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別表1 再生加熱アスファルト混合物

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別表1 再生加熱アスファルト混合物
1)再生加熱アスファルト混合物
別表1 再生加熱アスファルト混合物
項
目
評
価
基
準
内
容
① 評価対象資材
a.アスファルト舗装の表層、基層に用いる再生加熱アスファルト混合物を対象とす
る。
b.再生加熱アスファルト混合物の種類は、
「
『舗装再生便覧(H22.11)
』及び『舗装
設計施工指針(H18.2)
』
(
(社)日本道路協会)
」に基づき、別表1-1のとおり
区分する。
② 品質・性能
以下のすべての項目に適合していること。
・粒度範囲、再生アスファルト量
最大粒径、通過質量百分率及び再生アスファルト量は、別表1-1による。
・マーシャル安定度試験に対する基準値
マーシャル安定度試験に対する基準値は、別表1-2による。
・再生アスファルトの品質
再生アスファルトの品質は、別表1-2-1または別表1-2-2による。
・旧アスファルトの品質
旧アスファルトの品質は、別表1-3による。
③ 再生資源の
含有率
別表1-3の規定に適合する再生資源を含有し、これら以外の再生資源を骨材とし
て含有していないこと。
アスファルトコンクリート再生骨材を、製品の重量比で20%以上(改質系の再生
アスファルト混合物を製造する場合は10%以上30%以下)含有していること。
一般・産業廃棄物溶融スラグを含有する場合は、上記のアスファルトコンクリート
再生骨材に加えて、一般・産業廃棄物溶融スラグを製品の重量比で10%程度含有す
るものであること。
ただし、この含有率以外であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定
できる。
④ 環境に対する
安全性
a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい
ないこと。
b.アスファルトコンクリート再生骨材以外の再生資源を用いる場合は、原則として
原料(再生資源)が、土壌汚染対策法施行規則第31条第1項及び第2項に定め
る溶出量及び含有量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒
素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合していること。ただ
し、これら以外の懸念される物質の溶出、含有がある場合には、懸念される物質
の基準に適合していること。
⑤ 品質管理
a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。
b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。
⑥ 環境負荷
a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄
与の度合いについて、報告すること。
b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表1-4に定める項目につい
て、製造者・販売者の状況を報告すること。
1)-1
1)再生加熱アスファルト混合物
別表1-1 再生加熱アスファルト混合物の種類と粒度範囲、再生アスファルト量
混合物の種類
仕上がり厚cm
最大粒径
再 生
粒 度
ス フ
ル ト
合物
粗 再生密粒度 アス
ア ファルト混合物
ァ
混
(20)
(13)
(13)
4~6
3~5
3~5
3~5
13
13
13
20
20
100
100
13.2㎜
4.75㎜
再 生 密 再生密粒度 アス
粒
度 ファルト混合物
ギ ャ ッ
プ ア ス
フ ァ ル
ト 混 合
物
(13)
(20F)
(13F)
4~6
mm
㎜
細
ア
ァ
混
(20)
26.5㎜
19
再 生
粒 度
ス フ
ル ト
合物
再 生
粒 度
ス フ
ル ト
合物
開 再生ポーラスアス
ア ファルト混合物
ァ
混
(13F)
再 生 密
粒
度
ギ ャ ッ
プ ア ス
フ ァ ル
ト 混 合
物
(13F)
(13)
(20)
(13)
4~6
3~5
3~5
3~4
3~5
3~4
4~5
4~5
20
13
13
13
13
13
20
13
再 生 細
粒
度
ギ ャ ッ
プ ア ス
フ ァ ル
ト 混 合
物
(13F)
再 生
粒 度
ス フ
ル ト
合物
細
ア
ァ
混
100
95~100 95~100
100
100
100
70~90
75~90
95~100 95~100 95~100
35~55
45~65
55~70
100
95~100
75~95
100
100
100
100
100
95~100 95~100 95~100 95~100 95~100
65~80
35~55
52~72
60~80
75~90
45~65
23~45
50~65
30~45
40~60
45~65
65~80
30~45
15~30
95~100
100
64~84
90~100
10~31
11~35
通 過 質
量 百 分 2.36㎜
率 %
600μm
20~35
35~50
11~23
