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第2章 医療・介護保険の財政見通し 1.総論.財源負担の全体像(推計)

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第2章 医療・介護保険の財政見通し 1.総論.財源負担の全体像(推計)
第2章
医療・介護保険の財政見通し
1.総論.財源負担の全体像(推計)
(1)現状の財源負担
まず、2000 年度の公的総医療・介護費をベースに財源負担を推計した。
以下、公費のうち「医療費」と記してあるものは、生活保護、身体障害者福祉、難
病などに対して給付または扶助される公費負担医療費である。「補助金」と記してあ
るものは、保険給付に対する国庫補助や一般会計からの繰入金である。
【2000 年度実績からの推計】
2000 年度の制度別実績を連結して計算した(詳しくは 2.各論.現状の制度別財源
負担参照)。
【参考】老人保健法改正後、被用者 3 割負担下での姿(2000 年ベース)
2002 年 10 月には老人保健法が改正され、2003 年 4 月には被用者本人の一部負
担割合が 3 割に引き上げられている。これらの変更点がすべて実施されたとして、
2000 年度の公的総医療・介護費をもとに財源構成を推計した。
なお、あくまで参考値として現在の人口構成にもとづいて算出したもので、今
後の高齢者の増加を織り込んだものではない。
① 一部負担割合は、一般 3 割、高齢者 1 割とする
高齢者の中には 2 割負担となるケースもあるが、高額医療費の上限もあ
ることから、ここでは一律 1 割として計算した。
② 高齢者医療費の負担割合は、一部負担を除き公費 5 割、拠出金 5 割とする
2002 年 9 月末までは公費 3 割、拠出金 7 割であった。公費負担割合は
2002 年 10 月以降、毎年 0.4 割ずつ引き上げられ、最終的に 5 割になる。
ここではこの最終的な姿に基づいて試算をしている。
以上の結果、現状の財源構成は以下のとおりと推計される。
2000 年度実績
公費 38.0%、事業主 18.5%、家計 43.5%
制度改正完結後(参考) 公費 39.6%、事業主 16.5%、家計 44.0%
2003 年現在、すでに施行されている制度が完結した際には、公費、家計は負担割
合が増えるが、事業主の負担割合は縮小する。なお、ここでの試算は現状のパイの
126
下に構成比を推計したものである。実際には、公費の投入が大きい高齢者医療費が
拡大していくので、さらに公費と家計負担割合が増え、事業主負担割合が縮小に向
かうと推測される。
図表 3-2-1.2000 年の公的総医療・介護費
127
財源構成(推計)
(2)2017 年の財源負担(推計)
ここでは一般医療保険については主に保険料で、高齢者医療費については主に公費
でまかなうことを前提とし、財源負担について推計する。
以下、3 つのケースを置いて 2017 年の財源構成を試算する。以下、
「現状」とは 2000
年の医療費に、現在すでに施行されている制度改定(老人一部負担 1 割、被用者本人
一部負担 3 割、老人医療給付に対する公費負担 5 割・拠出金負担 5 割)を織り込んだ
状態をいう。また、3 つのケースの医療費合計には、第 1 章の図表 3-1-2.2017 年公的
総医療・介護費推計結果で求めた推計値を使用している。
【ケース①】一般:一部負担 2 割、事業主:被保険者と保険料を折半、
高齢者:公費 9 割・家計 1 割
一般医療保険
・公費負担医療の比率は現状と同じものとする(計算式:医療費合計×2000
年の公費負担医療比率)
・一部負担金は公費負担医療費を除く全体の 2 割とする(計算式:
(医療費
合計−公費負担医療費)×0.2)
・残りを事業主と被保険者とで保険料として折半する
高齢者医療
・家計負担は合わせて 1 割とし、うち保険料を 0.5 割、自己負担を 0.5 割と
する
・残りは公費でまかなう
2017 年の財源構成は、公費 42.2%、事業主 21.5%、家計 36.3%となった。ま
た国民1人当たり家計負担は 14.8 万円であり、2000 年から見ると年率 1.4%の伸
びとなる。
【ケース②】一般:一部負担 2 割、事業主:全体の 30%を負担、
高齢者:公費 9 割・家計 1 割
一般医療保険
・公費負担医療費比率は現状と同じ
・一部負担金は公費負担医療費を除く全体の 2 割とする
・残りを保険料として事業主と被保険者とで配分するわけではあるが、事業
主負担は、一般・高齢者合わせた全体の公的総医療・介護費の 30%になる
ように置く
128
高齢者医療
・家計負担は合わせて 1 割とし、うち保険料を 0.5 割、自己負担を 0.5 割と
する
・残りは公費でまかなう
2017 年の財源構成は、公費 42.2%、事業主 30.0%、家計 27.8%となった。事業
