...

第39号 - 渭水会

by user

on
Category: Documents
164

views

Report

Comments

Transcript

第39号 - 渭水会
第3
9号
発行/ 徳
島大学渭水会
徳島大学総合科学部内
表紙のことば……2
ユーカリの木
ご 挨 拶……3
渭水会会長
佐藤
勉
総合科学部では今
(2
1)
……4
国立韓国海洋大学校との船上シンポジウム
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
総合科学部教授・副学部長 中川 秀幸
特集 水と光、アートの出会い……5
徳島 LED アートフェスティバルの参加
について……6
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
総合科学部教授 平木 美鶴
感動が人間を育てる……9
黒澤映画『椿三十郎』と少年時代の私
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
総合科学部教授・学部長 石川 榮作
総合科学部で学ぶ 「学科とコース」……1
0
スタートライン……1
2
「再スタート」 飯塚 優子
スタートライン 谷本 有美
社会人になって 新田 容子
橋本あゆみ
新たなスタート つながりと共に
Let's sports Vol.1……1
6
「身体教養」を育み、動ける身体を獲得する
鹿屋体育大学学長
福永
哲夫
エッセイ……1
7
徳島の生んだ将棋名人 小泉 周臣
草創期の恩師を偲んで 山田 秀雄
関東びざん会……1
9
助成事業……2
0
平成21年度
・渭水会幼稚園部会報告 清水 扶美
・過去を語り、
古郷を話し、
地域の文化
武
に触れる夢多き徳友会 片山
1
私の初心俳句
(研修資料) 岡田
忠
平成22年度
・渭水会幼稚園部会研修報告 森口 照代
・高校・特別支援学校部会総会並びに
講演会 毛利 久康
平成2
2年度渭水会総会……2
5
徳島大学渭水会会則……2
9
平成2
1年度卒業生名簿……3
0
お詫び……3
1
徳大ニュース……3
2
総科ニュース……3
3
会員訃報……3
4
会員の情報をお知らせください……3
4
事務室だより……3
5
編集後記……3
5
表紙のことば
ユーカリの木
写真は、城東高等学校(もと徳島県立高等女学校と徳島県女子師
範学校が併置されていた敷地)にある雌のユーカリの木である。同
じように城南高等学校(もと徳島県立徳島中学校)と本学総合科学
部(もと徳島県師範学校)の敷地にも残っている。3本のユーカリ
の空に向かって伸びる姿に、そこで学ぶ若者の成長する姿が重なっ
てくる。
2
ご
挨
拶
平成2
2年度の徳島大学「渭水会」の総会で選出されまして、会長の重責にあ
たることになりました佐藤でございます。どうかよろしくお願いいたします。
「渭水会」はご承知のように、学制が施行された2年後の、明治7年(18
7
4
年)師範期成学校として開設されて以来、1
30年に余る長い歴史を誇る同窓会
であります。丁度この年は、
「福沢諭吉」の「学問のすすめ」の第5編が世に
渭水会会長
佐 藤
出されたり、
「森有礼」により、日本最初の洋式商科専門教育を行うための商
勉
法講習所が設立された年でもあります。すなわち、日本の近代教育がまさに始
まろうとしていた時でもあります。
奇しくも同じような時期にスタートした、伝統のある「渭水会」の会長をお
引き受けすることは、月並みな言葉でありますが身の引き締まる思いでありま
す。私のような浅学非才のものが、このような重責が務まるのか不安な気持ち
でいっぱいですが、幸いなことに、素晴らしい副会長様をはじめ強力な役員の
皆様がおいでますので、お力添えをいただきながら、私なりに精一杯の努力を
していく覚悟であります。
さて、私の大学時代を振り返ってみますと、徳島大学の学芸学部を受験し、
入学した昭和4
1年は教養部の分離によりまして、教育学部に学部名が変更され
ていました。当時はまだ木造校舎が立ち並んでおり、今から思えば外からの景
観、内部の様相とも何とも言い難い古さの「渭水寮」にも若気の至りでよく酒
を飲んでは泊めていただきました。
在学中には鉄筋の学舎が完成し、引っ越し作業が大変であったことが懐かし
く思い出されます。また、大学紛争の真っただ中で、教養部等の建物が一部の
学生達により封鎖され授業が受けられないというような状態が毎日のように続
きました。
その後2
0年が経過し、昭和61年には総合科学部となり、その卒業生もすでに
5
00
0名を超え、大学院が設置されるまでに発展しています。誠に喜ばしい限り
であります。
大学でお世話になって以来、40年間何の恩返しも感謝の気持ちも表すことも
なく、無為な年月を過ごしてまいりました。しかしながら、私の教員生活の中
での唯一の大学との関わりは、昭和58年から9年間、大学の附属中学校で勤務
させていただいたことです。そして、昭和61年教育学部から総合科学部に移行
するのに伴ない、
4附属は鳴門教育大学学校教育学部へ移管されたのであります。
これまでのご無沙汰に対して心よりの反省も込めて、これからは、しっかり
と職責を果たしてまいりたいと考えています。
幸いにして、田中繁夫元会長・井内孝幸前会長さんが営々と築かれてまいり
ました素晴らしい数々の業績がございます。このような成果をしっかりと継承
しながら、より「渭水会」が充実発展するよう微力ながら誠心誠意尽くしてま
いりたいと考えておりますので、会員の皆様方のご支援ご協力を心よりお願い
いたします。
最後になりましたが、お忙しい中、長期間にわたり、
「徳島大学渭水会」の
ためにご尽力いただいた井内先生をはじめ、桝田、露口両先生、役員の方々に
心より御礼を申し上げ就任のご挨拶といたします。
(昭和4
5年中学校課程技術科教室卒)
3
総合科学部では
今
国立韓国海洋大学校との船上シンポジウム
(2
1)
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
総合科学部教授・副学部長 中 川
秀
幸
2
01
0年5月1
9日、午後2時。村
ぶりです。ハンバダ号の乗員は教職員50名、海事実
上理一教授(工学部コーディネー
習生(3年生)
1
04名。船上シンポジウムは、ニュー
ター)らが出迎えるなか、国立韓
ジーランドや中国などの交流協定校からの研究者も
国海洋大学校の練習船ハンバダ号
参加し、2
0日と21日の両日にわたり、
「ヒトと地球
(6,
6
86トン)は小松島港1万ト
の健康」が主なテーマでした(写真2)
。また常三
ン岸壁に入港しました。ハンバダ
島キャンパスでは球技などのスポーツ交流会も開催
号は全長11
7m で横巾18m、ビルに例えると6、7
されました。船上シンポジウムは学部学生、博士前
階建ての高さとなり、東アジア諸国においては最大
期・後期学生と若手教員の約1
00名が参加し、口頭
の練習船です(写真1)
。
発表(40題)とポスター展示(50題)では英語での
本年1
1月には海洋大学校として創立6
5周年を迎え
若手教員と学生間で活発な質疑応答がありました。
る、韓国屈指の国立大学の一つである韓国海洋大学
総合科学部からは、学生と教職員の20名が参加し、
校は、釜山広域市の海沿いにある小高い山のふもと
健康管理や韓国の方言などについての口頭発表やポ
にあり、ここに学ぶ学生は約1万人です。海事学部
スター展示を行いました。ちなみに、船内での食事
や工学部などの4学部と、国家的な3大学院を擁
は各種のキムチや豊富な海産物などでラーメンもあ
し、世界8
7大学と学術交流を結んでいます。徳島大
り、夕食には人気のマッコリも出てきました。今回
学と韓国海洋大学校との学術交流協定は、2
001年5
の企画は、呉巨敦(オ・コドン)総長と本学の香川
月に工学部と総合科学部との2学部の交流締結によ
征(すすむ)学長との信頼と友情のもと、人材育成
りスタートし、昨年の4月7日には、水産大臣でも
の一環として学生中心の教育研究セミナーでありま
あった海洋大学校総長の呉巨敦(オ・コドン)先生
した。
一行が来学し、学術交流協定の5年更新の調印式を
「海は、臆病な人間には、前進を阻む壁となる。
行いました。その折に呉総長は、
「総長就任1年目
しかし、勇敢に挑み続ける青年には、必ず、世界へ
の新米ですので、学生ならびに教職員の意見を真剣
の道を開いてくれる。
」との先哲の言葉のように、
に聞きながら2
1世紀の海洋新時代の大学校として、
練習船ハンバダ号は5月22日1
6時、岡崎房述(ふさ
世界に雄飛する人材群を交流校の徳島大学とともに
のぶ)国際課長らの見送るなか、小松島港から上海、
育成して行きたい」
と、
真摯に語っておられました。
マニラ、ジャカルタへの約40日間の航海に出航しま
今回の寄港は、第1回船上シンポジウムから9年
した。
写真1.練習船ハンバダ号(6,
6
8
6t)
写真2.甲板での記念撮影(2
0
1
0.
5.
2
1)
4
特集
水と光、アートの出会い
徳島 LED フェスティバル
↑両国橋には日本のラ
イトアートの草分
け・逢坂卓郎さんが
制 作 し た「SORA
と MIZU」が輝く。
橋桁の下部にも
LED が ま た た き、
水面に幻想的な光を
落とします
市内を大小いくつもの川が流れる水都・徳島市。
そのシンボルである新町川水際公園を中心に、4月
1
7日∼25日、LED(発光ダイオード)を使った水と
光の祭典「徳島 LED アートフェスティバル2010」
が開催されました。新町川、助任川の河岸には、逢
坂卓郎氏をはじめ著名なアーティストの作品や、県
→ふれあい橋には、徳
島市出身のたほりつ
こ さ ん の「虹 の ラ
クーン」が。“ラクー
ン”は タ ヌ キ の こ
と。でも、どこにも
タヌキはいません。
「うまく化かされて
ください」とのこと
内外からの公募作品が展示され、ボートクルーズな
どでひょうたん島を巡るとすべての作品を鑑賞でき
るという仕掛け。徳島大学総合科学部からも3つの
作品を制作・出品(→P6参照)し、光によるまち
づくりという新しい試みに一役買いました。
期間中は、連
夜のように光を
テーマにした音
春以降の継続開催を決定(第2回は201
3年。来年は
楽会やイベント
期間限定のプレイベント)しました。
が行われ、県内
フェスティバル終了後も、両国橋、ふれあい橋に
外から2
0万人を
はアートが設置され、徳島の夜を華やかに彩ってい
超える人々が訪
ます。また、ふれあい橋の橋桁には星座をかたどっ
れるにぎわいと
た LED が埋め込まれており、季節や時間によって
なりました。反
異なる点灯パターンで人々の目を楽しませています。
響の大きさに、
秋の夜長、光と水の織りなすアートを眺めなが
実行委員会は来
ら、河岸を散歩してみませんか?
かちどき橋から佐古大橋の約1.
8km は「ひかり
←新町川にか か る 銀
河。ふ れ あ い 橋 に
埋 め 込 ま れ た 約2
千個の LED が1
6
7
0
万色にも変 化 し ま
す。
プロムナード」
。虫の声、魚のはねる音、水が青石
の護岸をなでる音など、昼間は気付かない自然の
BGM も、この季節ならではです。
5
徳島 LED アートフェス
から1点の作品が入選した。大学院の授業に特別参
加していた総合科学部学生の応募からは2点が入選
したので、計3点の入選となった。後期の授業では、
入選した「ゆびさされたい」
「Whirlpools(渦)
」
「The
Hidden Tune」の3作品の制作活動をした。
この3点の作品制作班と HP を作る広報班の4グ
ループに院生8名を割り振り、活動の中心となって
もらい、学部1年生の授業「アート創生プロジェク
ト」の45名も加わって制作と広報活動を開始した。
「プロジェクト研究 I」の院生が学部生に制作の
過程や計画を理解してもらいグループで制作を進め
ていくためには、院生の綿密な計画、準備と指導力
が必要となってくる。
以下は、
その作品解説と広報についての報告である。
徳島 LED アートフェスティバルの参加は、大学
院の通年授業「プロジェクト研究 I」を履修してい
る大学院生9名で徳島 LED アートフェスティバル
学生部門公募に応募したのが切っ掛けである。この
授業は、地域活性化を目標に総合的知を集め学生が
主体となり地域活性化を実践的に具現化する事や学
生グループ毎に発案、計画、実施、成果発表を行い、
自治的能力や実践的能力を養う場とする事を目的に
している。
学生の専門は科学、物理、生物、情報、言語等の
学生でアート系の学生はいなかったのであるが、地
域活性化事業、LED 講習会の開催、iPhone アプリ
ケーション講習会、学生部門公募作品案を作りと応
募等の流れで前期授業の活動をした。結果、大学院
広報班
まとめ
メンバー 徳島大学大学院総合科学教育部地域
科学専攻 孫立民、胡露曦、ホウウガク・総合
科学部「アート創生プロジェクト」受講生6名
活動内容 情報を発信するための Web サイト
(http : //www.ncc−17
01.
