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資料2 三菱地所株式会社 提出資料(PDF形式:3172KB)

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資料2 三菱地所株式会社 提出資料(PDF形式:3172KB)
資料2−①
日
本
の
成
長
戦
略
東京・都市軸形成
目次
1.
大丸有地区における都市再生施策のレビュー
4
2.
目指すべき取組の方向性
7
3.
都市戦略コンセプト
8
: 東京・都市軸形成 ハブ&エンジン
4.
都市軸におけるハブ形成に向けた取組
10
: ①フロントゲート≪東京駅周辺≫
: ②サウスゲート≪品川・田町駅周辺≫
その他.都市再生施策全般へのコメント等
13
2
大手町・丸の内・有楽町地区について
区域面積:
建物棟数:
建物延床面積:
指定容積率:
就業人口:
企業数:
東証1部企業数:
駅乗車人員:
固都税額:
開発状況:
その他:
約120ha
約100棟
約700ha
1300%(丸の内側)
約23万人
約4,000社
76社(連結売上高:約130兆円【日本のGDP25%相当】)
約95万人(20路線13駅)
09年度想定 600億円(土地・建物)
竣工済み21棟(2000年∼2010年)
建築中 4棟(2010年∼2013年)、構想中 2棟(2013年∼)
1970年代より地域冷暖房(丸の内熱供給)導入済
大手町駅
有楽町駅
東京駅
3
1. 大丸有地区における都市再生施策のレビュー:国際的なビジネスセンター機能の強化と多様な機能導入の実現
●大手町・丸の内・有楽町地区における三菱地所所有・管理ビルのオフィステナント構成の変化
2000年
順位
2010年
業種
割合
順位
【参考】ニューヨーク・ミッドタウン
業種
割合
順位
業種
割合
1
メーカー
42.5%
1
金融
32.
32.0%
1
金融
25.7%
2
金融
22.2%
2
メーカー
24.3%
2
法律・会計・コンサル
21.7%
3
商社・流通
10.4%
3
法律・会計・コンサル
11.6%
3
メーカー
13.3%
4
通信・情報
6.3%
4
商社・流通
7.7%
4
商社・流通
6.9%
5
法律・会計・コンサル
4.4%
5
建設・不動産
5.5%
5
通信・情報
6.7%
−
その他
14.3%
−
その他
19.
19.0%
−
その他
●大丸有地区における非業務機能の延床面積の変化
●大丸有地区における延床面積(平均容積率)の変化
約700ha
800 ha
(約1000%)
700 ha
600 ha
500 ha
約500ha
1.4倍
1.4倍
120 ha
110 ha
6 ha
100 ha
21 ha
(約700%)
80 ha
78 ha
非業務
業務
400 ha
615 ha
300 ha
200 ha
25.7%
439 ha
60 ha
5 ha
24 ha
18 ha
8 ha
美術館・劇場
ホール・会議室
ホテル
飲食・物販
40 ha
60 ha
20 ha
47 ha
100 ha
0 ha
0 ha
建替前(2000年)
建替前(
2000年)
現況(2010年時点都決済)
現況(2010年)
建替前(2000年)
建替前(
2000年)
現況(2010年)
現況(2010年時点都決済)
4
1.
大丸有地区における都市再生施策のレビュー:概要
大手町・丸の内・有楽町地区(120ha)において、2000年以降約27のプロジェクトが竣工済、
建設又は計画中(内、都市再生特区が6計画)。
大丸有地区における容積率制度の変遷。
絶対高さ制限
( 1 0 0 尺 )
1919〔大正8〕
市街地建築物法
→10種(1000%) →1000%
1963〔昭和38〕
基準法改正(容積地区制度)
1964〔昭和39〕
指定
1968〔昭和43〕
新都計法(容積率制度)
1973〔昭和48〕
指定
→
特例容積率制度
2000〔平成12〕
都計法改正
2002〔平成14〕
指定
→
1300%
2002〔平成14〕
都計法改正
2004〔平成16〕
指定
建物延床面積は10年で約1.4倍に。地区内建物の平均容積率は約700%から約1000%に。
※参考 再開発前後の容積率
【丸ビル】
【新丸ビル】
【丸の内パークビル】
【(仮称)JPタワー】
【大手町1-6計画】
約620% →
約650% →
約1000% →
約400% →
約1000% →
1430%(2002〔平成14〕竣工/特定街区)
1780%(2007〔平成19〕竣工/特定街区)
1530%(2009〔平成21〕竣工/都市再生特別地区)
1630%(2011〔平成23〕年度竣工予定/都市再生特別地区)
1600%(2014〔平成26〕年竣工予定/都市再生特別地区)
※就業人口(23万人)はほぼ変化無し(容積率を規定する要因に負荷は与えていない)
容積率を規定する要因に負荷は与えていない
オフィステナントの構成は1位メーカーから、現在、金融1位、メーカー2位、3位法律・会計・
コンサルへ(NYミッドタウンに近い業種構成へ)。
大丸有地区における三菱地所所有・管理ビルの商業施設有効面積は丸ビル開業前と比較
し、約3倍に(約10万㎡)。丸ビル、新丸ビルの合計年間来客数は4,400万人超。
音楽祭、打ち水、イルミネーション等のエリアイベントへの来訪者は600万人。土休日の歩
行者交通量は2.7倍に。
エリア全体の10年の投資額は約8,000億円、投資の全国への波及効果は2兆円、雇用を13
万人創出。
公示地価は約1.8倍。地区全体の想定固都税(土地・建物)は400億→600億(1.5倍)。
5
1.
