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2012年5月23日/第282号
No.282 2012.5 岩手県勤労者山岳連盟 盛岡山友会 5 月号 も く じ 03 04 縦走路 私の山登り 今後の日程(事務局) 05 今後の山行計画 09 10 11 12 14 運営委員会報告 HP 管理人から 事務局から 県連理事会報告 専門部報告 ●リーダー会 ●教育遭対部 ●山行企画部 ●組織部 志向別グループからのお知らせ ◆県境の風 行ってきました! 17 18 20 22 23 26 28 30 31 32 33 35 37 38 中村 数博 山行報告 栗駒山スキー 横岳めざし横長根を登る 焼石岳 県境の風 岩手・宮城の県境を歩く 松川から三ッ石山・大深岳・源太岳周遊 仙人山(882.2m) 残雪の八幡平で遊ぶ チャレンジ 平成 22 年度の山岳遭難の概況から ある日ある時 居場所がない? 今月の登山時報 2012 年 5 月号 交流の広場 -2- 太 太 木村 三 大峠 茂喜 山田 潔 川村 雅子 山田 潔 吉田 成子 伏見 清志 瀧澤 節子 中山 建生 淡 望天 「私の山登り」 NO.267 中村 数博 私の家から見える山の向こうに隣町がある。中1のころ、いつかこの山を 越えてみたい、山の向こうはどうなっているのか?行ってみたい。この頃か らいろいろな山を一人で歩き、山越えをして隣町まで歩いた。帰りはものす ごく遠くて、夜になって帰った時もあった。父母に怒られた。それでも山歩 きは楽しかった。動物にも出会った。 山友会に入り、山仲間も出来、いろいろな山を登り楽しめるようになった。 でも登山道の無い山が県内にもいっぱいある。あの山はどこから登れば?取 り付けはどこがいいのかな?想像の世界に入る。目印は大岩、大木。取り付 けは沢か?尾根づたいか?地図を見て、コンパスを持って登る。そこには動 物の獣道があり、それを辿りながら上へ上へと進む。藪の中を掻き分け山頂 に向かう。心はワクワクと不安がいっぱい。でも動物的な感を働かせて、目、 耳、鼻、手、足を使い、ひたすら頂上へと行く。自分が想像したコースをル ートファイディングして、山頂へ行けた時の感動。ヤッター!バンザーイ! 絶対一人では出来ない、仲間が居るから登れる。 私は行きたい山は山ほどあります。道のない山に登る、それが山登りの原 点のような気がします。地図を見ていると各市町村の境がある。自分が住ん でいる町と、隣町の境が山の上とか川が境になっている。その境がどうなっ ているか見たい。そしてそこには道もない藪を掻き分け、ひたすら頂上を目 指す。初めての山を登ろうとする時、まず取り付けは沢を登るか?尾根を登 るか?尾根近くには動物の道がありどこまで行けるか?ワクワクする。 自分が想像して、その通りだった時、すごい達成感がある。 -3- 今 後 の 日 程 2012/6/1 ~ 7/2 月日 6/1 行 事 月日 17 ○岩手の名山歩こうかい(勤労福祉会館) (金) 18 (土) ○自立する登山者養成講座(つどいの森) 19 (火) 4 20 (月) ◎県連理事会(花巻) 21 22 ○やま・ともサロン(13:30~19:00) (金) ▲西岳(スケッチ) 23 (木) (土) 8 24 (金) ▲秋田駒(登山教室第二回実技) (日) 9 25 (土) 10 ▲早池峰山(ウイークデー) (木) (水) 7 ○やま・ともサロン(13:30~19:00) (水) (火) 6 ○24日の秋田駒の打合せ (月) 18:30~ 杜陵老人福祉センター (日) 9:00~ (教育遭対部) 5 ▲金ヶ崎駒ガ岳(個人) (日) ▲安家森・遠別山(企画部) 2 3 行 事 (月) ▲鞍掛山(登山教室第一回実技) 26 (日) (火) 11 27 (月) (水) 18:45~(ミニ講座:キネシオテープ) 12 28 (火) 13 ◎運営委員会(杜陵老人福祉センター) (木) 29 (水) 18:30~ ◎6月例会(勤労福祉会館) ~7/2▲利尻岳・礼文岳(個人) (金) 14 30 (木) (土) 15 7/1 (金) ▲焼石岳(名山)(ぼっか) (日) 16 ~17▲縫道石山(奥羽ブロック) (土) 2 ○清掃登山打合せ会(勤労福祉会館) (月) 18:30~ 「やま・ともサロン」とは、年齢・性別問わず会員が自由に話合える場です。中村宅で。 (事務局) -4- 【山域/ルート】 西岳 企画 実施日 6 月 7 日(木) 目 的 心のスケッチ 難易度 歩行:★ コメント 地形図 心のスケッチ山行クラブ 陸奥中山(1/25000) 荷物:★ 技術(無雪期):★ 高原の峰へ自然を満喫しに行きませんか。 締切り 5月31日(木) 問合せ 工藤敬子 【山域/ルート】 打ち合わせ 6 月4日(月)場所:おでって 2F 18:30 連絡先:℡019-635-3203 FAX 可 縫道石山 626m(下北半島) 企画 実施日 6 月 16 日(土)~17(日) 目 的 奥羽協議会の交流山行 難易度 歩行:★ コメント 下北半島の奇岩の山です。 青森、秋田、岩手、三県の仲間の交流会があります。 締切り 5 月 27 日(日) 問合せ 日比野保子 連絡先:℡019-662-3669 or 090-7560-3669FAX 不可、留守電にお願いします。 【山域/ルート】 地形図 岩手県勤労者山岳連盟 (1/25000)牛滝 荷物:★ 打ち合わせ 技術(無雪期):★ 後日連絡します。 安家森・遠別山 企画 地形図 山行企画部 実施日 6 月17 日(日) 目 的 ミヤマキンポウゲ大群落を見る 難易度 歩行:★ コメント この時期に群落をつくるミヤマキンポウゲを見てきます。 県北の高原を気持ちよく歩いてきましょう。 締切り 6 月 13 日(水) 問合せ 古川孝 荷物:★ 打ち合わせ (1/25000) 技術(無雪期):★ 6 月 14 日(木)場所:おでって19:00 連絡先:℡090-8923-3120/Mail:mountfuru2@yahoo.co.jp -5- 【山域/ルート】 駒ヶ岳(夏油) 1129.8m 実施日 6 月17日(日) 目 的 山野草写真撮影 難易度 歩行:★★ コメント 地形図 千田勝則 (1/25000)夏油温泉 金ヶ崎 荷物:★ 技術(無雪期):★ 野生のラン科植物を探します。 締切り 6 月10日(日) 問合せ 千田勝則 【山域/ルート】 打ち合わせ 6 月11日(月)場所:おでって 2F18:30 連絡先:℡ 019-635-0201 早池峰山 実施日 6 月21日(木) 目 的 平日山行を楽しむ。 難易度 歩行:★★★ コメント 企画 企画 地形図 ウィークディクラブ (1/25000)早池峰山 荷物:★★ 技術(無雪期):★★ 花の名山へ高山植物を見に行きましょう。 締切り 6 月13日(水) 問合せ 工藤敬子 【山域/ルート】 打ち合わせ 6 月18日(月)場所:おでって2F18:30 連絡先:℡019-635-3203 FAX 可 四角岳~大倉森 企画 実施日 6 月24日(日) 地形図 目 的 県境踏破・青森県境を歩く 難易度 歩行:★★ 県境の風グループ (1/25000);花輪 荷物:★ 四角岳 技術(無雪期):★★ コメント 締切り 6 月16日(土) 問合せ 山本光子 【山域/ルート】 打ち合わせ 連絡先:℡019-654-9603 利尻山 1721m 礼文岳 490m」 実施日 6 月28日(木)夜発 7 月 2 日(月) 目 的 日本百名山に登る 難易度 歩行:★★ コメント 6 月18日(月)場所:おでって2F18:30 地形図 荷物:★ 企画 千田勝則 (1/25000) 鴛泊 礼文岳 技術(無雪期):★ 利尻山、礼文岳 どちらでも良いです。花も良い時期です。 締切り 5月27日(日) 問合せ 千田勝則 打ち合わせ 5月28日(月)場所:おでって 2F18:30 連絡先:℡ 019-635-0201 -6- 【山域/ルート】 焼石岳 1547m 企画 実施日 7月1日(日) 目 的 岩手の名山を歩く 難易度 歩行:★★ コメント 胆沢平野の西、秋田県境の山に花を観に行きましょう。 コースは参加者で決めます。 締切り 6 月24日(日) 問合せ 日比野保子 連絡先:℡019-624-1551 or 090-7560-3669FAX 不可、留守電にお願いします。 【山域/ルート】 地形図 岩手の名山歩こうかい 荷物:★★ 打ち合わせ 6 月27日(水) 例会前 企画 7月1日(日) 目 的 初夏の岩手の名山を歩く。 難易度 歩行:★★ コメント 初夏のお花を見に行きましょう。 