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骨盤ポジショニング

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骨盤ポジショニング
ボディポイント 骨盤ポジショニング
ボディポイント
骨盤ポジショニングベルトとは
■骨盤ポジショニング
●緊張の強い方などで、座面と背面のシーティングだけでは
姿勢保持ができない時に使用します。
●骨盤を正しい状態に保持することで、姿勢の崩れを防止し、
緊張を緩和します。
●その結果、痛みを緩和し、疲れにくくして離床時間の延長
を可能にします。
●骨盤ベルト使用時には、ベルトをきつく締める必要があり
ます。そのためにボディポイント社のすべてのベルトには
厚いパッドと皮膚にくい込まない深い縫い目が施されてい
ます。
骨盤保持に必要な力と方法によって、
一般的なツーポイントベルトまたは
強力なフォーポイントベルトからお選びいただけます
ツーポイント 骨盤ベルト
最も一般的に使われている骨盤の保持と動きのコントロールに最適な
骨盤ベルトです。骨盤の後傾やずり落ちの対応には、バックルの脇に
引き手のあるセンタープルやデュアルプル。骨盤の片側への傾きや回
旋にはベルト両端に引き手のあるリアプルを使用します。
使用される方のニーズに合わせて選べる豊富なバックルタイプ
簡単に外したい方へ
外したくない方へ
金属製押ボタン
コンパクトバックル
フォーポイント 骨盤ベルト
強力に骨盤の傾きをコントロールし、保持するために、補助ベルトの追加
された骨盤ベルトです。骨盤の前傾時には図のようにメインベルトで骨盤
を戻しながら補助ベルトで高さを調整して使用します。骨盤の後傾、傾き、
回旋のある方で、ツーポイント骨盤ベルトでは動きのコントロールが不十
金属製押ボタン(小)
プラスチック押ボタン(小)
金属製押ボタン用
安全カバー
分な場合に使用して、補助ベルトによる保持力を加えることで動きを強く
コントロールすることが可能です。
高緊張の方などで誤ってボ
タンを押してバックルが外
れるのを防止するための安
全カバーです。外すときは
ペン先などを中央の穴に入
れてリリースします。
エア・ラッチ
(航空機のベルトと同様のタイプ)
サイドリリース
(指でつまむタイプ)
比べてください!ボディポイントのベルトはパッドと縫製が違います!
ボディポイント 骨盤ポジショニング
ボディポイント
骨盤ベルトの効果を高める引き手の選択
後傾、前傾、片側への傾き、回旋。個人の骨盤の傾きの傾向によって、骨盤ベルトの締め方が異なります。
適切なベルトの締め方によって効果が最大限に得られます。ボディポイントでは異なった引き手を使用す
ることで、適切な骨盤保持を提供します。
(例)骨盤後傾時の対応
ベルトをしっかりと
締めることが目的の場合
センタープル
センタープルまたは
デュアルプル
デュアルプル
の方向に引き手を引くことで
の方向の力がかけられます
センタープル骨盤ベルト
中央のバックルの横に引き手がある一般的
な骨盤ベルト。骨盤の後傾した方の座位保
持に最適です。
デュアルプル骨盤ベルト
中央のバックルの両脇に引き手がある骨盤
ベルト。左右の引き手を引く力によって左
右のバランスを調整することができます。
骨盤の後傾した方の座位保持に最適です。
ベルトによって
左右異なった力を
かけたい場合
リアプル
(例)骨盤の片側への傾きの矯正
リアプル
主に骨盤の片側への傾きや回旋
の防止や矯正に使用されます。
リアプル骨盤ベルト
バックルは中央に、ベルトを締めるための
引き手はベルト両端にある骨盤ベルト。左
右の引き手を引く力を変えることによって
骨盤の左右に別々の力をかけることができ
ます。骨盤が回旋している方や片側に傾い
ている方の座位保持に最適です。
レッグ・ハーネス
新しいタイプの骨盤ベルト
セラピストの発案によって開発されたこのベルトは、骨盤の回旋とずり落ち防止に効果を発揮し
ます。車椅子のシートレールに取り付けた左右のベルトを、腿の裏を通して、骨盤前部の上前腸
骨棘の上を通してバックポストに取り付けて使用します。ベルトを締めることによって左右別々
に力をかけることができるので、骨盤が回旋している方や片側に傾いている方の座位保持に最適
です。車椅子乗降時はバックルによって簡単に外すことができます。
ボディポイント 体幹ポジショニング
ボディポイント
■体幹ポジショニング
シーティングにおける上体のポジショニングでは、骨
盤保持だけでは体幹保持のできない方の体幹コントロ
ールを行い、上肢の機能を向上させ、頭部の保持やコ
ントロールを助けます。
シーティングでは、胸ベルトではなくハーネスベルトを使用
します。
●胸ベルトにもたれかかると肺を圧迫するため呼吸器系の問
題が発生します。
●ハーネスベルトを締めると胸郭が開き、良い姿勢に加えて
自然で自由な呼吸が可能になります。
引き方
フロント・プル
リア・プル
スタンダード・ショルダー・ハーネス 最もポピュラーな上体サポートベルト
