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平成25年度起業 援型地域雇用創造事業 地域雇用おこし推進事業実施
平成25年度起業⽀援型地域雇用創造事業 地域雇用おこし推進事業実施取組モデル報告書 ➣地域雇用おこし推進事業の概要 平成25年度実施の緊急雇用創出事業(起業⽀援型地域雇用創造事業)を活用し、 道内の雇用の受け皿づくりを進めるため、産業振興や地域振興の各分野(ものづく り・社会的企業・食・観光等)における、雇用創出に効果的な取組や本道経済の活 性化に資するモデル的な取組について、計画又は実施している企業の事業を募集し (下記「事業実施一覧」のとおり)、その取組を「雇用創出」の取組モデルとして 全道への普及を図る。 ※緊急雇用創出事業とは 離職した非正規労働者や中⾼齢者等に向けてつなぎの就労機会の創出を図るた め、国からの緊急雇用創出事業臨時特例基⾦を活用し、道や市町村の⺠間委託事 業等により、成⻑期待分野や地域の産業・雇用振興策に沿った事業により、地域 に根ざした雇用・就業機会を創出するとともに、地域のニーズに応じた人材を育 成し、雇用に結びつける。 ※起業⽀援型地域雇用創造事業とは 平成25年度実施の緊急雇用創出事業の一つ。地域の産業・雇用振興策に沿っ て 、 起 業 後 1 0 年 以 内 の 企 業 、 NPO 等 を 委 託 先 と し て 、 地 域 に 根 ざ し た 雇 用 を 創 出することを目的とする。 ➣実施事業一覧 分 野 も の づ く り 社 会 的 企 業 No. 事業名 実施企業 雇用 創出数※ 1 HOKKAIDO ス タ イ ル 創 造 ⽀ 援 合同会社 北ロリ 事 業( 服 飾・フ ァ ッ シ ョ ン 分 野 ) 3 2 HOKKAIDO ス タ イ ル 創 造 ⽀ 援 事業(皮革・雑貨分野) 株式会社24K 2 3 遊休施設転用型ソーシャルビジ ネス創造⽀援事業 D&I マ ネ ジ メ ン ト 株式会社 8 4 ヘルスケア産業振興モデル形成 (ものづくり)推進事業 株式会社リナイス 8 5 ヘルスケア産業振興モデル形成 (サービス)推進事業 特定非営利活動法 人 健康保養ネッ トワーク 7 6 ⺠間活⼒活用起業家育成事業 株 式 会 社 WHY 5 国 際 食 食 と 観 光 観 光 地 域 活 性 化 7 東アジア地域における課題解決 型ビジネス促進事業 株式会社シナジー プラス 7 8 道とロシア極東地域との健康関 連ビジネス交流促進事業 株式会社アルパイ ンガイドノマド 9 9 「石狩ベジタブルフーズ」プロ モーション事業 合同会社特選工房 HOKKAIDO 4 10 いぶりの「おししい」魅了発信 事業 室蘭まちづくり放 送株式会社 2 11 かみかわ食材提供・バックアッ プ事業 合同会社 工夫舎 4 12 オホーツク産品販路等拡大推進 事業 株式会社東京農大 バイオインダスト リー 8 13 ねむろ地域食資源活用推進事業 合同会社北海道新 エネルギー事業組 合 14 くしろ地域ブランド情報発信・ 販路開拓事業 株式会社エフエム くしろ 7 15 いしかり「食と健康」プロジェ クト 特定非営利活動法 人健康保養ネット ワーク 7 16 道南地域広域観光情報発信事業 株式会社ガイアク リエーション 4 17 留萌地域観光コンテンツ制作事 業 株式会社エフエム もえる 3 18 札幌圏における北海道新幹線の 開業に伴う旅⾏需要等創出事業 株式会社HKワー クス 4 在宅未就労者就労促進⽀援事業 特定非営利活動法 人 札幌市福祉生 活⽀援センター 6 19 ※雇用創出数〜事業実施により雇い⼊れた失業者数 4 雇用創造モデル(ものづくり 実施企業 合同会社北ロリ 雇用創出数 No.1) 3名 HOKKAIDO ス タ イ ル 創 造 ⽀ 援 事 業 ( 服 飾 ・ フ ァ ッ シ ョ ン 分 野 ) [取 組 の 様 子 ] 札幌駅前通り地下歩⾏空間でのイベントの様子 [取 組 内 容 ] ① 道庁赤れんが庁舎でのイベントの様子 商品開発及び試作品作製 積雪寒冷な本道の気候を開発資源として活用し、季節感を取り⼊れた世界に通 用 す る ロ リ ー タ フ ァ ッ シ ョ ン の 開 発 及 び 試 作 を 実 施 し ま し た 。