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【平成 25 年度 第 2 回立川市青少年問題協議会 回立川市青少年問題
【平成 25 年度 第 2 回立川市青少年問題協議会 会議概要】 ■ ■ ■ 日 時 平成 26 年 2 月 20 日(木)午後 3 時 場 所 立川市役所 208・209 会議室 出席者 清水市長、大霜副市長、守重委員、安東委員、宮木委員、井上委員、市川委員、磯田委員、 原田委員、来栖委員、鈴木(勝)委員、角田委員、古川委員、和田(政)(小玉委員代理)、石田委員、 今井委員、鈴木(祥)委員、佐藤委員、川口委員、髙野委員、久保委員、古木委員、 加藤(藤本委員代理)、藤田委員、和田(芳)委員、鈴木(英)(杉山委員代理)、浅野(森泉委員代理)、 小町教育長、井土委員、関口委員 (委員数 40 名の内、代理も含め)合計 30 名 (事務局)松村子ども家庭部長、伊藤子ども育成課長、青少年係長、青少年係主任・主事 ■傍聴者 なし (※会議は公開) (事務局配布資料) 1. 立川市青少年問題協議会条例 2. 立川市青少年問題協議会委員名簿 3. 地方青少年問題協議会法の改正について 4. 青少年補導連絡会の見直し(案) 5. 平成 25 年度立川市青少年健全育成市民行動方針パンフレット 6. 平成 26 年度立川市青少年健全育成事業予定(案) 7. 第 33 回立川市中学生の主張大会収録集 8. 「2014 年 成人を祝うつどい」実施報告 9. 第 49 回立川市青少年健全育成研究大会パンフレット 10. 第 49 回立川市青少年健全育成研究大会アンケート集計結果 (立川少年センター配布資料) ・ 都内における非行少年等の概要【平成 25 年】 (東京都立川児童相談所配布資料) ・ 『妊娠期からのハイリスク家庭の発見と虐待予防』 ・ OSEKKAIが子供を救う (立川公共職業安定所配布資料) ・ 新庁舎業務開始のお知らせ ・ 新成人の皆さまへ ~ハローワークからのお知らせ~ ・ 「若者応援企業宣言」をしませんか? (薬物乱用防止推進立川市協議会) ・ 平成 25 年度薬物乱用防止ポスター・標語 入賞者一覧 1 青少年問題協議会会長挨拶 青少年問題協議会会長挨拶 本日はお忙しいところ、また、お足元の悪いところ、当協議会の定例会にご出席いただき、誠に ありがとうございます。 - 1 - 生まれて初めてという大雪に、二度ほど見舞われました。この大雪に関して、嬉しい光景を再三 目にいたしました。子ども達が通う学校の通学路を除雪する PTA の役員らしき人を何人も見かけま した。おじいさんとおばあさんが通学路の雪かきをしておりました。色々な形で地域の繋がりの希 薄さを、指摘されることも多いわけでございますが、いざとなればみんなが連携して、関係のない 子ども達が通るような、あるいはお年寄りばかりのお宅は、少し門の入り口を掃いてあげようか、 こんな気持ちが皆さんの行動に繋がってきているのかなと思います。大変ありがたい思いで、この 雪の中を駆け回ってまいりました。 私達もできるだけ子ども達の環境の確保に努めたいという思いで、数年来、携帯電話の利用につ いて、子ども達を守ろうじゃないかという議論をしてきたわけでありますが、ITの進化と言いま しょうか、スマホ(スマートフォン)の機能が進化し防ぎようのないところまで来ている、という 状況のようであります。確かにこれを使い始めると便利で手放せません。そんな中で有害な情報か ら子ども達をどう守るかということは、国を挙げての対応を取っていかなければ、どうしようもな い状況になる、と心配をしているところです。恐らくご参加の皆さんも、そのような思いを共有し ていただいているものと思っております。私も機会があれば、申し上げてまいりたいと思っている ところです。 本日の議事の進行がスムーズに進みますよう、ご協力をお願い申し上げ、ご挨拶といたします。 (以下、議事進行は会長が務める) 2 議題 (1)協議事項 ア 青少年補導連絡会のあり方について 事務局 1 月 27 日(月)に第三回青少年補導連絡会常任委員会を開催し、昨年度より検討を進めてきた、地 域別委員会の廃止について合意を得られたので本日の議案として提案したい。 理由として、一点目、既存の組織である各中学校単位で開催するサポート会議、ブロック単位で 開催する子ども支援ネットワーク会議、民生・児童委員協議会、青少年健全育成地区委員会等、様々 な会議で内容が重複しており、地域別委員会を廃止することで委員の負担軽減が図れること。二点 目として、補導連絡会は、連絡や情報共有のみで具体的な対応や支援には繋がらないこと。三点目 として、既存組織の会議を活用することで、十分に学校や地域に即した内容の会議が行われている こと。 地域別委員会の廃止に伴い、長期休み後に開催していた常任委員会を、長期休み前に開催するよ う、実施時期を変更。情報共有や課題に対する防止策の検討等を行い、地域における活動に反映す ると伴に、構成も見直し、民生委員・児童委員については各中学校区一名、保護司についてはブロッ ク一名に変更し、充実を図りたいと考えている。 承認(異議なし) イ 平成 26 年度立川市青少年健全育成市民行動方針について 事務局 立川市では平成 22 年度より、現在の「立川市青少年健全育成市民行動方針」を実践している。 - 2 - 更に、実践活動を充実していくため、現在の立川市青少年健全育成市民行動方針を、引き続き平 成 26 年度の青少年健全育成市民行動方針としたい。 承認(異議なし) ウ 平成 26 年度立川市青少年健全育成事業予定 年度立川市青少年健全育成事業予定について 事業予定について 事務局 (主な内容について) ・青少年問題協議会は、例年通り 7 月上旬と 2 月下旬。 ・補導連絡会地域別委員会は、議題アの通り、廃止。 ・補導連絡会常任委員会は、地域別委員会の廃止に伴い、7 月上旬、12 月下旬、3 月下旬。 ・補導連絡会委員会・研修会は、6 月 20 日(金)。 ・青少年健全育成市民運動推進大会は、6 月 1 日(日) 。 ・青少年健全育成研究大会は、平成 27 年 2 月 7 日(土)。 ・立川市中学生の主張大会は、11 月 3 日(月・祝)。 ・成人を祝うつどいは、平成 27 年 1 月 12 日(月・祝) 。 承認(異議なし) (2)報告事項 2)報告事項 事務局 報告事項について、アからエまでを一括してご報告させていただく。 ア 地方青少年問題協議会法の改正について 立川市青少年問題協議会条例の根拠となる地方青少年問題協議会法が、地方分権改革の一環とし て見直されることとなり、会長と委員の要件に係る条項(資料(3)の第三条 2 項、3 項部分)を削除す ることが、平成 26 年 4 月 1 日付で施行するよう、閣議決定されている このことから、立川市青少年問題協議会条例等の改正も視野に検討を重ねてきたが、市長の思い でもある「安心して子育てできるまち立川」における重要な会議であるとの位置づけから、立川市 では条例改正をおこなわず、今後も市長の諮問機関として、開催、運営していく。 イ 第 33 回立川市中学生の主張大会について 第 33 回立川市中学生の主張大会は、平成 25 年 11 月 3 日(日・祝)に、自治大学校大教室におい て開催。当日は、一般来場者、関係者合わせて約 400 名が参加。今年は、中学校、青少健の協力を 得て、過去最高の 3,441 編の応募があり、応募率 90.8%となった。 一次審査では、青少年健全育成各地区委員会より 120 編の作品を選出。その後、個人審査会で作 品 15 編が選出され、当日、発表をおこなった。市長賞には、立川第一中学校一年生の長泉俊介さ んの「日本の礼儀を見直す」が選ばれた。 