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認定情報技術者申請書 記入要領・記入例
◆認定情報技術者申請書 記入要領・記入例 「認定情報技術者申請書」には、合格した情報処理技術者試験(高度試験)、勤務先情報、年齢、および、申請 理由や得意とする業務分野を簡潔に記述する。 項目と記入要領 項目 提出日 職種 専門分野 申請レベル 合格試験 勤務情報 年齢 申請理由 得意分野 推薦者 倫理要綱 記入要領 申請書を提出する日付を記入する。 認定申請する IT スキル標準(ITSS)職種の名称を確認する。 (「対象職種、専門分野」を参照) 認定申請する ITSS 職種の専門分野名を確認する。 (「対象職種、専門分野」を参照) 認定申請する ITSS レベルを確認する。(現在はレベル 4 のみ) 情報処理技術者試験の高度試験のうち、合格している試験にチェックする。また、チェックした 試験の合格証書のコピーを添付する。 申請者の勤務に関する情報を記入する。但し、勤務先が無い場合、勤務先を記入したくない 場合は記入不要。 年齢を記入する。 申請する職種と専門分野においてレベル 4 に該当することを示すために、ビジネス貢献およ びプロフェッショナル貢献の要約を、300~400 字程度で簡潔に記述する。 申請者が、申請する認定情報技術者のプロフェッショナルとして得意とする分野について、ス キル熟達度チェックシートに記載した内容の要約を含めて、200~300 字程度で具体的かつ 簡潔に記述する。(この「得意分野」欄は、「申請理由」欄に記述した申請者の実績の特徴(個 性)を詳細に示すための記述欄) 推薦者氏名、フリガナを記入する。 倫理要綱・行動規範を遵守することを示す。 1 認定情報技術者申請書 記入例 一般社団法人 情報処理学会殿 下記により、認定情報技術者の審査を申請します。 提出日:西暦 2011 年 4 月 1 日 職種 専門分野 申請レベル 合格試験 (合格証書 のコピーを 添付のこと) 勤務情報 年齢 申請理由 得意分野 推薦者 倫理要綱 アプリケーションスペシャリスト 業務システム ■レベル 4 □ITストラテジスト試験 (旧試験 □システムアナリスト) □上級システムアドミニストレータ) □システムアーキテクト試験 (旧試験 ■アプリケーションエンジニア) □プロジェクトマネージャ試験 □ネットワークスペシャリスト試験 (旧試験 □テクニカルエンジニア:ネットワーク) □データベーススペシャリスト試験 (旧試験 □テクニカルエンジニア:データベース) □情報セキュリティスペシャリスト試験 (旧試験 □テクニカルエンジニア:情報セキュリティ □情報セキュリティアドミニストレータ) □ITサービスマネージャ試験 (旧試験 □テクニカルエンジニア:システム管理) 勤務先名 お茶の水情報システム株式会社 支店・部課名等 職位 情報システム部 企画課 課長 35 歳 私は入社以来 10 年間、小売業のシステム開発を主に 3 社 8 プロジェクトを経験し、システム の要件定義よりシステム移行までのフルライフサイクルの実績を有する。 業務経歴書の実績 No.1 に関しては、昨年 1 月よりA社における物流・販売業務プロジェクトの 業務系責任者として、顧客の物流事業部長、販売事業部長と、物流・販売システム再構築を 実施した。実績 No.2 においても、小売業の広範囲の業務系スキルを活用し会社のビジネスに 貢献するとともに、プロジェクト内でのメンタリングを実施し 2 名のアプリケーションスペシャリス トを育成した。これらのプロジェクトの成果は、論文として寄稿し、社内論文として入選し、論文 集に掲載された。 上記に述べたこれらの実績は、レベル 4 のアプリケーションスペシャリストとしての条件を満足 していると考え、今回、認定申請する。 小売業における物流・販売業務。特にソフトウェアエンジニアリング関連技術のスキルを活用 し、新規開発もしくは ERP パッケージを活用して個社向けソリューションを実現する分野。提案 書作成からシステム稼動までの全ての局面の経験を有するが、特に、物流・販売システムの 特徴である在庫・発注・配送の要件を、仮説検証型コンサルテーション手法によりフィットギャ ップ分析し定義することを得意分野としている。得意分野の経験を社内の知的資産データベ ースに登録し、共有化することにより、社内のビジネス遂行の効率化と利益率の向上に貢献 している。(2011 年 3 月末現在 参照プロジェクト数 28 件、横展開プロジェクト数 3 件) フリガナ スイセン イチロウ 氏名 推薦 一郎 ■ 認定情報技術者の倫理要綱・行動規範を遵守します。 (同意する場合は、文頭の□を■にする。) (様式 1-140730S) 2 ◆主要業務・研修・資格・プロフェッショナル貢献の記録 記入要領・記入例 「主要業務・研修・資格・プロフェッショナル貢献の記録」は、認定申請のためだけではなく、日頃から、業務や 研修が終了するたびに、各自がその実績を記録しておくための文書である。認定申請の際は、この文書を、 OFF-JT、OJT の双方を含めた総合的な記録文書として提出する。 項目と記入要領 ~ ビジネス貢献と研修に関する記録 ~ <主要業務実績> 「主要業務実績」には、申請者が過去に実施した業務(プロジェクトまたはサービス)について、業務経歴書の 実績として含まれないものも含めて記述する。 