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グローバル人材育成と JASSO [FD 講演会]

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グローバル人材育成と JASSO [FD 講演会]
Kobe University Repository : Kernel
Title
グローバル人材育成とJASSO [FD講演会]
Author(s)
米川, 英樹
Citation
大學教育研究,23:171-200
Issue date
2015-03
Resource Type
Departmental Bulletin Paper / 紀要論文
Resource Version
publisher
DOI
URL
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81008945
Create Date: 2017-04-01
グローバル人材育成と JASSO
講師:米川
英樹(日本学生支援機構
理事)
司会(山内)
:米川先生は、1951 年大阪府のお生まれでございまして、大阪大学文学部教育
学科を卒業され、その後、大学院に進学されました。昭和 52 年に大阪大学人間科学部助手
になられまして、そして、昭和 55 年に大阪教育大学教育学部の講師になられました。そし
て、助教授、教授と大阪教育大学の中で昇進されました。その間、平成 16 年より大阪教育
大学の留学生センター長を兼任され、また平成 20 年には、大阪教育大学附属学校部長を兼
任されました。おととしの 3 月に退職されまして、JASSO に移られたということでござい
ます。
御専門は、私と同じ教育社会学でございまして、主な研究分野といたしましては、学力
論ですとか、あるいは教員養成論ということです。
それで、主な御著書といたしましては、ミネルヴァ書房から共編著で『現代社会と教育
の視点』
、あるいはやはり編著で学文社より刊行されております『世界の教員養成』という
著書がございます。ほかにも多数論文を書いておられまして、国際交流関係の論文も数多
く執筆しておられます。
本日は、大変お忙しい中お越しいただきまして、まことにありがとうございます。
先生、よろしくお願いいたします。
米川氏:皆さん、こんにちは。日本学生支援機構の米川と申します。
私は、留学生教育支援及び日本教育支援担当でございまして、今、山内先生のほうから
御紹介いただきましたように、2 年前に大阪教育大学から突然 JASSO のほうに行ったとい
うことでございます。2 年前まで大阪教育大学にいたものですから、神戸大学の方々といろ
んな形でおつき合いもありました。特に、発達科学と国際文化学部の先生方とは、じっこ
んにさせていただいた方も何人かいらっしゃいますので、お目にかかれて非常にうれしく
思っております。2 年前に、突然、2 月の末ぐらいになって文部科学省のほうから、私がア
メリカに行っているときに、ちょっと来てくれないかという話がありまして、悩んだ末に、
悩んだときは、大体、前に進む性格なものですから、「えいや」という形で JASSO のほう
に移ったということですけれども、余りにも早く突然話があって決めたものですから、大
阪教育大学の先生方に、大体、教授会の最後のときにお別れ会みたいのをやりますよね。
あれもできなくて、ちょうど人事の問題があって、20 日過ぎまでまだ大臣のレベルまで行
ってないから黙っていてほしいと言われて、黙って突然辞めましたけれども、あとで聞い
たらセクハラじゃないかと言われてましてですね。決してそういうことではないことで、
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大学教育研究
あとで笑い話ですけれども。
今、本務は、JASSO の留学生担当あるいは国際担当として今いますが、東京の青海とい
うお台場の近くに、東京国際交流館という 1,000 人ぐらい収容して、800 室の施設もありま
して、その館長も兼ねていますけれども、そういう仕事をしております。
きょう、本務であります「グローバル人材育成と JASSO」という演題でお話しいたしま
すが、この数年、日本の留学生政策は、留学生 30 万人計画ということを中心に構想が練ら
れて、その構想を実現するために施策が積み重ねられてきたかと思います。自民党政権に
なりまして、特に、昨年から日本人留学生の留学促進、これは目標値については御存じの
ように、現在の実数値の場合の大学生が 12 万人、それから高校生が 6 万人ということで、
そういった日本人を送り出していこというような政策に力を入れていきたいということで
ございます。そのため、きょうも後でお話しますが、民間から寄附をいただいてグローバ
ル人材育成コミュニティーをつって、館と民が留学をしたいとする高い意思と強い意欲を
持った学生に対して応援していこうという、そういう仕組みが今つくられつつあります。
きょうは、こういうような日本留学と海外留学の両方についてお話ができればというふ
うに思っております。
きょうの流れですが、1 として、世界の学生移動と留学生 30 万人計画のことにすいて少
しお話をします。
2 番目は、海外留学の促進のことですね。
それから、3 番目として、留学の変容と今後。
4 番目としましては、JASSO と関係機関の連携についてお話をします。
5 番目としましては、留学生交流の基本的な考え方に対する世界の動きについて、この 5
点にわたってお話をしたいというふうに考えております。
最初に、まず、世界の学生移動と留学生 30 万人計画でございますけれども、先ほどから
言っている 30 万人計画でございますけれども、なぜ 30 万人なのかというような、そもそ
も論に少しふれておきたいというふうに思っております。
もともとは、オーストラリアの大学連納会によってつくられたIDPオーストラリアという
組織がありますけれども、そこが毎年のように留学の需要予測をしている。2002年、2003
年の需要予測が有名ですが、ここでは2003年の需要予測をとっていますが、2003年時点で
は200万人いたものが、2025年時点で760万人、年率が6.05%の伸び。これが続いていくで
あろうという、外挿法的なやり方で将来予測をしていく。それを受けまして、日本では、
当時、一橋大学の横田雅弘先生、現在、明治大学にいらっしゃいますけれども、その方と
今一橋大学の太田浩先生という方もいらっしゃいますが、そういう方が中心になりまして
日本でも予測をする。確か、科研費か文科省の予算か何かで予算をもらってされたと思い
ますけれども、日本の場合は、2003年の場合、109,508人だと。それが、2025年に32万人
になるだろう、そういう予測でしたが、これは2025年の予測でありまして、2020年だった
ら少しその辺はざっくばらんに30万人でいいだろうというような形でやった。それは、大
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米川
英樹
体、世界の留学の5%ぐらいのシェアではないかというようなことで言われているものです
から、こういう30万人という計画がつくられていったというふうに思います。ある種の大
胆な決断で30万人がつくられたのですが、その後、中国では、2020年の目標として50万人、
それから韓国では、同じく20万人の計画が策定されている。これは、多分、日本からのも
のも影響されたのではないかなというふうに思います。こういうような国を挙げての留学
促進は、1983年の中曽根政権から始まりました留学生10万人計画からのものですが、その
25年後の2008年の福田政権のときに30万人計画は策定されたわけでございます。実際には、
福田政権の前の第1次安倍内閣から立案が進められつつあったようですから、第2次安倍内
閣では、その実現に力を入れているというふうに思います。特に、昨年の5月から6月にか
けましては、教育再生実行会議第3次報告。それから、日本再興戦略等が政府の文書として
発表される。このうち教育再生実行会議の第3次報告では、こういうことが書かれています。
「意欲と能力のある全ての学生の留学実現に向け、日本人留学生を12万人に倍増し、外国
人留学生を30万人にふやすということで、この辺12万人というものが余りそれまでは明確
ではなかったのですが、その数値がちゃんと定義されていたという、倍というようなこと
で定義されていったということです。それから、昨年12月に重案文書としましては、世界
の成長を取り込むための外国人留学生の受け入れ戦略というものが文科省高等教育から出
されたという、これも後で紹介したいと存じます。
最近の留学生政策ですが、これちょっと違うのが神戸大学の少し赤字でやったものがあ
りまして、これはちょっとファイルを交換しますので少しお待ちください。
失礼しました。この30万人計画を支えるいろんな施策でございますけれども、これはこ
のシートにのっける。赤字の部分は、神戸大学がとられたプロジェクトの内容です。
まず、2009年、これはG30です。大学の国際化拠点整備事業、5年プロジェクトで2009
年に始まる。ことしでおしまいの年、3月で終わります。13大学で、これは途中で仕分けに
よって一度廃止されました。廃止ということが決定されたんですけれども、それがいろん
なところからクレームが出て、それは存続しないとだめなんじゃないかということで名前
を変えて、今度は、2011年から大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業という形
で再び立ち上がりました。それも5年間継続するという。2011年は、大学の世界展開力強化
事業5年プロジェクトでありました。2つの要素からなっています。
第1は、鳩山首相、当時の東アジア共同体構想をもとに「キャンパスアジア」の構想がつ
