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リモコン エンジン スターター
1 リモコン エンジン スターター 概要...................................................................................... 3-A-2 回路図 .................................................................................. 3-A-3 端子配列 / スイッチ設定 ..................................................... 3-A-4 自己診断機能 ....................................................................... 3-A-6 症状別故障診断.................................................................... 3-A-7 点検 / 取り付け位置 ............................................................ 3-A-15 各種登録 .............................................................................. 3-A-18 2 3 概要 リモコン エンジン スターターの作動 1. 送信機の始動ボタンを押し、始動信号を送信する。 2. 受信機が始動信号を受信すると、下記の始動条件を確認する。 ・全てのドアが閉じている。 ・テールゲートが閉じている。 ・ボンネットが閉じている。 ・ドア ロックが施錠している。 ・AT セレクト レバーが P の位置にある。 ・イグニッション キーが挿し込まれていない。 ・Honda スマート キーが車両室内に無い。 ・イグニッション スイッチが OFF。 ・ブレーキ ペダルが踏まれていない。 (ドア スイッチ: OFF) (テールゲート ラッチ スイッチ: OFF) (ボンネット ラッチ スイッチ: OFF) (ドア ロック ノブ解錠スイッチ: OFF) (P ポジション スイッチ: ON) (キー スイッチ: OFF) (Honda スマート キー スイッチ: OFF) (IG1: OFF) (ブレーキ スイッチ: OFF) 3. 上記の始動条件が整っていると、受信機は IG1 リレーを ON し、下記の始動条件を確認する。 ・IG1 電源が ON である。 ・イモビライザー信号の照合ができる。 ・ジェネレーターが発電していない。 (IG1: ON) (ACG-L ライン :ON) 4. 上記の始動条件が整っていると、受信機はスターター リレーを ON し、エンジンを始動する。 5. メーターの充電警告灯が消灯すると、受信機は“エンジンが始動した”と判断し、スターター リレーを OFF する。 6. エンジン始動に成功すると、受信機は IG2 リレーを ON し、暖機運転に移行する。 7. 受信機は、暖機運転中に下記の条件の 1 つが入力されると、IG1 リレー、IG2 リレーを OFF し、エンジンを停止させる。 ・ドアが開いた。 ・テールゲートが開いた。 ・ボンネットが開いた。 ・AT セレクト レバーが P の位置からずれた。 ・ドア ロックが解錠された。 ・イグニッション キーが挿し込まれた。 ・ブレーキ ペダルが踏まれた。 ・充電警告灯が点灯した。 ・エンジン回転が 4,000rpm を越えた。 ・PGM-FI 警告灯が点灯した。 ・油圧警告灯が点灯した。 ・送信機からの停止信号を受信した。 ・規定の暖機運転時間を終了した。 3-A-2 (ドア スイッチ: ON) (テールゲート ラッチ スイッチ: ON) (ボンネット ラッチ スイッチ: ON) (P ポジション スイッチ: OFF) (ドア ロック ノブ解錠スイッチ: ON) (キー スイッチ: ON) (ブレーキ スイッチ: ON) (ACG-L ライン :ON) 回路図 回路図 3-A-3 端子配列 / スイッチ設定 スイッチ設定 A カプラー(28P) B カプラー(3P) A カプラー(28P) 端子 配線色 A5 赤 フロント ワイパー スイッチ(WIPER COM GND) フロント ワイパー スイッチのアース A6 紫 MICU(WIPER COM