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研究会概要資料 - Human Performance Laboratory

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研究会概要資料 - Human Performance Laboratory
2016 年度 春学期
Human Performance Laboratory
研究会説明資料
担当:加藤貴昭
2016 年 4 月 12 日(火)
1. 研究会の目的
本研究会は、人間の様々な行動(パフォーマンス)を対象に、心理的および身体的な側面から、各種手法を用いて
実験的に検証することを目的とします。
人間工学の分野からは、日常生活において見受けられる人間と環境の問題、その際に重要となる人間の基本特性
について「人を測る」ことから、人間と環境との調和を実現するための実践的な応用を目指します。
スポーツ心理学の分野からは、エキスパートが発揮する高いパフォーマンスを支える視覚特性、必要となる心理的
特性といった非言語的・包括的な知について考察し、学術的な意義のみならず、実践的な価値を見出すことを目指し
ます。
研究会では下記の手法の習得、そして活用を目指します。
眼球運動計測(通称アイカメラ)、生体反応計測(心拍、発汗)、SD 法(印象評価)、順位法(評価基準)、評価グリッド
法(評価構造)、プロトコル分析(言語報告)、心理テスト(POMS、DIPCA、BigFive など)、行動分析(ワークサンプリン
グ法など)、動作解析(モーションキャプチャなど)
その他自分で手法や計測法を考えて用いることもできます。
また、本研究会で行う各自の研究テーマは基本的に自由です。
しかし、自由であるがゆえに自ら問題を発見し、解決する能力が必要となります。
限られた時間の中でグループワークと個人研究の両方を課題として課すので、綿密に計画を組んで行動する
ようにしてください。
1
2. 研究会の進め方
研究会ではまず、各種研究手法を身につけることが重要となります。その上で自分の研究テーマについて研究を遂
行する「個人研究」と、他のメンバーとともに特定の研究テーマについて研究を遂行する「グループワーク」を進めてい
きます。その際には研究会の先輩でもある継続履修者が、初めて研究会を履修する新規履修者をうまくフォローしてい
くことが望まれます。さらに研究会幹部をはじめ、院生、教員も一緒になり、各研究テーマについて取り組んでいきましょ
う。
2.1 手 法 実 習
新規履修生を対象に、研究をする上で必要となる手法について学びます。初めにほぼ全ての手法についての紹介を
したのち、とくに使用頻度の高い「EMR-9を使った眼球運動分析」および「SD法」の実習を学期中盤にて行います。
いずれも当研究会での学びにおける基盤となるものですので、積極的な参加を心掛けてください。
手法実習日の流れとしては手法の概要の説明や実験のデモンストレーションを見てもらった上で、実際に体験しても
らいます。そのうえで、実験結果の分析をその日の課題として出題します。なお、研究会の時間内に実習として扱えな
い手法もあるので、それらに興味がある場合は人間工学ガイドを読んだり、先輩に聞くなど、自主的に補ってください。
2.2 個 人 研 究
個人研究は主に研究会の時間外で各自が進めることになります。まずは自分の研究テーマを設定することが重要と
なりますが、先行研究や研究会メンバーの個人研究、あるいはグループワークも参考にしながら、「自分が取り組んで
みたい!」研究テーマを探していきましょう。研究を進めるにあたっては、随時教員との個別相談をはじめ、下記の機会
を有効活用して下さい。
○教員との面談 :今学期から個人面談をシフト制として、全員中間報告や相談を含め面談を行います。
一人当たりの時間は約 9 分程度です。ご注意ください。
※個人面談の場所は、加藤先生の研究室である k206 になります。
○[個人面談]時間
個人研究は今学期は授業中には取りません。そこで、多くの方から要望があった、加藤先生との面談というものを 儲け
て、個人研究に役立てるようにしていきます。個人面談の際には、先生に事前に「途中経過報告書」というものを提出し、そ
の書類をもとに、アドバイスや今後の指針を貰うように致します。
※授業内にアンケートなどを実施したい個人研究がありましたら、是非幹部に相談してください。
○個人研究中間発表会
全員で個人研究の中間発表を行います。スライドなどの形式ではなく、提出書類のもと全員で相互評価を実施しま
す。貴重な意見交換の場になります。提出や説明ができるようにしましょう。
※提出書類は別途アナウンスします。
○最終発表 : ①【継続生】 7 月 12 日(火)
②【新規生】 7 月 19 日(火)
⇒今学期は、スライド形式での発表になります。
詳細は後日発表しますが、より伝わりやすい発表となるよう尽力しましょう!
