Comments
Description
Transcript
木更津市雇用促進プラン(一括ダウンロード) [1115KB pdfファイル]
木更津市雇用促進プラン 平 成 26 年 3 月 木 更 津 市 《目 次》 1.雇用促進プラン策定の背景 ·························· 1 2.雇用促進プラン策定の目的 ·························· 2 3.雇用促進プランの位置づけ ·························· 2 4.雇用促進プランの期間 ······························ 2 5.木更津市を取り巻く環境 ···························· 5 (1)人口の推移 (2)年齢の構成 (3)産業の構造 (4)雇用の状況 6.木更津市の現状と課題 ······························ 8 (1)地域連携の強化と国・県との役割分担 (2)変動する社会・経済環境への対応 (3)社会資本等の整備促進 7.雇用促進プランの方向性 ···························· 9 8.雇用促進プランの体系 ····························· 10 9.具現化へ向けた主な取組 ···························· 11 10.その他の資料 ···································· 14 1.雇用促進プラン策定の背景 近年、日本経済は、平成20年の秋に起こったリーマンショックを契機とする世界的 に拡大した金融危機などの影響から、大手製造業を中心とした非正規労働者の解雇・ 雇い止め、新規学卒者の内定取り消しなどが社会問題化するなど大きくクローズアッ プされ、その後も、欧州債務危機や米国の経済失速懸念から急激な円高傾向が進み、 国内では輸出産業を中心として大きな打撃を受けました。平成23年3月には東日本 大震災が発生し、東北地方を中心として甚大な被害を被るなど、相次ぐ難局に直面し ていましたが、最近の内閣府の月例経済報告では、個人消費や雇用情勢といった指標 は持ち直し、あるいは改善傾向にあり、「景気は、緩やかに回復している。 」との判断 も出るまでになっており、ここ数年来続いたデフレ経済からは脱しつつあります。 一方、わが国は、少子・高齢化が進展し、労働力人口の減少が懸念されており、さら に、今後、日本の総人口は徐々に減少し、将来的には1億人を割るとの推計データも 出されています。 このような状況下、経済成長を持続させるには、不本意な形で社会生活をスタートさ せフリーターとなった若年者、卒業後、就職も職業訓練も受けずにニートとなった若 年者、出産や子育てを経た女性、高齢者、障害者、ひとり親といった様々な人々が、 意欲を持って働き、その持てる能力を十分に発揮し、高い労働生産性を実現していく 「全員参加の社会」を構築することが重要となります。そのため、職業紹介にとどま らず、職場環境の整備、能力開発等多岐にわたる支援が必要となっています。 従来、雇用対策については、主に国や都道府県が行ってきました。しかしながら、現 行の雇用対策法では、国については、「必要な施策を総合的に講じなければならない」 とし、また、地方公共団体の施策についても「地方公共団体は、国の施策と相まつて、 当該地域の実情に応じ、雇用に関する必要な施策を講ずるように努めなければならな い」と規定されています。 市においては、産業の発展が地域の活性化に果たす役割の重要性にかんがみ、産業の 振興に関する基本的な事項を定めることにより、その基盤の安定及び強化を促進し、 もって地域経済の健全な発展及び市民生活の向上に寄与することを目的に「木更津市 産業振興基本条例」が制定され、その中で雇用については、市民の雇用確保と柔軟な 就労環境の整備を促進することとしています。 そこで、本市においても、雇用に関する様々な課題を把握し、国・県との連携を深め ながら、国・県で行う施策を補完し、地域の実情に応じた雇用促進プランを策定する ことが求められています。 1 2.雇用促進プラン策定の目的 本プランは、地域の実情や雇用に関する様々な課題を分析・把握し、国・県と連携を 深めながら、国・県で行う施策を補完することで木更津市産業振興基本条例における 基本理念や方針の具現化を目指すため策定するものです。 木更津市産業振興基本条例第3条(基本理念及び方針) (抜粋) 【基本理念】 第3条第1項 産業の振興は、事業者自らの創意工夫及び自助努力を基に、市、事業者及び産業 経済団体が協働し、市民の理解と協力の下に推進することを基本理念とする。 