GND) フロント ワイパー スイッチのアース A7 青 MICU(WIPER INT) 間欠ワイパー スイッチのライン A8 空 フロント ワイパー スイッチ(WIPER INT) 間欠ワイパー スイッチのライン A13 黒 車両(GND) 受信機のアース A14 黒 車両(GND) 受信機のアース A15 緑 車両(+B) 常時電源 常時バッテリー電圧 A16 茶 IG2 リレー(IG2 RELAY) IG2 リレーの制御信号 A17 橙 IG1 リレー(IG1 RELAY) IG1 リレーの制御信号 A19 黄 スターター リレー(ST RELAY) スターター リレーの制御信号 A21 黒 リレー(RELAY GND) 各リレーのアース A22 青 車両(B-CAN LO) B-CAN LO 信号 A23 桃 車両(B-CAN HI) B-CAN HI 信号 A24 灰 車両(S-NET) S-NET 信号 A25 空 車両(K-LINE) K-LINE 信号 A26 黄 IG1 リレー(IG1) IG1 電源 A27 橙 車両(SCS) SCS 信号 A28 灰 セキュリティ アラーム非装備車: ボンネット ラッチ スイッチ(HOOD SW) ボンネット ラッチ スイッチのライン 3-A-4 接続先 内容 B カプラー(3P) 端子 配線色 接続先 内容 B1 赤 アンテナ ユニット(+B) アンテナ ユニットの電源 B2 黒 アンテナ ユニット(GND) アンテナ ユニットのアース B3 白 アンテナ ユニット(S-DATE) 通信信号 スイッチ設定 スイッチ No. 位置 内容 1 - 使用しない(OFF 設定) ON テールゲート装備車 OFF トランク リッド装備車 ON Honda スマート キー システム装備車 OFF Honda スマート キー システム非装備車 4 - 使用しない(OFF 設定) 5 - 使用しない(OFF 設定) ON イモビライザー装備車 OFF イモビライザー非装備車 2 3 6 3-A-5 自己診断機能 アンテナ ユニットの LED 表示 エンジンの始動ができない場合、または暖機運転中にエンジンが停止してしまう場合、アンテナ ユニットに内蔵されている LED の点滅回数でそれらの原因表示をおこなう。 エラー表示 不始動 / 停止条件 ボンネットが開いている セレクト レバーが P ポジションではない ブレーキ ペダルが踏まれている ドアが開いている ドライバ ドア ロックが開錠している テールゲートが開いている 充電警告灯が消灯しない イモビライザー信号が照合できない IG1 電源が ON されない イグニッション キーが挿し込まれている Honda スマート キーが車両室内に有る (Honda スマート キー システム装備車) リモコン エンジン スターター以外で IG1 電源が ON された エンジン回転が 4,000rpm を越えた PGM-FI 警告灯が点灯した 油圧警告灯が点灯した B-CAN 信号が OFF である 受信機が未登録 外部機器による電波のため、リモコン エンジン スターター の通信が停止した 3-A-6 症状別故障診断 症状 / 点検箇所対照表 症状 アンテナ LED 表示 点検箇所 参照ページ ・ 受信機 1. エンジン始動せず、アンテナ LED が 1 ※を表 示する(セキュリティ アラーム装備車) 3-A-8 ・ 受信機 ・ ハーネス ・ ボンネット ラッチ スイッチ 2. エンジン始動せず、アンテナ LED が 1 ※を表 示する(セキュリティ アラーム非装備車) 3-A-8 ・ 受信機 3. エンジン始動せず、アンテナ LED が 2 ※を表 示する 3-A-9 ・ 受信機 4. エンジン始動せず、アンテナ LED が 3 ※を表 示する 3-A-9 ・ 受信機 5. エンジン始動せず、アンテナ LED が 4 ※を表 示する 3-A-10 6. エンジン始動せず、アンテナ LED が 5 ※を表 示する 7. エンジン始動せず、アンテナ LED が 6 ※を表 示する ・ 受信機 ・ スターター リレー ・ ハーネス ・ 受信機 ・ IG1 リレー ・ ハーネス 3-A-10 3-A-11 ・ 受信機 8. エンジン始動せず、アンテナ LED が 7 ※を表 示する 3-A-12 ・ 受信機 9. エンジン始動せず、アンテナ LED が 10 ※を表 示する ・ ハーネス 3-A-12 ・ 受信機 10. エンジン始動せず、アンテナ LED が 15 ※を 表示する 3-A-13 ・ 受信機 