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ML610Q340/ML610340
FJDL610Q340FULL_01 発行日:2010 年 1 月 7 日 ML610Q340/ML610340 音声機能付 8bit マイクロコントローラ ■ 概要 本 LSI は、8 ビット CPU nX-U8/100 を搭載し、タイマ、同期式シリアルポート、および音声出力機能等の多彩な周辺機 能を集積した高性能 CMOS 8 ビットマイクロコントローラです。 CPU nX-U8/100 は、3 段パイプラインアーキテクチャによる並列処置をすることで 1 命令 1 クロックの効率的な命令実 行が可能です。また、ML610Q340 はマスク ROM 同等の低電圧、低消費電力動作(読み出し時)を実現したフラッシュ メモリを搭載しており、携帯機器などの電池駆動アプリケーションに最適です。 さらに、オンチップデバッグ機能を搭載しているため、基板実装状態でのソフトウェアのデバッグや書き換えが可能で す。 ■ 特長 z CPU ― RISC 方式 8 ビット CPU (CPU 名称:nX-U8/100) ― 命令体系:16 ビット長命令 ― 命令セット:転送,算術演算,比較,論理演算,乗除算,ビット操作,ビット論理演算,ジャンプ,条件ジャンプ, コール・リターンスタック操作,算術シフトなど ― オンチップデバッグ機能を内蔵 ― 最小命令実行時間 0.244μs(@4.096MHz システムクロック) z 内部メモリ ― ML610Q340 96K バイトのフラッシュ ROM(48K×16 ビット)を内蔵(使用不可のテスト領域 1K バイトを含む) ― ML610340 96K バイトのマスク ROM(48K×16 ビット)を内蔵(使用不可のテスト領域 1K バイトを含む) ― 512 バイトの RAM(512×8 ビット)を内蔵 z 割込みコントローラ ― ノンマスカブル割込み 2 要因(内部要因:1、外部要因:1) ― マスカブル割込み 12 要因(内部要因:8、外部要因:4) z タイムベースカウンタ ― 低速側タイムベースカウンタ×1ch ― 高速側タイムベースカウンタ×1ch z ウォッチドッグタイマ ― オーバフロー1 回目はノンマスカブル割り込み、2 回目はシステムリセット ― フリーラン ― オーバフロー周期選択可能:4 種(125ms,500ms,2s,8s) z タイマ ― 8 ビット×2ch(16bit 構成も可能) 1/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 z 音声出力機能 ― 音声合成方式:4bit ADPCM2 / 8bit non-linear PCM / 8bit PCM / 16bit PCM ― サンプリング周波数:6.4/8/10.7/12.8/16/21.3/25.6/32 kHz z スピーカーアンプ ― 1W(5V 時) z 同期式シリアルポート ― マスタ/スレーブ選択可能 ― LSB/MSB ファースト選択可能 ― 8 ビット/16 ビット長選択可能 z 汎用ポート ― 入力専用ポート×4ch ― 出力専用ポート×4ch(2 次機能含む) ― 入出力ポート×4ch(2 次機能含む) z リセット ― RESET_N 端子リセット ― パワーオン検出リセット ― WDT オーバフローによる検出リセット z クロック ― 低速側クロック 内部分周(高速側クロックの 1/128) ― 高速側クロック 水晶/セラミック発振(4.096MHz)、外部クロック入力 z パワーマネジメント ― HALT モード:CPU の命令実行中断(周辺回路は動作状態) ― STOP モード:低速発振、および高速発振の停止(CPU および周辺回路は動作を停止) ― クロックギア:ソフトウェアにより高速システムクロックの周波数を変更可能(発振クロックの 1/1、1/2、1/4、1/8) ― ブロック制御機能:使用しない機能ブロック回路の動作をパワーダウン(レジスタリセット&クロック停止) z 出荷形態 ― 30 ピン SSOP ― 高速クロック:水晶/セラミック発振版 フラッシュ ROM 版 :ML610Q340-xxxMB(ブランク品:ML610Q340-NNNMB) マスク ROM 版 :ML610340-xxxMB ― 高速クロック:外部クロック入力版 フラッシュ ROM 版 :ML610Q340J-xxxMB(ブランク品:ML610Q340J-NNNMB) マスク ROM 版 :ML610340J-xxxMB xxx:ROM コード番号 z 動作保証範囲 ― 動作温度:-40℃~85℃ ― 動作電圧:VDD=2.2V~5.5V、SPVDD =2.3V~5.5V (全電源端子には、同一の電圧を供給する事) 2/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ■ ブロック図 ● ML610Q340ブロック図 図 1 に ML610Q340のブロック図を示します。 “*”は各ポートの 2 次機能又は 3 次機能です。 