jp/led/)を立ち上げ、
アートフェスティバル出展3作品のブログペー
ジを開設した。ブログページでは、それぞれの
作品制作チームの活動を取材し、制作の進捗状
況などを報告している。
アートフェスティバル期間中は、授業としてナイ
トガイド、作品鑑賞、イベント参加を課した。
ナイトガイドは、18:00∼22:0
0まで観客への作
品説明や会場誘導等に学生達が取り組んだ。期間中
の観客数は20万人もあり、学生達は溢れる観客達を
目の前にして初めてこんなに大きなイベントに参加
しているのだという実感を持ったようである。ま
た、ガイドとして観客と接する事で作品に対する愛
着も増したようであった。
反省としては、設置日に雨が降ったために「ゆび
さされたい」の QR コードの印字が流れてしまっ
た。急遽作り直す事はできたが、「Whirlpools(渦)」
は、電気配線に雨が入り込みプログラムが壊れてし
まい正常な動きができなくなったのは残念であっ
た。雨とは関係ないが「The Hidden Tune」は、室
内実験では反応していた人の動きを感知するセン
サーが、野外ではノイズが多くて正常な働きをしな
かった事と公園の明かりが強すぎた事で光が分かり
にくくなったという失敗があった。電気は雨に弱い
事も含めて野外展示の難しさを実感した。
今回の取り組みは、反省も多かったが実践的授業
を作る試みとしては座学では得難い多くの事を学ぶ
機会になったと思う。
平木 美鶴
徳島県徳島市南常三島町 1-1
徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部所属
総合科学部併任
絵画表現研究室(マルチメディア B 棟1F)
直通 tel/fax 088-656-7167
[email protected]
6
ティバルの参加について
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
総合科学部教授
平
木
美
鶴
「ゆびさされたい」
制作グループ
科学専攻
徳島大学大学院総合科学教育部地域
渡辺崇史、田野裕也・総合科学部「アー
ト創生プロジェクト」受講生12名
作品解説
様々な人の人差し指をシリコンで型取り
し、LED を入れた樹脂にて指を複製したものを展
示する。型取りする際に年齢や名前、趣味等その人
のデーターを聞き取りしそのデーターを QR コード
に登録して、その指に QR コードを付ける。展示さ
れた指は夜には光り、不思議な雰囲気を醸し出すと
思う。携帯電話で QR コードを読み込む事でその指
の人間を理解できる仕掛けとなっている。匿名性の
ある指に指をさされる展示であるが QR コードを読
み込む事でその指の人間を理解した上でもう一度指
「ゆびさされたい」
をさされた時の心理状態の違いを表現したい。
「Whirlpools(渦)
」
制作グループ 徳島大学大学院総合科学教育部地域科学
専攻
二宮一毅、宮川尚之・総合科学部「アート創生プ
ロジェクト」受講生1
2名
作品解説
徳島の LED、鳴門の渦潮、そして伝統工芸
品である阿波和紙を融合して新たなアートを表現する。
ボックスの表面に阿波和紙を貼付けたアクリル板を設置
し、渦巻模様を制御させた LED で光らせる。この作品
でアートの素晴らしさや徳島の魅力を再確認してもらい
たい。
「Whirlpools(渦)
」
「The Hidden Tune」
制作グループ
専攻
徳島大学大学院総合科学教育部地域科学
藤井健司、黒谷功・総合科学部「アート創生プロ
ジェクト」受講生12名
作品解説
公園のベンチにセンサーを設置し、そこに座
る人の挙動に合わせ、周囲の景観に合わせて配置したL
ED が点灯する。「座る」という個人の行為と周りの「景
色」という公共的な環境がリンクする楽しさの提供とコ
ミュニケーションを含めた「場」をつくることを目的と
「The Hidden Tune」
する。
7
新町川河畔
ひかりプロムナード MAP
8
連載!
黒澤映画『椿三十郎』と
少年時代の私
学部長の似顔絵です。
社会創生学科 冨士理左さん(1年)
に描いてもらいました。
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
総合科学部教授・学部長 石 川
榮
作
徳島大学に着任して3
2年目、最近は「知識よりも
いますね。まるで抜き身の刃みたい。よく切れます。
感動」をモットーにして授業を進めています。もち
でも本当にいい刃は鞘に入っているものですよ」と
ろん知識も大切ですが、しかし、私の経験から言っ
言う言葉にも、幼い少年ながら、感動してしまいま
て、人間を作り上げるのは何よりも感動だと思うか
した。剛の中にも柔が必要です。厳しさの中にも優
らです。本会報で連載コラムの機会を与えられまし
しさが必要です。人生、力いっぱい励むのもいいけ
たので、これまでの私の生活の中で映画、恩師、文
れど、ときには力を抜いてリラックスする「心のゆ
豪ゲーテ、寅さん、オペラ、人との出会いなどから
とり」を持つことも大切なことです。今の私のこの
受けた感動を数回にわたって綴っていきたいと思い
ような人生観も、振り返ってみれば、この少年時代
ます。
に観た映画に由来しているようです。とにかくこの
大学の教壇に立つ現在の私にとって、まず取り上
映画の魅力は、随所に剛と柔、動と静がコントラス
げねばならないのは時代劇映画です。映画は保育園
トを成すように見事に描かれている点です。悪事を
に通う頃からの楽しみで、特に小中学校時代はかな
暴くために若侍たちが走り回るときの音楽も最高で
りの映画を見てきました。その中でも特に感動した
す。私のオペラ好きの原点もこのような時代劇映画
のは、黒澤明監督の映画『椿三十郎』
(昭和38年東
にあるようです。映画から受けた感動がこれまで自
宝)です。この映画は小学校5年生のとき団体で映
分を育ててくれたような気がします。特に黒澤映画
画館へ鑑賞に行きましたが、そのときのワクワクし
『椿三十郎』は50年近く経った今でも、ビデオ等で
た気持ちは今でも忘れられません。三船敏郎が演じ
観るたびに、新しい感動を覚えます。名作は常に新
る椿三十郎の素早い剣さばきにも感動しましたが、
たな感動を与えるものです。10
00本の映画の中から
悠然と構える城代夫人(入江たか子)が全身張り詰
ベスト10
0を決めるのが、私の老後の楽しみですが、
めた三十郎を諫めて、
「あなたはギラギラし過ぎて
この映画は文句なしにベスト10に入ります。
9
1
0
1
1
スタートライン
S
T
A
R
T
L
I
N
E
「再スタート」
飯塚
優子
私は、今年(平成2
2年)に徳島大学院人間自然環
そんななかで、徳島大学院人間自然環境研究科臨
境研究科臨床心理学専攻を修了し、4月より病院の
床心理学専攻に入学し、臨床心理について、諸先生
リハビリテーションセンターに勤務しています。
方から様々なことを学ばせて頂きました。何よりも
仕事内容としては、脳血管障害や進行性疾患、廃
実習での経験が、不安・抑うつ状態の患者さんと関
用症候群の方を対象に「リハビリテーション」を行
わるにあたり、今の私の芯になっています。さらに、
っています。
卒業して以来、癌の患者さんに対しリハビリテーシ
ョンを行う機会がふえ、より一層、その経験が支え
一般に、
「リハ ビ リ
になっています。
テーション」というと
身体機能を改善させる
今後について、大学院で学んだことを基礎にし
というイメージが強い
て、リハビリテーションチームの一員として他職種
か と 思 い ま す。し か
と連携し、リハビリテーションの計画、実施に役立
し、高次脳機能障害な
つ情報、アプローチを提供できるよう努めていきた
どは、外見的にはわか
いと考えます。そして、患者さんに対し、心理的な
りにくく患者さんご自
援助も行えるよう、
「再スタート」を切っていきた
身にとっても自覚しに
いと思います。
くい障害です。そのた
(平成2
2年大学院人間自然環境研究科臨床心理学専攻修了)
め、大学院で学んだ心
理検査の知識が、適切な検査を選択施行・解釈し、
目に見えない障害を抽出し、症状の中核を見極める
ことにとても役立っています。さらに、検査結果か
ら予測される生活場面への影響について患者さんに
情報を返し、リハビリテーションを行いながら、機
能の改善や対処方法の模索に励んでいます。
私は、徳島大学院入学前に言語聴覚士として、
「リ
ハビリテーション」を行っていました。そして、リ
ハビリテーションを進めていく上で、不安・抑うつ
状態などの心理的な変化や、突然の障害を認め受け
入れていく重要性と難しさを日々痛感していまし
た。
1
2
スタートライン
谷本
有美
大学時代前半のこと。私は苦しんだ。自身の無力
言える。当時の何もできない私は、とにかく誰かか
さとそれに伴う真っ暗な焦燥感に、何度押しつぶさ
ら必要とされたいと切に願っていた。そのために自
れかけたことか。今でもあの長く苦々しい日々を思
分は何をすべきかを、一人でじっと考えていた。答
うだけで、胸の奥が反射的にグッとつまる。
えが見つからず苦しみながらも、考えて考えて、長
無我夢中で受験勉強を乗り越え、晴れて私は徳島
い月日を考え抜いた。その先に見出したのは、
「必
大学に進学した。自分はこれからどのような人間へ
要とされたければ、まず自分が人の役に立つ人間に
と成長するのだろうかという期待、高揚感。誰にも
なる」ということ。答えにたどり着いた私は、全力
引けをとらない立派な社会人になるために、その準
で行動を起こした。ボランティア活動に参加した
備段階としてあらゆることに挑戦し、貪欲に自らを
り、興味のある英語に力を注いだり、片っ端から自
磨き上げようと意気込み誓っていた。
らの可能性を追い求めた。人を思いやり何かに取り
組む瞬間は、最高に気持ちが満たされていた。もう
しかし、膨大で虚無な時間が私を待っていた。頑
私は迷わなかった。
張りたいけれど、何を頑張ったらいいか分からな
い。素晴らしい人間を目指そうとも、まず何をすべ
無事に卒業を果たした私は、
「県民に奉仕する尊
きなのか分からない。そもそも自分は一体何をした
い職」に就いた。苦しい思いをした大学生活がなけ
いかすら分からない……。
れば、今の私はここにはいない。誰からも必要とさ
高校生でいるうちは、一定の枠が与えられ、受験
れていないのではないかと思い込むほど悩んだ経験
に向けて努力するという条件の中でひたすら勉強を
を超えて、今、どんなに小さな幸せも敏感に感じ取
していればよかった。一方、大学は良くも悪くも自
ることができる。
由である。有意義な時間を得られるかどうかは、す
大学時代、有り余る時間の中で、弱い自分と向き
べて自らの明確な目標と行動力にかかっている。そ
合い真剣に悩み抜いて本当によかった。あの長く
の事実はいっそう私を焦らせた。ただ漠然と、
「社
苦々しい日々は、今も私の胸をつまらせる。しかし
会に対して胸を張れる大人になろう」という思いを
同時に、人と関わることの限りない幸福感が、優し
持ち入学してきた私は甘すぎた。
「そのためには何
い気持ちとなって穏やかに押し寄せる。
真っ暗で悩める大学時代。それは、輝く私のスター
をどう努力すべきか」を考える力が、まるで養われ
トライン。
ていなかったのである。立派な社会人になるため
に、本来高い意識を持って何かに打ち込んでいるは
(平成2
2年人間社会学科欧米言語コース卒)
ずなのに、現状はどうだろう。親のすねをかじって
成立している私の大学生活は、何の中身もない、無
力な自分と嫌というほど向き合わなくてはならない
苦痛の日々だった。そして何より、私に期待してく
れている家族に対して、申し訳ない気持ちでいっぱ
いだった。大学卒業後の自分にあらゆる可能性をイ
メージしてみても、
「今の私にできるわけがない」
と臆病な気持ちがことごとく打ち消し、それでも不
必要に保たれた自尊心が、さらに私を苦しめた。そ
んなどうしようもない時間が、二年間ほどずるずる
と続いた。
私は今、幸せである。社会の一員として、未熟な
がらも涙が出るほどに充実した毎日を送っている。
それも、あの苦痛な日々があったからこそと今なら
1
3
社会人になって
新田
容子
社会人として働き始めてからもうすぐ5ヶ月がた
にも注意したりお客様の
ちます。4月に入社してから今まで毎日が本当にあ
ことを考えて柔軟な対応
っという間でした。私は就職活動中はとにかく地元
を行ったりなど細かな部
で就職したいという思いだけで就職活動を行ってい
分にまで気を配る必要が
ました。なので、当たって砕ける気持ちで業界や職
あります。先輩方々は自
種にあまり拘らずに就職試験を受けに行っていまし
然にそのようなことをされています。ところが慣れ
た。そのことは良い経験となりましたがその一方で
ていないとなかなかうまく行うことが出来なくて一
社会人としてどう働きたいかということや、働くと
つの注文に対応するのにも随分時間がかかってしま
いうことがどのようなことかということをあまり深
うことが多いです。時にはお客様から商品に関する
く考えられていなかった様に思います。就職活動中
質問を受けることもあります。しかし、扱う試薬は
にもっと色々なことをよく考えておけば良かったな
今までに一度も耳にしたことがないようなものばか
と思うことも時々あります。そのために学生の頃に
りで、その種類も多く商品を覚えることがなかなか
なんとなく想像していた社会人と実際に就職してか
できなかったためお客様に商品について質問されて
ら感じることとでは違う部分も沢山ありました。
も答えられないことばかりでした。そこで少しでも
そのなかで最も大きなものは責任の重さです。学
仕事を速く色々なことが覚えられるようにメモを取
生の頃は失敗しても困るのは自分だけで自分自身の
