17世紀イングランドと ニューイングランド

１７世紀イングランドと
ニューイングランド


Renold Elstrack
Robert Carr, Earl of
Somerset , and
Frances Howard,
daughter of the Earl of
Suffolk
C. 1613
 カトリック体制→離婚不在
 プロテスタント体制→離婚の合法化
 イングランド→教会法では離婚なし、議会法
では離婚可能
 ニューイングランド→離婚の合法化
×人口移動、経済観念、社会構造
 家族＝小国家→小国家の秩序解体＝国家の秩
序解体
 家族＝神が定めた秩序→夫婦不和＝原罪が引
きおこす混沌の徴候
道徳・社会組織・政治問題
「悲しむべき亀裂と不和が、私たちが目にする
いたるところの夫婦間にみられる」(ロバー
ト・アボット)
 婚前交渉fornication
 姦淫adultery→子孫連続性を不明化
 無関心indifferent
悪魔の仕業
 配偶者選択に注意せよ
 外見（容姿・財産）よりも中身（敬神・人格）
 規則を守る：
夫：love, protect, and provide for wives
妻： love, honor, and obey husbands
 アングリカン：姦淫でも離婚不可
 ピューリタン：姦淫・遺棄で離婚可
国王＝専制的夫、臣民＝虐待される妻
 ミルトン：性格の不一致で離婚可
王政復古
 議会特別措置法による迂回離婚が可能
 John Manners(Lord Roos)が姦淫理由で妻と離
婚し、再婚する要求書を提出し、貴族院(1670
年)が可決。
 妻の姦淫、一方の遺棄による離婚は合法
 夫の暴力、性格の不一致も合法
 姦淫は死刑あるいは過酷な罰則
 1770年代から離婚容認が加速
 1.
カトリックとプロテスタント
 2. 17世紀イングランドとニューイングランド
 3. 世俗化、啓蒙主義、フランス革命
 4. 近代初期の社会における正式の離婚と非公式
の離婚
 5. 結婚挫折の意味とその文脈
 6. 19世紀：自由主義とその反動
 7. 社会問題としての離婚：1850年-1914年
 8. 20世紀と大量離婚の勃興
 9. 離婚増加をどう説明するか：1870年代-1990
年代