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P39~P60
工賃(賃金)実績の状況(平成20年度) 1 障がい種別 施設種別 施設数 (箇所) 就労継続支援A型事業所 34 698 6,307 335,873,827 53,254 就労継続支援B型事業所 184 4,127 45,589 640,506,186 14,050 入 所 授 産 15 640 6,521 144,102,918 22,098 通 所 授 産 10 204 2,178 73,830,381 33,898 小規模通所授産 1 19 50 188,000 3,760 福 祉 工 場 1 20 191 33,870,156 177,331 27 883 8,940 251,991,455 28,187 入 所 授 産 13 659 7,722 53,943,682 6,986 通 所 授 産 60 2,124 26,592 402,239,938 15,126 小規模通所授産 1 10 143 1,422,350 9,947 福 祉 工 場 2 40 481 46,818,219 97,335 76 2,833 34,938 504,424,189 14,438 通 所 授 産 8 210 2,326 18,571,758 7,984 小規模通所授産 1 20 137 848,184 6,191 9 230 2,463 19,419,942 7,885 330 8,771 98,237 1,752,215,599 17,837 障がい種別 身体障がい者 小 知的障がい者 計 小 精神障がい者 計 小 合 計 計 定 員 (人) 工賃支払対 象者延人数 工賃支払総額(円) 平均工賃/月 (円) 2 施設種別 施設種別 障がい種別 施設数 (箇所) 定 員 (人) 工賃支払対 象者延人数 工賃支払総額(円) 平均工賃/月 (円) 就労継続支援A型事業所 34 698 6,307 335,873,827 53,254 就労継続支援B型事業所 184 4,127 45,589 640,506,186 14,050 身体障がい者 15 640 6,521 144,102,918 22,098 知的障がい者 13 659 7,722 53,943,682 6,986 28 1,299 14,243 198,046,600 13,905 身体障がい者 10 204 2,178 73,830,381 33,898 知的障がい者 60 2,124 26,592 402,239,938 15,126 精神障がい者 8 210 2,326 18,571,758 7,984 78 2,538 31,096 494,642,077 15,907 身体障がい者 1 19 50 188,000 3,760 知的障がい者 1 10 143 1,422,350 9,947 精神障がい者 1 20 137 848,184 6,191 3 49 330 2,458,534 7,450 身体障がい者 1 20 191 33,870,156 177,331 知的障がい者 2 40 481 46,818,219 97,335 3 60 672 80,688,375 120,072 330 8,771 98,237 1,752,215,599 17,837 入所授産 小 通所授産 計 小 小 規 模 通所授産 計 小 福祉工場 計 小 合 計 計 - 39 - 3 雇用契約による種別 施設数 (箇所) 雇用契約の有無 定 員 (人) 工賃支払対 象者延人数 工賃支払総額(円) 平均工賃/月 (円) 雇 用 契 約 有 37 758 6,979 416,562,202 59,688 雇 用 契 約 無 293 8,013 91,258 1,335,653,397 14,636 330 8,771 98,237 1,752,215,599 17,837 計 ※ 雇用契約有~就労継続支援A型事業所及び福祉工場 ※ 雇用契約無~雇用契約有以外の施設 4 新体系と旧体系による種別 施設数 (箇所) 施 設 区 分 定 員 (人) 工賃支払対 象者延人数 工賃支払総額(円) 平均工賃/月 (円) 新 体 系 218 4,825 51,896 976,380,013 18,814 旧 体 系 112 3,946 46,341 775,835,586 16,742 330 8,771 98,237 1,752,215,599 17,837 計 ※ 新体系~就労継続支援A型事業所及び就労継続支援B型事業所 ※ 旧体系~新体系以外の施設 5 北海道働く障がい者応援プラン対象施設・事業所 施 設 