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別紙1 樹木の取扱いチェックリスト 1 危険木の判断フロー 危険木の
別紙1 樹木の取扱いチェックリスト 1 危険木の判断フロー 危険木の取扱いについては、樹木医による危険木診断を行っている場合と行ってい ない場合に分けて検討する。診断を行っていない場合には、別紙2の「危険木判定表」 により判定し、取扱いの手法を検討することとする。危険木の判断が明確につけられ ない場合には、樹木等の専門的な意見を求めることも必要である。 樹木診断 を行って いる yes 危険度判 定 伐採 5 4 延命処置 可能か 4、5以外 yes no yes yes 伐採 延命コスト は妥当か 個別に判断 no no yes 伐採 経過観察 危険木判 定表による 判断 5 伐採 4 延命処置 は可能か yes 身近な公 園に使用を 避けたい樹 種か yes 伐採 yes 延命処置 経過観察 no 延命コスト は妥当か 4、5以外 no 伐採 特に個別 に理由が ある yes 個別に判断 no 経過観察 図1 伐採 no no 特に個別 に理由が ある 身近な公 園に使用を 避けたい樹 種か 危険木の取扱いに関するフローチャート 延命処置 経過観察 2 隣接地へ影響している樹木の取扱い判断 隣接地で問題になるのは、主に越境の問題と防犯上の問題である。 ※2m は一般の広葉樹の場合あり、針葉 樹等の樹種については、距離を別途検討 隣接地へ 越境して いる 境界から の離れが 2m以内 yes yes 伐採・移植 の判断へ yes 樹形が大きく 乱れており回 復の見込が ない no これまで の対処頻 度が非常 に多い yes 伐採 no no 伐採・移植 の判断へ no 剪定等で対処 できないか 防犯上問 題になる yes no no 伐採・移植 の判断へ 伐採・移植の 判断へ 死角・暗が りを作って いるか yes no no 個別に判 断 図2 個別に判 断 これまでの 対処頻度 が非常に 多い yes 剪定 樹形が大きく 乱れており 回復の見込 がない yes no no 木に登れ る構造か 剪定コスト は妥当か yes no yes 伐採・移植 の判断へ 伐採・移 植の判断 へ 剪定等で 対応でき ないか yes 剪定コス トは妥当 か no no 伐採・移植 の判断へ 移植・伐採 の判断へ 隣接地に影響している樹木の取扱いフロー yes 剪定 yes 伐採 3 道路建築限界・高圧線等に影響している樹木について 道路境界付近に植栽されている樹木については、建築限界に枝が張り出す、高圧線 等へ枝が接するなどが問題と考えられる。 道路建築 限界へ影 響してい るか yes 樹冠直径の1/2 程度道路から離 れているか yes 針葉樹か no 剪定により 大きく樹形 を乱すか yes 剪定により 大きく樹形 を乱すか 移植・伐採 の検討へ 刈込みでき る樹種か yes 刈込み 剪定コスト は妥当か no 剪定コスト は妥当か no yes no no 移植・伐採 の検討へ 移植・伐採 の検討へ 剪定 no 移植・伐採 の検討へ 高圧線へ の影響か no yes 高圧線より3m 離れた位置で剪 定を行って樹形 が保てるか yes 電力会社へ 剪定を依頼 できるか no no 移植・伐採 の検討へ 剪定コスト は妥当か yes yes 剪定 剪定 no 個別に判断 図3 移植・伐採 の検討へ no no yes yes 移植・伐採 の検討へ 道路建築限界・高圧線等に影響する樹木の取扱いフロー yes 剪定 4 施設整備で支障になる樹木の取扱い トイレは設置する位置が限定される施設であり、敷地造成の仕方は地形により大き な制約を受けることから、トイレと敷地造成についてどうしても支障が出る場合につ いては、樹木の伐採の検討対象とする。 