【方 針】 第3条第2項から抜粋 ○雇用については、市民の雇用確保と柔軟な就労環境の整備を促進する。 3.雇用促進プランの位置づけ 国・県の雇用施策 木 更 津 市 総 合 計 画 各課等の個別計画 木更津市産業振興基本条例 新きさらづ障害者プラン 雇用促進プラン 次世代育成支援行動計画 など 商工業振興計画 企業誘致方針 農業振興総合計画 4.雇用促進プランの期間 本プランの期間は、平成26年度から平成35年度の10年間とします。 ただし、雇用・就労情勢の変化や本市を取り巻く状況など、様々な状況の変化に対応 するため、適宜見直しを行うこととします。 2 5.木更津市を取り巻く環境 (1) 人口の推移 房総半島の中西部にあり、東京都心部から直線距離で30~40キロメートル圏域に 位置する本市は、平成23年11月に市制施行以来初めて人口が13万人を超え、そ れ以降も増加しています。これは、東京湾アクアラインの開通、東京湾アクアライン 料金引下げ社会実験などの効果によるところが大きいと考えられます。 また、平成25年4月には、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の木更津東 IC から 東金 JCT が開通するなど高規格幹線道路の整備が進み、首都圏における広域的な交通 結節点の機能が向上し、交通基盤が整いつつあります。 木更津市の人口推移 132,000 131,214 (※各年 10 月 1 日) 130,000 129,312 130,512 129,889 128,000 126,000 124,000 122,000 122,807 122,806 125,751 124,812 123,637 122,745 122,234 120,000 118,000 116,000 (資料:木更津市統計書) 3 (2) 年齢の構成 下表は、本市人口を年少人口(15歳未満)、生産年齢人口(15~64歳) 、老年人 口(65歳以上)の3つに区分しその構成比を示したものです。 平成2年からの20年間で、年少人口(15歳未満)は約5ポイント低下し、生産年 齢人口(15~64歳)も約7ポイント低下しています。その一方で、老年人口(6 5歳以上)は約12ポイント上昇し、ほぼ4人に1人は65歳以上ということになっ ています。今後も老年人口の増加とあわせ、生産年齢人口の減少が懸念されます。 年齢3区分人口の推移 平成22年 13.5 平成17年 13.6 平成12年 14.3 平成7年 16.1 63.9 67.3 0% 19.2 70.2 40% 15~64歳 12.4 71.3 20% 15歳未満 15.5 71.6 18.7 平成2年 22.5 60% 65歳以上 10.0 80% 100% (資料:国勢調査) 4 (3) 産業の構造 本市の事業所数及び従業員数を産業別(第一次産業・第二次産業・第三次産業)に見 ると、どちらも多少の増減はあるものの第三次産業が全体の80%前後を、第二次産 業が約20%前後を占めており、大きな変化はありません。しかしながら、業種別に 見ると、情報通信業を筆頭に不動産業、医療・福祉部門は、事業所・従業員数ともに 増加していますが、卸売・小売業は事業所・従業員数とも減少しています。また、運 輸業では、事業所数は増加していますが、従業員数は減少しており、飲食店・宿泊業 は事業所数は減少しているものの、従業員数は増加しています。そのほか、建設業が 事業所数・従業員数ともに回復傾向にあります。 平成21年の従業者規模別の事業所数を見ると、1~4人の事業所が57%を占め、 30人未満の事業所まで含めると全事業所の94.2%を占めており、中小規模の事 業所が多くなっています。 また、本市の事業所数は昭和61年をピークに減少傾向にあり、平成3年から平成2 1年までに9.8%減少していますが、平成18年から平成21年にかけての3年間 では事業所数は増加に転じています。 業種別事業所数・従業員数の推移 事業所数 従業者数 平成8年 平成13年 平成18年 平成21年 平成8年 平成13年 平成18年 平成21年 総数(民営) 5,554 5,302 4,861 5,246 46,018 43,225 42,456 47,149 農林漁業 7 10 7 17 52 78 57 157 鉱業 9 6 6 8 153 89 93 79 建設業 662 584 529 674 5,402 4,486 4,243 6,392 製造業 241 243 206 237 5,163 4,821 3,951 4,478 電気・ガス・熱供給・水道業 3 3 2 4 332 347 550 427 情報通信業 20 38 38 51 284 595 413 425 運輸業 79 73 