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地域公共交通会議の書面開催について 議題3
議題3 ■地域公共交通会議の書面開催について ○主旨 福岡市地域公共交通会議については、平成23年3月に設置されて以降、毎年1~2回の頻度で開 催され、福岡市の公共交通について様々な議論がなされてきた。一方で、会議の議題が軽微または緊 急の決定を要する必要がある場合、及び会議の既決事項について軽微な変更を行う必要が生じた場合 等においては、会議の招集が実質的に困難であり、運営上の課題となっている。そのため、地域公共 交通会議運営要綱を改正し、書面による意見の聴取及び議決に関する項目を追加するもの。 ○書面開催の位置付け 会議に諮る必要がないと思われる軽微な事項等について、会議ではなく書面によって委員の賛否を 確認し、地域公共交通会議の議決に代えるもの。 【附属機関】 福岡市地域公共交通会議 会議 (規則第6条) 書面開催 (今回要綱改正) ※原則は会議開催 ※軽微な事項 議決 (協議の調った事項) 議決 (協議の調った事項) ○書面開催の成立要件、議決要件等 会議開催時の要件に準ずるものとする。 成立要件 委員及び議事に関係のある臨時委員の過半数からの書面による回答をもって成立 議決要件 書面により回答した委員及び議事に関係のある臨時委員の過半数をもって決する (可否同数のときは会長の決するところによる) 11 ○書面開催で取り扱う議題の例と過去の事例 議題 過去の事例 条例関連 生活交通の在り方に関する事案 H22 年度会議 ○ 特別対策区域の指定 H22 年度会議 ○ 条例・規則・要綱その他交通会議に関す 社会実験 運賃 H23 橋本地域循環バス ○ H23,H24 美和台コミュニティバス ○ 社会実験の期間延長 H24 美和台コミュニティバス ○ 運賃値上げ H24 賀茂藤崎線 ○ 利便性が向上する運賃制度の試験導入 H24 今宿姪浜線一日フリー乗車券 ○ 試験導入した上記制度の期間延長 H25 今宿姪浜線(今回の議題2) 社会実験、試行運行などの実施 運賃値下げ 停留所 停留所の新設 書面開催 ○ ること ○ ○ H25 賀茂藤崎線(今回の議題1) ○ 停留所の移設 ○ 停留所の名称変更 ○ 停留所の廃止 ルート 運行回数 ダイヤ 会議 ○ 運行ルートの変更 H23 今宿姪浜線 ○ 運行ルートの延長 H25 賀茂藤崎線(今回の議題1) ○ 運行ルートの短縮 H25 賀茂藤崎線(今回の議題1) ○ 運行回数の増便 ○ 運行回数の大幅な増便 ○ 運行回数の減便 ○ ダイヤの変更 その他 交通管理者等からの急を要する指示 ○ H24 美和台コミュニティバス ○ 災害対応など ○ 議決事項の軽微な変更 ○ ○適用時期(案) 今回会議の議決後、すみやかに適用するもの。 12 ○要綱改正案 福岡市地域公共交通会議運営要綱 (趣旨) 第1条 この要綱は,福岡市地域公共交通会議規則(平成22年福岡市規則第135号。以下「規則」と いう。)第9条の規定に基づき,福岡市地域公共交通会議(以下「交通会議」という。)の運営に 関し,必要な事項を定めるものとする。 (会議の開催手続) 第2条 会長は,規則第6条に規定する交通会議の会議を開催しようとする場合は,会議の日時, 場所,案件等をあらかじめ,委員及び当該議事に関係のある臨時委員に対して通知するものとす る。 (委員の代理) 第3条 交通会議の会議審議会における委員及び臨時委員の代理は,これを認めない。ただし,道 路運送法施行規則第9条の3第4号に規定する委員にあっては,会長の許可を得て,当該委員が 委任する当該機関の職員をもって代理させることができる。 (会議の議事進行) 第4条 福岡市地域公共交通会議規則第6条第2項に規定する議長(以下「議長」という。)は,交 通会議の会議を主宰し,議事を進行する。 2 議長は,議事について,必要に応じて市の関係職員に説明及び資料の提出を求めることができ る。 3 議長は,交通会議の秩序を維持するために必要な指示を出すことができる。 (傍聴の取扱) 第5条 交通会議の会議は,原則公開とし,傍聴することができる。ただし,議長は,必要がある と判断したときは,交通会議に諮って傍聴を認めないとすることができる。 2 傍聴人は,静穏に傍聴する等,傍聴中は議長の指示に従わなければならない。 3 議長は,交通会議における議事の進行及び秩序維持のために必要があり,かつ,傍聴人が前項 の指示に従わないときは,退室を求めることができる。 (会議録) 第6条 会長は,交通会議の会議録を作成し,住宅都市局にて保管させるものとする。 2 会議録は,交通会議における議事の内容を文書により記録する。 3 会議録は,福岡市情報公開条例(平成14年福岡市条例第3号)第7条の各号にある非公開情報 の部分を除き公開するものとする。 (裏面に続く) 13 (書面開催) 第7条 次に掲げる事項について,会長は,必要と認めるときに,書面により委員の賛否を求め ,その結果をもって交通会議の議決に代えることができる。 (1) 運行時刻の変更 (2) 運行回数を増加する変更 (3) 停留所の新設並びに位置又は名称の変更 (4) 前3号に掲げるもののほか,会長が軽微な事案又は緊急の決定を要する事案と判 断したもの 2 前項に規定する場合においては,第3条の規定にかかわらず,委員及び臨時委員の代理 は,これを認めない。 3 第1項の規定にかかわらず,委員及び議事に関係のある臨時委員の過半数からの書面 による回答が得られなければ,交通会議の議決とすることができない。 4 規則第6条第4項の規定は,第1項の議決について準用する。この場合において,規 則第6条第4項中「出席した」とあるのは「書面により回答した」と,「議長」とあるの は「会長」と読み替えるものとする。 5 第1項に規定する議決をおこなった場合,会長はその結果を書面により速やかに委員 及び当該議事に関係のある臨時委員に報告するとともに,次回の会議において報告するも のとする。 附 則 この要綱は,平成23年 3月22日から施行する。 この要綱は,平成25年 月 日から施行する。 14