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工事説明書 - サンポット
GSHP-3003URF GSHP-3003URTF GSHP-3003UR 特に注意していただきたいこと・・・・・・・2 開こん・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 本体外形寸法図・・・・・・・・・・・・・・5 各部のなまえ・・・・・・・・・・・・・・・7 据付け・・・・・・・・・・・・・・・・・10 電気配線・・・・・・・・・・・・・・・・12 配管・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 給水と空気抜き ・・・・・・・・・・・・21 試運転・・・・・・・・・・・・・・・・・22 1 1 ■特に注意していただきたいこと 2 2 ■特に注意していただきたいこと ●ヒートポンプ本体上面は、配管接続 スペースになります。 600以上 機器本体 550 ●ヒートポンプから周囲の壁面までの離隔距離は図のようにしてください。 保守点検できるようにスペースをとってください。 前面 600mm以上 後面 100mm以上 左面 200mm以上 右面 200mm以上 100以上 標準据付け例(GSHP-3003URF) 200以上 3 3 850 200以上 ■特に注意していただきたいこと 標準据付け例(GSHP-3003URTF) 100以上 700以上 850 ●ヒートポンプから周囲の壁面までの離隔距離は図のようにしてください。 保守点検できるようにスペースをとってください。 前面 700mm以上 複数台を並べて設置する際は 後面 100mm以上 下記スペースを確保してください。 左面 200mm以上 右面 200mm以上 ●ヒートポンプ本体上面は、配管接続 スペースになります。 200以上 機器 本体 550 25以上 機器 本体 550 200以上 ●ヒートポンプから周囲の壁面までの離隔距離は図のようにしてください。 保守点検できるようにスペースをとってください。 機器本体 ●ヒートポンプ本体上面は、配管接続 スペースになります。 600以上 複数台を並べて設置する際は 右記スペースを確保してください。 550 600以上 前面 600mm以上 後面 600mm以上 左面 200mm以上 右面 200mm以上 (配管スペース) 標準据付け例(GSHP-3003UR) 200以上 850 200以上 ■開こん 取扱説明書(保証書付) 4 ■本体外形寸法図 220 230 220 4-φ12 M10アンカーボルト用 23 550 80 500(アンカーボルトピッチ) ●GSHP-3003URF 640(アンカーボルトピッチ) 850 冷暖房戻り配管位置 R1 14(32Aオス) 冷暖房往き配管位置 R1 14(32Aオス) 1200 63 採熱戻り配管位置 R1 14(32Aオス) 採熱往き配管位置 R1 14(32Aオス) 電源配線 通し穴 290.5 160 160 160 130 143 4-φ12 M10アンカーボルト用 80 98 ●GSHP-3003URTF 400(アンカーボルトピッチ) 37 94 100 ドレン排水配管 接続位置 Rc12(15Aメス) 850(アンカーボルトピッチ) 850 R1 14(32Aオス) 冷暖房往き配管位置 R1 14(32Aオス) 550 採熱戻り配管位置 R1 14(32Aオス) 採熱往き配管位置 R1 14(32Aオス) 1560 61.5 冷暖房戻り配管位置 5 5 ドレン排水配管 接続位置 Rc12 (15Aメス) 105 878 電源配線、リモコン線等 通し箇所 右側面、後面のいずれかを使用 250 100 250 100 電源配線、リモコン線等 通し箇所 右側面、後面のいずれかを使用 62 544 ■本体外形寸法図 ●GSHP-3003UR 6 ■各部のなまえ ■構造図 GSHP-3003URF 電装部 冷却ファン サービスポート 圧縮機 膨張弁 ドレン排水接続口 電源線用ゴムブッシュ ●電装部詳細 制御基板 外部出力端子台 電源端子台 接点端子台 三相200V ブレーカー リモコン端子台 ポンプスイッチ 6 7 ■各部のなまえ ■構造図 GSHP-3003URTF ●前面・右側面 ●後面・左側面 冷却ファン 電装部 サービスポート 圧縮機 膨張弁 電源線用ゴムブッシュ (右側面にもあります。