...

スライド タイトルなし - TTC 一般社団法人情報通信技術委員会

by user

on
Category: Documents
10

views

Report

Comments

Transcript

スライド タイトルなし - TTC 一般社団法人情報通信技術委員会
JF-IETF-RFC 5391(新規第1.0版)
JT-G711.1のRTPペイロード形式
RTP Payload Format for JT-G711.1
メディア符号化専門委員会
JF-IETF-RFC5391
1
IETF勧告との関連
RELATIONS WITH IETF RECOMMENDATION
•2008年11月にIETFで承認された標準 RFC 5391に準拠
•2009年5月27日にTTC簡略標準として発行
JF-IETF-RFC5391
2
本標準の概要
OVERVIEW OF THE STANDARD
<概要>
• 本標準は、ITU-T G.711.1(TTC標準JT-G711.1)音声コーデックのリアルタイム・ト
ランスポート・プロトコル(RTP)ペイロード形式について記述するものである
• 2種類のメディア形式(audio/PCMU-WB及びaudio/PCMA-WB)について、規定を
行っている
<特徴>
• JT-G711.1は、G.711と互換性を持つ広帯域音声符号化方式である
• JT-G711.1にはL0~L2の3つのレイヤが存在し、レイヤの組み合わせにより4つの
モード(R1、R2a、R2b、R3)が存在する
• RTPヘッダのフォーマットは RFC 3550(RTP)に従った形式でヘッダのフィールドを
使用する
• RTPペイロードヘッダにて、JT-G711.1の4つのモードを指定する
• RFC 3264に従ったオファー/アンサーモデルを規定する
<アプリケーション例>
• IP電話をはじめとする幅広い用途で高音質(広帯域音声)なサービスを提供
-- IP電話、多地点音声会議、AV通信(TV電話・TV会議等)、マルチメディアストリーミング、など
JF-IETF-RFC5391
3
JT-G711.1のRTPペイロードヘッダの利用方法とSDP記述例
RTP payload header usage of JT-G711.1
RTP ペイロードヘッダ
0 1 2 3 4 5 6 7
+-+-+-+-+-+-+-+-+
|0 0 0 0 0| MI |
+-+-+-+-+-+-+-+-+
予約
右図参照
Mode Index (MI)
+------------+--------------+------------+
| Mode Index | G.711.1 mode | Frame size |
+------------+--------------+------------+
|
1
|
R1
| 40 octets |
|
2
|
R2a
| 50 octets |
|
3
|
R2b
| 50 octets |
|
4
|
R3
| 60 octets |
+------------+--------------+------------+
SDP記述例 (オファー/アンサー)
オファー:G.711.1の全モードで要求。
G.711にフォールバック可、μ則優先
m=audio 54874 RTP/AVP 96 97 0 8
a=rtpmap:96 PCMU-WB/16000
a=rtpmap:97 PCMA-WB/16000
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:8 PCMA/8000
アンサー:μ則、A則双方のG.711.1全モードを許容
m=audio 59452 RTP/AVP 96 97
a=rtpmap:96 PCMU-WB/16000
a=rtpmap:97 PCMA-WB/16000
オファー:G.711.1の全モードで要求。
G.711にフォールバック可、A則優先
m=audio 54874 RTP/AVP 96 97 8 0
a=rtpmap:96 PCMA-WB/16000
a=rtpmap:97 PCMU-WB/16000
アンサー:G.711 A則、モードR3のみ要望
m=audio 59452 RTP/AVP 96
a=rtpmap:96 PCMA-WB/16000
a=fmtp:96 mode-set=4
JF-IETF-RFC5391
4
本標準の構成
CONTENTS OF THE STANDARD
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
はじめに
背景
RTPヘッダの利用方法
RTPペイロードフォーマット
ペイロードフォーマットパラメータ
G.711との相互接続性
輻輳制御
セキュリティの考察
IANAの考慮点
参照文書
JF-IETF-RFC5391
5
【参考】
JT-G711.1のレイヤとモード
Layers and modes of JT-G711.1
JT-G711.1のレイヤ
+-------+------------------------+----------+
| Layer | Description
| Bit rate |
+-------+------------------------+----------+
| L0
| G.711 compatible
| 64 kbps |
| L1
| narrowband enhancement | 16 kbps |
| L2
| wideband enhancement
| 16 kbps |
+-------+------------------------+----------+
JT-G711.1のモード
+------+----+----+----+------------+----------+
| Mode | L0 | L1 | L2 | Audio band | Bit rate |
