...

社員がいきいきと働くために

by user

on
Category: Documents
5

views

Report

Comments

Transcript

社員がいきいきと働くために
地球を元気に
マチを元気に
ヒトを元気に
社員がいきいきと働くために
つねに成長を目指し、いきいきと働く社員の力から、元気なお店は生まれます。
ローソンは教育制度、職場環境、社内コミュニケーションの仕組みを整えることで、
社員一人ひとりが能力を発揮し、自由闊達に意見を言える企業風土を目指しています。
働きやすい職場を目指して
社内コミュニケーションの活性化
社内部署体験
2008年度から現場と本社との相互理解を深めるため、「元気になろーソン!プロ
ジェクト」※の一環として社内部署体験を行っています。2009年度は販売と商品開発
の連動のきっかけとなるように、SVなどが駐在する地区事務所の社員は商品のメ
ニュー会議などの体験、本社の社員は店舗の一日体験を行いました。また、地区
事務所同士の学びの場として、他の地区事務所の取り組みに関して学べるツアー
を開催し、管理職10人が参加しました。参加者全員から「とても満足」というアン
ケート結果を得るなど好評の企画となりました。
商品メニュー会議体験のようす
社内イントラネットの有効活用
2009年度から全社員がアクセスできるポータルサイトを導入しました。「元気にな
ろーソン!プロジェクト」ではそれを活用し、トップメッセージやブログ、社内報、バ
ナーにより旬の情報の発信を行っています。また、業務上の意見交換の場、趣味
のサークル、同期の集まりなどさまざまなコミュニティーが開設され、情報の一元化
による業務の効率化とコミュニケーションの活性化に一役買っています。
ポータルサイトの社内報のページ
※ ロ ーソ ンか らマチを 元気 にし ようと2008 年度か らスタートし た「ロ ーソン元 気計 画」を 推進する プ ロジェ ク ト。
社員のモチベーションアップを主眼とした活動を行っています
スポーツ・レクリエーションの実施
2008年度に各支社、本社で行われていたソフトボール予選大会の集大成として、
2009年度は全国大会を開催しました。職場を離れたところでの交流によって、仕事
での姿とは違う側面をお互いに発見することができ、また、普段あまり接することの
ない部署の人々との交流が生まれ、業務の円滑化にも役立っています。
スポーツを通じたコミュニケーションについて、大会後のアンケート結果では91%
の人が「継続すべき」と肯定的にとらえています。
ナゴヤドームで開催したソフトボール全国大会
社員意識調査の実施
より働きやすい職場づくりに生かすため、社員意識調査を毎年実施しています。 ●社内意識調査の結果
4 価値観の浸透
2009年度の調査ではすべての指標について2007年度、2008年度を上回るよい結
果となり、価値観(企業理念)の浸透はとくに高い点数となっています。
総合指標
3
また「仕事をしている上でうれしいと思うこと」や「会社への提言」などの自由記述
の項目に対し約半数が回答し、内容も生産的で前向きな姿勢がみられます。
2
一方、課題としては、本社のモチベーションが全体的に低いこと、SVの労働時間
の負担感が大きい点が挙げられます。
目標達成への
こだわりの実践
44
思いやりの実践
07年度
08年度
09年度
チャレンジの実践
地球を元気に
マチを元気に
ヒトを元気に
社員がいきいきと働くために
次世代認定マーク(くるみん)の取得:子育て支援の充実
次世代育成を支援する取り組みでの成果が認められ、「次世代育成支援対策推
進法」に基づき、「仕事」と「家庭」の両立を支援する企業として東京労働局より認定
され、「次世代認定マーク(くるみん)」を取得しました。
今後も、新たに策定した「一般事業主行動計画」に基づき、継続して社員の「仕
事」と「家庭」の両立を支援する環境整備への取り組みを進めてまいります。
【子育て支援策メニュー】
育児時短制度※、勤務日数短縮※、祝日休日※、在宅勤務制度※、商品開発担
当者の勤務地選択 ※ 、ベビーシッター利用補助、育児休職者へのパソコン貸
与、(配偶者)帯同転勤制度
次世代認定マーク(くるみん)
※は子供が小学校3年生まで
【2007年~2009年の行動計画に基づく主な実施内容】
・育児休職者への社内情報提供の環境整備
・育児時間短縮勤務制度の利用期間の延長
・事業所内祝日託児施設の利用者拡大
・子育て中の社員の在宅勤務制度導入
・再雇用制度の充実化(より利用しやすい制度に)
【一般事業主行動計画 (第3期:2010年2月1日~2012年2月28日)】
目標1.子育てをしながら働く社員への情報提供、相談ツールの利用促進を行う。
本社祝日託児のようす
<対策>イントラネット上の情報交換ツールや健康相談窓口の周知
目標2.育児休職者が職場復帰しやすい環境整備を行う。
<対策>安心して育児休職を取得するための、休暇中のフォロー、復職後の配置方法等の社内ルール整備
目標3.在宅勤務の利用ルールを見直し、より利用しやすい制度とする。
<対策>利用者や利用者と同部署のメンバーへのヒアリングを踏まえた利用ルールの見直し
目標4.所定外労働削減のための対策を実施する。
