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コンテンツ・マネジメン卜・システム (CMS)
19, 1 73-1 7 6, 2004 鳴門教育大学学校教育実践センタ一紀要 教育用 Webサイト構築における コンテンツ・マネジメン卜・システム (CMS) の利用 U t i l i z a t i o no fC o n t e n t sManagementSystemf o r C o n s t r u c t i o no f羽T e bs i t ef o rE d u c a t i o n 藤原伸彦1)島宗 理 2) 干 772-8502 鳴門市鳴門町高島宇中島 748 鳴門教育大学 1) 学校教育実践センタ一 実地教育分野 )学校教育実践センター教育メディア開発分野 2 NobuhikoFUJIHARA. S a t o r uSHIMAMUNE N a r u t oU n i v e r s i t yo fE d u c a t i o n 1) R e s e a r c hC e n t e rf o rS c h o o lE d u c a t i o n,D i v i s i o no fP r e s e r v i c eT e a c h e rT r a i n i n g 2) R e s e a r c hC e n t e rf o rS c h o o lE d u c a t i o n,D i v i s i o no fE d u c a t i o n a lT e c h n o l o g y 748T a k a s h i m a,N a r u t o,Tokushima,7 7 2 8 5 0 2,J a p a n 抄録:近年, Webサイトを構築する手法として, Blog (ブログ)をはじめとするコンテンツ・マネジ メント・システム (CMS) が使われ始めている。本稿では CMSを利用した教育用 Webサイト構築 1 )鳴門教育大学学校教育実践センター に関する著者らの取り組みについて紹介する。具体的には, ( 教育メディア開発分野がサービスを行っている f B l o gレンタル J,および ( 2 )汎用 CMSの一つである xoopsを使った教育用 Webサイト運営,についての実例を報告したい。 キーワード:教育支援, Webサイト,コンテンツ・マネジメント・システム Abstract:R e c e n t l y ,C o n t e n t sManagementSystem(CMS),l i k eB log, i scomesi n t ou s et oc o n s t r u c tWebs i t e I nt h i sp a p e r ,wer e p o r t e do u rt r i a l st oc o n s t r u c tWebs i t ef o re d u c a t i o n a li n f o r m a t i o nw i t hCMS.I nc o n c r e t e, wei n t r o d u c e d( 1 )" B l o gr e n t a ls e r v i c e "c o n d u c t e dbyD i v i s i o no fE d u c a t i o n a lT e c h n o l o g y ,R e s e a r c hC e n t e rf o r S c h o o lE d u c a t i o n,N a r u t oU n i v e r s i t yo fE d u c a t i o n,a n d( 2 )webs i t ea d m i n i s t r a t i o nw i t hm u l t i p u r p o s eCMS, ' x o o p s " . e b s i t e,C o n t e n t sManagementSystem Keyword:E d u c a t i o n a lS u p p o r t,W 今や,教育場面において Webサイトを介して情報を提 育情報を提供する Webサイトを構築するために CMSを 供することは,一般的なものとなった。例えば,ほとん 1 )教育 活用した事例について報告したい。具体的には, ( どの大学がいわゆる『ホームページ』を立ち上げており, メディア開発分野が提供している f B l o g (ブロゲ)レン 所属する学生や受験生 タル J ,( 2 )x o o p s (ズープス)を利用した著者ら自身によ さらには一般の人々へ向けての 情報を提供している。