ウ 2014 年 成人を祝うつどいについて 2014 年 成人を祝うつどいを、成人の日の祝日、平成 26 年1月 13 日(月)に、たましん RISURU - 3 - ホールにて開催。当日は、対象者 1,867 名中、1,390 名の参加があり、参加率 74.5%。 開催にあたり、青少年健全育成地区委員と公募市民による実行委員会を立ち上げ、5 月から活発 な意見交換を行い、新たな企画として地域で馴染み深い場所や懐かしい顔の地区スライドショー、 記念アトラクションとして、和太鼓「趣」の演奏、東京女子体育大学新体操競技部の演技、恩師や 立川市出身者を含むガールズバンド「赤い公園」からのメッセージを実施した。 出席した一部の新成人が大声で騒ぐ、舞台に上る等の、式典や記念アトラクションの進行を妨害 する行為があったため、実行委員と職員が一丸となって対応した。事故等もなく終了したが、来年 度はある程度の制限や見直しを実行委員会で検討する必要があると考えている。 エ 第 49 回立川市青少年健全育成研究大会について 第 49 回立川市青少年健全育成研究大会を、2 月 8 日(土)に、立川市女性総合センター・アイム ホールで開催した。当日は、大雪にもかかわらず、地域で青少年健全育成に携わる方々、多くの PTA 等、97 名の参加をいただいた。 今回は、T.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚(あべひろたか)さんに「現代のいじめ」の実態とい うテーマで、前半は携わったいじめの事例とそれを解決に導いたアプローチについて、後半では私 達大人がいじめの問題に取り組む際の姿勢について違った視点から核心をついたお話をいただい た。 開催後のアンケートでは、58 名の方からご回答をいただき、45 名、77.6%の方から高い満足度 を得られている。 報告事項(ア)から(エ)については、以上。 (質問なし) 3 情報交換 市 長 最近の状況につきまして、各関係機関からご報告をお願いしたい。 立川警察署 立川警察署で昨年取り扱った少年事件は任意捜査で 195 件。一昨年の 257 件から 62 件減。内容 は窃盗事件、万引きや自転車盗が半数以上を占める。強制捜査は 17 件。子どもを被害者とする福 祉犯罪の被疑者も 2 件含まれる。 健全育成の取り組みとして、スマホの関係ではフィルタリング対策に重点をおいている。管内の 小学校、中学校、高校で、薬物乱用非行防止教室を 70 回、セーフティ教室を 36 回、フィルタリン グ対策の講義等を 40 回実施。警視庁が、都内の中高生 4,000 人に携帯電話のアンケートを実施し たところ、携帯電話を 9 割が保有、内 6 割がスマホ、内フィルタリングを利用しているのは 47.3%。 100%に近づくよう努力していく。 強制捜査 17 件の内、高校生 1 名を逮捕。振り込め詐欺の犯行グループの中において、受け子と いう、騙した老人の自宅へ行くあるいは呼び出して直接お金を受け取る役回りとして雇われている。 指紋から犯行が発覚し逮捕。振り込め詐欺の犯行グループに少年が関わることが非常に多くなって きている。 警視庁全体の昨年の検挙人員は 725 名で、内 10 代の検挙が 161 名で 22%。中学生が逮捕される 事件が報道されている、広報啓発活動をしていかなければならない。 - 4 - 青少年を取り巻く環境は、決して良いとは言えないが、非行防止教室、セーフティ教室、サイバー 補導に取り組んでいく。 立川少年センター 非行少年とは犯罪を犯した少年。不良行為少年は犯罪までいかないが、喫煙、深夜徘徊、ゲーム センターへの夜間立ち入り等で注意し、保護者へ連絡をした少年。非行少年、不良行為少年を合わ せた合計は年々下がっている。都内の少年人口は 15 年前から 1,782 人減、0.1%しか減っていない 中で、非行少年の数はかなり減ってきていることから、少子化が原因ではなく地域の方、地元の方 が少年達に声を掛け、非行少年防止活動にご尽力いただいている結果である。 