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オークポーカー
オークポーカー 2016.01.25 第3版 The Game Gallery HAL99 プレイ人数:3∼8人 (5∼6人が適正) プレイ時間:30分程度 ゲームの目的: ゲーム終了時に最も多くのチップを持っている事 準備するもの • Pairs1セット • プレイヤー1人あたり30ポイント分のチップ(ロングゲームの場合50ポイント) プレイの準備 • 各プレイヤーにチップを30ポイント分づつ配る(ロングゲームの場合は50ポイント) ゲーム概要 • オークポーカーは全部で7ラウンドのプレイを行います。7ラウンド終了した時点で最も多くのチップを持っ ているプレイヤーが勝者となります(ロングプレイの場合は10ラウンド) • 7ラウンド未満であっても、破産して全ての手持ちチップを失ったプレイヤーが出たラウンド終了時に ゲームは終了します。 プレイの流れ 各ラウンドは以下の4フェイズから構成されます 1.参加費支払い(1チップ) 2.手札カード受け取り 3.初期カードを伏せる 4.アクションを行う(最大5回) 以下に詳細を説明します。 1.参加費支払い 各ラウンドの開始時に、各プレイヤーは手持ちから1チップを参加費としてテーブル中央に支払います(テー ブル中央の全員がチップを支払う場所を「ポット」と呼びます。 2.手札カード受け取り チップを支払って終わったら、何れかのプレイヤーがParisのカードを良くシャフルして各プレイヤーに6枚カー ドを配ります。 3.初期カードを伏せる カードを受け取ったプレイヤーは手札を見て、その中から任意の1枚を選択して伏せて出します。全員が伏せ て終わったら、同時に公開します。 公開したカードの中で最も小さい数字のプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。最も小さいカードを出 したプレイヤーが複数人数いた場合には、そのプレイヤー達はもう1枚手札からカードを出し、既に出してい るカードの横に並べます。2枚目を出したプレイヤーは山札からカードを補充して手札を5枚に戻ります。出 し終えたら、2枚目に出したカードの大小で小さい方のプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。 ※2枚目も同じであれば、3枚目以後も同様に繰り返して決着するまで続けます。 ※スタートプレイヤーを決定する時は、可能な限り既に自分が出しているカードと同じカードを出してはいけ ません。既に出しているカードと同じ数字のカードしか出せない場合には、既に出しているカードの上に重ね て出します。途中までのカードの並びが同じで枚数が異なる場合、枚数の少ないプレイヤーがスタートプレイ ヤーとなります。 例)Aプレイヤーは「2と4」、Bプレイヤーが「2と3」と出している場合 一枚目は互いに2なので同じ。2枚目はBの方が小さい数字なのでBがスタートプレイヤーとなります 例) Aプレイヤーは「910」、Bプレイヤーが「9(9)」と出している場合は(Bプレイヤーは手札が全て9で 2枚目は重ねて出した)、1枚目は両者9で2枚目が10と2枚目無しとなるので、見えている枚数の少ないBが スタートプレイヤーとなります。 スタートプレイヤーが決まったら、残っているカードは同じラウンドでは使用しません。 4.アクションを行う アクションフェイズは、最大5回繰り返します。 アクションフェイズでまだ脱落していないプレイヤーは、手札から好きなカード1枚を出します。スタートプ レイヤーの右隣のプレイヤーがそのカードを全て集めてシャッフルしアクションフェイズ用の山札を作りスター トプレイヤーの前に置きます。 スタートプレイヤーは、以下の何れかを選択します。 • カードを引く • ギブアップする カードを引く カードを引くを選択した場合、アクションフェイズ用の山札の一番上のカードを1枚捲って、自分の手元に公 開しているカードの列の横に加えます。 この時、既に自分が公開しているカードにある数字と同じ数字を引いてしまったら、引いたカードに書かれて いる数字と同じ金額のチップをポットに支払い、そのラウンドから脱落します(次のラウンドまでプレイで きません)。また、自分が公開していたカードを全て裏返します。 公開している数字と重複していない数字のカードであれば、何も起きません。 ギブアップする 全員が公開していて見えている数字の中で最も小さい数字と同じ額をチップに支払い、 そのラウンドから脱 落します(次のラウンドまでプレイできません)。また、自分が公開していたカードを全て裏返します。 スタートプレイヤーがプレイを行うと左隣のプレイヤーにアクションフェイズ用の山札を渡して手番を移しま す。手番が来たプレイヤーは、スタートプレイヤーと同様に「カードを引く」か「ギブアップするか」を選択 して行います。 この手番を各自1回づつ行います。 ※手番が回っている途中でラウンドに残っているプレイヤーが一人になった場合は、そこでラウンド終了とな ります。残ったプレイヤーはポットにあるチップを全て受け取ります。 全員が手番を1回づつ行って、複数のプレイヤーが残っている場合は、再びアクションフェイズを行います。 アクションフェイズを行う前に、残っているアクションフェイズ用山札があれば、それを全て捨て札にします。 そして、次のアクションフェイズ用に、各プレイヤーが出しているカードを比較して、新しいスタートプレイ ヤーを決定します(スタートプレイヤーがギブアップしていなくなっている場合や、より小さい数字を後から 出したプレイヤーがいる場合にスタートプレイヤーが移動します)。 新しいスタートプレイヤーを決定する場合は、残っているプレイヤーの間でもっとの小さい数字のカードを出 しているプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。 ※スタートプレイヤーを決め直す際に、もっとも小さい数字を出しているプレイヤーが複数いる場合がありま す。この場合は、決め直す前のスタートプレイヤーから時計回りでより遠い方のプレイヤーがスタートプレイ ヤーとなります(スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーが最も遠いプレイヤーです)。 アクションフェイズを5回行ってもまだ複数のプレイヤーが残っている場合には、そのプレイヤー間でポット にあるチップを均等に分け合い、そのラウンドを終了します。割り切れなかったチップは、ポットに残し次の ラウンドに持ち越しとなります。 これを10ラウンド繰り返します。 ゲームの終了 10ラウンドが終了するか、途中でチップを支払えなくなったプレイヤーが出たラウンドが終了するとゲーム 終了となります。 チップを最も多く持っているプレイヤーが勝者となります。 補足 • チップを支払って手元のチップがちょうど0枚になった時は、まだ支払えている状態とみなしてゲームを 続行します。 • 途中で支払えなくなったプレイヤーの不足分チップは、無かったものとします(そのラウンドの勝者が本 来貰えるはずだったチップより少なくなる)。 オプションルール よりスリリングなルールとして、「参加費の支払いを」ラウンド毎に増加して行きます。 1ラウンド目は1チップ、2ラウンド目は2チップ、3ラウンド目は3チップと増加してゆきます。6ラウン ド目に1度1チップに戻し、7ラウンド目から再び増やします(5ラウンド目が5チップ、6ラウンド目が1 チップ、7ラウンド目が2チップ) 謝辞 このオークポーカーは、Pairsのゴブリンポーカーをヒントに作られています。また、このオークポーカーの 元になったルールをRael様、Domi様より教えていただきまして、私(HAL99)が全体ルールのバランス調整と 監修をいたしました。この場をお借りしましてお二人に御礼申し上げます。 以 上