くられまして、ヨーロッパのエラスムス計画のアジア版をつくろうとする。これは、日中
韓の交流が中心であるわけですけれども、こういうことをしようと。これが2011年です。
もう1つは、アメリカです。アメリカのほうからカルコン委員会というのがありまして、
カルコンは、毎年、日米文化の教育のための委員会です。毎年、留学生の数なんかをチェ
ックしていますけれども、毎年やります。これでいろんなクレームがつきまして、やはり
減っているのは具合悪いというようなことで、非常にプレッシャーがかかって、文科省と
しては、ここに位置づけたらいいということでございます。
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大学教育研究
それから、2012年からは、対象を広げまして、ASEAN諸国にも対象を広げる。ちなみに、
日中韓のキャンパスアジア、神戸大学も中に入ってらっしゃるんです。もう1つのASEAN
諸国に広げられた大学の世界展開力の事業にも、神戸大学は、プログラムが採択されてお
ります。
そういうことで、2013年は、同じくASEANのSEAMEO-RIHEDのAIMSプログラムと
いうのがありますけれども、これは、ASEANの中の特定のプログラムに対して、とりわけ
こういう支援をしたいというようなことで、この事業の中に含められております。これが7
グループです。それぞれ、13、14、7グループ採択され、5年プロジェクトです。
それから、2012年は、グローバル人材育成推進事業(G30プラス)と言われていますけ
れども、5年プロジェクトで42大学が採択されております。タイプAとタイプBがありまし
て、タイプAが全学推進型、タイプBが特色型31大学ということで、タイプBのほうは、お
金がたくさんつきますけれども、タイプBに神戸大学は採択されたということでございます。
そういうことで、今、非常に神戸大学は頑張っていらっしゃるという印象です。ちなみに、
この前発表された留学生交流支援制度の短期、いわゆる交換留学のいろんなプロジェクト
がある中で、非常にたくさんのものがついています。
それから、2014年からはスーパーグローバル大学創成支援事業、これは10年プロジェク
トで、世界トップレベルの大学として全30件の採択を計画しているところで、今ちょうど
公募が終わって、審査に入っているところなのかな。まだ公募段階ですかね。
公募が 4 月だったですか。ちょっと先走って言っちゃった。
これは、まだ、公表のトップ 30 として当然応募されるのかなという気はしますが、そう
いうことが最近の動きであります。
もう 1 つ、先ほど申し上げた昨年の 12 月に報告書で出された政界の成長を取り込むため
の外国人留学生の受け入れ戦略ですが、ここでは、4 つの重点分野、9 つの重点地域が挙げ
られています。4 つというのは、工学、医療、社会科学(法制度)、農学。それから、重点
地域としては、東南アジア、ロシア及び CIS 諸国、アフリカ、中東、南西アジア、東アジ
ア、南米、米国、中東欧ということですが、優先的にこういう分野のプロジェクトが採択
されるという、こういう地域とか、分野を扱ったものがいろんな政府の採択の中で優先さ
れると事情があります。あとでも述べますが、JASSO の海外留学支援制度、これは、去年
までは、留学生交流支援制度(短期受け入れ)の名称だったのですけれども、来年度から
名称が変わりますが、一定の基準をクリアしたプロジェクトの中で、9 地域の中でも最初の
3 つ、東南アジア、ロシア及び CIS 諸国、それからアフリカです。こういう学生を受け入
れるということが明示された計画は、審査していっての基準になったものの中から優先的
にそういうものにオーケーを出すというようなことが実際に始まっているわけです。だか
ら、9 つの地域といっても、前の 3 つぐらいが今のところ優先されているということであり
ます。ここで東アジアと書いてありますけれども、東アジアとは、韓国とか中国を除きま
して、モンゴルが対象となっているというところでございます。
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米川
英樹
この表、グラフですが、皆さん御存じだと思いますけど日本の留学の実態です。このグ
ラフは、主に、JASSO がつくった外国人留学生の受け入れの現状です。2010 年の 14 万 1,
774 名をピークに、ここ 2 年ほど落ち込んでいます。実は、2013 年度につきましてもまだ
未公開ですが、今ちょうど文科省と詰めて、もう少しするとプレスリリースがあるかと思
いますけれども、2013 年度も残念ながら減少しています。だから、3 年連続の減少という
ことになることが既にわかっております。中の中国、韓国、台湾の順に日本に来る留学生
が多いということについては、今までと大体同様です。過去 10 年間ぐらいこの 1 位、2 位、
3 位は変わらない。けれども、このベトナムとネパールが非常な勢いで今キャッチアップし
てきています。恐らくベトナムは、台湾を来年追い抜くのではないかなというふうに観測
はされ、日本は既にはるかに追い抜いて、今 2 位ぐらいということを聞いていますので、
多分この順位も変わってくるのだろうなと思います。
中身ですが、全部で平成 12 年度は、13 万 7,756 人のうちの 92.3%は、アジアからの留
学生である。日本全体、非常にアジア中心であるという。
それから、専攻としましては、大体 4 割が社会科学、2 割が人文科学、工学が約 17%、
この 3 つの分野が非常に大きいです。
在籍段階別に見ますと、学部が 50%ぐらい、大学院が約 30%ということです。それから、
専修学校が大体 20%弱あります。こういうところが日本に来る学生の内訳でございます。
30 万人計画を具体的に推し進めていくためには、いろんな方面からの働きかけが必要で
す。JASSO が果たす役割も小さくないですけれども、ここでは、JASSO のことを少しだ
け紹介したいと思います。
先ほども休み時間のときにお話をしていましたけれども、JASSO は大体 3 つぐらいの事
業があります。日本人の奨学金貸与事業があります。もう 1 つは、留学生支援事業があり
ます。3 番目が学生生活支援事業。これは、1 つの大学ではなかなかできないような事業、
例えばキャリア教育。これは、大きな大学だったらできるんですけれども、小さい大学は
なかなかできない。そのための支援。教職員に対するセミナーなんかを開いています。
それから、発達障害の学生に対してどういうふうに扱っていいかとか、そういうことに
ついても JASSO はこの部門で頑張っているというようなことでございます。
奨学金の貸与事業が非常に大きくて 1 兆 2,394 億円の事業費です。これは非常に大きい
です。国立大学全部合わせた運営費交付金が大体このぐらいですので、同じぐらいの規模
がある。金融商品ではないのですけれども、金融機関と同様な役割をしていますので、こ
れはお金の面で非常に膨らみます。留学生支援は、その 100 分の 1 ぐらい。また、かわい
そうなのが、学生生活支援は、その 100 分の 1 以下になりけれます。100 分の 1、100 分の
1 がついた形になりますけれども、そういうようなことです。これが大体 JASSO の全体像
であります。留学生支援関係は大体 132 億ですから中規模の国立大学の運営費交付金と大
体一緒ぐらい。神戸はもっと大きいですけど。大体中規模の地方国立大学の規模かなとい
う感じです。
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大学教育研究
それでは、再び留学支援に戻ってみたいと思います。
JASSO が果たす機能を軸に留学前と留学中と留学後に分けてみてみたいと思います。J
ASSO の役割を通して、世界の留学、日本の留学の全体像をつかんでいただければと思い
ます。
留学前ですが、留学前の JASSO の役割は 3 つあります。
1 つは、日本留学に関する情報提供。これは、大学探しだとか、奨学金、あるいは宿舎や
生活に関する情報等を伝える必要がある。
2 番目は、日本留学試験(EJU)があります。ExAminAtion for JApAnese University
Admission for InternAtionAl Students です。
3 番目が、日本語教育とか準備教育について情報提供したり、あるいは実際に教育を行っ
たりしている。
JASSO は 2 つ学校を持っていまして、1 つは大阪、1 つは東京にありまして、日本語教
育センター、
同時に準備教育機関で、
小中高で 12 年足りないものに対して予備教育を行う。
そういうことも行っています。留学前は、こういった情報提供が主でございます。どうい
うことでしているかといいますと、WEB ページだとか、紙媒体の情報提供。あるいは日本
留学フェアだとか、留学セミナー等のアウトリーチによる海外での情報提供。あるいはカ
ウンセリングが主な JASSO の役割です。
また、特に、JASSO の WEB ページには、かつては紙媒体であって、配付されていまし
たけれども、現在は、事業仕分けの過程でWEB ページ上に変わりました留学交流という雑
誌があります。これは、割と関係者の間では質の高いオンラインジャーナルということで、
JASSO のホームページから留学交流にアクセスできますので、ごらんいただければと思い
ます。あと、日本留学ネットワークマガジンなんかもございまして、あるいは海外在住の
人たちのためのニュースなんかも提供している。これは、この後ですけど、JASSO のホー
ムホームページの中にこういったオンラインジャーナルを含めて、いろんな情報提供を行
っているということであります。
それから、海外での留学フェアだとか、留学説明会、留学セミナー等アウトリーチによ
る情報提供ですが、神戸医大学さんを含めていろんな大学が参加していただいています。
日本留学フェアについて言いますと、JASSO は、毎年、台湾、タイ、韓国、インドネシ