非行少年等の学職別状況。最も多いのが高校生、中学生で、合わせると 6 割近い。不良行為少年 の小学生は 189 名、前年に比べると五十数名、35%増。 刑法犯少年の包括罪種別状況について、最多は窃盗犯 3,939 件。知能犯が 236 名、内 161 名が振 り込め詐欺。 窃盗の手口別状況について、万引きが 2,442 件で最多。続いて自転車盗、バイク盗で、刑法犯少 年の包括罪種別状況における、その他 1,664 件の内、約 1200 件が占有物離脱横領罪であり、合わ せると約 2,000 件、少年事件で多いのは万引きと自転車盗と言える。万引きはゲートウェイ犯罪と 言われており、一度手をだすと、エスカレートする。街頭犯罪、自転車盗、オートバイ盗等で、少 年に占める再犯者は 31.1%。万引きについては、各事業所、店舗にも協力をお願いしており、必ず 110 番通報するよう依頼をしている。 不良行為少年の行為別補導状況において、最多は深夜徘徊で 29,000 件。続いて煙草、風営立入。 情報提供として、サイバー補導を警察で始めている。試行的であるが、多摩地区では武蔵野警察、 立川少年センターで実施している。 立川児童相談所 立川児童相談所は三多摩地域の 11 市町村を担当。11 市町村全体数字として、昨年 24 年度の虐待 件数は、虐待の相談として受理した件数が一年間で 226 件。平成 25 年度、平成 25 年 4 月 1 日から 平成 26 年 1 月 31 日までに既に 313 件の虐待通告を受理。 市内の子ども達の状況について、平成 24 年度一年間で 47 件の虐待通告、平成 25 年度は 1 月 31 日までの間で、既に 72 件の虐待通告を受理。増加の原因として、一つは兄弟を受理する仕組みに 変わったこと。厚生労働省の子ども虐待対応の手引きが八月に改正され、兄弟の中で一人が虐待通 告を受けた際、他の兄弟も同様に虐待を受けているのでは、という視点で調査し、また、その虐待 を見ているということが心理的虐待と捉えて、他の兄弟も受理・調査・判断することになった。も う一つは、怒鳴り声や子どもの泣き声が心配、という近隣知人による通告の増加。 市内の非行相談について、平成 24 年度一年間で 27 件受理。平成 25 年度は 1 月 31 日までに 20 件。内、警察からの身柄通告が 4 件、書類通告が 9 件。内、一時保護した子どもが 5 件、5 人、一 時自立支援施設に入所した子どもが一人、児童養護施設に入所した子どもが一人。 平成 23 年度に虐待によって死亡した子ども達の数が 99 人。内、心中以外の虐待死事例は 58 人。 内、0 歳で死亡した子どもが 25 人、43%。内、生まれた日に亡くなった子どもが 7 人。主たる加害 者は実母。妊婦健診の未受診や望まない妊娠、そして若年、10 代や 20 代初頭の方の妊娠が問題。 生まれたらすぐに健全に発育・発達することができるように援助していくことが課題。 配付物「OSEKKAIが子供を救う」について、OSEKKAIとは、子育てをしている家庭 を優しく見守り、少しおせっかいをして一声掛け、課題があれば、早めにみんなで解決していく。 この姿勢で、地域の方々が虐待についてご協力いただきたい。 東京保護観察所立川支部 - 5 - 家庭裁判所で処分を受けた後、地域の中で処遇を受ける少年達を地域の保護司達と協力し、立ち 直りを図る二種類の保護観察少年を扱っている。一つは家庭裁判所で審判を受け、少年院等の施設 には入らず、地域で直接保護観察という形で処遇を受ける少年。もう一つは、家庭裁判所から少年 院で教育を受ける決定があり、少年院での処置を終えて地域に帰り、原則 20 歳までは保護観察の 処遇を受ける少年。 平成 25 年 1 年間で、市内で新たに保護観察を開始した少年数は、家庭裁判所で保護観察という 決定を受けた少年が 22 人。