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Systemwalker Desktop Patrol - ソフトウェア

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Systemwalker Desktop Patrol - ソフトウェア
Systemwalker Desktop Patrol V14g
運用ガイド 管理者編
Windows
B1WD-2705-06Z0(00)
2013年2月
まえがき
本書の目的
本書は、以下の製品を使用するために必要な設定方法、操作方法について説明しています。
・ Systemwalker Desktop Patrol V14g(14.3.1)
Systemwalkerとは、富士通株式会社が提供する分散システムの運用管理製品の総称です。
本書の読者
本書は、Systemwalker Desktop Patrolを使用して資産管理システムを運用管理する方を対象に書かれています。
また、本書を読むためには、以下の知識が必要です。
・ IISに関する一般的な知識
・ パーソナルコンピュータに関する一般的な知識
・ Windowsに関する一般的な知識
・ インターネットに関する一般的な知識
・ スマートデバイスに関する基礎知識
本書の構成
本書は、1章~16章で構成されています。
第1章 Systemwalker Desktop Patrolの使用方法
Systemwalker Desktop Patrolの使用方法について説明します。
第2章 運用環境を設定する
Systemwalker Desktop Patrolの設定方法について説明します。
第3章 PC情報を参照する
「Systemwalker Desktop Patrol CT」から収集される情報について、収集内容の設定方法、収集されるタイミング、および参照方法
を説明します。
第4章 PCの運用設定を監査/統制する
PCのセキュリティ設定および省電力の設定を監査し、管理する方法について説明します。
第5章 ライセンスを管理する
ライセンスの管理と運用について説明します。
第6章 セキュリティパッチを配信/適用する
セキュリティパッチの配信/適用について説明します。
第7章 ファイルを配信する
ファイルを配信する方法について説明します。
第8章 ソフトウェアを配信する
ソフトウェアを配信する方法について説明します。
第9章 ディスクを消去する
PCのディスクを消去して管理する方法について説明します。
第10章 スマートデバイスを管理する
スマートデバイスの管理方法について説明します。
-i-
第11章 資産を台帳で管理する
機器や契約などの資産を台帳で管理する方法について説明します。
第12章 バーコードで機器を管理する
バーコードを使って機器を管理する方法について説明します。
第13章 レイアウト図で機器を管理する
レイアウト図で機器を管理する方法について説明します。
第14章 レポートを出力する
資産やセキュリティのレポートを出力する方法について説明します。
第15章 他製品と連携する
Systemwalker Desktop Patrolと他製品との連携方法について説明します。
第16章 マルチテナント版で運用する
マルチテナント版導入後の運用方法について説明します。
本書の位置づけ
Systemwalker Desktop Patrolのマニュアルにおける本書の位置づけは、以下のとおりです。
マニュアル名称
内容
Systemwalker Desktop Patrol 解説
書
Systemwalker Desktop Patrolの概要、特長、機能など、基本的な知識
について説明します。
Systemwalker Desktop Patrol 導入
ガイド
Systemwalker Desktop Patrolの導入方法、動作環境の変更方法、お
よび保守について説明します。
Systemwalker Desktop Patrol 運用
ガイド 管理者編(本書)
Systemwalker Desktop PatrolのPC情報の収集、セキュリティパッチの
適用、ソフトウェア配信、ライセンス管理、ディスク消去管理、および管
理台帳の運用方法および環境設定について説明します。
Systemwalker Desktop Patrol 運用
ガイド クライアント編
クライアント側の導入方法、操作方法、設定の変更方法について説明
します。また、クライアントで出力されるエラーメッセージの対処方法も
説明します。
Systemwalker Desktop Patrol リファ
レンスマニュアル
Systemwalker Desktop Patrolで使用するコマンド、ファイル、および
ポート番号について説明します。また、Systemwalker Desktop Patrol
が出力するエラーメッセージの対処方法も説明します。
また、Systemwalker Live Helpのマニュアルとして、以下のマニュアルが同梱されています。リモート操作機能(Systemwalker Live Help
の機能)を使用する場合に参照してください。
マニュアル名称
内容
Systemwalker Live Help
ユーザーズガイド
Systemwalker Live Helpのインストール方法、ハードウェアとソフトウェ
ア用件、使用方法、サポートセンター関連の設定方法を説明します。
また、Live Help Connection Manager管理の方法についても説明して
います。
Systemwalker Live Help
Clientガイド
Systemwalker Live Help Clientのインストール方法、使用方法、設定
方法について説明します。
ソフトウェア技術情報ホームページでは、最新のマニュアルやSystemwalkerの応用方法などを公開しています。最初に、ソフトウェア
技術情報ホームページを参照することをお勧めします。
URL:http://software.fujitsu.com/jp/technical/
URL:http://software.fujitsu.com/jp/technical/systemwalker/desktoppatrol/
ユーザー名:DTP_V14g
- ii -
パスワード:green
本書の表記について
本書では、説明のために、以下に示す名称、記号および略称を使用しています。
コマンドで使用する記号について
コマンドで使用している記号について以下に説明します。
記号の意味
記号
意味
[]
この記号で囲まれた項目を省略できることを示します。
|
この記号を区切りとして並べられた項目の中から、どれか1つを選択することを
示します。
マニュアルの記号について
マニュアルでは以下の記号を使用しています。
注意
特に注意が必要な事項を説明しています。
ポイント
知っておくと便利な情報を説明しています。
DTPインストールディレクトリについて
「Systemwalker Desktop Patrol CS」、「Systemwalker Desktop Patrol DS」、「Systemwalker Desktop Patrol AC」、「Systemwalker
Desktop Patrol ADT」、「Systemwalker Desktop Patrol AT」、「Systemwalker Desktop Patrol CT」、または「Systemwalker Desktop
Patrol SS」をインストールしたときの、インストール先のディレクトリをDTPインストールディレクトリと表示しています。
略称について
本書では、製品表示名をそれぞれ以下のように略称している箇所があります。
製品表示名
略称
Systemwalker Desktop Patrol CS
CS
Systemwalker Desktop Patrol DS
DS
Systemwalker Desktop Patrol AC
AC
Systemwalker Desktop Patrol ADT
ADT
Systemwalker Desktop Patrol AT
AT
Systemwalker Desktop Patrol CT
CT
Systemwalker Desktop Patrol SS
SS
Systemwalker Inventory Agent
スマートデバイス用CT
- iii -
本書では、以下のようにオペレーティングシステム名を略して表記しています。
略称
正式名称
Windows Server® 2012
Microsoft® Windows Server® 2012 Standard
Microsoft® Windows Server® 2012 Essentials
Microsoft® Windows Server® 2012 Foundation
Microsoft® Windows Server® 2012 Datacenter
Windows Server® 2008
Microsoft® Windows Server® 2008 Foundation
Microsoft® Windows Server® 2008 Standard
Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise
Microsoft® Windows Server® 2008 Standard without Hyper-V™
Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise without Hyper-V™
Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Foundation
Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Standard
Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Enterprise
Windows Server® 2003
Microsoft® Windows Server® 2003, Standard Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Standard x64 Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise x64 Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Windows® 8
Windows® 8
Windows® 8 Pro
Windows® 8 Enterprise
Windows® 7
Windows® 7 Enterprise
Windows® 7 Ultimate
Windows® 7 Professional
Windows® 7 Home Premium
Windows Vista®
Microsoft® Windows Vista® Ultimate
Microsoft® Windows Vista® Enterprise
Microsoft® Windows Vista® Business
Microsoft® Windows Vista® Home Premium
Microsoft® Windows Vista® Home Basic
Microsoft® Windows Vista® Ultimate 64ビット版
Microsoft® Windows Vista® Enterprise 64ビット版
Microsoft® Windows Vista® Business 64ビット版
Microsoft® Windows Vista® Home Premium 64ビット版
Microsoft® Windows Vista® Home Basic 64ビット版
Windows® XP
Microsoft® Windows® XP Professional
Microsoft® Windows® XP Home Edition
Windows
Microsoft® Windows Server® 2012 Standard
Microsoft® Windows Server® 2012 Essentials
Microsoft® Windows Server® 2012 Foundation
Microsoft® Windows Server® 2012 Datacenter
Microsoft® Windows Server® 2008 Foundation
Microsoft® Windows Server® 2008 Standard
Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise
Microsoft® Windows Server® 2008 Standard without Hyper-V™
Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise without Hyper-V™
Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Foundation
Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Standard
Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Enterprise
- iv -
略称
正式名称
Microsoft® Windows Server® 2003, Standard Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Standard x64 Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise x64 Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Windows® 8
Windows® 8 Pro
Windows® 8 Enterprise
Windows® 7 Enterprise
Windows® 7 Ultimate
Windows® 7 Professional
Windows® 7 Home Premium
Microsoft® Windows Vista® Ultimate
Microsoft® Windows Vista® Enterprise
Microsoft® Windows Vista® Business
Microsoft® Windows Vista® Home Premium
Microsoft® Windows Vista® Home Basic
Microsoft® Windows Vista® Ultimate 64ビット版
Microsoft® Windows Vista® Enterprise 64ビット版
Microsoft® Windows Vista® Business 64ビット版
Microsoft® Windows Vista® Home Premium 64ビット版
Microsoft® Windows Vista® Home Basic 64ビット版
Microsoft® Windows® XP Professional
Microsoft® Windows® XP Home Edition
IIS
Internet Information Services 6.0
Internet Information Services 7.0
Internet Information Services 7.5
Internet Information Services 8.0
IE
Microsoft® Internet Explorer® 6.0
Windows® Internet Explorer® 7
Windows® Internet Explorer® 8
Windows® Internet Explorer® 9
Windows® Internet Explorer® 10
Android
Android™ 2.2
Android™ 2.3
Android™ 3.0
Android™ 3.1
Android™ 3.2
Android™ 4.0
マニュアル内で掲載している画面イメージについて
マニュアル上で説明に使用しているSystemwalker Desktop Patrolの画面イメージは、V14.3.0のものを採用しています。
Windows® 8およびWindows Server® 2012で使用する場合の読み方
Systemwalker Desktop Patrolのマニュアルでは、Windows OS上における操作手順について、Windows® 7およびWindows Server®
2008 以前のOSを例に、説明しています。
Windows® 8およびWindows Server® 2012で使用する場合、[スタート]メニューに関する記述を、[アプリ]画面に読み替えてください。
-v-
[アプリ]画面は、[スタート]画面を右クリックして表示される、[すべてのアプリ]をクリックすることで表示できます。
また、[アプリ]画面においては、Windows® 7およびWindows Server® 2008 以前のOSにおけるサブメニューのフォルダ名が省略され
てメニューが並びます。
このため、Windows® 8およびWindows Server® 2012では、サブメニューを省略した形で読み替えてください。
以下に読み替えの例を示します。
Windows® 7およびWindows Server® 2008 以前の説明
Windows® 8およびWindows Server® 2012での読み替え
[スタート]メニューの[プログラム]または[すべてのプログラム]
から[プログラム名]を選択します。
[アプリ]画面から、[プログラム名]を選択します。
スタートメニューから[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サー
ビス]を選択します。
[アプリ]画面から、[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サー
ビス] を選択します。
[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックし
ます。
[アプリ]画面の[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
Windows® 8およびWindows Server® 2012の[スタート]画面のショートカットについて
[スタート]画面のショートカットがどの製品のものかを確認するためには、対象のショートカットを右クリックし、画面下部に表示される
メニューから[ファイルの場所を開く]を選択してください。表示されるエクスプローラから、製品名を確認することができます。
輸出管理規制について
当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることがあります。特定技術が含まれている場
合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づく許可が必要となります。
商標について
インテル、Intel、Intel vProおよびCentrinoは、アメリカ合衆国およびその他の国におけるインテルコーポレーションまたはその子会社の
商標または登録商標です。
Microsoft、Windows、Windows NT、Windows Vista、Windows Server、Active Directoryおよびその他のマイクロソフト製品の名称お
よび製品名は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
Symantec,Symantecロゴ,Norton AntiVirusは、Symantec Corporationの米国における登録商標です。
ウイルスバスターは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。
VirusScanおよびNetShieldは、米国Network Associates社および関連会社の商標または登録商標です。
QND、QAWは、クオリティ株式会社の商標です
NETM/DMは株式会社日立製作所の商標です。
Google、Googleロゴ、Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴ、GmailおよびGmailロゴは、Google Inc. の商標または登
録商標です。
Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
その他の製品名は、各社の商標または登録商標です。
Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
平成25年2月
平成21年 8月 初 版
平成21年10月 第2版
平成22年10月 第3版
- vi -
平成23年11月 第4版
平成24年10月 第5版
平成25年 2月 第6版
Copyright 2002 - 2013 FUJITSU LIMITED
- vii -
目 次
第1章 Systemwalker Desktop Patrolの使用方法......................................................................................................................1
1.1 操作権限.............................................................................................................................................................................................1
1.2 メインメニュー.......................................................................................................................................................................................2
1.3 ダウンロードメニュー............................................................................................................................................................................6
1.4 ACメニュー..........................................................................................................................................................................................7
第2章 運用環境を設定する......................................................................................................................................................11
2.1 マスタ管理情報を構築する...............................................................................................................................................................11
2.1.1 マスタ管理情報を設計する........................................................................................................................................................11
2.1.2 Active Directory連携時のマスタ管理情報の構築手順............................................................................................................14
2.1.3 マスタ管理情報の構築手順.......................................................................................................................................................21
2.1.4 部門管理情報を作成する..........................................................................................................................................................23
2.1.4.1 部門を登録する...................................................................................................................................................................23
2.1.4.2 部門を削除する...................................................................................................................................................................24
2.1.4.3 アップロードにより登録する.................................................................................................................................................26
2.1.5 ユーザー管理情報を作成する..................................................................................................................................................30
2.1.5.1 ユーザーを登録する...........................................................................................................................................................30
2.1.5.2 操作権限を設定する...........................................................................................................................................................35
2.2 監査するソフトウェアを設定する.......................................................................................................................................................38
2.2.1 サポートセンター定義からソフトウェアを選択する....................................................................................................................38
2.2.2 ユーザー定義を作成する..........................................................................................................................................................41
2.2.2.1 インベントリ情報からユーザー定義を作成する..................................................................................................................50
2.3 クライアントポリシーを設定する.........................................................................................................................................................54
2.3.1 ポリシーグループを作成する.....................................................................................................................................................57
2.3.1.1 ポリシーグループを追加する..............................................................................................................................................58
2.3.1.2 コマンドモードCTを追加する..............................................................................................................................................61
2.3.1.3 ポリシーグループ情報を変更する......................................................................................................................................63
2.3.1.4 ポリシーグループを削除する..............................................................................................................................................65
2.3.2 各種ポリシーをカスタマイズする................................................................................................................................................65
2.3.2.1 基本動作ポリシーをカスタマイズする.................................................................................................................................67
2.3.2.2 パッチ適用ポリシーをカスタマイズする..............................................................................................................................69
2.3.2.3 省電力ポリシーをカスタマイズする.....................................................................................................................................70
2.3.2.4 セキュリティポリシーをカスタマイズする..............................................................................................................................71
2.4 構成情報を移出/移入する................................................................................................................................................................73
2.4.1 構成情報を移入する..................................................................................................................................................................74
2.4.2 構成情報を移出する..................................................................................................................................................................76
2.5 アラーム通知の設定を行う................................................................................................................................................................78
2.6 実行ファイルを制御する...................................................................................................................................................................84
2.6.1 設定............................................................................................................................................................................................84
2.6.1.1 実行ファイルとメッセージを設定する..................................................................................................................................85
2.6.1.2 ソフトウェア稼働状況の収集を設定する............................................................................................................................89
2.6.1.3 クライアントポリシーを適用する...........................................................................................................................................89
2.6.1.4 CTを再ログオンする............................................................................................................................................................89
2.6.2 運用............................................................................................................................................................................................89
第3章 PC情報を参照する........................................................................................................................................................91
3.1 必要に応じて行う設定......................................................................................................................................................................91
3.1.1 クライアントの動作設定を行う....................................................................................................................................................92
3.1.2 システム全体の動作設定を行う.................................................................................................................................................98
3.1.2.1 ソフトウェア辞書を設定する................................................................................................................................................98
3.1.2.2 ユーザー情報の項目ラベルを設定する............................................................................................................................98
3.1.3 コマンドモードCTによるインベントリ収集の設定を行う...........................................................................................................102
3.1.4 PC稼働管理の設定を行う........................................................................................................................................................108
3.1.4.1 CSの設定...........................................................................................................................................................................108
3.1.4.2 稼働管理対象PCの設定...................................................................................................................................................108
- viii -
3.1.5 CLEARSUREの設定を行う.....................................................................................................................................................110
3.1.6 運用状況に関する設定を行う..................................................................................................................................................112
3.1.7 運用対処に関する設定を行う..................................................................................................................................................117
3.1.8 インベントリ情報を削除する.....................................................................................................................................................123
3.2 運用.................................................................................................................................................................................................127
3.2.1 インベントリ情報を参照する.....................................................................................................................................................127
3.2.2 プログラムの追加と削除の情報を参照する............................................................................................................................143
3.2.3 ソフトウェアの監査情報を参照する.........................................................................................................................................145
3.2.3.1 セキュリティパッチの適用状況を確認する.......................................................................................................................148
3.2.3.2 ウイルス対策ソフトウェアの導入を確認する.....................................................................................................................150
3.2.4 ソフトウェアの稼働状況を参照する.........................................................................................................................................152
3.2.5 セキュリティ情報を参照する.....................................................................................................................................................154
3.2.6 PCの稼働管理を行う................................................................................................................................................................161
3.2.6.1 インベントリ情報(ハードウェア情報)を即時収集する.....................................................................................................161
3.2.6.2 電源を操作する.................................................................................................................................................................163
3.2.7 CLEARSURE対応PCを操作する............................................................................................................................................166
3.2.7.1 CLEARSURE対応PCを参照する.....................................................................................................................................166
3.2.7.2 CLEARSURE対応PCを操作する.....................................................................................................................................168
3.2.8 収集ファイルを参照する..........................................................................................................................................................174
3.2.9 PC情報の収集状況を確認する...............................................................................................................................................175
3.2.10 PC情報が収集されるタイミング..............................................................................................................................................178
3.2.10.1 インストール時の収集......................................................................................................................................................180
3.2.10.2 スケジュールで設定された時間の収集..........................................................................................................................180
3.2.10.3 セキュリティパッチ自動適用完了後の収集....................................................................................................................183
3.2.11 運用状況の表示および運用対処を行う................................................................................................................................185
3.2.11.1 ログインから状況画面を参照する...................................................................................................................................185
3.2.11.2 集計項目別の表示を参照する.......................................................................................................................................188
3.2.11.3 集計項目別の詳細情報を参照する...............................................................................................................................199
3.2.11.4 集計項目別に該当PCを参照する..................................................................................................................................203
3.2.11.5 Systemwalker Desktop Keeperの状況を参照する..........................................................................................................214
3.2.12 CTの動作状況をチェックする................................................................................................................................................216
3.2.12.1 CTでCTの動作状況をチェックする................................................................................................................................216
3.2.12.2 CSでCTの動作状況をチェックする................................................................................................................................222
3.2.13 簡易操作ログファイルを収集する..........................................................................................................................................224
第4章 PCの運用設定を監査/統制する...................................................................................................................................227
4.1 運用手順.........................................................................................................................................................................................227
4.2 設定.................................................................................................................................................................................................228
4.2.1 省電力設定を監査するための設定.........................................................................................................................................229
4.2.1.1 省電力設定の監査項目を設定する.................................................................................................................................230
4.2.2 セキュリティ設定を監査するための設定.................................................................................................................................242
4.2.2.1 セキュリティ設定の監査項目を設定する..........................................................................................................................245
4.3 運用設定の診断結果画面の操作方法..........................................................................................................................................260
4.3.1 運用設定の診断結果画面の構成...........................................................................................................................................260
4.3.1.1 省電力の診断結果画面の構成........................................................................................................................................262
4.3.1.2 セキュリティの診断結果画面の構成.................................................................................................................................267
4.3.2 省電力の診断結果画面を操作する........................................................................................................................................273
4.3.3 セキュリティの診断結果画面を操作する.................................................................................................................................274
4.4 状況画面を確認する.......................................................................................................................................................................277
4.5 レポートを確認する.........................................................................................................................................................................277
4.5.1 省電力設定状況レポートの確認手順.....................................................................................................................................278
4.5.2 消費電力量の監査レポートの確認手順.................................................................................................................................279
第5章 ライセンスを管理する...................................................................................................................................................286
5.1 ライセンス管理の手順.....................................................................................................................................................................286
5.2 ライセンスを定義する......................................................................................................................................................................290
5.2.1 ライセンス定義を登録する.......................................................................................................................................................290
5.2.2 ライセンス定義を変更する.......................................................................................................................................................293
- ix -
5.2.3 ライセンス定義を削除する.......................................................................................................................................................296
5.3 ライセンス違反PCを確認する.........................................................................................................................................................298
5.3.1 保有ライセンスを管理する.......................................................................................................................................................298
5.3.1.1 保有ライセンスを登録する................................................................................................................................................300
5.3.1.2 保有ライセンスを変更する................................................................................................................................................304
5.3.1.3 保有ライセンスを削除する................................................................................................................................................308
5.3.1.4 保有ライセンスに登録されたソフトウェアを参照する.......................................................................................................309
5.3.2 ライセンスを割り当てる.............................................................................................................................................................311
5.3.3 必要に応じて行う設定.............................................................................................................................................................315
5.3.3.1 ソフトウェアを購入した場合...............................................................................................................................................315
5.3.3.2 ライセンスを購入した場合.................................................................................................................................................315
5.3.3.3 ライセンスを破棄する場合................................................................................................................................................315
5.3.4 運用..........................................................................................................................................................................................315
5.3.4.1 ライセンス違反PCを確認する...........................................................................................................................................315
5.3.4.2 ライセンス違反PCの確認時の対処..................................................................................................................................317
5.4 遊休資産を確認する.......................................................................................................................................................................318
5.4.1 設定..........................................................................................................................................................................................318
5.4.2 運用..........................................................................................................................................................................................318
5.4.2.1 遊休資産を確認する.........................................................................................................................................................319
5.4.2.2 遊休資産の確認時の対処................................................................................................................................................323
第6章 セキュリティパッチを配信/適用する...............................................................................................................................324
6.1 運用手順.........................................................................................................................................................................................324
6.2 設定.................................................................................................................................................................................................326
6.2.1 公開サーバとの接続を確認する..............................................................................................................................................326
6.2.2 ソフトウェア辞書を更新する.....................................................................................................................................................327
6.2.3 特定のPCに適用するセキュリティパッチを選択する..............................................................................................................327
6.2.4 セキュリティパッチを選択する..................................................................................................................................................331
6.2.5 セキュリティパッチを取得する..................................................................................................................................................337
6.2.5.1 セキュリティパッチを自動で取得する...............................................................................................................................337
6.2.5.2 セキュリティパッチを手動で取得する...............................................................................................................................338
6.2.6 セキュリティパッチ適用間隔と配信間隔を設定する...............................................................................................................344
6.3 必要に応じて行う設定....................................................................................................................................................................349
6.3.1 セキュリティパッチを削除する..................................................................................................................................................349
6.3.2 重要なセキュリティパッチが公開された場合...........................................................................................................................351
6.3.3 セキュリティパッチ適用失敗時のリトライ回数とメッセージを設定する...................................................................................351
6.3.4 サーバへセキュリティパッチを適用する手順..........................................................................................................................354
6.4 確認.................................................................................................................................................................................................355
6.4.1 セキュリティパッチの取得を確認する......................................................................................................................................355
6.4.2 取得失敗時の対処...................................................................................................................................................................357
6.4.3 セキュリティパッチの適用を確認する......................................................................................................................................357
6.4.4 適用失敗時の対処...................................................................................................................................................................363
6.5 運用のパターン...............................................................................................................................................................................363
6.5.1 共通の動作と設定のポイント...................................................................................................................................................364
6.5.2 ログオン時にセキュリティパッチを適用する運用....................................................................................................................365
6.5.3 定期的にセキュリティパッチを確認して適用する運用(初期設定による運用).......................................................................367
6.5.4 夜間にセキュリティパッチを適用する運用..............................................................................................................................370
第7章 ファイルを配信する......................................................................................................................................................374
7.1 運用手順.........................................................................................................................................................................................374
7.2 設定.................................................................................................................................................................................................375
7.2.1 配信するファイルと配信対象のPCを設定し、配信する..........................................................................................................376
7.3 運用.................................................................................................................................................................................................385
7.3.1 配信した結果を確認する.........................................................................................................................................................386
7.3.2 配信を停止する........................................................................................................................................................................389
7.3.3 再度配信する...........................................................................................................................................................................391
7.3.4 配信の準備が完了した配信タスクを配信する........................................................................................................................393
7.3.5 登録した配信タスクの内容を確認する....................................................................................................................................394
-x-
7.3.6 登録した配信タスクの内容を変更する....................................................................................................................................395
7.3.7 不要な配信タスクを削除する...................................................................................................................................................397
7.3.8 配信結果をCT動作状況チェックコマンドで確認する.............................................................................................................397
第8章 ソフトウェアを配信する.................................................................................................................................................399
8.1 運用手順.........................................................................................................................................................................................399
8.2 設定.................................................................................................................................................................................................400
8.2.1 ソフトウェアを配信するサーバの設定を行う............................................................................................................................400
8.2.2 クライアントへのソフトウェア配信条件を設定する...................................................................................................................406
8.2.3 配信ソフトウェアを登録する.....................................................................................................................................................410
8.2.3.1 Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012のPCへソフトウェア配
信する場合の注意事項...........................................................................................................................................419
8.2.4 配信先を設定する....................................................................................................................................................................419
8.3 必要に応じて行う設定....................................................................................................................................................................424
8.3.1 ソフトウェアダウンロードメッセージを表示する........................................................................................................................424
8.4 運用.................................................................................................................................................................................................427
第9章 ディスクを消去する.......................................................................................................................................................429
9.1 ディスク消去の流れ.........................................................................................................................................................................429
9.2 設定.................................................................................................................................................................................................430
9.3 運用.................................................................................................................................................................................................437
第10章 スマートデバイスを管理する.......................................................................................................................................443
10.1 インベントリ情報を同期する..........................................................................................................................................................443
10.1.1 インベントリ情報の同期方法..................................................................................................................................................443
10.1.2 スマートデバイス用CTの動作状況の確認............................................................................................................................444
10.2 収集したインベントリ情報を参照する...........................................................................................................................................444
第11章 資産を台帳で管理する...............................................................................................................................................450
11.1 管理台帳の設定を行う..................................................................................................................................................................450
11.1.1 契約期限切れ通知の設定を行う...........................................................................................................................................450
11.1.2 機器情報の登録設定を行う...................................................................................................................................................454
11.1.3 セキュリティ監査の設定を行う................................................................................................................................................456
11.1.4 履歴管理の設定を行う...........................................................................................................................................................458
11.1.5 資産区分名称を設定する......................................................................................................................................................459
11.1.6 画面項目名を設定する..........................................................................................................................................................462
11.1.7 他製品情報反映の設定を行う...............................................................................................................................................463
11.2 資産情報を台帳に登録する.........................................................................................................................................................464
11.2.1 資産情報の登録/変更手順....................................................................................................................................................464
11.2.2 台帳を登録/変更する.............................................................................................................................................................468
11.2.3 機器情報を自動検知により登録/変更する...........................................................................................................................472
11.2.3.1 検知機器情報を取り込む...............................................................................................................................................481
11.2.3.2 未登録機器を表示/登録する..........................................................................................................................................483
11.3 機器を管理する.............................................................................................................................................................................500
11.3.1 機器情報を確認/削除する.....................................................................................................................................................500
11.3.1.1 種別ごとの機器情報を確認する.....................................................................................................................................501
11.3.1.2 機器一覧を確認する.......................................................................................................................................................508
11.3.1.3 機器詳細を確認する.......................................................................................................................................................511
11.3.1.4 履歴情報を確認する.......................................................................................................................................................515
11.3.1.5 機器情報を削除する.......................................................................................................................................................521
11.3.2 機器情報を登録/変更する.....................................................................................................................................................523
11.3.3 機器情報を台帳に保存する..................................................................................................................................................529
11.4 契約を管理する.............................................................................................................................................................................530
11.4.1 契約情報を確認する..............................................................................................................................................................530
11.4.1.1 種別ごとの契約情報を確認する.....................................................................................................................................531
11.4.1.2 契約一覧を確認する.......................................................................................................................................................536
11.4.1.3 契約詳細を確認する.......................................................................................................................................................538
11.4.1.4 契約情報を削除する.......................................................................................................................................................541
- xi -
11.4.2 契約情報を登録/変更する.....................................................................................................................................................542
11.4.3 契約情報を割り当てる............................................................................................................................................................544
11.4.4 契約情報を台帳に保存する..................................................................................................................................................547
11.4.5 契約を延長する......................................................................................................................................................................548
11.5 棚卸を行う......................................................................................................................................................................................551
11.5.1 棚卸状況を確認する..............................................................................................................................................................551
11.5.1.1 種別ごとの棚卸状況を確認する.....................................................................................................................................551
11.5.1.2 棚卸一覧を確認する.......................................................................................................................................................556
11.5.1.3 棚卸対象外一覧を確認する...........................................................................................................................................560
11.5.2 棚卸状況を台帳に保存する..................................................................................................................................................561
11.5.3 棚卸の作業.............................................................................................................................................................................562
第12章 バーコードで機器を管理する...................................................................................................................................... 569
12.1 手順...............................................................................................................................................................................................569
12.2 バーコードを作成する...................................................................................................................................................................570
12.3 ATを準備する................................................................................................................................................................................574
12.4 棚卸の作業....................................................................................................................................................................................579
12.4.1 棚卸情報を抽出する..............................................................................................................................................................579
12.4.2 棚卸を操作する......................................................................................................................................................................582
12.4.3 棚卸結果を取り込む..............................................................................................................................................................587
12.5 資産情報を確認する.....................................................................................................................................................................589
12.5.1 資産情報を抽出する..............................................................................................................................................................589
12.5.2 資産情報の確認操作を行う...................................................................................................................................................592
第13章 レイアウト図で機器を管理する................................................................................................................................... 595
13.1 事前準備.......................................................................................................................................................................................595
13.2 ロケーションマップ機能の導入設定を行う...................................................................................................................................595
13.2.1 マップファイルの格納先を作成する......................................................................................................................................599
13.2.2 マップファイルを作成する......................................................................................................................................................599
13.2.3 マップファイルの格納先を設定する......................................................................................................................................600
13.2.4 マップファイルを関連付ける..................................................................................................................................................602
13.2.5 マップ用ステンシルを作成する..............................................................................................................................................603
13.2.6 シェイプを関連付ける............................................................................................................................................................606
13.2.7 機器の自動配置設定を行う...................................................................................................................................................608
13.3 ロケーションマップを操作する......................................................................................................................................................609
13.3.1 マップファイルを作成する......................................................................................................................................................610
13.3.2 機器情報を確認する..............................................................................................................................................................618
13.3.3 資産台帳との差異を確認する...............................................................................................................................................625
13.3.4 機器の状況を確認する..........................................................................................................................................................627
13.3.5 マップファイル内のアイコン....................................................................................................................................................628
第14章 レポートを出力する.................................................................................................................................................... 629
14.1 資産稼働状況一覧を出力する.....................................................................................................................................................629
14.1.1 手順........................................................................................................................................................................................629
14.1.2 資産稼働状況一覧出力例....................................................................................................................................................632
14.2 契約一覧を出力する.....................................................................................................................................................................635
14.2.1 手順........................................................................................................................................................................................635
14.2.2 契約一覧出力例....................................................................................................................................................................638
14.3 棚卸状況を出力する.....................................................................................................................................................................641
14.3.1 手順........................................................................................................................................................................................642
14.3.2 棚卸状況出力例....................................................................................................................................................................644
14.4 ライセンス使用状況を出力する....................................................................................................................................................647
14.4.1 事前準備................................................................................................................................................................................647
14.4.2 手順........................................................................................................................................................................................647
14.4.3 ライセンス使用状況出力例....................................................................................................................................................650
14.5 セキュリティ監査状況を出力する..................................................................................................................................................652
14.5.1 事前準備................................................................................................................................................................................652
14.5.2 手順........................................................................................................................................................................................664
- xii -
14.5.3 セキュリティ監査出力例.........................................................................................................................................................667
14.6 省電力の設定状況を出力する.....................................................................................................................................................671
14.6.1 手順........................................................................................................................................................................................671
14.6.2 省電力設定状況出力例........................................................................................................................................................675
14.7 消費電力量を出力する.................................................................................................................................................................679
14.7.1 事前準備................................................................................................................................................................................679
14.7.2 手順........................................................................................................................................................................................680
14.7.3 消費電力量出力例................................................................................................................................................................685
14.8 複合機/プリンタの稼働状況を出力する.......................................................................................................................................691
14.8.1 事前準備................................................................................................................................................................................691
14.8.2 手順........................................................................................................................................................................................692
14.8.3 複合機/プリンタの稼働状況出力例.......................................................................................................................................694
第15章 他製品と連携する......................................................................................................................................................699
15.1 イベント連携...................................................................................................................................................................................699
15.1.1 アラーム通知によるイベント連携...........................................................................................................................................699
15.1.2 イベントログ出力によるイベント連携......................................................................................................................................700
15.2 インベントリ情報の収集.................................................................................................................................................................702
15.2.1 Systemwalker Centric Managerによるインベントリ情報の収集.............................................................................................702
15.2.1.1 Systemwalker Centric Managerと同居する場合の連携方法.........................................................................................703
15.2.1.2 Systemwalker Centric Managerと同居しない場合の連携方法......................................................................................707
15.2.2 CSV連携によるインベントリ情報の収集................................................................................................................................709
15.3 資産台帳への取り込み.................................................................................................................................................................721
第16章 マルチテナント版で運用する.......................................................................................................................................727
16.1 サービス提供者による運用作業...................................................................................................................................................727
16.1.1 テナントの追加.......................................................................................................................................................................727
16.1.2 テナントの削除.......................................................................................................................................................................728
16.1.3 テナント単位の退避/復元......................................................................................................................................................728
16.1.4 テナント管理クライアント台数の拡大・縮小...........................................................................................................................728
16.1.5 ACモジュールの再作成.........................................................................................................................................................728
16.2 サービス利用者による運用作業...................................................................................................................................................729
16.2.1 マスタ管理情報を構築する....................................................................................................................................................729
16.2.2 ACのインストール/アンインストール.......................................................................................................................................729
16.2.2.1 インストールする..............................................................................................................................................................729
16.2.2.2 ACの再インストール(修正アップデート).......................................................................................................................733
16.2.2.3 アンインストールする.......................................................................................................................................................735
16.2.3 CTのインストール/アンインストール.......................................................................................................................................735
16.2.3.1 ウィザード形式でインストールする..................................................................................................................................735
16.2.3.2 CTのサイレントインストールを実施する..........................................................................................................................737
16.2.3.3 アンインストールする.......................................................................................................................................................738
16.2.4 提供機能を使用して運用する...............................................................................................................................................738
16.3 提供機能について........................................................................................................................................................................738
16.3.1 各機能の利用可否について.................................................................................................................................................739
索引......................................................................................................................................................................................744
- xiii -
第1章 Systemwalker Desktop Patrolの使用方法
本章では、Systemwalker Desktop Patrolの使用方法について、操作権限および各画面の起動方法を説明します。
1.1 操作権限
Systemwalker Desktop Patrolでは、製品を使用するにあたって操作権限が必要になります。本システム内で使われる権限は、以下の
とおりです。
・ システムアカウント
・ 部門管理アカウント
・ ユーザーアカウント
システムアカウント
システムアカウントはシステム管理者の権限です。メインメニューおよびACメニューのすべてのメニュー項目について、設定および参
照できます。
注意
システムアカウントのユーザーIDが未配置の場合は、メインメニューのメニュー項目は環境設定のみとなり、その他の項目は操作でき
ません。
システムアカウントのユーザーID/パスワードを、以下の条件に従い割り当ててください。
項目
ユーザーID
入力長
1桁~20桁
指定可能文字
半角英数字
次の半角記号
「-」、「@」、「.」、「_」
英字については大文字と小文字が区別されま
す。
パスワード
4桁~12桁
半角英数字
半角空白
次の半角記号
「-」、「=」、「*」、「+」、「'」、「@」、「~」、「(」、「)」、
「&」、「$」、「#」、「"」、「!」、「?」、「%」、「\」、「.」、
「,」、「/」、「:」、「;」、「`」、「[」、「]」、「|」、「<」、
「>」、「{」、「_」、「}」
英字については大文字と小文字が区別されま
す。
部門管理アカウント
部門管理アカウントは部門管理者の権限です。メインメニューおよびACメニューのメニュー項目について、ログインしたユーザーが所
属している部門と部門の配下の情報について、設定および参照ができます。
なお、部門管理アカウントでは以下の操作は行えません。
・ メインメニュー
- [PC情報]-[インベントリ情報]の[表示項目設定]
-1-
- [PC情報]-[PC稼働管理]
- [PC情報]-[CLEARSURE]
- [ライセンス管理]-[ライセンス定義]
- [配信]-[ソフトウェアの配信]-[配信用ソフトウェアグループの追加]ボタン-[配信ソフトウェアの設定]ボタン
- [配信]-[セキュリティパッチの配信]メニュー
- [スマートデバイス]
- [管理台帳]-[機器管理]の[表示項目設定]
- [管理台帳]-[契約管理]の[表示項目設定]
- [管理台帳]-[棚卸支援]の[表示項目設定]
- [環境設定]-[環境管理]
- [環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]
- [環境設定]-[オプション]
・ ACメニュー
- セキュリティ監査の設定
- ライセンス使用状況の出力の設定
- セキュリティ監査レポートの出力の設定
- 複合機/プリンタの稼働状況レポートの出力の設定
マスタ管理情報の構築時に登録するユーザーID/パスワードの中から、メインメニューの[環境設定]で、追加/変更/削除できます。マス
タ管理情報については、“2.1 マスタ管理情報を構築する”を参照してください。
ユーザーID/パスワードには、メインメニューの[環境設定]で権限を割り当ててください。
ユーザーアカウント
ユーザーの権限です。メインメニューのメニュー項目について、ログインしたユーザーの情報だけを参照できます。マスタ管理情報の
構築時に登録するすべてのユーザーIDに割り当てられる権限です。
マスタ管理情報については、“2.1 マスタ管理情報を構築する”を参照してください。
1.2 メインメニュー
メインメニューを起動する前の準備、使用時の留意事項、および起動方法について説明します。
事前準備
メインメニューはInternet Explorerを使用してデータを表示します。そのため、メインメニューを使用するPCには、Internet Explorerの設
定が必要です。
設定方法については、“Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド”の“Webブラウザを使用するPCでの準備”を参照してください。
手順
-2-
注意
・ メインメニューから実行されるすべての画面には、JIS X 0213:2004で追加された文字は使用できません。
・ 1台のPC上から複数のメインメニューを開かないでください。
メインメニューへのログイン方法は、以下のとおりです。
1. Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。
http://サーバ情報(CSのFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/index.html
→ログイン画面が表示されます。
2. 以下の情報を入力し、[ログイン]ボタンをクリックします。
- [ユーザーID]テキストボックス
- [パスワード]テキストボックス
→ユーザーIDに割り当てられた権限に合わせてメニュー画面が表示されます。
システムアカウントの場合
システムアカウントが割り当てられたユーザーIDでログインした場合は、以下の状況画面が、システムアカウントのトップ画面として
表示されます。
-3-
状況画面の[資産管理]をクリックすると、以下のメニューが表示されます。