衣 類 1 4 点( 洋 品 、 ② ワンピース、コート)小物雑貨11点(帽子、バック等) 市場調査イベントの開催 PR と 市 場 調 査 を 兼 ね た 展 示 会 及 び イ ベ ン ト を 開 催 し 、試 作 品 ア ン ケ ー ト 調 査 を 実施しました。その結果を基にデザインの変更、価格の⾒直しを⾏い製品化に繋 げました。 ● 1/18 道庁赤れんが庁舎 第二会議室にて展示会 < 2 6 年 A/W フ ァ ー ス ト コ レ ク シ ョ ン > 出展数11コーディネイト バ イ オ リ ン 生 演 奏 を 背 景 に 道 内 よ り 4 0 名 の sapporo lolita club 会 員 を 招 待 。 試作品の試着をお願いし着⼼地等の聞き取りとアンケート調査に協⼒をして頂き ました。 ● 2/8 札幌駅前通り地下歩道空間にて雪まつりイベント < salon de lolita イ ン チカホ> 展示会でのアンケート調査を基に変更した価格帯とブラッシュアップした試作品 について更なるアンケート調査を実施した。 同時に北ロリコンテスト、ロリータ体験、写真撮影会、似顔絵等イベントを取り ⼊れ雪まつり観光客(国内外)への反応をみました。当日は80人のロリータ愛好 家が集合し終始賑わい海外観光客の反応も良く⽂化的要素を含むファッションとし てロリータの知名度が上がって来たと実感致しました。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 工 夫 し た こ と ] 新商品開発に当たり一番時間をかけて検討したのはブランドコンセプトでした。コ アなジャンルの中で、他との際⽴った違いを印象付ける何かを⾒つけ出すのが一番大 変でした。結果的には伝統的なロリータ服にポップカルチャーの要素を新しさの象徴 として取り⼊れる事、それを北海道らしさとし、常に新しいチャレンジをする精神性 をも取り込んだコンセプトに致しました。具体的な表現として商品の表地と裏地のミ スマッチ感や素材の新しさです。 また、スタートの段階で新規雇用者とロリータ愛好家との接点を作り、ターゲット 層がどんなものを求めているか、何が足りないのかを徹底的に調査分析する機会を持 ちました。その結果、服作りにおいてサイズへの対応がポイントでありワンサイズで あってもレースアップやゴムシャーリングを取り⼊れた機能性とデザイン性の両面を 満足させる工夫を施した試作品が出来ました。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 苦 労 し た こ と ] ずばり素材、付属品の調達に大変苦労致しました。 北海道にアパレル産業が成⻑しない要素として、産地が無いという事を痛切に感じま し た 。 生 地 、 糸 、 レ ー ス 、 ボ タ ン な ど 北 海 道 で 調 達 で き る も の は 限 ら れ て お り 、今 後 、 量産化に向けては、仕⼊れ先の開拓と縫製工場の確保が⽋かせません。 また、販路の選択にも慎重を期しています。想像以上に原価率が⾼く(デザインの 特性上、普通の1.5〜2倍の要尺が掛かる他レース、リボン等付属費が多い)上代 設定が難しい。お客様の求める価格とクオリティの充実を満足させるには、SPAと して自社販売の道を検討しています。 新規雇用で苦労した事としては、コアな商品テイストのため縫製担当者もデザイナ ーもレクチャーに時間が要したが、チーフデザイナーの抜群の裁量で短期間にチーム をまとめ完璧な試作品作製に⼒を注いでくれました。 [皆 様 の 取 組 の ご 紹 介 ] 北の大地をリボンでラッピング オ リ ジ ナ ル ブ ラ ン ド < KITALOLI> が で き ま し た 。 ロリータファッションは自分の生き方を表現するためのクリエイティブな日本発のフ ァッションです。ある時はキュートに、ある時はエレガントに。 ⻄洋の伝統衣装に現代性をミックスしたロリータファッションは今や全世界に拡がっ ています。私達北ロリは、北海道の自然豊かな風景や素材の豊かさをロリータさんの ライフスタイルと重ね、このファッションの素晴らしさを北海道から国内外に発信し ていきます。そして多様な生き方やスタイルを自由に表現する、新たなクールジャパ ンを発信します。街づくり・人づくり・ものづくりに関わりながら元気な北海道を目 指していきます。 4月下旬よりさっぽろ・ふるさと⽂化百選になっている旧福山商店(現福山ビル)に 事務所を移転します。ショールームを兼ねておりますので是非商品をご覧下さい。 *北ロリ SAPPORO http://kitaloli.com/ LOLITA CLUB オフィシャルサイト 雇用創造モデル取組調書(ものづくり 実施企業 雇用創出数 株式会社24K No.2 ) 2名 HOKKAIDO ス タ イ ル 創 造 ⽀ 援 事 業 ( 皮 革 ・ 雑 貨 分 野 ) [取 組 の 様 子 ] [取 組 内 容 ] rooms28 東 京 ●MATAGI展 roomsTAIPEI 東京ソラマチ(東京) <平 成 25 年 10 月 1 日 〜 8 日 > ● rooms LINK TAIPEI Songshan Cultual and Creative Park( 台 湾 ) <平 成 25 年 11 月 7 日 〜 10 日 > ●札幌スタイルショーケース 地下鉄東⻄線大通駅コンコース内(札幌) <平 成 25 年 11 月 11 日 〜 30 日 > 今までの取り組みを東京、台湾、札幌にて展示会に出展し、アンケートにより意⾒を 募り、EZOシリーズのラインナップの充実を図り、ブラッシュアップした試作品を 制作した。 【 EZO/slash シ リ ー ズ 】 【 EZO collage シ リ ー ズ 】 ● rooms28 ( 東 京 ) <平 成 26 年 2 月 18 日 〜 20 日 > さらにアンケートにより意⾒を募り、ブランド化に向けた今後の展開の可能性を確か なものとした。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 工 夫 し た こ と ] ※売り上げの増加など事業実施の面で工夫したこと。 新製品の開発にあたり、できるだけ価格帯を市場に合わせることを目標にし、手間を 極 ⼒ か け ず に デ ザ イ ン 性 の あ る 製 品 を つ く り あ げ た 。 【 EZO/slash シ リ ー ズ 】 また、帆布などの生地とエゾシカ革を組み合わせることで、革の部分のコストを減ら し 、 軽 く て 使 い や す い 鞄 に 仕 上 げ た 。 【 EZO collage シ リ ー ズ 】 ※新規雇用者に対し工夫したこと。 皮革製品は縫製の際の失敗は手直しがきかないので、研修の時間をより多く取った。 東京の展示会に一緒に同⾏し、現場の反応を直接聞くことで、エゾシカ革の可能性と 日本全国の情勢を感じてもらい、ものづくりの大切さを知ってもらった。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 苦 労 し た こ と ] ※売り上げの増加など事業実施の面で苦労したこと。 エゾシカ革は流通が整っていなく、原皮を集めるのに苦労し、取引先の対応の悪さ に使えない革を多く作ってしまった。 海外との取引は⾔葉の壁が厚く、その国の特性を理解するには時間がかかった。 ※ 新規雇用者で苦労したこと。 