主負担を引き上げる前提であるので、国民1人当たり家計負担は 11.3 万円に縮小
する。
ケース②は、
「2016 年医療のグランドデザイン」の第 3 案と基本的な考え方は
同じである6。このとき、国民1人当たり家計負担は 13.2 万円であった。今回、
家計負担が大幅に減るのは、「2016 年医療のグランドデザイン」試算時に比べ、
公的総医療・介護費合計に占める高齢者医療費の割合を多く見込んだためである。
高齢者医療費については 9 割を公費で負担すると考えている。そのため高齢者医
療費の占める割合が増えれば、公費負担が増え、家計負担は減ることになる。
【ケース③】一般:一部負担 3 割、事業主:被保険者と保険料を折半、
高齢者:公費 9 割・家計 1 割
一般医療保険
・公費負担医療費比率は現状と同じ
・一部負担金は公費負担医療費を除く全体の 3 割とする
・残りを事業主と被保険者とで保険料として折半する
高齢者医療
・家計負担は合わせて 1 割とし、うち保険料を 0.5 割、自己負担を 0.5 割
とする
・残りは公費でまかなう
2017 年の財源構成は、公費 42.2%、事業主 18.8%、家計 39.0%となった。一部
負担割合の増大により、国民1人当たり家計負担は 15.9 万円になる。
6
「医療のグランドデザイン 2016 年版」120 頁第 3 案
129
図表 3-2-2.ケースのまとめ
130
図表 3-2-3. 2017 年の財源構成(推計)
131
132
(3)事業主負担についての考察
2000 年の事業主負担推計値は 62,448 億円、諸制度完結後では 55,615 億円である(図
表 3-2-1)。
前述のとおり、
「2016 年医療のグランドデザイン」第 3 案では、
「一般医療保険の自
己負担は 20%とし、事業主負担は全体の 30%を負担する」という前提で試算した。
事業主負担総額は 154,944 億円であった。
今回、同じ条件で試算したケース②では、事業主負担は 153,500 億円となり、前回
試算値とほぼ同じになった。
金額から見ると、2000 年に比べて 2017 年の事業主負担は非常に重くなったように
見える。しかし、過去には事業主負担割合は 25%水準であった(図表 3-2-4)ので、
構成比率から見ると決して非現実的な数字ではない。
また、同じように被保険者と折半する厚生年金保険料と比べると、厚生年金保険料
率が逐次引き上げられてきたのに対し、健康保険料率は微増に過ぎない(図表 3-2-5)
。
自助、互助、扶助のバランスからも、事業主負担 30%を目標のひとつとして検討さ
れるべきであろう。
133
図表 3-2-4. 国民医療費の財源別構成比
50%
45%
構 40%
成 35%
比
30%
公費
事業主
家計
25%
20%
1975
1980
1985
1990
1995
2000
年
*2000年は介護費を除く推計
出典:厚生労働省「国民医療費」
図表 3-2-5. 健康保険料率および厚生年金保険料率の推移
︵
保 200
険
料 150
率
健康保険
0 100
/
0 50
0
厚生年金
︶
0
1975
1980
1985
1990
年
出典:社会保険庁「事業年報」
134
1995
2000
(4)公費負担についての考察
公的総医療・介護費において、公費は大きく 3 つに区分される。
1 つ目は、生活保護、身体障害者福祉、難病などに対して給付または扶助される公
費負担医療費である。
2 つ目は老人医療に対する公費負担である。2006 年の制度改正完結後には、一部負
担金を除く負担は、国 4、都道府県 1、市町村 1、保険者からの拠出金 6 となる。
3 つ目は、政管健保および国保に対する国庫からの負担である。
2000 年度の実績を国と地方(都道府県、市町村)に区分すると、国は推計 105,493
億円、地方は推計 22,787 億円を負担している7(図表 3-2-6)。
次に 2017 年の公費負担内訳について推計する。公費負担の総額は、図表 3-2-3 で
計算した 215,911 億円を用いる。
【ケース①】高齢者医療の給付費に対する補助を国 73%、地方 27%とする
前提条件は以下のとおりである。
・公費負担医療費の国・地方負担割合は、現行と同じとする
・一般医療保険については保険料への補助は行わない
・高齢者医療に対する補助は、2000 年度実績と同じ国 73%、地方 27%とする
以上の結果、国の負担が 158,974 億円、地方の負担が 56,936 億円と推計された。
【ケース②】国・地方の負担の伸び率を同じとする
ケース①では、現状に比べて地方の負担が大きくなってしまう。そこで国も地
方も現状から同じ伸び率で高齢者医療に対する補助を計算する。2017 年の公費負
担総額の推計値 215,911 億円は、2000 年の 128,280 億円に比べて年率 3.1%の伸