少年院での教育を受け立川市内に帰り保護観察を受ける少年が 1 人。 平成 26 年 2 月 1 日現在、立川市内で保護観察を受けている少年の数は、家庭裁判所で決定を受け た少年が 23 人。少年院を仮退院して保護観察中の少年が 3 人。男女の内訳は、女の子 5 人、男の 子 21 人。26 人の中には、中学生 2 人が含まれる。 非行名では、窃盗が 16 人で最多。占有離脱物横領 1 人。合わせると財産関係の非行名が 17 人と なり、7 割以上を占める。続いて傷害 2 人、恐喝 1 人。その他、振り込め詐欺、道路交通法違反、 覚せい剤取締法等。東京都全体としては微減の傾向。 保護観察所では、少年院に送られた子ども達の帰住先の調整という業務も担っている。2 月 1 日 現在、本人は少年院にいるが、立川市内に引受人を設定し帰住先として適当かどうかという調査、 調整をおこなっているケースが 3 人。 現在、法務省では再犯・再非行の防止が問題。七割の人は立ち直っているが、三割が再犯、平均 して三回以上事件を起こしている。法務省では、 「居場所と出番」という言葉で、住む場所、出番、 働く場所、学校、就職先等の確保を重点課題の一つとしている。特に働く場所の確保については、 地域の方々のご理解が必要である。ご協力をお願いしたい。 立川公共職業安定所 12 月 24 日に合同庁舎に移転。立川ワークプラザと共に、ご活用をお願いしたい。 若者の雇用促進の取り組みにおいて、若者への支援メニューの周知を図るため、成人式でチラシ を配布。 若者を使い捨てにする恐れのある企業に対抗するため、若者を育てる企業を応援する「若者応援 企業宣言」事業を昨年 3 月から実施。現在の東京での 980 事業所が認定。 景気が少し上向きになり、完全失業率、有効求人倍率等、数字が改善している一方、若者の雇用 は、企業の採用基準がかなり高く、37%以上が非正規等、厳しさは変わっていない。しかし、建設 業や医療福祉業ではミスマッチによる人手不足がある。関係機関との連携を重視し、地域の雇用改 善に取り組んでいく。 中学校長会 月一回、小学校と合同で生活指導主任会を実施。立川警察、少年センターも参加いただいている。 地域により違いはあるが、生徒間の暴力等、他校との関係での LINE が絡んだ金銭トラブル。不 審者、オートバイ、自転車に乗った男から声を掛けられたり、あるいは写真を撮られたりという盗 撮等が報告されている。 自転車による事故が非常に多い。車に衝突し重傷を負うような事故だけでなく、加害者となって しまう件も、最近では増えている。中学校ではスタントマンによる自転車乗り方教室を実施してお り、24 年度 3 校実施、25 年度1校、来年度 26 年度には残り 5 校を実施していく予定。 小学校長会 小学校では安全・安心ということで、命について各校で取り組んでいる。 一点目は、交通事故。学校での教育だけでなく、地域、行政、各関係機関と協力し、防いでいく。 二点目は、アレルギーについて、教育委員会を中心に全校が同じ形で防いでいく取り組みをして - 6 - いる。これにより命に関わるような事件をなくしていきたい。 その他、この時期はインフルエンザや、電話の情報聞き出し等がある。各校が皆様方と手を取り 合いながら、進めていきたい。 防災無線を安全・安心に役立てられないか。不審者情報、そして北海道であった女の子が行方不 明になった事件。そのようなときに、迅速に地域の方々との情報共有や、協力を得るための手段と して使えないか。子ども達の安全・安心のためにという発想でお願いしたい。 市 長 防災無線のスピーカーを使用した情報伝達について。下校の放送にうるさいというクレームが入 る等、課題にもなっている。 他市の放送では、お年寄りの徘徊や、様々な情報が伝わってきており、できるだけ実現したい。 (質疑等) 質疑等) 錦町地区 自転車に関する罰則の強化がなされたが、自転車の無灯火、一時停止無視、二人乗り等が多い。 