締切り 6 月22日(金) 問合せ 小田嘉洋 地形図 打ち合わせ ぼっかクラブ (1/25000) 荷物:★ 技術(無雪期):★ 6 月25日(月)場所:おでって2F18:30 連絡先:℡ 090-8781-8137 Mail も可 岩手山 七滝コース 実施日 7月7日(土)~8(日) 目 的 心のスケッチ 難易度 歩行:★★★★ コメント 技術(無雪期):★★ 焼石岳 実施日 【山域/ルート】 (1/2500))焼石岳 石淵ダム 夏油温泉 山界山 企画 地形図 心のスケッチ山行クラブ (1/25000)松川温泉 大更 篠崎 荷物:★★★ 技術(無雪期):★★ ロングコースの小屋泊まりで、清掃登山をしませんか。 締切り 6 月27日(水) 問合せ 工藤敬子 【山域/ルート】 打ち合わせ 7月2日(月)場所:おでって2F18:30 連絡先:℡019-635-3203 FAX 可 姫神山 1123.8m 企画 実施日 7月8日(日) 地形図 目 的 2012年 全国一斉清掃登山・クリンハイク 難易度 歩行:★ コメント 貴重な自然を守るため、山からゴミを無くしましょう。 締切り 6 月27日(水) (1/25000) 渋民 問合せ 山崎祐三 荷物:★ 打ち合わせ 技術(無雪期):★ 7月2日(月)場所:勤労福祉会館18:30 連絡先:℡ 019-625-0295 -7- 自然保護部 【山域/ルート】 岩手山 2038.2m 企画 実施日 7月8日(日) 目 的 2012年 全国一斉清掃登山・クリンハイク 難易度 歩行:★★★ コメント 貴重な自然を守るため、山からゴミを無くしましょう。 ゴミ収集は柳沢、上坊、御神坂の 3 コースです。 締切り 6 月27日(水) 問合せ 山崎祐三 【山域/ルート】 地形図 技術(無雪期):★★ 7月2日(月)場所:勤労福祉会館18:30 連絡先:℡ 019-625-0295 斜里岳 1545m 企画 実施日 7月13日(金)夜発 7 月15日(月) 目 的 日本百名山に登る 難易度 歩行:★★ コメント (1/25000) 大更 姥屋敷 荷物:★★ 打ち合わせ 自然保護部 地形図 荷物:★ 千田勝則 (1/25000) 斜里岳 技術(無雪期):★ 知床連峰見られると良いです。 締切り 6月10日(日) 問合せ 千田勝則 打ち合わせ 6月11日(月)場所:おでって 2F18:30 連絡先:℡ 019-635-0201 ◎6月号あかげらに掲載する山行計画は、書面、FAX、メールにて、 №268 熊谷久美子までお願いします。 電話&FAX:019-662-4930 メール:[email protected] 締め切りは6月9 日(土)です。 -8- 2012 年度 第 2 回運営委員会報告 5月9日(水)杜陵老人福祉センター 司会 中村 出席17名 1 会長あいさつ ・県連関連で①初級登山教室を実施する。②自然保護集会で放射能測定の取り組み を話し合う。③各会から救助隊メンバー候補を選出してもらい救助体制を構築し ていく。 ・事故を起こさない山行をこの1年頑張っていきたい。 2 専門部報告事項 (1)リーダー会 ・山行計画書・山行報告書の見直し (2)教育遭対部 ・自立する登山者養成講座(ピッケル・アイゼン講習会、座学・実技 つどいの森) (3)山行企画部 ・2012年度山行予定表 ・バス山行の補助金について (4)自然保護部 ・自然観察会 櫃取湿原 ・早地峰し尿下ろし ・県連自然保護集会 (5)事務局(別紙) (6)県連(別紙) 3 協議事項 ○初級登山教室・・・組織部 ・新カリキュラム内容、テキスト改訂、実技山行スタッフ、今後の日程等について ○ミニ講座・・・事務局 ・5月「登山用具」講師 上野さん(石井スポーツ) ・6月「キネシオテープの使い方」 ・今後の講座内容は、アンケートではなく各専門部会で希望を話し合ってもらう。 ○ホームページ・・・事務局 ・各専門部ブログ担当者 山田潔(組織)本間典(自然保護)外村道夫(山行企画) 松田希(教育遭対) 高橋英里子(会報) ・志向別でも担当者が決まり次第報告を。 ・会行事など事務局が専門部の担当者に依頼し書き込んでもらう方向で。 ・事務局から後日担当者へメール等にて説明を行う。 ・パスワード変更は5月例会で。 ○その他 ・山行打ち合わせ時に、山行使用自家用車の保険加入を確認すること。 次回運営委員会 6月13日(水) 杜陵老人福祉センター -9- 18:30 ●HP管理人 運営委員会(5/9)で会HPの管理運営上の課題について話し合いました。今後、HP関係者の 意見等を聞きながら、当面以下のとおり取り組むこととします。 1 パスワードの管理 《現在のパスワード》 会員専用 HP→yamanobori 何でも情報掲示板→yamanobori 花の掲示板→hanahana 山行案内掲示板→yamanobori 銀世界の掲示板→gginsekai 教育遭対の掲示板→yamatomo 《課題》 ① セキュリティ上…長年同じものを使用してい ることから定期的な見直しが必要。 ② 使い勝手上…パスワードの種類が多く使いづ らい。 《対応策》 パスワードを一つに統一し、定期的に見直しを行う。 見直し時期:年度当初(毎年1回) 変更パスワード:moriyamato26(今年の 6 月から適用) 2 ブログの活用 《現在のブログ》 山だよりブログ…公開HPに掲載中(会の山行活動を紹介) お知らせブログ…会員専用HPに掲載中(会員向けに情報提供) 《課題》 ① 山だよりブログ…ブログ更新のルールが無く、有志会員の書込みに依存。 ② お知らせブログ…事務局の情報や会長メッセージを散発的に掲載。 《対応策》 専門部と志向別Gにブログ担当者を置き、以下の方法で活性化を図る。 山だよりブログ:山行、講習会、清掃活動、登山道調査など、会活動を中心に活用〔更 新は月2回(最低でも月1回)を目指す。 〕 お知らせブログ:会員へのお知らせを中心に事務局と専門部、志向別Gが随時活用〔山 行案内等の掲示板とも積極的に併用する。 〕 担当者の役割→関係する行事等があったときに、自らの判断で自主的に書込みを行う。 事務局の役割→ブログの活用状況を見ながら、必要があるときはブログ担当者にアド バイスするなど、ブログ活性化の支援を行う。 3 HP情報の定期チェック 公開HP及び会員専用HPの情報を定期的(毎月1回)にチェックし、古いままのものは削除 又は修正を行う。 〔管理人〕 4 その他 現行システムのままではセキュリティ上の問題があることから、レンタルサーバーの活用な ど、より確実な安全対策について検討を行う。 - 10 - 事務局から ☆ 会員動向 111 名(5月11日現在) (男 62、女 49) 登山時報 68部(6月号) ・ 新入会員 No,44 外村 道夫さん(再入会) No,407 高橋 実文(サネブミ)さん 詳細は新名簿を参照してください。 ☆ 初級登山教室が始まります 5 月 27 日(日)初級登山教室(講座) 西部公民館 6 月 10 日(日) 鞍掛山 (第一回実技山行) 6 月 24 日(日) 秋田駒ケ岳(第二回実技山行) 知人・友人など関心のある方に声を掛けてください。 会員も受講できます。 ☆ 網張のリフト情報 6 月 23 日(土)~11 月 4 日(日) (10 月 15 日からは第一リフトのみ) 運行時間:上り 平日 8:00~(土日・祝 7:00~) (最終 16:30) 下り 第三リフト最終 17:00 料金:3基共で、 片道―1000 円 往復―1300 円 今日の会場片付けは 山行企画部です 6月例会は 6月27日(水) 18:45~ 勤労福祉会館 - 11 - 2012 年 5 月8日(火) 県連理事会報告 会 場 花巻市学園都市会館 報告者 川村 雅子 報告事項 (1) 県連雪山交流会 4 月 15 日(日) 焼石の春山コース 盛岡山友会 8 名(スキー)3 名ツボ足 アウトドア2名 花巻5+3 胆江6+1 生協9 (2) 県連お花見山行 頂上からは鳥海山・月山も見えた 5 月 5 日(土) 花巻 7 名 釜石8 胆江6 鉛~台温泉 宮古2 アウトドア1 生協7 (3)安全登山普及指導者中央研修会 6 月 29~7月 1 日 協議事項 (1)県連自然保護集会(5/19(土))10:00~12:00 ベルフ仙北2F会議室1 ② 射能測定について:5/17全国連盟の全国放射線測定結果の報告会の情報を ②早池峰の「鹿食害」について:差し迫った危機として会員の共通認識とする ③ 池峰し尿処理の確認 (2)県連遭対担当者会議(5/19(土)) 13:00~15:00 ベルフ仙北2F会議室1 県連の捜索隊を結成を前提としたメンバーリストを会議で検討する (3)県連初級登山教室(会場:旧花巻空港ビル 定員:30 名) 6/3(日) 10:00~16:00 座学 参加費:¥1,000(テキスト代) 6/10(日) 実習①:鞍掛山 6/24(日) 参加費:実費 実習②:秋田駒が岳(国見温泉から) 参加費:実費 ・告知は岩手日報、岩手日日、マシェリ、FMラジオ、 ・講師の交通費支給する。 ・テキストは5月27日仕上がり、表紙だけ県連用に変える。 