項目 記入要領 期間 実績として記述する当該業務に対して、申請者が参画した期間(年月)を記入する。 申請者が当該業務に参画した局面と、チームにおける役割(リーダ、責任者)を記入 役割 する。 申請職種の達成度指標の複雑性や専門性のポイントを簡潔に記入する。また、当 業務内容 該業務の概要を記述する。 業務経歴書に詳細が記述されている業務の場合は、その実績No.を記入する。こ れは、過去 5 年(申請案内参照)に行った業務であること。 (注)カスタマサービスと IT サービスマネジメントの職種においては、業務を一定年 実績No. 数以上(レベル 4 では 2 年以上)成功裡に遂行した経験と実績が要求されてい る。1 つの業務で要求された年数(レベル 4 では 2 年以上)を満たす場合は、 No.1 のみでよい。一方、3 つ以上の業務で要求された年数(レベル 4 では 2 年 以上)が満たされる場合は、その数まで記入する。 <研修受講> 「研修受講」には、当該職種のスキル開発上重要な研修の受講実績を記載する。 項目 記入要領 受講年月 受講した研修の受講年月を記入する。 研修コース名 受講した研修コース名称を記入する。 主催者 受講した研修コースの主催者を記入する。 期間 受講した研修コースの日数を記入する。 研修内容・目的 受講した研修の概要または受講した目的を記述する。 社内/社外区分 受講した研修の主催者区分(社内/社外)を記入する。 <資格取得> 「資格取得」には、プロフェッショナルとしての活動に必要とされる資格について、合格・取得済の資格名や有効 期限等を記述する。 項目 取得年月 資格名称 有効期限 記入要領 取得した資格試験等の取得年月を記入する。 取得した資格試験等の資格名称を記入する。 取得した資格試験等に有効期限が設定されている場合は、その期限を記入する。 ~ プロフェッショナル貢献に関する記録 ~ 「著作・論文」以降の項目は、過去 5 年(申請案内参照)間に行った、IT スキル標準の達成度指標に示された 「プロフェッショナル貢献」に関する記録である。業務経歴書に記入した業務と直接的なつながりがない実績に ついては、本欄以外にその実績を示す箇所がないため、本欄に過不足無く記載する。 3 <著作・論文> 申請職種、申請専門分野に合致したものを記載する。ただし、単独著書だけでなく共著も可とする。 項目 記入要領 発表年月 著作・論文等の発表年月を記入する。 著作・論文名 著作・論文等の名称(題名)を記入する。 出版社・学会・論文誌 著作の出版社名、論文を発表した学会名や論文誌名、社内発表会等のイベント名 名、社内イベント名 を記入する。 具体的内容 著作・論文等の内容(概略)を記述する。 社内/社外区分 著作・論文の掲載・発表先の社内/社外の区分を記入する。 <講演・講師> 申請職種、申請専門分野に合致したものを記載する。 項目 記入要領 発表年月 講演の開催年月や講師等を務めた年月を記入する。 講演タイトル名 発表を行った講演名を記入する。 主催・イベント名 講演会の主催者・イベント名を記入する。 具体的内容 発表を行った内容(概略)を記述する。 社内/社外区分 発表機会の社内/社外の区分を記入する。 <特許出願> 申請職種、申請専門分野に合致したものを記載する。 項目 記入要領 出願年月 特許等知的財産の出願年月を記入する。 特許番号・特許名 特許等知的財産の特許番号・名称(題名)を記入する。 具体的内容 特許等知的財産の内容(概略)を記述する。 <学会・コミュニティ活動> 申請職種、申請専門分野に合致したものを記載する。 項目 記入要領 活動期間 関連学会やコミュニティで活動を行った期間を記入する。 名称 関連学会やコミュニティの名称を記入する。 活動内容 関連学会やコミュニティ活動の内容(概略)を記述する。 社内/社外区分 活動の社内/社外の区分を記入する。 <後進の育成> 申請職種、申請専門分野に合致したものを記載する。ただし、自身のビジネス貢献に該当するプロジェクト以 外の場での活動を記載する。 項目 記入要領 活動期間 後進育成を行った期間を記入する。 名称 後進育成の名称を記入する。 活動内容 後進育成の内容(概要)を記述する。 社内/社外区分 活動の社内/社外の区分を記入する。 4 認定情報技術者申請書(2) 記入例 主要業務・研修・資格・プロフェッショナル貢献の記録 <主要業務実績> 期間 2010 年 1 月 ~ 2010 年 12 月 2009 年 7 月 ~ 2009 年 12 月 役割 全局面の開発チー ム責任者 全局面の開発チー ム責任者 2009 年 1 月 ~ 2009 年 6 月 全局面の開発チー ム責任者 2007 年 1 月 ~ 2008 年 12 月 2006 年 4 月 ~ 2006 年 12 月 外部設計~システ ムテスト開発チーム リーダ 外部設計~システ ムテスト開発チーム リーダ 業務内容 販売・物流システムの再構築。ビジネスモデルの変更に 伴い、最新のパッケージと IT 技術を採用し、業界のリーデ ィングエッジの業務システムを構築する。 EC業務でWeb技術を採用し、全国9支店にアプリケーシ ョンサーバを配置し構築、データサーバは本社に配置。業 界初のアプリケーションで他社との優位性を確保する。 顧客管理システムの情報を利用したCallCenterシステム を地方に構築しシステムコストを削減するとともに、地方 の雇用促進を図り、地域に貢献する。システム以外に要 員の教育もプロジェクトスコープに含まれる。 