84 124 2,907 2,383 2,761 2,572 卸売・小売業 1,720 1,535 1,392 1,386 12,618 10,991 10,721 10,710 金融・保険業 142 134 102 122 2,614 1,521 1,241 1,358 不動産業 152 155 153 259 564 562 605 1128 学術研究・専門・技術サービス 207 1404 飲食店・宿泊業 1,089 1,051 860 841 5,147 5,549 5,099 5,871 生活関連サービス 538 2,233 医療・福祉 178 224 256 282 2,481 3,256 4,012 4,355 教育・学習支援業 159 157 135 133 1,647 1,434 1,554 1,687 複合サービス業 31 30 49 35 403 428 720 393 サービス業(他に分類されないもの) 1,062 1,059 1,042 328 6,251 6,685 6,436 3,480 産業分類 (資料:平成8年~18年までは事業所・企業統計、平成21年は経済センサス-基礎調査) ※平成21年年経済センサス-基礎調査は、平成18年まで実施されていた事業所・企業統計調査と調査 の対象は同様ですが、調査手法が異なります。 5 従業者規模別事業所数 1~4人 5~9人 10~29人 30~49人 50~99人 100~299人 300人以上 派遣・下請け従業者のみ (資料:平成21年経済センサス) 事業所数の推移(近隣4市) 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 昭和56年 昭和61年 平成3年 平成8年 平成13年 平成18年 平成21年 木更津市 5,658 6,001 5,952 5,714 5,460 5,001 5,366 君津市 3,242 3,666 3,855 3,882 3,780 3,509 3,667 富津市 2,528 2,538 2,504 2,502 2,456 2,316 2,291 袖ケ浦市 1,458 1,659 1,824 1,844 1,877 1,768 2,077 (資料:平成8年~18年までは事業所・企業統計、平成21年は経済センサス-基礎調査) 6 (4) 雇用の状況 前述したように、平成20年の秋に起こったリーマンショックに端を発する100年 に一度とも言われた世界的な金融・経済危機に伴う地域経済の悪化も回復傾向が見ら れるようになり、平成26年2月の内閣府による月例経済報告では、 「景気は、緩やか に回復している。 」との基調判断がなされました。平成21年には年平均5.1%であ った完全失業率は平成25年12月では3.7%へと、また、全国の有効求人倍率も 0.45倍から1.03倍へと改善されています。 本市においても、金田東地区を中心に大型商業施設の進出が相次ぎ、平成21年度に は年平均0.50倍であった管内の有効求人倍率も平成25年12月では千葉県の0. 85倍を上回る0.87倍となり、回復しつつあります。 完全失業率と有効求人倍率の推移 6.0% 1.20 5.0% 1.00 4.0% 0.80 3.0% 0.60 2.0% 0.40 1.0% 0.20 0.0% 平成18 平成19 平成20 平成21 平成22 平成23 平成24 平成25 年 年 年 年 年 年 年 年12月 完全失業率 4.1% 3.9% 4.0% 5.1% 5.1% 4.5% 4.3% 3.7% 全国 1.06 1.02 0.77 0.45 0.56 0.68 0.82 1.03 千葉県 0.91 0.94 0.72 0.42 0.47 0.55 0.67 0.85 ハローワーク 木更津管内 0.96 0.97 0.83 0.50 0.58 0.77 0.93 0.87 0.00 (資料:ハローワーク木更津業務速報) 7 6.木更津市の現状と課題 (1)地域連携の強化と国・県との役割分担 本市では、これまで体系化された雇用に関する方針・計画はなく、各課ごとに実施さ れていました。しかしながら、人口減少時代の到来、労働力の中核をなす生産年齢人 口の減少などを勘案すると、近年、国と千葉県の連携のもと誕生した「仕事と生活の 総合案内所」に象徴されるような行政機関同士の連携によるワンストップサービスを 提供できる仕組みづくり、または地域に存在する国や県の機関など多様な主体との連 携強化による就労支援体制を構築し、年齢、性別等を問わず働く意欲のある人が活躍 できるよう柔軟な就労環境を整備することが求められています。 (2)変動する社会・経済環境への対応 本市の総人口は増加傾向にありますが、ほぼ4人に1人が65歳以上となっています。 