講座 講師 登山の基本 山友会 渡邊 地図の活用 胆江 山の天気 山友会 今村 用具 生協 平井 トレーニング 花巻 曽山・八重樫 危急時の対応 花巻 内匠 阿部 - 12 - (4)震災支援活動 ①釜石・宮古の被災会員の要望などについて 要望を出してほしい旨を伝えてあるので次回検討 ②社協や生協バスボラの計画など 別紙のとおりだが追加があるので協力できる方は申込をしてほしい。別紙参照 妙高・火打 (5)県連県外遠征山行 に決まる 妙高・火打で見積をとる (6)その他 東日本女性交流登山集会について(10/13・14 神室山) 定員120人 コースは女性委員会と山形県連で決める 宿泊所(最上町:阿部旅館) 東日本女性交流登山集会実行委員会報告 別紙参照 4月27~28日 27日(土) 山形市民商会議室 28日(日)下見山行 「槍ガ先」神室山山系 交流集会の開催資金調達のため雨合羽販売 別紙 と 実物 参照 地方講演会「山の文化in 岩手」日本ヒマラヤ協会、日本山岳文化学会 内容がよくわからないてんもあり、今年度は受けない 新スポ登山祭典 7月8日 別紙参照 奥羽協議会交流登山 青森縫道石山 6月16日・17日 別紙参照 全国連から放射線測定器しばらくの間借りている。 次回はクリーンハイク集計表、カレンダー申込、組織数調査表 早池峰し尿処理 県連初級登山教室 5 月 27 日 6 月 3 日座学 10・24 登山 奥羽協議会交流登山 縫道石山 6 月 16・17 日 - 13 - 次回県連理事会 6月5日(火) 花巻市学園都市会館 ●リーダー会 山行計画書等の様式について、会山行と個人山行の区分を明確にするなど、5年ぶりに 大幅な見直しを行いました。以下に見直しの概要を紹介します。 なお、新様式は5月例会の場で配布するとともに、会員専用HPからダウンロードでき ますので活用ください。 □□□ 山行計画書と山行報告書の見直し □□□ 1 基本的考え方 会山行と個人山行の区分を明確になるようにする。 ヒヤリハット等の選択肢を設けるなど特記事項の記載がしやすいよう工夫する。 計画書の参加者や装備など重複する部分を整理一本化する。 装備欄で現状に合わない部分や必携装備の見直しを行う。 2 見直しの内容 【山行計画書】 ① 山行企画の主体を明確にする「企画主体」欄を追加→会・志向別 G・個人・その他 ② 会山行と個人山行を区別する「山行の分類」欄を追加 →会山行(あかげら・HP 掲示板・例会で案内)/個人山行(公開の有無:公開・非公開) ③ 目的と手段が混同しないよう「山行形態」欄と「ジャンル」欄を追加 →山行形態:一般道・やぶ山・小屋泊・テント泊・接道泊・その他/ジャンル:一 般道歩き・沢登り・岩登り・雪山・山スキー・アイスクライミング・海外(トレッキン グ・ピークハント) ④ 下山遅れや行方不明の捜索に備え「使用車両」欄を追加→車種・ナンバー ⑤ 使用車両の任意保険のチェック欄を追加→□任意保険の適否 ⑥ 打合せの際の参考となるよう「チェック事項」欄を追加 →□ルート経験者の有無/□参加者の技量・健康状態/□打合せ不参加者への周知 ⑦ 基本装備【個人必携】にツェルトを追加→ツェルトは個人装備の必携品 ⑧ その他、装備類を現状に合わせて削除・追加、並びを整理 【山行計画書[簡易版]】 ① これまでの「山行計画書[個人]」という標記が個人山行用との誤解を招くことから、 標記を「山行計画書[簡易版]」に改め ② 併せて、欄外の注意書きを修正→※この様式は、個人山行で、近隣の一般ルートの 山行や他団体等企画の山行に限り、簡易的に使用できるもの ③ その他、正規版の見直しに合わせて修正 【山行報告書】 ① 登山道の危険個所等を日常の山行で把握するため、「登山道の状況」欄を追加 ② 特記事項へ記載すべき事項が分かるよう「種別」欄を設置 →□事故/□ヒヤリハット/□参考事項に区分し具体的事例を明示 ③ その他、記載欄を整理整頓→「ルート図」欄は山行計画書(正規版)の同欄と同じサイ ズにした。 - 14 - ● 教育遭対部 6 月の講習会 自立する登山者養成講座 (座学・実技) 6/3(日)つどいの森・サイクルセンタ ー(湯沢) メンバーの力量把握、装備の軽量化、地図読み 地図読み、ロープワーク、救急法 (座学講習) (屋外での実技講習)で行います。 ・持ち物 シルバ・コンパス、細引き、120cmスリング 2 本、60cmスリング 1 本、安全環付カ ラビナ 2 個カラビナ 2 個、クレイムハイスト用ロープスリング1本、ツエルト、昼食 屋外での実技講習があるため動きやすい服装 ・申し込み 長谷川江利子(090-7790-3973) 締切り 5/27 7月の予定 救助隊ミーテイング 7/4(水)18:30~20:30 勤労福祉会館 救助隊シュミレーション(実際の事故から) ・申し込み 下机勉(090-4886-0546) 沢登り入門講座 7/22(日) クライミング技術のトレーニングしている方対象 ※締め切り、申し込み先を守っていただくようお願いします - 15 - ● 山行企画部 今年も、県外日帰りバス山行 を以下のとおり計画しました。 是非、皆さんふるって参加ください。 日 程:7 月 22 日(日) 行き先:月山 1984m 見どころ:バスで月山ICから南の姥沢口に入ります。月山リフトを 利用して、頂上へ。月山神社を参拝し、北へ縦走します。 残雪の白と緑のコントラストが美しく、弥陀ヶ原では沢山 の花々が迎えてくれるでしょう。 ( 「あかげら」6 月号に山行案内を掲載します。 ) ● 組織部 初級登山教室 1 机上講座 ・ 5/27(日) 西武公民館 対象は 一昨年度の初級登山教室以降の入会者、今年度の申込者 2 第1回実地講座 ・ 6・10(日) 鞍掛山 ・ 対象は同じ ・ 打合せ 5/27 座学終了後引き続き ・ 役割分担は行わずコーチ人による指導が中心 3 第2回実地講座 ・ 6/24(日) 秋田駒ヶ岳 ・ 対象は同じ ・ 打合せ 6/18 18:30~ 杜陵福祉会館 ・ パーティ単位の行動と役割分担を経験する 4 反省会 別途反省会を実施します *会員の皆さんは受講料無料ですが、山行時のガソリン代は実費となります。 *会員の皆さんで受講者貸出し用コンパスがある方は組織部までお貸し願います。 - 16 - ◆ 県境の風 日時:平成 24 年 4 月 20 日(金)18:30~ 出席者:松田 徹 日比野 保子 加藤 桂子 場所:盛岡勤労福祉会館 高橋 陽子 本間 典 (1)平成24年6月以降の日程が以下の様に決まりました。 ≪≪≪≪≪≪ 会員の皆様の参加をお待ちしております ≫≫≫≫≫ 月 日 山 域 市町村名 受付担当者 4 月 22 日(日) 石越駅付近~県道 48 号出合い 一関市 加藤 桂子 5 月 20 日(日) 皮投岳~兄畑 八幡平市 高橋 陽子 6 月 24 日(日) 四角岳~大倉森 八幡平市 山本 光子 7 月 28 日(土) 湯川沼~三森山 西和賀町 日比野保子 8 月 26 日(日) 三森山~蟻巣山 西和賀町 本間 典 9 月 23 日(日) 大森山~三界山 奥州市 松田 徹 10 月 21 日 (日) 三界山~蟻巣山 西和賀町 本間 典 11 月 23 日 (金) 4 号線青岩大橋~県道 32 号出合い 二戸市 小田 嘉洋 12 月 15 日 (土) 県道 32 号~漆沢牧野 二戸市 加藤 桂子 1 月 20 日(日) 県道 48 号~4 号線出合い 一関市 高橋 陽子 2 月 17 日(日) 4 号線~萩荘・大沢地区 一関市 松田 徹 3 月 23 日(土) 八幡平~寒ノ背峠 ~24 日(日) 八幡平市 中村 数博 4 月 20 日(土) 寒ノ背峠~兄畑 ~21 日(日) 八幡平市 中村 数博 ※ 来年 3 月・4 月は、一泊(テント泊)での予定です。 (2)次回打合せ予定日 平成 25 年 4 月 5 日 18:30~ 盛岡勤労福祉会館 たくさんの皆さんのご参加をお待ちしています! - 17 - その 1 〔 4 月 16 日~5 月 13 日現在 〕 № 1 月日 4月21日 4月21日 2 3 4 5 4月21日 ~4月22日 4月22日 4月22日 4月22日 6 7 4月22日 3 個人 L橋本(久)・中根・塚本 L加藤(桂)・S中村(数)・川村 (雅)・松田(徹)・高橋(陽)・小田 L千田(勝)・S高橋(英)・太田 代・佐久間・古澤 3 個人 6 会 L山田(純)・S三浦(良)・武田 (秀)・府金(志) 4 会 5 会 1 個人 4月26日 乳頭山 L工藤(敬)・S級木・中村(美)・ 北田 関谷 〔会員外〕 1名 ※息子さ んグループと合流 L松田(徹)・S中村(数)・ 石澤・泉・中根・高橋(陽)・ 小田 〔会員外〕 2名 L辰巳 4 個人 1 個人 L山田(潔)・S古川 2 個人 八幡平頂上~黒谷 八幡平で遊ぶ 地~茶臼~アス ピーテ 槍ガ先(神室山 親倉見口~山頂往 東日本女性交 塊) 復 流登山集会の 下見 仙人山 仙人峠コース 巨木姥スギを (882.2m) みよう L石川・S三浦(良)・武田(秀)・ 木村(三)・伏見 〔会員外〕 1名 5 会 川村(雅) 〔会員外〕 11名 ※ 新庄山岳会の案内 1 全国連 にせ鶏頭 にせ鶏頭ジェード クライミング ル S橋本(久)・下机 〔会員外〕 4 名(L諏訪木ほか) 2 個人 八幡平 八幡平頂上~黒谷 地~茶臼~アス ピーテ 越中畑コース L久保・S石川・松田(幸)・松田 (希) 4 個人 L辰巳 1 個人 L本間(典)・加藤(桂)・池端 3 個人 L亀ケ森 〔会員外〕 1名 1 個人 S木村(一) 〔会員外〕 3名 1 他団体 4月28日 4月28日 4月29日 14 4月29日 15 4月29日 16 4月29日 17 ~4月30日 4月30日 18 4月30日 19 21 L渡辺(健)・S山田(潔)・ 古川 藤本 〔会員外〕 3名(札幌バビ シェ・マウンテンクラブ) 13 20 参加者名 会員 分類 L日比野・S安藤 〔会員外〕 2 2 個人 名 L辰巳 〔会員外〕 3名 1 個人 ネパール クー ルクラ~ナムチェ 高所順応ト ンブ山峰ポカル バザール~ディン レーニング、 デ(5,806m) ボチェ~ポカルデ ブータント 山頂往復、パロ~ レッキング ティンプー~ワン デュ・ポダン~ ディンプー~パロ 4月26日 10 ~5月1日 4月27日 11 ~5月4日 12 ルート 目的 台温泉コース(周 早春の花を見 回) る 笹倉山 御門杉口コース カタクリやニ (506.5m) リンソウを見 〔宮城県〕 る 乳頭山、秋田 孫六温泉~田代平 早春の県境を 駒ヶ岳 ~乳頭山~熊見平 スキーで滑る ~湯森山~男女岳 ~八合目小屋~ア 岩手山 鬼又沢 トレーニング 宮城県境 石越駅西側~県道 岩手・宮城の 48号出合 県境を歩く 万寿山、八方山 台温泉コース(右 スプリング・ (373.9m) 回り)、長根崎 エフェメラル コース に会いに行こ う 阿部舘山 御大堂側からピス 山頂から阿部 トン 貞任を想う 4月23日 ~5月11日 8 9 山域 万寿山 4月30日 4月30日 5月3日 22 ~5月6日 孫六温泉コース 立山(雷鳥沢) 室堂~雷鳥沢 ヒュッテ往復 九州地方(祖母 尾平口、牧ノ戸峠 山・九重山・阿 口、仙酔峡口、開 蘇山・開聞岳) 聞岳口 牛形山 夏油温泉コース (1339.8m) 裏岩手(三ツ石 松川温泉~三ツ石 山、大深山、源 山~大深岳~源 太ヶ岳) 太ヶ岳~松川温泉 平日山行を楽 しむ 立山を滑る 九州の百名山 に登る 広い残雪を歩 く 春山スキーツ アー 八幡平 アスピーテの 開通した春の 八幡平を滑る 白木峠 カタクリとキ (691.6m) クザキイチリ ンソウを見る 南昌山 前倉コース イワウチワを (848.0m) 見よう 三ツ石山 網張スキー場~山 トレーニング 頂往復 焼石岳、鳥海 ツブ沼コース、払 スキー登山 山、秋田駒ヶ岳 川コース、国見温 泉コース - 18 - L本間(典)・S山崎(祐)・S高橋 (英)・日比野・熊谷(久)・北田・ 級木・千葉(喜)・吉田(菊)・吉田 (成)・辰巳 1 個人 7 会 11 会 その 2 〔 4 月 16 日~5 月 13 日現在 〕 № 山域 ルート 目的 見ノ越コース、山 還暦記念山行 剣山 (1955m)、 頂成就駅コース、 大山寺コース 石鎚山 (1982m)、 大山 (1711m) 5月4日 丹沢山、蛭ヶ岳 塩水橋・天王尾根 40数年前に眺 L本間(典) コース往復 めた山並みを 歩く(丹沢山 地の一等三角 点&最高峰) 1 個人 鎌倉山(作並) 西壁ほか 下机・橋本(久)・塚本 〔会員 外〕 1名(L扇[会友]) 3 個人 L千田(勝)・S今村・古澤・ 千葉(喜)・吉田(菊)・池 端・仲若 L高橋(英)・太田代 7 会 2 個人 久保 〔会員外〕 2名 1 個人 L辰巳 1 個人 八幡平見返峠付近 自立する登山 者養成講座 (雪上訓練) 前泊組 御神坂コース(御 御神坂登山道 滝まで) 花祭り L下机・橋本(久)・中村(数)・中 根・石川 5 会 上野 〔会員外〕 多数 1 他団体 3 個人 23 24 5月5日 25 ~5月6日 5月6日 高洞山 上米内駅口~山頂 山野草写真撮 往復 影 5月6日 東根山 ラ・フランス温泉 里山の春を楽 ~山頂往復 しみながらト レーニング 5月6日 鳥海山 26 27 28 5月12日 29 5月12日 30 ~5月13日 31 32 33 トレーニング 太平山荘~笙ガ岳 日本海を見な 往復 がらの春ス キー 大平山(大曲: 蛭川口~ばっけ杉 ばっけ杉を見 ~大平山~蛭川 る、仙北平野 姫神山 387.6m)、神 口、東北自然歩道 を眺望する 宮寺岳 (277.4m) 八幡平 参加者名 L級木・S遠藤(千)・S熊谷 (久)・S加藤(桂)・中村(美)・川 村(雅)・工藤(敬)・日比野・北 田・大峠 〔会員外〕 1名 会員 分類 10 会 月日 5月3日 ~5月6日 5月13日 岩手山 5月13日 鳥海山 祓川~七高山往復 春の鳥海山を 滑る L久保・S三浦(良)・三浦(明) 5月13日 八幡平 見返峠付近 【講師】下机・木村(一)・松田 (幸)・松田(希) 【受講者】渡辺(健)・石澤・工藤 (敬)・日比野・加藤(桂)・本間 (典)・安藤・畑中・高橋(陽)・亀 ケ森・石川 自立する登山 者養成講座 (雪上訓練) 15 会 注:これは、あくまで速報的なものですので、掲載もれや誤り等がある場合はご容赦ください。 - 19 - ☀ ☾ ★ 栗駒山スキー NO.356 木村三 日程:2012 年 3 月 4 日(日) メンバー:CL武田(秀)SL大峠 気象山田(潔)装備菊地(良)会計・記録木村(三) タイム:6:40 盛岡IC~7:30 一関IC~9:00 いこいの村駐車場~10:00 イワカガミ 平~12:20/13:00 山頂~13:45 イワカガミ平~14:40 いこいの村駐車場 ~17:00 盛岡IC 天候:曇りのち晴れ 銀世界としては4年ぶりの栗駒山スキー山行でした。 スタート地点の「いこいの村 栗駒」は 2008 年 6 月の宮城・岩手内陸地震の影響で営業休止していたため、手前の「ハ イザーム栗駒」で登山届けとトイレを済ませ出ようとしたら、ヒヤリハットです。 私のジャケットのファスナーが壊れているのに気づいた。ファスナーの引き手がいつの 間にか無くなっていた。必死で上げようとするが全く動かない。焦りと不安で戸惑ってい たら、メンバーが見てくれて、なんとか閉めることができた。 「脱がなきゃ大丈夫」と励ま され、ファスナーが下がらないジャケットだけど、寒いより暑い方が安全な山行ができる と思いほっとした。これまでは事前の用具点検の大切さを学んでたはずだが、服装のチェ ック漏れをしていた。点検・チェックは用具だけじゃないんだと反省した。 駐車場に戻ったら、雲の切れ間に東栗駒山?が見えたので山をバックに記念写真を撮っ た。 「今日の山行は当りかも」と期待に胸が弾んだ。 いこいの村栗駒駐車場を雪のちらつく中、9時にスタートした。少し霧があったが、風 もなく手袋1双でも寒くないと感じた。足元の雪は固めで沈まず歩きやすかった。 今回のメンバーでのルート経験者は私だけだったので、道案内をしなければならなかっ たが、前回の山行を覚えてなくて役に立てないのが情けなかった。前回のルート地図を用 意しようと思い、久保さんからGPS軌跡データをいただいた。メンバーに見てもらい、 このルートを辿ることにしたが、スタート直後先行パーティーが3組ほどありトレースが あったので、 それを追った。 ラッセルがないので得をしたと思ったのは私だけでしょうか?。 イワカガミ平を過ぎたころから晴れ間が出てきた。後ろを振り返ったら麓が近くに見え て、見晴らしのいいところまで来たんだと思い嬉しかった。 - 20 - 1408ポイントあたりからは青空が広がり視界もくっきりとしてきた。高度も上 がってきたせいか、風が強くなって寒かった。1500m付近から山頂までは急登が 続き、メンバーの体力差もあり それぞれマイぺースで登った。 山頂着にトップとラストに20 分の差出たが全員登頂できて良 かった。 山頂は風もなく快晴。美しく 澄んだ360度の眺めは素晴ら しい「青と白の世界」だった。 鳥海山を見つけたときは感動で ウルウル、今シーズン1番の最 高の景色だった。お天気とメン バーに感謝です。 メンバー全員カメラ撮影に夢中でつい時間を忘れてましたね。トップで登頂した大峠さ んと潔さんは40分山頂に居たことになります。十分堪能できましたね、ありがたいこと です。 さて、いよいよ下山。スキーで降ります。シールを外し、いざ滑降!とカッコ(笑)良 く行きたいところだが、 急斜面のうえアイスバーンで、 さらに雪の風紋が固くボコボコで、 万年初級者の私にはボーゲンと横滑りでなんとか急斜面を降りるのが精一杯。 その後もアイスバーン、ボコボコ、深雪など・・・苦戦を強いられ、何度も転びくたく た状態で下山できた。 