企業合併にともなう全社システム再構築。販売・物流業務 に責任を持つ。UI系はJavaを全面的に採用。24時間36 5日運用が前提。 販売・物流業務システム開発。オブジェクト指向開発手法 を使用。言語はJava、C++を採用。データベースはER 図により設計・構築。その他はUMLにて記述。 実績 No No.1 No.2 - - - <研修受講> 受講年月 研修コース名 主催者 期間 2008 年 4 月 業務システム設計上級 A社 5 日間 2007 年 4 月 業務システム構築上級 A社 5 日間 2006 年 1 月 小売業アプリケーション B社 動向 3 日間 社内/外 区分 研修内容・目的 IT スキル標準研修ロードマップ 参照 IT スキル標準研修ロードマップ 参照 業界別コース(小売業における ビジネス動向と業務アプリケー ションに求められる要件の変化 を学ぶ) 社外 社外 社外 <資格取得> 取得年月 2007 年 6 月 資格名称 有効期限 ビジネスキャリア制度(営業・マーケティング分野)中級 年 月 2006 年 12 月 情報処理技術者試験(アプリケーションエンジニア) 年 月 2005 年 10 月 年 月 ORACLE Platinum <著作・論文> 注 1:申請職種、申請専門分野に合致したものを記載する。 発表年月 2007 年 10 月 著作・論文名 出版社・学会・論文誌 名、社内イベント名 IT スキル標準を活用し たアプリケーションスペ 情報処理学会 シャリスト育成の考察 5 注 2:共著も可 具体的内容 社内/外 区分 アプリケーションスペシャリス トの効果的な育成のためのメ 社外 ンタリング方法の提言 2006 年 10 月 小売業における EC ア プ リ ケー シ ョンの 生 産 社内技術報告会 性向上論 小売業における業界標準を踏 まえた EC アプリケーションに 関する開発生産性指標の設 社内 定と向上のための方法論提 言 <講演・講師> 注 1:申請職種、申請専門分野に合致したものを記載する。 発表年月 2005 年 11 月 年 講演タイトル名 主催・イベント名 社内/外 区分 具体的内容 小売業における EC の現状と競 小売業における EC の 小売業セミナー(社 争力強化のための情報化企画 現状と競争力強化 内講演) への提言 社内 月 <特許出願> 注 1:申請職種、申請専門分野に合致したものを記載する。 出願年月 2005 年 1 月 特許番号・特許名 具体的内容 特開 2005-XXXXXX 小売業におけるERPパッケージを活用した物流・販売業務のシス 小売業におけるERP テム開発における、要求定義、要求分析、要件定義、フィットギャ パッケージ活用プロジ ップ分析のための、プロセス、アウトプット様式を持った方式。 ェクトプロセスフロー <学会・コミュニティ活動> 注 1:申請職種、申請専門分野に合致したものを記載する。 活動期間 2005 年 2 月 ~ 2006 年 12 月 2003 年 1 月 ~ 2005 年 1 月 名称 社内/外 区分 活動内容 APSコミュニティ APS育成部会にてメンタリング手法研究会にて活動 社内 情報処理学会 モデリング手法研究会にて活動 社外 <後進の育成> 注 1:申請職種、申請専門分野に合致したものを記載する。 注 2:業務経歴書で申請した 実績以外の場での活動を記載する。 活動期間 名称 社内/外 区分 活動内容 他部門からの依頼で、顧客業務システム開発プロジェ 他プロジェクトのドキュ クトのドキュメントレビューに有識者として参画し、アプ メントレビュー リケーションスペシャリストレベル 3 相当の担当者のス キルアップを実施。 申請職種であるアプリケーションスペシャリストを含む 2010 年 3 月及 社内プロフェッショナル 社内プロフェッショナル認定(年 2 回)に面接審査員と び9月 認定審査 して参画 2009 年 10 月 ~ 2009 年 12 月 社内 社内 (様式 2-140730S) 6 ◆業務経歴書 記入要領・記入例 過去 5 年(申請案内参照)に行った業務であること。 以下の要領に沿って記入するが、技術的説明は、一般的な内容ではなく、プロジェクトまたはサービス固有の 内容を具体的に記入すること。 ライン業務やサポート業務など、定常的な業務であっても、内容が IT スキル標準の要件に合致していれば、プ ロジェクトとみなして記入して良い カスタマサービスと IT サービスマネジメントの職種においては、業務を一定年数以上(レベル 4 では 2 年以上) 成功裡に遂行した経験と実績が要求されている。1 つの業務で要求された年数(レベル 4 では 2 年以上)を満た す行った場合は、業務経歴書と達成度指標チェックシートは実績 No. 1 のみの記入でよい。一方、3 つ以上の業 務で要求された年数(レベル 4 では 2 年以上)が満たされる場合は、業務経歴書と達成度指標チェックシートを スキル熟達度チェックシートの前に必要数コピーし、実績 No. 3 などとして記入する。 