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Professional Recovery User`s Manual

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Professional Recovery User`s Manual
Professional Recovery User’s Manual
復旧天使 Professional 基本ユーザーマニュアル
復旧天使 Professional Ver6
!
ご注意下さい
本ソフトウェアは自動データ分析、データ修正等の機能を備えており、
使い方を誤るとデータが損傷する場合があります。
実際にデータ復旧作業を行う際は、本ソフトウェアの扱いに習熟した
上で、データのバックアップを取る等の安全対策を講じてからご使用
下さい。
LIVEDATA Co., Ltd.
1
目次
目次
01
復旧天使Professionalのインストール
02
1.インストール環境
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
02
2.インストールファイルのダウンロード
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
02
3.インストール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
02
ライセンスの登録方法
03
1.購入ライセンスを確認する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
03
2.ライセンスを登録する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
03
ソフトウェア管理
04
1.ソフトウェアの起動
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
04
2.アンインストール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
04
3.ソフトウェア管理をアンインストールする
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
04
基本的な操作方法
05
1.起動画面
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
05
2.ソフトウェア設定
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
05
3.ストレージ操作
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
06
4.ディスクパーティション
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
09
5.エクスプローラー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11
6.ディスクONディスク
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
消失データのスキャン
15
仮想RAIDボリュームの構築方法
16
1.自動での仮想RAID構築
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16
2.手動での仮想RAID構築
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
暗号化NASの復旧
19
1.準備
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
2.復号化の手順
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
HEXエディタ
23
復旧天使 Professional のインストール
1.インストール環境
対応OS
Windows:Windows NT Ver5.1以降
Macintosh:MacOSX 10.9以降
Linux:Ubuntu9.10(互換含)以降
作業用コンピュータの推奨構成
サポートされているOSの64bit版
1GB以上の空きディスク容量
4GB以上のRAM
Webブラウザ
2.インストールファイルのダウンロード
復旧天使サイト(http://www.recovery-angel.jp/download.html)からダウンロードすることができます。
3.インストール
復旧天使 Professional Ver5 からのアップデートの場合、旧バージョンをアンインストールしなくともインストールは
可能です。※マック環境でインストールできない場合は、旧バージョンのファイル名変更等が必要です。
[インストール手順]
① ダウンロードした圧縮ファイルを解凍して、インストールプログラムを実行します。
インストーラーが起動したら、表示内容を確認して「次へ」をクリックします。