いずれかをご使用ください) ドレン排水接続口 ●電装部詳細 ポンプスイッチ 制御基板 リモコン端子台 接点端子台 電源端子台 外部出力端子台 三相200V ブレーカー 7 8 ■各部のなまえ ■構造図 GSHP-3003UR 電装部 冷却ファン サービスポート 圧縮機 膨張弁 ドレン排水接続口 電源線用ゴムブッシュ ●電装部詳細 制御基板 電源端子台 外部出力端子台 接点端子台 三相200V ブレーカー リモコン端子台 ポンプスイッチ 9 ■据付け ■据付場所の選定 ●機器を据付ける場所は「特に注意していただきたいこと 注意 次の場所には据付けない」の項を よく守り、配管工事および電気工事が可能で、適切な耐力を持つ床面に据付けてください。 注意:騒音が気になる場所には設置しないでください。 万が一設置する場合は吸音材などによる騒音防止対策が必要となります。 ■据付け方法 手順に従って据付けてください。 1 排水・防水工事 ・この機器は、湿度の高い場所等に設置した場合、運転時、本体内部配管に霜がついたり、結露 水が発生します。 ・本体内部の結露水は本体右側面のドレン排水口より排出されますので、結露水を排出できるよ うに排水工事、必要があれば防水工事を行ってください。 550 620以上 ●GSHP-3003URF ・本体の重量は満水時に170kg以上になり ます。 据付けの際は床面の強度が必要になります。 右図を参考に基礎工事を行ってください。 ・基礎の大きさは870×620mm以上で す。 ・水準器を用いて水平に設置してください。 4-M10アンカーボルト 500(アンカーボルトピッチ) 2 基礎工事 640(アンカーボルトピッチ) 850 870以上 ●GSHP-3003URTF ・本体の重量は満水時に180kg以上になり ます。 据付けの際は床面の強度が必要になります。 右図を参考に基礎工事を行ってください。 ・基礎の大きさは570×970mm以上で す。 ・水準器を用いて水平に設置してください。 850(アンカーボルトピッチ) 970以上 4-M10アンカーボルト位置 400(アンカーボルトピッチ) 550 570以上 8 810 ■据付け 4-M10アンカーボルト 550 620以上 ・本体の重量は満水時に177kg以上になり ます。 据付けの際は床面の強度が必要になります。 右図を参考に基礎工事を行ってください。 ・基礎の大きさは870×620mm以上で す。 ・水準器を用いて水平に設置してください。 500(アンカーボルトピッチ) ●GSHP-3003UR 640(アンカーボルトピッチ) 850 870以上 3 アンカーボルトを打ち込む ・ヒートポンプ本体を固定するアンカーボルトは、M10アンカーボルト(現地手配)です。 ・アンカーボルトの種類によって下穴(ドリル)径は異なりますので、使用するアンカーボルトの 説明書をご確認ください。 ・アンカーボルトの下穴深さは45mm必要です。 ・アンカーボルトは下図の手順にて打ち込みます。 60以上 45 コンクリート 150 アンカーボルト (M10) ドリルなどで 穴をあける ブロアなどで 切粉を除去する アンカーボルトを入れ、 ハンマーなどでピンを 打ち込む 4 本体の固定 ・ヒートポンプ本体 固定穴4箇所をM10アンカーボルトで固定してください。 ・ヒートポンプ本体の振動が床に伝わらないように、防振ゴム(現地手配)などで振動を縁切りしてくださ い。 