びである。この伸び率で計算した結果、国 177,557 億円、地方 38,353 億円となっ
た。またこのうち高齢者医療に対する補助の構成比は国 83%、地方 17%となっ
た。
「国民医療費」では、傷病の治療費を制度区分別に算出した後、各制度において財源負担すべ
き者に振り当てて推計している。ここでは 2000 年度実績(推計)に基づき、介護費を含めて現
行の負担割合で按分している。
7
135
図表 3-2-6. 公費負担の内訳
136
2000 年から 2017 年まで、公的総医療・介護費は年率 2.0%で増加すると予測され
る(第 1 章 2.総論.2017 年の公的総医療・介護費の全体像参照)。公費負担の総額の
伸びは年率 3.1%となり、全体の伸びを上回る。内訳の伸び率を見ると、高齢者医療
の給付費に対する補助割合を現状と同じとしたケース①では、国が年率 2.4%、地方
が年率 5.5%となり、地方の負担が大きくなってしまう。このとき年間増加額の平均
は、国が約 3,100 億円、地方が約 2,000 億円となる。そこでケース②で国と地方の負
担割合を、公費負担総額と同じ年率 3.1%の伸びにすると、年間増加額の平均は、国
が約 4,200 億円、地方が約 900 億円となる。過去 10 年の年間増加額の平均は、国が
約 2,828 億円、地方が約 1,151 億円であった(図表 3-2-7)。
これまでに比べると、国の負担は拡大する。しかし、決して非現実的な大きさでは
ないし、所得の低い高齢者に対する“保障”として、十分検討される意義のある水準
と考える。
(億円)
図表 3-2-7. 公費負担の内訳推移
120,000
100,000
80,000
60,000
地方
40,000
国庫
20,000
0
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999
年
出典:厚生労働省「国民医療費」
137
2.各論.現状の制度別財源負担
(1) 老人医療費
「老人医療事業年報」をもとに、2000 年の財源構成を推計したところ、公費 46.4%、
事業主 19.2%、家計 34.5%であった(図表 3-2-8)。
2002 年 10 月に老人保健法が改正され、主として以下の点が変更されている。
① 対象年齢の引き上げ
2000 年度時点の老人医療受給対象者は 70 歳以上である。2002 年 10 月から
1 歳ずつ引き上げられ、2006 年 10 月には 75 歳以上になる。
② 公費負担割合の拡大
公費負担割合は、2000 年度には一部負担金を除く費用の 3 割である。2002
年 10 月から毎年 0.4 割引き上げられ、2006 年 10 月以降は 5 割となる。逆に
保険者からの拠出金は 7 割から 5 割に縮小する。
③ 患者一部負担金の変更
1 割負担、一定以上の所得のある高齢者は 2 割負担となった。また一部負担
金の残りは公費と拠出金でまかなわれるが、高所得高齢者については公費は投
入されず、一部負担金以外を除くすべてが拠出金でまかなわれる。なお、ここ
では計算上一律1割負担としている。
これらの改正を織り込むと財源構成がどう変化するのかを 2000 年度の医療費と
人口構成をベースに、参考値として推計した8。
まず、一部負担金を総費用の 1 割とした。そして、残りの費用について、公費
(50,399 億円)=保険者
(補助金 14,373 億円+事業主 15,016 億円+被保険者 21,010
億円=50,399 億円)になるように按分した。
その結果、公費 57.8%、事業主 13.4%、家計 28.8%となった。公費分は 46.4%か
ら 57.8%へと増加する。家計負担は 34.5%から 28.8%へと▲5.7 ポイント減少する。
一律 1 割負担になるので9自己負担は増えるが、保険者からの拠出金負担割合縮小に
ともない被保険者の保険料が減少するためである
(高齢者自身の負担は重くなるが、
若者の負担は軽減される)。事業主負担は 19.2%から 13.4%へと▲5.8 ポイント減少
する。
制度改正完結後(2006 年 10 月)の姿で推計。
2 割になるケースもあるが、高額医療費の上限等もあるのですべて自己負担 1 割扱いとして計
算した(これに伴い公費、拠出金負担割合も一律それぞれ 5 割として計算している)
。
8
9
138
図表 3-2-8. 老人医療費の財源構成(推計)
139
(2) 介護費用
介護費用については、次の 2 段階で財源構成を推計した(図表 3-2-9)。
【ステップ1.徴収額からの推計】
公費負担分を「介護事業状況報告」から、事業主負担分を支払基金決算書の保
険者別徴収額から推計した10。なお 2000 年度には、特別対策費として、国庫か
ら第 1 号被保険者の保険料 5,754 億円が補助されている。引き続き 2001 年まで
公費で補助されるが、その後は保険料で支払うべきものであるので、ここでは
被保険者保険料に区分した。