栗駒山は頂上から登山口までひたすら滑り降りるだけのロングコースが魅力の山です。 この滑りを十分楽しめないヘタッピな私にはもったいない山でしたね。いつの日か銀世界 のみなさんのように山岳スキーの醍醐味を味わえる滑りができるようになれたらと思いま す。 - 21 - 横岳めざし横長根を登る №380 大峠 茂喜 日時 2012 年 4 月8日〔日〕 メンバー CL三浦〔明〕 、SL武田、SL山田〔純〕 、気象古川、装備菊池〔良〕 、山田 〔潔〕 、記録府金、三浦〔良〕 コースタイム 雫石運動公園〔6:30〕→登山口〔7:10〕→横長根〔10:30〕→第一展望台〔1 0:50〕→登山口〔12:55〕→雫石運動公園〔13:40〕 仙岩トンネル手前の駐車場から参加者 9 名で出発、登り始めて 10 分程で熱くなり衣服 調整、登りから平坦になり大きな沢越え、帰りのコース取りを考えながら登る。 三浦明夫さんの企画コース設定でルート確認しながら登り、雪質も変わっていることを 感じているうちに稜線に出る、稜線に出ると青空で前方に女岳、男岳。 横長根から横岳方向に雪庇が迫り出しているのを確認し登り口を探しながら進む。 横長根に着いたら田沢湖がクッキリ澄んで見える、休憩後いざ横岳めざし出発。展望台 付近がアイスバーン状態でこれ以上は無理と判断して、下山開始するも後ろを振り向くと クッキリと山頂付近が見え、惜しみながら滑り降りる。 風のない場所を探し、全員でスコップを出し雪堀、雪のテーブルを作り昼食タイム。美 味しい、楽しい時間を過ごし、約 30 分位の一時、あっと言う間の時間だった。 昼食後はスキーの醍醐みを味わいながら深雪に挑戦、雪質の良好なところ悪いところあ ったが気持ち良く滑ることができて最高の一日だった。 誰かさんは?、わざわざ大変なところを滑り落りてきたり、誰も滑らないと思われる場 所に挑戦しながら、無事全員帰還、天候にも恵まれたスキー日和でした。大変お疲れ様で した。 - 22 - 焼 石 岳 No305 山田 潔 日程:2011.4.15(日)快晴 ザラメ雪 メンバー:CL古川・SL 山田 K・三浦 A・武田・大峠・山田 S・ (竹沢・及川) コースタイム:4:45 自宅―5:05 盛岡 IC5:15―6:45 胆沢ダムゲート 7:15―8:10 岳山 ふもと(休憩9)―10:50 銀明水 11:30―12:15 姥石平―12:55 焼石岳山頂 13:20― 13:45 銀明水 14:00―14:50 胆沢ゲート―17:00 盛岡 IC 5:15 少し早いと思ったが盛岡 IC を 2 台の車 で出発。途中ひめかゆ温泉にてトイレ休憩。ひ めかゆ温泉は国道沿いから入ったところにあ った。 6:45 胆沢ダムを半周しツブ沼を過ぎたとこ ろで国道はゲートがしまっており、そこには 5 台ほどの車が駐車してあった。一人の男性がス キーを手に山に入っていった。出発準備をしてい ると、つぼ足の日比野・遠藤・安藤グループが到 着。今日は交流山行なので 7:30 には皆集まると のこと。その前に準備が整ったので 7:15 出発。 国道を 50mほど西に進み、右手の旧林道みたいな ところを入る。杉林の林道は杉の葉がたくさん落 ちていた。5 分ほど歩くと林道は終点となりブナ 林に入る。大きなブナがたくさんありき つつきのドラミングが響いている。雪は ザクザクザラメだが歩きやすい。ブナの 間隔も大きく、スキーにはもってこいの ようだ。しかし倒木や折れた枝が当たり 一面に散らばっておりそれをよけて歩く のに気を使う。空は真っ青で春の日光が 心地よい。しばらく行くと獅子ケ鼻岳が 林の向こうに真っ白な姿を現す。また、 - 23 - 小さな沼には水芭蕉が開花の準備を整えて待っていた。 10:50 横岳が見えてくる とまもなく銀明水の小屋 に到着。昨日からの泊ま り客が居た。朝一番に焼 石岳に登り、いま 3 人が 横岳から滑り降りてくる という。眼前の横岳稜線 に 3 人の人影が現れ、ス キー滑降をはじめあっと いう間に目の前に下りて きた。さぞ爽快だろうな と思われた。簡単な昼食を済ませ真っ白い斜面を登り始めた。白い壁のように眼前にそび えており、なかなかしんどい。まだかまだかと 上を見上げながら確かな一歩ずつ積み上げてい く。左手に険しい山が見えてそこが頂上かとも 思ったが時間的にまだ早い。白い壁を上り詰め るとやっと焼石岳の山頂が現れた。ここからは ゆるい傾斜のだらだら歩き。まるであしに鉄の おもりをつけて、引きずりながら歩いているよ うで、疲れた足腰にはきつかった。 12:15 姥石平の前は水溜りとなっていた。ここから最後急な登りは足に応えた。一歩一歩 ゆっくり登り、稜線までくると鳥海山がはるかかなたに見えた。すばらしい眺めだ。まも なく三浦 A さんが太ももにけいれんを起こしたが、みんなでツムラ 68 を飲んで休息し、再 び山頂を目指す。山頂近くなると雪 面を横断する亀裂がいくつかあり慎 重に登る。 12:55 山頂到着 4 人。紺碧の青空の 下 360 度の眺望、鳥海山・岩手山も 見えた。最高にすばらしい。記念写 真を撮ってくだろうとしているとこ ろに及川さんが登ってきたので再び 写真撮影。そしてつぼ足の 2 人が登 ってきた。シールを取り、下りはも - 24 - のの 5 分で姥石平到着。前方に山田 S・竹沢さんが待っているのが見えた。まもなく合流 し滑り出す。真っ白の大斜面に思い思いのシュプールを描きながら快適なすべりを楽しん だ。1 時間半の苦労したのぼりはものの 20 分で銀明水到着し武田さんと合流。つぼ足隊は 30~40 人だったとのこと。ここからはブナ林のツリーラン。ただ、折れた枝が散らばって おり、雪が解けて重くなってきているのでスムースには滑られない。休憩して足を休めな がら滑り降りる。枝を踏み、杉の葉を蹴散らしながらゲートに滑り降りると、日比野・遠 藤さんたちが帰り支度しているところだった。 - 25 - 県境の風 岩手・宮城の県境を歩く 川村 雅子 期 日 4 月 22 日(日) メンバー CL 加藤桂子 SL 中村数博 サポート松田徹 小田嘉洋 高橋陽子 川村 コースタイム 7:00 盛岡 8:15 石越駅 8:30 186 号線登山口 10:10 山のお墓 11:25~11:50 昼休み 14:20 鳥小屋 16:40 県道 48 号 9:50 12:20 185 号出合 286 出合 12:50 若柳ゴルフ場 18:00 盛岡着 3 月に計画したが天候が悪く、今回に実施されました。プラ靴やワカンが心配でしたが まったく雪がなく必要がありませんでした。若柳金成インターで高速を降り出発は 栗原市 186 号線で合流 出発前の記念撮影 登米市の平らな農地を県境の杭を見つけながら歩きました。1 時間で栗原市の県道へ出 てサポートの松田さんと会いました。今回の道は平坦で楽かなと思ったのが甘かった。 ここからは竹林を登り次第に藪地をかき分けるようになりました。 乾いた土や太い竹林は、暖かい南の地だと分かりました。雑木林の中にお墓の一群が 現れました。周囲には民家もなく誰がいつ建てたものか、興味をそそりました。 カーナビと携帯ナビは、ほぼ境界の杭を示しておりました。 太い竹藪に入っていく 誰が建てたか古い墓が山の中 - 26 - 11:25 分 185 号出会いで松田さんと合流する。畑の一角で昼食を摂り、しばしの休憩 をしました。午後は再び藪の中を歩きました。 棘のある木だらけなので、思わず触れると棘で何度も指を刺してしまいました。 12:40 分 栗原市のパークゴルフ場に出ました。ゴルフをしていたシニアの男性たちが 私たちを珍しそうに見ていました。 めったに町の人以外は来ることもないので、ザックを背負った姿は異様に見えたかも しれません。 「県の境を調べて歩いているのです」と説明すると皆さん好意的でした。 県境を確かめる 185 号で合流し昼休み 『鹿壇』という鹿の供養碑があるそうです。 14:00 花泉の最高点(185m)は藪の中にありました。下には大きな豚舎がありました。 藪を出て林道を歩くと、大きな鶏舎がありました。 15:30 分 新幹線の上に出ました。その後は農家と並行して歩きましたがどの家も犬を 飼っており、家の裏を歩いているので、ワンワンと泣き叫けばれたので、家の人たち が一斉に出てくる場面もありました。 「ここは俺の敷地だからね」とも言われました。16:00 予定の終点 48 号線に出まし た。今回は時間はかかりましたが計画したコースを完遂できました 終点の県道 48 号で記念撮影 県境の杭を確かめる 同じ若柳金成インターから帰路につきました。雪がなかったので県境の杭を見つけや すくカーナビも県境を正確に示していたのも幸いでした。 - 27 - 松川から三ッ石山・大深岳・源太岳周遊 No305 日程:2011.4.28(土) 快晴 風無し 山田 潔 ザラメ雪 メンバー:CL山田・SL 古川 コースタイム:7:00 西根道の駅駐車場―7:35 松川温泉登山口 7:55―9:40 三ツ石 山荘 9:50―10:20 三ツ石山頂 10:30―11:40 小モッコと大深岳のコル(昼食)11: 55―12:30 大深岳 12:40―13:40 林道出合い―13:50 松川温泉 7:55 松川登山口でスキーの準備をしてい ると、7~8 人がつぼ足で登っていった。三 ツ石山にコンパスをあわせ林に入る。赤リ ボンや番号票が頻繁にあり、迷うことはな さそうだ。雪はやや凍っていたが歯が立た ないほどではない。斜めに斜めに高度を稼 ぎ夏道と出会うと、岩手山・黒倉・姥倉の 絶景ポイントだった。9:40 三ツ石山荘の 入り口は雪がなくなっており、窓も冬の覆いを取り払われていた。小休止して三ツ石 山は左から攻めることにした。雪屁はすでに崩れており小さくなっていた。振り返る と先週歩いた乳頭山から秋田駒ケ岳への縦走路が白く光っていた。10:20 三ツ石山頂 付近は雪がなくなっていた。山 頂で 360 度の展望を満喫し、小 モッコに向かうが、雪を求めな がら歩くがついに無くなり、少 しの間、ハイマツや石楠花をス キーでなでながら歩いた。その 後三ツ沼まで快適に滑りながら 今後の進路をうかがう。小モッ コは北斜面しか雪が無いためト ラバースすることとした。とこ ろが以外に急斜面!慎重に斜滑 降で滑るが、 ザラメ雪に助けられ、 案ずるより生むが安しで楽しく斜面を滑り降りる。 大深岳への登り斜面を見ると、多くのクラックが入っていて気味が悪い。途中で昼食 - 28 - 休憩していると、 「オーイ」との声。小モッコの方から聞こえたが人は見えない。大深 岳から小モッコ方面にスノーシューのトレースがありその人らしい。ここから今日の 最後の登り。斜度は急で上部にはいくつものクラックが入っていたが、難なく越えて いく。 12:30 大深岳山頂にてシールをはず し、ここから滑走開始。ほどよいザ ラメ雪で滑りやすい。調子に乗って 滑ってしまうと後で登る羽目になる ので、源太岳北の肩を目指しルンル ン気分で滑っていく。源太岳の肩に 出ると、いつもより高度が高いので 東斜面を気持ちよく滑ることができ た。雪屁は無かったが、滑っている と、明らかに雪屁が落ちたデブリの ところがあり、もう雪屁が落ちているとの安堵感はあった。調子に乗って滑り、いつ もより南に出ると真正面に松川大橋があった。東よりに軌道修正し潅木の林に入ると 赤布がありまずは安心。急斜面を降りると大きな木に水場と書いてあった。地図を取 り出しコンパスをあわせ、林道を目指す。最後の沢で、雪が落ち水が流れ出していた ため少し苦労したが、まもなく林道に出た。松川温泉に着くと一人の男性が帰り支度 しており、大深岳・小モッコを通り三ツ沼から松川大橋に出て周遊してきたとのこと。 今日の天気であれば楽しいコースのようだ。 - 29 - 仙人山(882.2m) №393 吉田 成子 山行日程 2012 年 4 月 29 日(日) メンバー 日比野、熊谷(久)、北田、級木、SL山崎、吉田(菊)、CL本間典、辰巳、SL高橋 (英)、千葉(喜)、吉田(成) コースタイム 登山口 8:30-姥スギ 9:35-久那斗神社9:40- 山頂 11:45/12:15-登山口 14:20 快晴。風心地良く、天気に恵まれました。登山口から姥スギまでの道は、雪崩の跡で木や 土砂で道が塞がれている箇所があり、別ルートはと電線の点検に使われている道を辿るも、 引き返し、少々ぬかるんでいる土砂を乗り越えて進み、姥スギに到着。 木や草を根こそぎ流してしまい地肌を削り取る雪崩の凄さを実感。 久那斗神社で行程の無事を祈願し、今満開の花々を写して出発。 今年はじめの山にしては急峻な登りで、喘ぎながら、休憩をこまめに取って頂きながら、登 ること一時間。706 地点の少し手前。眺望が開け目指す山頂も見える。頂上までは雪原。実 に初めての雪の登山。 頑張る気持ちをリセットして、いざ雪原へ。笹藪よりは歩き易くても、それは、前の方が歩き 易く道を作ってくれるお陰。感謝。 それでも私の一歩は重く、予定より時間をオーバーして山頂へ到着。 夏以上に汗をかき、いつもの倍以上に水を飲み、いつもより多めに持って行った水も空。 まだまだ装備は勉強せねばと思うことしきりでした。 「山は標高できつさを判断できない。」・・・ しみじみ感じた山でした。 雪の山頂での昼食。皆様からのおすそ分けのキュウリを美味しく頂き、鳥海山、遠くの山々 を眺め、幸せ気分。 下りはルンルンと思いきや、気温 が高くなって雪が緩み、雪の穴に足 をとられてしまったりと、前の人の足 跡を追いかけることが安全と気付く。 姥スギ辺りの雪崩の跡の土砂は、 登る時よりも乾いていて歩き易くなっ ていた。装備に「ワカンジキ」とあっ たので用意はしたが、未使用。今秋 デビューしたいと思っている。 下山後は、和賀の綱取り温泉で 汗を流し帰途。 - 30 - 残雪の八幡平で遊ぶ №402 伏見 期 日 平成24年4月29日(日)晴れ メンバー CL石川享子 SL三浦良夫 武田秀雄 木村 三 伏見清志 伏見裕子 行 程 旧八幡平スキー場P8:30~見返り峠P8:50-9:10~八幡平頂上 9:45-10:00 ~源太森 10:25-40~黒谷地入口付近 11:25-40~茶臼山荘 12:15-50~ 樅 の木山 13:30~車デポ地点(1130m)13:45-14:200 集合場所の旧八幡平スキー場駐車場に着いて驚いた。雪解けが早い。まだ駐車場ま で滑り降りられるだろうと思っていたが全く無理だ。三台のうち一台を下にデポする ということだったが、もっと上にデポということで出発、1130m あたりの駐車スペー スにデポして見返り峠へ。 まずは茶臼岳頂上を目指して出発。そして、また、驚いた。シールを着けないスキ ーで3名は登って行く。滑走面が鱗状になってなっているから滑らないのだと言う。 そう聞いてもこちらは半信半疑、そのうちズルズルとなるだろうと期待していたが、 いっこうに期待通りにならない。アップダウンがあり、シールの着脱が面倒だと思い スキーを担いでいる自分には、だんだん羨ましくなってきた。 シールを着けるべきか否か迷っているうちに茶臼岳頂上に到着。頂上からは大パノ ラマの展開だ。森吉は優雅な姿がくっきりと近くに。秋田駒、鳥海、八甲田、岩木山 などなどみーんな見えていて、小躍りしたくなる。それぞれの山に登っている多くの 人々がいるだろう、その人たちも我々と同じ幸福感にひたっているのだろうと思うと、 さらに嬉しくなる。まさに、「山笑う」だ。大パノラマを堪能したあとは、八幡沼の 方へ滑走。そして、源太が森への緩やかな登りを行く。源太森の先は夏道が判然とし ている。しかし、249番の指導票にさしかかると、リーダーより、右手に行くよう にとの指示。アスピーテラインに落っこちてしまうのではと思いながらも指示通りに 進むと、黒谷地の入り口付近を見下ろす場所に出た。足元に無木立で斜度のある滑走 意欲をそそる斜面が広がっている。一気に滑り降りると体が笑う。茶臼岳までは、歩 き主体だろうと滑りは期待していなかっただけに、嬉しかった。majo 様の贈り物(majo ルート)とでもいうべきか。 黒谷地から茶臼岳へは、夏道を辿らずに直線的に歩いた。茶臼山荘では中には入ら ず、デッキで昼食タイム。温度も20度近くある。そよ風が心地いい。リーダーから ノンアルコールビールが配給された。本物のビールを飲んだら極楽気分で昼寝ができ そうな陽気だ。 食べるものを食べ、飲むものを飲み終わり、デザートは豪華な茶臼岳滑降。頂上ま で行き、前山への尾根を、三浦さんが華麗に滑 降開始した。自分も後に続いたが何本も亀裂が 入っている。前山から樅山の間もズタズタにな つていた。恵比寿川の支流の雪壁の大亀裂は恐 ろしくも見事だ。みんなで惚れ惚れと眺め入っ てしまった。アスピーテラインに下る最後の大 斜面は、気温の上昇にもかかわらず意外に滑っ てくれた。思い思いのシュプールを描いて、デ ポ地点に滑り込んだ。 - 31 - “チャレンジ” この頃茫然とする日があります。 昨年主人が亡くなり一人暮らしの勢いでしょうか? 老いを感じます。そんな自分自身に“チャレンジ”精神が心の奥に少しではあるが あったと気づきました。 1.2012 年(7 月 1 日~7 月 13 日)7 月に二週間程の予定でチベット自治区(東部)に 出掛ける計画準備中です。 ※高峰に神々が住むと云われる、高原の神秘的な花園にパワーをいただきに行こうと 思った事です。 2.半世紀前(昭和 36 年のこと)に一人旅で 10 日間かけて盛岡~京都へ日本海を巡り ローカル線の鉄道、汽車旅、時刻表を楽しみながら計画、実行。宿泊は数少ない当時 の「ユースホステル」を利用しました。 旅の思い出は人と人との出会いでした。 今残りの人生を又一人旅で日本全国ローカル線鉄道を楽しむため、自分なりの計画を 立て夢へのチャンスを適える事です。 夢は大きく継続こそが自分自身精神的強くなり生きてゆくことの自身に成ると思っ ています。 