項目と記入要領 職種=ITアーキテクト、プロジェクトマネジメント、ITスペシャリスト、アプリケーションスペシャリス ト、ソフトウェアデベロップメント の場合 項目 実績No. プロジェクト名 プロジェクト規模 プロジェクト期間 プロジェクト参画期間 プロジェクト概要 業務概要 記入要領 「主要業務・研修・資格・プロフェッショナル貢献の記録」との対応付けのための実績 No. プロジェクトの名称 プロジェクトの総工数(人月)とピーク時の人員数について計画と実績を記入 プロジェクトの期間について計画と実績を記入 申請者が参画したプロジェクト期間の実績を記入、参画した期間のフェーズ(工程 名)を記入 申請者が参画したプロジェクトの全体像を明確にするために、その概要を記入 ・顧客 顧客の業種、適用業務を記入 ・ビジネス要件 ビジネス上の要件、制約について記入 ・プロジェクト要件 機能/非機能要件、性能、コスト要件、信頼性などについて記入 ・契約形態 準委任や請負などの形態について記入 なお、記入した要件に関する結果は、プロジェクト結果の評価や顧客評価の欄に記 述する。 申請者に課せられたことを技術的に明確にするために、申請者が担当した業務の 概要を記入 ・活用技術 プロジェクトで必要となるスキル項目、知識項目を記入。 ビジネス要件・プロジェクト要件から一般的に類推されるものとは異なる技術を 利用した場合は、その理由・根拠を記入する。 ・納入物/提供サービス 仕様書、プログラム、サービス・システムなどの該当するものを、その内容が分 かるように記入。 内容が分かれば、仕様書名やプログラム名、サービス名でも良い。 ・品質要件 7 プロジェクトでの役割 プロジェクト体制 プロジェクトの課題と 対応 システム構成/ソフト ウェア構成 プロジェクトに適用し た主要な手法/工夫 コミュニケーション マネジメント リスクマネジメント プロジェクト結果の 評価 顧客評価 後進育成への貢献 活かした専門性 その他補足事項 申請職種に応じ、以下について記入 - ITアーキテクト 機能性、信頼性、移植性、その他 - プロジェクトマネジメント 要求品質、コスト、納期、その他 - ITスペシャリスト 性能、回復性、可用性、その他、 - アプリケーションスペシャリスト 機能性、回復性、利便性、その他 - ソフトウェアデベロップメント 機能性、信頼性、その他 ・複雑性要件 業務要件、技術分野、種々条件などについて、達成度指標チェックシートでチェ ックした複雑性の該当項目すべてをコピーし、その後に説明を記入 なお、記入した要件に関する結果は、プロジェクト結果の評価や顧客評価の欄に記 述する。 申請者の役割と責任範囲を明確にするために、プロジェクトの中での自分の役割を 選択し具体的に記入(申請内容に沿った役割を記入) 申請者の役割と責任範囲を明確にするために、プロジェクト全体の責任分担と要員 数、申請者が責任をもつ範囲と要員数(そのチームのリーダも含める)とがわかる体 制図を記入 申請者がスキルを発揮した主要な場面を明確にするために、プロジェクト全体の課 題と対応、責任範囲での課題と対応を、プロジェクト開始時と遂行時別に記入 申請者が扱ったものの複雑さを明確にするために、プロジェクトの対象となったシス テム構成、またはソフトウェア構成を記入。説明だけで分かりにくい場合は、構成図 を記入。 申請者がスキルを発揮した主要な場面を明確にするために、業務概要の活用技術 と関連させて、プロジェクトに適用した主要な手法/工夫とその適用理由を記入 申請者が役割と責任を果たすために採用した手段を明確にするために、当該業務 にて採用したコミュニケーションマネジメントとして、会議体、機能、主催者と申請者 の役割について記入 申請者のスキル発揮を明確にするために、プロジェクトに適用したリスクマネジメン ト手法、および主なリスク項目と対応策を記入 申請者が責任を果たしたことを明確にするために、プロジェクト概要や業務概要で 記入した要件に関するプロジェクトの評価について記入 ・ビジネス 収益性、品質管理、タイムマネジメント等 ・テクニカル 機能面、品質面等 ・パーソナル 要員管理等 申請者が責任を果たしたことを明確にするために、プロジェクト概要や業務概要で 記入した要件に関するプロジェクトの結果について顧客からの評価を記入 申請者がプロジェクト遂行以外にプロフェッショナルとして貢献したことを明確にする ために、プロジェクト遂行の中で実施された後進育成について記入 (注)このプロジェクトで実施しなかった場合は、この欄には「実施せず」と記述する。 少なくとも、1 つの業務経歴書、または、様式 2「主要業務・研修・資格・プロフェッショ ナル貢献の記録」の<後進の育成>欄で、実績を記述すること。 申請者がスキルを発揮してメンバを指導/指揮したことを明確にするために、申請し た職種/専門分野に関連してプロジェクトの中で活かした専門性について、達成度 指標チェックシートでチェックした専門性の該当項目すべてについて具体的に記入 プロジェクト遂行の中でその他自分の持ち味を活かした特筆事項があれば記入 8 職種=カスタマサービス、IT サービスマネジメント の場合 項目 サービス名 サービス規模 サービス参画期間 サービス概要 業務概要 サービスでの役割 サービス体制 サービス提供におけ る課題と対応 記入要領 サービスの名称(ライン業務やサポート業務など、定常的な業務であっても、内容が IT スキル標準の要件に合致していれば、サービスとみなして記入して良い) 申請職種・専門分野に応じ、サービスの規模を記入 - カスタマサービス・ハードウェア、カスタマサービス・ソフトウェア サービス対象ユーザの具体的範囲 (ユーザ数・拠点数、対象地域の範囲、 対象とする業界・企業など)、) - カスタマサービス・ファシリティ ファシリティの(拠点)数と床面積、または、ネットワーク拠点数 - IT サービスマネジメント 管理する要員数、または、年間契約金額 申請者が参画した期間の実績を記入 申請者が参画したサービスの全体像を明確にするために、その概要を記入 ・顧客 顧客の業種、適用業務を記入 ・サービス内容 どのようなサービスか、サービス項目を記入 アプリケーションやシステム、ネットワーク構成などを記入 ・ビジネス要件 ビジネス上の要件、制約について記入 ・サービスレベル要件 SLA の内容でサービスレベル目標に該当する項目などについて記入 ・契約形態 準委任や請負などの形態について記入 なお、記入した要件に関する結果は、サービス状況の評価や顧客評価の欄に記述 する。 