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10月号(No.354) - 兵庫県民主医療機関連合会

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10月号(No.354) - 兵庫県民主医療機関連合会
354
2016年10月
熊本
地震
兵庫から
今、わたしたちに
できること
益城町仮設団地へボランティア支援
8月28日、熊本県益城町広
崎仮設団地(2016 年6月 14
日、入居開始53戸)で行なわ
れたボランティア支援に、
職員14人と組合員1人が参
加しました。
当日は熊本地震被災者
支援共同センターと集会
所で健康チェック、なん
でも相談会(看護師、ケ
ースワーカー、 ケアマ
ネ、地元の弁護士、生活
と健康を守る会)と炊き
出し(たこ焼き)などが
行われました。
(関連記事7面に掲載)
兵庫民医連NEWS
(2)№354
兵庫民医連第49回定期総会
2016年10月
9月11日(日)私学会館
【49期 兵庫民医連総会スローガン】
①平和憲法をまもり、健康権・生存権が活かされるまちづくりと、無差別・平等の地域包
括ケアの実践を、共同組織、地域の諸団体と連携し、大いにすすめよう。
②民医連綱領を実践する職員づくりと、次代の兵庫民医連をになう職員の確保・養成を大
きく前進させ、新たな展望を創りだそう。
総会は、①これまで2年間の活動総括と今後2年間
の運動方針案について討議と承認、②決算と予算、事
業所の加盟脱退と県連評議員の承認、③第49期理事会
役員の改選、を主な任務として行われました。
討論では14人から戦争法廃止の署名の取組や、各病
院の医療構想、医学生奨学生を増やす大運動の取組な
ど、2年間の県連の運動や取組、今後の兵庫民医連の
医療活動のあり方にかかわる発言がありました。出席
者は代議員108人、オブザーバー(新役員候補)2人、
理事・監事41人、事務局4人の155人でした。
第49期県連役員
県連役職
会
長
氏 名
合田 泰幸
職種
医
師
新任
県連役職
理
事
氏 名
職種
新任
土田 由美
看護師
新任
県連役職
理
事
氏 名
職種
元田 好彦
リ
ハ
長
冨永 弘久
医
師
坂東 優作
事
務
松永 俊一
事
務
事務局長
東郷 泰三
事
務
近沢 秀夫
リ
ハ
新任
森 貞夫
事
務
事務局次長
北村 美幸
事
務
前原花奈子
薬剤師
新任
岸田 道義
事
務
清水 則夫
事
務
丸山 弘倫
介護福祉士
新任
竹崎 智博
事
務
中 知枝
事
務
滝本 和雄
医
師
浅田 圭一
薬剤師
東久保 隆
薬剤師
染矢 百合
看護師
藤本 壮之
医
師
砂盛 光偉
事
務
山本みゆき
看護師
井神 靖季
事
務
瀬井 宏幸
事 務
樋口 雄一
リ
ハ
清瀬 礼子
看護師
門 直也
事
務
前田 竜成
事
務
中野 啓民
看護師
井上 徹
事
務
藤堂 圭次
事
務
和田 茂孔
事
務
黒岩 勝博
事
務
村上 未央
介護福祉士
藤原 高志
事
務
脇野 耕一
医
師
成山 昌子
薬剤師
森本 愛
薬剤師
道上 哲也
医
師
東 一
医
師
松岡 泰夫
医
師
大澤 芳清
医
師
東久保恭子
看護師
副
会
常任理事
理
事
監
新任
事
新任
新任
新任
新任
荒川 龍
事
務
新任
高島 英明
事
務
新任
黒瀬 智子
事
務
江浦 貴洋
事
務
新任
2016年10月
兵庫民医連NEWS
№354(3)
75
県連唯一の透析施設、
命をつなぐ優しい透析室めざして
神戸協同病院 透析室 看護師長 福島 真美
「今日えらい体重増えてるやん、
どないしたん?「ちょっとワイン飲
みすぎたなあ」
「ワインはカリウムも
増えるから気をつけなあかんやん」
「はいはい」と患者様とスタッフとの
透析前、朝の微笑ましい風景です。
透析室は現在専任の医師1人に看
護師8人、臨床工学技士6人でチー
ム医療を行っています。昭和56年5
月、 4人の患者様で始まっ た透析
が、今では21床46人になり、透析件
数は1カ月 600 件を超えています。
透析機器も全台オンラインHDF(血
液濾過透析)が行えるようになりま
した。そのため効率のいい透析がで
きています。