学校で交通安全教室、自転車教室を実施しているが、参加されていない方が守られていない。子ど も達も自転車教室に参加しているときは良いが、外に出たときは守られていないという状況。どの ように対応していけば良いか。 虐待の通報を受けたが、個人情報や秘密の関係で家庭の中には入れない。玄関で虐待してないと 言われたらそこで引き下がらなければならない、といった状況の中、どのような形で子ども達の虐 待を防いでいけば良いか。また、どのような形で協力したら良いか。 学校関係の防犯、迷惑メール等の講習は平日の午後が多いが、夜に開催するといったことを PTA の方達と話し合って対応ができないか。 立川警察署 自転車に関する安全教育は非常に重要であり、厳しい取り締まりを実施している。まず、安全教 育が必要性から、新入生に対しては保護者も一緒に教育を受けていただいている。 地域の交番でも見逃さず、注意・指導して、悪質なものは取り締まるという取り組みを継続して いく。 立川児童相談所 虐待通告を受けたときに、子どもの命が大丈夫かどうか、という視点で調査をしている。プライ バシーに関わる内容のため、関係機関、民生児童委員・主任児童委員のご協力をいただきながら、 日常的にご家庭を見守っていただいており、「こういった課題があるのでこういう視点で見ていた だけないか、声は掛けていただかない、何か変化があったら児童相談所や子ども家庭支援センター にご連絡いただく」、といった仕組みを作っている。立川市の場合は子ども家庭支援センターにど んなに小さなことでも通告をお願いしたい。大事になる前に未然に防ぐ、第一の方法。 要保護児童対策地域協議会というものがあり、その中では守秘義務を守りながらお互いの情報共 有や、役割分担をしている。会議を定期的に開くことで、一回きりではなく、先も丁寧に執行を管 理していくという仕組みになっており、一層の活用、充実を図っている。 中学校長会 防犯や安全教室の開催が平日の午後が多く、遅い時間にできないかということについて。学校独 - 7 - 自でやる場合もあるが、青少健で安全・防犯の講演会、教室を開いている地区もある。各地区の青 少健と連携を取り、安全あるいは防犯についての教室を企画し実施することも可能ではないか。 市 長 ボランティアで小学校の登下校の見守りをしてくれている方から、子どもに罵声を浴びせられた、 というお話を受けた。気に掛けていただきたい。 4 その他 薬物乱用防止推進立川市協議会 立川市中学生の薬物乱用防止ポスター・標語に入賞された方々を対象に、11 月 4 日、秋の楽市に おいて表彰式を開催。東京都全体では、3 年生の藤本さんが入賞している。 応募多数により中学校 9 校の内 4 校が平成 25 年度の薬物乱用防止活動率先校として、5 月に行わ れる都の協議会総会で表彰される。数多く応募をしていただき活発になってきているが、3 校で標 語の応募が 0 だったため、来年度はご協力をお願いしていく。 守重議長 青少年の研究大会と教育フォーラムに関して、大変良いイベントを各々が実施しているが、市民 から声を聴くと、講師等の都合もあると思うが日程が重なっている。調整により大勢の方が参加し、 様々なことを学んでいただけるのではないか。是非ともそういう対応をしていただくことを要望と したい。 小学校長会 小学校図工作品展が本日から、たましん RISURU ホールで火曜日まで開かれる。非常に良い作品 があるので、健全に育っている子ども達の様子を見ていただきたい。 閉会の言葉 鈴木副会長 平成 25 年度の第 2 回立川市青少年問題協議会、協議事項のご承認、更に報告事項のご理解、そ して情報交換も長時間に亘りましたが、大変ありがとうございました。間もなく 3 月卒業式、春休 みに入ります。引き続き、健全育成にご理解ご協力をお願いしまして、閉会の挨拶にいたします。 - 8 -