ア、ベトナムで、JASSO が主催していろんな大学に来ていただきまして、留学フェアを開
いているということであります。5 カ所以外に 2 種類の留学フェアがあります。
日本留学フェア(大学間交流促進プログラム)で、現地団体主催で、大学等の国際交流
担当等を対象としたもので、実際には、アメリカの NAFSA とヨーロッパの団体 EAIE が
あります。そこが中心になりまして、毎年、アメリカのどこかの都市とヨーロッパのどこ
かの国の都市で行われている。そのうちの NAFSA については、国際教育展も一緒に、あ
とで言いますが、これは学生も来ます。欧州の場合は関係者だけ。つまり、留学担当の先
生方だとか、あるいは教職員の人たちが中心になって行っているのがこの欧州の特色です。
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米川
英樹
NAFSA も場合は、学生も来ると。
もう 1 つ、国際教育展のほうは、同じく現地団体主催で、世界各国の機関が出展するイ
ベントに参加して、日本セクションにおいて現地日本留学希望者及び関係者を対象とした
もの。これは、主に留学生を対象とした世界。アメリカだとか、イギリスだとか、オース
トラリアとか、全部来るわけです。日本もそのうちのブースがあって大学はたくさん来て
います。これは、日本留学フェア、大学間交流促進プログラムも同じであります。
これは、その写真です。これが単独で開催している韓国とインドネシアの様子です。学
生が来ています。これは、多分オープニングセレモニーです。
大学間交流促進プログラム、これは、アメリカと欧州。去年は、イスタンブールでござ
いました。
国際教育展は、中国の北京、上海でも行われています。それから、マレーシアのクアラ
ルンプールです。
それほど規模は大きくないんですが、その他に日本留学セミナーがあります。これは、
現地帰国留学生会及び在外日本国公館等の協力を得まして、JASSO が主催するものであり
ます。現地の学生が対象です。これは、去年の場合は、香港、モンゴル、ブラジル、バン
グラディッシュ、ミャンマー、ネパール、中国なんかで行っています。
その他に、日本
留学プロモーションとしまして、
「ビジット・ジャパン・キャンペーン」、これは、官公庁
の主催ですが、国際旅行博覧会等の出展に参加いたします。韓国、マレーシア、タイなん
かにも入っています。
その他ということですが、いろいろありまして、大学が主催してそこに JASSO が一緒に
行くということです。後で申し上げますが、ブラジルのことだとか、去年も実は、ブラジ
ルとか、モロッコなんかでも行いました。そのときにモロッコでは、神戸大学の学長、先
生なんかもおいでになったと思います。その他は結構多いのですけれども、そういうよう
な機能も担当している。これがそのプロモーション、留学説明会。それから、モンゴル、
ブラジル、韓国、チリ、こういったところでしているということでございます。
さて、JASSO に 4 つの海外事務所がございます。それぞれ日本語ができるスタッフが 2
名ずつ常駐しているわけですけれども、韓国、インドネシア、タイ、マレーシアです。留
学フェアが開かれるときには、そういった国の現地職員がかかりっきりになるということ
でございます。現地で学生との相談業務を行ったり、そういう現地職員たちが高校に出向
いたりしまして、日本に来ないか、日本に留学に行かないかというようなことをプロモー
ションするというようなことも役割としてございます。こういうふうに現地職員による留
学情報提供と留学しようとする学生へのケアを、JASSO にとっては最も重要な役割の 1 つ
だと認識しています。
留学前の JASSO の重要な役割としましては、日本留学試験の実施があります。これは、
6 月と 11 月に行われますけれども、日本語と理科(物理・化学・生物)
、総合科目は社会科
です。それから数学。全部で 4 種類がございます。受験生は、各大学が指定した科目を受
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大学教育研究
験するということになっていますが、国内会場は 8 地区 16 件、国外会場は 14 の国と地域、
全部で 17 の都市で毎年 2 回行っていいます。現在は、4 年制の大学の 56%がこのEJUを
利用して、学生を留学させているという。当然、国立大学は全部なっています。私立の中
で独自に入試を行っているところがありますので、全てではないのですけれども、4 年制大
学の大部分がこういった日本留学試験を利用していただいているということでございます。
それから、留学中の支援ですが、3 つあります。
1 つは、当然のことですが、奨学金です。在学資金。
2 番目、宿舎。
3 番目は、いろんな意味での交流支援。地域との交流だとか、学生同士の交流だとか、そ
ういう 3 つのことについて JASSO は支援をしているということであります。
このうち最も大事なのは、奨学金の問題であります。
全部でこのポツが書いてあるのが種類の部分です。
1 つ目は、国費外国人留学生への奨学金支援があります。これは、文部科学省が、今、直
にしているわけですが、来年度から徐々に JASSO に移行します。この 2、3 年の中で、大
部分の事業は、JASSO が一応引き受けるというようになっているということですが、予算
が 64 億で大体 1 万人ぐらい受けるということですけれども。
2 番目が、名前がかわりまして、前は私費外国人留学生学習奨励費だったのですが、今は
分部科学省外国人留学生学習奨励費ということになります。これは、私費外国人に対して、
入学後、大学のほうで配分されるということで、一般枠と特別枠と予約枠の 3 つ枠があり
ます。一般枠というのが今申し上げたように、一番大きいのですが、各大学に対して留学
生の人数費で渡している。それを大学は自由に留学生に対して配分しているというような
ことだと思いますけれども、特別枠というのもあります。全てのものは、今までは、学部
学生が、GPA で 2.0、大学院が 2.3 だったんですけれども、来年度から学部学生が 2.3 と
いう形に基準が引き上げられることになっています。これも大体 1 万人ぐらいです。大学
院が 65,000 円、学部が 48,000 円です。特別枠としましては、例えばG30 だとか、あるい
は大学の世界展開力強化事業の採択大学に対しては、特別にある人数分、月数で 200 月だ
とかというのをそれぞれの大学に差し上げると、学習奨励に。ということで、採択された
大学はますますリッチになるというか、そういう仕組みがとってあります。大学の国際化
を応援しようと、こういう学習奨励費の面でも応援しようというようなことになっている
と。神戸大学は、当然のことながらエクストラの学校を、月数を特別枠の中でいただいて
いるというふうに理解しています。
それから、3 番目の奨学金ですが、留学生交流支援制度ということですが、これは、短期
の派遣が 1,000 人、短期の受け入れが 5,000 人、ことしの予算はそういう形になりました
けれども、ここの部分が大幅に拡充します。特に、短期派遣が来年度からは、10,000 人か
ら 20,000 人ということで、非常に大きく拡大するということが決まっています。予算も 5
2 億から 78 億という形で非常に大きくなるということです。残念ながらここの部分、学習
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米川
英樹
奨励費のほうが削られちゃった。64 億から 10 億取り上げられまして、来年の学習奨励費は、
一般配分枠が少なくなってしまうということで、非常にクレームがこれから一般配分枠か
ら来るのではないかなというふうに思っていますけれども、そういう仕様があります。
もう 1 つは、予約枠というのがありますけれども、入学を日本に来る前に決めるという
制度を促進しようということで、予約枠の制度があります。特に私学が多いのです。なか
なか公立大学、国立大学が踏み切るところというのは少ないのですが、そういう特別枠。
それから、例えば APU なんかは、アジア太平洋大学、別府にあります。APU です。あ
れは、学部段階で全てのプログラムが英語で完結できると。そういう大学についての枠も
あります。だから、APU の学生はほとんど学習奨励費もらっています。非常に有利になっ
ているということです。支援制度のほうの派遣です。来年度は、受け入れの数は変わりま
せん。けれども、派遣のほうが倍増するということ。長期の場合も 200 人から 250 人にふ
えますので、かなり可能性は高くなります。この枠ですが、8 日以上 1 年以内がこの留学生
支援制度の仕組みですが、もともとは短期の留学支援制度と、それからショートステイ、
ショートビジットです。平成 23 年度、24 年度は、SSSV と言われたもので、短期の 3 カ月
以内のプログラムでした。これが文科省の事業レビューの中で、抜本的改善が必要という
ことが指摘されたものですから、何とか守ろうということで、つまり短期と一緒にしまし
た。結局、短期プラス家庭の経済力と語学力ということを採択条件に入れまして、しかも
それから評価システム、プログラムに対しての評価をしますよというようなことを入れた
形で、この短期制度に形を変えて、SSSV と短期だったものが形を変えて全体として短期の
交流支援制度の中に組み込んだというようなことで、一応、実質的には、守られたという
ことになります。ただし、短期の部分は、これまではプログラム採択じゃなくて、大学に
対してある程度安定的に差し上げていたものです。それがプログラム採択という形になっ
たものですから、これまで交流をずっとやっていたものが、プログラム出した途端に落っ
こちたということが、いろんな大学で起こっています。これは、私たちもどうしようもな