申請者に課せられたことを技術的に明確にするために、申請者が担当した業務の 概要を記入 ・業務内容 業務の概要を記入。 ・活用技術 業務で必要となるスキル項目、知識項目を記入。 ・品質要件 申請職種に応じ、以下について記入 - カスタマサービス 使用性、保守容易性、その他 - ITサービスマネジメント 顧客満足度、安全性、信頼性、効率性、その他 ・複雑性要件 業務要件、技術分野、種々条件などについて、達成度指標チェックシートでチェ ックした複雑性の該当項目すべてをコピーし、その後に説明を記入 なお、記入した要件に関する結果は、サービス状況の評価や顧客評価の欄に記述 する。 申請者の役割と責任範囲を明確にするために、サービス体制の中での自分の役割 を選択し具体的に記入(申請内容に沿った役割を記入) 申請者の役割と責任範囲を明確にするために、サービス体制全体の責任分担と要 員数、申請者が責任をもつ範囲と要員数(そのチームのリーダも含める)とがわかる 体制図を記入 申請者がスキルを発揮した主要な場面を明確にするために、サービス提供全体の 課題と対応、責任範囲での課題と対応を記入 9 サービスに適用した 主要な手法/工夫 コミュニケーション マネジメント リスクマネジメント サービス状況の 評価 顧客評価 後進育成への貢献 活かした専門性 その他補足事項 申請者がスキルを発揮した主要な場面を明確にするために、業務概要の活用技術 と関連させて、サービスに適用した主要な手法/工夫とその適用理由を記入 申請者が役割と責任を果たすために採用した手段を明確にするために、当該業務 にて採用したコミュニケーションマネジメントとして、会議体、機能、主催者と申請者 の役割について記入 申請者のスキル発揮を明確にするために、サービス提供に適用したリスクマネジメ ント手法、および主なリスク項目と対応策を記入 申請者が責任を果たしたことを明確にするために、サービス概要や業務概要で記入 した要件に関するサービスの評価について記入 ・ビジネス 収益性、品質管理、タイムマネジメント等 ・テクニカル 技術機能面、品質面等 ・パーソナル 要員管理等 ・プロセス サービス提供プロセスの視点での継続的改善等 申請者が責任を果たしたことを明確にするために、サービス概要や業務概要で記入 した要件に関するサービスの結果について顧客からの評価を記入 申請者がサービス業務遂行以外にプロフェッショナルとして貢献したことを明確にす るために、サービス業務遂行の中で実施された後進育成について記入 (注)このサービスで実施しなかった場合は、この欄には「実施せず」と記述する。 少なくとも、1 つの業務経歴書、または、様式 2「主要業務・研修・資格・プロフェッショ ナル貢献の記録」の<後進の育成>欄で、実績を記述すること。 申請者がスキルを発揮してメンバを指導/指揮したことを明確にするために、申請し た職種/専門分野に関連してサービス業務の中で活かした専門性について、達成度 指標チェックシートでチェックした専門性の該当項目すべてについて具体的に記入 サービス業務遂行の中でその他自分の持ち味を活かした特筆事項があれば記入 10 認定情報技術者申請書(3) 記入例 業務経歴書 (アプリケーションスペシャリスト) 実績 No.1 (注) 技術的説明は、一般的な内容ではなく、プロジェクト固有の内容を具体的に記入すること。 プロジェクト名 プロジェクト 規模 プロジェクト 期間 プロジェクト 参画期間 プロジェクト 概要 業務概要 e コマースアプリケーション構築プロジェクト 計画 500(内顧客 30)人月 総工数 ピーク時 計画 75(内顧客 10)人 (人月) 人数 実績 500(内顧客 30)人月 実績 75(内顧客 10)人 計画 2010 年 1 月~2010 年 12 月 実績 2010 年 1 月~2010 年 12 月 実績 2010 年 1 月~2010 年 12 月 参画フェーズ 要求分析からシステム試験までの全工程 顧客 小売業の販売管理システム 顧客の BPR の一環として、小売業での新たなビジネス形態の Web を利用し た e コマースにより販売チャネルを構築するとともに、顧客情報、販売管理情 報を蓄積することにより、マーケティング戦略策定の基盤を整備し、売上向 ビジネス要件 上に寄与する。 消費者の顧客満足度向上のために新谷お客さま相談センターを設立するに あたり、その要員の教育訓練の基盤・仕組みを確立する。 稼働時期は、客先中期計画の開始時期 2011 年 4 月に先立つ 2010 年 12 月 とし、4 か月を併行稼働期間とした。 