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重点要求

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重点要求
平成 22 年度
要
市労組連「賃金確定重点要求」に対する回答
求
4.給料表の改善を行うこと
回
答
別紙回答
(1) 給与改善については、「2010 年度市労組
連賃金・労働条件要求」の基本賃上げ要求
を踏まえて改善をはかること。
(2) 昇格時の対応号給(双子・三ツ子の位
置)の改善をはかること。
(3) 昇給間差額 1,500 円を保障すること。ま
た、号給の追加・延長を行うこと。
(4) 医療職給料表(三)については給料表、諸
手当、格付・昇格・昇給基準の改善を含め
抜本的な改善をはかること。
4.
(5) 行政職給料表と技能労務職給料表の統合
など、給料表の整理統合をはかること
5.諸手当の改善をはかること
(1) 住居手当は、支給額を改善するととも
に、住居費を負担する実態を踏まえローン
加算を継続すること。
(2) 扶養手当については、組合員の扶養実態
に見合った引き上げをはかること。また、
扶養認定の所得限度額の改善をはかるこ
と。さらに、配偶者の父母などで同居して
いる場合も、扶養手当の支給対象とするこ
と。
平成 19 年4月に給与構造の改革を行い、級
別標準職務及び級構成の見直しを行ったところ
であり、困難である。
困難である。
5.
(3) 通勤手当は全額実費支給とすること。ま
通勤手当の経路認定基準については、経済性
と合理性の両面から統一的な取り扱いとなるよ
た、経路認定にあたり時間的・精神的な負
う、平成 21 年4月より認定基準を策定し、基
担を考慮し改善すること。さらに、交通用
準の適用の対象となる職員に対し運用している
具を利用する場合の認定基準を改善すると
ところである。当該認定基準については、平成
ともに、省エネの観点から希望する職員の
21 年4月から平成 24 年3月までの期間に認定
自転車通勤を認め、交通用具利用者(駐輪
の見直しを順次行っているところであるが、同
場代を含む)に対する手当を改善するこ
認定基準を策定した際に、運用基準について、
と。
見直しが必要な場合にはその内容について協議
することとしており、引き続き制度内容につい
て十分な検証を行うとともに、必要に応じて協
議を行ってまいりたい。
交通用具使用者の通勤手当については、本市
職員の当該手当の水準が、国・他都市と比較し
ても、一定の水準に達していることを勘案する
と、改善をはかることは困難である。
その他の事項についても困難である。
5.
(4) 初任給調整手当(医師)を改善すること。
初任給調整手当については、平成 21 年4月
に本市人事委員会勧告及び国の改正内容を踏ま
え改定を行ったところである。
今後も優秀な人材を誘致し、給与水準を確保
する観点から、国・他都市の動向に注視しつつ
研究してまいりたい。
5.
夜間勤務手当及び超過勤務手当(深夜超勤を
(5) 夜勤手当(現行を 100 分の 50 に)、超勤
含む)の支給率については、本市職員の水準が
手当(現行を 100 分の 150 に)、深夜超勤
他都市と同水準であることを踏まえると、現下
手当(現行を 100 分の 200 に)の支給率の改
の厳しい状況のもとでは改善を図ることは困難
善をはかるとともに、超勤手当の算定基礎
である。
に住居手当を算入すること。また、休日出
その他の事項についても困難である。
勤については代休取得とともに超勤手当の
なお、本市人事委員会の超過勤務手当の月
割増分(現行を 100 分の 35)の支給も行う
60 時間を超える割増賃金の算定基礎に日曜日
こと。
又はこれに相当する日を含むことが適当である
とする意見を踏まえ、本市においても平成 23
年 4 月 1 日からこれらを含むものとして取扱い
たい。
5.
