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Pd-Foil遮熱・断熱材とは。 機能の御説明
Pd-Foil遮熱・断熱材とは。 Pd-Foilは8mmの厚さの7層の反射型断熱材で、多様な幅と長さの巻物を取り揃えて います。標準的建築は勿論、特殊建築事業にも幅広く活用されております。外側のアルミ 箔2層が放射熱の97%を反射します。アルミ箔層は強度の高いポリエチレン層に貼り付 けられ補強されています。内側の2層の断熱用空気泡が熱伝導を防止し、この間にあるポ リエチレン層によりPd-Foilの強度と信頼性が生まれています。 Pd-Foilの製品群には、二層空気泡製品および留具糊代付製品を品揃えしていますの で、新築または改築に理想的です。 機能の御説明 熱伝達の主要要素である放射熱とは、赤外線の形を とったエネルギーです。このエネルギーは、真空中で も光の速度で伝わり、接触した材料により、通過、吸 収、反射されます。例えば、空気、水、ガラスは、そ の程度に差があるますが、可視光を通過させます。雪 などの白い表面は、これを反射します。反対に、黒い 表面は、これを吸収します。Pd-Foilは、表面に当 ったエネルギーの97%を反射します。下記図を御覧下さい。Pd-Foilは、夏の暑い時期には太陽光を反射し、冬の寒 い時期には、内部の熱を閉じ込めて氷露が溜まるのを防ぎます。 KASCO -1-2008/4/17 Pd-Foil遮熱・断熱材および「黒地球効果」 食肉用動物や家禽類の体重増加に関する顕著な費用効果(または不効果)について のストレス関連要素として、余り知られていない現象で「黒地球効果」というもの があります。 屋内または野外の飼育に拘わらず、動物を、華氏78度を超える温度下で飼育する と、太陽光の放射熱エネルギーの吸収率が著しく増加致します。動物を建物内で飼 育する場合でも、その室温が気温より華氏で10度から20度高い時には、「黒地球効 果」が発生します。研究成果によりますと、「黒地球効果」を、反射箔断熱材を使 って排除する場合には、即座の改善効果が現れています。酪農業界において、牛乳 生産の10%の大幅増加が観察されています。24%近い改善率 が想定されていることも注目すべきです。ブロイラーの餌供 与効率は、1羽1ポンド当りでの平均2.3ポンドから2.8ポンド が、1.99ポンドに大幅に改善されています。 多数の酪農家様から、Pd-Foilを取付け後に飼育動物の 成長が速まり効率的になったと感謝頂いております。熱によ 亡損失も大幅に削減されます。右側の図は、気温がそれ程高 くならなくても、動物の体温が上昇する状況を示しています。 冬場には、室内の熱は飼育空間に反射で戻されて、動物の 快適度を増しエネルギーの節約になります。 Pd-Foilが断熱材放射熱が伝わるのを断ち切ります 下方への熱の流れ 放射 上方への熱の流れ 横側での熱の流れ ペンシルバニア州立大学で行った分析では、建物での熱の伝達の約75%は放射により発生しています。 PD−Fおいl箔は、表面に到達した放射エネルギーの97%を反射致します。冬場においては、熱は 伝道 床板を通過して下方に流れ、夏場においては、屋根裏から降りてきます。反対に、冬場においては、 熱は天井から逃げていきます。横側の熱の流れとは、壁を通過する熱損失のことです。 対流 KASCO -2-2008/4/17 在来構造の建築 屋根 在来構造建築の屋根に取付けた場合の熱数値は、波状金属外壁材、50x100の棟木、PD-FOIL断熱材、50x150 の桁構えの最上部弦材、および12mmウエファー板で構成される組立品を検査して得られた数値です。 この熱数値は、外に露出した断熱材および火災基準を守った用途の双方に対する数値です。 熱数値 上方への熱の流 下方への熱の流 上方へのU-値 下方へのU-値 上方へのK-値 下方へのK-値 ウエファー板に取付けたPD 6.93 15.11 0.144 0.066 0.144 0.066 金属内装材に取付けたPD 6.22 14.4 0.161 0.069 0.161 0.069 内装材の外側のPD 4.91* 12.81* .204* .078* .204* 0.078* 注意) すべての熱数値は、構造的損失を調整しています。 空気フィルム内装材に対する上方への1.32の熱抵抗値および下方への4.55の熱抵抗値を含みます。 壁 柱構造建築の壁にPd-Foilを取付けた場合の熱数値は、波状金属外壁材、50x100mmの保護材、PD-FOIL断熱材、 50x150mm支持梁、および内装壁用12mmウエファー板で構成される組立品を検査した結果にもとづいた数値です。 