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かわら版Vol2(PDF:881KB)
第3回地区協議会で出された意見(概要) 前回の会議で、 「もっと若い人にも参加してもらいたい」という声があり、 今回は少し年齢の若い参加者が加わって議論しました。 以下は、3つのグループから出された意見を集約したものです。 堤防の嵩上げの必要性について ・避難に時間がかかる子どもや高齢者にとっては、まず は堤防で守ることが必要。 ・津波が心配なので、できるだけ迅速に事業を進めて欲 ・砂浜は全面残らなくても海水浴用に一部残すだけでも ・今も堤防から海側に出にくいので、もっと海との行き 来がしやすくなるとよい。生活や観光にとって重要。 しい。時間をかけている間に津波が来る可能性もある。 ・あちこちに堤防の上にのぼれるところを作ってほしい。 海側の階段は夕日を眺める場所になるとよい 。 ・堤防嵩上げや水門は風景を悪くするので、観光への影 響が問題だ 。自然のたたずまいを守りたい。 ・まず逃げる対策、避難タワーをつくることが大事。 第3回で提示された計画案について 【堤防の高さについて】 ■波を防ぐためには高さがあるほうがよい。 ・子どもや年寄りもいる。少しでも逃げる時間を稼げる ようにと考えると高いものが良い。住む家も守りたい。 ■少し低い T.P.+7.5m の案の方がよい。 ・T.P.+11.0m は、海を見て暮らす今の生活が失われる。 浸水面積が大幅に削減されるなら T.P.+7.5m でよい。 ・想定浸水域の 90%が守れるなら T.P.+7.5m でよい。 ・景観や浜への影響が少なくなるので観光への打撃も抑 えられるのではないか。 つなみ対策かわら版 2 No. 発行:静岡県下田土木事務所・松崎町 平成 28 年 2 月 10 日 発 良いのではないか。人工の砂浜をつくれないか。 ・観光客の視点からも安全性を高める堤防はプラスにな るのではないか。 津波対策検討会 会 松崎地区協議会の報告とお知らせ ・堤防の上を遊歩道ができるのは、観光にプラス。3m 第3回地区協議会(昨年 12/20)の報告 堤防嵩上げ・水門設置の効果と、「もし整備を行うとしたらどのような形が望 ましいか」について検討しました。 昨年 12 月 20 日に、静岡県と松崎町の共催による第3 前回会議で多く出された「もう少し高さを 抑えられな ・遊歩道は車椅子などにも配慮したデザインに。 回 津波対策検討会・松崎地区協議会が開催されました。 いか」という声を受け、現状+1.5m とした場合の ・高木は、海の眺めを阻害してしまうのではないか。 今回は、前回の協議会での意見をふまえ、女性や若い T.P.+7.5m のケースも含めて、比較資料が提示されました。 ・展望デッキなど張り出しているデザインは、防砂ネッ 世代のメンバーを増やし開催されました。 また堤防の形状についても、前回の議論を反映させた8 会議では、県の説明を聞いたあと、グループに分かれ パターンの案が提示され、それを見ながら「つくるなら て以下のような内容を話し合いました。 どのような形状が望ましいか」について具体的に討議す 1、堤防嵩上げ、水門設置の効果について ることができました。 2、堤防嵩上げの場合、どんな形状が望ましいか *T.P. とは、東京湾の平均水面を基準とした高さ。 くらいの幅にしてベンチや草花など楽しめるものに。 トのかわりにもなるかもしれないのでよいと思う。 ・つくるなら松崎らしい美しいものをつくってほしい。 ただ造ればよいというのはダメ。 【水門について】 ・水門と堤防は一体でつくらないと意味がない。 ・観光資源になるような美しいデザイン、松崎らしいデ ザインにして欲しい。 ・せっかくなら近代的な機能を持つもの、港の機能を充 実させるものにしたい。 ・水門は、大雨の時の水害の原因になるのではないか。 川からの洪水時のことも考えた構造にしてほしい。 ・2階からの海が見えるのは、重要な条件。 【堤防の形状、デザインについて】 検討会の進め方について ・民地への影響が少ない方がよい。家屋の移転が必要と ・堤防整備の事例を見に行ってはどうか。 なり費用や時間がかかるのはさけるほうがよい。 ・砂浜はできるだけ残したい。観光的にも打撃がある。 他地区の他区協議会開催状況 3、景観に配慮したデザインについて 第3回協議会に提示された資料 レベル1津波 堤防嵩上げ・水門設置の効果のシミュレーション (レベル1の津波が来た際の浸水域の想定) 津波到達時間 地震の揺れはじめから4分 想定津波高 T.P.+9.0m 必要堤防高 T.P.+11.0m 下の図は、レベル1の津波が来た際に、 A. 現状(整備をしない)堤防が破堤し、水門もない場合 100% 水門がなく堤防が破堤した時の浸水面積 B. 今の高さで堤防の強度を上げて破堤なしの場合 35% 削減 を 100%とした時の、堤防強化や水門整備、 C. 今の高さで堤防の強度を上げて水門を設置 60% 削減 嵩上げの効果を%で示した図です。 D. 堤防を T.P.+7.5m に嵩上げする 90% 削減 11m の嵩上げでは浸水は0としています。 E. 堤防を T.P.+11m に嵩上げする 100% 削減 A. 水門なし越流破堤 C. T.P.+6.0m のままで水門あり破堤なし B. 水門なし越流なし(堤防強化した場合) D. T.P.+7.5m 水門あり越流なし 水門、堤防 三浦地区(岩地・石部・雲見) ・ 2 月初旬で第 3 回まで終了しました。 松崎地区と同様に皆様からの意見を収集し、整理を しています。 【松崎地区のみなさんへ】 津波対策についてのご意見を下記まで 次回のお知らせと今後の進め方 お寄せ下さい。お待ちしております。 ・第 5 回 3 月下旬開催予定 ・第 5 回以降 連絡先/松崎町役場産業建設課 ☎0558-42-3965 FAX0558-42-3183 E-mail:[email protected] 町民への意見照合 〒410-3696 松崎町宮内301−1 協議の中間とりまとめ 今後の進め方について 避難対策の具体化に向けた意見交換 4 1