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基 準 解 説 (11) ホテル又は旅館の客室
(11) ホテル又は旅館の客室 特定施設整備基準 目標となる基準 客室の総数が 50 室以上のホテル又は旅館にあ 客室の総数が 200 室以下の場合は当該客室の総 っては、非常時の情報を、点灯及び音声により知 数に 50 分の1を乗じて得た数(その数に1未満の らせるための装置を備えた客室を1以上設ける 端数があるときはその端数を切り上げる。)以上、 こと。 客室の総数が 200 室を超える場合は当該客室の総 数に 100 分の1を乗じて得た数に2を加えた数 (その数に1未満の端数があるときはその端数を 切り上げる。 )以上の非常時の情報を、点灯及び音 声により知らせるための装置を備えた客室を設け ること。 基 準 解 説 非常時の情報 発信設備 客室の総数が 50 室以上になるホテル又は旅館には、災害時など 図-38 に視覚障がい者、聴覚障がい者へ振動や音声、照明の点灯などに よる情報発信を行う装置を設けた客室を1以上設けること。 また、目標となる基準では、 ・客室の総数が 200 以下の場合 客室の総数の 1/50 以上(1未 満の場合は切下げ) ・客室の総数が 200 を超える場合 客室の総数の 1/100 に 2 を 加えて得た数以上(〃) である。 客室の情報発信設備 図-38 ★ フラッシュライト(参考) 客室全体から見渡せる部分の壁等に ★ 設置する。 設置例:★ [出典:法設計基準] 64 設計上参考となる仕様 浴室の例 浴室のうち 1 以上は、次に定める構造とすることが望ましい。 ・出入口の幅は、80 センチメートル以上とすること。 ・出入口前後に車いす使用者が直進でき、方向を転換できる空間として 140 センチメートル 角程度を設けることが望ましい。 ・浴槽の深さは 50 センチメートル程度、エプロン高さは 40 センチメートル程度とすること。 ・洗場及び浴槽の周囲には手すりを設けること。 ・水栓器具は、レバー式等操作が容易なものとすること。 ・床は滑りにくいものとすること。 ・緊急通報ボタンを設置することが望ましい。 コンセント、スイッチの高さの例 [出典:国設計基準] 65