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石井杏奈 × 上原実矩 石井杏奈 × 上原実矩

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石井杏奈 × 上原実矩 石井杏奈 × 上原実矩
石井杏奈 × 上原実矩
映画『ガールズ・ステップ』出演
それぞれが悩みを抱える女子高生たちの、可愛らしい成長の瞬間を描いた
『ガールズ・ステップ』に出演する石井杏奈さんと上原実矩さんに、作品のエ
ピーソードなどを伺いました。
―まずは脚本を読んだ時の感想を教えてください。
石井:最初に台本を読んだ時は、「うわー、文字からでも青春が伝わってくるっていうか、青春だ」って
本当に思いましたし、共感できる部分がすごく多くて、どんどん事が進むうちに、あずさに感情移入し
ちゃっている自分がいて、なんか最後は頑張れあずさって思っていました。
上原:私は読んでいてパワーを感じたというか、ガールズパワー、力強いものを感じました。
ー共感できる部分。例えばどんなところ?
石井:例えば、自分の気持ちを押し殺して相手を傷つけないように、自分が傷ついてもいいから相手を傷
つけないようにと思うことって、今学生生活を送っている皆さん、なんか共感できるというか、近い部分っ
てあるんじゃないかなって。そんな本音で話したりとかってないじゃないですか・・・。自分を偽って、過
ごしていると思うんです。「トイレに行こうよ」って言われて、そこまでトイレに行きたくないけど「い
いよ」って行って一緒に行ったりとか、小さなことはあったなって思うと、あるあるって共感出来ましたね。
―ガールズステップ=自分の殻を破った瞬間、ってどんな時ですか?
石井:今回の初主演というのは殻を破った瞬間だなって思いました。なんか今までは、夢だったけど、本
当に自分が主演をやれるなって思ってもいなくて、夢としてはふんわりとしていたので、今回夢である主
演が叶ったってことが、殻を破った瞬間でした。そして、そのガールズステップがこの映画で良かったなっ
て、本当に心のそこから思える現場とキャストの皆と、スタッフの方でした。
上原:殻を破れたというか、もちろんこの5人で出会えたこともそうですけど、一番撮影の中で殻を破っ
たと思えるシーンは、一番最後のダンスシーンなんですけど。本当に直前の舞台裏にいるときは、すごい
緊張しているし、お客さんもいっぱいいるし、時間も限られているし、それに前日もまだ振りを間違って
いるとかで本当に不安だったんですよ。で、音楽がかかってスポットライトを浴びた時に、殻を破ったと
いうか、自分の中で「今変わったかも」っていう瞬間があったので、それがガールズステップの瞬間なんじゃ
ないのかなって思いますね。
― ジミーズ の仲の良さが伝わってくる作品でしたが、撮影中のエピソードを教えてくだ
さい。
石井:結構仲良くなって、毎日本当に楽しかったんですけど…。何してた?
上原:ずっとしゃべっていたり、自分たちでゲームを考案して、それを周りから見たらつまんないのに、
移動のバスの中とか、休憩中と懲りずにずっとやっていました。
石井:あっ。後、あれもやったね、ビデオ撮影。小芝風花ちゃんがそういうアプリを持っていて、それで
皆でドラマを作ったりしました。本当に空き時間を利用してなので、1分とか短くて、内容もどうでもい
いようなものでしたね。撮影中も本当に楽しんでいました。
―石井さんは初主演ということでプレッシャーはありましたか?
石井:プレッシャーとか責任感とか、色々感じて、こんなに色んなことを感じるんだって思いました。で
も一番は本当に嬉しくて、なんか幸せだなって思いました。自分だけが主役ってことに囚われなくなった
のが、この皆と出会ったからで、 ジミーズ が主役なんだなってすごく思いました。
―石井さんが演じたあずさは、ダンスが出来ない人から出来る人に変わっていきますが、石
井さんは元々ダンスが出来るわけですが、演じる上で苦労したことはありましたか?