熱数値 水平方向への熱の流れ 水平方向へのU-値 水平方向へのK-値 ウエファー板に取付けたPD 6.93 0.144 0.144 金属内装材に取付けたPD 6.22 0.161 0.161 内装材の外側のPD 4.91* .204* .204* 注意) すべての熱数値は、構造的損失を調整しています。 空気フィルム内装材に対する1.70の熱抵抗値を含みます。 新築 屋根への取付け 1、桁構えを組んだ後に、線から外れないように棟木2つを 桁構えが直走らせて下さい。 2、Pd−Foilを第1番目の桁構えに最低8mmの長さの留 具で留めて下さい。箔が剥がれ落ちるのを防ぐために縦 横50mmと100mmの区画部分を予備的に釘で留めて下さい。 3、Pd-Foilを、桁構えを越えて出し、断熱材をしっかり引っ張って下さい。 4、断熱材の上に棟木を取付けて下さい。断熱材を桁構えに釘またはネジで留めて下さい。 5、糊代を上に引っ張り上げ、その間にシリコン糊を付けて下さい。シリコン糊が乾く と継ぎ目が完全になります。 6、棟木に金属屋根を取付けて下さい。 注意)シリコンの詰め物が間断なく付けられているように御注意願います。隙間 がある場合は、空気が侵入して凝縮が発生する可能性があります。 壁への取付け 1、主要支持梁が取付けられた後に、その梁にPd-Foilを留具で留めて下さい。 2、シリコン詰め物を継ぎ目に付けてから糊代を押し付けて下さい*。 3、50x100mmの保護材と波状金属外装材を取付けて下さい。 4、建物の内側から、断熱材を保護材に留具で留めて下さい。 5、内装材が必要な場合は、支持梁の内側に金属板か木製板を取付けて下さい。 これにより、金属外装材と断熱材の間に3mmの空間ならびに断熱材と壁内装材の間に12mmの空間が発生します。 (注意)シリコンの詰め物が間断なく付けられているように御注意願います。隙間がある場合は、空気が侵入 して結露が発生する可能性があります。 KASCO -3-2008/4/17 リフォーム屋根裏 (放射熱障壁) ① Pd-Foil ② 垂木 ③ 屋根地 取付け説明 1、垂木の下側に取付ける方法(上記図に図示した方法です) ① 屋根裏の取付け場所を調べて、Pd-Foilを取付け前に必要な修理を行って下さい。 ② Pd-Foilの巻物を広げて鋏か万能ナイフで適当な長さ(200から300mm)に切 断下さい。 ③ 適切な換気に御注意願います。下記の換気に関する注意書を参照願います。 ④ 継ぎ目部分を垂木に50mmだけ重ねて垂木に直角に本製品を取付けて下さい(テー プ留めは不必要です)。50から75mm間隔で本製品を垂木に留具で留めて下さい。 ⑤ 屋根の頂点の両側に50∼75mmの隙間と屋根の傾斜線の下部に隙間(45mmで結 構です)を空けて下さい。 ⑥ 破風上の間柱の表面に留具で留めて下さい。すべての通気口の周りに25mmの隙 間を空けることに御注意下さい。 2、垂木空洞方法 ① 本製品全部を留め継ぎノコギリで40∼60mmの長さに切断願います(垂木空間によりますが)。 ② 空洞の一番上から始めて下さい。垂木に並行に本製品を甲板に平坦に広げて下さい。 ③ 甲板に本製品を留具で留めて下さい(釘が本製品から出ていても性能に影響はありません)。 ④ 通気口を塞がないで下さい(通気口の周りの本製品を切断して下さい)。 ⑤ 垂木を覆う必要はありません(巻き付ける必要はありません)。 3、天井梁への取付け(毛布法) この方法で取付けできるのは、箔/スクリム/箔放射熱障壁製品だけです。湿気を通すために、本製品に穴を開ける必要 があります。 ① 箔側にゴミが溜まると本製品の効果が低下致します。 この方法で取付けた場合だけは、御面倒でも定期的にゴミを除去して効果を維持願います。 ② 本製品を縦横20と25mmの四角形に切断下さい。 ③ 天井の梁の上に直接敷いて下さい。 ④ 熱を出す器具(例えば、天井の電球)の上の本製品に穴を開けて下さい。 ⑤ 継ぎ目を50mm重ね合わせて下さい。屋根裏の床板の近くにあるダクトの上に被せて下さい。 ⑥ 桁構えの周りで必要なだけ切断して下さい。 KASCO -4-2008/4/17 PD-SEAT・PD−FOIL空気泡製品取付け説明 1、垂木の下側に取付ける方法(上記図に図示した方法です) ① 屋根裏の取付け場所を調べて、Pd-Foilを取付け前に必要な修理を行って 下さい。 ② Pd-Foilの巻物を広げて鋏か万能ナイフで適当な長さ(20∼30mm)に切断 下さい。 ③ 適切な換気に御注意願います。下記の換気に関する注意書を参照願います。 ④ 継ぎ目部分を垂木に50mmだけ重ねて垂木に直角に本製品を取付けて下さい (テープ留めは不必要です)。 ⑤ 50∼75mm間隔で本製品を垂木に留具で留めて下さい。 ⑥ 屋根の頂点の両側に50∼75mmの隙間と屋根の傾斜線の下部に隙間(45 mmで結構です)を空けて下さい。 ⑦ 破風上の間柱の表面に留具で留めて下さい。すべての通気口の周りに25mm の隙間を空けることに御注意下さい。 2、桁構え空洞方法 ① 40∼60mmのPd-Seat・Pd−Foilを御使用下さい(桁構えの空間の大きさにより使い分けて下さい。 ② 本製品を桁構えの方向と並行に取付けて下さい。 ③ 空洞の最上部から始めて下さい。 ④ 桁構えの梁材(屋根地板に取り付けられている縦横50と100mm(または縦横50と150mm)の構造材)の最上部 の横側に本製品(留具余白部分(ST箔/空気泡)またはBP箔/空気泡製品の端)を留具で留めて下さい。 ⑤ 桁構えに留具で留める作業を50から75mm間隔で最後まで下へ続け、次ぎに反対側で同一作業を繰り返して下さ い。 ⑥ 適切な換気に御注意願います。下記の換気に関する注意書を参照願います。 ⑦ 屋根地板と本製品の間に最低6mmの隙間を何処でも空けておいて下さい。 屋根地板に本製品を直接留具で留めないで下さい(結露する可能性がありますので、本製品に穴を開けないで下さい ⑧ 通気口を塞がないで下さい(通気口の周りの本製品を切断して下さい)。 天井梁への取付け(毛布法) Pd-Seat・Pd-Foilをこの方法で取付け出来ません。この方法で取付けをできるのは、Pd-Seatだけです。 ① Pd-Foilを取付ける際に、地元の建築基準をお読み下さい。 ② 電気器具の周りでは安全に御注意願います。 ③ 作業場所の通気と明るさを充分確保して下さい。 ④ 風の強い日に大きなPd-Foilを使って作業をする時は充分注意願います。 ⑤ 作業環境に適った安全装置をお使い下さい。 ⑥ 自動ステイプラー打器または自動ネジ締器を使う時は、眼の保護に御注意願います。 ⑦ 屋外でPd-Foil製品を使って作業をする時は、サングラスを着けて下さい。 ⑧ 取付け場所を調べて、作業開始前に必要な修理を行って下さい。 ⑨ 気温が非常に高い時は、屋根裏等の場所で作業しないで下さい。 通気 御自宅の屋根裏の通気を良くすることで、住居の快適度が向上致します。又、建築資材のの長持ちにも繋がります。 Pd−Foilを取付ける際に、通気口を塞がないよう御注意願います。 注意事項 本取付説明書および図面は、建築物へのPd−Foil製品の取付においての正確な場所と相互の位置関係を図示するため のものです。取付け業者様または建設業者様が、御自身の正確な建築方法と技術で取付けをお願い致します。 上記の御説明は、Pd−Foil製品の取付場所の手引きとして御活用下さい。 KASCO -5-2008/4/17 リフォーム壁取り付け方法 ① ② ③ ④ W118・B228 間柱・胴縁 断熱材 外壁合板 1、取付け説明 ① 製造業者の仕様にもとづき、外側に露出しないように取付けて下さい。 ② Pd-Foilの一方の端を間柱空洞の上部の隅に合わせ、間柱の横側に本製品を留具で留めて下さい。(本製品に20 mmの余白部分を残して、全面を断熱材に押し付けて下さい (他方の端も20mmの余分部分) 。本製品の端は、間柱 の前方隅まで平坦にして下さい。 ③ 柱(間柱)のすべての横側の「最下部まで」留具で留める作業を繰り返して下さい。又、間柱の反対側も同様の作 業を繰り返して下さい。 ④ 本製品と内装パネル板の間に全場所で20mmの空間を空けて下さい。 2、安全のために ① Pd-Foilを取付ける際に、地元の建築基準をお読み下さい。 ② 電気器具の周りでは安全に御注意願います。 ③ 作業場所の通気と明るさを充分確保して下さい。 ④ 風の強い日に大きなPd-Foilを使って作業をする時は充分注意願います。 ⑤ 作業環境に適った安全装置をお使い下さい。 ⑥ 自動ステイプラー打器または自動ネジ締器を使う時は、眼の保護に御注意願います。 ⑦ 屋外でPd-Foil製品を使って作業をする時は、サングラスを着けて下さい。 ⑧ 取付け場所を調べて、作業開始前に必要な修理を行って下さい。 ⑨ 気温が非常に高い時は、屋根裏等の場所で作業しないで下さい。 注意事項 本取付説明書および図面は、建築物へのPd−Foil製品の取付においての正確な場所と相互の位置関係を図示するため のものです。取付け業者様または建設業者様が、御自身の正確な建築方法と技術で取付けをお願い致します。 上記の御説明は、Pd−Foil製品の取付場所の手引きとして御活用下さい。 KASCO -6-2008/4/17