11. エンジン始動せず、2 つのアンテナ LED が交 互点滅を 2 秒間表示する 12. エンジン始動せず、アンテナ LED のエラー表 示も出ない 3-A-13 - ・ 受信機 ・ アンテナ ユニット ・ ハーネス 3-A-14 ※アンテナ LED のエラー表示は、短い点滅を 1、長い点滅を 5 としてカウントする 3-A-7 症状別故障診断 1. エンジン始動せず、アンテナ LED が 1 を表示 する(セキュリティ アラーム装備車) 2. エンジン始動せず、アンテナ LED が 1 を表示 する(セキュリティ アラーム非装備車) ・ アンテナ LED が 1 を表示する場合、ボンネット ラッチ ス イッチの異常を表している 故障診断 ・ アンテナ LED が 1 を表示する場合、ボンネット ラッチ スイッチの異常を表している 故障診断を行う前に、車両マニュアルを参照しボンネッ ト ラッチ スイッチの作動が正常であるか点検を行うこ と 1. DTC の確認 HDS にて DTC U1282 を表示するか確認する DTC U1282 を表示するか YES - 車両マニュアルを参照 NO - 受信機不良 1. 受信機の点検 -1.受信機から A カプラー(28P)の接続を外す -2.ボンネットを閉じた状態にする -3.A カプラー(28P)の No.28 端子とボディ アース間の 導通を点検する 受信機の取り付け位置は 3-A-15 ページ参照 導通があるか YES - ステップ 2. へ NO - 受信機不良 受信機 A カプラー(28P) ボンネット ラッチ スイッチ(灰) メス端子のコード側 2. ボンネット ラッチ スイッチの点検 ボンネット ラッチ スイッチの作動が正常か点検する ボンネット ラッチ スイッチの点検は 3-A-17 ページ参 照 作動が正常か YES - コードのボディ短絡 NO - ボンネット ラッチ スイッチ不良 3-A-8 3. エンジン始動せず、アンテナ LED が 2 を表示 する 4. エンジン始動せず、アンテナ LED が 3 を表示 する ・ ・ ・ アンテナ LED が 2 を表示する場合、シフト ポジション センサーまたはブレーキ スイッチの異常を表している 故障診断を行う前に、車両マニュアルを参照しシフト ポジション センサーとブレーキ スイッチの作動が正常 であるか点検を行うこと ・ アンテナ LED が 3 を表示する場合、各ドア スイッチま たはドライバ ドア ロック ノブ スイッチの異常を表し ている 故障診断を行う前に、車両マニュアルを参照し各ドア スイッチとドライバ ドア ロック ノブ スイッチの作動 が正常であるか点検を行うこと 1. DTC の確認 1 HDS にて DTC U1282 を表示するか確認する 1. DTC の確認 1 DTC U1282 を表示するか HDS にて DTC U1282 を表示するか確認する YES - 車両マニュアルを参照 NO - ステップ 2. へ DTC U1282 を表示するか YES - 車両マニュアルを参照 NO - ステップ 2. へ 2. DTC の確認 2 HDS にて DTC U0155 を表示するか確認する 2. DTC の確認 2 DTC U0155 を表示するか HDS にて DTC U0199 を表示するか確認する YES - 車両マニュアルを参照 NO - 受信機不良 DTC U0199 を表示するか YES - 車両マニュアルを参照 NO - 受信機不良 3-A-9 症状別故障診断 5. エンジン始動せず、アンテナ LED が 4 を表示 する 6. エンジン始動せず、アンテナ LED が 5 を表示 する ・ ・ ・ アンテナ LED が 4 を表示する場合、テールゲート ラッ チ スイッチの異常を表している 故障診断を行う前に、車両マニュアルを参照しテール ゲート ラッチ スイッチの作動が正常であるか点検を行 うこと 1. DTC の確認 HDS にて DTC U1282 を表示するか確認する DTC U1282 を表示するか YES - 車両マニュアルを参照 NO - 受信機不良 アンテナ LED が 5 を表示する場合、スターター ライン の異常を表している ・ 故障診断を行う前に、車両マニュアルを参照しスター ター モーターの作動が正常であるか点検を行うこと ・ 故障診断を行う前に、ハーネスに取り付いている 40A ヒューズ(白、桃)の溶断、接続状態の点検を行うこと (3-A-17 ページ参照) 1. 