区 分 施設数 (箇所) 定 員 (人) 工賃支払対 象者延人数 工賃支払総額(円) 平均工賃/月 (円) 小規模通所授産を含む 293 8,013 91,258 1,335,653,397 14,636 小規模通所授産を除く 290 7,964 90,928 1,333,194,863 14,662 ※ 対象施設・事業所~就労継続支援B型事業所、入所・通所授産施設及び小規模通所授産施設 6 施設種別ごとの工賃分布 区 分 (単位:箇所) 就労継続 (A型) 3,000円未満 就労継続 (B型) 小 規 模 入所授産 通所授産 通所授産 福祉工場 1 6 3,000円超 ~ 5,000円未満 1 5,000円超 ~ 10,000円未満 計 7 23 6 3 2 35 66 8 24 1 99 10,000円超 ~ 15,000円未満 1 32 3 18 54 15,000円超 ~ 20,000円未満 1 20 3 9 33 20,000円超 ~ 25,000円未満 3 13 2 9 27 25,000円超 ~ 30,000円未満 2 9 6 17 30,000円超 ~ 50,000円未満 13 12 4 35 50,000円超 13 3 34 184 計 - 40 - 6 4 28 78 3 3 23 3 330 工賃向上モデル事業の実施結果 「工賃向上」モデル事業の実施結果について - 浮き彫りになった課題と、その解決方向 - 報 告 資 料 - 41 - ―目 次― 1.モデル事業実施の経緯 1頁 2.モデル事業実施による成果 2頁 3.モデル事業実施により浮き彫りになった事業所 2頁 の課題等 4.課題解決に向けた取組の例(中小企業診断士からの提言・指導から) 3頁 5.その他の課題解決の方向性 6頁 - 42 - 「工賃向上」モデル事業の実施結果について - 浮き彫りになった課題と、その解決方向 - 1 モデル事業実施の経緯 (これまでの道の取組) (1) 道内の授産事業を行う事業所・福祉施設(以下「事業所」という)が、工賃の引き上げに取 り組む際に、実際に実施可能な支援策を検討・検証する必要があるため、経営コンサルタント の派遣による経営診断や改善策の提案等を試行し、その効果を検証しながら具体的な支援策の 確立に取り組むものとしてモデル事業を実施。 (2)モデル施設での取り組みや成果等を勘案しながら、事業所に対する具体的な支援策や、道が 取り組む方策等を盛り込んだ「北海道働く障がい者応援プラン-工賃向上5か年戦略-」を平 成 20 年3月に策定。 (3)5か年計画策定後も取り組みを継続して実施するとともに、他の事業所が、当該モデル施設 を手本として工賃の引き上げに主体的に取り組んでいけるよう、その成果等を広く普及・啓発 する取組を実施。 ○ 平成 19 年 8月 各保健福祉事務所を通じて、工賃倍増推進モデル施設を募集 ○ 平成 19 年 10 月 工賃倍増モデル施設実施協議書の提出のあった事業所に対し、選定 に関する基準に基づき審査を行い8事業所を「モデル施設」として選定 ○ 平成 19 年 11 月 工賃倍増集中対策事業推進WGメンバーである中小企業診断士による訪問 指導を開始 ○ 平成 20 年 3月 各モデル施設が「工賃向上計画」を策定し、道のホームページ等で公表 「北海道働く障がい者応援プラン-工賃向上5か年戦略」策定 ○ 平成 20 年 10 月 「工賃向上計画地方セミナー」において、各モデル施設による取組内容の 発表 ○ 平成 20 年 12 月 中小企業診断士による訪問指導終了 ○ 平成 21 年 3月 第6回北海道障がい者就労支援推進委員会にてモデル事業実施報告(案) について協議 ○ 平成 21 年 7月 モデル事業実施報告完成 -1- 43 - 2 モデル事業実施による成果 (1)工賃向上計画 ① モデル施設で先行的に「工賃向上計画」を策定したことで、計画の「標準様式」「記載例」 「作成のポイント」等をまとめることができた。これらは全国的にも先駆けたといえる。 ② モデル施設が作成した「工賃向上計画」を道のホームページ、「北海道働く障がい者応援プ ラン」冊子などで公表し、周知したことで、他の事業所の参考に供することができた。 ③ 「工賃向上計画地方セミナー」や「個別経営相談」において、計画の策定について、モデル 施設自体からの説明も含め、普及に資することができた。 (計画策定・着手事業所数(モデル事業所含む) 95 事業所(H21.3月末現在)) (2)その他 ① 「工賃向上計画地方セミナー」や「個別経営相談」において、モデル施設指導において得ら れた情報を基に、中小企業診断士から事業所に経営改善等に関する助言が行われた。 ② モデル事業においては、各モデル施設がそれぞれ工賃向上に向け、経営指導等を受け、 その中で有効な支援策を確認するという観点で実施されたが、後述のとおり、解消が困難な 人的課題の存在が浮き彫りとなった。 個々の事業所における工賃向上に向けた取組はもちろんのことであるが、「北海道働く障 がい者応援プラン」で掲げた「事業所間の連携」の重要性がさらに明確になった。(「5 そ の他の課題解決の方向性」参照)。 3 モデル事業実施により浮き彫りになった事業所の課題等 (1)職員の意識・業務効率など そもそも、業務効率を向上するための経営的手法について、なじみがない。 「工賃向上」自体には反対ではなくても、そのために経営的手法をどこまで取り入れるべき か、またそのためにどれだけの負担をするべきか、職員間で必ずしもコンセンサス(合意)が 得られていない。 あるいは、経営的手法を実際に現場作業に適用しようとしたとき、葛藤が生じる場合もある。 (2)マーケティング力 事業所においては、一般企業に比べ、マーケティング力が非常に弱い。従来から指摘されてき た問題点ではあるが、モデル事業実施の際の中小企業診断士による経営指導の中から、以下のよ うな課題が浮き彫りになった。 (営業力の課題) 事業所では職員配置に余裕がなく、営業専門スタッフを置くことができないところが多い。モ デル施設においても同様であった。例え営業スタッフとして任されても、利用者の生活支援を行 いながらという形になり、生活支援に忙殺されて営業活動に力を割けない状況が多いと想定され る。福祉関係の知識はあるが営業活動のノウハウが乏しく、少ない営業時間で効率的な活動を行 うというのは二重に困難な実態にある。 -2- 44 - モデル事業においても、チラシを配布したり、配布先に電話でフォロー連絡をするなど、一般 企業からすればごく基本的なことについて指導を受けていた。 時間がない現状では、ネットでのPR等が有効だが、そういった知識も乏しい状況。 また、職員の入れ替わりが多く、ある授産活動に長けた職員が辞めた後、次の職員が育たない ため作業が一時滞るなど、そのノウハウが継承されないという問題も見受けられた。 (商品力の課題) 営業スタッフの不在もあるが、商品開発力も弱いと言わざるを得ない。中小企業診断士による 経営指導の中でも、新商品開発の重要性は何度も指摘されていたが、人手不足、時間不足などを 理由に新商品を出せないという状況が見られた。 新商品をどんどん出していかないと、販売増と利益の確保は難しい。 企業との結びつきも非常に弱い。 → 主に人的課題が共通する課題となっている。 (3)利益管理の考え方 ・ 作業別、商品カテゴリ別などの利益率が把握されていない。把握していても、戦略に活か されていない。 ・ 原価率という概念がない。1つ売れれば利益がいくらという視点がないまま、価格設定さ れているため、市場価格よりかなり低く「売っても儲からない」という現象が生じている。 ・ 単価の低い委託作業であっても、「その作業をする(それしかできない)利用者がいるか ら」という理由で不採算でも続けることが少なからずある。 4 課題解決に向けた取組の例(中小企業診断士からの提言・指導から) (1)経営改善の取組について 3で挙げた課題について、特に人的課題については、一朝一夕に解決できるものではないが、 モデル施設への経営改善指導等の中で、他の事業所においても経営改善に資すると思われる取組 の例については、次のようなものが挙げられる。 なお、① 比較的取り組みやすいもの、② 更なる経営改善を目指して取組むことが望ましい ものに区分したが、あくまで参考であり、どれから着手するかは、それぞれの事業所の現状に照 らして判断することが望ましい。 (2)職員の意識・業務効率など ① 比較的取り組みやすいと思われるもの又は基本となるもの ・ トップのリーダーシップと、職員の「全員参加」。 ・ 「工賃向上計画」の策定に職員が参加することで、参加意識を醸成。 ・ 全職員、利用者による「夢・理想」の共有と、目標の設定。 ・ 事業(授産科目)内容の再構築。 ・「工賃支払前収支」(=売上高-工賃以外の原価・費用)の向上→工賃向上→利用者の自立、 というロジック(論理)を再確認。 ・ 改善提案(「カイゼン」は半永久)「質より量」→参加意識、改善意識。 -3- 45 - ・ 「改善することは当たり前」「ライバルも改善している」ことを繰り返し周知。 ・ 「やる意味のあること」「意味のなさそうなこと」「できること」「できないこと」「既 に実行していること」「できるにも関わらず実行していないこと」を整理。 ・ 職員間の情報共有(ホワイトボードの活用等)。 ・ 作業マニュアル化による知識の共有(担当職員の休暇・退職等の不在時に、他の者が対応 できるように)。 ・ 5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾け)、動作経済の4原則(①動作の数を減らす、②動 作を同時に行う、③動作の距離を短くする、④動作を楽にする)、ボトルネック(隘路: 全体の生産性の制約条件となる工程・人。ここを改善することで全体の生産性が向上する。) といった生産性向上の観点でチェック。 ・ この利用者はこの作業しかできないという思いこみはないか。収益性の高い作業の中で、 その利用者にできる作業の分析の必要性。 ・ 先進地への実地見学。 ・ 一般企業見学(店舗など)→経営ノウハウを研究。 ・ ワープロの音声認識(入力)機能を利用。 ② 更なる経営改善を目指して取り組むことが望ましいもの ・ 経営環境分析を行い、経営戦略を構築する。 ・ タイムマネジメント(時間管理)について(「時間は作るもの」という意識)。 ・ 定常業務において管理職員の負担を軽減し、戦略的・創造的業務に充てる時間を。 ・ チームで対応 ・ QC活動(Quality Control(=品質管理)手法などを使用して問題解決や経営改善を進める 活動。)や、「改善提案制度」などで利用者・職員の知恵を引き出す。 ・ 部門ごとの司令塔役を設定する(工賃向上という課題を1人に任せきりにしない)。 ・ 管理職員が定期的に現場をパトロールし作業の改善点を探す。 ・ 動線の確認(ムダがないか)。 ・ 業務閑散期に業務内容の見直し、スキルアップを行う。 ・ 新規事業へのチャレンジ。 ・ 中堅層職員の養成。 ・ 新規職員の研修、教育。 ・ 職員がメインで頑張るのではなく利用者主体を目指す。 ・ 数値化(見える化、グラフ化)により、売上げ額ではなく工賃支払前収支に着目を。 ・ 現場職員への協議、説得の手法について、様々なものがあるので状況に応じて。 ・ 利用者への指導方法について再考。 ・ 利用者の能力の活用→自己実現、というロジック(論理)を再確認。 ・ 利用者の出勤率向上のための生活指導、工賃制度の見直し。 ・ 利用者の学習意欲を喚起する評価・工賃制度を検討。 (3) マーケティング関係 ① 比較的取り組みやすいと思われるもの ・ ターゲット顧客のリストアップ。 ・ 地元イベントへの積極的な参加。 -4- 46 - ・ ・ ・ ・ ・ 地元マスコミの活用。 役場内などでの販売。 パッケージ、手書き風POP(販売促進のための広告媒体)、商品配置、のぼりの工夫。 チラシのレイアウト(企業のものを参考に)。 リピーター対策(また利用してもらうためにどう工夫するか)。 アンケートの実施。 スタンプ、割引券の導入。 ・ ターゲット層を対象とした試食会の開催。 ・ マッチング事業(共同受注システム)の活用(営業力不足をカバーできる)。 ② 更なる経営改善を目指して取り組むことが望ましいもの ・ 営業用ホームページ、ブログの活用。 SEO(Search Engine Optimization)対策。(SEO:インターネット上のウェブサイトを検索 するサーチエンジンにおいて、特定のウェブサイトが検索結果の上位に表示されるよう にサイト設計する手法。) ・ 定期的な更新(新商品の開発)。 ・ MIXI((株)MIXIが運営するSNS(ソーシャル ネットワーキング サービス) で、既に登録している人からの招待で参加し、ブログやメッセージ交換等を行う紹介制サ ービス。)等の活用。 ・ 限定品、新商品の開発。 ・ 反復した営業活動。 ・ 利用者募集の際、高賃金ハイレベル作業の可能性を公表して募集する手法も。 (4) 利益管理 ① 比較的取り組みやすいと思われるもの ・ 利益率の高い新商品の開発、販売人気順、POP等での誘導。 ・ 必要に応じて値上げを実施(企業と同じ)。 ・ 委託元への価格交渉(場合によっては他の近隣事業所と共同で)。 取引相手という認識を持って(仕事を頂いているのではなく対等なパートナー)。 委託元の生産計画の確認。 ② 更なる経営改善を目指して取り組むことが望ましいもの ・ 高価格維持のためのプロモーション活動。 ・ 「限界利益」概念による意思決定。 (「限界利益」= 売上高 - 変動費(売り上げに応じて変動する費用) 限界利益がプ ラスであれば、営業利益がマイナスであっても、受注するほど利益が増加する。) (5) その他 ・ 他の事業所との連携。 ・ 市民や経済界との連携(取引先開拓や就労支援)。 -5- 47 - 5 その他の課題解決の方向性 4では、課題解決に向けた取組として、モデル事業実施の際に、実際に各中小企業診断士からモ デル施設が受けた経営指導等の中から、普遍的と思われる取組内容について列挙したが、2(2) ②で記述したとおり、3で挙げた人的課題がモデル事業の実施を通じて浮き彫りとなった。