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2012年10月 - 南北米福地開発協会

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2012年10月 - 南北米福地開発協会
パンタナール通信
南北米福地開発協会
会報
2012年10月1日
暑さを忘れる涼しい花ジャカランダ
109号
薄紫色のジャカランダの花は、少し寂
しげなそれでいて限りなく気品を感ずる
ラッパ型の花です。昔から日本では紫が高貴を表す色だからそう思うのでしょうか。房のようにまとまって
枝ごとに咲いて、最盛期は小さな緑の葉を覆い尽くすほどに木全体が紫色に涼やかに萌えます。そう
した木が集まると山全体が紫色に覆われ、それは壮観です。アスンシオンでも、ブラジルやアルゼンチ
ンでも見ました。アフリカでも咲いているそうです。レダでも毎年この花の咲く時を楽しみに植樹したジャ
カランダの木々の手当をして来ました。(写真はレダ第一植樹園)また、木の実は独特の硬い甲羅で覆
われた直径7~8cmの茶色の硬い鎧を着ていますが、割ると二列に薄い羽をつけた種が綺麗に並んで
いて、神の創造の技の素晴らしさに感動を覚えます。
◎ジャカランダ
科名:ノウゼンカズラ科 属名:ジャカランダ属 性状:常緑高木
原産地:アルゼンチン、ボリビア 特徴:熱帯、亜熱帯各地で街路樹として広く利用されている高さ15m
にもなる高木ですが、幼樹は鉢物として観賞用にできる。藤紫色の花が美しいが、鉢植えではあまり咲
かない。(飯野記)
八月 二 十 五日 に 成
田 を元 気 に 出発 し た
ボ ラン テ ィ ア隊 は 、
途 中ド イ ツ のフ ラ ン
ク フル ト に 到着 。 次
は 、夜 間 の 飛行 で 、
ブ ラジ ル の サン パ ウ
ロ に朝 到 着 。そ し て
パ ラグ ア イ のア ス ン
シ オン へ 。 二十 七 日
の 朝、 パ ラ グア イ の
青 年奉 仕 隊 四人 も 加
わり、 バスで ドイツ人 が開拓 したロ ー
マプラ タに移 動。二十 八日に は、が た
がた道 を、マ リアアウ シリア ドーラ 村
に向 け出発。八時間かけて到着しま した。夕方からマリア村 で
の歓 迎会があり、二十九日、植樹活 動に入りました。植樹活 動
を四時近くまで行いカトリックの教会に集まりました。
午 後にはマリア村での屋根の修復 と青年奉仕隊のメンバー の
活動 状況を見るため、州の教育担当 責任者とスタッフが四人 で
来て 、我々 一人 一人 に州 の感 謝の 気持 ちを 表す ため と、 特別 に青 年
奉仕 隊のた めに 作っ たT シャ ツを くれ まし た。 その 後、 責任 者の 方
が学 校の屋 根の 修復 が州 や市 の予 算の 不足 でど うに かし なけ れば と
思いながら どうにもな らずにいた とこ
ろ、南北米 福地開発財 団の主導で 実現
できるよう になり心か ら感謝をし たい
と 真心から の挨
拶がありました。
そ の後、村 の子
供 たちの詩 の朗
読と踊りがあり、
州 の教育関 係者
と 私たちを 歓迎
してくれました。
奉 仕活動は 三十
一日までです。
奉仕隊・マリア村の活動
2日間にわたるバスの旅
ほぼ完成した校舎の前で植樹完了
第 12回 国 際 協 力 青 年 奉 仕 隊
9月1日マリア村からレダに出発。レダに向かう途中、
ダチョウ、鹿に出くわし、くちばしがみかん色のツー
カンが何羽も飛んで歓迎しているかのようでした。い
つものことですが青年たちはレダの支流に出会い、美しい
釣れた!
