...

TFTPサーバの設定

by user

on
Category: Documents
19

views

Report

Comments

Transcript

TFTPサーバの設定
付 録 A
TFTPサーバの設定
Cisco MC3810で使用するコンフィギュレーションにリモート・アクセスするには、
TFTPサーバを設定する必要
があります。ここでは、Cisco MC3810 VCT(Visual Configuration Tool)からリモート・コンフィギュレーション
にアクセスできるようTFTPサーバを設定する方法について説明します。
(注) この付録は、
『CiscoWorks Getting Started Guide』から引用したものです。詳細については、ドキュメ
ンテーションCD-ROMに含まれているこのマニュアルのオンライン・ドキュメントまたは印刷資料を参照して
ください。
TFTPのセットアップ
TFTP(Trivial File Transfer Protocol)を使用することによって、リモート・システムとの間でファイルを転送する
ことができます。VCTのコンフィギュレーション管理アプリケーションでは、テキスト・エディタを使用して
コンフィギュレーション・ファイルを編集したり、ネットワーク上のデバイスにファイルをダウンロードすること
ができます。また、デバイスのコンフィギュレーション・ファイルを検索し、表示し、編集し、デバイスにロード
することができます。ネットワークを使用してデバイスからローカル・システムにコンフィギュレーション・
ファイルを転送するには、TFTPを使用します。
TFTPデーモンがイネーブルであること、TFTP環境変数が正しく設定されていること、およびtftpbootディレク
トリが存在することを確認する必要があります。これらが正しく設定されていないと、デバイスのリモート・
コンフィギュレーションを実行できず、コンソール上にTFTPがイネーブルでないことを示すメッセージが表
示されます。起動コンフィギュレーション・ファイルは、VCTを使用して最初から作成することができます。
TFTPデーモンのイネーブル設定
VCTソフトウェアを使用してコンフィギュレーション・ファイルをアップロードまたはダウンロードするには、
TFTPデーモン(tftpd)がイネーブルに設定されている必要があります。VCTの起動時に、TFTPが正しく設定さ
れていないというメッセージが表示される場合は、次に示す手順を使用して
TFTPを正しく設定してください。
標準Sunソフトウェアを使用している場合は、次の手順を実行してtftpdがイネーブルに設定されているか確認します。
ステップ1
スーパユーザとしてログインします。
ステップ2
viなどのテキスト・エディタを使用して、/etc/inetd.confファイルを編集します。
ステップ3
/etc/inetd.confファイルから、tftpdを呼び出す行を検索します。この行がコメント行になっている
場合(行頭にポンド符号
〈#〉が付いている場合)は、ポンド符号を削除します。
ステップ4
変更したファイルを保存し、終了します。
TFTPサーバの設定
A-1
TFTPのセットアップ
ステップ5
UNIXプロンプトに次のコマンドを入力し、
inetdコンフィギュレーションのプロセス
ID番号を表示します。
次のようなシステム応答が戻されます。
応答の最初の番号が、inetdプロセスのプロセスIDです。次のコマンドを入力して、このプロセス
を再起動する必要があります。
ステップ6
次のコマンドを入力し、TFTPがイネーブルであることを確認します。
次のような応答が戻される必要があります。
応答が戻されない場合は、tftpdがイネーブルに設定されていません。
TFTPの詳細については、UNIXマニュアル
のtftpおよびtftpdの説明を参照してください。
tftpbootディレクトリの作成
VCTのコンフィギュレーション管理アプリケーションを使用する場合は、
tftpbootディレクトリを使用して、デ
バイスにロードしたコンフィギュレーション・ファイルを保存することができます。
(注) ご使用システム上でのtftpbootディレクトリの作成および使用は任意です。tftpbootディレクトリには、
全ユーザがアクセスすることができます。システムのセキュリティ上、アクセスを制限したい場合は、
tftpboot
ディレクトリを設定する必要はありません。
tftpbootディレクトリを作成する手順は、次のとおりです。
ステップ1
tftpbootディレクトリが存在しない場合は、次のコマンドを入力してディレクトリを作成します。
ステップ2
tftpbootディレクトリには、対応する許可が必要です。次のコマンドを入力して、許可を設定します。
tftpbootディレクトリにアクセスする全ユーザに対して、read、writeおよびexecuteが許可されます。
A-2
Cisco MC3810 Visual Configuration Toolインストレーション・ユーザ・ガイド
Fly UP