また,大学の公式 Webサイトに加 る教育用サイト構築の試み,の事例について報告する。 えて,講座や研究室,個々の研究者のレベルでも Webサ イトが立ち上げられている。鳴門教育大学も例外ではな Webサイト構築手法の変遷 く,公式 Webサイトを開設しているし,各講座のサイト や,教員が自身のサイトを使って情報を発信している。 Webサイトに含まれる個々のページは,基本的に,提 学校教育実践センター教育メディア開発分野でも, 1998 供する情報そのもの(本文や画像情報)と,ページ内に 年以降,コラボレーションネットワークというサイトを おけるその情報のレイアウトや他の Webページへのリ 立ち上げ,教育における問題解決を支援する情報の提供 H y p e rT e x tMarkupL a n g u a g e )と ンクを指定する HTML( を行ってきた。 呼ばれるコードとを組み合わせることで記述される。 ここ数年.Wehサイトを構築するための手段として,コ HTMLに加えて. HTMLからレイアウトや文字飾り等の LT,i~Jf 寸る ( C a sじa d i n gS t y l eS h e et ) 二ノチ〉、ソ・マネシメニト・システム ( C o n t c n t sManagcmcnt 山報を切り f~ít S v s t c m :CMS) の利用が ? I : I Iされている心本杭では,教 というコードがけjいられることもある。またー HTMLや 入I. 1I ~) (三()()]) CSS 173 html> head> くt i t l e > F U J I H A R A ' sXOOPSS i t e< l t i t l e > 〈血e ad> く く body> < t a b l ec e l l s p a c i n g = " O "c l a s s = " m a i n " > くt r> くt di d = " h e a d e r b a r " > くi mgs r c = ' ' h t t p : / / r c s e 4 . n a r u t o u . a c . j p / w o r k s / t h e m e s / p e n g u i n ! do t .g i f 'w i d t h =1 Opxh e i g h t =10px><br> <forma c t i o n = ' ' h t t p : / / r c s e 4 . n a r u t o u . a c . j p / w o r k s / u s低 p h p "method=甲o s tらログイン名 < i n p u tt y p e = " t e x t "name="uname"value="usemame" s i z e = 1 2o n M o u s e O v e r = " t h i s . f o c u s O ; "onFocus= " i f ( t h i s . v a l u e==' u s e m a m e ' )t h i s . v a l u e=" ; " > く 図,. HTML文書 く…〉で固まれた HTMLコードと情報の内容そのものと が混在しているため どのような情報が表示されるのか が分かりづらい。分かりやすく見るためには, Webブラ ウザで見る必要がある。 CSSで作成した Webページはあらかじめ用意された情報 を提示するのみだが P e r lや PHPなどの言語を使うこと によって, CGI(CommonGatewayI n t e r f a c e )と呼ばれる動 的ページを構築することも可能である。代表的な CGIと しては,電子掲示板やアクセスカウンターがあげられる。 Webページが一般のユーザーによっても作成されるよ うになった当初, Webページを作成する方法としては,テ キストエディタを使って HTML文書を直接記述するの が主流であった(図 1)。この方法は,現在でも Webペー ジを作成する際の基本である。しかし, HTMLのコード を知らなければ Webページを作成できないという点で, 作成の負荷が非常に高い。加えて 提供する情報とレイ アウト情報である HTMLのコードとが混在した情報を 図 2. Blogサイトの一例(上)と編集画面(下) 編集画面の①に情報を入力し ②のボタンをクリックす ることで Blogに情報が追加される。(上図の r--コ部) 編集するのは,一般的な文書編集-原稿用紙やワープロ め , Web上で情報を日記風に公開するシステムとして使 を使って提供する情報のみを編集対象とする場合ーとは われることが多い(図 2)0 CMSの最も特徴的な点は, 異なっており,作成時の認知的な負荷も高い。