+------+----+----+----+------------+----------+
| R1 | x |
|
| narrowband | 64 kbps |
| R2a | x | x |
| narrowband | 80 kbps |
| R2b | x |
| x | wideband | 80 kbps |
| R3 | x | x | x | wideband | 96 kbps |
+------+----+----+----+------------+----------+
JF-IETF-RFC5391
6
RFC3016
MPEG-4 オーディオ/ビデオ・ストリームの
RTPペイロード・フォーマット
RTP Payload Format for
MPEG-4 Audio/Visual Streams
メディア符号化専門委員会
RFC3016
1
本標準の概要
OVERVIEW OF THE STANDARD
<概要>
MPEG-4オーディオとMPEG-4ビデオのデータを、MPEG-4システムを用いずに
RTPペイロードに搭載するための標準
<特徴>
ビデオ
• MPEG-4ビデオのエラー耐性機能(VP, Video Packet)を有効に使うため、
VPを1つのRTPペイロードにマッピングすることを推奨
• MTUサイズに比べ非常に小さなサイズのヘッダやVPの伝送効率を上げ
るため、RTPペイロードに複数のヘッダとVPを包含することを許可
オーディオ
• MPEG-4オーディオはLATM(Low-overhead MPEG-4 Audio Transport
Multiplex)を直接RTPペイロードとする
RFC3016
32
MPEG-4ビデオのRTP化方法
• コンフィグレーション情報(VS、VO、VOLの各ヘッダ)とGOVはRTPペ
イロードの先頭
• RTPペイロード中で、ヘッダ(コンフィグレーション情報、VOPヘッダ、
VPヘッダ)は、シンタックスの階層順
• ヘッダを複数のRTPに分割してはいけない
• 1つのRTPに複数のVOPを含んではいけない
• VP禁止の場合を除き、1つのRTPは1つのVPを含むことを推奨
RFC3016
3
MPEG-4ビデオのRTPパケット化例
RFC3016
4
本標準の構成
CONTENTS OF THE STANDARD
1.
概要
2.
用語定義
3.
MPEG-4ビデオのRTPパケット化
4.
MPEG-4オーディオのRTPパケット化
5.
MIMEタイプの登録
6.
セキュリティの考察
7.
参照文献
8.
著者情報
9.
コピーライト
RFC3016
5
JF-IETF-RFC3984(新規第1.0版)
JT-H264ビデオのための
RTPペイロード・フォーマット
RTP Payload Format for JT-H264 Video
メディア符号化専門委員会
JF-IETF-RFC3984
1
IETF標準との関連
RELATIONS WITH IETF STANDARDS
•2005年2月にIETFで承認された標準 RFC 3984に準拠し2006
年2月28日に日本語訳として技術レポートTR-IETF-RFC3984
を制定
•2008年2月26日にTTC注を加えてTR-IETF-RFC3984改版
•今回、技術レポート内容を見直してTTC標準として発行
•これに伴い、TR-IETF-RFC3984を廃止する
JF-IETF-RFC3984
2
本標準の概要
OVERVIEW OF THE STANDARD
<概要>
H.264(TTCではJT-H264)またはAVCとして知られているビデオ符号化のRTP
ペイロード仕様を示した標準
<特徴>
•RTPヘッダのフォーマットは、 RFC 3550 (RTP)に従った形式でヘッダのフィー
ルドを使用する
•ペイロードフォーマットは、3つの異なった基本ペイロード構造を定義する
-- シングルNALユニットパケット、集合パケット 、分割ユニット
•三つのパケット化モードの仕様を定めている
-- シングルNALユニットモード、非インタリーブモード、インタリーブモー
ド
<アプリケーション例>
広範なアプリケーション領域をカバーするペイロード仕様であり、テレビ電話、ビ
デオストリーミングなどに使用される
JF-IETF-RFC3984
3
NALユニット構造
Structure of NAL Unit
0
1
2
3
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
|F|NRI| type |
RBSP
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
NAL header:
F: forbidden zero bit
NRI: nal_reference_idc
type: nal_unit_type
JF-IETF-RFC3984
4
RTPペーロード構造
RTP Payload Format structure
RTP ペイロード構造
説明
特徴
シングルNALユニットパケット
(Single)
一つのRTPパケットに1つの
NALユニットが格納される
集合パケット
(STAP-A, STAP-B, MTAP16,
MTAP24)
1つのRTPパケットに複数の
NALをいれる。
オーバーヘッドが少ない
分割ユニット
(FU-A, FU-B)
NALユニットを分割して複数
RTPパケットに格納する際
に必ず利用されるユニット
スライス上限が規定されているた
め、HDの場合1スライスのサイ
ズがMTUより大きくなることがあ
り、そのときに用いられる
STAP: Single-Time Aggregation Packet – NALユニット時刻が複数NALで共通
MTAP: Multi-Time Aggregation Packet – NALユニット時刻が複数NALで異なる