くて、要するに、厳格に税金を使っているかどうかというようなことの中に制度が開発さ
れたものですから、そういう形になってしまった。ある種の不安定性がもたらされたとい
うようなことがあると思いますが、ただし、8 日以上 3 カ月以内のプログラムは、非常にふ
えています。とともに、事業の単位としてそれが位置づけるという。特に、平成 24 年度か
らはマストになったと思います。それがどうしても平成 24 年からは、事業の単位の一部と
して出なければ採択しないということでありましたから、これは、長い目で見ると、私た
ちのほうから言うべきことではないのかもしれませんが、大学の国際化にとっては、ある
意味プラスになっているのではないかというふうに私たちとしては希望的規模を持ってい
るところです。
それから、2 つ目の支援です。今、留学生に対する在学中の支援として、1 つ目が奨学金
の問題。2 つ目が宿舎の問題があります。JASSO は、平成 24 年までは、全部で 13 の国際
交流会館を持っていましたが、これも事業仕分けの中で全部廃止ということになりまして、
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大学教育研究
全部一応売るということにしました。
ところが、そんなにうまく行かなくて、売れ残ったところが現在 6 館ございます。6 館に
ついても今まだ許してもらえるかなと思ったら、なかなか許してもらえなくて、ことしの
夏をめどにその 6 館についてもどういう形で存続するなり、させるなり、あるいは売り払
うのかというようなことについてちゃんと報告しなさい。そのコラムを報告しなさいとい
うふうなことが言われているということであります。実際のところは、自民党政府になっ
てから、お台場にある 1,000 人ぐらい収容する非常に巨大な、こういう国際交流館のある
種のフラグシップ的な存在の東京国際交流館と、兵庫の国際交流館については存続させる
ということの方向の中で決めなさいというようなことは内々に言われているので。
灘。岩屋のところです。一番近いのは。JR で言ったら灘です。あの近くにある兵庫の国
際交流館については、これからも残るであろうと、我々のほうは一応。ただ、正式な決定
はまだですので、余り喜んでいるばかりではいられないのですが、その辺はなかなか、だ
けど実質的に残るということで、実は、JASSO としましても兵庫国際交流会館の支援をし
ようということで、東京国際交流館については、財団法人中島記念国際交流財団からお金
を毎年もらっていまして、その費用で持っていろんなイベントを、あるいはそれプラス全
国各地の地域と留学生との結ぶような事業に対して、お金を配分しているということにな
っています。特に、それぞれの地方の全国の大学の地域交流に対して、今、年間で大体 2,
000 万円ぐらい中島国債のほうからお金を回しているのですが、兵庫の国際交流会館は残る
ということの前提で、今まで 4 つカテゴリーがありました。その 4 つに加えて、兵庫教育
大学では、兵庫国際交流会館を利用した国際交流に対しての 5 つ目のカテゴリーをつくり
ましたので、兵庫国際交流会館を利用していろんな地域交流を、特に私たちが神戸大学な
んかにもお願いしたいと思いますが、4 月 4 日が締め切りでして、4 月 4 日までにプログラ
ム化の案を聞かせていただきましたら、5 つ目のカテゴリーですので非常に採択しやすいと
いうようなことになるのだろうなと思っています。今までは、国際理解教育、それから留
学生の生活支援、それから地域住民との交流促進、それから関係諸機関のネットワークの
整備と 4 つありましたが、5 つ目として、兵庫国際交流館のカテゴリーをつくった。それか
ら、採択件数が 20 だったのも少しふやしたということになりましたので、それは、私たち
も神戸大学に期待することは大きいというふうに思います。
宿舎支援について、借り上げ宿舎支援も行っています。これもだんだん利用がふえてき
たんですが、大学等が外国人学生のために民間宿舎を借り上げること等によって宿舎を提
供している場合、当該大学等を支援する。金銭的にということです。年間、たしか、1 つ 1
08 万円だったと、ちょっと安いのですけれども。1 人カリヤ借りたら 8 万円だったと記憶して
いますが、10 人いたら 80 万円、そういうことです。借り上げの人数によって変わる。それ
から、国際交流会館の運営なんかもしています。特に、日本人学生の RA として入居をさせ
まして、そこで国際交流の中間拠点としての役割も、今、JASSO では行っています。
留学後ですが、フォローアップ事業があります。フォローアップ事業といいますのは、
180
米川
英樹
帰国して 5 年以内の留学生が再び日本で指導強化のところに行って、もうちょっと勉強し
たいというようなことを実現させるためのプログラムであります。90 日、3 カ月以内に日
本に滞在するということであります。
それから、もう 1 つは、今度は逆に指導教員が留学生の行っている国に行きまして、留
学生の研究指導を行うと。これは、大学の先生が行くプログラムであるわけです。大体、1
0 日間ということでちょっと短いのですが可能になっています。これについても、そんなに
たくさん応募はありませんので、また応募していただきましたらありがたいと思います。
最後に、留学後、我々何をしているかということですが、ネットワーク形成で「JApAn
Alumni eNews」を毎月発行しています。大体、4 万人に対して eNews を送っていると
いうことですね。ネットワークを形成するという。
それから、3 番目ですが、外国人留学生の就職支援を行っています。就活ガイドというの
がありまして、これを発行しています。就活ガイドについては、各国語で訳されています。
それで、中国語と英語と韓国語に訳されていますけれども、外国人留学生向けに、就職活
動の準備から、エントリー、採用試験対策、それから在留資格の変更、活動時期に応じて
必要な情報を掲載しています。以前は、東京と大阪で企業を招いて、昨年度までは、就職
説明会を行っていたのですけれども、ことしから廃止ということになりまして、力はここ
の部分に入れるということになったと。これが日本留学に対しての支援でございます。
2 番目の海外留学の推進ですが、日本人の学生の海外留学の推進に話を進めたいと思いま
すが、近年、日本の学生が海外留学に行かなくなっているという傾向が指摘されることが
多いのですが、実情はどうなのか。ここでは、JASSO の海外留学プロモーション活動、あ
るいは海外留学の推進と政府の方針についてふれてあるというふうに思います。JASSO の
海外留学プロモーションの活動を毎年東京で行っています。以前は、関西、特に兵庫県、
神戸が多く行われていたのですが、事業仕分けの影響で、兵庫国際交流会館の中にあった J
ASSO の留学情報センターというのが廃止になったものですから、できなくなっちゃった
ということで、東京だけで海外留学フェアを行っています。海外留学を希望する学生とか
社会人等が対象で、各国の大使館とか、政府機関が非常にたくさん来まして、数十の政府
の機関がそこに来ます。そこでいろいろ説明してもらうということなのですけれども、こ
れが縮小したものですが、今、力を入れているのは、その後の海外留学説明会(東京・大
阪・札幌・名古屋)で、ちょっと小規模になりましたが、JASSO の奨学金担当者とか、留
学経験者を含めてもう少し小さい形で海外留学説明会というようなことを行っています。
それでも、やっぱり 100 人を超える人たちを対象に説明会を開いているということでござ
います。
この次の写真は、こういった海外流学フェアです。つまり、日本人が海外に留学すると
いうときの情報提供とかであります。こういった各国の、これはカナダかな。ちょっとわ
かりませんが、いろんな国のブースがあります。これはアメリカ、体験談を語ってもらっ
ている。海外留学説明会も同じような形で、もうちょっと少人数の形で行っています。
181
大学教育研究
海外留学のほかの団体が主催しているものについても我々が出向いて行きまして、説明
を行うということもございます。
次に、海外留学の統計に話を進めたいと思いますが、日本人の海外留学は、2004 年、10
年前ですが、ピークでありました。8.3 万人。年々減少を続けています。少子化の影響で大
学生の数が急速に減少しているということと、留学する者の割合は、実際にはそんなに減
ってないのですが、少子化の影響が非常に大きいというふうに言われております。だけど、
見た目には非常に退行しているように見えます。それは、中国だとか、ヨーロッパ、ある
いは新興国における留学生の拡大と比較しましと、非常にみすぼらしいものに見えてしま
うということでございます。このグラフの右側には一体どこに行くのかということの国を
書いていますが、米国、中国、英国、オーストラリアという、一番あるのは支援貢献が多
いのだと思います。さまざまな理由があるにせよ、世の若者が留学に対してほかの国の若
者に比べると、やはり積極的にはなっていないというふうには言えるかと思います。とり
あえずなぜなのかという。そのなぜなのかということを解決する道が海外留学を促進、拡
大するという道につながるだろうということであります。
ちょっと幾つかの調査データを紹介したいと思います。
これは、ベネッセの調査ですけれども、大学の英語教員に対して行った調査です。これ
は、なぜみんな留学しないのかということですが、経済的な問題で留学を諦めている学生
がいる。奨学金が不足。就職活動との兼ね合いで留学をちゅうちょする学生がいる。留学
準備のための語学授業・支援体制ということですね、これがベネッセの英語教員に対して
の調査。
それから、留学経験者にもベネッセは聞いています。これは、同じく「大学データブッ
ク 2012」に収録されていますが、留学する上で一番大変だったのは何ですかと聞いたら、
留学にかかる費用。その次、語学力。3 番目は、海外生活に不安を感じていた。それから、