新しいデザインに挑戦する際にサンプルを作る時間が多くかかってしまった。 [皆 様 の 取 組 の ご 紹 介 ] 北海道ならではの素材であるエゾシカの皮を活用し、新しいデザインで人々の生活 に彩りを与える製品を提案しています。 北海道が有する自然豊かなイメージを連想させ、エゾシカ革の持つやわらかくてし なごやかな特性を生かした新たなブランドとして、北海道から国内外にアピールす ることで、駆除されたエゾシカの有効活用の促進とともに、道内皮革製品製造業の 活性化や雇用の増加につなげられるよう取り組んでまいります。 *24K オフィシャルサイト http://24kirico.com/ 雇用創造モデル取組調書(社会的企業 実施企業 D&I マ ネ ジ メ ン ト 株 式 会 社 雇用創出数 No.3 ) 8名 遊休施設転用型ソーシャルビジネス創造⽀援事業 [取 組 の 様 子 ] 遊休施設であった石造り貯蔵庫を 改装し、地域に根ざした外観を有 する。 ダイバーシティキッズプレイス「ぱれっと」 代表取締役 棟方 俊輔氏 地域の交流スペース 「 BAMBI CAFÉ」 [取 組 内 容 ] 【遊休施設の転用及び有効活用】 ①地域らしさを視覚的に感じることのできる遊休施設の転用 ②障がいの有無に関わらずともに活動できるよう配慮 ③当該施設の供用開始及び利用者募集に係る広告宣伝 【地域課題を解決するサービスの提供】 ①障がい専門保育スタッフの配置 ②障がいに関する情報提供の実施、相談対応 ③運動場の確保に困っている市⺠や児童福祉施設利用者への天候や季節に左右され ない遊具施設等の提供 【地域のにぎわいづくりやコミュニティ交流の拠点の形成】 障がい・育児に関する情報共有の場の設置・整備 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 工 夫 し た こ と ] ※売り上げの増加など事業実施の面で工夫したこと。 障がいのある子供が利用できるように保育⼠だけではなく⽀援学校教諭経験者や児童 発達⽀援事業所での⽀援員経験者を採用したこと。 ※新規雇用者に対し工夫したこと。 遊具取扱業者から協⼒を受け、実際の遊具を使った研修を事前に⾏った。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 苦 労 し た こ と ] ※売り上げの増加など事業実施の面で苦労したこと。 障がいがあることをクローズとし利用されるお客様に対し会話のなかから子育ての 悩みや現状についてをくみ上げること。 ※新規雇用者で苦労したこと。 企業理念の周知。 [皆 様 の 取 組 の ご 紹 介 ] 札幌市北部で盛んに栽培されているタマネギの貯蔵倉庫を改装し、屋内に運動系の遊 具のコーナーや絵本を楽しめるリーディングスペースを整備するとともに、障がいに 関する知識を持ったスタッフを配置して、季節や天候に関わらず、障がいのある子ど もでも安⼼して遊べる場所を提供しています。 『ぱれっと』とは、いろいろな個性を持つ子ども達が交流する場を、絵の具のパレッ トに⾒⽴てて名付たものです。 会員は既に1500名を超え、そのうち約4割が障がいをもった子ども達であり、 「今までこのような場がなかったが、『ぱれっと』ができて本当によかった」と感謝 されることも少なくなく、スタッフは誇りを持って働いています。 用創造モデル取組調書(社会的企業 実施企業 雇用創出数 株式会社リナイス No.4) 8名 ヘルスケア産業振興モデル形成(ものづくり)推進事業 [取 組 の 様 子 ] 試 作 品 開 発 と そ の 科 学 的 分 析・評 価 と モ ニ タ ー ア ン ケ ー ト 調 査 を ⾏ っ た 。こ れ に よ り 消 費 者 が 受 け ⼊ れ やすい商品へとブラッシュアップ H25 年 度 北 海 道 チ ャ レ ン ジ 企 業 表 彰 に て 、⾼ 橋 知事と記念撮影 水揚げされた鮭から頭の軟骨を 採取する作業から機能性成分で あるプロテオグリカンの抽出・ 精製・濃度調整までの一貫製造 作業 外部専門機関との共同研究に よりその機能性の科学的検証 を実施。 