以降、本書では、メインメニューにログイン後の手順説明において、状況画面で[資産管理]をクリックした後の上記メニューで説明
しています。
未配置のシステムアカウントの場合
未配置のシステムアカウントが割り当てられたユーザーIDでログインした場合は、メインメニューの[環境設定]のみ操作可能な、以
下のメニューが表示されます。
インストール直後は、未配置のシステムアカウントのユーザーIDだけが存在し、ログインした場合は、必ずこの画面が表示されま
す。
-4-
[環境設定]でマスタ管理情報を構築し、未配置のシステムアカウントのユーザーIDを部門に所属させると、ログイン後は状況画面
が表示され、メインメニューのすべての項目を操作できるようになります。
部門管理アカウントの場合
部門管理アカウントが割り当てられたユーザーIDでログインした場合は、状況画面が表示されます。
システムアウカントでログインした場合と同じ画面です。
部門管理者アカウントでは、ログインしたユーザーが所属している部門と部門の配下の情報について、設定および参照できます。
ユーザーアカウントの場合
ユーザーアカウントが割り当てられたユーザーIDでログインした場合は、以下のメニューが表示されます。
本メニューでは、ログインしたユーザーの以下の情報のみ参照できます。
- PC情報(インベントリ情報)
-5-
1.3 ダウンロードメニュー
ダウンロードメニューを起動する前の準備、使用時の留意事項、および起動方法について説明します。
事前準備
ダウンロードメニューはInternet Explorerを使用してデータを表示します。そのため、ダウンロードメニューを使用するPCには、Internet
Explorerの設定が必要です。
Internet Explorerの設定はメインメニューを使用する場合と同様です。“事前準備”を参照してください。
手順
ダウンロードメニューの表示方法は、以下のとおりです。
1. Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。
http://サーバ情報(CSのFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/dwl.html
-6-
→ダウンロードメニューが表示されます。
1.4 ACメニュー
ACメニューを起動する前の準備、使用時の留意事項、および起動方法について説明します。
事前準備
ACメニューはMicrosoft® Excelを使用してデータを表示します。そのため、ACメニューを使用するPCには、以下の準備や操作を行っ
てください。
・ Microsoft® Excelのインストール時に、Visual Basic for Applicationsもインストールしておく必要があります。
・ Microsoft® Excelのセキュリティレベルが、「高」または「最高」の場合、ACメニューを操作できません。
Microsoft® Office Excel 2003を使用する場合は、Microsoft® Excelの[ツール]メニューから[マクロ]-[セキュリティ]を選択して、セ
キュリティレベルを「中」に変更してください。
Microsoft® Office Excel 2007を使用する場合は、以下の手順で設定を変更してください。
1. Microsoft® Excelの[Office]ボタンをクリックし、[Excelのオプション]ボタンをクリックします。
2. オプションダイアログ[基本設定]タグで[[開発]タブをリボンに表示する]をチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
3. リボンに表示された[開発]タブをクリックし、[マクロのセキュリティ]をクリックします。
4. [マクロの設定]で[すべてのマクロを有効にする]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
Microsoft® Office Excel 2010を使用する場合は、以下の手順で設定を変更してください。
1. Microsoft® Excelの[ファイル]タブをクリックし、[オプション]ボタンをクリックします。
2. オプションダイアログで、[セキュリティセンター]をクリックし、[Microsoft Excel]セキュリティセンターの[セキュリティセンターの
設定]ボタンをクリックします。
-7-
3. セキュリティセンターダイアログで、[マクロの設定]をクリックし、[マクロの設定]の[警告を表示してすべてのマクロを無効にす
る]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
Microsoft® Office Excel 2013を使用する場合は、以下の手順で設定を変更してください。
1. Microsoft® Excelのスタート画面から[他のブックを開く]等の操作により、メニューバーを表示します。
2. [ファイル]タブをクリックし、[オプション]ボタンをクリックします。
3. Excelのオプションダイアログで、[セキュリティセンター]をクリックし、[Microsoft Excelセキュリティセンター]の[セキュリティセ
ンターの設定]ボタンをクリックします。
4. セキュリティセンターダイアログで、[マクロの設定]をクリックし、[マクロの設定]の[警告を表示してすべてのマクロを無効にす
る]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
・ Microsoft® Excelの「セキュリティ警告」画面で「マクロを無効にする」を選択した場合、ACメニューを操作できません。
Microsoft® Excelの「セキュリティ警告」画面が表示された場合は、必ず「マクロを有効にする」または[コンテンツの有効化]を選択
してください。
上記の準備や操作を行わなかった場合、ACメニューが正しく動作できなくなります。この場合は、ACメニューを1度ログオフし、上記の
設定を実施して、ACメニューを再度起動してください。
留意事項
・ ACメニューの起動中に、同時にExcelファイルを編集する場合には、以下の留意事項があります。
- ACメニューはMicrosoft® Excelと連携してデータ表示などを行っています。そのため、ACメニューが使用しているMicrosoft®
Excelに対して、新たなExcelファイルを開かないようにしてください。ACメニュー起動中にMicrosoft® Excelを使用する場合
は、スタートメニューから起動してください。
- ACメニューが使用しているMicrosoft® Excelに対して、新たなExcelファイルを開いた場合、Excelファイルが表示されない、ま
たは表示されるまでにしばらく待ってから表示されることがあります。
30秒程度待っても表示されない場合は、ACメニューを1度ログオフし、スタートメニューからMicrosoft® Excelを起動して、その
Microsoft® Excel上で新たなExcelファイルを開いてください。
・ ACメニューが使用しているMicrosoft® Excelに対して、新たなExcelファイルを開いて使用する場合、以下の留意事項があります。
- Microsoft® Excelの画面右上にある[×]ボタンがクリックできません。新たなExcelファイル自身を終了する場合は、そのExcel
ファイルの[×]ボタンをクリックするか、[ファイル]メニューから[閉じる]、または[終了]を選択してください。
- ACメニューが使用しているExcelファイルに対して、シートの複写やシート名の変更を実施しないでください。実施した場合は、
ACメニューを1度ログオフしてから使用してください。
・ ACメニューでデータ表示や操作中に、[F11]キーを押した場合、グラフシートが追加されます。この場合、以下の手順で元の画面
に戻れます。
1. 画面下に表示されているシート見出しから、追加されたグラフシートに対して、マウスで右クリックします。
2. 表示されたポップアップメニューから削除を選択します。
3. 削除確認メッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックして、削除を実行します。
手順
ACメニューを起動する手順は、以下のとおりです。
1. ACメニューを起動します。
「Desktop Patrol AC」をインストールしたPCの[スタート]メニューから[プログラム](または[すべてのプログラム])-[Systemwalker
Desktop Patrol]-[ACメニュー]を選択します。
-8-
→以下の画面が表示されます。
2. ログオンします。
以下の情報を設定して、[ログオン]ボタンをクリックします。
項目
[ユーザーID]
説明
以下の情報を設定します。
・ システムアカウント
システム全体の設定および参照が可能となります。
・ 部門管理アカウント
所属部門全体の設定および参照が可能となります。
[パスワード]
ユーザーIDに対応するパスワードを設定します。
→以下の画面が表示されます。
-9-
3. 運用に応じて各メニューを選択します。
- 10 -
第2章 運用環境を設定する
本章では、Systemwalker Desktop Patrolの運用環境の設定について説明します。
2.1 マスタ管理情報を構築する
マスタ管理情報を構築するために、部門体系と管理するPCの情報を設計します。
なお、Active Directoryと連携した運用を行わない場合で、Systemwalker Desktop Keeperがすでに導入されている環境の場合は、
Systemwalker Desktop Keeperの構成情報をSystemwalker Desktop Patrolに取り込むことができます。構成情報の取り込みについて
は、“2.4 構成情報を移出/移入する”を参照してください。
2.1.1 マスタ管理情報を設計する
設計の流れは以下のとおりです。入力文字の詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してくだ
さい。
1. 組織体系をビルに分ける
2. ビル内を部門に分ける
3. 上位の部門を指定する
4. PCを管理するユーザーの情報を決める
組織体系をビルに分ける
組織体系をビルごとに分けて、各ビルのビル事業所コードとビル名を決定します。決定する項目は、以下のとおりです。
決定する項目
必須/任意
設計のポイント
入力長
指定可能文字
ビル事業所コード
必須
ビルを識別しやすいコー
ドを設計します。
1桁~4桁(注)
半角数字
ビル名
必須
ビル名を設計します。
全角30文字、半
角60文字まで
半角英数字
半角空白
全角文字
次の半角記号
「-」、「@」、「.」、「(」、「)」、「[」、
「]」、「{」、「}」、「<」、「>」、「:」、
「;」
英字については大文字と小文
字が区別されます。
注) 5桁以上の入力も可能ですが、5桁以上の数字はActive Directoryとの連携で使用する桁となりますので、使用しないでくださ
い。
ビル内を部門に分ける
各ビル内をまとまりのある部門単位に分けて、各部門を特定するコードと名称を決定します。決定する項目は、以下のとおりです。
ここで決定した項目と、次ぎの「上位の部門を指定する」で決定した項目を合わせて、部門管理情報と呼びます。
- 11 -
決定する項目
部門コード
必須/任意
必須
設計のポイント
入力長
部門などの、まとまりのあ
る単位に分けてコードを
設計します。
1桁~36桁
指定可能文字
半角英数字
次の半角記号
「-」
部門コードが英字の場合は
大文字で指定します(小文
字で指定しても大文字として
登録されます)。
部門名
必須
部門などの名称を指定し
てください。
全角30文字、半角
60文字まで
半角英数字
半角空白
全角文字
次の半角記号
「-」、「@」、「.」、「(」、「)」、「[」、
「]」、「{」、「}」、「<」、「>」、
「:」、「;」
英字については大文字と小
文字が区別されます。
上位の部門を指定する
設計した「部門コード」をもとに、上位の部門となるコードを指定します。指定する項目は、以下のとおりです。
ここで決定した項目と、先の「ビル内を部門に分ける」で決定した項目を合わせて、部門管理情報と呼びます。
指定する項目
上位部門コード
必須/任意
任意
設計のポイント
入力長
部門などの上下の階層
構造で、上の階層となる
部門のコードを指定しま
す。
1桁~36桁
指定可能文字
半角英数字
次の半角記号
「-」
上位部門コードが英字の場
合は大文字で指定します(小
文字で指定しても大文字とし
て登録されます)。
PCを管理するユーザーの情報を決める
PCを管理するユーザーの情報を決定します。決定する項目は、以下のとおりです。
ここで決定した項目を、ユーザー管理情報と呼びます。
決定する項目
ユーザーID
必須/任意
必須
設計のポイント
ユーザーの番号を設計
します。
入力長
1桁~20桁
指定可能文字
半角英数字
次の半角記号
「-」、「@」、「.」、「_」
英字については大文字と小
文字が区別されます。
ユーザー名
必須
ユーザーの氏名を指定
してください。
全角10文字、半角
20文字まで
- 12 -
半角英数字
半角空白
全角文字
次の半角記号
「-」、「@」、「.」、「(」、「)」、「[」、
「]」、「{」、「}」、「<」、「>」、
「:」、「;」
決定する項目
必須/任意
設計のポイント
入力長
指定可能文字
英字については大文字と小
文字が区別されます。
パスワード
任意
(注1)
システムの運用をしやす
いように設計します。
4桁~12桁
パスワードはメインメ
ニューから簡単に変更で
きます。
半角英数字
半角空白
次の半角記号
「-」、「=」、「*」、「+」、「'」、
「@」、「~」、「(」、「)」、「&」、
「$」、「#」、「"」、「!」、「?」、
「%」、「\」、「.」、「,」、「/」、「:」、
「;」、「`」、「[」、「]」、「|」、「<」、
「>」、「{」、「_」、「}」
英字については大文字と小
文字が区別されます。
電話番号
任意
ユーザーの電話番号を
指定してください。
半角20文字まで
半角英数字
半角空白
次の半角記号
「*」、「+」、「,」、「-」、「.」、「/」、
「#」、「(」、「)」、「_」
英字については大文字と小
文字が区別されます。
FAX番号
任意
ユーザーのFAX番号を
指定してください。
半角20文字まで
半角英数字
半角空白
次の半角記号
「*」、「+」、「,」、「-」、「.」、「/」、
「#」、「(」、「)」、「_」
英字については大文字と小
文字が区別されます。
メールアドレス
任意
ユーザーのメールアドレ
スを指定してください。
半角50文字まで
半角英数字
次の半角記号
「-」、「@」、「.」、「_」、「*」
英字については大文字と小
文字が区別されます。
メールアドレスの先頭は英数
字のみ指定可能。「@」が2個
以上はエラーとなります。
部門コード
任意
ユーザーが所属する部
門コードを指定してくださ
い。
1桁~36桁
半角英数字
次の半角記号
「-」
部門コードが英字の場合は
大文字で指定します(小文
字で指定しても大文字として
登録されます)。
ビル事業所コード
任意
ユーザーのロケーション
を表すビル事業所コード
を指定してください。
1桁~4桁(注2)
半角数字
注1) メインメニューへログインする場合は、パスワードは必須です。
注2) 5桁以上の入力も可能ですが、5桁以上の数字はActive Directoryとの連携で使用する桁となりますので、使用しないでくださ
い。
- 13 -
ポイント
メインメニューの画面表示は、文字コードによる表示順のソートを行います。
このため、マスタ管理情報を登録する際に以下のポイントに従ってCSV形式ファイルを作成することで、メインメニューでの表示が見や
すい順序でソートされます。
・ アルファベット順、数字昇順をユーザー名、部門名、ビル名の先頭に使用してください。
ユーザー名の例
マスタ管理情報
ソート順序を意識した改善例
・ 富士通太郎
・ a001_富士通太郎
・ 富士通花子
・ a002_富士通花子
部門名の例
マスタ管理情報
ソート順序を意識した改善例
・ 第一開発部
・ 第1開発部
・ 第二開発部
・ 第2開発部
・ 営業部
・ 00_営業部
・ 総務部
・ 01_総務部
2.1.2 Active Directory連携時のマスタ管理情報の構築手順
Active Directoryと連携する場合のDesktop Patrolのマスタ管理情報の構築方法について説明します。
Active Directoryの管理情報とマスタ管理情報との関係
Active Directoryの管理情報をDesktop Patrolのマスタ管理情報として登録する場合の関係について説明します。
Desktop Patrolでは、Active DirectoryのOU(Organizational Unit)情報を取得します。
以下の例では取得対象は“Domain Controllers”およびユーザー作成のOUのみとなります。また、ユーザー情報については各OUに
属するユーザー情報をそのままDesktop Patrolの部門所属ユーザーとして扱います。
それぞれの情報の関係については以下の図を参照してください。Active Directoryの管理情報の(1)~(10)が、メインメニューの(1)~
(10)に対応しています。
Active Directoryの管理情報の例
Active Directoryの管理情報の例を以下に示します。
- 14 -
- 15 -
- 16 -
メインメニューの表示例
上記Active Directoryの管理情報をDesktop Patrolのマスタ管理情報とした場合の例を以下に示します。
Active Directoryから取得した部門情報は、ドメイン名を最上位部門とした部門ツリー配下に表示されます。
なお、部門ツリーは、Active Directoryの表示順と異なる場合があります。
- 17 -
ポイント
Active Directoryの管理情報をDesktop Patrolのマスタ管理情報とした場合、ドメイン名を最上位部門とした部門全体が連携対象と
なります。それ以外の部門はActive Directory連携を行わない場合と同様に管理できます。
注意
Active DirectoryのOU情報をいったん削除し再度同じ名前でOUを作成した場合、Desktop Patrolの部門管理情報もいったん削除
されますので、ライセンス管理運用を行っている場合はOU情報を削除しないように注意してください。
マスタ管理情報の入力値制限について
Active Directoryと連携する場合、Active Directoryの管理情報は、下表に示すようにDesktop Patrolのマスタ管理情報として定義され
ます。その際、入力文字の制限は、Desktop Patrolのマスタ管理情報の制限値に従って扱われます。
なお、Active Directoryと連携する場合、パスワードはマスタ管理情報として定義されませんので、必要に応じて定義してください。
ユーザー管理情報
部門管理情報
ビル管理情報
ユーザーID
UserPrincipalNameの@
より前の文字列
-
-
ユーザー名
name
-
-
パスワード
-
-
-
電話番号
telephoneNumber
-
-
FAX番号
facsimileTelephoneNumb
er
-
-
メールアドレス
mail
-
-
部門コード
-
objectGUID
-
部門名
-
OUのname
-
上位部門コード
-
objectGUID
-
ビル事業所コード
-
-
5桁以上のコードで自動生
成されます。
ビル名
-
-
physicalDeliveryOfficeN
ame
Active Directoryとの連携手順
Active Directoryと連携する場合の手順を以下に示します。
Active Directoryとの連携を開始する
Active Directoryとの連携を開始する場合は以下の流れで行います。
- 18 -
1. dtpadset.exe(Active Directory 連 携 環 境 設 定 ) コ マ ン ド を 実 行 し 、 Active Directory 連 携 の 環 境 設 定 を 行 い ま す。
dtpadset.exe(Active Directory連携環境設定)コマンドについては“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参
照してください。
Active Directoryと連携する環境に設定した場合は、CTの[利用者識別情報]タブの情報には、Windowsドメインに再ログオ
ンしたタイミングで以下の値が自動的に設定されます。
- ユーザーID: Windowsドメインのログオン名
(“[email protected]”、“domain\user”の場合、“user”の部分が設定されます。)
- PC名: コンピュータ名
Active Directoryと連携する
1. Active Directory上の管理情報を変更します。
2. dtpadmst.exe(Active Directory情報出力)コマンドを実行し、マスタ管理情報を出力します。dtpadmst.exe(Active Directory情
報出力)コマンドについては“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
3. マスタ管理情報を、dtpmast.exe(マスタ管理情報構築)コマンドまたはメインメニューの[環境設定]画面により登録します。
dtpmast.exe(マスタ管理情報構築)コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照
してください。メインメニューの[環境設定]画面により登録する方法については、“2.1.3 マスタ管理情報の構築手順”を参照
してください。
- 19 -
注意
dtpadmst.exe(Active Directory情報出力)コマンドで出力したマスタ管理情報は、パスワード以外変更しないでください。部門コー
ド、ユーザーID、ビル事業所コードを変更した場合、正常に連携できなくなります。それ以外の情報を変更した場合は、次回連携
時にActive Directoryの管理情報で上書きされます。
ポイント
運用開始後は、上記“手順2”および“手順3”をバッチファイル化することにより、Active Directoryの管理情報の最新情報との差分
(追加、変更、削除)をDesktop Patrolのマスタ管理情報に反映する運用を自動化することが可能です。
- バッチファイルの例
この例では、作業用ディレクトリにマスタ管理情報を出力し、dtpmast.exe(マスタ管理情報構築)コマンドでマスタ管理情報を登
録します。マスタ管理情報ファイルが存在する場合は上書きされます。運用に応じて適宜変更してください。
@ECHO OFF
SETLOCAL
SET WORKDIR=作業用ディレクトリ名(任意)
SET CMD_DTPADMST="CSのインストールディレクトリ\bnserv\bin\dtpadmst.exe"
SET CMD_DTPMAST="CSのインストールディレクトリ\bnserv\bin\dtpmast.exe"
REM Active Directoryから情報を抽出します。
%CMD_DTPADMST% /d%WORKDIR%
IF ERRORLEVEL 1 GOTO end
REM Desktop Patrolに存在し、Active Directoryに存在しないデータを削除します。
%CMD_DTPMAST% /d /me /f%WORKDIR%\deluser_ad.csv /e%WORKDIR%\deluser_err.log
IF ERRORLEVEL 1 GOTO end
%CMD_DTPMAST% /d /mg /f%WORKDIR%\delsect_ad.csv /e%WORKDIR%\delsect_err.log
IF ERRORLEVEL 1 GOTO end
%CMD_DTPMAST% /d /mb /f%WORKDIR%\delbldg_ad.csv /e%WORKDIR%\delbldg_err.log
IF ERRORLEVEL 1 GOTO end
REM Active Directoryから抽出したデータを登録します。
%CMD_DTPMAST% /s /me /f%WORKDIR%\moduser_ad.csv /e%WORKDIR%\moduser_err.log
IF ERRORLEVEL 1 GOTO end
%CMD_DTPMAST% /s /mg /f%WORKDIR%\modsect_ad.csv /e%WORKDIR%\modsect_err.log
IF ERRORLEVEL 1 GOTO end
%CMD_DTPMAST% /s /mb /f%WORKDIR%\modbldg_ad.csv /e%WORKDIR%\modbldg_err.log
IF ERRORLEVEL 1 GOTO end
:end
ENDLOCAL
EXIT /b %ERRORLEVEL%
注意
CTの[利用者識別情報]タブの情報は、自動的に変更されませんので、必要に応じて変更してください。
- 20 -
Active Directoryとの連携を中止する
Active Directoryとの連携を中止する場合は以下の流れで行います。
1. dtpadset.exe(Active Directory連携環境設定)コマンドを実行し、Active Directory連携の環境設定を行います。dtpadset.exe(Active
Directory連携環境設定)コマンドについては“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
2.1.3 マスタ管理情報の構築手順
部門や人事情報など、本システムのいろいろな場面で共通に使用されるデータは、種類ごとにまとめて管理します。これらのデータは
マスタ管理情報と呼ばれ、以下の種類があります。
種別
説明
他の管理情報ファイルの関係
ユーザー管理情報
ユーザー情報のファイル
他の管理情報ファイルの「部門コード」および
「ビルコード」でリンクする。
部門管理情報
部門情報のファイル
ユーザー管理情報と「部門コード」でリンクされ
る。(「部門コード」は、「上位部門コード」から
参照されます。)
ビル管理情報
ビル情報のファイル
ユーザー管理情報と「ビルコード」でリンクされ
る。
これらのマスタ管理情報を本システムに登録するには、マスタ管理情報の構築を行う必要があります。なお、システム運用前には、以
下のマスタ管理情報を必ず登録してください。
・ ユーザー管理情報
・ 部門管理情報
以下には、マスタ管理情報の種別と項目の関係を示します。マスタ管理情報の構築を行う際の参考にしてください。なお、表内の記号
の意味は、以下のとおりです。
・ 「◎」:各管理情報での必須項目
・ 「○」:各管理情報での任意入力項目
・ 「-」:各管理情報では必要ありません
ユーザー管理情報
部門管理情報
ビル管理情報
ユーザーID
◎
-
-
ユーザー名
◎
-
-
パスワード
○(注)
-
-
電話番号
○
-
-
FAX番号
○
-
-
メールアドレス
○
-
-
部門コード
○
◎
-
- 21 -
ユーザー管理情報
部門管理情報
ビル管理情報
部門名
-
◎
-
上位部門コード
-
○
-
○
-
◎
-
-
◎
ビル事業所コード
ビル名
注) メインメニューへログインする場合は、パスワードは必須です。
マスタ管理情報は、メインメニューの[環境設定]から登録を行います。登録には、以下の方法があります。なお、マスタ管理情報の構
築を行う際は、必ずシステム管理者1人で行ってください。
・ データアップロードによるマスタ管理情報の構築
・ dtpmast.exe(マスタ管理情報構築)コマンドによるマスタ管理情報の構築
「データアップロードによるマスタ管理情報の構築」についての詳細は、以降の説明を参照してください。“dtpmast.exeコマンドによるマ
スタ管理情報の構築”についての詳細は、"Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“dtpmast.exe(マスタ管理情報構
築)”を参照してください。
手順
Systemwalker Desktop Patrolの運用を開始するために、マスタ管理情報の構築を行う必要があります。
マスタ管理情報の構築は、以下の手順で行います。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. マスタ管理情報の構築は、以下の項目をクリックして行います。
- [ユーザー管理]
- [部門管理]
→選択した画面が表示されます。表示画面については、次項以降の説明を参照してください。
- 22 -
3. 終了する場合は、[ログアウト]ボタンをクリックしてメインメニューからログアウトします。
2.1.4 部門管理情報を作成する
部門管理情報の作成は、以下のどちらかの方法で行います。
・ [環境設定]画面の操作で登録または削除する
・ CSVファイルをアップロードして登録する
2.1.4.1 部門を登録する
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [部門管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 23 -
3. [追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 登録する部門の情報を入力します。
決定する項目
入力文字
[部門コード]
部門コードを指定します。
1桁~36桁の半角英数字および「-」です。
部門コードが英字の場合は大文字で指定します(小文字で指定しても大文字とし
て登録されます)。
[部門名]
部門や部などの名称を指定します。
全角30文字、または、
半角60文字(英数字、および以下の半角記号)です。
「-」、「@」、「.」、「(」、「)」、「[」、「]」、「{」、「}」、「<」、「>」、「:」、「;」
[上位部門]
追加する部門の上位の部門を入力します。
[部門選択]ボタンをクリックして選択します。
5. [OK]ボタンをクリックします。
→部門管理情報が登録されます。
2.1.4.2 部門を削除する
部門を削除する方法について説明します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 24 -
2. [部門管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [削除]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 削除対象の部門を左のツリーから選択し、[OK]ボタンをクリックします。
→部門管理情報が削除されます。
- 25 -
- 削除対象の部門にPCが存在する場合は、部門を削除できません。
PCの利用者であるユーザーの所属部門が変更されていれば、ユーザーの所属部門を変更後またはユーザーの削除後に
部門を削除してください。または、[PC情報]-[インベントリ情報]画面の削除で該当PCを削除後に部門を削除してください。
- 部門削除を行うと、削除対象の部門に所属する「部門管理アカウント」のユーザーは、「ユーザーアカウント」となります。
- 部門の削除を行うと、削除対象の部門に所属するユーザーは、未配置に移動します。
2.1.4.3 アップロードにより登録する
部門管理情報をCSV形式のファイルに記述し、そのファイルをアップロードすることによって部門を登録できます。
CSVファイルの記述形式については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
新規登録
アップロードによる新規登録の方法は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [部門管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 26 -
3. [アップロード]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 以下の項目を入力します。
- [処理選択]
処理を以下から選択します。
項目
[追加・更新]
意味
マスタ管理情報に登録済のデータを追加・更新します。
アップロードするデータのキー項目の値と、登録済みの管理情報の「キー項
目」の値が重複しないデータは新規に登録し、アップロードするデータのキー
項目の値と、登録済みの管理情報の「キー項目」の値が一致したデータは更新
します。
※「キー項目」とは、CSV形式で作成された各管理情報の最初の項目です。
[削除]
マスタ管理情報に登録済のデータを削除します。
アップロードするデータの「キー項目」の値と、登録済みの管理情報の「キー項
目」の値が一致したデータを削除します。
※「キー項目」とは、CSV形式で作成された各管理情報の最初の項目です。
- [ファイル]
CSV形式ファイルを選択します。
5. 指定が完了したら[OK]ボタンをクリックします。
→アップロード結果が表示されます。
エラーが発生した場合は、部門管理情報に不整合があり、追加・更新または削除できなかった部門の一覧をダウンロードできま
す。
エラー内容については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“dtpmast.exe(マスタ管理情報構築)”コマンド
のエラー内容を参照してください。
- 27 -
修正登録
すでに登録された管理情報を修正する方法は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [部門管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 28 -
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門配下の組織が右側のフィールドに表示されます。
4. [ダウンロード]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
5. ダウンロードアンカーを右クリックし、「対象をファイルに保存」または「リンクを保存」を選択します。拡張子を“.csv”にして保存し
てください。
6. ダウンロードしたファイルを編集して、追加、更新、または削除の目的に合わせてデータファイルを作成します。
- 29 -
注意
ダウンロードしたCSV形式のファイルをMicrosoft Excelで修正・保存する際に、以下のことに注意してください。
- 元のファイルではダブルクォーテーションマークで値を表示していたのに、Excelで修正・保存したあとでは、ダブルクォー
テーションマークが消えてしまう。
→この場合は、テキストエディタなどでダブルクォーテーションマークを追加してください。
- 元のファイルでは、「000001」のように、上位の桁に0が表示されていた場合でも、Excelで修正・保存したあとでは、上位の0
が消えて「1」になってしまう。
→この場合は、Excelで修正するときに、ユーザー書式を使って上位に0を表示するか、値の先頭にシングルクォーテーショ
ンマークを入れて、Excelに強制的に文字項目であることを認識させてください。
7. 前述した新規登録の場合と同様に、[部門管理-アップロード]画面からCSV形式の管理情報を登録します。
部門削除を行うと、削除対象の部門に所属する「部門管理アカウント」のユーザーは、「ユーザーアカウント」となります。
部門コードの変更手順
部門コードを変更する方法について説明します。
手順は、以下のとおりです。
1. 部門管理情報のCSVファイルをダウンロードします。“2.1.4.3 アップロードにより登録する”の“修正登録”の手順を参照してくだ
さい。
2. “1.”でダウンロードしたCSVファイルの部門コードの変更、およびその他必要に応じた編集を行います。
3. 変更対象の部門を削除します。“2.1.4.2 部門を削除する”を参照してください。
4. “2.”で編集したCSVファイルを登録します。“2.1.4.3 アップロードにより登録する”の“新規登録”の手順を参照してください。
変更対象とする部門に下位部門が存在する場合は、下位部門を含めた変更が必要です。下位部門が存在する部門のみの変更はで
きません。
2.1.5 ユーザー管理情報を作成する
ユーザー管理情報の作成は、以下の手順で行います。
1. ユーザーの登録
2. 操作権限の設定
2.1.5.1 ユーザーを登録する
ユーザー管理情報をCSV形式のファイルに記述し、そのファイルをアップロードすることによってユーザーを登録できます。
CSVファイルの記述形式については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
新規登録
アップロードによる新規登録の方法は、以下のとおりです。
- 30 -
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. [アップロード]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 以下の項目を選択します。
- [マスタ管理情報]
更新する管理情報を選択します。
- 31 -
- ユーザー管理情報
- ビル管理情報
- [処理選択]
処理を以下から選択します。
項目
[追加・更新]
意味
マスタ管理情報に登録済のデータを追加・更新します。
アップロードするデータのキー項目の値と、登録済みの管理情報の「キー項
目」の値が重複しないデータは新規に登録し、アップロードするデータのキー
項目の値と、登録済みの管理情報の「キー項目」の値が一致したデータは更新
します。
※「キー項目」とは、CSV形式で作成された各管理情報の最初の項目です。
[削除]
マスタ管理情報に登録済のデータを削除します。
アップロードするデータの「キー項目」の値と、登録済みの管理情報の「キー項
目」の値が一致したデータを削除します。
※「キー項目」とは、CSV形式で作成された各管理情報の最初の項目です。
- [ファイル]
CSV形式ファイルを選択します。
4. 指定が完了したら[OK]ボタンをクリックします。
→アップロード結果が表示されます。
エラーが発生した場合は、ユーザー管理情報に不整合があり、追加・更新または削除できなかったユーザーの一覧をダウンロー
ドできます。
エラー内容については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“dtpmast.exe(マスタ管理情報構築)”コマンド
のエラー内容を参照してください。
修正登録
すでに登録されたマスタ管理情報を修正する方法は、以下のとおりです。
- 32 -
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門配下のユーザーが、右側のフィールドに表示されます。
- 33 -
3. [ユーザー情報ダウンロード]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[ビル情報ダウンロード]ボタンをクリックした場合は、以下の画面が表示されます。
4. ダウンロードアンカーを右クリックし、「対象をファイルに保存」または「リンクを保存」を選択します。拡張子を“.csv”にして保存し
てください。
部門管理アカウントユーザーの場合、所属部門およびその配下の部門のマスタ管理情報をダウンロードできます。上位部門お
よび他部門を含むマスタ管理情報は、ダウンロードできません。
- 34 -
5. ダウンロードしたファイルを編集して、追加、更新、または削除の目的に合わせてデータファイルを作成します。
注意
ダウンロードしたCSV形式のファイルをMicrosoft Excelで修正・保存する際に、以下のことに注意してください。
- 元のファイルではダブルクォーテーションマークで値を表示していたのに、Excelで修正・保存したあとでは、ダブルクォー
テーションマークが消えてしまう。
→この場合は、テキストエディタなどでダブルクォーテーションマークを追加してください。
- 元のファイルでは、「000001」のように、上位の桁に0が表示されていた場合でも、Excelで修正・保存したあとでは、上位の0
が消えて「1」になってしまう。
→この場合は、Excelで修正するときに、ユーザー書式を使って上位に0を表示するか、値の先頭にシングルクォーテーショ
ンマークを入れて、Excelに強制的に文字項目であることを認識させてください。
注意
CSVファイルを編集する際、各ユーザーのパスワード情報を編集し、アップロードするとパスワードが置き換わります。
各ユーザーのパスワードをそのまま使用したい場合は、CSVファイル内のパスワード情報を省略することで、設定済みのパスワー
ドがそのまま有効となります。
6. 前述した新規登録の場合と同様に、[ユーザー管理-アップロード]画面からCSV形式の管理情報を登録します。
- ログイン中のユーザーに対し、所属する部門コードの変更、または、ユーザー管理情報の削除を行うことはできません。
- システムアカウントのユーザーを削除しようとした場合、システムアカウントの状態で未配置に移動します。本当に不要である
場合は、権限を変更してから再度削除処理を行ってください。
- ビル管理情報の削除で、「ビル事業所コード:9990」はシステム内で使用しているコードなので、削除できません。
- 部門削除を行うと、削除対象の部門に所属する「部門管理アカウント」のユーザーは、「ユーザーアカウント」となります。
2.1.5.2 操作権限を設定する
ユーザーに操作権限を割り当てます。
操作権限には以下の3種類があります。詳細については“1.1 操作権限”を参照してください。
・ システムアカウント
・ 部門管理アカウント
・ ユーザーアカウント
なお、システムアカウントの権限設定は、システムアカウントでログインしている場合のみ、設定可能です。
手順は、以下のとおりです。
- 35 -
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. [権限設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 36 -
3. 設定対象の権限を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門配下のユーザーが、右側のフィールドに表示されます。
なお、パスワードが設定されていないユーザーは表示されません。
5. 権限設定対象のユーザーにチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
→ユーザーに権限が設定されます。
- 37 -
6. 権限が設定されたユーザーを確認する場合は、再度“3.”の手順から行い、[所属ユーザー一覧]タブをクリックして確認します。
→所属したユーザー一覧が表示されます。
2.2 監査するソフトウェアを設定する
Systemwalkerサポートセンターから配信される「サポートセンター定義」と、ユーザー独自のソフトウェア検索条件である「ユーザー定
義」を合わせて「ソフトウェア辞書」といいます。
ここでは、ソフトウェア辞書の設定について説明します。
2.2.1 サポートセンター定義からソフトウェアを選択する
サポートセンター定義は、Systemwalkerサポートセンターからインターネット経由で配信されます。代表的なソフトウェアを網羅してお
り、随時改版されています。サポートセンター定義はユーザーによる変更ができないようになっています。
運用を開始するにあたり、サポートセンター定義から監査するソフトウェアを選択する必要があります。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 38 -
2. [監査ソフトウェアの設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
ソフトウェア辞書グループ選択フィールドのアイコンの意味は以下のとおりです。
アイコン
説明
全ソフトウェアが監査対象です。
一部のソフトウェアが監査対象外です。
全ソフトウェアが監査対象外です。
3. 画面左側のツリーで[ソフトウェア]配下を選択します。
→選択したソフトウェアが、右側のフィールドに表示されます。
項目
説明
[表示範囲に自動追加され
るソフトウェアも対象とす
る]
本項目にチェックすると、今後[ソフトウェア辞書グループを選択]で選択したグルー
プ内にソフトウェアが自動的に追加されても、監査ソフトウェアの対象となります。
本チェックボックスは以下のグループ内のみ有効です。
・ ソフトウェア
・ ウイルス対策ソフトウェア
・ セキュリティパッチ
[絞り込む]ボタン
ソフトウェア一覧の表示内容を絞り込みます。
- 39 -
項目
説明
“a”には、絞り込む対象を選択します。選択対象は、それぞれの項目名、「OS名」、
「OS種別」です。なお、OS種別はセキュリティパッチのみ指定可能です。
“b”、“c”には、“a”で指定した絞込み対象の条件を指定します。
・ “a”にそれぞれの項目名または「OS名」を選択した場合
- “b”には、絞り込む文字列を指定します。文字列は部分一致の指定が可能
です。
なお、“a”が「OS名」の場合は“b”に「Windows」やエディションを含まない文
字列を指定してください。(「Windows」やエディションを指定しても絞り込む
ことはできません)
ただし、Windows® 8の場合だけ、「Windows 8」と指定することで絞り込むこ
とができます。
- “c”には、「含む」または「含まない」のどちらかを選択します。
・ “a”に「OS種別」を選択した場合
- “b”には、「クライアント」または「サーバ」のどちらかを選択します。
ソフトウェア名のリンクをクリックすると、詳細情報を確認できます。
4. 以下のポイントを参照し、監査対象とするソフトウェア名の先頭にあるチェックボックスをチェックします。
- ライセンス管理を行いたい場合
- 画面左側のツリーで[ソフトウェア]を選択し、画面右側のフィールドでライセンスを管理するソフトウェアにチェックします。
- セキュリティ監査を行いたい場合
- 画面左側のツリーで[ソフトウェア]を選択し、画面右側のフィールドで監査するソフトウェアにチェックします。
- 画面左側のツリーで[ウイルス対策ソフトウェア]を選択し、画面右側のフィールドで監査するソフトウェアおよびウイルスパ
ターンにチェックします。
- 画面左側のツリーで[セキュリティパッチ]を選択し、画面右側のフィールドで監査するセキュリティパッチにチェックしま
す。
- 40 -
[全件選択]ボタンのクリックなどによって監査対象のソフトウェアが増えると、CS/DSとCT間のデータ通信量も増加します。ここで
のチェックは、必要なソフトウェアだけをチェックするようにしてください。
また、チェックボックスが無効化されているソフトウェアは配信ソフトウェアの対象となっているため、監査対象から外すことはでき
ません。
5. [適用]ボタンをクリックして、チェック状態を保存します。
2.2.2 ユーザー定義を作成する
サポートセンター定義で定義されていないユーザー独自のソフトウェアを監査したい場合は、ユーザー定義を作成します。
ユーザー定義では、以下のソフトウェアの検索条件を定義できます。
・ プログラム名の検索
コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」にあるプログラム名で検索します。
・ ファイル検索
ソフトウェアのファイル名、ファイルサイズ、ファイル更新日時、またはバージョン情報で検索します。
・ レジストリ検索-任意のキーと値の検索
ソフトウェアがレジストリに設定する固有の情報で検索します。
・ 組み合わせ条件
複数のソフトウェア定義を結合して、1つのソフトウェア定義として登録できます。ソフトウェア定義の組み合わせにより詳細にソフト
ウェアを管理できます。
・ ソフトウェア稼働状況
ソフトウェアの「実行ファイル」の稼働状況を検索します
注意
ユーザー定義には、循環されるような定義をしないでください。
ユーザー定義の作成の手順は、以下のとおりです。
1. ソフトウェア辞書グループを追加する(任意)
2. ソフトウェアの検索条件を定義する
3. 追加したユーザー定義の先頭にあるチェックボックスをチェックする
ソフトウェア辞書グループを追加する(任意)
ユーザー定義ツリーにソフトウェア辞書グループを追加します。
ソフトウェア辞書グループを追加することで、辞書コードをグループ化して管理できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 41 -
2. [監査ソフトウェアの設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 左側のツリーで[ユーザー定義]の右側のボタンをクリックし、メニューから[グループを追加]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
4. グループ名を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→作成したソフトウェア辞書グループ名が追加されます。
5. 追加したグループに対して操作を行う場合は、追加したグループの右側のボタンを押して、メニューを表示します。
表示されるメニューの説明は以下のとおりです。
設定
[グループを追加]
説明
ユーザー定義にグループを作成したい場合に指定します。
グループ名を60バイト以内で指定してください。
[グループを削除]
ユーザー定義に作成されているグループの削除したい場合に指定します。
下位の階層にあるグループやユーザー辞書は全て削除されます。
[グループを移動]
ユーザー定義に作成されているグループを移動したい場合に指定します。
下位の階層にあるグループやユーザー辞書は全て移動されます。
[グループ名を変更]
ユーザー定義に作成されているグループ名の変更したい場合に指定します。
グループ名を60バイト以内で指定してください。
- 42 -
ソフトウェアの検索条件を定義する
ソフトウェアの検索条件を定義します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [監査ソフトウェアの設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 43 -
3. [ユーザー定義の追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 以下の情報を定義します。
ソフトウェアの情報
項目
説明
[名称]
監査の対象とするソフトウェア名を、256バイト以内の全角または半角文字で指
定します。本項目を省略することはできません。
[バージョン]
バージョンを14バイト以内で指定します。
[備考]
備考を入力します。全角128文字以内、半角256文字以内で入力します。
[ソフトウェア辞書グループ
名]
ユーザー定義の中から追加したいソフトウェア辞書グループ名を選択します。
詳細設定
項目
[ソフトウェアコード]
説明
新規登録時には自動的に生成されます。
変更する場合は半角15文字の英数字で指定します。ただし、先頭に「@」は指
定できません。
[セキュリティ監査]
本ソフトウェアをセキュリティ監査の対象とするかどうかを以下から選択します。
・ 監査対象としない(デフォルト)
本ソフトウェアをセキュリティ監査の対象としません。
・ ウイルス対策ソフトウェアとして監査とする
本ソフトウェアをウイルス対策ソフトウェアとしてセキュリティ監査の対象とし
ます。
・ 暗号化ソフトウェアとして監査する
- 44 -
項目
説明
本ソフトウェアを暗号化ソフトウェアしてセキュリティ監査の対象とします。
検索条件
本ソフトウェアの検索条件を指定します。
検索条件としては、プログラムの追加と削除からの検索、ファイルによる検索、レジストリからの検索、すでに定義されている監査
ソフトウェアの組み合わせがあります。
どれかの条件が成立した場合にソフトウェアを検出します。
- 「プログラムの追加と削除」の検索
[名称で検索する]をチェックすると、名称で指定した名前でプログラムの追加と削除から検索を行います。
- ファイル検索
[全ての条件に一致するファイルを検索する]をチェックすると、ファイル検索の設定が可能になります。
ファイル検索条件の各項目は手動で設定できますが、コマンドにより自動的に検索条件を設定することができます。コマンド
の詳細ついては“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“dtpfinfo.exe(実行ファイルの詳細情報の取得)”
を参照してください。
ファイルの検索条件を指定します。
項目
説明
[ファイル名]/[フォルダ
名]
[ファイル名]または[フォルダ名]をリストから選択し、検索したい名前を259バ
イト以内で指定します。本項目は省略できません。
以下の文字は指定できません。
「+」、「:」、「\」、「;」、「,」、「*」、「"」、「<」、「>」、「|」、「?」、「/」
[ファイルサイズによる検
索を行う]
[ファイル名]を指定した場合に有効となり、検索条件としてファイルサイズを付
加する場合にチェックします。
- 45 -
項目
説明
[ファイル名]で指定したファイルのサイズを13桁以内の数字で指定し、ファイ
ルサイズの比較条件として[等しい]、[以上]、[以下]のいずれかから選択しま
す。
[ファイル更新日時による
検索を行う]
検索条件としてファイル更新日時を付加する場合にチェックします。
[ファイル名]で指定したファイルの更新日時を指定し、更新日時の比較条件
として[等しい]、[以降]、[以前]、[から]のいずれかから選択します。
比較条件に[から]を選択した場合は、期間終了日時を指定する必要がありま
す。
期間終了日時は期間開始日時以降の日時を指定する必要があります。
比較条件に[等しい]を選択した場合は、条件を最大10件まで登録できます。
同一日時は指定できません。
[バージョン情報による検
索を行う]
検索条件としてファイルのバージョン情報を付加する場合にチェックします。
0から2147483647の数値までと「.」を指定します。
バージョン情報の比較条件として[等しい]、[以上]のどちらかから選択しま
す。
比較条件が[等しい]の場合は、条件を最大10件まで登録できます。同一バー
ジョンは指定できません。
ここには、Windowsのエクスプローラで検索ファイルのプロパティを表示し、
「バージョン情報」タブの「詳細」グループにある「ファイルバージョン」で表示
される値を設定してください。
- レジストリ検索
[任意のキーと値を検索する]をチェックすると、レジストリ検索の設定が可能になります。
レジストリの検索条件を指定します。
- 46 -
項目
[キー名]
説明
検索するレジストリキーのキー名を233バイト以内で指定します。キー名の先
頭はリストから選択してください。
・ \HKEY_LOCAL_MACHINE\
・ \HKEY_CLASSES_ROOT\
・ \HKEY_USERS\
[値の名前]
検索するレジストリの値の名前を256バイト以内で指定します。省略した場合
はキー名だけを検索します。
[値のデータ]
検索するレジストリの値のデータを256バイト以内で指定します。検索可能な
レジストリの値の種類は以下のとおりです。
・ REG_DWORD
・ REG_SZ
省略した場合はキー名とキーの値の名前だけを検索します。
[64ビットOSの設定]
64ビットOS上でのレジストリ検索動作を指定します。
・ チェックした場合
64ビットOS上のレジストリを検索する場合、“HKEY_LOCAL_MACHINE
\Software\Wow6432Node”配下のレジストリを参照します。 32ビットOSで
は、指定した通りのレジストリを参照します。
・ チェックしない場合
32ビットOS、64ビットOS共に、指定した通りのレジストリを参照します。
- 組み合わせ条件
[組み合わせ条件を使用する]をチェックすると、組み合わせ条件の設定が可能になります。
組み合わせたいソフトウェア名をリストから選択し、選択したソフトウェアを[含む]または[含まない]を指定して組み合わせ条
件を指定します。組み合わせ条件は10件まで指定できます。
- 47 -
項目
説明
[条件を追加]ボタン
ソフトウェアを選択できるフィールドが1行追加されます。
[削除]ボタン
削除ボタンの行で指定しているソフトウェアを組み合わせ条件から削除しま
す。
ソフトウェア稼働状況
[対象ファイルを指定する]をチェックすると、ソフトウェア稼働状況の設定が可能になります。
コマンドが出力した結果ファイルをサーバに登録することでソフトウェアを登録します。
コマンドの詳細ついては“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“dtpfinfo.exe(実行ファイルの詳細情報の取
得)”を参照してください。
項目
[アップロード]ボタン
説明
出力結果ファイルで指定したファイルをサーバに登録します。
登録時に、対象ファイルをPEヘッダ指定で登録するかどうかを選択します。
・ PEヘッダを使用しない
・ PEヘッダを使用する
[削除]ボタン
削除ボタンの行で指定しているファイルをサーバから削除します。
[対象ファイル名]
ソフトウェアの稼働状況として監査する対象ファイル名が表示されます。
[PEヘッダ]
対象ファイルをPEヘッダ指定で登録している場合は「登録済み」と表示されま
す。
なお、以下のソフトウェアは稼働状況として収集できません。
- ファイル名が不定のソフトウェア
- 拡張子が「exe」以外のソフトウェア
- 常駐するソフトウェアやWindowsのサービスで起動されるなどの画面を持たないソフトウェア
- 48 -
5. [OK]ボタンをクリックします。
追加したユーザー定義の先頭にあるチェックボックスをチェックする
追加したユーザー定義をチェックします。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [監査ソフトウェアの設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 49 -
3. 左側のフィールドで[ユーザー定義]配下を選択します。
→右側のフィールドに、追加したユーザー定義が表示されます。
4. 監査対象とするソフトウェア名の先頭にあるチェックボックスをチェックします。
5. [適用]ボタンを押して、チェック状態を保存します。
2.2.2.1 インベントリ情報からユーザー定義を作成する
CTからインベントリ情報として収集した「プログラムの追加と削除」の情報から、ソフトウェア辞書の「ユーザー定義」を自動的に作成で
きます。
この「ユーザー定義」を「ユーザー資産ソフトウェア辞書」と呼びます。「ユーザー資産ソフトウェア辞書」の作成手順を、以下に示しま
す。
1. 導入済みソフトウェア製品を確認する
2. ユーザー資産ソフトウェア辞書作成コマンドを実行する
3. ソフトウェア辞書のユーザー定義を設定する
導入済みソフトウェア製品を確認する
監査したいソフトウェア製品の導入状況をメインメニューから確認します。
メインメニューの[PC情報]-[プログラムの追加と削除情報]で、各PCから収集されたソフトウェアの一覧を参照し、監査したいソフトウェア
製品が表示されているかを確認します。
- 50 -
監査したいソフトウェア製品が導入されていない場合は、以下のどちらかの対応を行ってください。
・ CTが導入されているPCに該当のソフトウェア製品をインストールし、インベントリ情報の収集を行います。
・ 該当のソフトウェア製品がインストールされているPCにCTを導入し、インベントリ情報の収集を行います。
ユーザー資産ソフトウェア辞書作成コマンドを実行する
dtplocaldic.exe(ユーザー資産ソフトウェア辞書作成)コマンドを実行します。
dtplocaldic.exe(ユーザー資産ソフトウェア辞書作成)コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュア
ル”を参照してください。
コマンドを実行するタイミングは、運用方法により以下のように設定することを推奨します。
・ ユーザーIDまたはPC名で絞り込んだインベントリ情報からソフトウェア辞書を作成する場合
ライセンス管理のモデルPCを作成し、指定したユーザーIDまたはPC名に導入されている「プログラムの追加と削除」に変更があっ
た場合に、本コマンドを実行します。
・ 全PCのインベントリ情報からソフトウェア辞書を作成する場合
ソフトウェアが新規に導入されている可能性があるため、Windowsのタスクへコマンド登録し、定期的にコマンドを実行します。
ポイント
ライセンス管理モデルPCとは
ライセンス管理対象のソフトウェア製品が導入済みのPCを表します。
ライセンスを管理したいソフトウェア製品をあらかじめ特定のPCにインストールしておき、インベントリ収集しておきます。ユーザー
資産ソフトウェア辞書作成コマンドでこのPC名を指定して実行することで、ライセンス管理対象とするユーザー定義の情報量を少
なくできます。
- 51 -
ソフトウェア辞書のユーザー定義を設定する
ユーザー資産ソフトウェア辞書作成コマンドの実行により、「プログラムの追加と削除」に表示されているソフトウェア製品がソフトウェア
辞書のユーザー定義に追加されています。
管理者は、ユーザー定義に追加されたソフトウェアの選択を行います。
ユーザー定義のソフトウェア製品の選択
追加されたソフトウェア製品の一覧は、デフォルトの設定ではメインメニューの以下の位置に定義が追加されます。
[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]-[ソフトウェア辞書]-[ユーザー定義]-[導入ソフトウェア](注)
管理者は、監査を行いたいソフトウェア製品を選択し、チェックボックスにチェックします。
注) ソフトウェア定義の追加位置は、dtplocaldic.exe(ユーザー資産ソフトウェア辞書作成)コマンドで指定します。
追加されたソフトウェア定義の各項目は以下に示す値が設定されます。
- 52 -
項目
説明
[名称]
「プログラムの追加と削除」で表示されるソフトウェア名称が指定されま
す。
[バージョン]
初期値として“VERSION”が設定されます。
[ソフトウェア辞書グループ
名]
デフォルトの設定では「導入ソフトウェア」(注)がソフトウェア辞書グルー
プとして使用されます。
[ソフトウェアコード]
自動生成されたコードが設定されます。
フォーマット: LLYYYYMMDDIIIII
LL: ユーザー定義作成で作成されたことを表します
YYYY: 西暦4桁
MM: 月(01~12)
DD: 日(01~31)
IIIII: 増分値(00000~99999)
[「プログラムの追加と削除」
の検索]
「名称で検索する」チェックボックスがチェックされます。
この設定によりCTでソフトウェア名による検索結果がインベントリ情報と
して収集されます。
その他の項目
初期値として未設定になります。
注) ソフトウェア辞書グループ名は、dtplocaldic.exe(ユーザー資産ソフトウェア辞書作成)コマンドの実行時に指定します。
「プログラムの追加と削除」に表示されるソフトウェア名称によりライセンス管理を行うため、「プログラムの追加と削除」に表示される名称
でバージョンやライセンスやライセンス形態等を判断できないソフトウェア製品の場合、ソフトウェアライセンス管理にはそのまま使用で
きない場合があります。
このような場合、ソフトウェアライセンス定義のその他の項目を追加で設定することで実現できます。詳細は“2.2.2 ユーザー定義を作成
する”を参照してください。
注意
ユーザー定義作成機能の注意事項を以下に示します。
・ 「プログラムの追加と削除」に表示されないソフトウェア製品のユーザー定義を作成することはできません。
- 53 -
・ 以下の場合、ユーザー資産ソフトウェア辞書作成コマンドによりソフトウェアライセンス定義は作成されません。
- ソフトウェア辞書サービスにより「サポートセンター定義」に同名称のソフトウェア製品のソフトウェアライセンス定義が存在した
場合。
- 以前にユーザー資産ソフトウェア辞書作成コマンドの実行により[ユーザー定義]に同名称のソフトウェア製品のソフトウェアライ
センス定義が存在した場合。
・ ソフトウェア辞書サービスによるソフトウェア辞書が提供されたときに同名称のソフトウェア製品のソフトウェアライセンス定義を含ん
でいた場合、[ユーザー定義]のソフトウェア名称は変名されます。
“ソフトウェア名称” → “ソフトウェア名称(Duplicate)”
2.3 クライアントポリシーを設定する
Systemwalker Desktop Patrolの各機能の動作を所定のルールで記述した情報の集まりをポリシーと呼びます。ポリシーには以下の種
類があります。
・ クライアントポリシー
CTの運用を管理するためのポリシーです。
クライアントポリシーの管理方法は次の2種類の方式があり、お客様の運用形態に合わせて選択または組み合わせて運用します。
DS単位のポリシー運用
上位サーバの配下に配置されたCTを1つの管理単位とし、この管理単位ごとにクライアントポリシーの適用を行う運用です。
クライアントポリシーの設定を分けたい場合には、管理単位ごとにDSを導入します。
CTと上位サーバのネットワーク的なつながりで管理単位を構成するため、ネットワークの転送速度や通信負荷を考慮したポリシー
の運用が行えます。また新しいCTが上位サーバに接続した時点で自動的にDS単位のポリシー運用に参加するため管理者の日
常の運用が容易になります。
ポリシーグループ単位の運用
論理的なグループを作成し、そのグループ単位にクライアントポリシーの適用を行う運用です。ポリシーの設定を分けたい場合は、
管理者がポリシーグループを作成し各CTをそのグループに登録します。
物理的なネットワーク構成にとらわれずに自由にグループを定義し、上位サーバをまたいだ任意のポリシーを管理することが可能
になります。
なお、ポリシーグループに所属しないCT、およびV13.0.0より前のバージョンのCTがインストールされているCTは、DS単位のポリ
シーに従って動作します。
DS単位のポリシー運用およびポリシーグループ単位の運用を下図に示します。
- 54 -
設定方法
CTは、DS単位のポリシーまたはポリシーグループのどちらか一方に従って動作します。
CTの初期状態では、“デフォルトグループ”に自動的に所属しています。“デフォルトグループ”に所属するCTは、DS単位のポリシー
運用に準拠した動作になります(初期状態では上位サーバのDS単位に設定されたクライアントポリシーに従って動作します。)
ポリシーグループに所属できるCTは、インベントリ収集によりCSに自動登録されたCTが対象です。なお、Systemwalker Desktop Patrol
の導入段階やネットワークの接続前などで、まだCSに登録されていないCTについては、以下の方法であらかじめポリシーグループに
所属させておくことができます。
・ dtppcmst.exe(PC登録)コマンドでPC登録を行う
dtppcmst.exe(PC登録)コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
新たなポリシーグループを作成しCTをデフォルトグループからの所属を変更させると、そのCTは所属するポリシーグループに設定さ
れたクライアントポリシーに従って動作します。
DS単位運用とポリシーグループ単位運用を併用することで、“一般のCTにはセキュリティパッチを自動適用するがサーバCTには自動
適用を行わない”、などのきめ細やかな運用が行えます。
ポリシーグループの設定手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 55 -
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
この画面での、各項目の意味は以下のとおりです。
項目
[削除]チェックボックス
説明
本チェックボックスをチェックし、[削除]ボタンをクリックするとグループが削除されます。
グループ種別がCS/DSの場合は削除できません。
グループを削除した場合、グループに所属していたPCはそれぞれの接続先サーバの
設定に従って動作します。
[グループ名]
CS名、DS名、またはユーザーが作成したグループ名が表示されます。
リンクをクリックすると、グループ情報の変更やグループ内のPCを変更できます。
[基本動作]
グループに使用されている基本動作設定名が表示されます。
[パッチ適用]
グループに使用されているパッチ適用設定名が表示されます。
[省電力]
グループに使用されている省電力設定名が表示されます。
[セキュリティ]
グループに使用されているセキュリティ設定名が表示されます。
[PC台数]
グループに所属しているPC台数が表示されます。
動作設定用グループ以外の場合は表示されません。
[グループ種別]
グループの種別を表示します。
・ CS
CSに接続するCT用のグループです。
・ DS
DSに接続するCT用のグループです。
・ ポリシーグループ
接続先サーバには関係なく特定のPCを指定したポリシーグループです。
・ コマンドモードCT
- 56 -
項目
説明
コマンドモードCT用のグループです。
ポリシーグループを作成した部門が表示されます。
[作成部門]
システム管理者でログインした場合はすべてのポリシーグループが表示されます。部
門管理者でログインした場合は自部門で作成されたポリシーグループのみが表示さ
れます。
ポリシーグループ、および各設定を更新した日時が表示されます。
[更新日時]
グループ種別がCS/DSの場合、PC増減に関して日時は更新されません。
3. 以下のボタンをクリックし、ポリシーを操作します。
ボタン名
説明
[各種ポリシーのカスタマイズ]ボタ
ン
それぞれの設定内容をカスタマイズします。
[追加]ボタン
各種設定を用いた1つのグループを作成します。
[削除]ボタン
ポリシーグループを削除します。
ポリシーが反映されるタイミング
以下の画面で設定したタイミングでCTにポリシーが反映されます。
- メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[基本動作ポリシー]タブ-[共通設定]タブの[ポリシーを確認する間隔]
[ポリシーを確認する間隔]で設定した時間内で乱数を使用して分散を行ってから、上位サーバへの確認を行います。
更新されたクライアントポリシーがあった場合、クライアントポリシーの受信を行い、CTに反映されます。
2.3.1 ポリシーグループを作成する
ポリシーグループの作成方法について説明します。
- 57 -
2.3.1.1 ポリシーグループを追加する
ポリシーグループを追加します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 58 -
3. [追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 以下の項目を入力します。
項目
[グループ名]
説明
ポリシーグループ名を入力します。
全角30文字、半角60文字までで入力します。
指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、次の半角記号
です。
(「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」)
[備考]
備考を入力します。全角128文字、半角256文字までで入力します。
[基本動作ポリシー]
プルダウンから本グループで使用する基本動作設定を選択します。
[パッチ適用ポリシー]
プルダウンから本グループで使用する除外パッチ設定を選択します。
除外パッチの運用を行わない場合は「-」を選択してください。
[省電力ポリシー]
プルダウンから本グループで使用する省電力設定を選択します。
省電力設定の運用を行わない場合は「-」を選択してください。
[セキュリティポリシー]
プルダウンから本グループで使用するセキュリティ設定を選択します。
セキュリティ設定の運用を行わない場合は「-」を選択してください。
[収集方法]
本グループの収集方法を選択します。
・ エージェントモード
エージェントモード用のグループを作成する場合に指定します。
・ コマンドモードCT
コマンドモードCT用のグループを作成する場合に指定します。
- 59 -
5. ポリシーグループにPCを登録します。
以下のどちらかの方法で登録するPCを選択します。
a. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門配下のPCが、右側のフィールドに表示されます。
- PC名等の文字がグレーで表示されているPCについては、ポリシーグループに従って動作しません。対象は以下とな
ります。
・コマンドモードCTの場合
・V13.0.0より前のバージョンのPCの場合
V13.0.0より前のバージョンのPCをポリシーグループに所属させることもできます。この場合、PCがV13.0.0以降にバー
ジョンアップした時点で、ポリシーグループに従って動作します。
- dtppcmst.exe(PC登録)コマンドで登録したPCは以下の点線アイコンで表示されます。
b. [PC検索]ボタンをクリックします。
→検索条件入力画面が表示されます。
検索条件を入力し、[検索]ボタンをクリックします。
→検索条件に該当したPCが表示されます。
6. ポリシーグループに所属させるPC名にチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
→ポリシーグループに所属させるPCが選択されました。
7. [OK]ボタンをクリックします。
→PCが所属するポリシーグループが追加されます。
- 60 -
8. ポリシーグループに所属しているPCを確認する場合は、再度“5.”の手順から行い、[所属PC一覧]タブをクリックして確認します。
→所属したPC一覧画面が表示されます。
2.3.1.2 コマンドモードCTを追加する
コマンドモードCT用のグループを追加します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 61 -
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 以下の項目を入力します。
項目
[グループ名]
説明
ポリシーグループ名を入力します。
全角30文字、半角60文字までで入力します。
- 62 -
項目
説明
指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、次の半角記号
です。
(「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」)
[備考]
備考を入力します。全角128文字、半角256文字までで入力します。
[基本動作ポリシー]
プルダウンから本グループで使用する基本動作設定を選択します。
[パッチ適用ポリシー]
プルダウンから本グループで使用する除外パッチ設定を選択します。
除外パッチの運用を行わない場合は「-」を選択してください。
[省電力ポリシー]
プルダウンから本グループで使用する省電力設定を選択します。
省電力設定の運用を行わない場合は「-」を選択してください。
[セキュリティポリシー]
プルダウンから本グループで使用するセキュリティ設定を選択します。
セキュリティ設定の運用を行わない場合は「-」を選択してください。
[収集方法]
収集方法で「コマンドモードCT」を選択します。
5. コマンドモードCTの有効期間を設定します。
項目
有効期限の設定
説明
コマンドモードCTの有効期限を設定する場合に「する」にチェックをつけます。
有効期限を生成からの日数を1から60でリストから選択します。
6. [OK]ボタンをクリックします。
→グループが追加されます。
2.3.1.3 ポリシーグループ情報を変更する
登録したポリシーグループの情報を変更します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 63 -
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 設定を変更する[グループ名]のリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 各項目を変更します。
なお、種別に「CS」または「DS」を選択した場合は、グループ名および所属PCの変更はできません。
5. [OK]ボタンをクリックします。
→グループ情報が変更されます。
- 64 -
2.3.1.4 ポリシーグループを削除する
ポリシーグループを削除します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 削除するポリシーグループのチェックボックスにチェックを付け、[削除]ボタンをクリックします。
→グループが削除されます。
ポリシーグループを削除した場合は、そのグループに所属していたPCは未所属になります。この場合、CS/DSに設定したポリ
シーに従って動作します。
2.3.2 各種ポリシーをカスタマイズする
各種ポリシーをカスタマイズする場合は、以下の手順で行います。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 65 -
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
この画面での、各項目の意味は以下のとおりです。
項目
アイコン
説明
ポリシーを使用しているグループがあるかどうかを表示します。
:本ポリシーを使用しているグループはありません。
- 66 -
項目
説明
:本ポリシーを使用しているグループがあります。
[ポリシー名]
ポリシー名を表示します。
リンクをクリックすることにより、ポリシー内容の変更、ポリシー内容の複製、ポリシーの
削除ができます。
[備考]
ポリシーに対する備考が表示されすます。
[作成部門]
ポリシーを作成した部門が表示されます。
システム管理者でログインした場合はすべてのポリシーが表示されます。部門管理者
でログインした場合は自部門で作成されたポリシーのみが表示されます。
[更新日時]
ポリシーを更新した日時が表示されます。
4. カスタマイズする以下の設定タブをクリックします。
- 基本動作ポリシー
- パッチ適用ポリシー
- 省電力ポリシー
- セキュリティポリシー
→それぞれの画面については、以降の説明を参照してください。
2.3.2.1 基本動作ポリシーをカスタマイズする
基本動作ポリシーのカスタマイズは以下の手順で行います。
1. [各種ポリシーのカスタマイズ]画面で[基本動作ポリシー]タブをクリックします。
→ポリシー名のリンクをクリックすると、以下の画面が表示されます。
2. 設定情報を入力します。
項目
[ポリシー名]
説明
各種ポリシーのポリシー名をリストから選択できます。
- 67 -
項目
[新規ポリシーとして保
存]ボタン
説明
各種ポリシー内容を新たなポリシー名で登録します。
ポリシー名は、全角30文字、半角60文字までで入力します。
指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、次の半角記号です。
(「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」)
[ポリシー名を変更して
保存]ボタン
選択しているポリシー名を変更します。
[削除]ボタン
リストで選択したポリシー名を削除します。
指定可能文字は[名前を付けて保存]と同様です。
ポリシー名を削除すると、使用していたグループはポリシーを使用していない状態と
なります。
なお、ポリシー名が各種ポリシー内で1つしか存在しない場合は、[削除]ボタンは無
効となります。
備考を入力します。全角128文字、半角256文字までで入力します。
[備考]
3. 以下の項目を設定します。
- [共通設定]タブ
インベントリ情報収集およびセキュリティパッチの適用に共通の以下の設定を行います。
項目
説明
[ポリシーを確認する間
隔]
クライアントPCが上位サーバに接続し新着情報の確認を行う時間間隔を分単位で
設定します。
30~1440の間で指定してください。
インベントリ収集機能とパッチ自動適用機能はこの設定に従い動作します。ネット
ワーク回線が細い場合やサーバ負荷を軽減させたい場合は、設定値を変更して
ください。初期値は180分です。新着確認の最初のタイミングは、この値を最大値
として分散されます。
[ログオン時の確認タイ
ミング]
Windowsへのログオンから新着確認を行うまでの最大の時間を分単位で指定しま
す。
0~180の間で指定してください。
0以外を指定した場合、Windowsへのログオンから新着確認を行うまでの実際の
時間は、0から最大の時間の間で、乱数を使用して分散されます。初期値は0分で
す。
・ ログオンから最大 n分遅らせる
- [インベントリ情報]タブ
インベントリ情報収集に関する設定を行います。詳細については“第3章 PC情報を参照する”を参照してください。
- [パッチ適用]タブ
セキュリティパッチの適用に関する設定を行います。詳細については“第6章 セキュリティパッチを配信/適用する”を参照し
てください。
- [ソフトウェア配信]タブ
ソフトウェアの配信に関する設定を行います。詳細については“第8章 ソフトウェアを配信する”を参照してください。
4. [適用]ボタンをクリックして、設定内容を保存します。
- 68 -
V13からバージョンアップした場合の共通設定画面
V13からバージョンアップした場合は、[基本動作ポリシー]-[共通設定]タブに以下の項目が表示されます。
V13互換モードの設定
項目
[3項目の動作設定]
説明
チェックボックスにチェックした場合は、以下の3項目の設定は、CTが接続するサーバの
設定に従い、ポリシーグループでの指定は無効となります。
・ 共通設定 - CTの環境設定
・ 共通設定 - 実行ファイルの制御
・ インベントリ情報 - 収集項目の設定 - ソフトウェア稼働状況の設定
本設定は、グループ種別が「ポリシーグループ」の場合のみ有効です。
2.3.2.2 パッチ適用ポリシーをカスタマイズする
特定のPCに対して適用するセキュリティパッチを選択したい場合に、適用するパッチを設定します。
手順は、以下のとおりです。
- 69 -
1. [各種ポリシーのカスタマイズ]画面で[パッチ適用ポリシー]タブをクリックします。
→ポリシー名のリンクをクリックすると、以下の画面が表示されます。
2. 設定情報を入力します。
項目
説明
[ポリシー名]
各種ポリシーのポリシー名をリストから選択できます。
[新規ポリシーとして保
存]ボタン
各種ポリシー内容を新たなポリシー名で登録します。
ポリシー名は、全角30文字、半角60文字までで入力します。
指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、次の半角記号です。
(「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」)
[ポリシー名を変更して
保存]ボタン
選択しているポリシー名を変更します。
[削除]ボタン
リストで選択したポリシー名を削除します。
指定可能文字は[名前を付けて保存]と同様です。
ポリシー名を削除すると、使用していたグループはポリシーを使用していない状態と
なります。
なお、ポリシー名が各種ポリシー内で1つしか存在しない場合は、[削除]ボタンは無
効となります。
[備考]
備考を入力します。全角128文字、半角256文字までで入力します。
3. 適用するセキュリティパッチの設定を行います。
設定方法の詳細については“6.2.3 特定のPCに適用するセキュリティパッチを選択する”を参照してください。
4. [適用]ボタンをクリックして、設定内容を保存します。
2.3.2.3 省電力ポリシーをカスタマイズする
省電力設定をカスタマイズします。
手順は、以下のとおりです。
- 70 -
1. [各種ポリシーのカスタマイズ]画面で[省電力ポリシー]タブをクリックします。
→ポリシー名のリンクをクリックすると、以下の画面が表示されます。
2. 設定情報を入力します。
項目
説明
[ポリシー名]
各種ポリシーのポリシー名をリストから選択できます。
[新規ポリシーとして保
存]ボタン
各種ポリシー内容を新たなポリシー名で登録します。
ポリシー名は、全角30文字、半角60文字までで入力します。
指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、次の半角記号です。
(「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」)
[ポリシー名を変更して
保存]ボタン
選択しているポリシー名を変更します。
[削除]ボタン
リストで選択したポリシー名を削除します。
指定可能文字は[名前を付けて保存]と同様です。
ポリシー名を削除すると、使用していたグループはポリシーを使用していない状態と
なります。
なお、ポリシー名が各種ポリシー内で1つしか存在しない場合は、[削除]ボタンは無
効となります。
[備考]
備考を入力します。全角128文字、半角256文字までで入力します。
3. 監査項目の設定を行います。
設定方法の詳細については“第4章 PCの運用設定を監査/統制する”を参照してください。
4. [適用]ボタンをクリックして、設定内容を保存します。
2.3.2.4 セキュリティポリシーをカスタマイズする
セキュリティポリシーをカスタマイズします。
- 71 -
手順は、以下のとおりです。
1. [各種ポリシーのカスタマイズ]画面で[セキュリティポリシー]タブをクリックします。
→ポリシー名のリンクをクリックすると、以下の画面が表示されます。
2. 設定情報を入力します。
項目
説明
[ポリシー名]
各種ポリシーのポリシー名をリストから選択できます。
[新規ポリシーとして保
存]ボタン
各種ポリシー内容を新たなポリシー名で登録します。
ポリシー名は、全角30文字、半角60文字までで入力します。
指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、次の半角記号です。
(「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」)
[ポリシー名を変更して
保存]ボタン
選択しているポリシー名を変更します。
[削除]ボタン
リストで選択したポリシー名を削除します。
指定可能文字は[名前を付けて保存]と同様です。
ポリシー名を削除すると、使用していたグループはポリシーを使用していない状態と
なります。
なお、ポリシー名が各種ポリシー内で1つしか存在しない場合は、[削除]ボタンは無
効となります。
[備考]
備考を入力します。全角128文字、半角256文字までで入力します。
3. 監査項目の設定を行います。
設定方法の詳細については“第4章 PCの運用設定を監査/統制する”を参照してください。
4. [適用]ボタンをクリックして、設定内容を保存します。
- 72 -
2.4 構成情報を移出/移入する
Active Directoryと連携した運用環境を行わない場合は、Systemwalker Desktop PatrolとSystemwalker Desktop Keeperは、初期導入
時に構成情報を連携できます。システム導入時に構成情報を流用して容易に環境を構築できるため、システム管理者の手間を省くこ
とをができます。
Active Directoryと連携した運用環境を構築している場合は、本機能は利用できません。この場合、メインメニューの[環境設定]-[環境
管理]画面は表示されません。
構成情報は以下のタイミングで流用が可能です。移入先にすでに構成情報が存在する場合は、構成情報を移入できません。
・ すでにSystemwalker Desktop Keeperが導入されている環境に、新規にSystemwalker Desktop Patrolを導入する場合
Systemwalker Desktop Keeperから出力した構成情報を取り込んで、Systemwalker Desktop Patrolの構成情報を作成できます。
・ すでにSystemwalker Desktop Patrolが導入されている環境に、新規にSystemwalker Desktop Keeperを導入する場合
Systemwalker Desktop Patrolの構成情報を出力し、Systemwalker Desktop Keeperの構成情報を作成できます。
留意事項
・ 構成情報の連携は、初回導入時のみ有効となります。このため、再度、構成情報の連携を行う場合は、次の操作を行う必要があり
ます。
1. 部門管理情報のダウンロードを行います。“2.1.4.3 アップロードにより登録する”の“修正登録”の手順を参照してください。
2. “1.”でダウンロードしたCSV形式ファイルを使用して部門を削除します。“2.1.4.3 アップロードにより登録する”の“新規登録”
の手順を参照し、[部門管理-アップロード]画面の[処理選択]で“削除”を選択してアップロードを行います。
3. 「構成情報の取込」により、Systemwalker Desktop Keeperの構成情報の取り込みを行います。
4. ユーザー管理情報の部門コードを取り込みを行った部門コードに修正します(“2.1.5 ユーザー管理情報を作成する”を参照
して部門コードを修正してください)。
・ Systemwalker Desktop KeeperおよびSystemwalker Desktop Patrolの構成情報をサイクリックに使用することはできません。
例えば、Systemwalker Desktop Patrolの構成情報をSystemwalker Desktop Keeperに取り込んだ後で、Systemwalker Desktop Keeper
から構成情報を出力してSystemwalker Desktop Patrolに取り込むことはできません。
・ Systemwalker Desktop Patrolで、1人の所有者が複数のPCを管理するようなケース(CTに同じユーザーIDが設定されている場合)
について、Systemwalker Desktop Keeperでは複数のグループにCTを所属させようとしても、Systemwalker Desktop Patrolで設定さ
れた部門コードに基づいて、1つの部門にしか配置できません。
また、Systemwalker Desktop Keeperでは、1人の所有者が複数のCTを複数のグループに所属させることができますが、この構成
情報をSystemwalker Desktop Patrolに取り込みを行う場合は、所有者の所属する部門にすべてのCTが配置されます。
・ Systemwalker Desktop Patrolで出力した構成情報をSystemwalker Desktop Keeperで取り込む場合、Systemwalker Desktop Patrol
で構築した部門はSystemwalker Desktop Keeperの管理サーバ配下に作成されます。CTは、Systemwalker Desktop Patrolから取
り込んだ部門配下に配置されます。配下にCTが存在しない部門は、Systemwalker Desktop Keeperに取り込むことができません。
手順
構成情報の取り込みと出力は、以下の手順で行います。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 73 -
2. [環境管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 環境管理を行う項目を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
- 構成情報取込
- 構成情報出力
4. →選択した画面が表示されます。表示画面については、以降の説明を参照してください。
2.4.1 構成情報を移入する
Systemwalker Desktop Keeperから出力した構成情報を取り込んで、Systemwalker Desktop Patrolの構成情報を作成します。
手順は、以下のとおりです。
ポイント
Systemwalker Desktop Keeperの構成情報ファイル内の部門コードをSystemwalker Desktop Patrolの部門コードとして、わかりやすく簡
単に編集し直すことができます。
構成情報ファイルの記述形式は、「部門管理情報」のCSV形式ファイルと同じ形式となっていますので、“Systemwalker Desktop Patrol
リファレンスマニュアル”を参照して編集してください。
なお、階層構成がSystemwalker Desktop Keeperと相違いないように“部門コード”と“上位部門コード”には注意して編集してください。
- 74 -
1. [構成情報取込]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. [参照]ボタンをクリックしてSystemwalker Desktop Keeperの構成情報ファイルを指定し、[OK]ボタンをクリックします。
→取り込み結果が表示されます。
取り込み完了のメッセージが表示されていたら取り込みは完了です。
取り込んだ構成情報は、Systemwalker Desktop Patrolの部門管理情報として利用できます。
ユーザー管理情報およびビル管理情報は、取り込んだ部門管理情報の「部門コード」と、同じ「部門コード」を指定して作成し、
登録する必要があります。
構成情報の取り込み例
Systemwalker Desktop Keeperの構成情報をSystemwalker Desktop Patrolに取り込む場合の例を以下に示します。
Systemwalker Desktop Keeperが次の構成の場合は、Systemwalker Desktop Patrolに構成情報を取り込むと以下の構成となります。
Systemwalker Desktop Keeperの構成情報
ルート
+管理サーバ(DTK-MASTER)
+部門A10
・・・・・ PCA010, PCA011が所属
+管理部門
・・・・・ PC0001が所属
+管理サーバ(DTK-1)
+部門B10
・・・・・ PCB010が所属
+部門B20
・・・・・ PCB020, PCB021が所属
+部門B30 ・・・・・ PCB030, PCB031, PCB032が所属
+部門C10
・・・・・ PCC010が所属
Systemwalker Desktop Keeperの画面の例を以下に示します。
- 75 -
Systemwalker Desktop Patrolに取り込んだ構成情報
管理対象
+部門A10
・・・・・ PCA010, PCA011が所属
+管理部門
・・・・・ PC0001が所属
+部門B10
・・・・・ PCB010が所属
+部門B20
・・・・・ PCB020, PCB021が所属
+部門B30 ・・・・・ PCB030, PCB031, PCB032が所属
+部門C10
・・・・・ PCC010が所属
Systemwalker Desktop Patrolの画面の例を以下に示します。
2.4.2 構成情報を移出する
Systemwalker Desktop Keeperに取り込むために、Systemwalker Desktop Patrolの構成情報を出力します。
手順は、以下のとおりです。
ポイント
Systemwalker Desktop PatrolおよびSystemwalker Desktop Keeper共にV14.2.0以降の場合
Systemwalker Desktop PatrolからSystemwalker Desktop Keeperへの構成情報の移出は自動的に行われますので、以下の手順は不
要です。
- 76 -
1. [構成情報出力]を選択し、[次へ]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. ダウンロードアンカーが付いている[構成情報ファイル]の文字の上で右クリック、[対象をファイルに保存]で保存してください。保
存の際、拡張子は「.CSV」で保存してください。
→出力した構成情報をSystemwalker Desktop Keeperに取り込む方法については、Systemwalker Desktop Keeperのマニュアル
を参照してください。
コマンドで出力する場合
Systemwalker Desktop Patrolの構成情報は、dtpinfcoope.exe(構成情報出力)コマンドでも出力できます。
dtpinfcoope.exe(構成情報出力)コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してくださ
い。
構成情報の出力例
Systemwalker Desktop Patrolの構成情報をSystemwalker Desktop Keeperに取り込む場合の例を以下に示します。
Systemwalker Desktop Patrolが次の構成でかつ、“部門C10”配下にPCが存在しない場合(インベントリ未反映)は、PCが所属している
部門しか構成情報として有効とならないため、“部門C10”はSystemwalker Desktop Keeperには取り込まれません。
Systemwalker Desktop Keeperに取り込んだ場合の構成は以下のとおりです。
Systemwalker Desktop Patrolの構成情報
管理対象
+部門A10
+管理部門
+部門B10
+部門B20
+部門B30
+部門C10
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
PCA010, PCA011が所属
PC0001が所属
PCB010が所属
PCB020, PCB021が所属
PCB030, PCB031, PCB032が所属
所属PCなし
- 77 -
Systemwalker Desktop Patrolの画面の例を以下に示します。
Systemwalker Desktop Keeperで取り込んだ構成情報
ルート
+管理サーバ(DTK-MASTER)
+部門A10
・・・・・ PCA010, PCA011が所属
+管理部門 ・・・・・ PC0001が所属
+部門B10
・・・・・ PCB010が所属
+部門B20
・・・・・ PCB020, PCB021が所属
+部門B30 ・・・・・ PCB030, PCB031, PCB032が所属
Systemwalker Desktop Keeperの画面の例を以下に示します。
2.5 アラーム通知の設定を行う
管理者がCTのインストールされたPCを、1つ1つ管理するのは大変です。そこで、管理者の負担を軽減するために、メールにより情報
を通知できます。
また、メールによる通知のときには、以下に示す情報をCSV形式のファイルとして添付できます。CSV形式のファイルのフォーマットは、
“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
・ ライセンスの違反情報
・ 使用者IDの変更情報
・ メモリの変更情報
・ IPアドレスの変更情報
・ ネットワークカードの変更情報
・ ディスクの変更情報
・ ドライブの容量超え情報
・ 導入ソフトウェアの監視
・ レジストリの変更情報
・ Windowsログオン情報の変更情報
- 78 -
・ ソフトウェアの追加と削除情報
注意
MIME規約の解釈の違いにより、管理者に送信するメールにおいてCSV形式の添付資料がメール本文に付与され、文字化けする現
象が発生する場合があります。
以下の設定の変更により、事象を改善できます。
・ ファイル:DTPインストール先\BNServ\data\dtp_config
・ セクション:"MAILOPTION"
・ キー:"boundaryLineFeed"
【設定例】
<DTPインストール先\BNServ\data\dtp_configファイルの内容例>
:
:
[MAILOPTION]
boundaryLineFeed=1
アラーム通知の設定では、Administratorsグループの権限が必要になります。
手順は、以下のとおりです。
- 79 -
1. CSの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[イベント設定]を選択します。
→[イベント設定]画面が表示されます。
2. 以下の情報を入力し、[登録]ボタンをクリックします。
なお、メールにCSV形式のファイルを添付する場合は、[アラーム通知]の項目のチェックボックスをチェックします。
【項目の入力】
グループ
[通知先設定]
項目
[宛先](必須)
説明
アラーム通知の受信側のメールアドレスを指定します。
指定できる文字数は、2047文字です。
複数宛先を指定する場合はカンマで区切ってください。
[通知スケジュール]
[アラーム通知]
[週単位]
[週単位]を選択した場合は、メールを送信する曜日のチェッ
クボックスをチェックし、[開始時刻]を指定します。
すべての曜日のチェックボックスのチェックをはずすと、ア
ラーム通知が停止されます。
[月単位]
[月単位]を選択した場合は、メールを送信する[実行日]を
入力し、[開始時刻]を指定します。
[ライセンス違反]
割り当てられていないライセンスソフトウェアを使用している
ライセンス違反者の情報を通知します。
[ユーザーID変更]
PCのユーザーIDを変更した場合の変更情報を通知します。
- 80 -
グループ
項目
説明
[メモリ変更]
PCのメモリを変更した場合の変更情報を通知します。
[IPアドレス変更]
PCのIPアドレスを変更した場合の変更情報を通知します。
[ネットワークカード変更]
PCのネットワークカードを変更した場合の変更情報を通知
します。
[ディスク変更]
PCのディスクドライブを変更した場合の変更情報を通知し
ます。
[ドライブ容量]
PCのローカルディスクドライブが指定した使用率以上になっ
た場合の情報を通知します。
[ソフトウェア監視]
PCに導入されているソフトウェアが検出された場合、その情
報を通知します。
監視対象のソフトウェアの定義は、[対象ソフトウェア]ボタン
をクリックして[対象ソフトウェア一覧]画面で定義します。詳
細は、以下の【ボタンのクリック】を参照してください。
[レジストリ変更]
指定したレジストリ値の変更が検出された場合の情報を通
知します。
なお、レジストリ値の指定は[対象レジストリ]ボタンをクリック
して[レジストリ変更通知対象選択]画面で行います。詳しく
は、以下の【ボタンのクリック】を参照してください。
[Windowsログオン変更]
PCのログイン名が変更した場合の変更情報を通知します。
[ソフトウェアの追加と削除]
ソフトウェアの追加と削除が行われた場合、その変更情報を
通知します。
【ボタンのクリック】
- [オプション設定]ボタン
アラーム通知の運用では使用しません。
- [対象ソフトウェア]ボタン
画面の左側のツリービューには、メインメニューの[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]で設定されたソフトウェアが表示され
ます。アラーム通知の対象としたいソフトウェアを選択します。
- セキュリティパッチ未適用のPCをアラーム通知する場合
アラーム通知の対象とするセキュリティパッチの未適用情報を選択します。
- ウイルスパターンファイルが古いPCをアラーム通知する場合
アラーム通知の対象とするウイルスパターンファイルを選択します。
- 81 -
- 禁止ソフトウェアをインストールしているPCをアラーム通知する場合
アラーム通知の対象とする禁止ソフトウェアを選択します。
なお、ソフトウェア辞書が更新されるたびにソフトウェアが追加されます。追加されたソフトウェアをアラーム通知の対象とする
場合は、ソフトウェア辞書が更新されたあとで、各カテゴリから選択する必要があります。ソフトウェア辞書の設定は、“2.2 監
査するソフトウェアを設定する”を参照してください。
[ソフトウェア監視]に指定するものを選択し、画面中央の[->]ボタンをクリックします。
すべての登録が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。
- [対象レジストリ]ボタン
画面には、[ポリシーグループ管理]で登録されたレジストリ値が表示されます。レジストリ値の設定については、“3.1.1 クライ
アントの動作設定を行う”を参照してください。
チェックボックスをチェックすることにより、アラーム通知の対象になります。
- 82 -
- [送信文編集]ボタン
送信されるメールの件名を[アラーム・メール-件名]テキストボックスに、メールの本文を[アラーム・メール本文]テキストボック
スと[アラーム・メール本文(アラーム情報なし)]テキストボックスに入力し、[登録]ボタンをクリックします。
なお、アラーム情報がある場合は[アラーム・メール本文]が、アラーム情報がない場合は[アラーム・メール本文(アラーム情
報なし)]がメールの本文として送信されます。
3. メール送信を行う場合は、メインメニューの[環境設定]-[オプション]-[メール環境の設定]で設定します。
本設定は、システム管理者のみ設定が可能です。
項目
SMTPサーバの設
定
説明
サーバ名
アラーム通知に使用する際のメールサーバ名を設定します。
ポート番号
使用するポート番号を0~65535の間で設定します。ポート番号が未入力の場
合は、25番ポートが自動設定されます。また、上記の範囲以外のポート番号を
指定した場合、または不正なポート番号を設定した場合はエラーとなります。
認証方式
認証方式を、「認証なし」、「自動判定」、CRAM-MD5、LOGIN、PLAINから選
択します。デフォルト値は「認証なし」です。
- 83 -
項目
説明
「自動判定」を選択した場合は、認証方式を以下の順で自動判定します。
1. CRAM-MD5
2. PLAIN
3. LOGIN
ユーザーID
選択した認証方式に必要なユーザーIDを半角英数字64文字以内で入力しま
す。
認証方式を選択したにもかかわらず本項目が未入力の場合は、エラーとなり
ます。
パスワード
メールの差出人
選択した認証方式に必要なパスワードを半角英数字64文字以内で入力しま
す。
アラーム通知の差出人のメールアドレスを指定します。
2.6 実行ファイルを制御する
ソフトウェアの不正使用を禁止するために、特定のソフトウェアの検出と実行の警告や禁止を行えます。それらがウィンドウを持ってい
る場合、その実行ファイル名をSystemwalker Desktop Patrolに登録しておくことで実行を禁止できます。
例えば、ゲームやフリーソフトウェアなどの業務に必要のないソフトウェアを対象とした実行の警告や禁止の運用を行えます。
なお、以下の実行ファイルの検出および実行の警告/禁止をすることはできません。
・ ファイル名が不定のソフトウェア
・ Windowsサービスのプログラム
・ Windows® 8、Windows Server® 2012以降のWindowsストアアプリ
また、Systemwalker Desktop PatrolとSystemwalker Desktop Keeperを混在して運用する場合は、実行ファイルの実行禁止はSystemwalker
Desktop Keeperの機能を用いてください。
注意
ソフトウェアを配信する場合は、以下のことに注意してください。
・ ソフトウェアを配信する場合、CTに配信した時に起動する実行ファイルを指定できます。この実行ファイルを実行禁止に指定した
場合、ソフトウェアは配信できません。
2.6.1 設定
実行ファイルの制御を設定すると、クライアントが指定されたソフトウェアを実行した場合、以下のことが行えます。
・ クライアントに検出メッセージを通知
・ クライアントに警告メッセージを通知
・ ゲームなど業務以外のソフトウェアの実行を禁止
実行ファイルの検出と実行禁止の設定は、以下の手順で行ってください。
1. 実行ファイルとメッセージの設定
2. ソフトウェア稼働状況収集の設定
3. クライアントポリシーの適用
- 84 -
4. CTの再ログオン
2.6.1.1 実行ファイルとメッセージを設定する
クライアントPC上の実行ファイルの検出およびクライアントでの使用を警告/禁止する実行ファイルを指定します。また、実行ファイルを
起動した場合に表示するメッセージを指定します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 85 -
3. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. [基本動作ポリシー]タブを選択し、ポリシー名のリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 86 -
5. [共通設定]タブをクリックします。
[実行ファイルの制御]をクリックすると、以下の項目が表示されます。
項目
説明
[ファイル名]
実行を制御したいファイル名を259バイト以内で指定します。
[追加]ボタン
実行ファイルの制御を指定できるフィールドが1行追加されます。
[削除]ボタン
削除ボタンの行で指定している実行ファイルの制御を削除します。
[制御の内容]
制御の内容を選択します。
(注1)
・ 警告
実行ファイルが起動された際にメッセージを表示します。
メッセージ内容は「警告」に指定してください。
・ 実行禁止
実行ファイルが起動された際に強制的に終了させます。
実行を禁止した際にメッセージを表示する場合は「実行を禁止している場合に
メッセージを表示する」にチェックし、メッセージ内容を指定してください。
・ 検知と警告
実行ファイルを検知した際と実行ファイルが起動された際にメッセージを表示し
ます。
メッセージ内容は「検知」と「警告」に指定してください。
・ 検知と実行禁止
実行ファイルを検知した際にメッセージを表示し、さらに実行ファイルが起動され
た際に強制的に終了します。
- 87 -
項目
説明
検知した際のメッセージ内容は「検知」に指定してください。
実行を禁止した際にメッセージを表示する場合は「実行を禁止している場合に
メッセージを表示する」にチェックし、メッセージ内容を指定してください。
[表示するメッセージ]
(注2)
実行ファイルが起動された際に表示するメッセージを1024バイト以内で指定します。
省略することはできません。
メッセージの本文中に(%ProgName%)を記述すると、実行ファイル名で指定したソフ
トウェアが起動された場合に、該当する実行ファイル名を表示します。
実行ファイルを検知した際に表示するメッセージを1024バイト以内で指定します。省
略することはできません。
メッセージの本文中に(%ProgName%)を記述すると、実行ファイル名で指定したソフ
トウェアを検知した場合に、該当する実行ファイル名を表示します。
また、(%ProgFolder%)を記述すると、検出したファイルのフォルダ名をメッセージ本
文に表示します。
実行ファイルの起動を禁止した際にメッセージを表示する場合は「実行を禁止してい
る場合にメッセージを表示する」にチェックし、メッセージを1024バイト以内で指定し
ます。省略することはできません。
メッセージの本文中に(%ProgName%)を記述すると、実行ファイル名で指定したソフ
トウェアが起動された場合に、該当する実行ファイル名を表示します。
注1)
「警告」と「実行禁止」に、同じ実行ファイル名は指定できません。
インベントリ収集中にクライアントPC上の実行ファイルを検出した場合は検知メッセージの表示が行われます。
検知メッセージは実行ファイルがアンインストールされるまで、インベントリ収集のたびに表示されます。
注2)
各メッセージには以下の変数を使用できます。
- %ProgName%
検出したファイル名をメッセージ本文に表示します。本変数は、以下のメッセージで使用できます。
- 警告メッセージ
- 検知メッセージ
- 実行禁止メッセージ
- %ProgFolder%
検出したファイルのフォルダ名をメッセージ本文に表示します。本変数は、以下のメッセージで使用できます。
- 検知メッセージ
6. 設定内容を確認し、[適用]ボタンをクリックします。
→設定内容が保存されます。
注意
実行ファイルの検知は、以下の固定ドライブに対してのみ検出可能です。
・ 内蔵ハードディスク
・ “NDAS”テクノロジ採用のネットワーク接続ハードディスク
・ 一部のUSB接続ハードディスク(注)
- 88 -
ただし、Windowsの「ごみ箱」に存在する実行ファイルは検出できません。Windowsの「ごみ箱」内のフォルダに存在する実行ファイル
は検出できます。
注) 検出対象となるUSB接続ハードディスクの条件は以下のとおりです。
Windowsエクスプローラーで対象のドライブを選択し、[ファイル]-[プロパティ]で表示されるハードディスクのプロパティ画面の「全
般」タブの「種類」で、“ローカルディスク”と表示されるものが検出対象になります。
2.6.1.2 ソフトウェア稼働状況の収集を設定する
実行ファイルの起動の警告や実行禁止を行うためには、クライアントポリシーの収集条件で、ソフトウェア稼働状況収集が「する」に設
定されている必要があります。なお、実行ファイルの検出のみの場合は、この設定は不要です。
ソフトウェア稼働状況収集が設定されているかを、メインメニューで確認してください。
メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリシー]タ
ブ-[インベントリ情報]タブの[収集項目の設定]
2.6.1.3 クライアントポリシーを適用する
前述した「2.6.1.1 実行ファイルとメッセージを設定する」および「2.6.1.2 ソフトウェア稼働状況の収集を設定する」の情報は、クライアン
トポリシー適用時にCTに設定されます。
クライアントポリシーは、メインメニューで設定したスケジュールで適用されます。スケジュールは、メインメニューで確認してください。
メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリシー]タ
ブ-[インベントリ情報]タブの[収集スケジュールの設定]
2.6.1.4 CTを再ログオンする
前述した「2.6.1.1 実行ファイルとメッセージを設定する」および「2.6.1.2 ソフトウェア稼働状況の収集を設定する」の設定は、クライアン
トポリシーがCTに適用された後、PCに再ログオンすることで有効になります。
運用開始のタイミングで各PCへの再ログオンを行ってください。
2.6.2 運用
実行ファイルの制御の設定が完了すると、運用の開始となります。
指定された実行ファイルがCTで検出または実行されると、CT側にメッセージ画面が表示されます。
以下に、検知メッセージ、警告メッセージおよび実行禁止メッセージの画面の例を表示します。
[検知メッセージの場合]
※表示メッセージは、設定によって変更されます。
- 89 -
[警告メッセージの場合]
※表示メッセージは、設定によって変更されます。
[実行禁止メッセージの場合]
※表示メッセージは、設定によって変更されます。
- 90 -
第3章 PC情報を参照する
本章では、CTからPC情報を収集して参照する方法について説明します。
3.1 必要に応じて行う設定
CSおよびDSをインストールした直後は、出荷時の設定としてCSまたはDSに設定されたポリシー設定でPC情報の収集を行う設定となっ
ています。
PC情報の収集条件を変更する場合には、必要に応じてメインメニューにログインして設定を変更してください。
設定する内容と設定方法は下記のとおりです。
クライアントの動作設定
PC情報の収集条件に関して、各PCに設定する方法は以下のとおりです。
設定内容
設定方法
インベントリ収集条件の設定
[環境設定]-[ポリシーグループ管理]
ファイル収集の設定
[環境設定]-[ポリシーグループ管理]
レジストリ値収集条件の設定
[環境設定]-[ポリシーグループ管理]
ソフトウェア稼働状況の収集条件の設定
[環境設定]-[ポリシーグループ管理]
システム全体の動作設定
PC情報の収集条件に関して、システム全体の動作として設定する方法は以下のとおりです。
設定内容
設定方法
ユーザー情報の設定
[環境設定]-[オプション]
ソフトウェア辞書の設定
[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]
また、必要に応じて以下の設定を行います。
コマンドモードCTによるインベントリ収集の設定
ネットワークから切り離されたモバイルPCや回線速度の遅いネットワークなどでインベントリ情報の収集を行う場合は、コマンドモードCT
によるインベンリ収集の設定を行います。
PC稼働管理の設定
稼働管理対象PCに対して、電源の操作やインベントリ情報(ハードウェア情報)の即時収集を行う場合は、PC稼働管理の設定を行い
ます。
CLEARSUREの設定
CLEARSURE対応PCに対して、消去、ロック、ロック解除、位置情報取得などの操作を行う場合は、CLEARSUREの設定を行います。
- 91 -
運用状況の表示に関する設定
運用状況の表示に関する表示内容を変更する場合は、以下の設定を行います。
設定内容
運用状況の表示に関する表示内容を変更する設
定
設定方法
[環境設定]-[オプション]-[状況に関する設定]
運用対処に関する設定
運用対処に関する設定を変更する場合は、以下の設定を行います。
設定内容
運用対処に関する設定を変更する設定
設定方法
[環境設定]-[オプション]-[対処に関する設定]
3.1.1 クライアントの動作設定を行う
PC情報の収集条件の設定について説明します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 92 -
3. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. [基本動作ポリシー]タブをクリックします。
→ポリシー名のリンクをクリックすると、以下の画面が表示されます。
5. [共通設定]タブをクリックして、以下の項目を設定します。
項目
説明
[ポリシーを確認する間隔]
クライアントPCが上位サーバに接続し新着情報の確認を行う時間間隔を分単位で設
定します。
30~1440の間で指定してください。
- 93 -
項目
説明
インベントリ収集機能とパッチ自動適用機能はこの設定に従い動作します。ネットワー
ク回線が細い場合やサーバ負荷を軽減させたい場合は、設定値を変更してくださ
い。
初期値は180分です。新着確認の最初のタイミングは、この値を最大値として分散さ
れます。
[ログオン時の確認タイミン
グ]
Windowsへのログオンから新着確認を行うまでの最大の時間を分単位で指定しま
す。
0~180の間で指定してください。
0以外を指定した場合、Windowsへのログオンから新着確認を行うまでの実際の時
間は、0から最大の時間の間で、乱数を使用して分散されます。初期値は0分です。
・ ログオンから最大 n分遅らせる
以下の確認タイミングを分散させる場合に、チェックボックスにチェックします。
- クライアントからのソフトウェア確認タイミングを分散させる
- クライアントからのセキュリティパッチ確認タイミングを分散させる
6. [インベントリ情報]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
7. 以下の項目を設定します。
項目
[インベントリ収集日の指
定]
説明
インベントリ収集を行う曜日と時間帯を指定します。
・ 「毎日」を選択すると毎日インベントリ情報の収集を行います。
・ 「曜日指定」を選択すると、月曜から日曜までチェックされた曜日のみインベント
リ情報の収集を行います。
初期値は、「毎日」です。
- 94 -
項目
[インベントリ収集を行う時
間帯の指定]
説明
インベントリ収集を行う時間帯の指定有無と、時間帯を指定します。
・ 「する」を選択すると、指定した時間帯の間かつクライアントPCにユーザーがログ
インしている場合にインベントリ収集を行います。
・ 「しない」を選択すると、クライアントPCにユーザーがログインしている場合にイン
ベントリ収集を行います。
初期値は、「しない」です。
インベントリ情報が収集されるタイミングについては、“3.2.10 PC情報が収集されるタ
イミング”を参照してください。
[CPU使用率によるインベ
ントリ情報の収集条件]
・ 「CPU使用率が低い場合にのみ収集する」を選択すると、PCのCPU使用率が低
い場合にのみインベントリ情報を収集します。
・ 「CPU使用率に限らず収集する」を選択すると、PCのCPU使用率に関係なくイン
ベントリ情報を収集します。
初期値は、「CPU使用率に限らず収集する」です。
業務などで負荷の高い作業を行っている状態にインベントリ情報収集が起動するこ
とを抑止できます。
8. ソフトウェアの稼働状況は、ソフトウェア稼働状況の収集条件の設定後に、CTでWindowsに再ログオンすると収集が開始されま
す。その他の情報は、設定したスケジュールに従って収集されます。
[収集項目の設定]をクリックすると、以下の項目が表示されます。
以下の項目を設定します。
- 95 -
項目
[EXE情報の収集]
説明
・ 「する」を選択すると、各PCの内蔵ハードディスクにある全ての実行ファイル(拡
張子が.exeのファイル)の情報を収集します。
・ 「しない」を選択すると、実行ファイル情報を収集しません。
初期値は、「しない」です。
USBにより接続されたハードディスクやフラッシュメモリ、CD-ROMドライブ、DVDROMドライブ、ネットワークドライブなどに含まれる実行ファイルは、EXE情報の収集
対象になりません。
EXE情報の収集の初期値は、差分収集です。CustomPolicyコマンドの cl.diff.collectExeオプションを使用すると、動作を切り替えられます。
[ソフトウェア稼働状況の収
集]
・ 「する」を選択すると、ソフトウェア稼働状況を収集します。
・ 「しない」を選択すると、ソフトウェア稼働状況を収集しません。
・ 初期値は、「しない」です。
[ファイルの収集]
各PCのハードディスクから任意のファイルを収集しサーバに蓄積するかを指定しま
す。
・ 「する」を選択すると、指定したファイルの収集を行います。
・ 「しない」を選択すると、ファイルの収集を行いません。
初期値は、「しない」です。
・ 収集するファイル名の設定
収集するファイル名を指定します。ファイル名はドライブ名も含めた絶対パスを指
定してください。
なお、異なるフォルダに格納されているファイルでも同じファイル名のファイルは
指定できません。
注意
[収集ファイル名]にWindowsのシステムディレクトリであるSystem32フォルダ配下の
ファイルを指定して収集した場合、OSによって以下のファイルが収集されます。
設定例:C:\Windows\System32\test.txt
・ 32ビットOS上でファイル収集を行った場合は、指定どおりの以下のフォルダ配下
のファイルが収集されます。
C:\Windows\System32\test.txt
・ 64ビットOS上でファイル収集を行った場合は、OSの機能により自動的にリダイレ
クトされ、以下のフォルダ配下のファイルが収集されます。
C:\Windows\SystemWOW64\test.txt
[レジストリ情報の収集]
各PCのレジストリの内容を収集するかを指定します。
・ 「する」を選択すると、指定したレジストリ情報を収集します。
・ 「しない」を選択すると、レジストリ情報を収集しません。
初期値は、「しない」です。
・ 収集項目名
管理上わかりやすい任意の名称を、60バイト以内で指定します。
・ キー名
収集対象とするレジストリキー名を、240バイト以内で指定します。
- 96 -
項目
説明
下記に示すキー名配下のレジストリキーを指定してください。
\HKEY_LOCAL_MACHINE
\HKEY_CLASSES_ROOT
\HKEY_USERS
\HKEY_LOCAL_MACHINE64
・ 値の名前
収集対象とするレジストリ値の名前を、240バイト以内で指定します。
収集可能なレジストリ値の種類は以下のとおりです。
・REG_BINARY
・REG_DWORD
・REG_MULTI_SZ
・REG_SZ
注意
・ CTのレジストリ値の収集において、収集条件の「値の名前」が省略されている場
合("(標準)"または"(規定)"が指定されます。)、以下の条件ではOSによって収集
結果が異なります。
【条件】
レジストリ収集条件の「キー名」と「値の名前」は存在するが、値のデータが存在
しない場合。
【収集結果】
メインメニューの[インベントリ情報]から[レジストリ情報]を参照したとき、[収集項
目名]は表示されません。
・ “\HKEY_LOCAL_MACHINE64”というキーは実在しません。
64 ビ ッ ト OS の Windows 上 で CT を 動 作 さ せ る 場 合 、 レ ジ ス ト リ キ ー
“\HKEY_LOCAL_MACHINE\Software”配下のキーの値を収集しようとすると、
Windows の レ ジ ス ト リ リ ダ イ レ ク ト が 動 作 し て 、 実 際 に は
“\HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\WOW6432node”配下の指定したキー
の値が収集されます。
このレジストリリダイレクトでリダイレクトされたキーではなく、指定したキー配下の
キーの値を収集したい場合には、“\HKEY_LOCAL_MACHINE64”を指定して
ください。
[簡易操作ログの収集]
各PCの簡易操作ログを収集するかを指定します。
・ 「する(サーバ通知する)」を選択すると、CTで簡易操作ログ情報を簡易操作ログ
ファイルに記録し、その情報をインベントリ収集時にサーバに通知します。
サーバに通知することでCS上に簡易操作ログファイルが収集され、必要ディスク
容量が増加しますが、CSでログを一元的に管理することができます。
・ 「する(サーバ通知しない)」を選択すると、CTで簡易操作ログ情報を簡易操作ロ
グファイルに記録しますが、インベントリとしてサーバに通知しません。
記録されたログ情報を確認するにはCT上の簡易操作ログファイルで確認する必
要があります。
・ 「しない」を選択すると、簡易操作ログを収集しません。
この項目を選択した状態でもすでにCS上やCT上に保存された過去の簡易操作
ログについては削除しません。
- 97 -
項目
説明
初期値は、「しない」です。
注意
・ CTならびにCSの必要ディスク量が増加するため、工場出荷時の設定では、本
機能は無効となっています。
本機能を有効にするには、必ずポリシーの設定が必要です。
・ 「する(サーバ通知する)」を選択した場合は、必要ディスク容量が増加します。
9. 設定内容を確認し、[適用]ボタンをクリックします。
→設定した内容が保存されます。
CTでは、変更したポリシーを受信後に機能が有効になります。
3.1.2 システム全体の動作設定を行う
PC情報を収集するためのシステム全体の動作条件の設定方法について説明します。
システム全体の動作条件は以下の種類があります。
・ ソフトウェア辞書の設定
・ ユーザー情報項目ラベルの設定
3.1.2.1 ソフトウェア辞書を設定する
Systemwalker Desktop Patrolでソフトウェアの情報を収集するためには、そのソフトウェアを判定するための検索条件を定義する必要
があります。 Systemwalker Desktop Patrolでは、その定義を「ソフトウェア辞書」と呼びます。
ソフトウェア辞書の設定については、“2.2 監査するソフトウェアを設定する”を参照してください。
3.1.2.2 ユーザー情報の項目ラベルを設定する
Systemwalker Desktop Patrolでは、ユーザーがCTで入力した任意の情報をPC情報として収集し管理できます。この情報をユーザー
情報と呼びます。
ユーザー情報の項目名はCSでのみ、設定/変更できます。
ユーザー情報は最大10項目を設定でき、財産番号、製造号機、稼働備考など棚卸し時に必要な情報管理などに利用できます。
ユーザー情報の項目を設定する方法について説明します。
手順
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 98 -
2. [オプション]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [ユーザー情報]の[項目名]を入力します。
項目
[項目名]
説明
ユーザー情報の項目名を、日本語または英数字で指定します。指定できる文字数
は、最大64バイトです。
記号については以下の指定が可能です。
「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」
空白のみは指定できません。また、重複した項目名は指定できません。
デフォルトでは以下の10個の項目名が指定されています。項目名は任意に変更す
ることができます。
"財産番号"、"製造号機"、"稼働備考"、"用途備考"、"ビル備考"、"購入先名"、"取
得製番"、"取得年月"、"現品番号"、"商品備考"
- 99 -
設定したユーザー情報の項目は、CTでは以下のように表示されます。
項目を入力しなかった行は、CTでは内容が入力不可となります。
- 100 -
留意事項
・ CTからPC情報の収集がすでに行われている状態で項目ラベルの変更を行うと、CTの環境設定画面のユーザー情報に設定済み
の値が削除されます
そのため、システム構築時にユーザー情報の項目を設定してください。
- 101 -
この例では、項目ラベルを“使用目的”から“設置場所”に変更しているため、内容に設定されていた“工場端末”が削除されてい
ます。
3.1.3 コマンドモードCTによるインベントリ収集の設定を行う
ネットワークから切り離されたモバイルPCや回線速度の遅いネットワークなどで、インベントリ情報の収集を行う場合にコマンドモードの
CT機能を使用します。
コマンドモードCTで収集可能なインベントリ情報は以下のとおりです。
収集情報
インベントリ情報
コマンドモードCTでの収集
基本情報(OS情報、ハードウェア情報)
○
ソフトウェア情報
○
ウイルス対策ソフトウェア
○
プログラムの追加と削除情報
○
ユーザー情報
○
EXE情報
○
レジストリ情報
○
未適用パッチ情報
○
セキュリティ情報:
システムセキュリティ情報
ユーザーセキュリティ情報
○
セキュリティ情報:
Desktop Keeper情報
Desktop Encryption情報
×
- 102 -
収集情報
コマンドモードCTでの収集
ソフトウェア稼働状況
×
簡易操作ログ
×
ファイル収集
×
レポート情報
省電力監査情報:
○
省電力設定値
省電力監査情報:
×
省電力運転状況
○:収集可能
×:収集不可
コマンドモードCTには、以下の機能が用意されています。PCにCTをインストールする必要はありません。
・ 「CTOffline.exe」:インベントリ情報の収集機能
・ 「CTMail.exe」:インベントリ情報の収集とインベントリ情報のメール送信機能
コマンドモードCTは、ダウンロードメニューからダウンロードします。
なお、「CTOffline.exe」と「CTMail.exe」は、以下のタイミングで作成されます。
・ ソフトウェア辞書が更新された場合
・ 監査するソフトウェアを変更した場合
・ コマンドモードCTの動作設定を変更した場合
上記のタイミング、およびインベントリ情報を登録するCS/DSを変更した場合などには、新しく作成された「CTOffline.exe」と「CTMail.exe」
を使用してください。
収集されたインベントリ情報をCSまたはDSに登録するには、以下の方法があります。
・ メールを利用しない場合
・ メールを利用する場合
メールを利用しない場合
メールを利用できないPCの環境では、「CTOffline.exe」によりインベントリ情報を収集して、作成されたファイルをCSまたはDSに登録し
ます。
インベントリ情報の収集から登録までの手順は、以下のとおりです。
1. 監査するソフトウェアを選択します。
手順については“2.2 監査するソフトウェアを設定する”を参照してください。
2. コマンドモードCTの動作設定を行います。
手順については“2.3.1.2 コマンドモードCTを追加する”を参照してください。
3. インベントリ情報を収集したいPC上で、「CTOffline.exe」を実行します。
→「ユーザーID+PC名」のインベントリ情報のファイルが作成されます。
4. インベントリ情報のファイルをCSまたはDSに格納します。
- 103 -
5. 収集したインベントリ情報のファイルを登録するための設定をします。
- CSに登録する場合
[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[他製品連携-環境設定]を選択します。
- DSに登録する場合
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbiis]-[bin]にある「iissetup.exe」をダブルクリックします。
→[他製品連携-環境設定]画面が表示されます。
6. 以下の情報を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
なお、その他の情報は、“15.2 インベントリ情報の収集”を参照してください。
- [常駐プロセスとして起動]ラジオボタンに[する]または[しない]を選択する
→[する]にした場合
ポーリング間隔に従い、自動的にインベントリ情報が収集されます。ただし、ログオフするとプロセスは終了します。設定の変
更後、および、ログオフ後は「ITBudgetMGR(INV)」サービスの再起動が必要になります。
→[しない]にした場合
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行すると、インベントリ情報のファイルが取り込まれます。なお、引数に「CT」を入
力してください。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\bin\InvSend.exe CT
- [連携を行う製品]プルダウンメニューから「CT」を選択する
- 104 -
- [インベントリ情報格納パス]テキストボックスに、上記手順“3.”でインベントリ情報のファイルを格納したフォルダのパスを入力
する
インベントリ情報のファイルは、送信したあとにインベントリ情報格納パスからなくなります。送信できなかった場合には、イン
ベントリ情報のファイルはそのままインベントリ情報格納パスに残ります。
メールを利用する場合
メールを利用できるPCの環境では、「CTMail.exe」によりインベントリ情報を収集して、作成されたファイルをCSまたはDSにメールを利
用して登録します。
インベントリ情報の収集から登録までの手順は、以下のとおりです。
1. メールサーバに受信用のアカウントとメールアドレスを準備します。
2. メール環境の設定をします。
- CSの場合
[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[メール環境設定]を選択します。
- DSの場合
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbiis]-[bin]にある「mailenv.exe」をダブルクリックします。
→[メール環境設定]画面が表示されます。
3. 以下の情報を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
- 105 -
項目
[メール送信環境設定]
(CT側)
(注)
説明
[SMTPサーバ]
インベントリ情報をメールで送信する時のSMTPサーバを、半角英
数字1023文字以内で設定します。
[送信者名]
インベントリ情報をメールで送信する時の送信者名を、半角英数字
1023文字以内で設定します。
[宛先]
インベントリ情報をメールで送信する時の宛先を、半角英数字1023
文字以内で設定します。
[件名]
インベントリ情報をメールで送信する時のメールの件名を、半角英
数字1023文字以内で設定します。
[ポート番号]
SMTPサーバの使用ポート番号を0~65535の間で設定します。本
項目が未入力の場合は25番ポートが自動設定されます。また、上
記の範囲以外のポート番号を指定した場合、または不正なポート
番号を設定した場合はエラーとなります。
[認証を行う]
SMTP認証を行う場合にチェックを入れてください。
以降の項目が活性化されます。
[認証方式]
認証方式を、AUTO、CRAM-MD5、LOGIN、PLAINから選択しま
す。デフォルト値はAUTOです。
AUTOを選択した場合は、認証方式を以下の順で自動判定します。
1) CRAM-MD5
2) PLAIN
3) LOGIN
[ユーザーID]
選択した認証方式に必要なユーザーIDを半角英数字64文字以内
で入力します。
認証方式を選択したにもかかわらず本項目が未入力の場合は、エ
ラーとなります。
[メール受信環境設定]
(CS/DS側)
[パスワード]
選択した認証方式に必要なパスワードを半角英数字64文字以内
で入力します。
[POPサーバ]
インベントリ情報をメールで受信する時のPOPサーバを、半角英数
字1023文字以内で設定します。
[ユーザーID]
インベントリ情報をメールで受信する時の認証に必要なユーザー
IDを、半角英数字64文字以内で入力します。
[パスワード]
インベントリ情報をメールで受信する時の認証に必要なパスワード
を、半角英数字64文字以内で入力します。
注) DSの場合は[メール送信環境設定(CT側)]の設定はできません。
4. インベントリ情報のファイルを登録するための設定をします。
- CSに登録する場合
[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[他製品連携-環境設定]を選択します。
- DSに登録する場合
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbiis]-[bin]にある「iissetup.exe」をダブルクリックします。
- 106 -
→[他製品連携-環境設定]画面が表示されます。
5. 以下の情報を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
なお、その他の情報は、“15.2 インベントリ情報の収集”を参照してください。
- [常駐プロセスとして起動]ラジオボタンに[する]または[しない]を選択する
→[する]にした場合
ポーリング間隔に従い、自動的にインベントリ情報が収集されます。ただし、ログオフするとプロセスは終了します。設定の変
更後、および、ログオフ後は「ITBudgetMGR(INV)」サービスの再起動が必要になります。
→[しない]にした場合
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行すると、インベントリ情報のファイルが取り込まれます。なお、引数に「CT」を入
力してください。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\bin\InvSend.exe CT
- [連携を行う製品]プルダウンメニューから「CT」を選択する
- [インベントリ情報格納パス]テキストボックスに、メールによって格納されるインベントリ情報のファイルのパスを入力する(ファ
イル名の指定は不要)
インベントリ情報のファイルは、送信したあとにインベントリ情報格納パスからなくなります。送信できなかった場合には、イン
ベントリ情報のファイルはそのままインベントリ情報格納パスに残ります。
6. 監査するソフトウェアを選択します。
手順については“2.2 監査するソフトウェアを設定する”を参照してください。
7. コマンドモードCTの動作設定を行います。
手順については“2.3.1.2 コマンドモードCTを追加する”を参照してください。
- 107 -
8. インベントリ情報を収集したいPC上で、「CTMail.exe」を実行します。
→「ユーザーID+PC名」のインベントリ情報のファイルがメールで送信されます。
3.1.4 PC稼働管理の設定を行う
PC稼働管理機能を利用するには、CSと稼働管理対象PCにそれぞれ以下の設定が必要です。
・ CSの設定
システム管理者が、CSに稼働管理対象PCの情報を登録します。
・ 稼働管理対象PCの設定
システム管理者またはBIOS設定の知識があるPC利用者が、稼働管理対象PCのBIOS設定画面でAMTを使用するための設定を
行います。
3.1.4.1 CSの設定
CSで以下の設定を行います。
・ 稼働管理対象PC情報の定義
稼働管理対象PCの情報をCSVファイルに定義します。
CSVファイルの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
・ 稼働管理対象PC情報の登録
CSでdtpamtent.exe(稼働管理対象PC情報の登録)コマンドを実行し、稼働管理対象PCの情報を登録します。
dtpamtent.exe(稼働管理対象PC情報の登録)コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”
を参照してください。
3.1.4.2 稼働管理対象PCの設定
稼働管理対象PCのBIOS設定画面で以下の設定を行います。BIOS設定画面の表示方法についてはPC本体のマニュアルを参照して
ください。
1. ME BIOSの起動 (AMT の設定などを行う画面の起動)
2. Intel® ME Configurationの設定
3. Intel® AMT Configurationの設定
設定方法については、稼働管理対象PCのマニュアルを参照してください。
FMV-D5330の場合の設定例
FMV-D5330の場合の設定例を以下に示します。
ME BIOSの起動
以下の手順で起動します。
1. PCの電源を入れて、PCを起動します。
2. 「FUJITSU」ロゴが表示された後、画面上に「Press <Ctrl-P> to enter Intel® ME Setup」と表示されたら、[Ctrl]キーを押しなが
ら[P]キーを押します。
- 108 -
3. 「Intel ® ME Configuration」、「Intel ® AMT Configuration」設定を実施する画面が表示されます。「Intel® ME Password」と
表示されたら、その下にパスワードを入力します。
Intel® ME Configurationの設定
ME BIOSの起動後、パスワード認証を実施し、「Intel ® ME Configuration」を選択して以下の設定を行ってください。他の設定は
変更しないでください。
設定項目
Intel® ME Power Control
設定値
Intel® ME State upon Initial Power-On
ON
Intel® ME ON in Host Sleep States
ALWAYS
設定手順
1. 「Intel® ME Configuration」を選択します。
2. 「Intel® ME Power Control」を選択します。設定項目のうち、以下の2項目をそれぞれ選択し、設定を行います。
- Intel® ME State upon Initial Power-On
- Intel® ME ON in Host Sleep States
- 「Return to Previous Menu」を選択します。
- 「Return to Previous Menu」を選択します。
Intel® AMT Configurationの設定
ME BIOSの起動後、パスワード認証を実施し、「Intel ® AMT Configuration」を選択して以下の設定を行ってください。設定は、
「Provision Model」、「TCP/IP」の順で行ってください。他の設定は変更しないでください。
設定項目
Provision Model
TCP/IP
設定値
必須/任意
-
Intel AMT 2.0 Mode
(注)
◎
-
Small Business
(注)
◎
Network Interface
Enable
(注)
◎
DHCP
Disable
(注)
◎
IP address
IPアドレス
◎
Subnet mask
サブネットマスク
◎
Default Gateway address
デフォルトゲートウェイ
○
Preferred DNS address
優先DNS
○
Alternate DNS address
DNS
○
Domain Name
ドメイン名
○
◎:必須項目
○:任意項目 (OS のネットワーク設定と同様の値を設定してください)
注) 現在の設定値を変更する(Y)か、しない(N)かで設定を行います。
設定手順
- 109 -
1. 「Intel® AMT Configuration」を選択します。
2. 設定項目のうち、「Provision Model」を選択します。以下の設定項目が順に表示されるので、それぞれの設定を行います。
(設定を終えると、「Provision Model」が設定項目の一覧から消えます)
- Intel® AMT 2.0 Mode
- Small Business
3. 設定項目のうち、「TCP/IP」を選択します。以下の設定項目が順に表示されるので、それぞれの設定を行います。
- Network Interface
- DHCP
- IP address
- Subnet mask
- Default Gateway address (設定しない場合はそのまま[Enter]を入力してください)
- Preferred DNS address (設定しない場合はそのまま[Enter]を入力してください)
- Alternate DNS address (設定しない場合はそのまま[Enter]を入力してください)
- Domain Name (設定しない場合はそのまま[Enter]を入力してください)
4. 「Return to Previous Menu」を選択します。
5. 「Exit」を選択します。
注意
稼働管理対象PCのOSおよびAMTには、それぞれ別々の固定IPアドレスを割り当てる必要があります。OSおよびAMTに
DHCP設定をしないでください。
3.1.5 CLEARSUREの設定を行う
CLEARSURE対応PCに対して、消去、ロック、ロック解除などの操作を行う場合は、CLEARSUREの設定が必要です。
CLEARSUREの設定は、「富士通CLEARSURE」のWebサイトでの設定およびSystemwalker Desktop Patrolの設定の両方が必要で
す。
以下にCLEARSUREの設定手順の流れを示します。
1. 「富士通CLEARSURE」のWebサイトでの設定
a. CLEARSURE管理サーバに主端末管理者IDまたは端末管理者IDを登録
b. CLEARSURE管理サーバにCLEARSURE対応PCを登録
それぞれの登録手順については、CLEARSUREのマニュアルを参照してください。
2. Systemwalker Desktop Patrolの設定
a. 主端末管理者IDまたは端末管理者IDをSystemwalker Desktop Patrolに登録
Systemwalker Desktop Patrolの設定について、以下に説明します。
- 110 -
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
2. [CLEARSURE]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [管理サーバ情報設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
以下の項目を設定します。
- 111 -
項目
[主端末管理者IDまたは端末管理者ID]
説明
CLEARSURE管理サーバを操作するためのIDを設定してください。
本項目は省略できません。
本IDは「富士通CLEARSURE」のWebサイトで登録したIDです。
本IDには、以下のどちらかの権限が設定されている必要がありま
す。
・ サービス実行とデータ管理権限
・ サービス実行権限のみ
[パスワード]
主端末管理者IDまたは端末管理者IDのパスワードを設定してくださ
い。本項目は省略できません。
4. [OK]ボタンをクリックします。
→[消去]、[ロック]、[ロック解除]、[実行状況確認]ボタンが表示され、CLEARSURE対応PCを操作できるようになります。
3.1.6 運用状況に関する設定を行う
状況画面における運用状況に関する表示内容を変更するための設定方法について説明します。
手順
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [オプション]をクリックし、[状況に関する設定]を参照します。