ってそれを自分なりにまとめ、家で読み返す等して
問題で解決することが大半でした。けれども、社員
います。
の一人として自分が少しでもいい加減なことをして
なかなかうまくできなくて落ち込むこともありま
お客様に迷惑をかけたりよくない印象を与えてしま
すが、お客様にありがとうと言っていただけること
ったりすればそれがそのまま会社自体に対する印象
もあります。そんなときには、自分も少しはお客様
となってしまいます。私がとった行動がそのまま会
の役に立つことができたのかなと思いとても嬉しく
社に還元されていくということを最近、意識するよ
なります。もちろん知識や形式的なことも大切です
うになりました。行動に責任が持てるようにより慎
が、相手の立場に立って対応できているかというこ
重な行動を心がけていこうと思います。
とが最も大切なのだということに気がつきました。
私は今、試薬の卸売り会社の営業部門で病院や官
最後に、社会人になって私が一番感じていること
庁、企業のお客様を相手に営業事務の仕事をしてい
は仕事は決して自分ひとりだけではできないという
ます。入社したばかりの頃は分からないことばかり
ことです。
で戸惑うことの連続でした。業務に関することはも
それとともに仕事が色々な人の協力によって成り
ちろん挨拶や敬語、お茶の出し方などといった一般
立っている以上、周りの人に合わせる気持ちが大切
常識も分っているつもりでも実際にやってみるとう
なのだなということも感じています。自分の都合や
まくできないことも多く、周りの先輩方に教えてい
気持ちだけで行動するのでなく周りの人の考えや状
ただいて基本的なことから改めて勉強しました。学
況も理解して、どうすればより良い結果となるのか
生のうちからもっとそういったことにも親しんでお
考えて行動していきたいと思います。今はまだ自分
けばよかったと後悔する事も多々ありました。
の仕事をこなすことに精一杯で周りの状況を冷静に
見る余裕は余りありませんが、これから少しずつ余
一日に行わなければならない業務は色々とありま
裕を持てるようになっていきたいと思います。
すがその中でも最も重要なのは受発注処理です。お
客様の注文を正確に理解して求めている商品を発注
一つの商品をお客様の手元に届けるためにも沢山
するという作業は一見単純そうに見えます。しか
の人の協力がなければ成立しません。商品管理、営
し、お客様と電話で話をする機会が多いため、ただ
業、総務・経理の方々やまだまだ仕事がうまくでき
仕事をこなすだけではなく、ちょっとした言葉遣い
ない私のフォローをしてくださる同じ営業事務の先
1
4
輩の協力があって初めてお客様の元に届けることが
考えて最後までフォローしていただきました。今の
できます。
自分は本当に色々な人の支えがあって仕事ができて
また、分らないことだらけで失敗も多かった私に
いるのだなということを感じることが多いです。そ
周りの先輩方はその都度、一つ一つ丁寧に教えてく
のことに感謝したいと思います。
ださります。発注の際に間違った商品を注文してし
まだまだ未熟ですが徳島大学で学んだ経験を生か
まったり、数量を誤ってしまったりというようなミ
して社会人として頑張りたいと思います。
スをしてしまったときも、どうしたら良いか一緒に
(平成2
2年人間社会学科法律経済コース卒)
新たなスタート ―つながりと共に―
鹿児島大学大学院 臨床心理学研究科臨床心理学専攻 修士1年
橋本あゆみ
徳島大学を卒業して5ヶ月、今私は大学院生とし
の関係から気付くこともまた多く、それらには背筋
て新たなスタートを切り、新たな地、新たな生活環
を正されるような思いです。そして自分の弱さや欠
境の中で、新たな仲間と共に臨床心理士として社会
点と感じるところをその気付きにより補完してい
に貢献するという目標に向かって日々奔走していま
く、また、その気付きをもって改善していくという
す。大学院での濃く実践的な学びには戸惑い躓くこ
作業を繰り返し、自分の中の世界がより多面性を持
とも多く、今まで以上に自分と向き合わざるを得な
つものに変化し続けていることを感じています。自
い状況に悩むことの連続で、そこから学び、得られ
分の弱点と正面から向き合い続けることには大変な
るものの大きさを感じています。振り返ってみる
エネルギーが必要ですが、自己成長には欠かせない
と、この5ヶ月間は環境の変化に慣れることで精一
作業であり、今より上のステージに進むにつれ伴う
杯だったように思います。自分から望んで飛び込ん
責任を認識するためにも欠かせない作業でもありま
だ世界ではありましたが、周囲の変化に戸惑い、足
す。自分と向き合うことで得る変化やその過程は、
踏みをし、先へ進むのが怖くなってしまうこともし
これから先心理士として人々と向き合うときに、よ
ばしばでした。その度に、徳島大学で共に学び、共
り深く相手のことを考えていく手がかりとなってい
に笑いあった仲間たちに励ましをもらっています。
くように思います。離れてもなおそのような変化の
彼らも大学院生や新社会人として新たなスタートを
きっかけを与えてくれる仲間たちに感謝しています。
切り、多忙な日々を送っているようです。学部時代
徳島大学で仲間たちと過ごした日々や彼らとのつ
のように、その場で同じ体験を共有し分かち合うと
ながりは、私の今この瞬間にとって未来に前進する
いうことはほぼできなくなりましたが、メールや電
ための追い風となっています。これから先幾度も、
話でのやり取りからはそれぞれの地で一人ひとりが
自分の置かれている状況が辛くどうしようもないと
しっかりと前を向いて、自分なりに頑張っているこ
思うときがあることと思います。しかしどんな困難
とが伝わってきます。どれほど距離が離れていて
も、この追い風とともに乗り越えていきたいと思い
も、私にはこんなに素晴らしい仲間がいて、皆それ
ます。
ぞれがんばっているのだということが心の支えとな
(平成2
2年人間社会学科人間行動コース卒)
り、躓きを乗り越え次に向かっていく勇気と力を与
えてくれます。
5ヶ月間というとスタートを切ってまだ間もない
ですが、その5ヶ月の間に得た気付きは臨床心理学
のフィールドで歩き出し始めた私にとって、非常に
重要なものだったように思います。それは物理的に
身近な人とのやりとりの中で気付くことはもちろん
ありますが、今は遠く離れてしまっている人たちと
1
5
Let's sports
体や健康、スポーツに関する話題を
シリーズでお届けします
Vol.
1
「身体教養」を育み、動ける身体を獲得する
鹿屋体育大学学長
健康で活発な日常生活を遂行する為には生活環境
福
永
哲
夫
る。その原因は主に若者の運動不足に由来する。
に適応できる身体能力が必要である(この能力を総
一方で、適切な身体運動は「生活フィットネス」
称して「生活フィットネス」と呼ぶ事にする)
。「生
を向上させる。ある総合大学のデータでは新入生の
活フィットネス」は筋力、パワーやスタミナ等の身
脚機能が夏休みまでの前期に約10%もの向上が見ら
体機能と身体を構成する脂肪や筋肉により構成され
れた。これは高校生活の受験勉強などによる運動不
ている。
足が大学における体育授業や様々な身体運動の参加
「生活フィットネス」は生
により向上したことを示す例である。
活環境により著しく変化す
「生活フィットネス」は毎日のように変化する。
る。平均的な生活を送ってい
その変化は測定してみればよく理解できる。例え
る場合に比較して、日頃活発
ば、体重とウエストを毎日測ってみてほしい。その
な身体活動(スポーツ)を実
変化は毎日の生活習慣の結果である。運動しないで
施している場合には「生活フ
食べ過ぎる生活は確実に脂肪を増やし筋肉を減少さ
ィットネス」は高い水準を維
せる。大学時代にしっかりと自らの身体情報を得る
持する事が出来る。一方、運
方法を身につけて、生活習慣をコントロールする技
動不足状態が続くと
「生活フィットネス」
が低下し、
術を獲得してほしいと思う。
また、病気などをきっかけにして急激な「生活フィ
「身体教養」とは自らの身体を正確に把握し、理
ットネス」の低下が観察される。
想とする身体を創造するための知識と技術を養うこ
「生活フィットネス」の中でも特に重要な要素に
とであると定義する。日本国憲法で保障された「健
脚の筋機能がある。筋機能は筋量により決まる。脚
康で文化的な生活」を確保するには「身体教養」は
筋機能の低下は、
「歩く」
「階段を昇る」
「立ったり
必要不可欠である。若者
座ったりする」といった日常生活動作の遂行に支障
から高齢者まで、生きて
を来し、関節への負担を増し、ちょっとしたバラン
いる人間として「身体教
スの崩れを修正できず転倒の危険性を高める。加え
養」を身につけて、健康
て、身体不活動は骨量の低下をも引き起こすので、
で文化的な生活をエンジ
骨折しやすくなり、ひいては寝たきり状態をもたら
ョイしてもらいたいもの
すことにもなりかねない。
である。
近年、
大学に入学する若者の
「生活フィットネス」
(昭和3
9年中学校課程
が低下している傾向が見られる。ある調査によると
保健体育教室卒)
1
0年前に比較して約1
0%の低下が見られる。つまり
1年間に約1%の「生活フィットネス」の低下であ
1
6
エッセイ
徳島の生んだ将棋名人
小
◆
泉
周
臣
徳川家康が将軍になった慶長8年(1603)以降も
盤上の挑戦者たち
下剋上の風潮は続き、将棋は武士・公家・僧侶ばか
今年もまた将棋界の挑戦者たちによる攻防が激し
りでなく町人の身分の男たちの間にも広がった。し
い。
それは女流王位戦にも及ぶ。
平成2
2年6月17日、
かし、将棋の駒の名称が漢字表現だったので、女性
清水市代王位(4
1歳)に対し、甲斐知美(2
7歳)が
たちには人気が湧かなかったとか。
挑戦し、徳島市内のホテルでの第4局(3勝1敗)
ところで、徳川幕府は武断政治から文治政治への
で、新女流王位(第2
1期戦)を取った。若手の登場
転換をはかる有力な方法としてか、茶道で茶頭の社
だ。
会的地位を認めたように、将棋師という社会的地位
さ どう
徳島のアマチュア将棋戦も盛んであり、小学生の
も認めた。実力のある将棋師たち数名に、数十石程
男女から老人まで攻防戦を楽しんでいる。したがっ
度の家禄を与え、生活を保障した。それは下級武士
て、将棋は、広い意味では、日本文化(趣味)の1
程度のものであったが、幕府公認の遊芸師の地位を
つであるといえようが、将棋は、どのくらい昔から
得たものだった。慶長12年(1
607)には、将棋師の
あったのか。将棋の源流地は、いったい、どこなの
本因坊算砂と大橋宗桂との対局があり、名人戦の原
か。
型が始まった。当時の名人位戦は世襲制で、将棋師
か ろく
ほんいんぼうさん さ
◆
おおはしそうけい
の間のみで争われ、家元制だった。
将棋の略史
第1世名人位は大橋宗桂が就位したのである。
将棋の源流はインド地方であろうといわれる。そ
◆
のインドから中国または東南アジアを経て、日本へ
徳島出身の将棋名人
輸入されたらしい将棋は、古くは、遣唐使たちなど
明治維新以後、四民平等の世の中となり、将棋師
が、その指し方技術とともに将棋盤等を持ち帰った
を支えた幕府権力等の背景がなくなった。しかし、
とも。それを日本人向きに、少しずつ改良してきた
町人等の間にもひろがった将棋はなくならず、一部
らしい。しかし、普及は貴族階級内に長くとどまっ
は賭将棋として非難されたりもしたが、明治時代以
かけ
げ こくじょう
たようだ。広く普及しはじめたのは下克上の時代に
後も大衆の楽しみとして存在し続けた。そして、名
入ってから。特に、戦国時代に入って、信長・秀吉・
人位戦は大橋家など特定の将棋師の家柄に限定され
家康ら戦国武将たちが好んで将棋を指したという。
ず、個人の実力本位の時代となり、制度上は家元制
それは、点茶の作法・茶釜・茶碗等の収集、南蛮伝
はなくなった。けれど、旧将棋師たちの実力はあな
来の宗教(キリシタン)等へ興味を示したのと同じ
どり難く、明治初中期の第11世名人は伊藤宗印(旧
ように、生活上の余裕が出てきて、それらが戦国時
家元の1人)が就任。名実共に実力本位といえるの
代の文化を形成しつつあったからであろうか。
は、第12世名人小野五平(徳島県出身)からであっ
そういん
お
の
ご へい
た。時に、明治31年(1
888)、小野68歳の老齢だっ
た。
小野は、後援者に推されて
名人位(終身制)を名乗った
が、異議を唱える者もいた。
小野の幼名は喜太郎。郷土
せんけんでん
史本の「徳島先賢伝」による
と、脇町(現美馬市脇町)の
き
ご
商人宿木五の息子で、天保2
年(1831)生まれ。少年のこ
ろは、宿の泊まり客を相手に
美馬市脇町のうだつの町並みに残る小野五平の生家
小野五平氏
(
「徳島先賢伝」
より)
将棋を楽しんだ。やがて、当時の都・京都に出て、
1
7
本格的に将棋の修業を始めた。プロの将棋の主流派
軍に抵抗したことで有名。維新後は明治政府の海軍
は、すでに江戸グループにあったわけであるが、京
卿等を歴任した人物。
都や大坂(阪)にも強豪がいたのである。後に、小
当初、榎本のほうは小野を知らず、がむしゃらに
野は江戸にも出て、幕府の将棋師たちとも勝負し
大胆に指したが、終了後、小野が名人位であること
き せい
あま の そう ふ
た。また、棋聖と称されていた天野宗歩の門弟とな
を紹介され、びっくり仰天の様子だったという。
って修業。明治維新後は、守旧派の人々ばかりでな
小野名人は終生の一世一代制だったため、約22年
く、開明派の福澤諭吉らとも交流し、支援を得てい
間も名人位を保持した。五平の墓は東京と脇町の両
た。
方にある。
名人位に就任したころのエピソードの1つとし
えのもとたけあき
て、小野は榎本武揚と将棋を指したことがあったら
!