石井:初めはどうすればいいんだろうって思っていたんですけど、インストラクターの先生と話して、「あ
ずさは下手だけどまだセンスがある役だから、別にワンテンポずらすとか、早くするとか、変にするとか
ではなく、こじんまりと。恥ずかしいからセンスがあるけど出来ないっていう設定でやっていこう」とい
う話をして、そこからはすごく楽になりました。でも皆は個性にあった踊り方と、ワンテンポずらしたり、
転んだりとのテクニックを入れないといけなかったので、たぶん私が一番楽だったのかもしれないです。
―上原さん、ダンスはどうでしたか?
上原:最初の下手なダンスのところは、1 回ずらしたら、次のテイクでもその次のテイクでも同じところ
をずらしていかないといけないので、それを頭の中で考えながらダンスしてました。下手に踊らないとい
けないし、覚えとかないといけないし、でも演技もしないといけないし。そう考えるとすごいぐるぐると
頭をフル回転させていたかもしれませんね。
―ダンスの経験はあったんですか?
上原:昔は少しやったことがあります。それに今は学校で必修科目になっているので、高校でもダンスを
踊っていたりして。最初、撮影に入る前は少し経験があったので、大丈夫だろうと思っていたんですけど、
結果的に私が一番やばかったっていう・・・。ダンスの先生が一番初めに見た時に 5 人の中で「大丈夫か?」っ
て思っていたらしいんですよ。以前、やっていたのはジャズダンスなので、やっぱりジャズダンスとヒッ
プホップでは動きが違うので、そこは大変でしたね。毎日 4 時間くらい練習をしていて、でもそれでも追
いつかないとか言われて…どうしたらいいかと思ったんですけど、皆と仲良くなっていって、練習してい
くうちに、いいものにしたいと皆で思うようになって。それからダンスの練習も楽しかったです。
―上原さんは、これまで演じてきた役柄と異なるヤンキー女子でしたが。
上原:そうですね。180 度というか、私がこれまでやってきた役と全く違う役で。それでも、ちゃんと美
香ちゃんと接していくと、私が初めに先入観で見ていただけで、すごい友達に一生懸命だし、一途だし、
乙女なところもあるし、本当に普通の女の子だなって思いました。そうやって意識してからは、楽になり
ました。
取材後、2 人が向かったのは・・・精華女子高等学校。
この日は、映画『ガールズ・ステップ』の試写会が行われ、試写会後、2 人がサプライズで舞
台挨拶を実施。2 人の登場に参加した学生からは歓声が上がった。
実は、精華女子高等学校のダンス部は、様々な大会に出場、優勝もするなど福岡を代表する
ダンス部。さらに 8 月 17 日に行われた『第 8 回日本高校ダンス部選手権 スモールクラス』
で見事初優勝を果たし、翌 18 日の『ビッククラス』でも優秀賞を受賞したばかり。
そんなダンス部より、石井さんと上原さんにサプライズ !! 劇中のダンスを含む3曲のフラッ
シュボブを披露しました。学生たちからの逆サプライズに石井さんも上原さんも驚き、涙ぐ
むシーンも。フレッシュな女子高生パワー全開でのイベントとなった。
公開中
誰に対しても調子よく接してしまう高校2年生のあずさ。ある
日、あずさはひょんな出来事から、ダンス部を結成する羽目に
…。メンバーは、クラスに友達のいない地味な4人。根暗の愛
海、勘違い女の葉月、ガリ勉の環、そしてヤンキーの美香。通
称 ジミーズ と呼ばれる面々だった。元々友達のいない ジミー
ズ に、チームワークなど芽生えるはずもなく、ダンスも散々。
だが、失敗を重ねながらもひたむきに挑む彼女たちに、まさか
の友情が芽生えはじめ…!? やっとできた気兼ねなく笑いあ
える仲間を失いたくないからこそ、本当の自分を見せあうこと
が出来ない彼女たち。果たして、ジミーズは本当の「仲間」と
呼び合える存在になれるのだろうか。そして、タンス選手権と
いう大きな舞台に挑むことを決めたジミーズの行方は…!?
© 宇山佳佑/集英社
©2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
監督:川村泰祐
出演:石井杏奈、小芝風花、小野花梨、秋月三佳、上原実矩
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