CPU (nX-U8/100) EPSW1~3 GREG 0~15 PSW Timing Controller On-Chip ICE ALU TEST ECSR1~3 LR DSR/CSR EA PC SP Instruction Decoder Instruction Register Data-bus VDD VSS RESET_N ELR1~3 Program Memory (Flash) 96Kbyte BUS Controller INT 1 RESET & TEST * SSIO RAM 512byte VPP SCK0 * SIN0 * SOUT0 Interrupt Controller OSC0 OSC1 INT 4 OSC LSCLK* OUTCLK* VDDL INT 2 Power INT 1 SPVDD SPVSS SG SPP SPM AOUT SPIN TBC INT 5 8bit Timer ×2 NMI P00 to P03 GPIO P20 to P23 P40 to P43 WDT INT 1 VOICECNT 図 1 ML610Q340 ブロック図 3/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ● ML610340 ブロック図 図 1 に ML610340 のブロック図を示します。 “*”は各ポートの 2 次機能又は 3 次機能です。 CPU (nX-U8/100) EPSW1~3 GREG 0~15 PSW Timing Controller On-Chip ICE ALU TEST ECSR1~3 LR DSR/CSR EA PC SP Instruction Decoder Instruction Register Program Memory (Mask) 96Kbyte BUS Controller Data-bus VDD VSS RESET_N ELR1~3 INT 1 RESET & TEST * SSIO RAM 512byte SCK0 * SIN0 * SOUT0 Interrupt Controller OSC0 OSC1 LSCLK* OUTCLK* VDDL INT 2 Power INT 1 SPVDD SPVSS SG SPP SPM AOUT SPIN INT 4 OSC RC32K INT 1 TBC 8bit Timer ×2 INT 5 NMI P00 to P03 GPIO P20 to P23 P40 to P43 WDT VOICECNT 図 2 ML610340 ブロック図 4/24 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 VDD OSC0 OSC1 VDDL VPP P43 P42 P41 P40 VSS RESET_N TEST P03 P02 P01 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 P00 NMI P23 P22 P21 P20 VSS SG AOUT SPIN SPVDD SPVSS (NC) SPM SPP FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 端子配置 ● ML610Q340 SSOP パッケージ品の端子配置図 NC: No Connection 図3 ML610Q340 パッケージ品端子配置図 5/24 7 8 9 10 11 12 P42 P41 P40 VSS RESET_N TEST 15 6 P43 P01 5 (NC) 14 4 VDDL P02 3 OSC1 13 2 OSC0 P03 1 VDD 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 P00 NMI P23 P22 P21 P20 VSS SG AOUT SPIN SPVDD SPVSS (NC) SPM SPP FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ● ML610340 SSOP パッケージ品の端子配置図 NC: No Connection 図 4 ML610340 パッケージ品端子配置図 6/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 端子一覧 PAD No 1 次機能 2 次機能 3 次機能 端子名 I/O 機能 端子名 I/O 機能 端子名 I/O 機能 10,22 1 Vss VDD ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 4 VDDL ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 27 SPVSS ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 26 SPVDD ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 5 VPP* ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 12 11 