18~30
25~40
20~40
25~45
40~60
40~65
25~40
8~20
300μm
5~16
10~21
12~27
15~30
16~33
20~45
20~45
20~40
4~15
150μm
4~12
6~16
8~20
5~15
8~21
10~25
15~30
10~25
4~10
75μm
2~7
4~8
4~10
4~10
6~11
8~13
8~15
8~12
2~7
3~7
6~8
4.5~
6.5
6~8
7.5~
9.5
5.5~
7.5
3.5~
5.5
4~6
再生アスファルト
4.5~6
量 %
5~7
6~8
10~20
別表1-2 マーシャル安定度試験等に対する基準値
混合物の種類
再 生 粗粒
度 ア ス
フ ァ ルト
混合物
(20)
突固め
回数
再 生 密粒
度 ア ス
フ ァ ルト
混合物
再 生 細粒
度 ア ス
フ ァ ルト
混合物
再 生 密粒
度 ギ ャッ
プ ア ス
フ ァ ルト
混合物
(13)
(13)
(20)
(13)
T≧1,000
75
T<1,000
50
空隙率 %
飽和度 %
安定度 kN
フロー値 1/100cm
3~7
3~6
65~85
70~85
4.90
以上
再 生 密粒
度 ア ス
フ ァ ルト
混合物
再 生 細粒
度 ギ ャッ
プ ア ス
フ ァ ルト
混合物
再 生 細粒
度 ア ス
フ ァ ルト
混合物
再 生 密粒
度 ギ ャッ
プ ア ス
フ ァ ルト
混合物
再 生 開粒
度 ア ス
フ ァ ルト
混合物
(13F)
(13F)
(13F)
(13)
(20F)
(13F)
50
再 生 ポー
ラ ス アス
フ ァ ルト
混合物
(20)
(13)
75
-
50
-
3~7
3~5
2~5
3~5
-
20程度
65~85
75~85
75~90
75~85
-
-
3.43
以上
4.90
以上
3.43
以上
3.43
以上
4.90
(7.35)
以上
4.90以上
20~40
20~80
20~40
-
〔注1〕 ( )内は舗装計画交通量T≧1,000で突固め回数を75回の場合とする。
〔注2〕 積雪寒冷地域の場合など、1,000≦舗装計画交通量T≦3,000であっても流動によるわだち掘れの恐れが少な
いところでは突固め回数を50回とする。
〔注3〕 積雪寒冷地域の舗装の表層に適用する場合には、再生加熱アスファルト混合物の耐磨耗性などを十分調査し
て使用することが望ましい。
〔注4〕 水の影響を受けやすいと思われる再生加熱アスファルト混合物またはそのような箇所に舗設されている再生
加熱アスファルト混合物の場合は、次式で求めた残留安定度が75%以上であることが望ましい。
残留安定度(%)=(60℃,48時間水浸後の安定度/安定度)×100
また、必要に応じて消石灰、セメントまたははく離防止剤を使用するなどの対策を行うことが望ましい。
〔注5〕 再生ポーラスアスファルト混合物の数値は目標値とする。(透水係数10-2cm/sec以上、動的安定度は一般部
4,000程度回/mm、交差点部5,000程度回/mmで設定)
〔注6〕 改質Ⅱ型再生アスファルトの動的安定度の目標値は3000~5,000回/mmとするが、5,000回/mm以上とした場合
は、混合物の種類や適用箇所によっては、ひび割れの発生しやすいものもあるので、過去の実績や製造者か
らの資料などで検討することとする。
1)-2
1)再生加熱アスファルト混合物
別表1-2-1 再生アスファルトの品質 ※
種類
40~60
60~80
80~100
40 を超え 60 以下
60 を超え 80 以下
80 を超え 100 以下
項目
針入度(25℃)
軟
化
1/10mm
点
℃
47.0~55.0
44.0~52.0
42.0~50.0
伸 度 ( 1 5 ℃ )
cm
10 以上
100 以上
100 以上
ト ル エ ン 可 溶 分
%
99.0 以上
99.0 以上
99.0 以上
引
点
℃
260 以上
260 以上
260 以上
薄膜加熱質量変化率
%
0.6 以下
0.6 以下
0.6 以下
薄膜加熱針入度残留率
%
58 以上
55 以上
50 以上
蒸発後の針入度比
%
110 以下
110 以下
110 以下
密 度 ( 1 5 ℃ )
g/cm3
1.000 以上
1.000 以上
1.000 以上
火
※再生アスファルトとは、旧アスファルトに、新アスファルトおよび再生用添加材を単独または組み合わ
せて添加調整したアスファルトのことをいう。
〔注1〕再生アスファルトは、120℃、150℃、180℃のそれぞれにおける動粘度を測定する。
〔注2〕再生アスファルトの品質は、
「JIS K 2207:2006 石油アスファルト」舗装用石油アスファルトの規
格の 40~60、60~80 および 80~100 に相当するものとする。
〔注3〕再生アスファルトの品質は、定期的に年2回以上の頻度で確認する。また、再生骨材の品質に変
化が認められた場合には、そのつど確認する必要がある。
別表1-2-2 改質Ⅱ型再生アスファルトの標準的性状値
種類
項目
針 入 度 ( 2 5 ℃ )
軟
1/10mm
40 以上
点
℃
56.0 以上
)
cm
-
伸 度 ( 1 5 ℃ )
cm
30 以上
引
点
℃
260 以上
薄 膜 加 熱 質 量 変 化 率
%
0.6 以下