そのため, Webブラウザ、を使って情報を更新できるところにある。 Webページの作成は,ほとんどのユーザーにとっては非 公開したい情報を, Webブラウザを使って入力するだけ 常に敷居の高いものであった。 で , Blogシステムの所定のレイアウトに従って Webペー そのような状況を変えたのは ホームページ作成用ソ フトウェアの登場である。それらのソフトウェアでは, ジが生成される。サイト内に含まれるページが同様の フォーマットで表示されるので,ユーザーが特に意識を Webページ作成者から直接見えるのは,本文や画像情報 しなくても,サイト全体に統一感を持たせることができ のみであり, HTMLのコードは表示されない。文字飾り る 。 CMSの普及の程度はまだまだ低い(1)が,大手プロバ やレイアウトは,ワーフロソフトで文書を編集する場合 イダも Blogサービスの提供を開始しており,今後,利用 のように,指定した文字列の「文字飾り JI フォントサイ 者の拡大や効果的な活用法の提案について期待されると ズJ I 行間」などを設定するだけでよく,直接 HTMLの ころである。 コードを設定する必要はない。ユーザーがその文書を ファイルとして保存すれば ホームページ作成ソフトが 自動的に HTMLコードを含んだ文書を生成してくれる。 ここ数年, Webサイトを構築するために,さらに別の CMS活用の実際例 ( 1 ) Blogレンタ jレ 手法使われるようになってきた。 Blogをはじめとする 教育メデ、イア開発分野では, 2003年 11月より,教育 CMSである。 Blogでは,情報を時系列順に表示するた における問題解決に関する情報発信を目的とする人を対 174 鳴門教育大学学校教育実践センタ一紀要 象に, B l o gレンタルのサービスを行っている。 2004年 である。それに対して, x o o p slfi)や Mambol7といった汎用 9月時点で,著者らを含めて鳴門教育大学内の教員から CMSは B lo g同様の情報提供に加えて,サイト閲覧者 7件の申し込みがあり,運用されている。 同士で情報交換をするフォーラムや 資料などのダウン ロード,有用な Webサイトへのリンク集など,幅広い形 gシステムとして様々なシステムが開発されてい B lo るが,我々の分野で使用しているシステムは,現在世界 の情報提供を可能にする。汎用 CMSは , Y ahoo! J APAN 的に利用されている M ovableT y p eぼである。それらは, のようなポータル(入口)サイトの構築に使うことがで 学校教育実践センター内に設置された 2台 の サ ー バ (1 きる。 台は MacOSX 1 0 . 1サーバ 数多くある汎用 CMSの中でも, x o o p sは日本語対応が もう 1台は L i n u xサーバ) 最も進んでいるシステムである(高井・インフォリグ, 上で稼動している。 gの概要を表 1に示す。それぞれの B l o g それぞれのBlo 2004)。フォーラムや資料のダウンロードなどコンテン の主目的は, ID1""4の B l o gでは運営者個人による教育 ツを管理する機能は 情報の発信, ID5 ' " ' '6は研究フロジェクトにおける情報 x o o p sの基本管理機能に必要なモジュールを追加するこ 共有,そして ID7は,ゼミにおける情報共有である。 とでサイトを構築してゆく(図 3)。モジュールの追加は, g( I D 1) では, 例えば,著者の一人が作成しているBlo Webブラウザから行う。またページのデザインも, Web 研究の進捗状況,専門分野に関連する書籍や Webサイト ブラウザ、を使って行うことができる。サイト運営者は, の紹介,徳島県内や鳴門市内で起こった出来事などを掲 サイトの特徴に合わせて 載している。 込み,どのような情報の表示方法をとるかを設定する。 モジュールという形で提供される。 どのようなモジュールを組み 高知県ホームページ (8)や兵庫県立大学大学院環境人間学 いずれの B l o gでも,それほど頻繁ではないが継続的に gトップページへのア 情報が追加されている。また, B lo クセス数 もかなり多い。 Webページの作成は一般に手間 3) のかかることであり 情報が更新されないままになる場 gでも同様であり,過去 2ヶ月間情報が更 合がある。Blo 新されず「三日坊主」となっているサイトが 66%もある との報告もある九またサイト運営が成功している場合 画面函嗣 朝間程軍盟胃曹関岡-冨ヨ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・置 , , ム .