透析中は安全安楽に出来るよう配
慮していますが、水分やカリウムな
どの食事指導も行います。また、3ヵ
月に1回フットケアを行い、足に問
題のある人は透析毎のケアをし、足
病変の悪化を未然に防いでいます。
患者様が透析を導入し、辛いお気
持ちや頑張ったというお気持ちに寄
フットケアの風景
の透析室から3階へ緊急避難すると
いう訓練です。避難経路や方法など
新たに見えた課題もあり、毎年行う
予定にしています。
ここ長田の下町は一人暮らしの患
者様も多く、週3回透析に来ること
で命をつないでいるような患者様も
います。食事ができない、内服管理
ができない、入浴ができない、買い
物にいけないなど透析以前の問題を
抱えている方も何人かいて、毎日の
ように数箇所の事業所のケアマネや
ヘルパーの方たちと連
絡を取り合っ ていま
す。時には区役所の職
員に掛け合うこともあ
ります。患者様が安心
して生活できるようサ
ポートすることも透析
室の大きな役割となっ
ています。透析は一生
しなければなりませ
ん。患者様にとって何
が必要か、何を求めら
れているのか、これか
らも患者様の目線で考
え、サポートしていき
たいと思っています。
透析導入記念日カード作成中
り添えるようにと5年前から導入日
にあわせて「透析導入記念日カード」
という手作りのカードをプレゼント
しています。担当看護師からコメン
トや写真を添えてのカードは大変好
評で「もう少し頑張ってこようかな
という気持ちになる」
「今までのカー
ドをずっと大事に持っています」な
ど嬉しい言葉もいただいています。
今年の1月は津波を想定した災害
シミュレーションを行いました。透
析中に南海トラフ地震が発生、2階
兵庫民医連NEWS
(4)№354
2016年10月(5)
決めるのは
私たち
第7回
福島原発事故
避難者健康診断
参加したスタッフの
感想を紹介します 青年ジャンボリーのレクリエーション
1日目の全体会は、石川県の伝統
芸能「御陣乗太鼓」の勇壮な演奏で
オープニングを飾りました。
「笑って死ねる病院」のタイトル
でテレビ放映された城北病院の柳沢
深志副院長(全日本民医連副会長)
による、記念講演「いのちに寄り添
う民医連と共同組織」では、息子宛
ての手紙という形で石川民医連の歴
史や医療活動などが話されました。
ユーモアを交えながらも、自身の体
験を優しく語る内容に、会場全体が
温かい雰囲気に包まれました。
各県からのリレートークでは、
「子育て応援行事と子育て世代の担
い手づくり」「基地建設を許さない
オール沖縄のたたかい」など、さま
ざまな取り組みが報告されました。
熊本県からの「友の会の思いはひと
つ~つながっているよ~」では、震
災の被害状況の大きさを改めて知る
こととなり、会場からどよめきがお
きました。
2日目の分科会は、「憲法をまも
分科会会場
▼事故をきっかけに鬱になって
仕事ができなくなったり、ママ
友の輪に加われなかったり、家
族を置いて避難して来られたり
と、あらゆる問題を抱えていら
っしゃるのを痛感する機会とな
った。今後も継続してフォロー
するなど、医師としてできるこ
とがあれば、 関わりたいと思
う。(医師)
▼今も避難生活を続けないとい
けない辛さを、感じさせない明
るい子どもたちを、これからも
健診を通して支援していたいと
思います。(看護師)
▼今回が初めての参加でした。
避難者健診の意義は理解してい
たつもりですが、参加して改め
て、これだけのスタッフが一生
懸命にかかわることで、今なお
健康不安や生活不安にさらされ
ている方々の、一助になってい
るのではないかと感じました。
本当にお疲れ様でした。
(事務)
in 東海・北陸(石川)
9月4日~5日、第13回共同組織活動交流集会in東海・北陸(石川)が、石川県加賀文化会館にて
全国から約2,000人の参加で開催されました。兵庫からは職員・組合員あわせて39人が参加しました。
記念講演の柳沢副会長
避難者からの
暑中見舞い
第13回 共同組織活動交流集会
兵庫から参加したみなさん
当日は18家族48人(避難元:福島
県22人、栃木県6人、千葉県8人、
埼玉県2人、神奈川県3人、東京都
7人)が受診されました。兵庫民医
連の医師5人(遠山医師、 滝本医
