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プロジェクト実施計画書作成ガイド(例)

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プロジェクト実施計画書作成ガイド(例)
プロジェクト実施計画書作成ガイド(例)
プロジェクト実施計画書作成要領
プロジェクト実施計画書作成プロセス
プロジェクト実施計画書の作成手順を示す。
記述項目
プロジェクト実施計画書の目次を示す。
記述要領及び作成事例
プロジェクト実施計画書の各記述項目の記述要領及び作成事例を示す。
プロジェクト実施計画書レビュー・チェックリスト
Copyright© 2006 Technosurge Co., Ltd. All Rights Reserved
1.プロジェクト実施計画書作成要領
主な記述項目
プロジェクト概要(プロジェクト名、顧客名/業種、開発期間、概要)
プロジェクト定義(目的とゴール、遂行方針、適用範囲、成果物、参考資料)
プロジェクト体制(役割と責任、全体組織図、管理プロセス)
作業項目(WBS)及び見積
資源計画(要員計画、機材・設備計画)
スケジュール(工程スケジュール、マイルストーン・リスト)
レビュー及び承認
リスクと対応策
作成時期
分析フェーズ
入力情報
要求仕様書、機能仕様書
責任者
作成責任者:プロジェクト・マネジャー
承認者
:上位マネジメント、顧客側プロジェクト・マネジャー
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2.プロジェクト実施計画書作成プロセス
管理プロセス、管理技術を定義し、
記述する。《進捗管理,仕様変更管
理,成果物レビュー承認プロセス等》
プロジェクトの環境整備、各工程の
アクティビティの時間見積りを行う。
《スコープの詳細化/コスト明確化》
(3)
プロジェクト管理
プロセスの定義
(1)
プロジェクト計画
作成作業の準備
全てのリスクを検討
し、リスク影響度を
最小にするための
不測時対応を作成
する。《マネジメント
リスク,技術リスク》
(8)
リスク識別と
不測時対応計画
(2)
プロジェクトの
定義
(5)
WBSと見積作成
計画の作成に必要な全ての
資源を明確にし、割り当て、
スケジュールしたことを確認
する。
(4)
役割と責任の
定義
プロジェクトの目的・ゴール、
遂行方針、制約条件、適用
範囲、成果物を明確にする。
《スコープの明確化》
(6)
スケジュールと
資源計画
プロジェクトの目標を達
成するために必要な事
項が全て計画され文書
化されていることを確認
するためにレビューを行
う。さらに、承認基準に
従い承認を得る。
(10)
計画のレビュー
と承認
(7)
収支計画
必要資源を洗い出し、スケ
ジュールに依存したアクティ
ビティを見積る。資源割当て
等を考慮して、作業スケジュー
ルを作成する。《スケジュー
ル・ベースライン》
プロジェクトの組織、役割、責任
を明確にし、プロジェクトチーム
を編成する。《顧客側も明確に》
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(9)
プロジェクト計画
の完成
資源の利用、技術的
実現性に関する検証
を行い、プロジェクト
計画書を完成する。
スケジュールと資源計画の
結果に基づいて、プロジェ
クト費用規模を確認する。
《コスト・ベースライン》
3.記述項目
[1] プロジェクト概要
[2] プロジェクト定義
2.1 目的とゴール
2.2 プロジェクト遂行方針
2.3 適用範囲
2.4 成果物
2.5 参考資料
[3] プロジェクト体制
3.1 役割と責任
3.2 プロジェクト全体組織図
3.3 プロジェクト管理プロセス
[4] 作業項目及び見積
4.1 アクティビティ・リスト
[5] 資源計画
5.1 要員計画
5.2 機材・設備計画
[6] スケジュール
6.1 工程スケジュール
[7] レビュー及び承認
7.1 プロジェクト・レビュー
7.2 レビュー成果物承認
[8] リスクと対応策
8.1 リスクと不測時対応
付録 : マスタ・スケジュール
※品質計画書は別に作成のこと
品質計画書: 要求品質を定義し、その達成に必要な品質保証活動や品質管理項目
を明記した計画書。 プロジェクト計画書の一部になる。
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4.記述要領
[1] プロジェクト概要
最低限、以下の内容を記述する。
① プロジェクト名
② 顧客名/業種
③ 期間(開始日,検収予定日,工期)
④ システム価格(HW,PKG,開発)
⑤ アプリケーション開発工数
⑥ 主要マイルストーン
⑦ プロジェクトの概要
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[2] プロジェクト定義
2.1 目的とゴール
背景(顧客のニーズ、問題など)、目的(業務の省力化、効率化など)、
ゴールを簡潔に記述する。
2.2 プロジェクト遂行方針
どのようにプロジェクト・ゴールを達成するかについて簡潔に記述する。
(例えば、一括納入か分割か、顧客の協力、ベンダー製品との統合化、
協力会社の利用など)
2.3 適用範囲
プロジェクトの遂行範囲・境界を記述する。何が対象外かも明記する。
2.4 成果物
顧客への納品物、及び中間成果物について記述する。
2.5 参考資料
当該プロジェクトに直接関係のある資料など記述する。
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[3] プロジェクト体制
3.1 役割と責任
プロジェクトでキーとなる人を含む全メンバーを定義し、役割と責任
について記述する。
(顧客側責任者、協力会社側責任者も明確にする。)
3.2 プロジェクト全体組織図
プロジェクト・チーム内と、顧客や協力会社との関連図を作成する。
3.3 プロジェクト管理プロセス
管理プロセスについては概要説明にとどめ、詳細については個別の
規定・ガイド類を参照する形式とする。
例: 「進捗管理はプロジェクト進捗管理規定に準拠する。」
進捗管理プロセス、変更管理プロセス、プロジェクト管理技法とツール、
コミュニケーション管理プロセスなど
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