試作品のモニターテスト および道内美容関係機関 へのヒアリング実施 [取 組 内 容 ] 1)健康⻑寿社会に対応した新しいものづくり(新商品開発)の推進 北海道産サケの未利用部位(⿐軟骨)から抽出精製した機能成分「プロテオグリ カン」を主配合した「⼊浴剤」、「スカルプケア商品」、「北海道産トドマツ間 伐材から抽出した精油とのコラボ石けん」等の試作開発を実施。 また、そのヘルスケアを訴求する機能性に関して科学的評価実験を専門機関との 共同研究により明らかにした。 2)試作品のモニター調査及びヘルスケアに関する観光施設等を対象としたヒアリン グ調査を実施。試作品のモニター評価をもとに商品化へのブラッシュアップと観 光施設等での販売可能性について検討。合わせて、消費者に受け⼊れられやすい デザイン等についても検討⾏なった。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 工 夫 し た こ と ] ※売り上げの増加など事業実施の面で工夫したこと。 科学的実験データをもとにモニター評価を実施したが、客観性を持たせたアンケー ト結果を得るため、専門家の意⾒をもらいながら調査結果を積み上げた。北海道産 にこだわることにより陥りがちな価格競争⼒低下を招くことなく、コストパフォー マンスのある商品開発を進めた。さらに北海道観光客が受⼊れやすいデザイン等に ついて専門家や観光宿泊施設の意⾒の吸い上げに注⼒した。 ※新規雇用者に対し工夫したこと。 本 事 業 の 原 料 と な る 鮭 の 未 利 用 部 位 ( 頭 の 軟 骨 ) は 10〜 11 月 の 限 ら れ た 期 間 に 採 取 す る 必 要 が あ り 、 ま さ に OJT に 腐 ⼼ し た 。 市 場 調 査 員 に お い て は 調 査 方 法 ・ ア ン ケートの作成についての検討に時間を要した。この点に関しては⽀援機関の協⼒を 得ながら効率的に⾏った。 [皆 様 の 取 組 の ご 紹 介 ] 北海道産の未利用資源の有効活用を事業のベースとしつつ、単なる⻑寿ではなく、よ り⻑く、より健康で、より美しく(気持ちよく)暮らせる「本当の⻑寿社会」へ。 本事業では、そうした事業目的に合致した商品の企画・開発・販売の1つのモデルを 形成すべく取り組んでまいりました。引き続き、本事業の成果を生かし、私たちはそ の実践と普及に努めてまいります。 雇用創造モデル取組調書(社会的企業 実施企業 雇用創出数 No.5) 特定非営利活動法人健康保養ネットワーク 7名 ヘルスケア産業振興モデル形成(サービス)推進事業 [取 組 の 様 子 ] 当法人会⻑による温泉講座 運動の様子 ディスコミュージックに乗せたダンス 美容講話の様子 [取 組 内 容 ] 講話の様子 新たなヘルスケアサービスの創造及び実践 食、運動、⼼、美を主題とした新たなヘルスケアサービスの創造に向けた取り組み を⾏った。具体的には、リフレクソロジーやリンパマッサージ等のマッサージ、カラ ーセラピーや呼吸法等のメンタル、リズムダンスやパワーヨガ等の運動、食や美容等 の講話を組み合わせた主に中⾼年齢層を対象として、「いきいきライフ」と題したヘ ル ス ケ ア サ ー ビ ス を 約 40 名 の 方 に 計 9 回 程 度 の 講 座 と し て 開 催 し た 。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 工 夫 し た こ と ] 事業実施の面での工夫として、従来の運動を中⼼としたヘルスケアサービスに美や 精神面の新たな取り組みを取り⼊れて楽しみながら参加できる工夫を⾏い、さらに、 今 後 の 事 業 化 に 向 け て そ の ニ ー ズ を 明 確 に す る た め に 参 加 者 か ら は 1 回 当 た り 1,000 円の参加費を徴収してサービス提供した。 