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5月 - 鹿児島県
H28.5.1発行 vol.31 健康かごしま21通信 ∼職場ぐるみの健康づくりを応援する情報紙∼ 平成28年5月号 ∼鹿児島県健康増進課からのお知らせです∼ (平成28年度脳卒中週間標語) ★これから脳梗塞の発症が増える季節です★ 5月25日から31日は日本脳卒中協会が定 める「脳卒中週間」です。鹿児島県では,毎年全 国平均の1.4倍もの方が「脳卒中」で亡くなって います。 同協会では,脳卒中の大部分を占める脳梗 塞の発症が年間では春に少なく,6月∼8月か ら増加することが明らかになったため,一般的 に「脳卒中は冬に多い」というイメージがあるの で,実は夏から気をつけなくてはいけないという 警告を伝える目的で,夏になる前の5月の終わ りを『脳卒中週間』としています。 夏は大量の汗をかくため脱水状態になりやす く,脱水が起きると血液中の水分が不足し,粘 度が増し,血栓が出来やすくなります。夏は脱 水による体内の水分不足にも注意し,就寝前に コップ一杯の水を飲むなど,こまめな水分補給 に努めましょう。 【脳卒中予防十か条】 日本脳卒中協会 これまでの普及啓発用ポスター 1 手始めに 高血圧から 治しましょう 2 糖尿病 放っておいたら 悔い残る 3 不整脈 見つかり次第 すぐ受診 4 予防には タバコを止める 意志を持て 5 アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒 6 高すぎる コレステロールも 見逃すな 7 お食事の 塩分・脂肪 控えめに 鹿児島県の普及啓発用ポスター(H27年度) 8 体力に 合った運動 続けよう 9 万病の 引き金になる 太りすぎ 10 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ 生活習慣の乱れはNG!改善が予防の秘訣 生活習慣の乱れ 食生活の偏り 運動不足 睡眠不足 ストレス 喫煙,飲酒 など 危険因子の出現 高血圧 糖尿病 脂質異常症 不整脈 肥満,メタボ 脳卒中発症 脳梗塞 脳出血 くも膜下出血 (問い合わせ先) 鹿児島県健康増進課 TEL099−286−2717 ∼鹿児島県健康増進課からのお知らせです∼ 今よりも1日1,000歩(10分間),できれば2,000歩(20分間)多く歩きましょう ∼プラス10分ウォークで,脳卒中予防∼ ・運動不足は,食事でとったエネルギーを消費しきれず,肥満につ ながるのはもちろん,高血圧や糖尿病,脂質異常症なども引き起 こし,脳卒中の危険性を高めます。 ・「運動習慣のない人は,ある人に比べて2.5倍も脳梗塞を発症し やすい」,「1日の歩行時間が1時間以上の人は,歩行時間が30 分程度の人に比べて脳梗塞による死亡リスクが30%低くなる」 などの報告があります。 ・健康づくりのために望ましい身体活動量を歩数に換算すると1日 あたり8,000歩∼10,000歩になります。また,健康増進のた めの国の基本方針(健康日本21(第2次))では,1日あたり男性 9,000歩以上,女性8,500歩以上を目標に掲げています。 ・これに対して,鹿児島県民の歩数は,1日あたり男性6,952歩,女性6,564歩で,約2,000歩不足し ています。(平成23年度県民の健康状況実態調査) ・まずは,今よりも1日1,000歩,できれば2,000歩多く歩きましょう。 ・通勤通学やお昼のランチ,買い物などちょっとした移動時間に10分間歩くと約1,000歩です。慣れてき たら徐々に歩数を増やしていきましょう。 ・このほか,上下3階は階段を使う,お店の駐車場では遠いところに止める,外で子どもと遊ぶなど,「日常 生活」の中で体を動かす工夫をすることが大切です。 十分な休養は健やかな睡眠から ∼いつもの就寝時間より30分早く眠ってみましょう∼ ・現代社会は,シフトワークや長時間の通勤,インターネット等をしての夜型生活など,睡眠不足や睡眠障 害の危険で一杯です。睡眠不足の長期化は,免疫力の低下や心身の不調を引き起こし,脳卒中などの 生活習慣病のリスクを高めてしまうため,適切な睡眠時間の確保はとても大切です。 ・適切な睡眠時間は人それぞれ,何時間眠れば大丈夫という基準はありません。 睡眠不足を感じている方は,いつもの就寝時間より30分早く眠ることから始め てみましょう。 また,寝付きが悪い,何度も起きてしまうといった睡眠障害の症状がある場合 には, ①規則正しい睡眠習慣,②継続的な運動,③適切な入浴時間, ④光浴での体内時計の調整(朝,自然の光を取り込みましょう) の4つのポイントを実践してみましょう。 