有効な 取組だとわかっていても、人的課題が原因で対応できない現実にあり、かつその人的課題は一朝一 夕には解決できないということが、道内でも多くの事業所が共通して抱えている課題だと考えられ る。 (1)事業所間の連携 「北海道働く障がい者応援プラン」においては、基本方針の1つ(連携と協働)において、「対 象事業所個々が単独で、自己完結的に独立した運営を行うのではなく、地域の企業や商店等、経 済団体、さらには市町村などの関係機関と対象事業所の連携や、対象事業所間相互の連携を進め る。」としている。 個々の事業所における工賃向上の取組はもちろん必要であるが、それぞれが単独で進めるより も、こうした連携について、各事業所において積極的に検討する必要があると思われる。いきな り連携となると、ハードルが高く感じられるかも知れないが、まずは近隣の事業所が共同で経営 勉強会を始めるなどの手法が考えられるのではないか。 道としても、マッチング事業(共同受注システム)の活用等により、事業所間の連携が図られ るよう、周知に努めていくことが重要であると考える。 (2)事業所と一般企業・消費者との接点拡大 また、マッチング事業への登録、「アクション2009」への参加を進めること等により、少 しでも事業所と一般企業・消費者との接点を広げていくことが、事業所職員の「経営」意識を醸 成し、結果として人的課題の解決にも資するものと思われる。 さらに、お客様から各事業所の製品を購入した理由や改善点、要望、不満点などを吸い上げ、 製品開発やサービス開発にフィードバックすることも必要であると思われる。 -6- 48 - 標準様式 『 (事業所名) 』工賃向上計画 (平成 Ⅰ 日策定) 事業所の概要 事 事 年 月 業 業 所 所 管 種 理 名 別 定 者 員 名 担当者 開 設 年 月 昭和・平成 所 在 地 等 〒 年 月 新体系移行(予定)年月日 平成 年 月 日 名、6級 名 - 住 所: 電 話: ( ) - FAX: ( ) - e-mail: ホームページ: 設 置 主 体 運 営 主 体 開設目的(理念) (定款等から記載可) 運 営 方 針 (定款等から記載可ですが、 可能であれば今現在の方針と 決意を記入してください。) 利用者の障害程度 身 体 1級 (手帳の保有状況) 知 的 A ( 精 神 1級 年 月 日現在) その他 利用者の男女の別 男 性 名、2級 名、B 名、3級 名、4級 名、B- 名、2級 名、5級 名 名、3級 名 名(診断書等による者) 名(平均年齢 利用者への福祉的支 援(観点)に関する特 徴、配慮(送迎、余暇等) 工賃向上対象以外の 実施事業 工賃の決定・支払方法 ※現在、利用者一人一人の工 賃、あるいは全体の工賃水準 を、どのように決定している か記入 - 49 - 歳) / 女 性 名(平均年齢 歳) Ⅱ 授産作業の内容 作 業 名 内容(簡潔に説明) ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ※ Ⅲ 作業に従事する利用者が多い順に全て記載してください。行が不足する場合は、適宜挿入してください。 目標工賃の設定 (1) 目標工賃 目 A 目標平均工賃(月額) B 年間総収入 (円) 標 対H21 H21 H22 H23 H24 H25 H26 年度比 年度 年度 年度 年度 年度 年度 (%) E÷F (千円) C 年間総原価(工賃除く) (千円) D 工賃支払前収支 (千円) E 年間工賃総額 (千円) F 年間月延べ利用者数 ※ B-C (人) 「C 年間総原価(工賃除く)」は、「原材料費・仕入原価」とその他の経費を合計したものになります。 この工賃向上計画の対象は、原則として就労継続支援B型事業所及び旧体系の授産施設(小規模通所授産 施設を含む)ですので、上記の工賃の中にそれ以外の利用者の工賃が含まれている場合は、就労継続支援B 型事業所及び旧体系の授産施設(小規模通所授産施設を含む)の利用者に関して、次の表に記載してくださ い。 (この記載例では、全利用者が工賃向上計画の対象とみなし、同額を記載していますが、同額の場合は記 載する必要はありません。 ) ただし、分離して算出するのが困難であれば記載できるところだけ記載してください。 (うち、工賃向上計画対象利用者分) 目 a 目標平均工賃(月額) e 年間工賃総額 f 年間月延べ利用者数 (円) 対H21 標 H21 H22 H23 H24 H25 H26 年度比 年度 年度 年度 年度 年度 年度 (%) e÷f (千円) (人) - 50 - Ⅳ 目標達成に向けた取組 (1) 事業所全体 ① 工賃向上を可能とする基本的前提 ※ どのような前提が実現されれば目標とする工賃水準が可能になるかを記入してください。 ② 取組の基本方針と具体的方策 ※ ①の基本的前提を実現するために、施設全体としてどのような取組を行うか記入してください。 基本方針 具体的な 取組方針 ③ ②の基本方針に関する現状と課題 ※ ②を進めていく上で支障となることを経営的、福祉的視点を分けて記載してください。 ※ ここで記載する現状と課題が、次の④(改善方策や支援の要請)に繋がるようにしてください。 経営的な 視 点 福祉的な 視 点 ④ 現段階で考えられる改善の方策と、行政、福祉団体、経済団体、企業、住民等に望むこと ※ ③の課題に対応するために、特に取り組むこと、あるいは行政や住民などに望むことがあれば記入してください。 - 51 - (2) 作業別の取組方針 ※ 複数の作業科目がある事業所は、従事する利用者の多い作業から順に3つまで記載してください(それ 以上記載しても構いません) 。 ※ 取組方針欄は、該当項目を囲んでください。 ※ 利用者の状態や福祉的支援についても考慮して記載してください。 作 業 名 ① 取 組 方 針 強 (理 現状維持 縮 小 撤 退 由) 経営環境分析 〔強 化 ※ 内部環境( 〔強み〕、 〔弱み〕) 、外部環境(〔機会〕、 〔脅威〕 )を自己において整理するこ とで経営方針等を策定する材料とするものです。可能であれば記載してください。 み〕 ・ ・ 理 由 〔弱 み〕 ・ ・ 〔機 会〕 ・ ・ 〔脅 威〕 ・ ・ 目 標 ① 収入面について(商品開発、価格設定、販路拡大、宣伝広告など) ・ ・ 具 体 的 な 目標達成策 ② 支出面について(仕入れ、業務改善、コスト低減など) ・ ・ ③ その他 ・ ・ - 52 - 作 業 名 ② 取 組 方 針 強 (理 現状維持 縮 小 撤 退 由) 経営環境分析 〔強 化 ※ 内部環境( 〔強み〕、 〔弱み〕) 、外部環境(〔機会〕、 〔脅威〕 )を自己において整理するこ とで経営方針等を策定する材料とするものです。可能であれば記載してください。 み〕 ・ ・ 理 由 〔弱 み〕 ・ ・ 〔機 会〕 ・ ・ 〔脅 威〕 ・ ・ 目 標 ① 収入面について(商品開発、価格設定、販路拡大、宣伝広告など) ・ ・ 具 体 的 な 目標達成策 ② 支出面について(仕入れ、業務改善、コスト低減など) ・ ・ ③ その他 ・ ・ - 53 - 作 業 名 ③ 取 組 方 針 強 (理 現状維持 縮 小 撤 退 由) 経営環境分析 〔強 化 ※ 内部環境( 〔強み〕、 〔弱み〕) 、外部環境(〔機会〕、 〔脅威〕 )を自己において整理するこ とで経営方針等を策定する材料とするものです。可能であれば記載してください。 み〕 ・ ・ 理 由 〔弱 み〕 ・ ・ 〔機 会〕 ・ ・ 〔脅 威〕 ・ ・ 目 標 ① 収入面について(商品開発、価格設定、販路拡大、宣伝広告など) ・ ・ 具 体 的 な 目標達成策 ② 支出面について(仕入れ、業務改善、コスト低減など) ・ ・ ③ その他 ・ ・ - 54 - ◎ 新規事業、あるいは設備投資による大幅な規模拡大を計画している場合は、次項も記載してください。 ※ 取組方針欄は、該当項目を囲んでください。 作 取 業 組 名 方 針 新 規 大幅な規模拡大 商品・サービスの 内容 (対象顧客) ・ ・ (市場規模) 顧客・市場規模・ ・ 販路 ・ (販 路)※製造業、農業等の場合に記載してください。 ・ ・ (ライバルの状況) ・ ・ 競合と差別化 (差別化の視点) ・ ・ 設備投資と資金 収 支 と 工 賃 - 55 - Ⅴ ※ 取組の年次計画 取り組む事項を簡潔に記載してください。 H22 年度 (実施済を含む) ・ ・ H23 年度 ・ ・ H24 年度 ・ ・ H25 年度 ・ ・ H26 年度 ・ ・ (以下は、可能であれば記載してください。) ○固定資産の状況 ※ H21(22)年度の減価償却費の大きなものを中心に可能な範囲で記入してください。 (単位:千円) 資 産 名 取得年 (作業科目) 取得価額 H21 年度末 減価償却費 減価償却費 減価償却費 (耐用年数) 償却済額 (H22 年度) (H23 年度) (H26 年度) ( ) ( 年) ( ) ( 年) ( ) ( 年) ○投資計画(設備の内容、資金調達方法) (単位:千円) 設備の内容・投資額 資金調達方法 作業(事業)名: a 設 備 名 自己資金 借 b 設 備 名 入 そ の 他 - 56 - 設備の内容・投資額 資金調達方法 作業(事業)名: a 設 備 名 自己資金 借 b 設 備 名 入 そ の 他 ○積立金の状況 ※ 授産事業と関係の深い積立金等があれば可能な範囲で記入してください。 