薄膜加熱後の針入度残留率
%
65 以上
タ フ ネ ス ( 2 5 ℃ )
N・m
8.0 以上
テナシティ(25℃)
N・m
4.0 以上
伸
化
改質Ⅱ型再生アスファルト
(ポリマー改質再生アスファルトⅡ型)
度
(
7
火
℃
1)-3
1)再生加熱アスファルト混合物
別表1-3 「再生加熱アスファルト混合物」の原料となる再生資源とその品質・性能
再生資源
アスファルト
コンクリート
塊
品質・性能
アスファルトコンクリート再生骨材の品質
旧アスファルトの含有量
旧アスファルトの性状
%
針入度 1/10mm
圧裂係数 MPa/mm
3.8以上
20以上
1.70以下
骨材の微粒分量
%
5以下
〔注1〕アスファルトコンクリート再生骨材中に含まれるアスファルトを旧アスファ
ルト、新たに用いる舗装用石油アスファルトを新アスファルトと称する。
〔注2〕アスファルトコンクリート再生骨材は、通常 20~13mm、13~5mm、5~0mm の
3種類の粒度や 20~13mm、13~0mm の2種類にふるい分けられているが、上記
に示される規格は、13~0mm の粒度区分のものに適用する。
〔注3〕アスファルトコンクリート再生骨材の 13mm 以下が2種類にふるい分けられて
いる場合には、再生骨材の製造時における各粒度区分の比率に応じて合成した
試料で試験するか、別々に試験して合成比率に応じて計算により 13~0mm 相当
分を求めてもよい。また、13~0mm あるいは 13~5mm、5~0mm 以外でふるい分
けられている場合には、ふるい分け前の全試料から 13~0mm をふるい取ってこ
れを対象に試験を行う。
〔注4〕アスファルトコンクリート再生骨材の旧アスファルト含有量および75μm
を通過する量は、アスファルトコンクリート再生骨材の乾燥質量に対する百分
率で表わす。
〔注5〕骨材の微粒分量は「JIS A 1103:2003 骨材の微粒分量試験方法」により求
める。
〔注6〕アスファルト混合物層の切削材は、その品質が上記の規格に適合するもので
あれば、再生加熱アスファルト混合物に利用できる。ただし、切削材は粒度が
バラツキやすいので他のアスファルトコンクリート発生材と調整して使用する
ことが望ましい。
〔注7〕旧アスファルトの性状は、針入度または圧裂係数のどちらかが基準を満足す
ればよい。
鉄鋼スラグ
一般廃棄物溶
融スラグ
産業廃棄物溶
融スラグ
「JIS A 5015:2013 道路用鉄鋼スラグ」の規定に適合すること。
(ただし、砂の代用
に用いる場合は同規定を適用しない。
)
「JIS A 5032:2006 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融固化した道路用溶
融スラグ」の規定に適合すること。
(ただし、砂の代用に用いる場合は同規定を適用しな
い。
)
別表1-4 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目
環境負荷の増大が懸念
される項目
ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物
質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷
が増大しないか。
イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに
よる環境負荷が増大しないか。
ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性
はないか。
エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ
り生態系の破壊を引き起こさないか。
オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。
カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。
1)-4
2)再生路盤材
別表2 再生路盤材
項
目
① 評価対象資材
② 品質・性能
③ 再生資源の
含有率
④ 環境に対する
安全性
⑤ 品質管理
⑥ 環境負荷
評
価
基
準
内
容
道路等で使用する舗装用の再生路盤材(構造物の基礎材として使用する再生砕石を含
む)を対象とする。
以下のすべての項目に適合していること。
・粒度
「再生粒度調整砕石」
「再生クラッシャラン」
「再生加熱アスファルト安定処理混
合物」のそれぞれについて、別表2-1の基準に適合すること。
・PI、修正CBR等
「再生粒度調整砕石」
「再生クラッシャラン」
「再生加熱アスファルト安定処理混
合物」のそれぞれについて、別表2-2の基準に適合すること。
・不純物量(セメントコンクリート塊を再生資源に含む場合に適用)
不純物量は、
「JIS A 5021:2011 コンクリート用再生骨材H 附属書B 限度見
本による再生骨材Hの不純物量試験方法」により試験を行い、不純物量(再生路盤
材の品質に悪影響を及ぼす不純物)の上限値は別表2-2-1の基準に適合するこ
と。
別表2-3に掲げる再生資源を使用し、製品の重量比で30%以上含有し、これら
以外の再生資源を含有していないこと。別表2-4に掲げられた再生資源について
は、さらにその品質・性能を満足していること。
1.