師、森岡医師、専攻医の前田医師、
三浦医師)をはじめとする各法人ス
タッフと、保険医協会から眼科医と
小児科医を、兵庫県弁護士会から法
律相談をご協力いただき、他ボラン
ティアも含め総勢43人での健診体制
となりました。
普段の健康診断との対応の違いな
どに、若干の戸惑いを持たれたスタ
ッフが、時間が経つにつれ手際よく
動くことができ、スムーズに受診を
案内することができました。また青
年ジャンボリーがレクリエーション
を担当し、子どもたちが安心して検
査を受けられるように、奮闘してい
ました。
診察では、疲労の訴えや免疫機能
の低下を心配される方が多く、また
心電図の所見でも症状がみられるこ
ともあり、継続したデータの蓄積や
フォローが必要です。 来年以降、避難者への行政援助が
次々と打ち切られていく中、被災者
の思いに寄り添って続けることが重
要となってきます。
地域まるごと安心して住み続けられるまちづくりを
満員の全体会会場
8月28日(日)、東神戸病院にて避
難者健康診断を実施しました。2013
年8月から年2回ペースで行ってい
て、今回が7回目の開催となります。
被災者の思いに
寄 り添って
続けるこ と が大切
兵庫民医連
憲法をいかし
平和・人権・環境を守ろう
る取り組み」「安心して住み続けら
れるまちづくり」「居場所づくり」
「地域まるごと健康づくり」など、
地域社会における共同組織の活動と
役割を幅広く学び交流しました。
分科会で発表した神戸医療生協理
事の雲田さんは、「分科会中に質問
が出なかったが、休憩時間や分科会
終了後に声をかけられて、質問され
たり感想を言われたりした。自分の
発表が聞かれて交流できたことが嬉
しい」と語っています。
兵庫民医連NEWS
(6)№354
№115
2016年10月
高額な国保料の支払いより
自費で払う方が…?
尼崎医療生協病院 医療福祉相談室 水野 由衣
の支払いをすること、そして毎月4
い、診察予約日に必ず受診に来られ
A 氏:60代 男性
万円の保険料の支払いをしないと、
るようになっている。
保 険:無保険
保険証の発行ができないと。A氏は
収 入:勤労収入
10万円の保険料を支払うと生活がで
病 名:糖尿病
きなくなってしまうこと、高額な国
A氏は2年程前から保険証がな
保料の支払いをするより、私費で医
く、私費で医療費の支払いをしてい
療費の支払いをした方が生活が圧迫
た。A氏は「滞納している国保料を
されないと、 立腹され帰っ てしま
支払って保険証発行して、医療機関
い、保険証発行はされなかった。
へ受診するより、 医療保険を使わ
平成26年夏頃から国保料の支払い
その後、A氏はお子さんに一時的
ず、全額自費で医療費を支払う方が
が困難になり、無保険となる。それ
にお金を借りて国保料の支払いなど
生活を圧迫されない」と話をしてい
以降、私費にて当院の医療費、薬代
も考えておられたが、お子さんも自
た。
を支払いされていた。医事課スタッ
分たちの生活で精一杯で、金銭的な
厚生労働省のホームページには、
フより、無保険で医療費の支払いが
余裕はなくお金を借りることができ
「国民健康保険は国民皆保険制度の
できなくなっていて、当院の医療費
ない状態だった。A氏の当院の医療
もと誰もが安心して医療を受けられ
滞納が増えてきているとMSWに介
費、薬局の薬代も支払いができず、
る医療制度を実現する」と掲げてい
入依頼あり。
滞納金額が増えてきている状態であ
るにも関わらず、実際は保険料を滞
A氏は以前、給料のほとんどをギ
った。
納している世帯へ保険証を発行せ
ャンブルにつぎ込んでしまい、家賃
滞納金額が増えてきた頃から、A
ず、安心して医療を受けられる状態
や国保料、住民税を高額に滞納して
氏は診察の予約日になっても来られ
にない。国民健康保険制度について
いた。そのため、給与から現在の住
ないことが続いた。MSWからも、
厚生労働省が掲げている内容と、現
民税、住民税滞納分、家賃と家賃滞
A氏へ電話や診察に来られた時に、
状の違いに矛盾を感じる。
納分、生活費の支払いをすると国保
今後の生活のことや医療費について
これで本当に国民皆保険といえる
料の支払いができない状態だった。
面談を行った。A氏と相談し、平成
のだろうか。国保料を滞納している