FU: Fragmentation Unit
STAP-A, FU-A – DON (Decoding Order Number)を含まない
STAP-B, FU-B – DON (Decoding Order Number)を含む
MTAP16, MTAP24 – タイムスタンプ・オフセットが16ビット、24ビット
JF-IETF-RFC3984
5
パケット化モード
Packetization mode
パケット化規則
内容
シングルNALユニットモード
シングルNALユニットだけを使用しても良い。STAPやMTAP、
FUは使用してはいけない。
非インターリーブモード
シングルNALユニットパケット、STAP-A、FU-Aだけはこの
モードを使用しても良い。STAP-B、MTAP、FU-Bは使用して
はいけない。
インターリーブモード
STAP-BやMTAP、FU-A、FU-Bは使用しても良い。STAP-A
とシングルNALユニットだけのパケットは使用してはいけない。
シングルNALユニットモード
Single
インターリーブモード
STAP-A
FU-A
STAP-B
FU-B
MTAP16
MTAP24
非インターリーブモード
JF-IETF-RFC3984
6
本標準の構成
CONTENTS OF THE STANDARD
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
はじめに
規則
範囲
定義と略語
RTPペイロードフォーマット
パケット化規則
逆パケット化処理(Informative)
ペイロードフォーマットパラメータ
セキュリティの考察
輻輳制御
IANAの考慮点
付録:アプリケーション例
付録:復号順序番号に対する論理的根拠
謝辞
参照文書
JF-IETF-RFC3984
7
JT-H264.2第2.0版
OHP-1
JT-H264.2(第2版)
JT-H264高度ビデオ符号化方式
の参照ソフトウェア
REFERENCE SOFTWARE FOR
H.264 ADVANCED VIDEO CODING
メディア符号化専門委員会
JT-H264.2第2.0版
OHP-2
JT-H264.2とは
・復号器のソフトウェアはJT-H264に適合するビットストリームをJT-H264
で規定された復号処理に適合する方法で復号できる。符号器のソフトウェ
アはJT-H264に適合するビットストリームを生成できる。
・ITU-T H.264.2は、 電子的に添付された付随参照ソフトウェアを供給す
る。
・本出版は、具体的な規定内容は含んでいない。規定はすべて準拠元であ
るITU-T勧告によっている。具体的な規定内容はITU-T勧告H.264.2
(06/08)を参照する必要がある。
第2版の改定内容
・ITU-T H.264.2付随参照ソフトウェアのバージョンアップのみ。
・参照ソフトウェアの主な変更点は、専門的プロファイル群への対応。
JT-H264.2第2.0版
ITU-T勧告との関連
OHP-3
RELATIONS WITH ITU-T RECOMMENDATION
本標準は、2008年6月13日にITU-T SG16により承認され出版されたITUT勧告H.264.2(06/08)に準拠したものである。
JT-H264第3.0版
JT-H264(第3版)
OHP-1
オーディオビジュアルサービス全般
のための
高度ビデオ符号化方式
ADVANCED VIDEO CODING FOR GENERIC
AUDIOVISUAL SERVICES
メディア符号化専門委員会
JT-H264第3.0版
OHP-2
JT-H264とは
・ビデオ会議、ディジタル蓄積メディア、テレビ放送、インターネットス
トリーミング、通信等様々なアプリケーションのための、動画像のより
高い圧縮技法に対する要求に応えるため開発された。
・多種多様なネットワーク環境において、柔軟性の高い方法で符号化ビデ
オの表現が可能となるよう設計されている。
・動画ビデオのコンピュータデータの形での取り扱い、および、様々なス
トレージメディアへの保存、既存および将来のネットワーク上での送受
信、および、既存および将来の放送チャネル上での配信、を可能にする。
・第3版は、具体的な規定内容は含んでいない。規定はすべて準拠元であ
るITU-T勧告によっている。具体的な規定内容はITU-T勧告H.264(11/07)
およびITU-T勧告H.264(2007)Corrigendum 1(01/09)を参照する必要があ
る。
※自己完結していた第2版以前とは異なるので注意されたい(ITU-T勧告内容
の参考和訳については、TTC技術レポートTR-xxxxにより別途供給される)。
JT-H264第3.0版
OHP-3
第3版の改定内容
・専門的プロファイル群(ハイ10 INTRA、ハイ4:2:2 INTRA、ハイ4:4:4 INTRA、
CAVLC 4:4:4 INTRA、ハイ4:4:4予測)の追加
※第2版の4:4:4プロファイルは削除された(TTC技術レポートTR-1018にて既報)。
・スケーラブル符号化(SVC)プロファイル群(スケーラブル基本、スケーラブ
ルハイ、スケーラブルハイINTRA)の追加
・色空間追加、SEIメッセージ追加(ポストフィルタヒント、トーンマッピング
情報)、文書中の誤りの訂正
・さらなる文書中の誤りの訂正および記述の改善(Corrigendum 1(01/09))
JT-H264第3.0版
ITU-T勧告との関連
OHP-4
RELATIONS WITH ITU-T RECOMMENDATION
本標準は、2007年11月22日にITU-T SG16により承認され統合文書とし
て出版されたITU-T勧告H.264(11/07) 、および2009年1月13日にITU-T
SG16により承認され差分明示統合文書として出版されたITU-T勧告
H.264(2007)Corrigendum 1(01/09)に準拠したものである。
Fly UP