IT 業界標準の積極的な採用(ハードウェア、ソフトウェア、開発手法等) 小売業としての先進的な販売チャネルの確立(e コマース等) プロジェクト 365 日運用(8:00-24:00) 要件 新顧客情報データベースの構築(店舗、インタネット) 四半期ごとのマーケティング戦略策定のための販売管理情報データベース の構築 既存情報との連動 お客さま相談センター運営システムの構築 要件定義局面については工数提供による確定料金の準委任 契約形態 基本設計~システムテストは成果物コミットによる一括請負 アプリケーション開発技術:オブジェクト指向による分析、設計、開発 活用技術 業界ビジネス動向:世界の e コマース導入実績 要求定義書 納入物/提 仕様書(クラス図、シーケンス図、ER 図、状態遷移図等) 供サービス プログラム(C1000 本、(600KLOC)、JAVA1800 本(900KLOC) テスト仕様書、テスト報告書 【機能性】 お客さま相談センターにてピーク時、100 件/時間の処理が完了すること。新 顧客情報システムにてピーク時、20 件/秒のトランザクションが処理出来るこ と。 品質要件 【回復性】 障害時、縮退運転が可能なこと。 【利便性】 既存情報と連動し、マーケティング戦略策定に資する情報アクセスが可能な こと。 11 ■新技術で大手企業で実績のないものあるいは事例が見当たらないテクノロ ジーを使用 客先の中期計画に連動するシステムで中期計画中のシステム更改を可能な 限り避けるという要件によりトランザクションの増加に柔軟に対応するため実 績の少ないブレードサーバを使用した。OS についても LINUX を使用すること で、業界の アプリケーションプラットフォームとしても実績がなかった。 複雑性要件 立場 プロジェクト での役割 具体的に ■複数のシステム形態が共存(トランザクション処理、クライアントサーバ、 Web 等) 既存情報は汎用機に配置され、新顧客情報データベースはインタネット経由 のトランザクションとして UNIX サーバを使用する。店舗のアプリケーションサー バ及び本部のアプリケーションサーバのクライアントサーバシステムとして稼 働する。 ■各業種代表的、業種横断的又は国内有数規模のシステム 小売業において初の E コマースアプリケーションであり、国内にリファレンスと なるシステムが存在していなかった。したがって、アプリケーションに関するパ フォーマンス、リカバリ等機能要件と制約を定義することが必須であった。 □責任者 ■リーダ □メンバ 業務チームのチームリーダとして、運営に関する責任を持つとともに、アプリ ケーションに関する要員、納品物、コスト、品質、納期に責任を持つ。 日本の小売業界初の EC アプリケーションであり、欧米の先進事例の調査、 問題点の把握等リスクを特定し解決策(重要、回避等)を実施した。 お客さま相談センターの業務については、他業種のヘルプデスク機能、コー ルセンター等の事例調査により、リスク特定の参考とした。 プロジェクト全体のサイズ(金額/要員数)の 75%にあたるアプリケーション部 分を責任範囲とした。 PM プロジェクト 体制 業務チーム (最大 45 人) 基盤チーム (最大 20 人) お客さま相談 センターチーム (最大 10 人) TL:申請者 プロジェクト 開始時 プロジェクトの 課題と対応 プロジェクト 遂行時 顧客の業務担当者が兼任のため組織的対応が弱かった。 →プロジェクトレビューの機会を多くし、業務担当者と連絡を密にした。 業務チームの協力会社がサブシステムごとに分かれており協力会社間の協 業体制に問題が予測された。 →協力会社間の情報共有を目的とした定例会議を実施。 協力会社のZ社は顧客関連会社のため統制に考慮が必要であった。 →役割と責任範囲を明確にして活動を進める。 日本で初の業界のアプリケーションであるため協力会社も含め業務知識の 習得を早期に実施する必要があった。 業務の特性からアプリケーション開発手法としてオブジェクト指向開発を採用 したが業務チーム内に経験者が不足しており標準化の確立・徹底に考慮す る必要があった。 12 システム構成 業務システム /ソフトウェア システム構成および詳細は別紙参照 構成 小売業の Web ベースの EC アプリケーション開発において UML を記述言語としてオブジェク ト指向の開発手法にて開発を実施した。オブジェクト指向開発を採用した理由は顧客のフェ プロジェクトに ーズ 2 以降の開発においての再利用のための部品整備、蓄積が不可欠であると判断したた 適用した主要 めである。記述言語で UML を採用した理由は顧客の業界標準を取り入れたいという要望と オブジェクト指向の開発においては最適であると判断したためである。 な手法/工夫 さらに開発した部品を汎用化し同業他社に横展開をし、生産性向上、ビジネス獲得に寄与し た。 顧客も含めた業務チームミーティングを隔週木曜日(休日が多い)に実施し、業務チームを コミュニケー 運営した。その他フォーラム DB を設置して、コミュニケーションの活性化を図った。 ションマネジ 協力会社代表者会議に毎月参加し、協業の体制づくりに貢献した。 メント PM とともに顧客と折衝し Z 社の立場を明確にし推進した。 小売業 EC アプリケーションは業界初であり、参照するケースが無いため、英国、米国の先 進事例を参照するとともに他業種の事例を参照し、リスク回避した。 取引件数の見積りが困難なため、応答時間の予測が困難であった。 