"
8年中学校課程経済学教室卒 #
# 昭和2
# 徳島文理大学
#
$
%
しい。榎本は、元幕府海軍副総裁で函館五稜郭で官
エッセイ
草創期の恩師を偲んで
山
田
秀
雄
私たち学芸学部第一回生は平成2
2年4月に傘寿記
て男女15人位だったと思う。書割り無しの英語劇や
念の同窓会を持った。4
0名に近い学友がすでに他界
ミュージカルまがいのものもやったし、クリスマス
され、一同は粛然として黙祷を捧げた。
パーティなども貧しいながら徹夜で楽しんだ。
会の終りに一宮俊一君は「当時の先生方は誠に多
白石正雄先生の國語学では時折フランス語のニュ
士済済、我々は真に幸福な生徒であった」と述べら
アンスをはさんで下さるのも珍しく、後の橋本先生
れ、思い出す御名前を挙げてその面影を偲んだ。歩
によるフランス語の課外学習へとつながって行く。
くと床がぎしぎしと軋むような木造の旧兵舎の中で
その経済の橋本純二先生は慶応の御出身で、講座
教師と学生が一体となって励んだその昔。創業も又
派の内実にも詳しく、種々その秘話を語って下さっ
守成と同様容易ならざるものがあったことにも思い
た。又市場経済論で「ケインズ学派の口ぐせの"other
を馳せて頂きたいと思う。
things being equal"のようなずるい言い廻しにだま
ここでは思い出すままに、やや恣意的ながら先生
されちゃいかん」などと面白くおっしゃっていた。
方とそれにまつわる話題を挙げさせて頂きたいと思
我らが学部長鶴田常吉先生は、軌範文法や言語過
う。
程説とは趣きを異にする記述文法の雄としての、い
英語教室の蒲池正紀先生は県内切っての文化人で
わゆる「鶴田文法」に私たちはひそかな誇りを持っ
あられたが、どんな生徒の疑問にも葉書やメモ書き
ていた。
で応えて下さるような律儀な方でもあった。歌人で
心理学教室が発刊した雑誌「グループダイナミッ
もある先生の講義は難解ではあったが、その記述は
クス」や富本健輔先生の「ドイツ中世史」など何れ
華麗で奥深いものがあった。昭和2
6年郷里の大学へ
も学部が日本の学界において発信した偉大な功績で
移られる送別会の席上、教室の運営や学生の在り方
あって長く記憶に留めておかなければならないと思
について秋霜烈日の批判と教訓とを残されたのが強
う。
く印象に残っている。
その心理学の小田信夫先生は心理学史と概論とを
植野豊治先生は京大で哲学から英文学へ転科され
兼ねた形で講義を進められた。先生はレヴィンの形
たユニークな方で、庄町の御自宅では土日の時には
態学説に深く傾倒され、そのトポロジーに対応する
希望者のために講読会をされていた。勿論報酬など
ホドロジーの概念を導入したレヴィンの発想を更に
は全く無しの真剣なものであった。又教室の河野、
発展させ、新しいパラダイムとしてのトポ・ホド心
山口両君らが中心となり、植野先生や米國帰りの村
理学の構築を目指された。元来数学が御専門の先生
井道明先生、浅地昇先生、フィニン先生にも相手に
は行動の関数を偏微分方程式で示された。しかし
なって頂いて ESS を作った。他の学部からも集っ
我々は只唖然として黒板を見つめる丈であった。何
1
8
を以て変数とされたかは今となっては知る由もない
た。今風に言えば「継続は力なり」であろうか。す
が再検証の意味はあろうと思う。
べての先生方がこのようにいつも未熟な我々を励ま
数学といえば田村孝行先生も本学の誇る天才であ
して下さった。
られたが、私の如き落ちこぼれ組にも常に温い対応
食料さえ十分ではなかったあの困難な時代に、先
をして下さった。後に1
9
60年、カリフォルニア大学
生方から賜った学恩や思い出の数々はとてもここで
の教授として招聘され渡米された。
述べ切れるものではない。多くの友を失って、また
ややハイトーンで話される高坂正顕先生の集中講
越ゆべしとも思わざりし八十の坂を越えた今、まさ
義「生の哲学」は難解ではあったが、自由で深遠な
に命なりけりの心境である。私たちは今後とも我が
京大の正統派哲学を実感した。
渭水会の行く末と発展とを心静かに見守って行きた
教育学の粟津龍智先生は「量から質への転換」と
いと願っている。
いうことを常に言われた。橋本純二先生は「語学は
(昭和2
8年中学校課程音楽教室卒)
7年間の努力があればものになる」とおっしゃっ
関東びざん会
2年に1回開催されている徳島大学同窓会連合会関東地区交流会(関東びざん会)の第2回
交流会が平成2
2年1
0月2日(土)午後4時から「倶楽部 PASONA −表参道−」で開催され
ました。徳島大学から香川
征学長と3人の理事が出席され、7支部の役員と会員が合計で49
人、そして事務局から3人が出席されました。
学長の挨拶の中で、改修された各学部の施設の紹介があり、発展しつつある徳島大学の姿を
印象づけられました。続いて各同窓会の挨拶があり、渭水会からは都内世田谷在住の福家恭子
様が挨拶されました。その後、理事の紹介があり、懇親会へと進みました。懇親会の中で総合
科学部教授・宮澤一人先生が楽譜化された「徳島大学の歌」がパソナミュージックメイトによ
り演奏され、和やかな雰囲気の中、6時過ぎに閉会しました。
渭水会の参加者
竹原真寿子(昭和3
2年卒)
、野田
章子(昭和32年卒)、福家
濱田
良枝(昭和63年卒)
治良(昭和4
6年卒)
、福家
1
9
恭子(昭和32年卒)、
助 成 事 業
平成2
1年度
渭水会幼稚園部会報告
清
水
扶
美
渭水会幼稚園部会が、平成2
1年1
0月2
4日(土)午
それは、なんてすばらしいことでしょう。まるで
後に鳴門教育大学附属幼稚園でありました。来年
私達が日々接している無限の可能性を秘めた幼児
度、第4
1回中国・四国音楽教育研究大会が、徳島で
の心や体のようだと思いました。私も少しでもそ
開催されます。徳島市内の幼稚園で公開保育等があ
うありたいと思います。
り、それに向けて全園で音楽教育について研究を進
お話を聞いたり、頃安先生のしなやかでとても柔
めているところなので、よい研修の機会となりまし
らかく、自然な動きを目の当たりに見て、驚くと共
た。鳴門教育大学芸術系コース
(音楽)
教授
頃安利
にとても感動しました。実技をしながら、自分の体
秀先生を講師としてお迎えし、
「からだと声」につ
が十分動かないことに気付き、先生の動きとは全く
いてご講演いただくとともに実技講習もありました。
違うことを感じながら、それでも少しでも近づきた
頃安利秀先生については、鳴門教育大学公開講座
いと一人一人が努力した貴重な経験でした。体を柔
の「楽しい歌唱教室」を見て憧れておりました。先
らかくして、不要な力を抜き、重力にまかせて自然
生がご指導された、附属幼稚園「みどり会」保護者
体にしていくことで、先生のように体から声が美し
のコーラスを聴かせてもらう機会には感動した経験
く響くのだと気付かされました。
もあって、楽しみにしておりました。須見会長さん
その後、先生のご指導で「もみじ」の曲を皆で声
の講師紹介の後、頃安先生から、恩師の野口三千三
を合わせて歌いました。おかげで、久しぶりに生徒
先生のことや、身体感覚についてのお話と模範実技
になって、音楽的な雰囲気の中で楽しく歌うことが
を見せてくださいました。続いて私も先生のご指導
できました。終りには、先生のすばらしい、そして
のもとに動きをまねたり、自分の体をほぐしなが
美しいテノールの歌を聴かせていただき、心から酔
ら、柔らかい動きになるように努めました。お話の
い豊かな気持ちに溢れ、幸せなひとときでした。
「子
内容を一部紹介させていただきます。
ども達が、よい声を出すには」という質問には、先
○「頑張る」ことと「力を抜く」こと
頑なに頑張
生から「小さい子ども程、動きながら歌ってみる、
るのではなく、力を抜くことで、次に全力投球で
ダンスをしながら歌うこと」等を教えていただきま
できる。
「次の瞬間新しく働くことのできる筋肉
した。最後にお礼のことばを森口照代先生が、私達
は、今休んでいる筋肉である。今休んでいる筋肉
の気持ちを十分に表現してお話くださいました。
が多いほど、次の瞬間の可能性は豊かである。
」
これからもこの貴重なお話や実技の経験を毎日の
このお話は、とても印象的でした。他の場面でも
子ども達との生活の中で、研究大会に向けての実践
大事を控えた時等、物事にあたる時もこの考え方
の中で、また実生活でも生かしていきたいと考えて
の大切さを感じました。
います。
○柔らかさとは
「次の瞬間の変化の可能性の豊か
(昭和4
8年幼稚園課程卒)
さ自由さである。
」体の柔らかさ、心の柔らかさ
2
0
助 成 事 業
過去を語り、古郷を話し、地域の文化に触れる夢多き徳友会
片
山
武
昭和2
5年に徳大に入学、近畿在住の同窓生により
幹事に当たられた方々によって、その地域の文化を
組織し、年に1度の集いをもち、過去に思いを巡ら
ご紹介頂き、時には、その文化に触れる機会に恵ま
し、古郷を語り、現況を話し合う1
6名の会、名付け
れる事は、会員の共通した楽しみの一つにもなって
て徳友会という。
いる。
会として存在するからには、簡単な会則を設け、
例えば、前回は幹事が京都の榎先生であった関係
1名の会長と2名の幹事を決め、会の運営は当番幹
で、集合は JR 京都駅、会場は京都駅に隣接してい
事2名により企画・運営全てを担当、幹事に当たる
る伊勢丹の中国料理店で開催、素晴らしい中国料理
2名は、ローティションを組み、全ての会員が幹事
に舌鼓みをうち、会食後は京都タワーに案内され、
役を引き受ける仕組である。
我々関西に住む者にとってみれば、京都タワーはま
現在、我々会員全て喜寿を終え、やがて8
0歳に手
さに近い存在である。従って、何時でも行く事がで
が届こうとしている。年に1度のこの会合は、まさ
きる。また、見る事ができるとの思いとは裏腹に、
に、自己の健康な姿と存在感を示す唯一絶好の機会
意外と近くのものを知ることや触れる事も少なく、
ともなり、集まれば学生時代の話題に花が咲き、過
灯台下暗しとの印象は否めないものがあり、京都タ
去を語りあう姿・状況は、時として口角泡を飛ば
ワーの案内は、古い歴史の価値観と、新しい京都を
し、時間の経過も忘れさせられる事もしばしばであ
知る上にも大変良い企画であった。
る。
このように、幹事の計らいで、地域の文化に触れ
先日、徳友会の会員である岡崎スミヱ先生が、や
ることができるのも、我々会員の夢の一つでもあ
はり徳島市内で開催された我々同僚の同窓会に参加
り、徳友会の特徴でもある。
され、その時の状況から岡崎先生は、
「徳島で参加
今回の会合は、岡、片山が当番幹事を引き受け、
されていた徳島在住の方と比べ、大阪在住の徳友会
大阪梅田の中心、阪急ホテル地下1階、モンスレー
の会員の方々が、ずっと活力を感じ、元気に満ち溢
(フランス料理店)で開催、研修会終了後は、フラ
れている。
」と話された事が、私の脳裏に強く刻み
ンス料理を堪能して頂き、終了後は、モンスレーよ
込まれている。何れにせよ徳島に在住の同窓生も、
り土産としてフランスパンを頂き、各自帰路につい
我々大阪の徳友会の会員も、皆ひとしく、後期高齢
た。
者に属している年齢である。では、何故徳友会の会
古郷のあることは素晴らしい、我々の古郷は徳島
員は活力があり、元気が感じられるのだろう、それ
であり、同時に、徳島大学は我々の第二の古郷と言
は、徳島だから、大阪だからではなく、徳島も大阪
えるものである。この立派な古郷を子供や孫たちに
も変わるものではない。ゆあば、心の持ち方、ちょ
伝えるためにも、我々ひとりひとりが健康に留意
っとした考え方、或いは、自己のもつ活動力、更に、
し、確かな思考力、活力のある行動力を平素から心
周囲より与えられる刺激等々、自己の生活環境によ
掛けておかねばならないと考えるのは、私一人なん
る影響も大きく左右するのではないかと私自身は感
だろうか。
じている。
(昭和3
0年中学校課程保健体育教室卒)
さて、今回の会合も、研修の一環として、
会則にも明記の通り、親睦も兼ね実施、とり
わけ今回は、会長の岡田先生による、詩を創
る心についてお話を頂き、当日、我々も一句
を創り、作詩した心情を語り、岡田先生より
ご指導を頂いた。平素は、脳の鍛練も疎かに
なっている昨今、時にはこうした刺激も、脳
の活性化と思考力の涵養に必要ではないかと
の思いで実施したものである。
更に、この会の素晴らしさは、会員の居住
地域が、兵庫県(1市・1郡)、大阪府(9
市)
、京都府(2市)の3府県にまたがり、
徳友会 平成2
1年1
0月1
6日 新阪急ホテルモンスレー
2
1
助 成 事 業
私の初心俳句(研修資料)
岡
田
忠
人は、思考力を働かせ心と行動で生きています。
"
対象と真剣に取り組む心。
皆さんもそれぞれ自分の健康管理や生涯学習にいろ
#
個から全体像が読み取れる句になるよう対象
いろと頑張っている生活ぶりで何時も学んでいま
を見る事(心)が大切。
す。
私も呆け防止の助けにと思い俳句に親しむよう努
力しています。手習いの甘さで未だ俳句まで力は届
$
句に新鮮さと創像性を生み出す心。
%
作句し続ける心が大切。
3、句の構成(五七五)とその心掛け
きませんが、今後も取り組んでいきたく心組みして
!