「再生粒度調整砕石」及び「再生クラッシャラン」の再生資源含有割合につい
て
・ 別表2-3に掲げる再生資源以外のものを加える場合は、新材(天然砕石)の
みであること。
・ 陶磁器くず(陶器がわら、レンガを含む)を含有する場合は、製品の重量比で
10%以下とすること。
・ アスファルトコンクリート塊の混合率は上限で50%以下とし、新材(天然砕
石)を含む場合は上限でアスファルトコンクリート塊を30%以下とする。
2.
「再生加熱アスファルト安定処理混合物」の再生資源含有割合について
・ アスファルトコンクリート再生骨材を製品の重量比で20%以上含有してい
ること。
・ 一般・産業廃棄物溶融スラグを含有する場合は、上記のアスファルトコンク
リート塊に加えて、一般・産業廃棄物溶融スラグを製品の重量比で10%程度
含有するものであること。
なお、上記の含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定
できる。
a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい
ないこと。
b.アスファルトコンクリート再生骨材、セメントコンクリート再生骨材以外の再生
資源を用いる場合は、原則として原料(再生資源)が、土壌汚染対策法施行規則
第31条第1項及び第2項に定める溶出量及び含有量における環境基準のうち、
カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素におけ
る基準に適合していること。ただし、これら以外の懸念される物質の溶出、含有
がある場合には、懸念される物質の基準に適合していること。
a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。
b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。
a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄
与の度合いについて、報告すること。
b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表2-5に定める項目につい
て、製造者・販売者の状況を報告すること。
2)-1
2)再生路盤材
別表2-1 再生路盤材の粒度
種類
呼び名
再 生 粒 RM-40
度 調 整 MS-40
砕石
HMS-40
MM-40
RM-30
MS-30
HMS-30
MM-30
RM-25
MS-25
HMS-25
MM-25
再生クラッ RC-40
シャラン
CS-40
CM-40
RC-30
CS-30
CM-30
RC-20
CS-20
CM-20
再生加
熱アス
ファル
ト安定
処理混
合物
粒度範
囲
40~0
53
mm
37.5
mm
100
95~100
30~0
100
25~0
40~0
ふるいを通るものの質量分布 %
JIS Z 8801-1に規定する金属網ふるいの目開き
31.5
26.5
19
13.2
4.75
2.36
mm
mm
mm
mm
mm
mm
95~100
100
100
30~0
100
20~0
95~100
100
100
95~100
30~65 20~50 10~30
2~10
60~90
30~65 20~50 10~30
2~10
55~85 30~65 20~50 10~30
2~10
50~80
15~40
5~25
55~85
15~45
5~30
95~100 60~90 20~50 10~35
50~100
20~60
注:再生骨材などの粒度は、モルタル粒などを含んだ破砕されたままの見かけの骨材粒度を使用する。
2)-2
75
μm
60~90
95~100
95~100
425
μm
0~10
2)再生路盤材
別表2-2 再生路盤材のPI、修正CBR、すり減り減量等
種類
試験項目
再生粒度調整砕石
試験方法
使用骨材の 425μmふるい
通過分のPI(塑性指数)
舗装調査・試験法便覧
F005(2007)
安定性損失率
舗装調査・試験法便覧
20%以下
A004(2007)
舗装調査・試験法便覧
80以上
E001(2007)
[90以上]
JIS A 1121:2007 ロサンゼ
50%以下
ルス試験機による粗骨材
のすりへり試験方法
舗装調査・試験法便覧
6以下
F005(2007)
舗装調査・試験法便覧
30以上
E001(2007)
[40以上]
JIS A 1121:2007 ロサンゼ
50%以下
ルス試験機による粗骨材
のすりへり試験方法
舗装調査・試験法便覧
9以下
F005(2007)
舗装調査・試験法便覧
・加熱混合:3.43kN 以上
B001(2007)
・常温混合:2.45kN 以上
10~40 1/100 ㎝
3~12%