人口比率を見てみると、生産年齢人口の減少、老年人口の増加は顕著であります。 また、平成26年4月から消費税率が引き上げとなります。国は、5兆円規模の経済 対策を講じるとのことですが、景気の腰折れが懸念されており、中小規模の事業所が 多い本市においてもその動向を注意深く見守らなければなりません。 さらに、 「海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなって いる。 」と内閣府の月例経済報告に記述されているように、経済のグローバル化に伴い 諸外国の動向も経済環境を大きく動かす要因の一つとなっており、注視が必要となっ ています。 経済の後退は雇用環境の悪化に直結することから、 このような大きな潮流の変化に対 し時機を失することなく適応する必要があります。 (3)社会資本等の整備促進 東京湾アクアライン料金引下げ社会実験により金田東地区を中心に企業進出が相次 いでいるうえ、高速バス路線の拡充により首都圏への通勤も可能となり人口は増加傾 向にありますが、房総半島の中西部に位置しているという地域性から広大な後背地は 望めません。 そのため、産業、特に商業・工業・観光・企業立地の振興を図り、安定的な雇用環境 を整え、現在の好循環を持続させるためには、東京湾アクアライン料金引下げの恒久 化をはじめ、高速バス路線の拡充・強化や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)など交 通基盤の整備促進が不可欠です。 8 7.雇用促進プランの方向性 (1)雇用創出・拡大に向けた産業の振興・活性化 市域の安定的な雇用を生み出すには市内の経済活動が活発であることが必要です。 そ こで、木更津市産業振興基本条例に規定する産業(商業・工業・農業・林業・水産業・ 観光)の振興に関する計画等に基づき各産業分野の活性化を図るとともに、戦略的な 企業誘致を展開することで、新たなビジネスチャンスや雇用の場を生み出します。さ らに、種々の行政活動を通した創業支援・市民の雇用確保等、多面的な雇用の創出・ 拡大に努めます。 (2)就労支援の充実・就労環境の整備推進 本市の雇用情勢は一時期より好転していますが、消費税率の引き上げや生産年齢人口 の減少等、取り巻く環境を勘案すると安穏とした状況とは言えません。また、人口減 少時代を迎えており、持続可能な社会を創るためには、若年者や高齢者等を問わず、 働く意欲のある者全員が活躍できるよう就労環境の整備を進めるとともに、これから 社会に出ようとする子どもたちへも早い段階から職業意識・就労意識の醸成に努める 必要があります。 よって、今後は、就労支援体制の整備をはじめ、国や千葉県の関係機関及び事業者と の連携強化を図り、就労支援の充実、柔軟な就労環境の整備に努めます。 9 8.雇用促進プランの体系 本プランについては、 継続的な雇用の場の創出と就労環境の整備という以下の2体系 により必要な施策を講じることとします。 (1)雇用創出・拡大に向けた産業の振興・活性化 (2)就労支援の充実・就労環境の整備推進 10 9.具現化へ向けた主な取組 (1)雇用創出・拡大に向けた産業の振興・活性化 ①既存産業の活性化 ・木更津市農業振興総合計画の推進 【農林水産課】 「農の絆で笑顔あふれる地域農業」を本市農業が実現すべき将来像として、本市 の農業を支える“ひとづくり”を基本に、持続可能な農業経営を目指す“ものづく り”を農業経営者や農業関係団体が相互の“コミュニケーション”で有機的につな げ農業振興施策に取り組むとともに、多様な主体の連携・協働によって本市の農業 振興を推進します。 ・木更津市商工業振興計画の推進 【商工観光課】 本市商業の将来像、 「地域に根ざした魅力ある商店・商店街づくり」、本市工業の 将来像、 「地域の特性を活かした工業振興」の実現を目指した商工業振興計画に基づ き、商工業の活性化を推進します。 ②戦略的な企業誘致の推進 ・企業誘致活動の継続実施 【産業立地課】 これまでも企業立地に伴う相談等の総合窓口を設け行ってきた企業誘致活動をい っそう促進するため、本市の現状と課題を整理し、戦略的に取り組むべく企業誘致 方針を策定します。 ・企業立地奨励金制度の継続実施 【産業立地課】 新規産業の創出及び産業の振興を図るため、一定の要件を満たした事業者へ奨励 金を交付します。 ・マッチング機能の強化、推進 【商工観光課、関係各課】 かずさアカデミアパーク内立地企業と地元企業との間で実施されているかずさア カデミアパークビジネスマッチング交流会に見られるような企業間連携や農商工連 携(あるいは6次産業化)等、それぞれの事業者が持つ経営資源を有効活用できる ような仕組みづくりを推進します。 ③行政活動を通した創業支援・雇用確保 ・多様な主体との連携による起業・創業支援 【商工観光課】 商工会議所、商工会等と連携し、起業・創業に関する講座、相談、融資等、総合 的にサポートし、起業・創業を支援します。 ・広報活動の推進による起業・創業支援 【商工観光課】 市ホームページや地域ポータルサイト等で、集約した空き店舗情報の発信、起業・ 創業関連のセミナーの紹介等情報提供に努めます。 11 ・新規進出企業等への協力要請 【商工観光課、関係各課】 新たに本市へ大規模小売店舗を設置する者が行う手続の中で、就労を希望する市 民の雇用に積極的に努めるよう依頼するなど、新規進出企業等へ協力要請します。 ・「民間委託提案制度」等の導入の検討 【総務行革課、関係各課】 企業・NPO 法人・市民活動団体等から民間開放が可能と思われる業務の提案を受 ける「民間委託提案制度」等の導入について検討を行います。 (2)就労支援の充実・就労環境の整備推進 ①求職者への就労支援 ・多様な主体が連携した就労支援 【商工観光課、関係各課】 ハローワーク木更津を軸とし、働く意欲のある者全員が活躍できるよう国や県の機関 と就労に関する各種支援に取組みます。 若年者への就労支援 ちば南部地域若者サポートステーションと連携した職業的自立をサポート ジョブカフェちばと連携した就労支援セミナーや就労支援イベントの開催 子育てをしながら就職活動をする方への支援 ハローワーク(マザーズコーナー)及び千葉県ジョブサポートセンターと 連携した就労支援セミナーの開催 中高年への就労支援 千葉県ジョブサポートセンターと連携した就労支援セミナーの開催 障害のある方への支援 地域自立支援協議会を核とした就労への一貫した支援と総合的な相談支援 体制の確立 ハローワーク・障害者就労・生活支援センター等関係機関との連携の強化 地元企業就職説明会の開催 地域の学生を対象にした地元企業の合同就職説明会実施へ向けた検討 ・広報活動による各種制度の周知・啓発 【商工観光課、関係各課】 市ホームページや地域ポータルサイト等を利用し、フリーター・ニートなどの若年 者・中高年齢者・ひとり親家庭の親など安定的な就職が困難な求職者や障害者の雇用 機会を図るため、トライアル雇用奨励金制度等の周知や高齢者雇用・障害者雇用に対 する啓発を企業等へ行い、働く意欲のある者の就労をサポートします。 12 ②キャリア形成・キャリアアップ支援 ・キャリア教育の推進 【学校教育課】 小学校での就業密着観察学習や中学校での職場体験学習を実施し、 勤労意欲や正しい 職業観の醸成に努めます。 ・インターンシップの促進 【商工観光課】 地域の学生を対象に、ものづくり中小企業の魅力を体験するインターンシップ等の実 施を検討します。 ・ものづくり体験教室等の推進 【商工観光課】 研究機関、教育機関、企業等による小中学生を対象とした「ものづくり体験」教室や 出前講座の開催を推進します。 ・職業訓練、研修等能力開発の促進 【商工観光課】 企業の人材ニーズに対応した知識・技能等の習得のため、君津郡市職業訓練校への支 援、国・県等関連機関が実施する職業訓練・研修等についての情報提供を行います。 ③推進体制の整備 ・庁内における支援体制の確立 【商工観光課】 市役所内部における連絡会を組織し、情報共有を図ります。 ・多様な主体との連携強化 【商工観光課】 雇用経済環境の変化に柔軟な対応ができるよう、また、働く意欲のある人の適性や能 力に応じて希望する就労ができるよう、国や県の機関をはじめ様々な機関との連携を 図ります。 ・人材バンク事業の検討 【商工観光課】 定年退職者をはじめとする経験豊富で就労意欲の高い中高年の方が地域社会へ参画 できるような仕組みづくりを検討します。 ・職業紹介事業実施の検討 【商工観光課】 職業紹介事業を行う地方自治体に対しハローワークの求人情報がオンラインで提供 可能となることを受け、当該事業の実施の適否を検討します。 ④安心して働ける環境づくり ・勤労者退職金等共済掛金補助事業の継続実施 【商工観光課】 中小企業に勤務されている方の福祉増進のため、一定の要件を満たした事業所へ納め た共済掛金の一部を補助します。 ・多様な働き方の周知・紹介 【商工観光課、関係各課】 仕事も人生も充実させられるように職場や社会環境を整えるワークライフバランス の取組事例等を市ホームページ等により情報提供を行います。また、正規雇用以外の 働き方として、シルバー人材センターを活用した就業機会と会員の拡大を図ります。 13 10.