ルーマニアの実験装置完成式典および公開実験について

ルーマニアの実験装置完成式典および公開実験について
平成１６年５月２０日、ルーマニアのブカレスト土木工科大学において、国際協力機構（JICA）
が実施する技術協力プロジェクト「地震災害軽減計画」に関連した構造実験装置の完成式典と公
開実験が行われた。
本プロジェクトは、独立行政法人建築研究所と国土交通省国土技術政策総合研究所が連携して
進めているもので、式典には、プロジェクトの実施機関である「地震災害軽減センター」のスタ
ッフの他、建築研究所から短期専門家として派遣された福山洋上席研究員と斉藤大樹上席研究員、
長期専門家チーム（古川信雄[チーフアドバイザー/強震観測・土質試験技術]、三瓶昭彦[耐震補
強・設計技術に係る技術指導]、東條勇雄[業務調整]）ならびに来賓として杉内日本大使、トレア
ーヌ公共事業交通観光省副大臣、ジョアヌ元外務省大臣らが出席した。
本プロジェクトは、ルーマニアの建築物を対象とした耐震補強技術の開発、および同技術の構
造技術者への普及、建築基準類の改訂案の作成等を行い、ルーマニア市民の耐震安全の確保に役
立つことを目的とする。
写
真：
完成した構造実験装置
翌日の新聞でも大きく取り上げられた
式典風景
公開実験においてせん断破壊した柱