積立金名 目 的 H21 年度末積立額 - 57 - (単位:千円) H26 年度までの使用見込み マッチング事業(共同受注システム)の実施状況 ○「ナイスハートネット北海道」の状況 【現在の登録(対象)施設・事業所数 622件】 (平成22年3月末現在) 石狩61、渡島11、檜山1、後志6、空知43、 施設基本情報登録施設・事業所数 297件 上川69、留萌1、宗谷7、網走31、胆振16、 日高2、十勝17、釧路28、根室4 商品登録施設・事業所数 166件 外注委託業務登録施設・事業所数 111件 成約件数 31件 【成約事例】 業 種 業 務 内 DM印刷・封入業務 カラーパンフレット印刷 通信販売事業者 黒豆茶の共同開発 製品梱包業務 パン製品の通信販売 アミューズメント事業者 イベント時の商品提供(パン類) 社会人向けスクール事業者 スクール内でのパン販売 酒販流通事業者 クリーニングの取り次ぎ ぬいぐるみ製造販売事業者 アミューズメント事業者 タオル地のぬいぐるみ製造依頼 市場調査データ入力作業 指定データの抽出作業 飲食店経営事業者 スモーク製品の卸 北海道社会福祉協議会 データ入力業務 ねんりんピックユニホームの刺繍作業 アンケートデータ入力業務 自動車関連事業者 クリーニング事業者 エアバッグを再利用したエコバッグ リサイクルハンガーの選別作業(札幌) リサイクルハンガーの選別作業(旭川) 選挙事務所 候補者チラシへのシール貼り作業 加工機製造メーカー ラミネート加工作業 岩見沢市街づくり団体 授産製品の委託販売 会員カード運営事業者 小型パッケージペットフード 農場経営事業者 ホームページ作成 証券会社 ラスクの購入(スポット商談) 議員事務所 チラシ印刷 包材事業者(施設間調整) ボトルのラベル貼り作業 日本セルプ協議会 食品詰め合わせ作業 食品開発販売事業者 箱折り作業・パッキン裁断作業 大手ショッピングセンター 授産製品販売会の開催(旭川) ギフト商品開発業者 麻袋を活用したポーチ製造 羊毛加工品の委託製造 - 58 - 容 アクション2009(障がい者就労支援プログラム)の登録状況 ※応援内容区分 A:授産事業所等の製品の調達を応援 D:障がい者の職場開拓を応援 B:授産事業所等の製品の販売を応援 E:障がい者の職場定着を応援 C:障がい者の雇用を応援 F:その他の応援 【企業サポーター】 № 事業所名 (平成22年3月末現在) 所在地 取組内容 № 事業所名 所在地 取組内容 1 株式会社 特殊衣料 札幌市 A,B,C,D,E 31 株式会社 龍文堂 札幌市 A 2 吉川食品株式会社 砂川市 B 32 株式会社 エンパイアー 札幌市 A 3 山田産業株式会社 砂川市 B 33 NPO法人 ゆう 砂川市 B,D 4 留萌塵芥処理公社 留萌市 C 34 有限会社 丸正斉藤商行 砂川市 B 5 株式会社 日総 札幌市 D 35 株式会社 林工務店 砂川市 A 6 株式会社 リビングサプライ 札幌市 C,D 36 株式会社 丸ヨ 石家商店 砂川市 B 7 株式会社 レオック北日本 札幌市 A,D 37 有限会社 長田金属 砂川市 A,F 8 株式会社 サブコ 札幌市 D 38 ヤマタ太田商事株式会社 留萌市 A 9 健康とうふ株式会社 苫小牧市 C,F 39 医療法人社団 明日佳 札幌市 A 10 株式会社 アイワード 札幌市 C,D 40 有限会社 カーショップオモテ 釧路市 11 プロテック株式会社 札幌市 A 41 株式会社 テルベ 12 株式会社 イトーヨーカドー札幌店 札幌市 B 42 日本理化学工業株式会社 美唄工場 美唄市 A,C,D 13 株式会社 カシュナ 旭川市 D 43 環境開発工業株式会社 北広島市 A,C,D 14 NPO法人 ジョインズ 旭川市 C 44 株式会社 ウロコ 伊達市 C,D 15 社会福祉法人 黒松内つくし園 黒松内町 A,B,C 45 北見市 三菱商事太陽株式会社 北海道事務所 岩見沢市 C,F A,C,D 16 小松労務経営事務所 札幌市 A 46 株式会社 セイコーマート 17 株式会社 スーパーハルキ 岩見沢市 B 47 有限会社 牧野クリーニング店 旭川市 18 北海道ペレット株式会社 江別市 D 48 医療法人 砂川慈恵会病院 砂川市 B 19 株式会社 シムス 札幌市 C,D 49 三鉱建設株式会社 砂川市 F 20 有限会社 名寄環境 名寄市 A,B,F 50 合同会社 