います。
今回の徳友会の研修にあたり私の初心俳句の一端
二句一章(五−七五・五七−五の形)・一句
一章の形・句またがり
を述べご教示をお願いするものです。
1、俳句の心とは、どんな状態なのか作句を通し考
"
字余り、字足らずはできるだけ避ける。
#
一句に季語は一つ、季重なりの場合中心の季
語の補助的な季語はよい。
えて見ます。
$
! 生活の中で感動した事を俳句に表現する心
一句に動詞は一つがよい。然し二つの句もあ
り。
%
※感動とは、美しいとか驚き新しい発見、願
望とかの心の動き
一句に切字(例えば「や」「かな」「けり」…
…)は一つ。
" 日常生活の中での出来事を見逃さずキャッチ
私の愚作を俳句結社「河内野」の俳句月刊誌に毎
する心掛けが大切。
# 四季の移り変わりの中で自然、人事の事に目
月投句しています。また、退職者会の俳句会に月一
を向け観察する心が大切。
回行っています。次の句は、私の拙句です。
$ 物を見る心で感性の働きが問われる。感性と
は一口で表現しにくいが、外界の刺激に応じて
春
白木蓮つぼみ上向き空突きて
感覚・知覚を生ずる感覚器官の感受性。
夏
風鈴の音のみ聞ゆ夕庇
秋
団栗の落つ音響き芭蕉句碑
冬
風花や路地の風染め地に消えし
% 作者の真心が大切。
2、作句する上での心の持ち方の留意点
! 一点に集中して作句する心。
(昭和2
7年小学校課程卒)
平成2
2年度
渭水会幼稚園部会研修報告
森
口
照
代
恒例となっている幼稚園部会を、平成2
2年9月25
きめかせ、教育実習を受けた懐かしの学舎に集まり
日に鳴門教育大学附属幼稚園の遊戯室で行いまし
ました。親鳥のもとに帰ってきて、ほっとするよう
た。渭水会の助成事業を受け、会場設営から講師先
な安心感がもてる場所で学ぶことができました。こ
生との交渉等のすべてを超多忙を極めている附属幼
れも偏に近藤慶子園長先生のお蔭と、会員一同、感
稚園の先生方のお世話のもと、開催となりました。
謝いたしました。
そのお蔭で県下各地から久しぶりの出会いに心と
幼稚園部会の会員は団塊世代の退職もあり、ここ
2
2
助 成 事 業
数年で人数が大幅に減っています。今回、幼稚園部
た。「学校の先生、教師はすごいなぁ」と、心底思
会を開催するにあたり、大学は地域貢献が求められ
ったと話され、開口から「先生はすごい、すごい」
ているとのこともあり、幼稚園教育にかかわってい
と自信喪失気味の教師にやる気と誇りを与えてくれ
る教員にも広く参加の呼びかけをしたところ、会員
ました。「塞翁が馬」のお話やジョージ・ケリング
も含めて4
0人ほどの幼稚園教員が集まり、和やかに
博士の割れ窓理論も印象深いお話でした。常に自己
賑やかに会が進められました。
をみつめて自分を磨き、自分を伸ばし続ける人であ
講師先生は、渭水会の会員であり、現徳島市教育
ってほしいとの言葉に、教師としての熱い情熱を燃
委員会教育長の石井博先生にお願いをし、御講話を
えたぎらせることを再確認しあう研修会となりまし
いただきました。
「教育の目指すもの」
との演題で、
た。
30数年間教育現場で仕事をしてきた中から、あるい
最後に、次年度の幼稚園部会長の閉会の言葉があ
はご自身の幼少期の思い出などから私どもへ贈る言
り、次年度の再会を楽しみに懐かしの附属幼稚園を
葉として、お人柄の滲み出るような教育者としての
後にしました。
!
"
8年幼稚園課程卒#
#昭和4
#徳島市立千松幼稚園長#
$
%
思いを切々と語っていただきました。
教育長就任に際して、4
0数年前の小学校6年の担
任からお祝いの葉書を頂いたことから話されまし
高校・特別支援学校部会総会並びに講演会
部会長
毛
利
久
康
平成2
0年5月に、渭水会会則が改正され、
「支部
本会の会員は、昭和50年卒から昭和56年卒までの
をおくことができる」が削除されました。それを受
各年度の会員数が、一桁台で少ない状況です。その
けて私どもの支部は、
役員会、
総会で相談した結果、
世代の14人の方に副会長、監事に就任いただき、会
昨年度より本会の名称を「高校支部」から「高校・
の活動をご理解いただいています。
特別支援学校部会」と改め、組織は維持することと
また、今回の講演会には、大学からも講演会に5
しました。また、平成7年度より支部「一般の部」
名の学生の皆さんも参加して下さいました。
に所属されておられました顧問の皆様に、支部「一
そして全体で、顧問10名、現職教員30名、講師同
般の部」の廃止に伴い、再度本部会への参加をお願
級生4名、学生5名の49名の方が参加して下さいま
いしています。
した。
会費は、部会の運営経費上特に必要が生じれば、
今後とも、顧問の先輩の方から大学で学ぶ学生の
協議の上徴収を決めるとし、今年度も引き続き集金
皆さんまで、各世代の幅広い参加をお願いいたしま
をしないことにしております。
す。
そして大学渭水会本部の「渭水会助成事業」から
また、今回は講演会の講師について、元小学校支
助成金をいただき、
講演会等の費用としております。
部の会員の方々に大変お世話になりました。懇親会
親睦・交流については、参加者負担を原則として
には、4名の方が出席いただき、校種を追えて親交
実施しております。
を深める機会になりました。
2
3
助 成 事 業
将来的には、渭水会の学校教育部会への拡がりも
いた呉人が東シナ海に押し出され、長安の文明、
あるのかなと感じられた時間でした。
朝鮮半島の膨大な鉄資源、日本列島の金、銀、
銅、水銀(朱)鉱床、長江下流の膨大な食糧を
総会・講演会・懇親会
輸送する黄海文明圏を造った。その中心に居た
日 時 平成2
2年1
0月2日(土)
のが倭寇である。やがて渡来人は中国文明圏へ
1
5時より2
0時まで
場
所
講演会
の復帰を断念し、本州東部へ政権を拡大した。
ホテルグランドパレス徳島
講師:丸山茂徳氏
平成22年度役員
東京工業大学大学院教授
顧
問
春藤
孝雄
平尾
隆信
東明
省三
「地球温暖化論に騙されるな」の著者
林
啓介
仲尾
衛
後藤
忠雄
徳島大学教育学部地学教室
出葉
秀樹
住友
一郎
清兼
正志
松田
弘
(以上
総会等にご出席)他66名
S4
7卒業
講演会講師の講演関連研究紹介
「日本人漢民族説と日本国家の誕生」
会
目的
副会長
毛利
久康
乾
初枝
冨田
充宏
冨樫
敏彦
吉田
千壽
美馬
恒子
田村
公子
井上
薫
高砂
敏文
加藤
賢治
露口
幾也
下浦
忠雄
近藤
春江
世界史は気候変動に支配されてきた。文明の
吉野
勝裕
東條
浩士
飯田ひとみ
興隆は資源、取分け鉄の鉱床が大きな役割を担
井上
ツヤ
林
博子
山村
晃
った。過去3
00
0年間で最大規模の寒冷化が280
0
松山
隆博
村岡
直美
山村
啓冶
年前におき、それが黄河下流の周帝国を滅ぼ
竹内
圭三
上野
清文
中内
貴文
日本人の起源と古代国家成立までの歴史を探
長
計7
6名
る
手法 !過去気候変動"鉱床#古代人骨と DNA な
ど
結果
幹
し、民族の玉突き移動が始まり、長江下流に住
事
事務局
城東高等学校 088−6
53−9
111
んでいた稲作農耕民であった呉人の北九州への
松山
隆博
移動の原因となった。以降、周期的に起きた寒
白草
淳
次期会長
冷化が漢民族の移動(4−5世紀の寒冷化は漢
民族1
00万人が長江下流に集団移住した)を起
こした。長江流域で船の輸送技術を発展させて
加藤
神原
弘
賢治(板野支援学校校長)
悦子
$
%
9年中学校課程物理学教室卒&
&昭和4
&城東高等学校
&
'
(
徳島大学渭水会 高校・特別支援学校部会 平成2
2年1
0月2日 於 グランドパレス徳島
2
4
藤本
渭
平成2
2年度
水
会
4
徳島大学渭水会第2
4回総会は、6月5日(土)午
総
会
平成2
2年度事業計画(案)
後2時より総合科学部1号館第一会議室にて開催さ
会報:渭水会会報第39号(H22.
10月)発行予定。
れました。
終身会員募集:今年度も継続。
井内孝幸会長、石川榮作学部長のご挨拶、出席者
助成事業
5
の自己紹介のあと議事の審議が進められ、議案は、
平成2
1年度予算(案)
すべて原案通り承認されましたので報告いたします。
原案通り承認。
6
議事の概要
その他
1 平成21年度事業報告
平成22年度
会報:渭水会会報第38号(H2
1.
1
0月)10,
00
0
1.開
部発行。
3.学部長挨拶
1.渭水会高校・特別支援学校部会(総会・
4.議
講演・懇親会)
事
"
平成21年度事業報告
#
平成21年度決算報告
$
平成21年度監査報告
%
役員改選
&
平成22年度事業計画(案)
'
平成22年度予算(案)
(
その他
5.閉
会
2.徳友会(講演・懇親会)
3.渭水会幼稚園部会(研修会)
2 平成21年度決算報告・監査報告
原案通り承認。
役員改選
次期役員(H2
2.