- 112 -
まず、以下の項目を設定します。
項目
集計スケジュール
内容
集計を開始する時間を指定します。
時:0~23の範囲で、1時間単位で選択可能です。
分:0~59の範囲で、1分単位で選択可能です。
【初期値】0時0分
指定した時刻になると、状況画面に出力するための情報を集計します。
グラフ色の割合(%)
集計のグラフ色について、黄色と赤色の割合を10%単位で変更することができ
ます。
【初期値】
・ 黄色棒グラフのしきい値が20%以内
・ 赤色棒グラフのしきい値が80%以上
Desktop Keeper のURL
V14.1.0以降のSystemwalker Desktop Keeperのログ管理情報を表示する場合
に設定します。
また、V14.2.0のSystemwalker Desktop Keeperのログ検索画面から同一PCのロ
グ検索を行う場合に設定します。
本設定には、Desktop Keeperの管理サーバもしくはDesktop Keeperの統合管
理サーバの、FQDN名 or ホスト名 or IPアドレス を261バイト以内で指定してく
ださい。
【初期値】
なにも表示されていません。
ポイント
集計はSystemwalker標準データベースで管理されている全PCの情報を参照することとなります。
そのためにCSのサーバ本体に負荷がかかる可能性がありますので、集計スケジュールは業務に影響のない時間帯(例えば、0
時0分など)に設定することを推奨します。
ポイント
集計結果の自動メール通知について
集計スケジュールに従って集計した運用状況の集計結果を、自動でメール通知することができます。この設定を有効にしておく
と、運用状況の集計結果が自動メールで通知されますので便利です。
- 113 -
全システム管理者に集計の結果を通知する場合は「集計結果をシステム管理者に自動でメール通知する」にチェックを入れて
ください。
集計項目に該当したPCが所属する部門の部門管理者に集計の結果を通知する場合は「集計結果を部門管理者に自動でメー
ル通知する」にチェックを入れてください。
それぞれの項目内容は以下のとおりです。
項目
メール件名
内容
メールに使用する件名を128バイト以内の文字で指定してください。
本項目を省略した場合は、件名なしでメール送信します。
初期値は以下の件名となります。
[Desktop Patrol 自動送信] 問題のあるPCを検出しました
メール本文
メール送信の本文を2048バイト以内の文字で指定してください。
本項目を省略した場合は、本文はシステムが付加する情報のみとなります。
初期値は以下の本文となります。
問題のあるPCを検出しました。
メインメニューを開き、該当のPCを確認してください。
メール本文の他に、システムが情報を付加します。
:
:(オプション画面で設定したメール本文)
:
←(1)
[ 概要 ]
集計対象部門 : 1開発部
←─┐
│
│
[ 集計情報 ]
(2)
インベントリ情報が収集されていないPC : 38台
│
セキュリティパッチが適用されていないPC : 10台
│
セキュリティポリシーに違反しているPC : 26台
│
省電力ポリシーに違反しているPC : 14台
│
-│
http://サーバ情報(CSのFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/index.html←─┘
項目
内容
メール件名
設定した件名です。
(1)
オプション画面で設定したメール本文の内容を表示します。
- 114 -
項目
内容
システムが付加する情報です。
(2)
・[概要]
集計対象部門を表示します。
・[集計情報]
集計した以下の情報を表示します。
- インベントリ情報が収集されていないPC
- セキュリティパッチが適用されていないPC
- セキュリティポリシーに違反しているPC
- 省電力ポリシーに違反しているPC
・Systemwalker Desktop PatrolのURL
CSインストール時に指定したホスト名を採用します。
詳細は、メインメニューにログインして状況を確認してください。
注意
- 集計結果が0台となる集計項目は出力されません。また、すべての集計項目が0台の場合は自動通知されません。
- 管理者が設定したSMTPサーバに通信ができないなど、何らかの原因でメールが利用できない場合、エラー情報をイベント
ログに出力し、次の集計時に最新情報をメール送信します。
ポイント
自動メール通知を行う場合には
システム管理者、部門管理者に自動メール通知を行うためにメール環境設定およびメールアドレスの設定が必要です。
- メール環境の設定
[環境設定]-[オプション]-[メール環境の設定]でメール環境の設定を行ってください。システム管理者のみ設定できます。
- メールアドレス設定
送信先のメールアドレスを設定してください。設定方法の詳細については、“2.1 マスタ管理情報を構築する”を参照してくだ
さい。
注意
送信先にメールアドレスが設定されていない場合は、自動メール通知されません。
ポイント
部門管理者への自動メール通知先
該当PCが所属する部門の部門管理者に通知しますが、所属する部門に部門管理者がいない場合は、一番近い上位の部門管
理者に通知します。
以下は、部門Cに所属しているPCに問題が発生した場合の、部門管理者に自動通知する例です。
- 115 -
次に、運用に従って各集計項目を設定します。
各項目のうち、1つ以上は「項目の集計」を「する」に設定してください。
インベントリ情報が収集されていないPC
以下の項目を設定します。
項目
内容
項目の説明
「インベントリ情報が収集されていないPC」項目に対する説明です。
項目の集計
「インベントリ情報が収集されていないPC」項目に該当するPC台数を集計す
るかしないか設定します。
する :集計スケジュールのタイミングで、本項目に該当するPC台数を集計し、
状況画面に本項目の集計結果を表示します。
しない:本項目に該当するPC台数は集計せず、状況画面に本項目は表示し
ません。
収集されていないと判断す
る期間
「項目の集計」を「する」に選択した場合に表示される設定項目です。
集計を行った日を基点に本期間で設定した日より古いインベントリ情報を集
計します。例えばプルダウンで「1」を指定すると前日から対象となります。
本項目で設定した内容は、次回の集計スケジュール時から有効となります。
日数を指定するプルダウンは、1日~31日の間で指定してください。
セキュリティパッチが適用されていないPC
以下の項目を設定します。
項目
内容
項目の説明
「セキュリティパッチが適用されていないPC」項目に対する説明です。
項目の集計
「セキュリティパッチが適用されていないPC」項目に該当するPC台数を集計
するかしないか設定します。
する :集計スケジュールのタイミングで、本項目に該当するPC台数を集計し、
状況画面に本項目の集計結果を表示します。
- 116 -
項目
内容
しない:本項目に該当するPC台数は集計せず、状況画面に本項目は表示し
ません。
セキュリティパッチを配信していない場合は「しない」を選択してください。セ
キュリティパッチを配信していない場合に「する」を選択した場合、状況画面
では「xxx台中該当するPCはありません。」と表示されます。
セキュリティポリシーに違反しているPC
以下の項目を設定します。
項目
内容
項目の説明
「セキュリティポリシーに違反しているPC」項目に対する説明です。
項目の集計
「セキュリティポリシーに違反しているPC」項目に該当するPC台数を集計する
かしないか設定します。
する :集計スケジュールのタイミングで、本項目に該当するPC台数を集計し、
状況画面に本項目の集計結果を表示します。
しない:本項目に該当するPC台数は集計せず、状況画面に本項目は表示し
ません。
省電力ポリシーに違反しているPC
以下の項目を設定します。
項目
内容
項目の説明
「省電力ポリシーに違反しているPC」項目に対する説明です。
項目の集計
「省電力ポリシーに違反しているPC」項目に該当するPC台数を集計するかし
ないか設定します。
する :集計スケジュールのタイミングで、本項目に該当するPC台数を集計し、
状況画面に本項目の集計結果を表示します。
しない:本項目に該当するPC台数は集計せず、状況画面に本項目は表示し
ません。
3. 運用に従った設定に変更し、[適用]ボタンをクリックします。
3.1.7 運用対処に関する設定を行う
以下の画面において、システム管理者/部門管理者の判断による運用対処が行えます。
・ 状況画面の該当台数をクリックすることにより表示されるPC一覧(対処画面)
・ インベントリ情報画面
注意
・ 以下のPCに対しては、インベントリ削除以外の対処はできません。
- CTのバージョンがV14.1.0以前のPC
- コマンドモードCTによりインベントリ収集されたPC
- 他製品によりインベントリ収集されたPC
・ 1PCに対しての対処指示は、最新の20件が有効となります。したがって、対処を行っていない指示内容が1PCに対して21件以上
存在すると、過去の対処指示は無効となります。
- 117 -
・ 対処を指示してから7日経過しても対処結果が通知されない場合は、対処結果が異常終了となります。
各画面で可能な運用対処の操作について説明します。
運用対処
利用操作が可能な画面
○:対処可能
×:対処不可能
対処画面
インベントリ情報画面
メッセージ送信
○
○
インベントリ収集
○
○
インベントリ削除
○
○
セキュリティパッチの適用
○(注1)
×
セキュリティ設定の変更
○(注2)
×
省電力設定の変更
○(注3)
×
注1)「セキュリティパッチが適用されていないPC」の場合のみ対処可能
注2)「セキュリティポリシーに違反しているPC」の場合のみ対処可能
注3)「省電力ポリシーに違反しているPC」の場合のみ対処可能
以下に設定方法について説明します。
手順
運用対処を行うための設定は、システム管理者だけが行えます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [オプション]をクリックし、[対処に関する設定]を参照します。運用に沿った設定に変更し、[適用]ボタンをクリックします。
- 118 -
各設定項目について、以下に順に説明します。
対処内容の自動メール通知
対処を行った内容を自動でメール通知する際の設定です。
項目
内容
対処内容の自動メール通知
対処を行った内容を自動でメール通知します。
対処内容をどのように自動メール通知したいかを以下から選択し、チェックボックスに
チェックしてください。
・ システム管理者が行った対処を全てのシステム管理者に通知する
・ 部門管理者が行った対処を全てのシステム管理者に通知する
・ 部門管理者が行って対処を関連する部門管理者に通知する
・ 対処を指示した管理者に通知する
メール通知する内容は、対処を行った内容と対処するPCの一覧ファイルです。
対処するPCの一覧ファイルの形式は、対処画面の「CSV出力」と同等の形式となります。
・ メール件名
[Desktop Patrol 対処通知]
・ メール本文
2011/03/16 9:55:55 対処を実施しました。
←(1)
[ 対処 ]
メッセージ送信
←(2)
[ 本文 ]
XXXXしてください。
←(3)
[ 対象PC ]
添付ファイルを参照してください。
←(4)
-←┐
1開発部(部門管理者) 富士通太郎
│
ユーザーID fujitsutaro
(5)
連絡先 [email protected] 1111-2222
│
http://サーバ情報(CSのFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/index.html←┘
項目
内容
メール件名
固定です。
(1)
YYYY/MM/DD hh:mm:ss は対処を実施した日時となります。
(2)
対処時に選択した対処内容を表します。
(3)
対処[メッセージ送信]を選択した場合のみ、本文を出力します。
(4)
対処時に選択したPCの一覧となります。
- 119 -
項目
内容
対処を指示したユーザーの情報となります。
(5)
部門名の後ろの()内は権限を表しており、連絡先はユーザー管理情報でメールアドレス、電話
番号を指定している場合に出力します。
Systemwalker Desktop PatrolのURL は、CSインストール時に指定したホスト名を採用します。
注意
MIME規約の解釈の違いにより、管理者に送信するメールにおいてCSV形式の添付資料がメール本文に付与され、文字化けす
る現象が発生する場合があります。
以下の設定の変更により、事象を改善できます。
- ファイル:DTPインストール先\BNServ\data\dtp_config
- セクション:"MAILOPTION"
- キー:"boundaryLineFeed"
【設定例】
<DTPインストール先\BNServ\data\dtp_configファイルの内容例>
:
:
[MAILOPTION]
boundaryLineFeed=1
ポイント
自動メール通知を行う場合には
システム管理者、部門管理者に自動メール通知を行うためにメール環境設定およびメールアドレスの設定が必要です。
・ メール環境の設定
[環境設定]-[オプション]-[メール環境の設定]でメール環境の設定を行ってください。システム管理者のみ設定できます。
・ メールアドレス設定
送信先のメールアドレスを設定してください。設定方法の詳細については、“2.1 マスタ管理情報を構築する”を参照してください。
注意
送信先にメールアドレスが設定されていない場合は、自動メール通知されません。
ポイント
部門管理者への自動メール通知先
該当PCが所属する部門の部門管理者に通知しますが、所属する部門に部門管理者がいない場合は、一番近い上位の部門管理者
に通知します。
以下は、部門Cに所属しているPCに問題が発生した場合の、部門管理者に自動通知する例です。
- 120 -
対処「メッセージ送信」を行う場合
対処[メッセージ送信]確認ダイアログ用テンプレート
対処[メッセージ送信]確認ダイアログで指定できるテンプレートを管理します。
ここで並んでいる順番で対処[メッセージ送信]確認ダイアログのリストは表示されます。
テンプレート一覧に関する説明
項目
確認ダイアログで使用
内容
・ する
作成したテンプレートを対処[メッセージ送信]確認ダイアログで指定できるようにする場
合に選択します。
・ しない
一時的にテンプレートを作成したい場合に選択します。
テンプレート名
テンプレートの名称です。
内容表示ボタンをクリックすると、テンプレート名の編集、テンプレート内容の確認/編集が
可能となります。内容を閉じる場合は内容非表示ボタンをクリックしてください。
ボタンに関する説明
ボタン名
追加
内容
テンプレート一覧に新規でテンプレートを作成します。
テンプレートは50個まで追加できます。
削除
テンプレート一覧からテンプレートを削除します。
- 121 -
ボタン名
上に移動/下に移動
内容
移動したいテンプレートを選択して移動ボタンをクリックすると、テンプレートの順番が移動
され、確認ダイアログのリストに表示する順番に反映されます。
内容表示ボタンをクリックすると、テンプレートの内容が編集できます。
項目
テンプレート名
内容
テンプレートの名前を128バイト以内の文字で指定してください。
省略はできません。
本文
対処[メッセージ送信]の本文を2048バイト以内の文字で指定してください。
なお、以下のサンプルを提供していますので、必要に応じて使用してください。
- 対処[メッセージ送信]用サンプル(インベントリ情報が収集されていないPC)
対処の内容によって以下の設定も必要です。必要に応じて設定を行ってください。
「セキュリティパッチの適用」を行う場合
セキュリティパッチの適用を行うための設定をしてください。設定方法の詳細については、“第6章 セキュリティパッチを配信/適用する”
を参照してください。
「セキュリティ設定の変更」を行う場合
セキュリティ設定の変更を行うための設定をしてください。設定方法の詳細については、“4.2.2 セキュリティ設定を監査するための設
定”を参照してください。
また、対処[セキュリティ設定の変更]の運用対処に関する設定があります。
項目
確認ダイアログの設定
内容
「「自動対処不可能な項目を監査OKとする」設定を表示する」にチェックすると、対処[セキュ
リティ設定の変更]を選択した際の確認ダイアログに本オプションが表示されます。
本オプションは、実際のPCに対して自動対処を行うものではありません。
「省電力設定の変更」を行う場合
省電力設定の変更を行うための設定をしてください。設定方法の詳細については、“4.2.1 省電力設定を監査するための設定”を参照
してください。
- 122 -
3.1.8 インベントリ情報を削除する
PCを廃棄した場合など、不要なPCのインベントリ情報を削除する方法について説明します。
部門ツリーから削除する方法
部門ツリーからPCを指定してインベントリ情報を削除できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 123 -
2. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門配下のPCが、右側のフィールドに表示されます。
3. 削除対象とするPCにチェックして、対処から「削除」を選択して[実行]ボタンをクリックします。
→選択したPCのインベントリ情報が削除されます。
検索して削除する方法
PCを検索してインベントリ情報を削除します。
手順は、以下のとおりです。
- 124 -
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. [PC検索]ボタンをクリックします。
→検索条件入力画面が表示されます。
- 125 -
3. [部門選択]ボタンをクリックした場合は、以下の画面が表示されます。
4. 検索条件を入力し、[検索]ボタンをクリックします。
→検索条件に該当したPCが表示されます。
5. 削除対象とするPCにチェックして、対処から「削除」を選択して[実行]ボタンをクリックします。
→選択したPCのインベントリ情報が削除されます。
- 126 -
3.2 運用
PC情報の収集状況の確認や、PC情報の参照を行います。
3.2.1 インベントリ情報を参照する
各PCから収集したインベントリ情報を参照する操作について説明します。
メインメニューから情報を確認できます。またCSV形式のファイルに出力できます。
確認できる情報は、以下のとおりです。
・ 基本情報(ハードウェア情報)
・ ソフトウェア情報
・ ウイルス対策ソフトウェア
・ プログラムの追加と削除情報
・ ユーザー情報
・ EXE情報
・ レジストリ情報
・ 未適用パッチ情報
・ 契約情報
・ セキュリティ情報
・ 省電力情報
部門ツリーから参照する方法
メインメニューの[PC情報]画面に表示されたPCを選択することで、インベントリ情報を参照できます。
手順は、以下のとおりです。
- 127 -
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門配下のPCが、右側のフィールドに表示されます。
【ソフトウェア辞書版数の色による確認方法】
PCのアイコンの色でソフトウェア辞書の版数が分かります。アイコンの色と版数の関係は以下のとおりです。
-
(緑色):
最新版数のソフトウェア辞書を使用して情報が収集されたことを示します。
- 128 -
-
(黄色):
3世代前までのソフトウェア辞書を使用して情報が収集されたことを示します。
-
(赤色):
ソフトウェア辞書を使用しないか、4世代以前のソフトウェア辞書で収集されたことを示します。
3. 右側のフィールドに表示されたPCのハードウェア情報をCSV形式のファイルに出力する場合は、以下の操作を行います。出力
しない場合は、次の手順に進みます。
a. [CSV出力]ボタンをクリックします。
→ダウンロード画面が表示されます。
b. 画面に従い、ハードウェア情報をCSV形式のファイルに出力します。
4. 右側のフィールドのPC名をクリックします。
→クリックしたPCのインベントリ情報が表示されます。
5. 以下の表示項目を選択します。
- [基本情報]タブ
- [ソフトウェア情報]タブ
- [ウイルス対策ソフトウェア]タブ
- [プログラムの追加と削除情報]タブ
- [ユーザー情報]タブ
- [EXE情報]タブ
- [レジストリ情報]タブ
- [未適用パッチ情報]タブ
- [契約情報]タブ
- [セキュリティ情報]タブ
- [省電力情報]タブ
- 129 -
→選択した画面が表示されます。表示画面については、以降の説明を参照してください。
[基本情報]を選択した場合
基本情報が表示されます。PCのOS情報やハードウェア情報を参照できます。
注意
3つのDNSサーバがすべてIPアドレスで登録されていた場合、3つ目のDNSサーバの情報の一部は表示されません。
ポイント
[TCP/IP情報]にIPv6アドレスの情報を以下のように表示します。
- デュアルスタック環境でIPv4アドレスとIPv6アドレスの両方を表示する際には、IPv4アドレスとIPv6アドレスの間をスラッシュ「/」
で区切ります。
- IPv6アドレスが複数存在する場合は、IPv6アドレスとIPv6アドレスの間をセミコロン「;」で区切ります。
- 一時アドレスが存在する場合は、一時アドレスの前にシャープ「#」を付加します。ただし、CTで収集したインベントリ情報のみと
なります。
[ソフトウェア情報]を選択した場合
ソフトウェア情報が表示されます。選択したPCにインストールされているソフトウェアの名称を参照できます。
- 130 -
[ウイルス対策ソフトウェア]を選択した場合
ウイルス対策ソフトウェア情報が表示されます。選択したPCにインストールされているウイルス対策ソフトウェアの名称を参照できま
す。
[プログラムの追加と削除情報]を選択した場合
プログラムの追加と削除情報が表示されます。選択したPCの「プログラムの追加と削除」で表示されるソフトウェアが参照できます。
- 131 -
[ユーザー情報]を選択した場合
ユーザー情報が表示されます。PCのユーザー情報を参照できます。
[EXE情報]を選択した場合
EXE情報が表示されます。選択したPCが持っている実行ファイル(拡張子が.exe)の絶対パスを参照できます。
- 132 -
[レジストリ情報]を選択した場合
レジストリ情報が表示されます。選択したPCから収集されたレジストリ情報を参照できます。
上記画面の項目の説明は、以下のとおりです。
項目
説明
[収集項目名]
メインメニューで定義された[収集項目名]を表示します。
[キー名]
メインメニューで定義された[キー名]を表示します。
[値の名前]
メインメニューで定義された[値の名前]を表示します。
- 133 -
項目
[値]
説明
CTから収集されたレジストリ情報を表示します。
[未適用パッチ情報]を選択した場合
自動適用対象のパッチのうち、CTに適用されていないパッチ情報を参照できます。
[契約情報]を選択した場合
契約情報が表示されます。
- 134 -
[セキュリティ情報]を選択した場合
セキュリティ情報が表示されます。
[省電力情報]を選択した場合
省電力情報が表示されます。
- 135 -
Systemwalker Desktop Keeperのログ検索画面を表示する
[インベントリ情報 - PC情報]画面に表示された「ログ管理」リンクを選択することで、Systemwalker Desktop Keeperで管理している同
一ユーザーID/同一PC名のログ検索画面を別ウィンドウで表示できます。
事前にブラウザの設定が正しく行われている必要があります。ブラウザの設定は“Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド”の“Web
ブラウザを使用するPCでの準備”の“Systemwalker Desktop Keeperと連携する場合の設定について”を参照してください。
「ログ管理」のリンクは、事前に[オプション]-[状況に関する設定]-[Desktop KeeperのURL]を設定していない場合、およびメインメ
ニューにログインした際にログインIDの自動認証が失敗した場合には、表示されません。
表示されたSystemwalker Desktop Keeperのログ検索画面では、ログ検索を行うことができます。ログ検索画面の詳細については、
“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編”を参照してください。
検索して参照する方法
PCを検索して画面に表示されたPCを選択することで、インベントリ情報を参照できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
- 136 -
2. [インベントリ情報]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [検索]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 137 -
4. [部門選択]ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。
5. PCを検索する情報を入力し、[検索]ボタンをクリックします。
→検索結果が表示されます。
6. 表示されたPCのハードウェア情報をCSV形式のファイルに出力する場合は、以下の操作を行います。出力しない場合は、次の
手順に進みます。
a. [CSV出力]ボタンをクリックします。
b. 画面に従い、ハードウェア情報をCSV形式のファイルに出力します。
7. 表示されたPC名をクリックします。
→クリックしたPCのインベントリ情報が表示されます。
- 138 -
8. 表示項目を選択します。
→選択した画面が表示されます。表示画面については、“部門ツリーから参照する方法”を参照してください。
ポイント
[IPアドレス(部分一致)]において、検索対象を「IPv6アドレス」に絞り込む場合は「:」を指定、「IPv4アドレス」に絞り込む場合は「.」を指
定し、「10」のように英数字のみの場合は「IPv4アドレス」「IPv6アドレス」に関係なく検索します。
「IPアドレス」は[オプション]-[表示に関する設定]で指定したIPアドレスの表示優先に従って検索を行います。
PC一覧の表示項目の変更方法
[インベントリ情報]画面の[PC一覧]に表示される項目を、デフォルトの表示項目から変更できます。
[PC名]以外のインベントリ項目については、[PC一覧]への表示/非表示を任意に変更できます。
本変更はシステムアカウントでログインした場合のみ可能であり、システムで1つの設定が可能です。
表示項目の変更手順を以下に示します。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
2. [インベントリ情報]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 139 -
3. [表示項目設定]ボタンをクリックします。システムアカウント以外のアカウントでログインした場合は[表示項目設定]ボタンは表示
されません。
→以下の画面が表示されます。
4. 以下の手順で表示項目の設定を行います。
a. 画面左側の[非表示項目]のリストからPC一覧に表示する項目を選択し、画面中央の[>>]ボタンをクリックします。項目は複
数選択できます。
→選択した項目が、画面右側の[表示項目]に追加されます。
b. 画面右側の[表示項目]のリストからPC一覧に表示しない項目を選択し、画面中央の[<<]ボタンをクリックします。項目は複
数選択できます。
→選択した項目が、画面右側の[表示項目]から削除されます。
c. [表示項目]の順序を変更する場合は、画面右側の[表示項目]のリストから項目を選択し、[上に移動]または[下に移動]ボ
タンをクリックします。
- 140 -
5. 表示項目の設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。
→PC一覧の表示項目が、設定した項目に変更されます。
未配置PCのインベントリ情報を参照する
未配置PCとは、ユーザー管理情報に登録されていないユーザーのPC、またはメインメニューの[環境設定]-[ユーザー管理]で部門ツ
リーから削除したユーザーのPCのことです。
以下の画面では、部門選択ツリーの「未配置」を選択した状態で、右側のフィールドに表示されたPCが、未配置PCとなります。
- 141 -
未配置PCのハードウェア情報も、CSV形式のファイルに保存できます。部門ツリーから「未配置」を選択し、[CSV出力]ボタンをクリック
して、画面に従い出力します。
また、ユーザー管理情報に登録されたユーザーのPCと同じように、インベントリ情報も参照できます。
未配置PCがある場合は、以下の対処をしてください。
・ 必要なPCの場合は、メインメニューの[環境設定]-[ユーザー管理]で、未配置PCのユーザーを部門に移動する。
・ 不要なPCの場合は、メインメニューの[環境設定]-[ユーザー管理]で、未配置PCのユーザーを削除する。
未配置PCがある場合は、以下の対処を行ってください。
1. 検索条件入力欄の[部門選択]で選択する部門を「未配置」を選択します
2. CSV形式ファイルを出力します。
3. 出力したCSV形式ファイルを開き、PCおよびユーザーを確認して、次の操作を実施してください。
- 必要なPCの場合
a. PCを所有するユーザーのユーザー管理情報ファイルを作成します。
b. ユーザー管理情報ファイル内の各ユーザーが所属する部門が正しいことを確認し、“2.1.5 ユーザー管理情報を作成
する”を参照してユーザーを登録する。所属する部門がない場合は、“2.1.4 部門管理情報を作成する”を参照して部
門を登録する。
- 不要なPCの場合
a. PCを所有するユーザーのユーザー管理情報ファイルを作成する。
b. ユーザー管理情報ファイル内の各ユーザーが所属する部門が正しいことを確認し、“2.1.5 ユーザー管理情報を作成
する”を参照してユーザーを削除する。
CSVファイルを出力する方法
収集した情報をCSVファイルとして出力できます。検索して絞り込んだ場合には、絞り込まれた情報がCSVファイルに格納されます。
検索することなく出力した場合は、収集された情報が全てCSVファイルに格納されます。
CSVファイルを出力する場合は、[CSV出力]ボタンをクリックして、画面に従い出力します。
運用対処
インベントリ情報画面では、以下の運用対処が行えます。
・ メッセージ送信
・ インベントリ収集
・ インベントリ削除
- 142 -
PC一覧から対処したいPCのチェックボックスにチェックして、対処を行いたい内容を「対処」のプルダウンメニューから選択してくださ
い。
[実行]ボタンをクリックすると、対処に応じた対処内容の確認画面が表示されますので、内容を確認した後に[OK]ボタンをクリックして
ください。
選択したPCに対して、対処が行われます。
「対処」の選択項目の内容について
インベントリ情報画面で行える「対処」の選択項目の内容については、“運用対処”の“「対処」の選択項目の内容について”に記載
されている、以下の運用対処の各説明を参照してください。
- メッセージ送信
- インベントリ収集
- インベントリ削除
3.2.2 プログラムの追加と削除の情報を参照する
収集されたインベントリ情報により、CTのプログラムの追加と削除の情報を確認できます。また、プログラムの追加と削除の情報をCSV
形式のファイルに保存することもできます。
参照する方法
PCの参照による方法は、メインメニューの[PC情報]から行います。画面に表示されたPCを選択することで、プログラムの追加と削除の
情報を参照できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
- 143 -
2. [プログラムの追加と削除]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 表示対象とする部門を選択します。
→以下の画面が表示されます。
- 144 -
4. 該当台数をクリックします。
→PC一覧が表示されます。
5. 表示されているPC名をクリックします。
→クリックしたPCのインベントリ情報が表示されます。
6. 表示項目を選択します。
→選択した画面が表示されます。表示画面については、“3.2.1 インベントリ情報を参照する”を参照してください。
CSVファイルを出力する方法
収集した情報をCSVファイルとして出力できます。
CSVファイルを出力する場合は、[CSV出力]ボタンをクリックして、画面に従い出力します。
3.2.3 ソフトウェアの監査情報を参照する
収集されたインベントリ情報により、監査対象ソフトウェアの導入状況や、セキュリティパッチの適用状況、およびウイルス対策ソフトウェ
アの導入状況を確認できます。また、これらの情報をCSV形式のファイルに保存することもできます。
参照する方法
メインメニューの[PC情報]画面に表示されたPCを選択することで、監査対象ソフトウェアの導入状況を確認できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
- 145 -
2. [ソフトウェアの監査]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 表示対象とする部門を選択します。
→以下の画面が表示されます。
- 146 -
4. 左側のフィールドのツリーの[ソフトウェアの導入状況]配下のグループから、ソフトウェアベンダを選択します。
→選択したソフトウェアベンダから提供されているソフトウェアが、右側のフィールドに表示されます。
5. 該当台数をクリックします。
→PC一覧が表示されます。
6. 表示されたPC名をクリックします。
→クリックしたPCのインベントリ情報が表示されます。
7. 表示項目を選択します。
→選択した画面が表示されます。表示画面については、“3.2.1 インベントリ情報を参照する”を参照してください。
- 147 -
CSVファイルを出力する方法
収集した情報をCSVファイルとして出力できます。
CSVファイルを出力する場合は、[CSV出力]ボタンをクリックして、画面に従い出力します。
3.2.3.1 セキュリティパッチの適用状況を確認する
CTにセキュリティパッチが適用されたかを確認できます。
なお、アラーム通知の設定を行っている場合は、セキュリティパッチの適用状況をメールで確認できます。アラーム通知の設定は、“2.5
アラーム通知の設定を行う”を参照してください。
参照する方法
セキュリティパッチの適用状況を確認できます。また、適用状況をCSV形式のファイルに保存することもできます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
2. [ソフトウェアの監査]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 148 -
3. 表示対象とする部門を選択します。
→以下の画面が表示されます。
4. 左側のフィールドのツリーの[セキュリティパッチ]から、製品を選択します。
→選択した製品に対するセキュリティパッチの未適用情報が右側のフィールドに表示されます。
5. ソフトウェア一覧に表示されている該当のPC台数を確認します。
セキュリティパッチの適用状況画面の見方について、“6.4.3 セキュリティパッチの適用を確認する”を参照してください。
6. セキュリティパッチの適用状況をCSV形式のファイルに出力する場合は、[CSV出力]ボタンをクリックします。
- 149 -
3.2.3.2 ウイルス対策ソフトウェアの導入を確認する
ウイルス対策ソフトウェアの導入状況を確認できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
2. [ソフトウェアの監査]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 150 -
3. 表示対象とする部門を選択します。
→以下の画面が表示されます。
4. 左側のフィールドのツリーの[ウイルス対策ソフトウェア]から、ソフトウェアベンダを選択します。
→選択したソフトウェアベンダから提供されているウイルス対策ソフトウェアが、右側のフィールドに表示されます。
5. ソフトウェア一覧に表示されている該当/非該当のPC台数を確認します。
ウイルス対策ソフトウェアのインストールに該当しないPC台数や、最新のウイルス定義ファイルに該当しないPC台数に着目しま
す。
6. ウイルス対策ソフトウェアの適用状況をCSV形式のファイルに出力する場合は、[CSV出力]ボタンをクリックします。
- 151 -
ウイルス対策ソフトウェアの未導入時の対処
前述した「ウイルス対策ソフトウェアの導入を確認する」で選択した、ウイルス対策ソフトウェアの情報に該当しないPCのユーザー
に、ウイルス対策ソフトウェアを導入するように指示してください。
ポイント
ソフトウェア配信機能で対象となるウイルス対策ソフトウェアを配信できます。配信の際に、ダウンロード後の実行ファイルを指定し
ておくことで、ダウンロード先で自動的にインストールを開始することもできます。詳細は、“第8章 ソフトウェアを配信する”を参照し
てください。
3.2.4 ソフトウェアの稼働状況を参照する
収集されたインベントリ情報により、CTのソフトウェアの稼働状況を確認できます。また、ソフトウェアの稼働状況をCSV形式のファイル
に保存することもできます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
2. [ソフトウェアの稼働状況]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 152 -
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門の稼働ソフトウェア情報が、右側のフィールドに表示されます。
項目
[起動台数]
説明
ソフトウェアを起動したPCの数
4. 右側のフィールドに表示された稼働ソフトウェア情報をCSV形式のファイルに出力する場合は、以下の操作を行います。出力し
ない場合は、次の手順に進みます。
a. [CSV出力]ボタンをクリックします。
→ダウンロード画面が表示されます。
b. 画面に従い、ソフトウェアの稼働状況をCSV形式のファイルに出力します。
- 153 -
5. ソフトウェアの利用者など詳細を確認する場合は、右側のフィールドからソフトウェア名をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3.2.5 セキュリティ情報を参照する
インベントリ情報として収集されたCTのセキュリティ情報を確認できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
- 154 -
2. [セキュリティ情報]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 表示対象とする部門を選択します。
→以下の画面が表示されます。
4. 以下のセキュリティ情報を確認します。
- システムセキュリティ情報
- ユーザーセキュリティ情報
- Desktop Keeper情報
- 155 -
- Desktop Encryption情報
→選択した画面が表示されます。表示画面については、以降の説明を参照してください。
なお、Desktop Keeper情報およびDesktop Encryption情報は、該当製品がCTに導入されている場合に表示されます。
システムセキュリティ情報を選択した場合
以下の画面が表示されます。システムセキュリティ情報に該当するPC台数を確認できます。
以下の項目が確認できます。
分類
[ハードウェア]
[OS]
情報
説明
[BIOS起動パスワード]
起動パスワード(ユーザー用パスワード)の設定
[BIOS設定パスワード]
設定パスワード(管理者用パスワード)の設定
[BIOSハードディスクパ
スワード]
ハードディスクパスワードの設定
[自動ログオン]
自動ログオンの設定
[ようこそ画面]
ようこそ画面の表示設定
[最後のユーザー名]
最後にログオンしたユーザー名の表示設定
[Guestアカウントのセ
キュリティ]
Guestアカウントのパスワード設定の有無、不適切なパ
スワード
[自動更新の設定]
WindowsUpdate自動更新の有効/無効
[ユーザーアカウント制
御(UAC)]
Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、
Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の
ユーザーアカウント制御(UAC)機能の有効/無効
[安全でない共有フォ
ルダ]
everyone権限でアクセス可能な共有フォルダの有無
[スタンバイ回復時のパ
スワード入力]
スタンバイ回復時のパスワードの設定
- 156 -
分類
[アプリケーション]
情報
説明
[複雑なパスワードを必
要とする設定]
複雑なパスワード設定の有無
[ファイアウォール]
ファイアウォールの設定
[ウイルス対策ソフトウェ
アのリアルタイム検索]
ウイルス対策ソフトウェアのリアルタイム検索の設定
[ウイルス対策ソフトウェ
アの定時スキャン状況]
ウイルス対策ソフトウェアの定時スキャンの状況
[ウイルス対策ソフトウェ
アのスキャン対象範囲]
ウイルス対策ソフトウェアのスキャン対象の範囲
項目の内容の意味は以下のとおりです。
収集不可:
Systemwalker Desktop Patrol CTのバージョンレベルが、V13.0.0より前のバージョンのPC台数、またはBIOSが情報の収集をサ
ポートしていないPC台数を示します。
なお、各バージョンレベルで追加された設定項目については、各バージョンレベルより古いSystemwalker Desktop Patrol CTは、
“収集不可”と表示されます。
なし:
各セキュリティ項目が未設定のPC台数を示します。
あり:
各セキュリティ項目が設定されているPC台数を示します。
シテステムセキュリティ情報の監査のポイントを以下に説明します。
- ハードウェア
- BIOSの各種パスワードが設定されていない場合、セキュリティ低下だと監査します。
- PCメーカ/型によって、パスワードが設定できない、またはパスワードの設定値を採取できない機種があります。
- OSの「自動ログオン」および「最後のユーザー名」の表示
- ログオン画面にログオン名を表示することはセキュリティ低下だと監査します。
- 自動ログオンすることは、それ以上にセキュリティ低下だと監査します。
- Windows® XPの場合、「ようこそ」を使っていないクラシックログオンの場合に、これらを監査します。
- OSの「ようこそ画面」
- Windows® XPだけが監査対象になります。それ以外は「収集不可」に含まれます。
- Windows® XPの場合、「ようこそ」を使っていることが「最後のユーザー名」と同様なセキュリティ低下だと監査します。
- Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合、必ず「使用する」
が設定されます。
- OSの「Guestアカウントのセキュリティ」
- Guestアカウントが有効、パスワードが設定されていない、またはパスワードが不適切(ユーザー名と同一のパスワード)な場
合は、セキュリティ低下だと監査します。
また、パスワードの監査を行わず、Guestアカウントが有効の監査のみ行うことができます。
監査方法の変更は、CustomPolicy.exe(カスタム設定用ポリシーの変更)で行います。CusttomPolicy.exeコマンドの使用方
法については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアルを参照してください。
- OSの「自動更新の設定」
- 設定されていない場合は、セキュリティ低下だと監査します。
- 157 -
- OSの「ユーザーアカウント制御(UAC)」
- UAC機能が無効である場合や、プロンプトを表示せずに昇格する(通知しない)設定にした場合は、セキュリティ低下だと監
査します。
- UAC機能がないOSの場合は、必ず「収集不可」が設定されます。
- OSの「安全でない共有フォルダ」
- everyone権限でアクセスできるフォルダがある場合は、セキュリティ低下だと監査します。
- OSの「複雑なパスワードを必要とする設定」
- Windowsグループポリシーで、複雑なパスワードの設定が行われていないと、セキュリティ低下だと監査します。
- アプリケーションの「ファイアウォール」および「ウイルス対策ソフトウェアのリアルタイム検索」
- 設定されていない場合は、セキュリティ低下だと監査します。
ユーザーセキュリティ情報を選択した場合
[ユーザーセキュリティ情報]画面が表示されます。ユーザーセキュリティ情報に該当するPCのログオンユーザー数を確認できます。
以下の項目が確認できます。
分類
[OS]
[Internet Explorer]
情報
説明
[スクリーンセーバー]
スクリーンセーバー起動の有無
[スクリーンセーバーパスワー
ド]
スクリーンセーバー解除パスワードの有無
[ログオンユーザーのパス
ワード]
ログオンユーザーのパスワード設定の有
無、不適切なパスワード
[インターネットゾーン]
IEセキュリティゾーンの設定
・低
・中低
・中
・中高
- 158 -
分類
情報
説明
・高
・カスタマイズ
[アプリケーション]
「複数のコンピューター上のデータ検索」
機能の有効/無効
[Googleデスクトップ「複数の
コンピューター上のデータ検
索」]
項目の内容の意味は以下のとおりです。
収集不可:
内容に該当しないPCのログオンユーザー数を示します。
なし:
各セキュリティ項目が未設定のPCのログオンユーザー数を示します。
あり:
各セキュリティ項目が設定されているPCのログオンユーザー数を示します。
ユーザーセキュリティ情報の監査のポイントを以下に説明します。
- OSの「スクリーンセーバー」および「スクリーンセーバーパスワード」
- スクリーンセーバーを起動しない、または解除パスワード無しの場合はセキュリティ低下だと監査します。
- OSの「ログオンユーザーのパスワード」
- パスワードが設定されていない、またはパスワードが不適切(ユーザー名と同一のパスワード)な場合は、セキュリティ低下だ
と監査します。
- Internet Explorerの「インターネットゾーン」
- インターネットゾーンのレベルが低い場合は、セキュリティ低下だと監査します。
- アプリケーションの「Googleデスクトップ「複数のコンピューター上のデータ検索」機能」
- Googleデスクトップの「複数のコンピューター上のデータ検索」機能が有効になっていると、PCのインデックス情報がGoogle
デスクトップサーバに転送されるため、セキュリティポリシーに従って監査してください。
注意
Windows XP上で動作するCTにおいて、スクリーンセーバーパスワードの設定を監査する場合、以下の条件を満たす場合には、
Windowsの[画面のプロパティ]画面でパスワードの設定をいったん無効にしてから有効にする必要があります。
- ユーザー数が2つ以上ある
- ユーザー簡易切り替えが有効となっている
- パスワードチェック設定を一度も変更していない
Desktop Keeper情報を選択した場合
[Desktop Keeper情報]画面が表示されます。クライアントにSystemwalker Desktop Keeperがインストールされている場合、Systemwalker
Desktop Keeperのセキュリティ設定情報に該当するPC台数を確認できます。
- 159 -
項目の内容の意味は以下のとおりです。
収集不可:
Systemwalker Desktop Keeperがインストールされていない、またはバージョンレベルがV13.0.0より前のバージョンのPC台数を
示します。
しない:
Systemwalker Desktop Keeperの各セキュリティ項目が未設定のPC台数を示します。
する:
Systemwalker Desktop Keeperの各セキュリティ項目が設定されているPC台数を示します。
各項目については、“Systemwalker Desktop Keeper”のマニュアルを参照してください。
なお、Systemwalker Desktop Keeperの各バージョンレベルで追加された設定項目については、各バージョンレベルより古い
Systemwalker Desktop Keeperからは収集できないため、“収集不可”と表示されます。
Desktop Encryption情報を選択した場合
[Desktop Encryption情報]画面が表示されます。クライアントにSystemwalker Desktop Encryptionがインストールされている場合、
Systemwalker Desktop Encryptionのセキュリティ設定情報に該当するPC台数を確認できます。
- 160 -
項目の内容の意味は以下のとおりです。
収集不可:
Systemwalker Desktop Encryptionがインストールされていない、またはバージョンレベルがV13.0.0より前のバージョンのPC台数
を示します。
使用不可:
Systemwalker Desktop Encryptionの各セキュリティ項目が未設定のPC台数を示します。
使用可:
Systemwalker Desktop Encryptionの各セキュリティ項目が設定されているPC台数を示します。
各項目については、“Systemwalker Desktop Encryption”のマニュアルを参照してください。
3.2.6 PCの稼働管理を行う
稼働管理対象PCに対して、リモートから以下の操作を行う手順を説明します。
・ インベントリ情報(ハードウェア情報)の即時収集
・ 電源の操作
なお、稼働管理対象PCが登録されていない場合は、[PC稼働管理]画面は表示されません。
稼働管理対象PCの登録方法については、“3.1.4 PC稼働管理の設定を行う”を参照してください。
3.2.6.1 インベントリ情報(ハードウェア情報)を即時収集する
稼働管理対象PCのインベントリ情報(ハードウェア情報)を即時収集して参照する手順を、以下に示します。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
- 161 -
2. [PC稼働管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. インベントリ情報を参照したいPCの「IPアドレス(AMT)」をクリックします。
→選択したPCのインベントリ情報が即時収集され、[取得情報]欄に表示されます。
4. 収集されたインベントリ情報を参照します。
→収集されるインベントリ情報は以下のとおりです。
- 162 -
分類
-
[PC]
[Motherboard]
[BIOS]
[Processors]
[Memory]
項目
説明
[Time]
取得日時 (CS)
[Power State]
電源状態
[Model]
PC モデル
[Vender]
メーカ名
[Serial Number]
シリアル番号
[Vender]
マザーボードベンダ
[Product Name]
製品名
[Vendor]
BIOS ベンダ
[Version]
BIOS バージョン
[Vender]
CPU ベンダ
[Maximum Speed]
クロック数
[Version]
CPU バージョン
[Vender]
メモリベンダ
[Form Factor]
フォームファクタ
[Serial Number]
シリアル番号
[Size]
サイズ
処理に失敗した場合(エラーメッセージが表示された場合)は、以下の原因が考えられます。確認をしてください。
- IPアドレス(AMT)が間違っている。
- ユーザーID(AMT)、パスワード(AMT)が間違っている。
- 稼働管理対象PCのコンセントが抜けている。
- 稼働管理対象PCのAMT用のLANケーブルが抜けている。
- 稼働管理対象PCが無線LANでつながっていて、かつ稼働管理対象PCに電源が入っていない。
3.2.6.2 電源を操作する
稼働管理対象PCの電源を操作(ON/OFF)する手順を、以下に示します。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
- 163 -
2. [PC稼働管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 電源を操作したいPCの「IPアドレス(AMT)」をクリックします。
→インベントリ情報のうち、「Power State」を参照し、PCの電源の状態を確認します。
処理に失敗した場合(エラーメッセージが表示された場合)は、以下の原因が考えられます。確認をしてください。
- IPアドレス(AMT)が間違っている。
- ユーザーID(AMT)、パスワード(AMT)が間違っている。
- 稼働管理対象PCのコンセントが抜けている。
- 164 -
- 稼働管理対象PCのAMT用のLANケーブルが抜けている。
- 稼働管理対象PCが無線LANでつながっていて、かつ稼働管理対象PCに電源が入っていない。
4. 電源の状態を確認したら、[戻る]ボタンをクリックします。
→[PC稼働管理]画面に戻ります。
5. 電源を操作するPCのラジオボタンを選択し、以下のボタンをクリックします。
- [電源ON]ボタン:選択したPCの電源をONにします。
- [強制電源OFF]ボタン:選択したPCの電源を強制的にOFFにします。OSのシャットダウン処理は行われません。
[強制電源OFF]ボタンをクリックした場合は、以下のメッセージがダイアログに出力されます。
強制的に電源をOFFにします。よろしいですか?(OSのシャットダウンは行われません。)
注意
- 強制電源OFFを行った場合、OSが動作中のとき、作業中のデータは保障できませんので、操作には注意してください。
- 強制電源ONを行った場合、BIOSパスワードがかけられた稼働管理対象PCには、Webブラウザからパスワードを入力するこ
とはできません。稼働管理対象PCで入力する必要があります。
処理に失敗した場合(エラーメッセージが表示された場合)は、以下の原因が考えられます。確認をしてください。
- IPアドレス(AMT)が間違っている。
- ユーザーID(AMT)、パスワード(AMT)が間違っている。
- 稼働管理対象PCのコンセントが抜けている。
- 稼働管理対象PCのAMT用のLANケーブルが抜けている。
- 稼働管理対象PCが無線LANでつながっている。
6. 電源の操作が成功したことを確認する場合は、再度、“手順4.”の方法を実施し、PCの電源の状態を確認します。
- 165 -
3.2.7 CLEARSURE対応PCを操作する
CLEARSURE対応PCの一覧を参照する手順、およびCLEARSURE対応PCを操作する手順について説明します。
CLEARSURE対応PCを操作する場合は、事前にCLEARSUREの設定が必要です。設定方法については“3.1.5 CLEARSUREの設定
を行う”を参照してください。
3.2.7.1 CLEARSURE対応PCを参照する
収集されたインベントリ情報より、CLEARSURE対応PCの一覧を参照できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
2. [CLEARSURE]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 166 -
3. 表示対象とする部門を選択します。
→CLEARSURE対応PCの一覧が表示されます。
PC一覧画面の各項目の説明は、以下のとおりです。
項目
[選択]
説明
CLEARSURE対応PCを操作する場合に、操作したいPCを選択します。
選択すると、各操作ボタンが有効になります。
[PC名]
Systemwalker Desktop Patrolで管理しているPC名を表示します。
[モデル名]
CLEARSURE対応PCのモデル名を表示します。
本項目は「富士通CLEARSURE」のWebサイトで使用するPCIDの「型名」
に該当します。
[シリアル番号]
CLEARSURE対応PCのシリアル番号を表示します。
本項目は「富士通CLEARSURE」のWebサイトで使用するPCIDの「号機」
に該当します。
[リモートロック・消去]
CLEARSURE対応PCのBIOS設定状況を表示します。
・ 設定あり
BIOSの「リモートロック・消去」がオンになっています。CLEARSURE
の機能が有効です。
・ 設定なし
BIOSの「リモートロック・消去」がオフになっています。CLEARSURE
のすべての機能が無効です。
[HDDシリアル]
ハードディスクのシリアル番号を表示します。
[最終実行日時]
CLEARSURE対応PCに対してコマンド実行した日時を表示します。
ただし、CLEARSURE管理サーバと何らかの原因で接続できないといっ
た通信エラーの場合は、最終実行日時は更新されません。
[実行種別]
最後に実行したコマンドを表示します。
- 167 -
項目
説明
・ 消去
消去コマンドを実行しました。
・ ロック
ロックコマンドを実行しました。
・ ロック解除
ロック解除コマンドを実行しました。
・ 位置情報取得
位置情報取得コマンドを実行しました。
[収集日時]
CTでインベントリ情報を収集した日時が表示されます。
[ユーザーID]
CTのユーザーIDが表示されます。
[ユーザー名]
ユーザーIDに対するユーザー名が表示されます。
本情報はユーザー管理情報で登録した情報です。
[部門名]
ユーザーIDが所属する部門名が表示されます。
[電話番号]
ユーザーIDに対する電話番号が表示されます。
本情報はユーザー管理情報で登録した情報です。
[メールアドレス]
ユーザーIDに対するメールアドレスが表示されます。
本情報はユーザー管理情報で登録した情報です。
3.2.7.2 CLEARSURE対応PCを操作する
注意
免責事項について
CLEARSURE 対 応 PC を 操 作 す る 前 に 、 「 富 士 通 「 CLEARSURE 」 の 利 用 規 約 」 ( http://www.fmworld.net/biz/terms_of_service/
clearsure_tos.html)を必ずお読みください。
Systemwalker Desktop PatrolからCLEARSURE対応PCを操作できます。
以下に、操作手順を示します。
1. CLEARSURE対応PCの操作
CLEARSURE対応PCに対して、以下のどれかの操作を実施します。
・ 消去
・ ロック
・ ロック解除
・ 位置情報取得
2. 実行状況確認
- 168 -
操作を行ったCLEARSURE対応PCのコマンド実行状況を確認します。
異常が発生していた場合は、原因を取り除き再度CLEARSURE対応PCの操作を行ってください。
CLEARSURE対応PCの操作
CLEARSURE対応PCを操作します。
手順は、以下のとおりです。
1. CLEARSURE対応PC一覧から、操作するPCを選択します。
→PCを選択すると、各操作ボタンが有効になります。
この画面での、各操作ボタンの意味は以下のとおりです。
ボタン名
説明
[消去]ボタン
選択したPCに対して、データ消去コマンドを実行します。
[ロック]ボタン
選択したPCに対して、ロックコマンドを実行します。
[ロック解除]ボタン
選択したPCに対して、ロック解除コマンドを実行します。
[位置情報取得]ボタン
選択したPCに対して、位置情報取得コマンドを実行します。
[実行状況確認]ボタン
選択したPCに対して発行したコマンドの実行状況を確認します。
ポイント
PCIDとインベントリ情報の対応について
「富士通CLEARSURE」のWebサイトで登録したPCの「PCID」は、Systemwalker Desktop Patrolの[PC情報]-[CLEARSURE]のPC
一覧で確認できる以下の情報と対応しています。
- PCID = モデル名(10桁 不足分は0埋め)+シリアル番号(先頭8桁)
例)
- 169 -
モデル名「ABCDEFGH」、シリアル番号「A123456789」の場合、PCIDは「ABCDEFGH00A1234567」となります。
2. 操作するPCを選択し、[消去]、[ロック]、[ロック解除]または[位置情報取得]ボタンをクリックします。
→PCパスワードの確認画面が表示されます。
[消去]ボタンをクリックした場合のPCパスワードの確認画面の例を以下に示します。
PCパスワードには、以下の内容を入力します。
項目
[PCパスワード]
説明
PCのパスワードを設定してください。本項目は省略できません。
指定するパスワードは、「富士通CLEARSURE」のWebサイトで登録した
PCIDに対応したPCパスワードとなります。
3. [OK]ボタンをクリックします。
[消去]、[ロック]、[ロック解除]、[位置情報取得]のPCパスワード確認画面で[OK]ボタンをクリックすると、以下のメッセージボック
スが表示されます。
【消去の場合】
- 170 -
【ロックの場合】
【ロック解除の場合】
【位置情報取得の場合】
4. [OK]ボタンをクリックすると各コマンドを発行します。コマンドを発行しない場合は[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
実行状況確認
コマンドの実行状況を確認します。
手順は、以下のとおりです。
- 171 -
1. CLEARSURE対応PC一覧から、実行状況を確認するPCを選択します。
2. [実行状況確認]ボタンをクリックします。
→PCパスワードの確認画面が表示されます。
PCパスワードには、以下の内容を入力します。
項目
[PCパスワード]
説明
PCのパスワードを設定してください。本項目は省略できません。
指定するパスワードは、「富士通CLEARSURE」のWebサイトで登録した
PCIDに対応したPCパスワードとなります。
- 172 -
なお、消去/ロック/ロック解除の実行状況を確認済みの場合は、再度[実行状況確認]ボタンをクリックしても、PCパスワード確
認画面は表示されずに実行状況一覧が表示されます。
3. [OK]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
実行状況一覧フィールドの説明は以下のとおりです。
項目
[実行日時]
説明
CLEARSURE対応PCに対してコマンドを実行した日時を表示します。
ただし、CLEARSURE管理サーバと何らかの原因で接続できないといっ
た通信エラーか発生した場合、そのコマンド実行は一覧には表示されま
せん。
[実行種別]
実行したコマンドを表示します。
・ 消去
消去コマンドを実行しました。
・ ロック
ロックコマンドを実行しました。
・ ロック解除
ロック解除コマンドを実行しました。
・ 位置情報取得
位置情報取得コマンドを実行しました。
[実行状況]
実行状況を表示します。
:処理が完了しました。
:処理中です。
:処理が異常終了しました。
- 173 -
項目
[位置情報(緯度,経度)]
説明
位置情報が取得できた場合に、コマンド実行時の位置情報を表示しま
す。位置情報が取得できなかった場合は表示されません。
ポイント
実行状況確認画面では、Systemwalker Desktop PatrolからCLEARSURE管理サーバに対してコマンドを発行した日時と結果を
確認できます。
コマンドの完了日時や、「富士通CLEARSURE」のWebサイトから直接コマンド実行した結果については、「富士通CLEARSURE」
のWEBサイトで確認してください。
3.2.8 収集ファイルを参照する
収集ファイルの参照は、収集されたファイルを管理者が直接参照して行います。ファイルは以下のディレクトリに格納されます。
ファイル収集格納ディレクトリ
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbinv\collect
なお、収集されたファイルを参照する場合は、CSでエクスプローラなどを使用して、直接上記ディレクトリ配下を参照してください(メイ
ンメニューからは参照できません)。
収集されたファイルを参照する場合は、以下のフォルダを参照してください。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbinv\collect\file\"ユーザーID"+"PC名"+"上位サーバ名"
例)ユーザーIDが0001、PC名がhost1、上位サーバ名がupperhostの場合
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbinv\collect\file\0001+host1+upperhost
参照
ファイル収集格納ディレクトリは、CustomPolicyコマンドを使用して変更することができます。
変更方法については、リファレンスマニュアルの“コマンドリファレンス“を参照してください。
簡易操作ログファイルの参照
作成された簡易操作ログファイルは、CTの以下のディレクトリに格納されます。
CTのインストールディレクトリ\invcl\inv\meter\opelog
なお、CSに通知された場合は、CS上のファイル収集格納ディレクトリ配下に格納されます。
参照する場合は、直接ディレクトリ配下を参照してください。
簡易操作ログファイルは最大4ヶ月分保存されます。作成される各ファイルの意味は、以下のとおりです。
UserOperation.00.wdu:当月分の簡易操作ログファイル
UserOperation.01.wdu:前月分の簡易操作ログファイル
UserOperation.02.wdu:2ヶ月前の簡易操作ログファイル
UserOperation.03.wdu:3ヶ月前の簡易操作ログファイル
各ファイルの書式については、リファレンスマニュアルを参照してください。
- 174 -
3.2.9 PC情報の収集状況を確認する
何らかの原因によりPCからPC情報が収集されていない状況となった場合、正しいPC情報を把握できません。ここではPCからのPC情
報の収集状況を確認する方法について説明します。
メインメニューから確認する場合
PC情報の収集状況をメインメニューから確認する手順を、以下に示します。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
2. [インベントリ情報]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 175 -
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門配下のPCが、右側のフィールドに表示されます。
4. 右側のフィールドのPC名をクリックします。
→クリックしたPCのインベントリ情報が表示されます。
確認する項目
PC情報の収集状況の確認は、上記手順で表示した[インベントリ情報]画面から行います。以下に、[インベントリ情報]画面を表示
します。
以下の画面の、[収集日時]がPC情報の収集された日時になります。
- 176 -
[収集日時]が更新されない場合
以下の場合は、[収集日時]が更新されません。
- PC情報を収集するCTに電源が入っていない
- PC情報を収集するCTがネットワークに接続されていない
最新のPC情報を収集し管理するには、上記問題を解決してください。
問題が解決しない場合には、クライアントのインベントリ収集処理でエラーが発生している可能性があります。CT稼働状況ログ、CT
の[環境設定]画面の[状況]タブ、および“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“Systemwalker Desktop Patrol CT
のメッセージ”を参照して原因の特定と対処を行ってください。
CTの[環境設定]画面の例を以下に示します。
[ポリシーの受信状況]欄: 通信異常が発生した場合は、ここに情報が表示されます。
[インベントリ収集の状況]欄: インベントリ収集で異常が発生した場合は、ここに情報が表示されます。
CT稼働状況ログから確認する場合
PC情報の収集状況をCT稼働状況ログから確認できます。CT稼働状況ログの確認方法を、以下に示します。
1. メインメニューでCTの稼働状況を確認したいPC名を確認します。
2. CSに格納されているCT稼働状況ログから、PC名の情報を検索し、PC情報の収集の成否の確認を行います。
CT稼働状況ログの参照と検索については、Microsoft® Excelやエディタを使用して確認してください。
CT稼働状況ログは、デフォルト設定では以下の場所に格納されます。
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbinv\ct_trace\ +PC名+上位サーバ名
\dpsysdYYYYMMDD.log
- 177 -
備考. SVPolicy.exe(サーバ環境設定)コマンドを使用して、CT稼働状況ログの格納先と管理日数を変更できます。
CT稼働状況ログの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
PC情報が収集されない場合のCT稼働状況ログの例を以下に示します。
・ 例1:PC情報の収集に失敗している場合
user1,pc1,server1,2007/03/30 20:09:28.270,INFO,DTP,SVCSTART,
user1,pc1,server1,2007/03/30 20:01:10.544,INFO,WINDOWS,LOGON,
user1,pc1,server1,2007/03/30 20:15:55.717,INFO,POLICY,RECEIVE,OK
user1,pc1,server1,2007/03/30 20:15:55.717,INFO,POLICY,UPDATE,OK
user1,pc1,server1,2007/03/30 20:15:55.717,ERROR,INVENTORY,COLLECT,NG(7)
赤色の行に着目します。PC情報の収集処理で異常が発生しているため、CTから上位サーバにPC情報の通知が行われていない
ことが分かります。
・ 例2:ポリシー受信に失敗しているために、PC情報の収集が行われていない場合
user1,pc1,server1,2007/03/30 20:09:28.270,INFO,DTP,SVCSTART,
user1,pc1,server1,2007/03/30 20:01:10.544,INFO,WINDOWS,LOGON,
user1,pc1,server1,2007/03/30 20:15:55.717,ERROR,POLICY,RECEIVE,NG(2)
赤色の行に着目します。ポリシーの受信に失敗しているため、CTでPC情報の収集が行われず、上位サーバにPC情報の通知が
行われていないことが分かります。
・ 例3:CT稼働状況ログに異常が記録されていない場合
CT稼働状況ログに異常が記録されていない場合は、CTに問題はありません。メインメニューの[環境設定]-[サーバの設定と稼働
状況]で、CSおよびDSが動作しているか確認してください。
3.2.10 PC情報が収集されるタイミング
PC情報を参照することで、CTの状況を確認できます。しかし、収集されたPC情報が最新のものでないと、CTの最新の状況は確認で
きません。
したがって、PC情報を参照するためには、PC情報が収集されるタイミングを把握しておく必要があります。タイミングを把握しておくこと
で、PC情報を参照するときに、CTの最新の状態を確認できます。
PC情報が収集されるタイミング
PC情報の収集契機には、以下の4種類があり、それぞれ収集されるタイミングが異なります。
収集契機
頻度
収集されるタイミング
送信条件
送信対象
1
インストール時(注
1)
インストールした後1回の
み
インストールが完了した後
インストール
完了後は必
ず送信
全情報(注
2)
2
クライアントポリシー
のスケジュールで
設定された時間
指定した曜日(曜日指定)
24時を超えた最初の新着
確認タイミング(注3)
PC情報に変
更がある場
合は送信
差分情報
(注4)
または
1日1回(毎日)
クライアントポリシーの新
着確認時
・クライアントポリシーに変
更がある場合
・ソフトウェア辞書(サポー
トセンター定義/ユーザー
定義)に変更がある場合
(注3)
- 178 -
3
収集契機
頻度
収集されるタイミング
セキュリティパッチ
自動適用時
クライアントポリシーの新
着確認時で、PCにセキュ
リティパッチの自動適用を
行った時(注5)
PCに適用すべきセキュリ
ティパッチの最後のセキュ
リティパッチ自動適用完了
時
送信条件
送信対象
必ず送信
差分情報
(注4)
PC情報に変
更がある場
合は送信
差分情報
(注4)
再起動を必要とするセキュ
リティパッチの場合は、再
起動後に収集します。
再起動を必要としないセ
キュリティパッチの場合は、
即座に収集します。
4
運用設定の診断結
果画面表示時
クライアントポリシーで運
用設定の診断結果画面を
表示する設定と「表示時に
インベントリ収集を行う」の
チェックの設定を行い、指
定したタイミング(注6)で運
用設定の診断結果画面を
表示した時
運用設定の診断結果画面
を表示した時
注1)
インストール時に登録済みのアップデータを適用した場合は、PCを再起動した後、PC情報を収集します。
注2)
PC情報の全情報((ハードウェア情報、ソフトウェア情報、プログラム情報、ユーザー情報、ソフトウェア稼働状況、EXEファイル情
報 、レジストリ情報、ファイル収集)※、Systemwalker Desktopシリーズ連携およびソフトウェア辞書版数情報)を送信します。
※クライアントポリシーで、これらを収集するように設定してある場合だけです。
ソフトウェア稼働状況は、前回収集時から変更があった分のデータだけを送信します。
CPUの負荷率を考慮してPC情報を収集する場合は、CPU負荷が50%以下のときに収集します。1時間経過してもCPU負荷が改善
されない場合は、強制収集されます。
注3)
当日電源を投入していないPCでは、次の新着確認時にインベントリ収集を行います。
注4)
前回のインベントリ収集以降に、変更があったPC情報を送信します。ソフトウェア辞書版数情報は、必ず送信します。
注5)
クライアントポリシーの新着確認を行った際に、ソフトウェア辞書に変更があり、セキュリティパッチの自動適用を行う場合は、セキュ
リティパッチの自動適用後にPC情報を収集します。
ハードウェア情報に含まれるディスク容量情報は、前回のインベントリ収集時と比較して10%以上の変更があった場合に収集され、
送信されます。
注6)
以下の設定を行うことができます。
- ログオン時に表示する
- ログオン時および指定時間に表示する
備考. インベントリ収集がはじまると、ログオフしても最後まで収集処理は実行されます。
- 179 -
PC情報が収集されるまでの流れ
PC情報が収集されるまでの流れについて、以下に示す収集契機別に説明します。
・ インストール時の収集
・ スケジュールで設定された時間の収集
・ セキュリティパッチ自動適用完了後の収集
3.2.10.1 インストール時の収集
CTインストール時の収集の流れの概要を示します。
3.2.10.2 スケジュールで設定された時間の収集
スケジュールによるインベントリ収集の流れの概要を示します。また、電源投入から切断までの間に、どのようにインベントリを収集する
かを、時系列で説明したCS、DSおよびCTの関係を示します。
PC情報の収集条件は、以下のように設定されているものとします(値はインストール後の初期値です)。
[クライアントの設定]
・ メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]の基本動作ポリシーで設定
- [共通設定]タブ:
ポリシーを確認する間隔:180分
- 180 -
概要
時系列(通常運用の場合)
●:電源投入
■:電源切断
▲:ポリシー確認
△:インベントリ収集
インベントリ収集は以下の手順で実施されます。
1. インベントリ収集機能は電源投入時に起動します。
- 181 -
2. 「ポリシーを確認する間隔」で指定した間隔でポリシーを確認します(注)。
ソフトウェア辞書、またはクライアントポリシーが更新されている場合は、ポリシーをダウンロードした後、PC情報(インベントリ情
報)を収集します。
ソフトウェア辞書、またはクライアントポリシーが更新されていない場合は、ポリシーのダウンロード、およびインベントリ収集は行
いません。
3. 収集したインベントリ情報は、前回収集した情報との差分があればDSへ通知します。
注) ポリシーの確認を行うタイミングは、電源投入時から「ポリシーを確認する間隔」で指定した時間の幅の中で、乱数の結果
により決定します。これはDSへのアクセス集中を防止するためです。
時系列(24時間運用の場合)
●:電源投入
■:電源切断
▲:ポリシー確認
△:インベントリ収集
24時間運転の場合、インベントリ収集を行う手順は「通常運用の場合」と同じですが、日付が更新されると、ソフトウェア辞書、またはク
ライアントポリシーが更新されていない場合であってもインベントリ収集を行います。前回収集したインベントリ情報から差分があれば
DSへ通知します。
時系列(インベントリ収集時刻を指定している場合)
- 182 -
●:電源投入
■:電源切断
▲:ポリシー確認
△:インベントリ収集
時間帯を指定して、インベントリ収集を行うことができます。
ポリシーを確認する間隔やポリシーをダウンロードする条件は「通常運用の場合」「24時間運用の場合」と同じですが、収集時刻で指
定した時間内でのみインベントリ収集を行います。
指定した時間帯以外の時間に、ポリシーが更新されポリシーのダウンロードを行った場合でも、インベントリは収集されません。
収集時刻を指定している場合、指定時間内のインベントリ収集は1日1回です。同日の再起動時は、インベントリ収集は行われません。
3.2.10.3 セキュリティパッチ自動適用完了後の収集
セキュリティパッチ自動適用完了後のインベントリ収集の流れの概要を示します。また、電源投入から切断までの間に、どのようにイン
ベントリを収集するかを、時系列で説明したCS、DSおよびCTの関係を示します。
また、セキュリティパッチの種類とインベントリ収集の関係を示します。
PC情報の収集条件は、以下のとおりです。
[クライアントの設定]
・ メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]の基本動作ポリシーで設定
- [共通設定]タブ:
ポリシーを確認する間隔:180分
セキュリティパッチの自動適用条件は、以下のとおりです。
・ セキュリティパッチA、B、C:再起動が必要
- 183 -
・ セキュリティパッチD、E:再起動は不要
概要
時系列
- 184 -
●:電源投入
■:電源切断
▲:セキュリティパッチ確認
△:インベントリ収集
★:セキュリティパッチのダウンロードと適用
◆:再起動
電源投入を基点に指定した「ポリシーを確認する間隔」で、セキュリティパッチの確認を行います。
セキュリティパッチ適用後のメッセージで再起動を行わないを選択した場合は、即座にインベントリ収集を行います。
セキュリティパッチ適用後のメッセージで再起動を行うを選択した場合は、メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種
ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリシー]タブ-[共通設定]タブ-[ポリシーを確認する間隔]の値に従ってインベントリ収集を行いま
す。
3.2.11 運用状況の表示および運用対処を行う
状況画面で、運用状況の表示および運用対処を行う操作について説明します。
状況画面での運用対処は、集計項目別に該当PCを参照する画面で行えます。“3.2.11.4 集計項目別に該当PCを参照する”を参照し
てください。
3.2.11.1 ログインから状況画面を参照する
状況画面は、システム管理者および部門管理者でログインした場合に表示されます。
メインメニューから参照する手順を、以下に示します。
1. メインメニューにログインします。
→状況画面が表示されます。
操作権限によって、状況の確認できる範囲が異なります。
- 185 -
操作権限
システム管理者
確認範囲
Systemwalker Desktop Patrolシステム全体の状況が確認できます。
「未配置」に関する状況の確認も可能です。
部門管理者
部門管理者が所属する部門全体の状況が確認できます。
表示項目
各表示項目について、以下に示します。
項目
内容
状況
Systemwalker Desktop Patrolの運用状況を一目で確認できる画面となります。
ユーザーID
ログインしたユーザーIDが表示されます。
資産管理
資産管理に関する詳細情報を参照する場合、または、状況画面に関する設定を
行う場合に、本リンクをクリックしてください。
集計に関する情報
項目
集計対象部門
内容
状況画面に出力する集計部門の範囲を示します。
集計対象となる部門の範囲は、ログインIDの権限によって異なります。
システム管理者:管理対象(全部門が対象)
部門管理者 :自分が所属する部門(下の階層も含めます)
集計完了日時
集計が完了した日時を示します。
状況画面に出力している集計情報がいつの時点の集計情報なのかを、本情報
で判断することができます。
集計中の場合は、日時の後に「(集計中)」と表示されます。
日時が表示されていない場合は、一度も集計されていない場合です。
次回集計開始日時
次回に集計を開始する日時を示します。
状況画面の情報が更新されるタイミングを、本情報から予測することができます。
各集計項目
各集計項目の表示形式について、「インベントリ情報が収集されていないPC」を例に説明します。
[詳細表示]ボタンをクリックしていない場合
[詳細表示]ボタンをクリックした場合
- 186 -
項目
内容
集計対象部門の全PCに対して、本集計項目に該当するPCの割合を示し
ます。
比率が0%であることを意味します。
比率が1%以上であることを意味します。
集計対象部門の全PCに対して、本集計項目に該当するPCの台数を示し
ます。
該当台数のリンクをクリックすることで、本集計項目に該当するPCのみを一
覧として表示します。
集計対象部門の全PCに対して、本集計項目に該当するPCの割合を棒グ
ラフで示します。
割合は、50%未満の場合は小数第一位を切り上げ、50%以上の場合は少
数第一を切り捨てて、整数値のみを表現します。
各集計項目の詳細情報を参照する場合に「詳細表示」ボタンをクリックしま
す。集計項目に該当するPCが存在しない場合は本ボタンをクリックすること
はできません。
詳細情報を閉じる場合は「詳細非表示」ボタンをクリックします。
注意
- 資産管理画面が表示されている際に、状況画面をログアウトした場合
資産管理画面は別ウィンドウで表示されているため、状況画面をログアウトしても、資産管理画面は表示されたままとなる場合
があります。
- 187 -
その際に、資産管理画面を操作すると以下のような画面となり操作できません。
3.2.11.2 集計項目別の表示を参照する
状況画面で表示される集計項目別の表示内容について示します。
注意
CTの[環境設定]画面の「サーバ切替え」タブで設定する「接続サーバ」を、CSまたはDS構築時に指定したホスト名から変更した場合、
監査対象外として判定され集計されない場合があります。
インベントリ情報が収集されていないPC
インベントリ情報が正常に収集・通知されない状態のPCが何台存在するか確認する際に、「インベントリ情報が収集されていないPC」
を参照します。
以下の項目別に参照できます。
・ 指定した期間以上インベントリ情報が収集されていないPCの存在台数と全体での割合(%)
・ 該当PCの部門別での台数と割合(%)
「インベントリ情報が収集されていないPC」の情報は、“3.1.6 運用状況に関する設定を行う”で設定した内容で集計された結果が、状
況画面で表示されます。
[詳細表示]ボタンをクリックすると、本項目に該当するPCの部門別の情報が表示されます。
各表示の参照の仕方については、“3.2.11.3 集計項目別の詳細情報を参照する”を参照してください。
PC台数のリンクをクリックすると、該当するPCの一覧が表示されますので、必要に応じて対処してください。
- 188 -
セキュリティパッチが適用されていないPC
ソフトウェア辞書でサポートしているセキュリティパッチが適用されていないPCを確認する際に、「セキュリティパッチが適用されていな
いPC」を参照します。
以下の項目別に参照できます。
・ 指定したセキュリティパッチの適用が完了していないPCの存在台数と全体での割合(%)
・ 該当PCの部門別での台数と割合(%)
「セキュリティパッチが適用されていないPC」の情報は、“3.1.6 運用状況に関する設定を行う”で設定した内容で集計された結果が、状
況画面で表示されます。
[詳細表示]ボタンをクリックすると、本項目に該当するPCの部門別の情報が表示されます。
各表示の参照の仕方については、“3.2.11.3 集計項目別の詳細情報を参照する”を参照してください。
PC台数のリンクをクリックすると、該当するPCの一覧が表示されますので、必要に応じて対処してください。
[PC詳細]-[未適用パッチ情報]には適用が必要なセキュリティパッチが表示されています。
セキュリティポリシーに違反しているPC
割り当てられたセキュリティポリシーに違反しているPCを確認する際に、「セキュリティポリシーに違反しているPC」を参照します。
以下の項目別に参照できます。
・ セキュリティポリシーに違反しているPCの存在台数と全体での割合(%)
・ 該当PCの部門別での台数と割合(%)
・ 項目別の該当PCの台数と割合(%)
「セキュリティポリシーに違反しているPC」の情報は、“3.1.6 運用状況に関する設定を行う”で設定した内容で集計された結果が、状況
画面で表示されます。
[詳細表示]ボタンをクリックすると、本項目に該当するPCの部門別の情報を表示します。
表示例を以下に示します。
- 189 -
各表示の参照の仕方については、“3.2.11.3 集計項目別の詳細情報を参照する”を参照してください。
PC台数のリンクをクリックすると、該当するPCの一覧が表示されますので、必要に応じて対処してください。
- 190 -
各違反PCの情報は、[PC詳細]-[セキュリティ情報]および[未適用パッチ情報]の画面で確認することができます。各項目の説明を、以
下の表に示します。
項目別
説明
セキュリティポリシーに違反しているPC
セキュリティポリシーに違反のあるPC台数です。
選択すると、[各項目の詳細]に[部門別のPC台数]と[項目別のPC台
数]が表示されます。
部門別のPC台数
項目別の
PC台数
リスト項目の部門別の内訳です。
BIOS、ハードディスクの設定に
違反があるPC
監査内容については、“表3.1 BIOS、ハードディスクの設定に違反があ
るPC”を参照してください。
OSの設定に違反があるPC
監査内容については、“表3.2 OSの設定に違反があるPC”を参照して
ください。
OSのログオンユーザー毎の設
定に違反があるPC
監査内容については、“表3.3 OSのログオンユーザー毎の設定に違反
があるPC”を参照してください。
Internet Explorerの設定に違反
があるPC
監査内容については、“表3.4 Internet Explorerの設定に違反があるPC”
を参照してください。
ウイルス対策ソフトウェアの導
入または設定に違反があるPC
監査内容については、“表3.5 ウイルス対策ソフトウェアの導入または設
定に違反があるPC”を参照してください。
ウイルスパターンの世代が古い
PC
監査内容については、“表3.6 ウイルスパターンの世代が古いPC”を参
照してください。
特定のソフトウェアの導入また
は設定に違反があるPC
監査内容については、“表3.7 特定ソフトウェアの導入または設定に違
反があるPC”を参照してください。
※1つの項目内で複数の異常があった場合でも、累計はせずPC1台の異常としてカウントします。
判定基準の詳細は以下のとおりです。
[判定結果]が●のPCが「セキュリティポリシーに違反しているPC」としてカウントされます。
表3.1 BIOS、ハードディスクの設定に違反があるPC
項目
BIOS起動
パスワード
監査設定
設定状態
監査しない
-
監査する
収集不可
設定なし
判定結果
●
設定あり
診断結果修正(*1)
ノートPCのみ
収集不可
監査する
設定なし
●(*2)
設定あり
診断結果修正(*1)
BIOS設定
パスワード
監査しない
-
監査する
収集不可
設定なし
●
設定あり
診断結果修正(*1)
ノートPCのみ
収集不可
監査する
設定なし
●(*2)
- 191 -
項目
監査設定
設定状態
判定結果
設定あり
診断結果修正(*1)
BIOS設定
監査しない
-
ハードディスク
パスワード
監査する
収集不可
設定なし
●
設定あり
診断結果修正(*1)
ノートPCのみ
収集不可
監査する
設定なし
●(*2)
設定あり
診断結果修正(*1)
*1) CTからセキュリティの診断結果を手動で「監査OK」と修正した場合
*2) ノートPCのみ判定対象
表3.2 OSの設定に違反があるPC
項目
OSのサポート状況
監査設定
監査しない
設定状態
判定結果
-
表示しない
監査する
収集不可
不適切
●
(OS/SPが古い)
適切
診断結果修正(*1)
自動ログオン
監査しない
-
監査する
収集不可
自動ログオンあり
●
自動ログオンなし
ようこそ画面
監査しない
-
監査する
収集不可
表示する
●
表示しない
最後のユーザー名
監査しない
-
監査する
収集不可
表示する
●
表示しない
Guestアカウントの
監査しない
-
セキュリティ
監査する
収集不可
パスワード未設定
●
パスワードがユーザー名と一致
●
パスワード設定あり
- 192 -
項目
監査設定
設定状態
判定結果
収集対象外
アカウントがOFF
アカウントが無効
パスワードの複雑さの
有無
監査しない
-
監査する
収集不可
無効
●
有効
自動更新の設定
監査しない
-
監査する
収集不可
無効
●
有効(詳細不明)
有効(インストールは手動)
有効(自動)
有効(更新のみの通知)
ユーザーアカウント制
御(UAC)
監査しない
-
監査する
収集不可
無効
●
有効
安全でない共有フォ
ルダ
監査しない
-
監査する
収集不可
全てのアクセス権がない
場合はOK
共有フォルダなし
読み取りのみ許可の場合
はOK
書き込み権限のある共有フォル
ダなし
共有フォルダあり
書き込み権限のある共有フォル
ダあり
スタンバイ回復時のパ
スワード入力
監査しない
-
監査する
収集不可
設定なし
●
●
●
設定あり
*1) CTからセキュリティの診断結果を手動で「監査OK」と修正した場合
表3.3 OSのログオンユーザー毎の設定に違反があるPC
項目
スクリーンセーバー
監査設定
設定状態
監査しない
-
監査する
収集不可
起動しない
判定結果
●(*3)
起動する
スクリーンセーバーパ
スワード
監査しない
-
監査する
収集不可
設定なし
●(*3)
- 193 -
項目
監査設定
設定状態
判定結果
設定あり
ログオンユーザーの
パスワード
監査しない
-
監査する
収集不可
パスワードが未設定
●(*3)
パスワードがユーザー名と一致
●(*3)
設定あり
収集対象外
*3) 対象のPCのWindowsログオンユーザーの中に一人でも違反があれば、そのセキュリティ項目は違反と見なされる
表3.4 Internet Explorerの設定に違反があるPC
項目
インターネットゾーン
監査設定
設定状態
監査しない
-
「中低」以上をOK
「中低」未満
判定結果
●
「中低」以上
「中」以上をOK
「中」未満
●
「中」以上
「中高」以上をOK
「中高」未満
●
「中高」以上
「高」以上をOK
「高」未満
●
「高」以上
「カスタマイズ」をOK
「カスタマイズ」
「カスタマイズ」をNG
「カスタマイズ」
●
表3.5 ウイルス対策ソフトウェアの導入または設定に違反があるPC
項目
ウイルス対策ソフトウェ
アの導入状況
監査設定
設定状態
監査しない
-
監査する
収集不可
未インストール
判定結果
●
インストール済み
診断結果修正(*1)
ウイルス対策ソフトウェ
アのリアルタイム検索
監査しない
-
監査する
収集不可
設定なし
●
1個設定
2個以上設定
診断結果修正(*1)
ウイルス対策ソフトウェ
アの定時スキャン状況
監査しない
-
監査する
収集不可
設定不足
●
設定済み(スキャン実施日が古
い)
●
- 194 -
項目
監査設定
設定状態
判定結果
設定済み
診断結果修正(*1)
ウイルス対策ソフトウェ
アのスキャン対象範囲
監査しない
-
監査する
収集不可
設定なし
●
設定あり
診断結果修正(*1)
*1) CTからセキュリティの診断結果を手動で「監査OK」と修正した場合
表3.6 ウイルスパターンの世代が古いPC
項目
ウイルス対策ソフトウェ
アのウイルスパターン
状況
監査設定
設定状態
監査しない
-
1~10
収集不可
OKとする世代数(監査す
る)
設定ポリシーより新しい
判定結果
設定ポリシーより古い
●
10世代より古い
●
ウイルス対策ソフト未インストー
ル
●
診断結果修正(*1)
*1) CTからセキュリティの診断結果を手動で「監査OK」と修正した場合
表3.7 特定ソフトウェアの導入または設定に違反があるPC
項目
ファイアウォール
監査設定
設定状態
監査しない
-
監査する
収集不可
設定なし
判定結果
●
1個設定
2個以上設定
暗号化ソフトウェアの
導入状況
監査しない
-
監査する
収集不可
未インストール
●
インストール済み
診断結果修正(*1)
Googleデスクトップ
「複数のコンピュータ
上のデータ検索」
監査しない
-
監査する
収集不可
未インストール
有効
●
無効
禁止ソフトウェアの検
出状況
監査しない
-
監査する
収集不可
禁止アプリあり
- 195 -
●
項目
監査設定
設定状態
判定結果
禁止アプリなし
*1) CTからセキュリティの診断結果を手動で「監査OK」と修正した場合
省電力ポリシーに違反しているPC
割り当てられた省電力ポリシーに違反しているPCを確認する際に、「省電力ポリシーに違反しているPC」を参照します。
以下の項目別に参照できます。
・ 省電力ポリシーに違反しているPCの存在台数と全体での割合(%)
・ 該当PCの部門別での台数と割合(%)
・ 項目別の該当PCの台数と割合(%)
「省電力ポリシーに違反しているPC」の情報は、“3.1.6 運用状況に関する設定を行う”で設定した内容で集計された結果が、状況画面
で表示されます。
[詳細表示]ボタンをクリックすると、本項目に該当するPCの部門別の情報を表示します。
表示例を以下に示します。
- 196 -
各表示の参照の仕方については、“3.2.11.3 集計項目別の詳細情報を参照する”を参照してください。
PC台数のリンクをクリックすると、該当するPCの一覧が表示されますので、必要に応じて対処してください。
各違反PCの情報は、[PC詳細]-[省電力情報]の画面で確認することができます。各項目の説明を、以下の表に示します。
項目別
省電力ポリシーに違反しているPC
説明
省電力ポリシーに違反のあるPC台数です。
選択すると、[各項目の詳細]に[部門別のPC台数]と[項目別のPC台数]
が表示されます。
- 197 -
項目別
説明
部門別のPC台数
項目別の
PC台数
リスト項目の部門別の内訳です。
モニタの電源を切る時間に
違反があるPC
監査内容については、“表3.8 監査項目内容”の[モニタの電源を切る時
間]の項目を参照してください。
ハードディスクの電源を切る
時間に違反があるPC
監査内容については、“表3.8 監査項目内容”の[ハードディスクの電源
を切る時間]の項目を参照してください。
システムスタンバイに移行す
る時間に違反があるPC
監査内容については、“表3.8 監査項目内容”の[システムスタンバイに
移行する時間]の項目を参照してください。
システム休止状態に移行す
る時間に違反があるPC
監査内容については、“表3.8 監査項目内容”の[システム休止状態に移
行する時間]の項目を参照してください。
その他の違反があるPC
監査内容については、“表3.8 監査項目内容”の[その他の設定]の項目
を参照してください。
※ノートPCの場合、電源接続時とバッテリ使用時の両方の設定から違反しているかを判別します。
※1つの項目内で複数の異常があった場合でも、累計はせずPC1台の異常としてカウントします。
※異常のあるPC台数が存在しない項目は表示しません。
判定基準の詳細は以下のとおりです。
[判定結果]が●のPCが「省電力ポリシーに違反しているPC」としてカウントされます。
表3.8 監査項目内容
項目
項目
設定状態
監査しない
-
なしをOKとする
-
モニタの電源を切る時間
収集不可
○○以内をOKとする
○○以内
○○よりも大きい
監査しない
-
なしをOKとする
-
ハードディスクの電源を切る
時間
○○以内
○○よりも大きい
監査しない
-
なしをOKとする
-
システムスタンバイに移行す
る時間
●
収集不可
○○以内をOKとする
○○以内
○○よりも大きい
監査しない
-
なしをOKとする
-
システム休止状態に移行する
時間
●
収集不可
○○以内をOKとする
○○以内
○○よりも大きい
ハイブリッ
ドスリープ
の動作
●
収集不可
○○以内をOKとする
その他の設定
(*1)
判定結果
監査しない
-
オンをOKとする
収集不可
- 198 -
●
項目
項目
設定状態
オフ
判定結果
●
オン
監査しない
収集不可
[最小のプロセッサの状態]
の設定値が5%以下
バランス重視
/省電力重視をOKとする
[最小のプロセッサの状態]
の設定値が5%より大きい
プロセッサ
の動作
●
収集不可
[最小のプロセッサの状態]
の設定値が0%
省電力重視をOKとする
[最小のプロセッサの状態]
の設定値が0%以外
監査しない
●
収集不可
USBの選
択的な中
断の設定
[USBの選択的な中断の設
定]の設定値が[無効] (*2)
有効をOKとする
●
[USBの選択的な中断の設
定]の設定値が[有効] (*2)
監査しない
収集不可
ディスプレ
イの明るさ
の設定
暗い~普通の明るさをOKと
する
70%以下
70%よりも大きい
●
収集不可
暗い設定をOKとする
40%以下
40%よりも大きい
●
※ノートPCの場合、[電源に接続]、[バッテリ使用]のいずれかの設定が違反していた場合、違反PCとしてカウントします。
*1) Windows Vista以降のOSのみが対象となります。それ以前のOSの場合、「収集不可」となります。
*2) Windows® 7以降およびWindows Server® 2008 R2以降では、設定名が[USBのセレクティブサスペンドの設定]となります。
3.2.11.3 集計項目別の詳細情報を参照する
各集計項目情報表示で、[詳細表示]ボタンをクリックしたときに表示される詳細情報の形式について説明します。
詳細情報「部門別のPC台数」
本画面は、各集計項目に該当するPCを部門別に表したものです。
- 199 -
項目
内容
円グラフが指している部門を示します。
リンクがない部門名:現在表示している部門
リンクがある部門名:上位の部門
リンクをクリックすることで、クリックした部門に関する詳細情報に切り替わ
ります。(*1)
部門名の後の()内は、集計項目に該当する部門内のPC台数を示しま
す。
集計項目に該当するPCを、部門別で示します。
台数の多い部門から順に表示しており、各項目の意味は以下となります。
割合
現在表示している部門のうち、集計項目に該当するPCが部門内に占める
割合を示します。
割合は小数第二位を四捨五入しており、整数値のみを表現します。
従って、合計が100%にならない場合があります。
台数
集計項目に該当するPCの台数を示します。リンクをクリックすることで、ク
リックした部門単位のPC一覧が表示されます。
部門名
部門名を表示します。リンクをクリックすることで、クリックした部門に関する
詳細情報に切り替わります。(*1)
円グラフで表示している部門自身の場合は「-」と表現します。
また、以下の場合はクリックすることができません。
最下層の部門
未配置
円グラフで表示している部門自身
- 200 -
項目
内容
順位が占める割合を円グラフで示します。(*2)
割合は小数第二位を四捨五入しており、整数値のみを表現します。
従って、合計が100%にならない場合があります。
*1:部門の構成が複数の階層になっている場合に、階層ごとに出力できます。
*2:円グラフは台数の多いものから順に台数別で色分けされ、6番目以降の台数は一つの色で表現されます。
円グラフの例を以下に示します。
・ すべての部門が異なった台数の場合の表示例
部門1から部門8まですべての部門が異なる台数の場合、6番目以降の部門6から部門8までが、一つの色で表現されます。
- 201 -
・ 5番目までに同一の台数が存在した場合の表示例
5番目までの部門1と部門2が同一の台数であった場合、部門1および部門2は、同一の色で表示されます。
詳細情報「項目別のPC台数」
本画面は、各集計項目に該当するPCをポリシーの項目別に表したものです。「セキュリティポリシーに違反しているPC」の場合を例に
説明します。
- 202 -
項目
項目名
内容
セキュリティポリシー、もしくは、省電力ポリシーの項目名を表示します。
リンクをクリックすることで、クリックした項目が違反しているPCの詳細情報に
切り替わります。
割合
ポリシーを割り当てたPCの内、各項目に対して違反しているPCの割合です。
比率が0%であることを意味します。
比率が1%以上であることを意味します。
集計対象部門の全PCに対して、各集計項目に該当するPCの台数を示しま
す。
該当台数のリンクをクリックすることで、各集計項目に該当するPCのみを一
覧として表示します。
グラフ
割合を棒グラフで視覚的に表示したものです。
3.2.11.4 集計項目別に該当PCを参照する
状況表示画面の該当台数のリンクをクリックすることで、集計項目に該当するPCのみをPC一覧として参照することができます。
本画面は、状況画面とは別のウィンドウで表示されます。
注意
表示した時点のインベントリ情報を元に、集計項目に該当するPCを表示します。
したがって、状況画面で表示されている該当PC台数とは異なる場合があります。
本画面の項目は、[インベントリ情報]-[表示項目設定]で設定した項目で表示します。
[キャンセル]ボタンをクリックすることで、インベントリ情報の初画面に戻ることができます。
- 203 -
運用対処
注意
運用対処の対処後の情報は、次回のインベントリ収集で反映されます。状況画面の表示についても即時ではなく、次回の集計タイミ
ングで反映されます。
該当するPCを参照し、必要に応じて運用対処を行ってください。
本画面で対処を行う手順は、以下のとおりです。
1. 対処を行いたいPCのチェックボックスに、チェックをしてください。
- 204 -
2. 対処を行いたい内容を「対処」のプルダウンメニューから選択し、[実行]ボタンをクリックしてください。
3. 対処に応じた対処内容の確認画面が表示されますので、内容を確認した後に[OK]ボタンをクリックしてください。
→ 項番1で選択したPCに対して、対処が行われます。
「対処」の選択項目の内容について
以下に、「対処」の選択項目の内容について説明します。
メッセージ送信
以下の対処内容が表示されます。
- 205 -
- 「テンプレートの選択」
あらかじめ用意されたテンプレートから適切なテンプレートを選択することが可能であり、選択したテンプレートの内容を元
に、本文を作成することも可能です。
テンプレートの設定については“対処[メッセージ送信]確認ダイアログ用テンプレート”を参照してください。
- 「本文」
メッセージを表示する際の本文を指定してください。
- 「メッセージの表示後に運用設定の診断結果画面を表示する」
本チェックボックスにチェックをすると、「運用設定の診断結果画面の「終了」ボタンを無効にする」がチェックできるようにな
ります。
また、CTで表示するメッセージ画面の「診断」ボタンが活性化されます。「診断」ボタンをクリックすると、運用設定の診断結
果画面が表示されます。
- [OK]ボタン
クリックすると、選択されたPCにメッセージを送信できます。
注意
本文を変更してもテンプレートには反映されません。また、次回の対処時にも前回の本文は表示されません。
メッセージが送信されると、CT上では以下のようなメッセージが表示されます。
- 206 -
CTが複数のメッセージを一度に受信した場合は、CT上では以下のように表示されます。
- 207 -
- 「メッセージの表示後に運用設定の診断結果画面を表示する」にチェックがついているメッセージがある場合
[診断]ボタンが有効となり、[終了]ボタンは無効となります。
このとき[診断]ボタンをクリックすると、運用設定の診断結果画面が表示され、[終了]ボタンが有効となります。
このメッセージが表示されるCTは、以下のいずれかのポリシー設定のCTのみです。
- [ポリシーグループ管理]-[省電力ポリシー]-[運用設定の診断結果画面を表示する]にチェックがある。
- [ポリシーグループ管理]-[セキュリティポリシー]-[運用設定の診断結果画面を表示する]にチェックがある。
これらのポリシー設定のCTは、スタートメニューの[Systemwalker Desktop Patrol CT]から運用設定の診断結果画面が起動
できるCTです。
上記いずれかの項目にチェックのないポリシー設定のCTでは、運用設定の診断結果画面を表示できないため、メッセージ
は表示されません。
- 「運用設定の診断結果画面の「終了」ボタンを無効にする」をチェックした場合
運用設定の診断結果画面の終了ボタンがグレーアウトしてボタンがクリックできない状態となります。
対処が必要な項目をすべて対処すると、[終了]ボタンが有効となり、終了できる状態となります。
なお、メッセージは範囲選択してコピーすることができるため、メッセージにURLや管理者の連絡先などを入れた場合もコピー
アンドペーストで他のアプリケーションにペーストすることができます。
CTが過去に受信したメッセージは、環境設定で次のように確認できます。詳細については、“運用ガイド クライアント編”の“メッ
セージ送信とメッセージ履歴”を参照してください。
- 208 -
表示する件数は最新の20件です。
表示される日付は、サーバでシステム管理者が対処指示を出した日です。
インベントリ収集
以下の対処内容が表示されます。
[OK]ボタンをクリックすると、選択されたPCのインベントリ情報を収集します。
CT上では何も表示されずに、自動的にインベントリ情報を収集します。
インベントリ削除
以下の対処内容が表示されます。
- 209 -
[OK]ボタンをクリックすると、選択されたPCのインベントリ情報は削除されます。
セキュリティパッチの適用
以下の対処内容が表示されます。
[OK]ボタンをクリックすると、選択されたPCに対してセキュリティパッチの適用を行うことができます。
CT上では何も表示されずに、自動的にセキュリティパッチを適用します。
パッチ適用後の再起動およびインベントリ収集は行われません。インベントリ収集はスケジュールに従って動作します。
セキュリティ設定の変更
以下の対処内容が表示されます。
集計項目「セキュリティポリシーに違反しているPC」または、詳細表示にある「項目別のPC台数」に関わらず、監査NGとなってい
る全項目を対処します。対処できる範囲は自動対処可能な項目に限ります。
ただし、[オプション]-[対処に関する設定]-[対処[セキュリティ設定の変更]]において「「自動対処不可能な項目を監査OKとす
る」設定を表示する」がチェックされている場合は、以下の画面が表示されます。
- 210 -
自動対処できない項目に対して対処を行う場合は、あらかじめポリシー設定で「診断結果を修正可能とする」に設定したうえで、
上記の対処ダイアログで「修正可能な項目に対して、診断結果を「監査OK」に修正する」のチェックボックスをチェックしてください。
「診断結果を修正可能とする」に設定する方法については、“4.2.2.1 セキュリティ設定の監査項目を設定する”の[ポリシーグルー
プ管理 - セキュリティポリシー]画面の[システムセキュリティ監査設定]タブおよび[ユーザーセキュリティ監査設定]タブの項目説
明を参照してください。
CT上では以下の対処が行われます。
画面に何も表示されずに、ポリシー設定で「監査する」に設定されたセキュリティ設定の項目を対処します。「修正可能な項目に
対して、診断結果を「監査OK」に修正する」にチェックがされている場合は、ポリシー設定で「診断結果を修正可能とする」に設
定された項目を修正します。
省電力設定の変更
以下の対処内容が表示されます。
集計項目「省電力ポリシーに違反しているPC」または、詳細表示にある「項目別のPC台数」に関わらず、監査NGとなっている全
項目を対処します。
CT上では以下の対処が行われます。
画面に何も表示されずに、ポリシー設定で「監査する」に設定された省電力設定の項目を対処します。
情報が流れるタイミング
「対処」の選択項目のうち、「メッセージ送信」、「インベントリ収集」、「セキュリティパッチの適用」、「セキュリティ設定の変更」、「省電
力設定の変更」を選択した場合、CTへは次のタイミングで情報が流れます。
- 211 -
「対処」に必要な情報およびその情報が流れるタイミング(初期値)を、以下の表に示します。
線の種類
動作
動作の契機
対処の設定
随時
メインメニューから対処を実行
対処の同期
5分間隔で確認
メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況-DSの設定]画面
で設定可能
対処の実施
10分間隔で確認
CustomPolicy.exeコマンドで設定可能
対処結果を確認する
対処の結果は、集計項目別に該当PCを参照する画面(PC一覧)で確認できます。
表示項目
対処単位の対処結果確認が可能となります。
画面に表示するため、[表示項目設定]で一覧に表示させたい対処内容を選択してください。
[表示項目設定]の方法は、“PC一覧の表示項目の変更方法”を参照してください。
- 212 -
対処の項目は、以下の5項目です。表示させたい項目を、非表示項目から表示項目に変更してください。
- 対処[メッセージ送信]
- 対処[インベントリ収集]
- 対処[セキュリティパッチの適用]
- 対処[セキュリティ設定の変更]
- 対処[省電力設定の変更]
画面に表示することにより、前回対処した日時、対処結果を一目で把握することができます。
これにより、集計結果で前回対処を行ったにも関わらず、再度検出されたPCに対する次の対処を検討することが容易となります。
対処結果として表示される項目の内容は、以下のとおりです。
- 213 -
項目
状態
内容
対処の状態を以下のアイコンで表示します。
対処が正常に終了しました。
対処が失敗しました。
対処を指示することができません。
対処を指示中です。
対処指示日時
対処を指示した日時を表示します。
エラー内容
警告や異常が発生した場合にエラー内容を出力します。
3.2.11.5 Systemwalker Desktop Keeperの状況を参照する
Systemwalker Desktop Keeperが導入されている場合は、状況画面にSystemwalker Desktop Patrolの資産管理情報と、Systemwalker
Desktop Keeperのログ管理情報が表示されます。
Systemwalker Desktop Keeperが導入されている場合の状況画面を、以下に示します。
グローバルナビゲーションの「ログ管理」のリンクをクリック、またはログ管理(Desktop Keeper)の集計情報に表示されている各集計項
目のリンクをクリックすることで、別ウィンドウでSystemwalker Desktop Keeperの画面が表示されます。
[環境設定]-[オプション]-[状況に関する設定]の「Desktop KeeperのURL」で指定しているに関わらず、ログ管理(Desktop Keeper)の集
計情報が表示されない場合は、以下の原因が考えられます。
・ [環境設定]-[オプション]-[状況に関する設定]の「Desktop KeeperのURL」で指定したURLが正しくない
→正しいURLを指定してください。
・ 「Desktop KeeperのURL」で指定したURLが正しいにも関わらず、ブラウザを使用している環境ではアクセスできない
→ブラウザの設定を見直してください。プロキシサーバの設定等に問題がなければ、「イントラネット」または「信頼済みサイト」の
ゾーンの[サイト]にDesktop Keeperのサイト(URL)を登録してください。
- 214 -
・ ログインしたユーザーIDまたはパスワードがSystemwalker Desktop Keeperに設定されていない
→Systemwalker Desktop KeeperにユーザーIDおよびパスワードを設定してください。
・ ログインしたユーザーIDまたはパスワードが誤っている
→Systemwalker Desktop Keeperに登録したユーザーIDおよびパスワードを見直してください。
なお、グローバルナビゲーションの「ログ管理」をクリックすることで上記の事象がメッセージとして出力されます。
注意
Systemwalker Desktop Keeperの状況表示およびログ管理の画面を表示する際に、セキュリティ保護に関するInternet Explorerの警告
ダイアログが表示される場合がありますが、保護されていない項目も表示するように選択してください。
ログインIDの自動認証(SSO)
Systemwalker Desktop PatrolとSystemwalker Desktop Keeperの各製品でユーザーIDやパスワードの管理を行う必要があり、各製品で
管理しているユーザーIDとパスワードが一致することによって、各製品の状況が表示されるようになります。
なお、Systemwalker Desktop PatrolではログインIDは大文字小文字を区別しますが、Systemwalker Desktop Keeperでは区別しませ
ん。
Systemwalker Desktop Keeperからログインを行う場合は、Systemwalker Desktop PatrolのログインIDを意識(大文字小文字を区別)し
てログインしてください。大文字小文字を間違えた場合はSystemwalker Desktop Patrol の状況は表示されません。
Systemwalker Desktop PatrolとSystemwalker Systemwalker Desktop KeeperでログインIDの権限が異なる場合
Systemwalker Desktop PatrolとSystemwalker Desktop Keeperの各製品でユーザーIDやパスワードの管理を行うため、誤って製品間で
異なった権限を設定される場合があります。
その場合は個々の権限に従った情報が表示されます。
例)Systemwalker Desktop Patrolがシステム管理者、Systemwalker Desktop Keeperが部門管理者の場合
ただし、Systemwalker Desktop Patrol側の権限が、「システム管理者(未配置)」および「一般利用者」の場合は状況画面を表示しな
いため、ログインした製品の情報のみが表示されます。
- 215 -
No
ログイン側
自動認証側
表示内容
1
Systemwalker Desktop Patrolの
「システム管理者(未配置)」およ
び「一般利用者」
Systemwalker Desktop Keeperに
同一IDが存在
Systemwalker Desktop
Patrolの情報のみ表示
2
Systemwalker Desktop Keeper
Systemwalker Desktop Patrolの「シ
ステム管理者(未配置)」および「一
般利用者」として同一IDが存在
Systemwalker Desktop
Keeperの状況のみ表示
3.2.12 CTの動作状況をチェックする
メインメニューで設定したポリシーどおりにCTが動作しているか、確認する方法を説明します。
CSまたはCTで動作状況を確認できます。
以下のタイミングで使用することで、CTの動作状況を確認できます。
・ 運用開始、または運用変更時
Systemwalker Desktop Patrolの導入時、または設定変更時にメインメニューで設定したポリシーが正しいか確認する場合に使用し
ます。
例えば、以下のタイミングで使用します。
- Systemwalker Desktop Patrolを新規導入した場合
- Systemwalker Desktop Patrolのバージョンアップを行った場合
- システムの構成を変更した場合
- ポリシーの設定を変更した場合
・ トラブル発生時
CTでトラブルが発生した場合、またはトラブルが発生しているかを確認する場合に使用します。
- セキュリティパッチが適用されない
- インベントリ情報がサーバ(CS/DS)に通知されない
- 配信予定のソフトウェアが配信されない
3.2.12.1 CTでCTの動作状況をチェックする
CTで動作状況をチェックする場合は、以下のいずれかの方法で行います。
・ logcheck.exe(CT動作状況チェック)コマンドを実行する
・ logget.exe(ログ採取ツール)コマンドから起動する
logcheck.exe(CT動作状況チェック)コマンドを実行する
1. 次のコマンドを実行します。
CTのインストールディレクトリ\FJSVsbtrsc\bin\logcheck.exe
logcheck.exe(CT動作状況チェック)コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照
してください。
- 216 -
2. Webブラウザが起動し、CTの動作状況が表示されます。
- 217 -
表3.9 [画面で確認できる表示項目]
分類
項目
説明
内容表示
logcheck
基本情報
収集時刻
インベントリ収集が行われた時刻を表示しま
す。
PC名
環境設定で設定した値を表示します。
logcheckcs
○
○
○
ユーザーID
○
○
接続サーバ
○
○
○
○
○
○
CTID
CTIDを表示します。
この情報は、CT導入時に内部処理で取得して
いる値です。
バージョン
CTのバージョンを表示します。
- 218 -
分類
項目
説明
内容表示
logcheck
logcheckcs
例: V14.1.0-R1.0-SN950
例: V12以前のバージョンです
次回動作
予定
前回動作
結果
ポリシー
設定状況
ポリシー受信予定・アッ
プデータ適用予定
次にポリシー受信、またはアップデータ適用を
行う時刻を表示します。
インベントリ収集予定
次にインベントリ収集を行う時刻を表示します。 ○
運用設定の診断結果
表示予定
次に運用設定の診断結果が表示される時刻を
表示します。
○
システムスタンバイへ移
行する時刻
次にシステムスタンバイへ移行する時刻を表示
します。
○
ポリシー受信時刻
前回ポリシー受信を行った時刻を表示します。 ○
ポリシー受信結果
前回ポリシー受信を行った結果を表示します。 ○
インベントリ収集時刻
前回インベントリ収集を行った時刻を表示しま
す。
○
インベントリ収集結果
前回インベントリ収集を行った結果を表示しま
す。
○
ポリシーを確認する間
隔
[Desktop Patrol メインメニュー] - [環境設定] [ポリシーグループ管理] で設定されたポリシー
の情報を表示します。
○
○
CS:最新の2日間のCTの稼働状況を表示しま
す。
○
○
○
インベントリ収集日の指
定
○
インベントリ収集を行う
時間帯の指定
セキュリティパッチを自
動的に適用
自動ダウンロード対象
のソフトウェア
ポリシーグループ名
ソフトウェア辞書の更新
時刻
稼働状況
-
CT:最新の7日間のCTの稼働状況を表示しま
す。
(PCを起動した日の日数分を表示します)
CSの場合はオプションを指定することでCSに
保持されているCTの稼働状況をすべて表示
することができます。
表示される項目は次の表表3.10 [稼働状況の
表示項目]を参照してください。
セキュリ
ティパッ
チ一覧
未適用パッチ一覧
対象のCTに適用予定のセキュリティパッチの
一覧を表示します。
○
適用済パッチ一覧
対象のCTに適用済みのセキュリティパッチの
一覧を表示します。
○
ソフトウェ
ア一覧
配信されているソフト
ウェア
対象のCTに現在配信されているソフトウェアの
一覧を表示します。
○
- 219 -
○
分類
項目
説明
内容表示
logcheck
ファイル
の配信一
覧
ダウンロード・実行済み
のソフトウェア
対象のCTで今までにダウンロードや実行が行
われたソフトウェアの一覧を表示します。
○
配信タスク
ファイル配信の配信タスクの配信結果の一覧
を表示します。
○
logcheckcs
○
○:内容表示されます。
表3.10 [稼働状況の表示項目]
項目
詳細
説明
システムスタンバ
イへ移行
-
スタンバイに移行しました。
システムスタンバ
イから復帰
-
スタンバイから復帰しました。
ログオン
<Windowsのログオンアカウント>
user がログオンしました。
ログオフ
<Windowsのログオンアカウント>
user がログオフしました。
ユーザーの切り替
え
<Windowsのログオンアカウント>
user がユーザー切り替えをしまし
た。
コンピューターの
ロック
-
ロックされました。
ネットワークに接
続
-
ネットワークに接続され、通信が
可能になりました。
ネットワークから切
断
-
ネットワークが切断され、通信が
できなくなりました。
サービス開始
-
ITBudgetMGR(INV)サービスが
開始しました。
サービス停止
-
ITBudgetMGR(INV)サービスが
停止しました。
ポリシー受信
成功 (変更あり)
ポリシーを受信しました。
成功 (変更なし)
失敗 (<エラー番号> <説明>)
例)
失敗 (10051 接続サーバに接続できません)
インベントリ収集
成功
インベントリを収集しました。
失敗 (<エラー番号> <説明>)
例)
失敗 (10051 接続サーバに接続できません)
パッチ適用
成功 (<名称>, 終了コード(<n>))
パッチを適用しました。
失敗 (<名称>,終了コード(<n>), <説明>)
パッチの終了コードの詳細は、リ
ファレンスマニュアルを参照してく
ださい。
例1)
成功 (MS09-048緊(967723)をWindowsVista/SP1/
SP2に適用, 終了コード(0))
例2)
- 220 -
項目
詳細
説明
失敗 (MS09-048緊(967723)をWindowsVista/SP1/
SP2に適用, 終了コード(-3), インストール中に致命
的なエラーが発生しました)
ソフトウェアダウン
ロード
<名称> ver.<n> をダウンロードしました
<名称> ver.<n> のダウンロードに失敗 (<エラー
コード><説明>)
ソフトウェアをダウンロードしまし
た。
<名称> ver.<n> を実行しました, 終了コード<m>
例1)
情報送信ツール ver.2 をダウンロードしました
例2)
情報送信ツール ver.2 のダウンロードに失敗
(10051 接続サーバに接続できません)
例3)
情報送信ツール ver.2 の実行に失敗しました (-13
権限偽装に失敗しました)
例4)
情報送信ツール ver.2 を実行しました, 終了コー
ド0
自動再起動
パッチ適用後に自動的に再起動が行われました
パッチ適用後に再起動しました。
パッチ適用後にユーザー操作により再起動が行
われました
この項目は、Systemwalker
Desktop Patrolでパッチ適用を行
い、再起動を選択した場合に表
示されます。
Windowsの通常の操作で再起動
した場合は表示されません。
アップデータ適用
開始
Now(Ver=14.0 SN=954) New(Ver=14.0 SN=972)
ポイント
画面に表示されるファイルの格納先について(CTで実行した場合)
- フォルダ:CTのインストールディレクトリ\FJSVsbtrsc\data\status
- ファイル:ctstatus.txt
- 221 -
アップデータの適用を開始しまし
た。
logget.exe(ログ採取ツール)コマンドから起動する
1. logget.exe(ログ採取ツール)コマンドを実行すると、「Systemwalker Desktop Patrol ログ採取ツール」ダイアログボックスが表示さ
れます。
このダイアログボックスの「CTの現在の動作状況[表示する]」ボタンをクリックします。
logget.exe(ログ採取ツール)コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してくだ
さい。
2. Webブラウザが起動し、CTの動作状況が表示されます。
表示される画面および表示項目は、“logcheck.exe(CT動作状況チェック)コマンドを実行する”と同じです。
3.2.12.2 CSでCTの動作状況をチェックする
CSでCTの動作状況をチェックする場合は、logcheckcs.exeコマンドを実行して行います。
logcheckcs.exe(CS上のCT動作状況チェック)コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参
照してください。
1. Administratorsグループに所属するユーザーで、Windowsにログオンします。
2. 確認したいCTをコマンドのオプションに指定します。オプションの指定方法には以下の方法があります。
- ユーザーID、PC名、接続サーバの文字列の一部を検索条件として指定する方法(部分一致)
- ユーザーID、PC名、接続サーバを指定する方法(完全一致)
ユーザーID、PC名、接続サーバの文字列の一部を検索条件として指定する方法
1. 次のコマンドを起動します。
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin\logcheckcs.exe <検索文字列>
例えば、「yama」を含むCTを探す場合、次のコマンドを起動します。
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin\logcheckcs.exe yama
2. 入力した検索文字列に一致するユーザーID、PC名、接続サーバのCTが一覧表示されます。
検索した結果、対象のCTが1つしかない場合は、一覧を表示した後にWebブラウザが起動され、CTの動作状況が表示されま
す。
No ユーザーID PC名 接続サーバ
--------------------------------------------------------------------1 YamadaTaro tokyo02 ds1.example.com
- 222 -
2 YamamotoHanako tokyo03 ds1.example.com
3 SatoJiro toyama01 ds2.example.com
番号を入力してください(qで終了します):
3. 確認したいCTの番号を入力すると、Webブラウザが起動され、CTの動作状況が表示されます。
表示される画面および表示項目は、“logcheck.exe(CT動作状況チェック)コマンドを実行する”に記載されている[画面で確認で
きる表示項目]の「内容表示」の「logcheckcs」欄に○と明記されている項目を参照してください。
ユーザーID、PC名、接続サーバを指定する方法
1. 文字列検索でのCTの絞り込みが難しい場合や、ユーザーID、PC名、接続サーバを把握できている場合は、次のコマンドを使
用してCTを指定します。
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin\logcheckcs.exe [-u ユーザーID] [-p PC名] [-s 接続サーバ]
例1)ユーザーIDが「User」、PC名が「PC」、接続サーバが「ds.example.com」の場合、次のコマンドを起動します。
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin\logcheckcs.exe -u User -p PC -s ds.example.com
例2)PC名と接続サーバを省略する場合、次のコマンドを起動します。
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin\logcheckcs.exe -u User
2. 指定したオプションに一致するユーザーID、PC名、接続サーバのCTが一覧表示されます。
検索した結果、対象のCTが1つしかない場合は、一覧を表示した後にWebブラウザが起動され、CTの動作状況が表示されま
す。
No ユーザーID PC名 接続サーバ
---------------------------------------------------------------1 User PC1 ds.example.com
2 User PC2 ds.example.com
番号を入力してください(qで終了します):
3. 確認したいCTの番号を入力すると、Webブラウザが起動され、CTの動作状況が表示されます。
表示される画面および表示項目は、“logcheck.exe(CT動作状況チェック)コマンドを実行する”に記載されている[画面で確認で
きる表示項目]の「内容表示」の「logcheckcs」欄に○と明記されているものを参照してください。
注意
表示される情報について
表示される情報に関しては、CTをアンインストールした場合でも、CS上にCTアンインストール前の情報が保持されます。そのため、再
度CTをインストールし、以前と同じユーザーID、 PC名、接続サーバを入力した場合、アンインストール前の情報がCS上で表示されま
す。
ポイント
稼働状況の表示に関して
・ 特に指定がない場合は最新の2日分の稼働状況を表示しますが、オプション「-a」を指定することで、CSに保持されている稼働状
況をすべて表示することができます。
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin\logcheckcs.exe [-a] <検索文字列>
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin\logcheckcs.exe [-a] [-u ユーザーID] [-p PC名] [-s 接続サーバ]
- 223 -
・ CT稼働状況ログを収集していない環境では、“稼働状況”が表示されません。CTPolicy.exe(クライアント環境設定)コマンドを使用
して、CT稼働状況ログの収集機能を有効/無効にすることができます。
画面に表示されるファイルの格納先について(CSで実行した場合)
・ フォルダ:CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\data\ctstatus
・ ファイル:<ユーザーID>+<PC名>+<接続サーバ>.txt
3.2.13 簡易操作ログファイルを収集する
CTの簡易操作ログファイルを収集する方法について説明します。
注意
この機能を利用するにはエージェントモードCTが必要です。
コマンドモードCTでは利用できない機能です。
ポリシーの設定変更
1. メインメニューにログイン後、[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーの管理]-[基本動作ポリシー]-[インベントリ情報]、
[収集項目の設定]で[簡易操作ログの収集]を以下のいずれかの設定に変更します。
項目
[簡易操作ログの収集]
説明
各PCの簡易操作ログを収集するかを指定します。
「する(サーバ通知す
る)」
選択すると、CTで簡易操作ログ情報を記録し、その情報をイン
ベントリ収集時にサーバに通知します。
サーバに通知することでCSの必要ディスク容量が増加します
が、CSでログを一元的に管理することができます。
「する(サーバ通知し
ない)」
選択すると、CTで簡易操作ログ情報を記録しますが、インベン
トリとしてサーバに通知しません。
- 224 -
項目
説明
サーバに通知しないためCSの必要ディスク容量は増加しません
が、記録されたログ情報を確認するにはCT上で確認する必要
があります。
「しない」
選択すると、簡易操作ログを収集しません。
この項目を選択した状態でもすでにCS上やCT上に保存された
簡易操作ログについては削除しません。
初期値は、「しない」です。
注意
V13.0.0以前のCSに今版のCSを導入した場合
簡易操作ログファイルの収集条件は、以下のように設定されます。
- 旧版(V13.0.0以前)においてメータリング機能を利用していた場合:
- ソフトウェア稼働情報の収集
する
- 簡易操作ログの収集
「する(サーバ通知しない)」(操作ログをファイル収集していない場合)、または、
「する(サーバ通知する)」(操作ログをファイル収集していた場合)
- ファイル収集
簡易操作ログファイルの指定は変更されません。
- 旧版(V13.0.0以前)においてメータリング機能を利用していない場合:
- ソフトウェア稼働情報の収集
しない
- 簡易操作ログの収集
しない
V13.0.0以前のCTとの混在運用を行う場合
今版のCS導入後、新たにV13.0.0以前のCTに対して操作ログを収集する場合は、以下の手順を実施します。
1. 「ソフトウェア稼働情報の収集」を[する]と設定します。
2. ファイル収集機能で以下のファイルを収集する設定とします。<DTPDIR>はマクロ定義であるため、そのまま入力してくだ
さい。
- <DTPDIR>\invcl\inv\meter\opelog\UserOperation.00.wdt
- <DTPDIR>\invcl\inv\meter\opelog\UserOperation.01.wdt
- <DTPDIR>\invcl\inv\meter\opelog\UserOperation.02.wdt
- <DTPDIR>\invcl\inv\meter\opelog\UserOperation.03.wdt
ファイル収集機能の設定方法については、“3.1.1 クライアントの動作設定を行う”を参照してください。
2. 設定内容を確認し、[適用]ボタンをクリックしてポリシーを変更します。
CTでは、変更したポリシーを受信後にログオンしたユーザーから、機能が有効になります。
簡易操作ログファイルの参照
作成された簡易操作ログファイルは、CTの以下のディレクトリに格納されます。
CTのインストールディレクトリ\invcl\inv\meter\opelog
- 225 -
なお、CSに通知された場合は、CS上のファイル収集格納ディレクトリ配下に格納されます。
参照する場合は、直接ディレクトリ配下を参照してください。
簡易操作ログファイルは最大4ヶ月分保存されます。作成される各ファイルの意味は、以下のとおりです。
UserOperation.00.wdu:当月分の簡易操作ログファイル
UserOperation.01.wdu:前月分の簡易操作ログファイル
UserOperation.02.wdu:2ヶ月前の簡易操作ログファイル
UserOperation.03.wdu:3ヶ月前の簡易操作ログファイル
各ファイルの書式については、リファレンスマニュアルを参照してください。
- 226 -
第4章 PCの運用設定を監査/統制する
本章では、PCの運用設定(省電力設定、セキュリティ設定)を監査して統制する方法について説明します。
4.1 運用手順
PCの運用設定(省電力設定、セキュリティ設定)を監査して統制する場合の運用手順を以下に示します。
運用の概要
PCの運用設定の監査/統制は、以下の流れで運用を行います。
1. 監査計画
運用システムにおける省電力の監査、セキュリティの監査の計画を行います。
2. 監査・収集
PCの設定状況(省電力設定、セキュリティ設定)の情報を収集します。
3. 把握・分析
PCの設定状況(省電力設定、セキュリティ設定)の確認・分析を行います。
4. 統制
分析の結果、対策が必要なPCに対して設定の強制変更および運用指導を実施します。
PCの運用設定の監査/統制の流れを以下に示します。
運用の流れ
PCの運用設定を監査/統制する場合の運用の流れを説明します。
PCの省電力・セキュリティ設定の現在の状況を確認したい場合
Systemwalker Desktop Patrolを導入して情報収集を行うことで、現在の省電力・セキュリティ設定の状況を把握できます。
監査したい項目をポリシーに設定し、定期的に状況画面またはレポート結果を参照することで、設定状況を確認します。
- 227 -
注意
CTが仮想PCで動作している場合
CTが仮想PCで動作していると判断された場合は、以下のように省電力・セキュリティの監査と対処を行います。
- 省電力の監査
仮想PCは仮想サーバ上のゲストOSとして動作しており、物理PCがない状態です。そのため、PCの省電力に関する設定値(ス
タンバイ移行への時間など)は意味がありませんので、省電力の監査を行いません。
また、運用設定の診断結果画面の「省電力」タブは表示されません。
- セキュリティの監査
仮想PCは仮想サーバ上のゲストOSとして動作しており、BIOS/HDDパスワードの設定の必要がありません。
そのため、BIOS/HDDパスワードの監査を行いません。
PCの省電力・セキュリティ設定を企業ポリシーに併せたい場合
以下の2段階の期間を設け、情報収集とカスタマイズを適宜行います。現状の把握から省電力・セキュリティ設定の統制の効果を
確認します。
1. 監査/統制期間
省電力・セキュリティ設定の状況を把握するための期間です。ここで省電力・セキュリティ設定の統制を行います。
この期間で状況画面またはレポート結果を確認して、省電力・セキュリティ設定状況の確認を行います。
2. カスタマイズ期間
省電力・セキュリティ設定の状況を把握し、更なる強制変更や個別PCに対するカスタマイズを行うための期間になります。
定期的に状況画面またはレポート結果を参照し、省電力・セキュリティの状況の確認を行います。カスタマイズが必要であれ
ば、さらにポリシーの変更を行います。
4.2 設定
PCの設定を監査して管理するために、以下の設定を行います。
- 228 -
・ 省電力設定を監査するための設定
・ セキュリティ設定を監査するための設定
4.2.1 省電力設定を監査するための設定
省電力設定の監査を行う場合は、以下の設定が必要です。
・ 電力消費量の設定
・ 省電力設定の監査項目の設定
電力消費量を設定する
電力消費量の計算に使用する設定を行います。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [オプション]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 以下の項目を設定します。
ここで設定した値に基づいて、以下の項目の値が計算されます。
- 運用設定の診断結果画面(省電力)の「パソコンの使用状況」の値
- 消費電力量の監査レポートの「電気代の概算値と削減効果」の値
項目
説明
[1kWhあたりの電力量料金]
1kWhのあたりの電気代を0.00~999.99で設定します。
[1kWhあたりのCO2排出量]
1kWhあたりのCO2排出量を0.000~9.999で設定します。
ハードウェア種別
消費電力量の概算値を設定します。
- 229 -
項目
説明
PCの消費電力量は、PCモデル、CPUの種類、ディスプレイの大きさ、付属品な
どによって変わります。これらの値が実際の運用と著しく異なる場合は、値を変
更してください。
・ ノート
ノートPCの消費電力量を0.00~99999.99で設定します。
・ デスクトップ
デスクトップPCの消費電力量を0.00~99999.99で設定します。
・ サーバ
サーバ機の消費電力量を0.00~99999.99で設定します。
・ CRTディスプレイ
CRTディスプレイの消費電力量を0.00~999.99で設定します。
・ 液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイの消費電力量を0.00~999.99で設定します。
ポイント
消費電力量のデフォルト値は、過去3年間のFUJITSU製品のサーバ機、デスク
トップPC、ノートPCの消費電力量の各平均値を記述しています。
この値をそのまま使用するか、使用しているPCの種別に応じて変更する場合
は、FUJITSU製品に関しては下記を参考にしてください。
・ コンピュータプラットフォーム:富士通:
各製品のカタログや仕様情報が掲載されています。
・ ECCJ 省エネルギーセンター - 国際エネルギースタープログラム:
国際エネルギースタープログラム登録製品を検索でき、アイドル時(通常時)
の消費電力量等を確認することができます。
4. [適用]ボタンをクリックします。
監査項目を設定する
監査する省電力の設定項目を、メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]で設定します。
詳細は、“4.2.1.1 省電力設定の監査項目を設定する”を参照してください。
4.2.1.1 省電力設定の監査項目を設定する
省電力設定の監査項目を設定します。
手順は、以下のとおりです。
なお、コマンドモードCTに対しても監査項目の設定は有効です。画面を表示する設定にした場合は運用設定の診断結果画面が表示
されます。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 230 -
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 231 -
4. [省電力ポリシー]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
5. 用途に合せて、以下のどちらかの設定パターンを選択し、ポリシー名のリンクをクリックします。
各ポリシーには、推奨する詳細設定が行われています。これらの設定をベースにカスタマイズすることもできます。
用途
PCの省電力
監査内容
一般従業員用の業務PC(デスクトップPC、ノートPC)に対する省電力監査ポリ
シーです。
すべての省電力の監査項目について監査します。
サーバの省電力
サーバPCおよび高負荷なPCに対する省電力監査設定です。
モニタの電源設定のみ監査します。
- 232 -
6. 運用設定の診断結果画面の動作設定を行います。
[動作設定]タブをクリックすると、以下の画面が表示されます。
以下の項目を設定します。
項目
説明
[PCの自動対処]
各監査項目をSystemwalker Desktop Patrolによって自動的に設
定変更するかどうかを設定します。
しない
運用設定の診断結果画面を表示するかを設定します。
チェックする
(注1)
[運用設定の診断
結果画面を表示
する]
(注2)
初期値
チェックした場合は、以下の項目を設定できます。
[画面の自動表
示]
診断結果画面を自動的に表示するタイミン
グを以下から選択します。
・ 表示しない
・ ログオン時に表示する
「ログオン時に表示する」を選択した場
合は、以下のタイミングで表示します。
- Windowsログオン時
- 前日にPCをスタンバイとし、次の日
にスタンバイから復帰した時
・ ログオン時および指定時間に表示する
「ログオン時および指定時間に表示す
る」を選択した場合は、時刻を指定しま
す。デフォルトは13時となっています。
・ [表示時にインベントリ収集を行う]
診断結果画面を表示する時にインベン
トリ収集を実行する場合にチェックしま
す。
- 233 -
表示しない
項目
説明
初期値
チェックしなかった場合は、前回のイン
ベントリ収集の結果が表示されます。
[診断結果にNG
が存在する場合]
NG項目が存在する場合に、運用設定の診
断結果画面をユーザーによって閉じられな
くする場合にチェックします。
チェックしない
[起動時の表示
項目]
監査画面の起動した時に、常にすべての項
目を表示する場合にチェックします。
チェックしない
注1)
[PCの自動対処]を“する”にチェックした場合は、PCの電源オプションのプロパティに“Desktop Patrolの省電力設定”が追加され
ます。
注2)
本項目は、省電力ポリシーとセキュリティポリシーで異なる設定をすることができます。
それぞれのポリシーで異なる設定をした場合の動作は以下のとおりです。
設定項目
[運用設定の
診断結果画
面を表示す
る]
-
省電力ポリシー
セキュリティポリ
シー
チェックする/
チェックしない
チェックする/
チェックしない
動作
チェックを付けたタブが表示され
ます。
両方ともチェックしない場合は、
画面が表示されません。
[画面の自動表
示]
表示しない
表示しない
画面が自動表示されません。
表示しない
ログオン時に表
示する
ログオン時に画面が自動表示さ
れます。
- 234 -
設定項目
[表示時にイン
ベントリ収集を
行う]
省電力ポリシー
セキュリティポリ
シー
動作
表示しない
ログオン時および
指定時間に表示
する
ログオン時と指定した時間に画
面が自動表示されます。
ログオン時に表
示する
表示しない
ログオン時に画面が自動表示さ
れます。
ログオン時に表
示する
ログオン時に表
示する
ログオン時に画面が自動表示さ
れます。
ログオン時に表
示する
ログオン時および
指定時間に表示
する
ログオン時と指定した時間に画
面が自動表示されます。
ログオン時および
指定時間に表示
する
表示しない
ログオン時と指定した時間に画
面が自動表示されます。
ログオン時および
指定時間に表示
する
ログオン時に表
示する
ログオン時と指定した時間に画
面が自動表示されます。
ログオン時および
指定時間に表示
する
ログオン時および
指定時間に表示
する
ログオン時と指定した時間に画
面が自動表示されます。(*1)
チェックする/
チェックしない
チェックする/
チェックしない
チェックを付けると、[画面の自動
表示]で指定したタイミングでイン
ベントリ収集が行われます。
それぞれのポリシーで動作を設
定できます。
[診断結果に
NG項目が存在
する場合]
チェックする/
チェックしない
チェックする/
チェックしない
チェックを付けたタブにNG項目
があると画面を閉じることができ
ません。
[起動時の表示
項目]
チェックする/
チェックしない
チェックする/
チェックしない
チェックを付けたタブの絞込み機
能が無効になります。
*1)省電力ポリシーとセキュリティポリシーで、指定時間に異なる時間を指定した場合は、以下の3つのタイミングで画面が自動
表示されます。
- ログオン時
- 省電力ポリシーで設定した指定時間
- セキュリティポリシーで設定した指定時間
- 235 -
7. 省電力の監査項目を設定します。
[省電力監査設定]タブをクリックすると、以下の画面が表示されます。
以下の監査項目を設定します。
項目
説明
自動対処時
に設定される
値
初期値
PCの省電力
サーバの省電力
電源に接 バッテリ 電源に接 バッテリ
続
使用
続
使用
[モニタの電源を
切る時間]
(注1)
PCの操作を行っていない場合、適切な
時間でモニタの電源が切れる設定に
なっているかを監査します。
監査OKとし
た値に設定
15分後
5分後
15分後
5分後
監査OKとし
た値に設定
20分後
20分後
監査し
ない
監査し
ない
以下から選択します。
・ n分(n時間)後以内をOKとする
・ なしをOKとする
・ 監査しない
※選択できる範囲は1分~5時間以内
です。
[ハードディスクの
電源を切る時間]
(注1)
(注4)
PCの操作を行っていない場合、適切な
時間でハードディスクの電源が切れる
設定になっているかを監査します。
以下から選択します。
・ n分(n時間)以内をOKとする
・ なしをOKとする
・ 監査しない
※選択できる範囲は3分~5時間以内
です。
- 236 -
項目
説明
自動対処時
に設定される
値
初期値
PCの省電力
サーバの省電力
電源に接 バッテリ 電源に接 バッテリ
続
使用
続
使用
[システムスタンバ
イに移行する時
間]
PCの操作を行っていない場合、適切な
時間でシステムスタンバイに移行する
設定になっているかを監査します。
(注1)
(注4)
以下から選択します。
監査OKとし
た値に設定
30分後
10分後
監査し
ない
監査し
ない
監査OKとし
た値に設定
1時間
後
30分後
監査し
ない
監査し
ない
オンに設定
オンを
OKとす
る
オンを
OKとす
る
監査し
ない
監査し
ない
監査OKとし
た値に設定
バランス
重視/
省電力
重視を
OKとす
る
バランス
重視/
省電力
重視を
OKとす
る
監査し
ない
監査し
ない
有効に設定
有効を
OKとす
る
有効を
OKとす
る
監査し
ない
監査し
ない
監査OKとし
た値に設定
監査し
ない
監査し
ない
