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甲府市シェイクアウト訓練実施報告書(PDF:293KB)
甲府市シェイクアウト訓練実施報告書 甲府市市長直轄組織危機管理室防災課 Ⅰ 訓練概要 1 目的 「第53回甲府市総合防災訓練」の一環として、訓練会場に参加者を集める方式だけで なく、多くの市民の「自助」の高揚を促すべく、多数の参加者が訓練開始の合図とともに 一斉にそれぞれの場所で自身の安全確保を行う自主参加型の一斉防災訓練(シェイクアウ ト訓練)を、「効果的な防災訓練と防災啓発提唱会議(シェイクアウト提唱会議)」の助 言・協力のもと実施した。 なお、本訓練については、国(中央防災会議)の「平成28年度総合防災訓練大綱」に おいて、「地方公共団体等における地震災害等対応訓練の実施事項例」の中で、「地域内 の誰もが、それぞれの場所で参加できる訓練」として明記している。 2 訓練想定 午前7時55分、駿河トラフを震源とするマグニチュード8.0の東海地震が発生し、 甲府市において震度6弱を観測した。市内全域で建物・ブロック塀等の倒壊、道路・橋梁 等の損壊が見られ、南部の一部地域では液状化現象が起こり、市内中心部では火災が発生 した。 3 訓練実施日時等 (1)日時 平成28年8月28日(日)午前7時55分から1分間 (2)訓練方法 訓練当日午前7時55分、市内全域に「緊急地震速報(訓練情報)」を発信し、それ に合わせて市民、関係機関がそれぞれの場所で約1分間、「①姿勢を低くし、②体や頭 を守り、③揺れが収まるまでじっとする」といった地震から身を守る「3つの安全行動」 を行うことを基本訓練とする。 その後、主会場を含む各地区訓練会場では、引き続き、避難等の訓練を行う。 また、シェイクアウト訓練の周知活動を通じて、各地区会場での訓練や、訓練後の家 庭や地域・職場などで避難路の確認や安否確認の方法を話し合い、家の中の安全な場所 や備蓄品・非常食の確認を行うなどの防災対策の再確認を行うことを推奨する。 (3)訓練開始の合図(緊急地震速報(訓練情報)) ア 発信媒体 (ア) 防災行政用無線 (イ) 甲府市防災防犯メールマガジン(登録制) 1 イ 発信内容 (ア) 防災行政用無線放送 「こちらは 防災 こうふです。ただいまから 防災訓練に係る「緊急地震速 報」の放送を行います。」(サイレン吹鳴 20 秒 1 回)訓練 訓練 大地震で す。大地震です。緊急地震速報をお伝えします。強い揺れに警戒してください。 シェイクアウト訓練を開始してください。ただいまの放送は訓練です。」 (イ) 甲府市防災防犯メールマガジン 表題:甲府市防災防犯メールマガジン 第 1588 号 「【訓練】大地震です。緊急地震速報をお伝えします。強い揺れに警戒してくだ さい。サイレンが吹鳴します。シェイクアウト訓練を開始してください。」 Ⅱ 事前参加者登録及びアンケート 1 事前参加者登録 登録人数 26,530 人(登録件数 107 件:電子申請 52 件、FAX41 件、電話 11 件、来庁 3 件) (単位:人) ブロック 参加単位 東 西 南 北 個人 1 4 3 家族 5 6 19 自治会等 7,596 4,000 学校 1,534 1,658 中央 市外 計 8 14 4,422 16 1,890 2 62 675 12,271 884 10,388 0 保育園・幼稚園・認定こども園 職場(会社、事業所など) 90 82 341 その他 2,800 70 45 計 12,026 5,820 4,830 26 197 150 2,915 1,930 1,772 152 2 アンケート結果 (1)回答件数 124 件(電子申請 102 件、FAX22 件) ブロック 参加単位 東 西 南 886 26,530 (単位:件) 北 中央 市外 不明 計 個人 7 6 10 1 1 2 3 30 家族 3 6 4 6 2 1 1 23 自治会等 3 2 3 3 1 2 14 学校 1 3 7 3 3 1 18 保育園・幼稚園・認定こども園 1 職場(会社、事業所など) 7 その他 計 1 7 6 1 22 25 3 10 2 1 1 30 2 17 36 2 17 5 8 124 (2)回答内容 ■設問1 参加形態 ■設問2 地区名(ブロック別に集約) ■設問3 参加人数 ブロック 参加単位 東 西 南 (単位:人) 北 中央 市外 不明 計 個人 12 17 507 1 2 2 101 642 家族 8 506 11 19 8 4 5 561 自治会等 267 4 366 1,031 381 学校 645 394 2,075 854 615 保育園・幼稚園・認定こども園 10 職場(会社、事業所など) 62 56 30 18 70 1,004 314 1,047 261 2 参加単位 東 西 2,989 南 1,927 1,267 8 北 中央 市外 16 22 10 9 訓練会場 4 9 6 10 3 職場 5 2 5 2 6 1 23 28 33 22 620 8,862 (単位:件) 14 計 629 74 自宅 その他 200 4 ■設問4 シェイクアウト訓練をどこで行いましたか? ブロック 4,897 10 その他 計 2,049 不明 4 計 4 79 4 36 20 2 1 20 5 4 8 139 ※・・・その他の内、4件については、以下のとおり。 