2 3 24 TEST RESET_N OSC0 OSC1 AOUT Ι/Ο Ι Ι Ο Ο ⎯ ⎯ ⎯ P11 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ I ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 入力ポート ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 25 SPIN Ι ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 23 SG Ο ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 30 SPP O ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 29 SPM O ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 17 NMI I ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 16 P00/EXI0 I ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 15 P01/EXI1 I ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 14 P02/EXI2 I ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 13 P03/EXI3 I ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 21 20 19 18 9 P20/LED0 P21/LED1 P22/LED2 P23/LED2 P40 O O O O I/O マイナス側電源端子 プラス側電源端子 内部ロジック用電源端 子(内部発生) 内蔵スピーカーアンプ 用マイナス側電源端子 内蔵スピーカーアンプ 用プラス側電源端子 フラッシュ ROM 用電源 端子 テスト用入出力端子 リセット入力端子 高速クロック発振端子 高速クロック発振端子 LINE 出力 内蔵スピーカーアンプ へのアナログ入力 内蔵スピーカーアンプ の基準電源端子 内蔵スピーカーアンプ のプラス側出力端子 内蔵スピーカーアンプ のマイナス側出力端子 入力ポート、 ノンマスカブル割込み 入力ポート、 外部割込み 入力ポート、 外部割込み 入力ポート、 外部割込み 入力ポート、 外部割込み 出力ポート、LED 駆動 出力ポート、LED 駆動 出力ポート、LED 駆動 出力ポート、LED 駆動 入出力ポート LSCLK OUTCLK ⎯ ⎯ ⎯ O O ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ SIN0 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ I 8 P41 I/O 入出力ポート ⎯ ⎯ SCK0 I/O 7 6 P42 P43 I/O I/O 入出力ポート 入出力ポート ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ SOUT0 ⎯ O ⎯ 低速クロック出力 高速クロック出力 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ SSIO0 データ入力 SSIO0 同期クロック入 出力 SSIO0 データ出力 ⎯ *ML610Q340 時 7/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ■ 端子説明 1 次/ 端子名 I/O 説 明 2 次/ 論理 3次 電源 VSS — マイナス側電源端子です。 — — VDD — プラス側電源端子です。 — — VDDL — 内部ロジック用プラス側電源(内部発生)端子です。VSSとの間にコンデンサCL(測 定回路 1 参照)を接続します。 — — SPVSS — 内蔵スピーカーアンプ用マイナス側電源端子 — — SPVDD — 内蔵スピーカーアンプ用プラス側電源端子 — — VPP* — フラッシュ ROM 用電源端子 — — I/O テスト用入出力端子です。プルダウン抵抗が内蔵されています。 — 正 — 負 — — — — テスト用 TEST システム RESET_N I リセット入力端子です。この端子を”L”レベルにするとシステムリセットモードになり内部 が初期化され、その後端子を”H”レベルにするとプログラム実行を開始します。プルアッ プ抵抗が内蔵されています。 OSC0 I OSC1 O 高速クロック用水晶振動子接続端子です。 4.096MHz 水晶振動子(測定回路1 参照)を接続し、必要に応じVSS と の間にコンデンサCDH, CGH を接続します。 LSCLK O 低速クロック出力です。P20 端子の 2 次機能に割り付けられています。 2次 — OUTCLK O 高速クロック出力です。