監査し
ない
監査し
ない
・ n分(n時間)以内をOKとする
・ なしをOKとする
・ 監査しない
※選択できる範囲は1分~5時間以内
です。
[システム休止状
態に移行する時
間]
PCの操作を行っていない場合、適切な
時間で休止状態に移行する設定になっ
ているかを監査します。
(注1)
(注4)
以下から選択します。
・ n分(n時間)以内をOKとする
・ なしをOKとする
・ 監査しない
※選択できる範囲は1分~6時間以内
です。
[ハイブリッドスリー
プの動作]
ハイブリッドスリープの設定項目を監査
します。
(注2)
以下から選択します。
・ オンをOKとする
・ 監査しない
[プロセッサの動
作]
(注2)
(注3)
(注4)
PCの操作を行っていない場合、プロ
セッサのクロック数を低下させる設定に
なっているかを監査します。
プロセッサのクロック数の最小値の設定
を以下から選択します。
・ 省電力重視をOKとする
・ バランス重視/省電力重視をOKと
する
・ 監査しない
[USBの選択的な
中断の設定]
USBの選択的な中断の設定項目を監
査します。
(注2)
以下から選択します。
・ 有効をOKとする
・ 監査しない
[ディスプレイの明
るさの設定]
ディスプレイの明るさを監査します。
以下から選択します。
- 237 -
項目
説明
自動対処時
に設定される
値
初期値
PCの省電力
サーバの省電力
電源に接 バッテリ 電源に接 バッテリ
続
使用
続
使用
(注2)
・ 暗い設定をOKとする
・ 暗い~普通の明るさをOKとする
・ 監査しない
注1)
各種項目の時間は以下から選択します。
項目名
モニタの電源を切る時間
システムスタンバイに移行する時間
選択
1分後、2分後、3分後、5分後、10 分後、15 分後、20 分
後、25 分後、30 分後、45 分後、1時間後、2時間後、3時
間後、4時間後、5時間後、なし
システム休止状態に移行する時間
1分後、2分後、3分後、5分後、10 分後、15 分後、20 分
後、25 分後、30 分後、45 分後、1時間後、2時間後、3時
間後、4時間後、5時間後、6時間後、なし
ハードディスクの電源を切る時間
3分後、5分後、10分後、15分後、20分後、25分後、30分
後、45分後、1時間後、2時間後、3時間後、4時間後、5時
間後、なし
注2)
本項目は、Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012のみ有効です。
注3)
プロセッサの省電力技術が搭載されているPCでのみ設定値の強制変更を行うことができます
- Intel製:拡張版インテル SpeedStep(R) テクノロジー(EIST),デマンド・ベース・スイッチング(DBS)
- AMD製 :PowerNow!, Cool'n'Quiet
注4)
マザーボード/BIOSが対応していない場合があります。この場合、診断結果に項目が表示されません。
注意
自動対処について
Active Directory環境では、Windowsグループポリシーの設定が有効になるため、自動対処できない場合があります。Windows
グループポリシーで設定している項目は、監査しない設定とするか、Windowsグループポリシーで設定を変更してください。
- 238 -
8. 自動対処の設定を時間帯によって変更する場合は、[時間帯を指定した設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[動作設定]タブで[PCの自動対処]を“する”にチェックした場合は、指定した時間帯で異なる自動対処の動作を設定することが
できます。
時間帯を指定した動作の設定は、5つまで作成することができます。
項目
説明
自動対処時
に設定される
値
初期値
PCの省電力
サーバの省電力
電源に接 バッテリ使 電源に接 バッテリ使
続
用
続
用
[自動対処の
設定を時間帯
によって変更
する]
指定した時間帯で自動対処の設定を変
更する場合にチェックします。
-
チェックし
ない
チェックし
ない
チェックし
ない
チェックし
ない
基本設定と
同じ
基本設定
と同じ
基本設定
と同じ
基本設定
と同じ
基本設定
と同じ
チェックした場合は、以下の項目を設定
できます。
[モニタの電源を切る
時間]
[ハードディスクの電
源を切る時間]
設定できる内容
は基本設定と同
じです。
[システムスタンバイに
移行する時間]
[システム休止状態に
移行する時間]
[ハイブリッドスリープ
の動作]
- 239 -
項目
説明
自動対処時
に設定される
値
初期値
PCの省電力
サーバの省電力
電源に接 バッテリ使 電源に接 バッテリ使
続
用
続
用
[プロセッサの動作]
[USBの選択的な中
断の設定]
[ディスプレイの明るさ
の設定]
ポイント
スタンバイ/休止状態時のセキュリティパッチ適用について
PCがスタンバイ/休止状態の場合は、セキュリティパッチの適用が行われません。
セキュリティパッチの適用の運用を行う場合は、上記の「時間帯を指定した設定」により、セキュリティパッチの適用を行う時間帯
はスタンバイ/休止状態に移行しない設定に変更してください。
9. さらに詳細な設定を行う場合は、[詳細設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
以下の項目を設定します。
- 240 -
項目
説明
初期値
PCの省電力 サーバの省
電力
[ウイルス対策ソフトウェ
アが定時スキャンを行
う前に、自動的に復帰
する]
セキュリティ設定の監査も行う場合に、
自動的にスタンバイ/休止状態から復帰する場合にチェッ
クします。
チェックしな
い
チェックしな
い
しない
しない
しない
しない
チェックしな
い
チェックしな
い
チェックした場合は、以下の項目を設定できます。
[復帰する時間の指定]
(注1)
スタンバイ/休止状態から復帰す
る時間の指定するかどうかを選
択します。
・ しない
・ する
“する”を選択した場合は、時間
帯を指定します。
デフォルトは12時となっていま
す。
[移行する時間の指定]
スタンバイ/休止状態からの復帰
後、ふたたびスタンバイ/休止状
態へ移行させるまでの時間を指
定するかどうかを選択します。
・ しない
・ する
“する”を選択した場合は、時間
を指定します。
デフォルトは30分後となっていま
す。
[指定した時間にPCが
起動していた場合、シ
ステムスタンバイへ移
行する]
指定した時刻にPCが起動していた場合、システムスタン
バイへ移行させる場合にチェックします。
チェックした場合は、以下の項目を設定できます。
[警告メッセージを表示
する時間]
警告メッセージを表示する時間
を設定します。
22:00
22:00
[警告メッセージ]
警告メッセージを1024文字以内
で設定します。
(注2)
(注2)
[警告メッセージの応答
待ち時間]
警告メッセージで応答がない場
合に待ち合わせる時間を1~60
分で設定します。
5
5
[延期選択時の警告
メッセージ表示回数]
警告メッセージで[延期]を選択
した場合に、再度警告メッセー
ジを表示する回数を0~10回で
設定します。
3
3
[延期選択時の警告
メッセージ表示間隔]
警告メッセージで[延期]を選択
した場合に、再度警告メッセー
ジを表示する間隔を1~60分で
設定します。
20
20
- 241 -
注1)
以下のベンダのウイルス対策ソフトウェアについては、[復帰する時間の指定]で“しない”にチェックしても、自動的に定時ス
キャンの前に復帰することができます。
- Symantec社 AntiVirus Corporate Edition 9/10.x
- Symantec社 Endpoint Protection 11.0
- McAfee社 VirusScan Enterprise 8.5.0i/8.7.0i/8.8
- TrendMicro社 ウイルスバスター コーポレートエディション 8.0/10.0/10.5/10.6
上記以外のウイルス対策ソフトウェアを使用している場合は、[復帰する時間の指定]で“する”にチェックし、時間の指定を行っ
てください。
注2)
警告メッセージに入力できない文字については、“1.2 メインメニュー”を参照してください。
警告メッセージの初期値は以下のとおりです。
省電力モード(スタンバイ)に移行します。
10. [適用]ボタンをクリックして、設定内容を保存します。
4.2.2 セキュリティ設定を監査するための設定
セキュリティ設定の監査を行う場合は、以下の設定が必要です。
・ 監査するWindowsの更新プログラムの設定
・ 監査するウイルス対策ソフトウェアの設定
・ 監査する暗号化ソフトウェアの設定
・ 監査する禁止ソフトウェアの設定
・ セキュリティ監査項目の設定
監査するWindowsの更新プログラムを設定する
「Windowsの更新プログラムの適用状況」の監査は、ソフトウェア辞書で監査対象として選択しているセキュリティパッチについてチェッ
クを行います。
メインメニューの[配信]-[セキュリティパッチの配信]で監査対象とするセキュリティパッチを選択します。セキュリティパッチの選択につ
いては、"6.2.4 セキュリティパッチを選択する"を参照してください。
監査するウイルス対策ソフトウェアを設定する
「ウイルス対策ソフトウェア」の監査は、ソフトウェア辞書で監査対象として選択しているウイルス対策ソフトウェアについてチェックを行
います。
メインメニューの[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]で監査対象とするウイルス対策ソフトウェアを選択します。
ウイルス対策ソフトウェアの選択については、“2.2.1 サポートセンター定義からソフトウェアを選択する”を参照してください。
監査する暗号化ソフトウェアを設定する
「暗号化ソフトウェア」の監査は、ソフトウェア辞書で監査対象として選択している暗号化ソフトウェアについてチェックを行います。
メインメニューの[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]で監査対象とする暗号化ソフトウェアを選択します。
暗号化ソフトウェアの選択については、“2.2.1 サポートセンター定義からソフトウェアを選択する”を参照してください。
- 242 -
監査する禁止ソフトウェアを設定する
「禁止ソフトウェア」の監査は監査対象として選択している禁止ソフトウェアについてチェックを行います。
「禁止ソフトウェア」を定義し、クライアント側で禁止ソフトウェアを検出した場合は、そのソフトウェアを自動的に削除することもできます。
禁止ソフトウェアの定義は、以下の手順で行います。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [監査ソフトウェアの設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 243 -
3. [禁止ソフトウェアの追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 以下の情報を定義します。
ソフトウェアの情報
項目
説明
[名称]
監査の対象とするソフトウェア名を、256バイト以内の全角または半角文字で指定し
ます。本項目を省略することはできません。
[備考]
備考を入力します。全角128文字以内、半角256文字以内で入力します。
指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、次の半角記号です。
「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」
検索条件
本ソフトウェアの検索条件を指定します。
検索条件としては、ファイル検索、ハッシュ検索があります。どちらかの件が成立した場合にソフトウェアを検出します。
- ファイル検索
禁止ソフトウェアをファイル名により検索したい場合は、[条件に一致するファイルを検索する]をチェックします。
項目
[ファイル名]
説明
使用を禁止するソフトウェアとして検索したいファイル名を259バイト以
内で指定します。省略することはできません。
- ハッシュ検索
禁止ソフトウェアをハッシュ情報により検索したい場合は、[ハッシュ検索を有効にする]をチェックします。
ハッシュ情報は、コマンドが出力した結果ファイルをサーバに登録して行います。ハッシュ情報の登録は省略できません。コ
マンドの詳細ついては“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“dtpfinfo.exe(実行ファイルの詳細情報の取
得)”を参照してください。
- 244 -
ハッシュ情報は、一度登録すると削除できません。ハッシュ検索が不要な場合は「ハッシュ検索を有効にする」のチェックを
外してください。
禁止ソフトウェアとして定義する対象ファイルが追加になった場合のために、以前にハッシュ情報を作成したファイル/フォル
ダをバックアップしておくことをおすすめします。
5. [OK]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
6. 監査対象とするソフトウェア名の先頭にあるチェックボックスをチェックします。
7. [適用]ボタンをクリックして、チェック状態を保存します。
監査項目を設定する
監査するセキュリティの設定項目を、メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]で設定します。
詳細は、“4.2.2.1 セキュリティ設定の監査項目を設定する”を参照してください。
4.2.2.1 セキュリティ設定の監査項目を設定する
セキュリティ設定の監査項目を設定します。
手順は、以下のとおりです。
なお、コマンドモードCTに対しても監査項目の設定は有効です。画面を表示する設定にした場合は運用設定の診断結果画面が表示
されます。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 245 -
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 246 -
4. [セキュリティポリシー]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
5. 用途に合せて、以下のどちらかの設定パターンを選択し、ポリシー名のリンクをクリックします。
各ポリシーには推奨する値が設定されています。これらの設定をベースにカスタマイズすることもできます。
用途
PCのセキュリティ
監査内容
一般従業員用の業務PC(デスクトップPC、ノートPC)に対するセキュリティ監査
設定です。
すべてのセキュリティの監査項目について監査する設定がされています。
サーバのセキュリティ
サーバPCに対するセキュリティ監査設定です。
セキュリティパッチ以外の監査項目について監査する設定がされています。
- 247 -
6. 運用設定の診断結果画面の動作設定を行います。
[動作設定]タブをクリックすると、以下の画面が表示されます。
以下の項目を設定します。
項目
説明
[PCの自動対処]
NG項目をSystemwalker Desktop Patrolによって自動的に設定
変更するかどうかを設定します。
しない
[運用設定の診断
結果画面を表示
する]
運用設定の診断結果画面を表示するかを設定します。
チェックする
(注)
初期値
チェックした場合は、以下の項目を設定できます。
[画面の自動表
示]
診断結果画面を自動的に表示するタイミン
グを以下から選択します。
・ 表示しない
・ ログオン時に表示する
「ログオン時に表示する」を選択した場
合は、以下のタイミングで表示します。
- Windowsログオン時
- 前日にPCをスタンバイとし、次の日
にスタンバイから復帰した時
・ ログオン時および指定時間に表示する
「ログオン時および指定時間に表示す
る」を選択した場合は、時刻を指定しま
す。デフォルトは13時となっています。
・ [表示時にインベントリ収集を行う]
診断結果画面を表示する時にインベン
トリ収集を実行する場合にチェックしま
す。
- 248 -
表示しない
項目
説明
初期値
チェックしなかった場合は、前回のイン
ベントリ収集の結果が表示されます。
[診断結果を修正
する機能]
自動対処不可能な監査項目の診断結果を
OKに修正する機能を使用するときに、パス
ワードの入力を必要とするかどうかを指定し
ます。
チェックしない
パスワードは、1~32バイトまでの半角英数
字および記号で指定してください。
[診断結果にNG
が存在する場合]
NG項目が存在する場合に、運用設定の診
断結果画面をユーザーによって閉じられな
くする場合にチェックします。
チェックしない
[起動時の表示
項目]
監査画面の起動した時に、常にすべての項
目を表示する場合にチェックします。
チェックしない
注)
本項目は、省電力ポリシーとセキュリティポリシーで異なる設定をすることができます。
それぞれのポリシーで異なる設定をした場合の動作は以下のとおりです。
設定項目
[運用設定の
診断結果画
面を表示す
る]
-
省電力ポリシー
セキュリティポリ
シー
チェックする/
チェックしない
チェックする/
チェックしない
動作
チェックを付けたタブが表示され
ます。
両方ともチェックしない場合は、
画面が表示されません。
[画面の自動表
示]
表示しない
表示しない
画面が自動表示されません。
表示しない
ログオン時に表
示する
ログオン時に画面が自動表示さ
れます。
表示しない
ログオン時および
指定時間に表示
する
ログオン時と指定した時間に画
面が自動表示されます。
ログオン時に表
示する
表示しない
ログオン時に画面が自動表示さ
れます。
ログオン時に表
示する
ログオン時に表
示する
ログオン時に画面が自動表示さ
れます。
ログオン時に表
示する
ログオン時および
指定時間に表示
する
ログオン時と指定した時間に画
面が自動表示されます。
ログオン時および
指定時間に表示
する
表示しない
ログオン時と指定した時間に画
面が自動表示されます。
ログオン時および
指定時間に表示
する
ログオン時に表
示する
ログオン時と指定した時間に画
面が自動表示されます。
ログオン時および
指定時間に表示
する
ログオン時および
指定時間に表示
する
ログオン時と指定した時間に画
面が自動表示されます。(*1)
- 249 -
設定項目
[表示時にイン
ベントリ収集を
行う]
省電力ポリシー
セキュリティポリ
シー
チェックする/
チェックしない
チェックする/
チェックしない
動作
チェックを付けると、[画面の自動
表示]で指定したタイミングでイン
ベントリ収集が行われます。
それぞれのポリシーで動作を設
定できます。
[診断結果を修
正する機能]
-
チェックする/
チェックしない
本項目はセキュリティポリシーの
み設定できます。
[診断結果に
NG項目が存在
する場合]
チェックする/
チェックしない
チェックする/
チェックしない
チェック付けたタブにNG項目が
あると画面を閉じることができま
せん。
[起動時の表示
項目]
チェックする/
チェックしない
チェックする/
チェックしない
チェックを付けたタブの絞込み機
能が無効になります。
*1)省電力ポリシーとセキュリティポリシーで、指定時間に異なる時間を指定した場合は、以下の3つのタイミングで画面が自動
表示されます。
- ログオン時
- 省電力ポリシーで設定した指定時間
- セキュリティポリシーで設定した指定時間
- 250 -
7. システムセキュリティ監査の項目を設定します。
[システムセキュリティ監査設定]タブをクリックすると、以下の画面が表示されます。
- 251 -
以下の監査項目を設定します。
ハードウェア
項目
[BIOS/ハード
ディスクパスワー
ド]
詳細
説明
自動対処時
に設定され
る値
初期値
PCのセ サーバのセ
キュリティ キュリティ
[診断結果を修正
可能とする]
診断結果を修正可能とする場合
にチェックします。
-
-
-
[起動パスワード]
BIOSの起動パスワード(管理者パ
スワード)が設定されているかどう
かを監査します。
自動対処
不可
監査する
監査する
自動対処
不可
監査する
監査する
自動対処
不可
監査する
監査する
以下から選択します。
・ 監査する
・ ノートPCのみ監査する
・ 監査しない
[設定パスワード]
BIOSの設定パスワード(ユーザー
パスワード)が設定されているかど
うかを監査します。
以下から選択します。
・ 監査する
・ ノートPCのみ監査する
・ 監査しない
[ハードディスクパ
スワード]
ハードディスクパスワードが設定さ
れているかどうかを監査します。
以下から選択します。
・ 監査する
・ ノートPCのみ監査する
・ 監査しない
OS
項目
[オペレーティン
グシステム]
詳細
説明
自動対処時
に設定される
値
初期値
PCのセ サーバのセ
キュリティ キュリティ
[診断結果を修正
可能とする]
診断結果を修正可能とする場合
にチェックします。
-
-
-
[サポート状況]
使用しているオペレーティングシ
ステムがサポート終了していない
OS(SPを含む)かどうかを監査し
ます。
自動対処不
可
監査する
監査する
以下の項目から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
- 252 -
項目
詳細
説明
自動対処時
に設定される
値
初期値
PCのセ サーバのセ
キュリティ キュリティ
・ 表示のみ行う
[Windowsの更
新プログラム]
[適用状況]
すべてのセキュリティパッチが適
用されているかどうかを監査しま
す。
以下から選択します。
監査すると
した場合、
セキュリティ
パッチを適
用
監査する
監査しな
い
無効に設定
監査する
監査する
監査する
監査する
表示しない
に設定
監査する
監査する
・ 監査する
・ 監査しない
・ 表示のみ行う
[ログオン状況]
[自動ログオンの
設定]
自動ログオンが無効になっている
かどうかを監査します。
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[ようこそ画面の
表示の有無]
ようこそ画面を表示しない設定に 表示しない
なっているかどうかを監査します。 に設定
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[最後のユーザー
名表示の有無]
ログオン画面に最後にログオンを
行ったユーザーを表示しない設
定になっているかどうかを監査し
ます。
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[Windowsアカウ
ント]
[診断結果を修正
可能とする]
診断結果を修正可能とする場合
にチェックします。
-
-
-
[Guestのセキュリ
ティ]
Guestアカウントが無効になってい
るか、無効でない場合は適切なパ
スワードが設定されているかどうか
を監査します。(注1)
自動対処不
可
監査する
監査する
自動更新に
設定
監査しな
い
監査しな
い
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[Windowsセキュ
リティ情報]
[Windows
Update(自動更
新)の設定]
Windows Updateの設定が自動更
新になっているかどうかを監査し
ます。
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
- 253 -
項目
詳細
[ユーザーアカウ
ント制御(UAC)
の設定]
説明
UAC(ユーザーアカウント制御)が
有効になっているかを監査しま
す。
自動対処時
に設定される
値
初期値
PCのセ サーバのセ
キュリティ キュリティ
有効に設定
監査する
監査する
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[共有フォルダ]
[診断結果を修正
可能とする]
診断結果を修正可能とする場合
にチェックします。
-
-
-
[設定状況]
すべてのユーザー(Everyoneアカ
ウント)に冗長な権限が与えられて
いる共有フォルダが存在しないこ
とを監査します。
自動対処不
可
読み取り
のみ許可
の場合
OKとする
読み取り
のみ許可
の場合
OKとする
有効に設定
監査する
監査する
有効に設定
監査しな
い
監査しな
い
以下から選択します。
・ すべてのアクセス許可がない
場合OKとする
・ 読み取りのみ許可の場合OK
とする
・ 監査しない
[スクリーンセー
バー]
[スタンバイ回復
時のパスワード
入力の有無]
スタンバイから回復するときにパス
ワードの入力が必要になっている
かどうかを監査します。
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[パスワードのポリ
シー]
[複雑なパスワー
ドを必要とする設
定]
Windowsグループポリシーの「パ
スワードのポリシー」において「パ
スワードは要求する複雑さを満た
す」が有効になっているかを監査
します。(注2)
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
注1) [Guestのセキュリティ]ではログオンパスワードの入力を試行することで、単純なパスワードを利用していないか監査しま
す。
このため、システムの設定によってはイベントログに監査対象のユーザーがパスワード変更に失敗したことが記録されます。
また、Windowsグループポリシーでアカウントのロックアウト設定を行っている場合は、以下のいずれかの対策を必ず実施し
てください。これらの対策を実施しない場合、当監査機能によりGuestアカウントをロックアウトされることがあります。
・Windowsグループポリシーでアカウントのロックアウト設定を5回以上とする。
・CustomPolicy.exeコマンドでGuestアカウントのパスワード監査を行わないように設定する。
注2) [複雑なパスワードを必要とする設定]を監査する項目は、Windowsのグループポリシーに対して、監査と対処を実施し
ます。
- 254 -
現在使用しているパスワードが複雑さの要件を満たしていない場合でも、Windowsのグループポリシーの定義が行われてい
れば、OKが表示されます。対処実施後に複雑さの要件を満たさないパスワードに変更しようとすると、複雑さの要件を満た
すようWindowsに要求されます。
また、以下のWindowsのエディションではグループポリシー機能が提供されていないため、[監査する]と設定した場合でも監
査や対処を行いません。
・Windows XP Home Edition
・Windows Vista Home Basic
・Windows Vista Home Premium
・Windows 7 Home Premium
・Windows 8 (Windows 8 Pro、Windows 8 Enterpriseを除く)
ソフトウェア
項目
[ファイアウォー
ル]
詳細
説明
自動対処時に
設定される値
初期値
PCのセ サーバのセ
キュリティ キュリティ
[診断結果を修正
可能とする]
診断結果を修正可能とする場合
にチェックします。
-
-
-
[設定状況]
ファイアウォールの設定が有効で
あるかどうかを監査します。
自動対処不
可
監査する
監査する
-
-
-
監査する
監査する
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[暗号化ソフトウェ
ア]
[診断結果を修正
可能とする]
診断結果を修正可能とする場合
にチェックします。
[導入状況]
暗号化ソフトウェアがインストール 自動対処不
されているかどうかを監査します。 可
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
“監査する”を選択した場合は、
監査する暗号化ソフトウェアの名
称をチェックします。(注1)
[ウイルス対策ソフ
トウェア]
[診断結果を修正
可能とする]
診断結果を修正可能とする場合
にチェックします。
-
-
-
[導入状況]
ウイルス対策ソフトウェアがインス
トールされているかどうかを監査
します。
自動対処不
可
監査する
監査する
自動対処不
可
10世代以
内をOKと
する
10世代以
内をOKと
する
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
“監査する”を選択した場合は、
監査するウイルス対策ソフトウェ
アの名称をチェックします。(注2)
[ウイルスパターン
の状況]
ウイルスパターンがセキュリティ上
適切かどうかを監査します。ウイ
- 255 -
項目
詳細
説明
自動対処時に
設定される値
初期値
PCのセ サーバのセ
キュリティ キュリティ
ルスパターンの許容世代数を指
定します。
以下から選択します。
・ n世代以内をOKとする
・ 監査しない
※選択できる範囲は1~10世代
以内です。
[リアルタイムス
キャンの設定]
リアルタイムスキャンが設定され
ているかどうかを監査します。
自動対処不
可
監査する
監査する
自動対処不
可
監査する
監査する
自動対処不
可
監査する
監査する
禁止ソフト
ウェアを削
除
監査する
監査する
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[定時スキャンの
状況]
定時スキャンが設定されており、
また1週間以内に実行されてい
ることを監査します。
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[スキャン対象範
囲]
すべてのファイルがスキャン対象
となっていることを監査します。
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[禁止ソフトウェ
ア]
[導入状況]
禁止ソフトウェアがインストールさ
れていないことを監査します。
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
“監査する”を選択した場合は、
監査する禁止ソフトウェアの名称
をチェックします。(注3)
注1) 監査する暗号化ソフトウェアを選択するためには、[環境設定]-[監査ソフトウェア]の[ソフトウェア]配下の暗号化ソフトウェ
アを事前に選択しておく必要があります。
例) ソフトウェア辞書-ソフトウェア-Controll Break International
ソフトウェア辞書-ソフトウェア-富士通BSC-FENCE-Pro
注2) 監査するウイルス対策ソフトウェアを選択するためには、[環境設定]-[監査ソフトウェア]の[ソフトウェア]配下のウイルス
対策ソフトウェアを事前に選択しておく必要があります。
例) ソフトウェア辞書-ソフトウェア-TrendMicro
ソフトウェア辞書-ソフトウェア-Symantec
ソフトウェア辞書-ソフトウェア-Network Associates
- 256 -
注3) 監査する禁止ソフトウェアを選択するためには、[環境設定]-[監査ソフトウェア]の[禁止ソフトウェア]に事前に定義してお
く必要があります。
8. ユーザーセキュリティ監査の項目を設定します。
[ユーザーセキュリティ監査設定]タブをクリックすると、以下の画面が表示されます。
以下の監査項目を設定します。
なお、「自動対処の値」とは、以下の設定/操作を行った時にSystemwalker Desktop Patrolによって自動的に変更される値です。
・ [動作設定]タブで[PCの自動対処]を“する”にチェックした場合
・ CTの[運用設定の診断結果]画面で[対処]ボタンを押した場合
OS
項目
[スクリーンセー
バー]
詳細
[起動の有無]
説明
スクリーンセーバを起動する設
定になっているかどうかを監査
します。
自動対処時
初期値
に設定され
PCのセキュリ サーバのセ
る値
キュリティ
ティ
起動するに
設定
監査する
監査する
監査OKと
した値に設
定
10分後以内
をOKとする
10分後以内
をOKとする
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[起動までの時
間]
スクリーンセーバが適切な待ち
時間で起動するかどうかを監
査します。
- 257 -
項目
詳細
説明
自動対処時
初期値
に設定され
PCのセキュリ サーバのセ
る値
キュリティ
ティ
・ n分後以内をOKとする
・ 監査しない
※選択できる範囲は1~60分
以内です。
[パスワードによる
保護の設定]
パスワードによる保護が有効に
なっているかどうかを監査しま
す。
有効に設
定
監査する
監査する
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
[Windowsアカウ
ント]
[診断結果を修正
可能とする]
診断結果を修正可能とする場
合にチェックします。
-
-
-
[ログオンパスワー
ドのセキュリティ]
ログオンしているユーザーに適
切なWindowsパスワードが設
定されているかどうかを監査し
ます。(注)
自動対処
不可
監査する
監査する
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
注) [ログオンパスワードのセキュリティ]ではログオンパスワードの入力を試行することで、単純なパスワードを利用していないか
監査します。
このため、システムの設定によってはイベントログに監査対象のユーザーがパスワード変更に失敗したことが記録されます。ま
た、グループポリシーでアカウントのロックアウト設定を行っている場合は、以下のいずれかの対策を必ず実施してください。こ
れらの対策を実施しない場合、当監査機能によりアカウントをロックアウトされることがあります。
グループポリシーでアカウントのロックアウト設定を 5回以上とする。
[ログオンパスワードのセキュリティ]は[監査しない]と設定し、[複雑なパスワード指定の有無]で[監査する]と設定する。
Internet Explorer
項目
[インターネット
ゾーンの設定状
況]
詳細
[設定状況]
説明
Internet Explorerのセキュリティ
ゾーンが適切な設定になって
いるかどうかを監査します。
以下から選択します。
・ 高以上をOKとする
・ 中高以上をOKとする
・ 中以上をOKとする
・ 中低以上をOKとする
・ 監査しない
- 258 -
自動対処時
初期値
に設定される
PCのセキュ サーバのセ
値
キュリティ
リティ
監査OKと
した値に設
定
中高以上を
OKとする
中高以上を
OKとする
項目
詳細
[カスタムの扱い]
説明
自動対処時
初期値
に設定される
PCのセキュ サーバのセ
値
キュリティ
リティ
セキュリティゾーンがカスタムの [NGとする]
場合の監査結果を設定します。 を選択する
と、[設定状
以下から選択します。
況]に定義
・ NGとする
した値に設
定
・ OKとする
NGとする
NGとする
ソフトウェア
項目
詳細
説明
[Googleデスクトッ
プ]
[複数のコン
ピュータのデータ
検索の設定]
Googleデスクトップの「複数の
コンピュータ上のデータ検索」
機能が無効になっていることを
監査します。
自動対処時
初期値
に設定される
PCのセキュ サーバのセ
値
キュリティ
リティ
無効に設
定
監査する
監査する
以下から選択します。
・ 監査する
・ 監査しない
1. 設定した内容を保存する場合は、[適用]ボタンをクリックします。
設定した内容を別の設定パターンとして保存したい場合は、[名前を付けて保存]ボタンをクリックします。
ポイント
禁止ソフトウェアとして検知されSystemwalker Desktop Patrolにより削除されたファイルは、以下のコマンドで復旧できます。
1. 削除されたファイルの一覧を表示します。
<DTPインストールディレクトリ>\invcl\bin\prestore.exe -list
No 削除日付 復元ファイル
---+---------------------+---------------------------1 2009/06/18 12:00:00 C:\Winny\Winny.exe
2 2009/06/18 14:00:00 C:\Winny2\Winny2.exe
2. 一覧から復旧するファイルを指定して復旧します。
<DTPインストールディレクトリ>\invcl\bin\prestore.exe -rest 2
指定したファイルが復旧されます。
注意
自動対処について
- 259 -
Active Directory環境では、Windowsグループポリシーの設定が有効になるため、自動対処できない場合があります。Windows
グループポリシーで設定している項目は、監査しない設定とするか、Windowsグループポリシーで設定を変更してください。
4.3 運用設定の診断結果画面の操作方法
運用設定の診断結果画面の操作方法について説明します。
4.3.1 運用設定の診断結果画面の構成
運用設定の診断結果画面には以下の診断結果が表示されます。
・ 省電力設定の診断結果(注)
・ セキュリティ設定の診断結果(注)
注)ポリシーによって表示しない設定になっている場合は表示されません。
省電力の診断結果
[省電力]タブを選択すると、省電力設定の診断結果が表示されます。
- 260 -
セキュリティ設定の診断結果
[セキュリティ]タブを選択すると、セキュリティ設定の診断結果が表示されます。
- 261 -
4.3.1.1 省電力の診断結果画面の構成
[省電力]タブを選択した場合の運用設定の診断結果画面を以下に示します。
- 262 -
アイコン
アイコンの意味は以下のとおりです。
表示
意味
監査OKです。
監査NGです。
情報の収集ができません。
情報です。
ヘルプを表示します。
診断結果
各項目を展開すると、診断内容に対する詳細な診断結果が表示されます。表示される内容を以下に示します。
- 263 -
なお、バッテリーを搭載しているPCの場合は、電源に接続している場合とバッテリーを使用している場合の両方の設定値が表示されま
す。バッテリーを搭載していないPCの場合は、1つだけ表示されます。
パソコンの使用状況
項目
パソコンの使用状況(電力状況)
診断内容
使用しているパソコンの使用状況が表示されます。
・ 使用した電力量
・ 使用した電気料金
・ 排出したCO2
本項目は監査OKや監査NGを診断することはありません。
オペレーティングシステム
項目
オペレーティングシステム名
診断内容
使用しているオペレーティングシステムが表示されます。
本項目は監査OKや監査NGを診断することはありません。
電源の接続状況、システムの電源状況
項目
現在の電源状態
診断内容
以下の状況が表示されます。
・ バッテリーを使用して運用を行っているか
・ 電源に接続して運用を行っているか
本項目は監査OKや監査NGを診断することはありません。
ディスプレイ情報
PCに接続しているディスプレイの情報を表示します。
・ CRTディスプレイを使用しているか
・ 液晶ディスプレイを使用しているか
本項目は監査OKや監査NGを診断することはありません。
ディスプレイの設定管理
項目
ディスプレイの電源を切る時間
診断内容
ディスプレイの電源を切るまでの時間の診断結果が表示されま
す。
管理者が設定したしきい値(時間)より大きい時間が設定されてい
た場合は、NGとなります。
しきい値(時間)に 0を設定した場合は、監査を行わない項目とし
て、運用設定の診断結果画面に表示されません。
・ OKの場合
<収集結果>分後
例) 20分後
- 264 -
項目
診断内容
・ NGの場合
<収集結果>(<しきい値>分以内に設定してください)
例) 300分(20分以内に設定してください)
ディスプレイの明るさの設定
ディスプレイの明るさの設定の監査結果が表示されます。
管理者が設定したしきい値(10段階)の設定より大きな値の場合
にはNGとなります。
本項目は、Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、
Windows Server® 2008およびWindows Server® 2012の場合の
み監査が行われます。
ハードディスクの設定管理
項目
ハードディスクの電源を切る時間
診断内容
ハードディスクの電源を切るまでの時間を診断します。
管理者が設定したしきい値(時間)より大きい時間が設定されて
いた場合は、監査NGとなります。
システムの電源管理
項目
システムスタンバイに移行する時間
診断内容
システムがスタンバイ状態へ移行するまでの時間を診断します。
管理者が設定したしきい値(時間)より大きい時間が設定されて
いた場合は、監査NGとなります。
システム休止状態に移行する時間
システムが休止状態へ移行するまでの時間を診断します。
管理者が設定したしきい値(時間)より大きい時間が設定されて
いた場合は、監査NGとなります。
ハイブリッドスリープ
ハイブリッドスリープを許可するかどうかの設定を診断します。
管理者が設定したしきい値(ON/OFF)の設定と異なる場合には、
監査NGとなります。
本項目は、Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、
Windows Server® 2008およびWindows Server® 2012の場合の
み監査が行われます。
プロセッサの設定管理
項目
プロセッサの電源管理
診断内容
PCのプロセッサの診断結果が表示されます。
SpeedStep未対応のプロセッサの場合は、情報(このシステムで
はサポートされていません)となります。
情報として以下の内容が表示されます。
・ 最小のプロセッサの動作に設定されている値(%)
監査OK:しきい値以内に設定されています
監査NG:しきい値を超える値が設定されています
- 265 -
項目
診断内容
・ 最大のプロセッサの動作に設定されている値(%)
監査OK:しきい値以内に設定されています
監査NG:しきい値を超える値が設定されています
本項目は、Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、
Windows Server® 2008およびWindows Server® 2012の場合の
み監査が行われます。
USBの設定管理
項目
USBの選択的な中断の設定
診断内容
USBの選択的な中断の設定選択の設定の監査結果が表示され
ます。
管理者が設定したしきい値(有効/無効)の設定と異なる場合に
はNGとなります。
本項目は、Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、
Windows Server® 2008およびWindows Server® 2012の場合の
み監査が行われます。
[NG項目のみ表示する]チェックボックス
本項目にチェックをつけると、表示している内容をNG項目のみに絞り込むことができます。チェックの状態は、画面を閉じても有効で
す。
なお、以下の項目はチェックボックスの状態に関係なく、必ず表示されます。
・ 情報
本チェックボックスはポリシーにより、有効化/無効化させることができます。
[対処]ボタン
監査NGの項目に対して、Systemwalker Desktop Patrolにより一括して対処を行います。
[診断結果の修正]ボタン
省電力の診断結果では、本ボタンは使用しません。
[再診断]ボタン
再度運用設定の診断を実行し、最新の情報に更新します。
[終了]ボタン
運用設定の診断結果画面を閉じます。
管理者の設定によって[終了]ボタンがグレーアウトされている場合があります。この場合は、省電力設定の対処を行い監査OKの状態
になると、[終了]ボタンを選択できるようになります。
- 266 -
4.3.1.2 セキュリティの診断結果画面の構成
[セキュリティ]タブを選択した場合の運用設定の診断結果画面を以下に示します。
アイコン
アイコンの意味は以下のとおりです。
表示
意味
監査OKです。
監査NGです。
情報の収集ができません。
ヘルプを表示します。
- 267 -
診断結果
各項目を展開すると、診断内容に対する詳細な診断結果が表示されます。表示される内容を以下に示します。
オペレーティングシステム
項目
サポート状況
診断内容
使用しているオペレーティングシステムがセキュリティ上適切であ
ること診断します。
以下のオペレーティングシステム、サービスパック以外の場合
は、監査NGとなります。
・ Windows® XP SP2/3以降
・ Windows Vista® SPなし、SP1以降
・ Windows® 7 SPなし 以降
・ Windows® 8 SPなし 以降
・ Windows Server® 2003 SPなし、SP1/2以降
・ Windows Server® 2008 SP1以降
・ Windows Server® 2012 SPなし以降
Windowsの更新プログラム
項目
適用状況
診断内容
Windowsの更新プログラムの適用状況を診断します。
セキュリティパッチがすべて適用されているかどうかを監査しま
す。適用されていないパッチが存在する場合は、NGを検出して
から7日経過後に、NGを表示します。その7日間は、OKを表示し
ます。
Systemwalkerサポートセンターからのソフトウェア辞書の自動反
映を利用している方はMicrosoftが提供する「セキュリティ更新プ
ログラム」が監査対象になります。
その他の更新プログラムについては、ソフトウェア辞書に手動で
反映することにより監査対象にすることができます。
ログオン状況
項目
自動ログオンの使用
診断内容
Windowsのログオン設定が自動ログオンとなっていないかどうか
を診断します。
自動ログオンが設定されている場合は、監査NGとなります。
ようこそ画面の使用
「ようこそ画面」を使用していないかどうかを診断します。
ようこそ画面を使用している場合は、監査NGとなります。
最終ユーザーIDの表示
最終ユーザーIDを表示していないかどうかを診断します。
最後にログオンを行ったユーザー名をログオン画面に表示する
設定の場合は、監査NGとなります。
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Windowsアカウント
項目
ログオンアカウントのセキュリティ
診断内容
運用設定の診断結果画面を表示しているユーザーのWindows
のログオンパスワードが設定されていること、およびユーザー名
と一致していないかどうかを診断します。
パスワードが設定されていない場合や、ユーザー名とパスワード
が一致していた場合は、監査NGとなります。
Guestのセキュリティ
Guestアカウントのパスワードの設定が行われていること、および
アカウントとパスワードが一致していないかどうかを診断します。
Guestアカウントが有効であり、パスワードが設定されていない場
合は、監査NGとなります。(注1)
GuestアカウントがOFFの場合も監査NGとなります。
Guestアカウントが無効の場合は、監査OKとなります。
注1) パスワードの監査を行わず、Guestアカウントが有効の監査のみ行うことができます。
監査方法の変更は、CustomPolicy.exe(カスタム設定用ポリシーの変更)で行います。CusttomPolicy.exeコマンドの使用方法につ
いては、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
パスワードのポリシー
項目
複雑なパスワードを必要とする設定
診断内容
パスワードのポリシーにおいて「パスワードは要求する複雑さを
満たす」が有効になっているかどうかを診断します。
「パスワードは要求する複雑さを満たす」が無効な場合は、“複雑
なパスワードを必要としない設定です。”と表示されます。
監査しない場合、本項目は表示されません。
Windowsセキュリティ情報
項目
Windows Update(自動更新)の設定
診断内容
Windows Updateが無効でないかどうかを診断します。
デフォルトでは「無効」の場合のみ監査NGとなり、以下の設定の
場合は監査OKとなります。
・ 自動(推奨)
・ 更新を自動的にダウンロードするが、インストールは手動で
実行する
・ 更新を通知するのみで、自動的なダウンロードまたはインス
トールは実行しない
UAC(ユーザーアカウント制御)の設定
ユーザーアカウント制御(UAC)の設定が有効かどうかを診断しま
す。
ユーザーアカウント制御の設定が無効の場合は、監査NGとなり
ます。
本項目はWindows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、
Windows Server® 2008およびWindows Server® 2012の場合の
み診断が行われます。その他のOSの場合は、本項目は表示さ
れません。
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スクリーンセーバー
項目
設定状況
診断内容
スクリーンセーバーを起動する設定となっているかどうかを診断
します。
スクリーンセーバーを起動しない場合は監査NGとなり、“起動時
間(秒)”、“解除パスワード”の「状況」「情報」は表示されません。
スクリーンセーバー起動までの待ち時
間
スクリーンセーバーの起動時間が管理者が指定した許容範囲と
なっているかどうかを診断します。
デフォルトでは600秒(10分)より大きい値が設定されていた場合
に監査NGとなります。
スクリーンセーバーを起動しない設定になっている場合は表示さ
れません。
パスワードによる保護の設定
スクリーンセーバーの解除パスワードが設定されているかどうか
を診断します。
スクリーンセーバーの解除パスワードが設定されていない場合は
監査NGとなります。
スクリーンセーバーを起動しない設定になっている場合は表示さ
れません。
スタンバイ回復時のパスワード
スタンバイ状態から回復するときにパスワードが求められるかどう
かを診断します。
スタンバイから回復するときにパスワードの入力を求める設定が
行われていない場合は、監査NGとなります。
共有フォルダ
項目
設定状況
診断内容
共有フォルダの設定がセキュリティ上適切であることを診断しま
す。
・ 状況
監査結果が表示されます。
デフォルトでは、Everyoneに読み取り権限(r)または書込み権
限(rw)が設定されている共有フォルダが存在する場合は、監
査NGとなります。
・ 共有フォルダ
設定されている共有フォルダを表示します。
・ 権限
Everyoneに設定されている権限を表示します。
Internet Explorer
項目
セキュリティゾーンの設定状況
診断内容
Internet Explorerのセキュリティゾーンを診断します。情報には次
のどれかが表示されます。
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項目
診断内容
・ 低
・ 中低
・ 中
・ 中高
・ 高
・ カスタム
デフォルトでは“中”より低い設定が行われていた場合に監査NG
となります。
“カスタム”の場合は、設定より監査OK/監査NGと診断することが
できます。
また、使用しているInternet Explorerのバージョンと更新バージョ
ンが表示されます。
ファイアウォール
項目
設定状況
診断内容
ファイアウォールの設定状況を診断します。
設定されているファイアウォールが動作している場合は、監査OK
となります。
ファイアウォールが設定されていない場合は、監査NGとなりま
す。
監査されるファイアウォールはWindowsファイアウォール、および
ウイルス対策ソフトウェアのパーソナルファイアウォールとなりま
す。
BIOSハードディスクパスワード
項目
起動パスワード
診断内容
BIOSの起動パスワード(管理者用パスワード)が設定されている
かどうかを診断します。
パスワードが設定されていない場合は、監査NGとなります。
設定により、デスクトップ機の監査を行わないようにすることがで
きます。この場合、本項目は表示されません。
設定パスワード
BIOSの設定パスワード(ユーザー用パスワード)が設定されてい
るかどうかを診断します。。
パスワードが設定されていない場合は、監査NGとなります。
設定により、デスクトップ機の監査を行わないようにすることがで
きます。この場合、本項目は表示されません。
ハードディスクパスワード
ハードディスクパスワードが設定されているかどうかを診断しま
す。
パスワードが設定されていない場合は、監査NGとなります。
設定により、デスクトップ機の監査を行わないようにすることがで
きます。この場合、本項目は表示されません。
- 271 -
ウイルス対策ソフトウェア
項目
導入状況
診断内容
ウイルス対策ソフトウェアがインストールされているかどうかを診
断します。
インストールされていない場合はNGとなります。
対応しているウイルス対策ソフトウェアについては、
“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”を参照してください。
※ウイルス対策ソフトウェアの検索を行うように設定する必要が
あります。
ウイルスパターンの状況
ウイルスパターンが設定した世代以内であるかの診断結果が表
示されます。
定時スキャンの状況
ウイルス対策ソフトウェアで定時スキャンが設定されているか。ま
た、定時スキャンが実施されているかの診断結果が表示されま
す。定時スキャンが設定されていない場合や、設定された期間
以内に定時スキャンが実施されていない場合は監査NGとなりま
す。
リアルタイムスキャンの設定
リアルタイムスキャン(Auto-Protect)に設定されているウイルス対
策ソフトウェアの診断結果が表示されます。
リアルタイムスキャンに設定されているウイルス対策ソフトウェア
が存在しない場合は監査NGとなります。
スキャン対象範囲
ウイルス対策ソフトウェアで設定されているスキャン対象のファイ
ルを監査します。すべてのファイルがスキャン対象となっていな
い場合は監査NGとなります。
暗号化ソフトウェア
項目
導入状況
診断内容
暗号化ソフトウェアが導入されているかどうかを診断します。
デフォルトでは以下の製品が監査されます。
・ SafeBoot
・ FencePro
その他の製品は、ソフトウェア辞書のユーザー定義に定義するこ
とで監査対象にできます。
暗号化ソフトウェアがインストールされていない場合は、監査NG
となります。
Google デスクトップの状況
項目
診断内容
複数のコンピュータ上のデータ検索
の設定
Googleデスクトップの機能である「複数のコンピュータ上のデータ
検索」機能が無効かどうかを診断します。
「複数のコンピュータ上のデータ検索」機能が有効な場合は、監
査NGとなります。
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項目
診断内容
Googleデスクトップがインストールされていない場合は“導入され
ていません”と表示されます。
禁止ソフトウェア
項目
導入状況
診断内容
禁止ソフトウェアが導入されていないことを診断します。
・ 禁止ソフトウェア
検出した禁止ソフトウェア名を表示します。
検出されなかった場合は、“問題ありません”と表示されます。
[NG項目のみ表示する]チェックボックス
本項目にチェックをつけると、表示している内容をNG項目のみに絞り込むことができます。チェックの状態は、画面を閉じても有効で
す。
本チェックボックスはポリシーにより、有効化/無効化させることができます。
[対処]ボタン
監査NGの項目に対してSystemwalker Desktop Patrolにより対処を行います。
対処ボタンで対処できない項目には「自動対処できません」と表示されます。
[診断結果の修正]ボタン
セキュリティ診断結果を手動で監査OKに修正します。
詳細については、“診断結果を修正する”を参照してください。
[再診断]ボタン
再度運用設定の診断を実行し、最新の情報に更新します。
[終了]ボタン
運用設定の診断結果画面を閉じます。
管理者の設定によって[終了]ボタンがグレーアウトされている場合があります。この場合は、セキュリティ設定の対処を行い監査OKの
状態になると、[終了]ボタンを選択できるようになります。
4.3.2 省電力の診断結果画面を操作する
運用設定の診断結果画面(省電力の監査)の操作方法を以下に説明します。
1. CTのスタートメニューから[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[運用設定の診断結果]を選択します。
→[運用設定の診断結果]画面が表示されます。
なお、クライアントポリシーの設定により、Windowsのログオン時に運用設定の診断結果画面を表示をする設定にしている場合
は、Windowsにログオン時に表示されます。
- 273 -
2. タブが複数表示されている場合は、[省電力]タブを選択します。
3. 監査NGのアイコンが表示されている行を展開します。
→ツリー表示で、監査NGの内容が表示されます。
4. 省電力設定の対処を行います。
[対処]ボタンを押すと自動的に対処されます。
5. [再診断]ボタンをクリックします。
→省電力の診断結果が最新の情報に更新されます。
6. 状況アイコンが「監査OK」に変わっていることを確認します。
4.3.3 セキュリティの診断結果画面を操作する
運用設定の診断結果画面(セキュリティの監査)の操作方法を以下に説明します。
1. CTのスタートメニューから[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[運用設定の診断結果]を選択します。
→[運用設定の診断結果]画面が表示されます。
- 274 -
なお、クライアントポリシーの設定により、Windowsのログオン時に運用設定の診断結果画面を表示をする設定にしている場合
は、Windowsにログオン時に表示されます。
タブが複数表示されている場合は、[セキュリティ]タブを選択します。
2. NGアイコンが表示されている行を展開します。
→ツリー表示で、監査NGの内容が表示されます。
3. セキュリティ設定の対処を行います。
[対処]ボタンを押すと自動的に対処されます。Windowsの更新プログラムにNG項目があった場合は、セキュリティパッチの適用
が行われます。その際、設定により、パッチ適用画面が表示される場合があります。
[対処]ボタンで対処できない項目には「自動対処できません」と表示されています。
4. [再診断]ボタンをクリックします。
→セキュリティ診断結果が最新の情報に更新されます。
5. 状況アイコンが「監査OK」に変わっていることを確認します。
- 275 -
診断結果を修正する
セキュリティの診断結果を手動で「監査OK」に修正できます。
手順を以下に示します。
1. [診断結果の修正]ボタンをクリックします。
→管理者名とパスワードの入力画面が表示されます。
(設定により、パスワード入力を省略することもできます。)
項目
管理者名
内容
診断結果の修正を行う管理者名を入力します。
64バイトまでの"全角文字、半角英数字、半角空白、特殊記号
(-@,()[]{}<>:;/)"が入力できます。
パスワード
設定されているパスワードを入力します。
2. 管理者名とパスワードを入力します。
→パスワードが一致していた場合は、以下の画面が表示されます。
診断結果をOKに修正するカテゴリに対してコメントを入力します。
コメントを入力しなかったカテゴリは、監査OKに修正されません。
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目
コメント入力行
内容
コメントを入力します。
128バイトまでの"全角文字、半角英数字、半角空白、特殊記号
(-@,()[]{}<>:;/)"が入力できます。
[修正する]ボタン
診断結果を修正します。
[キャンセル]ボタン
診断結果の修正をキャンセルします。
3. [修正する]ボタンをクリックします。
→診断結果が修正されます。
4. 運用設定の診断結果画面で、診断結果が「監査OK」に変わったことを確認します。
ポイント
最新のセキュリティ診断結果をすぐに上位サーバへ通知したい場合は、スタートメニューから[インベントリ収集]を実行します。
4.4 状況画面を確認する
PCの運用状況を、状況画面で確認します。
状況画面は、Systemwalker Desktop Patrolにログイン後、最初に表示されるメインメニューの画面です。
状況画面では、以下の運用状況を確認できます。
・ インベントリ情報が収集されていないPC
・ セキュリティパッチが適用されていないPC
・ セキュリティポリシーに違反しているPC
・ 省電力ポリシーに違反しているPC
状況画面の詳細については、“3.2.11 運用状況の表示および運用対処を行う”を参照してください。
4.5 レポートを確認する
PCの運用設定(省電力設定、セキュリティ設定の監査/統制状況)を、レポートで確認します。
レポートの出力手順については、“第14章 レポートを出力する”を参照してください。
省電力設定状況レポートを確認する
省電力設定状況レポートを確認し、省電力ポリシーを満たしているPCの状況を全社・部門単位・場所単位で確認します。
問題のあるPCが多い部門などは詳細レポートから問題点を確認します。
消費電力量の監査レポートを確認する
消費電力量の監査レポートでは、全社/部門/場所での消費電力量の状況・推移を確認します。省電力運用の効果を確認します。
セキュリティの監査レポートを確認する
セキュリティ監査レポートを確認し、セキュリティ監査ポリシーを満たしているPCの状況を全社・部門単位で確認します。
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問題のあるPCが多い部門などは詳細レポートから問題点を確認します。
セキュリティ監査レポートの出力内容については、“14.5.3 セキュリティ監査出力例”を参照してください。
4.5.1 省電力設定状況レポートの確認手順
省電力設定状況レポートは、各PCで設定されている省電力設定状況の確認や、省電力設定されていない部門やPCを特定し、特定さ
れた部門やPCに対して対処/改善を行う目的で利用します。
省電力設定状況レポート全体の説明については、“14.6.2 省電力設定状況出力例”を参照してください。
以下に、確認手順を示します。
1. 概要部から問題点を把握します。
a. 全体状況の把握
全体として、省電力設定状況に問題がないか確認します。
【省電力設定状況】を確認します。達成率が100%でない場合は、対処/改善が必要となります。
b. 問題点の把握
何が問題か、特定の省電力設定項目に問題があるか、特定の部門/場所に問題あるか確認します。
【省電力設定状況の内訳】、【達成率の低いグループ】、または「設定状況一覧」シートを確認します。
2. 詳細部から問題のPCを把握します。
a. PCごとの状況を把握
上記“1.”の“b.”で把握した問題点について詳細を確認し、問題となっているPCを確認します。
- 278 -
【詳細部】を確認します。
3. レポートで確認した問題点から、対策/改善を実施します。
問題となっているPCに対して、監査結果が“×”になっている理由を確認し改善します。
“×”になっている主な理由は以下のとおりです。
- 省電力設定が「対処を行う」の設定になっていない
対策:省電力設定を「対処を行う」に設定し、省電力設定を適用してださい。
- ユーザーが意図的に変更している
対策:担当PCの部門管理者、利用者に確認してください。
- 何らかの要因(例:他のアプリケーションによる保護など)で、対処できていない
対策:担当PCの部門管理者、利用者に確認してください。
4.5.2 消費電力量の監査レポートの確認手順
消費電力量の監査レポートは、省電力の監査/統制をした結果が、消費電力量、電気代として結果に現われているかを確認します。ま
た、結果に現われていない場合は、その問題点の確認や、各PCに設定されている省電力設定のポリシーが正しく選択されているかの
確認を行います。
消費電力量の監査レポート全体の説明については、“14.7.3 消費電力量出力例”を参照してください。
以下に、確認手順を示します。
1. 省電力の監査/統制が消費電力量として結果に現われているか確認します。
a. 当月とこれまでの経緯の把握
当月の消費電力量と、前月/年間を通しての消費電力量を確認します。
【消費電力量の参考情報】、【今年度の消費電力量の推移】を確認します。
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例)省電力の監査/統制が結果として現われているケース
例)省電力の監査/統制が結果として現われていないケース
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b. 部門/場所ごとの消費電力量の、達成率の低いグループを確認
当月と前月の1台あたりの消費電力量の最も高い部門/場所を確認します。
c. 部門/場所ごとに消費電力量を確認
部門/場所ごとに当月と前月の1台あたりの消費電力量や、非省電力時の消費電力量からの削減量を比較して確認しま
す。
2. 結果に現れていない場合の問題点の確認
a. 長時間稼働PCがないか確認
省電力設定ごとに問題となっているPCがどれだけあるか把握します。
例えば、PCの省電力設定になっているにも関わらず、24h稼働しているPCや、長時間稼働しているPCがあるか、などを確
認します。
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【稼働合計時間の比率】、【24h稼働日数の比率】を確認します。
【PC稼働状況の推移】を確認します。
b. 部門/場所ごとに長時間稼働PCの状況確認
部門/場所ごとに長時間稼働PCがないか確認します。
【達成率の低いグループ】を確認します。
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c. PCごとの稼働合計時間と消費電力量の状況確認
- 省電力設定が、PCごとに正しく選択されているかを確認したい場合
(省電力設定をPCごとに選択する上での参考情報としたい場合)
[固有情報の活用]
固有情報に[24h稼働要否]などを設け(24h稼働が必要/不要)、詳細部に出力します。
詳細部の[24h稼働要否]と[省電力設定]を確認し、省電力設定が正しく選択されているか確認します。例えば、24h稼
働が必要ないPCに対して、サーバ用の省電力設定が設定されているか、または、24h稼働が必要なPCに対してPC用
の省電力設定がされているか、などを確認します。
[各種実績の確認]
詳細部の[稼働合計時間]、[24h稼働日数]、[省電力設定]を確認し、省電力設定が正しく選択されているか確認しま
す。
例えば、稼働合計時間も長時間稼働しておらず、24h稼働日もないPCに対して、サーバ用の省電力設定がされている
か、などを確認します。
- 想定より多く使用されている(問題となる)PCがないか確認したい場合
[各種実績の確認]
詳細部の[前月の消費電力量]、[当月の消費電力量]、[稼働合計時間]、[24h稼働日数]を確認し、問題となるPCがな
いか確認します。
例えば、以下を確認します。
・前月と比べて、当月の消費電力量が大幅に増えている
・稼働合計時間が判定基準としている時間を超えている
・24h稼働日数があり電源の切り忘れが予想される
- 283 -
- 撤去、削減できるPCがないか確認したい場合
[各種実績の確認]
詳細部の[稼働合計時間]、[システムスタンバイ時間]を確認し、未使用になっている、あまり使用されていないPCがな
いか確認します。
例えば、以下を確認します。
・稼働合計時間が0h(または数時間)となっている
・稼働時間は長いが、ほとんどがシステムスタンバイとなっている
3. レポートで確認した問題点から、対策/改善を実施します。
- 長時間稼働PCが全社的、部門、設置場所単位で多かった場合
対策:
- 全社的に多い場合は、詳細部から各PCの[稼働合計時間]を確認後、設定した判定基準の時間(例:160h)の見直しなど
を行います。また、各部門担当者への現状の確認を行い、必要に応じて運用指導などを実施します。
- 特定の部門、設置場所が多い場合は、担当の部門担当者の通達などを行い改善させます。
- 省電力設定が正しく選択されていないPCがあった場合
対策:
[環境設定]-[ポリシーグループ管理]画面で該当のPCに適切なPCグループに変更します。
- 想定より多く使用されているPCがあった場合
対策:
該当PCの利用者、または部門管理者に連絡し、使用時間が妥当であるか確認します。
妥当でない場合は、使用時間の見直しなどを依頼します。
- 撤去、削減できるPCあった場合
対策:
該当PCの利用者、または部門管理者に連絡し、該当PCの利用用途などを確認します。
- 284 -
利用用途から不要、または他のPCと共用できると判断した場合、該当PCの撤去や、他部門への移設などを検討します。
- 285 -
第5章 ライセンスを管理する
本章では、ライセンスの管理と運用について説明します。
5.1 ライセンス管理の手順
ライセンス管理機能は、企業が保有しているソフトウェアライセンス情報を一元管理し、ソフトウェアライセンスの利用状況を把握するた
めに使用します。
ライセンス管理機能を使用することで、以下のような運用を行うことが可能となります。
・ 社内のソフトウェアライセンス情報を一元管理する運用
・ ライセンス違反PCの検出と、是正処置を円滑に行う運用
Desktop Patrolで、ライセンス管理を円滑に行うために運用の流れに沿った使用方法について説明します。
ポイント
ライセンス管理を行う場合は、事前に[監査ソフトウェアの設定]画面でライセンスを管理する対象のソフトウェアを選択する必要がありま
す。ソフトウェアの選択方法については、“2.2.1 サポートセンター定義からソフトウェアを選択する”を参照してください。
Desktop Patrolでライセンスを管理する
ソフトウェアベンダから購入したソフトウェアライセンスを、Desktop Patrolで管理する方法について説明します。
Desktop Patrolは、ソフトウェアライセンス単位に詳細情報を管理し、各PCへの割り当て状況を把握できる機能を提供しています。
以下の流れで操作することで、Desktop Patrolでソフトウェアライセンスを管理できます。
- 286 -
1. ソフトウェアベンダとライセンス契約を結びます。
2. 購入したソフトウェアライセンスの契約書を保管します。
3. 契約したソフトウェアライセンスをDesktop Patrolに定義します。定義方法については、“5.2.1 ライセンス定義を登録する”を参照
してください。
4. “3.”で定義したソフトウェアライセンスを管理するために、ライセンス情報を登録します。ライセンス情報を登録する方法について
は、“5.3.1.1 保有ライセンスを登録する”を参照してください。
5. 保有ライセンスを各PCに割り当てます。保有ライセンスの割り当て方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してく
ださい。
Desktop Patrolでライセンス保有状況を確認・変更する
購入済のソフトウェアライセンスに関する保有状況の確認や、ライセンス保有数の変更を行う場合は、以下の流れで操作を行います。
1. 現在のライセンス保有状況を確認します。保有状況の確認方法については、“5.3.1 保有ライセンスを管理する”を参照してくだ
さい。
2. 必要に応じてソフトウェアベンダとライセンス契約を結びます。
3. ライセンス契約を結んだ場合は、契約書を保管します。
4. 保有ライセンス数に変更があった場合は、契約したライセンス情報をDesktop Patrolに登録します。登録方法については、“5.3.1.2
保有ライセンスを変更する”を参照してください。
Desktop Patrolで保有ライセンスを割り当てる
購入済のソフトウェアライセンスの割り当てを行う場合は、以下の流れで操作を行います。
- 287 -
1. 現在のライセンス割り当て状況を確認します。
保有ライセンスの割り当て状況の確認方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
2. 必要に応じて保有ライセンスをPCに割り当てます。
保有ライセンスの割り当て方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
Desktop Patrolでライセンス違反PCの検出および是正を行う
Desktop Patrolでは、収集したインベントリ情報をもとに保有ライセンスに違反したPCを検出できます。
違反PCの検出は、以下の流れで操作を行います。なお、ライセンスの割り当てを行う是正方法についてもあわせて説明します。
1. 現在のライセンス割り当て状況を確認します。
保有ライセンスの割り当て状況の確認方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。また、違反PCの検
出方法については“5.3.4.1 ライセンス違反PCを確認する”を参照してください。
- 288 -
2. 違反しているPCが検出された場合、保有ライセンス数を確認します。
是正処置により、不正利用ソフトウェアが必要な場合には、ソフトウェアベンダとライセンス契約を結び、割り当てるライセンスを準
備します。
不正利用ソフトウェアが不要な場合は、不正利用ソフトウェアの実行を禁止できます。禁止方法については、“2.6 実行ファイル
を制御する”を参照してください。
3. ライセンス契約を結んだ場合は、契約書を保管します。
4. 保有ライセンス数に変更があった場合は、契約したライセンス情報をDesktop Patrolに登録します。登録方法については、“5.3.1.2
保有ライセンスを変更する”を参照してください。
5. 必要に応じて保有ライセンスをPCに割り当てます。
保有ライセンスの割り当て方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
不要なソフトウェアライセンスを返却する
不要となったソフトウェアライセンスを返却する場合は、以下の流れで操作を行います。
1. 遊休資産の確認を行います。
遊休資産の確認方法については、“5.4.2.1 遊休資産を確認する”を参照してください。
2. 遊休資産が存在する場合は、保有ライセンスの割り戻しなどの対処を行います。対処方法については、“5.4.2.2 遊休資産の確
認時の対処”を参照してください。
人事異動に伴うライセンスの変更を行う
人事異動が発生した場合は、以下の流れで操作を行います。
- 289 -
1. 現在のライセンス割り当て状況を確認します。
保有ライセンスの割り当て状況の確認方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
2. 人事異動となるユーザーが管理しているPCに対しライセンスが割り当てられている場合は、保有ライセンスを割り戻します。
保有ライセンスの割り戻し方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
3. 人事異動となるユーザーのユーザー管理情報を変更してください。
ユーザー管理情報の変更方法については、“2.1.3 マスタ管理情報の構築手順”を参照してください。
4. 異動先のライセンス保有状況を確認します。
保有状況の確認方法については、“5.3.1 保有ライセンスを管理する”を参照してください。
5. 必要に応じてソフトウェアベンダとライセンス契約を結びます。
6. ライセンス契約を結んだ場合は、契約書を保管します。
7. 保有ライセンス数に変更があった場合は、契約したライセンス情報をDesktop Patrolに登録します。登録方法については、“5.3.1.2
保有ライセンスを変更する”を参照してください。
8. 異動となったユーザーが管理しているPCに保有ライセンス割り当てます。
保有ライセンスの割り当て方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
5.2 ライセンスを定義する
ライセンス定義では、複数のバージョンが存在するソフトウェアであっても、1種類のライセンスとして管理することを目的としています。
ここでは、ライセンス管理業務を行うための初期設定として、ライセンスの定義について説明します。
5.2.1 ライセンス定義を登録する
ライセンス定義の方法は、以下のとおりです。
- 290 -
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
部門管理アカウントのユーザーIDでログインした場合は、[ライセンス定義]のリンクは表示されません。
2. [ライセンス定義]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 291 -
3. [追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. ライセンス情報を入力します。
決定する項目
[ライセンス名](必須)
入力文字
グループ化するライセンス名を入力します。全角30文字、半
角60文字までで入力します。
指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、およ
び、次の半角記号です。
(「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」)
[アラーム通知対象としない]
グループ化されたソフトウェアをライセンス違反のアラーム通
知対象としない場合は、[アラーム通知対象としない]チェック
ボックスにチェックします。
備考.ライセンス違反のアラーム通知とは、ライセンスが割り当てられていないソフトウェアを使用した場合やライセンス数を超え
て使用している場合に通知する機能です。詳しくは、“Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド”の“アラーム通知”の記述を参
照してください。
- 292 -
5. 左側のフィールドのツリーから、ソフトウェアベンダを選択します。
→選択したソフトウェアベンダから提供されているソフトウェアが、右側のフィールドに表示されます。
6. ライセンスを定義するソフトウェアのチェックボックスにチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
→ライセンスが定義されます。
アイコンの意味は、以下のとおりです。
7. ライセンスが定義されたソフトウェアを確認する場合は、“5.2.2 ライセンス定義を変更する”を参照してください。
5.2.2 ライセンス定義を変更する
登録済みのライセンスの名称や、定義したライセンスにソフトウェアを追加/取り消しを行います。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
- 293 -
2. [ライセンス定義]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [ライセンス一覧]から変更対象のライセンス名のラジオボタンを選択して、[変更]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 変更するライセンス情報を入力します。
変更する項目
ライセンス名(必須)
入力文字
グループ化するライセンス名を入力します。全角30文字、半
角60文字までで入力します。
- 294 -
変更する項目
入力文字
指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、およ
び、次の半角記号です。
(「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」)
アラーム通知対象としない
グループ化されたソフトウェアをライセンス違反のアラーム通
知対象としない場合は、[アラーム通知対象としない]チェック
ボックスにチェックします。
備考.ライセンス違反のアラーム通知とは、ライセンスが割り当てられていないソフトウェアを使用した場合やライセンス数を超え
て使用している場合に通知する機能です。詳しくは、“Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド”の“アラーム通知”の記述を参
照してください。
5. ライセンスからソフトウェアを削除する場合は以下の操作を行います。
a. [所属ソフトウェア一覧]タブをクリックし、ライセンスから削除するソフトウェアのチェックボックスをチェックします。
ただし、ライセンスの割り当てが行われているソフトウェアは削除できません。ライセンスの割り当て解除を行ってから削除
してください。ライセンスの割り当て解除は、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
6. ライセンスにソフトウェアを追加する場合は以下の操作を行います。
a. [ソフトウェア一覧]タブをクリックし、左側のフィールドのツリーからソフトウェアベンダを選択します。
→選択したソフトウェアベンダから提供されているソフトウェアが、右側のフィールド表示されます。
b. ライセンスに追加するソフトウェアのチェックボックスをチェックします。
7. [OK]ボタンをクリックします。
→定義したライセンスが変更されます。
- 295 -
8. ライセンスが変更されたソフトウェアを確認する場合は、再度“3.”の手順から行い、[所属ソフトウエア一覧]タブをクリックして確認
します。
5.2.3 ライセンス定義を削除する
使用していたソフトウェアが必要なくなり、ライセンスを破棄する場合は、ライセンスの削除を行います。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
- 296 -
2. [ライセンス定義]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. ライセンス一覧から削除対象のライセンス名のラジオボタンを選択して、[削除]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. [OK]ボタンをクリックします。
→ライセンスが削除されます。
- 297 -
5.3 ライセンス違反PCを確認する
CTで使用されているソフトウェアが、ライセンス違反をして使用されていないかを確認できます。
ライセンス違反PCを確認するためには、以下の手順でライセンスをPCに割り当てておく必要があります。
1. 保有ライセンス管理
2. ライセンスの割り当て
ここでは、ライセンス違反PCを確認するための設定方法、および運用方法について説明します。
5.3.1 保有ライセンスを管理する
ここでは、保有ライセンスの管理について説明します。
[保有ライセンス管理]画面では、ライセンスの保有状況を確認できます。また、必要に応じて、以下の操作を行います。
・ 追加:購入したライセンスを管理するために、ライセンス情報の登録を行います。
・ 変更:保有ライセンスの登録後に、購入したライセンスの情報の変更や追加ができます。
・ 削除:必要がなくなったライセンスを削除できます。
・ ソフトウェア参照:ライセンスに登録されたソフトウェアを確認できます。
ライセンス保有状況を確認する
ライセンスの保有状況を確認する場合の手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
2. [保有ライセンス管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 298 -
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門のライセンスの状況が、右側のフィールドに表示されます。
4. 右側のフィールドに表示されたライセンス情報をCSV形式のファイルに出力する場合は、以下の操作を行います。出力しない場
合は、次の手順に進みます。
a. CSV出力するライセンス名を選択し、[CSV出力]ボタンをクリックします。
→[保有ライセンス管理-CSV出力]画面が表示されます。
b. 画面に従い、ライセンス情報をCSV形式のファイルに出力します。
- 299 -
5. 登録済みライセンスの詳細を参照する場合は、以下の操作を行います。参照しない場合は次の手順に進みます。
a. 参照対象のライセンス名をクリックします。
→以下の画面が表示されます。オーダ番号単位で登録済みライセンスの詳細を参照できます。
b. 「部門割り当て数」列の値をクリックします。
→以下の画面が表示されます。オーダ番号に関係なく、部門のライセンス割り当て詳細情報が表示されます。
5.3.1.1 保有ライセンスを登録する
購入したライセンスを管理するために、ライセンスの情報登録を行います。登録できるライセンスの情報は、以下のとおりです。
- 300 -
・ 購入日
・ 購入数
・ オーダ番号
・ 購入金額
ライセンスの管理は全社または部門単位で行えます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
2. [保有ライセンス管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 301 -
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門のライセンスの状況が、右側のフィールドに表示されます。
4. 右側のフィールドの[ライセンス一覧]から購入対象のライセンス名のラジオボタンを選択して、[追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
5. 保有ライセンス管理情報を入力します。
項目
[購入数](必須)
説明
ライセンスの購入数を指定します。
1~99999の半角数字が入力できます。
- 302 -
項目
[オーダ番号](必須)
説明
ライセンスを区別するために、オーダ番号を指定しま
す。
14文字以内の半角数字またはハイフン「-」が入力でき
ます。
[購入金額]
ライセンスの購入金額を指定します。
0~999999999の半角数字が入力できます。
[購入日](必須)
ライセンスの購入日を指定します。
1900年1月1日から現在の日付が入力できます。
[備考]
ライセンスに関する情報を指定します。半角の場合「4096
文字」、全角の場合「2048文字」が入力できます。
6. ライセンスの使用可能部門を変更する場合は、以下の操作を行います。変更しない場合は、次の手順に進みます。
a. [部門選択]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 303 -
b. 変更する部門をツリーから選択します。
→以下の画面が表示されます。
7. [OK]ボタンをクリックします。
→購入したライセンスの情報が登録されます。
5.3.1.2 保有ライセンスを変更する
保有ライセンスの登録後に、購入したライセンスの情報の変更や追加ができます。手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
- 304 -
2. [保有ライセンス管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門のライセンスの状況が、右側のフィールドに表示されます。
- 305 -
4. 右側のフィールドの[ライセンス一覧]から変更対象のライセンス名のラジオボタンを選択して、[変更]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。この画面は、変更するライセンスを登録したオーダ番号単位で選択する画面です。
5. 変更するオーダ番号のラジオボタンを選択し、[変更]ボタンをクリックします。
→[保有ライセンス管理-変更]画面が表示されます。
- 306 -
6. ライセンスの購入対象部門を変更する場合は、以下の操作を行います。ライセンスの購入対象を変更しない場合は、次の手順
に進みます。
a. [部門選択]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
b. 変更する部門を選択します。
→以下の画面が表示されます。
7. [OK]ボタンをクリックします。
→購入したライセンスの情報が変更されます。
- 307 -
5.3.1.3 保有ライセンスを削除する
必要がなくなったライセンスを削除できます。手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
2. [保有ライセンス管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門のライセンスの状況が、右側のフィールドに表示されます。
- 308 -
4. 右側のフィールドの[ライセンス一覧]から削除対象のライセンス名のラジオボタンを選択して、[削除]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。この画面は、削除するライセンスを登録したオーダ番号単位で選択する画面です。
5. 削除するオーダ番号のチェックボックスを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
→ライセンスが削除されます。
5.3.1.4 保有ライセンスに登録されたソフトウェアを参照する
ライセンスに登録されたソフトウェアを確認できます。手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
- 309 -
2. [保有ライセンス管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門のライセンスの状況が、右側のフィールドに表示されます。
- 310 -
4. 右側のフィールドの[ライセンス一覧]から参照するライセンス名のラジオボタンを選択して、[ソフトウェア参照]ボタンをクリックしま
す。
→以下の画面が表示されます。
5. 選択したライセンスに[ライセンス定義]で割り当てられたソフトウェアを確認します。
5.3.2 ライセンスを割り当てる
ライセンスの管理運用を行うには、“5.3.1.1 保有ライセンスを登録する”で登録したライセンスを、PCに割り当てる必要があります。
ライセンスの割り当ておよび不要なライセンスの取り消し方法について説明します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
- 311 -
2. [ライセンス割り当て]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 312 -
4. ソフトウェア一覧から割り当てを行うソフトウェア名のラジオボタンを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
→ライセンス一覧が表示されます。
部門管理アカウントでログインしている場合は、ログインユーザーが所属する部門の上位の購入部門も表示されます。
5. ライセンスを割り当てるライセンス名のラジオボタンを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
6. 左側のフィールドの部門ツリーから、割り当ての対象となる部門を選択します。
→選択した部門配下のPCが、右側のフィールドに表示されます。
部門ツリーに表示されるPCは、手順“5.”で指定した購入部門全体のPCが表示されます。
- 313 -
ただし、部門管理アカウントでログインしている場合は、手順“5.”でログインユーザーが所属する部門の上位の購入部門を指
定しても、ログインユーザーが所属する部門全体のPCしか表示されません。
7. PC一覧からライセンスを割り当てるPCのチェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
ライセンス違反となっているPCを選択対象とする場合は、[違反全件選択]ボタンをクリックします。ライセンス違反PCすべてに対
して、チェックボックスがチェックされます。
8. ライセンスの割り戻しを行う場合は、[割り当て済みPC一覧]タブをクリックし、[割戻全件選択]ボタンをクリックします。ライセンスが
割り当たっているのに未導入となっているPCすべてに対して、チェックボックスがチェックされます。
- 314 -
5.3.3 必要に応じて行う設定
ライセンス違反PCの確認で、必要に応じて以下の操作を行ってください。
・ ソフトウェアを購入した場合
・ ライセンスを購入した場合
・ ライセンスを破棄する場合
5.3.3.1 ソフトウェアを購入した場合
ソフトウェアを購入した場合は、新規に定義したライセンスまたは定義してあるライセンスに購入したソフトウェアを登録する必要があり
ます。メインメニューの[ライセンス管理]-[ライセンス定義]で「追加」または「変更」の操作を行ってください
ソフトウェアを登録する場合は、「システム管理者」に問い合わせてください。
5.3.3.2 ライセンスを購入した場合
ライセンスを購入した場合は、メインメニューの[ライセンス管理]-[保有ライセンス管理]からライセンスの購入数を修正してください。
修正の方法は、“5.3.1.2 保有ライセンスを変更する”を参照してください。
5.3.3.3 ライセンスを破棄する場合
破棄するライセンスを使用しているクライアントに、ライセンスに割り当てられているソフトウェアをアンインストールするように指示しま
す。そして、メインメニューの[ライセンス管理]-[ライセンス定義]からライセンスを破棄してください。
ライセンスを破棄する場合は、「システム管理者」に問い合わせてください。
5.3.4 運用
ライセンス違反PCの確認の設定が完了したら、運用として、以下の操作を行ってください。
・ ライセンス違反PCの確認
・ ライセンス違反PCの確認時の対処
5.3.4.1 ライセンス違反PCを確認する
ライセンス違反PCの確認は、メインメニューの[ライセンス管理]-[ライセンスの割り当て]から行います。[ライセンスの割り当て]画面では、
以下のことが確認できます。
・ ライセンス違反PCの確認
・ ライセンス違反をしているソフトウェアの確認
また、現在のライセンスの使用状況をCSV形式のファイルに保存することもできます。
ライセンス違反PCを確認する方法
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
- 315 -
2. [ライセンス割り当て]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門配下のPCが、右側のフィールドに表示されます。
4. 右側のフィールドに表示されたPCのライセンス割り当て状況をCSV形式のファイルに出力する場合は、以下の操作を行います。
出力しない場合は、次の手順に進みます。
a. CSV出力するPC名を選択し、[CSV出力]ボタンをクリックします。
→ダウンロード画面が表示されます。
b. 画面に従い、ライセンス情報をCSV形式のファイルに出力します。
- 316 -
5. PC単位にライセンスの割り当て状況を確認する場合は、PC名をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
アイコンの意味は、以下のとおりです。
5.3.4.2 ライセンス違反PCの確認時の対処
ライセンス違反PCを確認した場合は、PCと違反しているソフトウェアを確認し、「クライアント」にライセンス違反をしているソフトウェア
が、必要かどうかを確認します。確認後は、以下の対処をしてください。
・ ライセンス違反をしているソフトウェアが必要である場合
→ライセンスに空きがある場合は、ライセンスの割り当てを行う。ライセンスがない場合は、ライセンスを購入して、ライセンスの割り
当てを行う。
・ ライセンス違反をしているソフトウェアが必要でない場合
→「クライアント」にライセンス違反しているソフトウェアのアンインストールを指示する。
なお、ライセンスの割り当ては、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
- 317 -
5.4 遊休資産を確認する
CTにインストールされているソフトウェアのうち、ライセンスが割り当てられているのに使用していないソフトウェアを確認できます。
5.4.1 設定
設定は、遊休資産を確認する方法によって異なります。遊休資産を確認する方法は、以下のとおりです。
・ ライセンスの割り当て状況
・ ソフトウェアの稼働状況
確認する方法によって、それぞれの設定をしてください。
ライセンスの割り当て状況
遊休資産の確認をメインメニューの[ライセンス管理]-[ライセンス割り当て]から行う場合は、「ライセンス違反PCの確認」と同様の設定を
行ってください。
なお、ライセンス違反PCの確認の設定は、“5.3 ライセンス違反PCを確認する”を参照してください。
ソフトウェアの稼働状況
遊休資産の確認をメインメニューの[PC情報]-[ソフトウェアの稼働状況]から行う場合は、以下の設定を行ってください。
1. ソフトウェア稼働状況の設定
確認するソフトウェアが「ユーザー定義」の場合は、“2.2.2 ユーザー定義を作成する”を参照して、[監査ソフトウェアの設定-詳細
情報]画面で[ソフトウェア稼働状況]を設定してください。「サポートセンター定義」の場合は、設定する必要はありません。
2. ソフトウェア稼働状況収集の設定
ソフトウェア稼働状況収集が設定されているかを、メインメニューで確認してください。
メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリ
シー]タブ-[インベントリ情報]タブの[収集項目の設定]
3. クライアントポリシーの適用
クライアントポリシーは、メインメニューで設定したスケジュールで適用されます。スケジュールは、メインメニューで確認してくださ
い。
メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリ
シー]タブ-[インベントリ情報]タブの[収集スケジュールの設定]
4. CTの再ログイン
前述した「ソフトウェア稼働状況の収集を設定する」の設定は、クライアントポリシーがCTに適用された後、PCに再ログオンするこ
とで有効になります。
運用開始のタイミングで各PCへの再ログオンを行ってください。
5.4.2 運用
遊休資産の確認の設定が完了したら、運用として、以下の操作を行ってください。
・ 遊休資産の確認
・ 遊休資産の確認時の対処
- 318 -
5.4.2.1 遊休資産を確認する
遊休資産を確認する方法は、以下のとおりです。
・ ライセンスの割り当て状況
・ ソフトウェアの稼働状況
ライセンスの割り当て状況
ライセンスの割り当て状況による遊休資産の確認は、メインメニューの[ライセンス管理]-[ライセンス割り当て]から行います。
[ライセンス割り当て]画面では、ライセンスが割り当てられているのに、導入していないソフトウェアを、PCごとに確認できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、「ライセンス管理」をクリックします。
→[ライセンス管理]画面が表示されます。
2. [ライセンス割り当て]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 319 -
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門のPCが、右側のフィールドに表示されます。
4. 右側のフィールドに表示されたPCのライセンス割り当て状況をCSV形式のファイルに出力する場合は、以下の操作を行います。
出力しない場合は、次の手順に進みます。
a. CSV出力するPC名を選択し、[CSV出力]ボタンをクリックします。
→ダウンロード画面が表示されます。
5. PC単位にライセンスの割り当て状況を確認する場合は、PC名をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
上記画面では、[ソフトウェア一覧]のアイコンに着目します。
- 320 -
ライセンスを割り当てているのに、PCにインストールされていないソフトウェアが遊休資産となります。
ソフトウェアの稼働状況
ソフトウェアの稼働状況による遊休資産の確認は、メインメニューの[PC情報]-[ソフトウェアの稼働状況]から行います。
[ソフトウェアの稼働状況]画面では、インベントリ情報として収集されたソフトウェアの稼働状況を参照することで、ソフトウェアを使用し
ていないPCを確認できます。また、現在のソフトウェアの稼働状況をCSV形式のファイルに保存することもできます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
2. [ソフトウェアの稼働状況]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 321 -
3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。
→選択した部門の稼働ソフトウェア情報が、右側のフィールドに表示されます。
項目
[起動台数]
説明
ソフトウェアを起動したPCの数
4. 右側のフィールドに表示されたPCのソフトウェアの稼働状況をCSV形式のファイルに出力する場合は、以下の操作を行います。
出力しない場合は、次の手順に進みます。
a. [CSV出力]ボタンをクリックします。
→ダウンロード画面が表示されます。
b. 画面に従い、ソフトウェアの稼働状況をCSV形式のファイルに出力します。
- 322 -
5. ソフトウェアの利用者など詳細を確認する場合は、右側のフィールドからソフトウェア名をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
上記画面では、 アイコンで表示されたPCに着目します。
遊休資産となります。
アイコンで表示されたPCでは、“手順4.”で選択したソフトウェアが
6. 遊休資産の確認が完了したら、Webブラウザをすべて閉じて終了します。
5.4.2.2 遊休資産の確認時の対処
遊休資産の確認時の対処は、前述した遊休資産の確認方法ごとに異なります。それぞれの場合に応じて対処してください。
ライセンスの割り当て状況
ライセンスの割り当て状況により遊休資産を確認した場合は、PCとソフトウェアを確認し、ライセンスの割り当て解除を行ってください。
それにより、他のPCにライセンスを割り当てることができます。
なお、ライセンスの割り当て解除は、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
ソフトウェアの稼働状況
ソフトウェアの稼働状況により遊休資産を確認した場合は、PCとソフトウェアを確認し、「クライアント」に遊休資産であるソフトウェアが必
要かどうかを確認します。確認後は、以下の対処をしてください。
・ 遊休資産であるソフトウェアが必要である場合
→何もしません。
・ 遊休資産であるソフトウェアが必要でない場合
→「クライアント」に遊休資産であるソフトウェアのアンインストールを指示し、ライセンスの割り当て解除を行ってください。
上記対処により、他のPCにライセンスを割り当てることができます。なお、ライセンスの割り当て解除は、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”
を参照してください。
- 323 -
第6章 セキュリティパッチを配信/適用する
本章では、セキュリティパッチをMicrosoft社から取得して、CTに適用する方法について説明します。
6.1 運用手順
Microsoft社から公開されたセキュリティパッチをCSに自動で取得し、CTに自動で適用できます。
適用するセキュリティパッチは、CTから収集したインベントリ情報をもとに未適用パッチの検出を行い、PCに必要なセキュリティパッチ
のみ配信と適用を行います。適用後は、インベントリ情報をもとにメインメニューから適用済みのセキュリティパッチとPCを確認できるた
め、管理者の負担を削減できます。
3階層モデルでのセキュリティパッチ自動適用時のデータの流れを以下に示します。
セキュリティパッチの適用に必要な情報およびその情報が流れるタイミング(初期値)を、以下の表に示します。
線の種類
動作
ソフトウェア辞書更新
動作の契機
30分毎に確認 (注1)
メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働
状況]のCS名選択で設定可能
- 324 -
線の種類
動作
セキュリティパッチのダウンロード
動作の契機
毎日3:00 にダウンロードを開始 (注2)
メインメニューの[環境設定]-[オプション]で設定可
能
ソフトウェア辞書の同期
30分毎に確認
セキュリティパッチの同期
メインメニューの[環境設定]-[ CS/DSの設定と稼働
状況]のDS名選択で設定可能
ソフトウェア辞書をダウンロード
3時間毎に確認
インベントリ情報をアップロード
メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管
理]で設定可能
セキュリティパッチの適用
注1) 事前にSupportDeskの契約とSystemwalkerサポートセンター接続設定が必要です。
注2)導入時には設定が無効になっていますので、設定を有効にする必要があります。
CTでセキュリティパッチの適用が行われるまでのタイムチャートを以下に示します。
動作
動作の契機
未適用パッチ検出
1時間毎に確認
セキュリティパッチの適用確認
随時
メインメニューから状況を確認します。
- 325 -
タイムチャートを、以下の3段階に分けて説明します。
セキュリティパッチ準備期間
CSに事前に以下の設定を行っておくことでMicrosoft社から公開されるセキュリティパッチの準備作業を自動化できます。これらの設定
は、CS導入後に必要で、毎回設定する必要はありません。
・ ソフトウェア辞書の更新
定期的に最新のソフトウェア辞書に更新します。
ソフトウェア辞書を更新する方法についは、“6.2.2 ソフトウェア辞書を更新する”を参照してください。
・ 自動パッチ適用設定
ソフトウェア辞書に定義されたセキュリティパッチをMicrosoft社から自動的にダウンロードします。
設定方法については、“6.2.4 セキュリティパッチを選択する”および“6.2.5 セキュリティパッチを取得する”を参照してください。
セキュリティパッチ適用期間
特に設定の必要はありません。製品導入時の設定で動作します。
設定を変更する場合は、“6.2.6 セキュリティパッチ適用間隔と配信間隔を設定する”を参照してください。
セキュリティパッチ状況確認期間
特に設定の必要はありません。製品導入時の設定で動作します。
確認方法については、“6.4.3 セキュリティパッチの適用を確認する”を参照してください。
6.2 設定
セキュリティパッチの自動取得/自動適用の運用を変更するための設定について説明します。
6.2.1 公開サーバとの接続を確認する
CSがMicrosoft社の公開サーバとプロキシ経由で接続している環境では、メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況]でCS
名をクリックし、プロキシの設定を行う必要があります。設定方法は、“Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド”を参照してください。
なお、Microsoft社の公開サーバとプロキシ経由で接続していない環境では、プロキシの設定を行う必要はありません。
セキュリティパッチのダウンロードに失敗した時の対処
以下の場合は、Microsoft社の公開サーバからのセキュリティパッチダウンロードに失敗します。以下に説明する対処を行ってください。
・ Microsoft社の公開サーバに対し、プロキシ経由でアクセス可能な環境であるのに、サーバプロパティのプロキシ設定が行われて
いない場合。
【対処】
サーバプロパティでプロキシ設定を行ってください。
・ インストール時に指定したソフトウェア格納ディレクトリのディスクサイズの容量が不足している場合。
【対処】
- インストール時に拡張ディレクトリを指定していない場合は、十分な空き容量があるディスクを拡張ディレクトリに指定してくださ
い。
- 326 -
- インストール時に拡張ディレクトリを指定済みの場合は、該当ディレクトリ内の不要なファイルを削除して、空き容量を増やして
ください。
・ Microsoft社の公開サーバにおいて、セキュリティパッチのダウンロードのためのURL情報が変更されているか、セキュリティパッチ
自体が提供されなくなった場合。
【対処】
最新のソフトウェア辞書に更新してください。また、Systemwalkerサポートセンターからのお知らせの内容を確認してください。
・ Microsoft社の公開サーバから手動でダウンロードする必要のあるセキュリティパッチの場合。
【対処】
“6.2.5.2 セキュリティパッチを手動で取得する”を参照して、手動でダウンロードしたセキュリティパッチを登録してください。
【確認方法】
手動でダウンロードを行う必要のあるパッチは、Systemwalkerサポートセンターとの契約後に送付されます「パッチ適用対象一覧」
情報により確認できます。
6.2.2 ソフトウェア辞書を更新する
最新のセキュリティパッチを取得し、適用するには、ソフトウェア辞書を更新する必要があります。
ソフトウェア辞書を更新する方法は、以下のとおりです。
・ Systemwalkerサポートセンター接続による自動更新
・ SystemwalkerサポートセンターのWebサイトから手動でダウンロードして更新
なお、ソフトウェア辞書の更新については、“Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド”を参照してください。
6.2.3 特定のPCに適用するセキュリティパッチを選択する
特定のPCに対してセキュリティパッチを選択して適用したい場合に、ポリシーグループごとに適用するセキュリティパッチを設定できま
す。ポリシーグループとは、「ポリシーグループ一覧」の「グループ種別」に"ポリシーグループ"が設定されているグループです。
これにより、特定のセキュリティパッチを適用すると運用上問題のあるPCに対して、例外的なパッチ適用の運用が行えます。これらの
例外的な運用は、セキュリティパッチの自動適用や手動適用(ソフトウェアダウンロード画面からのパッチ適用、スタートメニューの「パッ
チ適用」)でも有効となります。
適用するセキュリティパッチの選択時には、以下の設定を行うことができます。
・ 特定のPCに対して、適用するセキュリティパッチ選択する設定
・ 特定のPCに対して、現状以降に提供されるセキュリティパッチを適用しない設定
上記の設定を組み合わせて運用することもできます。
運用のイメージ
特定のPCに対し、セキュリティパッチを選択して適用する運用のイメージ図を以下に示します。
- 327 -
ポリシーグループに所属しないCTについては、メインメニューの[配信]-[セキュリティパッチの配信]画面で選択したセキュリティパッチ
の設定に従ってパッチの適用が行われます。
特定のPCに対して適用するセキュリティパッチを選択する場合は、メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシー
のカスタマイズ]-[パッチ適用ポリシー]タブで、適用しないセキュリティパッチのチェックを外します。
これにより、ポリシーグループに所属するPCに対して、セキュリティパッチ選択して適用する運用を行えます。
設定手順
手順は、以下のとおりです。
- 328 -
1. [環境設定]-[ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 329 -
3. [パッチ適用ポリシー]タブをクリックします。
→ポリシー名のリンクをクリックすると、以下の画面が表示されます。
4. 左側のフィールドのツリーから、セキュリティパッチ適用の設定を変更するパッチグループを選択します。
→選択したパッチグループ配下のセキュリティパッチ一覧が、右側のフィールドに表示されます。
- 330 -
5. 右側のフィールドのセキュリティパッチ一覧から、適用しないセキュリティパッチのチェックボックスを外します。また、以下の設定
を行います。
- [表示範囲に自動追加されるセキュリティパッチも対象とする]
選択しているパッチグループ直下に今後追加されるセキュリティパッチを適用対象としない場合は、チェックボックスを外しま
す。
チェックボックスを外すと、今後ソフトウェア辞書にセキュリティパッチの定義が追加された場合や、[配信]-[セキュリティパッ
チの配信]画面で本パッチグループ直下のセキュリティパッチが選択された場合でも、セキュリティパッチは適用対象になり
ません。
6. [適用]ボタンをクリックして設定を保存します。
7. 複数のパッチグループに対して設定の変更を行う場合は“3.”から“7.”の操作を繰り返します。
8. 設定の変更を確認する場合は、再度“3.”の手順から行い、パッチグループを選択して確認します。
→セキュリティパッチ適用の設定が変更されたパッチグループは、以下のようにアイコンが変更されます。
アイコン
説明
全セキュリティパッチが適用対象です。
適用対象外のセキュリティパッチが存在します。
ツリーに表示されるパッチグループは、すべてのパッチグループが表示されています。[配信]-[セキュリティパッチの配信]画面
でチェックを外したパッチグループについては、パッチ適用ポリシーでチェックを付けても適用されません。
6.2.4 セキュリティパッチを選択する
ソフトウェア辞書で、Microsoft社からCSに取得するセキュリティパッチを選択します。選択したセキュリティパッチだけが自動または手
動取得の対象となります。
手順は、以下のとおりです。
- 331 -
1. メインメニューにログインして[配信]をクリックし、次に[セキュリティパッチの配信]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[セキュリティパッチのダウンロード設定]フィールドには、以下の情報が表示されます。
項目
説明
[セキュリティパッチの自動
ダウンロード]
セキュリティパッチがいつ公開サーバからダウンロードする設定になっているか([環
境設定]-[オプション]の[セキュリティパッチの設定]での設定値)、以下のように表示さ
れます。
・ 適用ボタンをクリックすると公開サーバから自動ダウンロードを行います。
・ 適用ボタンをクリックするとスケジュールに従って公開サーバから自動ダウンロー
ドを行います。
- 332 -
2. 画面左側のフィールドでセキュリティパッチ配下を選択します。
→画面右側のフィールドに選択したセキュリティパッチの一覧が表示されます。
ソフトウェア辞書グループ選択フィールドのアイコンの意味は以下のとおりです。
アイコン
説明
全ソフトウェアが配信対象です。
一部のソフトウェアが配信対象外です。
全ソフトウェアが配信対象外です。
ソフトウェア一覧フィールドの説明は以下のとおりです。
項目
説明
[表示範囲に自動追加され
るソフトウェアも対象とす
る]チェックボックス
セキュリティパッチを表示している場合のみチェックボックスが表示されます。
[配信]チェックボックス
配信対象のセキュリティパッチをチェックします。
本項目にチェックすると、今後[ソフトウェア辞書グループ選択]で選択したグループ
内にセキュリティパッチが自動的に追加されても、配信の対象となります。
・ チェックを入れた場合
メインメニューの[配信ソフトウェアの設定 - 詳細設定]で[公開サーバからダウン
ロードする]を選択していると、本ボタンをクリックした時に自動的に公開サーバ
(Microsoft社のWebサイト)からダウンロードを行うか、またはスケジュールに従っ
てダウンロードを行います。
・ チェックを外した場合
公開サーバからダウンロードしたセキュリティパッチを削除します。
- 333 -
項目
説明
注意
スケジュールに従って公開サーバからセキュリティパッチの自動ダウンロードを行う設
定になっている場合は、以下の注意が必要です。
・ 登録されているセキュリティパッチを「メインメニュー」から削除すると、削除したセ
キュリティパッチは自動取得の対象にはなりません。
[絞り込む]ボタン
ソフトウェア一覧の表示内容を絞り込みます。
“a”には、絞り込む対象を選択します。選択対象は、それぞれの項目名、「OS名」、
「OS種別」です。なお、OS種別はセキュリティパッチのみ指定可能です。
“b”、“c”には、“a”で指定した絞込み対象の条件を指定します。
・ “a”にそれぞれの項目名または「OS名」を選択した場合
- “b”には、絞り込む文字列を指定します。文字列は部分一致の指定が可能
です。
なお、“a”が「OS名」の場合は“b”に「Windows」やエディションを含まない文
字列を指定してください。(「Windows」やエディションを指定しても絞り込む
ことはできません)
- “c”には、「含む」または「含まない」のどちらかを選択します。
・ “a”に「OS種別」を選択した場合
“b”には、「クライアント」または「サーバ」のどちらかを選択します。
セキュリティパッチの登録状況にエラーが発生した場合、“表6.1 セキュリティパッチの登録状況のメッセージ”が表示されます。
表6.1 セキュリティパッチの登録状況のメッセージ
メッセージ
説明
対処
failed to delete patch file
パッチの削除に失敗
エラーとなっているパッチを削除してから、公
開サーバからパッチのダウンロード、またはダ
ウンロード済みのパッチの登録を行ってくださ
い。
同じメッセージが表示される場合は、ログを採
取して技術員に連絡してください。
failed to download
パッチのダウンロードに失
敗
以下の内容を確認してください。
・CSのプロキシの設定(「CS/DSの設定と稼働
状況」画面の「プロキシを使用する」)に問題が
ないか
・IPアドレスの設定に問題がないか
・システム仮想メモリ不足は発生していないか
・システムが高負荷状態でないか
・ディスクの空き容量が不足していないか
・ディスクのボリュームにエラーがないか
上記内容を確認した後、メインメニューから再
度操作を行ってください。
- 334 -
メッセージ
説明
対処
同じメッセージが表示される場合は、ログを採
取して技術員に連絡してください。
failed to get patch information
from software dictionary
パッチの詳細情報をソフト
ウェア辞書から取得に失敗
エラーとなっているパッチを削除してから、公
開サーバからパッチのダウンロード、またはダ
ウンロード済みのパッチの登録を行ってくださ
い。
同じメッセージが表示される場合は、ログを採
取して技術員に連絡してください。
failed to instruct the patch
download
パッチのダウンロード指示
に失敗
エラーとなっているパッチを削除してから、公
開サーバからパッチのダウンロードを行ってく
ださい。
同じメッセージが表示される場合は、ログを採
取して技術員に連絡してください。
network error occurred
ネットワーク環境に異常が
あるためパッチのダウンロー
ドに失敗
ネットワーク環境に異常がないか、以下の内容
を確認してください。
・IPアドレスの設定に問題がないか
・CSのプロキシの設定(「CS/DSの設定と稼働
状況」画面の「プロキシを使用する」)に問題が
ないか
上記内容を確認しても問題が解決しない場合
は、ログを採取して、技術員に連絡してくださ
い。
patch download was canceled
サービスの停止またはスケ
ジュールの変更によりパッ
チのダウンロードを中断
サービスの停止やスケジュール変更(「CS/DS
の設定と稼働状況」画面の「サポートセンター
との通信間隔」)の変更を行ったため、パッチ
のダウンロードを中断しました。
次回のスケジュールでダウンロードが行われる
ため、対処は必要ありません
今すぐダウンロードを行いたい場合は、パッチ
を削除してからダウンロード操作を行ってくだ
さい。
this patch is not open to the public
URLが公開されていない
このパッチは他のパッチに包含されたか、公開
が停止されため、ダウンロードできませんでし
た。
対処は必要ありません。
公開サーバが表示するメッセージ
例) response status 404 Not
Found
公開サーバが表示するメッ
セージ
エラーとなっているパッチを削除してから、公
開サーバからパッチのダウンロード、またはダ
ウンロード済みのパッチの登録を行ってくださ
い。
同じメッセージが表示される場合は、ログを採
取して技術員に連絡してください。
- 335 -
3. ソフトウェア名のリンクをクリックすると、セキュリティパッチの詳細情報を設定できます。
→以下の画面が表示されます。
4. 以下の項目を設定します。
項目
[セキュリティパッチの登録
方法]
説明
セキュリティパッチの登録方法を指定します。
・ 公開サーバからダウンロードする
セキュリティパッチを公開サーバ(Microsoft社のWebサイト)からダウンロードする
場合は本項目を選択することで自動的にダウンロードを行います。
・ ダウンロード済みセキュリティパッチを指定する
ダウンロード済みのセキュリティパッチを手動で登録する場合に指定します。公
開サーバ(Microsoft社のWebサイト)に接続できない環境の場合はこちらを指定
してください。
5. 以下の注意とポイントを参照し、適用するセキュリティパッチの先頭にあるチェックボックスをチェックします。
注意
セキュリティパッチにチェックつけると、Microsoft社からCSにセキュリティパッチを自動取得する場合、チェックしたセキュリティパッ
チはすべて取得されてしまいます。
それにより、取得したセキュリティパッチが、ディスク容量を圧迫することがあります。ここでのチェックは、必要なセキュリティパッ
チだけをチェックするようにしてください。
6. [適用]ボタンを押して、セキュリティパッチの選択状態を保存します。
- 336 -
6.2.5 セキュリティパッチを取得する
“6.2.4 セキュリティパッチを選択する”で選択したセキュリティパッチを、Microsoft社から取得し、CSに登録するための設定をします。セ
キュリティパッチの取得には、以下の方法があります。
・ セキュリティパッチの自動取得
・ セキュリティパッチの手動取得
6.2.5.1 セキュリティパッチを自動で取得する
Microsoft社からセキュリティパッチを自動で取得して、CSに登録するための設定をします。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [オプション]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [セキュリティパッチの設定]の、以下の情報を入力します。
項目
説明
[セキュリティパッチの登録
方法は ○○ を既定値とす
る]
メインメニューの[配信ソフトウェアの設定 -詳細設定]の[配信するセキュリティパッチ]
で指定する登録方法について、既定値を以下から選択します。
・ 公開サーバからダウンロードする
セキュリティパッチを公開サーバ(Microsoft社のWebサイト)から自動的にダウン
ロードする設定を既定値とします。
・ ダウンロード済みセキュリティパッチを指定する
ダウンロード済みのセキュリティパッチを手動で登録する設定を既定値とします。
公開サーバ(Microsoft社のWebサイト)に接続できない環境の場合はこちらを指
定してください。
- 337 -
項目
[公開サーバからスケ
ジュールによるパッチの自
動ダウンロードを行う]
説明
メインメニューの[配信ソフトウェアの設定]でセキュリティパッチを配信対象とした際
に、スケジュール指定で自動ダウンロードを行う場合にチェックします。
自動ダウンロードを行うパッチの種別を以下から選択してください。
・ セキュリティパッチのみ
・ サービスパックのみ
・ セキュリティパッチとサービスパック
サービスパックはモジュールのサイズが大きく、Microsoft社の公開サーバからダウン
ロードするのに時間がかかる場合があります。CD-ROMで提供されたサービスパック
を手動で登録する場合は、[セキュリティパッチのみ]を選択してください。
[スケジュール]
Microsoft社の公開サーバからダウンロードするスケジュールを設定します。初期値
は、毎日3:00の設定となっています。
・ 毎日
指定時刻に毎日ダウンロードを行います。
・ 毎週
設定した曜日にダウンロードを行います。
設定した曜日以外にソフトウェア辞書の[自動パッチ適用]グループに新しく適用
されたパッチがあっても、ダウンロードは行いません。
曜日を1つ以上設定してください。
[セキュリティパッチを適用
するCS/DS]
CSおよびDSにセキュリティパッチを適用する場合にチェックします。
チェックした場合、適用するサーバをリストから1つ以上選択してください。
4. [適用]ボタンをクリックします。
注意
パッチの選択でサービスパックを選択した場合、ネットワーク状態により取得するのに時間がかかることがあります。そのため、
サービスパックはCD-ROMなどから手動で登録することを推奨します。手動の登録は、“6.2.5.2 セキュリティパッチを手動で取得
する”を参照してください。
6.2.5.2 セキュリティパッチを手動で取得する
Microsoft社からセキュリティパッチを手動で取得して、CSに登録するための設定をします。設定には、以下の方法があります。
・ セキュリティパッチをWindows Updateカタログから手動で取得して登録する
・ CD-ROMなどで入手したセキュリティパッチを登録する
セキュリティパッチをWindows Updateカタログから手動で取得して登録する
セキュリティパッチをWindows Updateカタログから手動で取得して登録する手順は、以下のとおりです。
事前準備
ダウンロードするには、インターネットを通じてMicrosoft社のWebサイトへ接続できる環境が必要です。
また、セキュリティパッチのダウンロード先フォルダを作成しておくか、決定しておいてください。その場合、ディスクの空き容量にも
注意してください。
- 338 -
IEを起動し、Windows Updateへ接続する
IEを起動後、メニューから[ツール]-[Windows Update]をクリックしたときのアドレスによって、表示される画面が異なります。ここで
は、「Microsoft Update」に移動する場合の画面の例で説明します。
最新の手順については、Microsoft社のホームページで確認してください。
1. IEを起動し、メニューから[ツール]-[Windows Update]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 339 -
2. 「管理者オプションの使用」をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 「Windows Update カタログ」をクリックします。
以降の手順については、表示される画面に従って目的のセキュリティパッチをダウンロードしてください。
セキュリティパッチを設定する
手順は、以下のとおりです。
- 340 -
1. メインメニューにログインして[配信]をクリックし、[セキュリティパッチの配信]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 画面左側のフィールドでセキュリティパッチ配下を選択します。
→画面右側のフィールドに選択したセキュリティパッチの一覧が表示されます。
画面左側のツリービューでセキュリティパッチを選択し、画面右側のフィールドのパッチ一覧の( )内に記載されているKB番
号を確認します。
KB番号は、ダウンロードしたセキュリティパッチのファイル名との対応付けが必要です。
- 341 -
3. 対象となるセキュリティパッチのリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. [ダウンロード済みセキュリティパッチを選択する]のラジオボタンを選択し、手動ダウンロードしたセキュリティパッチを指定し
ます。
5. [OK]ボタンをクリックすると、セキュリティパッチが登録されます。
セキュリティパッチごとにフォルダ名が異なります。登録する際に、セキュリティパッチの実行形式ファイルを間違わないように
注意してください。
ほとんどの場合、ファイル名にKB番号が付加されているので、メインメニューのパッチ一覧の( )内に記載されているKB番号
と対応付けてください。
ファイル名が正しいことを確認したら、[OK]ボタンをクリックします。
6. 対象となるセキュリティパッチの分だけ、繰り返し操作を行います。
CD-ROMなどで入手したセキュリティパッチを登録する
CD-ROMなどで入手したセキュリティパッチを登録する手順は、以下のとおりです。
- 342 -
1. メインメニューにログインして[配信]をクリックし、次に[セキュリティパッチの配信]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 画面右側のフィールドから登録するセキュリティパッチのリンクをクリックします。
登録するセキュリティパッチが表示されていない場合は、画面左側のツリービューでセキュリティパッチ配下を選択し、登録する
セキュリティパッチを表示してください。
セキュリティパッチの選択については、“6.2.4 セキュリティパッチを選択する”を参照してください。
- 343 -
→以下の画面が表示されます。
3. [ダウンロード済みセキュリティパッチを選択する]のラジオボタンを選択し、CD-ROMなどで入手したセキュリティパッチの格納先
のパスを指定します。
4. [OK]ボタンをクリックすると、セキュリティパッチが登録されます。
6.2.6 セキュリティパッチ適用間隔と配信間隔を設定する
セキュリティパッチを自動で適用する間隔を設定します。また、CSからDSにセキュリティパッチを配信する間隔や、CTに新着メッセー
ジを表示させるための設定を行います。
なお、セキュリティパッチの自動適用を行う場合は、“6.5 運用のパターン”の「注意」を参照してください。
注意
Microsoft社のOfficeのセキュリティパッチは、適用時にOfficeインストール時のCD-ROMが必要となる場合があります。CD-ROMが必
要となるセキュリティパッチは、CTに自動で適用されないようになっています。
CTを使用しているクライアントに、ソフトウェアダウンロード画面から手動でセキュリティパッチを適用するように指示してください。
注意
以下の場合、セキュリティパッチの自動適用ができません。
“6.2.4 セキュリティパッチを選択する”および、“6.2.5 セキュリティパッチを取得する”の手順に従い、メインメニューでの操作を見直して
ください。
・ Systemwalkerサポートセンターから配信されたソフトウェア辞書を更新する際に、新着のセキュリティパッチが選択されていません。
・ メインメニュー上で新着のセキュリティパッチを選択したが、ダウンロード操作を行っていません。
・ 選択したセキュリティパッチのダウンロードが失敗しています。
- 344 -
セキュリティパッチの適用間隔
適用されていないセキュリティパッチをCTに自動で適用するための間隔を設定します。
1. メインメニューにログインし、「環境設定」をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 345 -
3. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. [基本動作ポリシー]タブのポリシー名のリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 「ポリシーを確認する間隔」の設定値(分)の間隔で、サーバに適用するパッチがあるか確認されます。
- 346 -
5. [パッチ適用]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 「セキュリティパッチを自動的に適用」の設定値で、パッチ適用の動作タイミングを選択します。
6. さらに詳細な設定に関しては、画面下の[セキュリティ詳細設定]および[パッチ詳細設定]をクリックして表示させます。
設定内容については、“6.5 運用のパターン”を参照してください。
セキュリティパッチの配信間隔
セキュリティパッチをCSからDSに配信する間隔を設定します。重要なセキュリティパッチが公開された場合は、適用間隔を短く設定す
ることで、DSに早く配信され、CTに早く適用できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 347 -
2. [CS/DSの設定と稼働状況]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. DS名のリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. [上記CS/DSとの通信設定]の以下の項目を入力します。
項目
[上位CS/DSとの通信間
隔]
説明
上位サーバからソフトウェアをダウンロードする周期を1 から 1440までの分単位で指
定します。
- 348 -
項目
説明
デフォルトは30で省略することはできません。
[配信ソフトウェアの受信時
間帯を指定する]
ソフトウェアをダウンロードする時間帯を指定する場合にチェックします。
上位サーバからソフトウェアをダウンロードする時間帯を指定します。
チェックしなかった場合は、ダウンロード時間帯は24時間いつでもダウンロード可能
な状態になります。 時単位は 0 から 23 までの数値で、分単位は 0 から 59 までの数
値で指定します。
開始時間と終了時間を同じ時間は指定できません。
5. [下位DS/クライアントからの通信設定]の以下の項目を入力します。
項目
[最大同時接続数]
説明
CSまたはDSに同時に通信する下位DSまたはCTの総台数を 1 から 999 までの数値
(台数)で指定します。
デフォルトは30で省略することはできません。
6. [OK]ボタンをクリックします。
6.3 必要に応じて行う設定
セキュリティパッチの取得と適用の業務で、必要に応じて以下の操作を行ってください。
・ セキュリティパッチの削除
・ 重要なセキュリティパッチが公開された場合
・ セキュリティパッチ適用のリトライ回数とメッセージの設定
・ サーバへのセキュリティパッチの適用
6.3.1 セキュリティパッチを削除する
セキュリティパッチがディスクの容量を圧迫するようなときは、不要と判断したセキュリティパッチを削除してください。
手順は、以下のとおりです。
- 349 -
1. メインメニューにログインして[配信]をクリックし、次に[セキュリティパッチの配信]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 画面左側のフィールドでセキュリティパッチ配下を選択します。
→画面右側のフィールドに選択したセキュリティパッチの一覧が表示されます。
3. 不要と判断したセキュリティパッチのチェックボックスのチェックを外します。
- 350 -
注意
チェックボックスを外したセキュリティパッチは自動適用の対象にはなりません。
6.3.2 重要なセキュリティパッチが公開された場合
重要なセキュリティパッチが公開された場合、以下のような運用を行っているときは、CTへの適用が遅れてしまうことがあります。
・ Microsoft社から公開されたセキュリティパッチを、CSに自動で取得する運用
・ CSに登録されたセキュリティパッチを、CTに自動で適用する運用
・ Microsoft社から公開されたセキュリティパッチを、CSに自動で取得し、CTに自動で適用する運用
上記の運用では、Microsoft社からのセキュリティパッチの取得またはCTへのセキュリティパッチの適用が、スケジュールに従って自動
で行われます。重要なセキュリティパッチが公開された場合、スケジュールのタイミングによっては、適用が遅れてしまうことがあります。
重要なセキュリティパッチがMicrosoft社から公開され、ただちにCTに適用しなければいけない場合、およびそのセキュリティパッチの
ソフトウェア辞書の取得が間に合わない場合は、ソフトウェア配信を使用して、セキュリティパッチをCTに配信します。そして、CTを使
用しているクライアントに、ソフトウェアダウンロード画面からセキュリティパッチを適用するように指示してください。設定は、“第8章 ソフ
トウェアを配信する”を参照してください。
6.3.3 セキュリティパッチ適用失敗時のリトライ回数とメッセージを設定する
CTへのセキュリティパッチの自動適用が失敗した場合に対処するため、セキュリティパッチ適用のリトライ回数とメッセージを設定して
おきます。
手順を以下に示します。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 351 -
3. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. [基本動作ポリシー]タブのポリシー名のリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 352 -
5. [パッチ適用]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 353 -
6. [パッチ詳細設定]をクリックします。
→以下の項目が表示されます。
7. 以下の情報を入力し、[適用]ボタンをクリックします。
- パッチ適用失敗時の対処
- [適用失敗時に、適用のリトライを行う回数]テキストボックス
- [適用リトライを超えた場合のエラーメッセージの表示]を「する」に選択
- [メッセージ]テキストボックス
6.3.4 サーバへセキュリティパッチを適用する手順
CSおよびDSをインストールしたPCにはCTも一緒にインストールされます。初期設定では、CSおよびDSにインストールされたCTには、
セキュリティパッチは自動適用されません。
なお、CSおよびDSがポリシーグループに所属していた場合は、ポリシーグループ単位の設定に従ってパッチ適用が行われます。
- 354 -
初期値では、CSおよびDSに自動パッチ適用を行わない設定になっています。そのため、CSおよびDSにセキュリティパッチを適用す
る場合は、以下の手順により管理者が手動で適用を行ってください。
1. メインメニューの[PC情報]からCSおよびDS以外のCTへのセキュリティパッチの適用状況に問題がないかを確認します。
→確認方法は、“適用確認手順”を参照してください。
2. メインメニューの[環境設定]-[オプション]画面で、[セキュリティパッチを適用するCS/DS ]のサーバ名のチェックボックスをチェッ
クし、[適用]ボタンをクリックします。
3. 指定された配信スケジュールに従い、クライアントポリシーがCSおよびDSへ配信され、セキュリティパッチの配信と適用が行われ
ます。
4. メインメニューの[PC情報]でCSおよびDS上のCTへのセキュリティパッチの適用状況に問題がないかを確認します。
→確認方法は、“適用確認手順”を参照してください。
5. メインメニューの[環境設定]-[オプション]画面で、[セキュリティパッチを適用するCS/DS]のサーバ名のチェックボックスのチェック
を外し、[適用]ボタンをクリックします。
6.4 確認
Microsoft社から公開されたセキュリティパッチがCSに正常に取得されたかを確認します。また、セキュリティパッチがCTに、正常に適
用されたかを確認します。
6.4.1 セキュリティパッチの取得を確認する
セキュリティパッチがMicrosoft社からCSに取得されたかを確認する方法について説明します。正常に取得されていないとセキュリティ
パッチをCTに適用できません。また、セキュリティパッチの取得が失敗した場合の対処方法についても説明します。
- 355 -
取得確認手順
セキュリティパッチがMicrosoft社からCSに取得されたかを確認する方法について説明します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインして[配信]をクリックし、次に[セキュリティパッチの配信]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 画面左側のフィールドで取得の状況を確認するセキュリティパッチを選択します。
→画面右側のフィールドに選択したセキュリティパッチの一覧が表示されます。
- 356 -
画面右側のフィールドの[登録状況]を確認します。アイコンの意味は、以下のとおりです。
アイコン
説明
セキュリティパッチが登録されています。
公開サーバからセキュリティパッチをダウンロード中です。
公開サーバからセキュリティパッチのダウンロードに失敗しました。
なし
公開サーバからセキュリティパッチのダウンロードを行っていいません。
6.4.2 取得失敗時の対処
Microsoft社からセキュリティパッチの取得に失敗した場合に対処する方法について説明します。なお、セキュリティパッチの取得には、
以下の方法があります。
・ セキュリティパッチの自動取得
・ セキュリティパッチの手動取得
セキュリティパッチの自動取得が失敗した場合の対処
セキュリティパッチの自動取得に失敗した場合は、“6.2.5.2 セキュリティパッチを手動で取得する”の「セキュリティパッチをWindows
Updateカタログから手動で取得して登録する」を参照して、セキュリティパッチをMicrosoft社から手動で取得し、CSに登録してくださ
い。
セキュリティパッチの手動取得が失敗した場合の対処
セキュリティパッチの手動取得に失敗した場合は、“6.2.5.2 セキュリティパッチを手動で取得する”の「CD-ROMなどで入手したセキュリ
ティパッチを登録する」を参照して、セキュリティパッチをCSに登録してください。
6.4.3 セキュリティパッチの適用を確認する
セキュリティパッチがCTに適用されたかを、メインメニューから確認できます。
また、アラーム通知の設定を行っている場合は、セキュリティパッチの適用状況をメールで確認できます。アラーム通知の設定は、
“Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド”を参照してください。
適用確認手順
セキュリティパッチの適用確認は、メインメニューの[PC情報]から行います。また、適用状況をCSV形式のファイルに保存することもで
きます。
なお、CTでは[環境設定]画面から、セキュリティパッチの適用が正常に終了したか、失敗したかの状況を確認できます。詳細は
“Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド クライアント編”を参照してください。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。
→[PC情報]画面が表示されます。
- 357 -
2. [ソフトウェアの監査]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 表示対象とする部門を選択します。
→以下の画面が表示されます。
4. 左側のフィールドのツリーの[セキュリティパッチ]から、製品を選択します。
→選択した製品に対するセキュリティパッチが右側のフィールドに表示されます。
- 358 -
5. [セキュリティパッチ一覧]に表示されている該当のPC台数を確認します。
6. セキュリティパッチの適用状況をCSV形式のファイルにダウンロードする場合は、[ダウンロード]ボタンをクリックします。
セキュリティパッチ適用状況の画面の見方
[セキュリティパッチの適用状況]画面の見方について説明します。例えば、[セキュリティパッチの適用状況]画面で「WindowsXP」
を選択すると、Windows XPに関連するセキュリティパッチの情報と該当するPCの台数が表示されます。以下にそのときの画像を表
示します。
[セキュリティパッチの適用状況]画面の構成は以下のようになっています。
- 359 -
- コンポーネント名(例:WindowsXP)
- コンポーネント名 インストール済
(例:WindowsXP インストール済)
- コンポーネント名 に対するパッチ適用が不十分
(例:windowsXPに対するパッチ適用が不十分)
「コンポーネント名 に対するパッチ適用が不十分」と表示されている項目は、そのコンポーネントに対するセキュリティパッ
チを取捨選択して適用している場合であっても、コンポーネントに対するすべてのセキュリティパッチが適用済みでない場
合に、該当台数としてカウントされます。
- コンポーネント名 (未適用コード)が未適用
(例:WindowsXPにQ329834(MS02-063)が未適用)
- コンポーネント名 が未適用【無効】
(例:WindowsXPにQ329048(MS02-054)が未適用【無効】)
【無効】と表示されているセキュリティパッチやサービスパックについては、確認、カウントする必要はありません。
【無効】となっているセキュリティパッチやサービスパックは、他のセキュリティパッチやサービスパックにより、セキュリティに
関係した問題はすでに対応されていることを表しています。
[セキュリティパッチの適用状況]画面から、セキュリティパッチやサービスパックが適用済みや未適用となっているPCを確認する手
順は、以下のとおりです。
1. セキュリティパッチ一覧の中から知りたい状態の項目を探します。
→該当台数が「0」の場合、選択したコンポーネントについては、セキュリティパッチの不十分なPCはありません。確認は終了
となります。
→該当台数が「0」でない場合、選択したコンポーネントについては、セキュリティパッチの不十分なPCがあります。次の手順
に進んでください。
2. 「0」でないセキュリティパッチやサービスパックの[該当台数]をクリックします。
→選択したセキュリティパッチやサービスパックが、知りたい状態のPCが表示されます。
セキュリティパッチが未適用と検出される場合
以下の場合は、セキュリティパッチの適用が行われません。
- 360 -
- セキュリティパッチを適用するCTに電源が入っていない場合
- セキュリティパッチを適用するCTがネットワークに接続されていない場合
セキュリティパッチを適用するためには、上記問題を解決してください。
問題が解決しない場合には、クライアントのセキュリティパッチ適用処理でエラーが発生している可能性があります。CT稼働状況ロ
グ、CTの環境設定画面の「状況」タブ、および“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“Systemwalker Desktop
Patrol CTのメッセージ”を参照して原因の特定と対処を行ってください。
CTの[環境設定]画面の例を以下に示します。
[パッチ適用の状況]欄: セキュリティパッチ適用で異常が発生した場合は、ここに情報が表示されます。
CT動作状況チェックコマンドで確認
セキュリティパッチの適用が行われていないCTについて、CT動作状況チェックコマンドを使用して状況を確認できます。CT動作状
況チェックコマンドについては、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
CT稼働状況ログの確認
セキュリティパッチの適用が行われていないCTについて、CT稼働状況ログを確認できます。CT稼働状況ログの確認方法を、以下
に示します。
1. 以下のどちらかの方法で、セキュリティパッチ未適用と検出されるPC名の確認を行います。
a. メインメニューの[PC情報]-[ソフトウェアの監査]画面でセキュリティパッチ未適用に該当するPC名を確認します。
b. [イベント設定]画面の“ソフトウェア監視”にチェックを行い、セキュリティパッチ未適用のPC名を通知する設定にします。
イベント設定を行うことで、定期的に管理者へセキュリティパッチ未適用のPC名一覧がメールで通知されます。
イベント設定画面については、“Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド”の“アラーム通知”を参照してください。
2. CSに格納されているCT稼働状況ログから、PC名の情報を検索し、CTのパッチ適用の成否の確認を行います。
3. CT稼働状況ログの参照と検索については、Microsoft® Excelやエディタを使用して確認してください。
- 361 -
4. CT稼働状態ログファイルは、デフォルト設定では以下の場所に格納されます。
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbinv\ct_trace\ユーザーID+PC名+上位サーバ名
\dpsysdYYYYMMDD.log
備考.