(6) 宿日直手当を改善すること。
困難である。
6.格付・昇格・昇給基準の改善をはかること
(1) 臨時期間を含む前歴の格付通算をはかる
こと。
(2) 行政職給料表 5 級までの昇格制度の抜本
的改善をめざし、だれもが行政職 4 級・技
昇給・昇格にかかる制度については、平成
19 年 4 月に実施した給与構造改革の中で、従
来の年功を重視した制度からより職務給の原則
を徹底した制度へと変更を行ったところであ
る。
能労務職 5 級へ昇格できる制度を確立する
格付にかかわっては、技能労務職への新規導
こと。特に行政職 3 級への所属推薦方式を
入も含めて一級一職の原則の徹底を図る上での
廃止し、昇格枠の拡大をはかり、すでに昇
級別標準職務表の改正とそれに伴う級構成の抜
格からもれた職員への実損の回復をはかる
本的な見直しを図り、あわせて昇格について
こと。
も、より能力・実績を重視した格付基準への改
(3) 現業主任への選考基準を確立すること。
正や選考にかかる基準をより明確化するための
(4) 休職者などの昇格基準の改善と昇給延伸
実施要綱の策定などを行ったところであり、今
の復元措置を行うこと。
後も、職務給の原則に従って制度の運用を図っ
(5) 技能職員から事務職員等への任用替は、
てまいりたいと考えている。なお、技能労務職
当局の都合による流動化であることを踏ま
3 級、行政職 4 級への格付については、任用を
え格付基準を改善すること。
伴うものであり、これまでからも能力・実績に
基づき適材適所の観点から任用を行ってきた
が、今後とも、職員の士気高揚といった観点か
ら引き続き意見交換をしてまいりたい。
行政職新 3 級相当級については、主務の級に
位置づけ、人事委員会の選考試験を行うことに
するなど大きな変更を行ったが、新制度を運用
していく中で、昇格枠や選考方法等について、
職員が意欲をもって職務に取り組んでいけるよ
う、協議や意見交換を行うとともに、事後の検
証についても行ってまいりたい。
現業主任への選考基準の確立については、従
前から主任選考基準に基づき主任への格付けを
実施しているところである。
休職者等の昇給抑制者に対する復職時調整
については、一定の措置を講じており、その改
善は困難である。
行政職への転任にかかわっては、人材の有
効活用等の観点、また技能職員のもつ「知識・
技能・経験」を最大限に活用するという観点か
ら実施しているところである。また、格付けに
あたっては、技能職員として在職期間も一定考
慮しているところである。
7.一時金については、期末手当一本として引
期末・勤勉手当の職務段階別加算制度につい
き上げること。また、住居手当などを算入
ては、平成 19 年6月期より、職務・職責の違い
し基準給与月額を改善すること。さらに、職
を明確に反映させるため、年功的な要素である
務段階別加算制度はこれを撤廃し一律増額
在級年数や年齢を加算対象要件とすることを改
をはかるとともに、格差解消にむけての具
めたところであり、困難である。
体的措置を講ずること。勤勉手当の成績率
その他の事項についても困難である。
については撤廃し一律増額をはかること。
8.年金制度の改悪にともなう生活保障が必要
本市における高齢者雇用制度については、こ
であり、高齢者の雇用制度の充実・改善をは
れまで嘱託職員制度や再任用制度を実施し、本
かること。また、定年まで働き続けられる職
市の高齢者雇用の体系整備を図ってきたところ
場環境を整えること。
である。
今後の再雇用のあり方については、平成 13
年 12 月に閣議決定された高齢社会対策大綱の
趣旨を踏まえ、公的年金の支給開始年齢の引き
上げに伴い、雇用と年金の連携を図るといった
観点から、再任用制度の積極的な活用を図るな
ど、知識・経験を活用した雇用機会の確保に努
めてまいる必要があると認識している。
このようなことから、高齢者の雇用制度のあ
り方については、高齢者雇用を取り巻く状況を
ふまえ、各組合とも意見交換を行ってまいりた
い。
なお、定年まで働き続けられる職場環境の整
備に関しても同様に、必要に応じて各組合と意
見交換を行ってまいりたい。
9.1日 7 時間、週 35 時間労働を労使合意に
よって実現すること。また、「ノー残業デ
勤務時間については、引き続き、国・他都市
の動向を注視しつつ、検討してまいりたい。
ー」の実施をはじめとし「1日 2 時間以
年間総労働時間の短縮については、平成 22