リスク 開発チームにおいて大規模オブジェクト指向プロジェクトの経験者が少なかったため、要件 マネジメント 定義、外部設計局面において、社内スペシャリストに依頼し、メンバに対するオブジェクト指 向による分析、設計研修を実施した。さらに、要件定義、外部設計局面において、アプリケ ーションに関するレビューを実施した。 プロジェクト要件の一つであるシステムの稼働時期を維持したことにより、当 ビジネス 初予定した通りの売上・利益を確保した。 プロジェクト 結果の評価 顧客評価 後進育成 への貢献 活かした 専門性 その他 補足事項 オブジェクト指向の開発手法による大規模なシステム開発であったが、デー タに関しては成果物として正規化を実施し、ER 図を作成しデータベースを構 テクニカル 築した。 データアクセスについては、トランザクション量の見積りが困難であったた め、特に排他制御について留意し求められる機能・性能を実現した。 業務チーム要員のオブジェクト指向開発の経験不足については、研修およ び業務リーム内講習会にて補完することとした。 システムテスト時点では顧客業務リーダと協議し、3交替制で顧客・弊社チー ムを編成することとした。運用テストについても、顧客業務リーダ経由でエン ドユーザへの実習教育を実施した。 パーソナル サブシステムごとに協力会社が異なっていたことから、コミュニケーションを 円滑にするために、協力会社責任者会議に参加し、進捗・問題点等の共通 認識を持つようにした。 プロジェクト開始時より定期的な会議体を設置し、業務チーム内のコミュニケ ーションを実施した。 プロジェクトの成果についての満足度調査で、5 点満点で 4.8 の評価を得た。 プロジェクトの成果について満足された結果、保守契約も締結された。 新人プロジェクトメンバ1名を、APS のレベル 2 相当に育成した。プロジェクトに配属されるま では開発技法、業務知識とも乏しかったが、業務分析、業務設計、開発局面において顧客と の会議の議事録作成業務を担当させることにより、業務知識、作業工程とアウトプットの検 証方法に関して、重点的にスキルを向上させたことにより、総合テスト局面においてテストシ ナリオに基づき独力でテストケースの作成、テスト実施、検証作業が出来るようになった。 今回のプロジェクトにおいて、小売業の大規模プロジェクトでのオブジェクト指向設計におけ るリスク識別、およびリスクマネジメントを業務分析、デザイン、およびプロジェクトマネジメン トのスキルを活用し実施し、事例として、社内セミナーで発表するとともにプロジェクト報告書 として、知財データベースに登録した。 (様式 3-APS-140730S) 13 記入例 ◆達成度指標チェックシート 認定情報技術者申請書(4) 達成度指標チェックシート (アプリケーションスペシャリスト/業務システム) 実績 No.1 達成度に関する自己申告 責任性(顧客に対する立場の責任を示す。該当する項目をチェックする。) □責任者 ■リーダ □メンバ 複雑性(プロジェクトの難易度を示す。該当項目をチェックする。) □複雑な業務要件が多岐に亘り存在し、幾つかの特殊な業務要件が含まれる ビ ジ ネ ス 貢 献 ■新技術で大手企業で実績のないもの、あるいは事例が見当たらない使用実績の少ないテクノロジー を使用 ■複数のシステム形態が共存(トランザクション処理、クライアントサーバ、Web 等) □ミッションクリティカルなシステムであり高品質を要求 ■各業種代表的、業種横断的又は国内有数規模のシステム □クロスプラットフォームでのアプリケーション □24時間365日の連続稼働が要求され、変更、保守、障害回復に高度な設計が必要 □限られた期間内で要求される業務形態の変更度合いが大きい サイズ(プロジェクトの規模を示す。該当する場合、チェックする) ■開発チームのピーク時要員数3人以上 プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル 貢 献 専門性(専門性を発揮し、貢献している主要テーマをチェックする。) ■アプリケーション部分のコスト、スケジュール、リスクの管理 技術の継承(実施・貢献した項目をチェックする。) ■学会、委員会などプロフェッショナルコミュニティ活動 □著書 ■社外論文掲載 ■社内論文掲載 ■社内講師 ■特許出願 □社外講師 後進の育成(メンタリング、コーチング等で育成した職種にチェックする。) ■アプリケーションスペシャリスト □その他の職種( ) (様式 4-APS/BS-140730S) [業績 No. 2 に対応する業務経歴書、および達成度指標チェックシートは省略しています。] 14 ◆スキル熟達度チェックシート 記入例 認定情報技術者申請書(5) スキル熟達度チェックシート (アプリケーションスペシャリスト/業務システム) (注) ※スキル項目ごとに、業務実績の中でどのような場面でどのようなスキルを活用したかを簡潔に記述する。 ※達成度指標チェックシートでチェックした責任性や複雑性への対応が分かるように記述する。 ※IT スキル標準 V3 2011 の「3 部スキル編」の「スキル領域とスキル熟達度」を見て記述する。 http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/download_V3_2011.html 共通スキル項目 スキル熟達度に関する自己申告 (開発/適用のチームリーダとして、業務要件、技術要件分析を行うことができる。) 業務分析 務の DFD を作成した。