レダの景観に大きな歓声を上げていました。
マリア村では砂埃の中で作業し、体がべたべたになって
も十分に汗を流すシャワーもほとんど使えず、トイレも十
分でなく、洗濯もできずに苦労したため、レダに到着し、
奉仕隊にとってレダは、電気と水道が完備されていて、シャ
ワーを浴び、プールに入ったりして、解放のひと時を過ご
しました。レダの施設の素晴らしさに、特にプールに感激、
また夕食にそばや日本のごはん、またパクー料理等、10種類の準備されたおかずを見、レダは
まさに天国だと多くの隊員が叫んでいました。夕食後、中田所長をはじめすべてのスタッフの自
己紹介があり、奉仕隊前半の感想を書き、1日を終わりました。
2日には、エコツアー。3日には、エスぺランサ村にて、
先輩が植樹をしていった樹を見て、自分たちの植えた木が
このように育つのだ
という見本を見るよ
うになり感動してい
ました。
4日には、次の都市、
ミンガグアス市に向
かいました。
パンタナール地域を代表するプール
エスぺランサで植樹再整備活動
レダ・エスぺランサ
さて、レダからローマプラ
タに行くたびにマリアアウ
念願の屋根が完成しました シリアドーラに寄っていま
す。一度はパクーを持って
行って校長を含め3家庭にあげたら喜ん
でいました。(近くに川はなく魚は手
に入りません)
ブーゲンビリアの花
今回は、このところ乾燥が続いてい
たのでニームの苗木を25本ほど持って行きました。みんな喜んで
います。植えた街路樹は雨が降っていないので中々四苦八苦とい
うところですが、学校の庭は先生がしっかりと管理してくれ、ブー
ゲンビリアはすべて
室内から見た屋根
花をつけています。
屋根も完成してそ
こで勉強をしていま
す。その所を撮りた
かったのですが、通
過した日が日曜だっ
たので校長夫妻(写
真右)だけでした。
(佐野記)
日本の南北米に感謝
「日本の皆さんありがとうございました」
修理前は屋根がありませんでした
奉仕隊ミンガグアス市プロジェクト
市と
南北米 福地開発財団( 以下NSA )で共同
企画し ている環境保全 一日キャン ペ―ンの
集会に 参加しました。 市の職員、 教育関係
者そし て中学高校の生 徒を交え二 百名を超
える集 会になりました 。集会が始 まる前に
NSA で作った植樹キ ャンペーン のシャツ
を皆に 配り、市の職員 の方の司会 で集会が
始まりました。
初め に市長からNS Aと青年奉 仕隊に対
する感 謝の言葉とミン ガグアスに おける環
境保全 活動の取り組み について話 があり、
その後 、中井重幸NS A副会長か らNSA
が地球 環境の悪化を 止め、自然 を愛する精 神を高揚 することを 願う
精神か ら始まったこ とを語り、 更に青年奉 仕隊の紹 介をしまし た。
その後、青年奉仕隊の映像を見てもらいました。
市の 職員の方から 市の環境保 全の計画と 実行に対 する説明と 学校
の生徒 らが市の計画 にのっとっ て実践する 誓いを表 明し、その 後、
パラグアイのビンの踊り。日本イグアス移住地にある和太鼓のグルー
プによ る演奏が続き 、最後に青 年奉仕隊の メンバー による合唱 で十
一 時ご ろ 集会 を終 えま した 。 青年 たち の 合唱
の 前に 柴 沼の 方か ら市 長さ ん はじ め、 市 の職
員 、学 校関 係者に
日 本か らの プレゼ
ントを渡しました。
集 会後 、市 庁舎の
前 に準 備さ れた百
個 の植 樹の 穴に苗
木 を青 年奉 仕隊の
メ ンバ ーと 学生、
職 員が 一緒 になっ
て 植え 付け をしま
した。(柴沼記)
感謝のあいさつをする市長
3万本植樹のまず1本
奉仕と笑顔は国を越えて
パラグアイ国・パンタナール地域・南部地域の植樹