23年)を選出。
平成2
2年度
会
2.会 長 挨 拶
助成事業:承認
3
徳島大学渭水会総会次第
徳島大学渭水会役員
顧
問
井
会
長
佐
副 会 長
毛
監
事
佐
理 事 長 ○濱
理
事
岩
大
○川
○佐
藤
○吉
事務分掌
総 務
大
広 報
内
*濱
会 計 *近
事務局
近
内
藤
利
藤
田
崎
宮
野
藤
川
森
宮
海
田
藤
藤
孝
昌
章
幸
勉
康
忠
良
佳
恵
二
勉
子
夫
俊
千
治
善
隆
恵
種
良
浩
子
久
義
治
里
俊
卓
S2
8
S4
5
S4
9
S3
3
S4
6
H1
3
S4
7
S5
5
S4
5
S6
0
S3
3
金
大
吉
藤
石
川
榮
作(学部長)
吉
一
森
宮
章
大
夫 S3
3
近
城(事務長)
藤
隆
内
○金
○近
佐
○毛
海
西
藤
野
利
千
計
隆
勝
久
種
英
子
徳
康
井
崎
藤
内
口
美弥子
良 行
善 浩
康 之
照 代
西
井
森
川
計 英
美弥子
章 夫
昌 子
H1
2
S6
1
S4
5
S4
2
S4
9
*河
川
崎
野
○大
○河
○近
田
森
良
卓
子
S4
5
H1
S3
3
S3
4
H5
S4
8
!常任理事
行
二
*代表者
2
5
卒業年別評議員
卒業年
氏
名
課程
卒業年
氏
名
課程
卒業年
氏
S7
遠
藤
公(男師本科)
糸
谷
安
雄(4
中)
森
8
増
田
トヨ子(女師本科)
4
0 浜
尾
巧
久(4
小)
6
3 松
隆
男(男師本科)
中
村
博
彦(4
中)
1
4 吉
田
幸
子(女師本科)
4
1 石
川
和
幸(4
小)
1
5 岡
田
嘉
行(男師本科)
瀬
戸
正
義(4
中)
1
6 木
内
富
枝(女師本科)
4
2 板
東
秀
則(4
小)
1
7 !
本
槙
雄(男師本科)
住
友
雄一郎(4
中)
田
村
千恵子(女師本科)
4
3 田
中
茂
子(養護教員)
1
8 井
関
岩
1
3 森
1
9 浜
重
美(男師本科)
朝
晃
男(4
小)
幸
雄(師
男)
4
4 久次米
尚
武(4
小)
正
久(4
小)
村
上
綾
子(師
女)
柿
本
2
0 桶
川
英
一(師
男)
4
5 八
木
美
枝(養成所)
古
森
成
子(師
女)
村
上
富
子(
2
1 長
谷
矢寿子(師
女)
4
6 細
岡
はるみ(養成所)
敏
幼
)
田
中
子(師
女)
嵩
原
彰(4
小)
2
2 岩
丸
定(師
男)
4
7 細
川
和
昭(4
中)
2
3 谷
口
修(師
男)
近
藤
聡
子(
岡
村
生
代(師
女)
4
8 佐
藤
文
子(4
中)
純
一(師
2
4 乾
2
5 中
島
磯
田
正
2
6 磐
崎
善
2
7 山
上
石
田
2
8 篠
小
2
9 !
原
幼
)
H1
2
3
永
名
課程
浩
子(養護学教員)
健
治(4
小)
天
部
剛(4
中)
河
野
輝
江(4
小)
木
野
好
宏(総
科)
藤
本
普
後藤田
史(総
科)
純(総
科)
一
鷹
栄
子(総
科)
櫻
田
憲
司(総
科)
小
川
亜希子(総
科)
5
田
内
康
科)
益
田
英
栄(総
科)
6
尾
"
真
一(総
科)
板
東
恭
代(総
科)
梶
浦
智
子(総
科)
森
本
亜希子(総
科)
植
田
紀
子(総
科)
久
美(総
科)
4
7
8
浜
9
彰
之(総
男)
島
村
眞里子(4
小)
長
町
子(総
科)
護(師本科)
4
9 三
原
博
志(4
中)
西
上
豊(総
科)
江(師本科)
石
井
博(4
中)
1
0 漆
原
良(総
科)
貞(青
師)
5
0 林
加代子(4
小)
山
田
直
子(総
科)
馨(2
小)
下
浦
忠
雄(4
中)
1
1 小
森
淳
子(総
科)
高
一(2
中)
5
1 中
野
健
次(4
小)
岸
本
幸
子(総
科)
野
竹
秀(4
小)
森
真
美(4
中)
1
2 森
琢
巳(総
科)
泉
周
臣(4
中)
5
2 高
橋
悟(4
小)
石
田
愛(総
科)
敏(4
小)
高
橋
博
義(4
中)
1
3 生
藤
健
介(総
科)
東
明
3
0 天
羽
河
野
3
1 坂
東
三(4
小)
5
3 坂
東
笑
子(4
小)
大
塚
恵
介(総
科)
勇(4
小)
安
藤
久
子(養成所)
1
4 川
野
範
子(総
科)
睦
也(4
中)
5
4 鎌
田
かおる(
)
松
尾
光
子(総
科)
昭
雄(2
小)
森
田
茂(4
中)
1
5 川
島
歩(総
科)
有
省
看
喜(4
中)
5
5 石
川
京
子(4
小)
松
尾
強(総
科)
3
2 桝
田
務(4
中)
冨
樫
敏
彦(4
中)
1
6 三
浦
由
佳(総
科)
横
山
正(4
中)
5
6 西
岡
千衣美(4
小)
圓
乗
仁
見(総
科)
3
3 岩
見
宏
康(4
小)
松
山
隆
博(4
中)
1
7 中
川
智香子(総
科)
露
口
玲
子(4
中)
5
7 久
米
清
章(4
中)
柿
田
明
梨(総
科)
3
4 西
谷
靖(4
小)
新
居
誠
司(4
中)
1
8 福
井
小
織(総
科)
教)
1
9 遠
藤
誠
一(総
科)
)
岩
崎
初
美(総
科)
文(4
小)
2
0 池
田
麻
乃(総
科)
里
野
口
治
実(4
中)
5
8 藤
本
玲
子(養
3
5 増
田
泰
広(4小中)
吉
永
純
子(
吉
田
善
夫(4
中)
5
9 新
居
3
6 安
富
幸
彦(4
小)
鈴
江
仁(4
中)
松
花
文
太(総
科)
岩
朝
隆
雄(4
中)
6
0 豊
田
美
紀(4
小)
2
1 西
山
剛
司(総
科)
3
7 岩
佐
雅
敏(4
小)
藤
岡
秀
行(4
小)
岩
浅
沙
織(総
科)
3
8 近
清
信
章(4
小)
6
1 曽我部
裕
司(4
中)
2
2 山
口
真
幸(総
科)
糸田川
有
信(4
小)
森
寿
美(
)
近
藤
静
香(総
科)
洋
郎(4
小)
6
2 宇
3
9 泉
民
としえ(4
2
6
看
幼
中)
決
平成2
1年度
算
書
一般会計
収
入
費
目
予
前 年 度 繰 越
会
費
!
会
費
"
雑
収
入
計
支
算
額
決
2,
6
0
9,
9
3
9円
8,
2
5
0,
0
0
0
4
0,
5
0
0
5,
0
0
0
1
0,
9
0
5,
4
3
9
算
額
2,
6
0
9,
9
3
9円
9,
3
0
0,
0
0
0
4
0,
5
0
0
4
9
1,
7
3
9
備
考
3
0,
0
0
0円×3
1
0人
利息 2,
080円 支部援助費返還 486,
159円 名簿 3,
500円
1
2,
4
4
2,
1
7
8
出
費
目
予
算
額
3
0
0,
0
0
0円
4
5
0,
0
0
0
1
0
0,
0
0
0
3,
0
0
0,
0
0
0
3
0
0,
0
0
0
1
8
0,
0
0
0
1
0
0,
0
0
0
3
5
0,
0
0
0
5
0,
0
0
0
1,
2
8
0,
0
0
0
1
0
0,
0
0
0
6
9
5,
4
3
9
4,
0
0
0,
0
00
事
業
費
総会及会 議 費
旅
費
会 報 作 成 費
学 部 援 助 費
入会記念品作成費
慶
弔
費
事
務
費
通
信
費
人
件
費
雑
費
予
備
費
運営基金積立金
算
額
1
3
3,
4
2
0円
3
2
1,
1
4
4
3
1,
5
2
0
2,
0
0
2,
9
3
5
3
0
0,
0
0
0
2
1
6,
0
0
0
8
1,
9
4
1
3
0
2,
1
2
6
1
5,
0
0
0
1,
2
8
0,
0
0
0
1
4
5,
5
7
0
0
6,
0
0
0,
0
0
0
1
0,
9
0
5,
4
3
9
1
0,
8
2
9,
6
5
6
1,
6
1
2,
5
2
2
1
0,
9
0
5,
4
3
9
1
2,
4
4
2,
1
7
8
次 年 度 繰 越
計
決
過(△)
不足額
備
考
1
6
6,
5
8
0円
1
2
8,
8
5
6
6
8,
4
8
0
9
9
7,
0
6
5
0
△3
6,
0
0
0
1
8,
0
5
9
4
7,
8
7
4
3
5,
0
0
0
0
△4
5,
5
7
0
6
9
5,
4
3
9
2,
0
0
0,
0
0
0
各費目は相互に流用して差し支えないものとする
特別会計
収
入
費
目
前 年 度 繰 越
運営基金積立金
預 金 利 息
計
支
予
算
額
決
算
額
1
1
8,
9
5
8,
3
1
2円
4,
0
0
0,
0
0
0
9
1
0,
0
0
0
1
1
8,
9
5
8,
3
1
2円
6,
0
0
0,
0
0
0
9
1
7,
1
7
6
1
2
3,
8
6
8,
3
1
2
1
2
5,
8
7
6,
4
8
8
予
決
備
考
備
考
出
費
目
算
額
算
額
計
会計監査の結果適正であることを認めます。
平成2
2年5月1
9日
2
7
監
事
佐
藤
義
忠
監
事
一
宮
大
城
予
平成2
2年度
算
書(案)
一般会計
収
入
費
目
予
前 年 度 繰 越
会
費
!
