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`00 ダッジ・ラムバン ショーティ 207.9万円 `02 ダッジ・ラムバン ミディアム
ガーゴイルは、アメリカ車をドメインとしな がら、 ヨーロッパ車も数多く仕入れるなど、 幅広い顧客に対応する品揃えが嬉しい ショップ。間口を広くオープンにしたショ ールームは、常時20台からの展示がされ ており、見やすい雰囲気が特長。また、 代表の南條哲郎氏もショールームのイメ ージと同じく、話しやすい人柄が魅力だ。 現役サーファーというだけあって、店内に はロングボードの売物まである。基本的 ’ 00 ダッジ・ラム バン ショーティ 207.9万円 ガーゴイルは、ダッジ バンの売物として はわりとレアなショーティを、36ページの 試乗車の他にもう1台ラインナップして いた。試乗したモデルとほぼ同じ仕様 ながら、オーバーフェンダーを追加した ことで印象がだいぶ異なるようだ。ま た、社外品のアルミホイールながらフェ ンダーと品良くマッチしている。ダッジ バンに共通することだが、ごくシンプル な装備なので、手に入れてからカーAV やナビの追加など、自分で手が加えら れる楽しみが残るだろう。 にノーマルというか、店長独自のこだわり で、そのクルマのキャラクターを活かした 状態での販売をポリシーとする。 もっとも、 顧客の要望には柔軟に応えてくれるの で、カスタマイズの相談なども気軽にして ほしいという。なお、敷地内にファクトリ ーも併設するため、購入後のメインテナ ンスも心配ない。 Text:石橋幸樹/Photo:五條伴好 有限会社 ガーゴイル 神奈川県横浜市瀬谷区目黒町7ー25 Tel. 045-924-0444 http://www.gargoyle-car.com ’ 02 ダッジ・ラム バン ミディアム 239.4万円 こちらはショーティよりも全長が長いダ ッジ バンで、国内では「ミディアム」 と 呼ばれているモデル(アメリカ本土では 「レギュラー」 ) 。延ばされた全長は、主 にリアカーゴスペースに充てられ、高 い天井とあいまってより多くの積載が 可能となっている。もちろん、コンディ ションも上々で、ちょっと広い駐車場さ え用意できるなら、すぐさま購入可能 だ。なお、ガーゴイルのオリジナルシー トはご覧の通りフルフラットにリクライ ンできる。 ’ 02 ダッジ・ラム バン ミディアム 239.4万円 ミディアムの2台目もまた、ガーゴイル の売物らしくきれいにノーマル状態を保 持したもの。ホワイトのボディにも色あ せなどはおろか、キズやへこみも皆無 といった状態だ。インテリアも外装と 同様、最高のコンディションにプリペア されており、商用車の面影はまったく感 じられず、程よい質実剛健さがにじみ 出る。ノーマルを良しとするガーゴイル ながら、カスタムを希望する顧客のニ ーズに応えることも得意としているから 頼もしい。 ’ 96 ビュイック・リーガル エステートワゴン 81.9万円 バーガンディのリーガル・ワゴンは通常 であれば内装も同色のベロアになる が、こちらの売物はタンのベロアという 珍しいもの。また、写真にはないがガ ーゴイルのオリジナルパーツとして、ウ ッドとレザーのコンビステアリングもあ らかじめ装着済み。ノーマル品を加工 して使用するため、エアバッグにも完璧 に対応している。クルマそのもののコ ンディションもいい状態で、アメリカ車 入門とか、ワゴン入門としては最適な1 台ではないだろうか。 074 075 '66タイプⅡバス 11ウィンドー 218万円 アーリーバスとしてはかなりお手頃価 格。シートや天井などインテリアは新 品に張り替えてあるが、オリジナルペイ ントのボディは各所に薄くサビが浮い ていて、それがかえってイイ味を出して いる。 「こういうのが好きな人もいるの で、あえてこのまま」で売る予定とのこ と。こういった表面だけのサビは、カラ ッとした気候のアメリカ西海岸でできる もので、サビのうちに入らないそうだ。 日本や欧州なら、先にボディが腐って しまう。 '66タイプⅡ サンダイアル・キャンパー 243万円 ウエストファリアと勢力を二分するキャ ンピングカーが、このサンダイアルキャ ンパー。オリジナルペイントなのにサビ がほとんどない希少な個体だ (バンパー のみリペイント済み) 。エンジンもオリジ ナルの1500cc。ルーフラックがイカして る。フロントシートとドアパネルなどは張 り替えてあるが、後部のキャンパー部分 はオリジナル。非常にキレイだし、ウエ ストファリアとはまた違った趣があってと てもステキだ。 32ページと48ページの試乗車は、横 浜市の「TOAインターナショナル」にお借 '65タイプⅡバス 11ウィンドー 255万円 りした。ここは極上モノのタイプⅡとタイ プⅢを主に扱う専門店。工場だった建 物を改造した店舗はとてもきれいで、エン スーな雰囲気が漂っている。 お店のポリシーは、 「ベースの状態のい いものを整備して、当たり前に普通に乗 れるクルマにして売ること」 ( 向井社長)。 これまで19年間、主にアメリカで程度の アーリーバスの「内外装仕上げ済み」 バージョン。ニューペイントはもちろん のこと、ヘッドライト、レンズ類、タイア、 ホイールキャップ、ラバー類などすべて ニュー。タイプⅡは世界中で人気があ るので、あらゆる部品の新品がいくらで も手に入り、こういう一見新車? みた いな個体を作り上げることもできるの だ。TOAのようなノウハウのあるショ ップなら、ボディの腐りを含めなんとで もなるので、あまりトラブルを怖がる必 要はない。 いい個体を買い付け、徹底的に整備して 販売してきた。もちろんカスタマイズにも 応えてくれる。 「古いクルマだけど、構造は単純だから、 年に1回メインテナンスに入れてくれれば 大丈夫。車検整備代も、平均10万円く らいかな」 ということで、いい個体を買え ば、後はラクに楽しめそうだ。 Text:清水草一/Photo:松本高好 TOAインターナショナル株式会社 神奈川県横浜市鶴見区朝日町2ー100-1 Tel. 045-501-0797 http://www.toajp.com 076 '69タイプⅢ バリアント AT 198万円 希少な3段AT仕様。タイプⅢにはトル コンAT仕様が存在し、走りもいいの だ。加えて、純正スチールスライディン グルーフもまた珍しい装備である。パ ール ホワイトのボディはニューペイン ト。インテリアは全部張り替え。ラバ ー類も新品に交換済み。ステンレスボ ディモールやダッシュパットも新品だ。 ホイールのみ社外のアルミだが、オリ ジナル形状に戻すこともできる。ATで ラクにカッコよく乗りたい人はお早め にどうぞ。 077