<対策>業務の効率化体制の整備などによる所定外労働削減の推進
社員の声
東関東管理センター アカウンティングアドバイザー※
田森考子(たもり ちかこ)
スペシャリストとして働き続けたい
※アカウンティングアドバイザー:店舗会計業務の専門知識を有する社員に与えられる社内資格
東関東管理センターには、私を含め育児時短制度を利用している社員が4人います
が、祝日は保育所が休みのため子どもの預け先に苦労していました。また、女性の多い
職場でクルーさんにも保育ニーズがあります。将来のためにもみんなが安心して出勤で
きるようにしたい、そんな思いから管理センターでも事業所内祝日託児を実施できるよう
に人事部門に働きかけ、2009年5月から利用できるようになりました。実施後は預け先
の確保に奔走することもなく、何かあってもすぐに迎えにいけると喜ばれています。
幼い子どもにとって親がいちばん必要な時期で、子育てと仕事との間で葛藤はいろい
ろありますが、自分の人生のためにも働き続けたい。これからも周囲の支えに感謝しな
がら、会計のスペシャリストとしてレベルアップしていきたいと思っています。
45
地球を元気に
マチを元気に
ヒトを元気に
社員の健康管理
職場におけるストレス問題は、健康を管理する上で重要なポ ●社員の構成
イントになってきています。
社員数(連結)(人)
そこでWebで社員一人ひとりがチェックできるメンタルヘルスス
(男性/女性)(人)
トレスチェックを2009年度より導入しています。うつ病などの事前
社員数(単体)(人)
予防策として自分自身の心の健康管理ができるよう、全社員に (男性/女性)(人)
年に2回の定期的なチェックを促しています。
女性管理職比率(%)
外国人留学生の採用
さまざまな個性や価値観をもった人財※が、それぞれの力をフ
ルに発揮できるような多様性のある組織づくりを進めています。
2009年度は新入社員として17人の外国人留学生を迎え、2010年
6月現在63人が在籍しています。今後も、多様な文化を取り入れ
ることで、より柔軟で活気のある職場づくりを推進していきます。
2007年度
2009年度
3,548
5,186
5,236
3,202/346
4,517/669
4,493/743
3,316
3,459
3,452
2,979/337
3,083/376
3,061/391
4.7
1.3
2.3
障がい者雇用率(%)
1.4
1.7
1.8
産休制度利用者数(人)
17
4
18
育児休職利用者数(人)
21
25
24
育児時短勤務制度利用者数(人)
20
16
18
介護休暇制度利用者数(人)
被保険者の健康診断受診率(%)
※人財:人は会社の宝であると考え、「人財」と表記しています
2008年度
1
2
2
89.3
90.8
88.2
平均年齢(歳)
37.6
37.8
38.3
平均勤続年数(年)
11.2
10.9
11.4
離職率(%)
9.2
6.6
4.0
労働災害発生件数(件)
47
67
66
教育研修プログラム「ローソン大学」
ローソンは、人財育成への投資を積極的に行っています。企業理念とお客さま重視の意識を共有すると同時に、高い業
務推進力を備えたチャレンジングなプロ集団づくりを目指しています。
独自の教育研修プログラムを「ローソン大学」と名付け、それぞれの目的や職種・職位に応じた教育体系を整えています。
本社隣接地には研修施設「ローソンラーニングセンター(LLC)」を設置しており、ローソン大学のさまざまなプログラムを実
施しています。また、各自のパソコンを介して研修する「eラーニングシステム」が、“いつでも”“どこでも”必要な研修を受けら
れる学習基盤として確立しています。
●ローソン大学の全体概要図
●店舗オープン時研修
●リーダークルー研修
●既存店長研修
ES・CS※の推進
・お客さま重視の意識を醸成する
・働きがいのある職場をつくる
●社員意識調査
●CS講演
企業理念研修
企業理念の浸透
●企業理念研修Ⅰ
●企業理念研修Ⅱ
●企業理念研修Ⅲ
自己啓発
自己啓発を促進すべく
各種メニューを提供する
●通信・通学教育
●外部セミナーの受講
●雑誌年間購読(費用の会社支援)
経営層教育
次世代を担うリーダーを育成する
●リーダー教育
●リーダー教育III
職種別
職種別に必要なスキルを身につける
●RFC(店舗開発担当者)研修 ●MD(商品開発担当者)研修
●ASV(アシスタントスーパーバイザー)研修
●店社員研修 ●店長登用時研修
●コンプライアンス&リスク管理研修 ●環境研修
●職種別コンプライアンス研修
●職位別コンプライアンス研修
●コンプライアンス・アンケート
●新任管理職研修 ●入社時研修
●新任アシスタントマネジャー研修
研修名は代表的な例を掲載しています。
※ES:従業員満足、CS:顧客満足
ジョブローテーション・評価
46
社員研修
職位別
キャリアごとに必要なスキルを習得する
●リーダー教育II(企業財務)
ローソンラーニングセンター
コンプライアンス・環境
ローソン社員として必須の
基礎知識を確認する
トレーニングセンター
フランチャイズ店舗を対象とした教育・研修
eラーニングシステム
ローソン大学
加盟店教育
店舗運営力のさらなる向上を目指す
Fly UP