人間工学的に考えられたパッドの形状が、肋骨下部を保持するとともに、首周りを圧迫することなく、最大限の
体幹保持を提供します。個人のニーズに応じて、フロントプル(前方から)とリアプル(後方から)のベルトの
引き手が用意されています。※ベルトのサイズによって価格が異なりますので、お問い合わせ下さい。
トリムライン・ショルダー・ハーネス スタイリッシュに体幹サポート
スタンダード・ショルダー・ハーネスほどの前方への保持力が必要ない場合、必要最低限のパッドを残してのセ
ンターベルトを取り除いた製品がトリムラインです。使用時にバックパックを背負っているような開放感があり、
外見もハーネスをしているのが分からないほどですが、しっかりとした体幹保持を提供します。女性の場合クロ
スさせて使用することもできます。個人のニーズに応じて、フロントプル(前方から)とリアプル(後方から)
のベルトの引き手が用意されています。
※ベルトのサイズによって価格が異なりますので、お問い合わせ下さい。
トリムライン・ショルダー・ハーネスの2通りのスタイル
バックパック・スタイル
最もベルトが目立たない使用
方法です。体幹保持に加えて
胸郭が開くことで心肺機能の
向上にも繋がります。
クロス・スタイル
特に女性の胸を圧迫せずに使
用できる装着方法です。
ダイナミック・ストラップ・キット
ハーネスベルト使用時に
動きを提供
この伸縮性のあるストラップのキットは、フロントプル・タイプのハ
ーネスベルトに取り付けて使用することで、両肩の部分に伸縮性を提
供し、使用される方が身体を7〜10cm前方に傾けることが可能になり
ます。力を抜いたりリラックスすると元の姿勢に戻ります。身体に動
きが欲しい方に最適なオプションです。キットには3本のダイナミッ
ク・ストラップが含まれ、3 本目のストラップはセンターベルトに代え
て使用することで圧迫感や呼吸時の抵抗を減少させます。
ボディポイント 体幹ポジショニング
ボディポイント
静的シーティングから動的シーティングへ
ステイフレックス 体幹サポート
近年欧米では、姿勢を崩さずに動きを提供する動的シーティ
ングの考え方が広がっています。ステイフレックスは、その
概念を製品化し、伸縮性と非伸縮性の素材を組み合わせるこ
とによって、動的シーティングを可能にしました。身体が前
に倒れてしまう方、車椅子を自分で操作する方や、上肢の機
能を向上したい方、身体に動きが欲しい方に最適な製品です。
標準タイプ
ナロータイプ
最適な体幹コントロールと動的シー
ティングには、骨盤ベルトとの併用
が推奨されます。
※ステイフレックスは障害を持ったお子さまから高齢者まで、
すべての方にお使いいただける製品です。
着脱可能なバックルと
ベルトの引き手
ベルトの上部は伸
縮性があり、前方
への動きを可能に
します。
ベルトのジッパー両側
部分は非伸縮性の素材
を使って体幹を保持し、
安定性を提供します。
着脱が容易な
フロントジッパー
着脱可能な回転式バックル
はニーズに合ったサポート
を提供します。
左右への体幹保持と動きの提供
個人の障害やニーズに合わせて、下部ベルトの取付位置を上下することで、提供できる動的シーティングの
範囲が変わります。側方へ倒れやすい場合は取付位置を高く、側方への動きを提供したい場合は取付位置を低く設定します。
ボディポイント 下肢ポジショニング
ボディポイント
■下肢ポジショニング
アンクル
ハガー
足関節に拘縮があったり保持が困難でも、足底をサポー
トして足部保持を行うことはシーティングにおいて不可
欠な要素です。ボディポイントの下肢ポジショニングで
は、関節の可動角度に対応するフットプレートと、快適
かつ確実に足を保持するベルトによって足部の保持とコ
ントロールを行います。
足関節の可動角度に対応するフットプレート
拘束感のない快適な足部保持
足関節の拘縮に対応
アジャスタブル・アングル・フットプレート・システム
フルクラム・
フットプレート
尖足などの足関節の拘縮に対応す
るために、底屈・背屈に対応して
フットプレートの角度調節が可能
なフットプレートです。膝関節の
拘縮による可動域の制限やハムス
トリングの短縮に合わせてフット
プレートの位置を前後に移動でき
る調整機能も付いています。車椅
子のフットプレート延長チューブ
に代えて使用しますが、使用に応
じて車椅子のフレームに直接取り
付けることもできます。
(下図を参照)
個人のニーズに対応した様々な取り付け方法
既存のフットプレートと延長
フレームに直付け
チューブに換えて取り付け
(両下肢切断の方に)
フレームに直付け
(片足切断の方に)
前後左右 360°どんな角度にも対応
フルクラム・フットプレート・システム アジャスタブル・アングル・フットプレートの底屈・背屈に対応した角度調節機能に加え、内返
し・外返しに対応して 270 度の調整範囲で角度が設定できるフットプレートです。前後と左右へ
の角度調節機能を組み合わせることで、重度な拘縮や変形による、どんな足関節角度にも対応し
てフットプレートを調整することが可能です。