○個人研究成果物など、各種提出物の最終提出締切
: 7 月下旬(後日連絡
2.3 GW( グ ル ー プワー ク )
ス ロ ー ガン 「 次世 代 の人 間 工 学・ ス ポー ツ 工学 を 探 せ」
今年の GW は大きく変わります。それは、次世代の人間工学というスローガンを掲げ、新しい認知・スキル・運動分野に飛び
込もうという試みです。そして、毎年 11 月に開催される ORF にて、新たな加藤研究会を披露できるように研究員全員が自覚をも
って取り組んで行きましょう。以下に大まかな考え方とスケジュールを掲載します。
☆春学期 下積み・コンテスト期間
☆秋学期 実験・解析・発表期間
各学期を上記のように位置づけました。
<春学期>
「新規性×人間工学・スポーツ工学」×「次世代の○○」
これは、過去にない新しい分野を開拓し、秋学期に向けて、調べ尽くし、新しい研究手法・研究方法がないかを調査する期間
です。そして、その調査した結果を春学期の最終発表とし、研究員全員での投票を行います。
その投票で結果勝ち残った研究が ORF への中心軸になっていきます。
例「新規性×ロボット工学分野」
「次世代の子育て」→「子育てにロボットを採用」→ロボットなの
→なぜ子育てに着目したのか
→過去の子育てはどうだったのか
→何をもって次世代と言えるのか…
などなど
この場合は、人間工学ではないが、次世代に必要になってくる議論を人間工学分野から分析し、新しい考え方やあり方をこの
グループ研究で見つけていってほしい。
グループ研究では、様々な分野にまたがって先行研究をしらべ、今までにないアプローチで新しい分野の開拓を目的としま
す。そこで、皆様には春学期の間、下積みとして、先行研究や研究手法などを調べ尽くし、唯一無二の新しい研究を最終発
表で披露してください。
この最終発表を通じて、その分野における秋学期の研究内容になります。
☆今年度は以下の日程で、GW関連の発表日や締切日を設けます。(変更の場合は別途 お伝えします)
※GW の班構成は、各自のテーマによって決められる予定ですが、希望に沿わないこともあるのでご了承ください。
○GWの班構成決定 : 4 月 26 日(火) (第 3 回目)
○GW作業時間
進捗によっては研究会以外の時間を使うなど、計画的に研究を進めて下さい。
○GW 中間面談会(加藤先生と院生):6 月 14 日 (第 9 回目)
中間経過報告と発表を加藤先生と院生のみなさんにしてもらいます。
○期末コンテスト最終調整: 6 月 28 日(火) (第 11 回目)
○期末コンテスト : 7 月 5
日(火) (第12 回目)
《発表のみならず、活発な質疑応答を期待します》
2.4 卒 業 プ ロ ジ ェ ク ト
卒業プロジェクトは 4 年生がこれまでの研究をまとめ、SFC での集大成として卒業論文を執筆するためのプロジェ
クトです。主には研究会後の 6 時限目にミーティング等を行う予定ですが、これまでの研究をしっかりと見直し、足りな
いところを補いながら、満足いく論文が書けるよう進めていきましょう。
今学期は多くの履修者が執筆となるので、成果をまとめられるよう頑張ってください。
2.5 そ の 他
研究会の時間外でもメンバー間の交流を深めたいと考えています。交流会や飲み会、慶早戦応援などを開催する予
定ですので、積極的に参加して下さい。みなさんからの発案も待っています。
H P L 2 0 1 4 年度秋学期スケジュール
(GD:グループディスカッション、GW:グループワーク)
3.1 継 続 生
回・日付
1
4/12 (火 )
4限
5限
オリエンテーション第 一 幕
オリエンテーション第二幕
(研究会の概要説明)
2
4/19 (火 )
3
4/26 (火)
研 究 紹 介 ・手 法 ガイダンス・発 表 手 法 説 明
人 間 工 学 スポーツ工 学 講 義 ・
文献調査法
GW ブレインストーミング実 習
GW メンバー発 表
4
5/10 (火 )
5
5/17 (火 )
統計学実習
統計学実習
GW(合同)・個人面談
GW
先行研究調査①
6
5/24 (火 )
GW(合同)・個人面談
GW
先行研究調査②
7
5/31 (火 )
GW(班別)・個人面談
GW (班別)
先行研究調査①
8
6/7 (火 )
GW(班 別 )・個 人 面 談
GW(班 別 )
(グループに分 かれて作 業 を行 う)
9
6/14(火 )
GW 加藤先生との中間面談・GW
GW(班別)
GW⑧(最 終 発 表 準 備 )
10
6/21(火 )
11
6/28(火 )
12
7/5(火)
(GW のメンバーで集まって進める)
個人研究中間発表会
個 人 研 究 中 間 発 表 会 ・GW
GW(班別)
GW(班 別 )
GW期末コンテスト開催
(各グループのGWの研究成果を発表します)
13
7/12(火)
個人研究最終発表1
(継続生を中心に、個人研究の今学期の成果を発表する)
14
7/19(火 )
個人研究最終発表2
(新規生を中心に、個人研究の今学期の成果を発表する)
7 月下旬
最終成果物提出〆切(締切日は別途アナウンスします)
※卒プロ履修者は定期的に6限に卒プロミーティングを行います。
4
3.2
新規履修生
回・日付
1