会
費
"
雑
収
入
額
備
1,
6
1
2,
5
2
2円
8,
2
5
0,
0
0
0
4
0,
5
0
0
2,
0
0
0
計
支
算
考
3
0,
0
0
0円×2
7
5人 入学生終身会費(学部2
6
5人、大学院1
0人)
1
3,
5
0
0円×3人 一般・県内現職教員終身会費
預金利息等
9,
9
0
5,
0
2
2
出
費
予
目
H
2
1
3
0
0,
0
0
0円
4
5
0,
0
0
0
1
0
0,
0
0
0
3,
0
0
0,
0
0
0
3
0
0,
0
0
0
1
8
0,
0
0
0
1
0
0,
0
0
0
3
5
0,
0
0
0
1,
2
8
0,
0
0
0
5
0,
0
0
0
1
0
0,
0
0
0
6
9
5,
4
3
9
4,
0
0
0,
0
0
0
事
業
費
総会及会 議 費
旅
費
会 報 作 成 費
学 部 援 助 費
入会記念品作成費
慶
弔
費
事
務
費
人
件
費
通
信
費
雑
費
予
備
費
運営基金積立金
計
算
1
0,
9
0
5,
4
3
9
額
H
増
2
2
3
0
0,
0
0
0円
4
5
0,
0
0
0
1
0
0,
0
0
0
3,
0
0
0,
0
0
0
3
0
0,
0
0
0
2
3
0,
0
0
0
1
0
0,
0
0
0
3
5
0,
0
0
0
1,
2
8
0,
0
0
0
5
0,
0
0
0
1
0
0,
0
0
0
6
4
5,
0
2
2
3,
0
0
0,
0
0
0
減
額
0
0
0
0
0
5
0,
0
0
0
0
0
0
0
0
△5
0,
4
1
7
△1,
0
0
0,
0
0
0
備
特別会計へ繰り入れ
9,
9
0
5,
0
2
2
各費目は相互に流用して差し支えないものとする
特別会計
収
入
費
目
前 年 度 繰 越
運営基金積立金
預 金 利 息
計
支
予
算
額
備
考
備
考
1
2
5,
8
7
6,
4
8
8円
3,
0
0
0,
0
0
0
8
9
0,
0
0
0
1
2
9,
7
6
6,
4
8
8
出
費
目
予
算
額
計
2
8
考
徳 島 大 学 渭 水 会 会 則
第1章
名
称
第1条 本会は徳島大学渭水会と称し、事務所を徳島大学総合科
学部内におく。
第2章
目
的
第2条 本会は会員相互の友誼を永遠に保持し、会員と母校との
連絡を密にし母校の発展に寄与することを目的とする。
第3章
事
業
第3条 本会は次の事業を行う。
1 母校との連絡および母校の振興に関する事業
2 会誌および会員名簿の発行
3 会員の親睦、互助に関する事業
4 その他必要と認める事業
第4章
会
員
第4条 本会の会員は次の3種とする。
1 正会員
一 徳島大学総合科学部卒業生
二 徳島大学教育学部卒業生
三 徳島大学学芸学部卒業生
四 徳島師範学校卒業生
五 徳島青年師範学校卒業生
六 徳島県師範学校卒業生
七 徳島県女子師範学校卒業生
八 徳島県立青年学校教員養成所卒業生
九 徳島県立実業補習学校教員養成所卒業生
十 前各号に付設された教員養成の講習所修了生
十
徳島大学養護教諭養成所卒業生
一
十
徳島大学養護教員養成課程および徳島大学養護教諭特別
二
別科修了生
十
徳島大学教育専攻科修了生
三
十
徳島大学大学院人間・自然環境研究科修了生
四
十
徳島大学大学院総合科学教育部修了生
五
2 学生会員
一 徳島大学総合科学部学生
二 徳島大学大学院人間・自然環境研究科院生
三 徳島大学大学院総合科学教育部院生
3 特別会員
一 徳島大学総合科学部の教職員
二 第一項各号の教職員であった者
三 本会に功労のある者
第5章
役
員
第5条 本会に次の役員をおく。
会
長
1 名
副 会 長
若干名
理 事 長
1 名
常任理事
若干名
理
事
若干名
評 議 員
若干名
監
事
若干名
顧
問 顧問は必要に応じ総会または理事会の推薦によりお
くことができる。
第6条 本会の役員は正会員および特別会員より選出するものと
する。
第7条 役員の選出法を次のとおり定める。
会長は理事会で推薦し総会において選出する。
副会長は会長の推薦により総会において選出する。
理事長は理事の互選による。
常任理事は理事より互選する。
理事は正会員とする。
なお、
学内正会員を必ず含むものとする。
評議員は、各卒業年度2名以内を選出する。
監事は総会において選出する。
第8条 会長は本会を代表し会務を総理する。
副会長は会長を補佐し会長事故ある時、その代理をする。
理事長は理事会を主宰する。
理事および常任理事は会務を掌る。
監事は本会の会計を監査する。
評議員は本会の重要事項を審議する。
顧問は会長の諮問に応ずる。
第9条 本会の役員の任期は2ヵ年とする。ただし、再任を妨げ
ない。
第1
0条 本会役員に欠員を生じた際は後任を選出することができ
る。ただし、その任期は前任者の残任期間とする。
第6章
会議および総会
第1
1条 本会は毎年1回総会を開くものとする。ただし、評議員
会をもって総会にかえることができる。
総会は会長が招集する。
第1
2条 総会における議決事項を次のとおり定める。
1 予算および決算
2 役員の選出
3 会則の改正
4 その他本会の重要な事項
第1
3条 評議員会は毎年1回以上開くものとする。
評議員会は会長が招集する。
第1
4条 評議員会における審議事項を次のとおり定める。
1 予算および決算
2 理事の選出
3 理事会提出の議案
4 その他必要と認める事項
第1
5条 理事会および常任理事会は必要に応じ理事長が招集す
る。
第1
6条 理事会における協議事項を次のとおり定める。
1 総会および評議員会に提出する議案
2 会誌および会員名簿の発行
3 その他本会の運営に関すること
第7章
会
計
第1
7条 本会の経費は会員の入会金・会費・寄附金およびその他
の収入をもってあてる。
第1
8条 会費を次のとおり定める。
1 終身会費は3
0,
0
0
0円とする。学生会員は入学のとき、入会
金および終身会費として3
0,
0
0
0円を納入する。
2 昭和5
4年4月以前の入学生の終身会費の額は別に定める。
第1
9条 一たん納入した会費は返却しない。
第2
0条 決算は監事の監査を受けて総会の承認を求める。
第2
1条 本会の会計年度は毎年4月1日より始まり翌年3月3
1日
に終る。
第8章
会則の改正
第2
2条 本会会則の改廃は総会において出席会員の過半数の賛成
を得て成立する。
附
則
! 徳島大学教育学部の総合科学部への改組にともない、教育学
部同窓会は昭和6
0年6月2
4日の役員会において、昭和6
1年4月
より徳島大学渭水会と改称。徳島大学教育学部同窓会会則を徳
島大学渭水会会則に改正。昭和6
1年4月2
2日から施行する。
" 平成5年7月3日
教育学部廃止にともない関係条文を削除する。
# 平成6年7月2日
大学院人間・自然環境研究科(修士課程)設置にともない関
係条文を挿入し、平成6年4月1日から適用する。
$ 平成7年7月1
5日
一部改正、平成9年4月1日から適用する。
1条・第8章
(第5章 第7条・第7章 第1
8、1
9、2
0、2
第2
2条・第9章 第2
5条)
% 平成1
3年6月2日
一部改正、平成1
3年6月2日から適用する。
(第5章 第7条)
& 平成1
4年5月2
5日
一部改正、平成1
4年5月2
5日から適用する。
(関西支部新設のため)
(第8章 第2
2条1)
' 平成2
0年5月3
1日
支部廃止にともない関係条文を削除する。
( 平成2
1年6月6日
大学院総合科学教育部(博士前期・後期課程)設置にともな
い関係条文を挿入し、平成2
1年4月1日から適用する。
2
9
平成2
1年度卒業生名簿
人間社会学科
アジア研究コース
伊原麻理子
磯山ひかり
王
山田那奈子
市原
東渕
愛
久米晋太郎
左
金敏
山口
松浦あゆ美
清水
雄介
西野
洋史
張
福良真依子
堀
善雄
六車
直也
眞野
睦子
咲子
鐘偉
美穂
!
欧米言語コース
横田
史絵
光山佳那恵
坂本
悠
三谷
麻友
山口
真幸
山中
理沙
瀬尾
直弘
清水
香那
船瀬
温子
谷本
有美
中村
友紀
中野
梨佳
辻
知子
天野
真実
田岡
宏基
田尾
香苗
藤川真由美
堂本
香織
福岡
佑子
米田
理恵
片山祐美子
木内瑛莉香
鈴木
明子
澤部
涼子
眞本
佳南
宮崎
国際文化コース
阿部
静香
井上
美紀
吉坂
友理
宮内
直樹
後藤
彩文
市岡麻里江
松浦
省子
上西はるか
南海
水上佳那子
杉本
友香
清水
晶子
清水
真未
石川
真弓
大廣
夏姫
塚崎
甲太
辻岡
尚道
湯浅
志保
白神
宣正
マルチメディアコース
井上
暖子
戸羽
菜月
山田
理紗
松岡
佳史
松本
美紀
森本
紗矢
多田麻友美
竹内
由乃
塚本
和義
平田
慈
野村
卓也
葉田
智草
古竹永津子
山本
洋介
小川由貴恵
谷井槙佑子
渡邉
裕美
桑田
後藤
優樹
濱本
美咲
地域システムコース
伊原
郁那
宇都麻衣子
吉田
愛
小野
綾子
正司
洋
前田
朝美
多田
昌司
八木
幹
尚
岩崎
綾
法律経済コース
井上
拓水
稲垣
彩花
岸本
向井
克之
鴻上
正紀
佐藤
彩
明莉彩
山下
洋平
山内由花理
山! 知佳
小川
健助
松本
崇志
新居奈津美
新田
容子
森田
淳美
西村
淳
青陽加奈子
川島
立也
足立
菜緒
大庭
唯子
大本
航平
中村
恵理
鶴田亜伊里
板東
弘記
尾崎
友美
富長
美帆
牧
由香
堀川
元太
綿瀬 友香
木原
由貴
木村
由佳
李
暢
林
加奈
六車
利郎
團
航
"垣
謙
美幸
林
真沙美
坂
和宏
人間行動コース
井上
彩香
越智
将太
岡田
智博
加藤
勇平
加藤
由美
河原
河合
由華
樫原枝梨花
岩本
杏奈
岩本
希美
喜住
洋香
吉田奈緒美
橋本あゆみ
近藤
静香
櫛田
美幸
古林
夏来
古澤
瑛子
坂田
拓也
住友
明子
小柴
郁緒
小川
太郎
小林
麻衣
松田
祥悟
上地
李華
志
清水
俊治
清水
春美
西本
美花
膳所亜由美
長谷川えみ
長谷川千詠
渡慶次尚子
渡辺
美也
土井
春佳
藤田
絢香
藤本
希
内田
飯尾
樋高
平原
恵
平川
沙織
矢田
光一
水
和樹
武田
知也
平内友香里
森也
堀尾真奈美
末吉美姫子
木村
和
鈴木
濱川
眞部
齋藤
梨沙
佳織
有未
侑紀
泰世
3
0
野々瀬めぐみ
!橋
奈央
自然システム学科
数理・情報コース
岡
奨
岡田
準
岩野
舞
貴島
弘俊
吉田
秀彦
近藤由希子
原田
竜二
後藤
光了
江川
侑騎
坂本
充
三木
悠輔
山本
友紀
若山
輝紀
小松原
松永
圭
松田
生
上野
貴俊
城田
翔
彩
植松俊太郎
石川亜佑美
扇
香織
大橋
唯
大西
宏実
大谷
真由
炭谷のどか
辻
容平
入交
理子
梅木
俊輔
梅木
崇人
平岡
茉美
米田
妹尾
一馬
明石
悠
櫻井
祐哉
$永
知絵
"井
啓司
安部香緒里
伊東
聡史
井上
岳
延明
育実
奥田
桂子
駕田啓一郎
外山
真
岸野
哲也
吉成
彩
橋本
直実
兼弘
大介
原田
克哉
戸田
浩司
高橋
将央
佐田
知沙
坂上
知里
山下
千幸
山口
真季
山田
茂樹
新開
愛美
杉本
高大
西田
昌代
田嶋
孝裕
渡邊ゆいか
湯浅
賢俊
畠山
太輝
比惠島彬仁
豊嶋
政美
北台
淑子
陽子
物質・環境コース
生命・環境コース
伊藤
寛人
江上瑛一郎
今井菜美子
佐藤
佑樹
山口可南子
酒井
勇太
舟戸
陽香
石#
友梨
大川
祐基
中村
真悠
田中
文乃
藤永
真大
藤本
義樹
毛笠志津香
木村
香織
有家
翔子
泉
佐川
英理
"橋
将記
洋佳
大学院人間・自然環境研究科
人間環境専攻
井上
鄭
良平
慧
伊明伊力!尓
国
中田 領樹
坂東
正康
平島
賢一
村田
真実
和田
于
懐鈞
自然環境専攻
秋山
純
石破
利彦
入江
拓人
小笠
寛史
柴垣
明佳
田中芙美佳
中澤
幸
平田 佳子
藤本
尚幸
山下
航平
山下
修二
吉岡
成記
畠山
晶世
臨床心理学専攻
飯塚
優子
加藤
美玲
木下
龍三
久保
祥子
高橋
侑子
森
知子
森川
和弘
吉田真由子
若松
清江
渡邉
温子
お 詫 び
渭水会会報第3
8号に掲載いたしました平成20年度卒業生名簿に記載漏れがございました。
記載漏れの卒業生および保護者の皆様には大変ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません
でした。心よりお詫び申し上げます。
会報第3
8号に記載されなかった平成20年度卒業生
人間社会学科
人間行動コース
仁尾友紀様
自然システム学科
数理・情報コース
山本俊輔様
物質・環境コース化学系
加藤
潤様
生命・環境コース
友松
響様
3
1
杉本多余様
古川雅恵様
徳大ニュース
徳島大学に関するニュースをお届けします。詳細は徳大広報並びに本学ホームページを御覧く
ださい。また,会員の皆様の御意見や御要望をお寄せください。
徳島大学総務部秘書課(Tel:0
8
8
‐
6
5
6
‐
7
0
2
1 Fax:0
8
8
‐
6
5
6
‐
7
0
1
2)
(E-mail : [email protected]
URL : http : //www.tokushima-u.ac.jp)
!