就職とか就学に支障が出ると思っていた。そういうようなことを書いてきたのですね。
今度は、未経験者。なぜちゅうちょするのかと聞いたことですが、自分の国のほうが暮
らしやすいから。言葉の壁。海外で、1 人で生活する自信がない。面倒だ。これはごめんな
さい。これは高校生です。さっきのやつはちょっと飛ばしましたが、これは留学未経験者
です。費用の問題。御核力の問題。海外生活不安の問題。それから、就職とか就学の支援
の問題です。その前が同じような感じです。
結局、何が問題かといいますと、就職の問題です。帰国後、留年する可能性が大きいと
か、経済的な問題。お金がかかる。体制の問題。これは大学の体制も含めての話でありま
す。大学で助言できる教職員が少ないというようなこと。それから、帰国後の単位認定が
できないというようなこと。それから、大学全体としてのバックアップ体制。先方の受け
入れ大学の情報が少ない。これは、大学の体制の問題です。就職、経済、体制、語学力、
この 4 つが一番大きな問題、模範的に私たちは分析をしています。日本若者を元気づけ、
海外に目を向けさせるためには、こういった 4 つの要因を解消する必要があるだろうとい
182
米川
英樹
うようなことであります。
自民党政権になりまして、新たな海外留学制度ができ上がりつつあります。これは、官
民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~」と言われる政
府主導のスキルであります。この大仰な名称は、決して JASSO の職員が考えたものではな
いと信じていますが、内容的には、官民を巻き込んだ日本全体で留学を促進するという、
意欲的な計画であろうというふうに思います。現在は、文科省におかれているトビタテ!J
APAN のヘッドコーターは、来年度からは場所は文科省ですが、JASSO が中心になって行うと
いうことに、JASSO がヘッドクオーターの役割を担うということになっています。場所は
文科省ですが。職員も今 2 人派遣しているのですけれども、4 人、JASSO 全体としては 8
人ぐらいそこに派遣するかなというような形で、非常に人手をとられて困っていますけれ
ども、そういうクレーム。このスキームは、意欲と能力のある全ての学生の留学の実現を
狙いとするものであります。留年することへの就職への影響とか。経済的な問題とか、単
位認定が困難であるとか、あるいは両親や家族の理解が得られないとか、バックアップ体
制とか、いろんな問題がありますけれども、単に政府はお金を出すだけじゃなくて、いろ
んな意味で支援をしていく必要がある。この中には、大学の支援も当然含まれているとい
うようなことでありますが、特に、企業の側も政府と協働しまして、いろんな意味で留学
を支援するというようなことが、今、起き始めています。企業の側もグローバル人材とい
うのがだんだん必要になってきていますので、民間の知見だとか、あるいはお金をそこに
入れ込むということで、今、文部科学省では、省を挙げて、トップレベルがみんな銀行に
行ったり、いろんな企業回りしたりしています。財界に行って、お金をくれというような
ことで、奨学金をもらっています。もともとの狙いとしては、7 年間に 200 億のお金を民間
から得ようとしているわけです。今までの奨学金制度と合わせて民間からの奨学金の制度
が立ち上がる。もう既に、来年度から立ち上がるという目標を立てまして、今から説明す
るものがそのことであります。
その前に、このグローバル人材のコミュニティーを構築するということがコンセプトで
あります。コミュニティーの概念ですけれども、学生とか、海外在住の方とか、企業なん
かからなりまして、留学前から留学後までを継続して学生等の成長に明るい主体を吟味し
ている。これは、留学にかかわるもの全体をコミュニティーというふうに呼んでいるわけ
です。ゆるいつながりです。ただ、企業からしますと、将来、自分の会社に来てくれる人
材の方向性でもあるわけですから、できるだけその企業の力を注ぎたいというようなこと
であります。世界で活躍する人材の育成を目指すということでございます。これは、文科
省から帰ってきたデータで今お話をしているわけですけれども、ちょっとこの辺は時間の
関係で、これだけちょっと、奨学金が留学先にもよるのですけれども、今の短期の留学の
倍ぐらいになっています。12 万円から 20 万円ぐらいです。今、6 万円から 10 万円ですか
ら、この倍になります。渡航費ももらえると。短期は渡航費がないのです。その他にいろ
んな費用を負担してくれる。
183
大学教育研究
それから、事前、事後事業が日本ではあるわけですけど、そのときの費用も負担をして
くれる。
それから、大学、大学院、短大、高専、専修学校の学生も含んでいる。
それから、1 カ月以上 1 年以内、3 カ月以上が推奨されるということですが。
それから、学生が個人応募するわけです。大学がまとめて応募させるのではなくて、も
ちろん大学に力をかりないとだめなのですが、基本的に個人応募になっています。それは、
多分、2 種類あるかなと思いまして、1 つは、大学の今での短期のプリグラムだとか、そう
いう中に乗っかった形で、ちょっとつけたしの部分を加えています。それで、大学のプロ
グラムに乗っかった形のものが 1 つ考えられる。もう 1 つは、純粋個人でいろんなボラン
ティア活動だとか、あるいはインターンシップだとか、例えばフィリピンのマニラに行っ
て、ごみ山で生きている子供たちの支援活動をしたいという学生がありましたら、それに
対して援助するという形です。その場合は、大学の単位と余り関係がなくなってしまうと
いうことになります。この扱いが結構難しいのですが、文科省では、とがった人材も入れ
るべきだというふうに、そういうことです。ただ単に座学だけじゃなくて、行動を伴うよ
うなインターンシップとか、ボランティアとか、フィールドワークです。幅広い活動をそ
の中に入れ込む。
今、始まりかけていますが、これは、オープンになっているのかな。来年度 300 人、そ
のうちの 150 人は、自然科学、複合・融合系人材コース。新興国コースが 60 名。それから、
世界トップレベル大学等コースは、トップ 100 とか、別に 100 にこだわらないと思います
けど、それでも分野ごとにトップの大学に行きたいという学生に対しても支援をする。そ
れから、多様性人材コースは、今言ったように、いろんな AO入試に似たような、ちょっと
1 つのものにたけていると。あるいは、非常にこういうことをしたいという強い思いを持っ
た学生のいいところ。平成 27 年度からは、下に書いていますように、地域人材コースの募
集も始まります。したがって、地方の企業と文科省はそれの調整に入っています。
以上、JASSO のいろんな役割を中心に、日本留学、海外留学のことを考えていたのです
が、どういう形で今変容しているのかということを見てみたいと思います。
今、筑波大学にいる金子元久さんという先生がいますけれども、最近のIDE現代の高
等教育の中で非常におもしろいことを書いてらっしゃいます。留学の形が変わってきたと
言うのです。かつては、先進知識志向型の留学が伝統的な形だった。つまり、先進国に行
って、開発国に行って、そこで知識をもらって帰ってくる。帰ってきて国の役に立つとい
うことです。今でもそれはまだ存在していると思います。ただ、これは、遣欧して、最初
の、あの辺からそういう知識を外に求めて、日本の制度を変えていこうとするようなとこ
ろも含んで、ダンスなんかも入っているというようなことも金子さんが書いていますけれ
ども、もうちょっと幅広く考えられるではないか。
それから、学歴志向型留学です。これは、1990 年代、中国とか韓国なんかで結構そうい
う学生が多かったですが、学歴の 1 つとしてカウントしていくと。多いのは、私も留学生
184
米川
英樹
をたくさん受けましたが、中国で統一試験にうまくいかなかったと。第 1 志望の大学に行
けなくて、大学に行って卒業したのですけれども、まだもやもやくすぶっていると。リベ
ンジするために日本に来たと言います。それで、日本でより高いプレステージを持ってい
る大学に来て、神戸大学なんかその 1 つかもしれませんけど、そこを卒業して見返してや
るというそういうことですよね。そういう人が結構多かったし、今でも学生のタイプとし
ています。そういう学歴志向型の学生です。
3 番目は、プログラム型の留学。これは、さっきから言っていますように、短期で授業の
中に組み込まれて来ていると。例えば、3 カ月とか、6 カ月とかという。その始まりは、ヨ
ーロッパのエラスムス計画にあるだろう。もっと言いますと、ヨーロッパでは、もっと前
から、それこそ中世の大学から学生が流動するということは、当たり前に行われてきたん
ですが、それが現代版のエラスムス計画でも実現していっている。その後、エラスムス・
ムンドスだとか、その前にソクラテス計画というのがありましたが、そういった一連の計
画の中でヨーロッパの域内で学生が流動している。いろんなタイプの国と教育があって、
それを経験すると立派な人材に育っていくというようなことが経験としてはあったもので
すから、そういうことを促進しているということでございます。さっき米谷先生がおっし
ゃったような東南アジアでも同じようなことが起こるということ、今、特に、SEAMEO、
東南アジア教育会議がありまして、そのもとにそういう計画が今つくられています。現実、
起こりつつあります。東南アジアの国々の中では、留学生の総合交流が始まって、かなり
何百人という単位ですが始まっています。結局のところ、こういった伝統的な先進地知識
志向型、あるいは学歴志向型留学からプログラム型留学に変わってきていると。ボリュー
ムゾーンが短期のボリュームゾーンに変わってきているということがポイントであるわけ
です。これは、同時に大学の国際化につながるのでもあるということですので、ある部分
については歓迎すべきことだろうというふうに思っています。