SVPolicy.exe(サーバ環境設定)コマンドを使用して、CT稼働状態ログファイルの格納先と管理日数を変更できます。
CT稼働状況ログファイルの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
セキュリティパッチが未適用と検出される場合のCT稼働状況ログの例を、以下に示します。
- 例1:セキュリティパッチの適用に失敗している場合
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:15:05.717,INFO,POLICY,RECEIVE,OK
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:15:05.818,INFO,POLICY,UPDATE,OK
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:15:06.612,INFO,PATCH,START,,1
user1,pc1,server1,2008/06/12
20:16:10.123,INFO,PATCH,DOWNLOAD,OK,"MS04-012(828741)をWindows2000に適用"
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:16:12.814,INFO,PATCH,APPLY,OK,"MS04-012(828741)を
Windows2000に適用"
user1,pc1,server1,2008/06/12
20:16:14.035,ERROR,PATCH,STATUS,NG(1603),"MS04-012(828741)をWindows2000に適
用"
赤色の行に着目します。セキュリティパッチの適用処理で異常が発生しているため、適用状況が未適用と検出されることがわ
かります。
- 例2:ポリシー受信に失敗しているために、セキュリティパッチの適用が行われていない場合
user1,pc1,server1,2008/06/12 08:53:10.750,INFO,DTP,SVCSTART,
user1,pc1,server1,2008/06/12 08:53:11.031,INFO,WINDOWS,ACLINEMODE,
user1,pc1,server1,2008/06/12 09:01:46.953,ERROR,POLICY,RECEIVE,NG(10060)
赤色の行に着目します。ポリシー受信に失敗しているため、CTでセキュリティパッチの適用が行われず、適用状況が未適用と
検出されることがわかります。
例3:セキュリティパッチの適用を行い、パッチ適用後に再起動を行っていない場合
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:15:56.612,INFO,PATCH,START,,2
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:15:59.112,INFO,PATCH,DOWNLOAD,OK,"MS04-011緊
(835732)をWindows2000に適用"
user1,pc1,server1,2008/06/12
20:16:10.123,INFO,PATCH,DOWNLOAD,OK,"MS04-012(828741)をWindows2000に適用"
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:16:21.917,INFO,PATCH,APPLY,OK,"MS04-011緊(835732)
をWindows2000に適用"
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:16:45.345,INFO,PATCH,STATUS,OK(0),"MS04-011緊
(835732)をWindows2000に適用"
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:17:11.320,INFO,PATCH,APPLY,OK,"MS04-012(828741)を
Windows2000に適用"
user1,pc1,server1,2008/06/12
20:17:48.165,INFO,PATCH,STATUS,OK(0),"MS04-012(828741)をWindows2000に適用"
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:19:36.044,INFO,REBOOT,SELECT,,Cancel
赤色の行に着目します。セキュリティパッチの適用は正常に行われているが、パッチ適用後にWindowsの再起動を行っていな
いためにセキュリティパッチがWindowsへ反映されておらず、適用状況が未適用と検出されることがわかります。
Windowsの再起動が行われると、以下のCT稼働状況ログの内容が出力されます。
- 362 -
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:23:15.859,INFO,REBOOT,SELECT,,Now
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:23:19.001,INFO,DTP,SVCSTOP,
user1,pc1,server1,2008/06/12 20:23:52.640,INFO,DTP,SVCSTART,
- 例4:CT稼働状況ログに異常が記録されていない場合
CT稼働状況ログに異常が記録されていない場合は、CTに問題はありません。メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼
働状況]画面で、CSおよび、DSが動作しているか確認してください。
未適用パッチ情報の確認
PCに対して自動適用されていないパッチを、一覧で確認できます。
未適用パッチ情報の一覧を確認する方法については、“3.2.1 インベントリ情報を参照する”を参照してください。
6.4.4 適用失敗時の対処
CTへのセキュリティパッチの適用に失敗した場合に対処する方法について説明します。なお、セキュリティパッチの適用には、以下の
方法があります。
・ セキュリティパッチの自動適用
・ セキュリティパッチの手動適用
セキュリティパッチの自動適用が失敗した場合の対処
セキュリティパッチの自動適用に失敗した場合は、以下のどちらかの操作でセキュリティパッチの手動適用を行ってください。セキュリ
ティパッチの適用はシステム権限で行われます。そのため、一般ユーザー権限でWindowsにログオンしていてもセキュリティパッチを
適用できます。
・ CTのスタートメニューから「パッチ適用」を選択して、セキュリティパッチの手動適用を行ってください。
・ CTのソフトウェアダウンロード画面からセキュリティパッチの手動適用を行ってください。
セキュリティパッチの手動適用が失敗した場合の対処
セキュリティパッチの手動適用が失敗した理由として、以下の場合があります。
・ CTを使用しているクライアントが、ソフトウェアダウンロード画面によるセキュリティパッチの適用を行っていない
・ ソフトウェアのダウンロード時にエラーが出力され、セキュリティパッチが適用できない
1つ目の場合は、クライアントにソフトウェアダウンロード画面からセキュリティパッチを適用するように指示してください。
2つ目の場合は、表示されるエラーメッセージの対処方法に従い、対処後に再度、ソフトウェアのダウンロードを行ってください。表示さ
れるエラーメッセージの対処方法は、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
6.5 運用のパターン
ここでは、以下のセキュリティパッチ適用の運用パターンと、設定のポイントについて説明します。
・ ログオン時にセキュリティパッチを適用する運用
・ 定期的にセキュリティパッチを確認して適用する運用
・ 夜間にセキュリティパッチを適用する運用
- 363 -
6.5.1 共通の動作と設定のポイント
各運用パターンに共通の動作および設定のポイントを以下に説明します。
セキュリティパッチ適用後のインベントリ収集タイミング
セキュリティパッチの適用を行うとインベントリ情報が収集されます。インベントリ情報が収集されるタイミングを以下に示します。
なお、セキュリティパッチの適用以外のタイミングで、インベントリ情報が収集されるタイミングについては、“3.2.10 PC情報が収集され
るタイミング”を参照してください。
記号
記号の意味
- 364 -
Windowsの起動と終了です。
がWindowsの起動で、
がWindowsの終了です。
Windowsへのログオンとログオフです。
がWindowsへのログオンで、
がWindowsのログオフです。
セキュリティパッチの適用を行います。
セキュリティパッチの適用完了後にインベントリ情報の収集を行います。
Windowsの再起動が必要なセキュリティパッチを適用した場合は、Windowsの再起動後に
インベントリ情報の収集を行います。
一般利用者のPCとサーバPCへのセキュリティパッチ適用のポイント
一般利用者が使用しているPCとサーバPCへセキュリティパッチを適用する場合の運用バターンと設定のポイントを説明します。
・ 一般利用者のPC
ログオン時に利用者の意思によりセキュリティパッチを適用する以下の運用バターンに設定します。
- ログオン時にセキュリティパッチを適用する運用
- 定期的にセキュリティパッチを確認して適用する運用
・ サーバPC
業務に支障のない夜間にセキュリティパッチを適用する以下の運用パターンに設定します。
- 夜間にセキュリティパッチを適用する運用
上記の運用設定を行うためには、ポリシーグループ運用またはDS単位のポリシー設定のどちらかを選択し、システムの構築を行いま
す。
注意
セキュリティパッチをCTに自動適用する場合、対象となるCTでは、Windowsの自動更新の設定で[コンピュータを常に最新の状態に
保つ]チェックボックスをチェックしないでください。
注意
スクリーンセーバーの「パスワードによる保護」にチェックをつけ、スクリーンセーバーが動作していた場合、およびユーザーが任意に
画面をロックした場合([Windowsキー]+[L]を押すなど)は、セキュリティパッチ適用後の再起動が行われません。
また、再起動が行われなかった場合、適用するセキュリティパッチが残っていても、再起動が行われるまで残りのセキュリティパッチの
適用を行いません。
セキュリティパッチの適用を行う場合は、以下の対応を行ってください。
・ 夜間に自動的にセキュリティパッチを適用する設定を行っている場合は、Windowsからログオフした状態にしておいてください。
・ 「カウントダウンを開始し、応答がない場合は、再起動を行う」チェックボックスはチェックをしないでください。セキュリティパッチ適
用後のメッセージを表示する設定を行い、ボタン選択を行うと再起動を行うように設定してください。
6.5.2 ログオン時にセキュリティパッチを適用する運用
Microsoft社から公開されたセキュリティパッチを、CSが自動で取得し、CTのログオン時に確認メッセージを表示してからセキュリティ
パッチを適用します。利用者の意思によりセキュリティパッチの適用を決定してもらいます。
- 365 -
セキュリティパッチの適用は、ログオン時だけです。また、セキュリティパッチの適用に失敗した場合は、CTの画面にメッセージが表示
されます。
運用のイメージ
ログオン時にセキュリティパッチを適用する運用のイメージ図を以下に示します。
記号
記号の意味
Windowsの起動と終了です。
がWindowsの起動で、
がWindowsの終了です。
Windowsへのログオンとログオフです。
がWindowsへのログオンで、
がWindowsのログオフです。
セキュリティパッチの適用を行います。
セキュリティパッチの適用完了後にインベントリ情報の収集を行います。
Windowsの再起動が必要なセキュリティパッチを適用した場合は、Windowsの再起動後に
インベントリ情報の収集を行います。
ログオン時にセキュリティパッチを適用する運用では、Windowsへログオンしたタイミングで、CTに適用するセキュリティパッチがあるか
どうか確認します。
・ 適用するセキュリティパッチがある場合
適用を確認する画面が表示されます。[キャンセル]ボタンを選択すると、次回のWindowsへのログオン時に再度、適用を確認する
画面が表示されます。
適用を確認する画面はセキュリティパッチの適用を行うまで何度も表示されます。
・ 適用するセキュリティパッチがない場合
適用を確認する画面は表示されません。
- 366 -
設定のポイント
ログオン時にセキュリティパッチを適用する運用を行うためには、メインメニューの[環境設定]でクライアントの設定が必要です。
なお、セキュリティパッチの適用を行うために必要な設定は、“6.2 設定”を参照して動作設定を行っておいてください。ここではポイン
トとなるクライアントの設定を説明します。
クライアントの設定
[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリシー]タブ-[パッチ適用]タブの設定は以下のとおり
です。
設定が必須となる項目を以下に示します。
設定項目
[セキュリティパッチを自動的に適用]
設定値
ログオン直後のみ適用する
必須/任意
必須
6.5.3 定期的にセキュリティパッチを確認して適用する運用(初期設定による運用)
Microsoft社から公開されたセキュリティパッチを、CSが自動で取得します。CTでは定期的にセキュリティパッチの確認を行い、適用す
るセキュリティパッチがある場合は確認メッセージを表示してからセキュリティパッチを適用します。利用者の意思によりセキュリティパッ
チの適用を決定してもらいます。
また、本運用では、利用者がWindowsにログオンしていなくてもセキュリティパッチを適用する運用も行えます。この場合は、適用を確
認するメッセージは表示されません。
運用のイメージ
定期的にセキュリティパッチを確認して適用する運用のイメージ図を以下に示します。
- 367 -
記号
記号の意味
Windowsの起動と終了です。
がWindowsの起動で、
がWindowsの終了です。
Windowsへのログオンとログオフです。
がWindowsへのログオンで、
がWindowsのログオフです。
セキュリティパッチの適用を行います。
セキュリティパッチの適用完了後にインベントリ情報の収集を行います。
Windowsの再起動が必要なセキュリティパッチを適用した場合は、Windowsの再起動後に
インベントリ情報の収集を行います。
定期的にセキュリティパッチを確認して適用する運用では、ポリシーを確認する間隔(初期値:180分)で、CTに適用するセキュリティ
パッチがあるか確認します。
・ 適用するセキュリティパッチがある場合
適用を確認する画面が表示されます。[キャンセル]ボタンを選択すると、次回の確認間隔時に再度、適用を確認する画面が表示
されます。
適用を確認する画面はセキュリティパッチの適用を行うまで何度も表示されます。
また、セキュリティパッチの適用後に表示される画面で、再起動を実施せずに[キャンセル]ボタンを選択すると、次回の確認間隔
時に再度、再起動を要求する画面が表示されます。
再起動を要求する画面は、再起動を行うまで何度も表示されます。
・ 適用するセキュリティパッチがない場合
適用を確認する画面は表示されません。
注意
以下の設定を行うと、次回のパッチ確認間隔時に再起動を要求する画面が表示されます。
- 368 -
・ 設定項目
[適用するセキュリティパッチが存在する際にメッセージの表示]:する
[適用完了後のメッセージの表示]:しない
[パッチ適用後メッセージを表示しない場合、自動的に再起動]:しない
初期設定では、セキュリティパッチの適用はWindowsのログオン中にのみ行われます。
以下の設定を変更することで、利用者がWindowsにログオンしていないタイミングでもセキュリティパッチを適用する運用が行えます。
・ [電源が入っている場合に定期的に適用する]にチェックする
Windowsにログオンしていないタイミングでもセキュリティパッチを適用する運用のイメージ図を以下に示します。
記号
記号の意味
Windowsの起動と終了です。
◆━がWindowsの起動で、 ━◆がWindowsの終了です。
Windowsへのログオンとログオフです。
がWindowsへのログオンで、
がWindowsのログオフです。
セキュリティパッチの適用を行います。
セキュリティパッチの適用完了後にインベントリ情報の収集を行います。
Windowsの再起動が必要なセキュリティパッチを適用した場合は、Windowsの再起動後に
インベントリ情報の収集を行います。
設定のポイント
初期設定による運用を行う場合は、設定は不要です。
なお、セキュリティパッチの適用を行うために必要な設定は、“6.2 設定”を参照して動作設定を行っておいてください。ここではポイン
トとなるクライアントの設定を説明します。
- 369 -
クライアントの設定
[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリシー]タブ-[パッチ適用]タブの設定は以下のとおり
です。
設定が必須となる項目を以下に示します。任意の項目については運用に合わせて設定してください。
設定項目
[セキュリティパッチを自動的に適用]
設定値
以下のどちらかの設定にチェックします。
必須/任意
必須
・ 電源が入っている場合に定期的に適
用する
・ ログオンしている場合に定期的に適用
する
6.5.4 夜間にセキュリティパッチを適用する運用
夜間にセキュリティパッチを適用する運用では、Microsoft社から公開されたセキュリティパッチを、夜間にCTに適用するので、日中の
業務を中断することはありません。
セキュリティパッチを適用するCTの電源を入れておく必要があります。電源を切ってしまうと、セキュリティパッチを適用できません。
以下の運用方法などで対応してください。
・ 業務終了後も電源を入れたままにしておく。
・ Wakeup On LAN機能(注)を使用してPCの電源を投入する。
注)Wakeup On Lan機能は、PC本体が対応している必要があります。PC本体の対応状況については、PC本体のマニュアルを参照
してください。
運用のイメージ
夜間にセキュリティパッチを適用する運用のイメージ図を以下に示します。
- 370 -
記号
記号の意味
Windowsの起動と終了です。
◆━がWindowsの起動で、 ━◆がWindowsの終了です。
セキュリティパッチの適用を行います。
セキュリティパッチの適用完了後にインベントリ情報の収集を行います。
Windowsの再起動が必要なセキュリティパッチを適用した場合は、Windowsの再起動後に
インベントリ情報の収集を行います。
夜間にセキュリティパッチを適用する運用では、ポリシーを確認する間隔(初期値:180分)で、CTに適用するセキュリティパッチがある
か確認します。
・ 適用するセキュリティパッチがある場合
適用を確認する画面は表示されずにセキュリティパッチの適用が開始されます。また、再起動が必要なセキュリティパッチを適用
した場合は、自動的に再起動されます。
・ 適用するセキュリティパッチがない場合
セキュリティパッチの適用は行われません。
設定のポイント
夜間にセキュリティパッチを適用する運用を行うためには、メインメニューの[環境設定]で動作設定が必要です。
なお、セキュリティパッチの適用を行うために必要な設定は、“6.2 設定”を参照して動作設定を行っておいてください。ここではポイン
トとなるクライアントの設定を説明します。
クライアントの設定
[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリシー]タブ-[パッチ適用]タブの設定は以下のとおり
です。
- 371 -
設定が必須となる項目を以下に示します。任意の項目については運用に合わせて設定してください。
設定項目
設定値
必須/任意
[セキュリティパッチを自動的に適用]
電源が入っている場合に定期的
に適用する
必須
[指定した時間帯に限り適用する]
チェックする
必須
[パッチ適用後メッセージを表示しない場合、自動
的に再起動]
する
任意(注)
[適用するセキュリティパッチが存在する際にメッセー
ジの表示]
しない
必須
[適用処理中のメッセージの表示]
しない
必須
[適用完了後のメッセージの表示]
しない
必須
[適用リトライを超えた場合のエラーメッセージの表
示]
しない
必須
注)OSの再起動が必要なセキュリティパッチは、適用後に再起動を行わないと適用完了しません。このため、あとに適用すべきセ
キュリティパッチが残っていても、次のセキュリティパッチは適用されません。
- 372 -
- 373 -
第7章 ファイルを配信する
本章では、ファイルをCTに配信する方法について説明します。
注意
V14.2.0以降のエージェントモードのCTに対してのみ、ファイル配信が可能です。
7.1 運用手順
メインメニューから配信設定したファイルを自動でCTに配信できます。
ファイル配信時のデータの流れを以下に示します。
ファイル配信に必要な情報およびその情報が流れるタイミング(初期値)を、以下の表に示します。
線の種類
動作
動作の契機
ファイルと配信先の設定
随時
メインメニューから配信設定
ファイル配信の同期
5分間隔で確認
メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働
状況-DSの設定]画面で設定可能
ファイルのダウンロード
10分間隔で確認
CustomPolicy.exeコマンドで設定可能
CTにファイル配信が行われるまでのタイムチャートを以下に示します。
- 374 -
動作
ファイル配信の同期
動作の契機
5分間隔で確認
メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況DSの設定]画面で設定可能
ファイルのダウンロード
10分間隔で確認
CustomPolicy.exeコマンドで設定可能
タイムチャートを以下に説明します。
配信するファイルと配信先を設定します。配信設定方法については、“7.2.1 配信するファイルと配信対象のPCを設定し、配信する”を
参照してください。
配信動作は、特に設定の必要はありません。製品導入時の設定で動作します。
・ ファイル配信の同期
設定を変更する場合は、“8.2.1 ソフトウェアを配信するサーバの設定を行う”の“DSを選択した場合”の項目[上位CS/DSとの通信
間隔]および[配信ソフトウェアの受信時間帯を指定する]を参照してください。
・ ファイルのダウンロード
注意
[配信ソフトウェアの受信時間帯を指定する]で時間帯を設定した場合、指定した時間帯でしかCSとDSの同期が行われません。そのた
め、CTへのファイル配信が遅れることがあります。
7.2 設定
ファイル配信の設定は、以下の手順で行ってください。
1. 配信するファイルの設定
2. 配信先の設定
- 375 -
7.2.1 配信するファイルと配信対象のPCを設定し、配信する
ファイルを、配信ファイルとして設定します。設定されたファイルはCTに配信できます。
注意
「ファイルの配信」機能で登録したファイルは、CTのソフトウェアダウンロード画面には表示されません。配信の開始・停止・再度配信・
結果確認はすべてメインメニューで行います。
配信するファイルを設定します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[配信]をクリックします。
→[ファイルの配信]の初画面が表示されます。
各ボタンの説明は以下のとおりです。
ボタン名
説明
最新の情報に更新
最新の情報に更新します。
配信タスクの追加
ファイルを配信するためにタスクを追加します。
操作リスト・実行
配信タスク一覧にあるチェックボックスを選択することで、本ボタンが有効となります。
チェックボックスで選択した配信タスクに対して、操作リストから実行したい内容を選択し、
実行ボタンをクリックすることで、配信タスクに対して処理が行われます。
操作リストには、以下があります。
・ 削除
配信タスクをCS上から削除します。
配信中のタスクに対しては削除できません。
・ 開始
配信が開始されていない、停止している、異常終了しているタスクに対して配信を開
始します。
- 376 -
ボタン名
説明
・ 停止
配信中のタスクに対して配信を停止します。
「配信タスク一覧」の項目の説明は、以下のとおりです。
項目
説明
操作(チェックボックス)
削除等の処理を行いたい場合に、対象となる配信タスクにチェックします。
更新日時
配信タスクを登録・更新した日時を表示します。
配信タスク名
配信タスクに対する名称を表示します。
配信タスク名をクリックすることで、配信タスクの詳細情報が参照できます。
進捗
配信タスクの進捗状況を表示します。
棒グラフの色は、進捗の割合を示しています。
・ 緑色
正常に配信できている割合を表します。
・ 赤色
何らかの原因で配信が失敗している割合を表します。
・ 灰色
まだ配信が完了していない割合を表します。
アイコンの意味は以下のとおりです。
:正常に配信されました。
:配信が異常終了しました。
:配信が開始されていません。
:配信中です。
:配信が停止されています。
アイコンの横には「ファイル数 × 配信対象PC」の総数を「件数」と表示しています。各意
味は以下のとおりです。
・ 全体○件
配信する件数を表示します。
・ 正常○件
正常に配信が完了した件数を表示します。
・ 異常○件
何らかの原因で配信が失敗した件数を表示します。
失敗した内容については、配信タスク名をクリックして詳細状況タブを確認してくださ
い。
・ 配信中○件
配信中の件数を表示します。
・ 未配信○件
配信が行われていない件数を表示します。
作成部門
配信タスクを作成した管理者が所属する部門を表示します。
- 377 -
項目
説明
システム管理者が作成した場合は「管理対象」と固定名になります。
作成部門による絞込み
配信タスク一覧の内容について「作成部門」項目による絞込みが可能です。
メインメニューにログインしているユーザーの権限によって配信タスク一覧に表示される
内容が異なります。
・ 権限がシステム管理者の場合
- 管理対象のみ
作成部門が「管理対象」となっている配信タスクのみを表示します。
- すべての部門
作成部門に関わらずすべての配信タスクを表示します。
・ 権限が部門管理者の場合
- 所属部門のみ
ログインしたユーザーが所属する部門で作成された配信タスクのみを表示しま
す。
- 参照可能な部門すべて
ログインしたユーザーが所属する部門で作成された配信タスクと下の階層全てで
作成された配信タスクを表示します。
ポイント
タスクの最大管理数
タスクは、システム上最大100個まで管理できます。
タスクは自動的には削除されませんので、正常に完了し、運用上不要となったタスクは削除してください。
タスクがシステム上100個に達した場合、「配信タスクの追加」ボタンをクリックしても新たに配信タスクを追加できません。
- 378 -
2. [配信タスクの追加]ボタンをクリックしてください。
→配信するファイルと配信対象PCを選択する画面が表示されます。
設定項目の内容は以下のとおりです。
項目
配信タスク名
説明
今から配信を行うタスクの名称を全角30文字、半角60文字までで指定してくださ
い。
デフォルトでは、「作成した日時」と「作成したユーザー名」で表示します。
・ 「追加後すぐに配信を開始する」
本項目にチェックをいれると、OKボタンをクリックした後に配信が始まります。
配信の準備だけを行いたい場合は本項目のチェックを外してOKボタンをクリッ
クしてください。
配信先フォルダ
配信するファイルをCT上に格納する際のフォルダを256バイト以内で指定してくだ
さい。
絶対パスで指定する場合はCT上に存在するフォルダを指定してください。フォル
ダを作成できない場合や存在しないドライブを指定した場合は、エラーとなります。
相対パスで指定した場合および配信先フォルダを省略した場合は、CT上の「CTイ
ンストール先\contents」に格納されます。
また、配信先フォルダにはシステム環境変数およびマクロの使用が可能です。
(%HOMEDRIVE%などのユーザー環境変数は使えません。)
・ システム環境変数
CT 上 に 設 定 さ れ て い る シ ス テ ム 環 境 変 数 が 使 用 可 能 で す 。 例 え ば
「%systemdrive%\xxxx」といったように指定してください。
・ マクロ
<ProgramFiles>
アプリケーション用フォルダを示します。例えば「C:\Program Files」になります。
<ProgramFilesX86>
- 379 -
項目
説明
32ビットアプリケーション用フォルダを示します。したがって64ビットOSの場合、
例えば「C:\Program Files (x86)」になります。
なお、配信するファイルが既に配信先フォルダ配下に存在する場合は上書きしま
す。
進捗
初画面に表示されている進捗と同一の内容を表示します。
作成部門
配信タスクを作成する管理者が所属する部門を表示します。
「配信後処理」の完了待ち
「配信後処理」で指定したファイルを実行する際の完了待ちを指定します。
1つのファイルの処理を待ってから、次の「配信後処理」を指定しているファイルを
処理したい場合は「実行の完了を待つ」をチェックしてください。
「配信後処理」の実行方式
「配信後処理」で指定したファイルを実行する方式を、以下の2つから指定します。
・ サービスが実行
・ ログオンしたユーザーが実行
更新日時
配信タスクを登録・更新した日時を表示します。
3. 画面左下側フィールドの[配信設定]タブで、「配信するファイル」の[追加]ボタンをクリックして、配信するファイルを選択してくだ
さい。
→ファイルを選択すると配信するファイルが一覧に追加されます。
誤って登録した場合は、一覧から削除したいファイルをチェックして[削除]ボタンをクリックしてください。
ポイント
1タスク内のファイル登録数
1タスク内に、ファイルは最大10ファイルまで登録可能です。
10ファイルを超える場合は、事前にzip形式で圧縮してファイルを登録するか、タスクを分けてください。
- 380 -
注意
- 登録したファイルのファイル/フォルダ属性(読み取り専用、など)は、配信後には保持されません。ファイル/フォルダ属性
の設定が必要な場合は、ダウンロード後に属性の再設定を行ってください。
- 使用中のファイルをアップロードした場合は0バイトのファイルとしてアップロードされます。0バイトでないにも関わらずアップ
ロード後に0バイトと表示された場合は、該当ファイルの使用を中止した後にアップロードしてください。
- 2GB以上のファイルをアップロードしないでください。アップロードするとブラウザの操作ができなくなります。
ポイント
「配信後処理」について
「配信後処理」のリストで指定した内容は、1つの配信タスクに登録したファイルすべての配信が完了した後に動作します。
動作するタイミングは、次のとおりです。
- 「配信後処理」の実行方式が「サービスが実行」の場合
ユーザーがWindowsにログオンしているかどうかに関係なく、配信後処理を行います。
- 「配信後処理」の実行方式が「ログオンしたユーザーが実行」の場合
ユーザーがWindowsにログオンしている時に配信後処理を行います。ユーザーが一人もWindowsにログオンしていない場
合は、Windowsにログオンするまで配信後処理は行いません。
画面が表示されるファイルは「ログオンしたユーザーが実行」で開いてください。
画面が表示されるファイルを「サービスが実行」で開いた場合、ログオンしたユーザーの画面にはアプリケーションの画面は表示
されず、処理が停止したままとなる場合があります。
「配信後処理の実行待ち」を「実行の完了を待つ」に設定したアプリケーションが停止したままとなり終了しない場合、3時間経過
後に「進捗」が「配信が異常終了しました。」となります。
配信後処理は、配信タスクに追加したファイルの順序で行います。
リストに表示される内容は、ファイルの拡張子によって異なります。
- 拡張子が「zip」以外の場合
- 381 -
以下の指定ができます。
しない
配信後は何も処理しません。
開く
ログオンしているユーザーに関連付けされたアプリケーションで、ファイルを開きま
す。
- 拡張子が「zip」の場合
以下の指定ができます。
しない
配信後は何も処理しません。
圧縮フォルダを展開する
PC上に圧縮フォルダ内の構成で自動的に展開します。展開先は
「配信先格納フォルダ」になります。
fileを開く
ログオンしているユーザーに関連付けされたアプリケーションで
ファイルを開きます。
file:圧縮フォルダ内の2階層目までのすべてのファイル名
また、「配信後処理」を指定すると、配信タスクごとに「配信後処理」に対する制御が設定できます。
- 382 -
ここで、項目「「配信後処理」の完了待ち」を「実行の完了を待つ」と指定した場合、「開く」を選択していたファイルに対しては、完
了待ちの結果としてファイルの復帰値を詳細情報に出力します。
- 383 -
4. 画面右下側フィールドの「配信対象のPC」の[追加]ボタンをクリックしてください。
→PCの選択画面が表示されます。
注意
チェックボックスが表示されていないPCは、V14.1以前のCTまたはコマンドモードCTです。配信はできません。
PCの選択画面から配信対象となるPCを選び、チェックボックスにチェックを入れて[OK]ボタンをクリックすると配信対象のPCが一
覧に追加されます。
ポイント
1タスク内のPC登録数
1タスク内に、PCは最大2000PCまで登録可能です。
2000PCを超える場合は、タスクを分けて登録してください。
- 384 -
5. 設定内容に問題がなければ、[OK]ボタンをクリックしてください。
→「追加後すぐに配信を開始する」をチェックしている場合は、[OK]ボタンをクリックした後に以下のメッセージボックスが表示さ
れます。
メッセージボックスで[OK]ボタンクリックすると、配信タスクが追加され、ファイル配信が開始されます。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、配信タスクの追加画面に戻ります。
7.3 運用
本節では、ファイル配信の以下の運用項目について説明します。
・ 配信した結果を確認する
・ 配信を停止する
・ 再度配信する
・ 配信の準備が完了した配信タスクを配信する
・ 登録した配信タスクの内容を確認する
・ 登録した配信タスクの内容を変更する
・ 不要な配信タスクを削除する
・ 配信結果をCT動作状況チェックコマンドで確認する
- 385 -
7.3.1 配信した結果を確認する
配信した結果は、[ファイルの配信]の初画面で確認できます。
配信設定後、配信結果を確認できる状態になるまでの流れを以下に示します。
線の種類
動作
動作の契機
ファイルと配信先の設定
随時
メインメニューから配信設定
ファイル配信の同期
5分間隔で確認
メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働
状況-DSの設定]画面の「上位CS/DSとの通信間
隔」で設定可能
ファイルのダウンロード
10分間隔で確認
CustomPolicy.exeコマンドで設定可能
即時アップロード
即時
ファイルダウンロード後、配信結果を即時アップ
ロード
アップロード
5分間隔で確認
DSからCSへ配信結果をアップロード
結果確認
DSからCSへアップロード後
メインメニューから配信結果を確認
上記のとおり、メインメニューでの配信設定後、約20分前後で配信結果を確認できます。
注意
・ CSとDS間またはDSとCT間のネットワークの影響で、CTへの配信が遅れる場合があります。
・ CTが導入されているPCが起動されていなかった場合、配信中の状態となります。PCが起動されると、ファイルが配信されます。
- 386 -
注意
配信タスクに対して最後に行った「開始」「停止」操作から7日経過しても配信結果が通知されない場合は、配信結果が異常終了となり
ます。
配信結果の画面表示について、以下に説明します。
配信がすべて完了し、すべて成功した場合
アイコンが
となります。
確認後、特に作業は発生しません。
内容を確認したい場合は、配信タスク名のリンクをクリックしてください。
→[ファイルの配信-詳細情報]画面で、配信タスクの配信結果について詳細情報を確認できます。
- 387 -
配信はすべて完了したが、失敗した配信が存在する場合
アイコンが
となります。
失敗した詳細情報を参照したい場合は、配信タスク名のリンクをクリックしてください。
→[ファイルの配信-詳細情報]画面で、配信タスクの配信結果について詳細情報を確認できます。
- 388 -
どのファイルをどのPCに配信したことで失敗しているか、画面下方フィールドの「詳細状況」タブで確認できます。
詳細情報に表示されているエラー内容を確認し、該当PCに対して配信できる状態にしてください。
7.3.2 配信を停止する
配信が完了していないPCに対して、配信を停止することができます。
注意
以下のようなPCは配信を停止状態に変更できません。
・ 電源が入っていないPC
・ ネットワークに接続していないPC
これらのPCに対して配信停止を行っても結果が通知されないため、画面上は停止処理中のままとなります。7日経過しても配信結果が
通知されない場合は、配信結果が異常終了となります。
また、“7.3.1 配信した結果を確認する”で説明したとおり、配信設定を行ってから配信結果を確認するまで、約20分前後かかります(時
間は、DSの上位サーバとの通信間隔の値および、CTのファイル配信/対処指示用確認間隔の値に依存します)。
そのため、画面上は配信中でも既に配信が完了している場合や、停止処理を行った後に完了状態になる場合があります。
配信を停止したい配信タスクにチェックし、「停止」を選択して[実行]ボタンをクリックしてください。
- 389 -
[実行]ボタンをクリックした後に、以下のメッセージボックスが表示されます。
メッセージボックスで[OK]ボタンクリックすると、ファイル配信が停止します。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、ファイル配信は停止しません。
複数の配信タスクにチェックを行った際に停止できない配信タスクを含んでいた場合は、停止できる配信タスクのみ停止します。
また、配信を停止する操作は、詳細画面からも可能です。
- 390 -
7.3.3 再度配信する
ファイル配信として再度配信できるものは、以下となります。
・ 配信を停止したPC(配信が完了していないPC)
・ 配信は完了したが一部失敗したPC
配信タスク内に上記の2パターンが混在していても、両方が同時に再配信されます。
以下のような場合は、失敗の原因を取り除くまでは、再度配信しても配信状態が失敗のままになります。
・ DSへの配信に失敗した。
・ CTへの配信に失敗した。
・ 実行不可能なファイルを配信した。
画面に表示されるエラーの詳細情報は、“リファレンスマニュアル”を参照してください。
再度配信を行いたい配信タスクにチェックし、「開始」を選択して実行ボタンをクリックしてください。
- 391 -
実行ボタンをクリックした後に、以下のメッセージボックスが表示されます。
メッセージボックスで[OK]ボタンクリックすると、ファイル配信が開始されます。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、ファイル配信は開始されません。
複数の配信タスクにチェックを行った際に開始できない配信タスクを含んでいた場合は、開始できる配信タスクのみ開始します。
また、配信を開始する操作は、詳細画面からも可能です。
- 392 -
7.3.4 配信の準備が完了した配信タスクを配信する
配信設定をする際に、配信タスクの「追加後すぐに配信を開始する」のチェックを外した場合は、配信の準備までが完了している状態
となり、配信は行われません。
配信の準備までが完了した配信タスクを配信する場合は、配信を行いたい配信タスクにチェックし、「開始」を選択して[実行]ボタンを
クリックしてください。
実行ボタンをクリックした後に、以下のメッセージボックスが表示されます。
- 393 -
メッセージボックスで[OK]ボタンクリックすると、ファイル配信が開始されます。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、ファイル配信は開始されません。
7.3.5 登録した配信タスクの内容を確認する
配信設定で登録した配信タスクの内容が確認できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[配信]をクリックします。
→[ファイルの配信]の初画面が表示されます。配信タスク名をクリックしてください。
- 394 -
2. [ファイルの配信-詳細情報]画面の下方フィールドの「配信設定」タブを選択してください。
→配信するソフトウェアと配信対象PCが確認できます。
7.3.6 登録した配信タスクの内容を変更する
配信設定で登録した配信タスクの以下の内容が変更できます。
・ 配信するファイル
・ 配信対象PC
・ 概要
ただし、変更できるのは配信の準備まで完了したものだけです。
一度でも配信が開始されると登録した内容は変更できません。
手順は、以下のとおりです。
- 395 -
1. メインメニューにログインし、[配信]をクリックします。
→[ファイルの配信]の初画面が表示されます。配信タスク名をクリックしてください。
2. [ファイルの配信-詳細情報]画面の下方フィールドの「配信設定」タブを選択してください。
→配信するファイル、配信対象PCおよび画面上方フィールドの「概要」が変更できます。
- 396 -
7.3.7 不要な配信タスクを削除する
配信タスクは、自動では削除されません。
完了した配信タスク、誤って登録した配信タスクなど、不要な配信タスクを削除する場合は、[ファイルの配信]の初画面で削除したい配
信タスクにチェックをし、「削除」を選択して[実行]ボタンをクリックしてください。
実行ボタンをクリックした後に、以下のメッセージボックスが表示されます。
メッセージボックスで[OK]ボタンクリックすると、配信タスクが削除されます。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、配信タスクは削除されません。
複数の配信タスクにチェックを行った際に、削除できない配信タスクを含んでいた場合は、削除できる配信タスクのみ削除されます。
配信中の配信タスクは削除できません。削除する場合は一旦停止作業を行ってください。
7.3.8 配信結果をCT動作状況チェックコマンドで確認する
ファイル配信の結果は、logcheck.exe(CT動作状況チェック)コマンドおよび、logcheckcs.exe(CS上のCT動作状況チェック)コマンドを実
行することでも確認できます。
CT動作状況チェックコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル”を参照してください。
CT動作状況チェックコマンドを実行した場合、以下のように「ファイル配信一覧」の分類で表示されます。
--------------------------------------------------------------------------ファイルの配信一覧
---------------------------------------------------------------------------
- 397 -
======== 配信タスク ========
名称
タスク1
タスク2
タスク3
状況
正常終了
異常終了
一時停止
配信した日
2011年 9月20日
2011年 9月21日
2011年 9月21日
- 398 -
完了した日
2011年 9月21日
2011年 9月21日
2011年 9月21日
第8章 ソフトウェアを配信する
本章では、ソフトウェアをCTに配信する方法について説明します。
8.1 運用手順
メインメニューから登録したソフトウェアを自動または手動でCTに配信できます。
ソフトウェア配信時のデータの流れを以下に示します。
ソフトウェアの配信に必要な情報およびその情報が流れるタイミング(初期値)を、以下の表に示します。
線の種類
動作
動作の契機
ソフトウェアの登録
随時
メインメニューからソフトウェアを登録
ソフトウェアの同期
5分毎に確認
メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働
状況]のDS名選択で設定可能
ソフトウェアの自動ダウンロード
以下のタイミングで確認
・Windowsログオン時
・前日にPCをスタンバイとし、次の日にスタンバイ
から復帰した時
・ソフトウェアダウンロード画面を開いた時
・指定時刻
ソフトウェアの手動ダウンロード
CTのスタートメニューから、[プログラム][Systemwalker Desktop Patrol CT]-[ソフトウェアダ
ウンロード]を選択した時
CTにソフトウェアの配信が行われるまでのタイムチャートを以下に示します。
- 399 -
動作
動作の契機
配信対象ソフトウェアとCTの検出
配信先決定後、1時間以内
ソフトウェアの同期
5分毎に確認
メインメニューの[環境設定]-[ CS/DSの設定と稼働状況]
のDS名選択で設定可能
タイムチャートを以下に説明します。
配信するソフトウェアを登録します。登録方法については、“8.2.3 配信ソフトウェアを登録する”を参照してください。
配信先の設定を行うことで、登録したソフトウェアを配信対象のPCへ配信します。設定方法については、“8.2.4 配信先を設定する”を
参照してください。
配信動作は、特に設定の必要はありません。製品導入時の設定で動作します。
・ ソフトウェアの同期
設定を変更する場合は、“8.2.1 ソフトウェアを配信するサーバの設定を行う”を参照してください。
・ ソフトウェアのダウンロード
設定を変更する場合は、“8.2.2 クライアントへのソフトウェア配信条件を設定する”を参照してください。
8.2 設定
ソフトウェア配信の設定は、以下の手順で行ってください。
1. ソフトウェアを配信するサーバの設定
2. クライアントへのソフトウェア配信条件の設定
3. 配信ソフトウェアの登録
4. 配信先の設定
8.2.1 ソフトウェアを配信するサーバの設定を行う
CSまたはDSのソフトウェアの配信条件として、以下の設定をします。
- 400 -
・ ソフトウェアのダウンロード間隔や時間帯
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [CS/DSの設定と稼働状況]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
この画面での各項目の説明は以下のとおりです。
項目
[稼働情報]
説明
CS/DSの稼働状況を表示します。
:稼働しています。
:何らかの原因で稼働していません。
[サーバ種別]
CD/DSの種別を表示します。
[CD/DS名]
それぞれのCS/DS名を表示します。
CD/DS名をクリックすると、各CD/DSの設定確認・変更ができます。ただし、部門管理
者でログインした場合はサーバ名をクリックすることができません。
[ホスト名]
CD/DS名に対するホスト名を表示します。
[設定の反映状況]
CS/DS/CTそれぞれの設定情報が各サーバに対しての反映状況を表示します。
:設定が反映されました。
:設定を反映中です。
:設定の反映に失敗しました。
[上位CD/DS名]
サーバに対してさらに上位のサーバが存在する場合に表示します。
[上位ホスト名]
上位CS/DS名に対するホスト名を表示します。
[DSダウンロード]
DSのインストーラがダウンロードできます。
- 401 -
3. サーバ名のリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
CSを選択した場合
DSを選択した場合
以下の項目を設定します。
項目
[CS/DS名]
説明
インストール時に指定したCS/DSの一般的な名前を表示します。
- 402 -
項目
説明
サーバ名は、50バイト以内の日本語、半角英数字、特殊文字「-」、「@」、「.」を含む
任意の文字で指定します。空白文字は指定できません。
省略することはできません。
[上位CS/DS名]
上位サーバを変更したい場合にリストから選択します。
本項目はDSの設定時のみ設定できます。
[複写]ボタン
すでに登録されているCS/DSの設定を複写できます。
すでに登録さているCS/DSをリストから選択し「複写」ボタンを押すと、選択したCS/DS
の設定が複写されます。
4. [公開サーバ/サポートセンターとの通信設定]または[上位CS/DSとの通信設定]の以下の項目を入力します。
CSの場合はMicrosoft社の公開サーバやサポートセンターと接続する際の設定を、DSの場合はDSの上位サーバと接続する際
の設定を行います。
CSを選択した場合
以下の項目を設定します。
項目
[プロキシを使用する]
説明
プロキシを使用する場合にチェックします。
チェックした場合は以下の指定が可能となります。
・ プロキシサーバ名
プロキシサーバのサーバ名を指定します。
FQDNまたはIPアドレスを64バイト以内の半角英数字、「-」、「.」で指定してくださ
い。
省略することはできません。
- 403 -
項目
説明
注意
IPv6環境で通信する場合
IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらか
じめ以下のどちらかの登録を実施し、ホスト名を入力してください。
- DNSサーバにCSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録
- 通信元のPCのhostsファイルに、CSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録
・ ポート番号
プロキシサーバのポート番号を指定します。
1 から 65535 までの数値を指定してください。
省略することはできません。
・ ユーザー名
プロキシサーバのユーザー名を256バイト以内で指定します。
・ パスワード
プロキシサーバのパスワードを256バイト以内で指定します。
・ プロキシサーバを使用しないドメイン名
プロキシサーバを使用しないドメイン名を指定します。複数のドメイン名を指定す
る場合は、空白で区切ります。2064バイト以内で指定してください。
ドメイン名は半角英数字、「-」、「.」で指定してください。
[サポートセンターとの通信
間隔]
Systemwalker サポートセンターからソフトウェア辞書をダウンロードする周期を1 か
ら 1440までの分単位で指定します。
デフォルトは30で省略することはできません。
[サポートセンターと通信す
る時間帯を指定する]
Systemwalker サポートセンターからソフトウェア辞書をダウンロードする時間帯を指
定します。
チェックしなかった場合は、ダウンロード時間帯は24時間いつでもダウンロード可能
な状態になります。 時単位は 0 から 23 までの数値で、分単位は 0 から 59 までの数
値で指定します。
開始時間と終了時間を同じ時間は指定できません。
- 404 -
DSを選択した場合
以下の項目を設定します。
項目
[プロキシを使用する]
説明
プロキシを使用する場合にチェックします。
チェックした場合は以下の指定が可能となります。
・ プロキシサーバ名
プロキシサーバのサーバ名を指定します。
FQDNまたはIPアドレスを64バイト以内の半角英数字、「-」、「.」で指定してくださ
い。
省略することはできません。
注意
IPv6環境で通信する場合
IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらか
じめ以下のどちらかの登録を実施し、ホスト名を入力してください。
- DNSサーバにCSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録
- 通信元のPCのhostsファイルに、CSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録
・ ポート番号
プロキシサーバのポート番号を指定します。
1 から 65535 までの数値を指定してください。
省略することはできません。
・ ユーザー名
プロキシサーバのユーザー名を256バイト以内で指定します。
・ パスワード
- 405 -
項目
説明
プロキシサーバのパスワードを256バイト以内で指定します。
・ プロキシサーバを使用しないドメイン名
プロキシサーバを使用しないドメイン名を指定します。複数のドメイン名を指定す
る場合は、空白で区切ります。2064バイト以内で指定してください。
ドメイン名は半角英数字、「-」、「.」で指定してください。
[上位CS/DSとの通信間
隔]
上位サーバからファイルおよびソフトウェアをダウンロードする周期を1 から 1440まで
の分単位で指定します。
デフォルトは5で省略することはできません。
[配信ソフトウェアの受信時
間帯を指定する]
ファイルおよびソフトウェアをダウンロードする時間帯を指定する場合にチェックしま
す。
上位サーバからファイルおよびソフトウェアをダウンロードする時間帯を指定します。
チェックしなかった場合は、ダウンロード時間帯は24時間いつでもダウンロード可能
な状態になります。 時単位は 0 から 23 までの数値で、分単位は 0 から 59 までの数
値で指定します。
開始時間と終了時間を同じ時間は指定できません。
5. [下位DS/クライアントからの通信設定]の以下の項目を入力します。
項目
[最大同時接続数]
説明
CSまたはDSに同時に通信する下位DSまたはCTの総台数を 1 から 999 までの数値
(台数)で指定します。
デフォルトは30で省略することはできません。
6. [OK]ボタンをクリックします。
8.2.2 クライアントへのソフトウェア配信条件を設定する
CTへのソフトウェアの配信条件として、以下の設定ができます。
・ 新着ソフトウェアの確認
・ ダウンロード時に必要となるユーザー権限
クライアントポリシーの設定を行います。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
- 406 -
2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 407 -
4. [基本動作ポリシー]タブのポリシー名のリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
5. [ソフトウェア配信]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
以下の項目を設定します。
項目
説明
[自動的にダウンロード・実
行する条件]
・ 「ログオン時」に設定すると、Windowsへのログオン時に、新着のソフトウェアが登
録されているかの確認を行います。
- 408 -
項目
説明
また、以下の設定を行います。
- 手動ダウンロードソフトウェアがあればメッセージを表示する
手動の新着のソフトウェアが登録されていた時に表示される確認メッセージ
を以下に示します。
新しいソフトウェアが届いています。ソフトウェアダウンロード画面を表示しま
すか?
確認メッセージは、自動ダウンロード時は表示されません。手動ダウンロード
の新着ソフトウェアが存在する場合に、表示されます。
・ 「指定時刻」を設定すると、指定した時刻間のランダムなタイミングで、CTが1回
だけソフトウェアダウンロードを開始する設定となります。
ダウンロードが開始されると、時間帯外となってもダウンロード終了までダウンロー
ドは継続します。
ダウンロード中にエラーとなった場合、ダウンロードは終了し、次回のタイミング
でダウンロードを再開します。
ソフトウェアの新着確認では、ソフトウェアおよびパッチの新着確認を行います。
なお、CTでの新着ソフトウェアの確認は、1回だけとなります。
以下の状態の場合や操作を行った場合で、再度新着ソフトウェアの確認を行う場合
は、再度ソフトウェアを登録し直す必要があります。
・ソフトウェアのダウンロードが失敗した場合
・ソフトウェアダウンロード画面を起動した場合
[ソフトウェアダウンロード後
に自動実行する権限の指
定]
ソフトウェアダウンロード後に自動実行する権限を指定します。
・ ログオンユーザー権限
・ サービス権限
・ 指定したユーザー権限
- ユーザーID:
256文字以内の半角英数字記号を指定してください。半角空白のみは指定
不可です。
ドメイン名の指定は必要ありません。
Windowsにログオンしているユーザー環境(ドメインにログオン、ローカルに
ログオン)に応じて、自動実行を行います。
- パスワード:
256文字以内の半角英数字記号を指定してください。
注意
- ソフトウェアの自動ダウンロードは、[ソフトウェアダウンロード後に自動実行する権限の指定]によって以下の動作をします。
- サービス権限
CTは画面に何も表示せずに、自動的にソフトウェアの実行を行います。
- ログオンユーザー権限・指定したユーザー権限
これらの権限のソフトウェアは、以下の場合に自動ダウンロードを行います。
- Windowsログオン時
- 前日にPCをスタンバイとし、次の日にスタンバイから復帰した時
- 409 -
- ソフトウェアダウンロード画面を開いた時
- 指定時刻にWindowsログオンしているユーザーがいる場合
指定時刻にWindowsログオンしているユーザーがいない場合は、自動ダウンロードを行いません。
また、指定時刻にWindowsログオンしているユーザーがいる場合は、最初に一度“ソフトウェアのダウンロードを開始しま
す。”ダイアログメッセージを表示します。
ダイアログメッセージに応答した後、「ログオンユーザー権限」および「指定したユーザー権限」のソフトウェアをすべて実
行します。
ダイアログに応答しないまま放置した場合は、指定時刻の終了時刻になると自動的にダイアログを閉じ、ダウンロードを
キャンセルします。
指定時刻の実行の場合、Windowsログオン時のソフトウェアの実行と異なり、ユーザーが画面を見ているとは限りませ
ん。そのため、ユーザーが画面を見ていない状態でソフトウェアを実行し、実行したソフトウェアが画面を表示したまま途
中で止まってしまう現象を避けるため、あらかじめダイアログメッセージを表示します。
- [ソフトウェアダウンロード後に自動実行する権限の指定]で [サービス権限]または[指定したユーザー権限]を設定した場合、
ソフトウェアの実行時に権限が変更されるため、ネットワークドライブが利用できなくなります。
- [ソフトウェアダウンロード後に自動実行する権限の指定]で[指定したユーザー権限]を設定した場合、指定する[ユーザー
名]テキストボックスには、パスワード設定を行っているユーザー名を指定してください。パスワード設定を行っていないユー
ザー名を指定した場合、ソフトウェアの配信・適用が行えません。
- [手動ダウンロードソフトウェアがあればメッセージを表示する]チェックボックスをチェックしている場合、Windowsへのログオ
ン時に、上位サーバに新しいソフトウェアが登録されていると、通知ダイアログが表示されます。通知ダイアログが表示され
ている間、セキュリティパッチの適用が行われなくなります。
そのため、CTが導入されているPCが無人PCの場合は、[手動ダウンロードソフトウェアがあればメッセージを表示する]チェッ
クボックスをチェックしないことをお勧めします。
- [ソフトウェアダウンロード後に自動実行する権限の指定]で[指定したユーザー権限]を設定し、ログオンユーザー固有の情
報を参照/更新するソフトウェアを配信した場合、ログオンしたユーザーと実行したユーザーが異なるため実行に失敗する
場合があります。
- ソフトウェアダウンロード画面からダウンロードして実行した場合は、ログオンユーザー権限となります。ポリシーで設定した権
限で実行する場合は、CustomPolicy.exe(カスタム設定用ポリシーの変更)で設定を行ってください。
6. [適用]ボタンをクリックします。
→ソフトウェアの配信条件が設定されます。
8.2.3 配信ソフトウェアを登録する
ソフトウェアやファイルなどのデータを、配信ソフトウェアとしてCSに登録します。登録されたソフトウェアはDSまたはCTに配信できま
す。
Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012のPCへソフトウェアを配信する場合
の注意事項については、“8.2.3.1 Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の
PCへソフトウェア配信する場合の注意事項”を参照してください。
配信するソフトウェアを登録します。
手順は、以下のとおりです。
- 410 -
1. メインメニューにログインして[配信]をクリックし、[ソフトウェアの配信]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
各ボタンの動作は以下のとおりです。
ボタン名
説明
[最新の情報に更新]ボタン
最新の情報に更新します。
[配信用ソフトウェアグループの追加]ボタン
配信するソフトウェアのグループを作成します。
[配信用PCグループの追加]ボタン
配信用のPCグループを作成します。
[適用]ボタン
チェック状態を保存します。
- 411 -
2. [配信用ソフトウェアグループの追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [配信ソフトウェアの設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
各ボタンの動作は以下のとおりです。
ボタン名
[最新の情報に更新]ボタン
説明
最新の情報に更新します。
- 412 -
ボタン名
説明
[配信ソフトウェアの追加]ボタ
ン
サポートセンターで定義されていないユーザー独自のソフトウェアを配信したい場合
に本ボタンをクリックします。
[OK]ボタン
指定した設定内容を保存します。
[キャンセル]ボタン
指定した設定内容を破棄します。
4. 画面左側のフィールドで、[ソフトウェア]配下を選択します。
→画面右側のフィールドに選択したソフトウェアが表示されます。
ソフトウェア一覧フィールドの説明は以下のとおりです。
項目
[絞り込む]ボタン
説明
ソフトウェア一覧の表示内容を絞り込みます。
“a”には、絞り込む対象を選択します。選択対象は、それぞれの項目名、「OS名」、
「OS種別」です。なお、OS種別はセキュリティパッチのみ指定可能です。
“b”、“c”には、“a”で指定した絞込み対象の条件を指定します。
・ “a”にそれぞれの項目名または「OS名」を選択した場合
- “b”には、絞り込む文字列を指定します。文字列は部分一致の指定が可能
です。
なお、“a”が「OS名」の場合は“b”に「Windows」やエディションを含まない文
字列を指定してください。(「Windows」やエディションを指定しても絞り込む
ことはできません)
- 413 -
項目
説明
- “c”には、「含む」または「含まない」のどちらかを選択します。
・ “a”に「OS種別」を選択した場合
“b”には、「クライアント」または「サーバ」のどちらかを選択します。
[登録状況]
CS上のソフトウェアの登録状況を把握できます。
:登録完了
:登録中
:登録に失敗しました。(注)
アイコンがない場合は、ソフトウェアが登録されていないことを意味します。
注)“表8.1 配信ソフトウェアの登録状況/配信準備状況のメッセージ”が表示されます。
表8.1 配信ソフトウェアの登録状況/配信準備状況のメッセージ
メッセージ
説明
対処
canceled by service stopped
サービス停止により登録処理を中断
エラーとなっているソフトウェアを削
除してから、ソフトウェアを再度登録
してください。
failed to download software
DSがソフトウェアのダウンロードに失
敗
DSで以下の内容を確認してくださ
い。
・“ソフトウェア格納ディレクトリ”に指
定したディスクの空き容量が不足し
ていないか(注)
・ディスクのボリュームにエラーがな
いか
上記内容を確認しても問題が解決し
ない場合は、ログを採取して技術員
に連絡してください。
failed to get software information
from database
データベースからソフトウェアの情報
の取得に失敗、または、データベース
からソフトウェアの配信先情報の取得
に失敗
CSで以下の内容を確認してくださ
い。
・Symfowareサービスが起動してい
るか
・システム仮想メモリ不足は発生して
いないか
・システムが高負荷状態でないか
・ディスクのボリュームにエラーがな
いか
上記内容を確認した後、メインメ
ニューから再度操作を行ってくださ
い。
同じメッセージが表示される場合は、
ログを採取して技術員に連絡してく
ださい。
failed to regist software
ソフトウェアまたはダウンロードしたパッ
チの登録に失敗
DSで以下の内容を確認してくださ
い。
・“ソフトウェア格納ディレクトリ”に指
定したディスクの空き容量が不足し
ていないか(注)
・ディスクのボリュームにエラーがな
いか
上記内容を確認しても問題が解決し
- 414 -
メッセージ
説明
対処
ない場合は、ログを採取して技術員
に連絡してください。
failed to store a software
ソフトウェアの格納に失敗
CS/DSで以下の内容を確認してくだ
さい。
・“ソフトウェア格納ディレクトリ”に指
定したディスクの空き容量が不足し
ていないか(注)
・ディスクのボリュームにエラーがな
いか
上記内容を確認しても問題が解決し
ない場合は、ログを採取して技術員
に連絡してください。
upload file is not found
アップロードファイルの取得に失敗
CS/DSで以下の内容を確認してくだ
さい。
・メインメニューからソフトウェアのアッ
プロードを行ったか
・“ソフトウェア格納ディレクトリ”に指
定したディスクの空き容量が不足し
ていないか(注)
・ディスクのボリュームにエラーがな
いか
上記内容を確認した後、メインメ
ニューから再度操作を行ってくださ
い。
同じメッセージが表示される場合は、
ログを採取して技術員に連絡してく
ださい。
注)“ソフトウェア格納ディレクトリ”は、CustomPolicy.exe(カスタム設定用ポリシーの変更)で確認できます。
5. ソフトウェア名のリンクをクリックすると、詳細情報を設定できます。
以下の画面が表示されます。
- 415 -
6. 以下の情報を定義します。
ソフトウェアの情報
本項目は、ユーザー定義のソフトウェアの場合のみ設定できます。
項目
説明
[名称]
配信するソフトウェア名を、256バイト以内の全角または半角文字で指定します。
本項目を省略することはできません。
[バージョン]
バージョンを14バイト以内で指定します。
[備考]
備考を入力します。全角128文字以内、半角256文字以内で入力します。
[ソフトウェア辞書グループ
名]
ユーザー定義の中から追加したいソフトウェア辞書グループ名を選択します。
配信するソフトウェア
項目
[ファイル]
(注1) (注3)
説明
配信するソフトウェアを登録します。
・ 単一ファイル
ファイルを登録する際に指定します。1ファイルを登録する場合にこちらを指定し
ます。
・ 圧縮ファイル
圧縮したファイルを登録する際に指定します。登録した圧縮ファイルはCTで自
動的に展開されます。
リストの横の入力フィールドには、リストで指定した対象物を指定します。
リストで「圧縮ファイル」を選択した場合は、サーバに登録する際に拡張子が「zip」で
あることをチェックします。
なお、パスワード付きのzipファイルは登録できません。
「アップロード」ボタンを押すと、指定したファイルをサーバに登録します。
「削除」ボタンを押すと、登録したソフトウェアをサーバから削除します。
登録されている状態で、再度ファイルを指定して[アップロード]ボタンを押すと、上書
きで登録されます。
[ファイルを実行する]
(注2)
配信後にファイルを実行したい場合にファイルを指定します。
・ 配信後実行ファイル
サーバに登録したファイルから実行可能なファイルをリストで表示します。
実行可能なファイルとして認識する拡張子は以下となります。
「exe」、「bat」、「msi」、「vbs」、「wsf」
実行可能ファイルが存在しない場合、または登録直後は「なし」となります。
配信後実行ファイルで実行可能なファイルを選択すると以下の項目が設定可能とな
ります。
・ 実行ファイルの起動から終了までに必要な時間
配信後実行ファイルで指定したファイルの起動から終了までに必要な時間を0~
600の秒単位で指定します。省略できません。
・ 実行(インストール)に必要なサイズ
- 416 -
項目
説明
配信後実行ファイルで指定したファイルの実行(インストール)に必要なディスク
のサイズを30桁以内の数値(単位:キロバイト)で指定します。 この項目は、CTで
ソフトウェアをダウンロードする時に目安となる値を指定してください。
[自動で削除する]
CTでソフトウェアをダウンロードした後、ダウンロードしたソフトウェアを自動的に削除
したい場合にチェックします。
ダウンロードから何日後にソフトウェアを削除するかを1 から 366 までの数値(日数)で
指定してください。自動で削除を行う場合は日付を省略することはできません。
[CTでのダウンロード方法]
登録するソフトウェアを、CTに自動でダウンロードするかしないかを選択します。
・ 自動
CTに自動でソフトウェアをダウンロードします。
・ 手動
CTから手動でソフトウェアをダウンロードします。
[お知らせメッセージ]
CTでソフトウェアをダウンロードする際のメッセージを4096バイト以内で指定します。
ソフトウェアダウンロード画面を使用して、選択したソフトウェアをダウンロードする際
にメッセージを表示できます。自動ダウンロードの場合は、メッセージは表示されませ
ん。
[有効期間]
CTでのソフトウェアの参照/ダウンロードを、限定した期間だけ有効にする場合に指
定します。デフォルトでは開始期間にはデフォルトとしてソフトウェアを登録した年月
日となります。開始期間の省略はできません。
[説明]
CTでのダウンロード時にソフトウェアのプロパティとして参照できる情報を1024バイト
以内で指定します。
機能、使用用途、ソフトウェア登録時の情報(登録したファイル、ダウンロード後に実
行するファイル)など、ソフトウェアに対して付加しておきたい情報を指定してくださ
い。
注1)
- 登録したソフトウェアのファイル/フォルダ属性(読み取り専用、など)は、配信後には保持されません。ファイル/フォルダ
属性の設定が必要な場合は、ダウンロード後に属性の再設定を行ってください。
- 使用中のファイルをアップロードした場合は0バイトのファイルとしてアップロードされます。0バイトでないにも関わらずアップ
ロード後に0バイトと表示された場合は、該当ファイルの使用を中止した後にアップロードしてください。
- 2GB以上のファイルをアップロードしないでください。アップロードするとブラウザの操作ができなくなります。
注2)
- [配信後実行ファイル]の格納先は、配信先がCSまたはDSの場合は、CSまたはDSインストール時に指定した[ソフトウェア格
納ディレクトリ]になります。配信先がCTで、かつ、[CTで自動ダウンロードする]を指定した場合は <DTPインストールディレク
トリ>\contentsディレクトリになります。配信されたソフトウェアのカレントディレクトリは、ソフトウェア格納先に設定されていま
す。
- [配信後実行ファイル]で実行できるプログラムは32bit用のプログラムです。配信先のWindowsが32bit版か64bit版かを区別
せずに、32bit版プログラムとして起動します。
64bit版のプログラムを起動したい場合は、[ダウンロード後実行ファイル]の中で起動するプログラムを切り分ける必要があり
ます。
注3)
「圧縮ファイル」を選択し配信後に実行する場合は、以下の内容を考慮してください。
CTでソフトウェアを実行する時は、以下の例に示すフォルダがカレントフォルダになります。そのため、バッチファイルからEXEを
実行する場合は、以下のように記述してください。
- 417 -
- 例1)
<zipファイルの構成>
フォルダを含めずにファイルを圧縮します。
x.bat
y.exe
<CTで実行する環境>
- 展開後
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\x.bat
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\y.exe
- カレントフォルダ
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>
<バッチファイルの記述例>
y.exe
- 例2)
<zipファイルの構成>
フォルダを含めてファイルを圧縮します。
FolderA\x.bat
FolderA\y.exe
<CTで実行する環境>
- 展開後
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\FolderA\x.bat
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\FolderA\y.exe
- 展開後
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>
<バッチファイルの記述例>
.\FolderA\y.exe
7. [OK]ボタンを押して、登録したソフトウェアを保存します。
ライセンスの割り当てに従ったソフトウェアの配信を行うには、割り当てた情報がCSに反映されている必要があります。ライセンス
を割り当てた情報がCSに反映されるのは、CSの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[イベント設
定]の通知スケジュールのタイミングとなります。
登録失敗時の再登録手順
メインメニューからソフトウェアを登録する場合、ディスクの容量不足により登録に失敗したときは、CS上で以下の手順にしたがって操
作してください。
1. ソフトウェアが登録できる空き領域をディスクに確保します。
2. ITBudgetMGR(INV)サービスを停止します。
3. ITBudgetMGR(INV)サービスを開始します。
4. 再度メインメニューからソフトウェアを登録します。
- 418 -
8.2.3.1 Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、
Windows Server® 2012のPCへソフトウェア配信する場合の注意事項
Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012のPCへソフトウェアの自動ダウンロー
ドを行う場合は、登録されたソフトウェアにより以下の注意事項があります。
・ ソフトウェア配信/適用するプログラムは、Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server®
2012に対応したプログラムであることを確認してください。ソフトウェア実行時にエラーになる場合や、プログラムがWindows
Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012上で動作しないことが考えられます。配信
するソフトウェアの仕様を確認してください。
・ ソフトウェアを実行するプログラムの名前に“setup”または“patch”を含む場合は、権限昇格(UAC)画面が表示されます。プログラム
の名前に上記の名称を含まないことを確認してください。
・ 指定したユーザー権限でソフトウェアを実行する場合、権限昇格(UAC)画面が表示される場合があります。ソフトウェアを実行する
場合は、サービス権限で実行してください。
・ サービス権限でのソフトウェア実行で画面表示を行うためには、Windowsのサービス「Interactive Services Detection」が起動してい
る必要があります。
画面表示が不要となるようにソフトウェアを作成するか、あらかじめサービスを起動した環境で運用してください。
8.2.4 配信先を設定する
ソフトウェアの配信先を設定します。
1. 配信用ソフトウェアグループを作成する
2. 配信用PCグループを作成する
3. 配信用ソフトウェアグループと配信先を関連づける
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインして[配信]をクリックし、[ソフトウェアの配信]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
この画面での、各ボタンの意味は以下のとおりです。
- 419 -
ボタン名
説明
[最新の情報に更新]ボタ
ン
配信準備状況が最新の情報に更新されます。
[配信用ソフトウェアグルー
プの追加]ボタン
配信するソフトウェアのグループを作成します。
[配信用PCグループの追
加]ボタン
配信用のPCグループを作成します。
[適用]ボタン
現在表示している情報を保存します。
配信用ソフトウェアグループを追加する
配信用ソフトウェアグループを追加します。
手順は、以下のとおりです。
1. [ソフトウェアの配信]画面で、[配信用ソフトウェアグループの追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 以下の情報を入力します。
項目
[配信用ソフトウェアグルー
プ名]
説明
配信するソフトウェアのグループ名を指定します。
グループ名を全角30文字、半角60文字までで入力します。指定可能文字は、英数
字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、次の半角記号です。
(「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」)
- 420 -
3. 画面左側のツリーでソフトウェアを選択します。
→画面右側にソフトウェア一覧が表示されます。
4. 配信用ソフトウェアグループに登録するソフトウェアにチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
ポイント
配信用ソフトウェアグループの変更と削除
配信用ソフトウェアグループ名を追加後、配信用ソフトウェアグループの変更と削除は、以下の手順で行えます。
1. 配信用ソフトウェアグループ名を追加後、画面左下側フィールドの「配信用ソフトウェアグループ選択」に、配信用ソフトウェ
アグループが表示されます。表示された配信用ソフトウェアグループ名の右横の
除」の選択肢が表示されます。
にカーソルを合わせると、「変更」と「削
- 「変更」:配信用ソフトウェアグループの名称変更または配信用ソフトウェアグループに登録しているソフトウェアのみの
変更と削除を行いたい場合に選択します。
- 「削除」:配信用ソフトウェアグループごと削除したい場合に選択します。
2. 設定が終わったら、[OK]ボタンをクリックして完了です。
配信用PCグループを追加する
ソフトウェアの配信対象となるPCを選択し、グルーピングすることができます。
手順は、以下のとおりです。
- 421 -
1. [ソフトウェアの配信]画面で、[配信用PCグループの追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
この画面での、各ボタンの意味は以下のとおりです。
ボタン名
動作内容
PC検索
PCの検索を行います。
OK
指定した配信用PCグループの設定を保存します。
キャンセル
内容を破棄し前画面に戻ります。
2. 配信用PCグループの情報を入力します。
項目
[配信用PCグループ名]
説明
配信するPCをグループ化し、そのグループに対する名前を指定します。
グループ名を全角30文字、半角60文字までで入力します。指定可能文字は、英数
字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、次の半角記号です。
「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」
省略することはできません。
3. 配信用PCグループに所属するPCにチェックし、[OK]ボタンをクリックします。なお、コマンドモードCTのPCはチェックできませ
ん。
→グループが追加されます。
- 422 -
4. 配信用PCグループに所属しているPCを確認する場合、または設定内容を変更する場合は、[配信先一覧]から配信用PCグルー
プ名をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
この画面での、各ボタンの意味は以下のとおりです。
ボタン名
動作内容
PC検索
PCの検索を行います。
削除
指定した配信用PCグループを削除します。
OK
指定した配信用PCグループの設定を保存します。
キャンセル
内容を破棄し前画面に戻ります。
5. 設定内容を変更し、[OK]ボタンをクリックします。
- 423 -
配信用ソフトウェアグループと配信先を関連づける
1. [ソフトウェアの配信]画面の左側のフィールドで、配信したいグループを選択します。
→以下の画面が表示されます。
2. 画面右側のフィールドの[配信先一覧]で、配信したいCS/DSまたはグループにチェックします。
配信先の種類の意味は以下のとおりです。
種類
説明
[CS]
CS配下に接続されるCTに配信する場合に指定します。
[DS]
DS配下に接続されるCTに配信する場合に指定します。
[ポリシーグループ]
ポリシーグループに登録されているPCに配信する場合に指定します。
[配信用PCグループ]
配信用PCグループに登録されているPCに配信する場合に指定します。
3. [適用]ボタンをクリックします。
8.3 必要に応じて行う設定
ソフトウェアの配信で、必要に応じて以下の操作を行ってください。
・ ソフトウェアダウンロードメッセージの表示
8.3.1 ソフトウェアダウンロードメッセージを表示する
CTの[ソフトウェアダウンロード]画面にメッセージを設定することで、クライアントにダウンロードの指示などを伝えることができます。2種
類のメッセージを表示できます。
・ ソフトウェアダウンロード画面にメッセージを表示する
・ 選択したソフトウェアをダウンロードする際にメッセージを表示する。
それぞれのメッセージについて、以下に説明します。
- 424 -
ソフトウェアダウンロード画面にメッセージを表示する
CTの[ソフトウェアダウンロード]画面を表示します。[ソフトウェア]を選択すると、メッセージは画面の右側のフィールドに表示されます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
2. [オプション]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [ソフトウェアダウンロードの設定]の[ダウンロードメッセージ]を入力します。
CTでのソフトウェアのダウンロード時に表示するメッセージを4096バイト以内で指定します。
ここで指定したメッセージは、CTのソフトウェアダウンロード画面でグループ一覧の「ソフトウェア」を選択した場合、ソフトウェア一
覧に表示されます。
4. [適用]ボタンをクリックします。
選択したソフトウェアをダウンロードする際にメッセージを表示する
CTの[ソフトウェアダウンロード]画面を表示します。
- 425 -
ダウンロードするソフトウェアを選択し、メニューの[ファイル]-[ダウンロード]を選択すると、メッセージが表示されます。
手順は、以下のとおりです。
1. “8.2.3 配信ソフトウェアを登録する”を参考にソフトウェアの登録を行います。
2. [配信]-[ソフトウェアの配信]-[ソフトウェアの配信-詳細情報]画面で、表示するメッセージの設定を行います。
3. [お知らせメッセージ]にメッセージを入力し、[ソフトウェアダウンロード画面から手動でダウンロードする場合に表示する]にチェッ
クします。
- 426 -
4. [OK]ボタンをクリックします。
8.4 運用
ソフトウェア配信の運用では、登録したソフトウェアが各サーバへ正常に配信されたかを確認します。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインして[配信]-[ソフトウェアの配信]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 427 -
2. 画面左側のフィールドで配信用ソフトウェアグループを選択します。
→画面右側のフィールドに[ソフトウェア一覧]と[配信先一覧]が表示されます。
3. [ソフトウェア一覧]フィールドで、ソフトウェアごとの配信状況を確認します。
[配信準備状況]欄のアイコンの意味は以下のとおりです。
アイコン
説明
配信先に対して該当ソフトウェアの配信が完了しました。
配信先に対して該当ソフトウェアの配信中です。
配信先に対して該当ソフトウェアの配信に失敗しました。
なし
配信先がありません。
4. [配信先一覧] フィールドで、配信先ごとの配信状況を確認します。
[配信準備状況]欄のアイコンの意味は以下のとおりです。
アイコン
説明
該当ソフトウェアの配信が完了しました。
該当ソフトウェアの配信中です。
該当ソフトウェアの配信に失敗しました。
なし
配信対象ではありません。
- 428 -
第9章 ディスクを消去する
本章では、PCのディスクを消去する方法について説明します。
9.1 ディスク消去の流れ
PCのディスクを消去する場合、ディスク消去対象PCを把握し、ハードディスクの消去方法を決定して、グループごとに管理します。
以下に、ディスク消去の全体の流れを示します。
ディスク消去計画
上記流れ図において、「管理者の操作」としてピンクで表示した部分が、ディスク消去計画です。
管理者は、ディスク消去対象となるPCを検索し、ディスク消去対象PCの絞り込みを行います。検索結果をもとにPCをグループ化し、
ディスク消去PCグループとして登録します。
ディスク消去実行
上記流れ図において、「クライアントの操作」として水色で表示した部分が、ディスク消去実行です。
ディスク消去対象となったPCを所有する部門の管理者、またはディスク消去対象PCのユーザーが、ハードディスクの消去を行います。
ディスク消去コマンドをダウンロードし、ディスク消去処理用ディスクを作成します。このメディアを使用して、ディスクを消去します。消去
されたことを証明するディスク消去レポートをもとに、ディスク消去結果をアップロードします。
ディスク消去実行の詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド クライアント編”を参照してください。
- 429 -
ディスク消去情報管理
上記流れ図において、「管理者の操作」として黄緑色で表示した部分が、ディスク消去情報管理です。
ディスク消去結果のアップロードに失敗した場合、管理者は、該当PCのディスク消去完了設定を行います。
管理者は、全PCのディスク消去が完了し、ディスク消去PCグループが不要になった場合、ディスク消去PCグループを削除します。ディ
スク消去PCグループの削除では、グループ情報だけ削除されます。
また、ディスク消去対象PCに関する詳細情報は、CSV形式のファイルに出力できます。
9.2 設定
ディスク消去PCの管理は、ディスク消去PCグループ単位で行います。このため、ディスク消去PCグループに関して、各設定(登録、削
除、グループ内PCのディスク消去完了の設定)を行います。
操作は、管理者が、メインメニューで行います。
ディスク消去PCグループを追加する
ディスク消去対象のPCは、同類項でグループを作成し、そのグループ単位で管理します。ディスク消去対象となるPCを検索し、各グ
ループに登録します。
注意
ディスク消去PCグループに登録するPCが、以下の条件を満たす場合は、注意が必要です。
・ 今回のディスク消去対象PCで使用されているユーザーIDおよびPC名が、以前にディスク消去したPCで使用されていたユーザー
IDおよびPC名と同じであるとき。
上記の場合は、再構築前のディスク消去PCが所属するディスク消去PCグループを削除してください。削除していない場合は、ディ
スク消去PCグループ登録時に、今回登録しようとするPCのチェックポックスがグレーで表示され、登録できません。
手順は、以下のとおりです。
- 430 -
1. メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
2. [追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 部門を選択する場合は[部門選択]ボタンをクリックし、ディスク消去PCが所属する部門を選択します。
- 431 -
4. 検索対象となるPCの条件を入力し、[検索]ボタンをクリックします。
→検索結果が表示されます。
チェックボックスが無効化されているPCは、すでに他のディスク消去PCグループに所属していることを意味します。したがって、
現在設定しているディスク消去PCグループには所属させることができません。
5. 以下の値を設定します。
項目名
説明
ディスク消去PCのグループ名を全角30文字、半角60文字まで
で指定します。
[グループ名]
指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、
次の半角記号です。
「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」
省略することはできません。
備考を入力します。全角128文字以内、半角256文字以内で入
力します。
[備考]
[消去モー
ド]
[消去理由]
標準モード
(推奨)
富士通標準パターンで消去します。
高速モード
消去対象のハードディスクの先頭セクタから最終セクタまでを、
1度だけ、0で上書きします。
NSA標準
モード
NSA標準(米国国防総省NSA規格)で消去します。
DoD標準
モード
DoD標準(米国国防総省規格)で消去します。
消去対象のハードディスクの先頭セクタから最終セクタまでを、
乱数で上書きしたあと、0で上書きします。
消去理由を以下から選択します。
・ 遊休中
・ 故障中
- 432 -
項目名
説明
・ 返却対象
・ 廃棄対象
・ その他
6. ディスク消去PCグループに登録するPCのチェックボックスをチェックします。
7. [OK]ボタンをクリックします。
ディスク消去PCグループに登録したPCは、ディスク消去PCグループから削除できません。削除する場合は、ディスク消去PCグ
ループごと削除してください。
ディスク消去完了を設定する
クライアントが、メインメニューの[ディスク消去管理]-[ディスク消去結果アップロード]で、ディスク消去結果のアップロードを行っていな
い場合でも、管理者の判断で、PCのディスク消去を設定できます。ディスク消去結果のデータ形式が不当で、アップロードに失敗した
場合にも使用できます。
ディスク消去扱いとして設定されたPCのライセンス情報、およびインベントリ情報の削除については、管理者が指定します。
注意
ディスク消去完了設定を行ったPCと同一のユーザーID・PC名を使用して新たにPC構築・管理する場合には注意が必要です。
ディスク消去完了設定したPCのディスク消去結果をアップロードする前に、ディスク消去完了設定を行ったPCと同一のユーザーID・PC
名を使用して新たにPC構築・管理すると、ディスク消去結果アップロードにより新たなPCのインベントリ情報は削除され、管理対象から
外れます。
削除された場合は、手動でインベントリ収集を行い、再度ライセンス管理などの管理作業を行ってください。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
- 433 -
2. ディスク消去完了設定するPCが所属するディスク消去PCグループのリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 必要に応じて、[ライセンス情報およびインベントリ情報を削除する]チェックボックスをチェックします。チェックした場合は、選択
したすべてのPCに対して有効となります。
4. ディスク消去完了設定するPCのチェックボックスをチェックします。
なお、ディスク消去完了が設定できるPCは、ディスク消去未完了のPCのみです。その他のPCについてはチェックボックスが無効
化されます。
5. [OK]ボタンをクリックします。
→ディスク消去完了設定されます。
[ライセンス情報およびインベントリ情報を削除する]チェックボックスをチェックしなかった場合の対処
[ライセンス情報およびインベントリ情報を削除する]チェックボックスをチェックせずにディスク消去完了設定を行った場合、あとでライ
センス情報およびインベントリ情報を手動で削除するには、以下の手順で行います。
1. メインメニューの[PC情報]で、該当PCを検索します。
2. 検索結果から該当PCを選択し、削除します。
手順の詳細については、“3.1.8 インベントリ情報を削除する”を参照してください。
ディスク消去PCグループを変更する
ディスク消去PCグループの変更を行います。グループ情報の変更、およびPCの追加登録が可能です。
手順は、以下のとおりです。
- 434 -
1. メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
2. 変更したいディスク消去PCグループ名のリンクを選択します。
→以下の画面が表示されます。
ディスク消去PCグループ名、備考を変更します。
- 435 -
3. PCを追加登録したい場合は[PC検索]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. ディスク消去PCグループに追加登録するPCのチェックボックスをチェックします。
5. [OK]ボタンをクリックします。
ディスク消去PCグループを削除する
ディスク消去PCグループの削除を行います。グループに所属していた各PCのライセンス情報、およびインベントリ情報については削
除されません。
- 436 -
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
2. 削除するディスク消去PCグループのチェックボックスをチェックし、[削除]ボタンを選択します。
→削除確認のメッセージが表示されます。
9.3 運用
ディスク消去対象PCのディスク消去状況、詳細情報、インベントリ情報を参照できます。詳細情報は、CSV形式のファイルに保存でき
ます。
ディスク消去状況を確認する
ディスク消去対象としてグループに登録されているPCが、現在どのようなディスク消去状況であるかを確認できます。
確認方法を以下に示します。
- 437 -
1. メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
2. 状況を確認したいPCが所属するディスク消去PCグループ名のリンクを選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [所属PC一覧]タブをクリックして、以下のアイコンが表示されている列を参照します。
: ディスク消去結果のアップロードにより、ディスク消去の状態が完了に設定されたPC
: ディスク消去結果のアップロードにより、ディスク消去の状態が完了に設定されたPC(一部不良セクタがある場合)
: メインメニューからディスク消去の状態が完了に設定されたPC
- 438 -
: ディスク消去の状態が完了に設定されていないPC
PCのディスク消去結果がアップロードされたとき、自動的に、ライセンス情報、インベントリ情報が削除されます。ディスク消去完
了設定を行った場合は、管理者がライセンス情報、インベントリ情報を削除します。
ディスク消去PC情報をCSV出力する
ディスク消去PCの詳細情報の一覧をCSV形式のファイルに保存できます。これにより、ディスク消去PCの登録状況やディスク消去完
了状態が確認できます。
手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
- 439 -
2. [CSV出力]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 画面に従い、ディスク消去PC一覧情報をCSV形式のファイルに出力します。
ディスク消去PC一覧情報の詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“ディスク消去PC一覧情報ファ
イル”を参照してください。
インベントリ情報を参照する(ハードウェア情報・リース契約情報)
ディスク消去対象PCについて、PC情報を参照できます。ただし、クライアントによってディスク消去結果がアップロードされたあとは、イ
ンベントリ情報が消去されているので、インベントリ情報は参照できません。
手順は、以下のとおりです。
- 440 -
1. メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
2. インベントリ情報を参照したいPCが所属するグループ名のリンクを選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. 該当PCのリンクを選択します。
→PC情報が表示されます。
- 441 -
インベントリ情報が存在しない場合は、表示されません。
- 442 -
第10章 スマートデバイスを管理する
スマートデバイスの管理方法について説明します。
10.1 インベントリ情報を同期する
10.1.1 インベントリ情報の同期方法
インベントリ情報は自動で同期しますが、任意のタイミングでのインベントリ情報の同期もできます。
・ 任意のタイミングでインベントリ情報を同期する場合は、起動時の画面でメニューボタンをタップ(またはクリック)し、オプションメ
ニューの下部に表示される「今すぐ同期する」ボタンをタップしてください。
・ 同期を行っている間は、「現在の状態」の表記が変わります。「今すぐ同期する」ボタンはグレーアウトされ、タップできません。
- 443 -
10.1.2 スマートデバイス用CTの動作状況の確認
以下の画面により、スマートデバイス用CTの動作状況を確認することができます。
・ スマートデバイス用CTの動作状況は、スマートデバイス用CT起動時の画面で確認できます。
表示項目の内容を以下に示します。
項目
説明
現在の状態
スマートデバイス用CTの動作状況を表示します。同期を行っている間、この表示が変わります。
詳細は、“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレンスマニュアル”の“メッセージ一覧”を参照
してください。
最終同期
最後にSSと同期した日時を表示します。
同期が実施されていない場合は「なし」と表示されます。
次回同期予定
次回にSSと同期する日時を表示します。
[今すぐ同期する]ボタン
このボタンをタップするとSSと同期します。
10.2 収集したインベントリ情報を参照する
Systemwalker Desktop Patrolのメインメニューから、スマートデバイスで収集したインベントリ情報を参照することができます。システム管
理者でログインした場合のみ参照可能です。
参照できる情報は、以下のとおりです。
・ スマートデバイス情報
・ アプリケーション情報
- 444 -
スマートデバイス情報
1. メインメニューにログインし、[資産管理]-[スマートデバイス]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
スマートデバイス情報を削除する場合は、本画面で削除したいスマートデバイス情報のチェックボックスをチェックし、画面右上
の[削除]ボタンをクリックして削除してください。
[表示項目設定]ボタンをクリックすると、スマートデバイス一覧に表示されている項目に対して、表示する項目や表示順の変更が
できます。
- 445 -
2. スマートデバイス一覧のユーザーIDのリンクを選択してクリックします。
→選択したユーザーIDの詳細情報が、右側のフィールドに表示されます。詳細情報の画面を閉じる場合は、右上にある[×]ボ
タンをクリックしてください。
詳細情報には、スマートデバイスから収集した以下のインベントリ情報を表示します。
情報
項目(項目名)
CTバージョン
収集日時
ユーザーID
CT情報
説明
例
備考
スマートデバイス用CT
のバージョン
1.0.0
収集日時
2012/04/01
12:34;56
CT側で設定している
ユーザーID
Fujitsutaro
ユーザーIDが省略され
ていた場合、本項目は
「MobileUser」固定とな
ります。
ユーザー管理に登録
されたユーザーIDに対
するユーザー名
富士通太郎
ユーザー管理に登録さ
れていないユーザーID
の場合、本項目は空と
なります。
ユーザー名
また、本項目は詳細情
報でのみ確認可能で
す。
ユーザーIDが所属す
る部門
管理対象/部門A
部門
OS情報
OS名
部門に所属していない
ユーザーIDの場合、本
項目は空となります。
また、本項目は詳細情
報でのみ確認可能で
す。
OSの種別+バージョン
- 446 -
Android 2.3.5
情報
ハードウェア情
報
Wi-Fi情報
項目(項目名)
例
ビルド番号
OSのビルド番号
V27R29F
Android ID
Google Playで利用す
る端末固有のID
a123a45de6789012
国、地域
利用している国や地域
(タイムゾーン)
Asia/Tokyo
言語
利用言語
ja_JP
ブランド名
キャリア、メーカ名
DOCOMO
IMEI
国際移動体装置識別
番号(端末識別番号)
123456789012345
電話番号
ハイフンの入らない電
話番号
09000000000
クロック数
クロック数
1.0GHz
ネイティブコードの
命令セット
armeabi-v7aなどCPUABI順
armeabi-v7a
メモリサイズ
メモリサイズ
768MB
メーカ名
製造者名
FUJITSU
モデル名
モデル名
T-01D
画面解像度
画面解像度
720x1280
画面リフレッシュ
レート
画面リフレッシュレート
68.0
全体容量(SDカー
ド)
SDカードの全体容量
1.83GB
空き容量(SDカー
ド)
SDカードの空き容量
241MB
ホスト名
ホスト名
mobile-01
MACアドレス
MACアドレス
11:22:33:44:55:66
IPアドレス
IPアドレス
サブネットマスク
サブネットマスク
255.255.255.0
デフォルトゲート
ウェイ
デフォルトゲートウェイ
111.222.333.1
DHCPサーバ
DHCPサーバ
111.222.333.1
DNSサーバ1
DNSサーバ1
111.222.333.1
DNSサーバ2
DNSサーバ2
0.0.0.0
アカウント種別
アカウント名に対する
種別
com.google
アカウント名
端末に登録されている
アカウントの名称(通常
はgmailのメールアドレ
ス)
[email protected]
m
アプリケーション名
アプリケーション名
アプリA
パッケージ名
パッケージ名
jp.android.apla
バージョン
バージョン
1.0.0
アカウント情報
アプリケーション
情報
説明
111.222.333.444
- 447 -
備考
IPv6のIPアドレスは表示
されません。
本項目は詳細情報での
み確認可能です。
本項目は詳細情報での
み確認可能です。
アプリケーション情報
1. サブメニューの[アプリケーション情報]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
該当台数は、パッケージ名で集計した結果です。
- 448 -
2. 該当台数のリンクを選択してクリックします。
→該当するアプリケーションのスマートデバイス一覧を表示します。
- 449 -
第11章 資産を台帳で管理する
本章では、資産を台帳で管理する方法について説明します。
11.1 管理台帳の設定を行う
管理台帳の設定方法について説明します。
管理台帳の運用を行う前に、以下の設定を行います。
・ “11.1.1 契約期限切れ通知の設定を行う”
・ “11.1.2 機器情報の登録設定を行う”
・ “11.1.3 セキュリティ監査の設定を行う”
・ “11.1.4 履歴管理の設定を行う”
・ “11.1.5 資産区分名称を設定する”
・ “11.1.6 画面項目名を設定する”
・ “11.1.7 他製品情報反映の設定を行う”
11.1.1 契約期限切れ通知の設定を行う
Systemwalker Desktop Patrolで管理する機器(PCおよび什器)の契約情報として、[契約分類]に[リース]、[レンタル]、または[保守]が
設定されている機器について、以下の場合に契約期限切れの通知を行うことができます。
・ 設定された[契約終了日]に近づいている機器がある場合(契約期限予告通知)
・ 設定された[契約終了日]が過ぎている機器がある場合(契約期限切れ警告)
契約期限切れの通知を設定する手順は、以下のとおりです。
本設定は、システム管理者が行ってください。部門管理者は[アラーム監視を実施しない]にチェックを入れ、アラーム監視を実施しな
いでください。
1. CSのスタートメニューから、[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[管理台帳の設定]を選択します。
→[管理台帳の設定]画面が表示されます。
- 450 -
2. [契約期限切れ通知の設定]タブを選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. 契約期限切れ通知の条件や内容を設定します。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
説明
[アラーム監視を実
施しない]
契約期限切れ通知を行わない場合に選択します。
[アラーム監視を実
施する]
(初期値)
契約期限切れ通知を行う場合に選択します。ただし、[メール環境の設定]
タブでの設定が完了していないと選択できません。
選択して[OK]ボタンをクリックした場合、Windowsのタスク機能に、契約期
限切れ通知用の以下のタスクが登録されます。
・ 名前:SWDTPAS_AlarmW.job
・ 動作権限:システムアカウント
契約期限切れ通知の動作については、後述する“契約期限切れ通知の
動作”を参照してください。
[スケジュール設定]
[アラーム監視を実施する]を選択した場合に設定します。
アラーム監視を実施する日として、[週単位]または[月単位]を選択します。
初期値は[月単位]です。
[週単位]を選択すると、曜日のチェックボックスをチェックできるようになり
ます。
[月単位]を選択すると、[実行日]を指定できるようになります。なお、[実行
日]として、設定した月に存在しない日を指定した場合、その月はアラーム
監視が行われません。そのため、月末に実行させる場合は、各月の1日の
0時0分に実行する運用を検討してください。
- 451 -
項目名
説明
[月単位]を選択している場合、初期値は[1日]で、開始時間は現時刻とな
ります。
また、アラーム監視を開始する[開始時刻]を設定します。
[○日前になった場
合に契約期限予告
を通知する]
契約期限の予告を、[契約終了日]の何日前に行うか設定します。30日前、
60日前、90日前、または180日前から選択できます。
[メールテンプレート
の編集]
初期設定された通知内容を編集するときに、以下を選択して[編集]ボタン
をクリックします。
初期値は、30日前です。
・ [契約期限予告通知メール]
・ [契約期限切れ警告メール]
メールテンプレート編集の詳細については、後述する“メールテンプレート
の編集”を参照してください。
→情報が設定されます。
契約期限切れ通知の動作
契約期限切れ通知は、以下の情報を元に動作します。
・ 契約終了日
契約情報に設定されている契約の終了日です。
・ 起動日
CSを起動し、アラーム監視をスケジュール設定した条件で起動した日付です。
・ 事前通知日
前述した手順で設定した[日前になった場合に契約期限予告を通知する]の情報です。
上記情報を元にした動作は、以下のとおりです。
動作条件
動作内容
[契約終了日] > [起動日]+[事前通知日]
契約期限切れ通知は動作しません。
[契約終了日] = [起動日]+[事前通知日]
[契約期限予告通知メール]を通知します。
[起動日] < [契約終了日] < [起動日]+[事前通知日]
[契約期限予告通知メール]の通知状況によって異なり
ます。
・ 未通知の場合
[契約期限予告通知メール]を通知します。
・ 通知済みの場合
契約期限切れ通知は動作しません。
[契約終了日] = [起動日]
[契約期限切れ警告メール]を通知します。
[契約期限予告通知メール]は通知しません。
[契約終了日] > [起動日]
[契約期限切れ警告メール]の通知状況によって異なり
ます。
・ 未通知の場合
[契約期限切れ警告メール]を通知します。
・ 通知済みの場合
契約期限切れ通知は動作しません。
- 452 -
メールテンプレートの編集
[環境構築]画面の[契約期限切れ通知の設定]タブを選択した画面でメールテンプレートを選択し、[編集]ボタンをクリックすることで、
以下の画面が表示されメールテンプレートを編集できます。
項目名
[件名]
説明
契約期限切れ通知する際のメールの件名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、256バイトまで設定でき
ます。
256バイトを超えた場合、送信時エラーとなります。
[メール本文]
契約期限切れ通知する際のメールの本文を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、2048バイトまで設定でき
ます。
2048バイトを超えた場合、超えた分は削除されます。
メールテンプレートを編集する場合は、上記情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
なお、初期値としては、以下の情報が設定されています。
・ 契約期限予告通知メール
【件名】
契約期限予告通知
【メール本文】
以下の契約は契約の終了日が近づいています。契約の継続または解約の手続きの準備をお願い
します。
通知日時:[$date]
$value
・ 契約期限切れ警告メール
- 453 -
【件名】
契約期限切れ警告
【メール本文】
以下の契約の契約期間は終了しました。契約の継続または解約の手続きをお願いします。
警告日時:[$date]
$value
上記「$date」および「$value」には、可変情報が設定されます。
「$date」には、通知または警告を行った日時が設定されます。
「$value」には、契約情報として[契約分類]、[契約No.]、[契約終了日]、および[契約機器数]が設定されます。
11.1.2 機器情報の登録設定を行う
Systemwalker Desktop Patrolでは、機器(PCおよび什器)に資産管理番号を設定して管理します。
資産管理番号は、機器情報の登録時に入力必須となりますが、後述する手順により、入力を省略して自動的に設定することもできま
す。
資産管理番号の登録方法を設定する手順は、以下のとおりです。
本設定は、システム管理者が行ってください。部門管理者は設定する必要はありません。
1. CSのスタートメニューから、[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[管理台帳の設定]を選択します。
→[管理台帳の設定]画面が表示されます。
- 454 -
2. [機器情報の登録設定]タブを選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. 機器情報の資産台帳への登録方法を設定します。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
[資産管
理番号
の自動
採番]
[自動採番を行う]
説明
機器情報を登録する場合に、資産管理番号を自動的に設
定するときに選択します。
自動採番する資産管理番号の先頭文字列を設定します。
先頭文字列は、バーコードの規格(Code-39)に対応した以
下の文字を6バイト以内で設定できます。
半角英字:「A」~「Z」(大文字だけ)
半角数字:「0」~「9」
半角記号:「-」、「.」、「 」(スペース)、「$」、「/」、「+」、「%」
[更新方
法]
[自動採番を行わない]
(初期値)
機器情報を登録する場合に、資産管理番号を自動的に設
定しないときに選択します。
[インベントリの情報を
優先する]
Systemwalker Desktop Patrolで収集されたインベントリ情報
を優先し、すべて反映する場合に選択します。
[管理者が設定/変更
した情報を優先する]
(初期値)
管理者が設定もしくは変更した情報を優先する場合に選択
します。
- 455 -
項目名
説明
管理者が設定もしくは変更した以下の情報については
Systemwalker Desktop Patrolで収集されたインベントリ情報
で上書きしません。
・ [ユーザーID]
・ [分類]
・ [種別]
・ [メーカ名]
・ [モデル名]
・ [シリアル番号]
・ [IPアドレス1]
・ [MACアドレス1]
・ [IPアドレス2]
・ [MACアドレス2]
・ [設置場所]
[MACアドレスも使用
して、関連付けを行
う。]
インベントリ情報と資産台帳の機器を関連付けする際に、
MACアドレスが一致した場合も同一機器として関連付けを
行います。
→情報が設定されます。
11.1.3 セキュリティ監査の設定を行う
セキュリティ監査の設定方法について説明します。
セキュリティ監査を設定するための手順は、以下のとおりです。
本設定は、システム管理者が行ってください。部門管理者は設定する必要はありません。
1. CSのスタートメニューから、[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[管理台帳の設定]を選択します。
→[管理台帳の設定]画面が表示されます。
- 456 -
2. [セキュリティ監査の設定]タブを選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. セキュリティ監査のスケジュール、および監査結果の保有期間を設定します。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
説明
[セキュリティ監査をスケジュー
ルで起動しない]
セキュリティ監査をスケジュールで実行しない場合にチェックしま
す。
[セキュリティ監査をスケジュー
ルで起動する]
(初期値)
セキュリティ監査をスケジュールで実行する場合にチェックします。
[スケジュー
ル設定]
セキュリティ監査を実施する日を設定します。
[実行日]
半角数字だけ設定できます。
[開始時刻]
セキュリティ監査を実施する時間を設定します。
[是正期間]
是正期間の日数を設定します。
0から6までの半角数字が設定できます。0日を指定した場合は、
是正期間なしとし、スケジュール設定された日だけセキュリティ監
査を実施します。
是正期間は、起動日を除く期間(日数)を指定してください。
例えば、毎月1日に起動を指定し、是正期間を5日とした場合は、
毎月1日から6日までの間起動します。
なお、実行日と是正期間が月替わりとならないように指定する必要
があります。
[監査結果の保有期間]
監査結果の保有期間を以下から選択します。
- 457 -
項目名
説明
・ 3ヶ月
・ 6ヶ月
・ 1年
初期値は、6ヶ月です。
監査結果の保有期間は、現在の月を除く期間を指定してくださ
い。例えば、保有期間を3ヶ月と設定し、現在7月15日の場合、4
月、5月、6月の監査結果が保有されます。
保有期間を越えた監査結果は、自動的に削除されます。
→情報が設定されます。
11.1.4 履歴管理の設定を行う
履歴管理の設定方法について説明します。
履歴管理の設定するための手順は、以下のとおりです。
本設定は、システム管理者が行ってください。部門管理者は設定する必要はありません。
1. CSのスタートメニューから、[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[管理台帳の設定]を選択します。
→[管理台帳の設定]画面が表示されます。
2. [履歴管理の設定]タブを選択します。
→以下の画面が表示されます。
- 458 -
3. 履歴の保有期間を設定します。
以下の情報を設定して、[OK]または[適用]ボタンをクリックします。
項目名
[保有期間]
説明
履歴管理情報の保有期間を以下から選択します。
・ 6ヶ月
・ 1年
・ 2年
・ 3年
・ 4年
・ 5年
初期値は1年です。
→情報が設定されます。
11.1.5 資産区分名称を設定する
運用時の画面に表示される[資産区分名称]の設定方法について説明します。
設定した[資産区分名称]はすべての管理画面に反映されます。なお[資産区分名称]の設定としては、以下のことが行えます。
設定操作
設定効果
追加
機器情報の登録や変更時の[資産区分名称]の値として、追加した値が選択できるように
なります。
修正
登録済みの機器に設定されている[資産区分名称]の値が、修正後の値となります。
削除
登録済みの機器に設定されている[資産区分名称]の値が空白(未設定)となります。
手順
[資産区分名称]を設定する手順は、以下のとおりです。
1. CSのスタートメニューから、[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[管理台帳の設定]を選択します。
→[管理台帳の設定]画面が表示されます。
- 459 -
2. [資産区分名称の設定]タブを選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [資産区分名称]を設定します。
以下の場合に応じて操作します。
- “追加する”
[資産区分名称]を新たに追加する場合に行います。
- “修正する”
[資産区分名称]を修正する場合に行います。
ただし、[固定資産]、[リース資産]、および[レンタル資産]については修正できません。
- “削除する”
[資産区分名称]を削除する場合に行います。
ただし、[固定資産]、[リース資産]、および[レンタル資産]については削除できません。
追加する
1. 新たに[資産区分名称]を追加します。
[追加]ボタンをクリックします。
- 460 -
→以下の画面が表示されます。
2. 追加する[資産区分名称]の名称を設定します。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
[資産区分名称]
説明
新たに追加する[資産区分名称]を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、64バイ
トまで設定できます。
→[資産区分名称]が追加されます。
修正する
1. [資産区分名称]を修正します。
修正する[資産区分名称]を選択して、[修正]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 修正後の[資産区分名称]の名称を設定します。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
[資産区分名称]
説明
修正後の[資産区分名称]を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、64バイ
トまで設定できます。
→[資産区分名称]が修正されます。
削除する
1. [資産区分名称]を削除します。
削除する[資産区分名称]を選択して、[削除]ボタンをクリックします。
- 461 -
→以下の画面が表示されます。
2. [資産区分名称]を削除します。
[OK]ボタンをクリックします。
→[資産区分名称]が削除されます。
11.1.6 画面項目名を設定する
運用時の画面に表示される項目名の設定方法について説明します。
設定した項目名はすべての管理画面に反映されます。
本機能を使用するには、「システムアカウント」の権限が必要となります。
手順
画面項目名を設定する手順は、以下のとおりです。
1. CSのスタートメニューから、[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[管理台帳の設定]を選択します。
→[管理台帳の設定]画面が表示されます。
- 462 -
2. [画面項目名の設定]タブを選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. 画面項目名を設定します。
項目名
[画面項目名の分
類]
説明
設定する画面項目名の種別を、以下から選択します。
・ [機器情報関連]
機器情報関連の項目名を表示します。
・ [固有情報関連]
機器情報の[固有情報]の項目名を表示します。
・ [契約情報関連]
契約情報関連の項目名を表示します。
[画面項目名の編集
リスト]
設定する項目名を選択して修正します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、20バイ
トまで設定できます。
→[OK]ボタンをクリックした場合、設定した情報が反映されます。
11.1.7 他製品情報反映の設定を行う
他製品から出力されるインベントリ情報のCSVファイルを資産台帳に取り込む運用を行う場合に、設定が必要となります。
設定手順については、“15.3 資産台帳への取り込み”を参照してください。
- 463 -
11.2 資産情報を台帳に登録する
管理台帳で管理する資産情報(機器情報および契約情報)を登録または変更する方法について説明します。
11.2.1 資産情報の登録/変更手順
管理台帳で管理する資産情報(機器情報および契約情報)を登録または変更するための方法や手順について説明します。
登録/変更方法
管理台帳で管理するための資産情報(機器情報および契約情報)を登録または変更するには、以下の方法があります。
ポイント
IPv6のIPアドレス情報について
IPv6のIPアドレス情報が入っているPC情報も、管理台帳へ登録/変更が可能です。
・ インベントリ情報の登録/変更
Systemwalker Desktop Patrolで収集されたインベントリ情報を、資産情報(機器情報および契約情報)として一括登録または変更
する方法となります。
この方法は、オートシンク機能と呼び、Windowsのタスク機能に以下のタスクとして登録され、毎日0時から3時間おきに自動的に動
作します。
- 名前:SWDTPAS_AutoS.job
- 動作権限:システムアカウント
対象となる機器は、Systemwalker Desktop Patrolでインベントリ情報が収集されたPCですが、Systemwalker Desktop Patrolにおい
て、すでに“廃棄完了済み”となったPCについても、“廃棄対象”として登録/変更されます。
なお、インベントリ情報と一緒に、Systemwalker Desktop Patrolの「ユーザー管理情報」、「部門管理情報」、および「ビル管理情報」
も登録/変更されます。
また、スマートデバイス用中継サーバにインベントリ情報が収集されたスマートデバイスも対象です。
- スマートデバイスのインベントリ情報の場合、スマートデバイスのOSがAndroidの機器が対象となり、管理台帳の管理項目は、
WindowsのPCとは区別して、それぞれ以下のとおりとなります。
- [分類]:スマートデバイス(固定)
- [種別]:クライアント(固定)
- [ユーザーID]:スマートデバイス用CTで設定したユーザーID。ユーザーID省略時はMobileUser
- [機器名(PC名)]:スマートデバイス(固定)
- [ユーザー名]:スマートデバイス用CTで設定したユーザーIDのユーザー名。ユーザーID省略時はインベントリ情報のアカ
ウント名(例:[email protected])
管理台帳への取り込み後、管理台帳での部門単位表示には「未配置」の機器として表示します。システム管理者または部門
管理者の操作で、[機器管理-変更]機能にて該当機器のユーザーIDを変更すると、部門単位の機器として扱えます。
・ 台帳の登録/変更
台帳として管理されている情報を、資産情報(機器情報および契約情報)として一括登録または変更する方法となります。
対象となる機器は、Systemwalker Desktop Patrolでインベントリ情報の収集ができないPC、プリンタ、HUBなどや、机や椅子などの
設備となります。
なお、Systemwalker Desktop Patrolでインベントリ情報が収集できるPCの情報についても登録できます。この場合、インベントリ情
報による登録方法と併用すると、2重登録となるので注意してください。
- 464 -
・ 機器情報の自動検知による登録/変更
自動検知された機器情報が通知され、通知された機器情報のうち資産台帳に未登録の機器を登録する方法となります。
スケジュール設定により定期的に検知され未登録の機器情報を、[未登録機器管理]画面で管理対象として資産台帳に登録でき
ます。
対象となる機器は、PC、UNIXマシン、プリンタ、FAX、ルータなどです。
未登録の機器を自動検知する方法には、以下の2方式があります。
- セグメント別検知
- ネットワーク一括検知
詳細については、“11.2.3 機器情報を自動検知により登録/変更する”を参照してください。
・ 画面からの登録/変更
画面から資産情報(機器情報および契約情報)を個々に登録または変更する方法となります。
主に運用時など、一括登録または変更を行う必要がないときの方法となります。
なお、本章では、一括登録または変更を中心に説明するので、画面からの登録または変更については説明しません。詳細につい
ては、“11.3.2 機器情報を登録/変更する”または“11.4.2 契約情報を登録/変更する”を参照してください。
機器情報登録/変更イメージ
資産情報(機器情報および契約情報)を登録または変更するイメージを以下に示します。
上記イメージで示すように、Systemwalker Desktop Patrolでインベントリ情報が収集できるPCについては、インベントリ情報の登録/変更
により資産情報(機器情報および契約情報)を登録/変更します。
また、セグメント単位に設置されたADTまたはネットワーク一括検知により、ネットワークに接続されている機器については自動検知し、
検知した情報を元に手動登録できます。
Systemwalker Desktop Patrolのインベントリ情報や、ADTによる自動検知により収集できない什器(例えば、USBメモリや電話機など)に
ついては、台帳を作成して資産情報(機器情報および契約情報)を登録または変更します。
- 465 -
登録/変更手順
資産情報(機器情報および契約情報)を登録または変更する手順について、ネットワーク接続機器および什器ごとに説明します。
ネットワーク接続機器の資産情報登録/変更手順
Systemwalker Desktop Patrolでインベントリ情報を収集されたPCや、ネットワークに接続されているPC以外の機器(UNIXマシン、
プリンタ、FAX、ルータなど)を対象とした登録/変更手順となります。
1. 資産管理番号の手動設定または自動設定を決定する
管理台帳では、機器に資産管理番号を設定して管理します。資産管理番号は、機器情報の認識や棚卸時
に必要となる番号です。
資産管理番号は、手動または自動で設定できます。
社内での既存の管理体系に合わせて資産管理番号を設定する場合は、手動で設定するようにします。設定
方法については、“11.1.2 機器情報の登録設定を行う”を参照してください。
2. 未登録機器を登録/変更する
機器情報の自動検知により収集された未登録機器情報を、管理台帳で管理する資産情報(機器情報)とし
て登録または変更します。
登録/変更方法については、“11.2.3 機器情報を自動検知により登録/変更する”を参照してください。
3. 契約情報ファイルを作成する
管理する機器の契約情報ファイルを作成します。
機器が固定資産の場合など、契約情報を登録または変更する必要がないときは、次の手順に進んでくださ
い。
契約情報ファイルは、新しく作成するか、または“11.2.2 台帳を登録/変更する”の操作途中でテンプレートか
ら作成してください。新しく作成する場合のフォーマットについては、“Systemwalker Desktop Patrolリファレン
スマニュアル”を参照してください。
すでに運用が開始され、契約情報を登録している場合は、登録した情報を出力することでも契約ファイルを
作成できます。作成方法については、“11.4.4 契約情報を台帳に保存する”を参照してください。
4. 機器情報ファイルを作成する
管理する機器の機器情報ファイルを作成します。
機器情報ファイルには、PCに関する機器情報を設定します。
機器情報ファイルは、新しく作成するか、または“11.2.2 台帳を登録/変更する”の操作途中でテンプレートか
ら作成してください。新しく作成する場合のファイルフォーマットについては、“Systemwalker Desktop Patrol
リファレンスマニュアル”を参照してください。
「1.資産管理番号の手動設定または自動設定を決定する」で資産管理番号を手動設定とした場合は、資産
管理番号を設定します。
- 466 -
「3.契約情報ファイルを作成する」で設定した契約情報と機器情報を関連付ける場合は、契約情報ファイル
で設定した[契約No.]を、機器情報ファイルの[契約No.]または[保守コード]に設定します。
5. 台帳を登録/変更する
作成した契約情報ファイルと機器情報ファイルを登録または変更します。
登録/変更方法については、“11.2.2 台帳を登録/変更する”を参照してください。
什器の資産情報登録/変更手順
Systemwalker Desktop Patrolでインベントリ情報の収集ができないPC、プリンタ、HUBなどや、机や椅子などの設備を対象とした登
録/変更手順となります。
1. 資産管理番号の手動設定または自動設定を決定する
管理台帳では、機器に資産管理番号を設定して管理します。資産管理番号は、機器情報の認識や棚卸時
に必要となる番号です。
資産管理番号は、手動または自動で設定できます。
社内での既存の管理体系に合わせて資産管理番号を設定する場合は、手動で設定するようにします。設定
方法については、“11.1.2 機器情報の登録設定を行う”を参照してください。
2. 契約情報ファイルを作成する
管理する機器の契約情報ファイルを作成します。
機器が固定資産の場合など、契約情報を登録または変更する必要がないときは、次の手順に進んでくださ
い。
契約情報ファイルには、機器の契約に関する情報を設定します。
契約情報ファイルは、新しく作成するか、または“11.2.2 台帳を登録/変更する”の操作途中でテンプレートか
ら作成してください。新しく作成する場合のファイルフォーマットについては、“Systemwalker Desktop Patrol
リファレンスマニュアル”を参照してください。
すでに運用が開始され、契約情報を登録している場合は、登録した情報を出力することでも契約ファイルを
作成できます。作成方法については、“11.4.4 契約情報を台帳に保存する”を参照してください。
3. 機器情報ファイルを作成する
管理する機器の機器情報ファイルを作成します。
機器情報ファイルには、什器に関する機器情報を設定します。
「1. 資産管理番号の手動設定または自動設定を決定する」で資産管理番号を手動設定とした場合は、資産
管理番号を設定します。
「2. 契約情報ファイルを作成する」で設定した契約情報と、登録または変更する機器情報を関連付ける場合
は、契約情報ファイルで設定した[契約No.]を、機器情報ファイルの[契約No.]または[保守コード]に設定しま
す。
- 467 -
機器情報ファイルは、新しく作成するか、または“11.2.2 台帳を登録/変更する”の操作途中でテンプレートか
ら作成してください。新しく作成する場合のファイルフォーマットについては、“Systemwalker Desktop Patrol
リファレンスマニュアル”を参照してください。
すでに運用が開始され、機器情報を登録している場合は、登録した情報を出力することでも機器情報ファイ
ルを作成できます。作成方法については、“11.3.3 機器情報を台帳に保存する”を参照してください。
4. 台帳を登録/変更する
作成した契約情報ファイルと機器情報ファイルを登録または変更します。
「1. 資産管理番号の手動設定または自動設定を決定する」で資産管理番号の自動設定を行っている場合
は、資産管理番号が自動的に設定されます。
登録/変更方法については、“11.2.2 台帳を登録/変更する”を参照してください。
11.2.2 台帳を登録/変更する
台帳として管理されている情報を、管理台帳で管理する資産情報(機器情報および契約情報)として登録または変更する方法につい
て説明します。
なお、すでに運用が開始され、資産情報(機器情報および契約情報)が登録されている場合は、登録された情報を出力することで登
録用のファイルを作成できます。出力したファイルを編集して登録することで、情報の一括更新ができます。
注意
[固有情報]は初期設定では表示されません
後述する手順で、機器情報として登録または変更できる[固有情報]は、画面項目名の設定で[固有情報関連]の設定を行わないと、登
録または変更を行っても画面に表示されません。
画面項目名の設定については、“11.1.6 画面項目名を設定する”を参照してください。
変更時の留意事項
資産情報(機器情報および契約情報)を変更する場合は、以下に留意してください。
機器情報
- [資産管理番号]が設定済みである機器情報の変更
[資産管理番号]が一致した機器情報を変更します。
変更する機器の情報がPCのインベントリ情報として存在する場合、[機器名]と[ユーザーID]の変更はできません。すでに登録
されている情報と同じ内容を入力してください。[資産管理番号]、[ユーザーID]、および[機器名]以外の項目は変更できます。
スマートデバイスのインベントリ情報として存在する機器は、[機器名][ユーザーID]の変更は可能です。
- [資産管理番号]が未設定である機器情報の変更
[機器名]および[ユーザーID]が一致した機器の情報を変更します。
この際、[資産管理番号]を設定する必要があります。手動で設定しない場合は、自動採番の設定を有効にしてください。
[分類]に「スマートデバイス」が設定されている機器では、[機器名]および[ユーザーID]が一致しなかった場合には、更に[MAC
アドレス]および[分類]が一致した機器の情報を変更します。なお、同一の機器で[MACアドレス]が重複していた場合は、登録
日時または検知日時が新しい日付の機器を対象とします。
- 468 -
- [分類]の変更
[分類]に「PC」が設定されている機器では、「PC」以外の分類に変更できません。
また、[分類]に「スマートデバイス」が設定されている機器も同様です。
契約情報
[契約No.]および[契約分類]が一致した契約情報を変更します。
ただし、[契約No.]が一致している場合は、[契約分類]を[リース]から[レンタル]、または[レンタル]から[リース]に変更できます。
手順
台帳の登録/変更手順は、以下のとおりです。
1. ACメニューにログインします。
2. [資産情報の登録/変更]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. 資産情報(機器情報および契約情報)を登録/変更します。
以下の情報を設定して、[登録/変更]ボタンをクリックします。
項目名
[機器情報を登録/変更する]
説明
機器情報を登録または変更する場合にチェックします。
チェックすることで、[機器情報ファイルを指定して登録/変
更する]および[登録用のExcelテンプレートを利用して登
録/変更する]を選択できるようになります。
[機器情報ファイルを指定して登
録/変更する]
指定する機器情報ファイルを[参照]ボタンから設定しま
す。
Windowsの有効なファイル名として、256バイトまで設定で
きます。
- 469 -
項目名
説明
機器情報ファイルについては、“Systemwalker Desktop
Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
[登録用のExcelテンプレートを
利用して登録/変更する]
[テンプレート入力]ボタンをクリックして、Excelに機器情報
を設定します。
機器情報ファイルに設定する項目については、
“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参
照してください。
[契約情報を登録/変更する]
契約情報を登録または変更する場合にチェックします。
チェックすることで、[契約情報ファイルを指定して登録/変
更する]および[登録用のExcelテンプレートを利用して登
録/変更する]を選択できるようになります。
[契約情報ファイルを指定して登
録/変更する]
指定する契約情報ファイルを[参照]ボタンから設定しま
す。
Windowsの有効なファイル名として、256バイトまで設定で
きます。
契約情報ファイルについては、“Systemwalker Desktop
Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
[登録用のExcelテンプレートを
利用して登録/変更する]
[テンプレート入力]ボタンをクリックして、Excelに契約情報
を設定します。
契約情報ファイルに設定する項目については、
“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参
照してください。
→以下の画面が表示されます。
[機器情報を登録/変更する]を選択した場合にだけ表示されます。
4. コメントを入力し、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
[コメントの入力]
説明
機器情報を一括登録/変更したことに対し、コメントを入力します。
コメントは、半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせ
て、64バイトまで設定できます。
なお、ここで入力したコメントは、新規に追加した機器、または以下の機器
情報を変更した場合に有効となります。
・ 資産管理番号
・ 関連資産管理番号
・ ユーザーID
・ 設置場所
・ 利用状況
- 470 -
項目名
説明
・ 固有情報
・ 契約No.