② 表示されている重要情報を確認します。
内容を全て確認し理解したら「上記の情報を確認し理解しました」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
③ エンドユーザー使用許諾契約内容を確認します。
内容をすべて確認し同意する場合は「上記エンドユーザー使用許諾契約の内容を確認し同意します」にチェックを
入れて「次へ」をクリックします。
④ ソフトウェアのインストール先を選択します。
表示されている場所で問題なければ「次へ」をクリックします。
インストール先を変更する場合は「参照」をクリックしてインストールする場所を指定して下さい。
⑤ 完了画面が表示されたら、ソフトウェアのインストール作業は終了です。
2
ライセンスの登録方法
1.購入ライセンスを確認する
① 復旧天使Webサイト(http://www.recovery-angel.jp)にアクセスして、TOPページのログインボタンをクリックし
ログイン画面で「復旧天使ID」と「パスワード」を入力してログインします。
② ログインが完了するとログインボタンに会員IDが表示されるので、下図の位置にあるマイページをクリックします。
001
③ 表示されている購入ライセンスの中から登録する認証コードを選択し、ショートカットキーでコピーします。
※マウスの右クリック(Windowsの場合)によるコピーはできません。
2.ライセンスを登録する
① インストールした復旧天使の体験版を起動します。
② 起動画面の右上にある「ライセンス」ボタンをクリックします。
002
③ライセンス登録画面にユーザー名を入力し、認証コード欄に先ほどコピーした認証コードを貼り付けて
「ライセンス登録」ボタンをクリックします。
※マウス操作での貼り付けはできません。
003
④ 登録完了メッセージが表示されたら完了です。
ライセンスが登録できない場合
入力した認証コードが誤っているか、異なるエディションに登録しよう
004
としている可能性があります。
もう一度入力した認証コードと起動している復旧天使のエディションを
確認して下さい。
3
ソフトウェア管理
1.ソフトウェアの起動
スタート画面のプログラムリスト等から行います。
005
2.アンインストール
ソフトウェア管理の画面でソフトウェアを指定して、「アンインストール」ボタンをクリックします。
006
3.ソフトウェア管理をアンインストールする
復旧天使ソフトウェアを全てアンインストールをすると、ソフトウェア管理自体をアンインストールすることができる
ようになります。
※ソフトウェア管理の起動画面に復旧天使ソフトウェアが表示されている状態では、ソフトウェア管理をアンインス
トールするボタンは表示されません。
画面左下に「復旧天使ソフトウェア管理を削除」ボタンが表示されたら、クリックしてアンインストールして下さい。
復旧天使ソフトウェア管理の提供について
復旧天使ソフトウェア管理は単体のプログラムとしてご提供はしていません。
再インストールする場合は、復旧天使Standard/Standard RAID/Professionalの何れかのインストールを
行ってください。
4
基本的な操作方法
1. 起動画面
復旧天使を起動すると、メインメニュー、アイコンリスト、設定画面などのメイン画面が表示されます。
画面左がストレージリスト、右に設定シートが表示されます。
007
2. ソフトウェア設定
008
ソフトウェア設定
デフォルト設定でも使用できます。設定は後から変更することもできます。
起動画面メインメニューの「設定」アイコンをクリックしてソフトウェア設定タブを表示し、変更します。
変更した設定は直ちに反映されます。
(1) 一時ファイルの保存先
保存先として指定した場所に一時ファイルを書き込みます。
「ファイルの実行方法」の設定を「一時ファイル」を保存に設定している場合に使用されます。
(2) 16進数ビューア
16進ビューアのエンコード指定やクリップボードでコピーする最大バイト数と16進エディターのアンドゥ用バイト
数も設定します。
5
6
基本的な操作方法
(3) エクスプローラー
1ページで表示するオブジェクト数と、1回の検索で表示される最大検索結果数を設定します。
数値を少なく指定することで、メモリーの節約や速度向上が期待できます。
ファイルをソフトウェアで開く場合の実行方法を選択できます。
(4) データの保存
スキャンしたデータを保存する際の設定を行います。
(5) RAIDデフォルト
仮想RAID機能に関する設定項目です。
3. ストレージ操作
復旧天使Professionalを起動すると、画面左には「ローカルディスク」と「接続されたストレージ」表示されます。
「接続されたストレージ」には、イメージファイルや仮想RAIDボリュームも含め、復旧天使で開いている全てのストレージが
表示されます。
画面右には、選択したストレージのプロパティタブが表示されます。
009
起動画面メインメニュー
010
ストレージを開きます。
(a) イメージファイルまたは仮想ディスク
保存したイメージファイルや仮想ディスクを指定して開きます。
保存してあるRAID設定を開くと、作成した仮想RAIDボリュームも開くことができます。
