...

本文 - J

by user

on
Category: Documents
18

views

Report

Comments

Transcript

本文 - J
電 子 線moving
strip法
の試み
岡山大学 医学部附属病 院中央放射線 部(部 長:青 野
要)
松 島紀 志夫
・ 若狹
弘之
・ 小栗
宣博
北 山
・ 中桐
義忠
・ 三上
泰隆
卓一
岡山大学医学部放 射線医学教室(主 任教 授:青 野
橋本
啓二
Key
・ 平木
祥夫
words:電
・ 青野
要)
要
子線治療技術,
moving
strip法
皮 膚転 移 腫
緒
卵 巣 癌 の 全 腹 腔 照 射 法 にmoving
が あ るが,わ
で,体
言
軸 方 向 に 広 範 囲 な 照 射 を 必 要 とす る部 位
に 対 し て,電
strip法
strip法1∼7)
れ われ は こ の 方 法 に 準 じ,皮 膚 面
近 傍 を 目的 と し た電 子 線 に よ るmoving
子 線 に よ る,い
わ ゆ るmoving
を 試 み た.
照 射 野 の 上 下 の 両 端 に 粘 土 製 ブ ロ ッ ク を 置 き,
strip法
2.5cm
を試 み た.
stripの
階 段 状 照 射 を 行 い,上
緑 とな る
線 と 下 縁 と な る 線 の 間 隔 の と りか た と,境
の 線 量 分 布 の 均 一 性 の 関 係 を,フ
従 来,悪 性 腫 瘍 の 皮 膚 転 移 な ど の広 範 囲 な 照
り検 討 し た.又,呼
射 部 位 を必要 とす る電 子 線 治 療 に お い て は,限
界面
ィル ム 法 に よ
吸 移 動 を 想 定 し,線
量の均
一 性 に 及 ぼ す 影 響 につ い て 基礎 的 実 験 を行 っ た
られ た大 き さの コー ン を使 用 して,照 射 野 を数
ヶ所 に分 割 し,そ れ ぞ れ の 多 門照 射 と して行 っ
moving
strip法 に つ い て
て 来 た.こ の場 合,分 割 した 照 射 野 間 の 間 隔 の
moving
と りか た に よ って は 高線 量 域 や 低 線 量 域 を生 じ,
境 界面 に お け る線 量 分 布 の 不 均 一 性 が 問題 とな
strip法
巣癌 の 全 腹 腔 照 射 に
対 し て 行 わ れ て い る 照 射 法 の1つ
れ た も の で,恥
る.
起)ま
今 回,わ れ わ れ は こ の 問 題 点 を解 消 す る 目的
図1 と は,卵
moving
1175
strip法
と して 報 告 さ
骨 結 合 上 縁 よ り横 隔 膜(剣
で 広 い 範 囲 を2.5cm幅
のstripに
状 突
分 け,図
.
1176
松島
紀志夫
他8名
突 起)に 達 し た位 置 か らは,出 発 点 と は 逆 に 照 射 野
幅 を1stripず
つ 減 じて 行 く.こ
射 で 行 い,一
行 程(前
照 射 を 行 う.こ
野 の 場 合,一
れ を前 後 対 向 照
後)で1strip合
計8回
の
の 方 法 を 用 い る と広 範 囲 な 照 射
般 的 なopen
field法 に 比 べ,
① 耐
容 線 量, ② 生 物 学 的 効 果, ③ ビ ー ム の 半 影 に よ
る 影 響 等 に 対 し て 優 れ た 方 法 で あ る と 言 え る.
こ の 方 法 に 準 じ,皮
lumeに
膚 面 近 傍 のTarget
vo
対 す る 線 量 分 布 の 均 一 性 を 目 的 と し て,
電 子 線 に よ る 階 段 状 照 射 を行 い,
2,
3の 基 礎
的 実 験 を 行 っ た.
使 用機 器
図2 線量特 性
照 射 装 置 東 芝LMR-15A
線 量 測 定 器 Ionex
チ ェ ン バ ー 0.6cc指
濃 度 測 定 器 サ ク ラPDS-15
フ ィ ル ム Kodak
自動 現 像 機 サ ク ラQX-1200
フ ァ ン トム Mix-DP
ブ ロ ッ ク材 小 麦粘 土
実
1.フ
験
XV-2
方
Ready
Pack
法
使 用 し た フ ィ ル ムKodak
ネ ル ギ ー10Mevに
XV-28)の
エ
お け る 線 量 特 性9)で あ る.測
定 点 は 校 正 深 と し,線
Gy間
頭 型 チ ェ ンバ ー
ィル ム の 線 量 特 性
図2は
図3 2門 分割 照射 配置 図
2500/3
隔 で2.2Gyま
量 を0.1,
0.2,以
下0.2
で と し,ビ ー ム は フ ィ ル ム に
対 し て 垂 直 に 照 射 し た10,11).