健康かごしま21Facebookのご案内(月・水・金) ☆健康かごしま21Facebookは,鹿児島県健康増進課の公式フェイスブック(インターネットを使った情報提供サービス)です。 ☆食生活,運動,休養,こころの健康,脳卒中,糖尿病,がんなど,健康づくりに関する情報をコンパクトに掲載しています。パソコ ン,スマートフォン等をお持ちの方は,日頃の健康づくりの参考にぜひご利用ください。 ☆フェイスブックに登録済みの方は,ログイン後,トップ画面の「いいね!」ボタンをクリックすると,フォロアー登録されて,新しい 情報が随時配信されるようになります。併せて,パソコン画面上の「いいね!しています」ボタンのメニューから,「お知らせを受 け取る」にチェックを入れていただくと新着情報のお知らせが届くようになります。 ☆健康かごしま21Facebookは,フェイスブックに未登録の場合もご覧いただけます。ぜひご利用ください。 (問い合わせ先) 鹿児島県健康増進課 TEL099−286−2717 健康かごしま21(鹿児島県健康増進課)フェイスブックURL https://www.facebook.com/kenko.kagoshima 「健康かごしま21フェイスブック」で検索してください。 * フェイスブックに未登録の方もご覧いただけます。 ∼鹿児島県医師会からのお知らせです∼ 【問い合わせ先】 鹿児島県医師会 TEL:099−254−8121 ∼鹿児島県薬剤師会からのお知らせです∼ 毎年5月31日は世界禁煙デー、さらに6月6日までの1週間は禁煙週間です。 この機会に禁煙にチャレンジしてみませんか?よくある質問でまとめてみますね。 Q1. 禁煙方法にはどんなものがありますか? A1. 大きく2つの方法があります。 ① 病院の禁煙外来を受診して、飲み薬(チャンピックス)や貼り薬(ニコチネルTTS) を用いる方法です。保険適応には条件がありますが、2016年4月から35歳未満 の方は基準が緩和されました。 ②市販のニコチンパッチやニコチンガムを用いる方法です。どちらも第一類に分類 される一般用薬品です。薬剤師と相談の上購入してください。 Q2. 禁煙時のイライラはどうしたら解消できますか? A2. 喫煙欲求に負けない日常生活での工夫と1∼3分間の我慢として以下の方法が あります。 ①冷たい水や氷、熱いお茶で口の中に刺激を与える。 ②軽くほほをたたくなど軽い痛みで刺激を与える。 ③ノンカロリーガムなどを噛んで口寂しさを紛らわす。 ④体操、掃除など体を動かす。 ⑤深呼吸やアロマテラピーなどでリラックスする。 ⑥生の柑橘類、ミント、セロリ、にんじん等の野菜をかじる。 ⑦酒席やタバコを吸う人が多い場所は避ける。(特に禁煙を始めて2週間) ⑧ニコチンの記憶を呼び戻す場所には近寄らない。(タバコ自販機、喫煙コーナー、 喫茶店、パチンコ店、テレビの喫煙場面等) ⑨気楽に禁煙時間を延ばしていく。(「1分だけ喫煙を先に延ばす。」「半日我慢できた のだから」など、目標を小刻みにして達成できたら自分を褒める。) Q3. 禁煙したら体重が増えませんか? A3. 2∼3kgの体重増加は予想されます。 タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させます。禁煙を始めると血行がよくなり味覚 が変化することで食欲増進、通常2∼3kgの体重増加に繋がりますが、これがあなたの 適正体重と考えられています。 それ以上の体重増加は、次の方法を試してみてください。 ①野菜を食べる。 ②良く噛む。 ③間食をしない。 ④歯磨きの活用(食後すぐ歯磨きをして食べ過ぎを防ぐ)。 ⑤減量グッズ(体重計、歩数計など)を使ったり、体を動かしたり(1日7000∼10000歩 スポーツ)する。 いかがですか?少しでもご自分の中に取り入れられる方法がありますか? 禁煙はいつからでも、何回でも始められます。 まずは1日、さあ今日から始めてみて下さいね。 抜粋:禁煙学 日本禁煙学会編 【問い合わせ先】 鹿児島県薬剤師会 TEL:099−257−8288 発行 鹿児島県地域・職域・学域連携推進委員会 鹿児島県地域・職域・学域連携推進委員会は,地域や職場,学校での健康づくりの連携を図るため,行政機関,保健医療関係団体,経済団体等で構成する委員会です。 事務局 鹿児島県健康増進課 鹿児島市鴨池新町10番1号 E-mail [email protected] ℡ 099-286-2717