近考えていることは, f i lるカ jを 骨 且 1 ごした倫岡崎な思考削宵雌 こみース でも,情報の更新が負担となり「燃え尽きてしまい J,B log フ.山ラム を閉鎖してしまうサイト運営者もいるへそれらのことを ギャラリー 豊.'.厳〈重量 1豊3.1 重畳ヱ主堕盟主主 i主主量 >:1' 主盟) 垂盟主 正以主 J ) : ' ;ク集 ぺ味ミライよ/ .. 轟進バス ぉmい会わ~ デシ差. イト運営を継続させ o・p ・".,&f型車~IJRJq)* 語・ U( 童生~IJR;P) 堕呈竺量生 主里主量生霊.!!'.豊 , ・・ 2単旦三とι2盟里工亜".旦〈里盟iよ1 重量-主旦盟主主星空望里哩圭盟主里里 ー " 3ラ ボ ネ > l ト SONY$t ' 1I < !A e rr .l " CA 何 ONεPSON P ..MsonlC SHARP 一 一 一 2盟主国丘皇国連主出 E包包盟主一 , x ♀旦主 、 r " 噂例市とめ,.. 情報の更新はそれほど活発ではないことが,かえってサ 徳島のヲ""主E岨里)士主盟主喧喧里主企聖型主(主主主里)望星空量主主担皇 a 陸軍・鍾震 'J 主主工問主主....主与2主主主主主型圭聖E皇且旦当凶主主主主必至止聖主主主里圭Z FUJI 村ARA'sOo C$ l o gでは, 考慮すると,我々がサービスを提供している B E 盟主2盟主畳豊もその鑑点で行いました [AboutFUJIHARA} qゥ: " ' 0 -ド コラホネォ・取犬""臨セソ"→ IOPAClt 阪奮を. e!l事繍同 D '*孝一'車場門市内'"学慣 プロジェクトやゼミ内で情報が参 照され利用されるのを可能にしていると思われる。 ( 2 i CMSを利用した教育用サイト構築の試み B l o gは , Web日記形式での情報提供を吋能にする CMS o o p sを使って構築した藤原の Webサイト 図3 .x 表, .運用中の B l o gの概要 “ "は,当該 B l o gが未開設であった月である。 ID 1の B l o gにおけるトップページへの アクセス数についてのみ, B lo g作成者によるアクセスを省いて補正した数を掲載している。 コンテンツ数/月 2003 トップページへのアクセス数 2004 2003 1 12 1 2 3 4 5 6 7 8 ID 10 1 2 2004 1 10 1 12 1 2 3 4 5 6 7 8 10 18 13 15 14 20 5 9 9 8 75 342 367 383 359 409 462 582 623 551 。。。。 202 335 869 582 483 509 229 965 937 971 1129 7 8 7 239 415 353 6 7 12 O 2 2 3 1 1 6 ら 4 4 4 4 3 2 32 151 ( ) 52 ')7‘ J i . I I . . . . . J 29 l~ ら 17 ) 1 : )2 : ) ; ) 76 165 111 ー ( ) 80 ( ) ( ー ) ( 九1). jり(三()() l J 。 、、、,, { ;) 50 939 318 202 165 109 202 179 123 l 5 5 2 16 175 研究科(へ福島大学経済学部(削などが, xoopsを利用して り , といった,いわゆるカスタマイズ作業をするには, サイトを構築している (2004年 9月現在)。 x o o p sの使用法の学習や HTMLや CSSの知識が必要であ 藤原は, 2003年 11月より自身の Webサイトを, xoops る。教育メディア開発分野や,大手プロバイダが行って を使って構築しているヘ現在,主なコンテンツは,以下 いるような Blogのレンタルサービスや,さらには汎用 の通りである。 CMSのサービスが一般的になれば CMSを利用した教育 ・藤原の略歴および業績一覧 用 Webサイトの運営も普及すると思われる。 ・研究に利用できる Webサイトへのリンク集 ・研究に関連するこユース 主 ; ・講義等で使用した資料 ・自作した CGIスクリプ卜 釈 ( 1 ) 例えば Blogの場合, B log利用者はインターネット利 x o o p sで構築する以前は, HTMLを直接記述することでサ Blogを利用していないが言葉を知って 用者の 2.5%, イトを構築していたがその際には Webサイトに情報が いる人は 23.5%である(財団法人インターネット協 追加されることは少なく サイトは静的なものであった。 会 , 2004)。 上に列挙したもののうち 「藤原の略歴と業績一覧」が主 ( 2 ) MovableT ypeホームページ なコンテンツであった。 