「緑茶」が「ご飯」を美味しくする理由を 味覚センサーで

2014 年 11 月 17 日
報道関係者各位
「緑茶」が「ご飯」を美味しくする理由を
味覚センサーで分析して可視化
慶大発 VB の AISSY 株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：鈴木 隆一）は、味覚センサーを使い緑茶とご
飯の味覚関係について定量データ分析を実施致しました。その結果をお知らせ致します。
AISSY は慶大と共同開発した味覚センサーを使うことによって、生理学的に位置づけられた基本 5 味（酸味、塩味、
苦味、旨味、甘味）の先味・後味を定量的な数値として示すことができます。またそれらの数値を解析することで、
コク、キレ、相性度といった指標を数値化して可視化することができます。
■分析方法：慶應義塾大学と AISSY の共同開発による味覚センサーを使用して定量データ分析。
この分析によって、以下のような結果が得られました。ご参考下さい。
◯緑茶とご飯及びお水（軟水）を並べて比較。 ※ご飯は魚沼産コシヒカリを使用しました。
緑茶は苦味が最も強く、他に旨味が特徴であることが分かります。
ご飯は甘味が最も強く、他に旨味が特徴であることが分かります。
お水は完全に無味ではないが、当然味の強さは弱いことが分かります。
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上記のことから、お茶を飲んでご飯を食べると以下のような味覚となります。
緑茶の苦味の強さとご飯の甘味の強さのバランスがとれていることが分かります。
では、なぜ緑茶を飲んでご飯を食べると美味しく感じられるのか、それを時間軸で可視化すると以下のようなイメー
ジとなります。
ご覧の通りご飯を食べる時にお水を飲んだ場合よりも、緑茶を飲んだ場合の方がご飯の甘味によりコントラストを感
じることができます。つまり、緑茶の苦味がご飯の甘味をより引き立てると言えるのです。
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また、最も味の強い味覚と全体の味の強さのバランスから解析される『相性度』を算出しました。
結果は以下の通りとなります。
■80％以上（相性が良い）／80％以下（相性がよいとは言えない）
◯伊藤園：お〜いお茶
魚沼産コシヒカリとの相性度：94.2%
◯サントリー食品インターナショナル：伊右衛門
魚沼産コシヒカリとの相性度：89.5%
◯日本コカ・コーラ：綾鷹
魚沼産コシヒカリとの相性度：93.1%
※今回の分析において、ご飯は温めた状態、お茶は冷やした状態で実験しています。
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今回の実験結果では、上記のように『お～いお茶』と『魚沼産コシヒカリ』との相性度において 94.2%と最も高く、
『綾
鷹』で 93.1％、また『伊右衛門』では 89.5％といずれも高い数値であることが分かりました。
以上のように緑茶の苦味とご飯の甘味が双方の味にコントラストを生み出します。またその味の強さのバランスが良
いことから主張し過ぎることなくお互いの美味しさを引き出します。結果として緑茶とご飯は相性が良いということ
が言えます。
以上
■会社概要
社名 AISSY 株式会社
所在地 東京都港区三田 3-1-23 メザキビル 3F
設立 2008 年 5 月 12 日
資本金 1,000 万円（2014 年 4 月現在）
代表者 代表取締役社長 鈴木隆一
事業内容 味覚分析サービス（受託分析／コンサルティング）
味覚に関する研究（共同研究）
■本リリースに関するお問合せ
AISSY 株式会社 広報担当
http://aissy.co.jp/contact/index.php
※出来る限りお問い合わせフォームよりお願い致します。
Email：[email protected]
TEL : 045-561-1299
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