内・週 5 時間以内・月 20 時間以内・年間
年の本市人事委員会勧告においても、超過勤務
120 時間以内」の時間外労働の規制を労使合
の縮減について、「時間外勤務の縮減にかかる
意によって実現するとともに、交替制勤務
指針に基づき、さらなる超過勤務縮減の取組み
について改善をはかること。さらに、週休
を進めていくことが必要である。そのために
2日制実施にともなう、個々の職場の実情
は、管理職員にあっては超過勤務の必要性の判
を踏まえ、要員の確保など条件整備を行う
断を的確に行い、業務執行の効率化にも先頭に
こと。
立って取り組むとともに、職員の勤務時間管理
を適切に行い、率先して職員が退庁しやすい環
境整備に努めることも必要である。」との意見
を受けており、本市としても、平成 20 年 4 月
に策定した時間外勤務の縮減にかかる指針に基
づき、使用者の責務として適正な勤務時間管理
の徹底に努めてまいるとともに、引き続き総労
働時間の縮減に向け取り組んでまいりたい。
10.使用者の労働時間の管理責任、時間外労働
労働時間の管理については、平成 18 年 10 月
の本人確認・労働組合の閲覧権を保障した
より IC カードによる出勤簿のシステムの本格
厚生労働省労働基準局長通達の徹底によ
運用を開始し、職員の出退勤状況の把握を含め
り、サービス残業・不払い労働を解消し、
た労働時間の適正な管理に努めているところで
休憩時間を確保すること。
ある。
また、時間外勤務についても、職員の健康保
持の観点からも真にやむを得ない場合に限り命
じることや、管理監督者が職員の時間外勤務の
実態について常に把握しておくことなど、時間
外勤務を命ずる場合の留意事項について、その
徹底を図ってきたところである。
なお、超過勤務命令を行う際には事前に命令
権者が命令し、労働基準法で定められた休憩時
間を適切に付与するよう徹底を図ってきたとこ
ろであり、実際行われた超過勤務に対しては、
法令に基づく手当が適正に支給されるべきであ
る。
休憩時間の確保については、労働基準法を遵
守するとともに、適正な休憩時間の付与につい
て、引き続き、所属に対して指導してまいりた
い。
11.次世代育成支援対策について、特定事業主
職業生活と家庭生活の両立支援策について
として安心して子どもを生み育てられる労働
は、職員の配偶者の就業の有無や育児休業等の
環境を保障するため、代替要員の配置を前提
取得の状況に関わりなく、育児休業・育児短時
として待遇改善を抜本的に行うこと。
間勤務・部分休業を取得することができること
とし、子の看護休暇の取得上限日数の緩和や 3
歳に満たない子を養育する職員の超過勤務の免
除を新設するなど、諸制度の整備に努めてきた
ところである。
また、特定事業主行動計画については、本年
3月に 5 年間の後期行動計画を策定したところ
であり、事業主として職員が安心して子どもを
生み育てやすく、仕事と生活の調和(ワーク・
ライフ・バランス)を確保できるよう、労使で
の意見交換を行いながら、職場環境の実現に向
け取り組んでまいります。
12.休職、休業、休暇制度などの改善を行うこ
年々増加する休職者のうち心の健康問題によ
と。
る休職者の割合が急増している状況の中、心の
(1) メンタルヘルス対策の強化・充実ととも
健康づくり対策は早急に取り組むべき重要な課
に、病気休暇・休職後の職場復職が円滑に
すすむよう「病気休職者の復職支援」の制
度を改善すること。
題であると認識している。
引き続き、職員相談事業や啓発活動、職員へ
の教育・研修等心の健康づくり対策を積極的、
計画的に取り組み、一層の充実を図ってまいり
たい。
また、病気休職者の復職支援については、実
施状況等を踏まえ必要な改善を図ってまいりた
い。
12.
介護休暇・看護欠勤制度については、国か
(2) 介護休暇・看護欠勤制度は取得条件・有
ら、従前より国の制度と均衡を失しないよう強
給保障など改善をはかること。また、代替
い指導を受けており、取得要件・有給保障など
要員を制度化すること。
の改正を行うことは困難である。
また、育児休業者にかかる代替要員の制度化
については、育児休業法第 6 条に基づく任期付
職員制度並びに育児休業法第 18 条に基づく育
児短時間勤務に伴う任期付短時間勤務制度につ
いて、本年度より導入しているところであり、
臨時的任用職員制度とあわせて適切に運用して
まいりたい。
12.