大丸有地区における都市再生施策のレビュー:まとめ
都市再生施策は、単に箱(オフィスビル)をつくってきただけではない。
大丸有地区においては、公民連携して、共通の目標(ビジョン)に向かい、都市再生
特別地区等の手法を活用しながら、適切な施策導入、都市開発(戦略)を実行し、
都心に新たな魅力、産業、活力を生み出してきた。
特に、都市再生特別措置法において、都市計画提案から6ヶ月以内の都市計画決
定の判断が義務付けられ、都市計画に時間の概念が組み込まれたことは、再開発
のスピードアップに大きく貢献。
ただし、現況の都市再生特別地区等は街区レベルの再開発手法であり、都市再生
の効果の限界も存在。
街区レベルに留まらない、日本全体の活力、競争力向上というより大きな目標を掲
げ、ビジョンと戦略に基づき、都市計画を超えたより大胆な施策を導入することで、
都市が日本の成長戦略を具現化する装置になりうる。
都市が日本の成長戦略を具現化する装置
⇒戦略的な都市づくりが求められる
6
2.
目指すべき取組の方向性
日本、首都東京の現状
低い国際競争力 と 眠るポテンシャルが並存
×高いビジネス障壁、優位性の低い国際ビジネス環
境
○技術力、生産力、研究、人材の高いレベル
○成熟した国内マーケット(先進マーケット)
○安定した社会、低犯罪率、優れた生活環境
○全国に張り巡らされた交通インフラ網
・ポテンシャルは高いものの、全体のビジョン、
戦略、施策がなく生かしきれていない
アジアの動向
韓国、シンガポール他に於ける取組
・政府主導による成長戦略
・成長産業を絞り込み、ポテンシャルの高いエリアに
ハード、ソフトの施策を集中させ、環境、インセン
ティブ、インフラ整備し、積極的な外資誘致と産業
育成を実施
・政府主導のビジョンと戦略が存在
・戦略に基づき選択と集中の観点で、産業、
選択と集中
エリアを絞り込み、巨大成長市場と結び
ついた魅力的な結節点として成長
・成長に向けたビジョンを、都市で具現化→選択と集中に基づく都市戦略の策定が必要
・日本の現状(競争力の急落、高齢化・人口減)を踏まえ、大都市圏において築いてきた既存の都
市ストック等ポテンシャル(インフラ・機能集積)の有効活用により効率的かつスピーディーな具現
化が求められる
残された時間は少ない!!(5年程度)
産業構造ビジョン
Ⅰ.産業構造の転換 ∼隠れた強みをビジネスにつなげる「新・産業構造」の構築∼
戦略五分野の強化(インフラ関連/システム輸出、環境・エネルギー課題解決産業、文化産業、医療・介護・健康・子育てサービス、先端分野)
Ⅱ.企業のビジネスモデル転換の支援 ∼技術で勝って、事業でも勝つ∼
モジュール化分業モデル、投資の規模とスピード
Ⅲ.「グローバル化」と「国内雇用」の二者択一からの脱却 ∼積極的グローバル化と世界水準のビジネスインフラ強化による雇用創出∼
国内立地の国際競争力強化、海外からの高付加価値機能呼込み、グローバル高度人材育成・呼込み、「強い現場」の国内維持 等
7
都市戦略コンセプト: コンセプト策定に当たっての都市分析
3.