「学校」、「老人ホーム(自宅兼職場)」、「友人宅」、「富士川悠遊館」 ■設問5 3つの安全行動以外に、訓練や確認などを行いましたか?(複数回答可) (単位:件) 回答 件数 回答件数に対する割合 避難場所への避難経路の確認 44 35.48% 家族や職場での安否確認方法の話し合い 40 32.26% 家の周りの危険箇所の確認 26 20.97% 自宅や職場の備蓄品や非常食の確認 37 29.84% 総合防災訓練の各会場訓練に参加 69 55.65% 何も行わなかった 11 8.87% 2 1.61% その他 ※・・・その他の内、2件については、以下のとおり。 「火の確認」、「会社で9月1日に安否確認実施」 3 ■設問6 シェイクアウト訓練の開始の合図は、何で確認しましたか?(複数回答可) (単位:件) 回答 件数 防災行政用無線放送 回答件数に対する割合 104 83.87% 37 29.84% 合図が確認できなかった 3 2.42% その他 3 2.42% 甲府市防災防犯メールマガジン ※・・・その他の内、2件については、以下のとおり。1件は不明。 「各自で対応」、「放送が聞こえにくい場所があります」 ■設問7 シェイクアウト訓練の事前学習は行いましたか?(複数回答可) (単位:件) 回答 件数 回答件数に対する割合 3つの安全行動について事前に確認した 87 70.16% 家具の固定や建物の耐震化などについて学習した 11 8.87% その他の学習を行った 13 10.48% 何も行わなかった 26 20.97% ■設問8 次回、シェイクアウト訓練を実施する場合、参加しますか? (単位:件) 回答 件数 参加する 回答件数に対する割合 115 92.74% 参加しない 0 0.00% わからない 9 7.26% ■その他、ご意見・感想がありましたらご記入ください。(回答数19件) 行動を伴った訓練の定着には時間がかかると思いますが、防災意識を高めるための訓練とし ては、かなり手軽にできるものだとも思いますので、是非継続して行っていただきたいと思 います。 防災に向けての危険意識を持ついい機会になると思います。次回も参加致しますのでよろし くお願いします。 地震災害ばかりではなく、最近頻発している大雨に対する対策を周知していただきたい。 事前に訓練を行っておくことは重要です。 生徒の参加が少ないので、周知の必要があります。 日頃から身の安全の確保が大事と思う 防災無線が聞きとりにくい、音が小さい。 時間的に参加は難しい。 自治会の住民の集合をかけている時間帯で地域防災訓練の準備を行っているのでやってられ ない。 いつ、何が起こるのか分からないので訓練に参加でき良かったです。 4 事前登録制度というやり方はいかがなものか。 周知の仕方をもっと分かりやすくお願いします。 防災訓練(シェイクアウト訓練)に参加して、改めて防災対策の必要性について再確認でき た。 防災対策について再確認できる良い機会だと思います。 参加人数が少なく残念であった。 生命を守る行動を考えて、実行に繋げるよいキッカケとなる訓練です!甲府市だけでなく、周 りの市町村や、できれば県内全体にこの訓練を拡げてほしいです。それには、県への働きか けなども必要でしょうか。 非常にありがたい機会だと思います。ぜひ、今後とも続けていってほしいです。 シェイクアウト訓練の開始の合図を、防災行政無線放送で知ったが、終了の合図が分からな かった。(1分程度行えば良いという解釈でしょうか。) 休日に実施する場合は、参加生徒数の把握が正確にはできていません。 不測の事態に備えて日ごろの訓練は大切に思います。 ■団体代表者のご意見・感想(回答数22件) 日常業務で危険予知活動を行っています、天災についても、このような機会を通じ、意識を 高めてゆきたい。 団体での参加の場合、平日の方が多数の参加が出来、より良い訓練が出来ると思います。 PTA親子早朝作業中に、児童・保護者・教職員でシェイクアウト訓練に参加することがで きました。 地域の防災訓練にも参加してみたいです。 緊急事態の防災無線放送はもっとはっきり、大きな音でお願いしたいです。スピーカーから 離れた位置では聞きとれません。 今年度は生徒の参加が多く、有意義な訓練を行うことができました。 