以上が、JASSO の海外留学と日本留学についてのことであります。
少しお時間をいただいて、JASSO と関係機関の連携の問題について、紹介をしたいと思
います。
ここで 3 つの事柄です。
1 つは、帰国留学生会というのが、大体どこの国でもあります。
2 番目、新興国から非常に日本に対して期待しているところがあります。
3 番目、留学生の交流の基本的な考え方に対して、今、変化が生じつつあります。
この 3 つのことについてお話をしますが、まず帰国留学生会ですが、例えば東南アジア
中心に見ていきますと、こういうような組織があります。ベトナムでは JAV、タイでは OJ
SAT、マレーシアでは JAGAM、インドネシアでは PERSADA、ミャンマーでは MAJA、
シンガポールでは JUGAS というような、こういう形でずっと留学生会がありまして、何
か日本の企業が進出する。あるいは大学が留学生フェアを開くというときには、必ずとい
っていいほど、こういった帰国留学生課のお世話になるということがあります。特に、そ
185
大学教育研究
の中でも、こういった東南アジアの国々のもと留学生会は、ASCOJA という組織を持って
います。ASCOJA という組織がありまして、東南アジア 10 カ国の組織です。どんなことを
してもらっているか。例えば、留学フェアで通訳だとか、スチューデントガイドを翻訳し
てもらったり、あるいは政府への申請、特にベトナムなんかは社会主義国ですから、我々
が行ってもだめで、内部の人間がやらないとちょっとやってくれないとか、業務委託、会
場のいろんな運営だとか、そういうようなことをずっとこういう人たちに頼んでいるので
す。実際は、こういう人たちが留学フェアに来られている。よく見られますよね。
それから、ASCOJA について紹介しますと、福田赳夫さんが呼びかけまして、10 カ国で
つくったと。2 年に 1 回ぐらい総会があります。この前、私出てきましたけれども。
2000 年にこれに対応する形として、日本側のお金でつくった ASJA(ASia
Japan Alu
mni)International が設立されました。ASCOJA の日本側のカウンターパート。ASCOJ
A と ASJA がある意味で、1 つの組織と言ってもいいかもしれませんが、動いている。これ
は、本部が JASSO の東京日本語教育センターの中に事務所がある。ASJA 奨学金といいま
して、こういった国々に対して無償で日本の文化体験とか、あるいは交流ができるような
奨学金を内部に持っていまして、毎年、外務省のほうからお金が来ているということです。
外務省のほうからこういった特別の資金で運営しているという形があります。ハノイで行
われた 2 年に 1 回の ASCOJA のカンファレンスがありまして、出席していたのですけれど
も。
それから、これは、ASJA 奨学生の活動です。こういったお茶だとか、小学校に行ったり
とか、これ事務局長です。
新興国から日本に期待している。JASSO に来ている要請もあるのですが、ちょっと紹介
しますと、ブラジル政府は、
「国境なき科学」というプログラムを題材的に打ち出しまして、
5 年間に 10 万人の理工系の学生を世界の先進国に派遣すると。これは、学部学生、大学院
生、ポス・ドクの学生、そういった者を送りまして、実施するということで、日本は JASS
O が引き受け手になりまして、今、日本の工学系の学部を持つ各大学に学生を振り分けま
す。残念ながら神戸は入ってないのですが、ぜひ引き受けていただければと思っています
が、日本の側は、最大限年間 1,000 人のブラジルの学生を引き受けるということで、東大
だとか、あるいは京都大学もそうですし、阪大、東北大学、北海道大学、そういうところ
が多いです。多いのは、あと上智、それから、芝浦工業大学が一番多い。そういうところ
で引き受けてもらって学部の学生、JASSO が行っているような学生、学部学生の振り分け
を行っています。去年の秋学期では、47 人の学生を振り分けました。ことし春は 97 人。こ
としの秋はもっとふえていきます。どんどんふえて行くと思います。こういった新興国か
らの期待に、やっぱりこたえる必要があるだろうというふうに思っています。
その他に、ブラジルだけじゃなくて、チリ、アルゼンチンなんかも同じようなプロジェク
トをつくりたいということがありますし、それから、もっと前からやっているのはサウジ
アラビアです。サウジアラビアは年間 3000 人ぐらい学生を海外に送っている。非常に潤沢
186
米川
英樹
な奨学金を与えてやっているということがありますが、ただ、日本の場合は、なかなか受
けにくいということがあります。小等、中等合わせて 11 年ですので、なかなかそれが 12
年にするために準備教育が必要だというようなことで、準備教育課にまず送っているとい
うことで、新宿の日本語学校だとか、JASSO でも引き受けて、大阪も東京も引き受けて事
務局をやっている。その上で、各大学に振り分けているというようなことがございます。
神戸大学も来ている学生がいるかと思いますけど。
もう 1 つは、今言ったように、新興国からの要請があって答えていく必要がある。
3 番目、最後ですが、留学交流に関する基本的な考え方と世界の動きですが、世界には、
このような高等教育の国際化の中で連携を深める国際教育機関があります。有名どころで
は、ブリティッシュ・カウンシルだとか、キャンパス・フランスとか、IIE です。こういっ
たものが有名どころです。JASSO もそのうちの 1 つの国際機関として認知されています。
私もことしの 1 月に南アフリカに渡りまして、こういった人たちとディスカッションする
場がありました。そこで、今後の国際教育といいますか、留学生も含めた国際教育に対す
るどういう方向で行くべきなのかというようなことが主な議題でありましたが、南アフリ
カのネルソン・マンデラ・グローバル・ダイアローグというのがありまして、このグロー
バル・ダイアローグのプログでは、実は、その前に、2012 年 4 月と 9 月に、「高等教育の
国際化における研究・教育の価値への支持:行動への呼びかけ」というのがございました。
これは、今からちょっと言います。
もう 1 つは、
「学生への留学に関する憲章」があります。留学生は、差別されることが多
いので、それがないような形で憲章をつくろうという動きで、これも実際に憲章をつくっ
たんです。これをつくったのがEAIE、欧州国際教育者協会であります。
もう 1 つの高等教育の国際化における研究・教育の価値への支持は、International Ass
ociation of Universities、国際大学協会がつくった。どういうことかといいますと、赤字
で書いているところですが、高等教育の国際化というのは、確かに、今、進化し続けてい
る。いろんなタイプがあると。1 つは、留学生です。ブランチ・キャンパスなんかが、今、
盛んに言われています。伝統的な学生が移動するという形じゃなくて、大学ごと引っ越す
と。大学ごと持って行くという形に関係している。私、去年 5 月にロンドンに行きました
が、そのときの会議もやっぱりブランチ・キャンパスの問題だったです。TNE、TransNati
onal Education が 1 つのキーワードです。こういうこととか、留学の古典的な形、いろい
ろありますが、留学とか、国際化は必ずしもいいことばかりではないと。マイナスの面も
しっかり認識しないとだめだということが、ここでのポイントであります。特に、途上国
は、頭脳流出に悩んでいるということ。それから、別の地域では、先進国ですが、留学生
の・・自分たちの高等教育の拡大と能力の向上に利用しているのです。一方では、頭脳流
出が困っているという。どうしたらいいのかということですが、基本的には、このIAUの
宣言では、自国で基本的に育てると。育てた上で、彼らに機会を与えると。オープンな機
会を与えて教育を世界中で行う。基本は、自分のところの国で勉強させないとだめだと。
187
大学教育研究
つまり、Transnational Education だとか、ブランチ・キャンパス。ブランチ・キャンパ
スでも 2 プラス 2 で、2 年間はその現地、2 年間はもともとの大学があるアメリカとか、ヨ
ーロッパの・・・ですね、そういったところがある。マレーシアなんかでは、それが変わ
ってきまして 4 年間全部です。マレーシアでやる。マレーシアは、今、特に非常に注目さ
れています。ヨーロッパとか、アメリカからの、あるいはオーストラリアからの大学がブ
ランチ・キャンパスをつくっている。そこで、何が起こっているかというと、高校生の大
学進学の 1 つの形は、もうそういった海外の大学に行くということなのです。それは、果
たしていいことなのかどうかという問題です。長期的に見たら、その国の高等教育がしぼ
んでしまうのではないか。マイナスの影響が大きいのではないかということです。日本の
高等教育もよく考えてみましたら、最初はお雇い外国人なんかが来た。だんだんと日本化
していった。そのプロセスの中で日本の高等教育が発展していったということを考えます
と、必ずしも世界の大学が、クアラルンプールなんか来まして席巻する、市場を食い荒ら
してしまうということがその国の高等教育にとっては、いいとは限らないという発想です。
ただ、だけど、高等教育は、どうしても不可避な問題であるということで、そういった問
題にも気をつけてやりましょうということ。
もう 1 つは、留学生に対して公正な扱いをやる必要がある。人種とか、宗教とか、分化
とか、性による差別はやめましょう。キャンパスの中で安全と尊厳を損なう状況はやめま
しょうということで、こういった 10 の中身があります。扱いの公正さ。教職員の異文化間
能力の向上。留学生のコミュニティーへの融合。学業終了の機会の平等。これは、本国の
学生と同じです。
(奨学)資金の可搬性と継続性。学生の地位の保全。査証と公的な査証発
行条件の透明性、迅速性。適切で十分で正確な情報へのアクセス。学生の権利への支援。