北陸・長野新幹線
東京圏3000万人の
先進マーケット、労働力
年間発着容
量の拡大
海外95都市
に就航
東京駅周辺
外環道
国内外の広域交通
ネットワークが集積
羽田羽田-成田
短絡線
品川・
田町
羽田ー成田
一体運用に
向けた高速
鉄道構想
東京駅周辺
東京を中心に放射状に
拡がる近郊鉄道・メトロ
ネットワーク
中央環状線
駅機能・交通機能
成田空港
品川・田町
臨海部
東京港
臨海部
中央新幹線(リニア)
中央新幹線(リニア)2027年
先行開業、
名古屋40分、大阪67分
⇒羽田空港との役割分担
川崎
川崎港
・羽田30分、成田60分
・国内新幹線ネットワークの
基点、近郊鉄道、メトロネッ
トワークが集積
・丸の内駅舎復原
・八重洲
再整備・
丸の内側
駅前広場、
行幸通り
搭載整備
・羽田20分、成田70分・東
海道新幹線
・2027年開業予定のリニア
発着ターミナル候補
・土地利用転
換の進展(イン
ターシティ、JR車
両基地)
・港南口再開発により製造業本社が立地。
・高輪口には大規模なホテル群が立地。
・下水処理水や清掃工場排熱等再生可能
エネルギーの活用可能性
都心、羽田に近接し、ウォーターフロントの良好な環境と大規模未利用地を生かしたエンター
テイメント等機能強化や新たな機能導入が望まれるエリア
・羽田30分、成田60分の高
速道路アクセス
・第二湾岸道路の整備
・大規模土地
が多く存在
・住居やエンターテイメント性の高い娯楽、
商業施設、コンベンション施設、レクリエー
ション施設の集積が進展
・海の森等海上公園の整備が進展
基盤技術産業の集積に加え、羽田国際化により大きなポテンシャルを持つエリア
・羽田空港24時間国際化
・空港跡地土
地利用転換
・物流機能の集積
・周辺には高度な技術力を持った産業集積
研究・開発機能集積、京浜工業地帯有効活用等により大きなポテンシャルを持つエリア
横浜
国内外の広域物流
拠点・ネットワーク、研究所
が集積(関東臨海部)
・明治以来の日本のビジネスセンターとして大
企業本社が立地。近年、金融集積加速。
・商業、ホテル等非業務機能も集積。
・エリアマネジメント活動が活発化
・上野・浅草、銀座・日本橋、日比谷等の文化・
商業拠点と近接、霞ヶ関と近接
リニア開業で東京に次ぐ交通結節点。土地利用転換や再開発を通じて新たに中心
的役割を果たし得るエリア。
・駅改良、自由通路整備等
の事業
京浜3港湾の再編・強化
「国際コンテナ戦略港湾」へ
横浜港
鉄道ネットワーク
(内、空港関連)
道路ネットワーク
東海道貨物支線
旅客化構想
川崎
京浜工業地帯
羽田・
京浜
国内航空旅客の
66%が利用
24時間国際拠点空
港化、22の新規路線
都市機能集積 等
国内外を結ぶ日本一の交通結節点。PPPに基づく再開発・機能更新を通じて今後も
国際ビジネスセンターの役割を果たし続けるエリア。
羽田空港
東海道新幹線
横浜
駅周辺開発
・川崎駅周辺
総合整備計
画
・コンビナートが集中する重化学工業地帯
・川崎4大学(慶應大、早稲田大、東工大、
東大)ナノ・マイクロファブリケーションコンソ、かながわ
サイエンスパーク等大学・研究機関集積
良好なアクセス、複合的な機能集積を有し、高い競争力を持つエリア
・羽田20分のアクセス
・大桟橋ターミナルの国際
港湾
・横浜駅周辺
大改造計画
・駅周辺、MM、関内等特色のある地区へ
の機能集積、高い国際性、歴史性
・ライフサイエンス研究機関集積
東京∼羽田∼横浜において、成長を具現化する場として相応しい陸海空のインフラ、都市機能、産業基盤が集積
この軸状のポテンシャルを有効活用し、選択と集中に基づき効果的・効率的に成長を実現する都市戦略を策定
8
3.
都市戦略コンセプト: 東京・都市軸形成 ハブ&エンジン
北陸・長野新幹線
世界で戦える東京の国際競争力を強化する
成田空港
グ ロ ー バ ル - ア ジ ア ハ ブ
都心機能の高度集積と高密度の国内外交通ネットワークを活用・強
化し、アジアをはじめとするグローバルな成長市場を取り込む結節
点となり、日本経済の活力を牽引する中核
中央環状線
東京駅周辺
外環道
○羽田空港国際化等に合わせ、グローバル市場に開かれた世界水準以上
のハード・ソフトのビジネスインフラ・環境整備・強化
○ヒト、モノ、金、情報がグローバルに行き来し、日本全体のHQ、産業
ショーケース、PR拠点としての役割
羽田羽田-成田
短絡線
品川・田町
臨海部
戦略産業の発展を牽引する
+
イ ノ ベ ー シ ョ ン ・ エ ン ジ ン
東京港
中央新幹線(リニア)
首都圏の先端マーケット、物流拠点、ハブとの近接性、多様な産業・
研究集積を活用し、技術、人材・頭脳が育まれ、次世代の成長を担う
イノベーションが生み出されるエリア
○先端産業(環境・エネルギー、医療・健康、先端ロボット等)のR&D及び、
実証実験拠点として、日本産業の競争力の源泉となる、ものづくり技術、
システムを磨き上げ、物流拠点、ハブとの近接性の活用の中でグロー
バル市場と結びつき日本産業を牽引
羽田空港
川崎
ex. 臨海部:健康・医療ツーリズム拠点、京浜・川崎・横浜:ライフサイエンスR&D拠点
東海道新幹線
京浜工業地帯
首都東京の国際競争力を強化、日本経済の活力を牽引する「ハブ」と
日本の中長期的な成長と競争力の源泉となる「エンジン」
により東京・都市軸が日本全体の成長を牽引
川崎港
横浜
横浜港
鉄道ネットワーク
(内、空港関連)
道路ネットワーク
■軸状のポテンシャル(インフラ、都市機能、産業基盤集積)の有効活用により、ス
