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東芝燃料電池システム株式会社(以下、東芝)は、東京ビッグサイトで
FC EXPO 2014 にエネファーム新モデルを展示 2014-2-27 東芝燃料電池システム株式会社 東芝燃料電池システム株式会社(以下、東芝)は、東京ビッグサイトで開催中の FC EXPO 2014 [会期;2014 年 2 月 26 日(水)~2 月 28 日(金) ]に家庭用固体高分子型燃料電池(PEFC、 以下、エネファーム)の3つの新モデル(集合住宅向け、拡張自立運転機能付き、戸建住宅向け) を出展しました。 集合住宅向けエネファームについては、業界最小クラスのパイプシャフト面積(約 1.1 ㎡:試 設計)に設置可能なモデルを開発しています。保守スペースを確保しつつも、パイプシャフト設 置に必要な強制給排気(FF)機能を持たせることにより、限られたマンションの収納スペース に設置することが可能となります。2014 年度中の受注を目指します。 また、従来の蓄電池を搭載しない自立運転機能を更に発展させた小型バッテリーを搭載したモ デルを開発しています。本モデルは、エネファームが停止している状態からでも起動するモデル で、更に、蓄電池を搭載することにより最大発電電力を 1.7kW に拡張することが可能となります。 従来のパソコン・ノートパソコン・電気スタンドに加えて冷蔵庫・電子レンジ・ドライヤーが使 用可能になります *2。また、蓄電池を付加することにより実現する大出力化と負荷追従性の良さ で、家庭の電力需要により多くカバーし、省エネ性の改善にも貢献します。なお、本モデルは、独 立行政法人NEDOの助成を受けて開発しています。 戸建住宅向けエネファームの新製品は、3 月よりエネルギー事業者様に向けて出荷を開始します。 現行機をベースとして総合効率を世界最高*1 の 95%に高めたことでさらなる経済メリットと環境メ リットが得られ、また、燃料電池ユニットの設置及び保守方法の改良により設置幅 70cm と世界最 小スペース*1 を実現し、さらに静寂性を 37dB まで下げるなど、場所を選ばない設置しやすいモデ ルとしました。また、業界をリードする「10 年間連続発電可能な耐久性」、「自立発電機能」、 「停止せず短時間で定期点検できる機能」、「多様な燃料に対応」などの優れた特長は従来機と 同様です。 東芝は、これまで 1970 年代から蓄積した定置用燃料電池システムの豊富なシステム技術をベー スとして、電池のコンパクト化やシステム簡素化に有利な東芝独自の電池加湿方式を採用するな ど、エネファームの高性能化・高耐久化・低コスト化に取組んでまいりました。2009 年から国の 補助を得ながら、エネファームの商用展開を進めてきた東芝は、発売開始以来、本年 1 月末まで に累積で約 3.5 万台のエネファームを出荷しました。 東芝は、今後も商品の開発・販売を強化し、2014 年度の家庭用燃料電池の販売目標を 2.2 万台 とし、2016 年度には 4.3 万台の販売を目指します。 *1: 2014 年 2 月当社調べによる *2: 700W を超える場合は一定時間限定 1-4 各モデルの主な特長 1.集合住宅向けエネファーム 添付資料-1 ・パイプシャフト床面積約1.1㎡にも設置可能です*3。 ・パイプシャフト設置に必要な強制給排気(FF)方式を採用しています。 ・高層階にも設置可能な耐震性を確保します。 2.拡張自立発電機能付エネファーム 添付資料-2 ※ ・エネファームが停止中に停電が起きても、小型リチウムイオンバッテリー搭載により、起動 し、発電可能です。 ・燃料電池起動中にも自立コンセントに電力を供給するため、停電時に燃料電池が停止してい ても、電気がすぐに使用可能(燃料電池起動時の約 1 時間は最大 350W)です。 ・インバータ大型化により自立発電時には最大 1.7kW までの電力を供給(常用は 700W)。電子レ ンジやドライヤーなどが短時間使え*2、停電時にも普段に近い生活が可能となります。 ・小型リチウムイオンは当社独自の SCiB を使用。高速充放電が可能であるためエネルギーの 有効活用が可能です。 ※本製品は、独立行政法人NEDOの助成を受けて開発しています。 3.戸建住宅向けエネファーム 1)世界最高総合効率 ・効率を向上し世界最高*1 の総合効率 95%を達成しました。お使い頂くだけで、よりいっそう光熱 費削減、および地球環境に貢献できます。 2)狭小地設置 No.1 ・全面設置スペースの削減で世界最小*1、奥行き 70cm の狭い場所でも設置可能です。今まで狭い スペースで設置をあきらめていたご家庭でも、設置が可能となりました。 3)静粛性 No.1 ・従来より静かにすることに成功し、世界最高*1 の静粛性 37dB を実現しました。これにより、隣 と近いお宅でも、今まで以上に安心です。 4)高耐久性と最適運転 ・業界最高*1 の 8 万時間耐久性は変わりません。10 年間連続発電も可能なので、エネルギー 需要の大きいご家庭では、連続運転により大きな経済メリットと環境メリットが得られま す。 5)自立発電機能(オプション) ・当社が業界で初めて実現した自立機能は、2014 年度モデルにも搭載しています。 6)さまざまな燃料に対応 ・業界唯一*1 都市ガスとLPガスの両燃料に同一機種で対応するほか、国産天然ガスにも 対応可能です。日本全国で広く扱い頂けます。 以 上 *1: 2014 年 2 月当社調べによる *2: *3: 700W を超える場合は一定時間限定 試設計:実適用時は、パイプシャフト内のパイプ・メーター等の機器配置に基づき個別設計が必要です。このた めサイズが変わる可能性があります。 本製品についてのお問い合わせ先: 東芝燃料電池システム株式会社 営業部 045-759-1331 2-4 集合住宅向けエネファームの配置図 必要設置面積 添付資料-1 1,380mm×795mm = 約1.1㎡ (試設計) 上面図 右側面図 正面図 *注 実適用時は、パイプシャフト内のパイプ・メーター等の機器配置に基づき個別設計が必要です。このためサイ ズが変わる可能性があります。 拡張型自立発電機能付エネファームの概念図 添付資料-2 最大 1.7kW 0.7kW 1kWh 3-4 戸建住宅向け新製品の主な仕様 製品名 定格出力(W) 新製品(14年度モデル) 従来品(12年度モデル) 700 発電効率(%、LHV) * 定格39 定格38.5 総合効率(%、LHV) * 定格負荷95 定格負荷94 電池本体寿命(時間) 8万時間 (10 年間連続運転可能) 燃料 都市ガス/LPガス/国産天然ガス 運転制御 自動(学習制御) 貯湯容量(リットル) 200 燃料電池発電ユニット : 780×300×1000 貯湯ユニット :750×440×1760 (長府製作所製) 750×440×1755 (ノーリツ製) 外形寸法(mm) 乾燥重量(kg) 燃料電池発電ユニット : 92 貯湯ユニット:100 (長府製作所製) 92 (ノーリツ製) 定期点検は3.5年に1回 (発電中に30分程度の作業) メンテナンス 設置幅 騒音値(dB) 燃料電池発電ユニット:94 貯湯ユニット:100 (長府製作所製) 92 (ノーリツ製) 70cm 79cm 燃料電池発電ユニット : 37dB 燃料電池発電ユニット:38dB * 都市ガスの場合。LPガスの場合は1%低下。 <戸建住宅向け2014年度機 製品外観> 4-4