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家庭用燃料電池「エネファーム」用の「停電時自立運転対応システム」を開発

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家庭用燃料電池「エネファーム」用の「停電時自立運転対応システム」を開発
2011年11月 9 日
家庭用燃料電池「エネファーム」用の「停電時自立運転対応システム」を開発
当社は、家庭用燃料電池「エネファーム」
(以下、
「エネファーム」
)の運転を停電時にも継続す
ることができる「停電時自立運転対応システム」
(以下、
「本システム)を東京ガス株式会社(社長:
岡本 毅、以下、
「東京ガス」
)と共同開発しました。本システムは、東京ガスから2012年2月
から販売されます。
「エネファーム」の運転には、起動時に水を循環させるポンプや燃料ガスを制御するブロアなど
を動かすための電力を必要とすることに加え、発電は常に系統電力の電圧や周波数を基準に行うた
め、系統電力の供給を受ける必要があります。そのため、停電などにより系統電力が供給停止とな
った場合には、
「エネファーム」は運転を停止する仕組みになっています。
本システムは、正興電機と東京ガスが共同で開発した蓄電池を「エネファーム」に併設したもの
で、通常運転時には、系統電力から蓄電池に電気を貯めておき、停電などにより系統電力が供給停
止となった場合には、蓄電池に貯めた電気を系統電力に代わって供給することで、
「エネファーム」
の運転を継続することができます。照明、冷蔵庫、テレビなど、非常時に最低限必要となる電気を
約24時間供給することが可能※1です。
正興電機は、東京ガスから要請を受けて従来から行っていた研究開発を加速させ、本システムの
製品化を実現しました。
また、本システムでは、通常時は深夜など電力消費の少ない時間帯に充電し、日中の電力消費の多
い時間帯に放電することにより電力ピークカットに貢献することも可能です。
本システムの蓄電池は、
「エネファーム」に外付け(オプション)で設置します。新築時に加え、
既に設置されている「エネファーム」にも後付け設置が可能です。製造は当社が行い、販売は東京
ガスが行います。希望小売価格は、1,680,000 円(税込み、設置工事費別)です。
【本システムの蓄電池】
●外観
●リモコン
●仕様概要
発売日
2012 年 2 月
電池種別
小型制御弁式鉛蓄電池
インバータ容量
蓄電池放電容量
1.5kVA※2
6.6kWh
6.6kWh または 3.3kWh(総容量の 70%又は 50%)※3
機器寸法(㎜)
幅 1,205×高さ 1,370※4×奥行き 300
設置スペース(㎜)
幅 1,605×高さ 1,470※4×奥行き 1,000
重量
約 450kg
系統保護
単独運転防止ほか※5
装置保護
過電流、過負荷保護付き
希望小売価格
1,680,000 円(税込、設置工事費別)
蓄電池総容量
※1:0.75kW の電力を継続して使用する場合。実際の運転可能時間は、お客様の電気のご使用状況等によって変わります。
※2:100V 時 1.5kW に相当。
※3:お客様の操作により選択いただけます。
※4:基礎寸法は含みません。
※5:系統連系規定(JEAC9701‐2010)に準拠
【本システムのイメージ】
①通常時(夜間)
本システムは、
「エネファーム」に蓄電池を併設する外付け式(オプション)です。既に設置されてい
る「エネファーム」にも後付けで蓄電池の設置が可能です。蓄電池は「エネファーム」よりも、系統電
力網に近い上流側に設置します。
②通常時(昼間)
通常時は、深夜など電力消費の少ない時間帯に充電し、日中の電力消費の多い時間帯に放電することに
より電力ピークカットに貢献することができます。
③停電時
停電時には、蓄電池内に充電した電気を自動的に放電することで、
「エネファーム」は系統電力が供給さ
れている時と変わらずに、運転の継続をすることができます。
「エネファーム」と蓄電池を併設すること
で、蓄電池を単体で設置する場合と比べ、より長時間の電力の使用が可能になります。照明、冷蔵庫、
テレビなど、非常時に最低限必要となる電気を約 24 時間供給することが可能です。
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