新 規 雇 用 者 に 対 し て は 、 グ ル ー プ で 動 き 、 実 践 の 中 で 教 育 ( OJT) を ⾏ っ た 。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 苦 労 し た こ と ] 事業実施においては、新たな取り組みということで、自治体や参加者に対してサー ビスの内容を理解いただくのに苦労したが、その点については、わかりやすさを重点 に置いてパンフレットの製作をすることで対応をした。 [皆 様 の 取 組 の ご 紹 介 ] 従来運動に重点を置いたサービスの多かったヘルスケア事業に対し、「楽しみ」と いう要素に重点を置いてサービス内容からパンフレット等の広報の作成を⾏った結 果、今まで運動プログラムに参加していなかった方の参加を得られ、当初予定よりも 多くの方に参加いただいたという点が、今後のヘルスケアサービスの提供において大 きな可能性を感じたところである。というのも、自治体としては従来ヘルスケアのプ ログラムに参加しない住⺠にどうやってアプローチするかが大きな課題であったた め、これを解決する一つの方向性を提示できたことは今回ご参加いただいた自治体か ら評価をいただいた大きな要素であったからである。 今後はヘルスケアサービス単体での採算性を検討しながら、食事の宅配や御用聞き サービス等の他のサービスとの連動による採算性も検討していく。 雇用創造モデル取組調書(社会的企業 実施企業 株 式 会 社 WHY 雇用創出数 No.6) 5名 ⺠間活⼒活用起業家育成事業 [取 組 の 様 子 ] 代表取締役 星川 2 月 9 日「 堀 江 貴 ⽂ ビジネスプランコ ンテスト」を開催 し 、 大 学 生 130 名 が 参 加 。堀 江 氏 か ら ビジネスプランに 対する講評を戴い た ほ か 、地 方 で の 起 業戦略についても 議論を交わした。 イ ン タ ー ン 生 (右 )に 技 術 指 導 を す る 雇 用 者 (左 ) 尚久氏 [取 組 内 容 ] 学 生 が 仕 事 を し て い る 写 真 。み なが必死に取り組んでいる様 子がうかがえる。 起業を目指す者を募集し、積極的な働きかけを⾏って起業に導き、かつ、その成果(起業 家の育成・輩出状況等)を把握する。 【起業家育成プログラムの⽴案・実施】 ①プログラムの⽴案 ②若者を対象とした参加者募集 ③各段階に対応した起業家育成プログラムの実施 【起業家育成・輩出状況の把握】 起業家育成プログラムにおける進捗段階管理 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 工 夫 し た こ と ] ※売り上げの増加など事業実施の面で工夫したこと。 ・細かいトライ&エラーを重ねた。 ・有識者からの意⾒を都度参考にした。 ※新規雇用者に対し工夫したこと。 ・最 初 は う ま く 仕 事 が 回 ら な い 事 態 が 生 じ た が 、新 規 で 雇 用 し た 人 員 の 配 置 替 え を す る 事により、業務が円滑に回るようになった。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 苦 労 し た こ と ] 起業家育成を⾏うに当たって、若手人材の作った事業モデルから実際に売上を出す という⾏為の難しさに直面した。ここは研修を⾏ったからすぐに実績が生まれるとい う よ う な 性 質 の も の で は な い た め 、ど の よ う な 取 り 組 み を ⾏ え ば 良 い の か 正 解 が な い 。 そのような中、5 つの事業を⽴ち上げ、2 つの事業の継続に成功した。 [皆 様 の 取 組 の ご 紹 介 ] 【起業家育成プログラムによる学生起業家の育成】 当 社 の 起 業 家 育 成 モ デ ル で は 、 起 業 家 志 向 を 持 つ 若 者 を 募 集 し 、 ま ず は e-ラ ー ニ ン グで基礎知識をつけさせ、次いでIT関連業務への従事を通じて実践⼒を養いながら スキルアップと事業マネジメント⼒の習得を進めます。 その後、各々新規事業を⽴案してもらい、プランの完成度を⾼めた上で事業化に向 けたサポートを会社ぐるみで実施し、事業継続⾒通しがついた段階で資⾦面も含めた 最終的な⽀援を⾏い、法人設⽴を実現させます。 このように、一定の事業⾒通しがついてから起業させるため、すぐに倒産する危険 を減らすことができ、その後もともに成⻑を目指すものとなっています。 【起業家を目指す若者を集めるイベントの開催】 起業家を目指す若者を掘り起こし、起業家育成プログラムへの参加のきっかけづく りとするため、ITをキーとしたイベントを開催しました。 これらのイベントの企画・運営自体も育成プログラムに組み込まれており、若者の 社会対応⼒を向上させるためのステップとするとともに、プログラムの次の段階に進 める人材かどうかを判断する重要な機会ともなっています。 雇用創造モデル取組調書(国際 実施企業 雇用創出数 株式会社シナジープラス No.7) 5名 東アジア地域における課題解決型ビジネス促進事業 [取 組 の 様 子 ] 商談会中の司会進⾏の様子 企業視察のバス内での説明対応 [取 組 内 容 ] 交流会での通訳 中 国 で は PM2.5 な ど 、様 々 な 環 境 問 題 を 抱 え て い ま す 。北 海 道 の 企 業 が 持 っ て い る 独自の環境技術で、それらの問題を解決しようというのが、本委託事業の目的です。 事業では、中国を訪問して現地のニーズを具体的に調査すると同時に、北海道の技術 シーズを調査し、中国への販路拡大を目指す道内企業の掘り起こしを⾏いました。ま た、中国との商売には不安も多いので、その対策などを取り上げたセミナーを、道内 企業を対象として実施しました。そして、平成26年1月には札幌で環境関連の商談 会を開催し、中国企業21社と道内企業15社とが参加しました。当社では、企業同 ⼠がスムースに商談ができるように、事前に⼗分に準備を⾏った上で、商談会当日も 様々なサポートを⾏いました。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 工 夫 し た こ と ] 商談会を経て、なるべく多くの企業同⼠が商談成⽴できることが当社のミッション です。日中間の商売に意欲的な企業を調査し、それらの企業と情報交換を繰り返すな どにより、マッチングの可能性の⾼い企業の掘り起こしに対してはかなり注⼒しまし た。また、海外とのビジネスマッチングなので、新規雇用者5名のうち、翻訳や通訳 ができる人材を3名採用しました。業務課題を5名で分担して調査を⾏い、社内ミー ティングで情報の共有化を密に図りました。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 苦 労 し た こ と ] 道内企業は、技術⼒は⾼いけれども、中国との商売には不安があるという場合が非 常に多かったので、その不安をいかに和らげるかについてはかなり苦労しました。セ ミナーの開催のほか、各社の悩みを1社ずつ聞き、それに対して丁寧に説明すること で 、そ の よ う な 不 安 が か な り 解 消 で き た 場 合 が い く つ か あ り ま し た 。中 国 に 対 し て は 、 ⾔葉の障壁のほか、商習慣や⽂化の違いがあるので、情報交換を⾏うことは、道内企 業ほどはスムースにできず、時間をかけて丁寧に⾏いました。 新規雇用者は、パソコンが苦手など、人によってスキルが大きく違っていました。 それぞれのスキルがなるべく活かせる業務分担としましたが、苦手なスキルは向上で きるように指導しました。