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「清流の国ぎふ森林・環境税」に関するアンケート調査結果

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「清流の国ぎふ森林・環境税」に関するアンケート調査結果
「清流の国ぎふ森林・環境税」に関するアンケート調査結果
平成26年1月21日
恵みの森づくり推進課
1
目的
県では、県民の共通財産である豊かな森林や清らかな川がもつ公益的機能を将来にわ
たり享受できるよう、この保全・再生に必要な費用を県民の皆さんにご負担いただくた
めに、平成24年度から平成28年度までの5年間、「清流の国ぎふ森林・環境税」(以
下「森林・環境税」という。)を導入しています。そこで、この森林・環境税に対する
県民の皆さんの意識等を把握し、今後の森林・環境施策の基礎資料とするために、ご意
見を伺いました。
2
調査対象等
調査対象:県政モニター635名(うちインターネットモニター341名)
調査方法:郵送及びインターネット
調査期間:平成25年11月下旬~12月中旬
回収結果:478名(回収率75.3%)
その他:調査結果の構成比率はパーセントで表し、小数点第2位を四捨五入して算出
しています。そのため、合計が100.0%にならない場合があります。
3 結果概要
・森林・環境税の認知度について
「森林・環境税」の内容について、
「よく知っている」「少しは知っている」はあわせて33.
5%、「聞いたことがあるが内容は知らない」は24.1%、「全く知らない」は40.8%となっ
ている。
また、どのように知ったかについて、
「県の広報紙」が64.4%と最も高く、次いで「市町村
の広報誌」
(39.6%)
、
「新聞記事」
(30.9%)、「チラシ・パンフレット・ポスター」
(29.
8%)の順となっている。
・森林・環境税の使いみちについて
「森林・環境税」の使いみちについて、
「よく知っている」
「ある程度知っている」はあわせて
55.7%、「知らない」は38.9%となっている。
また、大切だと思う「森林・環境税の取り組み」について、「環境保全を目的とした水源林等
の整備」が78.3%と最も高く、次いで「里山林の整備・利用の促進」(62.4%)、「生物多
様性・水環境の保全」(56.7%)の順となっている。
・森林・環境税の税率(個人年額1,000円)について
「森林・環境税の税率(額)」について、
「妥当である」が48.5%と最も高く、
「もっと低く
設定すべき」が17.6%、
「もっと高く設定すべき」が4.4%となっている。
・近年の自然環境に対する関心について
「近年の森林や川、水環境、生物多様性、自然環境に対する関心について」について、「関心
は高まった」
「どちらかと言えば関心は高くなった」はあわせて53.8%となっている。
4 回答者の属性
無回答
0.4%
(1)性別
男性
女性
無回答
合計
人数
233
243
2
478
割合
48.7%
50.8%
0.4%
100.0%
人数
28
70
107
109
122
42
478
割合
5.9%
14.6%
22.4%
22.8%
25.5%
8.8%
100.0%
男性
48.7%
女性
50.8%
(2)年代別
20代
30代
40代
50代
60代
70歳以上
合計
20代
5.9%
70歳以
上
8.8%
30代
14.6%
60代
25.5%
40代
22.4%
50代
22.8%
(3)居住圏域別
岐阜圏域
西濃圏域
中濃圏域
東濃圏域
飛騨圏域
無回答
合計
人数
235
73
81
68
20
1
478
割合
49.2%
15.3%
16.9%
14.2%
4.2%
0.2%
100.0%
東濃
14.2%
中濃
16.9%
西濃
15.3%
飛騨
4.2%
無回答
0.2%
岐阜
49.2%
5 調査結果
問1 「森林・環境税」について、ご存じですか?(回答数 478 人)
人数
内容について
39
8.2%
121
25.3%
よく知っている
内容について
少しは知っている
聞いたことはあるが
内容は知らない
全く知らない
115
24.1%
195
40.8%
8
1.7%
478
100.0%
無回答
合計
割合
よく知ってい
る
8.2%
無回答
1.7%
全く知らない
40.8%
少しは知っ
ている
25.3%
聞いたことは
あるが内容
は知らない
24.1%
問2 (問1で「知っている」「少しは知っている」「聞いたことはあるが内容は知らない」と答えた方)
なに(どこ)でお知りになりましたか。
(複数回答 回答数 275 人/636 件)
人数
割合
県の広報紙
177
64.4%