(3) 休暇制度(病気休暇・夏季休暇・結婚休
休暇制度の新設については、国から、従前よ
り国の制度と均衡を失しないよう強い指導を受
暇・産前産後休暇・妊婦の通院休暇・父親
けており、新たに本市独自の休暇制度を設ける
産休・子の看護休暇・保育特別休暇・忌引
ことは困難である。
休暇の改善、時間休暇などの取得単位の改
国の休暇制度の改正にあわせ、本年度、子の
善、学校の参観休暇・メモリアル休暇、ス
看護休暇の拡充、短期介護休暇の新設を行った
クーリング休暇・通院休暇などの新設)を
ところであるが引き続き、国・他都市の動向を
抜本的に改善すること。また、人工透析に
注視していきたい。
かかる職務免除を改善すること
13.業務上交通事故など、分限条例(失職規定)
の改正をはかること。
失職に関する分限の基準については、他都市
の状況、これまでの総務省の見解や指導、地方
公務員法の趣旨からして、改正を行うことは困
難である。
14.職員の元気回復・福利厚生のための事業
職員の福利厚生については、職員の士気の高
は、民間企業・他都市の実態を調査し、安
揚や勤労意欲の向上を図る観点からもその果た
心して働き続けられる制度保障を行うこ
す役割は重要であると認識している。
と。
(1) 正規・臨時・非常勤職員を含めた制度と
して改善すること。
(2) 互助会への雇用者負担を行うこと。
福利厚生の実施にあたっては、時代の要請に
あった、適切かつ公正なものとなるよう、絶え
ず見直しを図ることが重要である。
国において、「福利厚生施策の在り方に関す
(3) 定期健康診断について、対象者の範囲を
る研究会報告書」が本年6月に公表されたが、
改善するとともに、二次健診(精密検査)
その内容は、公務を取り巻く環境が大きく変化
についても出張扱いとすること。
するなか、増加する職員の心の病や働きがいへ
の対応について、国民の理解がえられる仕組み
や事業内容、施策の効率的な推進策の方向性を
示したものとなっている。またその中で、心身
の保持増進について福利厚生の目的として位置
づけるべきであるとする一方、レクリエーショ
ンについては施策内容や費用・財源の透明化等
に留意する必要があるなどと示されている。
本市の福利厚生事業の理念・目的、具体的内
容等については、地方公務員法 42 条の趣旨を
踏まえ、国の「報告書」の内容にも留意しつ
つ、今後とも適切かつ公正な福利厚生制度の構
築に向け、取り組んでまいりたい。
また、本市の実施している定期健康診断につ
いては、検査項目及び対象者等を含め、労働安
全衛生法等に基づき実施しており、今後とも職
員の健康管理に努めてまいりたい。
15.大阪市に働く者(臨時職員、非常勤職員、
嘱託職員、パート、アルバイト、外郭団体
困難である。
なお、国においては、平成 20 年8月 11 日の
職員など)の労働条件について、均等待遇を
人事院からの「職員の給与等に関する報告」の
すすめる立場から改善すること。最低賃金
中で、非常勤職員の給与について、「各庁の長
について、「最低賃金協定」を締結し、月
が非常勤職員の給与を決定する際に考慮すべき
額 180,000 円以上、日額 9,000 円以上、時間
事項を示す指針を策定すること」等の報告があ
額 1,200 円以上の最低保障を確立するこ
り、同年8月 26 日には、一般職の職員の給与
と。あわせて、一時金・退職金や休暇等の
に関する法律第 22 条第2項の非常勤職員に対
労働条件を整備すること。
する給与の支給についての指針が策定されたと
ころである。
また、昨年1月 23 日に地方公務員の短時間
勤務の在り方に関する研究会が報告書をまと
め、平成 21 年4月 24 日付け総務省通知「臨
時・非常勤職員及び任期付短時間勤務職員の任
用等について」も出されたところである。
こうした通知を踏まえるとともに、他都市状
況等にも注視しつつ、臨時・非常勤職員等の勤
務労働条件について、引き続き研究してまいり
たい。
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