ピーディ且つ効率的に成長戦略を具現化
■成長市場とのアクセス向上と、戦略産業分野のグローバル競争力強化による日
本経済全体のパイ拡大
■ヒト・モノ・カネのグローバルネットワーク構築による地方ポテンシャルの発現
■クオリティの高い内需産業の成長による内需拡大
9
4. 都市軸におけるハブ形成に向けた取組:①フロントゲート《東京駅周辺》
羽
田
空
港
・
成
田
②サウスゲート《品川・田町駅周辺》
空
港
オープンスカイ、アクセスの強化
リニア開業に向け
両ゲート間の
結節性強化
①フロント・ゲート≪東京駅周辺≫
②サウス・ゲート≪品川・田町駅周辺≫
国際ビジネス拠点機能強化
・産業をサポートする金融、会計監査、企業マネジメント、
コンサルティング等機能強化
・産業育成機能強化(インキュベーション、マッチング、コンサルティン
グ、ベンチャーキャピタル)
・グローバル製造業・流通業等本社機能強化
・産業育成、創造機能強化(インキュベーション、ベンチャー
支援)
国際都市観光・MICE(※)拠点機能強化
・文化、観光資源の更なる強化(本格的文化施設導入)、
周辺とのネットワーク形成(銀座・日本橋、上野 等)
・インフォメーション機能強化
・観光産業促進(飲食・物販、SA、ホテル等)
※Meeting(会議), Incentive travel(招待・報奨旅行), Convention
(国際会議), Event / Exhibition(イベント、展示会)
・産業観光機能強化、大規模コンベンション対応
・ショールーム、見本市、エンタテイメント
・宿泊、両替等の充実
環境・健康医療技術ショーケース機能強化
・既成市街地再開発を通じた最新機器導入
・スマートグリッド等面的対応
・外国人対応医療強化
・交通結節機能強化による公共交通機能促進
既成市街地機能更新・強化で実現
○地権者コミュニティと官民連携プラットホームを活
用した再開発を通じ、公的施設整備や街の運営管
理・エリアマネジメントを実施
○街のブランド力を高めながら、時代に応じた都市像
を実現し続けるサステイナブルなまちづくりのシステ
ムを活用
・再生可能エネルギーインフラ活用
・最先端環境技術導入街区形成
・交通結節機能強化による公共交通機能促進
・先進医療拠点整備
・異なるまちづくりのステージ
を迎える2つの地域
・まちづくりのシステム・ノウ
ハウの共有、機能や開発時
期の役割分担により、一体と
して付加価値向上
土地利用転換を通じた新規開発で実現
○土地利用転換を通じた開発ポテンシャルが存在
○交通結節機能充実による更なるポテンシャルの高
まりへの期待
○今後、エリアマネジメント等中長期的なまちづくり
の仕組みづくりが求められる
一体としてグローバル-アジア ハブを形成
10
4. 都市軸におけるハブ形成に向けた取組:
公的事業・支援
①フロントゲート《東京駅周辺》整備に向けた施策(案)
国際ビジネス拠点機能強化
国際都市観光拠点
機能強化
環境・健康技術ショーケー
ス機能強化
・産業をサポートする金融、会計機能強化
・産業育成機能強化(インキュベーション、マッチング、コ
ンサルティング、ベンチャーキャピタル)
・集積する文化、観光資源のネットワー
ク形成、再構築、強化
・インフォメーション機能強化
・観光産業促進(飲食・物販、SA,ホテル
等)
・既成市街地再開発を通じた最新機器導入
・スマートグリッド等面的対応
・外国人対応医療強化
・交通結節機能強化による公共交通機能促
進
●羽田−成田高速鉄道及び新東京駅整備
●東京モノレールの東京駅延伸 等
●国家的リーダーシップに基づくシティーセー
ルス、企業誘致活動
●機能更新促進に向けた国公有地の利活
用
●観光庁施策・キャンペーンとの連
動、横断的観光組織立ち上げ
●エリアマネジメント組織への特例
認定制度
●R&D投資に対する各種支援
●既存市街地再開発の「パッケージ
型インフラ」モデルとして実証事業
展開・活用
規制緩和
●容積率の大胆な緩和
●都市再生特別地区等の運用拡充(大規
模・複数街区貢献評価)
●外国人高度専門スキル人材、家事補助
者等に対するVISA発給要件緩和
●外国人医師等海外資格による営業認可
●都市再生特別地区等の運用拡充
(ランニング貢献評価)
●エリアマネジメント組織への道路
オープン化等各種法規制運用緩和
(道路法、屋外広告物規制 等)
●MICE関連催事利用に対する公共
施設(博物館、美術館、公園等)利
用に関する要件緩和
●都市再生特別地区等の運用拡充
(先進機器導入、面的取組、隔地評
価)
●セグウェイ等、未認可移動装置の
試験的導入
●普及啓発・展示目的の公共空間
(特に道路)利用に係る規制緩和
金融支援
●民間都市再生事業の運用充実(長期低
利融資、メザニンローン)
●成長戦略を支え、都市再生を促進する
ファイナンスの枠組み整備
●エリアマネジメント組織に対する
金融支援
●大規模環境設備投資への金融支
援(無利子融資等)
租税措置
●テナント法人税減免(成長産業・業種の
企業本社、外国企業への一層の減免)
●外国人個人所得税減免
●キャピタルゲイン課税、配当課税免税
●民間都市再生事業の運用充実(割増償
却、税額控除)
●エリアマネジメント組織に対する
税制特例(寄付金控除、保有資産へ
の税優遇)
●民間の文化施設等公的施設への
税制優遇
●TIF、BID等、エリアマネジメント財
源確保の仕組み整備
●環境配慮型設備投資、R&D等へ
の税制支援(割増償却等)
●環境配慮施設・設備の固都税減
免
11
4.