東公民館に参加した人数が確認できませんでした。甲運地区は2ヶ所避難場所になっている ので人数はもっと多いはずです。 学校生活の中で訓練するのは、指導ができるが、家庭では、「寝ていた」と答える生徒が多 く不徹底である。 市内放送がとても聞きとりやすかったです。 平日に実施してほしかった。 日曜日だとなかなか集まりにくいです 代表者ではないが、この訓練は基本的に各家庭で対応するものだと認識している。各家庭で 参加するのであればもう少し時間を早くしてもらえれば参加できると思う。朝8時の警報で は遅いと思う。 防災意識を高めるよい機会となっている。 自分の役割を確認する上で有意義であった。 5 総合防災訓練(防災の日にちなんでの大掛かりな地区の訓練)では、自宅でのシェイクアウ ト訓練に引き続いて、避難所まで避難する訓練まで保護者も子どもも多く参加するように働 きかけたい。 「シェイクアウト訓練」から「防災訓練」まで、連続して参加させていただき、とても参考 になりました。また、市の地域連絡員の方々の事前準備から当日の動きが確実・正確・誠実 ですばらしかったです。ありがとうございました。来年もぜひ参加したいと思います。 今回学校として登録しましたが、実施にあたっては家庭にチラシを配布し家庭単位で行って もらいました。 地域総合防災訓練への参加は46名でした。 各家庭に呼び掛け,各家庭での参加をお願いしたということで,参加人数については予定者 数です。 今回のような休日の訓練については、各家庭での訓練になるので、実際の行動状況把握が難 しい点がある。6月23日に実施した J アラート訓練では授業中の訓練であったので、3つ の安全行動等具体的に指導をすることができよかった。今後校内の防災訓練の際に、復習し ながら繰り返し訓練を行っていきたい。 企業のBCPの観点からも継続していきます。 社員は各自自宅の自治体に参加し、状況報告を受けた 会社で参加する場合、早朝休日出勤の処理が必要ですか? 小学生にもわかりやすい『訓練名称』および説明書を設定して配布していただけるとありが たいです。 Ⅲ まとめ 1 訓練の成果 本市の総合防災訓練は、平成24年度まで主会場訓練を9月1日に、各地区会場訓練を 8月の最終日曜日に実施してきたが、平成25年度からは、主会場訓練と各地区会場訓練 を8月の最終日曜日に同時に実施することとした。 平成25年度からは、「緊急地震速報」を合図に市内一斉で安全確保を行う「シェイク アウト訓練」、避難所運営訓練、災害対策本部員会議図上訓練、複数の情報伝達手段を用 いた災害対策本部と各避難所間の情報収集・伝達訓練などを重点項目に掲げ、地域と災害 対策本部が連携した、より実践的な内容の訓練としている。 「シェイクアウト訓練」については、「自助・共助」の重要性が認識されている中で、 地震発生時の身の安全確保は「自助」の出発点であることを市民の皆様に再度認識してい ただき、東海地震等の大規模地震発生時の「行動」に繋げるとともに、日頃からの防災対 策について考えるきっかけにしていただくことを目的として、本市では今年度で4回目の 実施となった。 今回の事前参加登録による訓練参加予定者は、市内520自治会、保育園、幼稚園、認 定こども園、市立小中学校、民間企業の協同組合等に加え、今年度新たに甲府市内の県立 高等学校に参加を呼び掛ける中で、26,530人、前年度比120.3%と、着実に事 前参加登録数を伸ばした。 6 基本的な訓練内容は、地震発生直後に地震の揺れから身を守る安全行動をとることであ るが、この安全行動以外の訓練や防災に関する確認行為も推奨している。アンケート(複 数回答)の結果、回答者の55.65%が「総合防災訓練の各会場訓練に参加」をし、3 5.48%が「避難場所への避難経路の確認」を行ったという結果を得た。その他、「家 族や職場での安否確認方法の話し合い」、「家の周りの危険箇所の確認」、「自宅や職場 の備蓄品や非常食の確認」を行ったという回答もあった。一方、アンケート回答者のうち、 「何も行わなかった」としたのが8.87%だったが、前回の9.62%よりも減少した。 このことから、シェイクアウト訓練を通じて、防災や減災について再認識する機会が提供 できたが、次回に向けても、安全行動以外の取り組みを、継続して促進する必要性も確認 できた。 また、シェイクアウト訓練の事前学習についての回答(複数回答)では、アンケート回答 者の8割以上が、3つの安全行動について事前に確認、家具の固定や建物の耐震化などに ついて学習、その他何らかの学習を行ったとしているが、「何も行わなかった」という回 答も20.97%と、こちらも前回の24.27%に比べ減少したが、約2割にのぼって いることから、事前学習の促進について、周知の工夫が必要であると言える。 