2.
2門 分 割 照 射
ま ず,従
来 行 わ れ て い る電 子 線 分 割 照 射 の 照
射 野 境 界 面 に お け る 線 量 分 布 を,フ
よ り測 定 し た.図3の
よ う にMix-DPに
ム を は さ み10,11), cone-skin
し て,ビ
0cm,
図4 電 子 線moving
1に 示 す 様 に,最
幅(1strip)を
幅(2strip)を
は2.5cm(1strip)ず
strip法 の実 験 配 置 図
3.電
照 射,以
後10cm(4strip)ま
で
つ 幅 を 拡 げ て 行 き,
移 動 を 行 う.上
5回
照射野
限(剣
状
0.5cm,
面 に お け る照
1.0cm,測
つ い て,そ
れ ぞ れ2門
定 深 度
分割照射
界 面 の 線 量 分 布 を 調 べ た.
子 線moving
次 に,前
に 恥 骨 結 合 よ り5.0cm
目 以 後 か ら の 照 射 は10cm幅(4strip)の
で2.5cm(1strip)の
を 行 い,境
初 は 恥 骨 結 合 上 縁 よ り2.5cm
照 射,次
2cmに
フ ィル
distanceを6cmと
ー ム を 垂 直 照 射 し た.表
射 野 の 間 隔0cm,
ィル ム 法 に
strip法
述 し た 卵 巣 癌 の 全 腹 腔 照 射 法 のmov
ing strip法 に 準 じ,電 子 線 に よ る 階 段 状 照 射 に
つ い て2と
図4左
同様 の実 験 を行 っ た.
は 横 か ら 見 た 実 験 配 置 図 で,
に フ イ ル ム を は さ み,照
Mix-DP
射 野 の 両 端 外 側 に5cm
電 子 線moving
厚 の 小 麦 粘 土 製 ブ ロ ッ ク を 置 い て,
distanceを6cmと
図4右
skin
10×18cmコ
を 幅 と し て 使 用 し,照
端 よ り2.5cm,
5.0cm,
くな る よ う に,順
ー ン
射野幅が下 の
7.5cm,
10.0cmと
大 き
次 上 方 に 移 動 さ せ る .こ
と で 同 一 部 位 を 計4回
う ち1回
1177
し た.
は 上 か ら 見 た 図 で,
の10cm側
cone
strip法 の 試 み
の こ
照 射 す る こ と に な る が,
は 照 射 野 の 辺 縁 と な る.こ
の 時,コ
ー ン
の 上 縁 と な る 線 と下 縁 と な る 線 の 間 隔 の と り方
が 線 量 の 均 一 性 を 左 右 す る .そ
こ で,そ
0cm,
1cm
0.5cm,
1.0cm,深
度0cm,
の そ れ ぞ れ に つ い て,フ
の間隔
2cm,
3cm
ィル ム を使 っ た垂 直 照
射 法 に よ り境 界 面 の 線 量 分 布 の 均 一 性 を 比 較 し
た.
次 に 呼 吸 移 動 に つ い て,腹
腔 内臓 器 の移 動 は
か な りあ る と考 え ら れ る が,今
回 目 的 とす る 皮
膚 表 面 の 移 動 に つ い て20例 の 安 静 呼 吸 時 に お け
る 体 軸 方 向 の 動 き を 調 べ た と こ ろ,
で あ っ た.こ
3mm程
の 呼 吸 移 動 を 想 定 し,間
の 基 線 よ り+1.5mm,
分 け て 照 射 し,線
0,
度
隔0.5cm
-1.5mmと3回
に
量 の 均 一 性 に 及 ぼ す 影 響 につ
い て調 べ た .
