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Taro-20110329 地震プレス18報.jt
〔プレスリリース〕 平成23年3月29日 東北森林管理局 東北森林管理局における東北地方太平洋沖地震への対応について(第18報) (18時50分現在) 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震について、東北森林管理局では対 策本部を設置し、以下の対応を行っています。 1 被災地域への支援 ○ 3月12日、仙台森林管理署において、宿舎等を避難場所として解放し、飲料水の提供 や炊き出しなどの支援を実施 。 ○ 3月14日、仮設用住宅用地として使用可能な国有地(青森県9箇所、岩手県8箇所、 宮城県3箇所)について、関係県の災害対策本部に情報提供。 ○ 3月15日、自衛隊が行う救難活動に活用する目的で、十ニ神林道(三陸北部森林管理 署管内)を提供。また、岩手県災害対策本部に国有林林道図面等を提供し救難活動を支援。 ○ 3月25日、秋田県と東北森林管理局から仮設住宅用資材、復興資材の安定供給に向け、 秋田県内の林業・木材産業関係者に協力を要請。 ○ 3月29日、被災地の瓦礫の処理に関する第1回岩手県災害廃棄物処理対策協議会(岩 手県庁で開催)に東北森林管理局が参画。 ◎ 災害対策支援チームの設置 3月15日 東北森林管理局災害対策本部に災害対策支援チームを設置。岩手県、宮城 県災害対策本部等の活動を支援し、被災地域へ物資の供給等を実施中。 <3月16日> ○ 岩手県、宮城県の災害対策本部へ職員を派遣し、資機材提供や食料配送等の民生支援活動に ついて協力を申し出。 ○ 三陸中部森林管理署から大船渡市現地対策本部に物資(食料、水等)を提供。 <3月17日> ○ 三陸北部森林管理署から宮古市及び山田町の避難所に対し物資を提供。 <3月18日> ○ 三陸北部森林管理署から岩泉町及び田野畑町の避難所に対し物資(暖房器具や食料等)を 提供。 ○ 山形森林管理署から宮城県災害対策本部へ物資(暖房器具等)を提供。 ○ 仙台森林管理署から仙台市支援物資受入所へ物資(薬品、水、衣類等)を提供。 <3月19日> ○ 仙台森林管理署から宮城県対策本部へ物資(ブルーシート500枚)を提供。 <3月20日> ○ 関東森林管理局からの物資(発電機8基、ガソリン、生活物資及び医薬品等)を置賜森林管 理署から南三陸町の避難所へ提供。 ○ 青森事務所から宮古市(避難所)に物資(野菜、生活物資)を提供。 <3月21日> ○ 南三陸町への支援を実施している栗原市へ、東北森林管理局から物資(水、食料、 生活用品)を提供。 ○ 栗原市の避難所(5箇所)の木製パーティション資材の供給準備に着手。 ○ 北海道森林管理局からの物資を岩手県災害対策本部へ提供。 <3月22日> ○ 瓦礫の一時置き場として使用可能な国有林(海岸林等)を ① 仙台森林管理署から宮城県災害対策本部・仙台市災害対策本部に ② 宮城北部森林管理署から東松島市災害対策本部に ③ 三陸北部森林管理署久慈支署から久慈市災害対策本部に それぞれ情報提供。 また、石巻市役所から瓦礫の一時置き場として砕石場跡地を使用したい旨の要望が あり、宮城北部森林管理署が応諾。 ○ 岩手県久慈地方振興局から久慈市内の港湾道路が一部流出し、迂回路として国有林 を利用したい旨の要望があり、久慈支署が応諾。 ○ 三陸中部森林管理署から大槌町の避難所へ暖房器具を提供。 ○ 宮城北部森林管理署から石巻市の避難所へ物資(燃料等)を提供。 <3月23日> ○ 岩手南部森林管理署遠野支署から大船渡市・陸前高田市・山田町の各避難所等へ物 資(食料、暖房器具、資機材等)を提供。 ○ 三陸中部森林管理署から釜石市災害対策本部、大槌町対策災害本部へ物資(暖房器 具、衣類等)を提供。 <3月24日> ○ 岩手南部森林管理署遠野支署から釜石市・山田町・大槌町の各避難所及び物資集積 所へ物資(暖房器具、資機材等)を提供。 ○ 東北森林管理局から住田町災害対策本部へ物資(食料、衣類等)を提供。 ○ 国土交通省東京航空局から仙台空港近傍で瓦礫の一時置き場を検討中との連絡があ り、使用可能な国有林について東北森林管理局から情報提供。 <3月25日> ○ 関東及び九州森林管理局からの物資を森林農地整備センターの協力をえて、山形森 林管理署から宮城県災害対策本部、七ヶ浜町災害対策本部(資機材等)及び石巻市支 援物資集積所(カップ麺1万食等)へ提供。 ○ 三陸北部森林管理署から宮古市の避難所へ物資(衛生用品等)を提供。 ○ 宮城県災害対策本部から医療機器の輸送要請があり、山形森林管理署及び最上支署 が宮城県沿岸部10市町へ輸送。 ○ 東北森林管理局から栗原市災害対策本部へ避難所のパーティション資材を提供。更 に300組のパーティションユニットの供給に着手。 ○ 米代西部森林管理署から仮設住宅用杭丸太の原木を秋田県内の製材工場へ輸送。 ○ 仙台市災害対策本部から瓦礫の一時置き場として国有林(海岸林)を使用したいと の要請があり、仙台森林管理署が応諾。 ○ 一時避難用住宅として使用可能な宿舎(青森・秋田県内)を岩手県災害対策本部、宮城県災 害対策本部へ情報提供。 <3月26日> ○ 宮城県災害対策本部からの要請により、医療機器を山形森林管理署及び最上支署が 宮城県内12市町へ輸送。 ○ 瓦礫の一時置き場として使用可能な国有林(採草放牧地)を岩手県災害対策本部及び盛岡財 務事務所に情報提供。 <3月27日> ○ 宮城県災害対策本部からの要請により、森林農地整備センターの協力を得て医療機 器を宮城県内12市町へ輸送。 <3月28日> ○ 森林農地整備センターの協力を得て、遠野支署から大船渡市災害対策本部へ薪ストーブ1 0基、薪240束を提供。 ○ 三陸中部署から大槌町災害対策本部へ薪ストーブ10基、薪40束と北海道森林管 理局から提供された石油ストーブを提供。また、釜石市と陸前高田市の災害対策本部 へも北海道森林管理局から提供された石油ストーブを提供。 ○ 宮城北部署から石巻市及び南三陸町の避難所へ物資(薬、食料等)を提供。 <3月29日> ○ 秋田県と協働でパーテーションユニット300組(秋田スギを使用)を市内の木材加工場に て職員やボランティアら約60名で製作。3月30日に栗原市の二次避難場所へ秋田県やボラ ンティアと協働で搬送、設置予定。 2 山地災害状況の確認 (1) 林野関係被害(国有林) ○ 宮城県(気仙沼市、仙台市、名取市、岩沼市、亘理町、山元町)の潮害防備 保安林(延長 約 28.6km、面積 約 573ha)が津波により流失。 ○ 青森県三沢市の防潮護岸工 100 mが津波により倒壊。 (2) これまでの取組 ○ ヘリコプターによる点検 ・3月12日 岩手県・宮城県の奥羽山系(磐井川地域、迫川地域)、宮城県沿岸地域 ・3月13日 宮城県沿岸地域、岩手県沿岸地域(宮古市以南) ・3月19日 岩手県沿岸地域(宮古市以北) ○ 国有林防災ボランティアによる点検 ○ 宮城県沿岸地域の海岸林(潮害防備・防風保安林)の点検 ・3月22日 宮城県森林整備課、仙台森林管理署が共同で被害状況を調査。 ・3月23~24日 宮城県、林野庁、森林総合研究所が共同で被害状況を調査。 ※ 速報であり、情報については変更の可能性もあります。 担当:企画調整室長 谷 秀治 ダイヤルイン 018-836-2270