その際、ユーザニーズをシステム化するものと、業務プロセスの変 更で対応するものとに分類し、開発期間、コストの最適化を図った。 (開発/適用のチームリーダとして、複雑性の高い技術的問題解決を実践するとともに全開発局面を遂 行することができる。※複雑性の高い技術的問題を具体的に明記すること) テクノロジ 実績 No.2 の EC 業務構築にあたり、Web 技術を採用し、各支店の分散アプリケーション サーバと本社のデータサーバの 2 層の配置として、本社において排他制御を一括で行う ことにより、データの保全性を確保したデータベース設計を実施した。 2 層構造を採用したのは、顧客との議論において、支店にはシステムに関する専門家が いないため障害時のデータリカバリが困難との結論になったためである。 (開発/適用のチームリーダとして、開発環境要件、データベース要件を満たすアプリケーションデザイ ンを実施することができる。) デザイン 実績 No.1 の販売物流システムの再構築にあたり、モデリング技法によりデータとプロセ スモデルを設計した。さらに物流量の予測が当初困難であったため顧客と協議し、プロト タイプによりパフォーマンス・シミュレーションを実施するようチームメンバに対しガイドし た。 (開発/適用のチームリーダとして、最適開発手法、開発支援ツール、テスト技法等のソフトウェアエン ジニアリング技術に関して経験の浅いメンバに対してアドバイスを与え、システム開発を遂行することが ソフトウェア エンジニアリング できる。) 実績 No.2 の EC 業務構築にあたり、顧客のフェーズ 2 以降の開発において再利用のた めの部品整備、蓄積し、開発の生産性向上の要件を満足させるために、オブジェクト指 向の開発を採用した。顧客、チームメンバともに、オブジェクト指向開発の経験が少なか ったため開発支援パッケージを利用した。 (開発/適用のチームリーダとして、コンサルティング技法を適用し、プロジェクトを実施することができ る。) コンサルティング 技法の活用 実績 No.2 の EC 業務構築にあたり、顧客へのヒアリング結果を基に、各支店に対し仮説 検証技法によりヒアリングを実施し、要件定義書を作成した。仮設検証技法を利用したの は、本社業務のヒアリングにおいて各支店での業務運用に相違があることが想定された ため、新業務プロセス策定のモデルを想定し、各支店のフィージビリティを見極めるため である。 15 (開発/適用のチームリーダとして、知的資産のデータベース化、活用、維持、管理を行い、プロジェクト 知的資産管理 (Knowledge Management) 活用 を効率的、高品質に実施することができる。) 実績 No.2 の EC 業務構築における、オブジェクト指向設計、開発時のリスク識別およびリ スクマネジメントに関するドキュメントをまとめ、社内の知財データベースに登録した。こ のドキュメントは年間 5 件程度参照され、社内の開発生産性はもとより、提案時の有効ツ ールとして利用されている。 (開発/適用のチームリーダとして、プロジェクトマネジメント職種と協業し、プロジェクト計画策定と実 施、変更管理等のプロジェクトマネジメントを遂行できる。) プロジェクト マネジメント 実績 No.1 の販売物流システムの再構築にあたり、システム全体で開発期間 1 年、金額 250 百万円という要件を満足させるため、PM/PLの指示の下、ユーザニーズの分析結 果をシステム化で対応するものと、業務プロセスの変更で対応するものとに分離し、担当 チーム内の開発期間、コストの最適化を図った。 (開発/適用のチームリーダとして、指揮、命令しプロジェクトを遂行することができる。) リーダシップ 実績 No.2 の EC 業務構築にあたり、大規模なオブジェクト指向開発経験のない開発チー ムメンバに対して、社内のスペシャリストを確保し、要件定義、外部設計局面のアプリケ ーションのレビューを実施した。また、顧客からニーズを聞き出し、各支店へのヒアリング 項目を再構築し、要件定義の品質を確保した。 (開発/適用のチームリーダとして、プロジェクトメンバとのチームコミュニケーションを図りプロジェクトを 遂行することができる。) コミュニケーショ ン 実績 No.2 の EC 業務構築にあたり、サブシステム単位に異なる協力会社に弊社のアプリ ケーション開発手法を徹底するために、毎月協力会社代表会議にて確認した。これによ り、納入物の品質向上を図った。 (開発/適用のチームリーダとして、プロジェクトチームメンバと技術的課題に関する合意を形成でき ネゴシエーション (注)レベル 4 の ときは、チーム内 の合意形成 る。) 実績 No.1 の販売物流システムの再構築にあたり、開発期間 12 か月という制約から最新 のパッケージを採用することを提案した。当初、顧客においては既存システムの改善を 想定していたが、パッケージ活用のメリットと開発期間短縮を提案し、成約にこぎつけた。 専門分野固有スキル:業務システム (開発のチームリーダとして、プロジェクトを遂行することができる。) 業務システム構 築 実績 No.1 の販売・物流システムの再構築、EC 業務システム、において、いずれもシステ ム化計画提案時にチームリーダとして参画し、要件定義、外部設計、内部設計、開発、 移行、システムテストまでリードし、コスト、納期は勿論、機能性、回復性、利便性、性能 等の品質要件を満足した。 (様式 5-APS/BS-140730S) 16