11 ■電気配線 3相200V(50/60Hz) ●GSHP-3003URF ブレーカー アース線を 接続(現地) スイッチング 基板 赤 ボディ アース ボディ アース DCファン 茶 27 緑 黄 紫 10 青 ※7 冷暖房ポンプスイッチ 採熱ポンプスイッチ 凝縮器サーミスタ 蒸発器サーミスタ 吐出管サーミスタ 運転 出力 圧縮機 出力 警報 出力 冷房 出力 暖房 出力 COM 白 赤 黄 ※4 ※4 青 茶 黒 ※1 外部出力 端子台 ※2 ※3 緑 橙 9 黄 灰 黄 茶 赤 橙 桃 黄 青 黄 21 20 44 ON OFF 38 32 39 30 8P 紫 青 赤 白黒 29 クランク ケースヒータ 6 四方弁 41 R S T U V W E U V W E 赤 白黒緑 赤 白黒緑 ノイズフィルター 34 ボディ アース ボディ アース 35 42 中継端子台 黒 青 警報LED 黒 赤 運転LED 黒 白 電源LED 45 膨張弁 22 14 DMDM+ 7SEG LED 13 黄 15 16 17 ボディ アース インバータ モニター 12 ※7 R S T ディップスイッチ 31 33 ※8 赤白黒 2 リセット 白 茶 緑 黄/白 黄 青/白 青 緑 ACファン 11 26 赤 茶 黒 黒 赤 白 青 赤 白 ※8 黒 ACリアクトル 黒 白 ※5 ブレーカ 43 ※6 黒 白 赤 ※6 黒 白 U X V Y W Z サージ プロテクタ 250V 10A ヒューズ 1 125V 5A ヒューズ 黒 黒 電源端子台 白白黒黒 トランス 採熱戻りサーミスタ 採熱往きサーミスタ 冷暖房戻りサーミスタ 冷暖房往きサーミスタ 圧縮機サーミスタ 圧力センサ(高圧) 圧力センサ(低圧) CTクランプ 白 ※5 18 H2 H1 HC MP RP 赤白黒 緑 青 黒 19 SS+ RR+ IG 制御基板 E(G) SC S1 S2 S3 S4 白白黒黒青青灰灰赤赤 黒 茶 赤橙 黄緑青 P1 PC +V AC 緑 青/白 黄/白 黄 青 MA MC M1M2 紫 茶 灰 R S T /L1 /L2 /L3 橙 +1 +2 U V W /T1 /T2 /T3 黒 白赤 白黒 桃 黄 接点端子台 リモコン端子台 採熱P 冷暖房P 自然冷房 電動弁 ※2 X U ※1 DCリアクトル 電動弁 接点 ※3 自然冷房 接点 冷暖房用ポンプ 接点 ECON3 ECON1 ECON2 リモコン 複数監視装置 茶 短絡線 採熱用ポンプ 接点 リモコン 集中制御 ECON1 ECON2 ECON3 U 圧縮機 V W 零相 リアクトル ● は別売部品を示しています。 ● 1 はコネクタ番号を示しています。 ● ※_と※_がリード線にて接続されています。 ● は中継コネクタを示しています。 ● 上記はお買い求め時の状態です。複数監視装置GSPCシリーズを使用する際は、GSPCシリーズの工事説明 書も参照ください。 10 12 ■電気配線 ●GSHP-3003URTF 3相200V(50/60Hz) ブレーカー アース線を 接続(現地) スイッチング 基板 白白黒黒 トランス 茶 27 緑 黄 紫 ボディ アース ボディ アース 10 青 ※7 冷暖房ポンプスイッチ 採熱ポンプスイッチ 凝縮器サーミスタ 蒸発器サーミスタ 吐出管サーミスタ 運転 出力 圧縮機 出力 警報 出力 冷房 出力 暖房 出力 COM 白 赤 黄 ※4 ※4 青 茶 黒 ※1 外部出力 端子台 ※2 ※3 緑 橙 9 黄 灰 黄 茶 赤 橙 桃 26 黄 青 21 20 44 ON OFF 38 32 39 30 8P 赤白黒 紫 緑 黄/白 黄 青/白 青 緑 黄 青 29 41 赤 白黒 6 四方弁 R S T R S T U V W E U V W E 赤 白黒緑 赤 白黒緑 ノイズフィルター 34 ボディ アース ボディ アース 35 42 黒 青 警報LED 黒 赤 運転LED 黒 白 電源LED 45 膨張弁 22 14 モニター 12 DMDM+ H2 H1 HC 7SEG LED 黄 15 16 17 ボディ アース インバータ 13 ※7 クランク ケースヒータ ディップスイッチ 31 33 2 リセット 白 茶 ※8 ACファン 11 赤 茶 黒 黒 赤 白 青 赤 白 ※8 黒 ACリアクトル 黒 白 ※5 ブレーカ 