一方、訓練開始の合図として、「防災行政用無線放送」と併せて「緊急地震速報(訓練 情報)」を発信した「甲府市防災防犯メールマガジン」は、防災行政用無線による災害時 の情報伝達を補完する情報発信媒体として登録者の拡大に力を入れているところであり、 シェイクアウト訓練の周知を通じても新規登録を呼び掛けている。今回においても、ホー ムページ等での周知開始後の6月から8月末までの間に、149件の新規登録があり、災 害時における市民の情報入手手段の多様化にも一定の効果があったと考える。 2 今後の課題と取組み (1)周知と啓発 本訓練では、事前の周知として広報計画を立て、次のとおり実施した。 ア 広報誌(広報こうふ)8月号特集ページ イ 市ホームページ掲載 ウ 地域情報サイト「まいぷれ甲府」 エ タウン誌「かわせみ」掲載 オ 効果的な防災訓練と防災啓発提唱会議(シェイクアウト提唱会議)ホームページ カ 自治会連合会への依頼による全市各自治会での組回覧 キ 学校への参加協力依頼(市立小中高校、山梨大学附属小中学校、商科専門学校) ク 企業・団体・市内4大学・県立高等学校への参加協力依頼 ケ 保育園、幼稚園、認定こども園への参加協力依頼 コ エフエム甲府広報番組での告知 サ 市長記者会見による報道機関への発表 シ 市役所本庁舎、各窓口センターでの周知用チラシ配付 ス 防災行政用無線放送・甲府市防災防犯メールマガジン(訓練前日) セ グループウェア等による市職員への周知 7 周知啓発活動は上記のとおり実施したが、次回の訓練実施においては、周知と啓発の 開始時期及び、関係団体への参加依頼など周知方法の工夫についてもさらに検討する必 要がある。なお、シェイクアウト訓練については、国の総合防災訓練大綱においても「地 域内の誰もが、それぞれの場所で参加できる訓練」として明記しているが、県内での取 り組み事例は、現状では本市を含み一部に限られている。全県的な取り組みとして実施 されることにより、本市においても一層の周知啓発と参加機運の高揚が期待できること から、山梨県中北地域防災連絡会議等の機会を通じ、県の統一した取り組みとして実施 するよう要望していくことを検討する。 (2)訓練方法 今回の訓練では、「3つの安全行動」を代表的なものとして示し、室内にいる時、外 出している時、自動車等の運転中など、様々なケースでの対応について、事前学習を促 進したところであるが、より分かりやすい説明となるよう改善していく。 (3)情報伝達 今回の訓練で、「合図が確認できなかった」としたアンケート回答者の割合は2.42% と前回の5.86%の半分以下に改善された。しかし、アンケートにおいて、「防災無 線が聞きとりにくい、音が小さい。」という意見があったことから、改善すべき点が見 えた結果となった。今回の訓練の結果から、災害時の情報伝達を仮に防災行政用無線放 送と防災防犯メールマガジンの2つの方法だけで行った場合には、単純計算で約4,700 人の市民に情報が伝わらないことになると想定できる。 防災行政用無線については、同報系のデジタル化更新工事が完了しており難聴地域対 策への改善を行っているが、音声による情報伝達には限界があることも事実であること から、本市としては、「甲府市地域防災計画」において、防災行政用無線によるほか、 防災防犯メールマガジン、テレビ・ラジオによる情報入手など、多様な手段による災害 時広報を定めている。こうしたことから、防災行政用無線の保守・点検整備には引き続 き万全を期していくとともに、シェイクアウト訓練等を通じて、防災防犯メールマガジ ン登録者の更なる拡大を図っていく必要がある。 一方、建物内では防災行政用無線放送が聞こえないことや、甲府市防災防犯メールマ ガジンは、端末ごとにメールが到達する時間がわずかではあるが異なることなどから、 団体等で本訓練を行う場合の開始合図として、訓練会場の代表の合図により訓練を開始 していただく方法も検討する。 (4)その他 全国瞬時警報システム(J-アラート)の試験放送時など、総合防災訓練時にも可能 な限り実施していくよう検討する。 3 おわりに 本市では、災害時に即した実践的な総合防災訓練を実施するため、これまでも市民参加 型の訓練項目を取り入れてきた。そして、平成25年度から、地震発生直後にまず自分自 身の身を守る行動訓練として「シェイクアウト訓練」を取り入れ、今回で4回目となった。 この「シェイクアウト訓練」は、避難行動、安否確認、救出・救護、避難所開設・運営 など、「共助」による防災活動に繋げる大前提である「自助」の重要性をテーマとしたも のであり、その意味から、より実践的で、かつ市民参加型の総合防災訓練になったと考え 8 る。 なお、今回の訓練をとおして課題となった項目については、次回の訓練に向けて検証し、 改善策を講じるとともに、訓練の計画段階から、周知方法や実施時期等をさらに具体的に 見直し、できる限り多くの市民が参加しやすいと思えるよう展開する。 9