施設はトイ レか敷地 造成か no yes 施設の位置 変更はでき るか no 剪定等他の手 法で対応きるか 施設の配置変更が できない場合 no 図4 施設の位 置変更を 検討 施設位置変更でき ない理由を明示 基本的には 施設の配置 を変更 個別に判断 yes 移植・伐採 の検討へ yes 今回のコスト算出 将来のコスト予測 剪定処置コ ストは妥当か no 移植・伐採 の検討へ 施設整備で支障となる樹木の取扱いフロー yes 剪定等 5 樹木が列植状で支障のある場合 樹木が列植状で支障のある場合は、主に樹木間隔が狭く樹木が健全に生長する空間 確保ができないこと、あるいは列植により死角・暗がりができることと考えられる。 移植・伐採等の処置が必要な場合については、どの樹木を処置するか決めるフローへ 進むこととする。 樹木間隔が樹 冠直径の半分 を超える密植 yes 両者同様に生長 し2本で1本の 木のような形状 yes 現状維持 no ・どちらかが被圧 no どちらの樹木 を処置するか 検討へ 樹冠が重なっ ており樹形が 乱れるなど健 全ではない yes no 死角・暗が りなどがで き防犯上 問題 yes 剪定等によ り対処でき るか 剪定コスト は妥当か yes no no どの樹木を 処置する か検討へ どの樹木 を処置する か検討へ 下枝落と し、剪定など により対処で きるか no no 個別に判断 どの樹木を 移植・伐採 するかの 検討へ 図5 yes ・どちらも生長悪い yes 処理コスト は妥当か no どの樹木を 移植・伐採 するかの 検討へ 列植状で支障のある樹木の取扱いフロー 剪定 yes 下枝落と し、剪定 6 樹林状の樹木で支障のある場合 樹林状の樹木についての問題は、樹木が鬱蒼として死角や暗がりを作ること、密植 状態となり樹木が健全に生長する空間を確保できないことが主なものである。 ここでも、移植・伐採の処置が必要な場合について、どの樹木を処置するかの検討フ ローへ進む。 これまでの処理コスト 今回の処理コスト 将来の処理ココスと予想 死角・暗が りが問題か yes 下枝処 理・剪定当 で対応でき ないか no yes 処理コスト は妥当か no no 処理樹木 の検討へ 密植状態で 樹木が健全 でないこと が問題か yes 処理樹木 の検討へ 処理樹木 の検討へ no 個別に判断 図6 樹林状の樹木で支障のある場合の取扱いフロー yes 下枝処 理・剪定 7 複数の樹木の中でどの樹木を処置するかを決定するフロー 列植、樹林の中の樹木について、どの樹木を処置するかを決める必要があるため、 このフローにより検討する。 どちらか 一方が特 に健全で はない 健全では ないものを 処置 yes 伐採・移植 の検討へ no どちらか1方が強く 被圧され大きく樹 形を乱しており、他 の樹木を除いても 樹形の乱れは戻る ことが無い yes 被圧されて いるものを 処置 伐採・移植 の検討へ no 被圧されている 樹木がシンボル 的な樹木であっ たり、地域に重 要な樹木である yes 周囲の樹 木を処置 伐採・移植 を検討へ no 被圧されて いる樹木の 種類が、周り の樹木の樹 種より特に 貴重である yes 周囲の樹 木を処置 個別に判断 図7 複数の樹木から処置木を選択するフロー 伐採・移植 の検討へ 8 移植・伐採の判断フロー 容易に移植 できる樹 種・大きさか yes 移植により ある程度健 全な形態 になるか yes 移植コスト は妥当か yes 移植 no no 貴重な樹 木でできる だけ残す 必要がある no no 伐採 枯れるリスクを 大きく負っても 移植する理由 が何かあるか yes 個別に判断 no 伐採 図8 移植・伐採の判断フロー 伐採 yes 移植コスト は妥当か no 伐採 yes 移植