43 ※6 黒 白 赤 ※6 黒 白 U X V Y W Z サージ プロテクタ 250V 10A ヒューズ 1 125V 5A ヒューズ 黒 黒 赤 DCファン 採熱戻りサーミスタ 採熱往きサーミスタ 冷暖房戻りサーミスタ 冷暖房往きサーミスタ 圧縮機サーミスタ 圧力センサ(高圧) 圧力センサ(低圧) CTクランプ 白 ※5 電源端子台 18 MP RP 赤白黒 緑 青 黒 19 SS+ RR+ IG 制御基板 E(G) SC S1 S2 S3 S4 P1 PC +V AC 緑 青/白 黄/白 黒 黄 青 白白黒黒青青灰灰赤赤 茶 赤橙 黄緑青 MA MC M1M2 灰 R S T /L1 /L2 /L3 紫 茶 橙 +1 +2 U V W /T1 /T2 /T3 黒 白赤 白黒 桃 黄 接点端子台 リモコン端子台 採熱P 冷暖房P 自然冷房 電動弁 ※2 X U ※1 DCリアクトル 電動弁 接点 ※3 自然冷房 接点 採熱用ポンプ 接点 ECON3 ECON2 ECON1 複数監視装置 リモコン 茶 短絡線 冷暖房用ポンプ 接点 リモコン 集中制御 ECON1 ECON2 ECON3 U 圧縮機 V W 零相 リアクトル ● は別売部品を示しています。 ● 1 はコネクタ番号を示しています。 ● ※_と※_がリード線にて接続されています。 ● は中継コネクタを示しています。 ● 上記はお買い求め時の状態です。複数監視装置GSPCシリーズを使用する際は、GSPCシリーズの工事説明 書も参照ください。 11 13 ■電気配線 ●GSHP-3003UR ディップスイッチ 7SEG LED ● は別売部品を示しています。 ● 1 はコネクタ番号を示しています。 ● ※_と※_がリード線にて接続されています。 ● は中継コネクタを示しています。 ● 上記はお買い求め時の状態です。複数監視装置GSPCシリーズを使用する際は、GSPCシリーズの工事説明 書も参照ください。 14 ■電気配線 つづき 電気配線上の注意 ●電気工事は電気工事士の資格がある方が「電気設備に関する技術基準」・「内線規定」および工事説明書 に従って施工してください。 電源回路容量不足や施工不備があると火災の原因になります。 ●電力会社への申請は適切に行ってください。 1 設置(アース)工事 1.電気設備に関する技術基準に従い、D種設置工事(設置抵抗100Ω 以下)を必ず守ってください。 2.既設のアース端子がある場合はヒートポンプ内部 電源端子台の「ア ース」にアース線を接続してください。 ※アース線は、ガス管や水道管、避雷針や電話のアース回路または漏電 遮断器を入れた他の製品のアース回路には絶対接続しないでください。 2 使用電源について アース線を現地 にて接続 100V|200V|アース 三相200V電源線を 現地にて接続 電源は三相200Vです。 三相200Vには専用のブレーカーを設置してください。 定格電圧 ブレーカー 電源配線の太さ 三相200V 60A 14mm2 設置したブレーカーからの電源配線をヒートポンプ本体 右側の配線取 出口から通し、本体内部の漏電ブレーカーに導きます。その際、各種配 管などに触れないように接続してください。 3 循環ポンプ(別売)の配線 冷暖房および採熱ポンプの信号線をヒートポンプ本体右側のゴムブッシ ュを通して本体内部 接点端子台 「採熱P」、「冷暖房P」に接続してくだ さい。 制御基板の循環ポンプ出力端子は無電圧接点(MAX 単相200V 3A)です。 循環ポンプの電源は別に設け、リレーなどで動作させてください。 機器を複数台で運転する場合、別途制御盤等で循環ポンプを制御して ください。 ※電動弁の設置 機器を複数台で運転する場合、冷暖房配管、採熱配管に電動弁を 設置し、接点端子台「採熱P」「冷暖房P」に配線することで、 機器停止時、循環水を機器に流させないことができます。 制御基板の循環ポンプ出力端子は無電圧接点(MAX 単相200V 3A)です。 電動弁の電源は別に設け、リレーなどで動作させてください。 