2012年8月25日~9月11日
ホームページ
http://www.asd-nsa.jp
南北米福地開発協会
会員募集中
地球家族として
自然を守りましょう
奇跡の
レダの種子が世界に緑を 木
とし
て注目されて いるモリンガ の木は、一年 で七m
くらいに、二年目には十五mくらいになります。
白い花をつけ 、年に数回咲 きます。葉の 栄養成
分は、地球上 の植物では最 高といわれる ほど、
ミネラル、ポ リフェノール など、多くの 栄養成
分を含んでいます。
二酸化炭素 の吸収力は抜 群ですので、 地球温
南米、パラグアイ、パンタナール地域
暖化にも貢献できるとも言われています。
へのエコツアー ならびに植林活動
右の写真の 木のモリンガ はアフリカの モザン
を通じて
ビークの木です。
生態系の維持と強化を促進し、その
ここの気候 にあったのか 、すくすくと 成長し
地域をモデルとし、
ました。モザ ンビークでは 、大統領自ら 、モリ
世界に環境保護の大切さを
ンガが病気の 軽減、滋養に 良いとして、 食用、
訴え てい ます。
医用に奨励し ています。( モザンビーク 在住の
会費は月五〇〇円、
宝山さんから)
毎 月、パ ンタナ ール 通信を 送り ます。
日本では、 自分の会社の 庭に四mに成 長した
また、
モリン ガを
各 種の セミナ ー、 エコ ツア ー等 の
育てて いる
案 内をい たし ます。
会員の 方が
い ま す 。
(写真 左)
やはり 冬を
南北米福地開発協会 事務局
越すた めに
〒二一三―〇〇〇一
幼葉を 剪定
神奈川県川崎市高津区
したり 、水
溝口三―十一―十五
のやり すぎ
岩崎ビル四F
を注意 した
電話
〇 四四 ―八 二 九― 二八 二一
りと、 いろ
Fax
八二九―二八二〇
いろ工 夫を
会費納入
郵便口座
したと のこ
一〇一八〇―七七六八〇四七一
と で す 。
(吉村 さん
Eメール
[email protected]
から)
モザンビークに育つ
元気に2年目で
奉仕の中で人種の壁を越えてマリア村
での奉仕隊最後の日は、人種の壁を 越え、
一つの家族となって働きました。
またこの村に来て、奉仕したい。そう願って、その決意と衝動
氏 名
学校他
1 山口 孝太郎 大学生
を残して、マリア村を出ました。涙があふれそうでしたが、ま
2 村塚 福也
大学生
たこの地に来るんだと決めたので、別れの涙は見せませんでし
3 慶野 高志
大学生
た。この短い期間でしたが、活動する中で、移動する中で日本
4 藤代 勇飛
水泳指導員 の中にいただけでは感じられないであろう多くの事を得ることができたこと
5 菊池 顕裕
大学生
に、限りなく感謝します。(牟田 聖龍)
6 牟田 聖龍
大学生
本当の幸せを考えて 村には遊ぶものがあまりなく、折り紙や携帯で何
7 林 晋一郎
会社員
かやってあげるだけでも、喜んでくれる姿をみる時、物質豊かで、
8 平尾 育誉
大学生
とても便利な生活を送っている私達が、自分たちだけで満足す
9 佐野 利恵
大学生
るのではなく、貧しい村などで、少しでも奉仕して、皆幸せに
10 今成 由利子 大学生
なってくれることが、本当に必要だと思いました。日本にいる
11 坂本 宏代
会社員
12 千脇 有希子 大学生
と、心がすさむし、物にあふれていても、どこか物足りないが、
13 中尾 祥子
大学生
こ う して植樹活動をして、村の人たちが喜んでくれる姿、そして子供たち
と遊んでいることにより心が開放され、私も幸せになれたことに感謝しました。(今成 由利子)
第12回国際協力青年奉仕隊に参加して
隊員の感想(抜粋から)
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