受信機の点検 送信機にて始動操作を行い、エンジンがクランキングす るか確認する クランキングするか YES - ステップ 2. へ NO - ステップ 3. へ 2. DTC の確認 HDS にて DTC U0155 を表示するか確認する DTC U0155 を表示するか YES - 車両マニュアルを参照 NO - 受信機不良 3. 受信機の点検 送信機にて始動操作を行い、受信機 A カプラー(28P) の No.19 端子とボディ アース間の電圧を測定する 受信機の取り付け位置は 3-A-15 ページ参照 バッテリー電圧か YES - ステップ 4. へ NO - 受信機不良 受信機 A カプラー(28P) ST RELAY(黄) メス端子のコード側 4. スターター リレーの点検 スターター リレーの作動が正常か点検する スターター リレーの点検は 3-A-16 ページ参照 作動が正常か YES - スターター リレーに接続されている各コードの 断線 NO - スターター リレー不良 3-A-10 7. エンジン始動せず、アンテナ LED が 6 を表示 する ・ ・ ・ アンテナ LED が 6 を表示する場合、IG1 ラインの異常を 表している 故障診断を行う前に、車両マニュアルを参照しスター ター モーターの作動が正常であるか点検を行うこと 故障診断を行う前に、ハーネスに取り付いている 40A ヒューズ(白、若葉)と 3A ヒューズ(赤、黄)の溶断、 接続状態の点検を行うこと(3-A-17 ページ参照) 3. 受信機の点検 送信機にて始動操作を行い、受信機 A カプラー(28P) の No.17 端子とボディ アース間の電圧を測定する バッテリー電圧か YES - ステップ 4. へ NO - 受信機不良 受信機 A カプラー(28P) 1. 車両メーターの点灯確認 送信機にて始動操作を行い、コンビネーション メー ターが点灯するか確認する IG1 RELAY(橙) 点灯するか YES - ステップ 2. へ NO - ステップ 3. へ メス端子のコード側 2. IG1 ラインの点検 送信機にて始動操作を行い、受信機 A カプラー(28P) の No.26 端子とボディ アース間の電圧を測定する 受信機の取り付け位置は 3-A-15 ページ参照 バッテリー電圧か 4. IG1 リレーの点検 IG1 リレーの作動が正常か点検する IG1 リレーの点検は 3-A-16 ページ参照 作動が正常か YES - 受信機不良 NO - コードの断線 YES - IG1 リレーに接続されている各コードの断線 NO - IG1 リレー不良 受信機 A カプラー(28P) IG1(黄) メス端子のコード側 3-A-11 症状別故障診断 8. エンジン始動せず、アンテナ LED が 7 を表示 する 9. エンジン始動せず、アンテナ LED が 10 を表示 する ・ アンテナ LED が 10 を表示する場合、B-CAN ラインの異常を 表している ・ アンテナ LED が 7 を表示する場合、キー スイッチまた は Honda スマート キー システムの異常を表している 故障診断を行う前に、車両マニュアルを参照しキー ス イッチまたは Honda スマート キー システムの作動が正 常であるか点検を行うこと 1. DTC の確認 1 HDS にて DTC U1286 を表示するか確認する DTC U1286 を表示するか YES - 車両マニュアルを参照 NO - ステップ 2. へ 1. B-CAN HI ラインの点検 -1.受信機から A カプラー(28P)の接続を外す -2.ヒューズ ボックスから 12P カプラーの接続を外す -3.12P カプラーの No.1 端子と A カプラー(28P)の No.23 端子間の導通を点検する 受信機の取り付け位置は 3-A-15 ページ参照 導通があるか YES - ステップ 2. へ NO - コードの断線 2. DTC の確認 2 受信機 A カプラー(28P) メス端子のコード側 HDS にて DTC U1282 を表示するか確認する DTC U1282 を表示するか YES - 車両マニュアルを参照 NO - 受信機不良 B-CAN HI(桃) B-CAN HI(桃) ヒューズ ボックス 12P カプラー メス端子のコード側 2. B-CAN LO ラインの点検 12P カプラーの No.7 端子と A カプラー(28P)の No.22 端子間の導通を点検する 導通があるか YES - 受信機不良 NO - コードの断線 受信機 A カプラー(28P) メス端子のコード側 B-CAN LO(青) B-CAN LO(青) ヒューズ ボックス 12P カプラー メス端子のコード側 3-A-12 10.