市町村の広報誌
109
39.6%
新聞記事
85
30.9%
チラシ・パンフレット・ポスター
82
29.8%
県のホームページ
48
17.5%
納税通知書
46
16.7%
テレビ・ラジオのニュース
42
15.3%
人伝え(口コミ)
15
5.5%
PR用の横断幕・のぼり旗・看板
14
5.1%
8
2.9%
10
3.6%
森林・環境税活用事業への参加
その他
合計
636
県の広報紙
177(64.4%)
市町村の広報誌
109(39.6%)
新聞記事
85(30.9%)
チラシ・パンフレット・ポスター
82(29.8%)
岐阜県庁ホームページ
48(17.5%)
納税通知書
46(16.7%)
テレビ・ラジオのニュース
42(15.3%)
人伝え(口コミ)
15(5.5%)
PR用の横断幕・のぼり旗・看板
14(5.1%)
森林・環境税活用事業への参加
8(2.9%)
その他
10(3.6%)
【その他】書類、アンケート、白書 他
問3 (問1で「知っている」「少しは知っている」「聞いたことはあるが内容は知らない」と答えた方)
森林・環境税の使いみちをご存じですか?
(回答数 275 人)
人数
よく知っている
15
5.5%
ある程度知っている
138
50.2%
知らない
107
38.9%
15
5.5%
275
100.0%
無回答
合計
無回答
5.5%
割合
よく知って
いる
5.5%
知らない
38.9%
ある程度
知っている
50.2%
問4 森林・環境税は現在、以下の取り組みに活用されています。
あなたが大切だと思う取り組みを3つまであげてください。
(複数回答 回答数 460 人/1220 件)
人数
割合
環境保全を目的とした水源林等の整備
360
78.3%
里山林の整備・利用の促進
287
62.4%
生物多様性・水環境の保全
261
56.7%
地域が主体となった環境保全活動の促進
160
34.8%
公共施設等における県産材の利用促進
128
27.8%
24
5.2%
わからない
合計
1220
環境保全を目的とした水源林等の整備
360(78.3%)
里山林の整備・利用の促進
287(62.4%)
生物多様性・水環境の保全
261(56.7%)
地域が主体となった環境保全活動の促進
160(34.8%)
公共施設等における県産材の利用促進
わからない
128(27.8%)
24(5.2%)
問5 森林・環境税では、県内に住所のある方、県内に屋敷等を持っている方から、お一人あたり
1,000円をいただいています。この税率(額)についてどうお考えですか。
(回答数 478 人)
無回答
2.1%
人数
もっと高く設定すべき
妥当である
もっと低く設定すべき
わからない
無回答
合計
割合
21
4.4%
232
48.5%
84
17.6%
131
27.4%
10
2.1%
478
100.0%
もっと高く
設定すべき
4.4%
わからない
27.4%
妥当である
48.5%
もっと低く
設定すべき
17.6%
問6 近年、森林や川、水環境、生物多様性、自然環境に対する関心は変化しましたか。
(回答数 478 人)
人数
関心は高まった
どちらかと言えば関心
は高くなった
変わらない
どちらかと言えば関心
は低くなった
関心は低くなった
わからない
無回答
合計
割合
85
17.8%
172
36.0%
184
38.5%
0
0.0%
2
0.4%
26
5.4%
9
1.9%
478
100.0%
わからない
5.4%
関心は低く
なった
0.4%
変わらない
38.5%
無回答
1.9% 関心は高
まった
17.8%
どちらかと
言えば関心
は高くなっ
た
36.0%
問7 その他、森林や自然環境に関する県の施策に対して、ご意見ご感想ございましたらお聞か
せください。(件数124件)
【主な意見】
(森林・環境税について)
・森林・環境は 50 年後、100 年後、未来の地球(子どもたち)にとって大切だと思う。5年間で成果
を上げるのは大変だと思うが、期待している。
・森林・環境税はやはり必要だと思う。近年地球温暖化で大災害の被害が増し人類の将来も危惧され
る中、岐阜県は森林の県なので森林や自然環境に将来を見据えたしっかりした施策をお願いしたい。
・森林・環境税がどのように使われているか知らない。県民にもっとPRをすべき。最近の自然災害
は想定外のものが多く、自然がどんどん壊れている。生命を守る環境整備をお願いしたい。
・森林・環境税の具体的活用実践例、具体例を出して県民によく理解・納得できる広報をまず考えて
ほしい。
・5年間でやめるのか?知らない間に続けていることはやめてほしい。
・県は事業を見直し、そこで得られた財源を環境にまわすべきではないのか?