15 採熱P|冷暖房P|出力①|自然冷房|電動弁 ■電気配線 つづき リモコン(別売)の取付け ●リモコンは必ず取り付けてください。取り付けないと操作できません。 ●リモコンコードは200V電源ブレーカーを「切」にした状態で接続してください。 ●取付け場所の選定 ●次の場所には取り付けないでください。 ・操作しにくい場所 ・湿気が多い場所 ・幼児の手が届く場所 ・蒸気・水滴・水しぶきなどがかかる場所 ・表示が見えにくい場所 ・ガステーブル・コンロなどの燃焼器具の上部 ・直射日光があたる場所 ・特殊薬品を使用する場所 ・ストーブなどに近い場所 ・テレビやラジオから1m以内、テレビのアンテナから3m以内 ●CMR-2611(別売) 外形寸法および取付寸法 ●CMR-2611(別売)取付け方法 リモコンCMR-2611の取付けについては、リモコンに同梱されている「工事説明書」を ご覧ください。 ●複数監視装置GSPCシリーズ 複数監視装置GSPCシリーズ(別売)の取付けについて は、GSPCシリーズに同梱されている「工事説明書」を ご覧ください。 GSPCシリーズを使用する場合、本体内部制御基板上 のSW 6番を「ON」にしてください。 出荷時はSW 1~8番はすべて「OFF」になっていま す。「ON」にしないとGSPCシリーズを接続しても、 通信エラーが発生して、GSPCシリーズを操作できま せん。 ON OFF 12345678 4 制御基板 6番を「ON」に切換 16 ■電気配線 つづき ヒートポンプ本体の右側にあるゴムブッシュからリモコンコ ードを本体内に入れ、リモコン端子台に接続してください。 接続するリモコンがCMR-2611の場合は、端子台「リモ コン」へ接続し、GSPCシリーズの場合は端子台「集中制御」 に接続します。接続する端子台には極性はありませんが、接 続箇所を誤ると通信エラーが発生して、リモコンでの操作が できません。 ※ヒートポンプ内の高温部にリモコンコードが触れないよう にしてください。 ※電源線など大きな電流が流れるコードとは、なるべく離し て配線してください。 6 基板へ配線済(出荷時) リモコン|集中制御|ECON1|ECON2|ECON3 GSPCシリーズ リモコンコードとヒートポンプの接続 CMR-2611 5 ECON端子への接続 ECON端子に配線を接続することで外部スイッチを使用したヒートポンプの運転が可能です。 ECON端子への入力と圧縮機運転および外部出力の関係は下の表のとおりです。 入力と出力の関係を考慮したうえでご使用ください。 お買い求め時は、リモコン端子台 「ECON1」に短絡線(茶)が取り付けられています。 ※ECON端子には必ず無電圧接点を使用してください。 この端子に電圧がかかると制御基板が故障します。 ※ECONに接続するリード線は、市販のシールド線(0.3mm 2 以上、長さ30m以内)をお使い ください。 ※シールドは筐体フレームに接続してください。 外部出力 圧縮機 運転 自然冷房 出力 電動弁 出力 暖房 運転 冷房 運転 ●ECON1への入力 ヒートポンプをタイマー(別売)等の外部スイッチで運転する場合、 リモコン端子台 「ECON1」に接続されている短絡線(茶)をカ ットし、タイマー等の接点端子と接続してください。接続部はハ ンダ付け、絶縁テープで被服または絶縁圧着端子に接続してくだ さい。 暖房運転、冷房運転ともに圧縮機が運転し、加温または冷却を行 います。 17 基板へ配線済(出荷時) リモコン|集中制御|ECON1|ECON2|ECON3 短絡線(茶) ■電気配線 つづき ●ECON2への入力 リモコン端子台 「ECON2」に配線し、『暖房運転』モードに おいて、「ECON2」に「ON/OFF」入力された場合、外部出 力端子台「電動弁」より「ON/OFF」を出力します。 リレー(現地手配)などを利用して電動弁など運転・停止の動作さ せることができます。 リモコンにて運転スイッチ『切』状態でも『暖房運転』モードを 選択していた場合、冷暖房ポンプスイッチを入(空気抜き)にする と、外部端子台「電動弁」より「ON」を出力します。