また、この事業では幅広い技術的な知識が必要でしたが、 新規雇用者は1名を除いた4名が⽂系でした。技術的にわかりにくい部分は受託者の 代表者が解説を⾏い、全員が事業の内容を理解できるように進めました。 [皆 様 の 取 組 の ご 紹 介 ] 中国出張で得たニーズに対応できる道内技術シーズを調査するために、スキルの有 無にかかわらず新規雇用者全員で調査し、資料としてまとめました。中国へは延べ6 回出張しましたが、うち4回は新規雇用者が同⾏し、通訳を⾏いました。1月に開催 した商談会では、日中の参加者がなるべく満足いただけるように、3連休返上で準備 を⾏いました。商談会に参加した中国の方々のうち、ほとんどが日本に来るのが初め てであったために、食事も含めて、おもてなしの⼼を特に重視しました。その結果、 多くの参加者(特に中国の方々)に満足いただくことができました。中国とのビジネ スマッチングは、予想よりも難しいものでしたが、このように全メンバーで一丸とな って業務を遂⾏することで、我々にとっても、とても有意義なものとなりました。 雇用創造モデル取組調書(国際 実施企業 No.8 ) 株式会社アルパインガイドノマド 雇用創出数 9名 道とロシア極東地域との健康関連ビジネス交流促進事業 [取 組 の 様 子 ] 道庁訪問 ロシア関係者を招へいした ロシア関係者を招へいした ロシア・ハバロフスク地方 現地プレゼンテーション 本道からウラジオストクに モニターツアー モニターツアー 医療機関視察 進出した「北斗画像診断センター」 [取 組 内 容 ] 道とロシア極東地域との健康関連ビジネス交流促進のために、本道で展開されてい る健康関連分野の技術、商品、サービス等を調査・抽出し、併せてロシア極東地域の ニーズと将来的な市場としての可能性や課題を調査した。 ロシアの中間富裕層を対象に健康関連に関するアンケート調査を⾏うとともに、極 東3地域を訪問し、関係機関へのヒアリングを実施。併せて、本道の取組に関するプ ロモーションをセミナー形式で⾏った。 また、日本の取組を直接⾒てもらうことを目的にモニターツアーを極東 3 地域から 関係者に来道いただいた。本道各地域の健康関連ビジネスに取り組む関係機関を視察 させていただくことでより深い理解を促すことができた。 以上を踏まえ、事業調査結果について関係機関への情報提供を目的としたセミナーを 開催し、健康関連ビジネスの交流促進を図った。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 工 夫 し た こ と ] 先進事例について広く広報し、成功事例などからロシア極東地域における健康関連 分野に着目いただくことを⼼がけた。 新 規 雇 用 者 に は 、道 内 関 係 機 関 の 調 査 ・ ヒ ア リ ン グ 等 に つ い て 、「 や っ て み せ る 」、 「 や ら せ て み せ る 」 を 実 践 し 、 OJT に よ り 早 期 に 戦 ⼒ 化 で き る よ う に 工 夫 し た 。 [今 回 の 取 組 に 当 た っ て 苦 労 し た こ と ] ※事業実施の面で苦労したこと。 ロシア側のヒアリング等にて一部官僚的なところがあり、苦労した。 ※新規雇用者で苦労したこと。 健康関連分野のロシア語通訳・翻訳者の確保に於いて大変苦労した。 [皆 様 の 取 組 の ご 紹 介 ] 世 界 ブ ラ ン ド と な り つ つ あ る 北 海 道( HOKKAIDO)名 称 へ の 極 東 か ら の 注 目 度 は ⾼ く 、 今回、新たな分野として本道の健康関連分野について極東へプロモーションを⾏え得 たことは成果であったと考える。 今回の事業をきっかけに、ハバロフスクから健康診断希望者 2 名の申し出もあり、人 間ドッグを受診いただいたことは委託事業者として⼼強い反応であった。