・ 保守コード
→以下の画面が表示されます。
5. 登録/変更結果を確認します。
以下の情報を確認します。
項目名
[処理結果種別]
説明
登録/変更結果を確認する種別を選択します。
・ [機器情報の登録/変更結果]
機器情報の登録/変更結果を確認できます。
・ [契約情報の登録/変更結果]
契約情報の登録/変更結果を確認できます。
[入力データの件数]
入力されたデータの件数を確認できます。
[登録/変更データの
件数]
登録または変更されたデータの件数を確認できます。
[登録/変更異常
データの件数]
登録または変更できなかったデータの件数を確認できます。
[登録/変更異常の
詳細一覧]
登録または変更できなかったデータの情報を確認できます。
・ [データ位置]
登録または変更できなかったデータの行数が表示されます。
・ [資産管理番号]または[契約No.]
機器情報の場合、登録または変更できなかった[資産管理番号]が表
示されます。
契約情報の場合、登録または変更できなかった[契約No.]が表示され
ます。
- 471 -
項目名
説明
・ [異常内容]
登録または変更できなかった理由が表示されます。
6. 登録または変更できなかった情報がある場合、その詳細を確認します。
[登録/変更異常の詳細一覧]から確認する情報を選択して、[詳細]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
7. 登録/変更異常結果を確認します。
→以下の情報を確認します。
項目名
説明
[資産管理番号] ま
たは[契約No.]
機器情報の場合、登録または変更できなかった[資産管理番号]が表示さ
れます。
契約情報の場合、登録または変更できなかった[契約No.]が表示されま
す。
[異常内容]
登録または変更できなかった理由が表示されます。
[入力データ]
登録または変更できなかったデータの情報が表示されます。
11.2.3 機器情報を自動検知により登録/変更する
ネットワークに接続されている機器情報を、管理台帳で管理する機器情報として自動検知し、登録する方法について説明します。
未登録の機器を自動検知する方法には、以下の2方式があります。
・ ネットワーク一括検知
CSサーバからセグメントを越えて未登録機器の自動検知を一括で行う方式。
・ セグメント別検知
各セグメントにADTを導入して、ADTが未登録機器を検知する方式。
- 472 -
ネットワーク一括検知とセグメント別検知との機能差は、以下のとおりです。
機器情報
ネットワーク一括検知
セグメント別検知
セグメントを超えての取得
可能
不可
検知対象機器
以下のすべての条件を満たす機器
以下のすべての条件を満たす機器
・ 電源が入っている
・ 電源が入っている
・ ネットワークにつながっている
・ ネットワークにつながっている
・ ICMPの応答を返す
取得情報
ADTの導入
機器種別(注1)
OS種別
IPアドレス(注2)
MACアドレス
ホスト名
メーカー名
検知日時
コメント
機器種別(注1)
OS種別
IPアドレス(注3)
MACアドレス
コンピュータ名/ホスト名
メーカー名
検知日時
コメント
※SNMP非対応の機器は、IPアドレス、ホスト
名、検知日時のみ取得します。
※SNMP非対応の機器は、IPアドレス、
MACアドレス、ホスト名/コンピュータ名、
検知日時のみ取得します。
不要。ただしセグメント別検知に比べ、検知可
能機器数は少ない。
セグメント毎の導入が必要。ただしネット
ワーク一括検知に比べ、検知可能機器数
が多い。
注1)機器種別は、「PC」が「その他の機器」として収集されることもあります。他の機器と同様に、IPアドレス/ホスト名から機器の実
態を確認し、確認した機器の分類で台帳に登録してください。
注2)IPv4およびIPv4/IPv6デュアルスタック環境においてのみ、IPv4の情報を収集します。なお、デュアルスタック環境では、IPv4
のセグメント範囲で、かつCSがIPv4に対応している場合のみ収集します。IPv6の情報は収集しません。
注3)IPv4およびIPv4/IPv6デュアルスタック環境においてのみ、IPv4の情報を収集します。IPv6の情報は収集しません。
運用パターン
ネットワーク一括検知とセグメント別検知のどちらの方式を選択するかは、運用の考え方によって変わります。
運用パターン1
まずは、ネットワーク一括検知で未登録機器を検知する方法です。
収集した機器情報を確認し、検知した機器数や種別などとおおよそ合っている場合は、そのままネットワーク一括検知の使用を継
続します。
ただし、ネットワーク一括検知方式では、Windows Vista以降のOSなどセキュリティが強化されたPCを検知することができない可能
性があります。検知したPC数が想定よりも少ない場合、ネットワーク一括検知方式ではPCが検知できていない可能性があります。
このような場合は、各セグメントにADTを導入し、セグメント別検知方式での検知に切り替えて未登録機器の検知を行います。
運用パターン2
「PCを検知の対象とするか否か」で使い分ける方法です。
Windows Vista以降のOSはセキュリティが強化されており、初期の設定ではICMP、SNMPには反応しないようになっています。そ
のため、ネットワーク一括検知ではPCの多くを検知することができない可能性があり、自動検知で「PCを検知の対象とするか否か」
によって、以下のようにセグメント別検知とネットワーク一括検知を使い分ける必要があります。
検知対象
検知方式
PCのみ検知する
セグメント別検知
PC以外のネットワーク機器を検知する
ネットワーク一括検知
- 473 -
検知対象
すべてのネットワーク機器を検知する
検知方式
セグメント別検知
たとえば、CT未導入のPCの有無を調べたい場合などは「PCのみ」を検知できればよいので「セグメント別検知」で検知を行います。
PCはCTで収集できるので、PC以外の機器を検知したいのであれば「PC以外のネットワーク機器」が検知の対象となるので「ネット
ワーク一括検知」で検知を行います。
自動検知利用フェーズ
自動検知による登録/変更機能は、大きく2つのフェーズで利用することができます。
・ 導入フェーズ
導入フェーズとは、ネットワーク一括検知をスケジュール設定またはADTをインストールし、既存の機器情報を資産台帳に登録し
て、運用を開始するまでのフェーズです。
・ 運用フェーズ
運用フェーズとは、機器の購入やリース契約などにより機器の追加が発生した場合に、新たに機器情報を資産台帳に追加する作
業や、資産台帳の正当性維持の確認作業、棚卸作業を行うフェーズです。
導入フェーズの作業の流れ
導入フェーズにおける、機器情報の自動検知および登録の流れを説明します。
- 474 -
基本的に、PCについては、Systemwalker Desktop Patrolで収集されるインベントリ情報を用いて資産台帳を作成します。ネットワー
クに接続されているPC以外の機器(UNIXマシン、プリンタ、FAX、ルータなど)については、機器情報の自動検知機能を利用して
資産台帳を作成します。
なお、USBメモリーなどの自動検知できない機器については、“11.2.2 台帳を登録/変更する”を参照して資産台帳へ登録を行って
ください。
導入フェーズの手順は以下のとおりです。
【ネットワーク一括検知】
CSから未登録機器の自動検知を一括で行います。
本方式は、[セグメント管理] に登録されているセグメントを検知対象とし、セグメントを超えて機器情報の検知が可能です。ただし、
その中で、すでにADTでセグメント別検知が行われているセグメントは、対象外となります。
検知処理中に異常が起こった場合は、[未登録機器管理]-[収集状況]- [エラーログ]画面、またはイベントログに異常内容を出力し
ます。
本機能はCSのインストール時に同時にインストールされますので、改めての導入は必要ありませんが、CSのインストール後に、以
下の手順で設定を行う必要があります。
手順
- 475 -
1. 自動検知の範囲対象を設定します。
[DTP メインメニュー]-[資産管理]-[管理台帳]-[未登録機器管理]-[セグメント管理]画面を開きます。
2. ネットワーク一括検知により自動検知を行うセグメント情報を事前に定義します。ここで定義したセグメントで、ADTによるセグ
メント別検知を行わないセグメントが、自動検知を行う対象のセグメントとなります。詳細については、“セグメントと設置場所を
関連付ける”を参照してください。
3. 自動検知のスケジュールを設定します。
CSで[スタートメニュー]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[自動検知のスケジュール設定]を選択します。
- 476 -
4. [自動検知のスケジュール設定]画面の[一括検知の設定]タブで[ネットワーク一括検知をスケジュールで起動する]にチェック
を入れ、[スケジュール設定]の各項目でスケジュールを設定します。
項目名
説明
[ネットワーク一括検知をスケジュールで起
動しない]
ネットワーク一括検知をスケジュールで実行しない場合にチェッ
クします。
[ネットワーク一括検知をスケジュールで起
動する]
ネットワーク一括検知をスケジュールで実行する場合にチェッ
クします。
[Pingにのみ応答する機器も検知する]
Pingにのみ反応する機器も、未登録機器として検知する場合
にチェックします。
チェックを入れた場合、MACアドレスを取得できなかった機器
(*1)も[未登録機器一覧]画面に出力されます。
*1:ICMPには反応するが、SNMPには反応しない機器(SNMP
非対応の機器およびSNMPでのセキュリティ保護された機器)
[スケジュール設定]
毎日
機器情報を毎日通知する場合に選択します。
週単位
機器情報を週単位で検知する場合に選択します。設定は、月
曜から日曜までチェックボックスで選択できます。
月単位
機器情報を月単位で検知する場合に選択します。[実行日]に
実行する日を選択してください。
なお、[実行日]として、設定した月に存在しない日を指定した
場合、その月は自動検知が行われません。そのため、月末に
- 477 -
項目名
説明
実行させる場合は、各月の1日の0時0分に実行する運用を検
討してください。
[月単位]を選択している場合、初期値は[1日]で、開始時間は
現時刻となります。
開始時刻
機器情報の一括検知を開始する時刻を設定します。
5. [適用]ボタンをクリックします。
【セグメント別検知】
1. ADTをインストールします。
「ADTモジュール」の作成方法については、“Systemwalker Desktop Patrol導入ガイド”を参照してください。
2. クライアントのセグメント毎に、ADTを配信/設置します。
ADTの配信/設置方法、およびADTを導入するPCの選定については、“Systemwalker Desktop Patrol導入ガイド”を参照し
てください。
3. CTを各PCに導入します。
4. CTからインベントリ情報を収集します。
これにより、資産台帳へPCの情報が登録されます。
5. 機器情報の自動検知機能を使用してADTから取り込んだ機器収集情報を元に、未登録機器を確認します。
機器情報の取り込み方法については、“11.2.3.1 検知機器情報を取り込む”を参照してください。また、未登録機器の確認方
法については、“11.2.3.2 未登録機器を表示/登録する”を参照してください。
6. 未登録のPCが存在した場合は、該当するPCにCTが導入されているかを確認します。
- CTが導入済みの場合:
インベントリ収集が失敗している可能性があるため、CTの環境設定を確認してください。
- CTが導入されていない場合:
CTが導入されていない場合は、CTを導入してインベントリ収集を実施してください。
なお、CTを導入しない場合は、手順7.により、手動で資産情報にPCの情報を登録してください。
上記作業後、再度手順4、手順5を行います。
7. 機器情報の自動検知機能を使用してPC以外の未登録機器(UNIXマシン、プリンタ、FAX、ルータなど)、およびCTを導入
しない機器を資産台帳へ一括登録します。なお、Systemwalker Desktop Patrol導入前に資産管理を行っていた場合には、
本操作の資産台帳への一括登録の際に、既存の資産情報を反映して登録することもできます。
未登録機器の登録方法については、“11.2.3.2 未登録機器を表示/登録する”を参照してください。
以上の操作により、PCおよびPC以外の機器についても、資産台帳へ漏れなく登録することができ、正確な資産台帳の作成および
維持ができます。
運用フェーズの作業の流れ
運用フェーズにおける、機器情報の自動検知および登録の流れを説明します。
- 478 -
Systemwalker Desktop Patrolの運用フェーズでは、正確に資産台帳を維持する目的で機器情報の自動検知機能を利用します。
基本的な流れとしては、機器情報の自動検知機能で検知した資産台帳に未登録の機器を、本機能で資産台帳へ登録することを
繰り返し、正しい資産台帳として維持するようにします。
導入フェーズと同じように、PCについては、Systemwalker Desktop Patrolで収集されるインベントリ情報を用いて資産台帳を作成し
ます。ネットワークに接続されているPC以外の機器(UNIXマシン、プリンタ、FAX、ルータなど)については、機器情報の自動検知
機能を利用して資産台帳を作成します。
以下に、機器情報の自動検知機能を使用して、Systemwalker Desktop Patrol運用時の資産台帳の維持方法を示します。
【資産台帳の維持方法】
1. 定期的に機器情報の自動検知機能の「未登録機器」画面を確認し、未登録機器が存在しないか確認します。
通常の運用では、設定したスケジュールに合わせて1週間に1回や、1ヶ月に1回程度の確認で十分です。
2. 未登録機器が存在した場合、表示されている情報から所在を確認します。
未登録機器として収集されている情報より、機器を特定し、所在や利用者、機器の詳細情報を確認します。
- 479 -
3. 未登録機器を資産台帳へ登録します。
手順2.で確認した機器の情報を、資産台帳へ登録します。
機器がPCの場合は、CTの導入、インベントリ収集により自動登録します。機器がPC以外の機器の場合は、機器情報の自動
検知機能を使用して資産台帳へ登録します。
運用方法
1. スケジュール設定に従い、機器情報を収集します。
2. [DTPメインメニュー]-[資産管理]-[管理台帳]-[未登録機器管理]-[セグメント管理]画面を開きます。
[セグメント管理]画面で表示される項目
項目名
[セグメント]
説明
セグメントのIPアドレスを、以下の形式で表示します。
XXX.XXX/YY or XXX.XXX.XXX/YY
XXX:セグメントのIPアドレスの範囲
YY:サブネットマスクのBit値
例:サブネットマスクが20ビットの場合
XXX.XXX/20
サブネットマスクが24ビットの場合
XXX.XXX.XXX/24
※数値の前に0を付加してる場合は、除去して設定されます。
例:入力値 010.045.013
設定値 10.45.13
[設置場所]
セグメントに定義された設置場所を表示します。
[設置場所の補足]
セグメントに定義した設置場所に対する補足を表示します。
[検知機器数]
自動検知した機器数を表示します。
[ADT導入PC]
ADTで機器を検知した自動検知PCのコンピュータ名とIPアドレス、MACアドレスを表示
します。
- 480 -
項目名
説明
「ネットワーク一括検知機能」で検知した場合は“(一括検知)”が表示されます。
[収集日時]
機器情報を自動通知した日時です。
yyyy/mm/dd hh:MM:ss形式で表示します。
[状態]
[収集中]
[収集依頼]を実行し、最新情報を収集中の状態を示します。
(空白)
収集中以外の状態を示します。
3. “11.2.3.2 未登録機器を表示/登録する”を参照して未登録機器の確認および登録を行い、“11.3 機器を管理する”を参照し
て機器の管理を行ってください。
11.2.3.1 検知機器情報を取り込む
機器情報の自動検知、および登録方法を説明します。
CSとネットワーク接続されている場合
ネットワーク一括検知またはセグメント別検知で機器情報を自動検知することができます。
どちらの方法の場合でも、導入時に設定したスケジュールに従い自動でSystemwalker Desktop Patrol CSに通知されます。このため、
導入時の“自動検知スケジュール設定”を行っておく以外に特別な操作は必要ありません。
CSとネットワーク接続されていない場合
対象のセグメントがCSとネットワークで接続されていない場合は、オフラインで検知機器情報を通知する必要があります。ADTをインス
トールしたPC上でオフライン取出機能により、機器情報をCSV出力します。
通知手順は以下のとおりです。
1. ADTの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol ADT]-[検知機器のオフライン取出]を選択します。
→以下の画面が出力されます。
2. 以下の情報を設定して、[実行]ボタンをクリックします
項目名
[出力先フォルダ]
説明
機器情報を出力するフォルダを指定します。
→機器情報が出力先フォルダ配下に以下の形式で出力されます。
[出力形式] ”ADT_yyyymmddhhMMssn.adt”
yyyymmddhhMMss:実行時の日時(西暦年月日時分秒)
n:複数ADTの情報抽出時にファイル名が重複した場合のリトライ回数
- 481 -
注意
出力ファイル名を変更しないでください
出力されたファイル名を変更すると、手順4.で行うCSでの[検知機器の反映]に失敗します。このため、出力されたファイル名は
変更しないでください。
3. “2.”で出力されたファイルを、リムーバブルメディアなどを使用してCS上の任意のフォルダに格納します。
4. CSの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[検知機器の反映]を選択します。
→ 以下の画面が出力されます。
5. 以下の情報を設定して、[実行]ボタンをクリックします
項目名
説明
[入力元フォルダ]
機器情報が格納されているフォルダを指定します。
[反映後のファイル処理]
反映後のファイル処理方法について選択します。
・ [反映が成功した検知機器ファイルを削除する] (初期値)
反映後、反映の終わった検知機器ファイルを削除します。
・ [反映が成功した検知機器ファイルの名前を変更する]
反映後、反映の終わった検知機器ファイルの名前を
“yyyymmddhhMMssn.old” に変更します。
→ 機器情報が反映されます。
機器情報が収集できない場合の確認方法について
セグメント単位で機器情報の通知日時が確認できます。本通知日時が、一定期間更新されない場合、機器情報が収集できていない
可能性があります。
機器情報が収集できていない場合の確認方法は以下のとおりです。
ADTのログの確認
機器情報の収集時のエラーや、機器情報をADTからCSへ通知時の通信エラーが発生した場合は、ADTのログに出力されます。
ADTのログの確認手順は以下のとおりです。
1. ADTの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol ADT]-[自動検知のスケジュール設定]を選択します。
2. [自動検知のスケジュール設定]画面内の「ログ参照表示」ボタンをクリックします。
→ エラーログ画面が表示されます。
- 482 -
エラーログの内容を確認し、エラー内容に従って対処をします。
CSのログの確認
ネットワーク一括検知/ADTから検知された機器情報の保存時(データベースに反映時)などにエラーが発生した場合は、CS上でログ
を収集しています。CS上のログの確認は、“11.2.3.2 未登録機器を表示/登録する”の「セグメント管理画面」を参照してください。
11.2.3.2 未登録機器を表示/登録する
ネットワークに接続されている機器の収集情報と、資産台帳を比較し、資産台帳に登録されていない未登録機器の情報を画面表示す
ることができます。また、未登録機器として表示された機器に対して、資産台帳への登録を行うことができます。
ここで表示される機器の収集情報は、機器情報の収集方法に関係なく、機器を自動検知した日時から60日間は保持されます。
この期間内の機器情報は、機器情報の収集された内容を累積して保持します。ただし、ネットワーク一括検知したセグメントを、この期
間内にセグメント別検知に変更した場合は、該当のセグメント内の機器情報は、セグメント別検知した内容に置き換わります。
[未登録機器管理]画面の起動方法
[未登録機器管理]画面の起動方法は以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[管理台帳]をクリックします。
→[管理台帳]画面が表示されます。
2. [未登録機器管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
未登録機器管理画面で表示される各一覧画面では、表示される情報が多い場合に、指定したページに移動することができま
す。また1ページに表示する件数を設定することができます。
- 483 -
セグメントと設置場所を関連付ける
未登録機器の表示/登録機能を利用する前に、セグメントと設置場所名称を関連付けるセグメント管理設定が必要となります。セグメ
ント管理設定は、「セグメント管理画面」を用いて行います。
なお、セグメントと関連付ける設置場所には、ビル管理情報内のビル名を使用するため、セグメント管理設定は、ビル管理情報の登録
後に行ってください。
1. 「未登録機器管理」画面内の「セグメント管理」ボタンをクリックします。
→以下の「セグメント管理画面」が表示されます。画面内の「追加」「変更」「削除」ボタンをクリックして、セグメント情報の編集を
行ってください。
「セグメント管理」ボタンをクリックした際に、以下のメッセージが表示されることがあります。本メッセージは、他のユーザーがセグ
メント管理画面を表示している場合に表示されます。
[各ボタンの項目]
項目名
説明
[戻る]
「未登録機器管理画面」を表示します。
[最新の情報に更
新]
[セグメント管理]画面を最新状態に更新表示します。
[収集依頼]実行後、[状態]が[収集中]のセグメントを最新状態に更新する
場合に使用します。
※[収集中]の状態が継続している間は、[最新の情報に更新]ボタンをクリッ
クしても[セグメント管理]画面は[収集中]のまま更新されませんので、ご注
意ください。
- 484 -
項目名
[エラーログ]
説明
ネットワーク一括検知/ADTから情報通知された収集状況のログを確認しま
す。
ログの確認については、「エラーログ」を参照してください。
[収集依頼]
[設定]にチェックを入れたセグメントのADTに対して、最新情報の収集を依
頼します。依頼を行うと[収集依頼]画面へ遷移し、依頼が成功したかどうか
を確認できます。
※[状態]が[収集中]のセグメントに対して[収集依頼]ボタンをクリックした場
合は、収集依頼は発行されませんのでご注意ください。
[追加]
セグメントと設置場所の定義を新規に追加します。
追加手順については、「登録」を参照してください。
[変更]
[設定]にチェックを入れた登録済みのセグメントと設置場所の定義を変更
します。
複数セグメントを選択している場合は、[変更]ボタンはグレーアウトされクリッ
クできなくなります。
変更手順については、「変更」を参照してください。
[削除]
[設定]にチェックを入れた登録済みのセグメントと設置場所の定義を削除
します。
削除手順については、「削除」を参照してください。
[セグメント管理画面で表示される項目]
項目名
[セグメント]
説明
セグメントのIPアドレスを、以下の形式で表示します。
XXX.XXX/YY or XXX.XXX.XXX/YY
XXX:セグメントのIPアドレスの範囲
YY:サブネットマスクのBit値
例:サブネットマスクが20ビットの場合
XXX.XXX/20
サブネットマスクが24ビットの場合
XXX.XXX.XXX/24
※数値の前に0を付加してる場合は、除去して設定されます。
例:入力値 010.045.013
設定値 10.45.13
[設置場所]
セグメントに定義された設置場所を表示します。
[設置場所の補足]
セグメントに定義した設置場所に対する補足を表示します。
[検知機器数]
ネットワーク一括検知/ADTが検知した機器数を表示します。
[ADT導入PC]
ADTで機器を検知した自動検知PCのコンピュータ名とIPアドレス、MACア
ドレスを表示します。
「ネットワーク一括検知機能」で検知した場合は“(一括検知)”が表示されま
す。
[収集日時]
ネットワーク一括検知/ADTが機器情報を通知した日時です。
yyyy/mm/dd hh:MM:ss形式で表示します。
[状態]
[収集中]
[収集依頼]を実行し、最新情報を収集中の状態を示します。
(空白)
収集中以外の状態を示します。
- 485 -
エラーログ
「エラーログ」ボタンをクリックすると、「未登録機器管理 - エラー情報一覧」画面が表示されます。画面には、ネットワーク一括検知/
ADTから受信時に発生したエラーログが出力されますので、内容を確認してください。
登録
「追加」ボタンをクリックすると、「未登録機器管理 - セグメントの追加」画面が表示されます。画面内に、セグメント情報を入力し、「OK」
ボタンをクリックしてください。
[セグメントの追加の設定項目]
- 486 -
項目名
[セグメント](必須)
説明
追加登録するセグメントを以下の形式で設定します。
サブネットマスク:YY bitマスク
IPアドレスの範囲:[XXX.XXX.範囲.000-255]or[XXX.XXX.XXX.範囲]
XXX:半角数字を0から255までの間で設定できます。
YY:サブネットマスクのマスク値を17~25の範囲で設定できます。
範囲は、サブネットマスクのマスク値によって選択範囲が変更されます。
[設置場所](必須)
セグメントの設置場所を選択します。
Systemwalker Desktop Patrolのビル管理情報のビル名が選択できます。
[設置場所の補足](任意)
セグメントの設置場所に対する補足を設定します。複数のセグメントが同一の
設置場所になる場合、識別用の補足情報として本項目に設定します。
例)
設置場所:関東本社
補足:9階南
20バイト以内の半角文字および全角文字が設定できます。
変更
「変更」ボタンをクリックすると、「未登録機器管理 - セグメントの変更」画面が表示されます。変更後のセグメント情報を入力し、「OK」
ボタンをクリックしてください。
[セグメント管理-変更画面の設定項目]
項目名
[設置場所](必須)
説明
セグメントの設置場所を選択します。
Systemwalker Desktop Patrolのビル管理情報のビル名が選択できます。
[設置場所の補足](任意)
セグメントの設置場所に対する補足を設定します。複数のセグメントが同一の
設置場所になる場合、識別用の補足情報として本項目に設定します。
- 487 -
項目名
説明
例)
設置場所:関東本社
補足:9階南
20バイト以内の半角文字および全角文字が設定できます。
注意
組織変更時にはセグメント管理情報の再設定が必要です
組織変更などによりビル管理情報が変更された場合、「セグメント管理画面」を用いて、最新の組織情報に合わせて、セグメント管
理情報の再設定を行ってください。「セグメント管理画面」を参照し、設置場所が未設定になっていないか、誤った設置場所になっ
ていないかを確認し、実情を確認の上、再設定を行ってください。(ビル管理情報の変更内容によっては、再設定の必要がない場
合もあります。)
削除
「削除」ボタンをクリックすると、[設定]にチェックを入れたセグメント情報が削除されます。
セグメントを削除した場合、ネットワーク一括検知/ADTから収集した機器情報も削除します。ネットワーク構成の変更などにより、セ
グメントが不要になった場合に、本機能でセグメント情報の削除を行ってください。
収集依頼
「収集依頼」ボタンをクリックすると、「未登録機器管理 - 収集依頼」画面が表示されます。この画面で依頼が成功したかどうかを確
認できます。
注意
[状態]が[収集中]のセグメントに対して[収集依頼]ボタンをクリックした場合は、収集依頼は発行されませんのでご注意ください。
- 488 -
確認後は、「戻る」ボタンをクリックして[セグメント管理]画面に戻ると、収集依頼したセグメントの[状態]が[収集中]と表示されていま
す。
しばらく時間を空けて[最新の情報に更新]ボタンをクリックしてください。[状態]が[収集中]のセグメントを最新状態に更新します。
注意
[収集中]の状態が継続している間は、[最新の情報に更新]ボタンをクリックしても[セグメント管理]画面は[収集中]のまま更新されま
せん。もうしばらく時間を空けて再度[最新の情報に更新]をクリックして更新ください。
未登録機器の表示/登録機能
未登録機器の表示/登録機能では、以下の情報の確認や設定ができます。
・ 未登録機器の確認
未登録機器一覧画面で機器の情報が確認できます。
・ 未登録機器の資産台帳への登録
画面上から未登録機器を選択し、資産台帳へ登録することができます。
また、表示された未登録の機器情報を、「資産情報の一括登録/変更」機能で登録可能なファイルに出力することができます。「資
産情報の一括登録/変更」の詳細については、“11.2.2 台帳を登録/変更する”を参照してください。
・ 登録対象外機器の設定
未登録として検知された機器を、資産台帳の管理対象として扱わないように設定できます。
例えば、無線LANカードを共有する場合や、一時的に持ち込まれた機器など、資産台帳に登録しない機器については、登録対
象外の機器と設定することで、未登録機器として画面表示しないようにすることができます。
・ 登録対象外機器一覧の確認
登録対象外と設定した機器の一覧が確認できます。
また、対象外の機器一覧を確認する以外に、以下の設定も行えます。
- 一度対象外に設定した機器を、再度、資産台帳の管理対象機器に戻すことができます。
- 対象外に設定した機器が廃棄されたなどの理由により、存在しなくなった場合、対象外機器一覧から削除することができます。
未登録機器の確認
資産台帳に登録されていない未登録機器の一覧を確認します。
ここで確認できる未登録機器の対象となる機器について、以下に示します。
[未登録機器の対象]
ネットワーク一括検知/ADTで自動検知した機器は、MACアドレスで一意に管理しています。この自動検知した機器の情報(機器
収集情報)と、資産台帳の機器情報をMACアドレスで比較し、資産台帳に登録されていないMACアドレスの機器を未登録機器と
して画面に表示します。
【MACアドレスを2個持つ機器の場合】
- 489 -
- 両方のMACアドレスが資産台帳に登録されている場合は、未登録機器として画面表示されません。
- 片方のMACアドレスだけが資産台帳に登録されている場合は、1つの未登録機器として画面表示されます。この場合は、未登
録機器として表示されている機器のMACアドレスを、資産台帳の機器に関連付けて登録する必要があります。
- 両方のMACアドレスが資産台帳に登録されていない場合は、両方とも未登録機器として画面表示されます。この場合は、両方
のMACアドレスを1つの機器として登録する必要があります。
【MACアドレスを取得していない機器の場合】
ネットワーク一括検知では、MACアドレスを取得できなかった機器が検知される場合があります。
MACアドレスを取得していない機器は、IPアドレスで資産台帳の機器と比較し、資産台帳に登録されていないIPアドレスの機器を
未登録機器として画面に表示します。
確認手順は以下のとおりです。
- 490 -
1. 以下の「未登録機器管理」画面を表示します。
2. 未登録機器管理画面で、確認したいセグメントと、表示範囲を選択すると、「未登録機器一覧」が表示されます。
項目名
[登録対象外機器
一覧]
[セグメント管理]
説明
「登録対象外機器一覧画面」を表示します。
「登録対象外機器一覧画面」の詳細は「登録対象外機器一覧の確認」を
参照してください。
「セグメント管理画面」を表示します。
「セグメント管理画面」の詳細は「セグメントと設置場所を関連付ける」を参
照してください。
[追加]
未登録機器を、資産台帳へ登録します。
詳細は、「未登録機器の資産台帳への登録」をご参照ください。
[対象外設定]
未登録機器を、未登録機器として扱わないように設定します。
詳細は、「未登録機器の対象外設定」をご参照ください。
[CSV出力]
未登録機器を一括登録するためのCSV形式ファイルを出力します。
詳細は、「未登録機器の資産台帳への登録」をご参照ください。
[未登録機器一覧画面で表示される項目]
項目名
セグメント選択
説明
セグメントの一覧をツリー形式で表示します(未登録機器数の降順で表
示)。全社をルートとし、配下に未登録機器が存在するセグメントを以下
の形式で表示します(未登録機器が存在しないセグメントは表示されませ
ん)。
セグメントの設置場所(設置場所の補足)[未登録機器数:n]
設置場所:セグメントに設定された設置場所名
設置場所が設定されていない場合はIPアドレスを表示します。
- 491 -
項目名
説明
設置場所の補足:セグメントに設定された設置場所の補足
設置場所の補足が設定されていない場合は、表示しません。
n:未登録機器の検知数
セグメントを選択することで、セグメントに属する未登録機器の一覧が表
示されます。全社を選択した場合は、すべての未登録機器一覧が表示
されます。
表示範囲
未登録機器として右側に表示する機器を以下の範囲から選択します。
・ 全ての機器
・ PCのみ
・ PC以外の機器
また、本設定値を変更した際に、セグメント選択ツリーが選択された表示
範囲に従って、再表示されます。
設置場所
セグメントに設定された設置場所名を表示します。
※セグメント管理で設置場所が設定されていないセグメントの場合は、空
欄となります。
セグメント
セグメントのIPアドレスを表示します。
収集日時
ネットワーク一括検知/ADTが機器情報を通知した日時です。
yyyy/mm/dd hh:MM:ss形式で表示します。
設置場所の補足
セグメントに設定された設置場所に対する補足を表示します。
※セグメント管理で本項目が設定されていないセグメントの場合は、空欄
となります。
ADT導入PC
ADTで機器を検知した自動検知PCのコンピュータ名とIPアドレス、MAC
アドレスを表示します。
「ネットワーク一括検知機能」で検知した場合は“(一括検知)”が表示され
ます。
機器種別
機器の種類を表示します。機器の種類は以下の3つです。
・ PC
・ プリンタ
・ ネットワーク機器
・ その他
PC、プリンタ、ネットワーク機器以外の機器や、PCかプリンタかネット
ワーク機器か判断できない機器については、機器種別が“その他”と
なります。
以下のような設定を行っている場合、PCであっても機種種別として
PCと判断できない場合があります。
- Windowsの設定で、外部からコンピュータの参照不可となる設定
をしている場合
- ウイルス対策ソフトウェアなどのファイアウォールの設定で、外部
から参照不可となる設定をしている場合
OS種別
"Windows"、"Solaris"、"Linux"の機器のOS種別を表示します。Windows
については機種種別がPCとして判断できた機種について表示します。
SolarisとLinuxについては、SNMPの情報が取得できた機器について表
示します。
- 492 -
項目名
説明
機器がプリンタやHUBなどのPCでない機器やOS種別が判定できない機
器は、空欄となります。
IPアドレス
機器のIPアドレスです。IPv6の機器情報は表示しません。
MACアドレス
機器のMACアドレスです。
コンピュータ名
機器のコンピュータ名またはホスト名です。
メーカ名
機器のメーカ名です。
機種種別が“PC”以外で、SNMPに対応している機器の場合に表示され
ます。SNMPに対応していない、あるいはSNMPの情報取得を制限して
いる場合は、未設定となります。値が設定されている場合は、管理者側
で機器の種別を判断するための参考情報として使用します。
検知日時
機器の情報を検知した日時です。
yyyy/mm/dd hh:MM:ss形式で表示します。
補足
機器に対する補足です。
SNMPで設定されている機器のコメントが表示されます。
機種種別がPC以外で、SNMPに対応している機器の場合に表示されま
す。SNMPに対応していない、あるいはSNMPの情報取得を制限してい
る場合は、未設定となります。値が設定されている場合は、管理者側で
機器の種別を判断するための参考情報として使用します。
[未登録機器の通知内容]
自動検知した機器の情報は、機器情報の通知の契機で新たな情報が通知されると、前回の検知結果に累積し、前回以前の機器
情報が残ります。
未登録機器の資産台帳への登録
未登録機器として検知された機器を資産台帳に登録します。
登録方法としては、以下の3つの登録方法があります。
- 未登録機器を1件ずつ確認して資産台帳へ登録する
主に運用中に未登録機器が検知された場合など、未登録機器の件数が少ない場合に使用します。
- 未登録機器を一括で資産台帳へ登録する
主に導入時など、未登録機器が多数存在する場合に使用します。
- 未登録機器を、資産台帳に登録済みの機器に関連付けて登録する
既に資産台帳に登録されている機器で、機器のMACアドレスを登録していないため、未登録機器として検知されている機器
に対して、資産台帳の機器と関連付けて登録を行います。
登録方法としては、関連付けて登録したい機器のMACアドレスを、「機器管理」-「機器情報の変更」や、「資産台帳の一括登録
/変更」機能を用いて、既存の機器情報に追加登録してください。登録が完了すると、「未登録機器の一覧画面」から該当の
機器情報が表示されなくなります。
未登録機器を1件ずつ確認して資産台帳へ登録する場合の登録手順は以下のとおりです。
- 493 -
1. 「未登録機器一覧画面」で「追加」ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 494 -
2. 登録したい機器を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 選択された機器に対する入力枠に必要な情報を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
未登録機器を一括で資産台帳へ登録する場合の登録手順は以下のとおりです。
- 495 -
4. 「未登録機器一覧画面」から、セグメントおよび表示範囲を選択し、一括登録したい未登録機器の一覧を表示します。
→以下の画面が表示されます。
5. [CSV出力]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
6. 未登録機器情報登録用のCSV形式ファイルを出力できる画面が表示されます。
画面内の指示に従って、ファイル保存を行います。
7. CSV出力したファイルに、「資産情報の一括登録/変更」機能で登録に必要な情報を設定してください。なお、CSV出力し
た時点で、以下の項目には、未登録機器として収集した情報が設定されています。
[未登録機器情報登録用のCSV形式ファイルの初期値]
項目名
分類
初期値
未登録機器の機器種別
- 496 -
項目名
初期値
種別
未登録機器のOS種別
モデル名
未登録機器の補足
設置場所
セグメントの設置場所
メーカ名
未登録機器のメーカ名
IPアドレス1(IPv4用)
未登録機器のIPアドレス
MACアドレス1
未登録機器のMACアドレス
8. 手順7.で編集したファイルを「資産情報の一括登録/変更」機能で登録します。
登録が完了した時点で、「未登録機器一覧画面」に登録した機器は、表示されなくなります。
登録対象外機器の設定
資産台帳への登録対象外とする機器の設定を行います。
設定手順は以下のとおりです。
1. 「未登録機器一覧画面」から、「対象外設定」ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 対象外にする機器を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
→選択された機器が、資産台帳への登録対象外の機器に設定されます。
対象外に設定された機器は、「未登録機器一覧画面」に表示されなくなります。
登録対象外機器一覧の確認
資産台帳への登録対象外とした機器の一覧を確認します。
また、対象外とした機器を対象に戻したり、対象外一覧から削除することもできます。
確認方法は以下のとおりです。
- 497 -
1. 「未登録機器一覧画面」から、「登録対象外機器一覧」ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 本画面を表示したユーザーの権限に関係なく、全ての登録対象外機器の情報が表示されます。
- 本画面には、資産台帳に既に登録されている機器については表示されません。
- ここで表示されるMACアドレスを除く情報は、ネットワーク一括検知/ADTで自動検知した機器情報が通知されてくる毎
に情報更新されます。
対象に戻す場合
対象外とした機器を対象に戻すことができます。
1. 「登録対象外機器一覧」画面から、「対象に戻す」ボタンをクリックします。
→ 以下の画面が表示されます。
- 498 -
対象に戻すことができる機器(検知されている機器)のみ一覧に表示されます。
2. 資産台帳への登録対象に戻す機器を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
→選択した機器が登録対象に戻ります。
削除する場合
対象外とした機器を削除することができます。
1. 「登録対象外機器一覧」画面から、「削除」ボタンをクリックします。
→ 以下の画面が表示されます。
- 499 -
削除できる機器(検知されていない機器)のみ一覧に表示されます。
2. 削除する機器を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
→選択した機器が削除されます。
11.3 機器を管理する
管理台帳で登録された機器情報を管理する方法について説明します。
ポイント
IPv6のIPアドレス情報について
IPv6のIPアドレス情報が入っているPC情報も、管理台帳で管理が可能です。
11.3.1 機器情報を確認/削除する
登録された機器情報を確認/削除する方法について、以下の操作の流れに沿って説明します。
・ “11.3.1.1 種別ごとの機器情報を確認する”
・ “11.3.1.2 機器一覧を確認する”
・ “11.3.1.3 機器詳細を確認する”
・ “11.3.1.4 履歴情報を確認する”
・ “11.3.1.5 機器情報を削除する”
- 500 -
11.3.1.1 種別ごとの機器情報を確認する
「部門別」、「場所別」、および「分類別」の種別ごとに機器情報を確認する手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[管理台帳]をクリックします。
→[管理台帳]画面が表示されます。
2. [機器管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 部門別の機器情報を確認します。
画面左側のプルダウンメニューで[部門選択]をリストから選択します。
- 501 -
→以下の画面が表示されます。
各項目の意味は以下のとおりです。なお、すべての項目を表示している場合について説明しています。
項目名
説明
[部門]
部門の情報です。
[所属人数]
部門に所属するユーザーの人数です。
[機器総数]
部門で管理されている機器の総数です。
[PC台数]
部門で管理されているPCの合計台数です。
機器情報として登録されている[分類]の項目が「PC」となっている値の合
計です。
[未使用PC台数]
部門ごとに管理されている未使用のPCの合計台数です。
機器情報として登録されている[利用状況]の項目が[使用中]以外となって
いる値の合計です。
[PC以外台数]
部門ごとに管理されているPC以外の合計台数です。
機器情報として登録されている[分類]の項目が「PC」以外の値の合計で
す。
また、各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
[追加]
説明
機器情報を登録します。
詳細については、“11.3.2 機器情報を登録/変更する”を参照してください。
[履歴検索]
履歴情報をを絞り込んで表示します。
詳細については、"11.3.1.4 履歴情報を確認する"を参照してください。
[機器検索]
画面に表示する機器を絞り込んで表示します。
詳細については、“機器を絞り込む”を参照してください。
- 502 -
項目名
[CSV出力]
説明
画面に表示された情報を台帳として保存します。
詳細については、“11.3.3 機器情報を台帳に保存する”を参照してくださ
い。
4. 場所別の機器情報を確認します。
画面左側のプルダウンメニューで[場所別]をリストから選択します。
→以下の画面が表示されます。
各項目の意味は以下のとおりです。
なお、すべての項目を表示している場合について説明しています。また、ボタンの動作は、前述した部門別の機器確認画面と
同様です。
項目名
説明
[設置場所]
機器の設置場所です。
[所属人数]
設置場所に所属するユーザーの人数です。
[機器総数]
設置場所で管理されている機器の総数です。
[PC台数]
設置場所で管理されているPCの合計台数です。
機器情報として登録されている[分類]の項目が「PC」となっている値の合
計です。
[未使用PC台数]
設置場所ごとに管理されている未使用のPCの合計台数です。
機器情報として登録されている[利用状況]の項目が[使用中]以外となって
いる値の合計です。
[PC以外台数]
設置場所ごとに管理されているPC以外の合計台数です。
機器情報として登録されている[分類]の項目が「PC」以外の値の合計で
す。
備考.全社を選択した場合、合計には設置場所が設定されていない機器数も集計されます。
- 503 -
5. 分類別の機器情報を確認します。
画面左側のプルダウンメニューで[分類別]をリストから選択します。
→以下の画面が表示されます。
各項目の意味は以下のとおりです。
なお、すべての項目を表示している場合について説明しています。また、ボタンの動作は、前述した部門別の機器確認画面と
同様です。
項目名
[分類]
説明
機器の分類情報です。
機器情報として登録されている[分類]の情報です。
[種別]
機器の種別情報です。
機器情報として登録されている[種別]の情報です。
[台数]
分類および種別単位で管理されている機器の合計台数です。
機器情報として登録されている[分類]および[種別]ごとの値の合計です。
[未使用台数]
分類および種別単位で管理されている未使用の機器の合計台数です。
機器情報として登録されている[利用状況]の項目が[使用中]以外となって
いる値の合計です。
表示項目を設定する
画面に表示する項目を設定する方法について説明します。
1. [表示項目設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 504 -
なお、以下には部門別の機器確認画面で[表示項目設定]ボタンをクリックしたときの画面を表示しています。
2. 以下の手順で表示項目の設定を行います。
a. 画面左側の[表示可能項目]のリストからPC一覧に表示する項目を選択し、画面中央の[>>]ボタンをクリックします。項目は
複数選択できます。
→選択した項目が、画面右側の[表示項目]に追加されます。
b. 画面右側の[表示項目]のリストからPC一覧に表示しない項目を選択し、画面中央の[<<]ボタンをクリックします。項目は複
数選択できます。
→選択した項目が、画面右側の[表示項目]から削除されます。
c. [表示項目]の順序を変更する場合は、画面右側の[表示項目]のリストから項目を選択し、[上に移動]または[下に移動]ボ
タンをクリックします。
3. 表示項目の設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。
→機器一覧の表示項目が、設定した項目に変更されます。
機器を絞り込む
画面に表示する機器を絞り込む方法について説明します。
- 505 -
1. [機器検索]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 絞り込む条件を設定します。
以下の情報を設定して、[検索]ボタンをクリックします。
項目名
[部門管理]
[ユーザー管理]
[資産管理]
説明
[絞込み部門]
部門により絞り込むときに条件を設定します。
[部門名]
部門名により絞り込むときに条件を設定します。
[部門コード]
部門コードにより絞り込むときに条件を設定します。
[ユーザーID]
ユーザーIDにより絞り込むときに条件を設定します。
[ユーザー名]
ユーザー名により絞り込むときに条件を設定します。
[設置場所]
設置場所により絞り込むときに条件を設定します。
[資産管理番号]
資産管理番号により絞り込むときに条件を設定します。
左側のリストから、絞り込む条件を設定します。
・ [部分一致で検索する]
資産管理番号を部分一致で検索する場合に設定しま
す。
・ [未入力の機器を検索する]
資産管理番号が未入力の機器を検索する場合に設定
します。
- 506 -
項目名
説明
[機器名]
機器名により絞り込むときに条件を設定します。
[分類]
分類により絞り込むときに条件を設定します。
左側のリストから、絞り込む条件を設定します。
・ [一致]
右側のリストから選択した分類に一致する機器を検索す
る場合に設定します。
・ [不一致]
右側のリストから選択した分類に一致しない機器を検索
する場合に設定します。
[種別]
種別により絞り込むときに条件を設定します。
左側のリストから、絞り込む条件を設定します。
・ [一致]
右側のリストから選択した種別に一致する機器を検索す
る場合に設定します。
・ [不一致]
右側のリストから選択した種別に一致しない機器を検索
する場合に設定します。
[利用状況]
利用状況により絞り込むときに条件を設定します。
左側のリストから、絞り込む条件を設定します。
・ [一致]
右側のリストから選択した利用状況に一致する機器を検
索する場合に設定します。
・ [不一致]
右側のリストから選択した利用状況に一致しない機器を
検索する場合に設定します。
[収集情報]
PCのインベントリ情報の存在有無により絞り込むときに条件
を設定します。
インベントリ情報が存在するPCを検索する場合は「○」、存
在しないPCを検索する場合は「×」を設定します。
[PCスペック]
[すべての条件に
一致]または[いず
れかの条件に一
致]
[PCスペック]欄で設定した条件について、複数の条件をす
べて含む[すべての条件に一致]、または1つ以上の条件を
含む[いずれかの条件に一致]を選択します。
[クロック数]
クロック数により絞り込むときに条件を設定します。
小数点を含めて半角で6桁までの数字が設定できます。
[総メモリ容量]
総メモリ容量により絞り込むときに条件を設定します。
小数点を含めて半角で6桁までの数字が設定できます。
[総ディスク容量]
総ディスク容量により絞り込むときに条件を設定します。
小数点を含めて半角で6桁までの数字が設定できます。
[総ディスク残り容
量]
総ディスク残り容量により絞り込むときに条件を設定します。
小数点を含めて半角で6桁までの数字が設定できます。
→検索に一致した項目だけが画面に表示されます。
- 507 -
11.3.1.2 機器一覧を確認する
「部門内」、「分類内」、および「場所内」の種別ごとに機器一覧を確認する手順は、以下のとおりです。
なお、“11.3.1.1 種別ごとの機器情報を確認する”からの続きの手順となります。以下では「部門内」の画面で説明します。「分類内」お
よび「場所内」では、表示される項目の順番が異なりますが、同様の手順で確認できます。
1. 確認したい項目([機器総数]、[PC台数]、[未使用PC台数]、[PC以外台数])の数値をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 選択した項目の機器一覧を確認します。
以下の情報を確認します。
すべての項目を表示している場合について説明しています。
項目名
説明
[部門]
部門の情報です。
[ユーザーID]
機器を使用する利用者のユーザーIDです。
機器情報として登録されている[ユーザーID]の情報です。
[ユーザー名]
機器を使用するユーザー名です。
[資産管理番号]
機器の資産管理番号です。
機器情報として登録されている[資産管理番号]の情報です。
[関連資産管理番号]
機器の関連資産管理番号です。
機器情報として登録されている[関連資産管理番号]の情報です。
[設置場所]
機器の設置場所情報です。
[分類]
機器の分類情報です。
機器情報として登録されている[分類]の情報です。
[種別]
機器の種別情報です。
- 508 -
項目名
説明
機器情報として登録されている[種別]の情報です。
[利用状況]
機器の利用状況です。
機器情報として登録されている[利用状況]の情報です。
[機器名]
機器として利用する名称です。
機器情報として登録されている[機器名]の情報です。
[メーカ名]
機器のメーカ名です。
機器情報として登録されている[メーカ名]の情報です。
[モデル名]
機器のモデル名です。
機器情報として登録されている[モデル名]の情報です。
[シリアル番号]
機器のシリアル番号です。
機器情報として登録されている[シリアル番号]の情報です。
[資産区分]
機器の資産区分です。
機器情報として登録されている[資産区分]の情報です。
[固有情報1~60]
機器の固有情報です。
機器情報として登録されている[固有情報1~60]の情報です。
[リンク先のパス名]
機器に関連するデータ(例:機器の画像)、またはそれらの入った
ディレクトリやURLです。
機器情報として登録されている[リンク先のパス名]の情報です。
[契約No.]
契約の番号情報です。
機器情報として登録されている[契約No.]の情報です。
[保守コード]
機器の保守コードです。
機器情報として登録されている[保守コード]の情報です。
[CPU]
PCのCPUクロック数です。
[総メモリ容量]
PCの総メモリ容量です。
[総ディスク容量]
PCのハードディスク総容量です。
[総ディスク残り容量]
PCのハードディスク残容量です。
[OS名]
PCのOS名です。
[サービスパック]
PCに適用されているサービスパックです。
[IPアドレス1]
PCに設定されているIPアドレスです。
・ デュアルスタック環境の場合は、IPv4アドレスとIPv6アドレスの
間をスラッシュ「/」で区切ります。
・ IPv6アドレスが複数存在する場合は、IPv6アドレスとIPv6アドレ
スの間をセミコロン「;」で区切ります。
[IPアドレス2]
PCに設定されているIPアドレスです。
・ デュアルスタック環境の場合は、IPv4アドレスとIPv6アドレスの
間をスラッシュ「/」で区切ります。
・ IPv6アドレスが複数存在する場合は、IPv6アドレスとIPv6アドレ
スの間をセミコロン「;」で区切ります。
[MACアドレス1]
PCに設定されているMACアドレスです。
[MACアドレス2]
PCに設定されているMACアドレスです。
- 509 -
項目名
説明
[製造年月]
機器の製造年月です。
[登録年月日]
機器の資産台帳への登録年月日です。
[収集日時]
情報を登録した日時です。
[収集情報]
PCのインベントリ情報が存在するかを示します。
「○」がPCのインベントリ情報が存在する場合で、「×」がPCのイン
ベントリ情報が存在しない場合となります。
ディスク消去管理機能の操作によりインベントリ情報が削除された
場合や、インベントリ情報が手動で削除された場合にも、「×」とな
ります。
ユーザー定義の固有項目
インベントリ情報としてユーザーが任意に設定した固有情報です。
ユーザーが設定した項目名および固有情報が表示されます。
例えば、ユーザーが“財産番号”を設定した場合は、“財産番号”が
表示されます。
また、各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
説明
[戻る]
1つ前の画面を表示します。
[表示項目設定]
画面に表示する項目を設定します。
詳細については、“表示項目を設定する”を参照してください。
[削除]
機器情報を削除します。
詳細については、“11.3.1.5 機器情報を削除する”を参照してください。
[CSV出力]
画面に表示された情報を台帳として保存します。
詳細については、“11.3.3 機器情報を台帳に保存する”を参照してくださ
い。
なお、以下の手順でも機器一覧を確認することができます。部門単位で確認したい場合に操作してください。
- 510 -
1. [機器一覧]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 選択した項目の機器一覧を確認します。
11.3.1.3 機器詳細を確認する
機器詳細を確認する手順は、以下のとおりです。
なお、確認時に不要な機器情報を削除できます。
また、“11.3.1.2 機器一覧を確認する”、“11.3.1.4 履歴情報を確認する”、“11.4.1.3 契約詳細を確認する”、または“11.5.1.2 棚卸一覧
を確認する”からの続きの手順となります。
- 511 -
1. 確認したい機器の資産管理番号をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
説明
[戻る]
1つ前の画面を表示します。
[削除]
機器情報を削除します。
詳細については、“11.3.1.5 機器情報を削除する”を参照してください。
[変更]
機器情報を変更します。
詳細については、“11.3.2 機器情報を登録/変更する”を参照してください。
[コメントの変更]
本ボタンは、[更新履歴情報]タブが選択されている場合のみ表示されま
す。
更新履歴に対する[コメント]を設定します。
コメントは、半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせ
て、64バイトまで設定できます。
なお、1回の操作で複数の項目が変更された更新履歴に対して、コメント
を設定した場合は、その操作に対するすべての更新履歴に対して、コメン
トが設定されます。
[PC情報]
PC情報画面を表示します。
本ボタンは、インベントリ情報が存在する機器のみ表示されます。
[CSV出力]
画面に表示された情報を台帳として保存します。
詳細については、“11.3.3 機器情報を台帳に保存する”を参照してくださ
い。
2. 選択した項目の機器詳細を確認します。
なお、[設置場所]については、以下の2つの条件を共に満たした場合、セグメント管理画面で設定した[設置場所の補足]が括弧
付きで付加されます。
- 512 -
- 表示条件:IPアドレスを設定している機器、かつ設置場所とIPアドレスから確定した設置場所が一致している機器
- 表示例:四国支社(8F南)
3. [資産情報]タブを選択した場合
資産情報が表示されます。機器の本体情報やネットワーク情報を参照できます。
4. [関連機器情報]タブを選択した場合
関連機器情報が表示されます。機関に連付けされている機器一覧の情報を参照できます。
- 513 -
5. [固有情報]タブを選択した場合
固有情報が表示されます。機器情報として登録されている[固有情報1~60]を参照できます。
6. [契約情報]タブを選択した場合
契約情報が表示されます。機器に割り当てられた契約情報を参照できます。
- 514 -
7. [更新履歴情報]タブを選択した場合
更新履歴情報が表示されます。機器の更新履歴情報を参照できます。
11.3.1.4 履歴情報を確認する
機器情報の更新履歴を確認する場合は、資産情報/機器情報/契約情報の単位、および変更日の範囲指定による絞り込みで、該当す
る機器一覧を抽出します。
更新履歴の絞り込みにより機器一覧を確認する
1. メインメニューにログインし、[管理台帳]をクリックします。
→[管理台帳]画面が表示されます。
- 515 -
2. [機器管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [履歴検索]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. 以下の絞り込み条件を設定し、[検索]ボタンをクリックします。
- 516 -
項目名
[履歴情報]
説明
[対象期間]
機器情報の変更が発生した対象期間により絞り込むときにチェックし
ます。
[新規]
絞り込み対象に、新規追加の操作履歴を含むときにチェックします。
[変更]
絞り込み対象に、変更の操作履歴を含むときにチェックします。
また、どの項目に対する変更を検索するかを右側の[資産管理番号]
などからチェックします。
[機器情報]
[削除]
絞り込み対象に、削除の操作履歴を含めるときにチェックします。
[すべての条件に一致]
または[いずれかの条件
に一致]
[機器情報]欄で設定した条件について、複数の条件をすべて含む
[すべての条件に一致]、または1つ以上の条件を含む[いずれかの条
件に一致]を選択します。
[資産管理番号]
資産管理番号により絞り込むときに条件を設定します。
左側のリストから、絞り込む条件を設定します。
・ [部分一致で検索する]
資産管理番号を部分一致で検索する場合に設定します。
・ [未入力の機器を検索する]
[機器名]
機器名により絞り込むときに条件を設定します。
[部門]
部門により絞り込むときに条件を設定します。
[設置場所]
設置場所により絞り込むときに条件を設定します。
機器情報に指定する絞り込み項目(資産管理番号や部門など)は、現在の機器の状態に対して絞り込みが行われます。
→[履歴絞込結果]画面が表示されます。
5. 以下の情報を確認します。
すべての項目を表示している場合について説明しています。
- 517 -
項目名
説明
[更新日時]
更新が発生した日時です。
[操作]
機器情報に対する操作です。以下のどれかが表示されます。
・ 新規
・ 変更
・ 削除
[コメント]
機器情報変更履歴に対するコメントです。[コメント]には、機器情報の登録/変更/削除
時に、自動で設定されるコメント、またはユーザーが設定したコメントが表示されます。
以下の操作時に、自動でコメントが設定されます。
・ 自動反映によるPC追加/PC情報の変更
コメントは、“オートシンク”となります。
・ 棚卸結果による設置場所の移設
コメントは、“ATによる棚卸”となります。
・ [契約情報割当]画面からの割当の登録と解除
コメントは、“契約情報割当による変更”となります。
[部門]
部門の情報です。
[ユーザーID]
機器を使用する利用者のユーザーIDです。
機器情報として登録されている[ユーザーID]の情報です。
[ユーザー名]
機器を使用するユーザー名です。
[資産管理番号]
機器の資産管理番号です。
機器情報として登録されている[資産管理番号]の情報です。
[関連資産管理番号]
機器の関連資産管理番号です。
機器情報として登録されている[関連資産管理番号]の情報です。
ただし、削除された機器では、表示されません。
[設置場所]
機器の設置場所情報です。
[分類]
機器の分類情報です。
機器情報として登録されている[分類]の情報です。
[種別]
機器の種別情報です。
機器情報として登録されている[種別]の情報です。
[利用状況]
機器の利用状況です。
機器情報として登録されている[利用状況]の情報です。削除された機器は、[削除済
み]と表示されます。[利用状況]でソートすることで削除された機器だけを抽出できま
す。
[機器名]
機器として利用する名称です。
機器情報として登録されている[機器名]の情報です。
[固有情報1~60]
機器の固有情報です。
機器情報として登録されている[固有情報1~60]の情報です。
ただし、削除された機器では、表示されません。
[契約No.]
契約の番号情報です。
機器情報として登録されている[契約No.]の情報です。
[保守コード]
機器の保守コードです。
- 518 -
項目名
説明
機器情報として登録されている[保守コード]の情報です。
[収集日時]
情報を登録した日時です。
ただし、削除された機器では、表示されません。
[収集情報]
PCのインベントリ情報が存在するかを示します。
「○」がPCのインベントリ情報として存在する場合で、「×」がPCのインベントリ情報とし
て存在しない場合となります。
ただし、削除された機器では、表示されません。
ユーザー定義の固有
項目
インベントリ情報としてユーザーが任意に設定した固有情報です。ユーザーが設定し
た項目名および固有情報が表示されます。
例えば、ユーザーが“財産番号”を設定した場合は、“財産番号”が表示されます。
ただし、削除された機器では、表示されません。
また、各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
説明
[履歴検索]
画面に表示する機器を絞り込んで表示します。
[表示項目設定]
画面に表示する項目を設定します。
詳細については、“表示項目を設定する”を参照してください。
[CSV出力]
画面に表示された情報を台帳として保存します。
詳細については、“11.3.3 機器情報を台帳に保存する”を参照してくださ
い。
[キャンセル]
[機器管理]画面を表示します。
[履歴絞込結果]画面に出力される機器一覧は、操作1回に対して1行出力されます。1回の操作で複数の項目が変更された場
合も、結果として1行表示されます。
6. 履歴絞込結果を他のアプリケーションなどで利用する場合は、[CSV出力]ボタンをクリックし、Excel/CSV形式のファイルに出力
します。
- 519 -
7. 機器単位で更新履歴を参照する場合は、参照したい機器の機器名(または資産管理番号)のリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
8. [更新履歴情報]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[更新履歴]画面に出力される変更前・変更後の情報は、更新があったときの情報が表示されます。
9. 選択した機器の更新履歴を確認します。
以下の情報を確認します。
- 520 -
項目名
説明
[更新日時]
更新が発生した日時です。
[操作]
機器情報に対する操作です。以下のどれかが表示されます。
・ 新規
・ 変更
・ 削除
[対象]
変更が発生した項目の名称です。
[変更前]
変更前の情報です。
[変更後]
変更後の情報です。
[コメント]
機器情報変更履歴に対するコメントです。[コメント]には、機器情報の登録/変更/削
除時に、自動で設定されるコメント、またはユーザーが設定したコメントが表示され
ます。
以下の操作時に、自動でコメントが設定されます。
・ 自動反映によるPC追加/PC情報の変更
コメントは、“オートシンク”となります。
・ 棚卸結果による設置場所の移設
コメントは、“ATによる棚卸”となります。
・ [契約情報割当]画面からの割当の登録と解除
コメントは、“契約情報割当による変更”となります。
・ 「契約の延長」からの契約延長
コメントは"契約の延長による変更"となります。
11.3.1.5 機器情報を削除する
機器情報を削除する手順は、以下のとおりです。機器情報の削除は“11.3.1.2 機器一覧を確認する”からの続きの手順となります。
- 521 -
1. 機器詳細を確認するための画面を起動します。
2. 上記の画面内の[削除]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 機器情報を削除する操作に対し、コメントを入力します。
コメントは、半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、64バイトまで設定できます。
コメントとして入力した情報は、更新履歴画面で確認できます。更新履歴画面については、“11.3.1.4 履歴情報を確認する”を参
照してください。
関連機器も含めて削除する場合は、削除する関連機器をチェックします。
- 522 -
4. [OK]ボタンをクリックします。
→機器情報が削除されます。
注意
部門管理者は他部門の関連機器は削除できません
部門管理者の場合、機器情報を削除できるのは、自部門およびその配下の機器だけです。
自身が管理する機器の関連機器であっても、関連機器が他部門の管理機器である場合には、その関連機器は削除できませ
ん。
その場合、上記画面内の備考に、「他部門の機器のため、削除できません。」と表示されます。
注意
削除する機器にPC、もしくはスマートデバイスのインベントリ情報が存在する場合、機器情報と共にインベントリ情報も含めて削除しま
す。
11.3.2 機器情報を登録/変更する
1つの機器情報を登録または変更する方法について説明します。
なお、一括して登録または変更する場合には、“11.2 資産情報を台帳に登録する”を参照してください。
手順
1つの機器情報を登録または変更する手順は、以下のとおりです。
なお、手順は、“11.3.1 機器情報を確認/削除する”で[追加]または[変更]ボタンをクリックする操作から説明します。
1. [追加]または[変更]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 523 -
なお、以下には[追加]ボタンをクリックしたときの画面を表示しています。
2. コメントを入力します。
以下の情報を設定します。
項目名
[コメント]
説明
機器情報を登録・変更したことに対し、コメントを入力します。
コメントは、半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、64バイト
まで設定できます。
コメントとして入力した情報は、更新履歴画面で確認できます。更新履歴画面について
は、"11.3.1.4 履歴情報を確認する"を参照してください。
3. 機器情報を登録または変更します。
各タブで情報を設定します。
タブ名
[機器情報]
項目名
[資産管理番号]
(必須)
説明
機器の資産管理番号を設定します。
半角の英数字、および半角の記号を合わせて、24バイトまで設定
できます。
ただし、英字では、大文字と小文字が区別されません。小文字を
使用した場合、大文字として登録または変更されます。たとえば、
「a001」は「A001」となります。
- 524 -
タブ名
項目名
説明
ATと連携した棚卸を行う場合は、Code-39に対応した以下の文字
を設定してください。
・ 半角英字:「A」~「Z」
・ 半角数字:「0」~「9」
・ 半角記号:「-」、「.」、「 」(スペース)、「$」、「/」、「+」、「%」
上記以外の文字を使用した場合は、ATで読み込むためのバー
コードを作成できません。
なお、資産管理番号の自動設定を有効にしている場合は、自動
的に資産管理番号が設定されるため、任意の設定となります。自
動設定については、“11.1.2 機器情報の登録設定を行う”を参照
してください。
[関連資産管理番号](任
意)
関連する機器の資産番号を設定します。
例えば「PC本体」を基本となる機器とし、「キーボード」と「マウス」
を関連付けしたい機器とした場合は、「キーボード」と「マウス」の
「関連資産管理番号」に基本となる機器の「PC本体」の資産管理
番号を設定してください。基本となる機器の機器情報には、特に
[関連資産管理番号]を設定する必要はありません。
入力文字条件は、上記[資産管理番号]と同じです。
なお、関連資産管理番号が未入力の場合は、資産管理番号と同
一値が関連資産管理番号となります。
また、以下の関連資産管理番号が入力された場合は、入力値エ
ラーとなります。
・ 全角が含まれている場合
・ 入力された関連資産管理番号の機器が存在しない場合
・ 入力された関連資産管理番号の機器に対する関連機器数が
100件以上の場合
・ 入力された関連資産管理番号の機器が、既に他の機器の関
連機器の場合
・ (変更時のみ)入力された関連資産管理番号と資産管理番号
とが異なる場合に、変更前の資産管理番号が他の機器の関
連資産管理番号で使用中であった場合
[ユーザーID]
(必須)
機器を使用する利用者のユーザーIDを設定します。
Systemwalker Desktop Patrolに登録されていない値を設定すると
エラーとなります。
半角の英数字、および半角の記号を合わせて、20バイトまで設定
できます。
なお、機器情報変更時には、変更する機器の情報がインベントリ
情報として存在する場合は変更できません。インベントリ情報とし
て存在しない場合だけ変更できます。
[機器名]
(必須)
機器名を設定します。
半角文字および全角文字を合わせて、20バイトまで設定できま
す。
なお、機器情報変更時には、変更する機器の情報がインベントリ
情報として存在する場合は変更できません。インベントリ情報とし
て存在しない場合だけ変更できます。
- 525 -
タブ名
項目名
説明
リストから選択するか、新たな分類を設定します。
[分類]
(必須)
新たな分類を設定する場合は、半角の英数字、半角の記号、お
よび全角2バイト文字を合わせて、32バイトまで設定できます。
リストの情報は、機器情報として登録されている[分類]の情報で
す。
なお、「PC」を設定した場合、[機器名]および[ユーザーID]が、す
でに登録されているほかのPCと一致するとエラーとなります。
また、「PC」が設定されている機器では、「PC」以外の分類に変更
できません。「スマートデバイス」が設定されている機器では、「ス
マートデバイス」以外の分類に変更できません。
リストから選択するか、新たな種別を設定します。
[種別]
(必須)
新たな種別を設定する場合は、半角の英数字、半角の記号、お
よび全角2バイト文字を合わせて、64バイトまで設定できます。
リストの情報は、機器情報として登録されている[種別]の情報で
す。
[設置場所]
機器の設置場所を設定します。
[メーカ名]
リストから選択するか、新たなメーカ名を設定します。
新たなメーカ名を設定する場合は、半角の英数字、半角の記号、
および全角2バイト文字を合わせて、64バイトまで設定できます。
リストの情報は、機器情報として登録されている[メーカ名]の情報
です。
[モデル名]
リストから選択するか、新たなモデル名を設定します。
新たなモデル名を設定する場合は、半角の英数字、半角の記号、
および全角2バイト文字を合わせて、64バイトまで設定できます。
リストの情報は、機器情報として登録されている[モデル名]の情報
です。
[シリアル番号]
機器のシリアル番号を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、
24バイトまで設定できます。
[資産区分]
リストから選択します。
リストの情報は、機器情報として登録されている[資産区分]の情報
です。
[利用状況]
[IPアドレス1]
[IPアドレス2]
リストから選択します。
IPアドレスを以下の書式で設定します。
・ IPv4用のIPアドレスの場合
XXX.XXX.XXX.XXX
[ネッ
ト
ワー
ク情
報]
XXX:半角数字を0から255までの間で設定できます。
・ IPv6用のIPアドレスの場合
XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXX
X
XX:00からFFまでの16進表記だけ設定できます。半角英字
は、大文字/小文字のどちらも設定できます。
IPv6としての省略形も指定できます。
- 526 -
タブ名
項目名
説明
[MACアドレス1]
MACアドレスを以下の書式で設定します。
[MACアドレス2]
XX:XX:XX:XX:XX:XX
XX:00からFFまでの16進表記だけ設定できます。半角英字は、
大文字/小文字のどちらも設定できます。
区切り文字は「-」でも設定できます。また、区切り文字を省略して
設定することもできます。区切り文字を「-」、省略した場合も、管理
台帳では区切り文字が「:」で登録されます。
設定例:
FF:0B:5D:D0:D7:13
FF-0B-5D-D0-D7-13
FF0B5DD0D713
[製造年月]
機器の製造年月を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、
20バイトまで設定できます。
[登録年月日]
機器の資産台帳への登録年月日を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、
20バイトまで設定できます。
[固有情報]タブを選択したときの画面を以下に示します。
- 527 -
以下の情報を設定します。
タブ名
[固有情報]
項目名
[固有情報]
説明
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、64
バイトまで設定できます。
表示された情報は、機器情報として登録されている[固有情報]の情報
です。
[リンク先のパス名]
機器に関連するデータ(例:機器の画像)、またはそれらの入ったネッ
トワークパスやURLを任意に設定できます。
設定するときは、255バイトまでのUNC表記で設定します。設定したパ
スがCS上から参照できない場合はエラーとなります。
指定パスが、「http:」または「https:」で始まる場合はファイルの存在チェッ
クを行わず、URLと判断します。
注意
[固有情報]は初期設定では登録/変更できません
機器情報として登録または変更できる[固有情報]は、画面項目名の設定で[固有情報関連]の設定を行わないと、登録または変
更できません。
画面項目名の設定については、“11.1.6 画面項目名を設定する”を参照してください。
[契約割当]タブを選択したときの画面を以下に示します。
- 528 -
以下の情報を設定します。
タブ名
[契約割当]
項目名
[契約No.]
説明
リストから機器情報に割り当てる契約情報を選択します。
リストの情報は、契約情報として登録されている[契約No.]に関する情
報です。
[保守契約割当]タブを選択したときの画面を以下に示します。
以下の情報を設定します。
タブ名
[保守契約割
当]
項目名
[保守コード]
説明
リストから機器情報に割り当てる契約情報を選択します。
リストの情報は、契約情報として登録されている[保守コード]に関する
情報です。
4. [OK]ボタンをクリックします。
→設定または変更した情報が反映されます。
11.3.3 機器情報を台帳に保存する
画面に表示している機器情報を台帳として保存する方法について説明します。
- 529 -
なお、EXPORTファイル形式で保存した台帳は“11.2.2 台帳を登録/変更する”で登録ができ、一括した情報の更新を行うこともできま
す。
手順
画面に表示している機器情報を台帳として保存する手順は、以下のとおりです。
なお、手順は、“11.3.1 機器情報を確認/削除する”で[CSV出力]ボタンをクリックする操作から説明します。
1. [CSV出力]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. ダウンロードアンカーを右クリックし、「ファイルに保存」を選択してファイル拡張子を".csv"に変更・保存してください。以下のファ
イルをダウンロードできます。
- CSVファイル(*.csv)
CSVファイルとして保存します。
- EXPORTファイル(*.csv)(機器一覧画面の場合だけダウンロード可能)
“11.2.2 台帳を登録/変更する”で登録する形式で保存します。
保存されるファイルの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“機器確認ファイル”、“機器一
覧ファイル”、または“機器詳細ファイル”を参照してください。
11.4 契約を管理する
管理台帳で登録された契約情報を管理する方法について説明します。
11.4.1 契約情報を確認する
登録された契約情報を「部門別」および「分類別」に確認する方法について、操作の流れの中で以下を説明します。
- 530 -
・ “11.4.1.1 種別ごとの契約情報を確認する”
・ “11.4.1.2 契約一覧を確認する”
・ “11.4.1.3 契約詳細を確認する”
・ “11.4.1.4 契約情報を削除する”
11.4.1.1 種別ごとの契約情報を確認する
「部門別」および「分類別」の種別ごとに契約情報を確認する手順は、以下のとおりです。
1. メインメニューにログインし、[管理台帳]をクリックします。
→[管理台帳]画面が表示されます。
2. [契約管理]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 部門別の契約情報を確認します。
画面左側のプルダウンメニューで[部門別]をリストから選択します。
- 531 -
→以下の画面が表示されます。
各項目の意味は以下のとおりです。
なお、すべての項目を表示している場合について説明しています。
項目名
説明
[部門]
部門の情報です。
[契約数]
部門で管理されている契約数です。
[部門内契約機器
数]
部門で管理されている機器のうち、契約に割り当てられている機器数です。
備考.
システム管理者が管理対象を選択した場合、合計の[契約数]には、費用負担元が管理対象となっている契約の数も集計さ
れます。
また、管理対象を選択した場合、合計の[部門内契約機器数]には、部門が未配置の機器の数も集計されます。
また、各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
[追加]
説明
契約情報を登録します。
詳細については、“11.4.2 契約情報を登録/変更する”を参照してください。
[契約検索]
画面に表示する契約を絞り込んで表示します。
詳細については、“契約を絞り込む”を参照してください。
[CSV出力]
画面に表示された情報を台帳として保存します。
詳細については、“11.4.4 契約情報を台帳に保存する”を参照してください。
4. 分類別の契約情報を確認します。
画面左側のプルダウンメニューで[分類別]をリストから選択します。
- 532 -
→以下の画面が表示されます。
各項目の意味は以下のとおりです。
なお、すべての項目を表示している場合について説明しています。また、ボタンの動作は、前述した部門別の契約確認画面と
同様です。
項目名
[契約分類]
説明
契約分類の情報です。
契約情報として登録されている[契約分類]の情報です。
[契約数]
契約分類単位の契約数です。
[契約機器延べ数]
リース/レンタル/保守契約の契約機器数の合計値です。
1台の機器にリース契約と保守契約が割り当てしている場合、2台として集計されます。
[契約機器数]
契約分類単位の契約に割り当てられた機器数です。
表示項目を設定する
画面に表示する項目を設定する方法について説明します。
1. [表示項目設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 533 -
なお、以下には部門別の契約確認画面で[表示項目設定]ボタンをクリックしたときの画面を表示しています。
2. 以下の手順で表示項目の設定を行います。
a. 画面左側の[表示可能項目]のリストからPC一覧に表示する項目を選択し、画面中央の[>>]ボタンをクリックします。項目は
複数選択できます。
→選択した項目が、画面右側の[表示項目]に追加されます。
b. 画面右側の[表示項目]のリストからPC一覧に表示しない項目を選択し、画面中央の[<<]ボタンをクリックします。項目は複
数選択できます。
→選択した項目が、画面右側の[表示項目]から削除されます。
c. [表示項目]の順序を変更する場合は、画面右側の[表示項目]のリストから項目を選択し、[上に移動]または[下に移動]ボ
タンをクリックします。
3. 表示項目の設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。
→契約一覧の表示項目が、設定した項目に変更されます。
契約を絞り込む
画面に表示する契約を絞り込む方法について説明します。
- 534 -
1. [契約検索]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 絞り込む条件を設定します。
以下の情報を設定して、[検索]ボタンをクリックします。
項目名
部門管理(費用
負担元)
[契約管理]
説明
[絞込み部門]
費用負担元を部門により絞り込むときに条件を設定します。
[部門名]
費用負担元を部門名により絞り込むときに条件を設定します。
[部門コード]
費用負担元を部門コードにより絞り込むときに条件を設定します。
[すべての条件に
一致]または[い
ずれかの条件に
一致]
[契約管理]欄で設定した条件について、複数の条件をすべて含む[す
べての条件に一致]、または1つ以上の条件を含む[いずれかの条件に
一致]を選択します。
[契約分類]
契約分類により絞り込むときに設定します。
リストには、契約情報として登録されている[契約分類]の値が表示され
ます。
[契約No.]
契約の番号により絞り込むときに条件を設定します。
[元契約No.]
元契約の番号により絞り込むときに条件を設定します。
[物件名]
物件名により絞り込むときに条件を設定します。
[契約会社]
契約会社名称により絞り込むときに条件を設定します。
[契約日]
契約日により絞り込むときに条件を設定します。
[契約開始日]
契約開始日により絞り込むときに条件を設定します。
[契約終了日]
契約終了日により絞り込むときに条件を設定します。
→検索に一致した項目だけが画面に表示されます。
- 535 -
11.4.1.2 契約一覧を確認する
「部門内」および「分類内」の種別ごとに契約一覧を確認する手順は、以下のとおりです。
なお、“11.4.1.1 種別ごとの契約情報を確認する”からの続きの手順となります。また、以下では「部門内」の画面で説明します。「分類
内」では、表示される項目の順番が異なりますが、同様の手順で確認できます。
1. [契約数]の数値をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 選択した項目の契約一覧を確認します。
以下の情報を確認します。
なお、すべての項目を表示している場合について説明しています。
項目名
[費用負担元]
説明
契約の費用負担元情報です。
契約情報として登録されている[費用負担元]の情報です。
[契約No.]
契約の番号情報です。
契約情報として登録されている[契約No.]の情報です。
[元契約No.]
契約延長前の契約の番号情報です。
契約情報として登録されている[元契約No.]の情報です。
[契約分類]
契約の分類情報です。
契約情報として登録されている[契約分類]の情報です。
[契約機器数]
契約に割り当てられた機器数です。
部門で管理されている契約に割り当てられた機器数です。
[契約会社]
契約した会社名です。
契約情報として登録されている[契約会社]の情報です。
[物件名]
契約した物件名です。
- 536 -
項目名
説明
契約情報として登録されている[物件名]の情報です。
[契約日]
契約した契約日です。
契約情報として登録されている[契約日]の情報です。
[契約開始日]
契約した契約開始日です。
契約情報として登録されている[契約開始日]の情報です。
[契約終了日]
契約した契約終了日です。
契約情報として登録されている[契約終了日]の情報です。
[契約金額]
契約した契約金額です。
契約情報として登録されている[契約金額]の情報です。
[導入コード]
契約会社管理している契約時の契約No.です。
契約情報として登録されている[導入コード]の情報です。
[支払区分名]
月払、年払などの支払方法です。
契約情報として登録されている[支払区分名]の情報です。
[契約担当者名]
契約担当の担当者名称です。
契約情報として登録されている[契約担当者名]の情報です。
[契約担当電話番
号]
契約担当の担当電話番号です。
[契約担当FAX番
号]
契約担当の担当FAX番号です。
[備考]
契約情報として登録されている[契約担当電話番号]の情報です。
契約情報として登録されている[契約担当FAX番号]の情報です。
契約の備考情報です。
契約情報として登録されている[備考]の情報です。
[管理者メモ1~6]
契約のメモ情報です。
契約情報として登録されている[管理者メモ1~6]の情報です。
また、各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
説明
[戻る]
1つ前の画面を表示します。
[表示項目設定]
画面に表示する項目を設定します。
詳細については、“表示項目を設定する”を参照してください。
[CSV出力]
画面に表示された情報を台帳として保存します。
詳細については、“11.4.4 契約情報を台帳に保存する”を参照してくださ
い。
なお、以下の手順でも契約一覧を確認することができます。部門単位で確認したい場合に操作してください。
- 537 -
1. [契約一覧]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
11.4.1.3 契約詳細を確認する
契約詳細を確認する手順は、以下のとおりです。
なお、確認時に不要な契約情報を削除できます。
また、“11.4.1.2 契約一覧を確認する”または“11.3.1.3 機器詳細を確認する”からの続きの手順となります。
- 538 -
1. 確認する契約情報の[契約No.]のリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
説明
[戻る]
1つ前の画面を表示します。
[表示項目設定]
本ボタンは[割当機器情報]タブを選択した場合に表示されます。
画面に表示する項目を設定します。
詳細については、“表示項目を設定する”を参照してください。
[削除]
契約情報を削除します。
詳細については、“11.4.1.4 契約情報を削除する”を参照してください。
[変更]
契約情報を変更します。
詳細については、“11.4.2 契約情報を登録/変更する”を参照してください。
[契約延長]
契約の延長を行います。
詳細については、“11.4.5 契約を延長する”を参照してください。
[契約割当]
契約情報に機器情報を割り当てます。
詳細については、“11.4.3 契約情報を割り当てる”を参照してください。
[CSV出力]
画面に表示された情報を台帳として保存します。
詳細については、“11.4.4 契約情報を台帳に保存する”を参照してくださ
い。
- 539 -
2. 選択した項目の契約詳細を確認します。
[契約情報]タブを選択した場合は、契約情報が表示されます。
3. [割当機器情報]タブを選択した場合は、割当機器情報が表示されます。
備考.部門管理者の場合、所属する部門の範囲外の機器については、以下の情報だけ確認できます。
- [資産管理番号]
- [関連資産管理番号]
- [ユーザーID]
- 540 -
- [ユーザー名]
- [機器名]
- [部門]
- [分類]
- [種別]
- [契約No.]
- [保守コード]
11.4.1.4 契約情報を削除する
契約情報を削除する手順は、以下のとおりです。契約情報の削除は“11.3.1.3 機器詳細を確認する”からの続きの手順となります。
1. 契約詳細を確認するための画面を起動します。
- 541 -
2. 上記の画面内の[削除]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 契約情報を削除する操作に対し、コメントを入力します。
コメントは、半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、64バイトまで設定できます。入力したコメントは、機
器情報が割り当てられている契約情報を削除した場合だけ有効となります。
コメントとして入力した情報は、更新履歴画面で確認できます。更新履歴画面については、“11.3.1.4 履歴情報を確認する”を参
照してください。
また、削除する割当機器一覧を選択してください。
4. [OK]ボタンをクリックします。
→契約情報が削除されます。
11.4.2 契約情報を登録/変更する
1つの契約情報を登録または変更する方法について説明します。
なお、一括して登録する場合には、“11.2 資産情報を台帳に登録する”を参照してください。
手順
1つの契約情報を登録または変更する手順は、以下のとおりです。
なお、手順は、“11.4.1 契約情報を確認する”で[追加]または[変更]ボタンをクリックする操作から説明します。
1. [追加]ボタンまたは[変更]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 542 -
なお、以下には[追加]ボタンをクリックしたときの画面を表示しています。
2. 契約情報を登録または変更します。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
[契約No.]
(必須)
説明
契約の番号を設定します。
半角英数字、および半角記号(「-」)を合わせて、20バイトまで設定できま
す。
なお、契約情報変更時には本項目は変更できません。
[元契約No.]
契約延長前の契約の番号を設定します。
半角英数字、および半角記号(「-」)を合わせて、20バイトまで設定できま
す。
[契約分類]
(必須)
リストから選択します。
リストの情報は、契約情報として登録されている[契約分類]の情報です。
なお、変更時は、[リース]から[レンタル]、または[レンタル]から[リース]への
変更だけは可能です。
[費用負担元]
(必須)
[部門選択]ボタンをクリックして、登録または変更する部門を設定します。
[契約会社]
契約した会社名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、60バイ
トまで設定できます。
[物件名]
契約した物件名を設定します。
- 543 -
項目名
説明
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、128バ
イトまで設定できます。
[契約日]
(必須)
契約日を設定します。
[契約開始日]
(必須)
契約の開始日を設定します。
[契約終了日]
契約の終了日を設定します。
なお、省略すると、契約期限切れ通知の対象から外すことができます。
[契約金額]
契約時の金額を設定します。
半角で9桁までの、正の数字が設定できます。
[導入コード]
契約会社管理している契約時の契約No.を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、20バイ
トまで設定できます。
[支払区分名]
月払、年払などの支払方法を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、10バイ
トまで設定できます。
[契約担当者名]
契約担当の担当者名称を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、128バ
イトまで設定できます。
[契約担当電話番
号]
契約担当の担当電話番号を設定します。
[契約担当FAX番
号]
契約担当の担当FAX番号を設定します。
[備考]
契約の備考情報を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、20バイ
トまで設定できます。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、20バイ
トまで設定できます。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、60バイ
トまで設定できます。
[管理者メモ1~6]
契約に関するメモ情報を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、128バ
イトまで設定できます。
→設定または変更した情報が反映されます。
11.4.3 契約情報を割り当てる
登録されている契約情報に機器情報を割り当てる方法について説明します。
手順
登録されている契約情報に機器情報を割り当てる手順は、以下のとおりです。
なお、手順は、“11.4.1.3 契約詳細を確認する”で[契約割当]ボタンをクリックする操作から説明します。
- 544 -
1. [契約割当]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 画面内の[割当設定]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 545 -
3. 画面内の[表示範囲の選択]から契約情報を割り当てる機器が存在する部門/設置場所/分類・種別を選択してください。右側
に選択された箇所の機器一覧が表示されます。
4. 契約情報を割り当てる機器にチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
→契約情報に機器が割り当てられます。
契約情報の割り当てを解除する
登録されている契約情報に割り当てられている機器情報を解除する手順は、以下のとおりです。
なお、手順は、“11.4.1.3 契約詳細を確認する”で[契約割当]ボタンをクリックする操作から説明します。
- 546 -
1. [契約割当]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 契約情報の割り当てを解除したい機器にチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
→契約情報の割り当てが解除されます。
11.4.4 契約情報を台帳に保存する
画面に表示している契約情報を台帳として保存する方法について説明します。
なお、EXPORTファイル形式で保存した台帳は“11.2.2 台帳を登録/変更する”で登録ができ、一括した情報の更新を行うこともできま
す。
手順
画面に表示している契約情報を台帳として保存する手順は、以下のとおりです。
なお、手順は、“11.4.1 契約情報を確認する”で[CSV出力]ボタンをクリックする操作から説明します。
- 547 -
1. [CSV出力]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. ダウンロードアンカーを右クリックし、「ファイルに保存」を選択してファイル拡張子を".csv"に変更・保存してください。以下のファ
イルをダウンロードできます。
- CSVファイル(*.csv)
CSVファイルとして保存します。
- EXPORTファイル(*.csv)(契約一覧画面の場合だけダウンロード可能)
“11.2.2 台帳を登録/変更する”で登録する形式で保存します。
保存されるファイルの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“契約確認ファイル”、“契約一
覧ファイル”、または“契約詳細ファイル”を参照してください。
11.4.5 契約を延長する
契約を延長する方法について説明します。
契約を延長する手順は以下のとおりです。契約情報の延長は“11.3.1.3 機器詳細を確認する”からの続きの手順となります。
- 548 -
1. 契約延長を行う契約情報の「契約詳細画面」を表示します。
2. 「契約延長」ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 549 -
3. 契約を延長する機器を選択して、「次へ」ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
延長する契約情報を設定します。
契約延長した機器に割り当てられている元契約No.は、本画面で設定した延長後の契約No.に変更として登録されます。その時
の履歴情報のコメントは、「契約延長による変更」となります。
4. [OK]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
「契約詳細画面」に延長後の契約情報が表示されますので、延長した結果を確認します。
- 550 -
5. 「契約詳細画面」から「キャンセル」ボタンをクリックして「契約一覧画面」を表示します。
「契約一覧画面」から、元契約情報と、延長後の契約情報が確認できます。
ポイント
延長しなかった契約について
元契約情報を「契約詳細画面」から削除することで、延長しなかった機器情報も合わせて削除することができます。
11.5 棚卸を行う
管理台帳で管理対象となる機器(PCおよび什器)の棚卸作業を運用/管理する方法について説明します。
11.5.1 棚卸状況を確認する
登録された機器の棚卸状況を「部門別」、「分類別」、および「場所別」に確認する方法について、操作の流れの中で以下を説明しま
す。
・ “11.5.1.1 種別ごとの棚卸状況を確認する”
・ “11.5.1.2 棚卸一覧を確認する”
・ “11.5.1.3 棚卸対象外一覧を確認する”
11.5.1.1 種別ごとの棚卸状況を確認する
「部門別」、「分類別」、および「場所別」の種別ごとに機器の棚卸状況を確認する手順は、以下のとおりです。
- 551 -
1. メインメニューにログインし、[管理台帳]をクリックします。
→[管理台帳]画面が表示されます。
2. [棚卸支援]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
初めて棚卸支援を行う場合、状況確認画面の前に棚卸開始日の設定を促すメッセージ画面が表示されます。
設定については、“11.5.3 棚卸の作業”を参照してください。
3. 部門別の棚卸状況を確認します。
画面左側のプルダウンメニューで[部門別]をリストから選択します。
- 552 -
→以下の画面が表示されます。
各項目の意味は以下のとおりです。
なお、すべての項目を表示している場合について説明しています。
項目名
説明
[部門]
部門の情報です。
[所属人数]
部門に所属するユーザーの人数です。
[棚卸対象台数]
部門で棚卸対象となっている機器の合計台数です。
[棚卸済み台数]
部門で棚卸済みとなっている機器の合計台数です。
[残台数]
部門で棚卸が行われていない機器の合計台数です。
[棚卸対象外台数]
部門で棚卸対象外となっている機器の合計台数です。
また、各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
[運用設定]
説明
棚卸の運用方法を設定します。
詳細については、“11.5.3 棚卸の作業”を参照してください。
[CSV出力]
画面に表示された情報を台帳として保存します。
詳細については、“11.5.2 棚卸状況を台帳に保存する”を参照してくださ
い。
4. 場所別の棚卸状況を確認します。
画面左側のプルダウンメニューで[場所別]をリストから選択します。
- 553 -
→以下の画面が表示されます。
各項目の意味は以下のとおりです。
なお、すべての項目を表示している場合について説明しています。また、ボタンの動作は、前述した部門別の棚卸確認画面と
同様です。
項目名
説明
[設置場所]
機器の設置場所です。
[所属人数]
設置場所に所属するユーザーの人数です。
[棚卸対象台数]
設置場所で棚卸対象となっている機器の合計台数です。
[棚卸済み台数]
設置場所で棚卸済みとなっている機器の合計台数です。
[残台数]
設置場所で棚卸が行われていない機器の合計台数です。
[棚卸対象外台数]
設置場所で棚卸対象外となっている機器の合計台数です。
備考.全社を選択した場合、合計には設置場所が設定されていない機器数も集計されます。
5. 分類別の棚卸状況を確認します。
画面左側のプルダウンメニューで[分類別]をリストから選択します。
- 554 -
→以下の画面が表示されます。
各項目の意味は以下のとおりです。
なお、すべての項目を表示している場合について説明しています。また、ボタンの動作は、前述した部門別の棚卸確認画面と
同様です。
項目名
[分類]
説明
機器の分類情報です。
機器情報として登録されている[分類]の情報です。
[種別]
機器の種別情報です。
機器情報として登録されている[種別]の情報です。
[棚卸対象台数]
分類および種別単位で棚卸対象となっている機器の合計台数です。
[棚卸済み台数]
分類および種別単位で棚卸済みとなっている機器の合計台数です。
[残台数]
分類および種別単位で棚卸が行われていない機器の合計台数です。
[棚卸対象外台数]
分類および種別単位で棚卸対象外となっている機器の合計台数です。
表示項目を設定する
画面に表示する項目を設定する方法について説明します。
1. [表示項目設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 555 -
なお、以下には部門別の棚卸確認画面で[表示項目設定]ボタンをクリックしたときの画面を表示しています。
2. 以下の手順で表示項目の設定を行います。
a. 画面左側の[表示可能項目]のリストからPC一覧に表示する項目を選択し、画面中央の[>>]ボタンをクリックします。項目は
複数選択できます。
→選択した項目が、画面右側の[表示項目]に追加されます。
b. 画面右側の[表示項目]のリストからPC一覧に表示しない項目を選択し、画面中央の[<<]ボタンをクリックします。項目は複
数選択できます。
→選択した項目が、画面右側の[表示項目]から削除されます。
c. [表示項目]の順序を変更する場合は、画面右側の[表示項目]のリストから項目を選択し、[上に移動]または[下に移動]ボ
タンをクリックします。
3. 表示項目の設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。
→棚卸一覧の表示項目が、設定した項目に変更されます。
11.5.1.2 棚卸一覧を確認する
「部門内」、「分類内」、および「場所内」の種別ごとに棚卸一覧を確認する手順は、以下のとおりです。
なお、“11.5.1.1 種別ごとの棚卸状況を確認する”からの続きの手順となります。また、以下では「部門内」の画面で説明します。「分類
内」および「場所内」では、表示される項目の順番が異なりますが、同様の手順で確認できます。
- 556 -
1. 確認したい項目([棚卸対象台数]、[棚卸済み台数]、[残台数])の数値をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 選択した項目の棚卸一覧を確認します。
以下の情報を確認します。
すべての項目を表示している場合について説明しています。
項目名
説明
[部門]
部門の情報です。
[ユーザーID]
機器を使用する利用者のユーザーIDです。
機器情報として登録されている[ユーザーID]の情報です。
[ユーザー名]
機器を使用する利用者のユーザー名です。
[資産管理番号]
機器の資産管理番号です。
機器情報として登録されている[資産管理番号]の情報です。
[関連資産管理番
号]
機器の関連資産管理番号です。
[棚卸状態]
機器の棚卸状態です。
機器情報として登録されている[関連資産管理番号]の情報です。
「○」が棚卸完了した機器で、「×」が棚卸未完了の機器となります。
[収集日時]
情報を登録した日時です。
[検知日時]
ADTで機器を検知した日時です。
[棚卸完了日]
棚卸を完了した日時です。
[設置場所]
機器の設置場所情報です。
[設置場所(補正値)]
機器のセグメント情報から取得した設置場所情報です。表示される内容は
以下の通りです。
・ [表示あり(IPアドレスから確定した設置場所名が表示されます)]
セグメント情報と設置場所に差異がある場合
- 557 -
項目名
説明
・ [表示なし]
セグメント情報と設置場所が一致している、またはセグメント情報が
存在しない場合
・ [*セグメント情報未設定]
検知済みのセグメントであるが、セグメント情報の設置場所が未設定
である場合
※この項目は[棚卸運用の設定]で[設置場所の補正結果を、棚卸一覧画
面内に表示する]にチェックを入れている場合のみ表示されます。
[分類]
機器の分類情報です。
機器情報として登録されている[分類]の情報です。
[種別]
機器の種別情報です。
機器情報として登録されている[種別]の情報です。
[利用状況]
機器の利用状況です。
機器情報として登録されている[利用状況]の情報です。
[機器名]
機器として利用する名称です。
機器情報として登録されている[機器名]の情報です。
[メーカ名]
機器のメーカ名です。
機器情報として登録されている[メーカ名]の情報です。
[モデル名]
機器のモデル名です。
機器情報として登録されている[モデル名]の情報です。
[シリアル番号]
機器のシリアル番号です。
機器情報として登録されている[シリアル番号]の情報です。
[資産区分]
機器の資産区分です。
機器情報として登録されている[資産区分]の情報です。
[固有情報1~60]
機器の固有情報です。
機器情報として登録されている[固有情報1~60]の情報です。
[リンク先のパス名]
機器に関連するデータ(例:機器の画像)、またはそれらの入ったディレク
トリやURLです。
機器情報として登録されている[リンク先のパス名]の情報です。
[契約No.]