今 小さな夢であっても、願い続けて大きな幸せを感じております。 『チャレンジ』頑張る。 会員№87 瀧澤節子 - 32 - 平成 22 年度の山岳遭難の概況から 警察庁生活安全局地域課(23.6.10 発表) 中山 建生 少し前から遭難事故からの教訓として、昨年の 12 月ミニ学習にと考えていたもの です。雪崩の実習と雪下ろしの安全対策、防災教育にとあちこちに出掛けていたため 報告を用意するのが遅れました。追加ということで送ります。しばらく前までは雪崩 のことやハイカーと中高年者の安全教育のことでこの会議に参加をしていました。 「タ クシー代わりにヘリを呼ぶ登山者に呆れる」との報道がされたこともありました。 表題の報告は毎年、全国遭難対策会議で警察庁から発表されます。平成 22 年度の 特徴は以下のとおりです。私の責任で内容を一部要約しました。 ① 発生件数 1,942 件(前年対比+266 件)、遭難者数 2,396 人(前年対比+311 人) 発生件数、遭難者数は昭和 36 年以降、過去最高値を示した。 ② このうち、40 才以上の者の遭難者数 1.821 人(前年対比+219 人)で、過去 10 年間は増加傾向にある。これは全遭難者の 76.0%にあたる。40 才以上をされに見 てゆくと 55 才以上の遭難者が多くなり全遭難者の 59.9%になる。 ③ 遭難発生件数を都道府県別に見ると、長野県(213 件)、北海道(123 件)、東京 都(122 件)であった。 遭難および遭難者の特徴は、(1)単独登山が目立っている。その原因は従前から 指摘されているとおり、 (2)体力や経験、そして知識と技術に見合う登山をしていな いこと。 (3)事前にルートや天候、危険箇所などを調べていないこと。(4)特に転 落、滑落、道迷いが全体の3分の2を占めていることから、基本的な知識と技術がな いまま登山を実施していることが分かります。 今年も前年度の集計がなされ会議の資料として報告されるので、調べてみることを 勧めます。 次に報告する内容は、穂高、剣、八ヶ岳など関東周辺を含めて多くの登山者が集ま る山域での山岳関係者、山小屋、登山者からの私の聞き取り調査からのものです。昨 年は穂高と剣周辺の山小屋で登山者から聞き取りをしました。 (1)事前に気象やルートを調べていないこと、装備の点検をしないこと、体調の管 理と点検をしないこと、行動予定どおり進まない場合にルートの変更をしない、メン バーが分散しても気にかけない、リーダーや各自の役割を決めていない、トラブルや 危険に備えがないなど、いずれも安全の認識が薄く、登山の目的がはっきりしない。 だれもが事故が起きたときの不安を抱えていました。 (2)登山者の気持ちは「登りたいの一心で」余裕がない。自分の健康管理や体調を 整えることをしないまま、途中具合が悪くても無理をして行動していました。 (3)深夜おそくまで飲み明かしていたり、話をするパーティも見かけた。他の登山 者から静かにとの注意を受けた者たちもいた。彼らは登山歴 10 年を越えるひとたち がいたし、山岳会のメンバーもいました。 - 33 - (4)二日酔いや寝不足と思われる人の事故を見かけた。遭難対策協議会の人たちか らも同様な指摘を受けた。登山者としての自覚に欠けるという意味でこのところ同様 な発言があります。 (5)登山計画書は地元や山小屋に提出していると聞いた。出していないのは会に所 属する人たちに数件あった。会に提出したから良いと考えている。会にも出していな い人たちは無届けを知っていて登山を実施していた。知れると許可されないとの思惑 がありました。 (6)この他に、自慢や見栄から無理をしたと分かるものもありました。 山岳会に所属する人たちも多くは打ち合わせや点検をしていません。お互いに経験 や技量にばらつきがあることを知っていても登山を実施していました。予定どおりに 行動できなかったり、途中でバラけてもお互いを気遣う余裕がないのでしょう。山慣 れしない人たとの中には不安があるため余裕な持ち物が多く、逆に必要な装備を持た ない人たちは重いから持ってこなかったと言う人たちがだいぶいました。 前記の警察庁の調査から通信手段は携帯電話で連絡が 6 割以上を占めています。山 域やルートにより通信不能な場所があるが事前に問い合わせをしていません。バッテ リーの管理が悪く使えない事例もありました。けがや病気に対しての心構えがなく持 病薬や必要な応急医薬品を持たないパーティもありました。なぜと聞いてもはっきり とした回答はなく、同じようにツエルトやロープはと聞くと、これは持っていないと 返事をしてきました。彼らはどこでどのように使うのかが分からないようでした。剣 に登る若いガイドは必要なものを持ち緊急時の備えをしていました。 概して穂高や剣に登ろうとする登山者の中にはあこがれがあります。富士山に登る 登山者は 20 才の記念にとか、子供の成長を祝ってとか、還暦を記念してと「日本一 の山に登ってみたい」との気持ちがあります。登山者の中には登山経験や知識を問題 とせず、危険の認識など薄いことが分かります。前記の調査報告は一般的な傾向を知 ることができます。この会議では具体的な事例や問題点を話し合われました。例えば トムラウシの事故からはガイドの在り方や主催団体の安全管理などが議論となったの です。ガイドの研修の必要性や主催者の責任など従前から指摘されていましたが教育 やガイドラインの設定など安全に関する取り組みと具体的な対策が実現しないのです。 ようやく関係者等が重い腰を上げようとしています。各地で主催する登山教室などの 安全についても話がでたことがありますが踏み込んで議論されてないのです。山岳会 の会員の事故については関係者から反省や教訓が語られることはまれです。その理由 は責任の問題に触れたくないのと具体的な安全対策や教育についての取り組みはなか なか実現しないからです。だれもがそのことを知っています。漫然とした態度は登山 者としての自覚やモラルの低下を意味するだけでなく、当事者としての問題解決に背 を向けていると思います。 日本の自然環境は緩やかでだれもが親しめる半面、厳しい状況もうまれます。事故 は起きるものと考えて備えをする、学習と訓練を欠かさない=それが山岳会の役割と 考えます。 - 34 - エッセー ある日、ある時 淡 望天 No.354 居場所がない? きのうは中学の卒業式だった。小学卒業のときは、同級生はみんな同じ中学校に行く。4月か らまた同じ顔ぶれ。別れの悲しみなどなかった。中学の卒業となると、いっぱしの大人あつかい。 農家の跡取り、都会へ集団就職するもの、などなど。高校に行くのはほんのひと握り。つまり、ほ とんどが社会人になるのだ。日本が戦争に負けて、10年もたった。景気が良くなり始め、人手不 足。集団就職の時代が来た。田舎の<子供>たちは都会に出ていった。父親が戦死し、母子家庭の 同級生がけっこういた。農家の次男、三男も、もちろんいた。こういう友達は進学など頭になかっ た。いや、親がそっちを望んだのだ。就職すれば、家計が助かるのだから。 卒業式の翌日、どういうわけか学校に出かけた。今思うと、卒業したのだから、学校に行く必要 などない。家にいて、就職とか進学の準備でもしていればいいはずだ。朝起きれば、学校に行くと いう習慣で行ったのだろうか。学校に着いたら誰もいなかったというなら、自分一人のポカだった ですまされる。ところが、同級生がかなり来ていた。ということは、卒業式の次の日も、もう一度 集まろうということになっていたのかも。あの頃は、卒業式が終わったらすぐ会社で働けというこ ともなかったのかもしれない。 学校に着いたら、なんかいつもと違っていた。今まで使っていたおれたち三年生の教室は、二年 生が入っている。自分の教室に入れないのだ。校庭のはずれにある鉄棒や砂場の周りに、みんなが あつまっている。カメラを持っているのが、二人ぐらいいた。記念写真などを撮った。それでも、 なんとなく居心地がわるい。きのうまでは、三年生ということで、大きな顔をしていた場所だ。た った一日の差で、きょうは校庭の隅でごそごそしているほかない。三年間自分の居場所だったが、 今やもう追い出されていた。ここはもう自分の場所ではない。これからは、何か用事がないと入っ ひ と ていけない場所になっていた。いちいち「ごめんください」なのだ。他人に気兼ねする場所に変わ っていた。 生きていると、なんどか場所を変えることがある。高校から大学、大学から社会人へと自分は居 場所を変えた。そのときは、新しい場所への期待と不安が大きかった。古い場所を懐かしむ余裕も なかった。中学の時には、まだ自分のいく場所がぼやんとしていた。高校へは自宅通学だから、今 ままでどおり。居場所が変わるわけではない。高校生という気分にはいまいち、だった。さすがに、 - 35 - 大学入学とか就職という人生の転機に立ったときは、これから先の居場所が気になった。 やるべきことがあり、与えられる仕事があると、新しい居場所といえどもすっかり馴染んでしま う。