G028(2007)
3.5~4.5%
修正CBR
すり減り減量
再生クラッシャラン
使用骨材の 425μmふるい
通過分のPI(塑性指数)
修正CBR
すり減り減量
再生加熱アスファル
ト安定処理混合物
規格値
使用骨材の 425μmふるい
通過分のPI(塑性指数)
安定度
フロー値
空隙率
アスファルト量
4以下
注:アスファルトコンクリート再生骨材を含む場合の修正CBRは、
[ ]内の数値を適用する。ただし、
40℃でCBR試験を行った場合は適用しない。
別表2-2-1 不純物量の上限値
分類
A
B
C
D
E
F
不純物の内容
上限値※(%)
ガラス片
石こう及び石こうボード片
その他無機質系ボード
プラスチック片
木片、紙くず等
アルミニウム、亜鉛以外の金属片
0.15
0.03
0.15
0.06
0.03
0.30
不純物量の合計(全不純物量)
0.30
※上限値は重量比で表し、各分類における不純物の内容の合計に対する値を示している。
別表2-3 再生路盤材の原料となる再生資源
原料となる再生資源
○セメントコンクリート塊
○アスファルトコンクリート塊
○陶磁器くず(陶器がわら、レンガを含む)
○鉄鋼スラグ
○一般廃棄物溶融スラグ
○産業廃棄物溶融スラグ
2)-3
2)再生路盤材
別表2-4 「再生路盤材」に用いる再生資源の品質・性能
区分
再生資源の種別
再生粒度調
整砕石
粒度調整鉄鋼ス
ラグ(MS)
品質・性能
試験項目
呈色判定試験
(高炉徐冷スラグを対象)
水浸膨張比(%)
(製鋼スラグを対象)
エージング期間
修正CBR(%)
単位容積質量(kg/l)
水硬性粒度調整
鉄鋼スラグ(HMS)
試験項目
呈色判定試験
(高炉徐冷スラグを対象)
水浸膨張比(%)
(製鋼スラグを対象)
エージング期間
一軸圧縮強さ[14 日](Mpa)
修正CBR(%)
単位容積質量(kg/l)
粒度調整一般廃
棄物溶融スラグ
(MM)
粒度調整産業廃
棄物溶融スラグ
(MM)
再生クラッ
シャラン
試験方法
舗装調査・試験法便覧
E002(2007)
舗装調査・試験法便覧
E004(2007)
―――――
舗装調査・試験法便覧
E001(2007)
舗装調査・試験法便覧
A023(2007)
規格値
呈色なし
試験方法
舗装調査・試験法便覧
E002(2007)
舗装調査・試験法便覧
E004(2007)
―――――
舗装調査・試験法便覧
E003(2007)
舗装調査・試験法便覧
E001(2007)
舗装調査・試験法便覧
A023(2007)
規格値
呈色なし
1.5以下
6ヶ月以上
80以上
1.5以上
1.5以下
6ヶ月以上
1.2以上
80以上
1.5以上
「JIS A 5032:2006 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融
固化した道路用溶融スラグ」の規定に適合すること。
クラッシャラン
高炉徐冷スラグ
(CS)
試験項目
呈色判定試験
試験方法
舗装調査・試験法便覧
E002(2007)
規格値
呈色なし
クラッシャラン
製鋼スラグ(CS)
試験項目
水浸膨張比(%)
試験方法
舗装調査・試験法便覧
E004(2007)
―――――
規格値
1.5以下
エージング期間
クラッシャラン
一般廃棄物溶融
スラグ(CM)
クラッシャラン
産業廃棄物溶融
スラグ(CM)
6ヶ月以上
ただし,電気炉スラグを 3 か月以上通常エージングをし水浸膨張比が
0.6%以下となる場合及び製鋼スラグを促進エージングをした場合は,施
工実績などを参考にし,膨張性が安定したことを十分確認してエージン
グ期間を短縮することができる。
「JIS A 5032:2006 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融
固化した道路用溶融スラグ」の規定に適合すること。
2)-4
2)再生路盤材
別表2-4 「再生路盤材」に用いる再生資源の品質・性能(続き)
区分
再生加熱ア
スファルト
安定処理混
合物
再生資源の種別
鉄鋼スラグ
品質・性能
材料名
呼び名 表乾密度 吸水率 すりへり 水浸膨張 エージ
クラッシャラ
CSS
(g/cm3)
(%)
減量(%)
比(%)
ング
-----
-----
50 以下
2.0以下
3 ヶ月
ン製鋼スラグ
以上
単粒度製鋼ス
SS
ラグ
アスファルトコ
ンクリート再生
骨材
2.45以上 3.0 以 30 以下
下
旧アスファルトの含有量
旧アスファルトの性状
骨材の微粒分量
3 ヶ月
以上
%
針入度
2.0以下
3.8以上
1/10mm
20以上
圧裂係数 MPa/mm
1.70以下
%
5以下
〔注1〕アスファルトコンクリート再生骨材中に含まれるアスファル
トを旧アスファルト、新たに用いる舗装用石油アスファルトを
新アスファルトと称する。