契約の番号情報です。
機器情報として登録されている[契約No.]の情報です。
[保守コード]
機器の保守コードです。
機器情報として登録されている[保守コード]の情報です。
[CPU]
PCのCPUクロック数です。
[総ディスク容量]
PCのハードディスク総容量です。
[総ディスク残り容
量]
PCのハードディスク残容量です。
[総メモリ容量]
PCの総メモリ容量です。
[OS名]
PCのOS名です。
[サービスパック]
PCに適用されているサービスパックです。
[IPアドレス1]
PCに設定されているIPアドレスです。
- 558 -
項目名
説明
・ デュアルスタック環境の場合は、IPv4アドレスとIPv6アドレスの間をス
ラッシュ「/」で区切ります。
・ IPv6アドレスが複数存在する場合は、IPv6アドレスとIPv6アドレスの間
をセミコロン「;」で区切ります。
[IPアドレス2]
PCに設定されているIPアドレスです。
・ デュアルスタック環境の場合は、IPv4アドレスとIPv6アドレスの間をス
ラッシュ「/」で区切ります。
・ IPv6アドレスが複数存在する場合は、IPv6アドレスとIPv6アドレスの間
をセミコロン「;」で区切ります。
[MACアドレス1]
PCに設定されているMACアドレスです。
[MACアドレス2]
PCに設定されているMACアドレスです。
[製造年月]
機器の製造年月です。
[登録年月日]
機器の資産台帳への登録年月日です。
[収集情報]
PCのインベントリ情報が存在するかを示します。
「○」がPCのインベントリ情報が存在する場合で、「×」がPCのインベントリ
情報が存在しない場合となります。
ディスク消去管理機能の操作によりインベントリ情報が削除された場合や、
インベントリ情報が手動で削除された場合にも、「×」となります。
ユーザー定義の固
有項目
インベントリ情報としてユーザーが任意に設定した固有情報です。ユー
ザーが設定した項目名および固有情報が表示されます。
例えば、ユーザーが“財産番号”を設定した場合は、“財産番号”が表示さ
れます。
また、各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
説明
[戻る]
1つ前の画面を表示します。
[表示項目設定]
画面に表示する項目を設定します。
詳細については、“表示項目を設定する”を参照してください。
[設置場所の補正]
設置場所の補正を行います。このボタンは[運用設定]で、[設置場所の補
正結果]を[表示する]が選択されていないと有効になりません。
詳細については、“11.5.3 棚卸の作業”を参照してください。
[状態変更]
機器の棚卸状態を変更します。
詳細については、“11.5.3 棚卸の作業”を参照してください。
[運用設定]
棚卸の運用方法を設定します。
詳細については、“11.5.3 棚卸の作業”を参照してください。
[CSV出力]
画面に表示された情報を台帳として保存します。
詳細については、“11.5.2 棚卸状況を台帳に保存する”を参照してくださ
い。
なお、以下の手順でも棚卸一覧を確認することができます。部門単位で確認したい場合に操作してください。
- 559 -
1. [棚卸一覧]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
11.5.1.3 棚卸対象外一覧を確認する
棚卸対象外一覧を確認する手順は、以下のとおりです。
なお、“11.5.1.1 種別ごとの棚卸状況を確認する”からの続きの手順となります。
- 560 -
1. [棚卸対象外台数]の数値をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 棚卸対象外一覧を確認します。
各項目の説明については、“11.5.1.2 棚卸一覧を確認する”を参照してください。
また、各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
説明
[戻る]
1つ前の画面を表示します。
[表示項目設定]
画面に表示する項目を設定します。
詳細については、“表示項目を設定する”を参照してください。
[棚卸対象に設定]
選択した機器を棚卸対象に設定します。
詳細については、“11.5.3 棚卸の作業”を参照してください。
[CSV出力]
画面に表示された情報を台帳として保存します。
詳細については、“11.5.2 棚卸状況を台帳に保存する”を参照してくださ
い。
11.5.2 棚卸状況を台帳に保存する
画面に表示している棚卸状況を台帳として保存する方法について説明します。
手順
棚卸状況を台帳に保存する手順は、以下のとおりです。
なお、手順は、“11.5.1 棚卸状況を確認する”で[CSV出力]ボタンをクリックする操作から説明します。
- 561 -
1. [CSV出力]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. ダウンロードアンカーを右クリックし、「ファイルに保存」を選択してファイル拡張子を".csv"に変更・保存してください。以下のファ
イルをダウンロードできます。
- CSVファイル(*.csv)
CSVファイルとして保存します。
保存されるファイルの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“棚卸確認ファイル”または“棚
卸対象一覧/棚卸対象外一覧ファイル”を参照してください。
11.5.3 棚卸の作業
管理台帳で管理している機器の棚卸作業について説明します。
なお、ATと連携した棚卸作業を行うこともできます。詳細については、“第12章 バーコードで機器を管理する”を参照してください。
手順
棚卸作業の手順は、以下のとおりです。
なお、手順は、[運用設定]ボタンをクリックする操作から説明します。
- 562 -
1. [運用設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 棚卸の運用方法を設定します。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
[棚卸開始日]
説明
棚卸の開始日を設定します。
現在日付の180日前から現在日付の間で設定できます。
設定した開始日から現在日付の間に棚卸作業を行うことで、棚卸済みと
なります。
なお、設定した値は、棚卸状況のレポート出力時の初期値として使用され
ます。詳細については、“14.3 棚卸状況を出力する”を参照してください。
[棚卸状態の判定方
法]
棚卸状態を判定する方法を設定します。
・ [棚卸完了日を使用して、棚卸状態を判定する]
棚卸状態(○、×)の判定は、棚卸完了日時でのみ判定します。棚卸
開始日以降に、棚卸完了日時で、棚卸された場合は、棚卸状態が○
(済み)となります。
・ [棚卸完了日、収集日時を使用して、棚卸状態を判定する]
本項目を選択すると、CTで自動収集した日時も含めて棚卸の存在
チェックに使用します。
棚卸状態(○、×)の判定は、棚卸完了日時、収集日時で判定します。
指定された棚卸開始日以降に、何れかの日時で、棚卸された場合
は、棚卸状態が○(済み)となります。
・ [棚卸完了日、収集日時、検知日時を使用して、棚卸状態を判定す
る]
本項目を選択すると、ADTで検知した日時も含めて棚卸の存在チェッ
クに使用します。
- 563 -
項目名
説明
棚卸状態(○、×)の判定は、棚卸完了日時、収集日時、検知日時の
全て同一優先度で判定します。指定された棚卸開始日以降に、何れ
かの日時で、棚卸された場合は、棚卸状態が○(済み)となります。
[設置場所の補正]
設置場所の補正結果を、棚卸一覧画面内に表示する場合は[表示する]、
表示しない場合は[表示しない]を選択します。
[表示する]を選択すると、各棚卸一覧画面内の設置場所の項目に補正後
の設置場所が表示されるようになります。
[棚卸状態の判定方法]を変更した場合、自動での棚卸作業を行った機器の[棚卸状態](棚卸完了または棚卸未完了)が変更
される場合があります。
ただし、以下の操作により棚卸作業を行った機器の[棚卸状態]は変更されません。
- 手動での棚卸作業
- ATと連携した棚卸作業を行った場合
→運用の開始日が設定されます。
3. 棚卸作業を行います。
以下の場合に応じて操作します。
なお、以下のほかにATと連携した棚卸作業を行うこともできます。詳細については、“第12章 バーコードで機器を管理する”を
参照してください。
- “手動での棚卸作業”
画面操作で棚卸を行う作業となります。
手動での棚卸作業だけを行う場合は、[運用設定]画面で[棚卸状態の判定]に[棚卸完了日を使用して、棚卸状態を判定す
る]を設定しておく必要があります。
- “自動での棚卸作業”
自動で棚卸を行う作業となります。
自動での棚卸作業を行う場合は、[運用設定]画面で[棚卸完了日を使用して、棚卸状態を判定する]以外を設定しておく必
要があります。
なお、この場合“手動での棚卸作業”を行うこともできます。
手動での棚卸作業
“11.5.1.2 棚卸一覧を確認する”で画面を表示している操作から説明します。
- 564 -
1. [状態変更]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. 棚卸済みとする機器を選択して、[棚卸済みに設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. 機器を棚卸済みに設定します。
[OK]ボタンをクリックします。
→[棚卸状態]が[×]から[○]になります。
また、[棚卸完了日]に[OK]ボタンをクリックしたときの日時が設定されます。
4. 棚卸未完了とする機器を選択して、[棚卸未完に設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
5. 機器を棚卸未完了に設定します。
[OK]ボタンをクリックします。
- 565 -
→[棚卸状態]が[○]から[×]になります。
6. 機器を棚卸対象から外します。
棚卸対象から外す機器を選択して、[棚卸対象外に設定]ボタンをクリックします。
→棚卸対象の一覧から削除されます。
削除された機器は、[棚卸対象外一覧]画面に移動されます。
7. 棚卸対象から外した機器を棚卸対象とします。
“11.5.1.3 棚卸対象外一覧を確認する”で画面を表示している操作から説明します。
棚卸対象から外した機器を選択して、[棚卸対象に設定]ボタンをクリックします。
→棚卸対象外の一覧から削除されます。
削除された機器は、[棚卸一覧]画面に移動されます。
自動での棚卸作業
Systemwalker Desktop Patrolで収集されたインベントリ情報を、管理台帳で管理する資産情報(機器情報)として登録または変更しま
す。
[棚卸の運用設定]画面で設定した[棚卸開始日]以降に登録または変更されたPCは、棚卸済みに設定されます。
棚卸状況を確認する方法は、“11.5.1 棚卸状況を確認する”を参照してください。
棚卸作業が自動で実行された結果は、[棚卸一覧]に表示されます。
「設置場所の補正結果を、棚卸一覧画面内に表示する」にチェックを入れている場合、設置場所の項目の後ろに設置場所(補正値)が
表示されます。設置場所(補正値)に表示される内容は以下のとおりです。
機器のセグメント情報から取得した設置場所情報です。表示される内容は以下の通りです。
・ [表示あり(IPアドレスから確定した設置場所名が表示されます)]
セグメント情報と設置場所に差異がある場合
・ [表示なし]
セグメント情報と設置場所が一致している、またはセグメント情報が存在しない場合
・ [*セグメント情報未設定]
検知済みのセグメントであるが、セグメント情報の設置場所が未設定である場合
補正が必要かどうかを判断し、必要に応じて設置場所の補正を実施してください。
1. [棚卸一覧]画面で、設置場所を補正する機器を確認します。
必要な場合は、[設置場所の補正]ボタンをクリックします。
- 566 -
→以下の画面が表示されます。
設置場所(補正値)に補正値が表示されている場合も、一時的に設置場所を移動している可能性もあります。管理者が実情を確
認した上で、設置場所を補正するかを判断し、機器の選択を行ってください。
設置場所(補正値)でソートすると、差異がある設置場所だけを並べて確認することができます。
2. [設置場所の補正]画面で、コメントおよび設置場所に補正が必要な機器を選択します。
※[コメント]を設定すると、[履歴情報]の[コメント]にも反映されます。
省略した場合は、コメントとして、「設置場所の補正による変更」が設定されます。
3. [OK]ボタンをクリックします。
→設置場所の補正が開始されます。
補正した結果は、履歴情報としても保存されます。
組織変更などの要因でビル管理情報に変更があり、セグメントに対して設置場所名が設定されていないセグメントが存在する場
合は、以下のメッセージが表示されます。
この場合は、[セグメント管理]画面で[セグメント管理情報]を修正してから[設置場所の補正]ボタンをクリックしてくさい。
- 567 -
→設置場所の補正が完了すると[設置場所補正の結果]画面が表示されます。
4. 内容を確認し、[棚卸一覧へ戻る]ボタンをクリックします。
→[棚卸一覧]画面が再表示されます。
5. 設置場所が補正されたことを確認します。
また、棚卸結果も確認します([棚卸結果]には、「○」または「×」が表示されます)。
変更前と変更後の設置場所を確認する場合は、[機器管理]画面の[履歴情報の確認]を選択します。
- 568 -
第12章 バーコードで機器を管理する
本章では、ATと連携して行える「棚卸作業」および「資産情報の確認」について説明します。
12.1 手順
Systemwalker Desktop PatrolとATを連携して行える「棚卸作業」および「資産情報の確認」する手順について説明します。
注意
システム管理者は部門管理者に情報管理の指導を行ってください
ATの操作を行う際には、操作の過程で扱うすべての機器に設定された契約先や契約金額などの情報が閲覧できます。
分散管理の観点から、システム上、部門管理者もATの利用権限を持っていますが、運用方法によっては、情報管理上のリスクを伴う
ことがあります。
運用上、部門管理者が上位部門や別部門などの契約が設定された機器を扱う場合には、事前に部門管理者へ情報管理の指導を
行った上での、運用をお願いします。
ATと連携した作業イメージ
ATと連携した作業イメージを以下に示します。
上記イメージで示すように、Systemwalker Desktop Patrolで管理されている機器(PCおよび什器)の資産情報を元にして、バーコード
を作成します。
- 569 -
作成したバーコードは、対象となる機器(PCおよび什器)に貼り付けておきます。
ATでバーコードを読み込むことで機器(PCおよび什器)の棚卸作業を実施できます。また、ATでバーコードを読み込み、機器(PCお
よび什器)のある場所で資産情報(機器情報および契約情報)を確認できます。
なお、ATで読み込むことができるのは、ACで作成したバーコードだけとなります。
手順
ATと連携して「棚卸作業」および「資産情報の確認」を行う手順を以下に示します。
1. バーコードを作成する
Systemwalker Desktop Patrolで管理されている機器(PCおよび什器)のバーコードを作成します。
作成したバーコードは、管理対象となる機器(PCおよび什器)に貼り付けておきます。
バーコードの作成については、“12.2 バーコードを作成する”を参照してください。
2. ATを準備する
棚卸作業や資産情報の確認をATで行うために、ATでの準備を行います。
準備については、“12.3 ATを準備する”を参照してください。
3. 棚卸作業または資産情報の確認を実施する
ATを利用した棚卸作業または資産情報の確認を行います。
棚卸作業については、“12.4 棚卸の作業”を参照してください。
資産情報の確認については、“12.5 資産情報を確認する”を参照してください。
4. 棚卸状況を確認する
前の手順で、棚卸作業を行ったときの手順となります。
機器(PCおよび什器)の棚卸状況を「部門別」、「分類別」、または「場所別」に確認できます。
確認方法については、“11.5.1 棚卸状況を確認する”を参照してください。
12.2 バーコードを作成する
Systemwalker Desktop Patrolで管理されている機器のバーコードを作成する方法について説明します。
作成したバーコードは、機器に貼り付けておき、棚卸時や資産情報確認時にATで読み込むために使用します。
手順
バーコードを作成する手順は、以下のとおりです。
- 570 -
1. ACメニューにログオンします。。
2. [棚卸端末との連携]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [バーコードラベル作成]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
各項目の説明については、“11.5.1.2 棚卸一覧を確認する”を参照してください。
また、各ボタンの動作は以下のとおりです。
項目名
説明
[トップ]
ACメニューの画面に戻ります。
[オンラインマニュア
ル]
オンラインマニュアルを表示します。
[表示項目の設定]
画面に表示する項目を設定します。
詳細については、“表示項目を設定する”を参照してください。
[印刷対象の抽出]
バーコードの印刷対象とする機器を抽出します。
操作については後述します。
[一括選択]
画面に表示されたすべての機器について、バーコードの印刷対象または
印刷対象外とします。
[ファイル保存]
プリンタラベル用紙の販売メーカから提供されているバーコードラベル印
刷ツールで読み込み可能なCSVファイル形式で、出力保存します。
[ラベル印刷]
印刷対象となっている機器のバーコードを作成します。
[▼]または[▲]
項目の整列が行えます。
- 571 -
4. [印刷対象の抽出]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
5. バーコードを作成する機器を抽出します。
以下の情報を設定して、[検索]ボタンをクリックします。
なお、[資産管理番号]が設定されていない機器、または[資産管理番号]にバーコードシンボル体系のコード39未対応の文字が
使用されている機器は抽出できません。バーコードシンボル体系のコード39では、以下の文字だけ利用できます。
- 半角英字:「A」~「Z」
- 半角数字:「0」~「9」
- 半角記号:「-」、「.」、「 」(スペース)、「$」、「/」、「+」、「%」
項目名
[部門]
説明
部門により抽出するときにチェックし、[部門選択]ボタンをクリックして、
抽出する部門を設定します。
また、[表示範囲]で抽出する範囲を設定します。
設定できるのは、Systemwalker Desktop Patrolで登録された「部門管理
情報」の情報です。
[設置場所]
設置場所により抽出するときにチェックして条件を設定します。
リストの情報は、Systemwalker Desktop Patrolで登録された「ビル管理情
報」の情報です。
[ユーザー名]
ユーザー名により抽出するときにチェックして、Systemwalker Desktop
Patrolから取り込まれた「ユーザー管理情報」と一致する値を設定しま
す。
[分類]
分類により抽出するときにチェックして条件を設定します。
リストの情報は、機器情報として登録されている[分類]の情報です。
[種別]
種別により抽出するときにチェックして条件を設定します。
リストの情報は、機器情報として登録されている[種別]の情報です。
[利用状況]
利用状況により抽出するときにチェックして条件を設定します。
リストの情報は、機器情報として登録されている[利用状況]の情報です。
[すべての条件に一
致]または[いずれ
かの条件に一致]
設定した条件について、複数の条件をすべて含む[すべての条件に一
致]、または1つ以上の条件を含む[いずれかの条件に一致]を選択しま
す。
→条件に一致した機器が表示されます。
- 572 -
6. バーコードを作成する機器を選択します。
印刷対象とする機器を選択して、[F12]キーを押します。または、[一括選択]ボタンをクリックします。
→印刷対象とした機器の行に「●」が表示されます。
7. バーコードを作成します。
[ラベル印刷]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
8. バーコードを印刷します。
[OK]ボタンをクリックします。
→選択した機器のバーコードが印刷されます。
印刷すると、バーコードと一緒に以下の情報も印刷されます。
- [資産管理番号]
- [シリアル番号]
- [モデル名]
上記情報のうち、[資産管理番号]だけは運用に応じて変更できます。変更方法については、“11.1.6 画面項目名を設定する”を
参照してください。
印刷されたバーコードの規格は、「バーコードシンボル体系のコード39」となります。
使用するプリンタによっては、プリンタラベル用紙に対して印刷内容がずれる場合があります。その場合は、印刷位置を調整し
てから印刷してください。
ポイント
プリンタラベル用紙の販売メーカ各社から提供されているバーコードラベル印刷ツールで印刷する場合
プリンタラベル用紙の販売メーカから提供されているバーコードラベル印刷ツールで印刷する場合は、[ラベル印刷]ボタンをクリックせ
ず、手順7以降は以下の手順で行ってください。
- 573 -
1. [ファイル保存]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
2. ファイル名を入力後、[保存]ボタンをクリックし、ラベル情報(CSVファイル)を保存します。
このCSVファイルには、選択した印刷対象(「●」が表示された機器)のみを出力します。
なお、保存されるファイルの形式は、メインメニューの[管理台帳]-[機器管理]画面から[CSV出力]ボタンをクリックして保存できる
ファイルと同一形式であり、リファレンスマニュアルの“機器一覧ファイル”となります。
3. 出力したCSVファイルを、ラベル用紙の販売メーカから提供されているラベル印刷ツールで読み込み、バーコードラベルを印刷
してください。なお、印刷するバーコードは、資産管理番号を元に作成する必要があります。ラベル印刷ツールの操作方法につ
いては、各ツールの操作マニュアルをご参照ください。
12.3 ATを準備する
棚卸作業や資産情報の確認をATで行うための準備について説明します。
準備としては、以下の順番で行う作業があります。
1. “ACでの準備”
2. “ATでの準備”
以降では、各内容について説明します。
ACでの準備
ACとAT間で資産情報の受け渡しを行うために、ACに「Microsoft® ActiveSync® 4.0、4.2、または4.5」、または「Windows Mobile デバ
イス センター 6.1」をインストールします。なお、Windows® XPでは、「Microsoft® ActiveSync®」を使用し、Windows Vista®、Windows®
7では「Windows Mobile デバイス センター 6.1」を使用します。
「Microsoft® ActiveSync®」、または「Windows Mobile デバイス センター 6.1」は、Microsoft社のホームページからダウンロードして、
インストールしてください。詳細については、Microsoft社のホームページを参照してください。
- 574 -
ATでの準備
ATで棚卸作業や資産情報の確認を行うために必要となるアプリケーションをインストールします。
ATの操作時には、miniSDカードの使用を推奨します。
miniSDカードは、アプリケーションデータのほか、棚卸時や資産情報確認時の情報を保存するために使用します。
miniSDカードがなくてもデータや情報は保存できますが、バックアップ電池がなくなるとデータや情報が消えることがあるため、miniSD
カードの使用を推奨しています。
以降でも、miniSDカードを使用した手順で説明を行っていきます。
ATでの準備手順は、以下のとおりです。
1. ATにアプリケーションデータを保存するために「miniSDカード」を挿入します。
2. ACとATを接続します。
ACとATを専用のケーブルで接続します。
3. ATの設定ツールを起動します。
AT背面のリセットスイッチを押して、ATの[SFT]キー、[CLR]キー、および[F2]キーをATが起動するまで同時に押し続けます。
→以下の画面が表示されます。
- 575 -
4. [2.インストール]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
5. ACとATの接続方法を選択します。
[ActiveSync]を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
6. ACとATを接続します。
[接続手段の選択]で[USB Cable]を選択して、[接続開始]ボタンをクリックします。
→パートナーシップの設定画面が表示されます。
7. ATでパートナーシップを選択します。
パートナーシップは情報を同期しない設定にしてください。
→PC上の「マイコンピュータ」に「モバイル デバイス」が追加され、AT内のファイルにアクセスできます。
- 576 -
8. ACからATにアプリケーションのインストールモジュールをコピーします。
エクスプローラなどで、「ACインストールディレクトリ\MultiPad」ディレクトリ配下のすべてのファイルをコピーして、ATのminiSD
カードに保存します。
MultiPadを使用する場合は、「ACインストールディレクトリ\MultiPad」ディレクトリ配下から以下のファイルをコピーしてください。
- Config.HHT
- FHTScan.ocx
- icon_mpad.CAB
- icon_mpad.ini
MultiPad V2を使用する場合は、「ACインストールディレクトリ\MultiPadV2」ディレクトリ配下から以下のファイルをコピーしてくだ
さい。
- Config.HHT
- icon_mpad.CAB
- icon_mpad.ini
なお、miniSDカードのディレクトリ名は「\Strage Card1」です。または、環境によって番号が変わる場合は、miniSDカードのディレ
クトリ名は「\Strage Card<数字>」です。
なお、コピーの際に、以下のような画面が表示されますが、[OK]ボタンをクリックしてください。
9. ACとATを切断します。
ATで[切断]ボタンをクリックして、[戻る]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 577 -
10. ATにアプリケーションをインストールします。
[Storage Card]を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
11. ATにアプリケーションをインストールします。
[コピー元フォルダ]がminiSDカードを指定していることを確認して、[次へ]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
12. ATへのアプリケーションのインストールを完了します。
[完了]ボタンをクリックします。
- 578 -
→以下の画面が表示されます。
13. ATの設定ツールを終了します。
[0.終了]を選択します。
→設定ツールが終了されて、ATの電源が切れます。
12.4 棚卸の作業
Systemwalker Desktop Patrolで管理対象となる機器の棚卸作業を、ATと連携して行う方法について説明します。
棚卸作業としては、以下の順番で行います。
1. “12.4.1 棚卸情報を抽出する”
2. “12.4.2 棚卸を操作する”
3. “12.4.3 棚卸結果を取り込む”
以降では、各内容について説明します。
12.4.1 棚卸情報を抽出する
Systemwalker Desktop Patrolで管理している棚卸情報を抽出して、ATに保存します。保存した情報が、ATで行う棚卸の対象機器とな
ります。
ATの操作時には、miniSDカードの使用を推奨します。
miniSDカードは、アプリケーションデータのほか、棚卸時や資産情報確認時の情報を保存するために使用します。
miniSDカードがなくてもデータや情報は保存できますが、バックアップ電池がなくなるとデータや情報が消えることがあるため、miniSD
カードの使用を推奨しています。
以降でも、miniSDカードを使用した手順で説明を行っていきます。
棚卸情報の抽出手順は、以下のとおりです。
1. ATに棚卸対象となる機器の情報を保存するために「miniSDカード」を挿入します。
- 579 -
2. ACとATを接続します。
接続方法については、“ATでの準備”の手順2から手順7を参照してください。
3. ACからATに棚卸情報を保存するために、Assetコンソールを起動します。
4. [棚卸端末との連携]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
5. [資産情報の抽出/取込]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
6. ACからATに棚卸情報を抽出するための条件を設定します。
以下の情報を設定して、[抽出]ボタンをクリックします。
項目名
[棚卸に必要な情報
を抽出]
説明
棚卸の作業を行うときに選択します。
抽出される機器情報には、“11.5.3 棚卸の作業”の[棚卸状態の判定方
法]で[棚卸完了日時として使用する]を設定した運用で、棚卸済みとなっ
ているPCについても抽出されます。このPCは、実機確認を元にした情報
ではないので、AT上の操作では棚卸未完として表示されます。
棚卸の運用設定機能は、管理者の手間を減らすなど、管理者の運用形
態に合わせて、機器の[収集日時]により[棚卸状態]を決定するときに使用
します。そのため、あるACの棚卸の運用設定で[棚卸状態]を変更した機
器について、ほかのACで[棚卸状態]を見たとき、さきにACで変更した状
- 580 -
項目名
説明
態が反映されていないことに注意してください。最終的な[棚卸状態]の管
理は、上位部門の管理者が行ってください。
[資産の詳細情報
(機器情報・契約情
報)を抽出]
[設置場所]
資産情報の確認を行うときに選択します。
資産情報の確認については、“12.5 資産情報を確認する”を参照してくだ
さい。
棚卸の作業や資産情報の確認を行う機器の設置場所を選択します。
選択した場所の情報がATに抽出されます。
リストの情報は、Systemwalker Desktop Patrolで登録された「ビル管理情
報」が取り込まれたものです。
→確認画面が表示され[いいえ]ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。
7. ACから抽出した棚卸情報をATに保存します。
保存先にminiSDカードを指定して、[OK]ボタンをクリックします。なお、miniSDカードのディレクトリ名は「\Strage Card1」です。ま
たは、環境によって番号が変わる場合は、miniSDカードのディレクトリ名は「\Strage Card<数字>」です。詳細については、ATと
して利用するMultiPadのマニュアルを参照してください。
前回もminiSDカードに保存していた場合は[変更しない]ボタンをクリックします。
→[棚卸情報を抽出しました]のメッセージが表示され、以下のファイルがATに保存されます。
- manage.csv
- hw.csv
- depart.csv
- place.csv
8. ACとATを切断します。
ATで[切断]ボタンをクリックします。
- 581 -
→以下の画面が表示されます。
9. 画面右上の[×]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
10. ATを終了します。
[0.終了]を選択します。
12.4.2 棚卸を操作する
ATを利用した棚卸操作を行います。
棚卸の操作手順は、以下のとおりです。
1. ATを起動します。
- 582 -
2. 棚卸の操作画面を起動します。
[F1]キーを押します。
→以下の画面が表示されます。
3. 棚卸の操作を行います。
以下の場合に応じて操作します。
- “棚卸作業”
棚卸の作業を行います。
- “棚卸状況”
棚卸の状況を確認します。
棚卸作業
1. 棚卸を行う場所を設定します。
[設置場所]ボタンをクリックして、棚卸を行う場所を設定します。
2. 棚卸を行う部門を表示します。
[棚卸作業]ボタンをクリックします。
- 583 -
→以下の画面が表示されます。
3. 棚卸を行う部門を選択します。
棚卸を行う部門を選択して、[選択]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. [設定]ボタンをクリックします。
なお、情報を絞り込む必要がない場合は、次の手順に進んでください。
- 584 -
→以下の画面が表示されます。
5. 表示されている情報を絞り込みます。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
なお、情報を絞り込む必要がない場合は、次の手順に進んでください。
項目名
説明
[棚卸未完の機器だけ表示]
棚卸済みの機器を表示しないときにチェックします。
[部門のみの機器を表示]
管理対象となる部門の機器だけを表示するときにチェックしま
す。
[データ格納先]
棚卸情報が保存されている格納先を表示します。
格納先を変更する場合は、[変更]ボタンをクリックして変更でき
ます。
→設定した条件によって、情報が絞り込まれます。
6. 棚卸の操作を行います。
ATの背面のボタンを押して、機器に貼り付けられたバーコードを読み取ります。
対象となっている部門とは違う部門の機器を棚卸した場合、棚卸している部門の情報として、その機器がATに追加して表示さ
れます。ただし、ACに取り込んだときには、登録されている情報に対して棚卸結果が反映されます。
7. ATでバーコードを読み取れないときは、手動で棚卸操作を行います。
画面上で対象となる機器を選択し、[手動]をチェックしたあとに、[棚卸]ボタンをクリックします。
8. 棚卸の作業が終了したら、画面右上の[×]ボタンをクリックします。
→AT内の情報によって、以下のようになります。
ATの情報
棚卸後のATの情報
該当する機器の情報があり、
棚卸済みではない場合
該当する機器を棚卸済みとします。
該当する機器の情報があり、
棚卸済みの場合
該当する機器を棚卸済みとするかどうかを選択する画面が表示
されます。
運用に応じて選択してください。
- 585 -
棚卸後のATの情報
ATの情報
該当する機器の情報がない場
合
該当する機器が棚卸済みとして追加されます。
この場合、棚卸結果をACに取り込むときに、以下の動作をしま
す。
・ Systemwalker Desktop Patrolに登録されている機器の場合
棚卸操作を行った場所の機器として棚卸状況が取り込まれ
ます。
・ Systemwalker Desktop Patrolに登録されていない機器の場
合
取り込むときにエラーとなります。
なお、AT画面上の分類/種別に「抽出していない機器」が表示さ
れます。
棚卸状況
1. 棚卸状況を確認する場所を設定します。
[設置場所別]を選択して、棚卸状況を確認する場所を設定します。
2. 棚卸状況を設置場所単位に確認します。
[棚卸状況]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
さらに、設置場所を選択して[詳細]ボタンをクリックすることで、設置場所単位の詳細情報が表示されます。
3. 棚卸状況を部門単位に確認します。
[部門別]を選択して、棚卸状況を確認する部門を選択します。
- 586 -
→以下の画面が表示されます。
さらに、部門を選択して[詳細]ボタンをクリックすることで、部門単位の詳細情報が表示されます。
12.4.3 棚卸結果を取り込む
ATで実施した棚卸操作の結果を、Systemwalker Desktop Patrolに取り込みます。
棚卸結果の取り込み手順は、以下のとおりです。
[棚卸状態]が更新されたことを正確に把握するために、棚卸結果を取り込む前には棚卸開始日の設定を行ってください。棚卸開始日
の設定については、“11.5.3 棚卸の作業”を参照してください。
1. ACとATを接続します。
接続方法については、“ATでの準備”の手順2から手順7を参照してください。
2. ATからACに棚卸結果を取り込むために、Assetコンソールを起動します。
3. [棚卸端末との連携]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
- 587 -
4. [資産情報の抽出/取込]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
5. ATからACに棚卸結果を取り込みます。
[取込]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
6. 取り込み結果を確認します。
[入力データの件数]と[取込データの件数]が一致していれば、取り込みが正常終了したことを示します。
[取込異常データの件数]が「0件」ではない場合、取り込みが異常終了したことを示します。[取込異常詳細一覧]の[異常内容]に
表示された情報をもとに、“ATと連携した作業時のメッセージ”を参照して対処してください。メッセージについては“Systemwalker
Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
棚卸状況は画面上から確認できます。確認方法については、“11.5.1 棚卸状況を確認する”を参照してください。
複数のATでの棚卸結果を取り込みする場合に、同一の機器に対して棚卸を実施した場合、棚卸確認した日付の新しい方が棚
卸結果として反映されます。
- 588 -
12.5 資産情報を確認する
Systemwalker Desktop Patrolで管理対象となる機器の資産情報を、ATと連携して確認する方法について説明します。
資産情報の確認は、以下の順番で行います。
1. “12.5.1 資産情報を抽出する”
2. “12.5.2 資産情報の確認操作を行う”
以降では、各内容について説明します。
12.5.1 資産情報を抽出する
Systemwalker Desktop Patrolで管理している資産情報を抽出して、ATに保存します。保存した情報をもとに、ATによる資産情報の確
認が行えます。
ATの操作時には、miniSDカードの使用を推奨します。
miniSDカードは、アプリケーションデータのほか、棚卸時や資産情報確認時の情報を保存するために使用します。
miniSDカードがなくてもデータや情報は保存できますが、バックアップ電池がなくなるとデータや情報が消えることがあるため、miniSD
カードの使用を推奨しています。
以降でも、miniSDカードを使用した手順で説明を行っていきます。
資産情報の抽出手順は、以下のとおりです。
1. ATに確認対象となる機器の資産情報を保存するために「miniSDカード」を挿入します。
2. ACとATを接続します。
接続方法については、“ATでの準備”の手順2から手順7を参照してください。
3. ACからATに資産情報を保存するために、Assetコンソールを起動します。
4. [棚卸端末との連携]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
- 589 -
5. [資産情報の抽出/取込]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
6. ACからATに棚卸情報を抽出するための条件を設定します。
以下の情報を設定して、[抽出]ボタンをクリックします。
項目名
説明
[棚卸に必要な情報
を抽出]
棚卸の作業を行うときに選択します。
[資産の詳細情報
(機器情報・契約情
報)を抽出]
資産情報の確認を行うときに選択します。
[設置場所]
棚卸の作業や資産情報の確認を行う機器の設置場所を選択します。
棚卸の作業については、“12.4 棚卸の作業”を参照してください。
選択した場所の情報がATに抽出されます。
リストの情報は、Systemwalker Desktop Patrolで登録された「ビル管理情
報」が取り込まれたものです。
- 590 -
→確認画面が表示され[いいえ]ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。
7. ACから抽出した資産情報をATに保存します。
保存先にminiSDカードを指定して、[OK]ボタンをクリックします。
前回もminiSDカードに保存していた場合は[変更しない]ボタンをクリックします。
→[資産情報を抽出しました]のメッセージが表示され、以下のファイルがATに保存されます。
- manage.csv
- hw.csv
- depart.csv
- place.csv
- cnsr.csv
8. ACとATを切断します。
ATで[切断]ボタンをクリックします。
- 591 -
→以下の画面が表示されます。
9. 画面右上の[×]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
10. ATを終了します。
[0.終了]を選択します。
12.5.2 資産情報の確認操作を行う
ATを利用した資産情報の確認操作を行います。
資産情報の確認手順は、以下のとおりです。
1. ATを起動します。
- 592 -
2. 資産情報の確認画面を起動します。
[F1]キーを押します。
→以下の画面が表示されます。
3. 機器情報を表示します。
ATの背面のボタンを押して、機器に貼り付けられたバーコードを読み取ります。
または、バーコードに表示された資産管理番号を直接入力して、[実行]ボタンをクリックします。
→機器情報が表示されます。
4. 契約情報を表示します。
[契約情報]ボタンをクリックします。
- 593 -
→契約情報と、その契約に割り当てられている機器情報が表示されます。
- 594 -
第13章 レイアウト図で機器を管理する
本章では、レイアウト図で機器を管理する方法(ロケーションマップ機能)について説明します。
13.1 事前準備
ロケーションマップ機能の設定を行う前に、事前に以下の準備が必要です。
Microsoft® Visio®のセキュリティレベルの設定
Microsoft® Office Visio® 2003を使用する場合は、Microsoft® Visio®の[ツール]メニューから[マクロ]-[セキュリティ]を選択して、セ
キュリティレベルを「中」に変更してください。
Microsoft® Visio®の「セキュリティ警告」画面が表示された場合は、必ず「マクロを有効にする」を選択してください。Microsoft® Visio®
の「セキュリティ警告」画面で「マクロを無効にする」を選択した場合、ロケーションマップ機能は操作できません。
注意
ロケーションマップ機能の操作方法について
ご利用のMicrosoft® Office Visio®のバージョンによって、ロケーションマップ機能の操作方法が異なります。
Microsoft® Office Visio® 2003、2007をご利用の場合は、「Microsoft® Visio®のメニューバーから[Desktop Patrol]タブを利用して操
作します。Microsoft® Office Visio® 2010、2013をご利用の場合は、「Microsoft® Visio®のメニューバーの[アドイン]内にある[Desktop
Patrol]のメニューを利用して操作します。
なお、本マニュアルは、Microsoft® Office Visio® 2003、2007での操作方法を記述しています。Microsoft® Office Visio® 2010、2013
をご利用の場合は、以降の説明文の「Microsoft® Visio®のメニューバーから、…」という表記を「[アドイン]タブから、…」と読み替えて
ご使用ください。
13.2 ロケーションマップ機能の導入設定を行う
ロケーションマップ機能では、マップファイル内の機器を、Microsoft® Visio®のシェイプで表現します。シェイプを使用する際、機器の
分類/種別ごとにシェイプを割り当てます。例えば、[分類/種別]が[PC/サーバ]ならPCのシェイプを使用し、[プリンタ/レーザープ
リンタ]ならプリンタのシェイプを使用するなど、シェイプから機器の[分類/種別]が判別できるようにします。
※以降に示すロケーションマップ機能の導入設定は、複数の管理者で使用する場合、ロケーションマップ機能を導入したどれか一台
のPCだけで行ってください。なお、本導入設定には、システム管理者のアカウントの権限が必要となります。
- 595 -
ロケーションマップ機能の導入方法として、本機能で使用するマップファイルの作成、および[分類/種別]とシェイプの関連付けなど
の準備が必要となります。以下に、その手順を示します。
Microsoft® Visio®の用語について
シェイプ
マップファイルに配置するPCや、プリンタなどの図形のイメージを示したものです。
ステンシル
上記に示したシェイプの集合です。
利用用途や、シェイプの種類ごとにステンシルが作成でき、シェイプを分類できます。
- 596 -
分類/種別とシェイプの関連付け方法について
ロケーションマップ機能では、機器の分類/種別に関連付けるシェイプを、ひとつのステンシル(マップ用ステンシル)として登録して
おきます。機器の分類/種別とシェイプを関連付ける際は、このマップ用ステンシルに登録されているシェイプと、分類/種別を関連
付けます。
機器の自動配置について
マップファイル上の各座席にあらかじめユーザー名を設定しておくことで、新規に機器を配置する際に、該当する機器を自動で座席
に配置します。これにより、導入時にかかる管理者の負担を軽減できます。
[自動配置での配置方法について]
・ 自動配置では、機器のユーザー名とマップファイル上の座席に設定されたテキストから以下の文字を除外したものを比較し、配置
場所を決定します。
- 半角ブランク
- 全角ブランク
- 半角括弧
- 全角括弧
- 利用者が設定したキーワード(設定方法は“13.2.7 機器の自動配置設定を行う”を参照)
・ 該当する配置場所が複数存在する場合、配置場所の優先順序は以下のようになります。
1. 完全に一致する座席のテキスト
2. 先頭から一致する数の多い座席のテキスト
・ 座席に設定されたテキスト中に「改行」がある場合、改行の前後で別の文として扱われます。この場合、分かれたテキストのどれか
と一致するユーザー名の機器が配置されます。
・ 自動配置では1つの座席に複数の機器を配置することはできません。
※下記に自動配置例を示します。
- 597 -
以下に、ロケーションマップ機能の導入手順を示します。
1。マップファイルの格納先の作成(必須)
マップファイルを格納するフォルダを準備します。
2。マップファイルの作成と登録(必須)
Microsoft® Visio®を利用してレイアウト図の作成を行い、マップファイルを登録します。
3。マップファイルの格納先の設定(必須)
マップファイルの格納先を設定します。
4。マップファイルの関連付け(必須)
マップファイルと設置場所を関連付けます。
5。マップ用ステンシルの作成(必須)
シェイプの集合をマップ用ステンシルとして作成します。
- 598 -
6。シェイプの関連付け(必須)
機器の分類/種別にシェイプを関連付けます。
7。機器の自動配置の設定(任意)
機器の自動配置の有無と、自動配置に関連する情報を設定します。
13.2.1 マップファイルの格納先を作成する
マップファイルの格納先を作成します。マップファイルは複数のDesktop Patrol ACのPCから参照できるように、Desktop Patrol ACのPC
から参照可能な共有フォルダ上に格納します。
※共有フォルダには、各Desktop Patrol ACのPCからの読み取り/書き込みの権限が必要となります。
13.2.2 マップファイルを作成する
設置場所ごとに、Microsoft® Visio®を利用してマップファイルを作成します。
マップファイルのサンプルを以下の場所に登録しています。本ファイルを参考にマップファイルを作成してください。
サンプルファイルの登録先
ACインストールディレクトリ¥Sample¥sample.vsd
・ マップファイルの図面サイズ、およびファイル名はMicrosoft® Visio®に準拠します。
・ マップファイルの図面ページ数は1ページとしてください。
- 599 -
・ マップファイルの図面縮尺は等倍としてください。
※図面縮尺は以下の手順で設定できます。
1. Microsoft® Visio®のメニューバーから[ファイル]-[ページ設定]を選択します。
2. [ページ設定]画面の[画面縮尺]タブから、[等倍 (1:1)(N)]を選択します。
3. [ページ設定]画面の[OK]ボタンをクリックして、設定を反映してください。
・ 機器の自動配置を行う場合、マップファイルの各座席のテキストにユーザー名を設定してください。設定されたテキストを参照して
機器を配置します。
※ビットマップやJPEGなどの画像や、Excelファイルなどでレイアウトが存在する場合は、あらたにレイアウトを作成せずに、そのま
ま活用することができます。ただし、画像やExcelファイルを活用した場合は、機器の自動配置はできません。
a. BMPやJPEGなどの画像がある場合
Microsoft® Visio®に画像を取り込むことができます。
Microsoft® Visio®の図面に画像ファイルを貼り付けてください。
b. Excelファイルがある場合
Excelのレイアウト図を画像ファイルにキャプチャし、上記の“a”と同様の手順でMicrosoft® Visio®の図面ファイルに貼り付
けてください。
作成したマップファイルを、“13.2.1 マップファイルの格納先を作成する”で設定したマップファイルの格納先に保存してください。
13.2.3 マップファイルの格納先を設定する
“13.2.1 マップファイルの格納先を作成する”で準備したマップファイルの格納先のパスを、ロケーションマップ機能に設定します。
1. システム管理者のアカウントでACメニューにログオンします。
→ACメニューが表示されます。
- 600 -
2. [ロケーションマップ]をクリックします。
→Microsoft® Visio®が起動されます。
※ログオンする前に、Microsoft® Visio®が起動中の場合は、新規にMicrosoft® Visio®を起動されます。起動されたMicrosoft®
Visio®がアクティブになります。
3. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[環境構築]-[マップファイルの格納先の設定]を
選択します。
→[マップファイルの格納先の設定]画面が表示されます。
4. 格納先フォルダにマップファイルの格納先のパスを設定し、「OK」ボタンをクリックしてください。
※「参照」ボタンからネットワークフォルダを指定する場合は、あらかじめネットワークドライブを割り当ててください。
注意
Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8においてアクセスエラーが発生する場合
格納先フォルダに対して、ユーザー名とパスワードが要求されるネットワークフォルダを指定した場合、アクセスエラーとなりマッ
プファイルの格納先を設定できないことがあります。
上記の場合、Microsoft® Visio®から、そのネットワークフォルダに対してユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
Microsoft® Visio®のメニューバーから、[ファイル]-[開く]を選択し、指定したネットワークフォルダを開くことで、ユーザー名とパ
スワードを入力することができます。
- 601 -
上記のユーザー名とパスワードの入力操作はOSの再起動毎に必要となりますので、格納先フォルダに対してネットワークフォル
ダを指定する場合は、ユーザー名とパスワードが要求されない環境にすることを推奨します。
13.2.4 マップファイルを関連付ける
“13.2.2 マップファイルを作成する”で登録したマップファイルと設置場所を関連付けします。
1. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[環境構築]-[マップファイルの関連付け]を選択し
ます。
→[マップファイルの関連付け]画面が表示されます。
2. [マップファイルの関連付け]画面から、マップファイルを設定する設置場所を選択し、[設定]ボタンをクリックします。
→[マップファイルの設定]画面が表示されます。
3. [マップファイルの設定]画面 内からマップファイルを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
※マップファイルのコンボボックスには、“13.2.1 マップファイルの格納先を作成する”で設定したマップファイルの格納先に存在
するマップファイルが表示されます。
4. 上記の“2.”と“3.”を繰り返し、ロケーションマップ機能で管理する設置場所に対して、マップファイルを設定します。
その後、[マップファイルの関連付け]画面の[OK]ボタンをクリックし、設定した内容を登録してください。
ポイント
設置場所とマップファイルの関連付け
以下に、設置場所と、マップファイルが1対1になっていないケースでの関連付け方法を示します。
- 602 -
1つのマップファイルに、複数の設置場所が存在する場合
上図の場合は、マップファイルAは、以下のように関連付けてください。
設置場所A-1 : マップファイルA
設置場所A-2 : マップファイルA
1つの設置場所が複数のレイアウト図に存在する場合
上図の場合は、ロケーションマップ機能では、管理できません。設置場所情報(DTP側のビル管理情報)を分割し、マップファ
イルA、Bを別の設置場所で管理するようにしてください。(下図参照)
設置場所A : マップファイルA
設置場所B : マップファイルB
13.2.5 マップ用ステンシルを作成する
機器の分類/種別に関連付けるシェイプの集合をマップ用ステンシルとして作成します。
- 603 -
1. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[環境構築]-[マップ用ステンシルの編集]を選択
します。
→マップ用ステンシルが表示されます。
2. 使用したいシェイプが存在するステンシルを開き(Microsoft® Visio®のメニューバーの[ファイル(F)]-[図形(E)]から該当のステン
シルを開いてください)、使用したいシェイプをマップ用ステンシルにドラッグ&ドロップします。
- 604 -
3. マップ用ステンシルへの登録作業が完了後、マップ用ステンシルウィンドウの[×]ボタンをクリックして終了します。
→マップ用ステンシルの反映確認メッセージが表示されます。
4. マップ用ステンシルの反映確認メッセージの[はい(Y)]ボタンをクリックして、マップ用ステンシルへ編集した内容を反映してくだ
さい。
ポイント
シェイプを検索してマップ用ステンシルに登録できます
上記“2.”の手順にて、シェイプをドラッグ&ドロップする際、使用するシェイプを「図形の検索」から検索することができます。
[検索方法]
1. Microsoft® Visio®のメニューバーの[ファイル(F)]-[新規作成]-[新しい図面]を選択します。
- 605 -
2. メニューバーの[表示(V)]-[図形ウィンドウ]を選択し、「図形の検索」で検索されたシェイプも同様にドラッグ&ドロップでマップ用
ステンシルへ登録することができます。
13.2.6 シェイプを関連付ける
機器の分類/種別とシェイプを関連付けます。
また、ここでは、マップファイルとして対象外とする分類/種別も設定します。例えば、モニタやキーボードまではマップファイル上で管
理しない場合、これらを対象外に設定できます。
1. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[環境構築]-[シェイプの関連付け]を選択します。
→[シェイプの関連付け]画面が表示されます。
- 606 -
2. [シェイプの関連付け]画面から、シェイプを設定する分類/種別を選択し、[設定]ボタンをクリックします。
→[シェイプの設定]画面が表示されます。
3. マップファイルの配置対象にするか否かと、関連付けるシェイプ名を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
4. 上記の“2.”と“3.”を繰り返し、分類/種別に対してシェイプ名を設定します。
その後、[シェイプの関連付け]画面の[OK]ボタンをクリックし、設定した内容を反映してください。
ポイント
[標準のシェイプ]を設定できます
ロケーションマップ機能では、分類/種別に対するシェイプの関連付けがされていない場合、該当の分類/種別に対して[標準のシェ
イプ]で定義されたシェイプが関連付けられます。この[標準のシェイプ]に代表的なシェイプを設定しておけば、すべての分類/種別
に対して、シェイプを関連付ける必要がなくなります(設定が省略された分類/種別はすべて同じシェイプに関連付けられます)。
[標準のシェイプ]のシェイプは、[シェイプの関連付け]画面の[標準のシェイプ]の[設定]ボタンをクリックすることで、設定できます。
[標準のシェイプの設定]画面
- 607 -
13.2.7 機器の自動配置設定を行う
作成した機器のシェイプを、マップファイルに自動で配置するか否かを設定します。
また自動で配置位置を検索する際に、マップファイル内から除外するキーワードを設定します。
1. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[環境構築]-[機器の自動配置設定]を選択しま
す。
→[機器の自動配置設定]画面が表示されます。
2. [機器の自動配置設定]画面から、自動配置を行う/行わないを選択します。
3. 自動配置を行う場合、マップファイル上でユーザー名として扱わないキーワードを設定します。キーワードの設定には以下の方
法があります。
- キーワードの追加
1. 「追加」ボタンをクリックします。
→[除外するキーワードの設定]画面が表示されます。
※キーワードには32バイト以内の文字を設定することができます。
2. 除外するキーワードを設定し、[OK]ボタンをクリックします。
- キーワードの修正
1. 修正するキーワードを選択します。
- 608 -
2. 「修正」ボタンをクリックします。(「追加」時と同じ画面が表示されます。)
3. 除外するキーワードを設定し、[OK]ボタンをクリックします。
- キーワードの削除
1. 削除するキーワードを選択します。
2. 「削除」ボタンをクリックします。
4. “3.”の「追加」、「修正」、「削除」を繰り返し、キーワードを設定します。
その後、[機器の自動配置設定]画面の[OK]ボタンをクリックし、設定した内容の登録を行ってください。
ポイント
ユーザー名として扱わないキーワードには役職名などを設定してください
マップファイル上でユーザー名として扱わないキーワードとしては、「役職名」などが相当します。
例えば以下の例では、役職名である「部長」、「K」のように機器のユーザー名には含まれないキーワードを設定してください。
※入力されたキーワードは、半角、全角文字は異なる文字と見なします。従って「K」と「K」は異なるキーワードと判断します。
13.3 ロケーションマップを操作する
ロケーションマップ機能の操作方法について説明します。
・ マップファイルの作成
・ 機器情報の確認
・ 資産台帳との差異確認
・ 機器の状況確認
ユーザーの権限について
本機能を使用するには、『システム管理者』、または『部門管理者』の権限が必要となります。
・ システム管理者
すべての機器に対して操作が可能です。
・ 部門管理者
自部門、その配下の部門、または未配置の機器に対して操作が可能です。
- 609 -
注意事項
・ 複数の管理者による同時利用について
ロケーションマップ機能では、複数の管理者が同時に利用できません。別の管理者が編集中のマップファイルについては参照/
編集できません。
・ マップファイルへの配置対象外となる機器について
以下の機器は、マップファイルの配置対象外の機器となります。
- 設置場所が定義されていない機器
- 配置対象外に設定されている分類/種別の機器
13.3.1 マップファイルを作成する
ロケーションマップ機能では、マップファイルに対して、機器の配置や、配置済みの機器に対する配置の取消、他のマップファイルへ
の機器の移動できます。これらの機能を用いて、マップファイルを作成してください。
機器の配置
マップファイルを開き、機器の配置からマップファイルの保存までの操作手順を以下に示します。
1. システム管理者または部門管理者のアカウントでACメニューにログオンします。
→ACメニューが表示されます。
2. [ロケーションマップ]をクリックします。
→Microsoft® Visio®が起動されます。
- 610 -
3. マップファイルの格納先フォルダを設定します。以下の設定は導入時、または格納先フォルダを変更した場合だけ行ってくださ
い。
Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[環境構築]-[マップファイルの格納先の設定]を
選択し、表示される[マップファイルの格納先の設定]画面に、マップファイルの格納先のパスを設定します。
→[マップファイルの格納先の設定]画面が表示されます。
※マップファイルの格納先には、あらかじめネットワークドライブへの割り当てを行っておいてください。格納先フォルダには、ネッ
トワークドライブのパスを設定してください。
4. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[マップファイルの操作]-[開く]を選択します。
→[マップファイルを開く]画面が表示されます。
- 611 -
5. [マップファイルを開く]画面から設置場所を選択後、[OK]ボタンをクリックします。
→選択した設置場所のマップファイルが表示されます。
注意
他の管理者が編集中のマップファイルを選択した場合、エラーになります
選択した設置場所を他のユーザーが編集中の場合は、以下のメッセージが表示されます。
他のユーザーが編集終了後に、再度実行してください。
- 612 -
※マップファイル上に、すでに機器が配置されている場合は、機器のシェイプの下に資産管理番号が表示されます。
※以下の場合、機器は表示されません。
- ロケーションマップ機能を利用しているユーザーが部門管理者の場合、他部門の機器は表示されません。
- マップファイル上に複数の設置場所を関連付けしている場合、設置場所が異なる機器は表示されません。
6. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[資産台帳との差異確認と配置]を選択します。
→[資産台帳との差異確認と配置]画面が表示されます。
7. [資産台帳との差異確認と配置]画面の[配置機器選択]ボタンをクリックします。
→表示されているマップファイルに配置されていない機器の一覧が表示されます。
- すでにマップファイルへ配置済みの機器については、一覧に表示されません。
- 613 -
- シェイプが関連付けされていない機器については、シェイプ名に[標準のシェイプ]が表示されます。
8. 配置する機器のチェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
9. [資産台帳との差異確認と配置]画面の「OK」ボタンをクリックします、
→選択した機器がマップファイル上に仮配置されます。
自動配置の設定が行われている場合は、機器が自動配置されます。自動配置の設定が行われていない場合は、マップファイ
ルの左上の位置に配置されます。
- 614 -
10. 仮配置された機器を、マップファイル上を実在する機器に合わせて配置してください。
ポイント
機器の情報を確認して、配置できます
配置された機器のシェイプをダブルクリックすることで、機器の情報を確認できます。正式な配置位置に移動する際の参考デー
タとして、活用ください。
11. 上記の“10.”を繰り返し、マップファイルの作成を行います。
12. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[マップファイルの操作]-[保存]を選択し、マップ
ファイルを保存します。
- 615 -
注意
マップファイルの保存操作は、ロケーションマップの機能から行ってください
Microsoft® Visio®メニュー内のファイル保存などでは、マップファイルに編集結果が反映されません。保存する際は、必ず上記
の操作で保存してください。
保存せずに、マップファイルの[×]ボタンなどをクリックし、マップファイルを閉じようとした場合は、保存する/しないの確認メッ
セージが表示されます。
注意
マップファイルに不整合が発生した場合は、保存できません
複数の管理者でマップファイルを編集する場合、機器とマップファイルで不整合が生じる場合があります。
例)
a. 管理者Aが機器Aを設置場所Aのマップファイルへ配置
b. 上記“a)”の操作を保存する前に、管理者Bが機器Aを設置場所Bのマップファイルへ配置
本例の場合、機器Aが設置場所A,Bのいずれにも配置されてしまいます。
上記の例のような不整合が発生した場合、保存時に以下のメッセージが表示され、マップファイルの保存はできません。
本メッセージを閉じた後、該当の機器は、状況確認アイコンが表示されているため、他のマップファイルを確認するか、本マップ
ファイルから該当機器の[配置の取消]操作後、保存を行ってください。
13. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[マップファイルの操作]-[閉じる]を選択し、マップ
ファイルを閉じます。
配置の取消
マップファイルに配置済みの機器に対して、配置の取消をする(マップファイルから削除する)操作手順を以下に示します。
- 616 -
1. 配置済みの機器を右クリックし、表示されたメニューから[配置の取消]をクリックします。
複数機器の配置の取消を行う場合は、取消を行う機器をすべて選択してから、[配置の取消]をクリックします。
→[配置の取消確認]画面が表示されます。
2. [OK]をクリックして配置の取消を行います。
他のマップへ移動
配置済みの機器を、他のマップへ移動する操作手順を以下に示します。
1. 配置済みの機器を右クリックし、表示されたメニューから[他のマップへ移動]をクリックします。
複数機器を移動させる場合は、移動させる機器をすべて選択してから、[他のマップへ移動]をクリックします。
→[他のマップへ移動]画面が表示されます。
- 617 -
2. 移動したい設置場所を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
→該当する機器に移動予約アイコンが表示されます。
ポイント
移動の取消を行うこともできます
ここで移動予約した機器を右クリックし、表示されたメニューから[移動の取消]をクリックすることで、移動の取消を行うことができ
ます。
3. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[マップファイルの操作]-[保存]を選択し、マップ
ファイルを保存します。
保存すると、移動予約された機器がマップファイルから削除されます。
また、移動先のマップファイルへ移動した機器が仮配置されますので、移動先のマップファイルを開き、配置位置などを調整し
てください。
他のマップへの移動処理は、マップファイルの保存時に行われます。マップファイルを保存しない場合は、移動も行われませ
ん。
13.3.2 機器情報を確認する
配置済みの機器の機器情報を確認する操作手順を以下に示します。
1. 配置済みの機器を右クリックし、表示されたメニューから[機器情報の確認]をクリックします。
※複数の機器を選択した状態で機器情報の確認はできません。
→[機器情報の確認]画面が表示されます。
- 618 -
[機器情報]タブ
項目名
説明
資産管理番号
機器の資産管理番号です。
関連資産管理番号
機器の関連資産管理番号です。
分類
機器の分類情報です。
種別
機器の種別情報です。
設置場所
機器の設置場所情報です。
メーカ名
機器のメーカ名です。
モデル名
機器のモデル名です。
シリアル番号
機器のシリアル番号です。
資産区分
機器の資産区分です。
利用状況
機器の利用状況です。
機器名
機器として利用する名称です。
製造年月
機器の製造年月です。
登録年月日
機器の資産台帳への登録年月日です。
所属部門
部門の情報です。
ユーザーID
機器を使用する利用者のユーザーIDです。
ユーザー名
機器を使用するユーザー名です。
リンク先のパス名
機器に関連するデータ(例:機器の画像)、またはそれらの入った
フォルダやURLです。
プロセッサ名
PCのプロセッサ名です。
- 619 -
項目名
説明
クロック数
PCのCPUクロック数です。
総メモリ容量
PCの総メモリ容量です。
総ディスク容量
PCのハードディスク総容量です。
総ディスク残り容量
PCのハードディスク残容量です。
OS名
PCのOS名です。
サービスパック
PCに適用されているサービスパックです。
IPアドレス1
PCに設定されているIPアドレスです。
・ デュアルスタック環境の場合は、IPv4アドレスとIPv6アドレスの
間をスラッシュ「/」で区切ります。
・ IPv6アドレスが複数存在する場合は、IPv6アドレスとIPv6アドレ
スの間をセミコロン「;」で区切ります。
IPアドレス2
PCに設定されているIPアドレスです。
・ デュアルスタック環境の場合は、IPv4アドレスとIPv6アドレスの
間をスラッシュ「/」で区切ります。
・ IPv6アドレスが複数存在する場合は、IPv6アドレスとIPv6アドレ
スの間をセミコロン「;」で区切ります。
MACアドレス1
PCに設定されているMACアドレスです。
MACアドレス2
PCに設定されているMACアドレスです。
収集情報
DTPのデータベース上にPCのインベントリ情報として存在するかを
示します。
PCのインベントリ情報として存在する場合、「○」が表示され、PCの
インベントリ情報として存在しない場合、「×」が表示されます。
収集日時
情報を登録した日時です。
検知日時
ADTで機器を検知した日時です。
棚卸完了日
棚卸を完了した日時です。
[固有情報]タブ
※固有情報の項目名が全て「未使用」の場合は表示されません。
- 620 -
項目名
固有情報1~60
説明
機器の固有情報です。
[ユーザー情報]タブ
※ユーザー情報の項目名が全て定義されていない場合は表示されません。
- 621 -
項目名
ユーザー定義の固有項目
説明
DTPのインベントリ情報としてユーザーが任意に設定した固有情報
です。ユーザーが設定した項目名および固有情報が表示されま
す。
例えば、ユーザーが“財産番号”を設定した場合は、“財産番号”
が表示されます。
[契約情報]タブ
※機器がリース/レンタル契約されていない場合は表示されません。
- 622 -
項目名
説明
契約分類
契約の分類情報です。
契約No.
契約の番号情報です。
元契約No.
契約延長前の契約の番号情報です。
導入コード
契約会社管理している契約時の契約No.です。
費用用負担元
契約の費用負担元情報です。
契約会社
契約した会社名です。
物件名
契約した物件名です。
契約日
契約した契約日です。
契約開始日
契約した契約開始日です。
契約終了日
契約した契約終了日です。
契約金額
契約した契約金額です。
支払区分名
月払、年払などの支払方法です。
契約担当者名
契約担当の担当者名称です。
契約担当電話号
契約担当の担当電話番号です。
契約担当FAX番号
契約担当の担当FAX番号です。
備考
契約の備考情報です。
管理者メモ1~6
契約のメモ情報です。
[保守契約情報]タブ
※機器が保守契約されていない場合は表示されません。
- 623 -
項目名
説明
保守コード
保守契約の番号情報です。
元保守コード.
契約延長前の保守契約の番号情報です。
導入コード
契約会社管理している契約時の契約No.です。
費用用負担元
契約の費用負担元情報です。
契約会社
契約した会社名です。
物件名
契約した物件名です。
契約日
契約した契約日です。
契約開始日
契約した契約開始日です。
契約終了日
契約した契約終了日です。
契約金額
契約した契約金額です。
支払区分名
月払、年払などの支払方法です。
契約担当者名
契約担当の担当者名称です。
契約担当電話号
契約担当の担当電話番号です。
契約担当FAX番号
契約担当の担当FAX番号です。
備考
契約の備考情報です。
管理者メモ1~6
契約のメモ情報です。
[セキュリティ監査結果]タブ
※機器の分類がPCでない場合は表示されません。
- 624 -
項目名
説明
監査指針
セキュリティ監査の結果を確認したい監査指針を選択してくださ
い。選択した監査指針の結果が、監査結果に表示されます。
監査結果
監査指針の結果を、監査項目ごとに表示します。
監査結果がOKの場合、[○]が表示されます。監査結果が
NGの場合、[×]が表示されます。
13.3.3 資産台帳との差異を確認する
マップファイルと、資産台帳とを比較し、その比較結果を確認する操作手順を以下に示します。
- 625 -
1. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[資産台帳との差異確認と配置]を選択します。
→[資産台帳との差異確認と配置]画面が表示されます。
2. 比較結果を確認後、[資産台帳との差異確認画面と配置]の[OK]ボタンをクリックします。
→確認結果がマップファイル上に反映されます。
(該当の機器にアイコンが表示されます。配置すべき機器は新規に配置されます。[資産台帳との差異確認]画面の[配置機器
選択]ボタンから配置する機器を選択することもできます。)
※Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[確認アイコンの非表示]を選択することで、機
器に表示された各アイコンを非表示にできます。
確認アイコンを非表示にしたあとは、再度、上記の手順を繰り返すことで、アイコンを再表示できます。
表示されたアイコンに従って、以下の処置を行ってください
- 626 -
資産台帳に存在しない機器です。
該当の機器を右クリックし、[配置の取消]の操作を行ってください。
他のマップファイルに配置すべき機器です。
機器の設置場所を確認してください。他のマップファイルへ移動が必要な場合、該当の機器を右クリックし、[他のマップへ移
動]の操作を行ってください。
新規に仮配置された機器です。
必要に応じて、仮配置された機器を正式な配置位置にしてください。
13.3.4 機器の状況を確認する
配置済みの機器から、指定条件の機器を確認する操作手順を以下に示します。
1. Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[機器の状況確認]を選択します。
→[機器の状況確認]画面が表示されます。
- 627 -
2. 確認したい機器の状況を何れか一つ選択し、[OK]ボタンをクリックしてください。
→条件を満たす機器に対して、状況確認アイコンが表示されます。
※Microsoft® Visio®のメニューバーから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[確認アイコンの非表示]を選択することで、機
器に表示された状況確認アイコンを消すことができます。
確認アイコンを非表示にしたあとは、再度、上記の手順を繰り返すことで、アイコンを再表示できます。
13.3.5 マップファイル内のアイコン
マップファイル内に表示されるアイコンの意味は以下のとおりです。
アイコンイ
メージ
アイコン名称
説明
移動予約アイコン
機器に対して、他のマップへ移動を予約した場合に表示されるアイコ
ン
状況確認アイコン
以下の条件に一致した機器に表示されるアイコン
・ 機器の状況確認機能で、検索条件に一致した機器
・ マップファイル保存時に、同じ資産管理番号の機器が他のマップ
に存在している機器
台帳無しアイコン
資産台帳に存在しない機器に表示されるアイコン
他マップアイコン
他のマップファイルで配置済みの機器に対して表示されるアイコン
新規配置アイコン
新規に配置された機器に対して表示されるアイコン
備考.“状況確認アイコン”、“台帳無しアイコン”、“他マップアイコン”、“新規配置アイコン”は、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ][確認アイコンの非表示]の操作により、非表示にできます。
- 628 -
第14章 レポートを出力する
本章では、Systemwalker Desktop Patrolで管理する資産情報(機器情報および契約情報)やセキュリティ監査の結果、省電力設定状
況などをレポートとして出力する方法について説明します。
注意
Microsoft® Office Excelのバージョンとグラフ出力結果について
生成したレポートファイルや印刷結果のレイアウト、及び円グラフと横棒グラフの配色は、使用しているMicrosoft® Office Excelのバー
ジョンやサービスパックによって異なる場合があります。
注意
スマートデバイスが対象外となるレポート
管理台帳に取り込まれたスマートデバイス情報は、以下のレポートの出力対象外となります。
・ ライセンス使用情報レポート
・ セキュリティ監査レポート
・ 省電力設定状況レポート
・ 消費電力量の監査レポート
14.1 資産稼働状況一覧を出力する
資産稼働状況一覧の出力方法について、以下を説明します。
・ “14.1.1 手順”
・ “14.1.2 資産稼働状況一覧出力例”
14.1.1 手順
資産稼働状況一覧の出力手順は、以下のとおりです。
1. ACメニューにログオンします。
- 629 -
2. [レポート出力]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [資産稼働状況一覧]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. レポートに出力するときの項目を設定します。
以下の情報を設定します。
なお、設定後に[設定保存]ボタンをクリックすることで、設定した情報を次回起動時に表示できます。
タブ名
[基本情報]
項目名
[タイトル]
説明
レポートに出力するタイトル名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、50バイトまで設定できます。
- 630 -
タブ名
項目名
説明
レポートに出力する会社名称を設定します。
[会社名称]
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
レポートに出力する作成者名を設定します。
[作成者名]
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
レポートに出力する作成日を設定します。
[作成日]
[オプション]タブを選択したときの画面を以下に示します。
以下の情報を設定します。
タブ名
[オプション]
項目名
[絞り込み]
[部門で絞り込
みを行う]
説明
資産稼働状況一覧を部門単位でレポートに出
力する場合に選択します。
[部門名称]:レポートに出力する部門を設定し
ます。
[出力範囲]:絞り込む範囲を設定します。
[場所で絞り込
みを行う]
資産稼働状況一覧を場所単位でレポートに出
力する場合に選択します。
[場所名称]:レポートに出力する場所を設定し
ます。
[出力レポート]
[概要部を出力
する]
レポートに概要部を出力する場合にチェックし
ます。
・ [部門内訳を出力する]:概要部に内訳を出
力するときにチェックします。
以下を選択し、[概要部を出力する]をチェッ
クしたときだけチェックできます。
- [部門で絞り込みを行う]を選択時
・部門名称に[管理対象]を選択
・部門名称に[未配置]以外を選択し、部
門の出力範囲に[部門全体]を選択
- 631 -
タブ名
項目名
説明
- [場所で絞り込みを行う]を選択時
・場所名称に[全社]を選択
・ [各部門状況を出力する]:概要部に各状況
を出力する場合にチェックします。
以下を選択し、[概要部を出力する]をチェッ
クしたときだけチェックできます。
- [部門で絞り込みを行う]を選択時
・部門名称に[管理対象]を選択
・部門名称に[未配置]以外を選択し、部
門の出力範囲に[部門全体]を選択
- [場所で絞り込みを行う]を選択時
・場所名称に[全社]を選択
[詳細部を出力
する]
レポートに詳細部を出力する場合にチェックし
ます。
[関連資産管理番号を出力する]:レポートの詳
細部に関連資産管理番号を出力するときに
チェックします。
[詳細部を出力する]をチェックしたときだけチェッ
クできます。
5. レポートを出力します。
以下の場合に応じて操作します。
なお、前の手順で設定した情報と出力されるレポートの関係については、後述する“14.1.2 資産稼働状況一覧出力例”を参照し
てください。
- 印刷する
レポートを印刷する場合、[印刷]ボタンをクリックします。
- ファイルとして保存する
レポートをファイルに保存する場合、[ファイル保存]ボタンをクリックします。
保存するファイル名は、Windowsとして有効な、フルパスで218バイトまで設定できます。
14.1.2 資産稼働状況一覧出力例
レポートは「概要部」と「詳細部」から構成されています。さらに、「概要部」では内訳や状況を出力できます。
以下では、「概要部」と「詳細部」それぞれについて説明します。
概要部
ファイルとして保存したときの「概要部」は、以下のとおりです。
- 632 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
説明
[F株式会社]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[会社名称]で設定した情報です。
[捺印欄]
作成したファイルに、捺印するための欄です。ここには、捺
印用の欄だけ印刷されるので、自由に使用してください。
[2008年4月度 資産稼働状況一覧]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[対象]
対象とした部門または場所の名称です。
[オプション]タブの[部門名称]または[場所名称]で設定し
た情報です。
[対象機器台数]
対象とした部門または場所で所有している機器の台数で
す。
[作成者名]
ファイルの作成者です。
[基本情報]タブの[作成者名]で設定した情報です。
- 633 -
項目名
説明
ファイルを作成した日です。
[作成日]
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[【管理対象状
況】]
(選択した対象が
表示されます)
[機器総数]
対象とした部門または場所での機器の総数です。
[使用数]
対象とした部門または場所での機器の使用台数です。
[遊休数]
対象とした部門または場所での機器の遊休台数です。
[使用率]
対象とした部門または場所での機器の使用率です。
[【部門内訳】]または[【場所内訳】]
対象とした部門または場所で所有している機器の割合で
す。
所有している機器の多い順に整列し、上位5位までの各内
訳と上位5位以外の内訳が表示されます。
[【各部門状況】]
または[【各場所
状況】]
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[部門]または[設置場所]
対象とした部門または場所の名称です。
部門または場所の名前順に整列して表示されます。
[オプション]タブの[抽出条件]で[部門単位]を設定した場
合は、設定した部門配下の情報が出力されます。
[機器総数]
対象とした部門または場所で所有している機器の総数で
す。
[使用数]
対象とした部門または場所で使用されている機器数です。
[遊休数]
対象とした部門または場所で使用されていない機器数で
す。
[使用率]
対象とした部門または場所での機器使用率です。
[対象機器台数]および[【管理対象状況】]に表示される値は、[【各部門状況】]または[【各場所状況】]で出力される機器数に未配置ま
たは場所未設定の機器数を加算した総数となります。
詳細部
ファイルとして保存したときの「詳細部」は、以下のとおりです。
なお、1つのシートへの出力情報は50000件までとなります。1件目から50000件目までを「詳細部」シート、50001件目から100000件目
を「詳細部 (2)」シート、100001件目から150000件目を「詳細部 (3)」シートというように出力されます。
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。なお、[関連資産管理番号]、[資産管理番号]の昇順に整列して表示されます。
- 634 -
項目名
説明
[2008年4月度 資産稼
働状況一覧]
(設定した値が表示され
ます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[作成日]
ファイルを作成した日です。
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[対象]
対象とした部門または場所の名称です。
[オプション]タブの[部門名称]または[場所名称]で設定した情報です。
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[部門]
部門の情報です。
[ユーザー名]
機器を使用するユーザー名です。
[資産管理番号]
機器の資産管理番号です。
[関連資産管理番号]
機器の関連資産管理番号です。
[設置場所]
機器の設置場所情報です。
[分類]
機器の分類情報です。
[種別]
機器の種別情報です。
[利用状況]
機器の利用状況です。
[機器名]
機器として利用する名称です。
[収集日時]
情報を登録した日時です。
14.2 契約一覧を出力する
契約一覧の出力方法について説明します。
・ “14.2.1 手順”
・ “14.2.2 契約一覧出力例”
14.2.1 手順
契約一覧の出力手順は、以下のとおりです。
1. ACメニューにログオンします。
- 635 -
2. [レポート出力]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [契約一覧]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. レポートに出力するときの項目を設定します。
以下の情報を設定します。
なお、設定後に[設定保存]ボタンをクリックすることで、設定した情報を次回起動時に表示できます。
タブ名
[基本情報]
項目名
[タイトル]
説明
レポートに出力するタイトル名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、50バイトまで設定できます。
[会社名称]
レポートに出力する会社名称を設定します。
- 636 -
タブ名
項目名
説明
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
レポートに出力する作成者名を設定します。
[作成者名]
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
レポートに出力する作成日を設定します。
[作成日]
[オプション]タブを選択したときの画面を以下に示します。
以下の情報を設定します。
タブ名
[オプション]
項目名
[絞り込み]
[出力レポート]
説明
[費用負担元]
レポートに出力する費用負担元を設定します。
[出力範囲]
絞り込む範囲を設定します。
[概要部を出力
する]
レポートに概要部を出力する場合にチェックし
ます。
[各部門状況を出力する]:各部門状況を出力す
る場合にチェックします。
以下を選択し、[概要部を出力する]をチェックし
たときだけチェックできます。
・ 部門名称に[管理対象]を選択
・ 部門名称に[未配置]以外を選択し、部門の
出力範囲に[部門全体]を選択
[詳細部を出力
する]
レポートに詳細部を出力する場合にチェックし
ます。
・ [リース契約機器を出力する]:レポートの詳
細部にリース契約機器を出力するときに
チェックします。
[詳細部を出力する]をチェックしたときだけ
チェックできます。
・ [レンタル契約機器を出力する]:レポートの
詳細部にレンタル契約機器を出力するとき
にチェックします。
- 637 -
タブ名
項目名
説明
[詳細部を出力する]をチェックしたときだけ
チェックできます。
・ [保守契約機器を出力する]:レポートの詳細
部に保守契約機器を出力するときにチェッ
クします。
[詳細部を出力する]をチェックしたときだけ
チェックできます。
・ [関連資産管理番号を出力する]:レポート
の詳細部に関連資産管理番号を出力する
ときにチェックします。
[詳細部を出力する]をチェックしたときだけ
チェックできます。
5. レポートを出力します。
以下の場合に応じて操作します。
なお、前の手順で設定した情報と出力されるレポートの関係については、後述する“14.2.2 契約一覧出力例”を参照してくださ
い。
- 印刷する
レポートを印刷する場合、[印刷]ボタンをクリックします。
- ファイルとして保存する
レポートをファイルに保存する場合、[ファイル保存]ボタンをクリックします。
保存するファイル名は、Windowsとして有効な、フルパスで218バイトまで設定できます。
14.2.2 契約一覧出力例
レポートは「概要部」と「詳細部」から構成されています。さらに、「概要部」では各部門状況、「詳細部」ではリース/レンタル/保守契約情
報を出力できます。
以下では、「概要部」と「詳細部」それぞれについて説明します。
概要部
ファイルとして保存したときの「概要部」は、以下のとおりです。
- 638 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
説明
[F株式会社]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[会社名称]で設定した情報です。
[捺印欄]
作成したファイルに、捺印するための欄です。ここには、捺
印用の欄だけ印刷されるので、自由に使用してください。
[契約一覧]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[対象]
対象とした費用負担元の名称です。
[オプション]タブの[費用負担元]で設定した情報です。
[対象機器延べ台数]
対象とした費用負担元で所有されている機器のうち、契約
に割り当てられている機器の延べ数です。
[作成者名]
ファイルの作成者です。
[基本情報]タブの[作成者名]で設定した情報です。
ファイルを作成した日です。
[作成日]
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[【管理対象状
況】] (選択した対
象が表示されま
す)
[契約機器延べ数]
対象とした費用負担元で所有されている機器のうち、契約
に割り当てられている機器の延べ数です。
[リース契約機器]
対象とした費用負担元で所有しているリース契約機器数で
す。
[レンタル契約機器]
対象とした費用負担元で所有しているレンタル契約機器数
です。
- 639 -
項目名
[【各部門状況】]
説明
[保守契約機器]
対象とした費用負担元で所有している保守契約機器数で
す。
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[部門(費用負担元)]
対象とした部門(費用負担元)の名称です。
部門(費用負担元)の名前順に整列して表示されます。
設定した部門(費用負担元)配下の情報が出力されます。
[契約機器延べ数]
対象とした費用負担元で所有している機器のうち、契約に
割り当てられている機器の延べ数です。
[リース契約]
対象とした費用負担元で所有しているリース契約機器数で
す。
[レンタル契約]
対象とした費用負担元で所有しているレンタル契約機器数
です。
[保守契約]
対象とした費用負担元で所有している保守契約機器数で
す。
詳細部
ファイルとして保存したときの「詳細部」は、以下のとおりです。
なお、1つのシートへの出力情報は50000件までとなります。1件目から50000件目までを「詳細部」シート、50001件目から100000件目
を「詳細部 (2)」シート、100001件目から150000件目を「詳細部 (3)」シートというように出力されます。
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。なお、[関連資産管理番号]、[資産管理番号]の昇順に整列して表示されます。
項目名
説明
[契約一覧]
(設定した値が表示され
ます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[作成日]
ファイルを作成した日です。
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[対象]
対象とした費用負担元の名称です。
[オプション]タブの[費用負担元]で設定した情報です。
[△]または[▲]
契約期限の状態を示します。
- 640 -
項目名
説明
・ [△]
契約期限が30日以内に終了する機器の場合に表示します。
・ [▲]
契約期限が本日終了する、またはすでに終了している機器の場合に表示しま
す。
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[費用負担元]
費用負担元の情報です。
[契約分類]
契約分類の情報です。
[契約No.]
契約の番号情報です。
[保守コード]
保守契約の番号情報です。
[資産管理番号]
機器の資産管理番号です。
[関連資産管理番号]
機器の関連資産管理番号です。
[部門]
部門の情報です。
[ユーザー名]
機器を使用するユーザー名です。
[設置場所]
機器の設置場所情報です。
[分類]
機器の分類情報です。
[種別]
機器の種別情報です。
[利用状況]
機器の利用状況です。
[収集日時]
情報を登録した日時です。
[契約終了日]
契約した契約終了日です。
備考.部門管理者の場合、所属する部門の範囲外の機器については、以下の情報だけ出力できます。
・ [費用負担元]
・ [契約分類]
・ [契約No.]
・ [保守コード]
・ [資産管理番号]
・ [部門]
・ [ユーザー名]
・ [分類]
・ [種別]
・ [契約終了日]
14.3 棚卸状況を出力する
棚卸状況の出力方法について説明します。
・ “14.3.1 手順”
・ “14.3.2 棚卸状況出力例”
- 641 -
14.3.1 手順
棚卸状況の出力手順は、以下のとおりです。
1. ACメニューにログオンします。
2. [レポート出力]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [棚卸状況]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. レポートに出力するときの項目を設定します。
以下の情報を設定します。
なお、設定後に[設定保存]ボタンをクリックすることで、設定した情報を次回起動時に表示できます。
- 642 -
タブ名
[基本情報]
項目名
説明
レポートに出力するタイトル名を設定します。
[タイトル]
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、50バイトまで設定できます。
レポートに出力する会社名称を設定します。
[会社名称]
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
レポートに出力する作成者名を設定します。
[作成者名]
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
[作成日]
レポートに出力する作成日を設定します。
[棚卸開始日]
レポートに出力する棚卸開始日を設定します。
[棚卸終了日]
レポートに出力する棚卸終了日を設定します。
[オプション]タブを選択したときの画面を以下に示します。
以下の情報を設定します。
タブ名
[オプション]
項目名
[絞り込み]
[部門で絞り込
みを行う]
説明
棚卸状況を部門単位でレポートに出力する場
合に選択します。
[部門名称]:レポートに出力する部門を設定し
ます。
[出力範囲]:絞り込む範囲を設定します。
[場所で絞り込
みを行う]
棚卸状況を場所単位でレポートに出力する場
合に選択します。
[場所名称]:レポートに出力する場所を設定し
ます。
[出力レポート]
[概要部を出力
する]
レポートに概要部を出力する場合にチェックし
ます。
・ [各部門状況を出力する]:概要部に各状況
を出力する場合にチェックします。
- 643 -
タブ名
項目名
説明
以下を選択し、[概要部を出力する]をチェッ
クしたときだけチェックできます。
- [部門で絞り込みを行う]を選択時
・部門名称に[管理対象]を選択
・部門名称に[未配置]以外を選択し、部
門の出力範囲に[部門全体]を選択
- [場所で絞り込みを行う]を選択時
・場所名称に[全社]を選択
[詳細部を出力
する]
レポートに詳細部を出力する場合にチェックし
ます。
[関連資産管理番号を出力する]:レポートの詳
細部に関連資産管理番号を出力するときに
チェックします。
[詳細部を出力する]をチェックしたときだけチェッ
クできます。
5. レポートを出力します。
以下の場合に応じて操作します。
なお、前の手順で設定した情報と出力されるレポートの関係については、後述する“14.3.2 棚卸状況出力例”を参照してくださ
い。
- 印刷する
レポートを印刷する場合、[印刷]ボタンをクリックします。
- ファイルとして保存する
レポートをファイルに保存する場合、[ファイル保存]ボタンをクリックします。
保存するファイル名は、Windowsとして有効な、フルパスで218バイトまで設定できます。
14.3.2 棚卸状況出力例
レポートは「概要部」と「詳細部」から構成されています。さらに、「概要部」では状況を出力できます。
以下では、「概要部」と「詳細部」それぞれについて説明します。
概要部
ファイルとして保存したときの「概要部」は、以下のとおりです。
- 644 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
説明
[富士通ソフトウェア]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[会社名称]で設定した情報です。
[捺印欄]
作成したファイルに、捺印するための欄です。ここには、捺
印用の欄だけ印刷されるので、自由に使用してください。
[棚卸状況]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[対象]
対象とした部門または場所の名称です。
[オプション]タブの[部門名称]または[場所名称]で設定し
た情報です。
[棚卸実施期間]
棚卸の実施期間です。
[基本情報]タブの[棚卸開始日]および[棚卸終了日]で設
定した情報です。
[対象機器台数]
対象とした部門または場所で所有している機器の台数で
す。
[作成者名]
ファイルの作成者です。
[基本情報]タブの[作成者名]で設定した情報です。
[作成日]
ファイルを作成した日です。
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
- 645 -
項目名
[【管理対象状
況】]
(選択した対象が
表示されます)
[【各部門状況】]
または[【各場所
状況】]
説明
[棚卸対象台数]
対象とした部門または場所での棚卸対象機器の台数で
す。
[棚卸済み台数]
対象とした部門または場所での棚卸が済んだ機器の台数
です。
[残台数]
対象とした部門または場所での棚卸が済んでいない機器
の台数です。
[達成率]
対象とした部門または場所での棚卸達成率です。
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[部門]または[場所]
対象とした部門または場所の名称です。
部門または場所の名前順に整列して表示されます。
[オプション]タブの[抽出条件]で[部門単位]を設定した場
合は、設定した部門配下の情報が出力されます。
[棚卸対象台数]
対象とした部門または場所での棚卸対象機器の台数で
す。
[棚卸済み台数]
対象とした部門または場所での棚卸が済んだ機器の台数
です。
[残台数]
対象とした部門または場所での棚卸が済んでいない機器
の台数です。
[達成率]
対象とした部門または場所での棚卸達成率です。
[対象機器台数]および【管理対象状況】に表示される値は、【各部門状況】または【各場所状況】で出力される機器数に未配置または
場所未設定の機器数を加算した総数となります。
詳細部
ファイルとして保存したときの「詳細部」は、以下のとおりです。
なお、1つのシートへの出力情報は50000件までとなります。1件目から50000件目までを「詳細部」シート、50001件目から100000件目
を「詳細部 (2)」シート、100001件目から150000件目を「詳細部 (3)」シートというように出力されます。
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。なお、[関連資産管理番号]、[資産管理番号]の昇順に整列して表示されます。
項目名
[棚卸状況]
(設定した値が表示され
ます)
説明
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
- 646 -
項目名
[作成日]
説明
ファイルを作成した日です。
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[棚卸期間]
棚卸の実施期間です。
[基本情報]タブの[棚卸開始日]および[棚卸終了日]で設定した情報です。
[対象]
対象とした部門または場所の名称です。
[オプション]タブの[部門名称]または[場所名称]で設定した情報です。
[▲]
棚卸が実施されていない機器の場合に表示します。
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[部門]
部門の情報です。
[ユーザー名]
機器を使用するユーザー名です。
[資産管理番号]
機器の資産管理番号です。
[関連資産管理番号]
機器の関連資産管理番号です。
[棚卸状態]
機器の棚卸状況です。
「○」が棚卸完了した機器で、「×」が棚卸未完了の機器となります。
[収集日時]
情報を登録した日時です。
[設置場所]
機器の設置場所情報です。
[分類]
機器の分類情報です。
[種別]
機器の種別情報です。
[利用状況]
機器の利用状況です。
14.4 ライセンス使用状況を出力する
ライセンス使用状況の出力方法について説明します。
・ “14.4.1 事前準備”
・ “14.4.2 手順”
・ “14.4.3 ライセンス使用状況出力例”
本機能を使用するには、「システムアカウント」の権限が必要となります。
14.4.1 事前準備
ライセンス使用状況は、Systemwalker Desktop Patrolで管理されているライセンス情報を出力します。
そのため、Systemwalker Desktop Patrolでライセンス管理が実施されていない場合は、ライセンス使用状況を出力できません。
ライセンス使用状況を出力する場合は、Systemwalker Desktop Patrolでライセンス管理を行うようにしてください。
Systemwalker Desktop Patrolのライセンス管理については、“第5章 ライセンスを管理する”を参照してください。
14.4.2 手順
ライセンス使用状況の出力手順は、以下のとおりです。
1. ACメニューにログオンします。
- 647 -
2. [レポート出力]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [ライセンス使用状況]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. レポートに出力するときの項目を設定します。
以下の情報を設定します。
なお、設定後に[設定保存]ボタンをクリックすることで、設定した情報を次回起動時に表示できます。
タブ名
[基本情報]
項目名
説明
[タイトル]
レポートに出力するタイトル名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、50バイトまで設定できます。
[会社名称]
レポートに出力する会社名称を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
- 648 -
タブ名
項目名
説明
[作成者名]
レポートに出力する作成者名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
[作成日]
レポートに出力する作成日を設定します。
[オプション]タブを選択したときの画面を以下に示します。
以下の情報を設定します。
タブ名
[オプション]
項目名
[出力レポート]
[概要部を出力
する]
説明
レポートに概要部を出力する場合にチェック
します。
・ [ライセンス違反状況を出力する]:レポー
トの概要部にライセンス違反状況を出力
する場合にチェックします。
[概要部を出力する]をチェックしたときだ
けチェックできます。
・ [ライセンス余剰状況を出力する]:レポー
トの概要部にライセンス余剰状況を出力
する場合にチェックします。
[概要部を出力する]をチェックしたときだ
けチェックできます。
[詳細部を出力
する]
レポートに詳細部を出力する場合にチェック
します。
・ [ライセンス割当済みソフトウェアを出力す
る]:レポートの詳細部にライセンス割り当
て済みソフトウェアを出力する場合にチェッ
クします。
[詳細部を出力する]をチェックしたときだ
けチェックできます。
・ [ライセンス未割当ソフトウェアを出力す
る]:レポートの詳細部にライセンス未割り
当てソフトウェアを出力する場合にチェッ
クします。
[詳細部を出力する]をチェックしたときだ
けチェックできます。
- 649 -
5. レポートを出力します。
以下の場合に応じて操作します。
なお、前の手順で設定した情報と出力されるレポートの関係については、後述する“14.4.3 ライセンス使用状況出力例”を参照
してください。
- 印刷する
レポートを印刷する場合、[印刷]ボタンをクリックします。
- ファイルとして保存する
レポートをファイルに保存する場合、[ファイル保存]ボタンをクリックします。
保存するファイル名は、Windowsとして有効な、フルパスで218バイトまで設定できます。
14.4.3 ライセンス使用状況出力例
レポートは「概要部」と「詳細部」から構成されています。さらに、「概要部」や「詳細部」では詳細な情報を出力できます。
以下では、「概要部」と「詳細部」それぞれについて説明します。
概要部
ファイルとして保存したときの「概要部」は、以下のとおりです。
- 650 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
説明
[F株式会社]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[会社名称]で設定した情報です。
[捺印欄]
作成したファイルに、捺印するための欄です。ここには、捺
印用の欄だけ印刷されるので、自由に使用してください。
[ライセンス使用状況]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[対象]
[全社]と表示されます。
[作成者名]
ファイルの作成者です。
[基本情報]タブの[作成者名]で設定した情報です。
ファイルを作成した日です。
[作成日]
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[【全社状況】]
[ライセンス管理対象ソフトウェ
ア数]
ライセンス管理されたソフトウェア数です。
[ライセンス割当ソフトウェア
数]
ライセンス割り当てされたソフトウェア数です。
[ライセンス違反ソフトウェア
数]
ライセンス違反しているソフトウェア数です。
ライセンス違反ソフトウェア数は、Systemwalker Desktop
Patrolの「ライセンス割り当て」で割り当てられた数と、実際
にPCにインストールされているソフトウェアの数をもとにして
表示されます。
そのため、以下の場合は、ライセンス違反ソフトウェア数が
「2」となります。
・ 実際に購入したソフトウェアAのライセンス数が「10」
・ ソフトウェアAについて、Systemwalker Desktop Patrol
の「ライセンス割り当て」で割り当てを行った数が「8」
・ Systemwalker Desktop Patrolの管理対象となるPCにイ
ンストールされているソフトウェアAの数が「10」
[【ライセンス違反
状況】]
[【ライセンス余剰
状況】]
[ライセンス余剰ソフトウェア
数]
ライセンスが余っているソフトウェア数です。
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[ソフトウェア名称]
ライセンス違反となっているソフトウェアの名称です。
[割当数]
所有しているライセンスの数です。
[使用数]
使用されているライセンスの数です。
[過不足数]
不足しているライセンスの数です。
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[ソフトウェア名称]
ライセンスが余っているソフトウェアの名称です。
[割当数]
所有しているライセンスの数です。
[使用数]
使用されているライセンスの数です。
[過不足数]
余っているライセンスの数です。
- 651 -
詳細部
ファイルとして保存したときの「詳細部」は、以下のとおりです。
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。なお、[ソフトウェア名]の名前順に整列して表示されます。
項目名
説明
[ライセンス使用状況]
(設定した値が表示され
ます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[作成日]
ファイルを作成した日です。
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[対象]
[全社]と表示されます。
[▲]
ライセンス数違反を起こしているソフトウェアの場合に表示します。
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[ソフトウェア名]
ソフトウェアの名称です。
[割当数]
割り当てられているライセンスの数です。
[使用数]
使用されているライセンスの数です。
[過不足結果]
ライセンスの過不足結果です。
14.5 セキュリティ監査状況を出力する
セキュリティ監査の出力方法について説明します。
・ “14.5.1 事前準備”
・ “14.5.2 手順”
・ “14.5.3 セキュリティ監査出力例”
本機能を使用するには、「システムアカウント」の権限が必要となります。
14.5.1 事前準備
セキュリティ監査で使用する監査指針の設定方法について説明します。
なお、Systemwalker Desktop Patrolが提供する推奨監査指針を変更しない場合は、監査指針の設定をする必要はありません。
- 652 -
手順を以下に示します。
1. ACメニューにログインします。
2. [レポート出力の設定]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. [セキュリティ監査の設定]のボタンをクリックし、[セキュリティ監査の設定]画面を表示します。
4. 変更を行う[監査指針]を選択し、[監査指針]の[設定]ボタンをクリックします。
新規に監査指針を定義する場合は、[ユーザー定義用]を選択します。推奨指針を編集する場合は、[情報漏洩対策]または[脆
弱性対策]を選択します。
なお、各監査項目の設定は、運用方法や環境に応じて組み合わせて選択します。
- 653 -
→[監査指針の設定]画面が表示されます。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
説明
監査指針の名称を設定します。
[監査指針名]
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、32バイトまで設定できます。
[セキュリティ監査レポートの出力対象としな
い]
セキュリティ監査レポートを出力しない場合にチェックしま
す。
[セキュリティ監査レポートの出力対象とする]
セキュリティ監査レポートを出力する場合にチェックします。
[集計対象とする部門の階層](注1)
指定なし、または1階層目から9階層目までを選択します。
[監査項目]
[ハードウェア]
BIOS状況をセキュリティ監査レポートの出力項目に含める
場合にチェックします。
[OS(システム)]
ログオン状況や自動更新の設定などのシステムに関する
OSの設定状況をセキュリティ監査レポートの出力項目に含
める場合にチェックします。
[OS(ユーザー)]
スクリーンセーバーなどのユーザーに関するOSの設定状
況をセキュリティ監査レポートの出力項目に含める場合に
チェックします。
[Internet Explorer]
Internet Explorerのセキュリティゾーン状況の設定状況をセ
キュリティ監査レポートの出力項目に含める場合にチェック
します。
[Windowsの更新プログラム]
(注2)
OSなどのパッチ適用の設定状況をセキュリティ監査レポー
トの出力項目に含める場合にチェックします。
- 654 -
項目名
説明
[ウイルス対策ソフトウェア]
ウイルス対策ソフトウェアの導入状況やリアルタイム検索設
定状況などをセキュリティ監査レポートの出力項目に含め
る場合にチェックします。
[ウイルス対策ソフトウェアのウイ
ルスパターン状況]
ウイルスパターンの適用状況をセキュリティ監査レポートの
出力項目に含める場合にチェックします。
[アクセス制御]
操作禁止の適用状況をセキュリティ監査レポートの出力項
目に含める場合にチェックします。
[暗号化状況]
ファイル暗号化の設定状況をセキュリティ監査レポートの出
力項目に含める場合にチェックします。
[監査ソフト導入]
監査ソフト導入状況の設定状況をセキュリティ監査レポー
トの出力項目に含める場合にチェックします。
[アプリケーション]
Googleデスクトップの機能やファイアウォールの設定などの
アプリケーションの設定状況をセキュリティ監査レポートの
出力項目に含める場合にチェックします。
[詳細]
各項目に対する監査で、何を出力対象とし、何を出力対象
としないかを設定する画面を表示します。
設定項目については、“監査指針の項目”を参照してくだ
さい。
注1)達成率の高い部門、達成率の低い部門を集計するときの部門階層です。
以下の例で、部門階層として2階層目を指定した場合、部門として表示される単位は、以下のとおりです。
- 上位部門
- 総務部(配下の部門を含む)
2階層目の「総務部」には、配下部門の「業務課」「経理課」「庶務課」「総務課」配下のPCも含めて集計され、その集計内容で達
成率の高い部門、達成率の低い部門が判定されます。
また、2階層目より上位階層「ソフトウェア統括部」「ハードウェア統括部」「管理統括部」については、「上位部門」として1つの部
門として集計され、その「上位部門」で達成率の高い部門、達成率の低い部門が判定されます。
なお、階層を設定しない場合は、すべての部門が達成率の高い部門、達成率の低い部門の対象となります。また、未配置に含
まれるPCについては、達成率の高い部門、達成率の低い部門の判定には含まれません。
注2)Systemwalker Desktop Patrolが管理しているパッチ配信情報を使用してパッチ適用状況のチェックを行います。パッチ配信
情報は、サポートセンターから配信されるソフトウェア辞書に含まれています。なお、チェックを行うパッチについては、[メインメ
ニュー]-[配信]-[セキュリティパッチの配信]画面で、自動パッチ適用にチェックを行っておく必要があります。自動パッチ適用に
チェックしていないパッチについては、チェック対象外となります。
パッチ自動適用を実施しない運用の場合、[詳細]画面において「監査対象としない」の設定を行ってください。
- 655 -
パッチ配信情報に含まれるすべてのパッチがPCに適用されている場合は、そのPCをパッチ適用がOKのPCとして扱い、一つで
もパッチが適用されていない場合はNGのPCとして扱います。適用されていないパッチは、Systemwalker Desktop Patrolの画面
から確認できます。
適用されていないパッチの確認方法については、“3.2.1 インベントリ情報を参照する”を参照してください。
→各監査項目の出力基準を変更する場合は、各監査項目を選択し、[詳細]ボタンをクリックします。以下は、[ハードウェア]を選
択した場合の画面です。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
説明
[BIOS起動パスワード]
BIOSの起動パスワードについてレポートへの出力を設定す
るときに選択します。
[BIOS設定パスワード]
BIOSの設定パスワードについてレポートへの出力を設定す
るときに選択します。
[BIOSハードディスクパスワー
ド]
BIOSのハードディスクパスワードについてレポートへの出力
を設定するときに選択します。
設
定
内
容
[出力対象としない]
選択した項目を出力対象としない場合に選択します。
[出力対象とする]
選択した項目を出力対象とする場合に選択します。
[OKと判定する項目]
[収集不可]、[設定なし]、[設定あり]について監査OKと判定
する項目を選択します。
(注)
注) [アクセス制御状況]、[ディスク暗号化状況]の各監査項目は、判断基準の設定を行うことができます。
[ハードウェア]以外の監査項目についても同様に設定します。
なお、設定画面で表示される[項目名]は、監査指針の項目により異なります。ほかの監査項目については、“監査指針の項目”
を参照してください。
- 656 -
5. 監査結果のしきい値を変更する場合は、[監査結果のしきい値]の[設定]ボタンをクリックします。
[監査結果のしきい値]画面では、アイコンの出力基準を変更することができます。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
説明
[晴れ]アイコンのしきい値
半角の数字のみ設定できます。
初期値は90%以上です。
[曇り]アイコンのしきい値
半角の数字のみ設定できます。
初期値は70%以上です。
[晴れ]アイコンのしきい値より小さい値を設定します。
[雨]アイコンのしきい値
半角の数字のみ設定できます。
初期値は50%以上です。
[曇り]アイコンのしきい値より小さい値を設定します。
以下のフォルダにアイコンを格納することで、アイコンを変更することができます。
画像ファイルの登録フォルダ
ACインストールディレクトリ\images
画像ファイル/ファイル名
画像ファイル
ファイル名
best.bmp
better.bmp
bad.bmp
worse.bmp
- 657 -
画像ファイルのサイズ/形式
サイズ/形式
幅
82ピクセル(注)
高さ
36ピクセル(注)
形式
bmp形式
注)異なるサイズの画像ファイルを使用した場合も、上記のサイズで表示されます。
ポイント
画像ファイルの変更
- 画像ファイルの変更は、変更したAC端末だけで有効となります。すべてのAC端末で画像ファイルを統一する場合は、すべ
てのAC端末の画像ファイルを入れ替えてください。
- 画像ファイルを元に戻す場合、以下の方法があります。
- 変更する前に、製品側のアイコンを待避している場合は、退避しているアイコンを登録フォルダに再配置してください。
- 変更する前に、製品側のアイコンを退避していない場合は、変更後のアイコンを削除し、本製品のACを再インストール
してください。(上書きインストールでアンインストールする必要はありません)
- 画像ファイルが空白で表示されている場合は、ファイルが壊れている、または不足していることが考えられます。空白で表示
された場合は、アイコンの格納先を見直し、新しい画像を準備するか、もしくは上記の画像ファイルを元に戻す方法により、
復元させてください。
監査指針の項目
監査指針の項目について説明します。
各項目の内容については、“3.2.5 セキュリティ情報を参照する”を参照してください。
以下の項目については、それぞれの項目単位で監査レポートの出力対象とするか監査レポートの出力対象としないかを選択できま
す。
ハードウェア(注)
情報
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
情報漏洩対策
BIOS起動パスワード
出力対象としない
出力対象とする
BIOS設定パスワード
出力対象としない
出力対象とする
BIOSハードディスクパスワード
出力対象としない
出力対象とする
注)仮想PCの場合は、ハードウェアは「監査不可」となるため、レポートでは、「ハードウェア種別」は「仮想PC」、「ハードウェア」は[-]
と表示されます。
OS(システム)
情報
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
情報漏洩対策
自動ログオン
出力対象としない
出力対象とする
ようこそ画面
出力対象としない
出力対象としない
- 658 -
情報
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
情報漏洩対策
最後のユーザー名
出力対象としない
出力対象としない
Guestアカウントのセキュリティ
出力対象としない
出力対象とする
自動更新の設定
出力対象としない
出力対象としない
ユーザーアカウント制御(UAC)
出力対象としない
出力対象としない
安全でない共有フォルダ
出力対象としない
出力対象とする
スタンバイ回復時のパスワード入力
出力対象としない
出力対象としない
複雑なパスワードを必要とする設定
出力対象としない
出力対象としない
OS(ユーザー)
情報
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
情報漏洩対策
スクリーンセーバー
出力対象としない
出力対象とする
スクリーンセーバーパスワード
出力対象としない
出力対象とする
ログオンユーザーのパスワード
出力対象としない
出力対象とする
Internet Explorer
情報
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
インターネットゾーン
出力対象とする
情報漏洩対策
出力対象とする
監査ソフト導入
情報
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
Systemwalker Desktop Patrol CTがインストール
されているか(インベントリが収集されているか)
のチェックを行う
出力対象とする
情報漏洩対策
出力対象とする
Windowsの更新プログラム
設定項目
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
Systemwalker Desktop Patrolが管理しているパッ
チ配信情報を使用してパッチ適用状況のチェッ
クを行う
出力対象とする
ウイルス対策ソフトウェア
- 659 -
情報漏洩対策
出力対象とする
情報
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
情報漏洩対策
ウイルス対策ソフト導入
出力対象とする
出力対象とする
ウイルス対策ソフトウェアのリアルタイム検索
出力対象とする
出力対象とする
ウイルス対策ソフトウェアの定時スキャン状況
出力対象としない
出力対象としない
ウイルス対策ソフトウェアのスキャン対象範囲
出力対象としない
出力対象としない
ウイルス対策ソフトウェアのウイルスパターン状況
情報
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
最新のウイルスパターンが適用されているかの
チェックを行う
出力対象とする
情報漏洩対策
出力対象とする
アクセス制御状況
Systemwalker Desktop KeeperV13.0.0以降を導入している場合に使用できます。
情報
内容
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
ファイル持ち出し禁
止
収集不可
情報漏洩対策
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
しない
通常持ち出し
暗号化持ち出し
持ち出し不可
印刷禁止
収集不可
しない
する
PrintScreenキー禁止
収集不可
しない
する
ログオン禁止
収集不可
しない
する
アプリケーション起動
禁止
収集不可
しない
する
メール添付禁止
収集不可
しない
暗号化ファイルのみ許可
指定拡張子のみ禁止
指定拡張子のみ許可
- 660 -
情報
内容
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
アプリケーション起動
ログ
収集不可
情報漏洩対策
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
しない
する
アプリケーション終了
ログ
収集不可
しない
する
ウィンドウタイトルログ
収集不可
しない
する
メール送信ログ
収集不可
しない
する
コマンドプロンプトロ
グ
収集不可
しない
する
デバイス構成変更ロ
グ
収集不可
しない
する
印刷操作ログ
収集不可
しない
する
ファイル持ち出しログ
収集不可
しない
する
ファイル操作ログ
収集不可
しない
する
ログオン/ログオフロ
グ
収集不可
しない
する
連携アプリケーション
ログ
収集不可
しない
する
PrintScreenキーログ
収集不可
しない
する
ファイル持ち出し
ユーティリティ
収集不可
通常持ち出し
暗号化持ち出し
- 661 -
情報
内容
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
情報漏洩対策
持ち出し不可
リムーバブルドライブ
の読み込み禁止
収集不可
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
しない
する
USBデバイス個体識
別
収集不可
しない
する
Web操作ログ
収集不可
しない
する
FTP操作ログ
収集不可
しない
する
メール送信時宛先確
認
収集不可
しない
する
URLアクセス禁止
収集不可
しない
する
FTPサーバ接続禁止
収集不可
しない
する
Webダウンロード禁
止
収集不可
しない
する
ディスク暗号化状況
Systemwalker Desktop EncryptionV13.0.0を導入している場合に使用できます。
情報
内容
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
鍵の有効化
収集不可
情報漏洩対策
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
使用不可
使用可
鍵の設定
収集不可
使用不可
使用可
Desktop Encryption
の詳細設定
収集不可
使用不可
- 662 -
情報
内容
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
情報漏洩対策
使用可
自動暗号フォルダ
収集不可
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
出力対象としない
使用不可
使用可
Windowsログオン連
携
収集不可
使用不可
使用可
Desktop Encryption
の終了
収集不可
不可
可
すべての鍵の無効化
収集不可
使用不可
使用可
鍵の設定にすべての
鍵を表示するか否か
収集不可
表示しない
表示する
Windowsログオン連
携を使用するか否か
収集不可
使用しない
使用する
鍵の無効化にスク
リーンセーバーを起
動するか否か
収集不可
起動しない
起動する
標準アルゴリズムの
指定
収集不可
TRIPLE-DES
AES
リムーバブルメディア
自動認識機能
収集不可
使用しない
使用する
リムーバブルメディア
自動認識オプション
USBHDD
収集不可
認識しな
い
認識する
IEEEHDD
収集不可
認識しな
い
認識する
FDD
収集不可
認識しな
い
認識する
- 663 -
アプリケーション
情報
推奨監査指針の初期値
脆弱性対策
情報漏洩対策
ファイアウォール
出力対象とする
出力対象とする
暗号化ソフトウェアの導入状況
出力対象としない
出力対象としない
Googleデスクトップ「複数コンピュータ上のデータ
検索」
出力対象としない
出力対象とする
禁止ソフトウェアの検出状況
出力対象としない
出力対象としない
各監査項目の監査を行うか否かの設定については、“4.2.2.1 セキュリティ設定の監査項目を設定する”を参照してください。
また、セキュリティ監査レポートで出力される監査結果は、運用設定の診断結果(セキュリティ監査)での監査結果と一致しています。
判定方法については、“4.3.1.2 セキュリティの診断結果画面の構成”の“診断結果”を参照してください。
Systemwalker Desktop Patrolの他製品連携で取り込まれたPCについては、監査結果は以下のようになります。
・ 監査OKと判定する監査項目
[監査ソフト導入]
[Windowsの更新プログラム]
・ 監査NGと判定する監査項目
[ウイルス対策ソフトウェア]
[ウイルス対策ソフトウェアのウイルスパターン状況]
・ 上記以外の項目について
監査OKと判定されます。
14.5.2 手順
セキュリティ監査の出力手順は、以下のとおりです。
1. ACメニューにログオンします。
- 664 -
2. [レポート出力]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [レポート出力機能]のサブメニューより、[セキュリティ監査]のボタンをクリックします。
→[セキュリティ監査レポート出力]画面が表示されます。
4. [基本情報]タブにレポートに出力する基本情報を設定します。
以下の情報を設定します。
なお、設定後に[設定保存]ボタンをクリックすることで、設定した情報を次回起動時に表示できます。
タブ名
[基本情報]
項目名
[タイトル]
説明
レポートに出力するタイトル名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、50バイトまで設定できます。
[会社名称]
レポートに出力する会社名称を設定します。
- 665 -
タブ名
項目名
説明
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
[今回監査日]
レポートに出力する今回の監査日を指定します。(注1)
[前回監査日]
レポートに出力する前回の監査日を指定します。(注1)
[前々回監査日]
レポートに出力する前々回の監査日を指定します。(注1)
注1)
監査日はコンボボックスに表示されている日付より選択します。監査日に表示される項目は、以下のとおりです。
- 現在の状況
レポートに出力する時点で、セキュリティ監査を実施し、その結果を監査結果として出力する場合に選択します。今回監査
日だけ選択できます。
- YYYY/MM/DD(自動)
表示されている日付の監査日を使用する場合に選択します。
スケジュール実行で監査された監査日の場合に“(自動)”が表示されます。
- YYYY/MM/DD(手動)
表示されている日付の監査日を使用する場合に選択します。
今回監査日で「現在の状況」を指定してレポート出力した監査日の場合に“(手動)”が表示されます。
- 指定なし
監査結果をレポートに出力しない場合に選択します。前回、前々回の監査日にだけ選択できます
5. [オプション]タブを選択し、レポートに対するオプション情報を設定します。
以下の情報を設定します。
タブ名
[オプション]
項目名
セキュリティ監査レポートに出力する監査指針
をチェックします。(複数選択可能)
[監査指針]
[出力レポー
ト]
説明
[概要部を出力
する]
概要部を出力する場合にチェックします。
・ [達成率の高い部門を出力する]:達成率
の高い部門を出力する場合にチェックしま
- 666 -
タブ名
項目名
説明
す。
[概要部を出力する]にチェックしたときだ
けチェックできます。
・ [達成率の低い部門を出力する]:達成率
の低い部門を出力する場合にチェックしま
す。
[概要部を出力する]にチェックしたときだ
けチェックできます。
[詳細部を出力
する]
詳細部を出力する場合にチェックします。
・ [監査結果がNGのPCのみ出力する]:詳
細部に監査結果がNGとなったPCだけを
出力する場合にチェックします。
[詳細部を出力する]にチェックしたときだ
けチェックできます。
6. レポートを出力します。
以下の場合に応じて操作します。
- 印刷する
レポートを印刷する場合、[印刷]ボタンをクリックします。
- ファイルとして保存する
レポートをファイルに保存する場合、[ファイル保存]ボタンをクリックします。
保存するファイル名は、Windowsとして有効な、フルパスで218バイトまで設定できます。
→[今回監査日]として、[現在の状況]を選択した場合、以下のメッセージが表示されます。
7. 今回実施したセキュリティ監査の結果を保存する場合は、[OK]ボタンをクリックします。
セキュリティ監査の結果を保存した場合は、[セキュリティ監査レポート出力]画面の監査日から選択できるようになります。
14.5.3 セキュリティ監査出力例
レポートは「概要部」、「監査レポート部」、および「詳細部」から構成されています。
以下では、「概要部」、「監査レポート部」、「詳細部」それぞれについて説明します。
概要部
ファイルとして保存したときの「概要部」は、以下のとおりです。
- 667 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
説明
[F株式会社]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[会社名称]で設定した情報です。
[日付]
レポートを出力した日付です。
[ソフトウェア統括部]
レポートを出力したユーザーが所属する部門です。
[捺印欄]
作成したファイルに、捺印するための欄です。ここには、捺印用の欄だけ
印刷されるので、自由に使用してください。
[セキュリティ監査]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[監査対象]
[全社]と表示されます。
[監査期間]
[基本情報]タブの[監査日]で設定した情報です。
[監査PC台数]
セキュリティ監査の対象となったPC台数です。
[仮想PC台数]
セキュリティ監査の対象となった仮想PC台数です。
[監査結果]
[監査指針名]
監査指針ごとに監査結果が表示されます。
[今回監査]
今回監査の評価結果が表示されます。[]内は、[OK数/総数]の形式での
PCの数です。OK数により、しきい値設定に従って監査結果アイコンが表
示されます。仮想PCの場合、OK数にカウントされます。
[評価]
監査結果に対する評価が表示されます。
[前回監査]/[前々回監査]
前回、前々回の監査結果が表示されます。
[【総評】]
監査結果について、総評を記入するための欄です。ここには、記入欄だ
け印刷されるので、自由に使用してください。
監査レポート部
ファイルとして保存したときの「監査レポート部」は、以下のとおりです。
- 668 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
説明
[監査レポート]
(設定した値が表示され
ます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[対策状況]
指標値を100%(全PCがOK)とし、今回監査、前回監査に対するレーダチャートが監
査項目ごとに表示されます。
[○○の監査項目と達
成率]
監査項目ごとに名称、監査内容、および達成率が表示されます。
[各部門状況]
[【達成率の高い部門】]
達成率が高い順に、最大5部門まで部門が表示されます。括弧内は部門コードです。
[【達成率の低い部門】]
達成率が低い順に、最大5部門まで部門が表示されます。括弧内は部門コードです。
[第○階層]
集計対象の部門階層が表示されます。
[監査項目毎のNG台数]
監査項目ごとにNGとなったPC数がグラフで表示されます。
[【見解】]
監査結果について、見解を記入するための欄です。ここには、記入欄だけ印刷され
るので、自由に使用してください。
注意
監査レポート部内のグラフ出力について
- 669 -
監査レポート部内の横棒グラフについて、Microsoft® Office Excel 2003以前のバージョンを使用した場合、横棒グラフの本数が3本以
下の場合は2Dで、4本以上の場合は3Dで出力されます。ただし、Microsoft® Office Excel 2007以降を使用した場合は、横棒グラフの
本数に関係なく2Dで出力されます。
また、Microsoft® Office Excel 2007以降の場合、監査レポート部内のレーダーチャートグラフと横棒グラフの配色および凡例の表示
位置がMicrosoft® Office Excel 2003以前のバージョンを使用した場合と若干異なります。
詳細部
ファイルとして保存したときの「詳細部」は、以下のとおりです。
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。なお、セキュリティ監査の結果は、[部門]の名前順に表示されます。
項目名
説明
[セキュリティ監査]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[作成日]
ファイルを作成した日です。
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[OK]
監査結果が[OK]の機器の台数です。
[NG]
監査結果が[NG]の機器の台数です。
[NG→OK]
監査結果が[NG→OK]の機器の台数です。
[監査対象]
[全社]と表示されます。
[▲]
監査結果がNGの機器に表示されます。
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[資産管理番号]
機器の資産管理番号です。
[部門]
部門の情報です。
Systemwalker Desktop Patrolで登録された「部門管理情報」が取り込まれたものです。
[ユーザーID]
機器を使用する利用者のユーザーIDです。
機器情報として登録されている[ユーザーID]の情報です。
[ユーザー名]
機器を使用するユーザー名です。
- 670 -
項目名
説明
Systemwalker Desktop Patrolで登録された「ユーザー管理情報」が取り込まれたもので
す。
[機器名]
機器として利用する名称です。
機器情報として登録されている[機器名]の情報です。
[ハードウェア種別]
機器のハードウェア種別情報です。
(デスクトップ/ノート/サーバ/仮想PCの種別を出力します。)
[利用状況]
機器の利用状況です。
機器情報として登録されている[利用状況]の情報です。
[収集日時]
情報を登録した日時です。
[収集情報]
Systemwalker Desktop Patrolのデータベース上にPCのインベントリ情報として存在する
かが示されます。
「○」がPCのインベントリ情報として存在する場合で、「×」がPCのインベントリ情報として
存在しない場合です。
Systemwalker Desktop Patrol側の操作で、廃棄管理機能によりPC情報が削除された場
合や、インベントリ情報が手動で削除された場合にも、「×」となります。
[監査結果]
[監査指針の項目]が、すべて[○]の場合、[OK]と表示されます。監査結果に[×→○]
が含まれていてかつ[×]が含まれていない場合、[NG→OK]と表示されます。監査結果
に[×]がある場合、[NG]と表示されます。
[監査指針の項目]
監査項目ごとの監査結果が表示されます。監査結果がOKの場合、[○]が表示されま
す。監査結果がNGの場合、[×]が表示されます。
診断結果を手動でOKにした場合、[×→○]が表示されます。監査対象外だった場合、
[-]が表示されます。
各項目の説明は、“監査指針の項目”を参照してください。
注意
CTの[環境設定]画面の「サーバ切替え」タブで設定する「接続サーバ」を、CSまたはDS構築時に指定したホスト名から変更した場合、
監査対象外として判定され集計されない場合があります。
14.6 省電力の設定状況を出力する
省電力設定状況の出力方法について説明します。
・ “14.6.1 手順”
・ “14.6.2 省電力設定状況出力例”
14.6.1 手順
省電力設定状況の出力手順は以下のとおりです。
1. ACメニューにログオンします。
- 671 -
2. [レポート出力]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [省電力設定状況]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
以下の情報を設定します。
なお、設定後に[設定保存]ボタンをクリックすることで、設定した情報を次回起動時に表示できます。
タブ名
[基本情報]
項目名
[タイトル]
説明
レポートに出力するタイトル名を設定します。
- 672 -
タブ名
項目名
説明
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、50
バイトまで設定できます。
[会社名称]
レポートに出力する会社名称を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、64
バイトまで設定できます。
[作成者名]
レポートに出力する作成者名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、64
バイトまで設定できます。
[作成日]
レポートに出力する作成日を設定します。
4. [オプション]タブを選択し、レポートに対するオプション情報を設定します。
以下の情報を設定します。
タブ名
[オプション]
項目名
[絞り込み]
[部門で絞り込みを
行う]
説明
省電力設定状況を部門単位でレポートに出力
する場合に選択します。
・ [部門名称]:
レポートに出力する部門を設定します。
・ [出力範囲]:
絞り込む範囲を設定します。
[場所で絞り込みを
行う]
省電力設定状況を場所単位でレポートに出力
する場合に選択します。
・ [場所名称]:
レポートに出力する場所を設定します。
[出力レポート]
[概要部を出力す
る]
レポートに概要部を出力する場合にチェックし
ます。
- 673 -
タブ名
項目名
説明
・ [省電力設定状況の内訳を出力する]:
概要部に省電力設定状況の内訳を出力
するときにチェックします。
[概要部を出力する]をチェックしたときだけ
チェックできます。
・ [達成率の低いグループ]:
概要部に各状況を出力する場合にチェッ
クします。
以下を選択し、[概要部を出力する]をチェッ
クしたときだけチェックできます。
- [部門で絞り込みを行う]を選択時
- 部門名称に[管理対象]を選択
- 部門名称に[未配置]以外を選択
し、部門の出力範囲に[下位部門
を含む]を選択
- [場所で絞り込みを行う]を選択時
- 場所名称に[全社]を選択
[設定状況一覧を出
力する]
設定状況一覧を出力する場合にチェックしま
す。
以下を選択したときだけチェックできます。
・ [部門で絞り込みを行う]を選択時
- 部門名称に[管理対象]を選択
- 部門名称に[未配置]以外を選択し、部
門の出力範囲に[下位部門を含む]を
選択
詳細部を出力する場合にチェックします。
[詳細部を出力す
る]
・ [省電力設定にNGがあるPCのみ出力す
る]:
詳細部に省電力設定がNGとなったPCだ
けを出力する場合にチェックします。
[詳細部を出力する]にチェックしたときだけ
チェックできます。
・ [固有情報を出力する]:
機器の固有情報を機器の詳細部の一項
目として出力するか設定します。また、出
力する場合は、出力する固有情報を選択
します。(注)
注)固有情報には、24時間稼働が必要なPCかどうかなどの省電力設定に関連する情報を出力することで、詳細部から該当
PCの問題の有無を判定する材料に利用できます。
5. レポートを出力します。
以下の場合に応じて操作します。
- 印刷する
レポートを印刷する場合、[印刷]ボタンをクリックします。
- 674 -
- ファイルとして保存する
レポートをファイルに保存する場合、[ファイル保存]ボタンをクリックします。
保存するファイル名は、Windowsとして有効な、フルパスで218バイトまで設定できます。
14.6.2 省電力設定状況出力例
レポートは「概要部」、「設定状況一覧」、および「詳細部」から構成されています。
以下では、「概要部」、「設定状況一覧」、および「詳細部」それぞれについて説明します。
概要部
ファイルとして保存したときの「概要部」は、以下のとおりです。
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
[F株式会社]
説明
[基本情報]タブの[会社名称]で設定した情報です。
- 675 -
項目名
説明
(設定した値が表示されます)
[捺印欄]
作成したファイルに、捺印するための欄です。ここには、捺印用の
欄だけ印刷されるので、自由に使用してください。
[省電力設定状況レポート]
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
(設定した値が表示されます)
対象とした部門または場所の名称です。
[対象]
[オプション]タブの[部門名称]または[場所名称]で設定した情報で
す。
[対象PC台数]
対象とした部門または場所で所有しているPCの台数です。
[仮想PC台数]
対象とした部門または場所で所有している仮想PCの台数です。
[作成者名]
ファイルの作成者です。
[基本情報]タブの[作成者名]で設定した情報です。
ファイルを作成した日です。
[作成日]
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[省電力設定状況]
対象PC台数
対象とした部門または場所でのPCの台数です。
OK台数
省電力設定の監査結果がOKのPCの台数です。
全ての監査項目がOKのPCが対象となります。監査対象外とした省
電力設定項目については、OK扱いとして集計します。
NG台数
省電力設定の監査結果がNG、および注意のPCの台数です。
ひとつでも、監査結果がNG、および注意の省電力設定項目がある
PCが対象となります。
監査不可台数
CTで省電力情報が未収集であるため、監査ができないPC台数で
す。
以下のいずれかの場合に未収集となります。
・ V13.3以前のCTを使用している場合
・ 他製品連携でインベントリ情報を取り込んだ場合
・ 仮想PCである場合
達成率
[省電力設定状況(達成率)の内訳]
対象とした部門または場所での省電力設定の達成率です。
指標値を100%(全PCがOK)とし、省電力設定状況に対するレーダ
チャートを、電源に接続/バッテリ使用時のそれぞれについて、省
電力設定項目ごとに出力します。
※CTが省電力情報を未収集のPCは、OK扱いとして集計します。
※デスクトップPCなど、バッテリが無いPCは、バッテリ使用時の項目
の達成率には含みません。
[達成率の低いグループ]
達成率の低い部門/場所のPC台数、OK台数、NG台数、達成率
を出力します。また、各部門のNG台数を横棒グラフで出力します。
[コメント]
見解等のコメント入力欄です。
設定状況一覧
ファイルとして保存したときの「設定状況一覧」は、以下のとおりです。
- 676 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
説明
[No.]