4/12(火 )
4限
オリエンテーション第 一 幕
5限
オリエンテーション第二幕
(研究会の概要説明)
2
4/19(火 )
3
4/26 (火)
HPL 研 究 紹 介 ・手 法 ガイダンス・発 表 手 法 紹 介
人 間 工 学 ・スポーツ科 学 講
文献調査法
ブレインストーミング実 習
GW メンバー発 表
4
5/10(火 )
5
5/17(火 )
6
5/24(火 )
7
5/31 (火 )
8
6/07 (火 )
9
6/14(火 )
10
6/21(火 )
11
6/28(火 )
12
6/05(火)
統計学実習
統計学実習
研究手法実習①
GW・個人面談
研究手法実習②
GW・個人面談
研究手法実習➂
GW・個人面談
研究手法実習④
GW・個人面談
GW 加藤先生との中間面談・GW
GW・GW 面談
GW⑧(最
個 人 研 究終
中発
間表
発準
表備
会)
GW(班 別 )
個 人 研 究 中 間 発 表 会 ・GW
GW(班別)
GW期末コンテスト開催
(各グループのGWの研究成果を発表します)
13
7/12(火)
個人研究最終発表1
(継続生を中心に、個人研究の今学期の成果を発表する)
14
7/19(火 )
個人研究最終発表2
(新規生を中心に、個人研究の今学期の成果を発表する)
7 月下旬
最終成果物提出〆切(締切日は別途アナウンスします)
4. 施設と機材
下記の施設は研究のためのものですが、誰でも使用できますので、積極的に有効活用して下さい。施
錠などについては別途口頭で説明いたします。
κ
205
HPL の共同研究室です。各種機材や解析ソフト、プリンタ等の備品があります。ここで残留
することもできます。(鍵の暗証番号:
倉庫
ο
202
)
κ館 研 究 室 棟 2 階のトイレ横にあり、EMR やビデオカメラ、三脚があり、色実験にも使います。
体育の共同研究室ですが、状況に応じて使用可能です。
その他、メディアセンターの地下スタジオではモーションキャプチャなどが使用できます。
実験機材は高価な精密機器ですので、取り扱いには十分気を付けてください。特に初めて使用する際
には必ず経験者から指導を受けるようにしてください。また、使用する際には機材予約システムで予約
してください。実験に先立ち、ケーブルや部品の確認、バッテリーの充電などは特に気を付けて行うよ
うにしましょう。
また、機材、一部施設を利用する際には機材予約システムで予約をする必要があります。(6.HP、メーリングリスト
の項を参照)
5. スタッフ
今学期の研究会運営を担当するスタッフは下記の通りです。(
)内はログイン名です。
5.1 教 員
環境情報学部准教授
加藤貴昭先生 (tiger)
研 究 室 : k206
5.2 院 生
政策メディア研究科修士課程 2 年 久野貴弘
政策メディア研究科修士課程 2 年 鈴木絵美子
(tkuno)
(esuzuki)
5.3 学 部 生 幹 部
∼人間工学系∼
総合施策学部 4 年 針山朋泰
(s13731th)【チーフ】
総合政策学部 4 年 森 本 万 葉
(s13899mm)
環境情報学部 4 年 岩田真由子
(t13133mi)
環境情報学部 4 年 稲垣美佳
(t13103hi)
∼スポーツ系∼
総合政策学部4年 渡邉義
(t13002sw)
環境情報学部4年 大野哲郎
(t13189to)
6
6. HP,メーリングリスト
6.1HP
研究会 WEB サイト
http://hpl.sfc.keio.ac.jp/
履修者用ページに機材予約システム、手法マニュアル等のリンクがあります。
※ユーザー名:
hpl
パスワード:
6.2 メ ー リ ン グ リ ス ト
下記のメーリングリストが研究会で使用されます。
研究会履修者全体 ML
[email protected]
研究会幹部 ML
[email protected]
卒プロ ML
[email protected]
大学院生 ML
[email protected]
7. 指定教科書
研究会の指定教科書として下記の書籍を使用します。生協などで早めに購入しておいてください。
『 人 間 工 学 ガ イ ド − 感 性 を 科 学 す る 方 法 − (増 補 版 )』 サ イ エ ン テ ィ ス ト 社 , 2009.
8. 大学院ミーティングとサブゼミ
大学院ミーティングを週 1 回、先行研究の輪講を行うサブゼミを週 1 回行っていますが、学部生の参
加も大いに歓迎します。大学院進学を考えている人、学会発表を目指す人はぜひどうぞ。
9. ORF(秋 学 期 )
11 月に六本木の東京ミッドタウンにて SFC Open Research Forum (ORF)が開催されます。(詳細は未定)
本研究会からは、以下の内容を出展致します。
1.GW 成果発表(都合により実施しない班もあり)
2.個人研究成果発表(人間工学系、スポーツ系各数名)
3.手法説明
10. 成績評価
各回の成果物(出席)、GW、GD での貢献度、最終発表、最終成果物を総合して評価します。
さらに研究に対する熱意、取り組む姿勢、研究会への貢献度、自己評価も考慮します。
7
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