ヒートポンプ を運転させなくても、暖房配管系統の空気抜きが可能です。 『冷房運転』においては「ECON2」に入力しても圧縮機および 電動弁出力ともに運転しません。 ●ECON3への入力 リモコン端子台 「ECON3」に配線し、『冷房運転』モードにお いて、「ECON3」に「ON/OFF」入力された場合、外部出力 端子台「自然冷房」より「ON/OFF」を出力します。 自然冷房の運転・停止の動作をさせることができます。 ※自然冷房とは、圧縮機を使用せず、地中熱交換器内部循環水を循 環させ、12~17℃程度の冷水を利用する機能です。 ※『冷房運転』モードにおいてECON1またはECON2に入力 した状態であってもECON3に入力があった場合は、自然冷房 運転となり、圧縮機は運転しません。 7 8 基板へ配線済(出荷時より) リモコン|集中制御|ECON1|ECON2|ECON3 シールド線(現地手配)にて接続 基板へ配線済(出荷時より) リモコン|集中制御|ECON1|ECON2|ECON3 シールド線(現地手配)にて接続 電動弁 出力への接続 『暖房運転』時のみ循環させる配管系統に電動弁(別売)等を 設置し、ヒートポンプ内部の接点端子台「電動弁」と結線す ることにより電動弁(別売)等を制御します。 ヒートポンプ外部へ引き出す線は市販の2芯シールド線(太 さ0.75mm2 、長さ30m以内)をお使いください。 シールドは筐体のフレームに接続してください。 「電動弁 出力」は無電圧接点です。接続する負荷は、単相 200V 1A、またはDC30V 1A以内としてくださ い。電動弁の電源は別に設け、リレー(現地手配)などで動作 させてください。 基板へ配線済(出荷時より) 採熱P|冷暖房P|出力①|自然冷房|電動弁 シールド線(現地手配)にて接続 自然冷房 出力への接続 自然冷房運転とは圧縮機を使用せず、地中熱交換器内の循環 水を循環させ、12~17℃程度の冷水を利用する機能です。 自然冷房を行う場合は、地中熱交換器から機器に接続する間 に電動三方弁で冷房システムへの配管を組む必要があります。 ヒートポンプ内部の接点端子台「自然冷房」と結線すること により電動三方弁(別売)等を制御します。 ヒートポンプ外部へ引き出す線は市販の2芯シールド線(太さ 2 0.75mm 、長さ30m以内)をお使いください。シールド は筐体のフレームに接続してください。 「自然冷房 出力」は無電圧接点です。接続する負荷は、単相 200V 1A、またはDC30V 1A以内としてくださ い。電動三方弁(別売)等の電源は別に設け、リレー(現地手 配)などで動作させてください。 基板へ配線済(出荷時より) 採熱P|冷暖房P|出力①|自然冷房|電動弁 シールド線(現地手配)にて接続 18 ■電気配線 つづき ヒートポンプ 外部出力への接続 基板へ配線済(出荷時より) ヒートポンプ本体より、本体の状態を外部に出力することが できます。 ヒートポンプ内部の外部出力端子台「運転 出力」、「圧縮機 出力」、「警報 出力」、「冷房 出力」、「暖房 出力」、 「COM」と結線することにより外部に出力します。 出力条件は下の表と電気回路図は右図を参照してください。 ヒートポンプ外部へ引き出す線は市販の2芯シールド線(太さ 2 0.3mm 、長さ30m以内)をお使いください。シールド は筐体のフレームに接続してください。 オープンコレクタ出力 DC30V 10mAで使用してくだ さい。 運転 圧縮機 警報 冷房 暖房 COM 9 運転 圧縮機 警報 冷房 出力箇所 出 力 条 件 暖房 COM 運転-COM リモコンの運転スイッチが「入」の状態 圧縮機-COM 圧縮機が運転し、加温または冷却を行っている状態 警報-COM 安全装置が作動し、リモコンの警報が表示した状態 冷房-COM リモコンにて『冷房運転』モードを選択している状態 暖房-COM リモコンにて『暖房運転』モードを選択している状態 ■配管 ●配管工事は次の各項目に注意して正しく工事してください。 ●このヒートポンプは冷暖房、融雪専用の熱源機です。給湯には絶対使用しないでください。 