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H25-10 東アジアの若者の声を、力を、世界中の苦しんで
H25-10 東アジアの若者の声を、力を、世界中の苦しんで いる人へ。 ~8 日間で私たちが培ったもの~ 国際赤十字・赤新月社連盟 7 月 20 日~7 月 27 日まで、国際赤十字・赤新 月社連盟主催で開催された「東アジアユースコミュニティーミーティング 2013 及び YABC ピアエデュケータートレーニング」は、29 日~31 日まで同じく香港で開催された「東アジ ア地域赤十字社幹部会議 2013」での各国赤十字社幹部への提案をもって閉幕しました。 日本からは赤十字語学奉仕団の井上さんが代表として参加し、他国の代表とともに、こ の 8 日間で学んだこと、培ったことを余すところなく各国赤十字社の幹部に伝えました。 連日 10 時間以上にわたるトレーニングで得た YABC ピアエデュケーターとしての参加者 の成長や、最終日まで全員で議論を重ねてやっと合意に至った東アジアユースネットワー クの今後の活動方針の提案に対して、各国の幹部から数多くのアドバイスや「東アジアの 幹部も真摯に取り組むユースを全力でサポートする」という力強い言葉が寄せられ、各国 赤十字社の幹部は東アジアのユースへ大きな期待を寄せていることを実感しました。 8 日間の研修内容は多岐にわたりました。早朝に行う気功に始まり、YABC についての講 義や参加者が実際に講師役を務めての体験授業、スポーツや演劇、音楽にのせて社会が抱 える問題へのメッセージを伝えるプログラムなど、ユースが「自らを変え、周囲を変える ことで、世界を変えていく」ために必要な多くの要素が含まれています。 この研修の中で参加者は、1863 年の創設以来赤十字が大切にし続けているものに触れま した。 「命や尊厳が脅かされている人や、生きにくさを抱えている人の気持ちを想像し、問 題点を明らかにし、状況を良くするための方法を考える」。参加者間の徹底的な議論と、自 分の言葉で意見を発していくことを重視した研修を受ける中で、赤十字がやるべきこと、 そして自らがやるべきことを理解したのです。 研修の閉会式では、各国の参加者から今後の活動への意思表明がなされました。今回の 研修の開催を担当した香港赤十字社のユースは「講義、体験授業、グループワーク、これ らのトレーニングは今日で終わりだ。これからは自分の力を信じて進んでいこう。私たち は全力を尽くせる、やるべきことをやれる。今からはピアエデュケーターとして、自分た ちの力を、情熱を、このつながりを、世界を変えていくために使おう」と参加者に呼びか け、全員がその想いに賛同していました。 H25-10 今後は、今回できたつながりである「東アジアユースネットワーク」の活動計画を実行 に移すために、インターネットを介しての会議を重ねるとともに、各参加者が YABC ピア エデュケーターとして、各国のユースと協力して東アジアのユースの活動を活発化し、そ の声を、力を、苦しんでいる人に届けていきます。