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遺族・遺児年金規程

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遺族・遺児年金規程
遺族・遺児年金規程
(目 的)
第1条 この規程は、組合員の相互扶助の精神に則り組合員が不幸にして亡くなった場合、
その遺族、遺児に対し生活の補助と育英の補助をはかるため年金を給付することを目的と
して制定する。
(委員会の設置)
第2条 前条の目的を達成するために「遺族・遺児年金運営委員会(以下単に委員会という
)」を設置する。
(委員会の構成)
第3条 委員会は委員長、副委員長、書記長、組織企画部長、生活福祉部長、総務財政部長
が構成し運営する。
(委員会の任務)
第4条 委員会は、次の審査および事務を行う。
(1) 給付申請の受現、受給資格の審査および決定通知書の送付
(2) 第15条による給付打切通知書の送付
(3) 第16条による再審査請求に対する審査およびその結果の通知
(4) その他、この規程を運営する上で必要な審査および事務
(加入者の範囲)
第5条 加入者の範囲は、組合員および委員会が特に認めた者とする。
(受給資格)
第6条 この年金は、加入者が死亡したことにより遺族、遺児となった者で次の各号の条件
をすべて満たす者、および加入者の死亡時に胎児である者で、その胎児の母親次の第2号
に該当する者(以下各々を受給資格者という)に支給する。
ただし、受給資格者が第14条の各号の一つに該当する場合は除く。
(1) 当該加入者の死亡後、最初に到来する3月末日現在において19才未満であること。
(2) 当該加入者の死亡時において、当該加入者と生計を一つにし、その収入によって生計
を維持していること。
(年金支給額)
第7条 遺族および遺児に支給する年金の額はつぎのとおりとする。
(1) 遺族たる配偶者に支給する年金額
120,000円
(2) 遺児たる子に支給する年金額
第1子および第2子
一人につき
240,000円
第3子以下
120,000円
(支給期間)
第8条 年金の支給期間は、当該加入者が死亡した翌月(胎児であった者については出産の
月から)より、当該加入者が生存しているものと仮定して、定年に達するまでの期間とす
る。
ただし、遺児育英年金の支給期間は受給資格者が満18才に達した後、最初に到来する
3月までの期間とする。
(支給方法)
第9条 年金は、毎年3月、6月、9月および12月にそれぞれ当月分を含む前3カ月分を
各末日までに給付するものとする。
2.前項の規程にかかわらず給付開始当初の3カ月に満たない分については月割計算により
算出した額を次期支給日に給付する。
3.受給資格者が第12条に該当し受給資格を喪失したときは、当該資格喪失日の属する月
までの分を当該支給日に給付する。
4.前各項に定める給付額については受給資格者の届出金融機関の預金口座へ送金すること
により給付するものとする。
(通 知)
第10条 委員会は当該加入者が死亡したときは受給資格者に対し次条に定める期間内に年金
の給付申請をしなければならない旨の通知をなすものとする。
(給付申請)
第11条 受給資格者は、前条の通知を受けた日から20日以内に別に定める給付申請書を提
出しなければならない。
(現況の届出)
第12条 この年金の受給資格者は毎年2月末日までに別に定める届書を委員会に提出しなけ
ればならない。ただし、受給資格取得後の翌年はこれを要しないものとする。
2.前項の届書には、届出日前1カ月以内に作成された住民票または戸籍抄本を添えなけれ
ばならない。
(受給資格審査)
第13条 委員会は、前2条による申請書または届書を受理したのち、遅滞なく受給資格の有
無の審査を行うものとする。
(受給資格の喪失)
第14条 受給資格者は、次の各号の一に該当するに至った時点で受給資格を喪失するものと
し、以降年金の給付は行わない。
(1) 死亡したとき
(2) 婚姻したとき
(3) 養子縁組したとき
(4) 離婚によって死亡した加入者の子でなくなったとき
(5) 母または父が再婚したとき
(6) 所在が6カ月以上不明のとき
(7) 第11条に定める申請を怠り、または虚偽の申請をしたとき
(8) 第12条に定める届出を怠ったとき
(9) 満18才に達した後、初めての3月末日を迎えたとき
2.前項の場合、受給資格喪失者は速やかにその旨を委員会に届け出なければならない。
(給付打切通告)
第15条 委員会は前条により受給資格を喪失した者に対し、資格喪失の理由を明示した給付
打切通知書を送付する。
(再審査請求)
第16条 第13条または前条の決定に不服のある者は通知受領の日より30日以内に別に定め
る書面をもって委員会に再審査請求をすることができる。
2.委員会は再審査請求を受理した場合、速やかに審理をつくし、その結果を申請者に通知
する。
(基 金)
第17条 本基金の源資は、次の各号により充当する。
(1) 大会決議に基づく組合からの拠出金
(2) 組合員より毎月1人108円を徴収する。
ただし、中央執行委員会が特に認めた組合員については積立を中止する。
(3) この規程の趣旨に賛同する個人および団体からの寄付金
(4) その他、中央委員会の承認による金銭
2.前項第2号に定める積立金は、毎月末日に指定金融機関に積立てる。
3.前項第2号に定める一人当りの月額は年金数理にもとづき算定する。また積立金は5年
ごとに本制度の年金財政に関する再検討を行い、必要に応じ年金数理の基礎率および一人
当りの積立金の適正な修正をおこなう。
(会計処理)
第18条 会計は特別会計とし、会計処理規程に基づき処理する。
(規程の改廃)
第19条 次の各号においては、中央委員会の決議によりこの規程は改廃することができる。
(1) 災害その他により年金受給資格者が同時に多発したとき。
(2) 基金が不足し、受給者全員にこの規程に基づく年金給付が困難となったとき、又はそ
のおそれがあるとき。
(3) その他、この規程を改廃する必要が生じた時。
<附 則>
(施行日)
この規程は、昭和57年
4月
1日から施工する。
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