P21 端子の 2 次機能に割り付けられています。 2次 — I 汎用入力ポートです。 1次 正 O 汎用出力ポート。 1次 二次機能を持つので、二次機能を使用する場合、ポートとして使用できません。 正 汎用入力ポート P00~P03 汎用出力ポート P20~P23 汎用入出力ポート P40~P43 I/O 汎用入出力ポート。 二次機能を持つので、二次機能を使用する場合、ポートとして使用できません。 1次 正 8/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 1 次/ 端子名 I/O 論 2次 理 /3 次 説 明 同期シリアル(SSIO) SIN0 I 同期シリアルデータ入力端子です。P40 端子の 3 次機能に割り付けられています。 3次 正 SCK0 I/O 同期シリアルクロック入出力端子です。P41 端子の 3 次機能に割り付けられていま す。 3次 — SOUT0 O 同期シリアルデータ出力端子です。P42 端子の 3 次機能に割り付けられています。 3次 正 NMI I 外部ノンマスカブル割込み入力端子です。両エッジにて割込みが発生します。 1 次 正/ 負 EXI0~3 I 外部マスカブル割込み入力端子です。ソフトウェアにてビット毎に割込み許可と割込 みエッジ選択ができます。P00~P03 端子の 1 次機能に割り付けられています。 1 次 正/ 負 O LED 直接駆動が可能な NMOS オープンドレイン端子です。P20~P23 端子の 1 次機 1 次 正/ 能に割り付けられています。 負 O LINE 出力端子です。内蔵スピーカアンプを使用する場合は SPIN 端子と接続してく ださい。 — — SPIN I 内部スピーカーアンプのアナログ入力端子です。 — — SG O 内部スピーカーアンプの基準電圧出力端子です。 — — SPP O 内蔵スピーカーアンプのプラス側出力端子です。 — — SPM O 内蔵スピーカーアンプのマイナス側出力端子です。 — — 外部割込 LED 駆動 LED0~3 音声出力機能 AOUT *ML610Q340 時適用 9/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ■ 未使用端子処理 ●未使用端子の処理方法 端子 VPP RESET_N TEST SPVDD SPVSS AOUT SPIN SG SPP SPM P00~P03 P20~P23 P40~P43 推奨端子処理 オープン オープン オープン VSS VSS オープン オープン オープン オープン オープン VDDまたはVSS オープン オープン 【注意】 未使用の入力ポートおよび入出力ポートは、ハイインピーダンス入力設定状態で端子をオープンのままにしておく と消費電流が過大に流れる恐れがありますので、プルダウン抵抗付き入力モード/プルアップ抵抗付き入力モー ド、もしくは出力モードに設定することを推奨します。 10/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ■ 電気的特性 ●絶対最大定格 (VSS= SPVSS=0V) 項 目 記 号 条 件 定 格 値 単位 電源電圧 1 VDD Ta=25℃ -0.3~+7.0 V 電源電圧 2 SPVDD Ta=25℃ -0.3~+7.0 V 電源電圧 3 VDDL Ta=25℃ -0.3~+3.6 V 電源電圧 4 VPP Ta=25℃ -0.3~+9.5 V 入力電圧 VIN Ta=25℃ -0.3~VDD+0.3 V 出力電圧 VOUT Ta=25℃ -0.3~VDD+0.3 V 出力電流 1 IOUT1 ポート 4 系、Ta=25℃ -12~+11 mA 出力電流 2 IOUT2 ポート 2 系、Ta=25℃ -12~+20 mA 許容損失 PD Ta=25℃ 861 mW 保存温度 TSTG ― -55~+150 ℃ ●推奨動作条件 (VSS= SPVSS=0V) 項 目 動作温度 動作電圧 動作周波数(CPU) 高速水晶/セラミック 発振周波数 高速水晶発振 外付け容量 VDDL端子外付け容量 SG 端子外付け容量 記 号 条 件 範 囲 単位 TOP ― -40~+85 VDD ― 2.2~5.5 SPVDD ― 2.3~5.5 fOP ― 437k~4.2M Hz fXTH ― 4.0M , 4.096M Hz CDH CGH CL CSG ― ― ― ― 15~32 15~32 10±30% 0.1±30% ℃ V pF μF μF 11/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ●フラッシュメモリ動作条件 (VSS= SPVSS=0V) 項 目 記 号 動作温度 TOP VDD VDDL VPP CEP YDR 動作電圧 書き換え回数 データ保持年数 条 件 範 囲 単 位 0~+40 2.7~5.5 2.5~2.75 7.7~8.3 80 10 書き込み/消去時 書き込み/消去時 書き込み/消去時*1 書き込み/消去時*1 ― ― ℃ V 回 年 *1:フラッシュROM書き込み/消去時はVDDL端子に上記規定範囲の電圧を供給する必要があります。 