青野前学長から、同窓会と大学間の連携を強化し人
的ネットワークを拡大していくための計画が紹介さ
れました。
学内の状況
1
徳島大学創立6
0周年記念式典・祝賀会を挙行
創立6
0周年記念式典・祝賀会が、平成2
1年1
1月2
日「ホテルクレメント徳島」において、学内外関係
者約2
7
0人が出席して盛大に挙行されました。
徳島大学合唱団のコーラスとともに開式した式典
では、青野前学長の式辞に引き続き、高井文部科学
大臣政務官、飯泉徳島県知事、海外交流協定校、記
念事業後援会の齋藤会長より祝辞が述べられまし
た。また、徳島大学の教育研究の発展に多大なる貢
献をいただいた企業に対し、学長より感謝状の贈呈
が行われました。
式典後の祝賀会では、武田元学長らの来賓スピー
チの後、同窓会代表の仁木青藍会会長の発声により
乾杯が行われました。和やかな会食が進む中、同大
学大学開放実践センターの田中俊夫教授とのんき連
による「阿波踊り」と「阿波踊り体操」が披露され、
出席者全員で6
0周年を盛大に祝いました。
4
徳島大学と北里大学包括協定を締結
徳島大学と北里大学は平成22年2月15日、両大学
の連携・協力に関する包括協定を締結しました。
北里大学白金キャンパス(東京都港区)において、
徳島大学の青野前学長、北里大学の柴忠義学長が協
定書に調印した後、本協定に基づく具体的な事業の
策定及び実施について、徳島大学疾患酵素学研究セ
ンターと北里大学北里生命科学研究所が共同利用・
共同研究の推進に関する覚書を締結しました。
今後は、学部間での共同研究や研究者の交流、大
学院生の教育・研究における相互派遣、病院の連携
などについて推進していく予定です。
Ⅱ
学生関係
1
2
男女共同参画推進のためのフォーラムを開催
平成2
1年1
2月1日、男女共同参画推進のため「徳
島大学キャリアデザインフォーラム―AWA
(OUR)
STYLE 自分らしい働き方―」を開催し、来賓とし
て高井美穂文部科学大臣政務官を迎え、約2
20名の
教職員、学生が参加しました。
有賀早苗北海道大学副理事・女性研究者支援室長
による基調講演では北大の多彩な取組が紹介され、
続いて、徳島大学の女性研究者等支援 PT から5人
の女性研究者がキャリア形成と実生活の両立の問題
提議とその支援方策等の提案を行いました。
締めくくりに、青野前学長が PT のメンバーの立
ち会いのもと、
「徳島大学男女共同参画宣言」を発
表し、大学をあげての男女共同参画推進を宣言しま
した。
3
「徳島大学卒業留学生同窓会(韓国)
」を釜山
で設立
平成2
1年12月19日、
「徳島大学卒業留学生同窓会
(韓国)
」を韓国釜山市で設立しました。
設立総会では、韓国出身の卒業生、修了生、元外
国人研究者など約2
0人と、徳島大学からは同窓会顧
問として青野前学長や理事・副学長、恩師等1
0数名
が出席し、留学生 OB 等有志が準備を進めてきた同
窓会の役員組織や会則等を定めました。
引き続き開催された懇談会では、留学当時の懐か
しい思い出を語り合い近況を報告しました。また、
3
2
卒業式・修了式
平成22年3月24日、アスティとくしまで平成21年
度卒業式・修了式が挙行され、合計1,
769名(学部
卒業生1,
239名、大学院修士(博士前期)課程445名、
大学院博士(博士後期)課程65名、助産学専攻科20
名)の卒業生及び修了生に、学長から卒業証書・学
位記が授与されました。
学長からの式辞、在学生総代の大槻有美さんの送
辞に続き、卒業生・修了生総代として、工学部の三
好星也さんより「日々努力することを惜しまず、ま
た徳島大学で学んだこと活かすことで、自分自身の
将来への道を切り拓いていきます。
」と答辞があり
ました。
2
入学式
平成22年4月6日、アスティとくしまで平成22年
度入学式が挙行され、香川学長が合計2,
039名(学
部1年次1,
330名、学部3年次54名、大学院修士(博
士前期)課程5
16名、大学院博士(博士後期)課程
119名、助産学専攻科20名)の入学を許可しました。
入学生を代表し、歯学部歯学科の菊岡星花さんの
総代宣誓の後、学長から「
『人間力を養い、自分の
個性を生かしたキャリアデザインを考えること』
、
『探求心に基づいた教養的知識と専門的知識の獲得
のバランス』、『21世紀に身につけるべきコンピテン
シー』の3つの能力が社会で要求されているので、
今後の大学生活を有意義に過ごし、大きく成長して
ください。」との式辞がありました。
総科ニュース
※この総科ニュースについての詳細は徳島大学総合科学部総務係へお尋ねください。
徳島大学総合科学部総務係 TEL:0
8
8−6
5
6−7
1
0
3 FAX:0
8
8−6
5
6−7
2
9
8
E-mail : [email protected]
らに、1階の正面玄関近くには地域交流プラザが設
■総合科学部1号館を改修
けられました。地域住民との学びの交流を行い、地
総合科学部1号館は、南棟・中棟について耐震改
域社会の「知の拠点」となることを目指して、今後、
修を終え、平成2
2年3月に竣工しました。教員研究
研究成果の発表や講演会・セミナーなどを開催する
室のほか院生・学生研究室や実験室が整えられ、改
予定です。
修前よりも学生のためのスペースが増えたことによ
今年度は8月から残る北棟の改修工事に着手し、
り学生の自学・自習を後押ししています。またオー
竣工は平成23年3月を予定しています。北棟改修後
プンスペースや中庭が整備され、教員・学生が専門
には、学部図書室が設置されることで、様々な分野
の垣根を越えて和やかに語り合えるコーナーがで
の資料がすぐに手に取れる環境を整えて、より活発
き、より活発な総合科学の推進が期待されます。さ
に教育・研究を展開したいと考えています。
3
3
会
員
訃
報
昨年度下記の会員の方々のご逝去の旨お知らせいただきました。謹んで哀悼の意を表し、ご冥福を
お祈り申し上げます。
なお、渭水会会員のご逝去につきましては、渭水会事務局までご連絡くださいますようよろしくお
願いいたします。
S3
勘田
寧夫
S9
橋本
正義
S1
7 井内
S5
満石
喜久
〃
鶴本
信子
S7
杉本
米子
S1
3 久保
雪子
S1
8 渡部千代子
S2
4 曽我部文雄
S8
七條
文二
S1
5 工藤
定子
S2
0 尾本
S2
5 西角千津子
〃
佐藤
正寿
S2
0 佐藤
克巳
S2
5 武富
節雄
信明
S2
2 株木
芳夫
S3
2 平井
旭
和男
S5
5 斎藤寿美子
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
渭水会会員の情報をお知らせください
今回は、渭水会々報第3
8号(昨年1
1月発送)が、住所不明で事務局に返送された会員について掲載
させていただきました。消息をご存知の方は、渭水会事務局までご連絡下さいますようよろしくお願
いいたします。
S1
5 安淵
〃
岸本
安子
S6
2 熊尾
優子
H9
渡邉
珠子
H1
5 中川智香子
勅治
S6
3 石川
明美
〃
柏木
千春
H1
6 小川
〃
大久保真由美
S1
6 堀本きみ子
〃
杉峰
順子
S1
7 稲井
秀
〃
田邊
幸代
S3
4 宮本
聖子
H1
佐藤
裕子
〃
柏木みゆき
S4
5 相原
一恵
〃
山本真由美
〃
天谷
S5
1 谷田
陽子
H3
今村
健治
〃
古新居理恵
S5
3 近藤久美子
H4
浴
哲男
H1
0 重成
H1
1 松山
伸一
政仁
誠志
H2
0 新藤
雅子
直樹
〃
田中
真
〃
坂口
環
〃
中野
聖子
〃
山本
世歩
〃
松花
文太
H1
7 佐藤
公恵
〃
松下
三奈
佐藤
友香
〃
宮嵜
健
H1
8 米山
由香
大学院
H1
9 阿部
麻美
H1
1 小見山朋子
〃
幸子
〃
泉谷
文孝
〃
望月
和広
〃
井村絵里子
村田
美嘉
H5
津森
耕治
〃
造士
若菜
〃
大橋
晋
S5
9 橋本
直子
H6
小西
友子
H1
2 高橋
邦男
〃
岡林
寛子
道明
H7
飯山
由美
榊原
麻貴
〃
故島
有希
〃
中原
唯
〃
橋本
英
H1
3 石井
佳代
〃
島田
愛
〃
山崎
亮輔
H2
2 木村
和
S5
8 久保
〃
〃
山内
〃
宮本美千代
〃
千秋
〃
杉山
裕基
〃
野田健一郎
〃
阪東
直美
定国
雅洋
〃
高重
幸雄
〃
多田奈津美
〃
山口
和貴
S6
2 伊高
美幸
〃
平岡
陽子
〃
手島
梨那
H2
0 伊藤
恵理
H1
5 大和
寛之
〃
門田由美子
絵美
〃
久保田牧子
S6
1 三浦
〃
〃
長尾
博子
H8
木村
量子
〃
後藤
裕美
〃
高橋
芳典
〃
稲井
3
4
H1
7 孫
〃
向
H2
1 川眞田
莉
航
彩
事務室だより
○助成事業の申し込みについて
員になってくださるようお勧めいただければ幸いに
助成事業の要項に該当する事業を計画の会員がお
存じます。
られましたら、お申し込みください。
なお、詳細についてのお問い合わせ・申請用紙の
なお、会報がお手元に届いている方は、すでに終
身会員ですが、ご自分が終身会員かどうか分からな
請求および助成事業の申し込みについては事務局ま
い方は、事務局までお問い合わせください。
でお願いいたします。
終身会費納付額
(渭水会会報第3
7、3
8号掲載の申請用紙をコピー
卒業(修了)
年
してもお使いいただけます)
○異動届のお願い
会員相互の親睦等同窓会活動に、また、会報のお
昭和2
1年以前
2
2∼2
7
2
8∼3
3
3
4∼3
9
4
0∼4
5
4
6∼5
1
5
2∼5
7
届けにと名簿は、渭水会にとって、重要な財産のひ
とつです。名簿の整備には、鋭意努力しております
が会員の皆様方のご協力が不可欠です。
現在、転居等により会報をお届けできていない会
員も多数おられます。お手数ですが異動等ございま
したらその都度事務局までお知らせいただければ幸
いです。
会員数も膨大になり同姓同名の会員もおられま
す。誤記を避けるためにも、卒業(修了)年、課程
(学科)
、専攻(コース)
、旧姓を記載いただき、で
きるだけ文書・FAX・メールにてお知らせくださ
いますようお願いいたします。
郵便振替口座番号
加入者名
納
付
額
4,
5
0
0円
7,
5
0
0
1
0,
5
0
0
1
3,
5
0
0
1
6,
5
0
0
1
9,
5
0
0
2
2,
5
0
0
0
1
6
1
0−1−2
1
3
9
2
徳島大学渭水会
○渭水会事務室
総合科学部1号館の北棟耐震改修後に事務室は、
北棟に移る予定です。現在は、中棟1階(1W0
3)
にて業務を行っています。
業務時間および電話・FAX・メールアドレスは、
以前の通りです。会員の皆様からのご連絡およびご
来訪をお待ちしております。
月∼金 10:00∼1
2:00 1
3:0
0∼16:0
0
電 話 0
88―6
56―7
293
FAX 088―6
56―7
293
E-mail [email protected]
○終身会員の募集についてのお願い
渭水会では、平成元年度より終身会費制になりま
したが、まだご存じでない方がおられます。同窓会
の折に渭水会の組織・事業等をお話いただき終身会
えています。今回の第3
9号では中川秀幸副学部長に
「総合科学部では今(2
1)
」として「国立韓国海洋
大学校との船上シンポジウム」をご寄稿いただきま
した。また特集として組まれた平木美鶴教授の「徳
島 LED アートフェスティバルの参加について」に
は新技術を駆使した芸術が記されています。この中
の Web サイトを読むと芸術作品の制作には大変な
作業が伴うことが分かります。一方、石川学部長の
似顔絵付きの新たな連載コラム「感動が人間を育て
る」が始まりました。おもしろくて格調高い連載コ
ラムをご期待下さい。さらに新しく Let's Sports
の連載が始まり、鹿屋体育大学学長の福永哲夫先生
にご寄稿いただきました。この第3
9号には学芸学部
を卒業された会員の皆様から多くのご寄稿をいただ
きました。広報係では会員の皆様からの色々な内容
のご寄稿をお待ちしています。
編集後記
渭水会会報第3
9号をお届けします。ご寄稿された
皆様には厚く御礼申し上げます。今年度は渭水会役
員の改選の年であり、1
2年間の永きにわたり会長で
あられた井内孝幸先生が退任され、新しく佐藤 勉
先生が会長に就任し、その挨拶をご寄稿いただきま
した。また副会長の枡田 務先生、露口玲子先生も
退任され、吉森章夫先生は留任され、新たに毛利久
康先生と近藤隆子事務局長が副会長に選出されまし
た。今後はこの新しい体制で渭水会が運営されるこ
とになりました。総合科学部と大学院が昨年度に改
組され、母校は新しい教育研究体制で運営されてい
ます。また総合科学部1号館の南棟と中棟の耐震大
改修工事が今年の3月に終わり、現在は北棟が改修
工事中です。渭水会、総合科学部・大学院の体制、
そして建物が一新され、母校は新たな出発の時を迎
発行所/徳島大学渭水会・徳島市南常三島町1丁目・徳島大学総合科学部内・電話/FAX0
8
8
‐
6
5
6
‐
7
2
9
3
印刷所/徳島県教育印刷株式会社・徳島市東沖洲2丁目1
‐
1
3・電話0
8
8
‐
6
6
4
‐
6
7
7
6
2
0
1
0年(平成2
2年)1
1月2
5日
3
5
Fly UP