結 果 及 び 小 括
図5は
実 験 方 法2の2門
分 割 照射 で 得 られ た
図5 2門 分割 照射 に よる濃度分布 曲線
フ ィル ム の 資 料 を ミク ロ フ ォ トメー タで ス キ ャ
ン し た 濃 度 分 布 曲 線 で あ る が,間
合,濃
隔0cmの
場
度 は 線 束 の 広 が りの た め オ ー バ ー ラ ッ プ
し て お り,境
界 面 の 線 量 はDepth
野 内 の1.3倍,
隔0.5cmの
あ る が,
Depth
場 合,
Depth
Depth
0cmは
と な り低 い 値 と な る.間
Depth
0cmで
0cmで
2cmで1.27倍
2cmで
照射
と な る.間
はほ ぼ平坦 で
線 量 比 に 換 算 し て0.81
隔1.0cmの
線 量 比0.4,
Depth
同 様 に0,
1,
2,
均 一 性 は 良 い.図8は
cmと
図6,
7,
8の 結 果 か ら,各
と 線 量 比 の 関 係 を 図9に
2cmで0.7
間 隔0cmの
場 合 で は,照
と,か な りの 低 線 量 域 が 生 じる.こ の よ うに 分 割 照
射 の 場 合,い
で は0.8と
界面 の
隔0.5cmで
よ り線 量 比1.0と
い.
深 さ1, 2cmで
cmで
深 度0,
1,
曲 線 を 表 わ す.特
1,
2,
3cmと
な く な る.図7は
2,
strip法
3cmに
に よ る 間 隔0
お け る濃 度 分 布
に 表 面 で の 高 線 量 域 が 目 立 ち,
深 くな る に つ れ そ の 影響 は 少
間 隔0.5cmの
場 合 で,深
度は
場 合 で,特
は り1,
2,
3
示 す.
深 度 ご とに 間 隔
Depth
0cmで
射 野 内 と境 界 面 の 線
は0.96,間
隔1.0cm
な り,間 隔 の 影 響 が 大 と な る.グ
深 度 に つ い て の一 様 な線 量 の均 一 性 は 得 られ な
電 子 線moving
間 隔1.0cmの
深 くな る に つ れ そ の影 響 は少 な くな る.
場 合 で は,
か な る 間 隔 を と っ て も,境
濃 度 分 布 曲 線 で あ る.
に 表 面 で の 低 線 量 が 目 立 ち,や
量 比 は1.18,間
図6は
3cmの
表 面 で の 多 少 の バ ラツ キは あ るが 全 体 的 に 見 て
ラフ
な る 間 隔 は 表 面 で は0.4cm,
は0.6cmと
な る.以
下深 さが増す
に つ れ 直 線 の 傾 斜 は ゆ る や か に な り,深
さ3cm
で は 間 隔 に よ る 影 響 は ほ と ん ど な く な る.
以 上 の 実 験 結 果 と 設 定 の 再 現 性 を 考 慮 し て,
臨 床 的 に は 間 隔0.5cmで
行 う の が 適 当 と考 え る.
次 に 呼 吸 移 動 を 想 定 し,間
隔0.5cmを
基線 と
1178
松島
図6 電 子 線moving
の 線 量 を+1.5mm,
図7 さ0,
2cmの
0,
し た.薬
隔0.5
濃 度 分 布 曲 線 で あ る が,
度は平坦に
の こ とは呼 吸移 動 に よ る 線 量 均 一 性
へ の 悪 影 響 は ほ と ん ど な い と 考 え て よ い.
以 上 の よ うに,間
1,
2,
3cmに
と な り,境
隔0.5cmで
お い て0.96,
物 療 法(フ
レ ス チ ン3.0g/day)に
て 経 過 観 察 し て い た が,
皮 膚 の 結 節 性 紅 斑 は 拡 大 傾 向 に あ り〓 痒 感 は 徐
々 に 増 悪 し て き た.
昭 和59年2月,対
症 療 法 と して の 放 射 線 治 療
を 目 的 と し て 放 射 線 科 を紹 介 さ れ た.〓
痒 感の
子 線10MeV
1.02,
cmのfield
照射 を感受 性 テ ス トと し
1.02,
1.01
て 開 始 し た.
3500cGyで
sizeで1門
1850cGyで
10cm×18
〓 痒 感 消 失 し, Total
紅 斑 は ほ と ん ど 消 退 し,
radiation
は 皮 膚 の 転 移 病 巣 に 非 常 にeffectiveで
線 治 療 に お い て 有 用 で あ る.
そ こ で4月4日
応
ト ラ フ ー ル600mg/day,ク
強 い 背 部 に 対 し て,電
軸 方 向 に 対 す る広 範 囲な 電 子
臨 床
隔0.5cm)
の 線 量 比 は 深 さ0,
界 面 の 均 一 性 に 優 れ た 電 子 線mov
ing strip法 は,体
strip法 の
濃 度 分 布 曲 線(間
-1.5mmと3
か え っ て ス ム ー ジ ン グ が か か り,濃
な っ た.こ
電 子 線moving
隔0cm)
回 に 分 け て 照 射 し た 結 果 を 図10に 示 す.間
cm,深
他8名
strip法 の
濃 度 分 布 曲 線(間
し1回
紀志 夫
用
例
あ っ た.