都市軸におけるハブ形成に向けた取組:
国際ビジネス拠点機能強化
・グローバル製造業・流通業等本社機能強化
・産業育成、創造機能強化(インキュベーション、ベン
チャー支援)
公的事業・支援
②サウスゲート《品川・田町駅周辺》整備に向けた施策(案)
国際都市観光拠点
機能強化
環境・健康技術
ショーケース機能強化
・産業観光機能強化、大規模コンベン
ション対応
・ショールーム、見本市、エンタテイメント
・宿泊、両替等の充実
・再生可能エネルギーインフラ活用
・最先端環境技術導入街区形成
・交通結節機能強化による公共交通機
能促進
・先進医療拠点整備
●環状4号線、東西連絡通路、品川駅自由通路延伸、西口広場整備等公共施設整備 等
●国家的リーダーシップに基づくシティーセー
ルス、企業誘致活動
●観光庁施策・キャンペーンとの
連動、横断的組織立上
●プラスワンデスティネーション(東京から
の日帰り観光)促進に向けたインフォ
メーション機能強化
●R&D投資に対する各種支援
●海外医療大学の誘致
●新規開発型の「パッケージ型イン
フラ」モデル〔交通、エネルギーイン
フラ、都市開発〕として実証事業展
開・活用
規制緩和
●都市再生特別地区等の運用拡充(大規
模・複数街区貢献評価)
●外国人高度専門スキル人材、家事補助
者等に対するVISA発給要件緩和
●外国人医師等資格緩和
●公共施設のイベント等活用
(ファッションショーなど)に向けた
規制緩和
●MICE関連催事利用に対する公
共施設(博物館、美術館、公園等)
利用に関する要件緩和
●都市再生特別地区等の運用拡充
●セグウェイ等、未認可移動装置の
試験的導入
●普及啓発・展示目的の公共空間
(特に道路)利用に係る規制緩和
金融支援
●民間都市再生事業の運用充実(長期低
利融資、メザニンローン)
●成長戦略を支え、都市再生を促進する
ファイナンスの枠組み整備
●コンベンション、カンファレンス施
設等整備への長期低利融資
●大規模環境設備投資への金融支
援(無利子融資等)
租税措置
●テナント法人税減免(成長産業、外国企
業への一層の減免)
●外国人個人所得税減免
●キャピタルゲイン課税、配当課税免税
●民間都市再生事業の運用充実(割増償
却、税額控除)
●コンベンション施設等への税制
優遇
●エリアマネジメント組織立上げに向け
た、TIF、BID等の仕組み整備
●環境配慮型設備投資、R&D等へ
の税制支援(割増償却等)
●環境配慮施設・設備の固都税減
免
12
その他. 都市再生施策全般へのコメント等
民間による社会的に意義の高い事業を支援する仕組みの発展
1
2
3
−都市再生特別措置法による都市の機能更新、民間による都市への貢献が進展
例) 丸の内パークビル・三菱一号館計画における一号館美術館の開設
大手町連鎖第二次事業における金融教育・交流センター機能、国際医療モール導入
等
−都市再生特別措置法(都市再生緊急整備地域・都市再生特別地区)の延長・拡充
・ランニング・隔地・大規模・長期貢献への評価、税制・金融支援(中長期資金、メザニンローン)
・建替促進のための借地借家法の正当事由緩和(定借が増えてきているものの普通借は相当残っている)
−公有地を活用した連鎖型再開発の活用・発展 例)大手町連鎖型再開発
−インフラと一体となった既存街区の更新促進の支援 例)常盤橋街区
多様でサステイナブルなエリアマネジメント活動実現に向けた施策
−エリアマネジメント組織の認定・特例措置(寄付金控除等)、財源確保、規制緩和
−公共空間のオープン化(収益はエリアマネジメント活動の原資に)
国家戦略的観点からの位置づけとリーダーシップ、縦割り・横割りを超えた施策
−国家の枢要な地域には、既往の特措法・緊急整備地域を越える国の位置づけとより大胆な施策導入
(一層の税制・金融支援、テナント企業への特例等ソフト面の施策、官民一体の推進体制構築、民間投資を
誘発するインフラ整備)
−地方自治体との調整のバックアップ
13
(参考)エリアマネジメントについて
■東京駅周辺をはじめとする都心部においては、旺盛なオフィス需要と容積率緩和等の施策により、民間活力によるオフィス等の機能更新、公
共的施設整備が進展
■現状においては、民間中心の自発的な取組により、エリア内の公的空間管理や循環バスやイベント実施等、質の高いエリアマネジメントが実
現してきている
少子高齢化に伴う需要の長期低減傾向
ストック時代を迎えるに当たり、サステイナブルなエリアマネジメントを実現する仕組み、地域ごとの独自の魅力創出に繋がる独創的な取組促
進の仕組みの早急な構築が不可欠
○実現に向けた課題:
1.財源
:自立的運営を可能にする収益活動への制限緩和、安定的な活動に向けた資金の出し手を増やす仕組みが必要
2.法規制
:自立的、多様な活動を妨げる法制度緩和が不可欠(都市計画上の制約、広告物規制、食品衛生法、道路法等)
3.担い手
:自立的運営に向けた各種法規制における行政裁量範囲内での判断権限委譲等新たな公の形成、位置づけが必要
大丸有地区におけるエリアマネジメント活動の実例
丸の内シャトル
(無料の地域循環バス)
・地権者の自主的な協賛により
運営
・1台/15分の頻度で循環
・利便性高く利用者は多い。
受益者は多様
▲一方協賛が一部地権者に偏る
公的空間(丸の内仲通り)整備
・アスファルトから石張り舗装
に整備
▲一部地権者が費用負担
公的空間(行幸地下通路)管理・運営
・中間法人パブリックスペースマネジメントにより 管理・運営
