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リーフレット(PDF:121KB)

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リーフレット(PDF:121KB)
祭典やバザーでも食中毒が起きています!
事例1
愛知県の大学学園祭で食中毒発生!
(事件の概要)
平成20年6月7日、愛知県内の大学の学園祭の来場者77名が腹痛、下痢、
嘔吐等の食中毒様症状を呈しました。調査の結果、N 市は、模擬店で販売されたクレー
プを原因食品とする黄色ブドウ球菌による食中毒であると断定しました。
(事件の原因)
① 黄色ブドウ球菌は、化膿した傷、髪の毛、ニキビ、のど等、
人の体表等に身近にいる食中毒菌である。
② クレープの生地を素手でさわった時、手指の黄色ブドウ球菌
がクレープを汚染した。
③ その生地を暖かい室温に長時間放置したため、クレープの黄色ブ
ドウ球菌が爆発的に増殖し、エンテロトキシン(毒素)を産出したため、食中毒が発生。
事例2 滋賀県 K 市の餅つき大会で食中毒発生!
(事件の概要)
平成22年2月27日に K 市で行われた地区主催の「餅つき大会」で提供された餅(きなこ、
のり、おろし、ぜんざい)を食べた参加者が、翌日に下痢、嘔吐、発熱等の食中毒症状
を訴えました。調査の結果K保健所は、餅を原因食品とするノロウイルスによる食中毒であ
ると断定しました。
(事件の原因)
① 「餅つき」の従事者にノロウイルス(胃腸風邪)の感染者がいた。
② ノロウイルス感染者は、排便の後、手洗い不十分のまま餅つき作業
に従事した。
③ ノロウイルス感染者の手指を介して餅をノロウイルスで汚染した。
④ ノロウイルスに汚染された餅を参加者が食べて食中毒が発生した。
事例3 大学のオープンキャンパスで食中毒発生!
(事件の概要)
平成20年8月3日に大阪府の大学で行われたオープンキャンパスで、大学内の学生食堂で
提供された「カツ丼」を食べた参加者が、腹痛、下痢、発熱等の食中毒の症状を呈しました。
保健所の調査の結果「カツ丼」に使われていた「卵」が原因のサルモネラ菌による食中毒で
あると断定しました。
(事件の原因)
① 使用した卵が、サルモネラに汚染していた。
② 割った卵をすぐに加熱調理せず、割り置きしていた。
③ 常温に長時間、割り置きした卵を放置したために、サルモネラが爆発的に増
殖した。
④ カツ丼調理の際、卵を 十分に加熱しなかった ためにサルモネラが、生き残
り食中毒が発生した。
バザー、模擬店での食品の取り扱いのポイント
1 手洗いをしっかり行いましょう。
・
手指を石けんでていねいに 30 秒以上洗いましょう。
(ノロウイルスにアルコールは効きません。洗い流すことが大切です。)
・ 特に、調理前、トイレの後は念入りに!手洗い場所が近くにない場合は、簡易(タンク式)
な手洗い設備を設けましょう。
2 食品は十分加熱しましょう
・ 取り扱いできる食品は簡易な調理加工でできるもので、加熱する食品に限ります!
・ 加熱調理は、食品の中心部まで十分加熱してください!(75℃で 1 分以上)
(ノロウイルス食中毒の予防のためには 85℃で 1 分以上)
・ 食肉など十分な加熱が必要な食材は、一度ボイルする、既製品(冷凍食品)を使用する
などして下さい。
3 食材の保管は衛生的に行いましょう
・ 冷蔵が必要な食材はクーラーボックス等(10℃以下)で、食材ごとにビニール袋や容器に
入れ、他の食品に接触、汚染しないように保管しましょう。
4 食器はワンウェイ容器(使いすて)のものを用意しましょう。
・ 調理した食品は、できる限り、その場で食べてもらい、持ち帰りがないようにして下さい。
5 体調が悪いときは調理に従事しないようにしましょう。
・ 従事者の健康状態に注意し、下痢、嘔吐など体調不良の場合は、食品を二次汚染させ
る可能性があるため調理作業に従事しないようにしましょう。
・ また食品には直接手を触れないように、使い捨て手袋やラップなどを使いましょう。
6 下準備は清潔な調理場を使用しましょう。
・ 下処理等が必要な場合は、自らの営業施設や公共施設の調理場等を使用し、自宅で調
理しないようにしてください。
・ また、準備は必ず当日調理とし、前日から調理する(作り置きする)ことのないようにして
ください。
7 食品の販売は適切に行いましょう。
・ 既製品を販売するときは、製品表示が正しくされていることを確認
し、適切な温度で陳列しましょう(冷凍品は−15℃以下、冷蔵品
は10℃以下で保存)。
東近江健康福祉事務所(東近江保健所)健康衛生課
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