・県独自にあえて必要な税金だとわかるように広報等でお知らせしてもらえると良い。
・何をしているのか、テレビのニュースや新聞などで報道して欲しい。
・森林・環境税に無駄なバラマキがないか第三者を入れて定期的にチェックすることが望ましい。
・5年間の時限立法であるから、成果等詳しく報告する義務があると思う。他県が引き続き環境税を
継続していくからと言っていたずらに同調せずしっかりした考えを発表していただきたい。
・県民の理解を得るために、森林・環境税の成果の報告を積極的に行う必要があると思う。
・私たちの地域も活用している。今まで環境、山の整備が手付かずであった。平成 28 年度までには整
備ができないので、さらに5年間延長を考慮してはどうか。
・森林保全を第一に考えるべきである。用途を広く解釈しないようにしていただきたい。
・県民の皆さんが自発的に参加できるような状況にしてもらいたい。
(森林施策について)
・山林の守りがしっかりとできていないので河川の汚れなどが感じられる。
・間伐材や枝打ち等の山林整備、間伐材の利用方法の促進に力を入れてもらいたい。
・森林整備が進まないのは、林業が経済的に成り立たないから。一般住宅メーカーに対し、県産材の
使用をしっかり働き掛けるべき。
・森林や自然環境保護は今後雇用対策を含めて考える必要がある。人が山に入れるような対策を考え
るべきだ。
・県内各地に竹林放置が見られる。行政として竹の再利用研究の確立をお願いしたい。
・森が荒れている。林業をする人がいなくなり、木が弱っている。また、野生動物との、距離も近づ
いている。深刻な問題だと認識して欲しい。
・クマやイノシシなどの農業への被害が増えている。山そのものの無理な整備がかえって山そのもの
の環境を変えてしまわないか心配である。
・水源地は「県民の共有財産」のみならず、日本国民の共有資産なので、国や県が守って欲しい。
・森林や自然環境の悪化している事や施策のPRをもっとしてほしい。身近に自然環境が減ってきて
いると思う。子どもたちへの教育が大切だと思う。
・森林の活用は、そのサイクルが止まってしまった感がする。岐阜の気候や風土にあった木の活用を
PRして目にとめてもらいたい。
・平成27年秋の全国育樹祭が楽しみにしている。
・岐阜県は木の国・山の国。15年後にはリニアが岐阜県を通る。「共存共栄」を願いたい。
(水環境や生物多様性等の環境施策について)
・私たちの生活は自然環境の恩恵を受け成り立っている。自然環境の保全、整備は重要なことと思う。
私たち一人ひとりがどんな役に立てるのか、もっと県民に広く知ってもらう必要があるのではない
でしょうか。
・岐阜県は山も川も綺麗な所だと思う。守っていかなければと思っている。
・岐阜の河川や沼にはネコギギやハリヨなど、この地域特有で貴重な生物がいる。なんとか絶滅など
にならないように対策を打っていただきたい。
・下水道の普及によって集落水路の水が流れずに、水生生物が減少している。
・自然環境の問題も、子どもの時からの学習が大切だ。教科での学びと、社会見学に取り入れる。同
時に、父兄も啓蒙したいものだ。
・自然を楽しめるための標識、トイレ、散策道や自然環境センターを作ってほしい。
・自然環境には、人が入らない、触れない自然、人と共生する自然等様々あるように思う。施策もそ
れぞれの自然に相応しいものであって欲しい。
・環境を壊さないようにしてほしい。原発もやらないでほしい。
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
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