(b) チャンクファイルのディスクイメージ
チャンクファイルのディスクイメージを開きます。
(c) デバイス
デバイス名を指定して物理ストレージを開きます。
Windowsでは、マウントポイントを指定してボリュームを開くことができます(例:‘E:’)。
※物理ドライブにアクセスするには、管理者権限で実行する必要があります。
基本的な操作方法
011
ストレージの表示を更新します。
ストレージのリストをリセットし、再スキャンを行います。
復旧天使起動後にドライブを追加で接続した場合などに使用します。
012
仮想RAIDボリュームを作成します。
詳細は「仮想RAIDの構築」を参照して下さい。
013
以下の機能を使用できます。
(a) ストレージの比較
選択した複数のストレージの内容を、16進数ビューア画面で同時に比較することができます。
比較結果が異なる部分には、分かりやすくコードに色が表示されます。
(b) ストレージの同時検索
選択した数のストレージから、まとめてコードを検索することができます。
ディスクごとにタブを開いて検索する必要がないため、効率よく作業を行えます。
(c) パリティ計算
選択したディスクからパリティ計算してパリティストレージを構築します。
(d) ストレージの結合
選択したストレージを結合して、バイト単位で削除する等の編集を行うことができます。
7
基本的な操作方法
014
015
起動画面ツールバー
消失データのスキャン
削除等により消失したデータのスキャンを行います。詳細は「消失データのスキャン」を参照して下さい。
016
パーティション管理
パーティションに対する様々な操作を行います。詳細は「ディスクパーティション」を参照して下さい。
017
イメージバックアップ
指定したディスクのイメージファイルを作成します。
[作成手順]
①「イメージバックアップ」アイコンをクリックします。
②「データ範囲の指定」画面で入力値を確認して「保存」をクリックします。
※デフォルトの数値で変更する必要はありません。
③「ディスクイメージを名前をつけて保存」画面で、保存先の指定とファイル名を入力して「保存」をクリックします。
④「表示」タブに切り替わり、イメージファイルの作成を開始します。
⑤ ファイルの作成が完了したら、保存先にファイルが保存されているかを確認して作業終了です。
018
暗号化ストレージの復号化
NAS暗号化ボリュームの復号化を行います。詳細は「暗号化NASの復旧」を参照して下さい。
019
16進数ビューアで開く
指定したディスクやパーティションを16進数ビューアで開きます。
8
基本的な操作方法
020
プロパティ
ストレージのプロパティタブを表示します。
021
閉じる
指定したストレージを閉じることができます。
ストレージを閉じても「更新」で再度表示させることができます。
4.ディスクパーティション
復旧天使では「接続されたストレージ」の各Driveの下にそれぞれのパーティション情報が表示されます。
※サポートされていないパーティションは「不明なパーティション」と表示されます。
各パーティョンには、ファイルシステムの種類、ラベル/ID、開始セクター、サイズが表示されます。
各パーティションは、現在の状態が色で表示されます。
アクセス可能
問題がある可能性
問題あり
ファイルシステム認識不可
ファイルシステムのマウントポイントに関しての情報は表示されません。
例:ドライブC:は、単純に指定サイズのNTFSパーティションとして表示されます。
パーティションをダブルクリックすると、エクスプローラータブで中が開きます。
016
パーティション管理
削除したパーティションやファイルシステムの検索を行うことができます。
ドライブを指定して「パーティション管理」をクリックすると、パーティション管理タブが開きます。
このタブでは、削除したパーティションやファイルシステムの検索、手動で範囲を指定してパーティションを定義することが
できます。
9
10
基本的な操作方法
022
023
パーティション管理画面ツールバー
メタデータで検出されないパーティションを検索
パーティションやファイルシステムの検索を行うことができます。
検索パラメータ指定画面で、検索する場所とファイルシステムを指定して下さい。
ファイルシステムが認識されたら、ソフトウェアがリストにパーティションを自動的に追加します。
024
パーティションリストを保存
検索したパーティションは、パーティションリストとして保存することができます。
検索したパーティションはソフトウェア終了により消失しますので、リストは保存するようにして下さい。
025
パーティションリストを読み込む
保存したパーティションリストは、後で読み出すこともできます。
026
範囲を手動で指定
パーティションの範囲を手動で指定して、パーティションを定義することができます。
ソフトウェアがパーティションのパラメーターを自動で認識する場合があります。
11
基本的な操作方法
5. エクスプローラー
ディスクパーティションを選択すると、ソフトウェアがエクスプローラータブを開きます。
※ファイルシステムが不明な場合は16進数ビューアで表示されます。