A氏も国保証の発行は考えていた
27年夏、再度国保課へ行くこととな
人は、 生活に困窮している方も多
が、国保料の滞納があり、高額な保
る。発行を拒んでいた国保課窓口の
い。国や市町村は国保料を滞納して
険料を請求されるのではないかと、
担当者に本人の生活状況、病状を何
いる方から保険証を取り上げるので
不安でずっと相談に行けずにいた。
度も何度も伝え、保険料の一部を負
はなく、そのような人にこそ、生活
数日後、A氏とMSWが一緒に国
担することで、短期保険証発行にこ
の状況を聞き、必要な支援や制度に
保課へ相談に行く。国保課の窓口担
ぎつけた。保険証発行後、ご本人と
繋げていくことが必要なのではない
当者は本人の生活状況や病気のこと
相談して、無料低額診療を申請し、
でしょうか。
を聞くこともなく、国保料を高額に
認められた。
滞納しているため、今すぐに10万円
現在は毎月国保料の支払いを行
【経過】
【考察】
兵庫民医連NEWS
2016年10月
№354(7)
益城町広崎仮設団地
への支援ボランティア
熊本地震
広崎仮設は、町民グラウンドにで
きた町内17カ所建設予定の1番目の
仮設で、入居条件に重度障害、要介
護以上、75歳以上、乳幼児・子どもの
いる世帯で、より生活が難しいであ
ろう方が優先入居とされています。
健康チェックコーナーでは、20人
の方にマイカルテを使って問診、血
圧、体脂肪、尿検査を実施。80~90
代の方が多く、85%が女性、全壊の
方がほとんどで、何らかの疾患で通
院中の方が多く、しかし
疾病などを自覚されてい
ない様子で、受診をすす
めました。
参加者からは、「入居者同士がコ
ミュニケーションを取るきっかけに
なった、高齢で被災したにもかかわ
らず、全体的に元気にすすもうとさ
れていることに逆に元気をもらっ
た」
「テレビでの報道は少なくなって
いるが、実際に見てまだまだ支援は
けるとのことでした。
▶かわいい猫のイラスト(9
楽しみにしています。
李章二
月号まちがいさがし)で気持
奥野治美
ちがいやされました。いつも
(神戸健康共和会OB)
▶「参議院選挙の結果を次の
読者の声
希望につなげよう」 戦後で
はなく戦前になりつつある不
穏な今日。戦争をしない国づ
▶県連ニュースで県内の事業
くり、9条を守る運動の大事
所が各々、頑張っておられる
さが身にしみます。「戦争を
姿に励まされています。課題
知らないと」と、三浦綾子さ
は尽きないし一直線には世の
んの「銃口」、 大岡昇平さん
中変わらないですが、新しい
の「野火」を読みました。当
世代の方たちに元気で民医連
時の不条理、虚しさは決して
の心意気を広げていってほし
過去のものではなく、常に勃
いと願っています。
発する危険があると感じま
渡辺節子(駒どりOB)
す。後世に平和を引きつぐた
めに不断の努力が必要と改め
必要とされている。避難所から、や
っと個を確保できる仮設に移れたば
かりで、入居者はまだ困難を認識で
きていない状況ではないか」「健康
チェックでは、話を聞いて欲しい方
が多かった。次の支援は家に訪問し
たい」等の感想が寄せられました。
▶この夏は、関西にピカソや
て思う今日です。
ダリなどたくさんの展覧会が
巡回していて、いくつか伺い
ました。 展覧会自体以外に
▶レンタルビデオ ・ DVD屋
も、美術館建物やその周りで
さんで、子供にも大人にも人
のお食事などなど、も愉しめ
気のアニメを借りた。
「みん
ました。
なが寝た後に1人で見よか
小島亜季恵(東神戸病院)
な」ってつぶやく私に、
「一
緒に見た方が面白いで」と子
▶先日、中国の吉林省の延吉
供たち。せっかくなので忠告
に行き33年前に朝鮮側から登
に従い休みの日に家族4人で
っ た白頭山(中国では長白
見た。大きな口を開けてケタ
山)に登りました(今回はバ
ケタ笑う子供たちの隣で一緒
ス)
。今回も 33 年前と同じく
に笑うと楽しさも数倍。誘っ
「天池」を観ることが出来ま
てくれて、ありがとう。
したが、大変運が良く運が開
横田歩(東神戸病院)
岡野哲也(東神戸病院)
(介護相談室ふたば)
まちがいさがし
10月
小彦あんず作
正解者のうち5名の方に
図書カードを差し上げます。
まちがいが7カ所。どこにあるでしょう?