VPP端子にはプルダウン抵抗を内蔵しています。 ●直流特性(1/5) (特に指定のない場合は、VDD=SPVDD= 2.2~5.5V, VSS= SPVSS=0V, Ta=-40~+85℃) 高速発振開始時間 TXTH ― Min. ― 規 格 値 Typ. 2 リセットパルス幅 リセットノイズ除去 パルス幅 パワーオンリセット発生 電源立ち上がり時間 PRST ― 100 ― ― PNRST ― ― ― 0.4 TPOR ― ― ― 10 項 目 記 号 条 件 Max. 20 単位 測定 回路 ms us 1 ms ●リセット VIL1 RESET_N VIL1 PRST RESET_N 端子リセット 0.9×VDD VDD 0.1×VDD TPOR パワーオンリセット 12/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ●直流特性(2/5) (特に指定のない場合は、VDD= SPVDD=2.3~5.5V, VSS= SPVSS=0V, Ta=-40~+85℃) 項 目 LINE アンプ出力負荷抵抗 記 号 RLA 条 件 1/2VDD出力時 Min. 10 VDDX 1/6 0.95x VDD/2 規 格 値 Typ. Max. ⎯ ⎯ ⎯ VDDX 5/6 1.05x VDD/2 単位 kΩ V LINE アンプ出力電圧範囲 VAD 出力負荷時 SG 出力電圧 VSG ― SG 出力抵抗 RSG ― 57 96 135 kΩ SPM、SPP 出力負荷抵抗 RLSP ― 8 ― ― Ω — 0.5 — W — 1 — W -50 — 50 mV PSPO1 スピーカアンプ出力電力 PSPO2 無信号時 SPM-SPP 間 出力オフセット電圧 SPVDD=3.3V,f=1kHz , RSPO=8Ω,THD≧10% SPIN 入力時 SPVDD=5.0V,f=1kHz , RSPO=8Ω,THD≧10% SPIN 入力時 VDD/2 測定 回路 V 1 SPVDD=3.0V, VOF SPIN-SPM 利得=+6dB , 8Ω 負荷時 13/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ●直流特性(ML610Q340) (特に指定のない場合は、VDD= SPVDD=2.2~5.5V, VSS= SPVSS=0V, Ta=-40~+85℃)(3/5) 項 目 記 号 条 消費電流 1 IDD1 CPU が STOP 状態 高速発振停止 消費電流 4 IDD4 CPU が 4.096MHz 動作状態 *1 水晶/セラミック発振状態 消費電流 5 IDD5 規 格 値 件 CPU が 4.096MHz 動作状態 水晶/セラミック発振状態*1 音声再生中(出力無負荷) Min. Typ. Max. Ta≦+40℃ ― 0.5 2.0 Ta≦+85℃ VDD=SPVDD =3.0V VDD=SPVDD =5.0V VDD=SPVDD =3.0V VDD=SPVDD =5.0V ― 0.5 8 ― 1.7 4 ― 2.2 4 単位 測定 回路 μA 1 mA ― 3 12 ― 8 12 1 * :4.096MHz水晶振動子CHC49SFWB(京セラ株式会社)を使用 ●直流特性(ML610340) (特に指定のない場合は、VDD= SPVDD=2.2~5.5V, VSS= SPVSS=0V, Ta=-40~+85℃)(3/5) 項 目 記 号 条 件 消費電流 1 IDD1 CPU が STOP 状態 高速発振停止 消費電流 4 IDD4 CPU が 4.096MHz 動作状態 *1 水晶/セラミック発振状態 消費電流 5 IDD5 CPU が 4.096MHz 動作状態 水晶/セラミック発振状態*1 音声再生中(出力無負荷) Min. 規 格 値 Max. Typ. Ta≦+40℃ ― 0.5 2.0 Ta≦+85℃ VDD=SPVDD =3.0V VDD=SPVDD =5.0V VDD=SPVDD =3.0V VDD=SPVDD =5.0V ― 0.5 8 ― 0.75 4 ― 1.5 4 単位 測定 回路 μA 1 mA ― 3 12 ― 8 12 1 * :4.096MHz水晶振動子CHC49SFWB(京セラ株式会社)を使用 14/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ●直流特性(4/5) (特に指定のない場合は、VDD=SPVDD= 2.2~5.5V, VSS= SPVSS=0V, Ta=-40~+85℃) 項 目 出力電圧 1 (P20~P23) (P40~P43) 出力電圧 2 (P20~P23) 記 号 条 件 規 格 値 Min. Typ. Max. ― ― VOH1 IOH1=-0.5mA VDD -0.5 VOL1 IOL1=+0.5mA ― ― 0.5 ― ― 0.5 ― ― 0.5 VOL2 (LED駆動モード 選択時) IOL2=+5mA VDD≧2.2V IOL2=+8mA VDD≧2.3V 出力リーク (P20~P23) (P40~P43) IOOH VOH=VDD(ハイインピーダンス時) ― ― 1 IOOL VOL=VSS(ハイインピーダンス時) -1 ― ― 入力電流 