[出力された情報に割り当てられる番号です。
[部門/設置場所]
部門/場所の情報です。
[対象PC台数]
当月の省電力設定対象PCの台数です。
[OK台数]
省電力設定が行われているPCの台数です。
[NG台数]
省電力設定ができていないPCの台数です。
[監査不可台数]
監査できないPCの台数です。
[達成率]
省電力の設定がされているPCの割合です。
詳細部
ファイルとして保存したときの「詳細部」は、以下のとおりです。
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
[部門](場所単位指定時は[設置場所])、[関連資産管理番号]、[資産管理番号]の昇順に整列して表示されます。
- 677 -
項目名
説明
[▲]
省電力設定にNGがあるPCの場合に表示します。
[No.]
[出力された情報に割り当てられる番号です。
[部門]
部門の情報です。
[ユーザー名]
機器を使用するユーザー名です。
[電話番号]
機器を使用するユーザー名の電話番号です。
[資産管理番号]
機器の資産管理番号です。
[設置場所]
機器の設置場所情報です。
[種別]
機器の種別情報です。
[ハードウェア種別]
機器のハードウェア種別情報です。
(デスクトップ/ノート/サーバ/仮想PCの種別を出力します。)
[利用状況]
機器の利用状況です。
[機器名]
機器として利用する名称です。
[収集日時]
情報を登録した日時です。
[固有情報]
[オプション]タブで[固有情報を出力する]をチェックした場合のみ、
選択した固有情報を出力します。
[省電力設定]
省電力設定の設定名です。
[監査可/不可]
監査可能か不可能かを出力します。
・ 可能:
省電力情報が収集でき、監査が可能なPC
・ 不可能:
省電力情報が未収集であるため、監査ができないPC
以下のいずれかの場合に未収集となります。
- V13.3以前のCTを使用している場合
- 他製品連携でインベントリ情報を取り込んだ場合
- 仮想PCである場合
[モニタ電源]
各省電力設定の実績値と、監査結果を出力します。
[ハードディスク電源]
監査結果は、以下のように出力します。
[システムスタンバイ]
・ ○:監査結果がOK
[システム休止]
・ ×:監査結果がNG
[その他の設定]
・ △:監査結果が注意
・ -:監査結果が情報、または、監査対象外
※CTで省電力情報が未収集のPCは、実績値を“-”で出力します。
※ノートなどバッテリがあるPCは、電源に接続/バッテリ使用時を“/”
で区切って出力します。
※[その他の設定項目]は、Windows Vista®、Windows® 7、
Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012が
導入されているPCのみ監査の対象となります。
対象となる項目すべての監査結果がOKの場合○、そうでない場合
は×を出力します。
省電力設定の設定名です。
- 678 -
注意
CTの[環境設定]画面の「サーバ切替え」タブで設定する「接続サーバ」を、CSまたはDS構築時に指定したホスト名から変更した場合、
監査対象外として判定され集計されない場合があります。
14.7 消費電力量を出力する
消費電力量の出力方法について説明します。
・ “14.7.1 事前準備”
・ “14.7.2 手順”
・ “14.7.3 消費電力量出力例”
14.7.1 事前準備
消費電力量の計算に使用する設定を行います。
1. ACメニューにログオンします。
2. [レポート出力の設定]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
- 679 -
3. [消費電力量の監査設定]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
4. 以下の項目を設定します。
項目
説明
[年度末の設定]
年度末とする月をプルダウンメニューから選択します。
[監査の判定基準]
稼働時間の判定基準として、1日のPC稼働時間と1カ月の日数を設
定します。これを基に算出された1カ月のPC稼働時間は、長時間稼
働PCの判定基準となります。
1カ月の日数は、24h稼働日数の判定基準としてレポートに何日以
上24時間稼働していたPCの台数を出力するか、にも使用します。
例)1日のPC稼働時間を8.0h、1ヶ月の日数を20日、時間間隔を20h
と設定した場合、レポートにて稼働時間が160h、180h、200h以上の
PC台数を確認できます。
5. [OK]ボタンを押して設定値を保存します。
14.7.2 手順
消費電力量の出力手順は以下のとおりです。
1. ACメニューにログオンします。
- 680 -
2. [レポート出力]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [消費電力量の監査]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
以下の情報を設定します。
なお、設定後に[設定保存]ボタンをクリックすることで、設定した情報を次回起動時に表示できます。
- 681 -
タブ名
[基本情報]
項目名
[タイトル]
説明
レポートに出力するタイトル名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、50
バイトまで設定できます。
[会社名称]
レポートに出力する会社名称を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、64
バイトまで設定できます。
[作成者名]
レポートに出力する作成者名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合わせて、64
バイトまで設定できます。
[作成日]
レポートに出力する作成日を設定します。
[監査期間]
消費電力量の監査対象とする月を設定します。
当月から、過去2ヵ月まで選択できます。
例:現在が11月の場合は、11月と10月が選択可
4. [オプション]タブを選択し、レポートに対するオプション情報を設定します。
以下の情報を設定します。
タブ名
[オプション]
項目名
[絞り込み]
[部門で絞り込みを
行う]
説明
消費電力量の監査結果を部門単位でレポート
に出力する場合に選択します。
・ [部門名称]:
レポートに出力する部門を設定します。
- 682 -
タブ名
項目名
説明
・ [出力範囲]:
絞り込む範囲を設定します。
[場所で絞り込みを
行う]
消費電力量の監査結果を場所単位でレポート
に出力する場合に選択します。
・ [場所名称]:
レポートに出力する場所を設定します。
[出力レポート]
[概要部を出力す
る]
レポートに概要部を出力する場合にチェックし
ます。
・ [[過去3ヶ月の消費電力量]を出力する]:
概要部に[過去3ヶ月の消費電力量]を出力
するときにチェックします。
[概要部を出力する]をチェックしたときだけ
チェックできます。
・ [今年度の消費電力量の推移]、[昨年との
比較]を出力する]:
概要部に[今年度の消費電力量]、[昨年と
の比較]を出力するときにチェックします。
[概要部を出力する]をチェックしたときだけ
チェックできます。
・ [達成率の低いグループを出力する]:
達成率の低い部門(または設置場所)を出
力する場合にチェックします。
以下を選択し、[概要部を出力する]をチェッ
クしたときだけチェックできます。
- [部門で絞り込みを行う]を選択時
- 部門名称に[管理対象]を選択
- 部門名称に[未配置]以外を選択
- [場所で絞り込みを行う]を選択時
- 場所名称に[全社]を選択
[PC稼働状況を出
力する]
PC稼働状況を出力するときにチェックします。
・ [[消費電力量のシミュレーション]を出力す
る]:
PC稼働状況に[過去3ヶ月の消費電力量]
を出力するときにチェックします。
[PC稼働状況を出力する]をチェックしたと
きだけチェックできます。
・ [[PC稼働状況の推移]を出力する]:
PC稼働状況に[PC稼働状況の推移]を出力
するときにチェックします。
[PC稼働状況を出力する]をチェックしたと
きだけチェックできます。
またチェックを入れた場合、集計する期間
を設定します。
- 683 -
タブ名
項目名
説明
・ [達成率の低いグループを出力する]:
達成率の低い部門(または設置場所)を出
力する場合にチェックします。
以下を選択し、[PC稼働状況の推移]を
チェックしたときだけチェックできます。
- [部門で絞り込みを行う]を選択時
- 部門名称に[管理対象]を選択
- 部門名称に[未配置]以外を選択
- [場所で絞り込みを行う]を選択時
- 場所名称に[全社]を選択
[消費電力量一覧
を出力する]
消費電力量一覧を出力する場合にチェックしま
す。
以下を選択し、[概要部を出力する]をチェック
したときだけチェックできます。
・ [部門で絞り込みを行う]を選択時
- 部門名称に[管理対象]を選択
- 部門名称に[未配置]以外を選択
・ [場所で絞り込みを行う]を選択時
- 場所名称に[全社]を選択
[詳細部を出力す
る]
詳細部を出力する場合にチェックします。
・ [稼働合計時間が0hまたは長時間稼働PC
のみ出力する]:
詳細部に稼働していないPC、長時間稼働
しているPCだけを出力する場合にチェック
します。
[詳細部を出力する]にチェックしたときだけ
チェックできます。
・ [固有情報を出力する]:
機器の固有情報を機器の詳細部の一項目
として出力するか設定します。また、出力す
る場合は、出力する固有情報を選択しま
す。(注)
注)固有情報には、24時間稼働が必要なPCかどうかなどの省電力設定に関連する情報を出力することで、詳細部から該当
PCの問題の有無を判定する材料に利用できます。
5. レポートを出力します。
以下の場合に応じて操作します。
- 印刷する
レポートを印刷する場合、[印刷]ボタンをクリックします。
- ファイルとして保存する
レポートをファイルに保存する場合、[ファイル保存]ボタンをクリックします。
保存するファイル名は、Windowsとして有効な、フルパスで218バイトまで設定できます。
- 684 -
14.7.3 消費電力量出力例
レポートは「概要部」、「PC稼働状況」、「消費電力量一覧」、および「詳細部」から構成されています。
以下では、「概要部」、「PC稼働状況」、「消費電力量一覧」、および「詳細部」それぞれについて説明します。
概要部
ファイルとして保存したときの「概要部」は、以下のとおりです。
- 685 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
[F株式会社]
説明
[基本情報]タブの[会社名称]で設定した情報です。
(設定した値が表示されます)
[捺印欄]
作成したファイルに、捺印するための欄です。ここには、捺印用の欄だけ
印刷されるので、自由に使用してください。
[消費電力量の監査レポート]
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
- 686 -
項目名
説明
(設定した値が表示されます)
[対象]
対象とした部門または場所の名称です。
[オプション]タブの[部門名称]または[場所名称]で設定した情報です。
[対象PC台数]
対象とした部門または場所で所有しているPCのうち、CTのバージョンが
V14以降で、かつ、当月稼働していたPC台数です。
[作成者名]
ファイルの作成者です。
[基本情報]タブの[作成者名]で設定した情報です。
[作成日]
ファイルを作成した日です。
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[監査期間]
監査対象とした月の期間です。
[基本情報]タブの[監査期間]で設定した情報です。
[電気代の概算値と削減効果]
電気代、電気代の削減額、CO2の削減量の、当月の概算値と年度累計値
をそれぞれ出力します。
[消費電力量の参考情報]
前月との比較情報として、以下の情報を出力します。
・ 消費電力量
・ PC1台に対する平均消費電力量
・ PC台数
・ 基準時間以上稼働しているPCの台数
・ 消費電力量の削減率
[過去3ヶ月の消費電力量]
過去3ヶ月の消費電力量と、PC台数の週ごとの合計を出力します。
[今年度の消費電力量の推移]
今年度の消費電力量と、PC台数の月ごとの合計を出力します。
前年度の消費電力量のデータが存在する場合は、あわせて出力します。
[昨年との比較]
集計月で設定された月を基準に前年度と今年度の集計値を比較して出
力します。今年度は、今年度末月までの予測値もあわせて出力します。
例:集計月を3月に設定、現在月が2008年11月
前年度の期間:2007年4月~2008年3月
今年度の期間:2008年4月~2008年10月
2008年11月~2009年3月(予測値)
予測値の計算方法:
今年度の実績を月平均し、その月平均を残りの月数で掛けた値を予測値
とします。
[達成率の低いグループ]
各部門/場所ごとの1台あたりの平均消費電力量で達成率の低い5つの
部門/場所を出力します。
[コメント]
見解等のコメント入力欄です。
PC稼働状況
ファイルとして保存したときの「PC稼働状況」は、以下のとおりです。
- 687 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
説明
[省電力設定]
レポートの対象となる省電力設定の設定名です。
[対象PC台数]
レポートの対象となる省電力設定に設定されているPCで、かつ、当月稼
働していた台数です。
[当月の消費電力量/電力代の予
測値]
消費電力量のシミュレーションした結果を出力します。以下の4パターン
の結果を出力します。
a. 省電力設定を適用しない場合
PC稼働中は省電力動作していないものとして計算します。
b. 省電力設定を適用する場合
現状の実績値がこれに相当します。
c. 上記“b”かつ、長時間稼働しているPCをなくした場合
- 688 -
項目名
説明
例:稼働時間の判定基準を160hにしている場合
160h以上稼働しているPCは、全て160hしか稼働していないことして
計算します。
d. 上記“c”かつ、CRTディスプレイをなしとした場合
CRTディスプレイを液晶ディスプレイに置き換えた場合の消費電力
を計算します。CRTディスプレイが1台もない場合、出力される値
は“c”と変わりません。
[稼働全体時間の比率]
長時間稼働しているPCの比率を円グラフで出力します。
[24h稼働日数の比率]
24h稼働しているPCの比率を円グラフで出力します。
[PC稼働状況の推移]
指定期間内の24hの平均稼働PC台数と、消費電力量をグラフで出力しま
す。
[達成率の低いグループ]
長時間稼働PC削減の達成率の低い5つの部門/場所を出力します。
消費電力量一覧
ファイルとして保存したときの「消費電力量一覧」は、以下のとおりです。
項目名
説明
[No.]
[出力された情報に割り当てられる番号です。
[部門/設置場所]
部門/場所の情報です。
[PC台数]
部門/場所のPCの台数です。
・ [前月]:
前月に監査の対象となったPC台数です。
・ [当月]:
当月の監査対象PCの台数です。
[消費電力量]
部門/場所の消費電力量です。
・ [前月]:
前月の消費電力量です。
・ [当月]:
- 689 -
項目名
説明
当月の消費電力量です。
[1台あたりの消費電力量]
部門/場所の1台あたりの平均消費電力量です。
・ [前月]:
前月の1台あたりの平均消費電力量です。
・ [当月]:
当月の1台あたりの平均消費電力量です。
[非消費電力時の消費電力量]
PCの実績から算出した、非省電力時の消費電力量を想定した値で
す。
[削減量]
当月の消費電力量と非省電力時の消費電力量との差分です。
詳細部
ファイルとして保存したときの「詳細部」は、以下のとおりです。
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
[部門](場所単位指定時は[設置場所])、[関連資産管理番号]、[資産管理番号]の昇順に整列して表示されます。
項目名
[[△]または[▲]
説明
稼働時間の状況を示します。
△:未稼働(稼働時間が0h)のPCです。
▲:長時間稼働(稼働時間が指定時間以上)のPCです。
[No.]
[出力された情報に割り当てられる番号です。
[部門]
部門の情報です。
[ユーザー名]
機器を使用するユーザー名です。
[電話番号]
機器を使用するユーザー名の電話番号です。
[資産管理番号]
機器の資産管理番号です。
[設置場所]
機器の設置場所情報です。
- 690 -
項目名
説明
[種別]
機器の種別情報です。
[ハードウェア種別]
機器のハードウェア種別情報です。
(デスクトップ/ノート/サーバ/仮想PCの種別を出力します。)
[利用状況]
機器の利用状況です。
[機器名]
機器として利用する名称です。
[収集日時]
情報を登録した日時です。
[固有情報]
[オプション]タブで[固有情報を出力する]をチェックした場合のみ、選択し
た固有情報を出力します。
[省電力設定]
省電力設定の設定名です。
[監査可/不可]
監査可能か不可能かを出力します。
・ 可能:
省電力情報が収集でき、監査が可能なPC
・ 不可能:
CTが省電力情報を未収集(V13.3以前のCTを使用している、他製品連
携で取り込んだなど)であるため、監査ができないPC
[前月の消費電力量]
前月の消費電力量です。
[当月の消費電力量]
当月の消費電力量です。
[稼働合計時間]
稼働時間の合計時間です。
[システムスタンバイ時間]
システムスタンバイになっていた合計時間です。
[24h稼働日数]
24h稼働した日の日数です。
注意
CTの[環境設定]画面の「サーバ切替え」タブで設定する「接続サーバ」を、CSまたはDS構築時に指定したホスト名から変更した場合、
監査対象外として判定され集計されない場合があります。
14.8 複合機/プリンタの稼働状況を出力する
複合機/プリンタの稼働状況の出力方法について説明します。
・ “14.8.1 事前準備”
・ “14.8.2 手順”
・ “14.8.3 複合機/プリンタの稼働状況出力例”
本機能を使用するには、「システムアカウント」の権限が必要となります。
14.8.1 事前準備
事前に、ソフトウェア説明書に記載のプリンタベンダが提供するソフトウェアをベースにした複合機管理サーバを、CSと同じサーバ内に
構築しておく必要があります。
- 691 -
14.8.2 手順
複合機/プリンタの稼働状況の出力手順は、以下のとおりです。
1. ACメニューにログオンします。
2. [レポート出力]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
3. [複合機/プリンタの稼働状況]ボタンをクリックします。
→ 以下の画面が表示されます。
4. レポートに出力するときの項目を設定します。
以下の情報を設定します。
なお、設定後に[設定保存]ボタンをクリックすることで、設定した情報を次回起動時に表示できます。
- 692 -
タブ名
[基本情報]
項目名
説明
[タイトル]
レポートに出力するタイトル名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、50バイトまで設定できます。
[会社名称]
レポートに出力する会社名称を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
[作成者名]
レポートに出力する作成者名を設定します。
半角の英数字、半角の記号、および全角2バイト文字を合
わせて、64バイトまで設定できます。
[作成日]
レポートに出力する作成日を設定します。
[出力対象]
レポートに出力する情報として、先月の情報か今月の情
報かを設定します。
[オプション]タブを選択したときの画面を以下に示します。
以下の情報を設定します。
タブ名
[オプション]
項目名
[出力レポート]
[概要部を出力
する]
説明
レポートに概要部を出力する場合にチェックします。
・ [[今年度の稼働時間の推移]、[前年との比較]を出力する]:
[今年度の稼働時間の推移]、[前年との比較]のグラフを出力しま
す。
[概要部を出力する]をチェックしたときだけチェックできます。
・ [[稼働状況の比率]、[稼働台数の割合]を出力する]:
[消費電力量の比率]、[稼働台数の割合]のグラフを出力します。
[概要部を出力する]をチェックしたときだけチェックできます。
・ [[稼働時間の推移]を出力する]:
[稼働時間の推移]のグラフを出力します。
[概要部を出力する]をチェックしたときだけチェックできます。
[詳細部を出力
する]
レポートに詳細部を出力する場合にチェックします。
・ [特定の複合機/プリンタのみ出力する]:
特定の複合機/プリンタのみを抽出して詳細部に出力する際に
チェックします。
- 693 -
タブ名
項目名
説明
- 稼働していない複合機/プリンタ
出力対象の年月に起動していなかった複合機/プリンタを出
力します。
- 指定時間に稼働していた複合機/プリンタ
指定した時間に稼働していた複合機/プリンタを出力します。
[詳細部を出力する]をチェックしたときだけチェックできます。
※本項目は、デフォルトではチェックは入っていません。
5. レポートを出力します。
以下の場合に応じて操作します。
- 印刷する
レポートを印刷する場合、[印刷]ボタンをクリックします。
- ファイルとして保存する
レポートをファイルに保存する場合、[ファイル保存]ボタンをクリックします。
保存するファイル名は、Windowsとして有効な、フルパスで218バイトまで設定できます。
14.8.3 複合機/プリンタの稼働状況出力例
レポートは「概要部」および「詳細部」から構成されています。
「概要部」では月単位の稼働状況情報を出力、「詳細部」では複合機/プリンタ単位に稼働率や消費電力量の実績情報を出力します。
「概要部」および「詳細部」共に、[対象台数]に含まれる複合機/プリンタが、出力値の出力対象となります。
以下では、「概要部」および「詳細部」それぞれについて説明します。
概要部
ファイルとして保存したときの「概要部」は、以下のとおりです。
- 694 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
説明
[富士通ソフトウェア]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[会社名称]で設定した情報です。
[捺印欄]
作成したファイルに、捺印するための欄です。ここには、捺
印用の欄だけ印刷されるので、自由に使用してください。
- 695 -
項目名
説明
[複合機/プリンタの稼働状況レポート]
(設定した値が表示されます)
[基本情報]タブの[タイトル]で設定した情報です。
[総台数]
管理台帳で管理している複合機/プリンタの総台数です。
[対象台数]
本レポートの出力対象となる複合機/プリンタの台数です。
[作成者名]
ファイルの作成者です。
[基本情報]タブの[作成者名]で設定した情報です。
[作成日]
ファイルを作成した日です。
[基本情報]タブの[作成日]で設定した情報です。
[対象期間]
出力対象とした月の期間です。
[基本情報]タブの[出力対象]で設定した情報です。
[電気代の概算値]
当月と今年度の電気代、CO2排出量の概算値、消費電力
量を出力します。
[消費電力量の参考情報]
前月との比較情報として、以下の情報を出力します。
・消費電力量
・対象台数
・複合機/プリンタ1台に対する平均消費電力量
・平均稼働率
[今年度の稼働時間の推移]
今年度の稼働時間と複合機/プリンタ台数の月ごとの合計
を出力します。
前年度の消稼働時間のデータが存在する場合は、あわせ
て出力します。
[前年との比較]
集計月で設定された月を基準に前年度と今年度の集計値
を比較して出力します。今年度は、次回集計月までの予測
値もあわせて出力します。
例:
集計月を3月に設定、現在の月が2008年11月。
前年度の期間:2007年4月~2008年3月
今年度の期間:2008年4月~2008年10月
2008年11月~2009年3月(予測値)
予測値の計算方法:
今年度の実績を月平均し、その月平均を残りの月数で掛
けた値を予測値とします。
[稼働状況の比率]
当月の複合機/プリンタの稼働時間の比率を出力します。
[稼働台数の割合]
当月の複合機/プリンタの稼働していた台数/していなかっ
た台数の割合を出力します。
[稼働時間の推移]
当月の平均稼働台数と稼働時間を、時間単位の推移とし
てグラフで出力します。
[コメント]
見解等のコメント入力欄です。
詳細部
ファイルとして保存したときの「詳細部」は、以下のとおりです。
- 696 -
上記ファイルの内容は、以下のとおりです。
項目名
[△]
説明
稼働状況を示します。
△:当月において稼働時間が0hの複合機/プリンタです。
[No.]
出力された情報に割り当てられる番号です。
[IPアドレス/ホスト名]
IPアドレスまたはホスト名です。
[メーカ名]
製造メーカの名称です。
[モデル名]
複合機/プリンタの型名です。
[シリアル番号]
シリアル番号です。
[前月の稼働率]
前月の稼働率です。
(稼働時間)÷(前月の合計時間)から求められます。
[当月の稼働率]
当月の稼働率です。
(稼働時間)÷(当月の経過時間)から求められます。
0%の場合、赤文字で表示されます。
[稼働時間]
当月の稼働時間の合計時間です。
稼働時間に換算されるのは、以下の2つのモードの時間です。
・ 印刷中
・ スタンバイ
全く稼働していなかった場合、赤文字で表示されます。
[省電力時間]
当月の省電力モードで稼働した時間の合計です。
省電力時間に換算されるのは、以下の2つのモードの時間です。
・ 低電力
・ スリープ
- 697 -
項目名
[指定時間中の稼働時
間]
説明
指定した時間範囲での稼働時間の合計です。
[オプション]タブで[指定時間に稼働していた複合機/プリンタのみを出力する]にチェッ
クを入れている場合のみ出力されます。
※指定された時間は項目名の上部に表示されます。
- 698 -
第15章 他製品と連携する
本章では、Systemwalker Desktop Patrolと他製品との連携方法について説明します。
15.1 イベント連携
Systemwalker Desktop Patrolは、以下の製品とイベント連携を行えます。
・ Windows版 Systemwalker CentricMGR V10.0L20以降
イベント連携には、以下の2種類の運用があります。イベント連携を行うと、Systemwalker Desktop Patrolで発生した情報を、上記製品
に表示できます。
・ アラーム通知によるイベント連携
・ イベントログ出力によるイベント連携
イベント連携を行う場合、Systemwalker Desktop Patrol側の設定を行う必要があります。なお、他製品側の設定は、Systemwalker Centric
Managerのマニュアルを参照してください。
15.1.1 アラーム通知によるイベント連携
アラーム通知によるイベント連携の手順を以下に示します。
Systemwalker Centric Manager側の設定
Systemwalker Centric ManagerでCSをインストールしたPCのイベントログを監視するように設定を行ってください。設定方法について
は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
Systemwalker Desktop Patrol側の設定
手順を以下に示します。
1. “アラーム通知”の設定をします。
アラーム通知の設定については、“Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド”を参照してください。
- 699 -
→設定を完了したあとの[イベント設定]画面が表示されます。
2. [オプション設定]ボタンをクリックします。
→[オプション設定]画面が表示されます。
3. [イベントログ出力]チェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
4. [イベント設定]画面の[登録]ボタンをクリックします。
15.1.2 イベントログ出力によるイベント連携
イベントログ出力によるイベント連携の手順を以下に示します。
- 700 -
Systemwalker Centric Manager側の設定
Systemwalker Centric ManagerでCSまたはDSをインストールしたPCのイベントログを監視するように設定を行ってください。設定方法
については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
Systemwalker Desktop Patrol側の設定
Systemwalker Desktop Patrolインストール後の初期値では、すへての種類のイベントログを出力する設定となっています。イベントログ
の出力を変更する場合は、定義ファイルを編集します。
区分
製品導入時の初期動作
出力設定
情報
出力する
変更可
(出力する/出力しない)
警告
出力する
変更可
(出力する/出力しない)
エラー
出力する
変更不可
(常に出力します)
備考. イベントログのソース名は“DTPServer”です。
ファイル名
CSまたはDSの以下の定義ファイルを編集します。
Systemwalker Desktop Patrolインストールディレクトリ\common\etc\dtpevent
編集項目
セクション/キー名
説明
設定値
EVENT
セクション名
-
INFO
情報ログ出力の有無
以下のどちらかを設定します。
0 :出力しない
1 :出力する (デフォルト値)
WARNING
警告ログ出力の有無
以下のどちらかを設定します。
0 :出力しない
1 :出力する (デフォルト値)
定義ファイルの例
[EVENT]
INFO=1
WARNING=1
監視方法
Systemwalker Desktop Patrolが出力するイベントログには、ソース名に“DTPServer”が設定されています。ソース名が“DTPServer”の
イベントログをSystemwalker Centric Managerで監視します。
Systemwalker Centric Managerでの監視方法については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
- 701 -
15.2 インベントリ情報の収集
Systemwalker Desktop Patrolでは、他製品の機能で集めたインベントリ情報を以下の方法で収集できます。
・ Systemwalker Centric Managerによるインベントリ情報の収集
・ CSV連携によるインベントリ情報の収集
収集可能なインベントリ情報は以下のとおりです。
収集方法
収集情報
Centric Manager連携
Windows
CSV連携
UNIX
ハードウェア情報
○
○
○
ソフトウェア情報-ファイル検索
○(注1)
×
○
ソフトウェア情報-レジストリ検索(プログラ
ム名の検索)
○
×
○
ソフトウェア情報-レジストリ検索(任意の
キーと値の検索)
×
×
○
ユーザー情報
○(注2)
○(注2)
○
ソフトウェア稼働状況
×
×
○
レジストリ情報
×
×
×
EXE情報
×
×
×
○:収集可能
×:収集不可
注1)インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集を行っている場合は、収集できない場合があります。収集する
場合は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
注2)インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集を行っている場合は、収集できません。
連携可能なSystemwalker Centric Managerのバージョンは、以下のバージョンです。
製品名
Systemwalker Centric Manager V13.0.0以降
備考
運用管理サーバまたは部門管理サーバと連携でき
ます(注)。
注)
インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集を行っている場合は、運用管理サーバのみ連携できます。Centric
Managerと同居する場合は運用管理サーバと同居できます。Centric Managerと同居しない場合は運用管理サーバからインベントリ
情報を取り込みます。
15.2.1 Systemwalker Centric Managerによるインベントリ情報の収集
Systemwalker Centric Managerの機能を使ってインベントリ情報を収集する場合の手順を、以下に示します。
連携の方法
Systemwalker Centric Managerの機能を使ってインベントリ情報を収集する場合、以下の2通りの連携方法があります。
・ Systemwalker Desktop PatrolとSystemwalker Centric Managerが同居する連携方法(同居型)
・ Systemwalker Desktop PatrolとSystemwalker Centric Managerが同居しない連携方法(非同居型)
- 702 -
ぞれぞれの運用のイメージを以下に示します。
Systemwalker Centric Managerと同居する場合と同居しない場合について、それぞれの連携方法を、以下に説明します。
15.2.1.1 Systemwalker Centric Managerと同居する場合の連携方法
Systemwalker Centric ManagerがインストールされているPCに、CSまたはDSのどちらかをインストールすることで、Systemwalker Centric
Managerの機能を使って収集したインベントリ情報を、Systemwalker Desktop Patrolに取り込むことができます。
Systemwalker Centric Managerと連携してインベントリ情報を収集する場合は、Systemwalker Centric Manager側とSystemwalker Desktop
Patrol側に、それぞれ設定を行う必要があります。
Systemwalker Centric Manager側の設定
Systemwalker Centric Manager側の設定手順を、以下に示します。
1. Systemwalker Desktop Patrolのソフトウェア検索条件を出力します。
以下のコマンドを使用して、Systemwalker Desktop Patrolのソフトウェア辞書に登録されているソフトウェア検索条件の定義を出
力します。メインメニューの[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]でチェックしたソフトウェア検索条件が出力されます。
この定義が、Systemwalker Centric Managerでインベントリ収集を行う場合のソフトウェア辞書となります。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\bin\EtpSoftDic.exe
“EtpSoftDic.exe”コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
- 703 -
2. Systemwalker Centric Managerのソフトウェア辞書形式に変換し、登録します。
以下のコマンドを実行して、“手順1”で出力したソフトウェア検索条件を、Systemwalker Centric Managerのソフトウェア辞書の形
式に変換し、登録します。
変換する場合は、Systemwalker Centric Manager 資源配付機能のソフトウェア辞書エディタの画面が、未起動の状態で行ってく
ださい。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\bin\SoftDicCMGR.exe
“SoftDicCMGR.exe”コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
3. Systemwalker Centric Managerの各サーバ/クライアントに、ソフトウェア辞書を配付し、適用します。
ソフトウェア辞書を配付/適用することで、Windowsで動作するSystemwalker Centric Managerのサーバ/クライアントのソフトウェア
情報が収集可能となります。
UNIXで動作するSystemwalker Centric Managerのソフトウェア情報や、インストールレス型エージェント監視機能による一部のソ
フトウェア情報は収集されません。
配付方法については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
Systemwalker Desktop Patrol側の設定
Systemwalker Desktop Patrol側の設定手順を、以下に示します。
1. Systemwalker Centric Managerが収集したインベントリ情報を、Systemwalker Desktop Patrolに取り込むための設定を行います。
- CSで取り込む場合
[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[他製品連携-環境設定]を選択します。
- DSで取り込む場合
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbiis]-[bin]にある「iissetup.exe」を実行します。
- 704 -
→[他製品連携-環境設定]画面が表示されます。
a. 以下の情報を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
項目
[常駐プロセスとして起動]
説明
・ [する]を選択する場合
ポーリング間隔に従い、自動的にインベン
トリ情報を取り込みます。ただし、ログオフ
するとプロセスは終了します。設定の変更
後 、 お よ び 、 ロ グ オ フ 後 は
「ITBudgetMGR(INV)」サービスの再起動
が必要になります。
・ [しない]を選択する場合
インベントリ情報は自動的に取り込みませ
ん。“InvSend.exe”コマンドを実行し、インベ
ントリ情報を取り込んでください。
※Systemwalker Centric Managerと同居しない
場合は、必ず「しない」を選択してください。
[ポーリング間隔(分)]
インベントリ情報取り込む間隔を指定します。
[連携を行う製品]
プルダウンメニューから「CMGR」を選択します。
[エラーログのファイルサイズ(KB)]
エラーログのファイルサイズを指定します。
[ログ履歴の保存日数(日)]
エラー発生時のログを履歴として保存する日数
を指定します。
[ユーザーIDを指定]
以下の「ユーザーIDとPC名の設定について」を
参照してください。
- 705 -
項目
説明
以下の「ユーザーIDとPC名の設定について」を
参照してください。
[PC名を指定]
備考. [ユーザーIDを指定]および[PC名を指定]で設定した項目は、[人事情報定義]ラジオボタン選択時の、[ユーザーID]
と[PC名]の設定よりも優先されます。
b. 設定は、次回のインベントリ情報の収集時に反映されます。
2. インストール直後は、他製品連携機能が動作しないようになっています。上記の設定を行ってから、[管理ツール]-[サービス]で
「ITBudgetMGR(INV)」サービスを再起動してください。
留意事項
Systemwalker Centric Managerが収集したインベントリ情報の取り込みは、初期設定ではクライアントだけとなっています。サー
バのインベントリ情報も収集するには、以下のファイルを編集してください。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\env\FJSVsbiis.ini
上記ファイルの「#CollectNode=all」のコメント(#)を削除してください。
これにより、Systemwalker Desktop Patrolが同居しているサーバのインベントリ情報も取り込まれますので、Systemwalker Centric
Managerの設定で、Systemwalker Desktop Patrolが同居しているサーバのインベントリ情報を収集しない設定に変更してくだ
さい。
ユーザーIDとPC名の設定について
- ユーザーIDとPC名を省略する場合
Systemwalker Desktop Patrolでは、ユーザーIDおよびPC名を使用して各PCのインベントリ情報を識別しています。
Systemwalker Centric Managerが収集したインベントリ情報は、Systemwalker Desktop Patrolに取り込む時に、ユーザーIDと
PC名に以下の情報が自動的に設定されます。
ユーザーID
CSまたはDSのホスト名
メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況]の[サーバ一覧]に表示さ
れているホスト名の前半20バイト分が設定されます。
ユーザーIDが重複する場合は、以下の“ユーザーIDとPC名を指定する場合”の手
順で変更できます。
PC名
各PCのIPアドレス
注意
PC名を省略する場合に採用するIPアドレスがIPv6アドレスのみだった場合は、IPv6アドレスの「:」をピリオド「.」に変換して採
用します。
- 706 -
ユーザーIDとPC名を変更したい場合は、[他製品連携-環境設定]画面の[人事情報定義]ラジオボタンを選択し、ユーザー
IDおよびPC名を設定できます。
- ユーザーIDとPC名を指定する場合
- 「ユーザーIDを指定」に、収集インベントリ情報のハードウェア情報またはユーザー情報から、任意の情報を設定してく
ださい。
例)ユーザ情報のユーザ情報2の値を使用する場合
プルダウンメニューで「ユーザ情報」を選択し、右側の欄に「2,2」と入力します。
- 「PC名を指定」に、収集インベントリ情報のハードウェア情報またはユーザー情報から、任意の情報を設定してください。
例)ハード情報のホスト名を使用する場合
プルダウンメニューで「ハード情報」を選択し、右側の欄に「6」と入力します。
15.2.1.2 Systemwalker Centric Managerと同居しない場合の連携方法
UNIXサーバや、Systemwalker Desktop PatrolをインストールしないPCにおいても、Systemwalker Centric Managerの機能で収集した
インベントリ情報を、Systemwalker Desktop Patrolに取り込むことができます。
Systemwalker Centric Managerと連携してインベントリ情報を収集する場合は、Systemwalker Centric Manager側とSystemwalker Desktop
Patrol側に、それぞれ設定を行う必要があります。
Systemwalker Centric Manager側の設定
Systemwalker Centric Manager側の設定手順を、以下に示します。
- 707 -
1. Systemwalker Desktop Patrolのソフトウェア検索条件を出力します。
以下のコマンドを使用して、Systemwalker Desktop Patrolのソフトウェア辞書に登録されているソフトウェア検索条件の定義を出
力します。メインメニューの[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]でチェックしたソフトウェア検索条件が出力されます。
この定義が、Systemwalker Centric Managerでインベントリ収集を行う場合のソフトウェア辞書となります。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\bin\EtpSoftDic.exe
“EtpSoftDic.exe”コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
2. Systemwalker Centric Managerのソフトウェア辞書形式に変換します。
以下のコマンドを実行して、“手順1”で出力したソフトウェア検索条件を、Systemwalker Centric Managerのソフトウェア辞書の形
式に変換します。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\bin\SoftDicCMGR.exe
“SoftDicCMGR.exe”コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
ソフトウェア辞書は、以下のファイルに出力されます。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\env\CMPRDINV.TXT
3. Systemwalker Centric Managerにソフトウェア辞書を登録します。
“手順2”で出力したソフトウェア辞書を、Systemwalker Centric Managerの以下のディレクトリに格納します。
格納する場合は、Systemwalker Centric Manager 資源配付機能のソフトウェア辞書エディタの画面が、未起動の状態で行ってく
ださい。
- UNIXの場合
Systemwalker Centric Managerの運用管理クライアントの以下のディレクトリに格納します。
Systemwalker Centric Managerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmsop\etc
- Windowsの場合
Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバの以下のディレクトリに格納します。
Systemwalker Centric Managerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\etc
4. Systemwalker Centric Managerの各サーバ/クライアントに、ソフトウェア辞書を配付し、適用します。
ソフトウェア辞書を配付/適用することで、Windowsで動作するSystemwalker Centric Managerのサーバ/クライアントのソフトウェア
情報が収集可能となります。
UNIXで動作するSystemwalker Centric Managerのソフトウェア情報や、インストールレス型エージェント監視機能による一部のソ
フトウェア情報は収集されません。
配付方法については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
Systemwalker Desktop Patrol側の設定
Systemwalker Desktop Patrol側の設定手順については、“Systemwalker Desktop Patrol側の設定”を参照してください。
なお、Systemwalker Centric Managerと同居しない場合は、[他製品連携-環境設定]画面の環境定義で、必ず以下の設定にしてく
ださい。
- [常駐プロセスとして起動]: 「しない」を選択
Systemwalker Desktop Patrolへのインベントリ情報の取り込み手順
Systemwalker Centric Managerが収集したインベントリ情報を、以下の手順でSystemwalker Desktop Patrolに取り込みます。
- 708 -
1. Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバで、以下の操作を行います。
a. インベントリ情報を格納するフォルダを作成します。
b. コマンドプロンプトでそのフォルダに移動し、以下のコマンドを実行します。
drmscsv -a merge -k inv -i hard -s 配付ドメイン名 -o hard.csv
drmscsv -a merge -k inv -i soft -s 配付ドメイン名 -o soft.csv
“配付ドメイン名”には、インベントリ情報を取り込みたいサーバ名を指定します。
“-oオプション”で指定するファイル名は、必ず以下の名前にしてください。
- hard.csv
- soft.csv
インストールレス型エージェント監視機能により収集したインベントリ情報を取り込む場合は、“-sオプション”に運用管理
サーバ名を指定してください。
上記のコマンド出力されるインベントリ情報は、コマンドで指定した配付ドメインおよびその配付ドメイン直下のクライアント
だけです。コマンドで指定した配付ドメイン配下のサーバや、コマンドで指定した配付ドメイン以外に接続されるクライアン
トのインベントリ情報は出力されません。
コマンドの詳細については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
c. インベントリ情報を取り込みたいサーバが複数ある場合は、“a)”~“b)”の手順を繰り返します。この場合、フォルダはサー
バごとに別フォルダとし、ファイル名は変更しないでください。
2. インベントリ情報を出力したフォルダを、CSの任意のフォルダにコピーします。
3. CSで以下のコマンドを実行し、インベントリ情報をSystemwalker Desktop Patrolに取り込みます。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\bin\InvSend.exe CMGR フォルダ名
“InvSend.exe”コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
4. インベントリ情報を取り込みたいサーバが複数ある場合は、“3.”の手順を繰り返します。
15.2.2 CSV連携によるインベントリ情報の収集
CSV連携によるインベントリ情報の収集は、PCのインベントリ情報を記述したCSV形式のファイルを作成し、Systemwalker Desktop Patrol
に登録して行います。
手順は、以下のとおりです。
1. CSV形式のファイルの作成
2. Systemwalker Desktop Patrolへの登録
CSV形式のファイルの作成
CSV形式のファイルのフォーマットは、以下の書式に従ったCSV形式(SJISコード)の情報とします。
・ データは行単位(改行まで)とする。
・ 各項目は二重引用符「“」でくくる。なお、ソフトウェア稼働状況は二重引用符「“」でくくりません。
・ 各項目をカンマ「,」で区切る。
・ データがない項目には、空で記述します。(例:","や",,"のようになります)
上記の理由により、項目データには二重引用符「“」およびカンマ「,」は使用できません。使用した場合のデータは保証されません。
- 709 -
ソフトウェア稼働状況は項目を二重引用符「"」でくくりません。ただし、項目データにカンマ「,」や二重引用符「"」が含まれる場合は、項
目を二重引用符「"」でくくります。項目データ内に二重引用符「"」が含まれる場合は、二重引用符「"」は「""」のように重ねて表記しま
す。
例)
項目データの値
CSVファイルに記述する値
AA,AA
"AA,AA"
BB"BB
"BB""BB"
以下に、各インベントリ情報の1情報のフォーマットを示します。「(必須)」の項目情報は必須項目です。項目情報がないものはインベン
トリ情報として無効となります。また、正常に機能させるには、「(最低限必要)」の項目情報が必要となります。格納する情報が無い場合
はダミーの情報を格納するようにしてください。
ハードウェア情報
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
0
クライアントKey(必須)
“クライアント識別名”
String
クライアントを識別する一意の
キー。
1
PC属性(最低限必要)
“属性”
String
AT互換機:AT/AT
COMPATIBLEなど。
2
CPU名(最低限必要)
“CPU”
String
CPUの名称。
3
メモリサイズ(最低限必
要)
“メモリサイズ”
Number
単位:KiloByte。
4
ドライブ情報(最低限
必要)
“ドライブ名,ドライブタイ
プ,容量,空き容量,…”
"String,String,Numbe
r,Number"
容量/空き容量の単位:
KiloByte。
ドライブタイプは固定文字列(*1
を参照)。
複数指定可。
5
ネットワークカード情報
(最低限必要)
“ネットワークカード
名,MACアドレス(必須),
…”
"String,String"
ネットワークドライバの名称およ
びネットワークカードのMACア
ドレス(半角12桁)。
複数指定可。
6
ホスト名(最低限必要)
“フルドメイン名,…”
String
host1やhost1.budgetmgr.com
など。
ネットワークカード情報に対応。
複数指定可。
7
IPアドレス(必須)
“IPアドレス,…”
String
【IPv4の場合】
xxx.xxx.xxx.xxx形式のアドレ
ス。
【IPv6の場合】
xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xx
xx:xxxx:xxxx形式のアドレス。
ネットワークカード情報に対応。
複数指定可。
- 710 -
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
注意
・ デュアルスタック環境の場
合は、IPv4アドレス、IPv6
アドレスの順で指定し、ス
ラッシュ「/」で区切ってくだ
さい。
【例】
xxx.xxx.xxx.xxx/
yyyy:yyyy::y:y
・ IPv6アドレスのみの場合、
先頭にスラッシュ「/」を指定
してください。
【例】
/yyyy:yyyy::y:y
・ IPv6アドレスを複数指定す
る場合は、セミコロン「;」で
区切ってください。
【例】
xxx.xxx.xxx.xxx/
yyyy:yyyy::y:y;zzzz:zzzz:
:z:z
・ IPv6アドレスはRFC5952形
式で指定してください。
・ IPv4アドレスは複数指定し
ないでください。
8
OS名(最低限必要)
“OS名”
String
OS名は固定文字列(*2を参照)。
9
BIOSバージョン/日付
“BIOSバージョン,日付”
"String,String"
BIOSバージョンの名称および
BIOSの日付。
PhoenixBIOS 4.0 Release
6.0,06/02/97など。
10
コンピュータ名
“コンピュータ名”
String
ドメインなしのホスト名。
11
ドメイン名
“ドメイン名”
String
ドメインのサフィックス。
12
ログイン名
“ログイン名”
String
ログインユーザー。
13
クロック数
“クロック数”
Number
CPUのクロック数。
単位:MegaHertz。
14
実装数
“実装数”
Number
CPUの実装数。
単位:Numeral。
15
CPU詳細
“CPU詳細”
String
CPUの詳細。
16
スワップファイルサイズ
“スワップファイルサイズ”
Number
単位:KiloByte。
17
キーボードタイプ名
“キーボードタイプ”
String
キーボードの種類。
18
インストール言語
“言語”
String
言語の種別。
19
マウスタイプ名
“マウスタイプ”
String
マウスの種類。
20
マウスボタン数
“マウスボタン数”
Number
マウスのボタンの数。
単位:Numeral。
- 711 -
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
21
メーカ名
“メーカ名”
String
PCの製造元。
22
PCモデル
“PCモデル”
String
PCのモデル(型)。
23
PCシリアル
“PCシリアル”
String
PCのシリアル番号(PCID)。
24
1次キャッシュ・2次
キャッシュ
“1次キャッシュ,2次キャッ
シュ”
"Number,Number"
1次キャッシュ・2次キャッシュの
サイズ。
単位:KiloByte。
25
OSビルド番号
“OSビルド番号”
String
Windows OSのビルド番号。
26
サービスパック
“サービスパック”
String
サービスパックの番号。
27
DOSバージョン
“DOSバージョン”
String
DOSのバージョン。
28
ユーザー名
“ユーザー名”
String
Windows OSのインストール
ユーザー名。
29
会社名
“会社名”
String
インストールユーザーの会社
名。
30
OSプロダクトID
“OSプロダクトID”
String
Windows OSのプロダクトID。
31
Windowsディレクトリ名
“Windowsディレクトリ”
String
Windowsのインストールディレ
クトリ。
32
システムディレクトリ名
“システムディレクトリ”
String
Windowsのシステムディレクト
リ。
33
画像解像度
“幅,高さ”
"Number,Number"
ディスプレイの解像度。
34
ビデオアダプタ
“ビデオアダプタ”
String
ビデオアダプタ名。
35
ビデオメモリサイズ
“ビデオメモリサイズ”
Number
ビデオアダプタのメモリサイズ
単位:KiloByte。
36
色数
“色数”
Number
表示発色数。
単位:Numeral。
37
モニタ名
“モニタ名”
String
ディスプレイの名称。
38
スクリーンセーバー名
“スクリーンセーバー名”
String
スクリーンセーバーの名前。
39
画面リフレッシュレート
“画面リフレッシュレート”
Number
ディスプレイの周波数。
単位:Hertz。
40
ボリュームラベル
“ボリュームラベル,…”
String
ドライブ情報に対応。
複数指定可。
41
42
ファイルシステム種別
サブネットマスク
“ファイルシステム種別,
…”
String
“サブネットマスク,…”
String
ドライブ情報に対応。
複数指定可。
ネットワークカード情報に対応。
複数指定可。
IPv6アドレスの場合はプレ
フィックスの長さを指定してくだ
さい。
注意
・ デュアルスタック環境の場
合は、IPv4アドレス、IPv6
アドレスの順で指定し、ス
- 712 -
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
ラッシュ「/」で区切ってくだ
さい。
【例】
xxx.xxx.xxx.xxx/
yyyy:yyyy::y:y
・ IPv6アドレスのみの場合、
先頭にスラッシュ「/」を指定
してください。
【例】
/yyyy:yyyy::y:y
・ IPv6アドレスを複数指定す
る場合は、セミコロン「;」で
区切ってください。
【例】
xxx.xxx.xxx.xxx/
yyyy:yyyy::y:y;zzzz:zzzz:
:z:z
・ IPv6アドレスはRFC5952形
式で指定してください。
・ IPv4アドレスは複数指定し
ないでください。
43
デフォルトゲートウェイ
“デフォルトゲートウェイ,
…”
String
ネットワークカード情報に対応。
複数指定可。
注意
・ デュアルスタック環境の場
合は、IPv4アドレス、IPv6
アドレスの順で指定し、ス
ラッシュ「/」で区切ってくだ
さい。
【例】
xxx.xxx.xxx.xxx/
yyyy:yyyy::y:y
・ IPv6アドレスのみの場合、
先頭にスラッシュ「/」を指定
してください。
【例】
/yyyy:yyyy::y:y
・ IPv6アドレスを複数指定す
る場合は、セミコロン「;」で
区切ってください。
【例】
xxx.xxx.xxx.xxx/
yyyy:yyyy::y:y;zzzz:zzzz:
:z:z
・ IPv6アドレスはRFC5952形
式で指定してください。
- 713 -
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
・ IPv4アドレスは複数指定し
ないでください。
44
DHCPサーバ
“DHCPサーバ”
String
DHCPサーバ名。
複数指定可。
注意
・ デュアルスタック環境の場
合は、IPv4アドレス、IPv6
アドレスの順で指定し、ス
ラッシュ「/」で区切ってくだ
さい。
【例】
xxx.xxx.xxx.xxx/
yyyy:yyyy::y:y
・ IPv6アドレスのみの場合、
先頭にスラッシュ「/」を指定
してください。
【例】
/yyyy:yyyy::y:y
・ IPv6アドレスを複数指定す
る場合は、セミコロン「;」で
区切ってください。
【例】
xxx.xxx.xxx.xxx/
yyyy:yyyy::y:y;zzzz:zzzz:
:z:z
・ IPv6アドレスはRFC5952形
式で指定してください。
・ IPv4アドレスは複数指定し
ないでください。
45
DNSサーバ
“DNSサーバ”
String
DNSサーバ名。
複数指定可。
注意
・ デュアルスタック環境の場
合は、IPv4アドレス、IPv6
アドレスの順で指定し、ス
ラッシュ「/」で区切ってくだ
さい。
【例】
xxx.xxx.xxx.xxx/
yyyy:yyyy::y:y
・ IPv6アドレスのみの場合、
先頭にスラッシュ「/」を指定
してください。
【例】
/yyyy:yyyy::y:y
- 714 -
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
・ IPv6アドレスを複数指定す
る場合は、セミコロン「;」で
区切ってください。
【例】
xxx.xxx.xxx.xxx/
yyyy:yyyy::y:y;zzzz:zzzz:
:z:z
・ IPv6アドレスはRFC5952形
式で指定してください。
・ IPv4アドレスは複数指定し
ないでください。
46
プリンタ名
“プリンタ名,…”
String
プリンタ情報:プリンタの名前。
複数指定可。
47
プリンタ種別
“プリンタ種別,…”
String
プリンタ情報:プリンタの種別。
プリンタ名に対応。
複数指定可。
48
CD-ROM装置名
“CD-ROM装置名”
String
CD-ROM装置の名前。
49
ネットワークパス
“ネットワークパス,…”
String
共有情報:ネットワークパスの
名前。
ドライブ情報に対応。
複数指定可。
50
ネットワークプロバイダ
名
“ネットワークプロバイダ
名,…”
String
共有情報:“ネットワークプロバ
イダの名前。
ドライブ情報に対応。
複数指定可。
51
ドライブ名
“ドライブ名,…”
String
共有情報:ネットワークドライブ
の名前。
ドライブ情報に対応。
複数指定可。
52
メモリデバイスロケータ
“メモリデバイスロケータ,
…”
String
メモリ情報:メモリデバイスロケー
タ名。
複数指定可。
53
メモリサイズ
“メモリサイズ,…”
Number
メモリ情報:メモリデバイスロケー
タのメモリサイズ。
単位:KiloByte。
メモリデバイスロケータに対応。
複数指定可。
54
ディスクベンダ名
“ディスクベンダ名”
String
ディスク情報:ハードディスクの
製造元。
55
ディスクモデル名
“ディスクモデル名”
String
ディスク情報:ハードディスクの
モデル(型)。
56
ディスク容量
“ディスク容量”
Number
ディスク情報:ハードディスク容
量。
- 715 -
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
単位:KiloByte。
57
ディスクIF
“ディスクIF”
String
ディスク情報:ハードディスクの
I/Fスペック。
58
ディスク説明
“ディスク説明”
String
ディスク情報:ハードディスクの
説明。
ドライブタイプ名(*1)
ドライブタイプ
ドライブタイプの値
フロッピーディスク
Floppy disk
ハードディスク
Hard disk drive
CD-ROM
CD-ROM drive
RAM
RAM drive
リムーバブル
Removable drive
ネットワーク
Network drive
不明
Unknown
OS名(*2)
OS
OS名の値
Microsoft® Windows® XP Home Edition
Windows XP Home Edition
Microsoft® Windows® XP Professional
Windows XP Professional
Microsoft® Windows Server® 2003, Standard Edition
Windows Server 2003 Standard Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise Edition
Windows Server 2003 Enterprise Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Web Edition
Windows Server 2003 Web Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 Standard x64
Edition
Windows Server 2003 Standard x64 Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 Enterprise x64
Edition
Windows Server 2003 Enterprise x64 Edition
Microsoft® Windows Vista® Home Basic
Windows Vista Home Basic
Microsoft® Windows Vista® Home Premium
Windows Vista Home Premium
Microsoft® Windows Vista® Business
Windows Vista Business
Microsoft® Windows Vista® Enterprise
Windows Vista Enterprise
Microsoft® Windows Vista® Ultimate
Windows Vista Ultimate
Microsoft® Windows Vista® Home Basic 64bit版
Windows Vista Home Basic (x64)
Microsoft® Windows Vista® Home Premium 64bit版
Windows Vista Home Premium (x64)
Microsoft® Windows Vista® Business 64bit版
Windows Vista Business (x64)
Microsoft® Windows Vista® Enterprise 64bit版
Windows Vista Enterprise (x64)
Microsoft® Windows Vista® Ultimate 64bit版
Windows Vista Ultimate (x64)
Windows Server® 2008 Standard
Windows Server 2008 Standard
Windows Server® 2008 Standard without Hyper-V
Windows Server 2008 Standard without Hyper-V
Windows Server® 2008 Enterprise
Windows Server 2008 Enterprise
- 716 -
OS
OS名の値
Windows Server® 2008 Enterprise without Hyper-V
Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V
Windows Server® 2008 Datacenter
Windows Server 2008 Datacenter
Windows Server® 2008 Datacenter without Hyper-V
Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V
Windows® Web Server 2008
Windows Web Server 2008
Windows Server® 2008 Standard 64ビット版
Windows Server 2008 Standard (x64)
Windows Server® 2008 Standard without Hyper-V 64
ビット版
Windows Server 2008 Standard without Hyper-V
(x64)
Windows Server® 2008 Enterprise 64ビット版
Windows Server 2008 Enterprise (x64)
Windows Server® 2008 Enterprise without Hyper-V 64
ビット版
Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V
(x64)
Windows Server® 2008 Datacenter 64ビット版
Windows Server 2008 Datacenter (x64)
Windows Server® 2008 Datacenter without Hyper-V
64ビット版
Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V
(x64)
Windows® Web Server 2008 64ビット版
Windows Web Server 2008 (x64)
Windows® 7 Starter
Windows 7 Starter
Windows® 7 Home Premium
Windows 7 Home Premium
Windows® 7 Professional
Windows 7 Professional
Windows® 7 Ultimate
Windows 7 Ultimate
Windows® 7 Enterprise
Windows 7 Enterprise
Windows® 7 Home Premium 64ビット版
Windows 7 Home Premium (x64)
Windows® 7 Professional 64ビット版
Windows 7 Professional (x64)
Windows® 7 Ultimate 64ビット版
Windows 7 Ultimate (x64)
Windows® 7 Enterprise 64ビット版
Windows 7 Enterprise (x64)
Windows® 8
Windows 8
Windows® 8 Pro
Windows 8 Pro
Windows® 8 Enterprise
Windows 8 Enterprise
Windows® 8 64ビット版
Windows 8 (x64)
Windows® 8 Pro 64ビット版
Windows 8 Pro (x64)
Windows® 8 Enterprise 64ビット版
Windows 8 Enterprise (x64)
Windows Server® 2012 Standard
Windows Server 2012 Standard
Windows Server® 2012 Essentials
Windows Server 2012 Essentials
Windows Server® 2012 Foundation
Windows Server 2012 Foundation
Windows Server® 2012 Datacenter
Windows Server 2012 Datacenter
ソフトウェア情報(ファイル検索)
各ソフトウェア単位に1情報を構成します。
番号
0
項目
クライアントKey(必須)
項目データ形式
“クライアント識別名”
項目タイプ
String
- 717 -
備考
クライアントを識別す
る一意のキー。
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
1
ファイル名(最低限必
要)
“ファイル名”
String
検索されたファイル名
またはディレクトリ名。
2
ファイルサイズ
“ファイルサイズ”
Number
単位:Byte。
3
更新日付
“YYYYMMDDhhmm”
Number
ファイルの更新日付
(年月日時分)。
半角12桁。
4
プログラム名
“辞書コード”
ソフトウェア辞書の辞
書コード。
String
使用する場合だけ
データを格納。
ソフトウェア情報(プログラム名を検索)
各ソフトウェア単位に1情報を構成します。
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
0
クライアントKey(必須)
“クライアント識別名”
String
クライアントを識別す
る一意のキー。
1
プログラム名(最低限必
要)
“プログラム名”
String
「プログラムの追加と
削除」に存在するソフ
トウェアのプログラム
名。
ソフトウェア情報(任意のキーと値を検索)
番号
項目名
項目データ形式
項目タイプ
備考
0
クライアントKey(必須)
“クライアント識別名”
String
クライアントを識別す
る一意のキー。
1
検索キー(最低限必
要)
“レジストリキー”
String
検索対象のキー。
2
検索キー名
“レジストリキーの名前”
String
検索対象のキー名。
3
検索キー名の値
“レジストリキーの名前の
値”
String
検索対象のキー名の
値。
ユーザー情報
各クライアント単位に1情報を構成します。ユーザー情報には1から10の任意の情報を格納できます。
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
0
クライアントKey(必須)
“クライアント識別名”
String
クライアントを識別する
一意のキー。
1
ユーザー情報1
“項目名,内容(値)”
"String,String"
項目名・内容は任意。
2
ユーザー情報2
“項目名,内容(値)”
"String,String"
同上
3
ユーザー情報3
“項目名,内容(値)”
"String,String"
同上
4
ユーザー情報4
“項目名,内容(値)”
"String,String"
同上
5
ユーザー情報5
“項目名,内容(値)”
"String,String"
同上
- 718 -
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
6
ユーザー情報6
“項目名,内容(値)”
"String,String"
同上
7
ユーザー情報7
“項目名,内容(値)”
"String,String"
同上
8
ユーザー情報8
“項目名,内容(値)”
"String,String"
同上
9
ユーザー情報9
“項目名,内容(値)”
"String,String"
同上
10
ユーザー情報10
“項目名,内容(値)”
"String,String"
同上
ソフトウェア稼働状況
各クライアント単位に1情報を構成します。
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
0
クライアントKey(必須)
クライアント識別名
String
クライアントを識別する一
意のキー。
1
実行ファイル名(最低限
必要)
ファイル名
String
プログラムの実行ファイル
名。
2
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
3
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
4
起動日付(最低限必
要)
YYYY/MM/DD
DateTime
プログラムが起動された
日付。
5
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
6
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
7
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
8
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
9
起動回数(最低限必
要)
n
Number
プログラムを起動した回
数。
10
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
11
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
12
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
13
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
14
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
15
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
16
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
- 719 -
番号
項目
項目データ形式
項目タイプ
備考
17
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
18
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
19
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
20
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
21
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
22
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
23
[リザーブ領域]
-
-
空を設定します(「,,」のよ
うになります)
例)
10001+USER01+PC1,LPLS153.EXE,,,2007/04/01,,,,,1,,,,,,,,,,,,,,
10002+USER02+PC2,LPLS153.EXE,,,2007/04/02,,,,,2,,,,,,,,,,,,,,
10003+USER03+PC3,LPLS153.EXE,,,2007/03/01,,,,,1,,,,,,,,,,,,,,
Systemwalker Desktop Patrolへの登録
作成したCSV形式のファイルをSystemwalker Desktop Patrolに登録します。
手順は、以下のとおりです。
1. インベントリ情報のファイルを登録するための設定をします。
- CSに登録する場合
[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[他製品連携-環境設定]を選択します。
- DSに登録する場合
[DTPインストールディレクトリ]-[FJSVsbiis]-[bin]にある「iissetup.exe」をダブルクリックします。
- 720 -
→[他製品連携-環境設定]画面が表示されます。
2. 以下の情報を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
なお、その他の情報は、“15.2.1 Systemwalker Centric Managerによるインベントリ情報の収集”を参照してください。
- [常駐プロセスとして起動]ラジオボタンに[する]または[しない]を選択する
→[する]にした場合
ポーリング間隔に従い、自動的にインベントリ情報が収集されます。ただし、ログオフするとプロセスは終了します。設定の変
更後、および、ログオフ後は「ITBudgetMGR(INV)」サービスの再起動が必要になります。
→[しない]にした場合
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行すると、インベントリ情報のファイルが取り込まれます。なお、引数に「CSV」を入
力してください。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\bin\InvSend.exe CSV
- [連携を行う製品]プルダウンメニューから「CSV」を選択する
- [インベントリ情報格納パス]テキストボックスに、作成したCSV形式のファイルのパスを入力する(ファイル名の指定が必要)
- 「ユーザーIDを指定」に、収集インベントリ情報のハードウェア情報またはユーザー情報から、任意の情報を設定してくださ
い。
- 「PC名を指定」に、収集インベントリ情報のハードウェア情報またはユーザー情報から、任意の情報を設定してください。
15.3 資産台帳への取り込み
他製品から出力されるインベントリ情報のCSVファイルを、直接Systemwalker Desktop Patrolの資産台帳に取り込んで運用できます。
- 721 -
なお、他製品のインベントリ情報から登録できるのは機器の情報だけです。
テンプレートの編集
手順を以下に示します。
1. CSのスタートメニューから、[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[管理台帳の設定]を選択します。
→[管理台帳の設定]画面が表示されます。
2. [他製品情報反映の設定]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
- 722 -
3. 連携する他製品のテンプレートを選択し、[編集]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
4. ユーザーIDに他製品の項目を割り当てるか、固定値を使用するかを選択します。
固定値を使用する場合は、マスタ管理情報に登録されているユーザーIDを指定する必要があります。
- 723 -
5. リスト内の項目名を選択します。
→選択すると、他製品から出力されたCSVファイルの項目一覧が表示されます。
ここで表示される項目名は、各製品で標準的な出力内容の項目を表示しています。各製品側でCSV出力する内容や順番等を
変更した場合は、以下のファイルをそのCSV出力内容に合わせて変更してから実施してください。
a. 各製品のCSVファイルの項目定義ファイルをnotepad等で編集画面を表示します。
ファイル名:[DTPインストール先フォルダ\DTPA\Conv_NameList.dat]
b. 対応している各製品毎にカンマ区切りのレコードとして格納しています。対象の製品の行について、4個目の項目から実
際の項目名に合わせた名前を記述します。
c. 修正が完了すると、そのファイルを上書き保存してください。
なお、4行目には任意で設定できる項目も用意していますので、この値を修正することも可能です。
6. [テンプレートの編集]画面のリストで選択した項目名に対応する他製品の項目名を選択し、[設定]ボタンをクリックします。
- 724 -
7. [確認]ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。
8. [入力元ファイル]に他製品から出力されたCSVファイルのパスを指定し、[確認]ボタンをクリックすると画面下側にファイルの変換
結果が表示されます。
9. [閉じる]ボタンをクリックします。
10. [管理台帳の設定]画面で[適用]ボタンをクリックします。
取り込みを行う
手順を以下に示します。
1. CSのスタートメニューから、[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[管理台帳の設定]を選択します。
- 725 -
2. [他製品情報反映の設定]タブをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
3. テンプレートを選択します。
4. 他製品情報ファイルのパスに、他製品から出力されたCSVファイルのパスを指定します。
5. [登録実行]ボタンをクリックすると、他製品情報が資産台帳に反映されます。
- 726 -
第16章 マルチテナント版で運用する
本章では、マルチテナント版を導入後の運用と提供機能について説明します。
基本的な操作方法は、通常のSystemwalker Desktop Patrolと同様です。
マルチテナント版で新たに必要および変更となった差異の部分について説明します。
マルチテナント版のサービスを提供する側をサービス提供者、サービスを利用する側をサービス利用者と記述しています。
注意
運用上の注意事項
・ 集計スケジュール、イベント設定の通知スケジュールおよびソフトウェア辞書の更新は、インベントリ収集の時間帯およびWEBアク
セスの集中する時間帯を避けて設定してください。
・ データベース格納先に使用するフォルダ配下は、本製品が使用するため使用しないでください。
・ マルチテナントの運用を行った場合、非マルチテナント(通常のSystemwalker Desktop Patrol CS)の運用に戻すことはできません。
・ テナントの追加・削除によりレスポンス性能に影響がある場合は、RDBシステムのパラメタ見直し・テンポラリログ/ディクショナリの拡
張などのチューニングを行なってください。詳細については、“Symfoware Server チューニングガイド”を参照してください。
・ Symfowareサービス(サービス名:Symfoware RDB SWDTP)を停止すると、全テナントのデータベースにアクセスできなくなります。
・ ODBCデータソースのシステムDSNに追加されるシステムデータソースのうち、ドライバが“Symfoware ODOS”となっているものは
削除しないでください。
・ マルチテナント版において、以下は未サポートとなります。
- スマートデバイスの管理機能
- IPv6対応
- Windows® 8およびWindows Server® 2012対応
以下の項目について説明します。
・ 16.1 サービス提供者による運用作業
・ 16.2 サービス利用者による運用作業
・ 16.3 提供機能について
16.1 サービス提供者による運用作業
サービス提供者による運用作業としては、以下のものがあります。
1. 16.1.1 テナントの追加
2. 16.1.2 テナントの削除
3. 16.1.3 テナント単位の退避/復元
4. 16.1.4 テナント管理クライアント台数の拡大・縮小
5. 16.1.5 ACモジュールの再作成
16.1.1 テナントの追加
新しくテナントを利用したい新規のサービス利用者が増加する場合、テナント管理コマンド(テナント追加)を利用して、テナントを追加
します。
“Systemwalker Desktop Patrol V14g 導入ガイド”の“テナントを追加する”を参照して作業してください。
- 727 -
16.1.2 テナントの削除
テナントを利用するサービス利用者が減少する場合、テナント管理コマンド(テナント削除)を利用して、テナントを削除します。
削除したテナントのURLはアクセスできなくなります。
テナントの削除は、以下の手順で行ってください。
本コマンドは、本製品の運用を一度停止した後、「管理者として実行」したコマンドプロンプト上で実行します。
dtpdbadm.exe /r /xテナント識別子
本コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレンスマニュアル”の“dtpdbadm.exe(テナントの管理)”を参
照してください。
16.1.3 テナント単位の退避/復元
“Systemwalker Desktop Patrol V14g 導入ガイド”の“テナント単位で扱うデータの退避/復元”を参照して、テナント単位の退避/復元を
行ってください。
16.1.4 テナント管理クライアント台数の拡大・縮小
サービス利用者のクライアント台数が増加または減少した場合は、以下の手順で、テナントが管理できるクライアント台数の拡大または
縮小を行います。
本操作においては、すべて同一のテナント識別子を使用してください。
1. テナント単位の退避
“16.1.3 テナント単位の退避/復元”を参照して実施してください。
2. テナントの削除
“16.1.2 テナントの削除”を参照して実施してください。
3. テナントの追加
“16.1.1 テナントの追加”を参照して実施してください。
4. テナント単位の復元
“16.1.3 テナント単位の退避/復元”を参照して実施してください。
16.1.5 ACモジュールの再作成
ACの初期モジュール作成は、テナントごとの環境作成時に自動的に行われますが、富士通からACに対する修正モジュールの提供
が行われた場合、CSでの修正適用後に新しいACモジュールを再作成し、各テナントに配付する必要があります。
サービス提供者は、以下のテナント用ACモジュール作成コマンドを用いて、修正モジュールを吸収したACモジュールを再作成しま
す。
DTPA_AcSetup.exe /a
・ /a
富士通から提供されるACの修正モジュールを再作成します。(省略は不可)
本コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレンスマニュアル”の“DTPA_AcSetup.exe(ACモジュールの
情報更新)”を参照してください。
- 728 -
16.2 サービス利用者による運用作業
サービス利用者による運用作業としては、以下のものがあります。
1. 16.2.1 マスタ管理情報を構築する
2. 16.2.2 ACのインストール/アンインストール
3. 16.2.3 CTのインストール/アンインストール
4. 16.2.4 提供機能を使用して運用する
ポイント
運用を始める前に
サービス利用者が運用を始める前に、以下のマニュアルを参照して、Systemwalker Desktop Patrolの基本的な使用方法を知っておく
必要があります。
・ “Systemwalker Desktop Patrol V14g 運用ガイド 管理者編”
- “Systemwalker Desktop Patrolの使用方法”
16.2.1 マスタ管理情報を構築する
サービス利用者による運用作業の最初に、テナントのマスタ管理情報を構築します。
下記の手順に従い、マスタ管理情報の構築を実施してください。
・ “Systemwalker Desktop Patrol V14g 運用ガイド 管理者編”
- “マスタ管理情報を構築する”
16.2.2 ACのインストール/アンインストール
ACのインストール/アンインストール方法について説明します。
動作環境については“Systemwalker Desktop Patrol V14g 解説書”の“マルチテナント版”の“動作環境”を参照してください。
16.2.2.1 インストールする
ACのインストールは、ACモジュールをダウンロード・実行して行います。
1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。
Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。
サーバ情報およびテナント識別子は、サービス提供者から提供された情報を使用します。
http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP_テナント識別子/index.html
[Desktop Patrol メインメニュー]が表示されます。
2. ACモジュールのダウンロード
[Desktop Patrol メインメニュー]にログインし、[管理台帳]の[ACダウンロード]をクリックすると、ACダウンロード画面が表示されま
す。
この画面の[ACモジュール]をクリックし、ダウンロードします。
なお、ACモジュールをダウンロードして使用することができるのは、テナントのシステム管理者および部門管理者のアカウントを
持つ利用者となります。一般ユーザーの権限では使用できません。
- 729 -
3. ACモジュールの実行
ダウンロードモジュール(AcSetup.exe)を実行します。
4. ACのセットアップ
以下のセットアップ画面が起動されますので、フォルダを指定して[開始]ボタンをクリックすると、ACのセットアップ処理が開始さ
れます。
項目名
フォルダ
説明
ACモジュールのインストール先を設定します。
5. 接続先の設定
インストールの完了前に、以下の[接続先の設定]画面が表示されます。使用するネットワーク環境に応じて、プロキシの設定を
行います。
以下の情報を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
項目名
説明
接続先との通信にプロキシを使用する
接続先との通信にプロキシを使用する場合に選択します。
インターネット オプションの設定を使用する
プロキシを使用する場合に、プロキシの設定をシステムの[イ
ンターネット オプション]の値を使用する場合に選択します。
個別に設定した内容を使用する
プロキシを使用する場合に、プロキシの設定に個別の値を使
用する場合に選択します。
- 730 -
項目名
プロキシの設定
説明
プロキシサーバ名
プロキシサーバのサーバ名を指定します。
FQDNまたはIPアドレスを64バイト以内の半角英数字、「-」、「.」
で指定します。
ポート番号
プロキシサーバのポート番号を指定します。
ユーザー名
プロキシサーバのユーザー名を256バイト以内で指定します。
パスワード
プロキシサーバのパスワードを256バイト以内で指定します。
接続先の設定を終了すると、以下のメッセージ画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。
ACのセットアップを終了しました。
ポイント
セットアップ終了後の接続先の設定の変更について
セットアップの完了後に接続先の設定を変更できます。
「スタートメニュー」-「Systemwalker Desktop Patrol AC」-「Systemwalker Desktop Patrol ACの接続先の設定」を起動すると、上記
の画面が表示され、設定を変更できます。
AC画面と設定
1. ACの起動
[スタートメニュー]-[Systemwalker Desktop Patrol AC]-[ Systemwalker Desktop Patrol AC] を起動するとログインメニューが表示
され、ログイン処理を行うと以下のAC画面を表示します。
- [システム管理者のユーザーIDでログインした場合]
- [部門管理者のユーザーIDでログインした場合]
部門管理者のユーザーIDでログインした場合には、以下の機能が使用できません。
- レポート出力の設定
- 731 -
- 管理台帳の設定
2. 管理台帳の設定
システム管理者のユーザーIDでログインした場合には、管理台帳の設定を行うことが可能です。
管理台帳の使用方法に応じて、以下の設定を行います。本機能は、CS上での操作からAC上での操作となりました。
- 機器情報の登録設定
“Systemwalker Desktop Patrol V14g 運用ガイド 管理者編”の“機器情報の登録設定を行う”を参照してください。
- 資産区分名称の設定
“Systemwalker Desktop Patrol V14g 運用ガイド 管理者編”の“資産区分名称を設定する”を参照してください。
- 画面項目名の設定
“Systemwalker Desktop Patrol V14g 運用ガイド 管理者編”の“画面項目名を設定する”を参照してください。
- 732 -
[管理台帳の設定]をクリックすると、以下の画面を表示します。
3. レポートの出力および資産情報の登録/更新
システム管理者および部門管理者で、各種のレポート出力および資産情報の一括登録/更新の操作を行うことが可能です。
なお、レポートの出力で部門管理者の場合は、ライセンス使用状況およびセキュリティ監査のレポートを出力することはできませ
ん。
16.2.2.2 ACの再インストール(修正アップデート)
ACモジュールの修正版が提供された場合は、“16.2.2.1 インストールする”で記述されている方法と同様の操作を行います。
ACモジュールを実行すると、現在の環境に修正モジュールのみを上書きします。
接続先の設定やレポート出力設定などの設定情報には変更を行いませんので、再設定の必要はありません。
ACモジュールの修正版の適用の可否の判断は、以下の2つの画面で表示されるバージョンのBuild情報を比較してください。
- 733 -
・ ACのバージョン情報画面
ACにログイン後の画面において、右クリックで表示できます。
・ WebのACダウンロード画面
ACダウンロード画面の“ACモジュール”アンカーの右に、モジュールのBuild情報と最終更新日時が表示されます。
ACメニューのバージョン画面のBuild情報の数字が小さい(古い)場合は、ACダウンロード画面から、ACモジュールの再ダウンロード・
上書きインストールを行って、修正モジュールを適用します。
- 734 -
16.2.2.3 アンインストールする
ACのアンインストール方法については、“Systemwalker Desktop Patrol V14g 導入ガイド”の“ACをアンインストールする”を参照してく
ださい。
16.2.3 CTのインストール/アンインストール
CTのインストール/アンインストール方法について説明します。
動作環境については“Systemwalker Desktop Patrol V14g 解説書”の“マルチテナント版”の“動作環境”を参照してください。
16.2.3.1 ウィザード形式でインストールする
CTのインストールは、ウィザード形式で行います。手順は、以下のとおりです。
インストール前の確認事項
・ インストールを行う前に以下のプログラムを停止してください。
- ウイルスチェックプログラムを含む常駐プログラム
- Windowsの「サービス」画面
1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。
Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。
サーバ情報およびテナント識別子は、サービス提供者から提供された情報を使用します。
http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP_テナント識別子/dwl.html
2. [Desktop Patrol ダウンロードメニュー]の[CTダウンロード]が表示されます。
3. [サーバ名]を選択すると、[ファイルのダウンロード]ダイアログボックスが表示され、保存確認のメッセージが表示されます。
4. [実行]ボタンをクリックすると、インストールが開始され、[Systemwalker Desktop Patrol CT セットアップへようこそ]画面が表示され
ますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
注意
下記のようにセキュリティの警告画面が表示される場合がありますが、[実行する]を選択してください。
5. [インストール先の選択]画面が表示されます。(上書きインストール時には表示されません。)
表示されているインストール先から変更しない場合は、[インストール]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、
[インストール]ボタンをクリックしてください。
- 735 -
6. [環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
注意
[環境設定]画面がインストール中の背景画面の後ろに表示されることがあります。
タスクバーや、Alt+TAB等で画面を切替えて、画面を表示させてください。
以下の情報を入力し、内容を確認してから[OK]ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。
ユーザーIDとPC名を入力していない場合、インベントリ情報が収集できません。ユーザーIDとPC名は、必ず入力してください。
ただし、インベントリ収集をまだ行いたくない場合や、ユーザーIDとPC名を後で入力したい場合、省略してもインストール処理に
は問題ありません。その場合、インストール後に以下の手順で設定を行ってください。
a. スタートメニューから[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[環境設定]で、ユーザーIDとPC名を設定します。
b. スタートメニューから[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[インベントリ収集]を選択し、インベントリ収集を実行
します。
環境設定のタブ
[利用者識別情報]
項目名
[ユーザーID](必須)
説明
「Systemwalker Desktop Patrol CT」として管理するための
ユーザーIDを指定します。必ず指定してください。
ここで設定したユーザーIDは、メインメニューで表示され、
ユーザーを識別するために使用されます。
指定できる文字数は最大20バイトです。半角英数字、およ
び半角記号の「-」、「@」、「.」、「_」が使用できます。
英字を指定する場合は、大文字/小文字が区別されます。
[PC名](必須)
「Systemwalker Desktop Patrol CT」として管理するための名
前を指定します。
指定できる文字は、20桁以内の半角英数字です。なお、日
本語、空白、および以下の特殊文字は指定できません。
「+」、「*」、「?」、「<」、「>」、「,」、「;」、「:」、「\」、「/」、「”」、「|」
なお、PC名としてPCシリアル番号を自動取得する設定を
行っていても、以下の場合は自動取得に失敗する場合が
あります。
・ PC自体にシリアル番号の情報がない場合
・ Windows Management Instrumentation (WMI) 機能が
有効でない環境の場合
[ユーザー情報]
[内容]
「システム管理者」に入力を指示されている場合に入力しま
す。指定できる文字は、256バイトまでです。全角英数字、
ひらがな、全角カタカナ、漢字、半角英数字、半角空白、お
よび以下の特殊文字を指定できます。
「-」、「@」、「.」、「(」、「)」、「[」、「]」、「<」、「>」、「:」、「;」、「/」
[サーバ切替え]
[接続サーバ]
接続サーバのホスト名が表示されます。設定が行われてい
るため、入力/変更しないでください。
注意
インストール実行中のエラー表示について
「Systemwalker Desktop Patrol CT」インストール時、以下のメッセージが表示され、インストールが中断される場合があります。
- 736 -
【エラーメッセージ】
「インストールが正常にできない可能性があります。PCを再起動後、再度インストールしてください」
上記のエラーメッセージが表示されインストールが中断した場合は、OS再起動後に、CTを再度インストールしてください。
7. 処理が正常に完了すると、「セットアップの完了」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックします。
「Systemwalker Desktop Patrol CT」インストール後に自動でインベントリ収集が行われます。
注意
インストール後にユーザーIDまたはPC名を変更した場合
「Systemwalker Desktop Patrol CT」のインストール完了後、ユーザーIDまたはPC名を変更した場合は、変更直後にインベントリ通知は
行われません。このため、メインメニューのインベントリ参照メニューを選択しても、インベントリを参照できない場合があります。
ユーザーIDまたはPC名を変更後、直ちにインベントリ通知を行う場合は、スタートメニューから[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol
CT]-[インベントリ収集]を選択し、インベントリ収集を行ってください。
16.2.3.2 CTのサイレントインストールを実施する
CTをサイレントインストールする手順は、以下のとおりです。なお、セーフモードではサイレントインストールできません。
注意
Windows Vista®、Windows® 7またはWindows Server® 2008での実行について
Windows Vista®、Windows® 7またはWindows Server® 2008で本コマンドを実行する場合、管理者として実行したコマンドプロンプト
上で本コマンドを実行してください。
サイレントインストール対応のCTプログラムが[CSのインストールフォルダ]\silentフォルダに格納されています。それを、クライアントポリ
シーのCT環境設定のユーザーIDとPC名のデフォルト設定と組合せてインストールします。
インストール手順は以下のとおりです。
インストール前の確認事項
・ インストールを行う前に以下のプログラムを停止してください。
- ウイルスチェックプログラムを含む常駐プログラム
- Windowsの「サービス」画面
1. システムドライブの“\Inetpub\wwwroot\DTP\CT\CTSetup.exe”をバックアップ後、“[CSのインストールフォルダ]\silent
\CTSetup.exe”に置き換えます。
ポイント
CTSetup.exe を置き換えると、すべてのテナントでCTがサイレントインストールされるようになります。
2. メインメニューにログインし、[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリシー]タブ-[共通
設定]タブを選択します。[CTの環境設定]の[初期値を設定する]の項目を設定します。
3. メインメニューの[環境設定]-[CSの設定と稼働状況]-[CSの設定]を表示します。
4. 表示された画面では情報は何も変更せず、そのまま[OK]ボタンをクリックします。
- 737 -
5. “\Inetpub\wwwroot\DTP\CT\CT_Setup.exe”が再作成されますので、更新日付が変わることを確認してください。
(これは、メインメニューのCTダウンロードモジュールを再作成する操作になります。)
6. メインメニューより“CT(CT_Setup.exe)”をダウンロードしてローカルディレクトリに保存します。
7. 手順6.でダウンロードした“CT_Setup.exe”を実行すると、手順2.で設定したデフォルト値を取得してサイレントでインストールさ
れます。「デフォルト値を格納したファイル」を使用する場合は、“CT_Setup.exe”を実行する前に、「デフォルト値を格納したファ
イル」を環境変数「windir」直下、または環境変数「TEMP」直下に格納しておく必要があります。
注意
Windows Vista®、Windows® 7またはWindows Server® 2008での実行について
Windows Vista®、Windows® 7またはWindows Server® 2008では、環境変数「windir」フォルダは通常の管理者ユーザーでは
アクセスできません。そのため、「デフォルト値を格納したファイル」を使用する場合、環境変数「TEMP」直下に格納してくださ
い。
16.2.3.3 アンインストールする
CTのアンインストール方法については、“Systemwalker Desktop Patrol V14g 導入ガイド”の“CTをアンインストールする”を参照してく
ださい。
16.2.4 提供機能を使用して運用する
サービス利用者は、各テナント専用のURLからメインメニューへログインし、Web画面を用いて、提供されている各機能を使用し、テナ
ントの資産管理運用を行います。
ログイン時の初期ユーザーIDおよび初期ユーザーパスワードは、サービス提供者から提供された情報を使用します。
提供されている各機能については、“16.3 提供機能について”を参照してください。
ログイン後の基本的な操作方法についての情報は、“Systemwalker Desktop Patrol V14g 運用ガイド 管理者編”の“Systemwalker
Desktop Patrolの使用方法”を参照してください。
また、ダウンロードメニューについても各テナント専用のURLから表示し、ダウンロードを行います。
各メニューのテナント専用URLについて
サーバ情報およびテナント識別子は、サービス提供者から提供された情報を使用します。
メニュー名
テナント専用URL
メインメニュー
http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレ
ス)/DTP_テナント識別子/index.html
ダウンロードメニュー
http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレ
ス)/DTP_テナント識別子/dwl.html
16.3 提供機能について
本節では、通常のSystemwalker Desktop Patrolの提供機能との差異を示す形式で以下の項目を説明します。
・ 16.3.1 各機能の利用可否について
- 738 -
16.3.1 各機能の利用可否について
各機能の利用可否について、以下に示します。
メインメニュー
項目
状況画面
サービス
提供者
サービス
利用者
×
△
備考
以下の機能は利用できません。
・ セキュリティパッチが適用されていないPC
PC情報
インベントリ情報
×
△
以下の機能は利用できません。
・ 詳細情報の一部(EXE情報/未適用パッチ情報/
契約情報)
・ PC検索の一部(契約情報)
・ 対処(メッセージ送信/インベントリ収集/セキュリティ
設定の変更/省電力設定の変更/セキュリティパッ
チの適用)
プログラムの追加と削除情報
×
◯
ソフトウェアの監査
×
◯
ソフトウェアの稼働状況
×
◯
セキュリティ情報
×
◯
PC稼働管理
×
×
CLEARSURE
×
×
ライセンス割り当て
×
◯
保有ライセンス管理
×
◯
ライセンス定義
×
◯
ファイルの配信
×
×
ソフトウェアの配信
×
×
セキュリティパッチの配信
×
×
ディスク消去管理
×
×
スマートデバイス
×
×
機器管理
×
◯
契約管理
×
×
棚卸支援
×
×
未登録機器管理
×
×
ユーザー管理
◯
◯
部門管理
◯
◯
ポリシーグループ管理
△
△
ライセンス管理
配信
管理台帳
環境設定
以下の機能は利用できません。
・ コマンドモードCTに関する設定
・ 基本動作ポリシーの一部(共通設定-新着確認の
設定-ログオン時の確認タイミング/インベントリ情
報-収集項目の設定-EXE情報の収集/インベント
リ情報-収集項目の設定-ファイルの収集/インベン
トリ情報-収集項目の設定-簡易操作ログの収集/
パッチ適用/ソフトウェア配信)
- 739 -
項目
サービス
提供者
サービス
利用者
備考
・ パッチ適用ポリシー
・ セキュリティポリシーの一部(システムセキュリティ
監査設定-OS-Windowsの更新プログラム 適用状
況)
・ PC検索の一部(契約情報)
◯
CS/DSの設定と稼働状況
△
以下の機能は利用できません。
・ DSダウンロード
以下の機能はサービス提供者のみが利用可能となり
ます。サービス利用者は利用できません。
・ CS名の変更
・ 公開サーバ/サポートセンターとの通信設定
・ 下位DS/CTからの通信設定
監査ソフトウェアの設定
◯
◯
環境管理
×
×
オプション
△
△
以下の機能は利用できません。
・ ソフトウェアダウンロードの設定
・ セキュリティパッチの設定
・ 対処に関する設定
・ 状況に関する設定の一部(Desktop Keeperの
URL/集計結果をシステム管理者に自動でメール
通知する/集計結果を部門管理者に自動で通知
する)
以下の機能はサービス提供者のみが利用可能となり
ます。サービス利用者は利用できません。
・ メール環境の設定
・ 状況に関する設定の一部(集計スケジュール)
オンラインマニュアル
×
×
◯:利用可、×:利用不可、△:一部制限
ダウンロードメニュー
項目
サービス
提供者
サービス
利用者
CTダウンロード
×
△
ディスク消去コマンドダウンロード
×
×
ディスク消去結果アップロード
×
×
ADTダウンロード
×
×
オンラインマニュアル
×
×
◯:利用可、×:利用不可、△:一部制限
- 740 -
備考
コマンドモードCTは利用できません。
Windowsアプリケーション
項目
C
S
C
T
サービス
提供者
サービス
利用者
運用環境保守ウィザード
◯
×
環境設定
イベント設定
△
×
メール環境設定
×
×
管理台帳
の設定
契約切れ通知の設定
×
×
機器情報の登録設定
×
◯
セキュリティの監査の設定
×
×
履歴管理の設定
×
×
省略値で運用可能です。
資産区分名称の設定
×
◯
ACへ移動しています。
画面項目名の設定
×
◯
ACへ移動しています。
他製品情報反映の設定
×
×
検知機器の反映
×
×
自動検知のスケジュール設定
×
×
他製品連携-環境設定
×
×
各種コマンド
△
×
インベントリ収集
×
◯
ソフトウェアダウンロード
×
×
パッチ適用
×
×
環境設定
×
◯
運用設定の診断結果
×
◯
メッセージ画面
×
×
資産稼働状況
×
◯
契約一覧
×
×
棚卸状況
×
×
ライセンス使用状況
×
◯
セキュリティ監査
×
◯
省電力設定状況
×
◯
消費電力の監査
×
◯
複合機の稼働状況
×
×
ロケーションマップ
×
×
資産情報の登録/変更
×
◯
棚卸端末との連携
×
×
レポート出力設定
×
◯
レポート出力
A
C
◯:利用可、×:利用不可、△:一部制限
コマンド
マルチテナント版では、以下のコマンドが使用できます。
各コマンドの詳細説明については、一覧表の“ドキュメントの詳細説明参照箇所”をご参照ください。
- 741 -
備考
通知先設定のオプション設
定の機能は使用できません。
ACへ移動しています。
詳細は後述します。
No.
コマンド名
コマンドの機能説明
テナント
指定
ドキュメントの詳細説明参照箇所
1
AtoolETPGT.exe
ソフトウェア辞書適用
不要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“AtoolETPGT.exe(ソフトウェア
辞書適用)”
2
centerconnector.exe
「Systemwalkerサポートセン
ター」接続設定
不要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“centerconnector.exe
(「Systemwalkerサポートセンター」接続設定)”
3
CTControl.exe
クライアント抑止機能の無効
化
不要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“CTControl.exe(クライアント抑
止機能の無効化)”
4
CTPolicy.exe
クライアント環境設定
不要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“CTPolicy.exe(クライアント環境
設定)”
5
dtpfinfo.exe
実行ファイルの詳細情報の
取得
不要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“dtpfinfo.exe(実行ファイルの
詳細情報の取得)”
6
dtpmast.exe
マスタ管理情報構築
必要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“dtpmast.exe(マスタ管理情報
構築)”
テナント指定は、本コマンドをテナント単位で実
行する場合に、/xオプションにテナント識別子を
指定して行います。指定方法は以下のとおりで
す。
【指定例】/xTENANT001
7
logcheck.exe
CT動作状況チェックコマン
ド
不要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“logcheck.exe(CT動作状況
チェックコマンド)”
8
SWDTP_dbbk.exe
DTPデータバックアップ
必要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g 導入ガイ
ド”“テナント単位のデータ退避手順”
9
SWDTP_dbrs.exe
DTPデータリストア
必要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g 導入ガイ
ド”“テナント単位のデータ復元手順”
10
updaterregist.exe
アップデータ登録
不要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“updaterregist.exe(アップデー
タ登録)”
ただし、オプションの“-host ホスト名”は指定でき
ません。
11
dtpdbadm.exe
テナント追加
必要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“dtpdbadm.exe(テナントの管
理)”
12
dtpdbadm.exe
テナント削除
必要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“dtpdbadm.exe(テナントの管
理)”
13
dtpdbadm.exe
テナント一覧表示
必要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“dtpdbadm.exe(テナントの管
理)”
14
DTPA_AcSetup.exe
ACモジュールの再作成コマ
ンド
不要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“DTPA_ACSetup.exe(ACモ
ジュールの情報更新)”
- 742 -
No.
15
コマンド名
dtplook.exe
コマンドの機能説明
調査用資料採取
テナント
指定
必要
ドキュメントの詳細説明参照箇所
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“「dtplook.exe」ツールによる資
料採取”
テナント指定は、指定されたテナントのDB情報
を収集する場合に、/xオプションにテナント識別
子を指定して行います。指定方法は以下のとお
りです。
【指定例】/xTENANT001
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logget.exe(注1)
調査用資料採取
必要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“「logget.exe」ツールによる資料
採取”
テナント指定は、指定されたテナントのログ情報
を収集する場合に、/xオプションにテナント識別
子を指定して行います。指定方法は以下のとお
りです。
【指定例】/x TENANT001
※テナント識別子の前に半角ブランクが必要で
す。
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Logget_ac.exe(注2)
調査用資料採取
不要
“Systemwalker Desktop Patrol V14g リファレン
スマニュアル”の“「Logget_ac.exe」ツールによる
資料採取をする”
注1)logget.exeコマンドは、CS上ではサービス提供者が実行し、CT上ではサービス利用者が実行するコマンドです。
テナント指定は、サービス提供者がCS上で実行する場合のみ可能です。
注2)Logget_ac.exeコマンドは、サービス利用者がAC上で実行するコマンドです。
- 743 -
索 引
機器情報の登録設定を行う..................................................454
基本動作ポリシーをカスタマイズする.....................................67
クライアントの動作設定を行う..................................................92
クライアントへのソフトウェア配信条件を設定する.................406
クライアントポリシーを設定する...............................................54
契約一覧を確認する..............................................................536
契約期限切れ通知の設定を行う...........................................450
契約詳細を確認する..............................................................538
公開サーバとの接続を確認する...........................................326
構成情報を移出/移入する......................................................73
構成情報を移出する................................................................76
構成情報を移入する................................................................74
コマンドモードCTによるインベントリ収集の設定を行う.........102
コマンドモードCTを追加する...................................................61
[A]
Active Directory連携時のマスタ管理情報の構築手順.........14
ACメニュー.................................................................................7
[C]
CLEARSURE対応PCを操作する.........................................166
CLEARSURE対応PCを参照する.........................................166
CLEARSURE対応PCを操作する.........................................168
CLEARSUREの設定を行う...................................................110
CSV連携によるインベントリ情報の収集................................709
CTの動作状況をチェックする................................................216
[D]
Desktop Encryption情報........................................................160
Desktop Keeper情報..............................................................159
[さ]
サポートセンター定義からソフトウェアを選択する..................38
サーバへセキュリティパッチを適用する手順........................354
システムアカウント......................................................................1
システムセキュリティ情報.......................................................156
実行ファイルとメッセージを設定する......................................85
実行ファイルを制御する..........................................................84
収集したインベントリ情報を参照する....................................444
[収集日時]が更新されない場合...........................................177
収集ファイルを参照する........................................................174
重要なセキュリティパッチが公開された場合........................351
取得失敗時の対処................................................................357
種別ごとの機器情報を確認する............................................501
種別ごとの契約情報を確認する............................................531
種別ごとの棚卸状況を確認する............................................551
上位の部門を指定する............................................................12
上位部門コード........................................................................12
消去モード..............................................................................432
省電力ポリシーをカスタマイズする.........................................70
スマートデバイス用CTの動作状況の確認............................444
スマートデバイスを管理する..................................................443
セキュリティ監査の設定を行う...............................................456
セキュリティ情報を参照する..................................................154
セキュリティパッチ適用失敗時のリトライ回数とメッセージを設定
する.........................................................................................351
セキュリティパッチの取得を確認する....................................355
セキュリティパッチの適用間隔と配信間隔を設定する.........344
セキュリティパッチの適用状況を確認する............................148
セキュリティパッチの適用を確認する....................................357
セキュリティパッチを削除する................................................349
セキュリティパッチを自動で取得する....................................337
セキュリティパッチを手動で取得する....................................338
セキュリティパッチを取得する................................................337
セキュリティパッチを選択する................................................331
セキュリティパッチを配信/適用する.......................................324
セキュリティポリシーをカスタマイズする..................................71
操作権限....................................................................................1
操作権限を設定する................................................................35
組織体系をビルに分ける.........................................................11
ソフトウェア稼働状況.............................................................719
[F]
FAX番号..................................................................................13
[O]
OS名.......................................................................................716
[P]
PC稼働管理の設定を行う......................................................108
PC情報が収集されるタイミング..............................................178
PC情報の収集状況を確認する.............................................175
PC情報を参照する...................................................................91
PCの運用設定を監査/統制する............................................227
PCの稼働管理を行う..............................................................161
PCを管理するユーザーの情報を決める.................................12
[S]
Systemwalker Centric Managerによるインベントリ情報の収集702
Systemwalker Desktop Patrolの使用方法.................................1
[あ]
アップロードによりとうろくする..................................................26
アラーム通知によるイベント連携...........................................699
アラーム通知の設定を行う......................................................78
インベントリ情報の収集..........................................................702
イベント連携...........................................................................699
イベントログ出力によるイベント連携......................................700
インベントリ情報の同期方法..................................................443
インベントリ情報を削除する...................................................123
インベントリ情報を参照する...................................................127
インベトリ情報を参照する......................................................440
インベントリ情報を同期する...................................................443
ウイルス対策ソフトウェアの導入を確認する..........................150
ウイルス対策ソフトウェアの未導入時の対処........................152
運用環境を設定する................................................................11
運用状況の表示および運用対処を行う...............................185
運用対処に関する設定を行う...............................................117
[か]
監査するソフトウェア設定する.................................................38
機器一覧を確認する..............................................................508
機器詳細を確認する..............................................................511
- 744 -
ソフトウェア辞書を更新する...................................................327
ソフトウェア情報(任意のキーと値を検索).............................718
ソフトウェア情報(ファイル検索).............................................717
ソフトウェア情報(プログラム名を検索)..................................718
ソフトウェアダウンロードメッセージを表示する......................424
ソフトウェアの監査情報を参照する.......................................145
ソフトウェアを購入した場合...................................................315
ソフトウェアを配信する...........................................................399
ソフトウェアを配信するサーバの設定を行う.........................400
ソフトウェアの稼働状況を参照する.......................................152
ポリシーグループ情報を変更する...........................................63
ポリシーグループを削除する...................................................65
ポリシーグループを作成する...................................................57
ポリシーグループを追加する...................................................58
[ま]
マスタ管理情報を構築する.....................................................11
マスタ管理情報の構築手順....................................................21
未配置PCのインベントリ情報を参照する..............................141
メインメニュー.............................................................................2
メールアドレス...........................................................................13
[た]
ダウンロードメニュー..................................................................6
他製品情報反映の設定を行う..............................................463
他製品と連携する..................................................................699
棚卸一覧を確認する..............................................................556
棚卸対象外一覧を確認する..................................................560
ディスク消去PCグループを削除する.....................................436
ディスク消去PCグループを追加する.....................................430
ディスク消去PCグループを変更する.....................................434
ディスク消去PC情報をCSV出力する....................................439
ディスク消去完了を設定する.................................................433
ディスク消去計画...................................................................429
ディスク消去実行...................................................................429
ディスク消去状況を確認する.................................................437
ディスク消去情報管理...........................................................430
ディスク消去の流れ................................................................429
ディスクを消去する.................................................................429
適用失敗時の対処................................................................363
電話番号..................................................................................13
ドライブタイプ名.....................................................................716
[や]
遊休資産の確認時の対処.....................................................323
遊休資産を確認する.......................................................318,319
ユーザーID .............................................................................12
ユーザーアカウント....................................................................2
ユーザー管理情報...................................................................21
ユーザー管理情報を作成する................................................30
ユーザー情報.........................................................................718
ユーザーセキュリティ情報.....................................................158
ユーザー定義を作成する........................................................41
ユーザー名...............................................................................12
ユーザーを登録する................................................................30
[ら]
ライセンス違反PCの確認時の対処.......................................317
ライセンス違反PCを確認する.........................................298,315
ライセンス定義を削除する.....................................................296
ライセンス定義を登録する.....................................................290
ライセンス定義を変更する.....................................................293
ライセンスを管理する.............................................................286
ライセンスを購入した場合.....................................................315
ライセンスを定義する.............................................................290
ライセンスを破棄する場合.....................................................315
ライセンスを割り当てる...........................................................311
履歴管理の設定を行う..........................................................458
履歴情報を確認する..............................................................515
レポートを出力する................................................................629
[は]
配信するファイルと配信対象のPCを設定し、配信する........376
配信ソフトウェアを登録する...................................................410
パスワード.................................................................................13
パッチ適用ポリシーをカスタマイズする...................................69
ハードウェア情報...................................................................710
ビル管理情報...........................................................................21
ビル事業所コード.....................................................................11
ビル事業所コード ....................................................................13
ビル内を部門に分ける.............................................................11
ビル名.......................................................................................11
ファイルを配信する................................................................374
部門を削除する........................................................................24
部門管理アカウント....................................................................1
部門管理情報..........................................................................21
部門管理情報を作成する........................................................23
部門コード................................................................................12
部門コード ...............................................................................13
部門名......................................................................................12
部門を登録する........................................................................23
プログラムの追加と削除の情報を参照する..........................143
保有ライセンスに登録されたソフトウェアを参照する............309
保有ライセンスを管理する.....................................................298
保有ライセンスを削除する.....................................................308
保有ライセンスを登録する.....................................................300
保有ライセンスを変更する.....................................................304
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