これは、独立性を持った機関が学生の権利を守るべきなのだということです。教育の質と
保証。10 点にわたって、学生の留学に関する憲章がIAUで出てきています。今月中にな
ろうかと思いますけど、JASSO のホームページでこれは公開したいというふうに、私が勝
手に拙い訳ですけれども、訳したものも日本語でそこに挙げてあるというふうなことです。
世界の動きとして、最後の結論ですが、多様な高等教育の国際化が存在していると。い
ろんな形の高等教育が、今、存在している。これは、不可避である。
2 番目は、高等教育の価値。国際化の価値。やはり、非常に大事なものである。これは守
っていきたい。守っていこうというものです。
3 番目としては、高等教育の国際化のネガティブな部分が存在をしているということにつ
いては、認識する必要があるのだと。
4 番目、送り出し国と受け入れ国の双方のメリットがあるとき、留学にしても、国際化に
しても、そういった視点が必要だろう。
それから、留学生の扱いの公正性の確保です。
以上、言ってきたことは、基本的には、国際交流における南北問題です。あるいは、供
給側の論理から受益者側の論理にもうちょっと利点を移して考える必要があるだろうとい
188
米川
英樹
うそういうことでございます。今までは、大学が存在している国、あるいは供給側の論理、
あるいは教員の側の論理がまかり通っていたのですけれども、そうじゃないだろうという
ことがこういったところ。ここで、ネルソン・マンデラ・グローバル・ダイアローグで、
しきりにパラダイム・シフトという言葉が出てきました。こういったパラダイム・シフト
が今起こりつつある。留学に関して、こういう考え方をもう少し南北問題の南のほうにも、
あるいは受益者のほうに重点を置いた考え方も取り入れた形のプログラムをつくらなけれ
ばならない。そういうようなことが全体の流れでございました。
ちょっと早口になりましたが、時間がもうせいていまして、10 分ぐらいおくれていると
思いますけれども、ありがとうございました。
司会(山内)
:米川先生、ありがとうございました。
JASSO というのは、
一般的なイメージでは、先生ともさっき話していたのですけれども、
奨学事業が突出していて、そういうイメージで見られがちですが、国際交流の領域で非常
に幅広く、非常に重要な役割を担っておられるということがよくわかります。
もう既に、定刻を過ぎておるわけでございますが、御質問等ございましたら一任でお受
けしたいと思いますが、いかがでしょうか。
斉藤氏:理系のほうは、余りグローバル人材が進んでいませんので、ぜひ入っていこうと
思っているんですけれども、1 つは、いろんなものを申請しようと思ったら、やっぱりホー
ムページを基本に申請の情報を集めたらいいかなという、どういう短期の派遣というか。
米川氏:ホームページには、基本的な情報は載っているかと思いますし、それから、この
前もう終わりましたけれども、東京と大阪なんかでグッド・プラクティスでずっと継続し
ているプログラムに対してですね、発表してもらっています。8 つの大学で発表してもらっ
ている。それ、非常にいいプログラムでそれを聞いたか聞かないかで、随分とこれからの
プログラムのつくり方が違うだろうなという、そういう感じるほどのものでして、そうい
うところにちょっと出かけていただきまして、情報を仕入れていただければと思いますし、
あるいは、もし、東京に来られるのであれば、私のところでも来ていただいたら、情報は
差し上げたいと思います。そういう、グッド・プラクティスに関しては、ビデオで撮って
いたかな、かもしれませんので、何かあるかと思います。
神戸は、今、物すごく過渡期かなと思います。すごく神戸大学は非常に熱心ですね、今。
いろんなプログラムが目白押しで、けれども、例えばブラジルのやつだとかというのも受
けてほしいなというのが率直なところがありますね。
司会(山内)
:斎藤先生、よろしいですか。いかがでしょうか。それでは、きょう、年度末
のお忙しい中、お越しいただきました米川先生に拍手で感謝の意を表したいと思います。
散会とさせていただきます。ありがとうございました。
189
大学教育研究
,
グローパル人材育成とJASSO
J
出
。
グ、ローパル人材育成
とJ
ASSO
1憧界@学生移動と留学生.
0
万人僻冒
(
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)_掌@世界的鉱大
(
2
)留学生 30
万
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掴k
最近@留掌瞳遇政費
(
3)1師0)
慮長を駒込主位"''
'
'
外圃人智掌邑@費I
tAt暗暗に輸措. .
(4)日本.掌機過のたぬのJASS()1)役割
2 海外留学時措進
神 戸 大 学 大 学 教 育 推 進 機 構F
D
I
I
I
演会
平成 26年3月 17目印)
(
1
)海外留学生致命推移主政府の方針
(
2
)JASSOO海外留学プ日号ーション活動
留学。車窓と今後
4
. JASSC
吃闘係機蜘連携
5
.留学生空車の基本的な考え方に倒する世界@動き
s
独立符陵撞人目本写生支.機構理司区
米川葺樹
グローバル人材育成と JASSO
1.世界の学生移動と留学生30
万人計画
(
1
)留 学 の 世 界 的 拡 大
1.世界の学生移動と留学生 30
万人計画
(l)留掌の世界的拡大
IOPEdueationAu叫rn.l
i
af
/
)
予
劃
世界の・掌需要
2003
年 →
約2
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0
耳人 →
日本の聖人れ宿学生
109,
5
08
人 →
,
約四万人
(JASSO
慣 ペ 横 田 晴 弘(
2007)
也による推計}
ι
(
2
)留 学 生 30万 人 計 画 と 最 近 の 留 学 推 進 攻 策
2020
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隼
1.世界の学生移動と留学生 30
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)留 学 生 30万人世十面と量近の留学推進攻策
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赤字は神戸大学@篠択プ冨グラム
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2011.
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1.世界の学生移動と留学生30
万人計画
(
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)日本留学推進のためのJASSO
の役割
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①日本留学に闘する情報提供
(大学探し、奨学金、宿舎や生活に闘する情報等)
② 日本留学拭験(EJU)
③日本悟教育や壇傭教育についての情報揖供主教育の実施
(東京日本布教育センター、大阪日本語教育センター)
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大学教育研究
1.世界の学生移動と留学生 30
万人計画
(
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)日 本 留 学 推 進 の た め の JASSOの 役 割
①日本留学に関する情報提供
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1.世界の学生移動と留学生 30
万人計画
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4
)日 本 留 学 推 進 の た め の JASSO
の役割
①日本留学に関する情報擾供
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1.世界の学生移動と留学生 30
万人計画
アウトリーチによる情報擾供
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4
)日 本 留 学 推 進 の た め の JASSO
の役割
①日本留学に闘する情報擾供
-日本留学セミナー
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・その他
海外での留学フzア、留学税明会、留学セミナー寄
1.世界の学生移動と留学生 30
万人計画
アウトローチによる情報提供
(
4
)日 本 留 学 推 進 の た め の JASSO
の役割
①日本留学に関する情報提供アワトリーチによる情報提供
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(1)申 請 要 件 ( 留 学 期 間 等 )
1日 か ら 平 成 27年 3同 31固まで
〉 平 成 26年自同 2
》留学計画は、学生本人がーから検討し策定するもの、
大学等の留学プログラムをベ スとしつつ、そこへ学生
本人の計画を付加するものなどを想定
の 閉 に 留 掌 が 開 始される計画
(留学出発前に実施する事前研修の受講は必須)
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1ヶ 日 以 上 1隼 以 肉 (3
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.日 以 上
〉留 学 期 間 が原目 1
孟皐孟主主、い
〉計画の内容は、留学先での単なる座 主i
わゆる体輪,苦動葬脅す?