その他の資料 労働力人口の状況 0% 20% 就業者 完全失業者 40% 60% 80% 100% 15歳~19歳 20歳~24歳 25歳~29歳 30歳~34歳 35歳~39歳 40歳~44歳 45歳~49歳 50歳~54歳 55歳~59歳 60歳~64歳 65歳~69歳 70歳~74歳 75歳~79歳 80歳~84歳 85歳以上 総数 15歳~19歳 20歳~24歳 25歳~29歳 30歳~34歳 35歳~39歳 40歳~44歳 45歳~49歳 50歳~54歳 55歳~59歳 60歳~64歳 65歳~69歳 70歳~74歳 75歳~79歳 80歳~84歳 85歳以上 総数 家事 通学 その他 不詳 総数(労働力状態) 就業者 完全失業者 家事 通学 その他 不詳 6,417 937 135 51 5,078 63 153 5,955 3,675 413 310 1,169 62 326 7,138 5,175 480 825 57 81 520 8,343 5,910 416 1,333 31 124 529 10,616 7,740 473 1,641 24 157 581 8,657 6,480 376 1,207 14 116 464 7,633 5,944 280 949 1 102 357 7,637 5,928 247 1,034 2 131 295 9,057 6,425 346 1,668 3 287 328 11,005 6,320 417 2,628 2 1,222 416 9,625 3,539 264 2,644 5 2,753 420 7,187 1,634 102 2,041 5 3,089 316 5,415 771 24 1,469 8 2,862 281 3,728 318 14 890 2,309 197 3,114 144 4 502 4 2,346 114 111,527 60,940 3,991 19,192 6,403 15,704 5,297 (資料:22 年国勢調査) 14 木更津市における若年無業者※の推移 総数 割合 若年無業者数 平成 12 年度 33,243 696 2.09% 平成 17 年度 30,005 419 1.40% 平成 22 年度 27,853 330 1.18% (資料:各年国勢調査) ※若年無業者とは、 「15~34 歳の非労働力人口のうち、通学、家事を行っていない者」 新卒者の内定状況の推移 100.0 95.0 90.0 85.0 80.0 75.0 70.0 平成 平成 平成 15年 16年 17年 平成 18年 平成 19年 平成 20年 平成 21年 平成 22年 平成 23年 平成 24年 平成 25年 大学 80.1 79.8 84.6 87.5 88.6 88.8 90.6 82.2 81.5 81.2 85.2 短大 87.2 79.4 86.3 89.4 93.4 93.1 90.4 88.8 88.2 91.8 95.3 専修学校 89.0 91.8 92.3 92.2 91.9 92.7 91.4 86.5 88.4 90.4 91.0 高校 92.2 95.0 97.2 95.8 97.3 94.3 89.9 90.0 94.6 95.4 (%) 89.3 ※上記データ千葉労働局管内の状況です。 (資料:千葉労働局) 15 男女年齢別就業率 100.0 90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 (%) 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 歳 19 24 29 34 39 44 49 54 59 64 69 74 79 84 以 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 上 千葉県 男性 13.7 57.5 79.6 83.4 85.3 85.5 86.3 86.8 84.4 69.7 45.4 27.2 17.6 12.2 7.1 千葉県 女性 14.6 60.7 67.2 57.8 55.8 61.5 66.6 65.4 56.9 41.5 24.5 14.4 9.0 5.7 2.5 木更津市 13.3 64.4 81.8 84.1 85.8 86.4 87.3 88.6 84.6 71.8 47.5 28.9 18.9 13.0 7.3 男性 木更津市 16.2 58.8 62.3 56.2 58.3 62.3 67.2 65.5 56.7 43.8 26.1 16.8 10.2 5.5 女性 3.6 (資料:22 年国勢調査) 16 木 更 津 市 雇 用促 進 プ ラ ン 平成26年3月 発 行 木更津市 〒292-8501 千葉県木更津市潮見1丁目1番地 電話 (0438)23-8458 編 集 木更津市経済部商工観光課