膝関節の拘縮による可動域の制限やハムスト
リングの短縮に合わせてフットプレートの位
置を前後に移動できる調整機能も付いていま
す。車椅子のフットプレート延長チューブに
代えて使用しますが、使用に応じて車椅子の
フレームに直接取り付けることもできます。
(上図を参照)
ボディポイント 下肢ポジショニング
ボディポイント
アンクルハガーを使用することで、どんなフットプレート角度でも、快適かつ確実な足部保持が可能です。
アンクル ハガー
ボディポイント社がセラピストの提案によって開発したアンクルハガーは、現在、世界中で使われる代表的
な足部保持ベルトになりました。従来の足部保持に使用されたトーストラップと異なり、つま先ではなく、
くるぶしにベルトを回して足底、特にかかとを車椅子のフットプレートに保持します。この方法により、足
の動きの制限を最小限に抑えながら、確実に足部保持を行うことが可能となりました。
アンクル ハガー用
ダイナミック・ストラップ・キット アンクルハガー両側のフットプレート取り
付けベルトを伸縮性のあるベルトに交換す
るためのキットです。このダイナミック・
ストラップによって足を持ち上げたり動か
すことが可能に
なりますが、通
常時はしっかり
と足部を保持し
ます。
角度調節式のフットプレートと併用するこ
とで、足関節に拘縮や変形のある方にも、
シーティングには不可欠とされている足部
の足底からの保持が可能となります。
全ての動きを固定せず、しっかりと保持する
アンクル・ハガー。
つま先の保持が必要な方には、トゥストラップ
もご用意しています。
快適な足の保持に
カーフ・パネル
一般的なレッグストラップと比べて支持面積が広く、圧を分散させて快適性
を高める足部サポートです。皮膚にくい込まない素材を使用していますが、
さらなる快適性のためにパッド付きのカーフ・パネルも用意しています。
取付例
↑
↑
↑
ボディポイント製品 評価・処方用セット
内容
基本セット(BMR-15S)
骨盤ベルト× 6
・上肢ポジショニング
(ショルダーハーネス× 2、ステイフレックス)
・下肢ポジショニング
(アンクルハガー× 2、カーフパネル)
・取付金具 ・その他
種類を豊富にした応用セット(BMR-15E)もご用意
詳しくは、お問い合わせください。
ポジショニング製品 取り付け部品
ボディポイント社のポジショニング製品を簡単に車椅子に取り付けるための製品です。
充実した取り付け部品もボディポイントならではです。
ベルトエンド
A2
A1
ベルトの端を車椅子に取り付ける
ための部品です。
骨盤ベルトとハーネスベルトに標
準装備されます。ご注文時にタイ
プを指定していただきます。
+
どちらかを
選択
取付場所が狭い時に
フラットマウント型
ベルト取付後の
調節が簡単
ベルト長の調節が簡単な
バックル調節型
+
フレームセーバークランプ
どちらかを
選択
HW303
車椅子に
Q900
パイプ径 1" および
フレーム直付け時など
7/8" 用
1 1/8" の太いパイプ用
シートへの取付例
=
車椅子のフレームに穴を空けずにベ
ルトの取付を可能にするための部品
です。車椅子の取付箇所のパイプ径
に合わせてお選びください。骨盤ベ
ルトにはHW303が標準装備されま
す。ベルト以外の様々なものを車椅
子に取り付けるためにも使用されて
います。
穴を開けずに
取付が可能
バックフレームへの取付例
取付例
背布の車椅子へ、体幹サポートベルトの取り付けが可能になりました
体幹サポートベルト用 マウント・バー
簡単な取り付け
マウント・バーを車椅子のバックチューブに取り付け、
マウント・バーの専用金具に体幹サポートベルトを取
り付けます。車椅子の幅に対して調節が可能であるた
め、車椅子のサイズを問わずにご使用いただけます。
2タイプの取り付け方法
マウント・バーを車椅子のバックチューブにボルト締
めする方法と、フレームセーバーを使用して車椅子の
バックチューブやプッシュハンドルに取り付ける方法
があります。複数の車椅子やレンタルに使用される場
合は後者をお薦めします。
ワンタッチで着脱が可能
取り付け後は、マウント・バーの片側のピンを抜くこ
とで、片側がフリーになり、車椅子を折りたたむ際の
支障になりません。着脱も簡単です。
注意
ステイフレックス以外の伸縮性のない体
幹サポート製品を使用する場合は、マウ
ント・バーの取付位置を使用される方の
肩の高さに合わせてください。
※ジェイシーティング製品、ヘッドサポート製品は別冊のカタログをご覧ください。
掲載の製品、ソフト名及び会社名は各社の登録商標または商標です。また、製品の仕様、デザイン、価格は予告なしに変更する場合がありますのでご了承ください。掲載写真は印刷のため実際の製品の色と多少異なる場合があります。
車椅子および同時購入オプションは非課税です。 掲載内容は2007年11月現在のものです。
2006.6.600
2007.11.500
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