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Darik`s Boot and Nuke(DBAN)の使い方
◎Darik's Boot and Nuke(DBAN)の使い方 フロッピーディスク(FD)もしくはCDから起動して、ハードデイスクにある全データを一 括消去するプログラムです。このプログラムが強力なことは、米国連邦政府エネルギー省核 安全保障局(National Nuclear Safty Administration)が、パソコン廃棄の際の標準工程 として採用したことでも伺えます。 ただし、消去時間は結構長いので、大きなディスクを消去するには 1 日位かける覚悟が必 要です。 A.ブート用フロッピーディスクを作ります。 1.DBAN ホームページ http://dban.sourceforge.net/ もしくは SOURCEFORGE.NET ホームページ http://sourceforge.net/projects/dban/ から ファイル "dban-1.0.7_i386.exe" をダウンロードして実行してブートディスクを 作ります。 FDD ドライブに空の FDD を入れてから"dban-1.0.7_i386.exe"を実行すると FDD ドライ ブを確認する画面になります。 2.「Install」ボタンを押すと 「はい」を押すと、フォーマットと書き込みが始まります。 3.こうして作った FD で、パソコンを起動する*と次の画面(Darik's Boot and Nuke)が 出ます。 * 操作: FD を挿入して再起動する。 F2∼F4 キーを押せばいろいろな説明画面がでます。作業進行には関係ありませんので、スキ ップして結構です。 ★ F2 を押すと、どの種類のハードウェアで有効かを説明してくれます。F1 で上の画面に 戻ります。 ★ F3 を押すと消去方式のリストが表示されます。 dod: DoD 5220.22 方式(米国国防省規格)。安全度高。 dodshort: 同上簡易方式(3パス)。安全度中。デフォルト値。 ops2: RCMP TSSIT OPS-II 方式。カナダ警察仕様。安全度中。 gutmann: Gutmann 氏の論文に準拠する方式。安全度高。 prng: Pseudo Random Number Generator 乱数上書き。4 パス=安全度中。8 パス=安 全度高。 quick: ゼロを一回上書きするだけ。安全度低。 注 ここでいう安全度は DBAN 自体の査定です。個人使用では安全度中でも十分過ぎるでしょう。 ★ F4 を押すとトラブル発生時の対処法を示します。いずれの画面も F1 で上画面に戻ります。 4.一番簡単な作業方法は、先の画面(Barik's Boot and Nuke)で 、"boot: _"というプロンプトの出 ている画面に、autonuke と打ち込んでやれば、後は全ての作業を自動でやってくれます。 ENTER を押すと、対話型となり幾つかの設定をする事ができます。ENTER を押すと、プ ログラムロード進行の後、しばらくして次の画面(Disks and Partitions)が出ます。 上左段で消去方式が DoD Short ベリファイが最終パスのみ、くり返しが一回と表示されて いることが判ります。設定を変えるには次のようにします。 ★設定オプション。 ① P キーを押せば、乱数発生方式を選べます。 ② M キーを押せば消去方式の選択(下図)ができます。 選択は、J もしくは K キーで上下移動、スペースキーで確定すると元画面に戻ります。 ③ V キーで出る画面では、ベリファイを「オフ」、 「最終パスのみ」、 「全行程」の3つから 選べます。デフォルトは「最終パスのみ」です。スペースキーで確定すると元画面に戻りま す。 ④ R キーは指定した消去作業を何回繰り返すかの設定です。デフォルトは 1 回です。 5.元の Disks and Partitions 画面に戻って、スペースキーを押して、ハードディスクを選択し (wipe がカッコ内に現れる。)、F10 を押せば消去作業が始まります。中止できません。 6. 全ての作業が終わると、次の成功画面が出ますので、DBAN ブート用フロッピーディスクをはず し電源オフして終わりです。 B.CD で起動する場合。 「DBAN」ホームぺージ http://dban.sourceforge.net/ もしくは SOURCEFORGE.NET ホームページ http://sourceforge.net/projects/dban/ から、 dban-1.0.7_i386.iso をダウンロードして、CD に焼き付けます**。次に、CD か ら起動するようパソコンの BIOS を設定して***、CD から起動します。起動後は、FDD の 場合と同様です。 ** :大抵の主要なソフトで焼き付け可能なようですが、中には働かないのもあるようです。フリー の可能な焼き付けソフトの一例については、 http://dban.sourceforge.net/faq/CDBurnerXP.html を参照。 ***: やり方はコンピューター機種に依存します。たいていの場合、起動時に F2 キーまたは DEL キーを押せば設定画面が出ます。