〔注2〕アスファルトコンクリート再生骨材は、通常 20~13mm、13
~5mm、5~0mm の3種類の粒度や 20~13mm、13~0mm の2種類
にふるい分けられているが、上記に示される規格は、13~0mm
の粒度区分のものに適用する。
〔注3〕アスファルトコンクリート再生骨材の 13mm 以下が2種類に
ふるい分けられている場合には、再生骨材の製造時における各
粒度区分の比率に応じて合成した試料で試験するか、別々に試
験して合成比率に応じて計算により 13~0mm 相当分を求めて
もよい。また、13~0mm あるいは 13~5mm、5~0mm 以外でふる
い分けられている場合には、ふるい分け前の全試料から 13~
0mm をふるい取ってこれを対象に試験を行う。
〔注4〕アスファルトコンクリート再生骨材の旧アスファルト含有量
および75μmを通過する量は、アスファルトコンクリート再
生骨材の乾燥質量に対する百分率で表わす。
〔注5〕骨材の微粒分量は「JIS A 1103:2003 骨材の微粒分量試験
方法」により求める。
〔注6〕アスファルト混合物層の切削材は、その品質が上記の規格に
適合するものであれば、再生加熱アスファルト混合物に利用で
きる。ただし、切削材は粒度がバラツキやすいので他のアス
ファルトコンクリート発生材と調整して使用することが望ま
しい。
〔注7〕旧アスファルトの性状は、針入度または圧裂係数のどちらか
が基準を満足すればよい。
一般廃棄物溶融
スラグ
産業廃棄物溶融
スラグ
「JIS A 5032:2006 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融
固化した道路用溶融スラグ」の規定に適合すること。
2)-5
2)再生路盤材
別表2-5 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目
環境負荷の増大が懸念
される項目
ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物
質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷
が増大しないか。
イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに
よる環境負荷が増大しないか。
ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性
はないか。
エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ
り生態系の破壊を引き起こさないか。
オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。
カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。
2)-6
19)歩道等の舗装材
別表19 歩道等の舗装材
項
目
評
価
基
準
内
容
① 評価対象資材
再生資源を原料とした歩道等の舗装材を対象とする。
② 品質・性能
a.全資材共通事項
・別表19-1における各資材の基準に適合すること。
・施工に関する使用が明確に定められていること。
b.舗装材(フィルター材を除く)に関する事項
・湿潤状態のすべり抵抗値(BPN)が40以上(車両通行箇所に用いる場合は6
0以上)であること。
・雨水による流出、はがれ等について、支障のないことが試験施工、又は工事実績
で確認されていること。
③ 再生資源の
含有率
再生原料を製品の重量比で、別表19-1で定める割合で含有すること。
ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合は認定でき
る。
④ 環境に対する
安全性
a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい
ないこと。
b.原則として原料(再生資源)が土壌汚染対策法施行規則第31条第1項及び第2
項に定める溶出量及び含有量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価ク
ロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合しているこ
と。ただし、これら以外の懸念される物質の溶出、含有がある場合には、懸念さ
れる物質の基準に適合していること。
c.建物の内装材にあっては、建築基準法施行令第20条の6および第20条の7の
技術基準で、使用制限を受けない材料であること。
d.スラグ舗装にあっては、施工区域外へ流出する表流水等が、水質汚濁防止法の排
水基準に定められているpHの許容限度に準拠したものとなるよう、必要な対策