エクスプローラーでは、ファイルやフォルダがリスト形式で表示されます。
各ファイルやフォルダの項目でソートすることもできます。
027
「クイック検索」パネルで、探しているファイル名の一部を指定します。
クイック検索は、文字列をファイル名の一部として使用し、現在のファイルシステムの大小文字区別設定をそのまま使用します。
028
フォルダを選択すると、フォルダが開かれます。
ファイルを選択すると「ソフトウェア設定」の16進ビューアによって開かれるか、あるいは一時フォルダにコピーしてからデ
フォルトプログラムによって開かれます。
029
エクスプローラータブツールバー
消失データのスキャン
030
削除等により消失したデータのスキャンを行います。詳細は「消失データのスキャン」を参照して下さい。
031
指定場所に保存する
復旧したいデータを指定した場所に保存します。以下の操作を実行できます。
(1) 指定場所に保存する
データを保存する場所とファイル名を指定して保存します。
(2) フィルタオプションによる保存
フィルタオプションで指定した条件のデータを保存します。
基本的な操作方法
032
データサイズの確認
指定したファイルやフォルダのサイズを確認します。以下の操作を実行できます。
(1) データサイズの確認
指定したファイルやフォルダのサイズを別タブを開いて表示します。
(2) フィルタオプションによるサイズ確認
フィルタオプションで指定した条件のデータサイズを別タブで開いて表示します。
033
選択の定義
ファイルリストとフォルダツリーがチェックボックスモードに変わり、保存するファイルやフォルダを選択できます。
ファイルやフォルダをチェックすると選択され、 チェックを外すと選択を解除します。
フォルダが選択されるとフォルダ内のファイルやフォルダは全て選択されますので、不要なファイルやフォルダがあ
ればチェックを外して下さい。
「選択をキャンセル」でチェックボックスモードを解除できます。
034
ファイルとフォルダの検索
「フィルタオプション」画面で条件を指定してデータを検索できます。
ファイル検索は現在ビューからスタートして全サブフォルダが確認されるまで行われ、検索可能最大数を超過し
たら検索が中止されます。
検索結果画面からもデータを指定して保存することができます。
12
基本的な操作方法
プレビュー画面を表示
035
プレビュー画面を画面下に表示します。
ファイルを選択するとデフォルトで表示されるプレビュー画面を再表示します。
036
プロパティを表示
指定したファイルやフォルダのプロパティを表示します。
ファイルやフォルダを保存する前に、データサイズを確認することができます。
ディスク上のファイルディスクリプターへ移動
037
16進数ビューアを表示して、ディスク上のファイルディスクリプターへ移動します。
038
ディスク上のデータの先頭へ移動
16進数ビューアを表示して、ディスク上のデータの先頭へ移動します。
039
16進数ビューアで開く
指定したファイルやフォルダを16進数ビューアタブで開きます。
040
ディスク上の位置をマーク
指定したファイルやフォルダのディスク上の位置をマークします。
041
ディスクイメージ形式で開く
指定したファイルやフォルダのディスクイメージとして開きます。
13
基本的な操作方法
6. ディスクONディスク
本機能を使用することにより、アクセスできない場所にある「仮想ディスク」や「ディスクイメージ」を開き、中にある
ファイルやフォルダをコピーすることができます。
●使用可能な仮想ディスク/ディスクイメージ
・仮想化ソフトウェアで作成された仮想ディスク
・ESX(i) VMFS パーティションにある仮想ディスク
・ホストOSがサポートしないパーティションにあるディスクイメージや仮想ディスク
・ディスクイメージの中にディスクイメージがある場合
ディスクONディスク機能のインダイレクションレベルには制限がありません。 だしそのRAID設定を保存することはできま
せん。
041
ディスクイメージ形式で開く
[使用方法]
① 復旧天使の起動画面からエクスプローラタブでストレージを開きます。
② エクスプローラ画面で、仮想ディスクやディスクイメージを探します。
③ 対象のファイルを選択し、ツールバーの「ディスクイメージ形式で開く」をクリックします。
④ ソフトウェアが指定したファイルをディスクイメージとして開きます。
ディスクイメージに対応可能な形式のファイシステムがあれば、開いて中を確認することができます。
※開いたディスクを仮想RAIDのコンポーネントとして使用することもできます。。ただしそのRAID設定を保存することはで
きません。
14
消失データのスキャン
15
削除データを復旧するには、データをスキャンする必要があります。
ツールバーの「消失データのスキャン」をクリックして、データのスキャンを行うことができます。
015
消失データのスキャン
① データをスキャンするドライブまたはパーティションを選択して、ツールバーの「消失データのスキャン」をクリックします。
② 新規で「復旧」タブが開き、データスキャンの詳細を設定する画面が表示されます。
選択したディスクやパーティションの情報が反映されますので、通常はデフォルトの設定で作業を行います。