・展示スペースへの広告料
により運営
▲実態としては一部地権者
により補填
各種イベント実施
・NPO法人がしゃれまち条例等
を活用し、公開空地等で実施
▲内容によりNPO法人の活動
費用では 賄いきれず、
一部地権者が負担
14
(参考)大手町連鎖型再開発について
■大手町連鎖型再開発の意義
○金融・情報通信・メディア等24時間稼働型企業の本社機能が集積
○仮移転を伴う建替が難しい状況の打開策として、国有地を種地とした連鎖型再開発の手法が考案
○仮移転による業務停止の必要なく、新ビルへの移転が可能
○同時に都市インフラの段階的機能更新、土地の集約化による高度利用が可能に
■連鎖型再開発のイメージ
■大手町連鎖型再開発概要
第1次再開発事業
日
経
ビ
ル
J
A
ビ
ル
経
団
連
会
館
2009年3月竣工
第2次再開発事業
1次街区
3次
街区
2
次
街
区
三菱総研ビル街区
2012年秋竣工
15
資料2-②
関西(大阪)の動向
1.
東京と比較した大阪の現状①
▼アジアにおける有望投資先都市ランク
▼オフィスストックの規模
世界の主要都市のオフィス市場規模(オフィスストック)
世界の主要都市のオフィス市場規模(オフィスストック)
東京
(百万sqf)
700
600
500
大阪
400
300
200
100
香港
ソウル
大阪
ブリュッセル
フィラデルフィア
ボストン
ニュージャージー
トロント
ロサンゼルス
ヒューストン
ロンドン
アトランタ
ミュンヘン
シカゴ
ダラス
ワシントン
ニューヨーク
パリ
出所)Urban Land Institute / Price Waterhouse Coopers
「Emerging Trends in Real Estate アジア太平洋 2010」アンケート
回答者は、投資家、デベロッパー、不動産会社トップ、金融機関、
仲介業者、コンサルタントなど、270名を超える世界的に著名な不
動産専門家
東京
0
(出所)Colliers International資料、東京の土地2006、等より野村総合研究所作成。
数値は2007年度末
z 東京と比較しても、大阪のポジショニングの低下は急
z オフィスストックの規模は世界有数であり、わが国第二の都市としての活力維持、向上が必要
z 残された時間は、東京よりも更に少ない(5年以内に目に見える成果をいかにあげるか)
2
東京と比較した大阪の現状②
1.
▼2020年時点の世界の都市の経済規模比較(Richest cities and urban areas in 2020)
z
z
z
z
2020年時点の東京のGDPは160兆円ほどであり、世界でもトップであり続ける。
大阪もトップ10圏内の経済規模。
東京とNYを除けば、LAもロンドンも100兆円に届かない規模であり、低成長都市である。
一方、上海や北京、ムンバイは高成長であるが、依然として経済規模は東京の20%程度に止まる見込みである。
(単位:1,000億円)
Rank
City/Urban area
Country
Est GDP in 2020
in US$bn
ランク
都市
国
2020年時点のGDP
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
Tokyo
New York
Los Angeles
London
Chicago
Paris
Mexico City
Philadelphia
Osaka/Kobe
Washington DC
Buenos Aires
Boston
Sao Paulo
Hong Kong
Dallas/Fort Worth
Shanghai
Seoul
Atlanta
San Francisco/Oakland
Houston
Miami
Toronto
Moscow
Mumbai
Madrid
Detroit
Istanbul
Seattle
Beijing
Metro Manila
Japan
USA
USA
UK
USA
France
Mexico
USA
Japan
USA
Argentina
USA
Brazil
China
USA
China
South Korea
USA
USA
USA
USA
Canada
Russia
India
Spain
USA
Turkey
USA
China
Philippines
出所)PricewaterhouseCoopers 、2007年発表
1602
1561
886
708
645
611
608
440
430
426
416
413
411
407
384
360
349
347
346
339
331
327
325
300
299
287
287
269
259
257
Est annual growth
2005-2020
GDP成長率
(2005~2020)
2.00%
2.20%
2.20%
3.00%
2.30%
1.90%
4.50%
2.30%
1.60%
2.40%
3.60%
2.40%
4.10%
3.50%
2.40%
6.50%
3.20%
2.60%
2.40%
2.50%
2.40%
3.00%
4.00%
6.00%
3.20%
2.30%
5.20%
2.50%
6.60%
5.90%
東京
欧米主要国の巨大都市は低成長であり、東京の
半分程度の規模
大阪
新興国の主要都市は高成長を持続するとしても、
依然として経済規模は東京やニューヨークには及
ばない
3
2.