xoopsを導入したおかげで, h t t p : / / w w w . m o v a b l e t y p e . o r g / ニュースモジュールを利用した教育における問題解決に なお, 2004年 10月以降, MovableTypeの利用ライ 資する情報の提供や,ダウンロードモジュールを利用し 2 e v o l u t i o n センスの都合上, MovableTypeではなく b て授業で配布した資料を追加するなどを,容易にかつ頻 繁に行えるようになった。 やN u c l e u sなど他の B l o gシステムを利用している。 ( 3 ) 今回使用した B logシステムでは,トッフ ページに最 0 トッフ ページへは,鳴門教育大学外の端末から平均し 新の(例えば過去 2週間以内に投稿された)記事が て毎月 420件程度のアクセスがある。また,講義等で使 掲載され,それ以前の記事は個別のページとして掲 0 , 用した資料や自作 CGIも I x o o p sで利用するファイル J は 401件 , アップロード用 CGI (2004年 4月公開 ) 載される。 ( 4 ) 例え l , ま HotwiredJAPAN 中://h o t w i r e d . g o o . n e j . p / n e w s / n e w s / c u l t u r e / s t o r y / h t I P o w e r P o i n tの基本的な使い方 (2004年 3月公開 ) Jは 262件のアクセスがあり 利用されていることがわかる。 , xoopsを使っ 現在,藤原の個人サイトの他にも 2件 2 0 0 3 1 0 1 7 2 0 5 . h t m l ( 5 ) H o t w i r e dJAPAN: て Webサイトを運営している。いずれも,藤原のサイト h t t p : / /h o t w i r e d .g o o . n e . j p / n e w s / n e w s / c u l t u r e / s t o r y / 同様, Webブラウザを経由してサイト管理が出来ること 2 0 0 4 0 7 1 2 2 0 4 . h t m l で,コンテンツの更新作業が容易になり, Webサイトが ( 6 ) x o o p s日本公式サイト 「作られたまま更新されない」ことを防いでくれている ように思われる。 h t t p : / / j p . x o o p s . o r g / ( 7 ) MamboJ a p a nO f f i c i a l h t t p : / / m a m b o . m u f a n . c o m l 展 望 本稿では Blogや x o o p sといった CMSを利用した, ( 8 ) 高知県公式 Webページ h t t p : / / w w w . p r e f . k o c h i . j p / ( 9 ) 兵庫県立大学大学院環境人間学研究科 Webページ 教育用情報を提供する Webサイト運営の実例を示した。 h t t p : / / w w w . s h s e . u h y o g o . a c . j p / g s I X O O P S / x o o p s 2 . 0 . 6 - CMSを利用した場合,従来の手法に比べて, Webブラウ j a e u c j p /h t m l / ザ、を使ってサイトを構築できる,資料のダウンロード等, ( 1 0 ) 福島大学経済学部・大学院経済学研究科 Webページ h t t p : / / w d b . e c o n . f u k u s h i m a u . a c j . p / 実現したい機能があれば,提供されているモジュールを 組み込むだけでよい サイト全体のページレイアウトに ( 1 1 ) h t t p : / / r c s e 4 . n a r u t o u . a c . j p / w o r k s / 統一感を持たせられる,といった長所のあることが伺わ れた。今後の展開として,学校教育実践センターの Web 引用文献 サイトに x o o p sを利用する,教育実習に関する情報を, Blogを利用して提供する,などを予定している。 一方で, CMSをーから設定して使うには,かなりの技 o o p sの利 術的な知識が必要となる短所もある。特に, x 用において,サイトの特性に合わせて使用するモジュー ルを組み込んだり, 176 財団法人インターネット協会 (2004),インターネット 白書,インプレス。 高井 守・インフォリグ ( 2 0 0 4 ) . XOOPSコミュニティ サイト構築ガイド,技術評論社。 トッフ ページのデザインを設定した 0 鳴門教育大学学校教育実践センタ一紀要