通常スキャンに加えて拡張子別スキャンも行う場合は、「IntelliRAWスキャンの実行」にチェックを入れて下さい。
042
③「スキャンを開始」をクリックしてスキャンを開始します。
スキャン中は進捗画面が表示されます。全てのスキャンが完了するまでソフトウェアを終了せずにお待ち下さい。
④ スキャンが完了するとスキャン結果が表示されますので、確認したいパーティションをダブルクリックしてエクスプローラ
タブで開き、希望データが表示されているかを確認して下さい。
043
仮想RAIDボリュームの構築方法
RAID構成のストレージのデータ復旧作業を行うためには、最初に仮想RAIDボリュームを作成して、その作成したボリュームに対して作業する
必要があります。
復旧天使には仮想RAIDを自動で構築する機能がありますが、障害やディスクの状態によっては手動で仮想RAIDを構築しなければならない場合
もあります。
ここでは、自動および手動による仮想RAID構築の方法について基本的な事項をご案内します。
1.自動でのRAID構築
復旧天使を起動した段階で構築されますので、特別な操作は必要ありません。
(1) 自動RAID構築の設定方法
自動RAID構築機能はデフォルト設定でONになっています。
デフォルトの設定は「ソフトウェア設定」タブで確認することができます。
(2) RAIDの構築画面でRAIDを構築する方法
RAID構成ディスクを全て接続して復旧天使を起動しても、自動で仮想RAIDが作成されない場合は、ユーザー操作でRAID
パラメータをロードして仮想RAIDを構築する必要があります。
① 復旧天使の起動画面上部にあるメインメニューの中にある「RAID構築」ボタンを押して、RAID構築タブを開きます。
② 画面左に表示されたストレージの中から、接続したRAID構成ディスクを探します。
③ RAID構成ディスクの1つを右クリックして「RAID構成ディスクとして追加」を選択します。
※RAID構成ディスクをダブルクリックしても同じ操作となります。
④ 選択したディスクからRAIDパラメータが確認できる場合はメッセージが表示されますので、「はい」を選択します。
044
メッセージが表示されない場合
RAIDパラメータをロードするメッセージが表示されず、選択ディスクが画面左から右に移動するだけの場合は、ソフトウェアがパ
ラメータをロードできていません。RAID構成ディスクを確認して再度操作しても結果が変わらない場合は、全てのRAIDパラメータ
を手動で設定する必要があります(「3.手動でのRAID構築の手順」参照)
16
仮想RAIDボリュームの構築方法
⑤ パラメータがロードされ、ソフトウェアが自動でディスクの順番や各種RAIDパラメータを正しい値に設定します。
⑥ ツールバーの「この設定でRAIDを構築」をクリックして仮想RAIDを構築します。
045
この設定でRAIDを構築
⑦ 仮想RAIDが作成されていることを確認して下さい。
2.手動でのRAID構築
手動で仮想RAIDを構築する場合、RAID設定に必要な項目を全てユーザー側で指定する必要があります。
046
仮想RAID構築タブツールバー
① 起動画面上部のメインメニューにある「RAID構築」をクリックします。
012
② 画面左側の接続されたストレージ下に表示されているRAID構成ディスクの中から、ファイルシステムが表示されて
いるデータパーティションをダブルクリックして下さい。
③ RAIDパラメーターを自動でロードするか確認するメッセージが表示されたら、「いいえ」を選択します。
044
※メッセージが表示されない場合もあります。
※「はい」を選択してしまった場合、必要なRAIDコンポーネントが見つからない、というメッセージが出ますので、
もう一度ディスクを選択し直して下さい。
選択したディスクが画面右側に移動しますので、同じ操作を全てのRAID構成ディスクに対して行います。
17
仮想RAIDボリュームの構築方法
[故障ディスクがある場合]
ディスク故障で接続できないディスクがある場合は、残りのディスクのみで作業を行って下さい。
復旧天使Professional では、RAID5であれば1台、RAID6であれば2台までの故障に対応します。
※RAID0には対応できません。
ツールバーの「代替ディスク(プレースホルダー)を追加」をクリックして、故障ディスクを代替ディスクで補って下さい。
代替ディスクは欠損したディスクの数だけ必要です。
047
代替ディスク(プレースホルダー)を追加
④ ディスクの順番を正しく入れ替えます。
移動するディスクを選択して、ツールバーにある↓↑ボタンで位置を移動して正しい順番にして下さい。
048
⑤ 仮想RAID設定の項目で、RAIDパラメータを設定します。
RAIDパラメータは、RAIDの種類やメーカーによって異なります。
復旧天使では、RAIDパラメータに関するご案内や情報提供は行っておりません。
⑥ ツールバーの「この設定でRAIDを構築」をクリックして、仮想RAIDを構築します。
045
この設定でRAIDを構築
➆ 一度作成したRAIDボリュームのRAID設定を変更するには、作成したRAIDボリュームを右クリックしてコンテ