本の事与抵励
盗塁よの 計 画
〉 体験活動は 、 イツ勺 -'-'~>'Jプポ弓U干.<7 づJー J しド
》 留 学 先 に お け る 号 入 れ 機 闘 が 存 存す る 計 画
ワーウ箪幅広い清酌を想定
〉在籍大学等が、 教 育 ト 右 # た堂 格 活 動と認める
計画
》計画の検討、調整にあたって は、学生本人の主体的な
対応が期待されるが、検討等において、 必 星ζ広 L工
大掌篇で側面的にサポート することは可能
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(留学先と調 中の千画も応募可)。
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)学 生 本 人 の 主 体 的 な 計 画
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新興国コース
60名
世界ト,>7レベル
大学籍コース
60名
多鎌世人相コス
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30名
3.留学の変容と今後
「先進知機志向型」留学
「学歴志向型」留学
品
「プログラム型」留学
(金平元次『曹司院の断酎硲JI
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現代の書.般曹、 N
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大学教育研究
グローパル人材育成と JASSO
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.JASSOと関係機関の連携
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) 帰国留学生会
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)新興皆固からの期待
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) 留学生交流の基本的な考え方に関する世界の動き
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4.JASSO
と関係機関の連携
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.JASSOe関係機関の連携
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)
.帰 国 留 学 生 会
(1).帰 国 留 学 生 会
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インドネシア、マレーシア、フィリピン、シ〆ガポール、タイ、
プルネイ.ミャ νマー、カ ンボジア、 ベトナム、ヲ.-"の 10カ国.
ゆるやかな泊含.情線共有、メンパー国聞のイ司 ト企置等
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グローパル人材育成と JASSO
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留学受流に関する基本的な考え方に闘する世界の動き
留学交流に関する基本的な考え方に関する世界の動
(1)高等教曹の国際化町中で連携を標める国際般宵棚闘
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月、欧州国際敏育者協会 (
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に掛?る研究 ・敏育@価値へのま待行動,、 @
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その他
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学交流に関する基本的な考え方に関する世界の動き
『高・敏lI''''圃圃化に輯?る研究・瞳Wの価健へ.
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茸縛行動へ
の曙びかけ J 2012
年4
月、匡踊大学協会(IAU)
内容 l 迫化する高等敏曹の園陽化
百‘.,食'
の園田也ま グローバル化する世界の中では不可置であり 、
高い価値をも q ている.園田化の目榎は、1I"'"且のl
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'll!ゃ研究
飽カの曹威から・E
学生のJ
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量得や大学の威信の向上へ
の志南にいたるまで、鍵檀的に瑠化し.げている.海外のプラ〆
チ・..~ンパス、 世界をカバーする壇隔地学習プ ロ グラム、園­
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'ハプゃ*,トヲ ータなどの新 しい形の園順化は今や、学生と
敏員の移動、方 !
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.ヲム置革や研究と敏宵の園瞭的な大学連I!I
などの伝統的な破略を補完して いる. あらたな組踊プレイヤー、
たとえば島問セタターの(プ回グラム}プロバイダーが、こ の分
野に入り込んでいる.
学交流に関する基本的な考え方に闘する世界の動き
「
高傭敏曹の園由化に相7る研究・敏宵の鑑値への宜裕行動への呼
びかげ J 2012
年4
月、匡照夫:学協会 (I
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内容 2 高等敏曹の園田地@現圃
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危験包が霞剣な問圃として感。ているが.
世界@縛症の地織では.観魁1
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している.政府や高・・t
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ある.そして 園蘭的に不平・な才飽の鍵れは.長期的 に降、 結集と しての間
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個性を含むが 、 広い‘箇で~ <'"園 々が・eヵ .. .で.てて彼らに.会・E 与え
ることで、そ".・@膨.は減少させることがで曾る.高・・・t
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そ@よ事な飽カ,
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島を広 <
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量採申で行う ととによって.主要な役割
"婦たすととができる.
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留学交流に関する基本的な考え方に関する世界の動き
調
留学交流に関する基本的な考え方に関する世界の動き
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高等歓曹の圃・化に輔7
る研究・般'の価値,
、の主縛行.障への呼び
月、匡照大学協会 (
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かけ J 2012年 4
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高・・敏曹の圃 I
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に相?る研究・敏Wの価値への主持
びかけ』 田 12~手 4月、直聞大掌協会(I AU )
内容 2 園底的.lIIT'l'調,.で‘高等敏曹の新たな世界は戚僧や安企
をぬぐる・4
・によって特徴づげられている.圏内的 園開鈎な ,ν
骨ン
グは 大学のヲ ンタ をよげるこ kに重点を置いた政策と行動に瞳 り立て
ている.多('
"大学では、圃隊化は今や‘成舗と鈍争力と収λ"向よさ
せるたゐの繊謄の一部となっている.高.
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がい〈っか@点でグ回ー
パルな
となるにつれて‘高等敏曹の園開化は.術 .
的なiI>るい
は そ @他の剰噛 関係1
戸高傭徴曹の根本である学術的なミ ッシ,シと価値
に忽げ入れるとと もある.. .
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に婿彰・ 副 ます圃 .
である‘閣を睡 してし tう睡れがある.
内容 4 不続舎な結集
トラン"ナシ・ナル・プ四グラ ムや (
海外での}分後@
瞳置は、長期
的に受け入れ園の敏曹カを いかに強化できる のか、iI>るいは大型炉がそ
の母国で作っているのと同等の敏曹を鍵4
換することができる のかとい
うこ とを含めて .数多(11)疑問 を2
投げかける ものである .1/1;置が臨め
られて いる外国の敏曹・聞の存在は、園の
,
, - ~IこZえよ う とする現
婚の高等敏育機関に不利な状置をもたらす可飽性がある .受け入れ園
の中には、外置のプ四グラムの存在と活動 と置@薗で困・を匝.して
いる .舎もある.
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行勧への呼
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199
大学教育研究
留学交流に関する基本的な考え方に関する世界の動き
『高...,,'"園開化に給付る研究・敏曹の画壇へ@茸待行動へ@呼びか
年4
月、閏際大学協会 (
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げ J2012
内容
5 国際吊@価値の砲耳
E田 j~l~ 内在する価値や原則や自揮を再度点横し砲聞する 必要性を求めて
いる.それらの中に位、 異文化問学曹、大学間協力、瓦恵、遺帯、締亙.
量、公正なパー トナーシヲプがあげられる.薗田也はまた、園田化の実践
とプログラムが学術や財放や威信宅咽@目縁についてうま〈パラン3
誌をと
るこ kを・かなものとする行動的で悔餌的な努力が,eJ!1:される.それは、
どの大学にも費量をもヮた篭球市民として行鋤し、ア方デミッタな一体怯
高い賀、平等なアタセ誌、瓦.1:い う価値に E付けられた高等歓曹のグ
ローパルなシステムを得策する こ1:に努力するこ1:を*ぬるのである .
学交涜に関する基本的な考え方に関する世界の動き
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~詳まの・学に圃する置 .J
却四年9.11. 欧 州 国際教育者協会
(
EAIE)
内容 1 留学主@優位と扱い@公正さ
高等.",にお紗る学生移動は、それに関わる Eの園にとっても制基
金もたらす.このことは、あらゆ る園 k高等歓育機圃は、学生移動
の被合性を理解し、留学生金主聾する椅緩みをもっ晶要があるこ k
を宜嫁する .
岡崎に、留学生@徳利と福利を確保する必要性がある.留学生は、
園や地織によっては入園、京畿、文也、世による銭iIIを層厳し、
'hνパス@内外で安全1:.1k安ゐを織なう理担に直面してきた.
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学交流に関する基本的な考え方に関する世界の動き
『掌生の留学に闘する ..J 剖~隼 9.11. 欧州国際教育者協会
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学交流に関する基本的な考え方に関する世界の動き
世界の潮流のまとめ
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1 多様な高等教育の国際化の存在と展開
2 高等教育の国際化の価値の確認
3 高等教育の国際化のネガティプな部分の存在
4 送り出し固と受け入れ国の双方にメリットがある
内容 2 要亜の中身
①緩いの公正さ 骨敏機員の属文化問憧カの咽よ
骨留学生のョミ ュエティへの隊合 曲 学 鍵 終了の機会の平等
岳噴掌}黄金の可'険性1:.離性骨学生@婚位の保企
骨 董I
EI:公的な査匹発行条件の週明性、迅速世
喧噛明で+分で正櫨な情織へのアタセス
ID>学lEの権相炉、の茸置噛立瞳をもった機関}
⑩世曹の賓の係書E
べきこと
5 留学生の扱いの公正性の確保
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ご静聴ありがとうございました
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