大阪において積極的に活用されている都市再生特別措置法の枠組み
▼都市再生緊急整備地域
※都市再生本部、大阪市、各開発事業者HPより
大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺(約485ha)
大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺(約485ha)
①大阪駅北地区先行開発区域
②大阪駅地区
面
積
24ha(先行開発区域:約7ha)
面
積
8.0ha
制
度
都市再生特別地区、
土地区画整理事業
制
度
都市再生特別地区
1600%、1150%
容積率
容積率
800%
③角田町地区
④梅田二丁目地区
面
積
2.4ha
面
積
0.6ha
制
度
都市再生特別地区
制
度
都市再生特別地区
1800%
容積率
容積率
1500%
⑤淀屋橋地区
⑥心斎橋筋一丁目地区
面
積
0.8ha
面
積
0.5ha
制
度
都市再生特別地区、
市街地再開発事業
制
度
都市再生特別地区
1300%
容積率
容積率
1300%
⑦本町三丁目南地区
⑧西本町一丁目地区
面
積
0.5ha
面
積
0.7ha
制
度
都市再生特別地区
制
度
都市再生特別地区
1300%
容積率
容積率
1400%
⑨小松原街地区
⑩中之島四つ橋筋地区
面
積
0.7ha
面
積
2.2ha
制
度
都市再生特別地区
制
度
都市再生特別地区
1600%
容積率
容 積 率
1600%
⑪大阪駅西地区
面
積
1.4ha
制
度
都市再生特別地区
容積率
~都市再生特別地区の活用~
1500%
z上記「大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域」内で11件、「阿倍野地域」内で1件、大阪市内では計12件の活用実績
全国49件の約1/4が集中
(東京23区内20件、札幌市、仙台市、名古屋市など各2件)
z12プロジェクトの建設投資合計:約1兆2000億円、経済波及効果約2兆円、雇用創出約13万人
4
大阪駅北地区(梅田北ヤード)
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
1.
大阪駅北地区(梅田北ヤード)の取組み(先行開発区域:2010.3新築工事着工~2013.3竣工)
▼アジア、世界につながる結節点での街づくりを通じて新成長戦略を具現化
~ 大 阪 駅 北 地 区 ( 梅 田 北 ヤ ー ド ) と 新 成 長 戦 略 ~
大都市の再生、観光立国
大都市の再生、観光立国
大阪駅北地区
z 広域関西の中枢拠点であり、広大な規模(24ha)を誇る大阪駅北地区の開発は、関西都市圏の国際競争力向上の鍵。関西
国際空港を起点とした京都、神戸、奈良へのゲートとしても機能。
アジア経済戦略、グローバル人材育成
アジア経済戦略、グローバル人材育成
z 先行開発区域(7ha)で整備されるナレッジキャピタルは、世界のイノベーションセンターとして機能
z ナレッジキャピタルでは、国際競争力のある技術、商品の開発を行うとともに、企業、大学、研究機関等の“ナレッジ(知)”を媒
介にした”ヒト“のネットワーク化により国内企業のグローバル展開を支援
関西国際空港
大阪~関空
新線計画
新しい公共
新しい公共
z タウンマネジメント組織(TMO)によるエリアマネジメントを展開。周辺エリア(茶屋町、大阪駅前等)を含めた“大梅田”に
おけるエリアマネジメントの実施に向け、公民連携(PPP)による検討が進展中
先行開発区域
(約7ha)
グリーンイノベーション
グリーンイノベーション
z 広大な規模での新規開発はという絶好の機会を捉え、最先端の環境技術の導入、エリアマネジメントによるソフト的な
省CO2活動、環境技術の見える化を通じ、“環境先進地域・関西”のショーケースとして広域的な波及効果を生む。
全体開発区域
(約24ha)
~大阪駅北地区への期待/関西の経済団体及び地方自治体による位置づけ~
【2010年3月10日 関西経済団体連合会/国土交通省成長戦略会議「住宅・都市」分科会での発表】
「日本の成長に向けた関西の取組みについて~国際的、広域的視点を踏まえた関西の戦略~」
関西・大都市圏の中枢拠点=「大阪駅北地区」の重点整備と、アジアとの交流を担う関西国際空港のハブ化で、関西の国際競争力を強化し、我が国の成長をリード。
【2010年5月23日 大阪府知事発表】
『 ア ジ ア ( 世 界 ) と 日 本 の 「 中 継 都 市 」 を め ざ し て ~ 「 国 際 戦 略 総 合 特 区 」 の 提 案 』
“競争による成長”には「総合特区」による一国多制度の導入が不可欠
「国際戦略総合特区」の候補エリア:大阪都市圏ベイエリア(大阪駅周辺、夢洲・咲洲、関空、阪神港等)
【2010年6月25日 大阪市長発表】
「 大 阪 市
成 長 戦 略 拠 点 特 区
構 想 」
「大阪駅周辺地区」と「夢洲・咲洲」地区が次世代成長産業におけるイノベーション拠点(グリーン・イノベーション、ライフ・イノベーション分野の「アジア№1」拠点)として日本経済を牽引
【大阪駅周辺地区の事業効果】建設投資額:8,870億円、経済波及効果:1兆5,400億円、雇用誘発効果:約10万人
6
2.