エンジン始動せず、アンテナ LED が 15 を表 示する 11.エンジン始動せず、2 つのアンテナ LED が交 互点滅を 2 秒間表示する アンテナ LED が 15 を表示する場合、受信機が未登録である ことを表している 2 つのアンテナ LED が交互点滅を 2 秒間表示する場合、外部 電波による通信の停止を表している 1. 受信機の再登録 1. 再現テスト -1.取付説明書を参照し、受信機を再登録する -2.始動できるか確認する 受信機の登録は 3-A-18 ページ参照 外部電波の影響の受けない場所で始動操作を行い、症状 が再現するか確認する 始動できるか YES - 外部電波の影響 NO - 受信機不良 YES - 受信機の未登録、現在システムは正常 NO - 受信機不良 正常に始動するか 3-A-13 症状別故障診断 12.エンジン始動せず、アンテナ LED のエラー表 示も出ない ・ 故障診断を行う前に、送信機の点検を行うこと(3-A-15 ページ参照) ・ 故障診断を行う前に、ハーネスに取り付いている 3A ヒューズ(白、緑)の溶断、接続状態の点検を行うこと (3-A-17 ページ参照) 3. +B ラインの点検 -1.受信機から A カプラー(28P)の接続を外す -2.A カプラー(28P)の No.15 端子とボディ アース間の 電圧を測定する 受信機の取り付け位置は 3-A-15 ページ参照 バッテリー電圧か YES - ステップ 4. へ NO - コードの断線 1. アンテナ ユニットの点検 受信機 A カプラー(28P) 送信機にて始動操作を行い、アンテナ ユニットの LED が約 0.2 秒間点灯することを確認する 点灯するか YES - ステップ 2. へ NO - ステップ 3. へ +B(緑) 2. アンテナ ユニットの点検 2 -1.キーレス エントリー チェッカーをアンテナ ユニッ トに密着させる -2.送信機にて始動操作を行い、キーレス エントリー チェッカーのインジケーター ライトが点灯するか点 検する 点灯するか メス端子のコード側 4. GND ラインの点検 A カプラー(28P)の No.14 端子とボディ アース間の導 通を点検する YES - 受信機不良 NO - ・ 受信機不良 ・ アンテナ ユニット不良 導通があるか YES - ・ ・ NO - ・ ・ インジケーター 受信機不良 アンテナ ユニット不良 コードの断線 アース不良 アンテナ ユニット 受信機 A カプラー(28P) GND(黒) キーレス エントリー チェッカー メス端子のコード側 3-A-14 点検 / 取り付け位置 受信機の取り付け位置 送信機の点検 受信機は、ブレーキ ペダル周辺に取り付いている。 キーレス エントリー チェッカーは、07MAJ-SP00400 を使用 する。 1. キーレス エントリー チェッカーの裏側に送信機を密着 させる。 インジケーター ライト キーレス エントリー チェッカー 受信機 送信機 2. 送信機のボタンを押す。 ・ キーレス エントリー チェッカーのインジケーター ライ トが点灯した場合は、送信機は正常である。 ・ インジケーター ライトが点灯しない場合は、電池を交 換し、再度点検する。 3. 電池交換後、再度点検をしてもキーレス エントリー チェッカーのインジケーター ライトが点灯しない場合 は、送信機を良品に交換し、送信機の登録を行う。 3-A-15 点検 / 取り付け位置 IG1 リレー、IG2 リレー、スターター リレー の点検 1. ドライバー ロア カバーを取り外す。 2. リレーを取り外す。 IG1 リレー、IG2 リレー、 スターター リレー 3-A-16 各リレーとも点検方法は同じである。 3. No.1 と No.2 端子間に導通がないこと。 4. No.5 と No.3 端子間に導通があること。 5. No.5 と No.3 端子間にバッテリー電圧を与えたときに、 No.1 と No.2 端子間に導通があること。 40A ヒューズ /3A ヒューズの取り付け位置 40A ヒューズ /3A ヒューズは、ドライバー ロア カバー周辺 に取り付いている。 3A ヒューズ ボンネット ラッチ スイッチの点検(セキュ リティ アラーム非装備車) 1. ボンネットを開ける。 2. ボンネット ラッチ スイッチから 2P カプラーの接続を 外す。 2P カプラー 40A ヒューズ 3. 各ポジションでの端子間の導通を点検する。 