企画
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機会を逃がさない
スピード
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十分に使いこなし
ビジネスに効果
Ver1.0.0
IT構想・企画のプロセス
z IT構想・企画ではWhy、What、Howの3つの切り口で段階的に構想を検討し、最終的に企
画書として取りまとめる
何のために
何のために
y
Wh
1.
要求の取りまとめ
IT構想
・企画
プロセス
1.1
ビジネスの
方向性を
理解する
1.2
現行の業務・
システムを
把握する
トップダウン
(経営)の視点
1.3
業務・システム
の要求を
概括する
ボトムアップ
(現場)の視点
どのような
どのような
システムを
システムを
どのように
どのように
実現するか
実現するか
at
h
W
2.
業務・システムの概要定義
2.1
業務プロセスと
概念データの
モデルを作成する
2.2
業務運用時
の体制を定義
する
2.3
技術的な
アーキテクチャ
を定義する
2.4
移行を
検討する
2.5 ソリューション候補を評価する
ビジネス戦略や動向、業
務の現状を踏まえ、業務・
システムの改善を検討し、
要求事項を明らかにする。
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プロセス/データモデル、サ
ブシステム、技術的なアーキ
テクチャ、サービスレベル、業
務運用時の体制を定義する。
35
How
3.
実現シナリオの策定
3.1
全体的な
実現のシナリオ
を策定する
3.2
企画書として
まとめる
システム
企画書
新業務・システムの実現
シナリオを検討し、今後
のプロジェクトを定義す
る。
Ver1.0.0
IT構想・企画の勘どころ
9
9要求を引き出し、ビジネスの戦略と結びつける
要求を引き出し、ビジネスの戦略と結びつける
9
9創造性を働かせ、本当に価値のあるものを生み出す
創造性を働かせ、本当に価値のあるものを生み出す
9
9タイムボックスで計画し、スピード感を持って結論を出す
タイムボックスで計画し、スピード感を持って結論を出す
9
9役者を揃え、
役者を揃え、 考えるチーム
考えるチーム を創る
を創る
9
9企画の実現性を検証する
企画の実現性を検証する
9
9企画の内容をステークホルダーと真に共有する
企画の内容をステークホルダーと真に共有する
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Ver1.0.0
スピードを生み出すためには
成熟した組織は俊敏になる
マネジメントが適切に機能
< CIOの存在 >
変革の
方向性
人材
情報基盤
知識基盤
戦略・企画・運用
情報体系・インフラ
・アプリケーション
標準・ノウハウ
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Ver1.0.0
運用の重要性
より役に立つシステムの戦略・企画へ
情報システム企画と作りこみ
戦略・企画
情報システムにより価値を創造し、効果を得る
設計・開発
運用・保守
定期的な利用状況
や達成度の把握
評価
新たな
システム化の
必要性
企画は運用からはじまる
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Ver1.0.0
人の強みを生かした人材育成
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Ver1.0.0
IT人材育成活動のイメージ
資質
キャリアプラン
・人材モデル定義
・キャリアパス・プラン
資質のある
人材を選別
人材育成活動
IT人材育成のプロセス(年間活動)
IT人材育成のプロセス(年間活動)
個人の能力開発計画
の作成
実務(
実務( OO JJ TT ))
※スキルアップに適した仕事
※スキルアップに適した仕事
IT関連の教育
継続的な
成長
管理
管理
グループ
グループ
計画との分析、評価
&対策検討
人事評価の
人事評価の
プロセス
プロセス
スキルアップ
支援
現状の能力の把握
・スキル診断
組
織
(効率的な体制・明確な役割と責任)
支援組織
支援組織
・IT標準策定
・IT標準策定
支援環境
経営戦略に基づくキャリアプランに従って、人材育成プロセスを構築し、継続改善する。
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40
Ver1.0.0
真の成長とは、真摯な態度とは
変革を達成
変革を達成
リスクを冒すことで
成長できる
リーダーシップ
オープンで創造的、積極的、粘り強い行動
オープンで創造的、積極的、粘り強い行動
機会(チャンス)と考える
機会(チャンス)と考える
出来事/事象
人の持つ
最大の力は
選択の力
どうすれば良いかわからない
どうすれば良いかわからない
現状の枠内で安全な行動、抵抗
現状の枠内で安全な行動、抵抗
現状の維持
現状の維持
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41
※ニュージーランド企業である
IASラーニング・グループの考え方を参照。
Ver1.0.0
IS部門マネジャーの資質と能力
組織の成熟度を向上し、ビジネスに貢献
する観点
企業の情報戦略
プロジェクトを成功に導く観点
コミットメントを守る力
プロジェクトの目標
リーダーシップ
正しい考え方
コミュニケーション力
人材育成力
長期的なビジョン
に基づく
構想・企画力
管理・調整力
プロジェクト
マネジメント 特にコスト、調達
の知識・手法
改革・改善力
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42
Ver1.0.0
IS部門マネジャーのキャリア・パスイメージ
IS部門マネジャー = 変革リーダー
ビジネス上の問題
を定義し解決が
できる
ITアーキテクト
システムアナリスト
プロジェクトマネージャ
実務
実務
実務
実務
やり方に従って
実行できる
運用スペシャリスト
開発スペシャリスト
実務
実務
エンジニア
学習中
様々な立場での実務を
経験し、幅広いスキル、
経験を得る。
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43
実務
Ver1.0.0
参考文献
z 岩崎夏海:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』、ダイヤモンド
社 、2009年
z P.F.ドラッカー、上田惇生編訳:マネジメント 基本と原則 [エッセンシャル版]、ダイヤモン
ド社、2001年
z Project Management Institute、 PMI東京(日本)支部訳:プロジェクトマネジメント知識体
系ガイド4版、プロジェクトマネジメント協会、2009年
z International Institute of Business Analysis、IIBA日本支部訳、ビジネスアナリシス知識
体系ガイド Version2.0、 IIBA日本支部、2009年
z アイ・ティ・イノベーション編:プロジェクトマネジメントハンドブックVer 2.3、アイ・ティ・イノ
ベーション、2006年
z アイ・ティ・イノベーション編:Modus IP(IT構想・企画方法論)、アイ・ティ・イノベーション、
2010年
Copyright © IT innovation, Inc. All rights reserved.
44
Ver1.0.0
ご清聴いただき誠にありがとうございました。
Copyright © IT innovation, Inc. All rights reserved.
45
Ver1.0.0
Fly UP