1 (RESET_N) IIH1 VIH1=VDD 0 ― -1 IIL1 VIL1=VSS -1500 -300 -20 IIH2 VIH2=VDD(プルダウン時) 2 30 250 IIL2 VIL2=VSS(プルアップ時) -250 -30 -2 IIH2Z VIH2=VDD(ハイインピーダンス時) ― ― 1 IIL2Z VIL2=VSS (ハイインピーダンス時) -1 ― ― IIH3 VIH3=VDD 20 300 1500 IIL3 VIL3=VSS -1 ― ― 入力電流2 (NMI) (P00~P03) (P40~P43) 入力電流 3 (TEST) 単位 測定 回路 V 2 μA 3 μA 4 1 * :ML610Q340 のみ 15/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ●直流特性(5/5) (特に指定のない場合は、VDD=SPVDD= 2.2~5.5V, VSS= SPVSS=0V, Ta=-40~+85℃) 項 目 入力電圧 1 (RESET_N) (TEST) (NMI) (P00~P03) (P11) (P40~P43) ヒステリシス幅 (RESET_N) (TEST) (NMI) (P00~P03) (P11) (P40~P43) 入力端子容量 (NMI) (P00~P03) (P11) (P40~P43) 記 号 条 規 格 値 件 Min. Typ. Max. VIH1 ― 0.7 ×VDD ― VDD VIL1 ― 0 ― 0.3 ×VDD ΔVT ― 0.05 ×VDD ― 0.4 ×VDD CIN f=10kHz Vrms=50mV Ta=25℃ ― ― 10 単位 測定 回路 V 5 pF ― ●ヒステリシス幅 入力信号 ΔVT VDD VSS 内部信号 VDDL VSS 16/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ●測定回路 測定回路 1 CGH OSC0 CDH P11/OSC1 4.096MHz 水晶振動子 VDD SPVDD VDDL SG VSS SPVSS A CV CL CSG 測定回路 2 (注2) VIH 出力端子 VIL 入力端子 (注1) VDD VDDL SPVDD VSS V SPVSS (注1) 指定の状態にする入力ロジック (注2) 指定の出力端子について繰り返す 17/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 測定回路 3 (注2) VIH 出力端子 入力端子 VIL VDD VDDL SPVDD VSS A SPVSS (注1) 指定の状態にする入力ロジック (注2) 指定の出力端子について繰り返す 測定回路 4 (注3) 出力端子 入力端子 A VDD VDDL SPVDDVSS SPVSS (注3) 指定の入力端子について繰り返す 測定回路 5 VIH VDD VDDL SPVDDVSS 波形観測 出力端子 VIL 入力端子 (注1) SPVSS (注1) 指定の状態にする入力ロジック 18/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ●交流特性(外部割込み) (特に指定のない場合は、VDD= SPVDD=2.2~5.5V, VSS= SPVSS=0V, Ta=-40~+85℃) 項 目 外部割込み無効期間 記 号 TNUL 条 件 割込み許可 (MIE=1) CPU は NOP 動作 規 格 値 Min. Typ. Max. 2.5× sysclk ― 3.5× sysclk 単位 μs P00~P03 (立ち上がりエッジ割込み) tNUL P00~P03 (立ち下がりエッジ割込み) tNUL NMI, P00~P03 (両エッジ割込み) tNUL 19/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ●交流特性(同期式シリアルポート) (特に指定のない場合は、VDD= SPVDD=2.2~5.5V, VSS= SPVSS=0V, Ta=-40~+85℃) 項 目 記 号 SCK 入力サイクル (スレーブモード) SCK 出力サイクル (マスタモード) SCK 入力パルス幅 (スレーブモード) SCK 出力パルス幅 (マスタモード) SOUT 出力遅延時間 (スレーブモード) SOUT 出力遅延時間 (マスタモード) 条 tSCYC 単位 Min. Typ. Max. 高速発振停止時 10 ― ― μs 高速発振時 500 ― ― ns ― ― SCK*1 ― s 高速発振停止時 4 ― ― μs tSCYC tSW 規 格 値 件 200 ― SCK*1 SCK* SCK* ×0.4 ×0.5 ×0.6 高速発振時 ― 1 ns 1 tSW ― tSD ― ― ― 180 ns tSD ― ― ― 80 ns tSS ― 50 ― ― ns tSH ― 50 ― ― ns s SIN 入力 セットアップ時間 (スレーブモード) SIN 入力 ホールド時間 *1:シリアルポート 0 モードレジスタ(SIO0MOD1)のS0CK3~0 により選択されたクロック周期 tSCYC tSW tSW SCK0* tSD tSD SOUT0* tSS tSH SIN0* *:ポートの 2 次機能を示す。 