3-A-17 各種登録 受信機の登録 新しい送信機の登録 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 受信機の登録は HDS を使用して行うこと 最新の HDS がパソコンにインストールされていること HDS で使用されているパソコンの日付および時刻が正し いこと MaRIS で取得したパスワードは当日中に HDS に入力する こと 1. 2. 3. 4. 5. 整備支援情報(MaRIS)から PCM コードを取得する。 HDS をデータ リンク カプラー(DLC)に接続する。 イグニッション スイッチを ON(Ⅱ)にする。 HDS を起動し車両アイコンをクリックする。 フレーム ナンバー、走行距離計、モデル、モデル イ ヤーを入力し、チェック ボタンをクリックする。 6.“Honda システム”を選択し、チェック ボタンをクリッ クする。 7.“リモコン エンジン スタータ”を選択し、チェック ボ タンをクリックする。 8.“備考”を確認し、チェック ボタンをクリックする。 9.“リモコン エンジン スタータの登録”を選択し、 チェック ボタンをクリックする。 10.“PCM コードを、整備支援情報(MaRIS)から入力してく ださい。”と表示されたことを確認し、チェック ボタン をクリックする。 11.PCM コードを入力し、チェック ボタンをクリックする。 12.“リモコン エンジン スタータ ユニットの登録が完了し ました。”と表示されたことを確認し、チェック ボタン をクリックする。 13.“エンジンが送信機で始動するか確認してください”と 表示されたことを確認し、チェック ボタンをクリック する。 14.イグニッション スイッチを LOCK(0)にし、HDS を終了 させて接続を外す。 15.作動確認を行う。 送信機の登録は HDS を使用して行うこと 最新の HDS がパソコンにインストールされていること HDS で使用されているパソコンの日付および時刻が正し いこと ・ 古い送信機の製造番号と新しい送信機の製造番号は異な る ・ 新しい送信機に添付されてくる ID 保管シールは、1枚 を保証書に貼り、残りの1枚を受信機のラベルに貼るこ と ・ 古い送信機の ID 保管シールは破棄すること ・ すでに登録されている送信機でこの登録作業を行うと “タイム オーバー”が表示される 1. 2. 3. 4. HDS をデータ リンク カプラー(DLC)に接続する。 イグニッション スイッチを ON(Ⅱ)にする。 HDS を起動し車両アイコンをクリックする。 フレーム ナンバー、走行距離計、モデル、モデル イ ヤーを入力し、チェック ボタンをクリックする。 5.“Honda システム”を選択し、チェック ボタンをクリッ クする。 6.“リモコン エンジン スタータ”を選択し、チェック ボ タンをクリックする。 7.“備考”を確認し、チェック ボタンをクリックする。 8.“送信機の登録”を選択し、チェック ボタンをクリック する。 9. 送信機を手元に用意し、ボタンを押す準備をしてから、 チェック ボタンをクリックする。 10.10 秒以内に、送信機の①ボタンを押し、1 秒以内に②ボ タンを押してブザー音を確認する。 ① ② 送信機 11.“登録は完了しました。”と表示されたことを確認し、 チェック ボタンをクリックする。 12.イグニッション スイッチを LOCK(0)にし、HDS を終了 させて接続を外す。 13.作動確認を行う。 3-A-18 暖機運転時間の変更 1. 2. 3. 4. HDS をデータ リンク カプラー(DLC)に接続する。 イグニッション スイッチを ON(Ⅱ)にする。 HDS を起動し車両アイコンをクリックする。 フレーム ナンバー、走行距離計、モデル、モデル イ ヤーを入力し、チェック ボタンをクリックする。 5.“Honda システム”を選択し、チェック ボタンをクリッ クする。 6.“リモコン エンジン スタータ”を選択し、チェック ボ タンをクリックする。 7.“備考”を確認し、チェック ボタンをクリックする。 8.“カスタマイズ”を選択し、チェック ボタンをクリック する。 9. 画面左上の項目から“アイドリング時間”を選択し、画 面右下の 10 分、20 分のいずれかを選択し、チェック ボ タンをクリックする。 10.左上の時間が変わったことを確認する。 11.イグニッション スイッチを LOCK(0)にし、HDS を終了 させて接続を外す。 12.作動確認を行う。 3-A-19