【ステップ2.必要費用からの推計】
ステップ 1 は、保険者が徴収した額(支払基金から見れば保険者に交付した額)
を積み上げたものであり、合計 36,785 億円である。一方、2000 年の介護費実
績は 36,273 億円であり、このうち支給額は 32,291 億円、利用者負担は 3,982
億円であった。そこで次に、実績額からステップ 1 で求めた構成比で逆算し、
財源別構成比を求める。
まず、合計額 36,273 億円、利用者負担 3,982 億円を置く。次に、公費と保険
料とをステップ 1 の徴収額から計算した構成比(図表 3-2-9 の(a))で按分する。
その結果、公費 51.7%、事業主 7.3%、家計 40.9%と推計された。
10
別々の資料によっているため合計額は完全には一致しない。
140
図表 3-2-9. 介護費の財源構成(2000 年度推計)
141
(3) 一般医療費
一般被保険者(老人を除く、退職者を含む)の財源構成は「国民医療費」から推
計した。2000 年度ベースの財源構成は、公費 30.4%、事業主 20.2%、家計 49.4%
であった(図表 3-2-10)。
以下、2003 年 4 月の被用者本人の一部負担割合 3 割への引き上げ、および 2002
年 10 月の老人保健法の改正により、財源構成がどう変化するのかを、2000 年度の
医療費と人口構成をベースに、参考値として推計した。
【参考】被用者本人 3 割負担を踏まえた推計(2000 年度ベース)
2003 年 4 月には、被用者本人の一部負担割合が 3 割となった。
従来、国民健康保険の退職者を除く加入者の一部負担は 3 割であった。しかし
高額医療費の上限があることなどから、一般被保険者の一部負担は、平均する
と 2.6 割負担になっていた11。そこで被用者保険の実質負担は 2.6 割として計算
した。
① まず、公費医療費と国保の公費補助金および保険料は現状のまま置く。
② 国保の一部負担は退職者を含めて平均 2.4 割とする(ここまでで国保の財
源構成が確定する)。
③ 医療費合計から上記②までを差し引いた残りの費用のうち、2.6 割を被用
者保険の一部負担とする。
④ さらにその残りを保険料とし、現状と同じ構成比で補助金、事業主、被保
険者に按分する。
【参考】退職者の異動を考慮した推計
2002 年 10 月の老人保健法の改正により、老人医療受給年齢が 70 歳以上から
75 歳以上に、5 年間で 1 歳ずつ引き上げられることになった。そのため、退職
者は 74 歳まで国民健康保険にとどまることになる。これまで退職者の多くは
60 歳から 69 歳であり、この 10 歳分の退職者の一部負担金を除く費用は、国保
全体(老人保健を除く)の約 27%を占めている。さらに、制度完結後は新たに
70 歳から 74 歳までの 5 歳分が加わるので、国保費用の約 40%が退職者の費用
になると仮定する(1 歳分の費用増加を 2.7%とし、5 歳分で 13%上乗せされる
ものとする)。
厚生労働省「平成 12 年度国民健康保険事業年報」より。一般被保険者は平均 2.6 割負担、退
職者は平均 2.0 割負担、一般・退職全体では平均 2.4 割負担。
11
142
また現状では、退職者医療費の約 85%は、被用者保険からの交付金でまかな
われている。
したがって、国保医療費に上乗せされた 13%分(5 歳分)の費用の 85%分が、
相対的に被用者保険の保険料に上乗せされることになる。その分、相対的に国
保の保険料は減ることになる。
※注1)ここでは、相対的な財源構成を推計するため、医療費合計を一定とし
てその構成内訳を計算したものである。
※注2)退職者を考慮した計算では、一部負担割合をすべて 2.6 割とした(国
保一般被保険者の実質的負担を引用)。
※注3)厳密には、退職者の保険料水準、年齢別加入者数等から計算すべきで
あるが、推計の推計を重ねることになるので、ここではそこまでは踏
み込んでいない。
以上の結果、一般医療費については、公費 26.4%、事業主 20.0%、家計 53.6%
と推計された。
諸制度完結後は、一般医療費の公費の負担割合は相対的に減少する。その分、
前述のとおり高齢者医療への公費の負担割合が増える((1)老人医療費参照)
。
一般医療費における事業主負担の割合は現状とほぼ同じである。被用者保険は、
退職者の滞留によって交付金は増大するが、一部負担割合が増え給付割合が減
ったので、ほとんど変化がないものと推察される。他方、高齢者医療への拠出
金負担割合は減るので、公的総医療・介護費においても事業主負担割合が縮小
する。
家計負担は、一部負担割合の引き上げにより、一般医療保険において過半を超
えることとなる。
143
図表 3-2-10. 一般医療費の財源構成(推計)
144
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