そうしてなじんだ場所も、もうお年ですから、ここを<卒業>してくださいと言われる。これ だけは、卒業したくない、とはいえない。自営業などで、好きなだけ、死ぬまでその職に就いてい られる人がこんなときうらやましくなる。もっとも、自営業の同級生に聞いたら、 「もう仕事に疲れ た、年金生活者になる」と言った。 慣れ親しんだ職場に分かれ、もう二度とそこに顔を出さない。これなら、腹をくくったようです っきりする。ところが、昨今は嘱託とか、非常勤とかの名目で、同じ場所に行くことになる。そう すると、<元>同僚として、にこやかに挨拶していただけるものの、何となくこちらは居心地が悪 い。仕事があって来ている。前と同じでいいはずなのだが。やはり、なにかしら引け目を感じる。 よ そ 自分はその場所にいるべきものではない、部外者、あるいは、 「七人の侍」とおなじ。他所者の助っ 人なのだ。自分がよそものであると感じるところ、これは居場所ではない。 人は居場所がないと落ち着けない動物なのだろうか。 「俺がここにいて、なんか文句あっか」と啖 呵を切って、自分の居場所とすることができないのだろうか。そうできればすっきりする。 「そこは ひ と お前の場所なの?」と言われたら、むかむかしてくる。居場所とはそういうところではない。他人か らなんと言われようと自分がいたい場所をつくればいいのだ。と思うのだが、残念ながら、われら 凡人だ。 「あなたはここにいていいんですよ」 、と言われなければ落ち着けない。これは困ったもの だ。気の強い人がいて、 「お前、出て行け」と言われたら居場所を失う。反撃して、 「そっちこそ、 出て行け」と喧嘩すればいいのか。我が強くて、他人をみんな追い出して、結局自分一人だけにな る。これもまた居場所を失う。強くても、弱くても居場所はなくなる、じゃ、どうすればいいんだ。 自分を認めてくれる相手がいれば、そこが居場所になる。 「あなたはあなたのままでいい」と認め ひ と る他人がいて、はじめて自分の居場所が生まれる。自分の居場所を求めるあまり、他人を追い出せ ば、自分の居場所も壊してしまう。それなら、 「みんなちがってみんないい」となればいい。でも、 ちょっとした違いでも、 「それは間違っている」と言う理屈屋さんが自分の中にいる。頭でっかち、 とからかわれるのだが、この<性格>習慣病には困ったものだ。居場所を求めるなら、自分と違う からこそ面白いという遊びの感覚があればいい。大切なのは「頭より心ですよ」 。と、<頭>では分 かってはいるものの・・・。 - 36 - 真っ先にご紹介したいのは、下机勉さんの「連載 放射能時代の登山 葛根田の未 来」です。登山時報を購読されていない方は、借りてでも読んでみてください。 「会報 えつらん室」では、昨年の記念誌「山友」の紹介がされています。座談会の記事が好 評でした。この座談会は退会された柴田さんのアイディアでした。全国に一山しかな い「四角岳」の紹介にも注目です! 2012 年 5 月号 CONTENTS 放射能時代の登山 葛根田の未来 下机 勉 5 月の山へ誘う 四国・赤石山系の春 剱岳の眺望絶佳 地元自慢のワンデイ春山ルート 東日本大震災の鎮魂と復興を願う 記念講演「高所遠足登山を楽しむ」 3・11 京都 心を一つに!大文字からの祈り 鈴木 玉雄 中村 好夫 あらからると 四角い山 四角岳(P39) 石井 光蔵 森田 南海男 小川 清美 以上 37 あかげらの始まり 機関誌「あかげら」の名称の始まりを 知っていますか? 1986(S61)年の会発足当初、機関誌は盛 岡山友会ニュースとして発行されていま した。発足から 2 年目の 1988(S63)年 9 山開き情報 県内各地で山開きが行われていますが、 月の機関誌 No.5 に「あかげら」の名称が 初登場します。山に行けば身近にいる鳥 これから山開きとなる主な山は次のとお で親しみやすい事から当時の事務局長と りです。 情報宣伝部の方々が仮の名称としてつけ 6 月 1 日(金) 秋田駒ヶ岳(1637.4m) たものだったようです。 8:00 国見温泉 神事儀式 現在、このあかげらは会ワッペン(20 6 月 3 日(日) 南昌山(848.0m) 周年で制作)に 参加賞 さんさジュース も使用されて 6 月 3 日(日) 焼石岳(1913.6m) いて会の堂々 7:00 つぶ沼 神事 たるシンボル 6 月 10 日(日) 早池峰山(1637.4m) マ ークになっ 10:50 山頂安全祈願祭 ているといえ 絵馬配布 1000 個 るのではない 6 月 24 日(日)予定 和賀岳(1440.0m) でしようか。 7 月 1 日(日) 岩手山(2038.2m) * アカゲラ: 6:00 焼走り登山口 神事 北方性の典型 的なキツツキ カシミール3D最新バージョン で 世界中に広 &電子国土基本図 く分布。針葉樹、 地図の最強フリーソフトのカシミール ↑これが最初の「あかげ 広葉樹、植林に 3Dが H24.4/2 Ver 8.9.6 となり仕様 ら」で、名称の字体は今 も生息する。 が変わりました。閲覧地図が最新の「電 も引き継がれている (取材:辰巳) 子国土基本図」となったと共に、空中写 真が東日本大震災のものも含め年代ごと に見られるようになっています。徒歩道 も 1.5m未満から 1m未満となり今まで 初めて山友会の例会をのぞいた時、た 表示されていなかったものを数多く閲覧 くさんの人がいて受付まであり驚きまし する事ができます。しかし、保安上の理 た。運営委員会と各専門部。毎月の機関 由で電力会社から情報が得られなかった 誌と毎年の会誌。会員の手引き、山行リ そうで送電線が表示されていません(山 ーダー指針等々資料。山行計画書と山行 と渓谷 H23. 10 月号、 11 月号に記事有り)。 報告書。会社にいるようです。そして、 登山の時の目印にとても参考になるもの 山行届け・下山報告を一人で管理する会 なので表示が望まれます(今までの 長&会事務と装備をも引き受けている事 「1/25000 地形図」では継続して閲覧す 務局長にもびっくりです。さて、自分は る事ができます)。ただ、この地図、出力 何もしてないように思えてきて。 サイズがA4サイズに制限されていて残 今年は会活動にもいくらか参加し、ト 念・・・。皆さんもぜひバージョンアッ レーニングで逃れ続けている山行報告書 プして比較してみて下さい。 もできるだけ提出しようと思っているの (information by eriko) ですが・・・。 (和司) 38 ◎「岳人 4 月号」に下机さんの写真が載りました! 岳人 4 月号の「新岳人写真クラブ」 (P132~)に、下机さんが 2012 年 1 月に撮影し た早池峰山の写真が掲載されました~!! (カラーでお見せできないのが残念です) 原 稿 の お 願 5 月号の原稿締め切り ◎ 山行計画・山行報告・交流の広場 ◎ 山行報告以外 い 6 月 9 日(土) 6 月15 日(金) 原・稿・の・基・準 ■ サイズ:B5 ■ 本文枠:幅 14cm・縦 22cm以内 又は 余白:上・下・右・左 20mm ■ 本文のフォント:10~12 ポイント、できるだけ明朝体で □ 送り先 ◎手書き原稿(郵送あるいは FAX) 会員№357 渡部 彩子 〒020-0173 岩手郡滝沢村滝沢字牧野林 1047-66 Tel & Fax 019-684-1739(Fax は夜 9 時まで) ◎メール原稿 会員№301 久保 加世子 メールアドレス [email protected] - 39 - ■□ 表紙の言葉 □■ ― 小さな花 - 大輪の花はそれなりの風情があるが、小さな花の方が好きだ。花弁 の大きさが数ミリ程度しかないワスレナグサのような小さな花に惹 かれる。大きくても 2 センチ程度までがいい。 「北の国から」の倉本聡が何かの本に大根の花やジャガイモの花の ことを書いていた。本州はじめ各地からラベンダーの花を見に貸し切 りバスで押しかけて来た人々が、ラベンダーだけを眺めてさっさと帰 ってしまう。 傍らにひっそりと咲いている大根やジャガイモの花に目もくれよう とせずに。私には倉本の憮然とした表情が見える。野菜の花は小さく てかわいらしい。可憐な花を無視する人々は、単なる観光客であって 花好きとは言えない。 私は野菜の花が大好きだが、残念ながら家庭菜園もなく、花屋から 買った小さな花を描くしかない。 №339 千葉 喜秋 あかげら 第 282 号 2012年5月23日 発 行 者 盛岡山友会 会長 渡邊健治 盛岡市大新町20-61 編集責任者 盛岡山友会 会報部長 久保加世子 盛岡市西松園三丁目12-11 印刷/製本 鈴木印刷(会員№137 鈴木勝世) 盛岡市津志田中央三丁目26-45 □■□盛岡山友会のホームページ□■□ http://www.geocities.jp/morioka_sanyukai/ ~里山からヒマラヤまで安く、楽しく、安全に!~