融雪に使用する際は当社までご相談ください。 ●システム部品は当社純正品を使用してください。 ●配管には熱損失および結露防止のため、保温工事を行ってください。 特に採熱側の配管は、断熱材厚さの不足や断熱材に隙間があると、断熱材表面の結露や断熱材の結露 や断熱材の隙間を通過した水蒸気浸入による氷結が起こり、結露水にて建物を汚す原因となりますの で、以下の仕様にて確実に保温工事を行ってください。 ・JIS A 9511 硬質ウレタンフォーム(熱伝導率λ=0.023~0.025W/mK)の場合 保温材の厚みは30mm以上 ・JIS A 9511 押出法ポリスチレンフォーム(熱伝導率λ=0.034~0.040W/mK)の場合 保温材の厚みは50mm以上 ■冷暖房・採熱配管 1 ヒートポンプ本体の水頭損失 ヒートポンプ本体の水頭損失を考慮して循環ポンプの選定を行ってください。 冷暖房側 採熱側 3.5 水頭損失 [mH2O] 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 0 10 20 30 40 50 流量 [L/min] 19 60 70 80 90 ■配管 つづき 2 ●ヒートポンプ本体の振動が配管に伝わらないように、必ず防振継手を機器近くに設けて ください。 ●ヒートポンプ本体内部への異物流入防止のため、地中熱交換器からヒートポンプへの戻 り配管にストレーナを設けてください。 ●冷暖房側と採熱側では使用する不凍液が異なります。 配管を施工する際は不凍液が混じらないように配管してください。 配管上の注意 ●配管は必ず、銅管、ステンレス管または指定の架橋ポリエチレン管などの防錆、耐熱、耐 圧および耐久性のあるものを使用してください。 ※鉄系配管「白ガス管」の場合、水アカが付着し沸騰音が発生したり、循環ポンプの故障、 蒸発器・凝縮器のつまりなどの原因になりますので使用しないでください。 ●ヒートポンプの取外しができるよう、ユニオン継手を使用して接続してください。 ●配管経路には必ず配管にシステムに適した、膨張タンク、逃がし弁、空気抜き弁を設けて ください。 ●循環ポンプはシステム最大必要流量および最長配管経路の水頭損失より能力選定してくだ さい。 ●循環ポンプ保護のため、配管にバイパス回路を設けてください。 ●配管は空気溜りができないように凸配管にしないでください。 ●配管工事の際には、配管内にごみ・工事材料くずなどがはいらないようにしてください。 ●すべての接続が終わりましたら必ず漏れ試験を行い、漏れのないことを確認してください。 漏れ試験 1.漏れ試験は配管系統別に行う。 2.漏れの有無の確認は圧力ゲージの変化や各接続部へ石けん水を塗布し、気泡の発生の有 無で確認する 3 配管の洗浄 ヒートポンプ本体と配管を接続する前に、必ず事前にシステム内を洗浄し、配管途中のごみ・ス ケールなどを除去してください 4 冷暖房側循環水(不凍液)の温度制御 別売のリモコンにて冷暖房側の循環水温度を制御することができます。 ■ドレン排水配管 ドレン配管を接続してください。 ●GSHP-3003URFおよびURは本体右側面、 GSHP-3003URTFは本体前面にある ドレン排水接続口(R1/2メネジ)に配管を接続し、 排水溝に導いてください。 ●排水用の配管は塩化ビニル管(VP管またはVU 管)を使用して下り勾配をつけてください。 塩化ビニル管 20 ■給水と空気抜き ヒートポンプ本体の据付け、配管工事、電気工事が正しく施工されていることを再確認してから給水し てください。 循環水には必ずサンポット純正不凍液をご使用ください。 特に採熱側は運転中に-20℃以下になる可能性があり、凍結する恐れがあるため、井戸水や地下水は 使用できません。 1 循環水の準備 1.冷暖房側循環水には凍結予防および腐食防止のため、必ずサンポット純正温水不凍液をまた、 採熱側循環水には凍結防止のため、サンポット純正地中熱専用不凍液を使用してください。 他の不凍液は使用しないでください。 他の不凍液を使用すると配管内部に不純物が付着し、ヒートポンプの寿命が短くなることが あります。 