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当院で、2010 年に、前立腺癌と診断され治療を開始
当院で、2010 年に、前立腺癌と診断され治療を開始された患者さんへ 当院では「前立腺癌患者における背景因子、初期治療に関する実態調査研究(初回治療調査) 」 を実施しております。2010 年 1 月から 12 月までに前立腺癌と病理組織学的に診断され,治療を開 始された患者さんを対象とした研究で、研究の目的、内容は以下のとおりです。直接の同意は頂か ずに、この掲示などによるお知らせをもって、当院にご通院中の方からの同意を頂いたものとして 実施されます。皆様方におかれましては研究の趣旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りま すようお願い申し上げます。この研究へのご参加をご希望されない場合、途中からご参加取りやめ を希望される場合、また研究に関するご質問は下記の問い合わせにご連絡ください。 (1)研究の概要について 本研究では、2010 年に病理組織学的に前立腺癌と診断され、手術療法、放射線療法、内分 泌療法、化学療法等が行われている患者さんを対象として、臨床情報を調査します。 (2)研究の意義と目的 特定非営利活動(NPO)法人 J-CaP 研究会では、前立腺癌に関する広報活動、啓発活動お よび研究活動を行っています。本研究会は 2001 年から 2003 年に前立腺癌と診断された患者さん の診断時の様々な検査結果などと治療の効果などについて調査研究をしてきました。そして、この 10 年間に患者さんの前立腺癌に対する知識が増え、診断のきっかけとなる前立腺特異抗原(PSA) 検査などが多く行われるようになってきました。 そこで、10 年前の調査時に患者さんが前立腺癌と診断されたときと、2010 年に前立腺癌と診断 された患者さんとでは、癌の進み具合や検査結果の値などが違ってきているのではないかと考えま した。欧米では、すでに多くの男性が PSA 検査を受けるようになって、比較的早期の前立腺癌が多 く検出・診断されるようになってきたとの報告があります。そのため、今回 J-CaP 研究会では日本 の現状を調査する研究を計画しました。この研究により、 日本の前立腺癌の実態が明らかになり、 国際比較や、また今後の治療選択などの検討に際し有用な情報が得られると考えられます。 J-Cap 研究会の研究参加施設として国内の他の施設とともに、当院でも J-Cap 研究会の協力に よりこの研究が実施されています。 (3)研究の方法 当院で、2010 年に病理組織学的に前立腺癌と診断され,治療を開始された患者さんを対象に、 カルテ(診療録)に記載されている内容や検査結果などのデータを収集して行う研究です。収集さ れたデータは京都大学にて,他の参加施設のデータとともに解析されます。 (4)予測される結果(利益、不利益)について 参加いただいた場合の利益、不利益はありません。 (5)個人情報保護について 研究に当たり、患者さんは匿名化され、また個人情報を特定できるような情報は使用されません。 また、研究発表の際も個人情報は使用されません。 (6)研究成果の公表について この研究成果は、学会や学術論文として発表する予定です。 (7)費用について この研究の費用は研究費で賄われます。また、この研究への参加謝礼はありません。 【参加施設】 東京医科歯科大学、特定非営利活動(NPO)法人 J-CaP 研究会,京都大学,国内多施設(順不同) 当院における調査事務局・問い合わせ先 研究責任医師: 泌尿器科 齋藤一隆 平日 9:00~17:00 TEL 03-5803-5680 (泌尿器科外来直通)