キストメニューにある「RAID構成情報の編集」を選択して下さい。
⑧ 作成したRAIDボリュームのRAID設定情報が表示されたら、変更したい項目のパラメータを変更してから、
ツールバーの「この設定でRAIDを構築」をクリックして仮想RAIDを作成して下さい。
手動でのRAID構築は、正しいRAIDパラメータの設定となるまで、これらの手順を繰り返し行う作業となります。
18
暗号化NASの復旧
1. 準備
復旧天使Professional に実装されている暗号化解除機能を使用することで、暗号化ボリュームを復号化して復旧作業を行うことができます。
暗号化ボリュームの復旧を行うためには、以下の条件が必要となります。
(1) 自動で仮想RAIDボリュームを作成できること
復旧天使を起動してもRAIDボリュームが表示されない場合、RAID構成の初期化やハードディスクの障害などが考えられます。
暗号化されたボリュームは仮想RAIDを構築しても「不明なパーティション」と表示されるため、自動での仮想RAID構築でなければ正しい
構成で構築することは困難です。
(2) 暗号化を解除するための復号化キー
暗号化ボリューム作成時に復号化キーを作成して保存している場合は、保存したキーを用意して下さい。
復号化キーがない場合は、暗号化キー抽出サービス(IODATA/Buffalo製品)またはデータ復旧サービスをご利用下さい。
[暗号化の確認方法]
暗号化されているディスクには、暗号化の表示を確認できる場合があります。
復旧対象ディスクを16進数ビューアで開き、以下の様な表示が確認できる場合は暗号化されていると判断されます。
049
2. 復号化の手順
(1) LANDISK/TeraStationの場合
① 暗号化ボリュームを選択します。
復旧天使Professionalを起動すると、自動的にRAIDボリュームが構成されますが、ボリュームが暗号化されているため
「不明なパーティション」として表示され、この状態ではパーティションを開いて中を確認できません。
050
19
暗号化NASの復旧
② ツールバーの「暗号化ストレージの復号化」をクリックします。
018
③ パラメータ設定を行い、暗号化キーを入力します。
「復号化パラメータの定義」画面が表示されたら「Slat」方式の項目を「Plain number、64bit」に設定します。
他の設定項目はデフォルト設定から変更しません。
暗号化キーの項目に用意したキーを入力(コピーアンドペースト等)してOKをクリックします。
051
④ 復号化されたボリュームが表示されます。
ボリュームに損傷が無ければ、パーティションを開くと正常にディレクトリ構造を表示します。
消失したデータを復旧する合は、そのままスキャンを行って下さい。
052
20
暗号化NASの復旧
(2) NetGear ReadyNASの場合
① 暗号化ボリュームを選択します。
復旧天使Professionalを起動すると、自動的にRAIDボリュームが構成されますが、ボリュームが暗号化されているため
「不明なパーティション」として表示され、この状態ではパーティションを開いて中を確認できません。
053
② ツールバーの「暗号化ストレージの復号化」をクリックします。
018
③ 使用する暗号化解除方法を選択する
接続したディスクの中からソフトウェアがLUKSの情報を検知した場合は、通常の復号化の方法に加えてLUKSに対応した
復号化の選択画面が表示されます。
この表示が出た場合は「LUKSメタデータを使用」を選択します。
054
従来の復号化を使用
21
暗号化NASの復旧
④ 暗号化キーを入力します。
「暗号化解除パスワードを指定」画面が表示されたら、用意したキーをコピーしてパスワードの入力欄に貼り付けます。
エンコードはデフォルト設定で構いません。
入力が完了したら、OKボタンをクリックします。
055
⑤ 復号化されたボリュームが表示されます。
ボリュームに損傷が無ければ、パーティションを開くと正常にディレクトリ構造を表示します。
消失したデータを復旧する合は、そのままスキャンを行って下さい。
056
22
23
HEXエディタ機能
!
ご注意下さい
ご注意下さい
本ソフトウェアは論理データ損傷を修正するソースドライ
・本ソフトウェアのデータ修正機能は、十分な復旧作業の
ブ修正機能を備えており、修正によりデータが損傷する可
経験を持つ作業者が、本ソフトウェアの扱いに習熟した
能性があります。
上でご利用下さい。
・作業前には、必ずデータのバックアップを取る等の安全
対策を行って下さい。
データの変更
「接続されたストレージ」下の各Driveを16進数ビューアで開くと、新規タブでディスクの内容が16進数で表示されます。
16進数表示画面上のツールバーにある「データの変更」をクリックすると、新たに赤いアイコンの編集モードタブが開き
ます。
キーボード入力によるデータ修正やクリップボードコピーによる修正も可能です。
編集機能はディスクに対してのみ使用可能です。RAIDボリュームやファイルに対する修正はできません。
LIVEDATA Co., Ltd.
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