20/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ■ パッケージ外形図 (単位: mm) 表面実装型パッケージ実装上のご注意 表面実装型パッケージは、リフロー実装時の熱や保管時のパッケージの吸湿量等に大変影響を受けやすいパッケー ジです。 したがって、リフロー実装の実施を検討される際には、その製品名、パッケージ名、ピン数、パッケージコード及び希望 されている実装条件(リフロー方法、温度、回数)、保管条件などを当社販売窓口まで必ずお問い合わせください。 本 LSI の熱抵抗値(例)について以下に示します。基板の大きさや層数により熱抵抗値(θJa)が変わります。 表 B-1 100% ダイパッド露出部分接地面積 JEDEC PCB (W/L/t=76.2/114.5/1.6(mm)) PCB Layer 4層 空冷条件 無風時(0m/sec) 熱抵抗値(θJa) 45[℃/W] 0.818[W] チップの消費電力 PMax OutputPower 1W (5V)時 0.283[W] チップの消費電力 PMax OutputPower 0.5W (3.3V)時 本 LSI の TjMax は 125℃です。TjMax は以下の式で表されます。 TjMax=TaMax + θJa×PMax 21/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 田付け部端子存在範囲図(参考データ)を以下に示します。 パッケージ裏面のダイパッドは、放熱のためにオープンもしくはVSS状態の基板と接続してください。 図 B-2 22/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 ■ 改版履歴 ドキュメント No. FJDL610Q340FULL-01 ページ 発行日 2010.1.7 変更内容 改版前 改版後 ― ― 初版発行 23/24 FJDL610Q340FULL-01 ML610Q340/340 本資料ご利用に際してのお願いと注意事項 本資料の一部または全部をラピスセミコンダクタの許可なく、転載・複写することを堅くお断りします。 本資料の記載内容は改良などのため予告なく変更することがあります。 本資料に記載されている内容は製品のご紹介資料です。ご使用にあたりましては、別途仕様書を必ずご請求のうえ、ご確認く ださい。 本資料に記載されております応用回路例やその定数などの情報につきましては、本製品の標準的な動作や使い方を説明す るものです。したがいまして、量産設計をされる場合には、外部諸条件を考慮していただきますようお願いいたします。 本資料に記載されております情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、万が一、当該情報の誤り・誤植に起因す る損害がお客様に生じた場合においても、ラピスセミコンダクタはその責任を負うものではありません。 本資料に記載されております技術情報は、製品の代表的動作および応用回路例などを示したものであり、ラピスセミコンダク タまたは他社の知的財産権その他のあらゆる権利について明示的にも黙示的にも、その実施または利用を許諾するものでは ありません。上記技術情報の使用に起因して紛争が発生した場合、ラピスセミコンダクタはその責任を負うものではありませ ん。 本資料に掲載されております製品は、一般的な電子機器(AV 機器、OA 機器、通信機器、家電製品、アミューズメント機器な ど)への使用を意図しています。 本資料に掲載されております製品は、「耐放射線設計」はなされておりません。 ラピスセミコンダクタは常に品質・信頼性の向上に取り組んでおりますが、種々の要因で故障することもあり得ます。 ラピスセミコンダクタ製品が故障した際、その影響により人身事故、火災損害等が起こらないようご使用機器でのディレーティ ング、冗長設計、延焼防止、フェイルセーフ等の安全確保をお願いします。定格を超えたご使用や使用上の注意書が守られ ていない場合、いかなる責任もラピスセミコンダクタは負うものではありません。 極めて高度な信頼性が要求され、その製品の故障や誤動作が直接人命を脅かしあるいは人体に危害を及ぼすおそれのある 機器・装置・システム(医療機器、輸送機器、航空宇宙機、原子力制御、燃料制御、各種安全装置など)へのご使用を意図し て設計・製造されたものではありません。上記特定用途に使用された場合、いかなる責任もラピスセミコンダクタは負うものでは ありません。上記特定用途への使用を検討される際は、事前にローム営業窓口までご相談願います。 本資料に記載されております製品および技術のうち「外国為替及び外国貿易法」に該当する製品または技術を輸出する場合、 または国外に提供する場合には、同法に基づく許可が必要です。 Copyright 2009 - 2011 LAPIS Semiconductor Co., Ltd. 〒193-8550 東京都八王子市東浅川町 550-1 http://www.lapis-semi.com/jp/ 24/24