2.不凍液の割合は各地の凍結温度条件により選定してください。 ・不凍液割合と凍結温度は不凍液の容器に記載しています。 計算式 [(ヒートポンプ本体容量)+(放熱器などの総容量)+(配管総容量)]×不凍液割合×0.01 =不凍液の必要量 ・循環水は6~7年を目安に交換してください。 ・採熱側不凍液は-20℃以下になる可能性があります。不凍液割合を決定する際は注意 してください。 2 ヒートポンプの冷暖房側、採熱側に循環水(不凍液)を給水する 1.冷暖房側の給水口より不凍液を給水してください。 ・給水口は配管方式により異なります。 2.ヒートポンプ本体内部にある冷暖房ポンプスイッチを「入」 にして配管内の空気を抜いてください。 ・空気抜きは配管の回路別に1回路ごとに行ってください。 ・循環ポンプの音が大きくなった場合は、循環ポンプに空 気が入り流れが悪くなっています。 ポンプスイッチを一旦「切」にして、10~20秒後、再 度「入」にしてください。 冷暖房ポンプ スイッチ 採熱ポンプ スイッチ 3.空気が十分抜けおわりましたら、ポンプスイッチを「切(通常)」にしてください。 4.同様に採熱側も給水し、採熱ポンプスイッチを「入」にして配管内の空気抜きを行ってください。 空気が十分抜けおわりましたら、ポンプスイッチを「切(通常)」にしてください。 21 ■試運転 ■試運転 運転手順、契約電力、異常時の処置方法について使用者へ説明してください。 運転準備 1 200Vの機器専用ブレーカーを「ON」にした後、ヒートポンプ内部の漏電ブレーカー を「ON」にする。 ・リモコンCMR-2611の「通電」が表示していることを確認します。 ・複数監視装置GSPCシリーズについては、GSPCシリーズの説明書をご覧ください。 2 ヒートポンプの採熱側、冷暖房側に循環水(不凍液)が給水されているか確認する。 ・不足している場合は17ページ 給水と空気抜きの項を参照して給水してください。 確認 ・ヒートポンプや採熱側配管、冷暖房配管から循環水(不凍液)漏れがないか。 ・採熱側配管、冷暖房側配管の往き、戻りのバルブが開いているか。 ・ドレン排水配管は接続されているか。 運転 リモコンの運転スイッチを押す ・運転ランプ(緑)が点灯し、それぞれの循環ポンプが運転します。 (循環ポンプ(別売))がヒートポンプ本体内部 ポンプ端子台に接続されている場合) ・モニターランプ(橙)が点灯し、圧縮機が運転します。 ・冷暖房側循環水温度に応じて自動的に圧縮機の能力を切り換えて運転します。 ・圧縮機の能力が最低になっても、『暖房運転』モードにて設定した温度以上になると圧 縮機は停止します。 循環水が再度設定温度以下になると自動的に圧縮機の運転を再開します。 ・設定を『冷房運転』モードに切換え、循環水が設定温度になるかを確認してください。 ・圧縮機の能力が最低になっても、『冷房運転』モードにて設定した温度以下になると圧 縮機は停止します。 循環水が再度設定温度以上になると自動的に圧縮機の運転を再開します。 停止 リモコンの運転スイッチを押す ・運転ランプ(緑)が消灯し、運転を停止します。 ・モニターランプ(橙)が消灯し、圧縮機が停止します。 22 〒080-0023 帯広市西13条南11丁目9番地 青森サービスセンター 〒070-8002 旭川市神楽2条9丁目3番10号 ☎0166-74-4585 FAX.0166-74-3973 〒963-8041 郡山市富田町字下双又15番14号 ☎024-953-8091 FAX.024-953-8092 〒030-0131 青森市問屋町2丁目18番18号 ☎017-738-4414 FAX.017-738-4415 ●長年ご使用の地中熱ヒートポンプの点検をぜひ! このような場合、事故防止のため使用をせず機 器内の漏電ブレーカーを「OFF」にした上、コ ンセントから差し込みプラグを抜いて、必ずお 求めの販売店または最寄りのサンポット支店・ 営業所へ、点検修理をご相談ください。ご自分 での修理は危険な場合がありますから、絶対な さらないでください。 32400064700C 7153