紅 斑 の 密 な 右 前 胸 部 に 対 し,前
述 し た 電 子 線moving
strip法
を 開 始 し た.図
11は 開 始 当 初 の 設 定 時 の 様 子 を示 し た も の で あ
患 者:
77歳,女
性.全
発 疹(一 部 浮 腫 状),〓
身 皮 膚 の 数 在 性 の 発 赤,
痒 感 を 主 訴 に 入 院 した.
全 身 状 態 は 比 較 的 良 好 だ が,精
cancerの
皮 膚 へ のmultiple
査 の 結 果colon
metastasisと
判明
る.
Totalの
っ た.
照 射 野 は12
1ク ー ル1000cGyで
うす くな っ た.次
る 同 法 を 開 始,
に,
strip
18×36cmで
あ
〓 痒 感 消 失,紅
斑 は
5月9日
2ク ー ル,
よ り腹 部 に 対 す
2000cGyの
照射 で
電 子 線moving
図8 電 子 線moving
濃 度 分 布 曲 線(間
strip法
strip法
の試み
1179
図10 呼吸 移動 を考 慮 した
濃度 分布 曲線
の
隔1.0cm)
図9 間隔 と線 量比の 関係
1180
松島
紀志夫
図11 胸 部 と同 様 〓 痒 感 の 消 失,発
他8名
臨
赤 の 消 退 な ど一 応
床
せ た り,治
な お 本 症 例 は 強 力 な化 学 療 法 の併 用 な どの た
め 途 中 で 全 身状 態 が 悪 化 し,又,他
射 を併 用 した ため,時
部位への照
移 動 させ て 順 次 照 射 を 行 う の で,病
間 的 因子 を考 慮 した 追 従
又 は3門
語
井 孝 志,成
荒 居 竜 雄,森
田 新 六:卵
pp. 253∼255,
4.
Fletcher,
Febiger,
5.
富 弥 三,加
の 論 旨 は 第25回 日本 放 射 線 技 術 学 会 中 国 ・
倉 井 満 雄,八
山堂,東
京, p. 116, 1982.
木 信 明: moving
strip法 に よ る全 腹 部 照 射 法 の 経 験,第
大 阪, 1977.
巣 癌 の 放 射 線 治 療,癌
・放 射 線 療 法,癌
の 臨 床 別 冊/新
編,篠
原 出版,東
京,
1978,
G. H.:
Philadelphia.
玖 島 利 男,斉
1日2門,
献
射 線 治 療 技 術,南
33回 日本 放 射 線 技 術 学 会 総 会 予 縞 集, p. 434,
3.
け 間 隔 を あ け,
療 開始
四 国 部 会 で 発 表 し た.)
文
孝,照
巣 に対 す る
と し て あ とか ら追 従 照 射 し て 行 け ば こ
(な お,こ
間 隔 を と り,上 縁 に 印 をつ け て継 ぎ 目を移 動 さ
会田
つ
の 問 題 は 解 消 で き る も の と考 え る .
の 方 法 は,設 定 時 に コー ン の下 縁 で
村 上 晃 一: X線 深 部 治 療 技 術,放
1度 に 全 照
照 射 の 時 間 的 因 子12)の 問 題 は あ る が,治
5日 以 降 か ら1stripだ
結
2.
間 使 用 す るブ
射 野 を 照 射 で き る 従 来 の 方 法 に 比 べ1stripず
照 射 は 行 わ なか っ た.
1.
療 開 始 後 と 終 了 前3日
ロ ッ ク の 保 持 の 煩 雑 さ が あ る .又,
の 効 果 を得 た.
なお,こ
例
Strip-field
technique,
pp.
26•`29,
藤 温 己,砂 屋 敷 忠,土
ovaries,
pp.
834•`851,
井 信 一 格:当
In
Textbook
of
Radiotherapy
(Third
Edition),
Lea
1980.
院 に お け るmoving
strip照 射 法 の 腔 内 線 量 分 布 の 検 討,
&
電 子 線moving
strip法
第22回 日本 放 射 線 技 術 学 会 中 国 ・四 国部 会 予 稿 集,徳
6.