世界のイノベーションセンターとして機能する大阪駅北地区のナレッジキャピタル
▼知的創造拠点“ナレッジキャピタル”が磁場となり、国内外の企業、研究者、クリエイターが集う日常的な交流拠点を形成。
人材の育成及び人材のネットワーク化を通じて新産業の育成や国内企業の海外展開を支援
【知恵や技術、資本、人材の集まるアジアのハブ機能】
【知恵や技術、資本、人材の集まるアジアのハブ機能】
【循環システムの構築】
【循環システムの構築】
有能な人材、ノウハウ
タイムスパンの長いフィードバック
ナレッジキャピタル
産 (企業)
学 (大学等)
あつまる
COLLABO-RATION !
まじわる
つくる
レバレッジを
効かせる
国内外マーケット
国内外マーケット
みせる
官 (府、市等)
ナレッジ、ノウハウの蓄積
人の集積
参加
一般市民 ユーザー
3.
1.
2期開発区域(17ha)でナレッジキャピタルは更に進化
▼2期開発区域では、世界をリードする「環境先進地域・関西」の都市型環境拠点を目指した産学官連携の取組みが進捗
中。標準化や技術移転など国策とのリンケージも推進。
2期開発区域の4つの目標
2期開発区域の4つの目標
zグリーン・テクノロジーのイノベーション拠点
z環境先進国をリードする人材の交流・育成拠点
2期ナレッジ・キャピタルが取組む事業(案)
2期ナレッジ・キャピタルが取組む事業(案)
「環境ナレッジ」(知の拠点)
関西に集積した技術や知恵を環境ビジネスとして発展させる
z居心地の良い、質の高い都市空間
z自然と共生する技術や生活様式、
都市空間を世界に発信する都市ブランドの創出
「実証フィールド」(技術の可視化と環境コミュニケーション)
「環境」をテーマとする多様な市民や企業の参加協働を促す
7
4.
「大阪駅北地区」と大梅田のエリアマネジメント ~環境×公民連携(PPP)~
▼大阪駅北地区では、「新しい公共」としてのエリアマネジメント団体(先行開発区域のTMO)が先進的な活
動を展開
とりわけ、1haに及ぶ「大阪北口広場(駅前広場)」は、公的空間の民間による計画、整備、
マ ネ ジ メ ン ト が 実 施 さ れ る “ 新 た な ま ち づ く り 主 体 ” の モ デ ル ケ ー ス
活動内容(予定)
活動内容(予定)
z都市空間、施設マネジメント
9 公共空間(大阪北口広場、道路、民地)の活用
(イベント展開やオープンカフェの実施等による活力、賑わいの演出)
9 環境共生、防災、防犯への取組み
z情報発信、プロモーション
9 イベント企画・運営、来街者案内、サービス
大阪北口広場
▼さらに、エリアマネジメントの大梅田への広域展開を視野に、鉄道事業者(JR西日本、阪神、阪急)と先行
開発区域TMOとで「梅田地区エリアマネジメント実践連絡会を組織」(2009年度から活動)
国交省成長戦略においても、「新たな担い手による自発的・戦略的
な地域・まちづくりの促進」において「先進的な取組を行っている(行
おうとしている)事例」として「梅田地区」と言及。
z大阪駅・梅田駅の乗降客数(約250万人/日)は新宿、池袋に次ぐ
日本第3位
8
5.
日本の成長への貢献の方向性と期待される促進策
国内外の
国内外の
人材の
人材の
企業・人材・知財の
企業・人材・知財の
ネットワーク化を通じた
ネットワーク化を通じた
集積による
集積による
国内企業の海外展開
国内企業の海外展開
新産業の誘発
新産業の誘発
支援
支援
先端的技術を持つ
先端的技術を持つ
観光立国の促進
観光立国の促進
国内企業の
国内企業の
(都市観光の拠点、関
(都市観光の拠点、関
海外流失防止
海外流失防止
西観光のゲートウェイ)
西観光のゲートウェイ)
促進
企業進出、新規起業へのインセンティブ付与
企業進出、新規起業へのインセンティブ付与
外国人高度人材の受入、定着
外国人高度人材の受入、定着
「新しい公共」によるまちづくり・エリアマネジメント推進の支援
「新しい公共」によるまちづくり・エリアマネジメント推進の支援
▼合わせて、ナショナルプロジェクトとして推進すべきインフラ整備
z 北ヤード2期開発区域の基盤整備(土地区画整理事業の施行等)
z 関西国際空港~大阪駅~新大阪へのアクセス改善
(JR東海道支線地下化、西梅田・十三連絡線)
9
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