【応募のきまり】
〈締切〉2016年11月10日(木)
◇当選者は2016年12月号に掲載。
〈応募〉1人1通。はがき又はEメールで。
氏名、院所名(職場 ・ 職種)、OBの方は
在職時の法人名を記入の上、下記へ送付し
て下さい。
〒 650-0047 神戸市中央区港島南町 5 丁目 3
-7兵庫民医連ニュース「クイズ」係
☆Eメール:kikansi@hyogo-min.com
※余白に、①興味深かった記事と感想、②
事業所での取り組み紹介、③近況、④ニュ
ースへのご意見等、お書き下さい。
■8月号の応募者は12
名で12名が正解でし
た。右の5名の方に
図書カードを進呈。
まちがいさがし
8月号の答え
①大久利雄介(東神戸診療所)
②藤井 妙子(ふれあい薬局板宿)
③村川美和子(神戸医薬研究所OB)
④松下 公典(東神戸病院)
⑤李 章二(神戸健康共和会OB)
兵庫民医連NEWS
(8)№354
来年もみんなで花火を見よう
2016年10月
ク リ エ イ ト 兵 庫
「きょうどうの家」1周年を花火と夕食会で祝う
昨年の8月3日に開設したサービ
ス付き高齢者向け住宅「きょうどう
の家」が1周年を迎えるに当たり、
入居者から「ぜひ1周年の夕食会を
しよう」「神戸の花火大会の日にみ
んなで花火を見よう」など積極的な
提案が出され、8月6日(土)の午
後6時30分から、ささやかな夕食会
浜坂カニカニ班発足
で1周年を祝いました。
食事後、職員や職員の子どもたち
も交え花火見物。思ったよりきれい
に見えて皆感激。「長田からでもよ
く見えるね」「来年もみんなで見た
い」などと童心にかえって楽しみま
した。普段膝が痛く長時間立てない
人がベランダの手すりにしがみつき
花火に見入っておられる姿を見て、
「何かをしたい」という意欲がこん
なに力を引き出すのだということあ
らためて感じました。
(本社 川端 典子)
た じ ま 医 療 生 協
地域の活性化には助け合いボランティア「なんなっと」しかない
今年度は、支部の活性化に特に力
を入れています。浜坂は但馬地方で
最も鳥取県に近く、豊岡から車で1
時間ほどの所で診療圏から遠く、支
部活動も停滞気味でした。 そんな
中、懇談した地元の議員と「地域の
活性化には助け合いボランティア
『なんなっと』しかない」というこ
とで一致し、まずは地域の方に集ま
ってもらうことにしました。
8月4日、浜坂駅前の旧洋品店に
17人が集まりました。美方支部長の
石津さんによる血圧測定に始まり、
体操やゲーム、おしゃべりをして楽
支える私たちが元気になろう
しい時間を過ごしました。最後はろ
っぽう診療所の喫茶班恒例の「ぼけ
ない小唄」を歌って締めくくりまし
たが、「またこんなんしてほしいわ
あ」という声があちこちで聞かれ、
浜坂カニカニ班が発足しました。
今後は班会を毎月第2木曜日に行
うことが決まりました。このような
取り組みを、他地域にも広げていき
ます。
(本部 春木 圭介)
宝 塚 医 療 生 協
第11回介護事業所全体学習会(8月7日)ペップトークを学ぶ
「ペップトーク」とは、あなたが
応援したい人を勇気づける、言葉掛
けの技術です。
「ペップ」には応援の
意昧があり、短い言葉で分かりやす
く、肯定的に魂を揺さぶる勇気づけ
のショートスピーチです。①言葉を
変えて②頭と身体で感じて③視点を
変える、といった方法を取ります。
講師の井上多栄子先生は「人は、
欠けている部分に目が行く。優れて
いる部分に目を向ける努力をするこ
とが大切!」と話します。そこで、
普段よく使っている「転けたらアカ
ンよ」
「無理しないでね」
「忙し
い」
「疲れた」など、否定的な
言葉かけをペップヘ変換する
練習をしました。
日本人には、一番心地よく
感じる3・3・7拍子で「笑
顔 ・ 元気 ・ 楽しく行こう」
「出来る ・ 私 ・ やっぱりスゴ
イ」など会場は笑いに包まれました。
日々の仕事に追われていますが原
点に戻れた大変貴重な学習会でし
た。まずはセルフペップからはじめ
ましょう! 自分自身・家族・仲間
・大切につながり組合員さんと一丸
となり利用者さま・患者さまを支え
ていきます。
(ヘルパーステーションひだまり
山下 久実子)
Fly UP