(舗装表面へのアスファルト乳剤塗布等)を示すこと。また、対策の効果につい
ては、施工実績等により検証されていること。
⑤ 品質管理
a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。
b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。
⑥ 環境負荷
a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄
与の度合いについて、報告すること。
b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表19-2に定める項目につ
いて、製造者・販売者の状況を報告すること。
19)-1
19)歩道等の舗装材
別表19-1 製品の品質・性能基準及び再生資源の含有率等
番号
資材名
再生資源
用途等
石炭灰(クリン
カーアッシュ)
含有率
50%以上
石炭灰(クリン
カーアッシュ)
含有率
50%以上
グランド・広場・
歩経路など、主に
柔らかさや水はけ
を要求するもの。
歩経路・アプロー
チ・勾配箇所など
強度や表面流出防
止が要求されるも
の。
遊歩道、公園、建物
周囲、商店街、エク
ステリアなど
1
土舗装材
ソフトタイプ
2
土舗装
ハードタイプ
3
廃ガラスリサイ
クル舗装
廃ガラス
含有率
30%以上
(廃ガラスを粒
状に加工したも
の)
4
弾性舗装
廃ゴム、廃タイ
ヤ、廃プラスチッ
ク
含有率
50%以上
(資材を粒状に
粉砕したもの)
公園、ジョギング走
路、一般歩道、歩道
橋、身障者施設通
路、グランド、プー
ルサイド
5
廃かわら舗装
廃かわら
含有率
80%以上
(廃かわらを粒
状に粉砕したも
の)
公園、遊歩道、広場
6
スラグ舗装
鉄鋼スラグ
含有率
100%
(鉄鋼スラグの
潜在水硬性を活
用した舗装材)
野積場及び駐車場
などの舗装、中央分
離帯などの防草対
策
19)-2
品質・性能
○一軸圧縮強度
0.2~0.5N/mm 2
○CBR値
8%以上
○一軸圧縮強度
1N/mm 2 以上
○CBR値
20%以上
○曲げ強度
6.4N/mm 2 以上
○一軸圧縮強度
24N/mm 2 以上
○透水係数
0.02cm/sec以上
○安全性の検証
鋭角のガラスの残存、割れ
による危険性やバインダーの
安定性等について施工実績で
検証されていること。
○引張強さ
0.8N/mm 2 以上
○透水係数
0.02cm/sec以上
○衝撃吸収性 80G以下
(JIS A 6519:2013 体育館
用鋼製床下地構成材)
○硬さ 50~90
(アスカーCS硬度計)
○圧縮強度
0.2N/mm 2 以上
○透水係数
0.02cm/sec以上
○安全性の検証
鋭角の瓦の残存、割れによ
る危険性やバインダーの安定
性等について施工実績で検証
されていること。
○一軸圧縮強度
1.2N/mm2以上(14日強
度)
○材料の水浸膨張比
1.5%以下
19)歩道等の舗装材
別表19-1 製品の品質・性能基準及び再生資源の含有率等(続き)
番号
7
資材名
フィルター材
再生資源
用途等
品質・性能
廃ガラス
含有率
100%
(廃ガラスを粒
状に加工したも
の)
公園の園路に透水
性舗装を用いた場
合のフィルター材
○75μmふるい通過量
6%以下
○透水係数
1×10-3cm/sec以上
○安全性の検証
鋭角のガラスの残存、割れ
による危険性がないことにつ
いて施工実績等で検証されて
いること。
別表19-2 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目
環境負荷の増大が懸念
される項目
ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物
質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷
が増大しないか。
イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに
よる環境負荷が増大しないか。
ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性
はないか。
エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ
り生態系の破壊を引き起こさないか。
オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。
カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。
19)-3
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