工房アルティスタ 札幌市 A 21 有限会社 飯田クリーニング 江差町 A,C,D 51 株式会社 セピア 札幌市 C 22 株式会社 札幌教材制作所 札幌市 A 52 砂川市 B 23 有限会社 ひがしリサイクルサービス 札幌市 C,D 53 ビックハウス イーストタウン 滝川市 B 24 株式会社 橋本川島コーポレーション 旭川市 A 54 綜合テクノ株式会社 苫小牧市 C,D 25 医療法人社団 北柳会 月形町 D 55 札幌市 B 26 リサイクルショップぽんぽこ 余市町 B,D 56 北都工業株式会社 札幌市 A 27 有限会社 ミナミ商会 札幌市 C,D 57 ニチゴ産業株式会社 帯広市 D 28 北海道セントラルガス株式会社 札幌市 A,F 58 有限会社 ホクオー商事 札幌市 A 29 医療法人社団 心和会 創心メンタルクリニック 札幌市 A 59 五修そば 北店 札幌市 A 30 札幌集団給食事業協同組合 A 60 銀のさら 東区中央店 札幌市 A 札幌市 - 59 - スーパーチェーンふじ アシル砂川店 社会福祉法人 北海道社会福祉協議会 札幌市 A,C,D B A,C,D 【企業サポーター】 № 事業所名 (平成22年3月末現在) 所在地 取組内容 № 事業所名 所在地 取組内容 61 銀のさら 札幌豊平店 札幌市 A 89 医療法人 清陵会 藤井病院 旭川市 A 62 銀のさら 札幌創成川通り店 札幌市 A 90 知的障がい児施設 希望学園 旭川市 A 63 札幌市 A 91 旭川市 A 64 株式会社 ホクカイ 北見市 C 92 青山泌尿器科医院 旭川市 A 65 丸ヱ寺江食品株式会社 稚内市 C,D 93 医療法人恒伸会 しんとみ内科クリニック 旭川市 A 66 イオン北海道株式会社 札幌市 B,D 94 医療法人社団 創成 旭川南病院 旭川市 A 67 トヨタ自動車北海道株式会社 苫小牧市 C 95 医療法人社団 志恩会 相川記念病院 旭川市 A 68 有限会社 旭川ヂーゼル工業 旭川市 A,B,D,F 96 医療法人社団 慈成会 東旭川病院 旭川市 A 69 株式会社 アイテック 旭川市 A,B,D,F 97 とびせ小児科医院 旭川市 A D,E 98 医療法人社団つつじ会 空知中央病院 新十津川町 A 釧路市 A,D,E,F 99 社会福祉法人 栗沢福祉会 特別養護老人ホーム いちい荘 栗沢町 A 72 (株)白石ゴム製作所 札幌市 A,B 岩見沢市 A 73 クリーンメンテック(株) 釧路市 A,B,C,D,E 101 中富良野町こぶし苑 中富良野町 A 74 (株)北海道アグリマート 浦臼町 A 102 けん三のことば館クリニック 南富良野町 A 75 アートビルシステム(株) 札幌市 A,B,F 103 新得町 A,C 76 (有)アイ・プラニング 旭川市 D 104 特別養護老人ホーム 新得やすらぎ荘 新得町 A 77 (株)アイ・プライム 旭川市 D 105 どうちん内科・消化器科 滝川市 A 78 アイ・ライン(株) 旭川市 D 106 医療法人社団 鈴木内科クリニツク 滝川市 A 79 アイ・パートナー(株) 旭川市 D 107 医療法人社団 新緑会 文屋内科消化器科医院 滝川市 A 80 札幌市 A,D,E 108 そらち乳腺・肛門外科クリニック 滝川市 A 81 ハピネスファクトリー 釧路町 A,B 109 医療法人 祐仁会 石田クリニック 滝川市 A 82 (株)北海道健誠社 旭川市 A,C,D,F 110 特別養護老人ホーム 和敬園 秩父別町 A 83 道東ライス(株) 幕別町 C,D,E 111 日盛ビル管理株式会社 札幌市 C,D 84 (株)エムリンク 佐呂間町 C,D,F 112 医療法人社団 赤川医院 赤平市 A 113 滝川市 A 114 パソコンスクールパルティス 札幌市 B パンプス有限会社 ピザーラ札幌東店 70 株式会社インターセクション 札幌市 71 (株)インターセクション釧路オフィス (株)ラミーコーポレーション札幌営業所 85 エフピコ愛パック(株)北海道工場 石狩市 知的障がい者更生施設 第二希望学園 100 宮本泌尿器科医院 C 聴覚障害者養護老人ホーム やすらぎ荘 医療法人翔陽会 介護サービスセンター こうよう 86 (株)マルセンクリーニング 釧路市 C,D 87 (有)角屋 美唄市 A,C,D 115 株式会社セキュメント 新十津川町 A A 116 株式会社ビルメン日新 札幌市 A 88 医療法人社団 慶友会 吉田病院 旭川市 【市町村サポーター】 № 1 遠軽町 市町村名 (平成22年3月末現在) 取組内容 B № 市町村名 2 新ひだか町 - 60 - 取組内容 B