松 山 敏 剛:卵
玖 島 利 男,升
の 検 討,第39回
8.
森
剛 彦,藤
報)電
9.
10.
1181
島, p. 62, 1981.
巣 腫 瘍 に 対 す る放 射 線 療 法 の 実 際 とそ の 効 果,卵
東 京, pp. 132∼141,
7.
の試み
巣 腫 瘍 ・卵 管 癌 と絨 毛 性 疾 患,金
1982.
屋 亮 三,高
羽 順 子,武
田
均,斉
藤 温 己,石
日本 放 射 線 技 術 学 会 総 会 予 稿 集,大
沢 伸 吉,片
岡 久 雄,楠
子 線 ビー ム のSensitometryに
本 敏 博,小
見 義 夫:
moving
鴨 義 尚:電 子 線 治 療 に お け る コ ン ピ ュー ター の 利 用(第2
つ い て,第38回
日本 放 射 線 技術 学 会 総 会 予 稿 集,東
真 フ ィル ム に よ る 線 量 分 布 の 測定,放
電 子 線 の 吸 収 線 量 の 標 準 測 定 法,通
商 産 業 研 究 社,東
11. 藤 沢 伸 吉,森
真 フ ィル ム,医 学 放 射 線 物 理 学,南
剛 彦,片
岡 久雄,楠
本 敏 博,小
フ イ ル ム 法 に お け る 垂 直 ・平 行 ビ ー ム のPDD変
京,
12. 宮 川
p. 171,
1982.
正,柄
川 順:時
間 的 因子,放
strip法 に よ る腹 腔 内線 量 分 布
阪, p. 78, 1983.
日本 医 学 放 射 線 学 会 物 理 部 会 編:写
岡 島 俊 三:写
原 出 版,
京, pp. 18∼19,
山堂,東
京, p. 172, 1982.
射 線 治療 に お け る高 エ ネル ギ ー
1978.
京, pp. 189∼190,
1980.
鴨 義 尚:電 子 線 治 療 に お け る コ ン ピュ ー タの 利 用(第1報),
化 に つ い て,第38回
射 線 治 療 学,朝
倉 書 店,東
日本 放 射 線 技 術 学 会 総 会 予 稿 集,東
京, pp. 111∼115,
1979.
1182
松島
紀志夫
他8名
Moving Strip Technique of Electoron
Beam Therapy
Kisho MATSUSHIMA, Hiroyuki
WAKASA, Nobuhiro OGURI,
Takuichi KITAYAMA, Yoshitada
NAKAGIRI, Yasutaka
MIKAMI,
Keiji HASHIMOTO*, Yoshio HIRAKI*, Kaname AONO*
Department of Radiology, Okayama University Hospital
(Director: Prof. K. Aono)
* Department of Radiology, Okayama University Medical
(Director: Prof. K. Aono)
The
fieldsize
skin
metastasis
area
is
much
dividing
in
and
hot
We
tried
whole
order
to
We
set
the
flattening
of
on
the
at
0.5cm.
The
flaness
cold
flatten
film
the
the
of
proper
the
dose
were
the
flatness
When
was
was
skin
obtained
of
and
within
at
need
large
field
at
a
the
cone
large
size
field
size.
field
is
border
according
large
border
the
a
the
the
moving
employing
field
by
becomes
distance
along
between
long
axis
strip
of
An
"electron
in
the
beam
treatment
moving
of
the
the
strip
field
interval
field.
Skin
0.5-cm
strip"
for
technique
(distance
movement
with
2.5cm
between
due
to
and
3cm
steps.
portals)
breathing
We
and
and
the
influences
considered.
at
was
patients
the
used
depths
of
produced
0, 1, 2,
by
interval.
It
breathing
seems
that
by
setting
the
in•}1.5mm,
smoothing
interval
the
is
proper
increased
breathing.
effective
of
whose
produced
the
the
cases
and
usually
of
to
In
size
cancer.
obtained
a
a
produced
the
used
movement
also
cone,
in
by
which
distribution
are
ovarian
determined
on,
technique
between
dose
flattening
the
areas
Mix-DP
relationship
so
dose
dose
in
in
of
the
field
is
and
size
dose
strip
irradiation
the
discussed
the
However,
the
therapy
tumor
than
and
abdominal
beam
malignant
portals.
portals.
in
a
larger
the
unequal,
body
electron
of
with
a
with
skin
2.5-cm
step
metastasis
and
of
0.5-cm
interval
colon
cancer.
was
clinically
by
Fly UP